JP4151623B2 - 磁気ヘッド装置および磁気記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気テープの走行方向に対して斜め方向に、複数の記録ヘッドによって同時に磁気信号を記録する磁気ヘッド装置、および磁気記録装置に関し、とくに複数のギャップを持つ薄膜マルチヘッドにより複数の記録トラックを同時記録し、同一のトラック幅で磁気信号を記録するように磁気テープの走行速度と回転ドラムの回転速度を設定した磁気記録装置に関する。
近年、薄膜磁気記録ヘッドにおいては、磁気記録媒体の大容量化を図るために、更なる高密度記録が求められ、狭トラック化に適した薄膜の磁気記録ヘッドが採用されるようになってきている。また、磁気テープの走行方向に対して斜め方向に磁気信号を記録するヘリカルスキャン方式での磁気記録再生装置では、回転ドラムに複数の記録ヘッドと複数の再生ヘッドを持つマルチヘッドを設けて、複数の記録トラックに同時に磁気信号を記録し、複数の記録トラックから磁気信号を同時に再生することができる。こうした磁気記録再生装置のマルチヘッドは、薄膜素子によるマルチギャップを有する記録素子(薄膜マルチヘッド)として構成されている。
薄膜マルチヘッドについては、例えば下記の特許文献1に記載がある。この特許文献1に記載された発明は、薄膜磁気記録ヘッドのマルチ化によって記録密度の高密度化を図ることを目的として、非磁性基板上に絶縁層を介して、所定のギャップが形成された一対の薄膜磁極、磁気シールド層の順に積層して構成した薄膜磁気記録ヘッドに、さらに上記積層方向に磁気シールド層、所定のギャップが形成された一対の薄膜磁極の順に積層するとともに、積層した複数の一対の薄膜磁極を積層方向に対してほぼ直交する方向(幅方向)にずらして形成したものであった。
この薄膜マルチヘッドの各記録ヘッドは、互いにギャップ方向に対して直交する方向にずれ、かつ1対の磁極の端部が積層方向から見てそれぞれ隣接する磁極とオーバラップするように形成されている。これにより、磁気テープ上に記録される記録トラックのトラック幅を各記録ヘッドの磁極の幅よりも小さくすることができ、記録密度の高密度化に貢献できる。
特開2002−216313号公報(段落番号〔0019〕〜〔0033〕、図2)
ところで、薄膜マルチヘッドでは、そこに形成される記録ヘッドの個数(N)を増やせば記録密度を高くして、記録データの高転送レート化を図ることができる。
しかし、記録ヘッドの個数Nを増やすには、薄膜マルチヘッドの膜数を大きくする必要があって、薄膜マルチヘッドを製造する薄膜プロセスにおいては、単一の薄膜マルチヘッドでその膜数を増やすにはコストが高くなるとともに、加工精度を確保して高密度に記録トラックを形成することが困難になるという問題があった。
また、薄膜マルチヘッドに記録ヘッドが高密度に設けられたとしても、その薄膜マルチヘッドを回転ドラムに搭載して、磁気テープに記録トラックを形成する磁気記録装置では、磁気テープの伸縮や走行時における揺らぎなどのために、薄膜マルチヘッドの各記録ヘッドの間で記録幅の精度が劣化すると、記録トラックのトラック幅に誤差(揺らぎ)が生じる。また、記録ヘッドの取り付け精度が低下した場合や、薄膜マルチヘッドを搭載している回転ドラムに揺らぎが生じた場合にも、記録トラックのトラック幅には同様の変動(揺らぎ)が生じる。
複数の再生ヘッドを持つマルチヘッドにおいて、このような記録トラックのトラック幅に揺らぎが生じると、磁気テープから正確に磁気情報を再生することが困難になるという問題もあった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、マルチヘッドにおける磁極位置の精度を低下させないで記録密度を高くして、記録データの高転送レート化を図るようにした磁気ヘッド装置を提供することを目的とする。
また、本発明の別の目的は、マルチヘッドにおける磁極位置の精度を低下させないで記録密度を高くして、記録データを高転送レート化しながらも磁気情報を正確に再生できるようにした磁気記録装置を提供することである。
