JP2003100891A - 半導体集積回路装置 - Google Patents
半導体集積回路装置Info
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Abstract
を可能とする。 【解決手段】 本発明の第1の視点による半導体集積回
路装置は、チップ11と、このチップ11の全体に配置
されたパッド12と、チップ11の周辺に配置された第
1のIOセル13と、この第1のIOセル13の内側に
配置された第2のIOセル14と、第1のIOセル13
のチップ11の中央側の端部に設けられ、チップ11の
内部回路に接続する内部信号端子13aと、第1のIO
セル13のチップ11の周辺側の端部に設けられ、パッ
ド12に接続する外部信号端子13bと、第2のIOセ
ル14のチップ11の周辺側の端部に設けられ、チップ
11の内部回路に接続する内部信号端子14aと、第2
のIOセル14のチップ11の中央側の端部に設けら
れ、パッド12に接続する外部信号端子14bとを具備
する。
Description
体にパッドを配置し、半導体チップとパッケージとを接
続するフリップチップ型の半導体集積回路装置に関す
る。
を配置し、半導体チップとパッケージとを接続するフリ
ップチップ型の半導体集積回路装置が提供されている。
チップ型の半導体集積回路装置の平面図を示す。図17
は、図16に示す半導体集積回路装置の一部拡大図を示
す。尚、図16では配線を省略している。以下に、第1
の従来技術によるフリップチップ型の半導体集積回路装
置について説明する。
パッケージ(図示せず)と電気的に接続するためのパッ
ド(又はバンプ)12が配置され、チップ11の周辺に
沿って矩形形状のIOセル13が配置されている。ここ
で、チップ11の中央部に配置されたパッド12は、電
源電圧及びグランド電位を内部回路に供給するために使
われ、チップ11の周辺部に配置されたパッド12は、
IOセル13への信号供給、電源電圧及びグランド電位
の供給のために使われる。また、チップ11の中央部側
のIOセル13の端部には、チップ11の内部回路に接
続する内部信号端子13aが設けられ、チップ11の周
辺部側のIOセル13の端部には、パッド12に接続す
る外部信号端子13bが設けられる。
は、一般的なIOセル13のサイズと比較して長いの
で、1列のIOセル13に対して複数列のパッド12を
割り当てることになる。そして、パッド12とIOセル
13の外部信号端子13bとは、配線15で接続され
る。この配線15は、最も厚い配線層である最上層の1
層のみ、あるいはその1層下を加えた2層からなる。ま
た、チップ11の中央部のパッド12は、電源に接続す
る電源配線17、グランドに接続するグランド配線18
がそれぞれ接続される。
入出力信号の数の増加に伴って信号端子の数を増やす必
要が生じた場合、IOセル13はチップ11の周辺に沿
って配置されているため、チップ11のサイズを大きく
して配置できるIOセル13の数を増やさなければなら
ない。そこで、チップ11のサイズを大きくすることな
く、信号端子の数を増やすために、次のような第2の従
来技術が提案されている。
チップ型の半導体集積回路装置の平面図を示す。図19
は、図18に示す半導体集積回路装置の一部拡大図を示
す。尚、図18では配線を省略している。以下に、第2
の従来技術によるフリップチップ型の半導体集積回路装
置について説明する。
様に、チップ11の全体にパッケージ(図示せず)と電
気的に接続するためのパッド12が配置され、チップ1
1の周辺に沿って矩形形状の第1のIOセル13が配置
されている。さらに、第1のIOセル13の内側に第2
のIOセル14が配置されている。これにより、チップ
11のサイズを大きくすることなく、第1の従来技術の
場合よりも多くのIOセル13、14を配置でき、信号
端子の数を増やすことができる。
図19に示すように、チップ11の中央部のパッド12
と第2のIOセル14とを接続する第2の配線16が長
くなり、この部分の第2の配線16の抵抗及び容量が増
加してしまう問題が生じる。加えて、第2のIOセル1
4とパッド12とを接続する第2の配線16と、第1の
IOセル13とパッド12とを接続する第1の配線15
とが、第2のIOセル14上のパッド12間の狭い領域
で混雑してしまう。このような狭い領域に複数の配線1
5、16が混雑していると、特に、配線15、16を金
