JP2003105163A - ポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents
ポリプロピレン系樹脂組成物Info
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Abstract
外観、耐傷付き性を有し、かつ金型汚染性が抑制された
ポリプロピレン系樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】(a)高結晶性かつ高流動である特定のプ
ロピレン・エチレンブロック共重合体:20〜74重量
%、(b)特定のプロピレン・エチレンブロック共重合
体:5〜59重量%、(c)特定の高密度ポリエチレ
ン:3〜10重量%、(d)特定のエチレン・ブテン−
1共重合体および/またはエチレン・オクテン−1共重
合体:0〜12重量%、(e)タルク:15〜25重量
%、(f)特定のヒンダードアミン化合物:上記成分
(a)〜(e)100重量部に対し0.1〜2重量部お
よび(g)特定の脂肪酸金属塩:上記成分(a)〜
(e)100重量部に対し0.1〜2重量部を含有する
ポリプロピレン系樹脂組成物。
Description
樹脂組成物に関し、さらに詳しくは、2種類のプロピレ
ン・エチレンブロック共重合体、高密度ポリエチレン、
必要に応じてのエチレン・ブテン共重合体および/また
はエチレン・オクテン共重合体、タルク、ヒンダードア
ミン化合物および脂肪酸金属塩を含有し、耐傷付き性、
表面外観、射出成形加工性および機械物性に優れた、自
動車内装部品などの射出成形品に好適なポリプロピレン
系樹脂組成物に関する。
ピレン共重合体、エチレン・ブテン共重合体などのエチ
レン系熱可塑性エラストマー成分と、タルクなどの無機
充填剤を配合したポリプロピレン系樹脂組成物を自動車
用部品に使用することは、従来から、広く知られてい
る。そして、ポリプロピレン樹脂や各種ゴム成分、無機
充填剤を種々検討することによって、成形性、機械物
性、外観などを向上させることが提案されている。一
方、自動車部品は、より薄肉でハイサイクル成形で部品
を製造するために、より高流動で高剛性な材料への需要
が高まっている。このような点を改良する試みとして、
特開平7−53843号公報、同8−20684号公報
に記載の組成物が提案されているが、低圧で、ハイサイ
クル成形が要求される用途においては、さらに高流動性
である材料が要求されており、このような高度な要求を
満足するためには、該組成物では未だ流動性が不十分で
ある。
(a)75重量%以上のホモポリプロピレン部分を含有
するプロピレン重合体50〜99.5重量部と、(b)
0.5〜50g/10分のメルトインデックスを有する
ポリエチレン0.5〜50重量部と、(c)無機フィラ
ー0〜50重量部とからなり、さらに前記(a)〜
(c)の合計100重量部に対して、(d)分子量50
0以上のフェノール系酸化防止剤0.01〜1重量部
と、(e)分子量700以上のヒンダードアミン系光安
定剤0.01〜1重量部を含有するポリプロピレン樹脂
組成物が開示されている。上記技術により、自動車用内
装材料として必要な機械物性、耐候性、ガラス曇り性に
ついては、ある程度改良されてはいるものの、依然とし
て成形性や成形外観、連続射出成形生産時のシボ付き金
型の汚染などが問題点として残されていた。
の問題点を解決しつつ、高流動で、良好な物性を発現
し、優れた表面外観、耐傷付き性を有し、かつ金型汚染
性が抑制されたインストルメントパネルをはじめとする
自動車内装部品に好適なポリプロピレン系樹脂組成物を
提供することにある。
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の2種類
のプロピレン・エチレンブロック共重合体に、特定の高
密度ポリエチレン、必要に応じて特定のエチレン・α−
オレフィン共重合体エラストマー、タルク、特定のヒン
ダードアミン化合物および特定の脂肪酸金属塩を、特定
の比率で配合することにより、高流動で、良好な物性を
発現し、優れた表面外観、耐傷付き性を有し、かつ金型