本発明では、上記問題を解決するために、磁気テープの走行方向に対して斜め方向の記録トラックに、複数の記録ヘッドによって同時に磁気信号を記録する磁気ヘッド装置において、隣接するq本の記録トラックを同時に形成するq個の記録ヘッドをそれぞれ具備する第1群〜第m群のマルチヘッドを備え、前記各マルチヘッドでは、q個の前記記録ヘッドが前記磁気テープに対する走査方向に対して順にずれて配置され、前記磁気テープの走行方向側に配置された第1群の前記マルチヘッドは、当該マルチヘッドにより隣接して形成されたq本の記録トラックのすべてが同一のトラック幅Tpを有するように構成され、第1群の前記マルチヘッドを除く他の前記マルチヘッドは、当該マルチヘッドにより隣接して形成されたq本の記録トラックのうち、1個目およびq個目を除く前記記録ヘッドにより形成された記録トラックが同一のトラック幅Tpを有し、1個目およびq個目の前記各記録ヘッドにより形成された記録トラックが前記トラック幅Tp以上のトラック幅を有するように構成され、第1群〜第m群の記録トラックを同時に形成するように、前記マルチヘッドの隣り合う各群が、前記走査方向直交する方向に対して互いに式(1)で決められた距離Dだけずらして配置され、第1群の前記マルチヘッドを除く他の前記マルチヘッドでは、当該マルチヘッドによって形成される記録トラックのうち前記走行方向側に形成される記録トラックが前記トラック幅Tpより大きいトラック幅となるように、当該記録トラックを形成する前記記録ヘッドの磁極幅が外側に広く形成されていることを特徴とする磁気ヘッド装置が提供される。
D=Tp×q×(m×n+1) ……(1)
ただし、Tp>0、qおよびmは2以上の整数、nは0以上の整数である。
このような磁気ヘッド装置では、回転ドラムに取り付けて磁気テープをスキャンする際に、1回のスキャンで形成された記録トラックに対して、次のスキャンでは磁気テープに対してTp×q×mなる距離だけずれた位置に記録トラックを形成することで、記録トラックを隙間なく形成することができる。
また、本発明では、磁気テープの走行方向に対して斜め方向に、複数の記録ヘッドによって同時に磁気信号を記録する磁気記録装置において、前記磁気テープを所定の走行速度で走行させるテープ走行手段と、隣接するq本の記録トラックを同時に形成するq個の記録ヘッドをそれぞれ具備する第1群〜第m群のマルチヘッドからなる磁気ヘッド装置と、前記磁気ヘッド装置を搭載して前記磁気テープの走行速度に対して所定の回転速度で回転する回転ドラムとを備え、前記各マルチヘッドでは、q個の前記記録ヘッドが前記磁気テープに対する走査方向に対して順にずれて配置され、前記磁気テープの走行方向側に配置された第1群の前記マルチヘッドは、当該マルチヘッドにより隣接して形成されたq本の記録トラックのすべてが同一のトラック幅Tpを有するように構成され、第1群の前記マルチヘッドを除く他の前記マルチヘッドは、当該マルチヘッドにより隣接して形成されたq本の記録トラックのうち、1個目およびq個目を除く前記記録ヘッドにより形成された記録トラックが同一のトラック幅Tpを有し、1個目およびq個目の前記各記録ヘッドにより形成された記録トラックが前記トラック幅Tp以上のトラック幅を有するように構成され、第1群〜第m群の記録トラックを同時に形成するように、前記マルチヘッドの隣り合う各群が、前記走査方向と直交する方向に対して互いに式(2)で決められた距離Dだけずらして配置され、第1群の前記マルチヘッドを除く他の前記マルチヘッドでは、当該マルチヘッドによって形成される記録トラックのうち前記走行方向側に形成される記録トラックが前記トラック幅Tpより大きいトラック幅となるように、当該記録トラックを形成する前記記録ヘッドの磁極幅が外側に広く形成され、前記磁気ヘッド装置による1回のスキャンで形成された記録トラックに対して、次のスキャンでは前記磁気テープに対して式(3)で決められた距離Pだけずれた位置に記録トラックを形成するように、前記回転ドラムの回転速度および前記磁気テープの走行速度を設定したことを特徴とする磁気記録装置が提供される。
D=Tp×q×(m×n+1) ……(2)
P=Tp×q×m ……(3)
ただし、Tp>0、qおよびmは2以上の整数、nは0以上の整数である。
このような磁気記録装置では、磁気ヘッド装置の磁気テープに対する位置を記録トラックの幅方向に1スキャンごとに式(3)で決められた距離Pだけずらしながら記録していくことで、記録トラックが隙間なく形成される。
