JPH11338303A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

定着装置および画像形成装置

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JPH11338303A
JPH11338303A JP10156899A JP15689998A JPH11338303A JP H11338303 A JPH11338303 A JP H11338303A JP 10156899 A JP10156899 A JP 10156899A JP 15689998 A JP15689998 A JP 15689998A JP H11338303 A JPH11338303 A JP H11338303A
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JP
Japan
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standby mode
state
temperature
fixing
standby
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Withdrawn
Application number
JP10156899A
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English (en)
Inventor
Kenjiro Hori
謙治郎 堀
Hitoshi Machino
斉 町野
Kazuo Goto
一夫 後藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用環境に応じた加熱準備動作を可能とし、
また、安定した加熱動作を行うことを可能として、品質
性の向上を図った定着装置および画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 プリント指示を受けたら(S602)、
プリンタ全体は前回転ステートに入り(S608)、定
着ヒータは立ち上げまたはプリント温調を開始すし(S
609)、この前回転ステートにおける処理において、
もし、直前のエンジン状態であるスタンバイ・ステート
においてパワー・セーブを行ったなら、前回転延長処理
を行う(S610〜S611)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未定着画像を定着
させるための定着装置に関し、例えば、複写機、プリン
タ、あるいは、ファクシミリ装置などの画像形成装置に
適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像形成装置として
は、例えば、電子写真方式の複写機、プリンタ、あるい
は、ファクシミリ装置などがある。
【0003】複写機は、一般的に、原稿等の画像を読み
取る機能を備え、読み取った画像情報に基づいてシート
に画像を形成するものであるが、近年では、通信機能等
を備えて外部から送られる画像情報を入力する機能を備
えた複写機もある。
【0004】また、プリンタは、一般的に外部の装置、
例えば、コンピュータなどの装置から送られる画像情報
に基づいてシートに画像を形成するものであり、ファク
シミリ装置は、一般的に原稿等の画像を読み取る機能、
および、通信機能を備え、読み取った画像情報を外部へ
送り、また、外部から送られた情報に基づいてシートに
画像を形成するものである。
【0005】これらの画像形成装置には、シート(印刷
用紙)上に形成されたトナー画像(未定着画像)を加熱
と加圧によって、その用紙上に定着させる定着器(定着
装置)が備えられている。
【0006】レーザビームプリンタの場合には、この定
着器で消費される電力は装置の大半を占めており、まだ
印刷を行っていない待機時においても、定着器を予備加
熱する場合が多く、印刷を行わなくても消費電力の多い
非効率的な装置であった。
【0007】そこで、近年では用紙への加熱効率が高
く、熱容量の少ないオンデマント型の定着器が実用化さ
れてきている。
【0008】以下、図3を参照して、オンデマント型の
定着器について説明する。
【0009】図3中、301は加熱フィルムであり、3
02はプラスチックフィルムガイドであり、303はサ
ーミスタであり、304はヒータ(発熱体)であり、3
05はセラミック基台であり、306は芯金であり、3
07は加圧ローラであり、308は排紙搬送ローラであ
る。
【0010】ヒータ304はセラミック基台305の表
面に印刷焼成され、サーミスタ303はセラミック基台
305のうちヒータ304とは反対側の面に接着され
る。
【0011】プラスチックフィルムガイド302とセラ
ミック基台305はバネで所望の力で互いに引っ張りあ
っている。
【0012】これによって弾性体で作られた加圧ローラ
307と加熱フィルム301は所定のニップ幅で当接す
る。
【0013】また、この図に示した定着器を制御するコ
ントローラはサーミスタ303の温度を読み取り、その
サーミスタ温度が所望の値になるようにヒータ304に
供給する電力を制御する。
【0014】芯金306は、芯金306に取付けられた
ギアを介してモータによって駆動され、芯金306と加
圧ローラ307は図中矢印A方向に回転する。
【0015】そして、加熱フィルム301は加圧ローラ
307と当接しているので、加圧ローラ307は矢印B
方向に回転する。
【0016】トナー画像(未定着画像)がその表面上に
形成された用紙は、図中矢印C方向に搬送されて、加熱
フィルム301と加圧ローラ307とのニップ部に進入
する。
【0017】そして、ヒータ304で発熱した熱は、加
熱フィルム301に伝達し、さらにはニップ部に進入し
た用紙を加熱する。
【0018】このようにして、ニップ部に進入した用紙
は熱と圧力がかけられて、その表面上に形成されたトナ
ー画像は融解されて、用紙表面上に定着される。
