JP2003100876A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2003100876A
JP2003100876A JP2001288792A JP2001288792A JP2003100876A JP 2003100876 A JP2003100876 A JP 2003100876A JP 2001288792 A JP2001288792 A JP 2001288792A JP 2001288792 A JP2001288792 A JP 2001288792A JP 2003100876 A JP2003100876 A JP 2003100876A
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signal
circuit
bus
selection
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Shinya Nagata
真也 永田
Katsukichi Watanabe
克吉 渡邉
Masahiko Ikemoto
政彦 池本
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Mitsubishi Electric Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11C2207/00Indexing scheme relating to arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C2207/10Aspects relating to interfaces of memory device to external buses
    • G11C2207/105Aspects related to pads, pins or terminals

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶装置の記憶容量の変更に対しても、容易
に対応することができ、かつバス配線長の変更にかかわ
らず、高速かつ低消費電力で信号/データを転送するこ
とのできる半導体集積回路装置を提供する。 【解決手段】 半導体チップ(CH)を、パッド(1)
で取囲まれた第1の半導体領域(2)とパッド外部の領
域とに分割し、メモリ(20)を、このパッド外部領域
に配置する。また、これらの第1の半導体領域(2)内
に配置されるメモリ(37)とパッド(1)外部に配置
されるメモリ(20)を、それぞれ別々のメモリバス
(36,39)およびセレクタ(100)を介してバス
インターフェイスユニット(33)に結合する。このセ
レクタ(100)を、2相の互いに位相の異ならないク
ロック信号(P1,P2)で駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体集積回路装
置に関し、特に、半導体集積回路装置のチップ上レイア
ウトに関する。より特定的には、この発明は、記憶装置
のチップ上レイアウトおよびこの記憶装置に対するバス
の配置および信号転送タイミングに関する。
【0002】
【従来の技術】図25は、従来の半導体集積回路装置の
全体の構成を概略的に示す図である。図25において、
半導体集積回路装置は、半導体チップCHの外周部に沿
って配置される複数のボンディングパッド1と、これら
のボンディングパッド1により規定される内部回路領域
2を含む。ボンディングパッド1は、この半導体チップ
CHの4辺に沿って内部回路領域2を取り囲むように配
置されており、外部リード端子とボンディングワイヤ
(図示せず)を介して電気的に接続され、外部装置と電
気的に結合される。
【0003】内部回路領域2においては、演算処理を実
行する演算処理装置(CPU)3と、このCPU3が必
要とするデータ/命令を格納するROM(リード・オン
リ・メモリ)4と、CPU3が使用するデータ/命令を
格納するとともに、CPU3の作業領域として一時的に
データを格納するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)
5と、外部との入出力インターフェイス、タイマ、およ
び非同期送受信ユニット(UART)などを含む周辺機
能6および7を含む。周辺機能6は、CPU3に隣接し
て配置され、周辺機能7が、ROM4およびRAM5の
間に配置される。
【0004】この図25に示す半導体集積回路装置は、
いわゆる1チップマイクロコンピュータである。半導体
チップCH上にCPU3、ROM4、およびRAM5を
集積化することにより、これらのCPU3、ROM4お
よびRAM5を接続するバス配線を、チップ上配線で構
成することができ、また、これらのバス配線長も短くな
り、高速かつ低消費電力で信号/データの送受を行なう
ことができ、高速処理を小占有面積で実現することがで
きる。
【0005】また、CPU3とROM4およびRAM5
との間のバス配線(図示せず)は、チップ上配線であ
り、そのバス幅を十分広くすることができ、データのビ
ット幅を広くすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この図25に示す半導
体集積回路装置において、内部回路領域2内において、
その面積利用効率を高くしてチップ面積を最小とするた
めに、そのレイアウトが最適化されて各構成要素が配置
される。各構成要素の最適配置時において、内部バスの
配線レイアウトも同様に、最適化される。
【0007】この半導体集積回路装置において、ROM
4およびRAM5の記憶容量は、その処理内容に応じて
設定される。したがって、処理内容が複雑となり、処理
データ量が多くなった場合には、これらのROM4およ
び/またはRAM5の記憶容量を増大させる必要があ
る。
【0008】図26は、ROM4およびRAM5の記憶
容量が増大した場合の半導体記憶装置のレイアウトを概
略的に示す図である。図26において、内部回路領域2
内において、ROM14およびRAM15の記憶容量
が、図25に示すROM4およびRAM5に比べて増大
され、それぞれの占有面積が増大する。これらのROM
14およびRAM15の面積増加に応じて、半導体チッ
プCHの面積を最小にするように、そのレイアウトが変
更される。したがって、ROM14およびRAM15の
間の周辺機能17およびCPUに隣接する周辺機能16
は、図25に示す半導体集積回路装置の周辺機能7およ
び周辺機能6とその内部のレイアウトが異なる。
【0009】したがって、これらの周辺機能16および
17に含まれるUART等の構成要素からパッド1に至
る配線のレイアウトが異なり、また、その配線長も変更
される。
【0010】素子の微細化に伴って、配線幅および配線
間隔が小さくなると、配線経路が変更されるだけで、配
線容量および配線抵抗が変化し、また配線間容量も変化
する。したがって、この配線経路の変更により、たとえ
ばサージ電圧が生じた場合に、断線するまたはそのサー
ジ電圧が配線間容量を介して伝達され回路動作に悪影響
を及ぼすなどのサージに弱い箇所が出てくる可能性があ
る。したがって、このようなROMおよび/またはRA
Mの記憶容量を変更する場合には、半導体集積回路装置
の信頼性の評価を十分に1から再評価し直す必要があ
り、この半導体集積回路装置の評価に長時間を要し、応
じてコストが増大するという問題が生じる。
【0011】また、この内部回路領域2のX方向および
/またはY方向の長さがこのROM14およびRAM1
5の面積増大により、増大するため、その周辺に配置さ
れたパッド1のチップ上での座標も異なることになる。
通常、半導体集積回路装置の信頼性評価のためには、テ
スト用治具が用いられ、この治具が、ボンディングパッ
ド(以下パッドと称する)1と電気的に接続されてテスト
が行なわれる。したがって、このパッド1の座標が変更
された場合、この治具のパッドコンタクト位置を、この
新たに作製された半導体集積回路装置のパッド1の座標
に応じて変更する必要があり、また、この半導体集積回
路装置の再評価のための治具の変更のために長時間およ
び労力を要し、また費用がかかるという問題があった。
【0012】また、この図26に示すように、半導体集
積回路装置のチップ面積が増大し、構成要素間のバス配
線長が長くなった場合、信号/データの伝搬時間が長く
なる。したがって、この半導体集積回路装置内におい
て、内部回路がクロック信号に同期して処理を行い、ま
た、そのサイクルタイムがクロック信号により決定され
て処理が実行される場合において、信号/データのフラ
イトタイムの影響により、内部の制御信号と転送信号/
データのタイミングがずれた場合に、十分にセットアッ
プ/ホールド時間を確保することができず、中間電圧レ
ベルの信号を転送する場合が生じる。
【0013】信号線が中間電位レベルに維持されると、
次段回路において、貫通電流が流れ、消費電流が増大す
るという問題が生じる。また、正確なデータ転送も行な
うことができなくなる。特に、MOSトランジスタ(絶
縁ゲート型電界効果トランジスタ)で次段回路が構成さ
れている場合、このような貫通電流により、MOS回路
の特徴である低消費電力性能が損なわれ、また、次段回
路を正確に動作させることができず誤動作が生じる可能
性がある。
【0014】それゆえ、この発明の目的は、記憶装置の
記憶容量の変更に対しても、レイアウト変更を最小限に
抑制することのできる半導体集積回路装置を提供するこ
とである。
【0015】この発明の他の目的は、バス配線長がレイ
アウト変更により長くなった場合においても、高速で信
号/データの転送を行なうことのできる半導体集積回路
装置を提供することである。
【0016】この発明のさらに他の目的は、レイアウト
変更によりバス配線長が変更された場合においても、正
確に信号/データを高速かつ低消費電力で転送すること
のできる半導体集積回路装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、要約すれ
ば、半導体チップを、パッドにより規定される第1の半
導体領域と、このパッド外部の第2の領域とに区分し、
この第2の半導体領域に、ROMおよび/またはRAM
の少なくとも一部を配置する。
【0018】すなわち、この発明の第1の観点に係る半
導体集積回路装置は、処理装置を含む内部回路が配置さ
れる第1の半導体領域と、第1の記憶装置が配置される
第2の半導体領域と、これらの第1および第2の半導体
領域の間に配置されるパッドを含む。
【0019】好ましくはパッドは、この第1の半導体領
域を取り囲むように配置される。
【0020】好ましくは、第2の半導体領域は、パッド
を介して第1の半導体領域と対向して配置される第1の
サブ半導体領域と、パッドを介して第1の半導体領域と
対向して配置される第2のサブ半導体領域とを含む。こ
れら第1および第2のサブ半導体領域は、第1の半導体
領域に関して対向して配置される。
【0021】好ましくは、さらに、第1の半導体領域に
配置される第2の半導体記憶装置と、処理装置からのメ
モリアドレス信号に従って第1および第2の記憶装置の
一方を指定するメモリ選択信号を生成するメモリ選択信
号生成回路と、このメモリ選択信号生成回路からのメモ
リ選択信号に従って第1および第2の記憶装置の一方を
処理装置に電気的に結合するためのメモリ選択回路が設
けられる。
【0022】好ましくは、処理装置は、このメモリ選択
回路に対し結合されるバスインターフェイスユニットを
含む。好ましくは、第1の記憶装置と第2の記憶装置と
は、種類が異なる。好ましくは、パッドは、第1および
第2の記憶装置の記憶容量に係らず、同一のピッチで同
一配列パターンで配置される。好ましくは、第1の記憶
装置は、択一的に処理装置によりアクセスされる同一種
類の複数のメモリ回路を含む。好ましくは、内部回路
は、第1の記憶装置の記憶容量に係らずに固定された回
路レイアウトを有する。好ましくは、第1の半導体領域
に配置される第2の記憶装置と、第1の記憶装置に結合
される第1のバスと、第2の記憶装置に結合される第2
のバスと、処理装置からのメモリアドレス信号に従って
第1および第2のバスを第3のバスに電気的に接続する
ためのバス選択回路とがさらに配置される。処理装置
は、この第3のバスと結合されるバスインターフェイス
ユニットを含む。
【0023】これに代えて、好ましくは、第1の記憶装
置は、複数のブロックを有する。この構成において、半
導体集積回路装置は、さらに、第1の半導体領域に配置
され、かつ複数のブロックを有する第2の記憶装置と、
処理装置からのメモリアドレス信号に従って第1および
第2の記憶装置のブロックを選択するメモリブロック選
択信号を生成するブロックデコード回路と、第1の記憶
装置の複数のブロックそれぞれに対応して配置される複
数の第1のバスと、第2の記憶装置の複数のブロックそ
れぞれに対応して配置される複数の第2のバスと、メモ
リ選択信号に従って選択メモリに対応して配置されたバ
スをバスインターフェイスユニットを介して処理装置に
接続する選択回路がさらに設けられる。
【0024】好ましくは、この選択回路は、メモリ選択
信号に応答して第1の記憶装置の選択ブロックを第3の
バスに電気的に接続するための第1のセレクタと、メモ
リ選択信号に従って第2の記憶装置の選択ブロックを第
4のバスに接続するための第2のセレクタと、メモリ選
択信号に従って、第3および第4のバスの一方を第5の
バスに電気的に結合する第3のセレクタを含む。第5の
バスが、処理装置にバスインターフェイスユニットを介
して電気的に接続される。メモリ選択信号は、第1およ
び第2の記憶装置の一方を指定するメモリ選択信号と、
ブロックを選択するブロック選択信号を含む。
【0025】好ましくは、これに代えて、第1の半導体
領域に配置される第2の記憶装置と、処理装置からのメ
モリアドレス信号に従って第1および第2の記憶装置の
一方を指定するメモリ選択信号を生成するデコード回路
と、第1のクロック信号に従って能動化され、メモリ選
択信号に従って第1および第2の記憶装置の一方へ、第
1のクロック信号と相補な第2のクロック信号に従って
処理装置から与えられたデータを伝達する選択回路が設
けられる。選択回路は、処理装置からのデータが確定す
る前に第1のクロック信号に従って能動化される。
【0026】また、これに代えて、好ましくは、第1の
半導体領域に配置される第2の記憶装置と、処理装置か
らのメモリアドレス信号に従って第1および第2の記憶
装置の一方を指定するメモリ選択信号を生成するデコー
