JP2003098870A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003098870A JP2002215796A JP2002215796A JP2003098870A JP 2003098870 A JP2003098870 A JP 2003098870A JP 2002215796 A JP2002215796 A JP 2002215796A JP 2002215796 A JP2002215796 A JP 2002215796A JP 2003098870 A JP2003098870 A JP 2003098870A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、コイルから高周波磁界を発生させ
ることにより加熱部材に渦電流を生じさせ、渦電流損に
基づいて加熱部材を自己発熱させる誘導加熱装置を有
し、この加熱部材の自己発熱により記録媒体上の現像剤
像を定着させる定着装置を有するものにおいて、環境に
対処した処理を実現できる。 【解決手段】この発明は、誘導加熱装置において、ウォ
ーミングアップ時のIHオン信号の連続オン時間が、室
温等の環境やオプションの接続状態(電力設定)によっ
て決定されるエラー検知時間以上となった際、レディ温
度以上と判断でき、高周波オン、オフ回路116へのI
Hオン信号の供給を遮断し、高周波オン、オフ回路11
6からコイル105への高周波電流の供給が禁止され、
加熱ローラ58bが過熱してしまったり、発火してしま
うのを防止するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コイルから高周
波磁界を発生させ、その高周波磁界を発熱部材に与える
ことによりその発熱部材に渦電流を生じさせ、渦電流損
に基づく発熱部材の自己発熱により記録媒体上の現像剤
像を定着させる定着装置を有する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル技術を利用した画像形成装置い
わゆる電子複写機では、加熱ローラと、この加熱ローラ
に接する加圧ローラとを備え、この両ローラ間に用紙を
挟み込んでその用紙を搬送しながら、加熱ローラの熱に
よって用紙上の現像剤像を定着させる定着装置が実用化
されている。
【0003】加熱ローラの熱源の一例として、誘導加熱
装置がある。誘導加熱装置は、加熱ローラの内部に収容
されるコイルと、このコイルに高周波電流を供給する高
周波発生回路と、を備える。
【0004】高周波発生回路は、交流電源の電圧を整流
する整流回路と、この整流回路の出力電圧(直流電圧)
を所定周波数の高周波に変換するスイッチング回路と、
を備える。この高周波発生回路の出力端(スイッチング
回路の出力端)に上記コイルが接続される。
【0005】高周波発生回路が動作すると、コイルに高
周波電流が供給され、コイルから高周波磁界が発生す
る。この高周波磁界が加熱ローラに与えられて、加熱ロ
ーラに渦電流が生じる。そして、渦電流損に基づいて加
熱ローラが自己発熱し、その発熱によって用紙上の現像
剤像が定着される。
【0006】このようなものでは、複写機本体の温度制
御により加熱ローラが所定温度、つまり定着可能温度に
制御されている。
【0007】しかし、このようなものでは、上記高周波
発生回路を駆動する駆動信号の時間監視により、加熱ロ
ーラが所定温度以上に加熱され、定着装置及び複写機が
発火するのを防止するようになっている。
【0008】しかし、この時間監視が一定時間で行われ
ており、装置の設置場所の温度等の環境の変化が考慮さ
れていないため、各条件に沿った適切な上記高周波発生
回路を駆動する駆動信号の時間監視が行われていないと
いう欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、コイルか
ら高周波磁界を発生させることにより加熱部材に渦電流
を生じさせ、渦電流損に基づいて加熱部材を自己発熱さ
せる誘導加熱装置を有し、この加熱部材の自己発熱によ
り記録媒体上の現像剤像を定着させる定着装置を有する
ものにおいて、環境に対処した処理を実現できる画像形
成装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は、加熱部材の自己発熱により記録媒体上の現像剤像を
定着させる定着装置を有するものにおいて、上記加熱部
材の温度を検知する検知部と、この検知部により検知し
た温度に基づいて、駆動信号を出力する出力部と、上記
加熱部材に近接配置されたコイルと、このコイルに高周
波電流を供給する高周波発生回路と、上記出力部からの
駆動信号に基づいて上記高周波発生回路に対する制御信
号を出力するとともに上記出力部からの駆動信号の連続
出力時間を環境の変化に基づく異なった時間で監視する
制御素子と、この制御素子からの制御信号に基づいて、
上記高周波発生回路による高周波電流を上記コイルに供
給する処理手段とからなり、そのコイルから高周波磁界
を発生させることにより加熱部材に渦電流を生じさせ、
渦電流損に基づいて加熱部材を自己発熱させる誘導加熱
装置とを有する。
【0011】この発明の画像形成装置は、種々のオプシ
ョンが設定可能で、加熱部材の自己発熱により記録媒体
上の現像剤像を定着させる定着装置を有するものにおい
て、上記加熱部材の温度を検知する検知部と、この検知
部により検知した温度に基づいて、駆動信号を出力する
出力部と、上記加熱部材に近接配置されたコイルと、上
記設定されているオプションに基づいて、上記加熱部材
の温度を電源投入時に所定温度まで上昇させるウォーミ
ングアップ処理を行う際、画像形成時、待機中における
上記コイルに印加する電力量を設定する設定部と、上記
コイルに上記設定部による電力量により高周波電流を供
給する高周波発生回路と、上記出力部からの駆動信号に
基づいて上記高周波発生回路に対する制御信号を出力す
るとともに上記ウォーミングアップ処理を行う際、上記
出力部からの駆動信号の連続出力時間を上記オプション
の設定状態とに基づく異なった時間で監視する制御素子
と、この制御素子からの制御信号に基づいて、上記高周
波発生回路による高周波電流を上記コイルに供給する処
理手段とからなり、そのコイルから高周波磁界を発生さ
せることにより加熱部材に渦電流を生じさせ、渦電流損
に基づいて加熱部材を自己発熱させる誘導加熱装置とを
有する。
【0012】この発明の画像形成装置は、加熱部材の自
己発熱により記録媒体上の現像剤像を定着させる定着装
置を有するものにおいて、上記加熱部材の温度を検知す
る検知部と、この検知部により検知した温度に基づい
て、駆動信号を出力する出力部と、上記加熱部材に近接
配置されたコイルと、このコイルに高周波電流を供給す
る高周波発生回路と、上記出力部からの駆動信号に基づ
いて上記高周波発生回路に対する制御信号と電力設定信
号とを出力し、上記検知部により検知した温度が異常温
度に達したことを判断した際に、上記高周波発生回路に
対する制御信号との出力を停止し上記高周波発生回路に
対する電力設定信号零ワットにする制御素子と、この制
御素子からの電力設定信号により所定の電力が設定され
ている状態で、上記制御素子からの制御信号と上記出力
部からの駆動信号とに基づいて、上記高周波発生回路に
よる高周波電流を上記コイルに供給し、上記制御素子か
らの制御信号が停止した際、上記高周波発生回路による
高周波電流の上記コイルへの供給を停止し、上記制御素
子からの電力設定信号が零ワットとなった際、上記高周
波発生回路の電力を零ワットに設定する処理部とからな
り、そのコイルから高周波磁界を発生させることにより
加熱部材に渦電流を生じさせ、渦電流損に基づいて加熱
部材を自己発熱させる誘導加熱装置とを有する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0014】図1はこの発明の画像形成装置の一例とし
てのデジタル複写機1の概略構成を示す断面図である。
【0015】図1に示すように、デジタル複写機1は装
置本体2を備え、この装置本体2内には、読取手段とし