属配線の最上層の1層のみで形成した場合、十分な幅の
配線15、16を形成することができないという問題も
生じる。
1及び第2の従来技術では、IOセル13、14の数を
増やしつつ、配線15、16の長さを短縮することや配
線15、16の混雑を緩和することは困難であった。
たものであり、その目的とするところは、配線長を短縮
し、配線の混雑を緩和することが可能な半導体集積回路
装置を提供することにある。
成するために以下に示す手段を用いている。
装置は、チップと、前記チップの全体に配置された接続
部材と、前記チップの周辺に配置された第1のIOセル
と、前記第1のIOセルの内側に配置された第2のIO
セルと、前記第1のIOセルの前記チップの中央側の端
部に設けられ、前記チップの内部回路に接続する第1の
端子と、前記第1のIOセルの前記チップの周辺側の端
部に設けられ、前記接続部材に接続する第2の端子と、
前記第2のIOセルの前記チップの周辺側の端部に設け
られ、前記チップの内部回路に接続する第3の端子と、
前記第2のIOセルの前記チップの中央側の端部に設け
られ、前記接続部材に接続する第4の端子とを具備す
る。
ップの全体にパッドを配置し、半導体チップとパッケー
ジとを接続するフリップチップ型の半導体集積回路装置
に関するものである。
て説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する
部分には共通する参照符号を付す。
側のIOセルと内側のIOセルとの内部信号端子が向き
合うように配置することを特徴とする。
導体集積回路装置の平面図を示す。図2は、図1に示す
IOセルの拡大図を示す。図3は、図1に示す半導体集
積回路装置の一部拡大図を示す。尚、図1では配線を省
略している。以下に、第1の実施形態に係るフリップチ
ップ型の半導体集積回路装置について説明する。
体に、パッケージ(図示せず)と電気的に接続するため
の複数のパッド(又はバンプ等の接続部材)12が格子
状に配置されている。また、チップ11の周辺に沿って
矩形形状の第1のIOセル13が配置され、この第1の
IOセル13の内側に第2のIOセル14が配置されて
いる。そして、第1のIOセル13は複数個からなり、
この複数個からなる第1のIOセル13はチップ11の
各辺において各々が隣接して配置される。同様に、第2
のIOセル14は複数個からなり、この複数個からなる
第2のIOセル14はチップ11の各辺において各々が
隣接して配置される。
11の中央部側の端部にチップ11の内部回路に接続す
る内部信号端子13aが設けられ、チップ11の周辺部
側の端部にパッド12に接続する外部信号端子13bが
設けられる。一方、第2のIOセル14では、チップ1
1の周辺部側の端部にチップ11の内部回路に接続する
内部信号端子14aが設けられ、チップ11の中央部側
の端部にパッド12に接続する外部信号端子14bが設
けられる。すなわち、第1のIOセル13の向きと第2
のIOセル14の向きとが反対になっているため、第1
のIOセル13の内部信号端子13aと第2のIOセル
14の内部信号端子14aとが、向き合うようになって
いる。
パッド12(例えば、チップ11の周辺の1列目から5
列目までのパッド12)は、第1のIOセル13の外部
信号端子13bに第1の配線15で接続される。また、
第1のIOセル13の外部信号端子13bに接続するパ
ッド12より内側のパッド12(例えば、6列目から1
0列目までのパッド12)は、第2のIOセル14の外
部信号端子14bに第2の配線16で接続される。これ
らの配線15、16は、最も厚い配線層である最上層の
1層のみ、あるいはその1層下を加えた2層からなる。
このように、第1及び第2のIOセル13、14の近傍
に配置されたパッド12は、外部信号や、電源電圧及び
グランド電位をIOセル13、14へ供給するために使
われる。尚、チップ11の中央部に配置されたパッド1
2は、電源電圧やグランド電位を内部回路へ供給するた
めに使われる。
技術に比べて、第2のIOセル14の長さ分だけ、第2
の配線16の長さを短縮することができる。従って、配
線長の延長に伴って配線抵抗及び配線容量が増加してし
まうという問題が回避できる。
14bはチップ11の内部側に設けてあるため、パッド
12と第2のIOセル14を接続する際、第2の配線1
6を第2のIOセル14を跨いで延在させる必要がなく