ド回路と、メモリ選択信号に従って第1および第2の記
憶装置の一方を処理装置に電気的に結合する選択回路が
設けられる。メモリ選択信号は第1のクロック信号に従
って有効とされかつ選択回路が伝達するデータは、第1
のクロック信号と相補な第2のクロック信号に同期して
有効状態となる。
【0027】また、これに代えて、好ましくは、第1の
半導体領域に配置される第2の記憶装置と、処理装置か
らのメモリアドレス信号に従って第1および第2の記憶
装置を指定するメモリ選択信号を生成して第1のクロッ
ク信号に同期して伝達する選択信号生成回路と、メモリ
選択信号に従って指定された記憶装置を処理装置に電気
的に結合する選択回路と、処理装置からのデータを選択
回路に、第1のクロック信号と相補な第2のクロック信
号に同期して転送する転送回路が設けられる。
【0028】好ましくは、選択信号生成回路の出力信号
を遅延して選択回路へ伝達する遅延回路が設けられる。
【0029】好ましくは、転送回路の出力信号は、選択
信号生成回路の出力信号が確定した後に確定する。
【0030】好ましくは、第1および第2のクロック信
号は互いに重なり合わない2相のクロック信号である。
これらの第1および第2のクロック信号の一方のエッジ
に同期してメモリ選択信号およびデータが確定状態とな
る。
【0031】好ましくは、転送回路の出力信号は、第2
のクロック信号の半サイクル期間確定状態となり、選択
信号生成回路の出力信号は、第1のクロック信号の1ク
ロックサイクル期間確定状態となる。
【0032】好ましくは、さらに、選択回路の出力ノー
ドに転送データをラッチするラッチ回路が設けられる。
【0033】この発明の第2の観点に係る半導体集積回
路装置は、処理装置と、第1および第2の記憶装置と、
処理装置からのメモリアドレス信号に従って、第1およ
び第2の記憶装置を指定するメモリ選択信号を生成して
第1のクロック信号に同期して伝達する選択信号生成回
路と、このメモリ選択信号に応答して第1および第2の
記憶装置のうちのメモリ選択信号が指定した記憶装置を
内部バスに結合する選択回路と、処理装置からのデータ
を内部バスを介して選択回路に第1のクロック信号と相
補な第2のクロック信号に同期して転送する転送回路と
を含む。
【0034】好ましくは、選択信号生成回路の出力信号
を遅延して選択回路へ伝達する遅延回路がさらに設けら
れる。
【0035】転送回路の出力信号は、選択信号生成回路
の出力信号が確定した後に確定する。
【0036】好ましくは、第1および第2のクロック信
号は、互いに重なり合わない2相のクロック信号であ
る。
【0037】また、好ましくは、転送回路の出力信号
は、第2のクロック信号の半サイクル期間確定状態とな
り、選択信号生成回路の出力信号は、第1のクロック信
号の1クロックサイクル期間確定状態となる。
【0038】好ましくは、選択回路の出力ノードに、選
択回路の出力データをラッチするラッチ回路がさらに配
置される。
【0039】パッドを第1および第2の半導体領域の間
に配置し、この第2の半導体領域に第1の記憶装置を配
置することにより、この第1の半導体領域のレイアウト
をほぼ固定して、第2の半導体領域の第1の記憶装置の
レイアウトを、その記憶容量に応じて変更する。したが
って、内部回路のレイアウトは変更されず、その内部配
線のレイアウトも変更されないため、内部回路の特性を
保証することができる。したがって、単に第1の記憶装
置のレイアウト変更に労力を要し、またそのテストが必
要とされるだけであり、パッドの座標も変更されないた
め、従来の治具を利用して、この半導体集積回路装置の
テストを行なうことができる。テストプログラムにおい
て、単に第1の記憶装置の記憶容量に応じてアドレス領
域が変更されるだけである。これにより、容易に記憶装
置の記憶容量変更に対応することができる。
【0040】また、それぞれ互いに異なる相補なクロッ
ク信号に同期して、その選択回路の制御およびデータ転
送を行なっており、確実に、選択回路において、選択状
態となった後データを転送することができ、確定状態の
データを確実に、次段の記憶装置へ伝達することができ
る。また、メモリのデータバスには、選択した記憶装置
が結合されるだけであり、バスの負荷が軽減され高速デ
ータ転送を実現することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]
【0042】図1は、この発明の実施の形態1に従う半
導体集積回路装置の全体の構成を概略的に示す図であ
る。図1において、半導体集積回路装置は、半導体チッ
プCH上に集積化される。この半導体チップCHは、パ
ッド1により取り囲まれる内部回路領域2と、パッド1
の外部に配置されるメモリ20を含む。この内部回路領
域2に配置される内部回路は、先の図25に示すCPU
3、および周辺機能6,7(16,17)を含む。この
内部回路領域2に配置される内部回路は、またROMお
よび/またはRAMの一部を含んでもよい。
【0043】パッド1の外部に配置されるメモリ20
は、ROMおよび/またはRAMを含む。この半導体集
積回路装置において、メモリの記憶容量を増大させる場
合には、メモリ20を構成するROMおよび/またはR
AMの記憶容量を増大させる。内部回路領域2のレイア
ウトは不変である。この内部回路2を取り囲むように配
置されるパッド1の配置位置(座標)も不変である。
【0044】このメモリ20の記憶容量を変更する場合
には、図1においてX方向に沿ってメモリ20の面積を
増減して、メモリ20の記憶容量を増減する。Y方向に
ついては、メモリ20の長さは不変である。この一方方
向においてのみメモリ20の面積を変更することによ
り、パッド1の座標を変更することなく、メモリ20の
記憶容量を変更することができる。
【0045】したがって、ROMおよび/またはRAM
の記憶容量の変更時においては、単に、パッド1の外部
に配置されるメモリ20の記憶容量を増減し、そのレイ
アウトを変更するだけでよく、内部回路領域2に配置さ
れる内部回路およびパッド1の配置が不変である。した
がって、この内部回路領域2に配置される内部回路につ
いては、その回路特性および信頼性について一旦評価が
確立すれば、その評価結果は、このメモリ20のさまざ
まな記憶容量を有する場合においても、適用することが
できる。したがって、この半導体集積回路装置の評価
は、メモリ20の評価を行なうことが要求されるだけで
あり、評価時間を短縮することができる。
【0046】また、レイアウト変更時においても、メモ
リ20のX方向についてのレイアウトを変更するだけで
よく、記憶容量変更時におけるレイアウト変更の労力を
軽減することができる。
【0047】特に、メモリ20を、このX方向について
単位メモリユニットを複数個繰返し配置して構成するこ
とにより、このメモリ20の記憶容量の増減に対して
も、容易に対応することができる。
【0048】また、パッド1の座標が不変であるため、
メモリ20の記憶容量が変更された場合においても、こ
のテスト用治具の変更は不用であり、従来の信頼性評価
試験装置を用いて信頼性評価を行なうことができる。
【0049】特に、このパッド1のレイアウトおよび内
部回路領域2を含む構成を、1つのマクロとしてライブ
ラリ化して登録することにより、マクロベースで半導体
集積回路装置を作製することができる。特にメモリ20
においても、単位メモリユニットがマクロ化されていれ
ば、そのメモリ20の記憶容量の増減時においても単位
メモリユニットの数を増減するだけで、必要とされる記
憶容量を実現することができ、容易に記憶容量の増減に
も対応することができる。
【0050】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、パッド外部に、メモリ(ROMおよび/または
RAM)を配置するように構成しており、記憶装置の記
憶容量の増減に際しても、レイアウトの変更の労力を最
小限に抑制することができ、また内部回路領域の構成は
不変であり、信頼性評価のための時間も軽減することが
できる。
【0051】[実施の形態2]
【0052】図2は、この発明の実施の形態2に従う半
導体集積回路装置の全体の構成を概略的に示す図であ
る。この図2において、半導体集積回路装置は、チップ
CH上で、パッド1に関してX方向に沿って外側に、メ
モリ20および25が内部回路領域2に関して対向して
配置される。
【0053】内部回路領域2に含まれる内部回路および
パッド1のレイアウトは、メモリ20および25の記憶
容量の変更にかかわらず不変である。これらのメモリ2
0および25は、その種類が異なっており、たとえばメ
モリ20はROMであり、メモリ25は、RAMであ
る。種類の異なるメモリ20および25を、パッド1の
外側に内部回路領域2に関して対向して配置して、これ
らのメモリ20および25の記憶容量の増減時、X方向
に沿ってメモリ20および25の面積を変更してそれら
の記憶容量を変更する。
【0054】例えば、メモリ22が、ROMであり、メ
モリ25がRAMの場合、これらの増減時においては、
メモリ22および25それぞれについて、対応の単位メ
モリユニットの数を増減することにより記憶容量を増減
できる。
【0055】メモリ22および25は、その種類が異な
っており、そのレイアウトの規則性が異なる。すなわ
ち、メモリ22および25においては、繰返し回路の種
類が異なる。ここで、「繰返し回路」は、同一レイアウ
トパターンで繰返し配置される回路であり、たとえばロ
ウデコーダ、DRAM(ダイナミック・ランダム・アク
セス・メモリ)におけるセンスアンプなどを示す。ま
た、これらのメモリ22および25の占有面積も異な
る。
【0056】これらのメモリ22および25を、この半
導体チップCH上においてパッド1の一方側の外側X方
向に沿っての一方側に配置した場合、メモリ22および
25の記憶容量の比およびそのレイアウトの規則性の差
により、空き領域が生じ、面積利用効率が低下する。こ
のパッド1のX方向に沿っての両側にメモリ22および
25を配置することにより、それぞれの領域において、
メモリ22および25のレイアウトを個々に最適化する
ことができる。これにより、面積利用効率の低下を生じ
させることなく、チップ面積を最小化することができ
る。
【0057】また、個々の領域において、単位メモリブ
ロックをX方向に沿って単に増減するだけであり、メモ
リ22および25の記憶容量の変更に容易に対応するこ
とができる。また、実施の形態1と同様、内部回路領域
2に配置される内部回路およびパッド1のレイアウトは
不変であるため、その信頼性の評価は、さまざまな記憶
容量を有する半導体集積回路装置に対して適用すること
ができ、評価時間を短縮することができる。
【0058】なお、メモリ22および25としては、種
類が異なるメモリであればよく、一方がSRAM(スタ
ティック・ランダム・アクセス・メモリ)であり、他方
がDRAMであってもよい。
【0059】[実施の形態3]
【0060】図3は、この発明の実施の形態3に従う半
導体集積回路装置の要部の構成を概略的に示す図であ
る。図3において、内部回路領域2内に、メモリ37が
配置され、この内部回路領域2とパッド1を介して対向
する外部領域にメモリ20が配置される。メモリ20お
よび37の各々は、ROMおよび/またはRAMであ
る。これらのメモリ20および37は同一種類のメモリ
であってもよく、異なる種類のメモリであってもよい。
また、メモリ20および37は、ROMおよびRAM両
者を含んでいてもよい。
【0061】内部回路領域2においては、CPU3から
アドレスバス30を介して与えられるメモリを特定する
メモリアドレス信号をプリデコードし、メモリを指定す
るプリデコード信号をデコードバス38および40上に
送出するプリデコーダ31と、CPU3と内部バス32
を介して結合され、CPU3からのアドレスおよびデー
タおよび制御信号に従って、メモリ37または24のア
クセス時に所定のタイミングで、バス34にアドレス信
号および制御信号を出力し、データ書込時においては、
書込データを出力するバスインターフェイスユニット
(BIU)33と、プリデコーダ31からのプリデコー
ド信号に従って、バス34を、メモリバス36および3
9の一方に接続するセレクタ35が設けられる。
【0062】ここで、「バス」は、制御信号を伝達する制
御バス、アドレス信号を伝達するアドレスバス、および
データを伝達するデータバスを含む。
【0063】メモリバス36は、メモリ37に結合さ
れ、メモリバス39は、メモリ20に結合される。これ
らのメモリバス36および39は、アドレス信号、制御
信号、およびデータを転送するバスを含む。
【0064】また、メモリ20および37は、複数のブ
ロックを含み、プリデコーダ31からのプリデコード信
号により、メモリおよびブロックが指定されてもよい。
【0065】CPU3が、メモリ37および20の一方
にアクセスする場合には、セレクタ35は、そのメモリ
バス36および39の一方を内部バス34に結合する。
次に、この図3に示す半導体集積回路装置の動作につい
て簡単に説明する。
【0066】CPU3が、ロードまたはストア命令など
のメモリアクセスを伴う命令を実行する場合、そのアク
セス対象のメモリを指定するメモリアドレス信号をアド
レスバス30を介してプリデコーダ31へ与え、かつ内
部バス32を介して、アクセス対象のアドレスを指定す
るアドレス信号およびデータ書込時のデータを内部バス
32を介してバスインターフェイスユニット(BIUと
以下称す)33に伝達する。
【0067】セレクタ35は、プリデコーダ31からコ
ントロールバス38および40に与えられるプリデコー
ド信号に従って、アクセス対象のメモリに対して設けら
れたメモリバス36または39を、内部バス34に結合
する。BIU(バスインターフェイスユニット)33
は、所定のタイミングで、CPU3から伝達されたアド
レス信号、制御信号およびデータ書込時のデータをセレ
クタ35を介して、選択メモリに対して設けられたメモ
リバスに伝達する。
【0068】メモリからのデータ読出し時においては、
選択メモリから読出されたデータが、セレクタ35を介
して内部バス34に伝達される。BIU33は、このデ
ータ読込時においては内部バス34上のデータを取込
み、取込んだデータを所定のタイミングで、CPU3に
内部バス32を介して転送する。
【0069】この図3に示す半導体集積回路装置の構成
においては、メモリ20および37は別々のメモリバス
39および36に結合される。セレクタ35が、アクセ
ス対象のメモリ(メモリブロック)に対して設けられたメ