てのスキャナ部4、および画像形成手段として機能する
プリンタ部6が設けられている。
【0016】装置本体2の上面には、読取対象物、つま
り原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿載置台
8が設けられている。また、装置本体2の上面には、原
稿載置台8上に原稿Dを自動的に送る搬送手段としての
自動原稿送り装置9(以下、ADFと称する)が配設さ
れている。
【0017】このADF9の原稿トレイ9aに置かれた
原稿Dは、図示しない搬送ガイドによって搬送されプラ
テンローラ9bを介して排紙トレイ9c上に排出される
ようになっている。これにより、原稿Dがプラテンロー
ラ9bにより搬送されている際に、後述するスキャナ部
4の露光ランプ10により露光走査されることにより、
原稿Dの画像の読取りが行われるようになっている。
【0018】上記ADF9の原稿トレイ9aには、原稿
Dの読取面を上側にしてセットされ、一番上の原稿Dか
ら順に1枚ずつ取込まれるようになっている。
【0019】装置本体2内に配設されたスキャナ部4
は、ADF9により搬送される原稿Dあるいは原稿載置
台8に載置された原稿Dを照明する光源としての例えば
ハロゲンランプなどで構成される露光ランプ10、原稿
Dからの反射光を所定の方向に偏向する第1のミラー1
2を有し、これらの露光ランプ10、第1のミラー12
は、原稿載置台8の下方に配設された第1キャリッジ1
4に取り付けられている。
【0020】第1キャリッジ14は、原稿載置台8と平
行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト等を
介してスキャナモータ(駆動モータ)16により、原稿
載置台8の下方を往復移動される。スキャナモータ16
は、ステッピングモータなどにより構成されている。
【0021】また、原稿載置台8の下方には、原稿載置
台8と平行に移動可能な第2キャリッジ18が配設され
ている。第2キャリッジ18には、第1のミラー12に
より偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向する第2
および第3のミラー20、22が互いに直角に取り付け
られている。第2のキャリッジ18は、第1キャリッジ
14を駆動する歯付きベルト等により、スキャナモータ
16からの回転力が伝達され、第1キャリッジ14に対
して従動されるとともに、第1キャリッジ14に対し
て、1/2の速度で原稿載置台8に沿って平行に移動さ
れる。
【0022】また、原稿載置台8の下方には、第2キャ
リッジ18上の第3のミラー20からの反射光を集束す
る結像レンズ24と、結像レンズ24により集束された
反射光を受光して光電変換するCCDセンサ(ラインセ
ンサ)26とが配設されている。結像レンズ24は、第
3のミラー22により偏向された光の光軸を含む面内
に、駆動機構を介して移動可能に配設され、自身が移動
することで反射光を所望の倍率(主走査方向)で結像す
る。そして、CCDセンサ26は、後述するメインCP
Uから与えられる画像処理クロックに従って入射した反
射光を光電変換し、読み取った原稿Dに対応する電気信
号を出力する。副走査方向の倍率は、上記ADF9によ
る搬送速度あるいは第1キャリッジ14の移動速度を変
更することにより対応できるようになっている。
【0023】上記ADF9により搬送される原稿Dの読
取りを行う際、上記露光ランプ10による照射位置は、
図示しない読取位置に固定されている。また、原稿載置
台8に載置された原稿Dの読取りを行う際、上記露光ラ
ンプ10による照射位置は、原稿載置台8に沿って左か
ら右へ移動されるようになっている。
【0024】一方、プリンタ部6は、潜像形成手段とし
て作用するレーザ露光装置28を備えている。レーザ露
光装置28からのレーザ光により、感光体ドラム30周
面を走査することにより感光体ドラム30周面上に静電
潜像を形成する。
【0025】また、プリンタ部6は、装置本体2のほぼ
中央右側に配設された像担持体としての回転自在な感光
体ドラム30を有し、感光体ドラム30周面は、レーザ
露光装置28からのレーザ光により露光され、所望の静
電潜像が形成される。感光体ドラム30の周面には、ド
ラム周面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ3
2、感光体ドラム30周面上に形成された静電潜像に現
像剤としてのトナーを供給して所望の画像濃度で現像す
る現像手段としての現像器34、後述する各カセット4
8、50から給紙された被画像形成媒体、つまり、コピ
ー用紙Pを感光体ドラム30から分離させるための剥離
チャージャ36を一体に有し、感光体ドラム30に形成
されたトナー像を用紙Pに転写させる転写チャージャ3
8、感光体ドラム30周面からコピー用紙Pを剥離する
剥離爪40、感光体ドラム30周面に残留したトナーを
清掃する清掃装置42、および、感光体ドラム30周面
の除電する除電器44が順に配置されている。
【0026】装置本体2内の下部には、それぞれ装置本
体から引出し可能な上段カセット48、下段カセット5
0が互いに積層状態に配設され、各カセット48、50
内にはサイズの異なるコピー用紙Pが装填されている。
上記上段カセット48の側方には手差しトレイ54が設
けられている。
【0027】装置本体2内には、各カセット48、50
から感光体ドラム30と転写チャージャ38との間に位
置した転写部を通って延びる搬送路56が形成され、搬
送路56の終端には定着装置58が設けられている。定
着装置58の上部には排出口60が形成されている。
【0028】定着装置58は、内部に熱源として誘導加
熱装置(IH)58aが収容される加熱ローラ(加熱部
材)58bおよび加圧ローラ58cを備え、この両ロー
ラ間にコピー用紙Pを挟み込んでそのコピー用紙Pを搬
送しながら、加熱ローラ58bの熱によってコピー用紙
P上の現像剤像を定着させる。定着装置58を経たコピ
ー用紙Pは、排紙ローラ対70によって排出口60から
排出される。上記加熱部材としては、ベルト等であって
も良い。
【0029】上段カセット48、下段カセット50の近
傍には、各カセット48、50から用紙Pを一枚づつ取
り出す給紙ローラ62と分離ローラ63がそれぞれ設け
られている。また、搬送路56には、給紙ローラ62と
分離ローラ63により取り出されたコピー用紙Pを搬送
路56を通して搬送する多数の給紙ローラ対64が設け
られている。
【0030】搬送路56において感光体ドラム30の上
流側にはレジストローラ対66が設けられている。レジ
ストローラ対66は、取り出されたコピー用紙Pの傾き
を補正するとともに、感光体ドラム30上のトナー像の
先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム
30周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部
へ給紙する。レジストローラ対66の手前、つまり、給
紙ローラ64側には、コピー用紙Pの到達を検出するア
ライニング前センサ68が設けられている。
【0031】給紙ローラ62により各カセット48、5
0から1枚づつ取り出されたコピー用紙Pは、給紙ロー
ラ対64によりレジストローラ対66へ送られる。そし
て、コピー用紙Pは、レジストローラ対66により先端
が整位された後、転写部に送られる。
【0032】転写部において、感光体ドラム30上に形
成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージ
ャ38により用紙P上に転写される。トナー像の転写さ
れたコピー用紙Pは、剥離チャージャ36および剥離爪
40の作用により感光体ドラム30周面から剥離され、
搬送路56の一部を構成する搬送ベルト(図示しない)
を介して定着装置58に搬送される。そして、定着装置
58によって現像剤像がコピー用紙Pに溶融定着された
後、コピー用紙Pは、排紙ローラ対70により排出口6
0を通して装置本体2内の排紙トレイ72上へ排出され
る。