本発明によれば、1つのマルチヘッド内の記録ヘッド数を増加させることなく、同時に記録可能な記録トラック数を多くすることができる。従って、記録データの高転送レート化が図られながらも、特に薄膜プロセスによって形成した場合にその膜数を少なくして製造コストを低減することができ、しかも同時に形成されるトラックピッチを精度よく狭めることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明が適用される回転ヘッドドラム装置を具備する磁気記録再生装置における磁気テープの走行系の概略を示す図である。ここに図示した磁気記録再生装置は、走行する磁気テープに対して4個の記録ヘッドからなる2群のマルチヘッドを用いて、8チャネルの記録トラックに同時に磁気信号を記録するヘリカルスキャン方式の磁気ヘッド装置を備えている。
図1において、磁気記録再生装置1は、記録媒体として磁気テープ2を用いて信号の記録、および再生を行う装置であり、例えばコンピュータ装置用のデータ記憶装置(データストリーマ)などとして用いられる。この図1に示すように、磁気記録再生装置1は、斜め方向に走行する磁気テープ2に対して信号の書き込みと読み取りを行う回転ヘッドドラム装置3と、磁気テープ2を所定の速度で走行させるキャプスタン4およびピンチローラ5と、磁気テープ2の走行を補助する複数のテープガイド(TG)6a,6b,6c,6dおよび6eとによって構成されている。また、この磁気記録再生装置1に挿入されたカセットケース7は、磁気テープ2の巻き取りリール7aおよび供給リール7bを具備している。
回転ヘッドドラム装置3は、全体として平滑な外周面を有する円筒形をなし、回転ドラムとそのシャフトを回動自在に軸支する固定ドラムとに分割されている。また、回転ヘッドドラム装置3の外周面上には、複数チャネルの同時記録、同時再生が可能なマルチヘッド構造の再生ヘッド部と記録ヘッド部とが設けられ、各磁気ヘッドが回転ドラムの回転に伴ってその外周面上を走行する磁気テープ2の傾斜する複数トラックを同時に走査するように構成されている。
この磁気記録再生装置1において、磁気テープ2の記録、および再生が行われる際は、図1中下方から上方に向かって挿入したカセットケース7が、回転ヘッドドラム装置3の近接位置にセットされる。そして、回転ヘッドドラム装置3の回転ドラムが回転するとともに、ピンチローラ5、およびTG6a〜6eなどが図中上方に移動して磁気テープ2のローディング動作が行われ、磁気テープ2が回転ヘッドドラム装置3の外周面の一部に巻き付けられる。これとともに、キャプスタン4、および巻き取りリール7aが回転することにより磁気テープ2が走行して、回転ドラム上の各磁気ヘッドが磁気テープ2の表面を走査することによって信号の書き込みと読み取りが開始される。
図2は、回転ヘッドドラム装置における記録ヘッド、再生ヘッドの配置を示す回転ドラムの平面図である。本実施形態では、回転ドラム8の外周部に一例として再生ヘッド部9と記録ヘッド部10とが1つずつ、互いに180度対向する位置に設けられている。また、回転ドラム8の記録ヘッド部10は、後述する図3に示すような、8つの磁気ヘッドを1つのチップに形成した8チャネルマルチ記録ヘッドである。
これらの磁気ヘッドを配置した回転ドラム8の外周面に、磁気テープ2をヘリカル状に巻き付けて走行させることによって、磁気テープ2と接触している間に各磁気ヘッドが同時に8チャネル分の信号を所定間隔だけ離れた位置の2群の記録トラックに磁気記録することができる。
図3は、8本の記録トラックが同時に記録可能な記録ヘッド部の構成の一例を示す図である。
この図3において、記録ヘッド部10のヘッドチップは、2(=m)群のマルチヘッドを薄膜技術により一体に構成したマルチ記録ヘッドである。ここでは、それぞれ隣接配置された4(=q)個の磁気ヘッドH11〜H14が第1群のマルチヘッドを構成し、別の4個の磁気ヘッドH21〜H24が第2群のマルチヘッドを構成している。また、これらの2群のマルチヘッドは、記録ヘッド部10のヘッドチップ上で隣り合っており、かつ互いに下記の式(4)で決められた距離Dだけずらして配置されている。
D=Tp×q×(m×n+1) ……(4)
ただし、Tpは記録トラックのトラック幅を示し、Tp>0である。また、nは0以上の整数である。本実施の形態では、式(4)においてq=4、m=2、n=1に設定され、距離Dは12Tpとなる。
なお、これら各磁気ヘッドH11〜H14,H21〜H24は、ほぼU字状をしたコアの先端部が下部磁極と上部磁極となって一対の磁極を構成し、かつこれら一対の磁極間の間隙が磁気記録用のギャップとして形成されている。
以下、記録ヘッド部10の具体的構成について説明する。