モリバスを内部バス30に結合する。したがって、メモ
リへのアクセス時においては、内部バス34には、メモ
リバス36および39の一方が接続されるだけであり、
内部バス34の負荷が、この内部バス34にメモリ37
および20が共通に接続される場合に比べて軽減され、
高速でデータ/信号を転送することができる。
【0070】したがって、メモリ20が、パッド1の外
部に配置され、バスの配線長が長くなる可能性がある場
合においても、内部バス34には、このメモリバス36
および39の一方が接続されるだけであり、内部バス3
4の負荷を軽減することができ、高速で信号/データの
転送を行なうことができる。また、この内部バスの負荷
が軽減されるため、寄生容量が低減され、バスの配線容
量の充放電電流が低減され、応じて消費電力を低減する
ことができる。
【0071】すなわち、メモリ20および37を共通メ
モリバスに接続し、この共通メモリバスをBIU33に
結合した場合、バスの負荷が大きくなるため、図4にお
いて破線で示すように、バス信号線の充電時間が長くな
る。しかしながら、メモリ20および37をそれぞれ別
々にメモリバス31および36に結合し、セレクタ35
により選択的にアクセス対象のメモリに結合されるメモ
リバスを内部バス34に結合することにより、バスの負
荷が軽減され、図4において実線で示すように、このバ
ス信号線の充電電圧の立上がり時間が速くなる。
【0072】なお、図4においては、メモリバス39お
よび36の1つのバス信号線についての電圧変化を示し
ており、図4において横軸は時間Tを示し、縦軸に電圧
Vを示す。
【0073】また、バス信号線の信号/データの立下が
り時においても、同様に、メモリバスをメモリそれぞれ
に対して設けることにより、バスの負荷が軽減され、放
電時間が低減されて高速で信号を立下げることができ
る。これにより、高速のデータ転送を実現することがで
きる。
【0074】メモリ20を、チップ上のパッド1の外部
領域に配置した場合、メモリバス39の配線長が長くな
り、その負荷が大きくなる可能性がある。これらのメモ
リに対するバスを別々に設けることにより、配線負荷が
軽減されて高速のデータ転送を行なうことができる。ま
た、バスの負荷(配線容量)が軽減されるため、充放電
電流が低減され、応じて電力を低減することができる。
【0075】[セレクタ35の構成1]
【0076】図5は、図3に示すセレクタ35の構成を
示す図である。図5において、セレクタ35は、プリデ
コーダ31からの相補プリデコード信号ZCS0および
CS0に従って選択的に導通し、導通時、内部バス34
とメモリバス39とを接続するトランスミッションゲー
ト42と、プリデコーダ31からの相補プリデコード信
号ZCS1およびCS1に従って選択的に導通し、導通
時、内部バス34とメモリバス36とを結合するトラン
スミッションゲート44を含む。
【0077】相補プリデコード信号ZCS0およびCS
0は、活性化時、メモリ20を指定し、相補プリデコー
ド信号ZCS1およびCS1は、活性化時、メモリ37
を指定する。
【0078】これらのトランスミッションゲート42お
よび44は、導通時においては、内部バス34とメモリ
バス39または36を電気的に結合するだけである。し
たがって、これらの内部バス30およびメモリバス39
が双方向バスの場合においても、セレクタ35において
トランスミッションゲートを利用することにより、回路
占有面積を増大させることなく、双方向バスを相互接続
することができる。
【0079】また、これらのトランスミッションゲート
42および44は、非導通時においては、確実に、内部
バス34と対応のメモリバスとを電気的に分離する。こ
れらのトランスミッションゲート42および44の非導
通時においては、内部バス34には、これらのトランス
ミッションゲート42および44の寄生容量が接続され
るだけであり、確実に、非選択メモリに対応して配置さ
れるメモリバスをバス34から分離することができ、バ
ス34の実効的な寄生容量を低減することができる。
【0080】なお、トランスミッションゲート42およ
び44の各々は、対応のバス信号線それぞれに対応して
配置されるCMOSトランスミッションゲート回路を含
み、導通時においてはバス34の信号/データ線と対応
のメモリバスの信号/データ線を電気的に結合する。
【0081】[セレクタの構成2]
【0082】図6は、セレクタ35の第2の構成を示す
図である。図6においては、内部バス34、およびメモ
リバス36,39の単方向バスに対して設けられるセレ
クタ35の構成を示す。すなわち、BIU33からメモ
リ37および20に対し、アドレス信号および制御信号
は、一方方向に伝達される。これらのアドレスバスおよ
びコントロールバスが、図6においてバス34a、36
aおよび39aとして示される。
【0083】図6において、セレクタ35は、プリデコ
ーダ31からの相補プリデコード信号CS0およびZC
S0に従って選択的に活性化され、活性化時内部バス3
4a上の信号をメモリバス39a上に伝達するトライス
テートバッファ回路46と、プリデコーダ31からの相
補プリデコード信号CS1およびZCS1の活性化時活
性化され、活性化時、内部バス34a上の信号をメモリ
バス36a上に伝達するトライステートバッファ回路4
8を含む。
【0084】プリデコード信号CS0およびZCS0は
活性化時メモリ20を指定し、プリデコード信号CS1
およびZCS1は、活性化時、メモリ37を指定する。
メモリバス39aおよび36aは、それぞれ、バス39
および36に含まれるアドレスバスおよびコントロール
バスである。内部バス34aは、内部バス34に含まれ
るアドレスバスおよびコントロールバスである。
【0085】この図6に示す構成においては、トライス
テートバッファ回路46および48が、選択メモリに応
じて選択的に活性化される。これらのトライステートバ
ッファ回路46および48は、非活性化時出力ハイイン
ピーダンス状態であり、メモリバス39aおよび36a
は、対応のトライステートバッファ回路46および48
が出力ハイインピーダンス状態のときには内部バス34
aから分離される。
【0086】また、トライステートバッファ回路46お
よび48はそれぞれ、各バス信号線に対して設けられる
トライステートバッファを含み、これらのトライステー
トバッファは、例えばCMOS回路で構成される。この
構成の場合、この内部バス34aには、トライステート
バッファ回路46および48のトライステートバッファ
のゲート容量が常時接続されるだけであり、その負荷
は、メモリ37および20が共通に内部バス34aに結
合される場合に比べて大幅に低減することができる。
【0087】また、これらのトライステートバッファ回
路46および48は、活性化時、対応のメモリバス39
aおよび36aを駆動しており、高速で、これらメモリ
バス39aおよび36aを駆動して、信号の転送を行な
うことができる。
【0088】図7は、セレクタ35の双方向データバス
に対して設けられる部分の構成の一例を示す図である。
この双方向データバスは、内部バスとメモリバス39お
よび36の間で双方向でデータが転送される場合の構成
に対応する。この双方向のデータバスにおいてデータの
転送方向を指定するために、BIU33において、デー
タの書込を示す書込指示信号WRおよびデータの読出を
示す読出指示信号REが生成され、これらの信号WRお
よびREに従ってセレクタ35におけるデータの転送経
路が決定される。
【0089】図7において、セレクタ35は、転送経路
決定のための制御信号を生成するために、書込指示信号
WRとプリデコード信号CS0を受けるAND回路50
と、AND回路50の出力信号を反転するインバータ回
路51と、プリデコード信号CS0と読出指示信号RE
とを受けるAND回路52と、AND回路52の出力信
号を反転するインバータ回路53と、プリデコード信号
CS1と書込指示信号WRとを受けるAND回路54
と、AND回路54の出力信号を反転するインバータ回
路55と、プリデコード信号CS1と読出指示信号RE
とを受けるAND回路56と、AND回路56の出力信
号を反転するインバータ回路57を含む。
【0090】セレクタ35は、さらに、AND回路50
およびインバータ51の出力信号に応答して活性化さ
れ、活性化時、内部バス34b上の信号/データに従っ
てメモリバス39bを駆動するトライステートバッファ
回路60と、AND回路52とインバータ回路53の出
力信号に応答して選択的に活性化され、活性化時、メモ
リバス39b上の信号/データに従って内部バス34b
を駆動するトライステートバッファ回路61と、AND
回路54とインバータ55の出力信号に従って選択的に
活性化され、活性化時内部バス34b上の信号/データ
に従ってメモリバス36bを駆動するトライステートバ
ッファ回路62と、AND回路56およびインバータ回
路57の出力信号に応答して選択的に活性化され、活性
化時、メモリバス36b上の信号/データに従って内部
バス34bを駆動するトライステートバッファ回路63
を含む。
【0091】これらのトライステートバッファ回路60
−63は、それぞれメモリバス39bおよび36bのバ
ス幅に応じたトライステートバッファを含む。一方、A
ND回路50、52、54および56とインバータ回路
51、53、55および57は、これらの各バス信号線
に対して設けられるトライステートバッファに共通に配
置される。
【0092】図7に示すセレクタ35の構成において、
データ書込時においては書込指示信号WRが活性化さ
れ、AND回路52および54がイネーブルされ、プリ
デコード信号CS0およびCS1に従って、トライステ
ートバッファ回路60および62の一方が活性化され
る。一方、データ読出時においては、読出指示信号RE
が活性化され、AND回路52および56がイネーブル
される。この状態において、プリデコード信号CS0お
よびCS1に従ってトライステートバッファ回路61お
よび63の一方が活性化される。
【0093】したがって、この双方向のトライステート
バッファ回路60−63を配置するとともに、プリデコ
ード信号およびデータの書込/読出を示す動作モード指
示信号に従って選択的に活性化することにより、双方向
に確実にデータの転送を行なうことができる。
【0094】また、この図7に示すセレクタ35の構成
においても、内部バス34bには、トライステートバッ
ファ回路60−63の寄生容量が接続されるだけであ
り、その内部バス34bに共通にメモリ20および37
が接続される場合の構成に比べて大幅にその寄生容量を
低減することができる。また、内部バス34bは、トラ
イステートバッファ回路61または63で駆動され、メ
モリバス39bおよび36bは、トライステートバッフ
ァ回路62でそれぞれ駆動されるため、高速でデータの
転送を行なうことができる。
【0095】[変更例1]
【0096】図8は、この発明の実施の形態3の変更例
の構成を概略的に示す図である。図8において、内部回
路領域2内に、ROM56およびRAM54が配置され
る。これらのRAM54およびROM56は、それぞ
れ、メモリバス53および55をそれぞれ介してセレク
タ52に結合される。
【0097】セレクタ52は、プリデコーダ31からの
メモリ選択信号に従って、メモリバス53および55の
一方を、内部バス34に結合する。このプリデコーダ3
1は、CPU3からアドレスバス30を介して与えられ
るメモリアドレス信号をデコードし、RAM54および
ROM56のいずれかを指定するメモリ選択信号(チッ
プセレクト信号CS)を、それぞれ制御バス50および
51上に伝達する。ROM56およびRAM54が複数
のブロックに分割され、プリデコーダ31からのメモリ
選択信号(プリデコード信号)に従ってブロック単位で
これらのROM56およびRAM54の選択が行われて
もよい。RAM54およびROM56のブロックはそれ
ぞれ対応のメモリバス53および55に結合される。
【0098】この図8に示す構成においては、内部回路
領域2内において、RAM54およびROM56が別々
のメモリバス53および55を介してセレクタ52に結
合される。CPU3がRAM54およびROM56のい
ずれかにアクセスする場合には、セレクタ52が、プリ
デコーダ31からのメモリ選択信号に従って、これらの
メモリバス53および55の一方を内部バス34に結合
する。したがって、内部バス34にRAM54およびR
OM56がともに結合される構成に比べて、この内部バ
スの負荷が軽減され、高速でデータを転送することがで
きる。
【0099】なお、この図8に示す構成において、内部
回路領域2の外部の、パッド(図示せず)外部領域にさ
らにメモリが配置され、これらの外部のメモリとRAM
54およびROM56のそれぞれにバスを設け、パッド
外部の領域に配置されたメモリとRAM54およびRO
M56のいずれかを、セレクタを介してBIU33に結
合する構成が用いられてもよい。
【0100】[変更例2]
【0101】図9は、この発明の実施の形態3の変更例
2の構成を概略的に示す図である。図9においては、B
IU60が、メモリバス39に結合されるポートPA
と、メモリバス36に結合されるポートPBとを有す
る。このBIU60が、プリデコーダ31からのメモリ
選択信号に従って選択メモリに対して配置されるポート
を活性化し、この活性化されたポートPAまたはPBを
介して選択的にメモリバス39または36とデータ/信
号を送受する。他の構成は、図3に示す構成と同じであ
り、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説
明は省略する。
【0102】この図9に示す構成において、BIU60
が、メモリバス選択機能を有しており、セレクタを特に
設ける必要はなく、回路占有面積を低減することができ
る。
【0103】図10は、この図9に示すBIU60の動
作を示すフロー図である。以下、図10を参照して、図
9に示すBIUの動作について簡単に説明する。
【0104】BIU60は、CPU3からメモリに対す
るアクセス要求があるかを常時モニタする。CPU3
は、例えばロード命令またはストア命令を実行したとき
には、メモリをアクセスする必要があり、BIU60
に、バス32を介してメモリアクセス要求を発行する
(ステップS1)。
【0105】BIU60は、このCPU3からメモリア
クセス要求が与えられると、次いでプリデコーダ31か
らのメモリ選択信号に従って、指定されたメモリに対応
するポートを選択する(ステップS2)。
【0106】次いで、BIU60は、CPU3から与え
られたアドレス信号および制御信号およびストア命令実