【0033】搬送路56の右方には、定着装置58を通
過したコピー用紙Pを反転して再び搬送路56へ送る自
動両面装置74が設けられている。
【0034】また、装置本体2の前面上部には、コピー
倍率等の様々な複写条件並びに複写開始などを指示する
操作パネルが設けられている。
【0035】また、装置本体2の内部には、後述する本
体側回路基板130と誘導加熱装置側回路基板131と
が設けられ、この誘導加熱装置側回路基板131には、
環境温度としての設置場所での室温を検知する温度検知
器100が接続されている。この温度検知器100は、
装置本体2の側面に設けられ、この装置の設置場所での
室温を検知するものである。
【0036】上記デジタル複写機1には、オプション機
能(機器)として、ADF機能、フィニッシャー機能、
FAX機能、プリンタ機能、DSS(両面)機能等が設
定可能となっている。ADF機能としては、読取り入力
だけを先行して行う先行入力が行えるようになってい
る。ADF(自動原稿送り装置9)は原稿台上に設置さ
れ、本体と接続されるようになっている。
【0037】フィニッシャー機能は、装置本体の側部に
設置され、本体と接続されるようになっている。
【0038】FAX機能は、制御回路のマザーボードに
FAXボードを装填することにより、機能追加がなされ
るようになっている。
【0039】プリンタ機能は、制御回路のマザーボード
にプリンタFAXボードを装填することにより、機能追
加がなされるようになっている。
【0040】DSS(両面)機能は、DSSコントロー
ラを制御回路に追加することにより、機能追加がなされ
るようになっている。
【0041】上記各機能は、機能追加時にあらかじめメ
モリやハードディスク等に登録するようにしても良い
し、電源投入時に、各部に問合せを行うことによりその
回答でオプションの接続(設定)状態を判断したり、ボ
ードのスイッチにより判断するようにしても良い。
【0042】上記デジタル複写機1の制御回路の内部構
成を、図2を用いて説明する。
【0043】このデジタル複写機1には、全体を制御す
る主制御部90が設けられている。この主制御部90
は、それぞれ図示しないが、その動作の制御を司るCP
U(central processing uni
t)、このデジタル複写機1の動作のソフトウェアが格
納されているROM(Rend only memor
y)、画像データやその他動作上のデータが一時格納さ
れるRAM(randomaccess memor
y)(S−RAM)により構成されている。
【0044】上記主制御部90は、上記ADF9、スキ
ャナ部4、プリンタ部6、操作パネル91、画像処理部
92、ページメモリ93、HDD94がバス95を介し
て接続されている。また、画像処理部92、ページメモ
リ93、HDD94は画像バス96を介して接続されて
いる。
【0045】上記操作パネル91は、装置本体2の前面
上部に設けられ、コピー倍率等の様々な複写条件並びに
複写開始などを指示するものである。
【0046】画像処理部92は、スキャナ部4により読
取った原稿画像を処理したり、ページメモリ93、HD
D94からの画像データを処理したり、処理した画像デ
ータをページメモリ93、プリンタ部6、あるいはHD
D94へ出力するものである。
【0047】画像処理部92は、図示しない圧縮伸長回
路を有し、この圧縮伸長回路を用いてページメモリ93
からの画像データを圧縮したり、HDD94からの画像
データの伸長を行うようになっている。
【0048】ページメモリ93は、画像処理部92から
の画像データを登録するものである。
【0049】HDD94は、各種データが格納されるハ
ードディスクで代表される外部記憶装置である。たとえ
ば、複数部数のコピーを行う際に、複数枚の原稿画像の
読取画像を圧縮した画像を登録し、印刷時にこの圧縮し
た画像を読出して印刷するようになっている。
【0050】HDD94には、電力設定テーブル94a
があらかじめ登録されている。
【0051】電力設定テーブル94a、図3に示すよう
に、オプションの種々の接続状態(○が接続、−が未接
続)に対応して、それぞれ電源投入によるウォーミング
アップ(WUP)処理時に誘導加熱装置(IH)58a
によりコイル105に印加される電力量と、この後のプ
レラン(PRE−RUN)処理時に誘導加熱装置(I
H)58aによりコイル105に印加される電力量が対
応して記憶されている。
【0052】ウォーミングアップ処理時、プレラン処理
時としては、それぞれ4つの状態がある。
【0053】ADF9による先行入力中(RADF)、
スキャナ部4の駆動(第1キャリッジ14の移動)によ
る先行入力中(SCN)、スキャナ部4とADF9のイ
ニシャライズ動作中(ADF9の未接続時はスキャナ部
4のみ)(INI)、その他の動作が行われない時
(−)である。
【0054】たとえば、2行目のオプションとしてAD
F9のみが接続されている場合に対して、ウォーミング
アップ処理時、ADF9による先行入力中は「1250
W」の電力が記憶され、それ以外は「1300W」の電
力が記憶され、プレラン処理時、ADF9による先行入
力中は「1200W」の電力が記憶され、それ以外は
「1250W」の電力が記憶されている。
【0055】なお、レディ中に誘導加熱装置(IH)5
8aによりコイル105に印加される電力量は、「70
0W」の電力に制御され、プリントに誘導加熱装置(I
H)58aによりコイル105に印加される電力量中
は、「900W」の電力に制御されている。
【0056】上記主制御部90は、ジョブごとに管理さ
れる入力タスクと印刷タスクを有している。
【0057】図4は、定着装置の要部の構成を示す図で
ある。
【0058】図4に示されるように、定着装置58は、
加熱(定着)ローラ58bと加圧(プレス)ローラ58
cとから構成されている。
【0059】加熱ローラ58bは、図示しない駆動モー
タにより、矢印方向に駆動される。なお、加圧ローラ5
8cは、加熱ローラ58bと従動して矢印方向に回転す
る。また、両ローラ間を、トナー像Tを支持している被
定着材である用紙Pが通過される。
【0060】加熱ローラ58bは、例えば肉厚1mmの
鉄製の円筒すなわち導体で構成された金属層を有するエ
ンドレス部材であり、表面に、テフロン等の離型層が形
成されている。なお、加熱ローラ58bには、他にも、
ステンレス鋼、アルミニウム、ステンレス鋼とアルミニ
ウムの合金等が利用可能である。
【0061】加圧ローラ58cは、芯金の周囲に、シリ
コンゴムやフッ素ゴム等の弾性体が被覆されたもので、
図示しない加圧機構により加熱ローラ58bに対して所
定の圧力で圧接されることで、両ローラが接する位置
で、所定幅のニップ(圧接により加圧ローラ58cの外
周面が弾性変形する)101を提供する。
【0062】これにより、ニップ101を用紙Pが通過
することで、用紙P上のトナーが用紙Pに溶融されて定
着される。
【0063】加熱ローラ58bの周上であってニップ1
01よりも回転方向の下流側には、用紙Pを加熱ローラ
58bから剥離させる剥離爪102、加熱ローラ58b
の外周面にオフセット転写されたトナーや用紙からの紙
粉等を除去するクリーニング部材103、加熱ローラ5
8bの外周面にトナーが付着することを防止するために
離型剤を塗布する離型剤塗布装置104、加熱ローラ5
8bの外周面の温度を検出するサーミスタ107a、1
07b、および所定温度以上となった場合に接点が開と
なり電源電圧の供給を停止するサーモスタット108が
設けられている。
【0064】加熱ローラ58bの内部には、例えば直径
0.5mmの互いに絶縁された銅線材を複数本束ねたリ
ッツ線からなる磁場発生手段としての励磁コイル105
が設けられている。励磁コイルをリッツ線にすることで
浸透深さよりも線径を小さくすることができ、高周波電
流を有効に流すことが可能となる。なお、図4に示した
実施の形態において、励磁コイル105には、耐熱性の
ポリアミドイミドで被覆された直径0.5mmの線材を
19本束ねたものを用いている。
【0065】また、励磁コイル105は、芯材(例え
ば、フェライトや鉄芯等)を用いない空芯コイルであ