【0019】その後、トナー画像が定着された用紙は排
紙搬送ローラによって定着器外へ排紙される。
【0020】このオンデマント型の定着器の特徴は、定
着部での温度を室温から急速に定着温度まで上昇させる
ことができることである。
【0021】これは、セラミック基台305や加熱フィ
ルム301の熱容量が小さく、またヒータ304と定着
ニップ部までの距離を短くすることができるからであ
る。
【0022】また、プラスチックフィルムガイド302
や加圧ローラ307は基本的にプラスチックであるの
で、その熱抵抗を大きくすることができ、ヒータ304
で発熱した熱がプラスチックフィルムガイド302や加
圧ローラ307には伝わりにくい。
【0023】以上のようなことから、高い効率でヒータ
304で発熱した熱を用紙に伝達することができる。
【0024】このように急速加熱できるので、印刷装置
の待機時にはヒータ加熱を遮断し、印刷時のみ加熱する
ことが可能となる。
【0025】これは、予備加熱を必要とする他のハロゲ
ンランプを用いたような定着器では達成できなかった利
点である。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0027】上述したようなオンデマント型定着器にお
いては、急速加熱を達成し、かつ熱損失を少なくするた
めに加圧ローラ307の熱抵抗はある程度高くする必要
がある。
【0028】したがって、加圧ローラ307の表面部の
温度はなかなか上昇せず、何枚かの印刷を行うことで、
表面部の温度は上昇する。
【0029】そのため、定着器を制御するコントローラ
がサーミスタ303の温度を一定にして定着しようとす
ると、印刷開始から初期の何枚かの間は加圧ローラ30
7の表面部の温度は低く、用紙に伝わる熱量は少なくな
り定着性が低くなってしまい、連続して印刷を継続する
と、その表面部の温度は高くなり、用紙に伝わる熱量は
多くなって定着性は高くなる。
【0030】この印刷開始から初期の何枚かの間の定着
性を改善するために、従来は初期のうちは定着温度をさ
らに上昇させて、連続して印刷を重ねるにつれて、その
定着温度を低くするような制御が採用されていた。
【0031】このような制御では、印刷の初期では、熱
が主に加熱フィルム側のみから用紙に伝わるのに対し、
連続印刷を何枚か行ったあとでは、熱は加熱フィルム側
と加圧ローラ側の両方から用紙に伝わることになる。
【0032】これにより、定着後の用紙の丸まり量(カ
ール)が印刷枚数によって変化してしまい、例えば、印
刷の初期ではカールが大きく、印刷を継続するとカール
は小さくなる。
【0033】そこで、カール量を抑えるために、加圧ロ
ーラをさらに柔らかくし、ニップ部の面積を広くするこ
とも行われてきた。
【0034】すなわち、ニップ部を広くすることによ
り、用紙の裏面にも十分に熱を伝えられるようにするこ
とができるので、カール量を抑えることができるからで
ある。
【0035】しかし、これを行うとヒータ304の紙搬
送方向の長さを長くしなければならず、セラミック基台
(おもにアルミナ)が幅広くなり、ヒータコストがかさ
む結果となってしまっていた。
【0036】このように従来技術においては、印刷状態
に関係なく紙のカールを低く抑えることが難しく、その
対策のためにコストを上昇させていた。
【0037】ここで、紙のカールを低く抑えるために、
定着(印刷)動作の待機時には、ヒータ304にわずか
ながら電力を供給して、加圧ローラを予備加熱すること
が考えられた。
【0038】すなわち、待機時においては加圧ローラ3
07や加熱フィルム301は回転することもないので、
ヒータ304から発熱した熱が加圧ローラ307、加熱
フィルム301やプラスチックフィルムガイド302な
どに伝達される量も少ない。
【0039】例えば、印刷待機時にサーミスタ温度を7
0℃になるようにすると、A3用プリンタで約10ワッ
ト位消費することが測定の結果から分かっており、一方
従来のハロゲンヒータで待機時に加熱すると、30ワッ
トから50ワット位消費する。
【0040】このようにオンデマント定着器で待機時に
予備加熱するのは従来型の定着器に比べて低消費電力で
可能ではあるが、待機時における電力消費の増加を招い
ていた。
【0041】また、このような加圧ローラの予備加熱は
以下のような弊害も招いていた。
【0042】上述したように、加圧ローラ307やプラ
スチックフィルムガイド302は熱伝導の比較的悪い
(熱抵抗の高い)材質が選ばれる。
【0043】そのため、例え待機時に予備加熱を行った
としても、加圧ローラ307の表面温度はニップ部と非
ニップ部の間では多少異なってしまう。
【0044】また、印刷が開始され、加圧ローラ307
や加熱フィルム301を回転させると、熱はこれら加圧
ローラ307や加熱フィルム301に多く奪われるの
で、急激に加熱するには高い消費電力が必要となる。
【0045】ここで、もし電源電圧が変動してヒータ3
04に印加される電圧が変わると、当然ヒータ304の
発熱量も大きく変わる。
【0046】例えば、日本ではAC電源電圧は100V
であるのに対し、メキシコでは127Vであるので日本
とメキシコの間には1.61倍((127/100)の
二乗)もの印加電力差が生じる。
【0047】このように電源電圧が高いと、印刷開始時
の温度上昇勾配も高くなり、結果として定着温度に達し
た後のオーバーシュートも大きくなってしまう。
【0048】オーバーシュートが大きくなると、加熱フ
ィルム301、加圧ローラ307やプラスチックフィル
ムガイド302にダメージを与えてしまう。
【0049】この問題を回避するために、従来技術にお
いては、印刷開始後のサーミスタ303の温度上昇勾配
を検出し、その温度上昇勾配が規定値以下になるよう
に、ヒータ304に供給する電力を制限していた。
【0050】しかしながら、印刷待機時に加圧ローラ3
07を予備加熱すると、前述のように加圧ローラ307
の表面温度はニップ部と非ニップ部の間では多少異なっ
てくるので、印刷開始後の温度上昇勾配が加圧ローラ3