行時の書込データを受け、そのタイミングを調整して、
たとえばクロック信号に同期して選択ポートを介して対
応のメモリバスにCPU3から与えられた信号/データ
を送出する(ステップS3)。
【0107】BIU60は、CPU3が転送を要求した
データをすべて転送したかを判断し(ステップS4)、
すべてのデータが転送されるまで、繰返し必要な制御信
号およびアドレス信号を選択ポートを介して転送する。
ここで、バースト転送モードにおいてバースト長より長
いデータを転送している場合を想定している。
【0108】BIU60は、CPU3からのまたはへの
すべてのデータの転送が完了したときには、再びステッ
プS1へ戻り、次のCPU3からのアクセス要求の発行
を待つ。
【0109】この図9に示すように、BIU60に、メ
モリバス選択機能を持たせることにより、メモリアクセ
ス時において、BIU60のポートを選択的に活性化す
るだけであり、外部にセレクタを設ける必要がなく、回
路レイアウトが容易となる。
【0110】またメモリバス39および36には、それ
ぞれ、メモリ20および37が接続されるだけであり、
メモリバスの負荷(配線容量)を低減することができ
る。
【0111】なお、図9に示す構成においても、この半
導体チップCH上に、メモリ20と反対側のパッド1の
外部にさらに別のメモリが配置されていてもよい。
【0112】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、アクセスされるメモリのみを内部バスに結合し
ており、バスの負荷が軽減され、高速でかつ低消費電力
で信号/データを転送することができる。したがって、
パッド外部にメモリを配置する場合においても、たとえ
配線長が長くなり、そのバスの負荷が大きくなる可能性
がある場合においても、確実にそのバスの負荷を軽減し
て高速で信号/データを転送することができる。また、
パッド外部に配置されたメモリとパッド内部領域に配置
されたメモリを別々のバスに結合し、これらのメモリを
セレクタを介してBIUに選択的に結合することによ
り、パッド外部のメモリの容量が変更される場合におい
ても、バス選択用のセレクタを含む内部回路の配置は何
ら変更することがない。したがって、この半導体集積回
路装置の記憶容量変更時においても、容易に内部回路の
レイアウトを変更することなく、パッド外部のメモリの
記憶容量のみを変更しても、確実にCPUは、パッド外
部のメモリへその記憶容量に係らずアクセスすることが
できる。
【0113】[実施の形態4]
【0114】図11は、この発明の実施の形態4に従う
半導体集積回路装置の全体の構成を概略的に示す図であ
る。図11において、内部回路領域2において、複数の
ROM82a−82cがそれぞれローカルメモリバス7
0a−70cを介してセレクタ71に結合される。
【0115】一方、半導体チップCHのパッド1外部の
領域においては、RAM80a−80fが配置される。
RAM80a−80cが、ローカルメモリバス76a−
76cを介してセレクタ72に結合され、RAM80d
−80fが、ローカルメモリバス76d−76fを介し
てセレクタ73に結合される。
【0116】セレクタ71は、プリデコーダ70から制
御バス74上に与えられるメモリ選択信号に従って、ロ
ーカルメモリバス79a−79cのいずれかを、メモリ
バス77に電気的に接続する。セレクタ72および73
は、またプリデコーダ70から制御バス74上に与えら
れるメモリ選択信号に従って、選択されたRAMに対応
して配置されたローカルメモリバスを、メモリバス75
に電気的に接続する。
【0117】これらのメモリバス75および77をさら
に内部バス34に電気的に接続するために、セレクタ3
5が配置される。このセレクタ35は、プリデコーダ7
0から、制御バス74上に与えられるメモリ選択信号に
従って、メモリバス75および77の一方を内部バス3
4に接続する。セレクタ35は、この内部回路領域2内
に配置されたROM82a−82cのいずれかが選択さ
れたときには、メモリバス77を内部バス34に接続す
る。一方、パッド1外部の領域に配置されたRAM80
a−80fのいずれかが選択されるときには、セレクタ
35は、メモリバス75を内部バス34に電気的に接続
する。
【0118】プリデコーダ70は、CPU3からアドレ
スバス31を介して与えられるメモリアドレス信号をプ
リデコードして、メモリ選択信号を生成する。このメモ
リ選択信号は、ROMおよびRAMを指定するメモリ選
択信号およびROM82a−82cのいずれかを指定す
るROMブロック選択信号、およびRAM80a−80
fのいずれかを指定するRAMブロック選択信号を含
む。
【0119】CPU3は、BIU33を介してセレクタ
35に結合される。
【0120】プリデコーダ70から制御バス74上に与
えられるメモリ選択信号は、セレクタ71、72および
73に含まれるトランスミッションゲートまたはトライ
ステートバッファを駆動する。したがって、それらのト
ランスミッションゲートまたはトライステートバッファ
のゲート容量を、その制御バス74上に与えられる信号
が駆動することが要求される。一方、ローカルメモリバ
ス76a−76fには、それぞれ対応のRAM80a−
80fの入力バッファが接続され、またローカルメモリ
バス79a−79cにはそれぞれROM82a−82c
が接続される。
【0121】入力バッファの入力インピーダンスは、そ
の入力バッファが、CMOSインバータの場合、Pチャ
ネルMOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタ)およびNチャネル型MOSトランジスタ両者の
ゲート容量であり、このゲート容量を駆動することが要
求される。この入力バッファのゲート容量は、トランス
ミッションゲートまたはトライステートバッファのゲー
トよりも大きくなる(トランスミッションゲートまたは
トライステートバッファの場合、相補信号により個々の
MOSトランジスタの活性/非活性が制御される)。
【0122】しかしながら、これらのRAM80a−8
0fは選択されたRAMのみがセレクタ72または73
を介してメモリバス74に結合され、RAM80a−8
0fが共通にメモリバス74に結合される場合に較べ
て、メモリバス74の負荷(配線容量)を低減すること
ができる。ROM82a−82cについても同様であ
る。
【0123】また、セレクタ72および73は、パッド
1に隣接して配置してもよく、これらのセレクタ72お
よび73の配置位置は、半導体チップCH上の任意の領
域であり、半導体チップCH上のレイアウトを最適化す
るようにその配置位置が設定される。このため、制御バ
ス74の負荷は、ローカルメモリバス76a−76fの
負荷(配線容量)よりも小さくされる。これにより、プ
リデコーダ70から制御バス74を介して高速で、メモ
リ選択信号を伝達する。
【0124】この図11に示す構成においては、CPU
3がアクセスするメモリに応じて、セレクタ35および
71−73がプリデコーダ70からのメモリ選択信号に
従って対応のアクセスされるメモリ(ROMまたはRA
M)を選択する。内部回路領域2内のROMをアクセス
する場合には、セレクタ71がROM82a−82cの
1つを選択してメモリバス77に結合し、セレクタ35
がさらにこのメモリバス77を内部バス34に結合す
る。
【0125】一方、パッド1の外部に配置されたRAM
80a−80fのいずれかがアクセスされる場合には、
セレクタ72および73が、プリデコーダ70から制御
バス70に与えられるメモリ選択信号に従ってこれらの
RAM80a−80fの1つを選択して、対応のローカ
ルメモリバスをメモリバス75に接続する。セレクタ3
5が、また、このプリデコーダ70からのメモリ選択信
号に従って、メモリバス75を内部バス34に結合す
る。
【0126】したがって、メモリバスが、メモリの種類
およびメモリの配置位置およびブロックに応じて分割さ
れており、メモリバスの負荷が軽減される。特に、1つ
のメモリブロック(ROMまたはRAM)にアクセスす
る際には、内部バス34は、そのアクセス対象のメモリ
に接続されるローカルメモリバスおよびメモリバスが接
続されるだけであり、このバス配線容量を最小にするこ
とができ、高速アクセスが実現される。またバス配線容
量を最小にすることができ、バスの充放電に要する時間
を短縮することができ、また消費電力も低減することが
できる。
【0127】なお、セレクタ35、および71−73
は、それぞれ、トランスミッションゲートで構成されて
もよく、またトライステートバッファ回路で構成されて
もよい。セレクタ71−73それぞれにおいては、ロー
カルメモリバス76a−76fおよび79a−79cそ
れぞれに対応して、トランスミッションゲートまたはト
ライステートバッファ回路が配置される。
【0128】セレクタ35においては、メモリバス75
および77それぞれに対応してトランスミッションゲー
トまたはトライステートバッファ回路が配置される。こ
れらのトランスミッションゲートまたはトライステート
バッファ回路がプリデコーダ70からのメモリ選択信号
に従って選択的に活性化される。ここで、トランスミッ
ションゲートの活性化状態は、導通状態を示す。
【0129】したがって、プリデコード70からのメモ
リ選択信号は、メモリが内部回路領域に配置されている
のかパッド1の外部領域に配置されているのかを示す信
号と、これらのメモリ自身を特定するブロック選択信号
とを含む。
【0130】BIU33は、先の実施の形態3と同様、
CPU3からのアクセス要求に従ってタイミング調整を
行なって、セレクタ35を介してメモリバス75または
77に必要な信号/データを転送する。
【0131】なお、上述の構成においては、内部回路領
域2内にROMが配置され、パッド1外部領域にRAM
が配置されている。これらのメモリの種類は、この1チ
ップマイクロコントローラの構成に応じて適当に定めら
れればよく、内部回路領域2内にRAMおよびROMが
配置されてもよく、また。パッド1外部領域にROMが
配置されてもよい。また、内部回路2の両側のパッド1
外部領域にそれぞれROMおよびRAMが配置されても
よい。また、パッド1外部領域にROMとRAMとが混
在して配置されてもよい。
【0132】[変更例1]
【0133】図12は、この発明の実施の形態4の変更
例の構成を概略的に示す図である。この図12に示す構
成においては、ROM82a−82cそれぞれに対して
設けられるローカルメモリバス79a−79cが並列に
セレクタ85に結合され、またパッド1の外部領域に配
置されたRAM80a−80fに対して設けられるロー
カルメモリバス76a−76fも並列にセレクタ85に
結合される。セレクタ85は、プリデコーダ70から制
御バス86上に与えられるメモリ選択信号に従って、こ
れらのローカルメモリバス79a−79cおよび76a
−76fの1つを選択して、内部バス34に結合する。
【0134】この図12に示す構成の場合、プリデコー
ダ86からのメモリ選択信号に従って1段のセレクタ8
5により、選択メモリに対するローカルメモリバスを選
択している。したがって、セレクタの段数が低減され、
セレクタにおけるゲート伝搬遅延を低減でき、高速デー
タ転送を実現することができる。
【0135】この図12に示す他の構成は、図11に示
す構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を
付す。
【0136】なお、このセレクタ85は、またBIU3
3内に設けられてもよい。セレクタ85を内蔵するBI
Uの場合、このセレクタ85は、いわゆるポートセレク
タとして機能する。
【0137】なお、この図12に示す構成においては、
内部回路領域2内にROMが配置され、パッド1外部領
域にRAMが配置されている。しかしながら、図12に
示す構成においても、内部回路領域2内においてROM
およびRAMが配置されてもよく、またパッド1外部領
域に、ROMおよびRAMが配置されてもよい。
【0138】また、パッド1の外部領域においてROM
のみが、RAMに代えて配置されてもよい。
【0139】また、この半導体チップCH上のRAMが
配置される領域と内部回路領域2を対向するパッド1の
外部領域内に、メモリ(ROMおよび/またはRAM)
が配置されてもよい。
【0140】以上のように、この発明の実施の形態4に
従えば、メモリを複数のブロックに分割し、各メモリブ
ロックに対応してローカルメモリバスを設け、メモリ選
択信号に従って選択メモリブロックの内部バスに結合す
るように構成しており、内部バスの負荷(配線容量)が
軽減され、高速信号/データ転送および低消費電力を実
現することができる。またパッド1の外部領域にメモリ
を配置することにより、実施の形態1と同様の効果を得
ることができる。また、パッド内部領域にセレクタを配
置しているため、パッド内部領域の内部回路のレイアウ
トを、メモリバスを含めて固定することができる。
【0141】[実施の形態5]
【0142】図13は、この発明の実施の形態5に従う
半導体集積回路装置の構成を概略的に示す図である。こ
の図13に示す構成においては、プリデコーダ31が、
クロック信号P2に同期してメモリ選択信号を出力し、
またセレクタ35が、クロック信号P1に同期して与え
られた信号/データを転送する。これらのクロック信号
P1およびP2は、互いに重なり合わない2相のクロッ
ク信号である。図13に示す半導体集積回路装置の他の
構成は、図3に示す半導体集積回路装置の構成と同じで
あり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細
説明は省略する。
【0143】図14は、図13に示す半導体集積回路装
置の動作を示すタイミング図である。以下、図14を参
照して、図13に示す半導体集積回路装置の動作につい
て説明する。
【0144】プリデコーダ31は、クロック信号P2の
立上がりに同期してCPU3から与えられるメモリアド
レス信号を取込み、デコード動作を行なう。このプリデ
コーダ31は、クロック信号P2の立下がりに同期し
て、プリデコード信号をバス38および40上に出力す
る。
【0145】一方、セレクタ35は、クロック信号P1
に同期して転送動作を実行する。このとき、BIU33
は、クロック信号P1の立上がりに同期して必要な信号
/データを内部バス34上に伝達する。BIU33は、
クロック信号P1の1クロックサイクル期間その出力信
号を保持し、またプリデコーダ31は、クロック信号P
2の1クロックサイクル期間その出力プリデコード信号
を保持する。