汚染性が抑制されたポリプロピレン系樹脂組成物が得ら
れることを見出し本発明を完成するに至った。
下記の成分(a)〜(g)を含有するポリプロピレン系
樹脂組成物が提供される。 成分(a):アイソタクチックペンタッド分率が0.97以上で、メルトフロ ーレート(230℃、2.16kg荷重)が100〜200g/10分であるポ リプロピレン単独重合体部分(A単位部)70〜75重量%と、エチレン含量が 30〜50重量%で、重量平均分子量が300,000〜500,000である エチレン・プロピレンランダム共重合体部分(B単位部)25〜30重量%とを 含有し、成分(a)全体のメルトフローレート(230℃、2.16kg荷重) が20〜40g/10分であるプロピレン・エチレンブロック共重合体: 20〜74重量% 成分(b):メルトフローレート(230℃、2.16kg荷重)が1〜10 0g/10分であるポリプロピレン単独重合体部分(A単位部)70〜95重量 %と、エチレン・プロピレンランダム共重合体部分(B単位部)5〜30重量% とを含有し、成分(b)全体のメルトフローレート(230℃、2.16kg荷 重)が1〜40g/10分であるプロピレン・エチレンブロック共重合体: 5〜59重量% 成分(c):メルトフローレート(190℃、2.16kg荷重)が5〜10 g/10分で、密度が0.950g/cm3以上である高密度ポリエチレン: 3〜10重量% 成分(d):メルトフローレート(230℃、2.16kg荷重)が1〜10 g/10分である、エチレン・ブテン−1共重合体および/またはエチレン・オ クテン−1共重合体: 0〜12重量% 成分(e):タルク: 15〜25重量% 成分(f):分子内に1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル基 を有するヒンダードアミン化合物: 成分(a)〜(e)100重量部に対して0.1〜2重量部 成分(g):一般式(RCOO)nX(但し、Rは分子量290〜500の1 価の脂肪族炭化水素、XはZn、Mg、CaまたはLi、nは1または2の整数 を示す。)で表される脂肪酸金属塩: 成分(a)〜(e)100重量部に対して0.1〜2重量部
の発明において、表面にシボ加工を施した金型にて射出
成形した際に、該金型シボ加工による成形体の光沢変化
量が、2000ショット後において1.0以下であるポ
リプロピレン系樹脂組成物が提供される。
または2の発明において、樹脂組成物の物性が、メルト
フローレート(230℃、2.16kg荷重)18g/
10分以上、曲げ弾性率2000MPa以上、アイゾッ
ト衝撃値145J/m以上、引張破断伸び100%以
上、ロックウェル硬度70以上、熱変形温度120℃以
上であるポリプロピレン系樹脂組成物が提供される。
1ないし3の発明であるポリプロピレン系樹脂組成物
を、射出成形法にて成形加工してなる自動車内装部品が
提供される。
の発明において、上記内装部品がインストルメントパネ
ルである自動車内装部品が提供される。
・エチレンブロック共重合体、成分(b)プロピレン・
エチレンブロック共重合体、成分(c)高密度ポリエチ
レン、必要に応じての成分(d)エチレン・ブテン−1
共重合体および/またはエチレン・オクテン−1共重合
体、成分(e)タルク、成分(f)ヒンダードアミン化
合物および成分(g)脂肪族金属塩により構成されるポ
リプロピレン系樹脂組成物である。以下各成分について
詳しく説明する。
プロピレン・エチレンブロック共重合体(成分(a))
は、メルトフローレート(230℃、2.16kg荷
重、以下「MFR」と略す。)が20〜40g/10
分、好ましくは25〜35g/10分のものが用いられ
る。成分(a)のMFRが前記範囲未満であると、流動
性が不足し、薄肉成形品を成形する際に大きな成形内圧
がかかるので、大きな型締め力のある成形機を必要と
し、生産性に悪影響を及ぼす。逆に、成分(a)のMF
Rが前記範囲を超える場合、耐衝撃性、引張り伸びなど
の特性が劣る。上記成分(a)のMFRは、重合時に調
整したもの、あるいは重合後にジアシルパーオキサイ
ド、ジアルキルパーオキサイドなどの有機過酸化物で調
整したものであってもよい。