07の回転位置によって異なってくる。
【0051】したがって、印刷開始後の温度上昇勾配を
適切に制限するのが難しくなり、結果として印刷時のオ
ーバーシュートが大きくなってしまっていた。
【0052】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、使用
環境に応じた加熱準備動作を可能とし、また、安定した
加熱動作を行うことを可能として、品質性の向上を図っ
た定着装置および画像形成装置を提供することにある。
【0053】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シートを挟持搬送する二つの回転
部材と、該二つの回転部材のうち一方の回転部材に備え
られる加熱部材と、該加熱部材による加熱温度を検出す
る温度検出手段と、該温度検出手段の検出結果に基づい
て加熱定着動作を制御する制御手段と、を備え、搬送さ
れるシート上の未定着画像を加熱かつ加圧して定着させ
る定着装置において、前記加熱部材による加熱温度が所
定の設定温度に到達してから定着動作を行うまでの準備
期間を複数通り設定し、使用環境状態に応じた準備期間
によって定着動作を行わせることを特徴とする。
【0054】したがって、使用環境に応じた加熱準備動
作が可能となる。
【0055】前記準備期間は、通常動作時の通常準備期
間と、該通常準備期間よりも所定時間だけ延長した延長
準備期間と、を有するとよい。
【0056】定着動作状態における設定温度よりも低い
設定温度で待機させる第1の待機モードと、該第1の待
機モード状態における設定温度よりもさらに低い温度で
待機させる第2の待機モードと、を備え、第2の待機モ
ードから定着動作状態に移行する場合および第2の待機
モードから第1の待機モードを介して定着動作状態に移
行する場合の準備期間は、前記延長準備期間に設定され
るとよい。
【0057】したがって、設定温度の低い第2の待機モ
ードからの移行の場合においても、延長準備期間に設定
されることにより、加熱部材の備えられていない回転部
材も十分に加熱される。
【0058】定着動作状態における設定温度よりも低い
設定温度で待機させる第1の待機モードと、該第1の待
機モード状態における設定温度よりもさらに低い温度で
待機させる第2の待機モードと、を備え、第2の待機モ
ードから第1の待機モードを介して定着動作状態に移行
する場合であって、かつ第2の待機モード状態が解除さ
れてから第1の待機モードにある状態が所定時間経過す
る前に定着動作状態に移行する場合の準備期間は、前記
延長準備期間に設定されるとよい。
【0059】したがって、第1の待機モードにある状態
が所定時間経過されず、加熱部材の備えられていない回
転部材があまり加熱されていなくても、延長準備期間に
設定されることにより十分に加熱される。
【0060】連続して複数のシートに対して定着動作を
する場合に、先のシートへの定着動作が終わってから次
のシートへの定着動作を行うまでに第1の待機モードに
移行して該第1の待機モードの状態が前記所定時間経過
する前に定着動作状態に移行しても、前記延長準備期間
への設定を禁止するとよい。
【0061】したがって、不必要な期間の延長が防止さ
れると共に、過熱が防止される。
【0062】定着動作状態における設定温度よりも低い
設定温度で待機させる第1の待機モードと、該第1の待
機モード状態における設定温度よりもさらに低い温度で
待機させる第2の待機モードと、を備え、先のシートが
前記延長準備期間後に定着動作が行われ、その後第2の
待機モード状態に移行した場合に、先のシートの定着動
作が終了してから所定時間以上経過し、かつ第2の待機
モード状態が解除されてから所定時間に達していない場
合には、次のシートは前記延長準備期間後に定着動作状
態に移行するとよい。
【0063】したがって、加熱部材の備えられていない
回転部材の温度が下がった場合であって、かつその後あ
まり加熱されていない場合には、延長準備期間に設定さ
れることにより十分に加熱される。
【0064】定着動作状態における設定温度よりも低い
設定温度で待機させる第1の待機モードと、該第1の待
機モード状態における設定温度よりもさらに低い温度で
待機させる第2の待機モードと、を備え、第2の待機モ
ードから定着動作状態に移行する場合および第2の待機
モードから第1の待機モードを介して定着動作状態に移
行する場合の準備期間を、前記通常準備期間あるいは延
長準備期間のいずれかにするかを選択する準備期間選択
手段を設けることもできる。
【0065】前記延長準備期間を設定する場合には、前
記温度検出手段の検出結果に基づいて延長時間を決定す
るとよい。
【0066】したがって、温度検出手段の検出結果に応
じて、適正な延長時間により準備がなされる。
【0067】第1の待機モードあるいは第2の待機モー
ドのいずれかを選択するモード選択手段を設けるとよ
い。
【0068】第1の待機モードの状態が連続して所定時
間続いた場合に第2の待機モードに自動的に切り替える
こともできる。
【0069】第2の待機モード中は、加熱部材による加
熱動作は行わないとよい。
【0070】シートを挟持搬送する二つの回転部材と、
該二つの回転部材のうち一方の回転部材に備えられる加
熱部材と、該加熱部材による加熱温度を検出する温度検
出手段と、該温度検出手段の検出結果に基づいて加熱定
着動作を制御する制御手段と、を備え、搬送されるシー
ト上の未定着画像を加熱かつ加圧して定着させる定着装
置において、前記回転部材を回転させない状態で、定着
動作状態における設定温度よりも低い設定温度で待機さ
せる待機モードの状態から、前記回転部材を回転させな
がら定着動作状態に移行させる際に、前記待機モードの
状態中の二つの回転部材による挟持部を避けた位置で、
前記温度検出手段により加熱温度を検出して単位時間あ
たりの温度変化率を測定し、測定結果に基づいて前記加
熱部材による加熱量を制御することを特徴とする。
【0071】したがって、通常、周囲よりも一部のみ温
度の高くなった挟持部を避けた位置で加熱温度が検出さ