なる。このため、第1及び第2の配線15、16が第2
のIOセル14上で混雑することを緩和できる。これに
より、第1及び第2の配線15、16を金属配線の最上
層の1層のみで形成した場合であっても、第1及び第2
の配線15、16を所望する十分な幅で形成することが
できるという効果も得られる。
よれば、良好な電気的特性と高い集積度を両立させた半
導体集積回路装置を実現できる。
2のIOセル13、14の端子を同方向に向けて配置し
ても、第2のIOセル14をチップ11の中央に寄せて
配置すれば、上記第1の実施形態と同様に、配線長の短
縮と配線混雑の緩和という効果を得ることは可能であ
る。しかし、この構造の場合、チップ11の中央部にお
ける内部回路のための内部回路領域20が減少してしま
う。従って、図4及び図5に示す構造と比べて、図1乃
至図3に示す構造は、チップ11の内部回路領域20を
広く確保できるという効果も有する。
も述べたように、IOセル13、14の近傍に配置され
たパッド12は、外部信号をIOセル13、14へ供給
するためだけでなく、電源電圧やグランド電位をIOセ
ル13、14へ供給するためにも使われる。このように
IOセル13、14の近傍のパッド12から電源電圧や
グランド電位を供給するのは、チップ11外の外部回路
を駆動するIOセル13、14には内部回路よりも多く
の電流が流れるため、IOセル13、14に接続する電
源配線の寄生抵抗を小さくする必要があるからである。
は、電源電圧値が異なることや、ノイズの回り込みを防
止すること等から、何系統かに分かれている。従って、
IOセル13、14が使う電源の中には、内部回路用の
電源と分離する必要がなく、しかも消費電流が少ないた
めに遠くのパッド12から電源電圧を供給してもよいも
のがある。
13、14をそれぞれ隙間なく配置して、全てのIOセ
ル13、14にパッド12を接続したとしても、パッケ
ージ基板の層数、配線ピッチ等のパッケージの仕様や、
パッドピッチによっては、IOセル13、14に接続さ
れた全てのパッド12をパッケージの外部ピンまで接続
できないことがあり、外部ピンに接続されていないIO
セル13、14が存在していた。
は、複数の第2のIOセル14を部分的に隙間を設けて
配置したものである。
導体集積回路装置の平面図を示す。図7は、図6に示す
半導体集積回路装置の一部拡大図を示す。尚、図6では
配線を省略している。以下に、第2の実施形態に係るフ
リップチップ型の半導体集積回路装置について説明す
る。この第2の実施形態では、上記第1の実施形態に係
る半導体集積回路装置と異なる構造のみ説明する。
内部信号端子13aと第2のIOセル14の内部信号端
子14aとが向き合うように、第1及び第2のIOセル
13、14が配置される。ここで、チップ11の各辺に
おいて、第1のIOセル13は隙間を設けることなく隣
接して配置されるが、第2のIOセル14は部分的に隙
間を設けて配置される。
1の周辺の1列目から8列目までのパッド12はIOセ
ル13、14にそれぞれ接続され、9列目から内側のパ
ッド12は電源電圧やグランド電位を内部回路に供給す
るための電源配線17やグランド配線18に接続され
る。この内部回路用の電源配線17やグランド配線18
は、チップ11の中央から第2のIOセル14間の隙間
を通って、第1のIOセル13の内部信号端子13aの
付近まで延在される。そして、図示されていないが、電
源配線17やグランド配線18は第1及び第2のIOセ
ル13、14に接続される。これにより、電源配線17
やグランド配線18は、内部回路に電源電圧やグランド
電位を供給する場合だけでなく、第1及び第2のIOセ
ル13、14に電源電圧やグランド電位を供給する場合
にも用いられる。
ているので第1のIOセル13は第2のIOセル14よ
りも数が多い。このため、第1のIOセル13に接続す
るパッド12は、第2のIOセル14に接続するパッド
12よりも多くなっている。
置は、第2のIOセル14のうち、外部ピンに接続され
ずに有効に使われていなかったIOセル14が存在した
位置である。具体的には、第2のIOセル14の隙間
は、1行目のパッド12と2行目のパッド12間、2行
目のパッド12と3行目のパッド12間のように、行間
毎に設けられる。言い換えると、1行のパッド12で1
つの電源配線17やグランド配線18を用いている。
形態と同様の効果を得ることができる。