る。このように、励磁コイル105を空芯コイルとした
ことで、複雑な形状をした芯材が不要であり、コストが
低減される。また、励磁回路も安価になる。
【0066】励磁コイル105は、耐熱性の樹脂(例え
ば、高耐熱性の工業用プラスチック)で形成されたコイ
ル支持材106により支持されている。
【0067】コイル支持材106は、加熱ローラを保持
している図示しない構造体(板金)との間で位置決めさ
れている。
【0068】励磁コイル105は、図示しない励磁回路
(インバータ回路)からの高周波電流で発生する磁束に
よって、磁界の変化を妨げるように、加熱ローラ58b
に、磁束と渦電流を発生させる。この渦電流と加熱ロー
ラ58bの固有の抵抗によってジュール熱が発生し、加
熱ローラ58bが加熱される。この実施の形態では、励
磁コイル105に、周波数25kHz、900Wの高周
波電流を流している。上記励磁コイル105が、加熱ロ
ーラ58bの内部に設けられている場合について説明し
たが、加熱ローラ58bの外部等の近接配置されている
ものであっても良い。
【0069】次に、上記加熱ローラ58bに対する要部
の制御回路を、図5を用いて説明する。
【0070】すなわち、上記主制御部90の(定着装置
用の)本体側回路基板(あるいは定着装置用の基板)1
30と上記誘導加熱装置(IH)58a用の誘導加熱装
置側回路基板131とにより構成されている。
【0071】上記本体側回路基板130上には、制御素
子としてのCPU110、温度制御回路111、アンド
(論理積)回路112、電源電圧供給用のスイッチSW
1、SW2が配設されている。
【0072】温度制御回路111は、CPU110から
の制御信号と加熱ローラ58bの温度に基づいて、IH
オン信号をアンド回路112へ出力するものである。温
度制御回路111には、回路基板130外のコネクタ1
25を介して上記サーミスタ107a、107bからの
検知温度に基づく検知信号が供給され、CPU110か
ら現在の動作状況に基づく制御信号が供給されている。
【0073】CPU110は、現在の動作状況に基づく
電力設定信号を上記誘導加熱装置58aへ出力したり、
現在の動作状況に基づく制御信号を温度制御回路111
へ出力したり、上記誘導加熱装置58aからのエラー信
号の有無と加熱ローラ58bの温度等に基づいて、許可
信号をアンド回路112へ出力するものである。CPU
110には、回路基板130外のコネクタ125を介し
て上記サーミスタ107a、107bからの検知温度に
基づく検知信号が供給され、上記誘導加熱装置58aか
らエラー信号が供給されている。
【0074】アンド回路112は、CPU110からの
許可信号が供給されている際、温度制御回路111から
のIHオン信号を上記誘導加熱装置58aへ出力するも
のである。
【0075】スイッチSW1は信号線を介して後述する
フォトカプラ114に接続され、フォトカプラ114に
電源電圧を供給している。
【0076】スイッチSW2は信号線を介してコネクタ
125に接続され、コネクタ125に電源電圧を供給し
ている。
【0077】上記誘導加熱装置側回路基板131には、
制御素子としてのCPU113、フォトカプラ114、
高周波発生回路としての高周波オン、オフ回路116、
出力ポート117、117、入力ポート118、11
8、ヒューズ119が配設されている。
【0078】上記フォトカプラ114は、非接触で信号
のやり取り(送受)を行うものであり、上記フォトカプ
ラ114には、回路基板130のスイッチSW1からの
5ボルトのフォトカプラ電源電圧が信号線を介して供給
され、回路基板130のCPU110からの電力設定信
号が3ビット構成の信号線S2を介して供給され、回路
基板130のアンド回路112からのIHオン信号が信
号線S1を介して供給されている。フォトカプラ114
は、CPU113からのエラー信号を信号線を介して回
路基板130のCPU110へ出力するものである。
【0079】上記フォトカプラ114は、供給された電
力設定信号を非接触でCPU113に出力するものであ
り、供給されたIHオン信号を非接触でCPU113に
出力するものである。
【0080】上記CPU113は、高周波オン、オフ回
路116の駆動を制御するものであり、供給される電力
設定信号に基づいて高周波オン、オフ回路116を駆動
制御するものであり、また種々のエラーを判断してこの
判断に基づくエラー信号を出力するものである。
【0081】上記CPU113は、エラー等が発生して
いない際に、上記フォトカプラ114から供給されるI
Hオン信号に基づいて、IHオン信号を高周波オン、オ
フ回路116に出力するものである。
【0082】上記CPU113は、ウォーミングアップ
時、上記フォトカプラ114から供給されるIHオン信
号の連続供給時間と、内部メモリ113aから読み出し
たエラー検知時間(レディ温度以上であると判断する時
間)とを比較し、IHオン信号の連続供給時間がエラー
検知時間を超過した際、レディ温度以上と判断でき、高
周波オン、オフ回路116へのIHオン信号の出力を停
止し、加熱ローラ58bが過熱してしまったり、発火し
てしまうのを防止する。
【0083】このエラー検知時間は、室温により決定さ
れるものである。たとえば、室温30度の際に、エラー
検知時間が30秒であり、室温0度の際に、エラー検知
時間が90秒であり、内部メモリ113aに登録されて
いる。
【0084】また、CPU113は、プレラン時、レデ
ィ時、プリント時も上記同様に、室温により変化するエ
ラー検知時間により、IHオン信号の連続オン時間をチ
ェックするようにしても良い。
【0085】上記高周波オン、オフ回路116は、上記
CPU113からのIHオン信号が供給されている際
に、上記CPU113により設定されている電力を出力
ポート117、117を介してコイル105に印加する
ものである。
【0086】この際、高周波オン、オフ回路116から
コイル105に高周波電流が供給されることにより、コ
イル105から高周波磁界が発生し、この高周波磁界に
よって加熱ローラ58bに渦電流が生じ、渦電流と加熱
ローラ58bの抵抗とによる渦電流損に基づき、加熱ロ
ーラ58bが自己発熱する。
【0087】また、入力ポート118、118には、
(図示しない)コンセントからの交流電源がブレーカ1
20、ノイズフィルタ121、及び上記サーモスタット
108を介して供給されている。一方の入力ポート11
8にはヒューズ119が設けられている。この入力ポー
ト118、118を介して供給される交流電源は上記誘
導加熱装置側回路基板131上の各部に供給されるよう
になっている。
【0088】また、上記誘導加熱装置側回路基板131
には、図示しないが商用交流電源の電圧を整流する整流
回路、この整流回路の出力電圧をCPU113の動作に
適した一定レベルに調整して出力する定電圧回路部が配
設されている。 [第1の実施形態]次に、上記構成において、ウォーミ
ングアップ処理における誘導加熱装置58aのCPU1
13でのエラー処理を、図6に示すフローチャートを参
照しつつ説明する。
【0089】たとえば今、図示しない電源スイッチがオ
ンされると、主制御部90のCPU110はウォーミン
グアップ処理の開始を判断し(ST1)、接続機器など
に対して問合せを行ったり、各種スイッチの状態に基づ
いて、接続されているオプションを判断する(ST
2)。ついで、CPU110は接続されているオプショ
ンに基づいて、電力設定テーブル94aからウォーミン
グアップ(WUP)処理時の電力量とプレラン処理時の
電力量を読み出す(ST3)。
【0090】これにより、CPU110は誘導加熱装置
58aのフォトカプラ114を介してCPU113へI
Hオン信号と上記読出したウォーミングアップ(WU
P)処理時の電力量(電力設定)とを出力する(ST
4)。
【0091】これにより、CPU113は供給される電
力量に基づいて高周波オン、オフ回路116の電力を設
定するとともに、供給されるIHオン信号を高周波オ
ン、オフ回路116に出力する(ST5)。高周波オ
ン、オフ回路116は、上記CPU113からのIHオ