れて温度変化率が測定されるので精度よく測定される。
【0072】待機モードの状態から定着動作状態に移行
させる際には、前記回転部材を回転させると同時に加熱
部材による加熱量を上昇させる制御を行うとよい。
【0073】また、待機モードの状態から定着動作状態
に移行させる際には、前記回転部材を回転させて、該回
転部材が略1回転した後に加熱部材による加熱量を上昇
させる制御を行うこともできる。
【0074】シートを挟持搬送する二つの回転部材と、
該二つの回転部材のうち一方の回転部材に備えられる加
熱部材と、該加熱部材による加熱温度を検出する温度検
出手段と、該温度検出手段の検出結果に基づいて加熱定
着動作を制御する制御手段と、を備え、搬送されるシー
ト上の未定着画像を加熱かつ加圧して定着させる定着装
置において、前記回転部材を回転させない状態で、定着
動作状態における設定温度よりも低い設定温度で待機さ
せる待機モードの状態から、定着動作状態に移行させる
際には、一旦前記加熱部材による加熱動作を停止させた
後に回転部材を回転させて、その後加熱部材による加熱
動作を行い、前記待機モードの状態中の二つの回転部材
による挟持部を避けた位置で、前記温度検出手段により
加熱温度を検出して単位時間あたりの温度変化率を測定
し、測定結果に基づいて前記加熱部材による加熱量を制
御することもできる。
【0075】また、上記目的を達成するために本発明の
画像形成装置にあっては、シート上に画像を形成する画
像形成手段と、該画像形成手段によってシート上に形成
した未定着画像を上記の定着装置によって定着させるこ
とを特徴とする。
【0076】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0077】(第1の実施の形態)図1〜図6を参照し
て、本発明の第1の実施の形態に係る定着装置および画
像形成装置について説明する。
【0078】本実施の形態においては、画像形成装置と
してレーザビームプリンタの場合を例にして説明する。
【0079】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の主要部のブロック図であり、プリンタ・コ
ントローラおよびプリンタ・エンジンを含む、プリンタ
・システムのブロック図を示している。
【0080】101はホスト・コンピュータである。
【0081】102はプリンタ・コントローラである外
部コントローラであり、ホスト・コンピュータ101か
ら送信された画像データをラスタ・スキャンできるよう
に画像信号に変換したり、プリンタ・エンジンをインタ
フェースを通じて制御したりするものである。
【0082】プリンタ・コントローラとプリンタ・エン
ジンは、共に同じプリンタ筐体に収められている。
【0083】103はプリンタ筐体上の操作部であり、
基本的なプリンタ機能のパラメータの設定やテスト画像
のプリントを、オペレータが操作するためのユーザ・イ
ンタフェースである。
【0084】104〜108は、プリンタ・エンジン内
の本発明の実施の形態に関わる主要な要素であり、以下
順に説明する。
【0085】104はエンジン制御のための制御手段と
してのマイクロ・プロセッサである。
【0086】104aはCPU、104bは制御プログ
ラムを格納しているROM、104cは制御に必要なパ
ラメータを格納するRAMである。
【0087】このマイクロ・プロセッサ104により、
例えば、発熱体(加熱部材)である定着ヒータ105の
表面温度を測定する温度検出手段であるサーミスタ10
6の出力に従い、ヒータ点灯制御回路107に駆動信号
を入力することにより、定着ヒータ105を所定温度に
調整(「温調」と呼ぶ)する。
【0088】108はヒータ電力のためのAC電源入力
部である。
【0089】なお、マイクロ・プロセッサ104,CP
U104a,ROM104bおよびRAM104cは後
述する図4に示したマイクロ・プロセッサ402,CP
U404,ROM405およびRAM406と同一であ
る。
【0090】図2は本発明の第1の実施の形態に係る定
着装置および画像形成装置の概略構成図であり、エンジ
ンの機械構成図を示している。
【0091】図に示したプリンタは、プリンタ本体20
1とオプションであるオプション給紙装置202とから
なる。
【0092】203は前カバーであり、これを開くと、
手差し給紙トレイであるMulti-Purpose Tray(以下、M
PTという)204を使用できる。
【0093】205はMPT204上の用紙有りを検知
するフラグである。
【0094】206はMPT204上の用紙をプリンタ
内部に搬送するためのMPT給紙ローラである。
【0095】207は標準給紙部であるPaper Cassette
Tray (以下、PCTという)である。
【0096】208はPCT207上の用紙有りを検知
するセンサのフラグである。
【0097】209はPCT207上の用紙をプリンタ
内部に搬送するためのPCT給紙ローラである。
【0098】210はオプション給紙部であるOptional
Paper cassette Tray(以下、OPTという)である。
【0099】211はOPT210上の用紙有りを検知
するセンサのフラグである。
【0100】212はOPT210上の用紙をプリンタ
内部に搬送するためのOPT給紙ローラである。
【0101】213はPCT207およびOPT210
から給紙された用紙を、さらにプリンタ内部へと搬送す
るためのローラである。
【0102】MPT204,PCT207,OPT21
0いずれかから給紙された用紙は、レジスト・シャッタ
214にその先端を一時当接させることにより搬送の向
きを矯正され、所定の搬送力が加わるとさらにその先の
搬送ローラ215へ渡すことにより、搬送される。
【0103】搬送ローラ215の直後にTOPセンサと
呼ばれるセンサのフラグ216があり、これにより搬送
される用紙と画像との同期をとる。
【0104】217は、周知のトナー・カートリッジで
あり、一次帯電ローラ218、感光ドラム219、現像