【0146】したがって、セレクタ35は、クロック信
号P1に同期してデータ/信号の取込み転送がイネーブ
ルされる場合、バス38および40上にはメモリ選択信
号が既に出力されており、バスインターフェイスユニッ
トBIU33から内部バス34上に伝達された信号/デ
ータに従って、メモリバス39または36に対応の信号
を出力することができる。
【0147】これらのクロック信号P1およびP2は、
相補な互いに重なり合わない2相のクロック信号であ
り、これらの立上がりおよび立下がりは、ほぼ同じタイ
ミングである。これにより、メモリバス36または39
に、BIU33から伝達された信号/データを正確に伝
達することができる。すなわち、セレクタ35が、プリ
デコーダ31からのメモリ選択信号に従って選択動作を
行うときにBIU33からのデータ/信号が確定状態に
あり、これらの確定期間もほぼ同一期間であり、正確に
信号/データを転送することができる。
【0148】またプリデコーダ31からのメモリ選択信
号に従って選択メモリに対するメモリバスが選択されて
いるときに、選択メモリへ転送するデータ/信号を正確
に転送することができる。すなわち,メモリバスの切替
えと転送信号−データの切換とがほぼ同じタイミングで
行われるため、非選択メモリに対して選択メモリに対す
る信号−データが転送されるのを防止することができ,
正確に選択メモリへアクセスすることができる。
【0149】なお、クロック信号P1およびP2は、こ
の半導体集積回路装置内の内部クロック発生器から発生
されるクロック信号であってもよく、また半導体集積回
路装置外部に配置されるシステムクロックを生成するク
ロック発生器から与えられてもよい。
【0150】図15は、図13に示すセレクタ35の構
成の一例を示す図である。図15において、セレクタ3
5は、クロック信号P1と反転クロック信号ZP1に従
って選択的に導通するトランスミッションゲート90
と、メモリ選択信号CSiおよびZCSiに従って選択
的に導通するトランスミッションゲート91を含む。こ
れらのトランスミッションゲート90および91は、直
列に接続され、内部バス34とメモリバス36または3
9を、導通時電気的に結合する。
【0151】この図15に示す構成においては、クロッ
ク信号P1がHレベルのときには、反転クロック信号Z
P1がLレベルであり、トランスミッションゲート90
が導通し、BIU33から内部バス34上に与えられた
信号を次段のトランスミッションゲート91へ伝達す
る。メモリ選択信号CSiおよびZCSiが活性状態の
ときにはトランスミッションゲート91が導通し、トラ
ンスミッションゲート90を介して伝達された信号/デ
ータをメモリバス36または39に伝達する。
【0152】なお、セレクタ35としては、このトラン
スミッションゲート90および91に代えて、トライス
テートバッファ回路が用いられてもよい。
【0153】[変更例]
【0154】図16(A)は、この発明の実施の形態5
の変更例の構成を概略的に示す図である。図16(A)
においては、プリデコーダ31は、クロック信号P2の
立上がりエッジに同期して、制御バス38および40に
メモリ選択信号を出力する。
【0155】一方、セレクタ100は、互いに重なり合
わない2相の相補クロック信号P1およびP2に従っ
て、BIU33からバス34に伝達された信号/データ
を、選択メモリに対するメモリバス36または39に出
力する。すなわち、セレクタ100は、クロック信号P
1の立上がりに同期して内部バス34上の信号を選択メ
モリに対するメモリバス36または39に伝達する。こ
のセレクタ100は、クロック信号P2の立上がりに同
期してプリデコーダ31の出力するメモリ選択信号を有
効状態として、メモリバスの選択を行なう。次に、この
図16に示す半導体集積回路装置の動作を、図16
(B)に示すタイミング図を参照して説明する。
【0156】プリデコーダ31は、CPU3から与えら
れたメモリアドレス信号をプリデコードし、クロック信
号P2の立上がりエッジに同期してメモリ選択信号(プ
リデコード信号)を制御バス38および40上に伝達す
る。このとき、まだBIU33は、内部バス34上には
信号/データを送出していない。したがって、セレクタ
100は、この制御バス38および40上に伝達された
メモリ選択信号に従ってメモリバスの選択を行なう。
【0157】次に、クロック信号P1が立上がると、こ
のセレクタ100が、BIU33から内部バス34上に
伝達された信号/データを、選択メモリに対するメモリ
バス36または39上に伝達する。制御バス38および
40上のメモリ選択信号は、このセレクタ100の信号
/データ転送期間中に、クロック信号P2の立上がりに
同期して非活性状態となる。しかしながら、これらのメ
モリバス36および39に、ラッチ回路を配置すること
により、このセレクタ100の転送動作中正確に、転送
された信号/データをラッチでき、セレクタ100が非
導通状態とされても、このラッチ回路により信号/デー
タの転送を行なうことができる。
【0158】したがって、このセレクタおよびプリデコ
ーダをそれぞれ逆相のクロック信号を用いて動作させ、
かつセレクタを2相の相補クロック信号でその選択制御
信号および転送信号を取込ませることにより、このプリ
デコーダ31からのメモリ選択信号の確定タイミングが
遅れても、正確に、信号/データを転送することができ
る。すなわち,選択メモリに対して配置されたメモリバ
スを転送データ/信号に従って駆動することができる。
また,プリデコーダ31からのメモリ選択信号が少なく
ともクロック信号P2の半サイクル期間活性状態にあ
り、十分に選択メモリに対するメモリバスを転送信号/
データに従って駆動することができる。
【0159】また、このメモリ選択信号が非活性状態と
なっても、転送信号をラッチ回路により確実に保持する
ことができる。従ってプリデコーダ31からのメモリ選
択信号の活性化タイミングが遅れても、確実に内部バス
34の転送信号/データが確定する前に選択回路100
に対するメモリ選択信号が確定状態となり、選択メモリ
に対するメモリバスが選択回路100により選択されて
おり、確実に転送信号/データを選択メモリに伝達する
ことができる。また、メモリ選択信号が別のメモリを選
択する場合においても、すなわち、メモリ選択信号によ
り、選択バスが切替えられる場合においても、転送デー
タ/信号はラッチ回路によりラッチされるため、正確に
信号/データを転送することができる。
【0160】また、BIU33から内部バス34上に転
送すべき信号/データが転送されたときには、セレクタ
100は既にプリデコーダ31からのメモリ選択信号に
より選択メモリに対する転送経路が導通状態にあり、こ
のバス34上の信号/データを選択メモリバス上に高速
で伝達することができる。
【0161】図15に示す構成において、制御バス34
のメモリ選択信号の変化が、転送信号/データの変化タ
イミングより遅れた場合に、非選択メモリに対して転送
データ/信号が伝達され、非選択メモリに対するバスが
この選択メモリに対する転送信号/データに従って充放
電され、その非選択メモリバスが中間電位に保持される
可能性がある。
【0162】この場合、セレクタ35の出力にラッチ回
路を配置している場合には、このラッチ回路において貫
通電流が流れ、消費電流が増大する可能性がある。通常
ラッチ回路としては、その構成は後に詳細に説明する
が、インバータラッチで構成され、このインバータにお
いて中間電圧レベルの信号により貫通電流が流れる。
【0163】しかしながら、図16(A)において示す
ように、このセレクタ100を2相のクロック信号で駆
動し、内部バス34の転送信号/データの変構えにメモ
リバスを選択することにより、非選択メモリバスに転送
信号/データが転送されて中間電位に保持されることは
なく、転送信号/データを確実に選択メモリに対するメ
モリバスに伝達することができる。
【0164】なお、ラッチ回路は、セレクタ100の出
力ノード、内部バス34および32においても配置する
ことにより、バスがフローティング状態となるのを防止
することができ、また、転送信号/データを確実に内部
で転送することができる。
【0165】また、メモリ37または20から読出され
たデータを、BIU33に転送する場合においても、同
様のタイミングでセレクタ100およびプリデコーダ3
5を活性化することにより、メモリバス36または39
上に読出されたデータを、高速で内部バス34を介して
BIU33に転送することができる。また、セレクタ1
00の経路切替え時点が、転送信号/データの変化時点
より遅れた場合には、非選択メモリバスに転送信号/デ
ータが転送される場合が生じる可能性がある。例えば、
図14に示すタイミング図において、バス38および4
0のメモリ選択信号が変化し、別のメモリを選択する場
合、非選択とすべきメモリのバスにバス34の信号/デ
ータが転送される。このバスの切替え時間差が短い場
合、非選択とすべきメモリのバスが十分に駆動されず
に、その電位レベルが中間レベルとなり、ラッチ回路を
配置している場合、この非選択とすべきメモリバスに接
続されるラッチ回路において貫通電流が流れ、消費電流
が増大することが考えられる。しかしながら、この図1
6(B)に示すように、非選択とすべきメモリのバス
に。選択メモリへ転送すべき信号/データが転送される
時間は十分に長く、このような非選択メモリに対するバ
スが中間電圧レベルに保持されるのを確実に防止するこ
とができる。例えば、図16(B)に示す波形図におい
て、バス38および40の信号の立上りおよび立下りに
より、選択メモリが変更される場合において、バス38
および40の信号の立上り時においては、非選択とすべ
きメモリのバスは、選択メモリへ転送される信号/デー
タは転送されない。選択メモリに対し非選択とすべきメ
モリに対して転送されていた信号/データが転送される
ものの、次に転送される信号/データにより更新される
ため、何ら問題は生じない。また、バス38および40
の信号が立ち下がるときには、選択メモリバスは、バス
34から切り離されるため、この選択メモリバスの信号
/データはラッチ回路により確実にラッチされ、中間電
位の問題は生じない。また、次に選択されるメモリバス
に対して、バス34に出力されている信号/データが転
送されるものの、次に転送される正確な信号/データに
より、この先に選択されていたメモリへの信号/データ
が更新されるため、この選択すべきメモリにおいても何
ら中間電圧の問題は生じない。
【0166】図17は、図16(A)に示すセレクタ1
00の構成の一例を示す図である。図17において、セ
レクタ100は、クロック信号P2を2分周する2分周
回路102と、2分周回路102からの分周クロック信
号DP2がHレベルのときに活性化され、プリデコーダ
31から制御バス38または40に伝達されるメモリ選
択信号CSを伝達するトライステートバッファ回路11
0と、クロック信号P1を2分周する2分周回路104
と、2分周回路104からの分周クロック信号DP1が
Hレベルのときに活性化され、内部バス34上の信号を
伝達するトライステートバッファ回路112と、トライ
ステートバッファ回路110の出力信号に従ってトライ
ステートバッファ回路112の出力信号を次段のメモリ
バス36または39に伝達するトライステートバッファ
回路114を含む。
【0167】メモリバス36および39には、ラッチ回
路120が配置される。
【0168】2分周回路102および104の各々は、
たとえば、対応のクロック信号P2およびP1の立上が
りエッジに応答してその出力状態が変更されるTフリッ
プフロップで構成される。
【0169】クロック信号P2の1クロックサイクル期
間、2分周回路102の分周クロック信号DP2がHレ
ベルとなり、また、2分周回路104からの分周クロッ
ク信号DP1は、クロック信号P1の1クロックサイク
ル期間Hレベルとなる。
【0170】クロック信号P2に従って、メモリ選択信
号CSが制御バス38および40に伝達されたとき、ト
ライステートバッファ回路110が活性化されてメモリ
選択信号CSを伝達する。このメモリ選択信号CSに従
って、選択メモリに対応して配置されるメモリバスに接
続するトライステートバッファ回路114が活性化され
る。
【0171】次いで、クロック信号P1がHレベルに立
上がると、分周クロック信号DP1がこのクロック信号
P1の1クロックサイクル期間Hレベルとなり、内部バ
ス34上に伝達された信号/データを次段のトライステ
ートバッファ回路114へ伝達する。このトライステー
トバッファ回路112の活性化時には、既に、トライス
テートバッファ回路114は活性状態にあり、高速で、
選択メモリバス36または39へ、信号/データを転送
することができる。
【0172】このプリデコーダ31からのメモリ選択信
号CSが、クロック信号P2の立上がりに応答してLレ
ベルに立下がると、制御バス38および40上のメモリ
選択信号CSが非活性状態となる。このとき、2分周回
路102の出力する分周クロック信号DP2がLレベル
となり、トライステートバッファ回路110が出力ハイ
インピーダンス状態となる。
【0173】しかしながら、このときには、既に、トラ
イステートバッファ回路114から選択メモリバス36
または39に信号/データが転送されており、ラッチ回
路120により、このバス36または39の転送信号/
データをラッチすることにより、確実に、選択メモリへ
信号/データを転送することができる。
【0174】なお、トライステートバッファ回路110
の出力部にラッチ回路が配置されていてもよい。次に分
周クロック信号DP2がHレベルに立上り、トライステ
ートバッファ回路110が活性化されるまでの期間、メ
モリ選択信号をラッチしてトライステートバッファ回路
114をこのラッチメモリ選択信号に従って駆動するこ
とができる。
【0175】なお、メモリバス36および39が双方向
データバスの場合、トライステートバッファ回路112
および114を、メモリバスから内部バスに転送する方
向に対しても配置し、かつデータの転送方向を決定する
信号(書込/読出指示信号)を組合わせればよい(図7
参照)。
【0176】この図17に示すトライステートバッファ
回路110、112および114は、それぞれ各信号線
に対応して配置されるトライステートバッファを含む。
【0177】なお、このトライステートバッファ回路1
10、112および114は、また、トランスミッショ
ンゲートで構成されてもよい。
【0178】なお、図17に示すトライステートバッフ
ァ回路110および2分周回路102が、図16に示す