分(A単位部)のアイソタクチックペンタッド分率(以
下、「IPF」と略す。)は、0.97以上、好ましく
は0.98以上のものである。上記A単位部のIPFが
上記範囲未満では、剛性などの機械物性および耐傷付き
性が実用特性を下回る。なお、ここでIPFとは、13
C−NMRを用いて測定されるポリプロピレン分子鎖中
のペンタッド単位でのアイソタクチック分率であり、M
acromolecule,8,687(1975)に
記載されている方法に基づき測定した値である。
200g/10分、好ましくは100〜150g/10
分である。上記MFRが前記範囲未満であると、成形性
に劣り、一方、MFRが前記範囲を超えると、表面外観
に劣る。
レンランダム共重合体部分(B単位部)のエチレン含量
は、30〜50重量%、好ましくは35〜45重量%で
ある。上記B単位部のエチレン含量が上記範囲未満のも
のは、低温衝撃が悪化し、一方、上記範囲を超えると、
延性および常温における衝撃特性が著しく低下する。
300,000〜500,000、好ましくは350,
000〜450,000である。重量平均分子量が上記
範囲未満のものは、表面硬度が低下し、耐傷付き性の改
良効果が不十分であり、一方、上記範囲を超えると、ゴ
ム成分の分散不良が生じ、各種機械物性が低下する。
0重量%、好ましくは25〜27重量%である。該B単
位部の含有量が上記範囲未満であると(A単位部の含有
量が上記範囲を超えると)、耐衝撃性の悪化および表面
外観、特に光沢が著しく高くなるなどの不具合を生じ
る。一方、B単位部の含有量が上記範囲を超えると(A
単位部の含有量が上記範囲未満であると)、剛性、耐熱
性および耐衝撃性のバランスが悪化する。
れる。高立体規則性触媒としては、四塩化チタンを有機
アルミニウム化合物で還元し、さらに各種の電子供与体
および電子受容体で処理して得られた三塩化チタン組成
物と有機アルミニウム化合物並びに芳香族カルボン酸エ
ステルを組み合わせた触媒(特開昭56―100806
号、同56−120712号、同58−104907号
の各公報参照)、および、ハロゲン化マグネシウムに四
塩化チタンと各種の電子供与体を接触させた担持型触媒
(特開昭57−63310号、同63−43915号、
同63−83116号の各公報参照)などを例示するこ
とができる。上記触媒の存在下、気相流動床法、溶液
法、スラリー法などの製造プロセスを適用して、プロピ
レンとエチレンとを用いて共重合することにより得られ
る。なお、重合方式は、バッチ重合、連続重合のいずれ
を用いてもよい。
樹脂組成物中に20〜74重量%、好ましくは50〜7
4重量%、特に好ましくは60〜74重量%含有させる
ことが重要である。該配合量が上記範囲未満であると光
沢が高くなってしまい、逆に上記範囲を超えると耐衝撃
性と延性が悪化する。
ク共重合体 (1)成分(b)の物性および製造 本発明のポリプロピレン系樹脂組成物を構成する第2の
プロピレン・エチレンブロック共重合体(成分(b))
は、MFR(230℃、2.16kg荷重)が1〜40
g/10分、好ましくは3〜20g/10分のものが用
いられる。成分(b)のMFRが前記範囲未満である
と、流動性が低下し射出成形性が悪化する。逆に、成分
(b)のMFRが前記範囲を超える場合、耐衝撃性や延
性などの機械物性が悪化する。
分(A単位部)のMFRは、1〜100g/10分、好
ましくは50〜100g/10分である。上記A単位部
のMFRが前記範囲未満であると、成形性に劣り、一
方、MFRが前記範囲を超えると、機械物性、特に延性
が低下する。
レンランダム共重合体部分(B単位部)の含有量は、5
〜30重量%、好ましくは15〜25重量%である。該
B単位部の含有量が上記範囲未満であると(A単位部の
含有量が上記範囲を超えると)、耐衝撃性が悪化する。
一方、B単位部の含有量が上記範囲を超えると(A単位
部の含有量が上記範囲未満であると)、剛性および耐熱
性が悪化する。成分(b)は、上記成分(a)と同様に
して製造する。
樹脂組成物中に5〜59重量%、好ましくは10〜30
重量%、特に好ましくは10〜20重量%含有させるこ
とが重要である。該配合量が上記範囲未満であると、機