シリンダ220を内部に備えている。
【0105】221は転写ローラである。
【0106】静電潜像の書き込みは、スキャナ・ユニッ
ト222内において、所定のレーザ光をモータ223に
より回転駆動されるポリゴン・ミラー224に照射し、
折り返しミラー225により、感光ドラム219へ照射
することによる。
【0107】用紙は、トナー転写位置を過ぎた後、搬送
ベルト226により、回転部材を構成する、加熱フィル
ム227および加圧ローラ228からなる定着器(定着
装置)に搬送され、ここで、トナー画像が用紙に定着さ
れる。
【0108】229は排紙センサであり、定着器直後の
用紙の存在を検出する。
【0109】定着器を通過した用紙はさらに排紙ローラ
230により搬送される。
【0110】フェイス・アップ・トレイ231が図のよ
うに開いていると、用紙はトレイ231上に積載され
る。
【0111】また、トレイ231が閉じていると、用紙
はローラ232に達し、フェイス・ダウン・トレイ23
3上に積載される。
【0112】234は上ドアであり、これを上方向に開
くと、トナー・カートリッジ217の出し入れができ
る。
【0113】図3は本発明の第1の実施の形態に係る定
着装置の概略構成図である。
【0114】なお、定着装置の全体構成などについては
上述の従来技術で説明したので、その詳細な説明は省略
する。
【0115】図中、301は上述の加熱フィルム227
と同一である。
【0116】この内側は、プラスチック製フィルム・ガ
イド302,図1中の106と同一のサーミスタ30
3,セラミックス基台305および2本のヒータ304
などより構成される。
【0117】307は図2中の加圧ローラ228と同一
である。
【0118】306はその芯金である。
【0119】308は図2中の230と同一の排紙ロー
ラである。
【0120】図4は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の電気構成図である。
【0121】図中、401はエンジンの電気回路ユニッ
トである。
【0122】402はマイクロ・プロセッサであり、4
03はそのコアである。
【0123】マイクロ・プロセッサ402は、コア40
3内部にCPU404、ROM405、RAM406
を、コア403と接続されてGate Array(以下、GAと
いう)407a〜dを備えている。
【0124】また、図中、408はMPT用紙有りセン
サ、409はMPT給紙ローラ駆動ソレノイド、410
はPCT用紙有りセンサ、411はPCT給紙ローラ駆
動ソレノイド、412はOPT用紙有りセンサ、413
はOPT給紙ローラ駆動ソレノイドである。
【0125】それぞれの給紙ローラは、メイン・モータ
414の回転中に、ソレノイドを駆動することにより回
転する。
【0126】415はTOPセンサ、416は排紙セン
サである。
【0127】417はオプション給紙装置と排他的にプ
リンタ本体に接続されるチェッカとのインタフェースで
ある。
【0128】なお、このチェッカはサービス担当者がプ
リンタの状況確認や所定操作のために使用される。
【0129】418はプリンタの動作確認のためにテス
ト画像を出力させるためのテスト・プリント指示のため
のスイッチである。
【0130】419はドア234の開閉状態を検知し、
また開状態ではプリンタ内部の高圧回路をオフするため
のスイッチである。
【0131】420はプリンタの電源のタイプを指示す
るジャンパである。
【0132】421はマイクロ・プロセッサ104が外
部コントローラ102と通信するための外部インタフェ
ース回路である。
【0133】422はスキャナ・ユニット222の電気
回路、423は帯電、現像、転写の高圧を制御する電気
回路、424は定着器の電気回路である。
【0134】425はプリンタ内部を冷却するためのフ
ァンである。
【0135】マイクロ・プロセッサ104は、外部I/
Fを通じて外部コントローラ102に対して、/BOD
に載せて、BD信号を出力する。
【0136】これは、ポリゴン・ミラー224が所定位
相であることを示す信号であるが、各用紙に対して画像
形成動作を行うとき、1フレームの画像をVDO,/V
DOを通じてラスタ状に受信するとき、水平走査線の同
期信号である。また、各フレームに対する最初のBD信
号をTOP信号と呼んでいる。
【0137】図5は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置のプリント動作を示すタイミング・チャート
である。
【0138】エンジンのステート(状態)には、 (A)待機状態である、スタンバイ・ステート (B)印字(画像形成)開始のためのプロセス条件の立
ち上げ処理である、前回転ステート (C)印字処理のための、通常回転ステート (D)印字終了のためのプロセス条件の立ち下げ処理で
ある、後回転ステートがある。
【0139】また、定着ヒータの制御状態には、 (a)全くオフしているパワー・セーブ(第2の待機モ
ード)状態 (b)スタンバイ温調すなわち70℃に温調している
(第1の待機モード)状態 (c)プリント(定着動作)温調すなわち170℃に温
調している状態 (d)プリント温度に立ち上げをする立ち上げ状態 がある。
【0140】図5(a)に基づき時間の経過に沿ってプ
リンタ・エンジンの制御手順を説明する。
【0141】まず、エンジンがスタンバイ・ステートの
時、外部コントローラ102からの所定コマンドに従
い、定着ヒータがパワー・セーブ状態を解除し、スタン
バイ温調状態になる。
【0142】次に、外部コントローラからのプリント指
示コマンドに従い、プリンタはプリント動作を始めるた
めに前回転ステートに入る。
【0143】このとき、メイン・モータの駆動がスター
トする。
【0144】また、定着ヒータは、立ち上げ状態に入
り、プリント状態温調温度に到達したならプリント温調
に入る。
【0145】前回転状態移行より所定タイミング(通常
準備期間)後、外部コントローラより指定された給紙部