けることによって、内部回路用の電源配線17やグラン
ド電位を、第2のIOセル14間の隙間を通過し、第1
及び第2のIOセル13、14の付近に配置できる。こ
のため、内部回路用の電源やグランドを第1及び第2の
IOセル13、14にも使用することが可能となる。
てそれぞれ配置し、IOセル13、14付近の4列目の
パッド12を内部回路用の電源配線17やグランド配線
18に接続し、1列目から3列目までのパッド12と5
列目から9列目までのパッド12をIOセル13、14
に接続すれば、上記第2の実施形態と同様に、内部回路
用の電源をIOセル13、14にも使用することができ
る。しかし、この構造の場合、IOセル13、14とパ
ッド12を接続する配線15、16が長くなり、この長
くなった配線部分での電気的特性が問題になる。また、
配線15、16の長さの問題は、第2のIOセル14を
チップ11の中央に寄せることで改善されるが、この場
合、内部回路の領域が狭くなるという問題が生じる。従
って、良好な電気的特性と高い集積度を両立させるため
には、図6及び図7に示す構造が望ましい。
3、14の内部には大きなESD(Elector Static Des
truction)保護素子や出力トランジスタがあり、これら
の素子は外部信号端子13b、14bと接続される。そ
こで、第3の実施形態は、外部信号端子13b、14b
をIOセル13、14の端部に設けることに限定せず
に、ESD保護素子や出力トランジスタの存在するIO
セル13、14の中央部に設ける。
Oセルの平面図を示す。図9は、本発明の第3の実施形
態に係る半導体集積回路装置の部分的な平面図を示す。
以下に、第3の実施形態に係るフリップチップ型の半導
体集積回路装置について説明する。この第3の実施形態
では、上記第1及び第2の実施形態に係る半導体集積回
路装置と異なる構造のみ説明する。
部信号端子13aと第1の外部信号端子13bとをそれ
ぞれの端部に設けたIOセル13と、内部信号端子13
aを端部に設けて第2の外部信号端子13cを中央部に
設けたIOセル13とを備える。ここで、第2の外部信
号端子13cの設けられるIOセル13の中央部とは、
ESD保護素子や出力トランジスタの存在する素子領域
21である。
1の周辺の1列目から3列目までのパッド12は第1の
IOセル13の第1の外部信号端子13bに接続され、
4列目から5列目までのパッド12は第1のIOセル1
3の第2の外部信号端子13cに接続される。つまり、
第1のIOセル13のチップ11の周辺側の端部よりも
第1のIOセル13の中央部の方がパッド12に近い場
合は、第2の外部信号端子13cが用いられる。
2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
セル13の端部の外部信号端子13bと中央部の外部信
号端子13cとを使い分けることによって、第2の外部
信号端子13cとパッド12間の配線15の長さを短く
することができる。つまり、図9に示す構造では、第1
のIOセル13と4、5列目のパッド12とを接続する
配線15の長さを短くすることができる。
にして第3の実施形態の構造を適用したが、第1の実施
形態の構造を基にしてもよい。
1のIOセル13の中央部にのみ第2の外部信号端子1
3cを設けたが、第2のIOセル14がチップ11の中
央に寄っている場合等には、第2のIOセル14の中央
部にも第2の外部信号端子を設けてもよい。
ップの全ての辺において、第1のIOセルの内側に第2
のIOセルを配置できない構造の場合に適用されるもの
である。
半導体集積回路装置の平面図を示す。図11は、図10
に示す半導体集積回路装置の一部拡大図を示す。尚、図
10ではパッド及び配線を省略している。以下に、第4
の実施形態に係るフリップチップ型の半導体集積回路装
置について説明する。この第4の実施形態では、上記第
1及び第2の実施形態に係る半導体集積回路装置と異な
る構造のみ説明する。
沿ってチップ11の周辺部に第1のIOセル13が配置
され、この第1のIOセル13のうちチップ11の1辺
における第1のIOセル13の内側に第2のIOセル1
4が配置される。この第2のIOセル14と所定間隔離
間して第2のIOセル14の内側に第3のIOセル23
が配置され、この第3のIOセル23の内側に第4のI
Oセル24が配置される。そして、第1のIOセル13
は複数個からなり、この複数個からなる第1のIOセル