プリデコーダ31の出力段に配置されてもよく、また2
分周回路104およびトライステートバッファ回路11
2が、BIU33の出力段に配置されてもよい。この2
分周回路104およびトライステートバッファ回路11
2をBIU33内に配置した場合、このトライステート
バッファ回路112を、メモリバス36および39に共
通に配置することができ、回路占有面積を低減すること
ができ、また消費電力も低減することができる。
【0179】以上のように、この発明の実施の形態5に
従えば、メモリバスの接続を行なうセレクタにおいて、
そのイネーブル入力とデータに対する信号入力を別々の
位相の異なる相補なクロック信号で各信号/データを有
効状態としており、このセレクタのデータ入力信号到来
前に、転送動作を活性状態に保持でき、転送すべき信号
/データ到来時即座に、メモリバスに転送することがで
き、高速で信号/データの転送を行なうことができる。
また、非選択メモリバスが、バス切替え時においても中
間電圧で保持されることがなく、貫通電流を生じさせる
ことがなく、消費電流を低減することができる。
【0180】[実施の形態6]
【0181】図18は、この発明の実施の形態6に従う
半導体集積回路装置の要部の構成を概略的に示す図であ
る。図18においては、プリデコーダから制御バス40
および38上に伝達されるメモリ選択信号CSを所定時
間遅延してセレクタ100へ与える遅延回路130が設
けられる。セレクタ100は、図17に示す構成と同様
の構成を備え、このクロック信号P1およびP2に従っ
て信号/データを転送する。メモリバス39および36
には、それぞれ、ラッチ回路122および124が設け
られる。これらのラッチ回路122および124は、図
17に示すラッチ回路120に対応する。ラッチ回路1
22および124のラッチ能力は小さくされる。これ
は、セレクタ100を介して伝達される信号に従ってメ
モリバス39および36のデータ/信号が容易に変化す
るようにするためである。
【0182】図19は、図18に示すラッチ回路122
および124の構成の一例を示す図である。図19にお
いては、ラッチ回路122および124は、同一構成を
有するため、メモリバス36に対して配置されたラッチ
回路124の構成を示し、メモリバス39に対して配置
されるラッチ回路122を、その括弧内において符号で
示す。
【0183】図19において、ラッチ回路124は、メ
モリバス36上の信号/データを反転するインバータ1
32と、インバータ132の出力信号を反転してメモリ
バス36に伝達するインバータ回路134を含む。イン
バータ回路132の電流駆動能力は、インバータ回路1
34の電流駆動能力よりも十分大きくされる。これによ
り、ラッチ回路124の出力駆動能力が小さくされ、ラ
ッチ能力が小さくされる。転送信号/データに従って高
速でラッチ信号/データを変化させるためである。メモ
リバス36は多ビットバスであり、このメモリバス36
の各信号線に対応して、図19に示すラッチ回路が接続
される。
【0184】図20は、図18に示すセレクタのデータ
転送動作を示すタイミング図である。以下、図20を参
照して、図18に示すセレクタ100の信号/データ転
送動作について説明する。
【0185】クロック信号P2が立上がると、図16に
示すプリデコーダ31からのメモリ選択信号が変化し、
このメモリ選択信号に従って制御バス38および40の
信号が変化する。セレクタ100へは、遅延回路130
を介してこのメモリ選択信号CSが伝達される。遅延回
路130からの遅延メモリ選択信号に従ってセレクタ1
00において、選択メモリに対するトライステートバッ
ファまたはトランスミッションゲートが、活性化されて
信号伝達可能状態に設定される。
【0186】次いでクロック信号P1がHレベルに立上
がると、内部バス34上の信号/データが変化し、セレ
クタ100を介して選択メモリに対して配置されたメモ
リバス39または36へ伝達され、ラッチ回路122ま
たは124により、この信号/データがラッチされる。
【0187】遅延回路130を設けることにより、遅延
メモリ選択信号の活性化タイミングは、内部バス34上
の信号変化時点よりも少し早いタイミングとなる。した
がって、転送信号/データに対し等価的にメモリ選択信
号CSが確定状態(Hレベル)にある期間を十分長くす
ることができ、トライステートバッファ回路が活性状態
となって転送信号/データに従って選択メモリバスを駆
動する期間を長くすることができる。
【0188】すなわち、クロック信号P2がHレベルに
立上がると、プリデコーダ31が出力するメモリ選択信
号は、非活性状態へ駆動される。このプリデコーダ31
の出力するメモリ選択信号の非活性化に従って、この時
点において、セレクタ100が非導通状態となった場
合、選択メモリバスへ十分に、信号/データを伝達する
ことができず、選択メモリバス36または39の電圧は
中間電圧レベルに保持される可能性がある。メモリバス
36または39の中間電圧レベルに保持された場合、ラ
ッチ回路122または124において、その中間電圧よ
り貫通電流が流れ、消費電流が増大するという問題が生
じる。また、この中間電圧レベルによって、誤ってデー
タラッチ信号が論理レベルにラッチされる可能性があ
る。
【0189】したがって、この遅延回路130を用いて
セレクタ100に対して与えられるメモリ選択信号の活
性化期間を遅らせることにより、このセレクタ100に
おいて内部バス34上の信号/データに従って選択メモ
リバス36または39を駆動する期間を十分に長くとる
ことができ、確実に、選択メモリバス36または39
を、HレベルまたはLレベルに駆動することができ、ラ
ッチ回路122または124における貫通電流が生じる
期間を十分短くすることができ、応じて消費電流を低減
することができる。
【0190】すなわち、互いに重なり合わない2相のク
ロック信号P1およびP2を用いて、セレクタ100を
駆動する場合、これらのクロック信号P1およびP2の
ノンオーバーラップ期間NOVTが十分に長い場合に、
このバス34の信号/データに従って選択メモリバスを
駆動する時間を十分に確保することができる。
【0191】たとえば、図20に示すタイミング図にお
いてクロック信号P2のHレベル期間が短く、クロック
信号P1がLレベルに立下がってからクロック信号P2
がHレベルに立上がるまでの時間が十分長いときには、
セレクタ100が転送信号/データに対して導通状態に
ある期間を十分に長く取ることができ、内部バス34の
データ/信号に従って選択メモリバスを駆動することが
できる。
【0192】しかしながら、このノンオーバーラップ期
間NOVTが短い場合には、内部バス34上の信号に従
って、選択メモリバスを駆動する期間は、クロック信号
P1のHレベル期間程度となり、その期間が短い場合に
は、十分に選択メモリバスを駆動することができず、中
間電圧レベルに、選択メモリバスが駆動されてその状態
で選択メモリバスが保持される可能性が生じる。遅延回
路130を用いて、セレクタ100の導通期間の開始タ
イミングを遅らせ、かつ導通期間終了タイミングを遅ら
せることにより、このような場合においても、セレクタ
100の転送信号/データに対する導通期間を十分に長
くすることができ、内部バス34上の信号変化に従っ
て、十分に選択メモリバスを駆動することができる。ま
た、遅延回路を用いている場合においても、図16
(A)に示す構成と同様、非選択メモリバスに対し転送
信号/データが転送されるのを防止することができ、非
選択メモリバスが中間電位に保持されるのを防止するこ
とができる。
【0193】なお、この図18に示す構成において、遅
延回路130に代えて、メモリ選択信号CSが活性状態
から非活性状態になる期間のみを遅延させるたとえば立
下がり遅延回路が用いられても同様の効果を得ることが
できる。
【0194】[変更例]
【0195】図21は、この発明の実施の形態6の変更
例の構成を示す図である。図21においては、一般的な
信号転送回路を示す。
【0196】図21において、信号転送回路は、イネー
ブル信号EMを所定時間遅延する遅延回路150と、遅
延回路150からの遅延イネーブル信号ENDとクロッ
ク信号P2とに従って選択的に導通状態とされて、クロ
ック信号P1の立上がりおよび立下がりエッジに同期し
て入力信号INを転送する転送回路152と、転送回路
の出力に接続されるラッチ回路154を含む。ラッチ回
路154は、図19に示すインバータで構成されるハー
フラッチ(ウィークラッチ)の構成を有する。
【0197】この転送回路152へ与えられるイネーブ
ル信号ENは、クロック信号P2の立上がりエッジに同
期して、活性状態とされる。
【0198】図22は、図21に示す転送回路152の
構成の一例を示す図である。図22において、転送回路
152は、クロック信号P2に従ってその状態が変化す
るTフリップフロップ160と、Tフリップフロップ1
60の補の出力/Qからの信号と遅延イネーブル信号E
Nとを受けてその出力信号を遅延回路150へ与えるA
ND回路162と、クロック信号P1と入力信号INと
を受けるAND回路164と、遅延回路150からの遅
延イネーブル信号ENDがHレベルのとき導通し、導通
時、AND回路164の出力信号を出力端子OUTに伝
達する転送ゲート166を含む。この転送ゲート166
は、図22においては、トランスファーゲートで構成さ
れるように示すが、これは、CMOSトランスミッショ
ンゲートまたはトライステートバッファで構成されても
よい。
【0199】このTフリップフロップ160は、リセッ
ト信号RSTに従ってリセットされる。このリセット信
号RSTは、電源投入時またはシステムリセット時に活
性化される。したがって、このTフリップフロップ16
0は、2分周回路として動作し、クロック信号P2の立
上がりエッジに同期して、その補の出力/Qからの信号
の論理状態を変化させる。
【0200】図23は、図21および図22に示す転送
回路の動作を示すタイミング図である。以下、図23を
参照して、図21および図22に示す回路の動作につい
て説明する。
【0201】イネーブル信号ENは、クロック信号P2
の立上がりエッジに同期して変化する。一方、入力信号
INは、クロック信号P1の立上がりエッジに同期して
変化する。図22においては、入力信号INは、クロッ
ク信号P1のHレベル期間の間のみ伝達される。
【0202】クロック信号P2がHレベルに立上がる
と、イネーブル入力信号ENもHレベルに立上がり、A
ND回路162の出力信号がHレベルとなる。遅延回路
150が、このAND回路162の出力信号を所定期間
遅延して遅延イネーブル信号ENDを生成して転送ゲー
ト166へ与える。したがって、この遅延回路150か
らの遅延イネーブル信号ENDが、クロック信号P2か
ら所定期間遅れてクロック信号P2の1クロックサイク
ル期間Hレベルとなり、転送ゲート166を導通状態と
する。
【0203】一方、入力信号INはクロック信号P1の
立上りエッジに同期して変化し、AND回路164は、
クロック信号P1がHレベルの期間のみ、入力信号IN
を転送ゲート166へ与える。
【0204】この遅延イネーブル信号ENDがHレベル
期間の間に、AND回路164の出力信号がHレベルと
なるため、入力信号INに従って出力端子を十分に駆動
する時間があり、この入力信号INに対するセットアッ
プ時間およびホールド時間を十分に確保でき、確実に、
出力信号を入力信号INに応じた信号レベルに駆動する
ことができる。
【0205】したがって、この図23において破線波形
に示すように、入力信号INがクロック信号P2に同期
して変化し、転送ゲート166の導通期間に対する入力
信号INのホールド時間が十分に確保することができな
いときに、この出力ノードの信号OUTが中間電圧レベ
ルにまで駆動されるだけであり、不安定な状態が生じる
可能性がある。しかしながら、この遅延回路150を利
用することにより、確実に、出力ノードの信号OUTを
入力信号INに応じた信号レベルに変化させることがで
きる。
【0206】すなわち、イネーブル入力信号ENが、ク
ロック信号P2の立上がりエッジに同期してLレベルに
立下がったとき、クロック信号P1およびP2のノンオ
ーバラップ期間NOVTが短い場合には、入力信号IN
の立下りに従ってすなわちAND回路164の出力信号
に従って転送回路152の出力ノードが十分にLレベル
に立下がらないことが考えられる。この場合、転送回路
152の出力端子は、十分に放電することができず、中
間電圧レベルに保持される。したがって、この場合は、
ラッチ回路150において、この中間電圧レベルによ
り、貫通電流が流れることになる。
【0207】しかしながら、遅延回路150を用いてイ
ネーブル入力信号ENを遅延することにより、入力信号
INがLレベルに立下がったとき、十分に出力端子をL
レベルに駆動することができ、確実に、2相のクロック
信号のノンオーバラップ期間NOVTが短い場合におい
ても、入力信号INに応じて出力端子の信号OUTを変
化させることができる。
【0208】図22に示す構成においては、AND回路
162を用いており、クロック信号P1がHレベルのと
きに、入力信号INが伝達されている。しかしながら、
この入力信号INが、クロック信号P1の立上がりエッ
ジおよび立下がりエッジに同期して変化する場合には、
このAND回路164と並列に、クロック信号P1の期
間ローレベルのときにイネーブルされるゲート回路を設
け、このゲート回路を介して入力信号INを転送ゲート
166へ転送する。これらのゲート回路およびAND回
路164を、転送ゲート166の入力ノードにワイヤー
ドOR接続する。これにより、入力信号INをクロック
信号P1の立上がりエッジおよび立下がりエッジ両者に
同期して転送することができる。
【0209】なお、これらのイネーブル入力信号ENお
よび入力信号INがそれぞれ、クロック信号P2および
P1に従って変化する場合には、図24に示すように、
特にAND回路162および164を設ける必要はな
い。すなわち、遅延回路150において、単にイネーブ
ル入力信号ENを遅延して、遅延イネーブル信号END
を転送ゲート166の制御入力へ与えればよい。転送回
路166がクロック信号P1の立上りエッジおよび立下
りエッジ両者に同期して変化する入力信号を受け、遅延
イネーブル信号ENDの活性化時にこの入力信号を転送
する。図24に示す構成の場合、転送信号/データがク
ロック信号P1の立上りおよび立下りエッジに同期して
変化する場合、すなわちダブルデータレートでデータが
転送される場合において、容易にダブルデータレートで