の給紙ソレノイドを駆動し給紙制御を開始する。
【0146】給紙された用紙先端がTOPセンサ・フラ
グ216に到達すると、エンジンは通常回転ステートに
入る。
【0147】また、用紙後端がTOPセンサ・フラグ2
16を通過した後、エンジンは後回転ステートに入る。
【0148】所定時間後、後回転ステートの処理は完了
し、プリント全体はスタンバイ・ステートに、定着ヒー
タはスタンバイ温調状態に入る。
【0149】その所定時間後、定着ヒータはパワー・セ
ーブ状態に入る。
【0150】図5(b)に示される動作は前回転延長を
行っている様子を示している。
【0151】この動作は、同図(a)の動作に対して、
用紙が定着器に到達するタイミングを遅延させるため
に、給紙開始タイミングのみを2秒だけ遅延させて、前
回転の期間を延長させている(延長準備期間)点のみ異
なる。
【0152】図6は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置のフロー・チャートであり、本発明の第1の
実施の形態に係るエンジンにおけるスタンバイ/前回転
ステートでの制御手順を説明するフロー・チャートであ
る。
【0153】なお、この制御手順を実現するプログラム
はROM104bに格納されている。
【0154】まず、スタンバイ・ステートに移行する
と、定着ヒータはスタンバイ温調を行う(S601)。
【0155】そして、外部コントローラ102からのプ
リント指示を待機する(S602)。
【0156】もし、プリント指示も無く、パワー・セー
ブ指示も無ければ、プリンタ・エンジンはただ自己診断
のためにエラー検知をする(S602〜S604)。
【0157】もし、パワー・セーブの指示があれば(S
603)、スタンバイ温調を終了しパワー・セーブを開
始する(S605)。
【0158】ここで、パワー・セーブ解除を指示される
まで、エンジンはただエラー検知をする(S606〜S
607)。
【0159】パワー・セーブが解除されたなら、再び、
スタンバイ温調,プリント指示有無の確認,パワー・セ
ーブ指示有無の確認,エラー検知を繰り返す(S601
〜S604)。
【0160】ここで、プリント指示を受けたなら(S6
02)、プリンタ全体は前回転ステートに入り(S60
8)、定着ヒータは立ち上げまたはプリント温調を開始
する(S609)。
【0161】この前回転ステートにおける処理におい
て、もし、直前のエンジン状態であるスタンバイ・ステ
ートにおいてパワー・セーブを行ったなら、図5(b)
にて説明した前回転延長処理を行う(S610〜S61
1)。
【0162】前回転ステートにおける所定処理が終了し
たなら、プリンタ全体は通常回転ステートに移行する。
【0163】以上のように、パワー・セーブに入ってい
ない場合には、図5(a)に示したタイミングチャート
で行うことで必要最小限の処理速度で画像形成動作が可
能となる。
【0164】そして、省エネルギーのためにパワー・セ
ーブが行われた場合のみ、図5(b)に示したタイミン
グチャートのように前回転延長処理を行うことで、加圧
ローラ307の表面を十分に加熱させることができ、用
紙のカールを低減させることができる。
【0165】このように、省エネルギー化を達成しつ
つ、品質性に優れた画像形成動作が可能となる。
【0166】(第2の実施の形態)図7および図8に
は、本発明の第2の実施の形態が示されている。上記第
1の実施の形態では、パワー・セーブが行われた場合に
は一律に前回転延長を行う構成を示したが、本実施の形
態では、パワー・セーブが解除されてから所定時間経過
していない場合のみ前回転延長を行う構成を示してい
る。
【0167】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0168】上述の第1の実施の形態では、パワー・セ
ーブが行われた場合には一律に前回転延長を行う構成を
示したが、パワー・セーブが解除された場合には、スタ
ンバイ温調が開始されるため、ある程度時間がたてば、
加圧ローラ307の表面を十分に加熱されるため、前回
転延長させる必要がなくなる。
【0169】そこで、本実施の形態では、以下のように
制御する。
【0170】以下、上述の第1の実施の形態と異なる構
成及び制御手順についてのみ説明する。
【0171】図7は本発明の第2の実施の形態に係る画
像形成装置に備えられるRAM104cの内容の一部を
示したものである。
【0172】「T」というラベルのついた領域701
は、タイマとして使われ、単位時間毎に内容がインクリ
メントされる。
【0173】図8は本発明の第2の実施の形態に係る画
像形成装置のフロー・チャートであり、本発明の第2の
実施の形態に係るエンジンにおけるスタンバイ/前回転
ステートでの制御手順を説明するフロー・チャートであ
る。
【0174】上述の第1の実施の形態と同じ処理には同
一のステップ番号を付けた。
【0175】本実施の形態においては、パワー・セーブ
解除時にタイマTを“0”にクリアし(S801)、前
回転開始時にこのタイマの内容をチェックし(S80
2)、もしパワー・セーブ解除からの経過時間が、“t
1”未満なら前回転延長を行うというように制御する。
【0176】このように、必要以上に前回転延長を行う
ことを防止して、一層処理速度の向上を図ると共に、過
熱防止を図ることができる。
【0177】(第3の実施の形態)図9および図10に
は、本発明の第3の実施の形態が示されている。上記第
2の実施の形態では、パワー・セーブが解除されてから
所定時間経過していない場合のみ前回転延長を行う構成
を示したが、本実施の形態では、さらに、先のシートへ
の定着動作が終了(スタンバイ温調動作が開始)してか
らの経過時間も考慮してその経過時間が所定時間経過し
ていた場合のみ前回転延長を行う構成を示している。
【0178】その他の構成および作用については第1の
実施の形態あるいは第2の実施の形態と同一なので、同
一の構成部分については同一の符号を付して、その説明
は省略する。
【0179】上述の第2の実施の形態では、パワー・セ