13はチップ11の各辺において各々が隣接して配置さ
れる。また、第2のIOセル14は複数個からなり、こ
の複数個からなる第2のIOセル14はチップ11の一
辺において各々が隣接して配置される。また、第3のI
Oセル23は複数個からなり、この複数個からなる第3
のIOセル23は第2のIOセル14が存在するチップ
11の一辺において各々が隣接して配置される。また、
第4のIOセル24は複数個からなり、この複数個から
なる第4のIOセル24は第2のIOセル14が存在す
るチップ11の一辺において各々が隣接して配置され
る。さらに、第2乃至第4のIOセル14、23、24
は、部分的に隙間を設けて配置される。
11の中央部側の端部にチップ11の内部回路に接続す
る内部信号端子13aが設けられ、チップ11の周辺部
側の端部にパッドに接続する外部信号端子13bが設け
られる。一方、第2のIOセル14では、チップ11の
周辺部側の端部にチップ11の内部回路に接続する内部
信号端子14aが設けられ、チップ11の中央部側の端
部にパッドに接続する外部信号端子14bが設けられ
る。すなわち、第1のIOセル13の向きと第2のIO
セル14の向きとが反対になっているため、第1のIO
セル13の内部信号端子13aと第2のIOセル14の
内部信号端子14aとが、向き合うようになっている。
Oセル24側の端部にチップ11の内部回路に接続する
内部信号端子23aが設けられ、第2のIOセル14側
の端部にパッドに接続する外部信号端子23bが設けら
れる。一方、第4のIOセル24では、第3のIOセル
23側の端部にチップ11の内部回路に接続する内部信
号端子24aが設けられ、第3のIOセル23と反対側
の端部にパッドに接続する外部信号端子24bが設けら
れる。すなわち、第3のIOセル23の向きと第4のI
Oセル24の向きとが反対になっているため、第3のI
Oセル23の内部信号端子23aと第4のIOセル24
の内部信号端子24aとが、向き合うようになってい
る。
1列目から8列目までのパッド12は第1及び第2のI
Oセル13、14の外部信号端子13b、14bにそれ
ぞれ接続され、10列目より内側のパッド12は第3及
び第4のIOセル23、24の外部信号端子23b、2
4bにそれぞれ接続される。そして、9列目のパッドは
電源配線17やグランド配線18に接続される。この内
部回路用の電源配線17やグランド配線18は、9列目
のパッド12のあたりから、第2のIOセル14間の隙
間を通って、第1のIOセル13の内部信号端子13a
の付近まで延在されるとともに、第3及び第4のIOセ
ル23、24間の隙間を通って、対向するチップ11の
周辺部付近まで延在される。そして、図示されていない
が、電源配線17やグランド配線18が第1乃至4のI
Oセル13、14、23、24に接続される。従って、
電源配線17やグランド配線18は、電源電圧やグラン
ド電位を内部回路に供給するためだけでなく、第1乃至
4のIOセル13、14、23、24に供給するために
も用いられる。
2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
して素子を配置する必要がある場合等、チップ11の全
ての辺において、第1のIOセル13の内側に第2のI
Oセル14を配置できない構造の場合であっても、第4
の実施形態では、配線長の短縮化を図れる。つまり、第
3のIOセル23の内部回路に接続する内部信号端子2
3aはチップ11の中央側に向いているので、この第3
のIOセル23は内部回路の存在するチップ11の中央
側に寄せて第4のIOセル24に近づける。これによっ
て、第3及び第4のIOセル23、24とパッド12と
を接続する第3及び第4の配線25、26を混雑させる
ことなく、第3及び第4の配線25、26の長さを短く
することができる。
ル23との間の距離を長くすることで、この間の領域を
内部回路のための内部回路領域20として使うことがで
きるため、チップ11の高集積化が実現できる。
23を第4のIOセル24と同じ向きに配置しても、第
3のIOセル23を第4のIOセル24と少し離して配
置すれば、上記第4の実施形態と同様に、配線混雑の緩
和や配線長の短縮を図ることは可能である。しかし、こ
の構造の場合、内部回路領域20が第2及び第3のIO
セル24、23間と第3及び第4のIOセル23、24
間とに分割されてしまう。従って、図12に示す構造と