データを転送することができる。このようなダブルデー
タレートでデータを転送する場合においても、メモリバ
スの切替え時において、非選択メモリバスに転送データ
が転送されて中間電圧レベルに駆動されるのを防止する
ことができる。すなわち、イネーブル信号ENの変化に
従ってメモリバスが切替えられる場合、イネーブル信号
ENの立下りが遅れた場合、選択状態から非選択状態と
されるメモリバスに、次に選択されるメモリバスに転送
されるデータ/信号が短期間転送されることになる。こ
のような状態のときに非選択とすべきメモリバスが中間
電圧レベルとなり、貫通電流の問題が生じる。しかしな
がら、遅延イネーブル信号ENDを用いた場合には、非
選択とすべきメモリバスに比較的長期にわたって次に選
択メモリバスに対して転送すべき信号/データが転送さ
れるため、このような中間電圧の問題は生じない。
【0210】図23に示すように遅延イネーブル信号E
NDは、クロック信号P1の両エッジに対し十分長いセ
ットアップ時間およびホールド時間を有しており、正確
にクロック信号P1の両エッジに同期して変化する入力
信号INを、クロック信号P2の一方のエッジに同期し
て変化するイネーブル信号ENに従って正確に転送する
ことができる。
【0211】なお、図22に示す転送回路152の構成
において、入力信号INが、クロック信号P1の1クロ
ックサイクル期間の間その論理レベルが固定される場合
には、このクロック信号P1を、Tフリップフロップを
介してAND回路164へ与えればよい。入力信号IN
に対するホールド時間を十分に確保することができ、正
確に出力ノードに入力信号INに応じた信号を伝達する
ことができ、出力ノードが中間電圧レベルに保持される
のを確実に防止することができる。
【0212】以上のように、この発明の実施の形態6に
従えば、先にイネーブル状態とされて、その後に入力信
号が与えられる転送回路の構成の場合、そのイネーブル
入力信号を所定時間遅延させることにより、正確に、入
力信号に応じて出力ノードを駆動することができ、その
出力ノードが中間電位に保持されるのを防止でき、消費
電流を低減することができる。
【0213】なお、この図17から図18に示す構成に
おいては、内部バス34からメモリバス39および36
へデータ/信号を転送する経路を示している。しかしな
がら、このメモリバス36および39が、双方向バスの
場合には、同様の構成が、メモリバスから内部バスへ転
送する経路に配置されればよい。
【0214】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、半導
体チップ領域を内部回路領域とパッド外部領域とに分割
し、このパッド外部領域にメモリを配置するように構成
しており、メモリの記憶容量の増減に容易に対応するこ
とができ、レイアウト変更の動力を低減でき、また試験
の時間を短縮することができる。
【0215】また、転送回路は入力信号より先にイネー
ブル状態とされるときには、そのイネーブル信号を所定
時間遅延することにより、入力信号に応じて出力ノード
を確実に駆動することができ、出力ノードが中間電位レ
ベルまでしか駆動されない状態が生じるのを防止でき、
消費電流を低減することができる。
【0216】すなわち、処理装置を含む内部回路を第1
の半導体領域に配置し、かつ第1の記憶装置を、パッド
を介して第1の半導体領域と対向する第2の半導体領域
に配置することにより、第1の半導体領域内に配置され
る内部回路のレイアウトを固定することができ、第1の
記憶装置の記憶容量の変更に容易に対応することがで
き、また信頼性評価に要する時間および能力も低減する
ことができる。
【0217】また、このパッドを、第1の半導体領域を
取囲むように配置することにより、第1の半導体領域の
レイアウトをパッドの配置とともにライブラリ化するこ
とができ、設計効率が改善される。また、パッドのチッ
プ上座標も変更されないため、評価用治具も、第2の半
導体領域に形成される第1の記憶装置の記憶容量にかか
わらず使用することができる。
【0218】また、第2の半導体領域を、第1の半導体
領域のパッドを介して両側のパッド外部領域に設けるこ
とにより、このパッド外部領域それぞれに、同一種類の
半導体記憶装置を配置することができ、レイアウトが簡
略化され、またチップ面積を最小にすることができる。
【0219】また、内部回路領域内において、第1およ
び第2の記憶装置の一方を指定するメモリ選択信号を生
成する回路と、このメモリ選択信号に従って第1および
第2の記憶装置の一方を処理装置に電気的に結合するメ
モリ選択回路を配置することにより、第1および第2の
記憶装置に共通にバスを配置する必要がなく、バスの負
荷が軽減され、高速で信号/データの転送を行なうこと
ができる。また転送時に結合されるバスの配線容量が低
減されるため、その配線容量の充放電電流を低減でき、
消費電流を低減することができる。また、処理装置をバ
スインタフェースユニットを介してメモリ選択回路に結
合することにより、信号/データの転送タイミングを最
適化することができ、高速かつ低消費電流で信号/デー
タを転送することができる。また、第1および第2の記
憶装置を種類を異ならせることにより、効率的に記憶装
置を配置することができる。すなわち、同一種類の記憶
装置を最適設計して、第1および第2の半導体領域に配
置することにより、面積利用効率を改善することがで
き、チップ面積を最小化することができる。また、パッ
ドを第1および第2の記憶装置の記憶容量に係らず、そ
のピッチおよび配列を同一とすることにより、第1の半
導体領域に対して、ピンは位置を変更する必要がなく、
また試験装置もさまざまな記憶容量の装置に対して共通
の試験装置を利用することができる。また、第1の記憶
装置を複数の同一種類のメモリ回路で構成することによ
り、第1の記憶装置の記憶容量変更に対し容易に対応す
ることができる。またアクセス対象のメモリ回路のみを
選択して処理装置に結合することにより、メモリバスの
負荷を低減することができ、高速かつ低消費電流で信号
/データを転送することができる。また、内部回路のレ
イアウトを固定することにより、この内部回路をマクロ
としてライブラリ化することができ、設計効率が改善さ
れる。また、記憶容量の変更に対しては、第1の記憶装
置の容量および配置の変更が要求されるだけであり、記
憶容量の変更に要する労力を低減することができる。
【0220】また、内部回路領域内に、第2の記憶装置
と、この第2の記憶装置に結合される第2のバスと、第
1の記憶装置に結合される第1のバスと、メモリアドレ
ス信号に従って第1および第2のバスの一方を第3のバ
スを介して処理装置に結合するバスインターフェイスユ
ニットにバス接続する選択回路とを設けることにより、
このバスインターフェイスユニットに結合されるバスの
配線容量を低減でき、高速で信号/データの転送および
信号/データ転送時の消費電流を低減することができ
る。
【0221】また、第1の記憶装置を複数のメモリブロ
ックに分割し、第1の記憶装置のメモリブロックそれぞ
れにバスを配置し、かつ内部回路領域内の第2の記憶装
置の複数のメモリブロックそれぞれにバスを配置し、メ
モリ選択信号に従って選択メモリブロックに対して配置
されたメモリバスをバスインターフェイスユニットを介
して処理装置に選択的に結合することにより、バスイン
ターフェイスユニットに結合されるバスの負荷を軽減で
き、より高速で、かつ低消費電流で、信号/データを転
送することができる。
【0222】また、バス選択回路を、メモリ選択信号に
従って第1の記憶装置の選択ブロックに対して配置され
た第1のバスを第3のバスに接続する第1のセレクタ
と、このメモリ選択信号に従って第2の記憶装置の選択
ブロックに対して配置された第2のバスを第4のバスに
接続する第2のセレクタと、メモリ選択信号に従って、
第3および第4のバスのうち選択メモリに対して配置さ
れたバスを第5のバスに接続する第3のセレクタとで構
成し、第5のバスをバスインターフェイスユニットに結
合することにより、選択ブロックだけがバスに結合さ
れ、高速のデータ/信号の転送を実現することができ
る。また、各記憶装置毎にセレクタを配置することによ
り、メモリ選択信号の配線の配置が簡略化され、配線レ
イアウトが容易となる。
【0223】また、第1のクロック信号に従って能動化
され、メモリ選択信号に従って第1および第2の記憶装
置の一方へ第1のクロック信号と相補な第2のクロック
信号に従ってデータを転送する回路を配置することによ
り、選択回路が導通状態となった後に転送すべきデータ
を受けて転送することができ、高速で、データの転送を
行なうことができる。
【0224】また、内部回路領域内に配置される第2の
記憶装置と、処理装置からのメモリアドレス信号に従っ
て、これら第1および第2の記憶装置の一方を選択する
メモリ選択信号を生成し、このメモリ選択信号に従って
第1および第2の記憶装置の一方を処理装置に電気的に
結合する選択回路とを配置し、このメモリ選択信号を第
1のクロック信号に従って有効とし、かつ選択回路が伝
達する信号/データを、第1のクロック信号と相補な第
2のクロック信号に同期して有効状態とすることによ
り、この転送すべき信号/データが確定状態となったと
きに、既に選択回路がイネーブル状態とされており、高
速で、信号/データを転送することができる。
【0225】また、第1の半導体領域内に第2の記憶装
置を配置し、第1および第2の半導体記憶装置の一方を
選択する選択回路に、メモリ選択信号を第1のクロック
信号に同期して伝達し、処理装置からの信号/データを
第1のクロック信号と相補な第2のクロック信号に同期
して転送することにより、この選択信号に従って第1お
よび第2の記憶装置を選択する選択回路に対し、処理装
置からのデータを、第1のクロック信号と相補な第2の
クロック信号に同期して転送することにより、この転送
すべき信号/データが確定状態のときに、選択回路にお
いて既にイネーブル状態とされており、確実に、高速で
信号/データを選択された記憶装置へ伝達することがで
きる。
【0226】また、この選択信号生成回路の出力信号を
遅延して選択回路へ伝達することにより、確実に、選択
すべき信号/データに応じて出力ノードを駆動すること
ができ、出力ノードが中間電圧レベルに保持されるのを
防止でき、消費電流を抑制することができる。
【0227】転送すべき信号/データを、選択信号生成
回路の出力信号すなわちメモリ選択信号が確定された後
に確定させることにより、確実に、確定した転送すべき
信号/データを選択回路を介して選択された記憶装置へ
伝達することができる。
【0228】また、これらの第1および第2のクロック
信号を互いに重なり合わない2相のクロック信号とし、
これらのクロック信号の一方のエッジに同期してメモリ
選択信号および転送信号/データを確定状態とすること
により、クロック信号に同期して、選択回路をイネーブ
ル状態とした後に、転送すべきデータ/信号を転送する
ことができ、クロック同期のデータ/信号転送を損なう
ことなく、低消費電流で高速で信号を転送することがで
きる。
【0229】また、この第2のクロック信号の半サイク
ル期間転送回路からの転送すべき信号/データが確定状
態となり、選択信号の出力信号を1クロックサイクル期
間確定状態とする場合においても、入力信号に従って出
力ノードを駆動して、確実に出力ノードが中間電位レベ
ルに保持されるのを防止することができる。
【0230】また、選択回路の出力ノードにラッチ回路
を配置することにより、選択回路がディスエーブル状態
とされても、確実に、この出力ノードの信号をラッチす
ることができ、クロック同期で、高速で信号/データを
転送することができる。
【0231】また、第1および第2の記憶装置の一方を
選択する選択回路に対し、第1のクロック信号に同期し
てメモリ選択信号を伝達しかつ第1のクロック装置と相
補な第2のクロック信号に同期して転送すべき信号/デ
ータを選択回路に伝達することにより、選択回路がイネ
ーブル状態とされた後に確定状態の信号/データを伝達
することができ、高速で信号/データを転送することが
できる。
【0232】また、この選択信号を遅延して選択回路を
与えることにより、入力信号に応じて出力ノードを駆動
する時間を十分に確保することができ、出力ノードが中
間電圧レベルに保持されて、貫通電流が生じ、消費電流
が増大するのを抑制することができる。
【0233】また、転送回路の出力信号を、メモリ選択
信号が確定した後に確定させることにより、高速で、確
定した信号/データを転送することができる。
【0234】また、これらの第1および第2のクロック
信号を互いに重なり合わない2相のクロック信号として
駆動することにより、クロック信号に同期して、高速
で、信号/データを転送することができる。
【0235】また、この転送回路の出力信号が第2のク
ロック信号の半サイクル期間確定状態となり、メモリセ
ル選択信号が、第1のクロック信号の1クロックサイク
ル期間確定状態となる場合においても、確実に、出力ノ
ードを、転送すべき信号/データに応じて駆動すること
ができる。
【0236】また、選択回路の出力ノードにラッチ回路
を配置することにより、選択回路がディスエーブル状態
とされても、確実に、転送信号/データを1クロックサ
イクル期間確定状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う半導体集積回
路装置のチップ上レイアウトを概略的に示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に従う半導体集積回
路装置のチップ上レイアウトを概略的に示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に従う半導体集積回
路装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図4】 図3に示す回路配置の信号伝搬特性を概略的
に示す図である。
【図5】 図3に示すセレクタの構成の一例を示す図で
ある。
【図6】 図3に示すセレクタの変更例を示す図であ
る。
【図7】 図3に示すセレクタの双方向転送部の構成の
一例を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態3の変更例を概略的に
示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態3の変更例2の構成を
概略的に示す図である。
【図10】 図9に示す半導体集積回路装置のデータ転
送動作を示すフロー図である。