械物性、特に剛性、耐衝撃性、延性が悪化し、逆に上記
範囲を超えると、流動性が悪化し射出成形性に劣る。
ポリエチレン(成分(c))は、エチレンの単独重合体
または、炭素数3〜12のα−オレフィンを共重合成分
とする共重合体であって、MFR(190℃、2.16
kg荷重)が5〜10g/10分のものが用いられる。
成分(c)のMFRが前記範囲未満であると、耐衝撃性
に劣る上、耐傷付き性の改良効果が不十分であり、逆
に、成分(c)のMFRが前記範囲を超えると、樹脂組
成物の光沢が高くなってしまうことがあり、いずれも好
ましくない。
/cm3以上、好ましくは0.952g/cm3以上で
ある。該密度が上記範囲未満であると、耐傷付き性の改
良効果が十分ではない。なお、MFRは、JIS−K7
210に、密度は、JIS−K7112に準拠してそれ
ぞれ測定されたものである。また、成分(c)は、例え
ば、チーグラー触媒の存在下にて、低圧法による重合に
て製造することができる。
樹脂組成物中に3〜10重量%、好ましくは5〜8重量
%である。該配合量が上記範囲未満であると、耐衝撃性
および耐傷付き性が不十分で、逆に上記範囲を超える
と、耐熱性が悪化する。
体および/またはエチレン・オクテン−1共重合体 (1)成分(d)の物性 本発明のポリプロピレン系樹脂組成物に必要に応じて用
いられるエチレン・ブテン−1共重合体および/または
エチレン・オクテン−1共重合体(成分(d))は、樹
脂組成物の成形収縮率や線膨張率を小さくしたい場合に
添加される。
kg荷重)は、1〜10g/10分、好ましくは1〜6
g/10分、特に好ましくは1〜3g/10分の範囲の
ものが用いられる。成分(d)のMFRが上記範囲外の
場合には、耐衝撃性と成形品の光沢のバランスが不十分
となる。上記成分(d)は、1種類である必要はなく、
2種類以上の混合物であってもよい。
1との共重合によって得られる。ハロゲン化チタンのよ
うなチタン化合物と、アルキルアルミニウム−マグネシ
ウム錯体、アルキルアルコキシアルミニウム−マグネシ
ウム錯体のような有機アルミニウム−マグネシウム錯
体、アルキルアルミニウムまたはアルキルアルミニウム
クロリドなどのいわゆるチーグラー型触媒、WO−91
/04257号公報などに記載のメタロセン化合物によ
って重合できるが、とりわけメタロセン化合物を用いて
重合した場合、より好ましい効果が得られる共重合体が
得られる。重合法としては、気相流動床法、溶液法、ス
ラリー法などの製造プロセスを適用することができる。
組成物中に0〜12重量%、好ましくは5〜10重量%
である。該配合量が上記範囲を超えると、剛性、耐熱性
が低下するため好ましくない。
(成分(e))は、平均粒径が1.5〜10μm、かつ
平均アスペクト比が4以上のものを使用することが機械
物性、および寸法安定性の観点より好ましい。上記平均
粒径の測定は、レーザー回折法(例えば堀場製作所製L
A920W)や、液層沈降方式光透過法(例えば、島津
製作所製CP型等)によって測定した粒度累積分布曲線
から読みとった累積量50重量%の粒径値より求めるこ
とができる。本発明の値は、前者の方法にて測定を行っ
た平均粒径値である。
砕化することにより得られたものをさらに精密に分級す
ることによって得られる。また、一度粗分級したもの
を、さらに分級しても構わない。機械的に粉砕する方法
としては、ジョークラシャ−、ハンマークラシャ−、ロ
ールクラシャー、スクリーンミル、ジェット粉砕機、コ
ロイドミル、ローラーミル、振動ミルなどの粉砕機を用
いる方法が挙げられる。これらの粉砕されたタルクは、
好ましい平均粒径に調節するために、サイクロン、サイ
クロンエアセパレーター、ミクロセパレーター、シャー
プカットセパレターなどの装置で1回または繰り返し、
湿式もしくは乾式分級する。本発明で用いるタルクを製
造する際は、特定の粒径に粉砕した後、シャープカット
セパレターにて分級操作を行うことが好ましい。
射出成形加工性などを、より一層高度化する目的にて、
各種の有機チタネート系カップリング剤、有機シランカ
ップリング剤、不飽和カルボン酸、またはその無水物を
グラフトした変性ポリオレフィン、脂肪酸、脂肪酸金属