ン信号が供給されている際に、上記CPU113により
設定されている電力を出力ポート117、117を介し
てコイル105に印加する(ST6)。
【0092】この高周波オン、オフ回路116からコイ
ル105に高周波電流が供給されることにより、コイル
105から高周波磁界が発生し、この高周波磁界によっ
て加熱ローラ58bに渦電流が生じ、渦電流と加熱ロー
ラ58bの抵抗とによる渦電流損に基づき、加熱ローラ
58bが自己発熱する。
【0093】この状態において、CPU113は温度検
知器100からの検知温度としての室温に基づいて内部
メモリ113aから読出したエラー検知時間と上記IH
オン信号の出力開始時からの経過時間とに基づいて、エ
ラーが発生しているか否かを判断する(ST7)。つま
り、経過時間がエラー検知時間を越えた際に、エラーを
判断する。この結果、CPU113はエラーを判断した
場合、上記IHオン信号の出力を停止する(ST8)。
これにより、誘導加熱装置58aによるコイル105へ
の高周波電流の供給が遮断され、加熱ローラ58bの発
熱が停止する(ST9)。
【0094】また、上記エラーが判断されず、CPU1
10がサーミスタ107a、107bによる加熱ローラ
58bの表面温度がウォーミングアップの終了温度に達
したと判断した際に(ST10)、CPU110はウォ
ーミングアップの終了、プレランの開始を判断する(S
T11)。この際、CPU110はCPU113へのI
Hオン信号を一旦、IHオフ信号を出力する。
【0095】これにより、CPU110はCPU113
へ新たにIHオン信号を出力し上記読出したプレラン処
理時の電力量とを出力する(ST12)。この際、CP
U110は信号線S1によるIHオン信号と信号線S2
による電力設定信号とをフォトカプラ114を介してC
PU113へ出力する。
【0096】これにより、CPU113は供給される電
力量に基づいて高周波オン、オフ回路116の電力を設
定するとともに、供給されるIHオン信号を高周波オ
ン、オフ回路116に出力する(ST13)。高周波オ
ン、オフ回路116は、上記CPU113からのIHオ
ン信号が供給されている際に、上記CPU113により
設定されている電力を出力ポート117、117を介し
てコイル105に印加する(ST14)。
【0097】この高周波オン、オフ回路116からコイ
ル105に高周波電流が供給されることにより、コイル
105から高周波磁界が発生し、この高周波磁界によっ
て加熱ローラ58bに渦電流が生じ、渦電流と加熱ロー
ラ58bの抵抗とによる渦電流損に基づき、加熱ローラ
58bが自己発熱する。
【0098】この状態において、CPU110は定着装
置58の加熱ローラ58bを回転させ、加熱ローラ58
bによる全体の表面温度を均一化させるプレラン処理を
実行する(ST15)。
【0099】また、CPU110は、プレラン処理の終
了を判断し(ST16)、他の初期処理が終了した時点
で、レディ状態となる(ST17)。
【0100】上記したように、室温により、ウォーミン
グアップ処理におけるIHオン信号の連続時間と比較す
るエラー検知時間を室温により変更するようにしたこと
により、つまり室温が高いとき短いエラー検知時間と
し、室温が低いとき長いエラー検知時間とすることによ
り、室温が高いとき定着装置58つまり加熱ローラ58
bの表面が温まり易いのでエラー検知時間を短くし、室
温が低いとき定着装置58つまり加熱ローラ58bの表
面が温まり難いのでエラー検知時間を長くしている。
【0101】また、プレラン処理時、レディ中、プリン
ト中も、上記ウォーミングアップ処理時と同様に、IH
オン信号の連続時間と比較するエラー検知時間を室温に
より変更することにより、CPU113によりエラー検
知を行うようにしても良い。 [第2の実施形態]上記第1の実施形態では、室温に応
じてエラー検知時間が変更される場合について説明した
が、これに限らず、第2の実施形態としてオプションの
接続状態に依存するウォーミングアップ(WUP)処理
時の電力量に基づいてエラー検知時間が変更される場合
も同様に実施できる。
【0102】この場合、内部メモリ113aに電力量
(電力設定)に基づくエラー検知時間(レディ温度以上
であると判断する時間)が登録されている。たとえば、
電力設定1300Wの際に、エラー検知時間が30秒で
あり、電力設定1250Wの際に、エラー検知時間が3
5秒であり、電力設定1200Wの際に、エラー検知時
間が40秒であり、電力設定1100Wの際に、エラー
検知時間が45秒であり、電力の低下に伴ってエラー検
知時間が長くなるようになっている。設定電力とレディ
温度以上であると判断する時間は比例関係にある。
【0103】このような構成において、ウォーミングア
ップ処理における誘導加熱装置58aのCPU113で
のエラー処理を、図7に示すフローチャートを参照しつ
つ説明する。
【0104】たとえば今、図示しない電源スイッチがオ
ンされると、主制御部90のCPU110はウォーミン
グアップ処理の開始を判断し(ST21)、接続機器な
どに対して問合せを行ったり、各種スイッチの状態に基
づいて、接続されているオプションを判断する(ST2
2)。ついで、CPU110は接続されているオプショ
ンに基づいて、電力設定テーブル94aからウォーミン
グアップ(WUP)処理時の電力量とプレラン処理時の
電力量を読み出す(ST23)。
【0105】これにより、CPU110は誘導加熱装置
58aのフォトカプラ114を介してCPU113へI
Hオン信号と上記読出したウォーミングアップ(WU
P)処理時の電力量(電力設定)とを出力する(ST2
4)。
【0106】これにより、CPU113は供給される電
力量に基づいて高周波オン、オフ回路116の電力を設
定するとともに、供給されるIHオン信号を高周波オ
ン、オフ回路116に出力する(ST25)。高周波オ
ン、オフ回路116は、上記CPU113からのIHオ
ン信号が供給されている際に、上記CPU113により
設定されている電力を出力ポート117、117を介し
てコイル105に印加する(ST26)。
【0107】この高周波オン、オフ回路116からコイ
ル105に高周波電流が供給されることにより、コイル
105から高周波磁界が発生し、この高周波磁界によっ
て加熱ローラ58bに渦電流が生じ、渦電流と加熱ロー
ラ58bの抵抗とによる渦電流損に基づき、加熱ローラ
58bが自己発熱する。
【0108】この状態において、CPU113はオプシ
ョンの接続状態に依存するウォーミングアップ(WU
P)処理時の電力量に基づいて内部メモリ113aから
読出したエラー検知時間と上記IHオン信号の出力開始
時からの経過時間とに基づいて、エラーが発生している
か否かを判断する(ST27)。つまり、経過時間がエ
ラー検知時間を越えた際に、エラーを判断する。この結
果、CPU113はエラーを判断した場合、上記IHオ
ン信号の出力を停止する(ST28)。これにより、誘
導加熱装置58aによるコイル105への高周波電流の
供給が遮断され、加熱ローラ58bの発熱が停止する
(ST29)。
【0109】また、上記エラーが判断されず、CPU1
10がサーミスタ107a、107bによる加熱ローラ
58bの表面温度がウォーミングアップの終了温度に達
したと判断した際に(ST30)、CPU110はウォ
ーミングアップの終了、プレランの開始を判断する(S
T31)。この際、CPU110はCPU113へのI
Hオン信号を一旦、IHオフ信号を出力する。
【0110】これにより、CPU110はCPU113
へ新たにIHオン信号を出力し上記読出したプレラン処
理時の電力量とを出力する(ST32)。
【0111】これにより、CPU113は供給される電
力量に基づいて高周波オン、オフ回路116の電力を設
定するとともに、供給されるIHオン信号を高周波オ
ン、オフ回路116に出力する(ST33)。高周波オ
ン、オフ回路116は、上記CPU113からのIHオ
ン信号が供給されている際に、上記CPU113により
設定されている電力を出力ポート117、117を介し
てコイル105に印加する(ST34)。