比べて、図10及び図11に示す構造は、チップ11の
内部回路領域20をまとまって広く確保できる。つま
り、広い領域で回路を作成することができるため、分割
された領域で回路を作成したときよりも、集積度を向上
することができる。特に、図10及び図11に示す構造
であれば、小さく分割された領域では配置できないRA
Mのような大きなセルも配置することができる。
を基にして第4の実施形態の構造を適用したが、第1の
実施形態の構造を基にしてもよい。また、上記第4の実
施形態に、第3の実施形態の構造を適用することも可能
である。
ップ外の外部回路へ接続する配線長を最短にする必要の
あるマクロセルを配置したものである。
半導体集積回路装置の平面図を示す。尚、図13ではパ
ッド及び配線は省略している。以下に、第5の実施形態
に係るフリップチップ型の半導体集積回路装置について
説明する。この第5の実施形態では、上記第1及び第2
の実施形態に係る半導体集積回路装置と異なる構造のみ
説明する。
に、第1のIOセル13の内部信号端子13aと第2の
IOセル14の内部信号端子14aとが向き合うよう
に、第1及び第2のIOセル13、14がそれぞれ配置
される。ここで、第2のIOセル14は、チップ11の
各辺において、部分的に隙間を設けて配置される。
及び第2のIOセル13、14を跨ぐように、第1のI
Oセル13の列に第5のIOセル31が配置される。こ
の第5のIOセル31は、IOセルと一体になったセル
であり、例えば、PLL(Phase-Locked Loop)、ADコ
ンバータ、DAコンバータからなるマクロセルである。
そして、第5のIOセル31の端部には、内部信号端子
31aと外部信号端子13bとを備える。従って、第5
のIOセル31を構成するマクロセルは、外部信号端子
31bを用いてチップ11外の外部回路に接続される。
IOセル14よりもチップ11の内部に割り込むよう
に、第2のIOセル14の列に第6のIOセル32が配
置される。この第6のIOセル32はIOセルとは独立
したセルであるため、第6のIOセル32は第1のIO
セル13と隣接して配置され、この第1のIOセル13
に第6のIOセル32が接続されて外部回路に接続され
る。
IOセル14の列の一部に割り込むように、内部回路領
域20が広がっている。
2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
Oセル31や、IOセルと独立した第6のIOセル32
を第1及び第2のIOセル13、14と隣接させて配置
することができる。これにより、第5及び第6のIOセ
ル31、32を外部回路へ短い配線で接続することがで
きるため、第5及び第6のIOセル31、32の電源供
給の安定や配線抵抗の低下が可能となる。
基にして第5の実施形態の構造を適用したが、第1の実
施形態の構造を基にしてもよい。また、上記第5の実施
形態に、第3の実施形態の構造を適用することも可能で
ある。
わゆる千鳥格子状にパッドが配置された場合の例であ
る。
半導体集積回路装置の平面図を示す。図15は、図14
に示す半導体集積回路装置の一部拡大図を示す。尚、図
14では配線を省略している。以下に、第6の実施形態
に係るフリップチップ型の半導体集積回路装置について
説明する。この第6の実施形態では、上記第1及び第2
の実施形態に係る半導体集積回路装置と異なる構造のみ
説明する。
に、複数のパッド12がいわゆる千鳥状に配置されてい
る。また、チップ11の4辺に、第1のIOセル13の
内部信号端子13aと第2のIOセル14の内部信号端
子14aとが向き合うように、第1及び第2のIOセル
13、14がそれぞれ配置される。
は、チップ11の各辺において、部分的に隙間を設けて
配置される。ここで、パッド12を千鳥状に配置した場
合における行方向のパッド12間の距離X2(例えば、
X2=160μm)は、パッド12を同じ間隔で格子状
に配置した場合(図7)における行方向のパッド12間
の距離X1(例えば、X1=226μm)よりも短くな
る。このため、第2のIOセル14の隙間は、1行目の
パッド12と2行目のパッド12間、3行目のパッド1
2と4行目のパッド12間のように、パッド12の2行
間毎に設けられる。言い換えると、2行のパッド12で
1つの電源配線17やグランド配線18を共通して用い
ている。つまり、図15に示す斜線部分の12個のIO