塩、脂肪酸エステルなどによって表面処理したものを用
いることがより好ましい。
成物中に15〜25重量%、好ましくは18〜22重量
%含有させることが重要である。タルクの配合量が上記
範囲未満では、剛性が不足し、上記範囲を超える場合
は、脆化温度が悪化する。さらに、成形品の比重が重く
なり近年の軽量化ニーズに対し適当ではない。
内に1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル基を有するヒンダードアミン化合物(成分(f))
は、耐候安定剤として用いられ、特にシボ加工を施した
金型を汚染させず、耐候性を向上させる目的にて配合す
る。成分(f)のヒンダードアミン化合物としては、ビ
ス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメ
チル−4−ピペリジル)−2−ブチル−2−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネー
ト、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカー
ボキシレート、トリス(1,2,2,6,6−ペンタメ
チル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテト
ラカーボキシレート/β,β,β´,β´−テトラメチ
ル−3,9−[2,4,8,10−テトラオキサピロ
(5,5)ウンデカン]ジエタノール縮合物、N,N´
−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン/2,
4−ビス[N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペ
ンタメチル−4−ピペリジル)アミノ]クロロ−1,
3,5−トリアジン縮合物などが例示されるが、この
中、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル)セバケート、テトラキス(1,2,2,6,
6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4
−ブタンテトラカルボキシレートの使用が好ましい。ヒ
ンダードアミン化合物が、分子内に1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジル基を有しないと、シボ
加工された金型表面の汚染が生じる可能性が高くなるた
め好ましくない。
ロピレン系樹脂組成物中の成分(a)〜(e)100重
量部に対して、0.1〜2重量部、好ましくは0.1〜
0.5重量部である。ヒンダ−ドアミン化合物の配合量
が上記範囲未満では、十分な耐候性能が得られず、一
方、上記範囲を超えて使用しても差し支えないが、効果
が飽和するので経済性の観点から適当な添加量とは言い
難い。
金属塩は、一般式(RCOO)nXで表される化合物で
ある。式中、Rは分子量290〜500、好ましくは2
90〜400の1価の脂肪族炭化水素、XはZn、M
g、CaまたはLi、nは1または2の整数を示す。該
脂肪酸金属塩は、タルクの凝集を防ぎ、良好な外観およ
び物性を発現させる目的で配合する。成分(g)の脂肪
酸金属塩としては、例えば、ベヘン酸カルシウム、ベヘ
ン酸マグネシウム、ベヘン酸亜鉛、モンタン酸亜鉛、モ
ンタン酸カルシウム、モンタン酸マグネシウム、メリシ
ン酸カルシウム、メリシン酸マグネシウム、メリシン酸
亜鉛、セロチン酸カルシウム、セロチン酸マグネシウ
ム、セロチン酸亜鉛、リグノセリン酸カルシウム、リグ
ノセリン酸マグネシウム、リグノセリン酸亜鉛などを挙
げることができる。これら金属塩の中では、ベヘン酸カ
ルシウム、ベヘン酸マグネシウム、ベヘン酸亜鉛、モン
タン酸亜鉛、モンタン酸カルシウム、モンタン酸マグネ
シウムなどが性能と入手の簡便さより好ましい。これら
の金属塩は、カルボン酸化合物と金属水酸化物を反応さ
せた後、水洗、脱水、乾燥する合成法(復分解法)や、
水を使わず直接反応させる方法(直接法)で製造するこ
とができる。