この記録ヘッド部10は、そのヘッド走行方向の前方に当たる下部シールド11に、第1群の磁気ヘッドH11と第2群の磁気ヘッドH21が配置されており、下部シールド11上の積層方向における同レベルの他の部分には保護層12が形成されている。また、第1群の磁気ヘッドH12と第2群の磁気ヘッドH22は、磁気ヘッドH11,H21の右側の磁極端部に対して所定の重なり幅、例えば一定の幅αだけオーバラップする位置に、それぞれ記録方向に所定の厚みを有する中間シールド13を介して配置され、かつ同レベルの他の部分には保護層14が形成されている。ここで、磁気ヘッドH12,H22は互いに上記式(4)に示す所定の距離Dだけずれた位置に設けられている。
同様に、第1群の磁気ヘッドH13と第2群の磁気ヘッドH23は、磁気ヘッドH12,H22の右側の磁極端部に対して所定の重なり幅αだけオーバラップする位置に、それぞれ中間シールド15を介して配置され、かつ同レベルの他の部分に保護層16が形成されている。さらに、第1群の磁気ヘッドH14と第2群の磁気ヘッドH24も、磁気ヘッドH13,H23の右側の磁極端部に対して所定の重なり幅αだけオーバラップする位置に、それぞれ中間シールド17を介して同様に配置され、かつ同レベルの他の部分に保護層18が形成されていて、その上に上部シールド19が設けられている。ここで、磁気ヘッドH13とH23、および磁気ヘッドH14とH24はそれぞれ互いに上記(4)式に示す所定の距離Dだけずれた位置に設けられている。
なお、各磁気ヘッドH11〜H14,H21〜H24のギャップは互いに平行に形成されていて、かつ各中間シールド13,15,17の厚さも同一のものとする。
このようにして、記録ヘッド部10の各群の磁気ヘッドH11〜H14、H21〜H24は、それぞれ磁極端部が互いにその記録方向で所定の幅αの重なりをもって配置されている。そして、第1群のマルチヘッドでは磁気ヘッドH11〜H13が同じ磁極幅Wに形成され、4本目の記録トラックに磁気信号を記録する磁気ヘッドH14の磁極幅だけがWより狭い、記録トラックの記録幅Tp(=W−α)に等しい幅に形成されていることで、4本の記録トラックに磁気信号を記録することができる。
この結果、第1群のマルチヘッドでは、記録ヘッド部10の走行方向前方に位置する磁気ヘッドH11による記録トラックが、隣接する磁気ヘッドH12の記録トラックにより上書きされ、同様にその記録トラックが隣接する磁気ヘッドH13の記録トラックにより上書きされ、さらにそれが隣接する磁気ヘッドH14の記録トラックにより上書きされることになる。従って、第1群のマルチヘッドにより、同一の記録幅Tpを持つ4本の記録トラックが形成される。
これに対して、第2群のマルチヘッドでは磁気ヘッドH22およびH23が同じ磁極幅Wに形成され、1本目の記録トラックに磁気信号を記録する磁気ヘッドH21はさらに広い磁極幅(=W+β)に形成されている。また、4(=q)本目の記録トラックに磁気信号を記録する磁気ヘッドH24は、記録トラックの記録幅Tpより広い磁極幅(=Tp+γ)に形成されている。
この結果、第2群のマルチヘッドでは、この記録ヘッド部10の走行方向前方に位置する磁気ヘッドH21による記録トラックが、隣接する磁気ヘッドH22の記録トラックにより上書きされるが、その磁気ヘッドH21の磁極幅がWより広い幅(=W+β)に形成されているため、その記録トラックの幅は(Tp+β)となる。後述するように、この記録トラックの左端部は、この後に他の磁気ヘッドの端部により上書きされるので、Tpより広い記録幅としておくことで記録トラックを隙間なく形成することができる。
また、磁気ヘッドH22による記録トラックが隣接する磁気ヘッドH23の記録トラックにより上書きされ、さらにそれが隣接する磁気ヘッドH24の記録トラックにより上書きされるので、これらにより形成される記録トラックの幅はTpとなる。
そして、磁気ヘッドH24による記録トラックは、磁気ヘッドH23の記録トラックを上書きして、その磁極幅(Tp+γ)のままで記録される。後述するように、磁気ヘッドH24による記録トラックも、その後に他の磁気ヘッドの端部により上書きされるので、Tpより広い記録幅としておくことで記録トラックを隙間なく形成することができる。