セル13、14は、図15に示す斜線部分の電源配線1
7やグランド配線18から電源電圧やグランド電位が供
給される。
ンド配線18は、チップ11の中央から第2のIOセル
14間の隙間を通って、第1のIOセル13の内部信号
端子13aの付近まで延在される。そして、図示されて
いないが、電源配線17やグランド配線18が第1及び
第2のIOセル13、14に接続される。従って、電源
配線17やグランド配線18は、電源電圧やグランド電
位を内部回路に供給するためだけでなく、第1及び第2
のIOセル13、14に供給するためにも用いられる。
を千鳥状に配置した場合であっても、第1及び第2の実
施形態と同様の効果を得ることができる。
の構造を基にして第6の実施形態の構造を適用したが、
第1の実施形態の構造を基にしてもよい。また、上記第
6の実施形態に、第3の実施形態の構造を適用すること
も可能である。
されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しな
い範囲で、種々に変形することが可能である。さらに、
上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開
示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによ
り種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示さ
れる全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、
発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決で
き、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場
合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽
出され得る。
線長を短縮し、配線の混雑を緩和することが可能な半導
体集積回路装置を提供できる。
路装置を示す平面図。
路装置のIOセルを示す平面図。
積回路装置を示す平面図。
路装置を示す平面図。
路装置のIOセルを示す平面図。
路装置を示す平面図。
回路装置を示す平面図。
図。
集積回路装置を示す平面図。
回路装置を示す平面図。
回路装置を示す平面図。
図。
示す断面図。
図。
示す断面図。
図。
子、 13b、14b、23b、24b、31b…外部信号端
子、 14…第2のIOセル、 15…第1の配線、 16…第2の配線、 17…電源配線、 18…グランド配線、 20…内部回路領域、 21…素子領域、 23…第3のIOセル、 24…第4のIOセル、 25…第3の配線、 26…第4の配線、 31…第5のIOセル、 32…第6のIOセル。
Claims (17)
- 【請求項1】 チップと、 前記チップの全体に配置された接続部材と、 前記チップの周辺に配置された第1のIOセルと、 前記第1のIOセルの内側に配置された第2のIOセル
と、 前記第1のIOセルの前記チップの中央側の端部に設け
られ、前記チップの内部回路に接続する第1の端子と、 前記第1のIOセルの前記チップの周辺側の端部に設け
られ、前記接続部材に接続する第2の端子と、 前記第2のIOセルの前記チップの周辺側の端部に設け
られ、前記チップの内部回路に接続する第3の端子と、 前記第2のIOセルの前記チップの中央側の端部に設け
られ、前記接続部材に接続する第4の端子とを具備する
ことを特徴とする半導体集積回路装置。 - 【請求項2】 前記第1のIOセルは複数個からなり、
この複数個からなる前記第1のIOセルは前記チップの
各辺において各々が隣接して配置され、 前記第2のIOセルは複数個からなり、この複数個から
なる前記第2のIOセルは前記チップの各辺において各
々が隣接して配置されることを特徴とする請求項1記載
の半導体集積回路装置。 - 【請求項3】 前記第2の端子と前記第3の端子とは、
向き合うことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回
路装置。 - 【請求項4】 前記接続部材は、前記チップの全面に格
子状又は千鳥状に配置されることを特徴とする請求項1