樹脂組成物中の成分(a)〜(e)100重量部に対し
て、0.1〜2重量部、好ましくは0.1〜0.5重量
部である。脂肪酸金属塩の配合量が上記範囲未満では、
顔料、タルクなどの分散性が不足して物性に悪影響を与
え、一方、上記範囲を超えると、金型汚染に悪影響を及
ぼす。
(a)〜(g)以外に本発明の効果を著しく損なわない
範囲で、他の付加的成分(任意成分)を添加することが
できる。このような付加的成分(任意成分)としては、
フェノール系、硫黄系、リン系などの酸化防止剤、ベン
ゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系などの耐候劣化防
止剤、有機アルミニウム化合物、有機リン化合物、ソル
ビトール系化合物などの核剤、脂肪酸アミド、ポリジメ
チルシロキサンなどの離型剤、帯電防止剤、キナクリド
ン、ペリレン、フタロシアニン、酸化チタン、カーボン
ブラックなどの着色物質、繊維状チタン酸カリウム、繊
維状マグネシウムオキシサルフェート、繊維状硼酸アル
ミニウム、炭酸カルシウムなどのウイスカー、炭素繊維
やガラス繊維などの物質を例示できる。
造方法 (1)混練 本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、上記構成成分
および必要に応じてその他の付加的成分を、通常の押出
機、バンバリーミキサー、ロール、ブラベンダープラス
トグラフ、ニーダーなどを用いて、設定温度180℃〜
250℃にて混練することにより製造されるが、これら
の中でも押出機、特に二軸押出機を用いて製造すること
が好ましい。
特に限定されるものではなく、合成樹脂分野において一
般的に実施されている射出成形法、射出圧縮成形法、中
空成形法のごとき成形法を適応して成形されるが、奏さ
れる発明の効果からみて、射出成形法を用いることが適
している。
樹脂組成物は、射出成形時の加工性が良好で、曲げ弾性
率、アイゾット衝撃値、引張り破断伸び、ロックウェル
硬度および熱変形温度に優れた下記の物性を有する。 (a)MFR:18g/10分以上、好ましくは20〜
30g/10分 (b)曲げ弾性率:2000MPa以上 (c)アイゾット衝撃値:145J/m以上 (d)引張り破断伸び:100%以上 (e)ロックウェル硬度:70以上 (f)熱変形温度:120℃以上
物は、180〜220μmの深さのシボに、さらに艶消
しのため、全体に0.5〜15μmの深さのシボ加工を
施した金型を用い、350mm×100mm×3mm厚
さの射出成形品を2000ショット成形した後、下記式
にて求められる光沢変化量(Δ光沢%)が1.0以下で
ある。 Δ光沢%=(1ショット目の成形品シボ面の光沢)−
(2000ショット目の成形品シボ面の光沢)
発現できる素材であることから、各種の成形品に加工す
ることができるが、中でもインストルメントパネル、ド
アトリム、ピラートリム、コンソールボックスをはじめ
とする自動車内装部品に用いることが好ましい。
に説明する。なお、実施例における測定法および実施例
で用いた原材料は、以下の通りである。 [I]測定法 (1)MFR:ASTM−D1238に準拠し、2.1
6kg荷重にて、230℃の温度で測定した。 (2)引張降伏応力:ASTM−D638に準拠し、2
3℃で引張り速度10mm/分で測定した。 (3)引張り破断伸び:ASTM−D638に準拠し、
23℃で引張り速度10mm/分で測定した。 (4)曲げ応力:ASTM−D790に準拠し、23℃
において曲げ速度2mm/分で測定した。 (5)曲げ弾性率:ASTM−D790に準拠し、23
℃において曲げ速度2mm/分で測定した (6)アイゾット衝撃値:ASTM−D256に準拠
し、23℃で測定した。 (7)HDT:ASTM−D648に準拠し、0.45
MPa荷重で測定した。 (8)ロックウェル硬度:ASTM−D785に準拠
し、23℃で測定した。 (9)光沢:JIS K7105に準拠し、23℃で測
定した。
試験機(新東科学(株)製連続荷重式引掻試験機)を用
いて、傷の目立ち方を目視にて評価した。試験条件およ
び評価基準を下記に示す。試験条件 温度:23℃、速度:600mm/分、針先端R:0.