また、上記のβおよびγの値は、各群のマルチヘッド内の隣接磁気ヘッドの重なり幅αと等しくなるように設計されることが望ましい。これにより、磁気ヘッドH21およびH24による記録トラックは、その後に他の磁気ヘッドの端部によって上書きされたときに、記録幅Tpに揃えられる。ただし実際には、βおよびγの値は、回転ドラム8や磁気テープ2の振動といった機械的な誤差などを考慮して、隙間なく記録トラックが形成されるように設定される。
なお、このようなヘッドチップでは、各磁気ヘッドH11〜H14,H21〜H24をいずれも所定のギャップGを挟んで成膜された一対のパーマロイ磁極を備えたシングルのリング型インダクティブヘッドとして構成できる。従って、次に説明するような薄膜プロセスによって作成することによって、各磁気ヘッドH11〜H14,H21〜H24では、記録幅Tpの精度を0.1μm程度に抑えることができる。
次に、薄膜技術を使って作成される複数の薄膜磁気ヘッドを備えたマルチヘッドについて説明する。
図4は、図3に示すマルチヘッドを構成する記録用ヘッドチップの一部分を示す平面図である。図示した記録用ヘッドチップ20では、4個の磁気ヘッドH11〜H14だけを示す。そして、これらの磁気ヘッドH11〜H14は磁気ギャップGと直交する方向にずれ、かつ各一対の磁極の互いに隣接する端部が重なるように配置された1群のマルチヘッドを構成している。この記録用ヘッドチップ20は、いずれも軟磁性体からなる一対の磁気コア21,22が非磁性体からなる磁気ギャップGを介して接合されるとともに、磁気コア21,22に図示しないコイルが巻装された薄膜磁気ヘッドを、アルチック(AlTiC)などのセラミクス基板23にインダクティブ型のマルチヘッドとして一体に形成したものである。
具体的な磁気ヘッドH11の構成では、セラミクス基板23上に第1の磁気ヘッド部材24からなる絶縁層を配置し、その上に磁気コア21を所定の幅に構成する下層ポール25が配置される。下層ポール25の上には、SiOや熱処理で硬化したフォトレジストで絶縁層26が形成され、図示しないコイルを形成したあと、所定のギャップGをもって上層ポールとなる磁気コア22が形成されている。
次の磁気ヘッドH12は、第2の磁気ヘッド部材27からなる絶縁層を介して、下層ポール25、絶縁層26の所定領域に一対の磁気コア21,22が同様に形成されている。なお、磁気ヘッドH13,H14についても同様であって、それらの説明は省略するが、記録用ヘッドチップ20の最上層には絶縁層28を介してセラミクス基板29が配置されている。
このように各磁気ヘッドH11〜H14が形成される部分は、その積層方向に対して直交する方向において一部であって、積層方向における同レベルの他の部分はそれぞれ非磁性体によって保護されている。
また、磁気コア21,22、磁気ヘッド部材24、および下層ポール25などは、高磁性体材料から成り、例えば、Ni−Fe(パーマロイ)、Si−Al−Fe(センダスト)、アモルファス鉄心材料(高透磁率薄帯)などが好適である。
ここでは、各磁気ヘッドH11〜H13が同じ磁極幅Wに形成され、磁気ヘッドH14の磁極幅がWより狭い幅Tp(=W−α)に形成されている。また、各磁気ヘッドH11〜H14は積層方向にずれているため、それぞれのコイルが互いに干渉することはない。従って、各磁気ヘッドH11〜H14は積層方向に対して直交する方向(幅方向)において、どのような位置関係にでも配設することができる。
そして、この記録用ヘッドチップ20において、各磁気ヘッドH11〜H14は、記録チャネルの幅方向にずらして配置され、かつ一対の磁極のそれぞれの端部が積層方向から見て隣接する側の端部が重なるように(オーバラップするように)して形成されている。従って、各磁気ヘッドH11〜H13によって形成される記録幅Tpは各磁気ヘッドH11〜H13の磁極幅Wよりも小さく形成され、各磁気ヘッドH14では記録幅Tpと同じ記録幅に形成される。なお、磁極幅Wは、例えば1.5μmに形成されている。また、記録幅Tpは0.2μmだけ狭く形成されている。
これにより、記録用ヘッドチップ20に接触して又は近接して走行する磁気テープに情報が記録されるとき、先ず、第1の磁気ヘッドH11により磁極幅W=1.2μmに等しいトラック幅の記録トラックが形成された後、α(=0.2μm)だけオーバラップされて第2の磁気ヘッドH12によりトラック幅1.2μmの記録トラックが形成されることになる。従って、最後に記録された記録トラック以外のトラック幅はすべてW=1.0μmとなり、より幅狭の記録トラックを形成することができる。