ーブが解除されてから所定時間経過していない場合には
前回転延長を行う構成を示したが、この場合にシートが
連続して搬送されて、定着動作を行う際に、先のシート
の処理後パワー・セーブ状態になって、所定時間経過前
に次のシートの処理する場合には、加圧ローラ307の
表面温度はあまり低下しておらず、前回転延長を行う必
要はない。
【0180】そこで、本実施の形態では、以下のように
制御する。
【0181】以下、上述の第1の実施の形態および第2
の実施の形態と異なる構成及び制御手順についてのみ説
明する。
【0182】図9は本発明の第3の実施の形態に係る画
像形成装置に備えられるRAM104cの内容の一部を
示したものである。
【0183】「T1」および「T2」というラベルのつ
いた領域901および902は、タイマとして使われ、
単位時間毎に内容がインクリメントされる。
【0184】図10は本発明の第3の実施の形態に係る
画像形成装置のフロー・チャートであり、本発明の第3
の実施の形態に係るエンジンにおけるスタンバイ/前回
転ステートでの制御手順を説明するフロー・チャートで
ある。
【0185】上述の第1の実施の形態あるいは第2の実
施の形態と同じ処理には同一のステップ番号を付けた。
【0186】本実施の形態においては、スタンバイ・ス
テート移行時にタイマT2を“0”にクリアし(S10
1)、パワー・セーブ解除時にタイマT1を“0”にク
リアする(S1002)。
【0187】そして、前回転開始時に、まず、前回のプ
リント動作において前回転延長処理を入れたかどうかを
チェックし(S1003)、また、直前のエンジン状態
であるスタンバイ・ステートにおいてパワー・セーブを
行ったなら(S610)、タイマT1とT2の内容をチ
ェックする。
【0188】ここで、スタンバイ・ステート移行からの
経過時間が“t2”以上であり(S1004)、かつ、
パワー・セーブ解除からの経過時間が“t1”未満(S
1005)なら前回転延長を行うというように制御す
る。
【0189】このように、さらに、必要以上に前回転延
長を行うことを防止して、一層処理速度の向上を図ると
共に、過熱防止を図ることができる。
【0190】(第4の実施の形態)図11および図12
には、本発明の第4の実施の形態が示されている。上記
第3の実施の形態では、二つのタイマにより制御する構
成を示したが、本実施の形態では、一つのタイマにより
制御する構成を示している。
【0191】その他の構成および作用については上述の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0192】以下、上述の実施の形態と異なる構成及び
制御手順についてのみ説明する。
【0193】図11は本発明の第4の実施の形態に係る
画像形成装置に備えられるRAM104cの内容の一部
を示したものである。
【0194】「T」というラベルのついた領域1101
は、タイマとして使われ、単位時間毎に内容がインクリ
メントされる。
【0195】また、「M」というラベルのついた領域1
102は、時間値をストアするために使われる。
【0196】図12は本発明の第4の実施の形態に係る
画像形成装置のフロー・チャートであり、本発明の第4
の実施の形態に係るエンジンにおけるスタンバイ/前回
転ステートでの制御手順を説明するフロー・チャートで
ある。
【0197】上述の実施の形態と同じ処理には同一のス
テップ番号を付けた。
【0198】本実施の形態においては、スタンバイ・ス
テート移行時に、まずタイマTを“0”にクリアする
(S1201)。
【0199】パワー・セーブ解除時には、タイマTのカ
ウントをチェックし(S1202)、所定時間“t2”
未満ならば、Mには、“t2−「Tのカウント」”をス
トアし、タイマTを“0”にクリアする(S120
3)。
【0200】チェックしてt2以上ならば、Mには
“0”をストアし、タイマTを“0”にクリアする(S
1204)。
【0201】そして、前回転開始時に、まず、前回のプ
リント動作において前回転延長処理を入れたかどうかを
チェックし(S1003)、また、直前のエンジン状態
であるスタンバイ・ステートにおいてパワー・セーブを
行ったなら(S610)、タイマTの内容をチェックす
る。
【0202】ここで、パワー・セーブ解除からの経過時
間が、「Mの内容」以上(S1205)かつ“t1”以
下(S1206)なら前回転延長を行うというように制
御する。
【0203】以上のような制御によっても、上述の第3
の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0204】(第5の実施の形態)図13および図14
には、本発明の第5の実施の形態が示されている。本実
施の形態では、前回転延長処理を行う場合には、サーミ
スタによる温度検出結果に基づいて延長時間を決定する
構成を示している。
【0205】その他の構成および作用については上述の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0206】以下、上述の実施の形態と異なる構成及び
制御手順についてのみ説明する。
【0207】図13は本発明の第5の実施の形態に係る
画像形成装置に備えられるRAM104cの内容の一部
を示したものである。
【0208】「E」というラベルのついた領域1301
は、後述する温度差をストアするために使われる。
【0209】図14は本発明の第5の実施の形態に係る
画像形成装置のフロー・チャートであり、本発明の第5
の実施の形態に係るエンジンにおけるスタンバイ/前回
転ステートでの制御手順を説明するフロー・チャートで
ある。
【0210】上述の実施の形態と同じ処理には同一のス
テップ番号を付けた。
【0211】本実施の形態においては、外部コントロー
ラ102からのコマンドにより前回転延長の許可または
禁止を指示されているかをチェックし(S1401)、
「許可」を指示されたなら前回転延長許可と設定し(S
1402)、「禁止」を指示されたなら前回転延長禁止
と設定する(S1403)。