【0112】この高周波オン、オフ回路116からコイ
ル105に高周波電流が供給されることにより、コイル
105から高周波磁界が発生し、この高周波磁界によっ
て加熱ローラ58bに渦電流が生じ、渦電流と加熱ロー
ラ58bの抵抗とによる渦電流損に基づき、加熱ローラ
58bが自己発熱する。
【0113】この状態において、CPU110は定着装
置58の加熱ローラ58bを回転させ、加熱ローラ58
bによる全体の表面温度を均一化させるプレラン処理を
実行する(ST35)。
【0114】また、CPU110は、プレラン処理の終
了を判断し(ST36)、他の初期処理が終了した時点
で、レディ状態となる(ST37)。
【0115】上記したように、オプションの接続状態に
依存するウォーミングアップ(WUP)処理時の電力量
により、ウォーミングアップ処理におけるIHオン信号
の連続時間と比較するエラー検知時間を変更するように
したことにより、つまり電力量が高いとき短いエラー検
知時間とし、電力量が低いとき長いエラー検知時間とす
ることにより、電力量が高いとき定着装置58つまり加
熱ローラ58bの表面が温まり易いのでエラー検知時間
を短くし、電力量が低いとき定着装置58つまり加熱ロ
ーラ58bの表面が温まり難いのでエラー検知時間を長
くしている。
【0116】また、プレラン処理時、レディ中、プリン
ト中も、上記ウォーミングアップ処理時と同様に、IH
オン信号の連続時間と比較するエラー検知時間を電力量
により変更することにより、CPU113によりエラー
検知を行うようにしても良い。 [第3の実施形態]上記第1の実施形態では、室温に応
じてエラー検知時間が変更される場合について説明した
が、これに限らず、第3の実施形態として室温とオプシ
ョンの接続状態に依存するウォーミングアップ(WU
P)処理時の電力量に基づいてエラー検知時間(レディ
温度以上であると判断する時間)が変更される場合も同
様に実施できる。
【0117】この場合、内部メモリ113aに電力量
(電力設定)と室温に基づくエラー検知時間が登録され
ている。たとえば、電力設定1300Wで室温30度の
際に、エラー検知時間が30秒であり、電力設定130
0Wで室温0度の際に、エラー検知時間が90秒であ
り、電力設定1250Wで室温30度の際に、エラー検
知時間が35秒であり、電力設定1250Wで室温0度
の際に、エラー検知時間が100秒であり、電力設定1
200Wで室温30度の際に、エラー検知時間が40秒
であり、電力設定1200Wで室温0度の際に、エラー
検知時間が110秒であり、電力設定1100Wで室温
30度の際に、エラー検知時間が45秒であり、電力設
定1100Wで室温0度の際に、エラー検知時間が12
0秒であり、電力の低下と室温の低下に伴ってエラー検
知時間が長くなるようになっている。
【0118】このような構成において、ウォーミングア
ップ処理における誘導加熱装置58aのCPU113で
のエラー処理を、図8に示すフローチャートを参照しつ
つ説明する。
【0119】たとえば今、図示しない電源スイッチがオ
ンされると、主制御部90のCPU110はウォーミン
グアップ処理の開始を判断し(ST41)、接続機器な
どに対して問合せを行ったり、各種スイッチの状態に基
づいて、接続されているオプションを判断する(ST4
2)。ついで、CPU110は接続されているオプショ
ンに基づいて、電力設定テーブル94aからウォーミン
グアップ(WUP)処理時の電力量とプレラン処理時の
電力量を読み出す(ST43)。
【0120】これにより、CPU110は誘導加熱装置
58aのフォトカプラ114を介してCPU113へI
Hオン信号と上記読出したウォーミングアップ(WU
P)処理時の電力量(電力設定)とを出力する(ST4
4)。
【0121】これにより、CPU113は供給される電
力量に基づいて高周波オン、オフ回路116の電力を設
定するとともに、供給されるIHオン信号を高周波オ
ン、オフ回路116に出力する(ST45)。高周波オ
ン、オフ回路116は、上記CPU113からのIHオ
ン信号が供給されている際に、上記CPU113により
設定されている電力を出力ポート117、117を介し
てコイル105に印加する(ST46)。
【0122】この高周波オン、オフ回路116からコイ
ル105に高周波電流が供給されることにより、コイル
105から高周波磁界が発生し、この高周波磁界によっ
て加熱ローラ58bに渦電流が生じ、渦電流と加熱ロー
ラ58bの抵抗とによる渦電流損に基づき、加熱ローラ
58bが自己発熱する。
【0123】この状態において、CPU113はオプシ
ョンの接続状態に依存するウォーミングアップ(WU
P)処理時の電力量と温度検知器100によリ検知され
る室温に基づいて内部メモリ113aから読出したエラ
ー検知時間と上記IHオン信号の出力開始時からの経過
時間とに基づいて、エラーが発生しているか否かを判断
する(ST47)。つまり、経過時間がエラー検知時間
を越えた際に、エラーを判断する。この結果、CPU1
13はエラーを判断した場合、上記IHオン信号の出力
を停止する(ST48)。これにより、誘導加熱装置5
8aによるコイル105への高周波電流の供給が遮断さ
れ、加熱ローラ58bの発熱が停止する(ST49)。
【0124】また、上記エラーが判断されず、CPU1
10がサーミスタ107a、107bによる加熱ローラ
58bの表面温度がウォーミングアップの終了温度に達
したと判断した際に(ST50)、CPU110はウォ
ーミングアップの終了、プレランの開始を判断する(S
T51)。この際、CPU110はCPU113へのI
Hオン信号を一旦、IHオフ信号を出力する。
【0125】これにより、CPU110はCPU113
へ新たにIHオン信号を出力し上記読出したプレラン処
理時の電力量とを出力する(ST52)。
【0126】これにより、CPU113は供給される電
力量に基づいて高周波オン、オフ回路116の電力を設
定するとともに、供給されるIHオン信号を高周波オ
ン、オフ回路116に出力する(ST53)。高周波オ
ン、オフ回路116は、上記CPU113からのIHオ
ン信号が供給されている際に、上記CPU113により
設定されている電力を出力ポート117、117を介し
てコイル105に印加する(ST54)。
【0127】この高周波オン、オフ回路116からコイ
ル105に高周波電流が供給されることにより、コイル
105から高周波磁界が発生し、この高周波磁界によっ
て加熱ローラ58bに渦電流が生じ、渦電流と加熱ロー
ラ58bの抵抗とによる渦電流損に基づき、加熱ローラ
58bが自己発熱する。
【0128】この状態において、CPU110は定着装
置58の加熱ローラ58bを回転させ、加熱ローラ58
bによる全体の表面温度を均一化させるプレラン処理を
実行する(ST55)。
【0129】また、CPU110は、プレラン処理の終
了を判断し(ST56)、他の初期処理が終了した時点
で、レディ状態となる(ST57)。
【0130】上記したように、オプションの接続状態に
依存するウォーミングアップ(WUP)処理時の電力量
と室温とにより、ウォーミングアップ処理におけるIH
オン信号の連続時間と比較するエラー検知時間を変更す
るようにしたことにより、つまり電力量が高く室温が高
いとき短いエラー検知時間とし、電力量が低く室温が低
いとき長いエラー検知時間とすることにより、電力量が
高く室温が高いとき定着装置58つまり加熱ローラ58
bの表面が温まり易いのでエラー検知時間を短くし、電
力量が低く室温が低いとき定着装置58つまり加熱ロー
ラ58bの表面が温まり難いのでエラー検知時間を長く
している。
【0131】また、プレラン処理時、レディ中、プリン
ト中も、上記ウォーミングアップ処理時と同様に、IH
オン信号の連続時間と比較するエラー検知時間を電力量
と室温により変更することにより、CPU113により
エラー検知を行うようにしても良い。
【0132】[実施例の効果]上記したように、CPU
110の暴走等によりエラーが発生してしまった場合で
も、誤ってコイル105に高周波電流が供給され、加熱
ローラ58bの発熱温度が所定温度以上となってしまう
ことを防止できる。