このような記録用ヘッドチップ20は、各磁気ヘッドH11〜H14が複数(マルチ)でありながら、それぞれ一対の磁極の幅方向でオーバラップするように配置したので、隣接する記録トラックでオーバライト動作が行われるから、それぞれのトラックピッチを実際の磁気ヘッドH11〜H14の磁極幅よりも小さくすることができ、記録密度の高密度化に貢献することができる。
次に、図1〜図3に示すような構成の磁気記録再生装置により記録される磁気テープ上のトラックパターンについて説明する。
図5は、磁気テープに傾斜して記録されるトラックパターンを示す図である。
図5において、記録幅Tpの記録トラックは、回転ドラムが回転すると同時に磁気テープ2が所定速度で走行するとき、記録ヘッド部10によって磁気テープ2上でその走行方向に対して斜め方向に、8(=q)本の記録トラックが同時に形成される。一点鎖線により示す記録ヘッド部10aおよび10bは、それぞれ回転ドラムの1回転前、1回転後における記録トラックに対する記録ヘッド部10の位置を示している。
いま、磁気テープ2の伸縮や走行時における揺らぎなどがないとして、理想的な記録トラックについて考える。
このとき、記録ヘッド部10の第1群のマルチヘッドで生成される4本の記録トラック(以下、第1群の記録トラックという。)と、第2群のマルチヘッドで生成される4本の記録トラック(以下、第2群の記録トラックという。)とは、12Tpだけずれた位置(すなわち8Tpだけ離れた位置)に形成される。
ここで、磁気テープ2の走行速度に対して、磁気記録再生装置の回転ドラム8を所定の回転速度に設定し、かつ磁気テープ2を所定の速度で走行させることによって、回転ドラム8の1回転目で各磁気ヘッドH11〜H14、H21〜H24により形成された8本の記録トラックに対して、回転ドラム8の2回転目には磁気テープ2に対して、下記の式(5)で決められる距離Pだけずらした位置にそれぞれ第1群、第2群の記録トラックを形成するようにする。
P=Tp×q×m ……(5)
本実施の形態では、式(5)においてq=4、m=2に設定され、距離Pは8Tpとなる。そうすると、図5の実線で示す第1群の記録トラックは、先行する1回転で形成された第2群の記録トラックに対して、その端部が幅βだけオーバラップした状態で隣接した位置に形成される。従って、記録ヘッド部10によって先行する1回転で形成された第2群の記録トラックは、その磁気ヘッドH21による記録幅(Tp+β)の記録トラックの左端部が上書きされることになって、すべてが同一の記録幅Tpとなる。
また、図5に実線で示す両群の記録トラックの間には、幅(4Tp−β−γ)の未記録領域が残されている。この未記録領域は、さらに回転ドラム8が1回転したときに形成される第1群の記録トラックが記録される領域となる。すなわち、この未記録領域への記録トラックの形成と同時に、それより2回転分先行して形成された第2群の記録トラックのうち、磁気ヘッドH24による記録幅(Tp+γ)の記録トラックの右端部と、1回転分先行して形成された(図5に実線で示す)第2群の記録トラックのうち、磁気ヘッドH21による記録幅(Tp+β)の記録トラックの左端部とが上書きされることになる。従って、β=γとなるように設定されれば、すべての記録トラックが記録幅Tpとなる。
こうして、記録ヘッド部10が所定間隔P(=8Tp)だけずれた位置に記録トラックを形成することで、順次に磁気テープ2上の未記録領域を埋めていくことができ、同一の記録幅Tpの記録トラックを磁気テープ2上に隙間なく形成できる。従って、実際には回転ドラム8への磁気ヘッドH11〜H14,H21〜H24の取り付け精度が低下し、あるいは回転ドラム8自体に回転時の揺らぎが生じた場合であっても、記録トラックのトラック幅には同様の変動(揺らぎ)が生じることになるが、上述したオーバラップの幅β,γを適宜に設定することで、磁気テープ2上に形成される記録トラックのトラック幅の揺らぎを低減して、記録トラックの幅を揃え、また記録トラック間に隙間が空くことを防止することができる。また、記録データの高転送レート化を図るために記録密度を高くした場合でも、磁気テープ2からの磁気情報を正確に再生できる。