25mm(材質:サファイア)、試験片:120mm×
120mm×3mmの射出シート、荷重:300g。評価基準 ○:目立たない。(針の跡がなく、白化もなし。) △:やや目立つ。(白化はないが、針跡がつく。) ×:目立つ。 (針跡が白化する。)
の深さのシボに、さらに艶消しのため、全体に0.5〜
15μmの深さのシボ加工を施した金型を用い、350
mm×100mm×3mm厚さの射出成形品を2000
ショット成形した後、下記式にて求められる光沢変化量
(Δ光沢%)を算出した。 Δ光沢%=(1ショット目の成形品シボ面の光沢)−
(2000ショット目の成形品シボ面の光沢)
して、表1に「ICP−1」と示すプロピレン・エチレ
ンブロック共重合体を用いた。また、成分(b)のプロ
ピレン・エチレンブロック共重合体として、表1に「I
CP−2」と示すプロピレン・エチレンブロック共重合
体を用いた。
いた。
び/またはエチレン・オクテン−1共重合体 成分(d)として、表3に示すエラストマーを用いた。
なお、EBRは、エチレン・ブテン−1共重合体を、E
ORは、エチレン・オクテン−1共重合体を、EPR
は、エチレン・プロピレン共重合体をそれぞれ示す。
平均粒径:6μm)を用いた。
使用した。 HALS−1:ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチ
ル−4−ピペリジル)セバケート HALS−2:テトラキス(1,2,2,6,6−ペン
タメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタン
テトラカルボキシレート HALS−3:ビス(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)セバケート
ーパーミキサーにてドライブレンドした後、押出温度:
220℃、吐出量:40kg/時間の条件下にて二軸押
出機(神戸製鋼社製 KTX44)を用いて溶融混練し
た。なお、溶融混練時の熱安定剤として、テトラキス
[メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン(チバ
ガイギー社製 イルガノックス1010)を、樹脂組成
物100重量部に対して0.1重量部添加した。溶融混
練後、各種試験を行うため、射出成形(220℃、金型
温度:40℃)により各種試験片を作製した。表4およ
び表5に、ポリプロピレン系樹脂組成物の組成配合を示
す。なお、表中の数字は、成分(a)〜(e)について
は重量%、成分(f)および(g)については、成分
(a)〜(e)100重量部に対する重量部を示す。
および評価を行った。結果を表6および表7に示す。
は、高流動で、良好な物性を発現し、優れた表面外観、
耐傷付き性を有し、かつ金型汚染性が抑制された素材で
あることから、各種の成形品に加工することができる
が、中でもインストルメントパネル、ドアトリム、ピラ
ートリム、コンソールボックスをはじめとする自動車内
装部品に好適である。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記の成分(a)〜(g)を含有するこ
とを特徴とするポリプロピレン系樹脂組成物。 成分(a):アイソタクチックペンタッド分率が0.97以上で、メルトフロ ーレート(230℃、2.16kg荷重)が100〜200g/10分であるポ リプロピレン単独重合体部分(A単位部)70〜75重量%と、エチレン含量が 30〜50重量%で、重量平均分子量が300,000〜500,000である エチレン・プロピレンランダム共重合体部分(B単位部)25〜30重量%とを 含有し、成分(a)全体のメルトフローレート(230℃、2.16kg荷重) が20〜40g/10分であるプロピレン・エチレンブロック共重合体: 20〜74重量% 成分(b):メルトフローレート(230℃、2.16kg荷重)が1〜10 0g/10分であるポリプロピレン単独重合体部分(A単位部)70〜95重量 %と、エチレン・プロピレンランダム共重合体部分(B単位部)5〜30重量% とを含有し、成分(b)全体のメルトフローレート(230℃、2.16kg荷 重)が1〜40g/10分であるプロピレン・エチレンブロック共重合体: 5〜59重量% 成分(c):メルトフローレート(190℃、2.16kg荷重)が5〜10 g/10分で、密度が0.950g/cm3以上である高密度ポリエチレン: 3〜10重量% 成分(d):メルトフローレート(230℃、2.16kg荷重)が1〜10 g/10分である、エチレン・ブテン−1共重合体および/またはエチレン・オ クテン−1共重合体: 0〜12重量% 成分(e):タルク: 15〜25重量% 成分(f):分子内に1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル基 を有するヒンダードアミン化合物: 成分(a)〜(e)100重量部に対して0.1〜2重量部 成分(g):一般式(RCOO)nX(但し、Rは分子量290〜500の1 価の脂肪族炭化水素、XはZn、Mg、CaまたはLi、nは1または2の整数 を示す。)で表される脂肪酸金属塩: 成分(a)〜(e)100重量部に対して0.1〜2重
量部 - 【請求項2】 表面にシボ加工を施した金型にて射出成
形した際に、該金型シボ加工による成形体の光沢変化量
が、2000ショット後において1.0以下である請求
項1に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。 - 【請求項3】 樹脂組成物の物性が、メルトフローレー
ト(230℃、2.16kg荷重)18g/10分以
上、曲げ弾性率2000MPa以上、アイゾット衝撃値
145J/m以上、引張破断伸び100%以上、ロック
ウェル硬度70以上、熱変形温度120℃以上である請
求項1または2に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。 - 【請求項4】 請求項1ないし3に記載のポリプロピレ
ン系樹脂組成物を、射出成形法にて成形加工してなる自
動車内装部品。 - 【請求項5】 上記内装部品がインストルメントパネル
である請求項4に記載の自動車内装部品。
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