【0133】室温等の環境に即したエラー検知時間で対
応できる。
【0134】また、オプションの接続状態に依存する電
力設定に即したエラー検知時間で対応できる。
【0135】さらに、室温等の環境とオプションの接続
状態に依存する電力設定とに即したエラー検知時間で対
応できる。
【0136】すなわち、従来、本体のLGC(レギュレ
ーションコントローラ)のCPUが暴走し、本体のLG
CのCPUからのIHオン信号が連続して出力される可
能性が有り、定着装置が異常過熱状態となって焼損に到
る可能性があるという欠点を、上述した本発明により回
避できる。
【0137】上記したように、誘導加熱装置の内部のC
PUに誤ってIHオン信号が連続して供給された場合で
も、室温に基づいて、あるいはオプションの接続状態に
依存する電力設定に基づいて、あるいはその両方に基づ
いて、決定されるエラー検知時間を超過した際に、高周
波オン、オフ回路へのIHオン信号の供給を遮断し、高
周波オン、オフ回路の発振を停止し、高周波オン、オフ
回路からコイルへの高周波電流の供給が禁止されている
ものである。
【0138】これにより、過熱、発火等の危険を防止で
きる。 [第4の実施形態]第4の実施形態として信号線S1の
断線、あるいはアンド回路112の入力信号線の断線、
あるいはアンド回路112の故障により、CPU110
が誘導加熱装置のオフを設定しているにも係らず、IH
オン信号がCPU113へ供給されている際の安全対策
について、図9に示すフローチャートを参照しつつ、説
明する。
【0139】すなわち、上記レディ中、プリント中にお
いて、サーミスタ107a、107bの検知温度に基づ
いて、温度制御回路111からのIHオン信号あるいは
IHオフ信号がCPU113に供給されることにより、
CPU113が高周波オン、オフ回路116を制御して
定着装置58つまり加熱ローラ58bによる加熱制御を
行う。
【0140】この状態において、CPU110はサーミ
スタ107a、107bの検知温度が異常温度に達して
いると判断した場合(ST61)、アンド回路112へ
の許可信号の供給を遮断するとともに、信号線S2によ
る電力設定信号を0W(ゼロワット)に設定する(ST
62)。
【0141】これにより、CPU113はフォトカプラ
114を介してアンド回路112からのIHオフ信号が
供給された際(ST63)、高周波オン、オフ回路11
6をオフすることにより(ST64)、誘導加熱装置5
8aによるコイル105への高周波電流の供給が遮断さ
れ、加熱ローラ58bによる自己発熱が停止する(ST
65)。
【0142】また、CPU113はフォトカプラ114
を介して電力設定信号として0Wが供給された際(ST
66)、高周波オン、オフ回路116への電力供給をゼ
ロワットにすることにより(ST67)、誘導加熱装置
58aによるコイル105への高周波電流の供給が遮断
され、加熱ローラ58bによる自己発熱が停止する(S
T68)。
【0143】上記したように、IHオンオフ信号の信号
線S1の断線、アンド回路112の入力信号線の断線、
アンド回路112の故障等にて、CPU110あるいは
温度制御回路111が誘導加熱装置58aのオフを設定
しているにも関わらずIHオン信号が誘導加熱装置58
a側のCPU113に送られた場合であっても、電力設
定を同時にゼロワットに設定するため、確実に誘導加熱
装置58aによる動作をストップさせることができる。
【0144】また、電力設定側の信号線(3本線(3ビ
ット))の一部が断線した場合も、逆にIHオンオフ信
号がオフされているため、誘導加熱装置58a側の動作
をストップすることができる。
【0145】さらに、異常の度合いによっては、5VS
W1をオフすることでフォトカップラの動作をストップ
させ、確実に異常時に加熱停止が可能となる。
【0146】以上のように、2重3重の加熱防止策を講
じることができる。
【0147】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
コイルから高周波磁界を発生させることにより加熱部材
に渦電流を生じさせ、渦電流損に基づいて加熱部材を自
己発熱させる誘導加熱装置を有し、この加熱部材の自己
発熱により記録媒体上の現像剤像を定着させる定着装置
を有するものにおいて、環境に対処した処理を実現でき
る画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の実施形態を説明するための
デジタル複写機の概略構成を示す図。
【図2】図2は、デジタル複写機の制御回路の内部構成
を説明するためのブロック図。
【図3】図3は、電力設定テーブルの記憶例を示す図。
【図4】図4は、定着装置の要部の構成を示す図。
【図5】図5は、加熱ローラに対する要部の制御回路を
示す図。
【図6】図6は、ウォーミングアップ処理における誘導
加熱装置のCPUでのエラー処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図7】図7は、ウォーミングアップ処理における誘導
加熱装置のCPUでのエラー処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図8】図8は、ウォーミングアップ処理における誘導
加熱装置のCPUでのエラー処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図9】図9は、異常温度検知時の処理を説明するため
のフローチャート。
【符号の説明】 1…デジタル複写機、2…装置本体、4…スキャナ部、
6…プリンタ部、58…定着装置、58a…誘導加熱装
置、58b…加熱ローラ、58c…加圧ローラ、90…
主制御部、105…コイル、107a…メインサーミス
タ、107b…サブサーミスタ、110、113…CP
U、111…温度制御回路、114…フォトカプラ、1
16…高周波オン、オフ回路、S1、S2…信号線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA12 DA13 DA39 DE07 DE09 DE10 EA12 EC06 ED25 EF04 EF06 EF12 2H033 AA42 BA25 BA31 BA32 BA34 BB01 BB18 BB28 BE06 CA03 CA04 CA05 CA07 CA08 CA23 CA28 CA30 CA32 CA44

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱部材の自己発熱により記録媒体上の
    現像剤像を定着させる定着装置を有するにおいて、 上記加熱部材の温度を検知する検知部と、 この検知部により検知した温度に基づいて、駆動信号を
    出力する出力部と、 上記加熱部材に近接配置されたコイルと、このコイルに
    高周波電流を供給する高周波発生回路と、上記出力部か
    らの駆動信号に基づいて上記高周波発生回路に対する制
    御信号を出力するとともに上記出力部からの駆動信号の
    連続出力時間を環境の変化に基づく異なった時間で監視
    する制御素子と、この制御素子からの制御信号に基づい
    て、上記高周波発生回路による高周波電流を上記コイル
    に供給する処理手段とからなり、そのコイルから高周波
    磁界を発生させることにより加熱部材に渦電流を生じさ
    せ、渦電流損に基づいて加熱部材を自己発熱させる誘導
    加熱装置と、を具備したことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 加熱部材の自己発熱により記録媒体上の
    現像剤像を定着させる定着装置を有する画像形成装置に
    おいて、 上記加熱部材の温度を検知する検知部と、 この検知部により検知した温度に基づいて、駆動信号を
    出力する出力部と、 上記装置の設置場所における環境温度を検知する環境温
    度検知部と、 上記加熱部材に近接配置されたコイルと、このコイルに
    高周波電流を供給する高周波発生回路と、上記出力部か