以上の実施の形態では、8個の磁気ヘッドH11〜H14、H21〜H24を同一非磁性基板上に薄膜プロセスにより形成したので、回転ドラム8自体の回転振れ精度NRRO(0.1μm〜0.4μm)が誤差として加わったとしても、各磁気ヘッドが1チャネルずつ独立して配置されている場合や、マルチヘッド単位で個別に配置された場合に比べて、取り付け誤差や経時変化が生じない。しかも、各磁気ヘッドを2群に分けて薄膜マルチヘッドの膜数を少なくしたので、磁極位置の精度を高めることによって、その記録パターンの位置精度を高め、狭トラックピッチ(1.5μm以下)での磁気記録が容易となる。
さらに、上述した実施の形態の磁気ヘッド装置は、磁気ヘッドH11〜H14、H21〜H24を4個ずつ2群に分割して隣接配置しているが、1群の磁気ヘッド数が少なければ薄膜の積層枚数が少なくなるから、製造コストを低減でき、しかも磁極位置の精度を一層高めることができる。
なお、mが3以上の場合には、第1群および第m群のマルチヘッドについては上記と同様に形成し、それ以外の中間位置に配置されるマルチヘッドについては、中間位置のマルチヘッドによって形成される記録トラックのうち、先行する記録トラック側から1個目の磁気ヘッドの磁極幅を(Tp+α+β)とし、その反対側のq個目の磁気ヘッドの磁極幅をTpとすればよい。これにより、回転ドラムに揺らぎが生じた場合にも、特定の記録トラックが全て上書きされてしまう可能性や、記録トラック間に隙間が生じる可能性を低減することができる。要するに複数のマルチヘッドのうち、磁気テープ2上で他のマルチヘッドの磁気ヘッドにより磁気信号が上書きされるマルチヘッドでは、本来形成すべき記録トラックの幅よりも広い記録幅となるように、磁気ヘッドの磁極幅を外側に広く形成しておけば、トラック幅に生じる変動(揺らぎ)の影響を低減できる。
なお、上述した実施形態では、同一の記録用ヘッドチップ20に全ての磁気ヘッドを配置しているが、複数のヘッドチップにそれぞれのマルチヘッドを分割して配置してもよい。また、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、回転ドラム8に例えば複数の記録ヘッド部10を配置することによって、複数本の記録トラックをそれぞれ同一の記録幅Tpで形成するようにした場合でも、上述したものと同様の作用効果を奏することが可能である。例えば、回転ドラム8の外周面上に、回転軸を中心として180°対向する位置に2つの記録ヘッド部10を配置する。そして、各記録ヘッド部10の記録面が磁気テープ2をスキャンした後、次の他の記録ヘッド部10によるスキャンの際に、その磁気ヘッドが上式(5)で決められた距離Pだけトラック幅方向にずれた位置をスキャンするように設定することで、記録トラックを隙間なく形成していくことができる。
本発明が適用される回転ヘッドドラム装置を具備する磁気記録再生装置における磁気テープの走行系の概略を示す図である。 回転ヘッドドラム装置における記録ヘッド、再生ヘッドの配置を示す回転ドラムの平面図である。 8本の記録トラックが同時に記録可能な記録ヘッド部の構成の一例を示す図である。 図3に示すマルチヘッドを構成する記録用ヘッドチップの一部分を示す平面図である。 磁気テープに傾斜して記録されるトラックパターンを示す図である。
符号の説明
1……磁気記録再生装置、2……磁気テープ、8……回転ドラム、10……記録ヘッド部、11……下部シールド、12,14,16,18……保護層、13,15,17……中間シールド、19……上部シールド、H11〜H14,H21〜H24……磁気ヘッド

Claims (5)

  1. 磁気テープの走行方向に対して斜め方向の記録トラックに、複数の記録ヘッドによって同時に磁気信号を記録する磁気ヘッド装置において、
    接するq本の記録トラックを同時に形成するq個の記録ヘッドをそれぞれ具備する第1群〜第m群のマルチヘッドを備え、
    前記各マルチヘッドでは、q個の前記記録ヘッドが前記磁気テープに対する走査方向に対して順にずれて配置され、
    前記磁気テープの走行方向側に配置された第1群の前記マルチヘッドは、当該マルチヘッドにより隣接して形成されたq本の記録トラックのすべてが同一のトラック幅Tpを有するように構成され、
    第1群の前記マルチヘッドを除く他の前記マルチヘッドは、当該マルチヘッドにより隣接して形成されたq本の記録トラックのうち、1個目およびq個目を除く前記記録ヘッドにより形成された記録トラックが同一のトラック幅Tpを有し、1個目およびq個目の前記各記録ヘッドにより形成された記録トラックが前記トラック幅Tp以上のトラック幅を有するように構成され、