記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項5】 前記複数個からなる前記第2のIOセル
は、一部に隙間を有することを特徴とする請求項2記載
の半導体集積回路装置。 - 【請求項6】 前記チップの中央から前記第2のIOセ
ルの前記隙間には、前記第1及び第2のIOセルと電源
とを接続する電源配線と、前記第1及び第2のIOセル
とグランドとを接続するグランド配線との少なくとも一
方が配置されていることを特徴とする請求項5記載の半
導体集積回路装置。 - 【請求項7】 前記第1のIOセルの前記第2の端子
を、前記第1のIOセルの中央部に配置することを特徴
とする請求項1記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項8】 前記第2のIOセルの前記第4の端子
を、前記第2のIOセルの中央部に配置することを特徴
とする請求項1記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項9】 前記第2のIOセルの内側に配置された
第3のIOセルと、 前記第3のIOセルの内側に配置された第4のIOセル
と、 前記第3のIOセルの前記第4のIOセル側の端部に設
けられ、前記チップの内部回路に接続する第5の端子
と、 前記第3のIOセルの前記第2のIOセル側の端部に設
けられ、前記接続部材に接続する第6の端子と、 前記第4のIOセルの前記第3のIOセル側の端部に設
けられ、前記チップの内部回路に接続する第7の端子
と、 前記第4のIOセルの前記第3のIOセルと反対側の端
部に設けられ、前記接続部材に接続する第8の端子とを
さらに具備することを特徴とする請求項1記載の半導体
集積回路装置。 - 【請求項10】 前記第1のIOセルは複数個からな
り、この複数個からなる前記第1のIOセルは前記チッ
プの各辺において各々が隣接して配置され、 前記第2のIOセルは複数個からなり、この複数個から
なる前記第2のIOセルは前記チップの一辺において各
々が隣接して配置され、 前記第3のIOセルは複数個からなり、この複数個から
なる前記第3のIOセルは前記チップの前記一辺におい
て各々が隣接して配置され、 前記第4のIOセルは複数個からなり、この複数個から
なる前記第4のIOセルは前記チップの前記一辺におい
て各々が隣接して配置されることを特徴とする請求項9
記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項11】 前記第5の端子と前記第7の端子と
は、向き合うことを特徴とする請求項9記載の半導体集
積回路装置。 - 【請求項12】 前記第2乃至第4のIOセルは、それ
ぞれ一部に隙間を有することを特徴とする請求項10記
載の半導体集積回路装置。 - 【請求項13】 前記第2のIOセルと前記第3のIO
セルとの間を所定間隔離間し、前記第2のIOセルと前
記第3のIOセルとの間に位置する前記接続部材を電源
配線及びグランド配線にそれぞれ接続することを特徴と
する請求項9記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項14】 前記電源配線及び前記グランド配線
は、前記第2のIOセルと前記第3のIOセルとの間に
位置する前記接続部材から、前記第2のIOセルの前記
隙間に延在して配置されるとともに、前記第3及び第4
のIOセルの前記隙間に延在して配置されることを特徴
とする請求項13記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項15】 前記第2のIOセルと前記第3のIO
セルとの間の領域は、前記チップの前記内部回路の存在
する領域であることを特徴とする請求項13記載の半導
体集積回路装置。 - 【請求項16】 前記第1又は第2のIOセルに隣接し
てマクロセルが配置されていることを特徴とする請求項
1記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項17】 前記マクロセルは、前記チップの中央
側の端部に前記チップの前記内部回路に接続する第9の
端子が設けられ、前記チップの周辺側の端部に前記接続
部材に接続する第10の端子が設けられていることを特
徴とする請求項16記載の半導体集積回路装置。
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