【図11】 この発明の実施の形態4に従う半導体集積
回路装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態4の変更例の構成を
概略的に示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態5に従う半導体集積
回路装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図14】 図13に示すセレクタの信号/データ転送
動作を示すタイミング図である。
【図15】 図13に示すセレクタの構成の一例を示す
図である。
【図16】 (A)は、この発明の実施の形態5の変更
例の構成を概略的に示す図であり、(B)は、図16
(A)に示すセレクタの信号/データ転送動作を示すタ
イミング図である。
【図17】 図16に示すセレクタの構成の一例を概略
的に示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態6に従う半導体集積
回路装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図19】 図18に示すラッチ回路の構成の一例を示
す図である。
【図20】 図18に示すセレクタの信号/データ転送
動作を示すタイミング図である。
【図21】 この発明の実施の形態6の変更例の構成を
概略的に示す図である。
【図22】 図21に示す転送回路の構成の一例を示す
図である。
【図23】 図21および図22に示す転送回路の信号
/データ転送動作を示すタイミング図である。
【図24】 この発明の実施の形態6の変更例2の構成
を概略的に示す図である。
【図25】 従来の半導体集積回路装置の全体の構成を
概略的に示す図である。
【図26】 従来の半導体集積回路装置の記憶容量変更
時のレイアウトを概略的に示す図である。
【符号の説明】
CH 半導体チップ、1 パッド、2 内部回路領域、
3 CPU、20,22,25 メモリ、31 プリデ
コーダ、33 BIU、35 セレクタ、37メモリ、
36,39 メモリバス、38,40 制御バス、52
セレクタ、50,51 制御バス、53,55 メモ
リバス、60 BIU、54 内部バス、75,77
メモリバス、76a−76f,79a−79c ローカ
ルメモリバス、80a−80f RAM、82a−82
c ROM、71 セレクタ、74 制御バス、85
セレクタ、100 セレクタ、130,150 遅延回
路、152 転送回路、120,122,124,15
4 ラッチ回路、166転送ゲート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11C 11/417 G11C 17/00 601Z 16/02 11/34 362H H01L 21/82 301E 27/04 302A 354B (72)発明者 池本 政彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B015 KB31 KB44 PP01 PP02 PP06 PP08 QQ18 5B025 AC05 AD02 AE05 AE06 AF04 5F038 CA10 EZ08 EZ20 5F064 BB09 BB13 BB37 CC12 DD08 DD14 FF09 FF36 FF52 5M024 AA20 AA49 AA50 AA90 BB17 BB30 DD61 JJ30 KK32 KK33 KK35 KK37 LL01 LL02 LL19

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理装置を含む内部回路が配置される第
    1の半導体領域、 少なくとも前記処理装置が使用するデータを格納する第
    1の記憶装置が配置される第2の半導体領域、および前
    記第1および第2の半導体領域の間に配置されるパッド
    を備える、半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記パッドは、前記第1の半導体領域を
    取り囲むように配置される請求項1記載の半導体集積回
    路装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の半導体領域は、前記パッドを
    介して前記第1の半導体領域と対向して配置される第1
    のサブ半導体領域と、前記パッドを介して前記第1の半
    導体領域と対向して配置される第2のサブ半導体領域と
    を含み、前記第1および第2のサブ半導体領域は、前記
    第1の半導体領域に関して対向して配置される、請求項
    1記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の半導体領域に配置される第2
    の半導体記憶装置と、 前記処理装置からのメモリアドレス信号に従って前記第
    1および第2の記憶装置の一方を指定するメモリ選択信
    号を生成するメモリ選択信号生成回路と、 前記メモリ選択信号生成回路からのメモリ選択信号に従
    って前記第1および第2の記憶装置の一方を前記処理装
    置に電気的に結合するためのメモリ選択回路をさらに備
    える、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記処理装置は、前記メモリ選択回路に
    結合されるバスインターフェイスユニットを含む、請求
    項4記載の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の記憶装置と前記第2の記憶装
    置は、種類が異なる、請求項4記載の半導体集積回路装
    置。
  7. 【請求項7】 前記パッドは、前記第1および第2の記
    憶装置の記憶容量に係らず、同一のピッチで同一配列パ
    ターンで配置される、請求項4記載の半導体集積回路装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1の記憶装置は、択一的に前記処
    理装置によりアクセスされる同一種類の複数のメモリ回
    路を含む、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の半導体領域に配置される内部
    回路は、前記第1の記憶装置の記憶容量に係らず固定さ
    れた回路レイアウトを有する、請求項1記載の半導体集
    積回路装置。
  10. 【請求項10】 第1の半導体領域に配置される第2の
    記憶装置と、 前記第1の記憶装置に結合される第1のバスと、 前記第2の記憶装置に結合される第2のバスと、 前記処理装置からのメモリアドレス信号に従って前記第
    1および第2のバスを第3のバスに選択的にかつ電気的
    に接続するためのバス選択回路とをさらに備え、 前記処理装置は、前記第3のバスに結合されるバスイン
    ターフェイスユニットを含む、請求項1記載の半導体集
    積回路装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の記憶装置は、複数のブロッ
    クを有し、 前記半導体集積回路装置は、さらに、 前記第1の半導体領域に配置され、かつ複数のブロック
    を有する第2の記憶装置と、 前記処理装置からのメモリアドレス信号に従って前記第
    1および第2の記憶装置のブロックを選択するメモリブ
    ロック選択信号を生成するブロックデコード回路を備
    え、前記メモリ選択信号は、前記第1の記憶装置および
    前記第2の記憶装置の一方を指定するメモリ選択信号
    と、ブロックを選択するブロック選択信号とを含み、さ
    らに前記第1の記憶装置の複数のブロックそれぞれに対
    応して配置される複数の第1のバスと、 前記第2の記憶装置の複数のブロックそれぞれに対応し
    て配置される複数の第2のバスと、 前記メモリ選択信号に従って、選択メモリに対して配置
    されたバスをバスインターフェイスユニットを介して前
    記処理装置に結合する選択回路をさらに備える、請求項
    1記載の半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 前記選択回路は、 前記メモリ選択信号に応答して前記第1の記憶装置の選
    択ブロックに対して配置された第1のバスを第3のバス
    に電気的に接続するための第1のセレクタと、 前記メモリ選択信号に従って、前記第2の記憶装置の選
    択ブロックに対して配置された第2のバスを第4のバス
    に接続するための第2のセレクタと、 前記メモリ選択信号に従って、前記第3および第4のバ
    スの一方を第5のバスに電気的に結合する第3のセレク
    タを備え、前記第5のバスが、前記処理装置に前記バス
    インタフェースユニットを介して電気的に接続される、
    請求項11記載の半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の半導体領域に配置される第
    2の記憶装置と、 前記処理装置からのメモリアドレス信号に従って前記第
    1および第2の記憶装置の一方を指定するメモリ選択信
    号を生成するデコード回路と、 第1のクロック信号に従って能動化され、前記メモリ選
    択信号に従って前記第1および第2の記憶装置の一方
    へ、前記第1のクロック信号と相補な第2のクロック信
    号に従って前記処理装置から与えられたデータを伝達す
    る選択回路をさらに備え、前記選択回路は前記処理装置
    からのデータが確定する前に前記第1のクロック信号に
    従って能動化される、請求項1記載の半導体集積回路装
    置。
  14. 【請求項14】 前記第1の半導体領域に配置される第
    2の記憶装置と、 前記処理装置からのメモリアドレス信号に従って前記第
    1および第2の記憶装置の一方を指定するメモリ選択信
    号を生成するデコード回路と、 前記メモリ選択信号に従って前記第1および第2の記憶
    装置の一方を前記処理装置に電気的に結合するための選
    択回路をさらに備え、前記メモリ選択信号は、第1のク
    ロック信号に従って有効とされかつ前記選択回路が伝達
    するデータは前記第1のクロック信号と相補な第2のク
    ロック信号に同期して有効状態となる、請求項1記載の
    半導体集積回路装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の半導体領域に配置される第
    2の記憶装置と、 前記処理装置からのメモリアドレス信号に従って前記第
    1および第2の記憶装置の一方を指定するメモリ選択信
    号を生成し第1のクロック信号に同期して伝達する選択
    信号生成回路と、 前記メモリ選択信号に従って前記第1および第2の記憶
    装置の一方を内部バスに結合する選択回路と、 前記処理装置からのデータを前記選択回路に、前記第1
    のクロック信号と相補な第2のクロック信号に同期して
    前記内部バスを介して転送する転送回路をさらに備え
    る、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  16. 【請求項16】 前記選択信号生成回路の出力信号を遅
    延して前記選択回路へ伝達する遅延回路をさらに備え
    る、請求項15記載の半導体集積回路装置。
  17. 【請求項17】 前記転送回路の出力信号は、前記選択
    信号生成回路の出力信号が確定した後に確定する、請求
    項15記載の半導体集積回路装置。
  18. 【請求項18】 前記第1および第2のクロック信号は
    互いに重なり合わない2相のクロック信号であり、前記
    第1および第2のクロック信号の一方のエッジに同期し
    て前記メモリ選択信号および前記データがそれぞれ確定
    する、請求項15記載の半導体集積回路装置。
  19. 【請求項19】 前記転送回路の出力信号は、前記第2
    のクロック信号の半サイクル期間確定状態となり、前記
    選択信号生成回路の出力信号は、前記第1のクロック信
    号の1クロックサイクル期間確定状態となる、請求項1
    5記載の半導体集積回路装置。
  20. 【請求項20】 前記選択回路の出力ノードに配置され
    て、前記選択回路の出力データをラッチするラッチ回路
    をさらに備える、請求項15記載の半導体集積回路装
    置。
  21. 【請求項21】 処理装置、 第1の記憶装置、 第2の記憶装置、 前記処理装置からのメモリアドレス信号に従って、前記
    第1および第2の記憶装置を指定するメモリ選択信号を
    生成して、第1のクロック信号に同期して前記メモリ選
    択信号を伝達する選択信号生成回路、 前記メモリ選択信号に従って前記第1および第2の記憶
    装置を選択的に内部バスに電気的に結合する選択回路、
    および前記処理装置からのデータを前記選択回路に、前
    記第1のクロック信号と相補な第2のクロック信号に同
    期して前記内部バスを介して転送する転送回路を備え
    る、半導体集積回路装置。
  22. 【請求項22】 前記選択信号生成回路の出力信号を遅
    延して前記選択回路へ伝達する遅延回路をさらに備え
    る、請求項21記載の半導体集積回路装置。
  23. 【請求項23】 前記転送回路の出力信号は、前記選択
    信号生成回路の出力信号が確定した後に確定する、請求
    項21記載の半導体集積回路装置。
  24. 【請求項24】 前記第1および第2のクロック信号
    は、互いに重なり合わない2相のクロック信号である、
    請求項21記載の半導体集積回路装置。
  25. 【請求項25】 前記転送回路の出力信号は、前記第2
    のクロック信号の半サイクル期間確定状態となり、前記
    選択信号生成回路の出力信号は、前記第1のクロック信
    号の1クロックサイクル期間確定状態となる、請求項2
    1記載の半導体集積回路装置。
  26. 【請求項26】 前記選択回路の出力ノードに配置され
    前記選択回路の出力データをラッチするラッチ回路をさ
    らに備える、請求項21記載の半導体集積回路装置。
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