    第1群〜第m群の記録トラックを同時に形成するように、前記マルチヘッドの隣り合う各群が、前記走査方向と直交する方向に対して互いに式(1)で決められた距離Dだけずらして配置され、
    1群の前記マルチヘッドを除く他の前記マルチヘッドでは、当該マルチヘッドによって形成される記録トラックのうち前記走行方向側に形成される記録トラックが前記トラック幅Tpより大きいトラック幅となるように、当該記録トラックを形成する前記記録ヘッドの磁極幅が外側に広く形成されていることを特徴とする磁気ヘッド装置。
    D=Tp×q×(m×n+1) ……(1)
    (ただし、Tp>0、qおよびmは2以上の整数、nは0以上の整数)
  2. 前記各マルチヘッドでは、隣接する記録トラックが所定の幅だけ重なって形成されるようにq個の前記記録ヘッドが配置されていることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド装置。
  3. 前記走行方向側に配置された第1群の前記マルチヘッドでは、前記磁気テープ上に形成した記録トラックが当該マルチヘッド内の他の前記記録ヘッドにより上書きされることのない前記記録ヘッドだけが前記トラック幅Tpと等しい磁極幅を有し、
    前記走行方向側と反対側に配置された第m群の前記マルチヘッドでは、当該マルチヘッドによって形成される記録トラックのうち1本目およびq本目の記録トラックが前記トラック幅Tpより大きいトラック幅となるように、1個目およびq個目の前記記録ヘッドの磁極幅が外側に広く形成されている、
    ことを特徴とする請求項記載の磁気ヘッド装置。
  4. 第1群〜第m群の前記マルチヘッドは、所定のギャップが同一層に形成されたm対の薄膜磁極をそれぞれ磁気シールドを介してq層分だけ同一非磁性基板上に積層して形成されていることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド装置。
  5. 磁気テープの走行方向に対して斜め方向に、複数の記録ヘッドによって同時に磁気信号を記録する磁気記録装置において、
    前記磁気テープを所定の走行速度で走行させるテープ走行手段と、
    接するq本の記録トラックを同時に形成するq個の記録ヘッドをそれぞれ具備する第1群〜第m群のマルチヘッドからなる磁気ヘッド装置と、
    前記磁気ヘッド装置を搭載して前記磁気テープの走行速度に対して所定の回転速度で回転する回転ドラムと、
    を備え、
    前記各マルチヘッドでは、q個の前記記録ヘッドが前記磁気テープに対する走査方向に対して順にずれて配置され、
    前記磁気テープの走行方向側に配置された第1群の前記マルチヘッドは、当該マルチヘッドにより隣接して形成されたq本の記録トラックのすべてが同一のトラック幅Tpを有するように構成され、
    第1群の前記マルチヘッドを除く他の前記マルチヘッドは、当該マルチヘッドにより隣接して形成されたq本の記録トラックのうち、1個目およびq個目を除く前記記録ヘッドにより形成された記録トラックが同一のトラック幅Tpを有し、1個目およびq個目の前記各記録ヘッドにより形成された記録トラックが前記トラック幅Tp以上のトラック幅を有するように構成され、
    第1群〜第m群の記録トラックを同時に形成するように、前記マルチヘッドの隣り合う各群が、前記走査方向と直交する方向に対して互いに式(2)で決められた距離Dだけずらして配置され、
    1群の前記マルチヘッドを除く他の前記マルチヘッドでは、当該マルチヘッドによって形成される記録トラックのうち前記走行方向側に形成される記録トラックが前記トラック幅Tpより大きいトラック幅となるように、当該記録トラックを形成する前記記録ヘッドの磁極幅が外側に広く形成され、
    前記磁気ヘッド装置による1回のスキャンで形成された記録トラックに対して、次のスキャンでは前記磁気テープに対して式(3)で決められた距離Pだけずれた位置に記録トラックを形成するように、前記回転ドラムの回転速度および前記磁気テープの走行速度を設定したことを特徴とする磁気記録装置。
    D=Tp×q×(m×n+1) ……(2)
    P=Tp×q×m ……(3)
    (ただし、Tp>0、qおよびmは2以上の整数、nは0以上の整数)
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