    らの駆動信号に基づいて上記高周波発生回路に対する制
    御信号を出力するとともに上記出力部からの駆動信号の
    連続出力時間を上記環境温度検知部の検知温度に基づく
    異なった時間で監視する制御素子と、この制御素子から
    の制御信号に基づいて、上記高周波発生回路による高周
    波電流を上記コイルに供給する処理手段とからなり、そ
    のコイルから高周波磁界を発生させることにより加熱部
    材に渦電流を生じさせ、渦電流損に基づいて加熱部材を
    自己発熱させる誘導加熱装置と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記制御素子による監視が、上記加熱部
    材の温度を電源投入時に所定温度まで上昇させるウォー
    ミングアップ処理時に、上記環境温度検知部の検知温度
    が第1の温度の際、上記出力部からの駆動信号の連続出
    力時間が第1の時間に到達した場合に、上記高周波発生
    回路に対する制御信号の出力を停止し、上記環境温度検
    知部の検知温度が第1の温度よりも低い第2の温度の
    際、上記出力部からの駆動信号の連続出力時間が第1の
    時間よりも長い第2の時間に到達した場合に、上記高周
    波発生回路に対する制御信号の出力を停止するものであ
    ることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 種々のオプションが設定可能で、加熱部
    材の自己発熱により記録媒体上の現像剤像を定着させる
    定着装置を有する画像形成装置において、 上記加熱部材の温度を検知する検知部と、 この検知部により検知した温度に基づいて、駆動信号を
    出力する出力部と、 上記加熱部材に近接配置されたコイルと、上記設定され
    ているオプションに基づいて、上記加熱部材の温度を電
    源投入時に所定温度まで上昇させるウォーミングアップ
    処理を行う際、画像形成時、待機中における上記コイル
    に印加する電力量を設定する設定部と、上記コイルに上
    記設定部による電力量により高周波電流を供給する高周
    波発生回路と、上記出力部からの駆動信号に基づいて上
    記高周波発生回路に対する制御信号を出力するとともに
    上記ウォーミングアップ処理を行う際、上記出力部から
    の駆動信号の連続出力時間を上記オプションの設定状態
    とに基づく異なった時間で監視する制御素子と、この制
    御素子からの制御信号に基づいて、上記高周波発生回路
    による高周波電流を上記コイルに供給する処理手段とか
    らなり、そのコイルから高周波磁界を発生させることに
    より加熱部材に渦電流を生じさせ、渦電流損に基づいて
    加熱部材を自己発熱させる誘導加熱装置と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 種々のオプションが設定可能で、加熱部
    材の自己発熱により記録媒体上の現像剤像を定着させる
    定着装置を有する画像形成装置において、 上記加熱部材の温度を検知する検知部と、 この検知部により検知した温度に基づいて、駆動信号を
    出力する出力部と、 上記加熱部材に近接配置されたコイルと、上記設定され
    ているオプションに基づいて、上記加熱部材の温度を電
    源投入時に所定温度まで上昇させるウォーミングアップ
    処理を行う際、画像形成時、待機中における上記コイル
    に印加する電力量を設定する設定部と、上記コイルに上
    記設定部による電力量により高周波電流を供給する高周
    波発生回路と、上記出力部からの駆動信号に基づいて上
    記高周波発生回路に対する制御信号を出力するとともに
    上記ウォーミングアップ処理を行う際、上記出力部から
    の駆動信号の連続出力時間を上記オプションの設定状態
    と環境の変化とに基づく異なった時間で監視する制御素
    子と、この制御素子からの制御信号に基づいて、上記高
    周波発生回路による高周波電流を上記コイルに供給する
    処理手段とからなり、そのコイルから高周波磁界を発生
    させることにより加熱部材に渦電流を生じさせ、渦電流
    損に基づいて加熱部材を自己発熱させる誘導加熱装置
    と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 種々のオプションが設定可能で、加熱部
    材の自己発熱により記録媒体上の現像剤像を定着させる
    定着装置を有する画像形成装置において、 上記加熱部材の温度を検知する検知部と、 この検知部により検知した温度に基づいて、駆動信号を
    出力する出力部と、 上記装置の設置場所における環境温度を検知する環境温
    度検知部と、 上記加熱部材に近接配置されたコイルと、上記設定され
    ているオプションに基づいて、上記加熱部材の温度を電
    源投入時に所定温度まで上昇させるウォーミングアップ
    処理を行う際、画像形成時、待機中における上記コイル
    に印加する電力量を設定する設定部と、上記コイルに上
    記設定部による電力量により高周波電流を供給する高周
    波発生回路と、上記出力部からの駆動信号に基づいて上
    記高周波発生回路に対する制御信号を出力するとともに
    上記ウォーミングアップ処理を行う際、上記出力部から
    の駆動信号の連続出力時間を上記オプションの設定状態
    と上記環境温度検知部の検知温度とに基づく異なった時
    間で監視する制御素子と、この制御素子からの制御信号
    に基づいて、上記高周波発生回路による高周波電流を上
    記コイルに供給する処理手段とからなり、そのコイルか
    ら高周波磁界を発生させることにより加熱部材に渦電流
    を生じさせ、渦電流損に基づいて加熱部材を自己発熱さ
    せる誘導加熱装置と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 加熱部材の自己発熱により記録媒体上の
    現像剤像を定着させる定着装置を有する画像形成装置に
    おいて、 上記加熱部材の温度を検知する検知部と、 この検知部により検知した温度に基づいて、駆動信号を
    出力する出力部と、 上記加熱部材に近接配置されたコイルと、このコイルに
    高周波電流を供給する高周波発生回路と、上記出力部か
    らの駆動信号に基づいて上記高周波発生回路に対する制
    御信号と電力設定信号とを出力し、上記検知部により検
    知した温度が異常温度に達したことを判断した際に、上
    記高周波発生回路に対する制御信号との出力を停止し上
    記高周波発生回路に対する電力設定信号零ワットにする
    制御素子と、この制御素子からの電力設定信号により所
    定の電力が設定されている状態で、上記制御素子からの
    制御信号と上記出力部からの駆動信号とに基づいて、上
    記高周波発生回路による高周波電流を上記コイルに供給
    し、上記制御素子からの制御信号が停止した際、上記高
    周波発生回路による高周波電流の上記コイルへの供給を
    停止し、上記制御素子からの電力設定信号が零ワットと
    なった際、上記高周波発生回路の電力を零ワットに設定
    する処理部とからなり、そのコイルから高周波磁界を発
    生させることにより加熱部材に渦電流を生じさせ、渦電
    流損に基づいて加熱部材を自己発熱させる誘導加熱装置
    と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 上記誘導加熱装置内の処理部が、上記制
    御素子からの制御信号と上記出力部からの駆動信号との
    論理積により、上記高周波発生回路へ駆動信号を出力す
    るものであることを特徴とする請求項7に記載の画像形
    成装置。
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