【0212】また、パワー・セーブ解除時にサーミスタ
106とプリント温調温度との差を計算し、Eにストア
する(S1404)。
【0213】温度差は、現在のサーミスタ温度を基準に
してプリント温調温度まで何度加熱するかで計算する。
【0214】そして、前回転ステートに移行したとき、
直前のエンジン状態であるスタンバイ・ステートにおい
てパワー・セーブを行ったなら(S610)、まず、前
回転延長処理の許可/禁止の設定状態をチェックする
(S1405)。
【0215】ここで許可されていたなら、Eにストアさ
れている温度差データに基づき(S1406)、前回転
ステートにおける給紙タイミングの調整により、前回転
延長処理を行う。
【0216】すなわち、温度差が50℃未満なら、前回
転は延長せず(S1407)、50℃以上かつ 70℃
未満なら、2秒延長し (S1408)、70℃以上
かつ100℃未満なら、5秒延長し (S140
9)、100℃以上 なら、10秒延長する
(S1410)。
【0217】以上のように検出されたサーミスタ温度に
基づいて必要な時間分だけ延長させる制御を行うので、
より精度の高い温調動作が可能となる。
【0218】(第6の実施の形態)図15には、本発明
の第6の実施の形態が示されている。本実施の形態で
は、定着状態へ移行する場合に、スタンバイ温調時のニ
ップ部を避けて温度上昇率(温度変化率)を求めて、そ
の温度上昇率に基づいて過熱動作制御を行う構成を示し
ている。
【0219】その他の構成および作用については上述の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0220】以下、上述の第1の実施の形態と異なる構
成及び制御手順についてのみ説明する。
【0221】本実施の形態においては、上述の図5で説
明された、定着ヒータの制御状態の遷移は、以下に述べ
るものに優先される。
【0222】図15は本発明の第6の実施の形態に係る
画像形成装置のフロー・チャートであり、本発明の第6
の実施の形態に係るエンジンにおけるスタンバイ/前回
転ステートでの制御手順を説明するフロー・チャートで
ある。
【0223】上述の実施の形態と同じ処理には同一のス
テップ番号を付けた。
【0224】スタンバイ・ステートに移行すると、定着
ヒータはスタンバイ温調を行う(S1501)。
【0225】そして、外部コントローラ102からのプ
リント指示を待機する(S1502)。
【0226】もし、プリント指示が無ければ、プリンタ
・エンジンはただ自己診断のためにエラー検知をする
(S1502,S1503)。
【0227】プリント指示があると、前回転ステートの
処理として、以下の制御を行う。
【0228】まず、メイン・モータの駆動を開始する
(S1504)。
【0229】同時に、定着ヒータを立ち上げ制御状態に
入れる(S1505)。
【0230】次に、スタンバイ・ステートにおいて定着
フィルムと加圧ローラとが当接していた部分(旧ニップ
(挟持)部)が、定着フィルムおよび加圧ローラの回転
により移動し、それまでは当接していなかった部分が新
しく当接するまで待つ(S1506)。
【0231】そして、旧ニップ部が再び当接しはじめる
までの間における温度上昇率を計算する(S150
7)。
【0232】そして、この上昇率に従い、プリント温調
温度までの加熱時におけるヒータ出力を、単位時間当た
り所定の上昇率となるように制御する(S1508)。
【0233】なお、S1507からS1508の手法
は、周知の技術である。
【0234】以上のように、スタンバイ温調時には、定
着フィルムおよび加圧ローラは回転しておらず、ニップ
部のみ温度が高くなってしまっており、この部分を避け
て温度上昇率を測定して、この結果に基づいた制御を行
うことで精度の高い温度上昇率を測定することができ、
安定した加熱温度制御を行うことができるため、オーバ
ーシュートなどの防止を図ることができる。
【0235】(第7の実施の形態)図16には、本発明
の第7の実施の形態が示されている。本実施の形態で
は、上述の第6の実施の形態における温度上昇率を求め
る処理の前に、所定の処理を行う構成を示している。
【0236】その他の構成および作用については上述の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0237】以下、上述の第6の実施の形態と異なる構
成及び制御手順についてのみ説明する。
【0238】図16は本発明の第7の実施の形態に係る
画像形成装置のフロー・チャートであり、本発明の第7
の実施の形態に係るエンジンにおけるスタンバイ/前回
転ステートでの制御手順を説明するフロー・チャートで
ある。
【0239】上述の第6の実施の形態と同じ処理には同
一のステップ番号を付けた。
【0240】プリント指示から温度上昇率計算前までの
処理として、以下の制御を行う。
【0241】まず、定着ヒータをパワー・セーブ(定着
ヒータオフ)状態にする(S1601)。
【0242】同時に、メイン・モータの駆動を開始する
(S1504)。
【0243】次に、旧ニップ部が通過するのを待つ(S
1506)。
【0244】そして、定着ヒータを立ち上げ制御状態に
入れる(S1505)。
【0245】以上のような制御によっても、精度の高い
温度上昇率を測定することができ、安定した加熱温度制
御を行うことができるため、オーバーシュートなどの防
止を図ることができる。
【0246】(第8の実施の形態)図17には、本発明
の第8の実施の形態が示されている。本実施の形態で
は、上述の第6の実施の形態における定着ヒーターの立
ち上げ開始と所定時間待つ処理の順を逆にする構成を示
している。
【0247】その他の構成および作用については上述の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0248】以下、上述の第6の実施の形態と異なる構
成及び制御手順についてのみ説明する。
【0249】図17は本発明の第8の実施の形態に係る
画像形成装置のフロー・チャートであり、本発明の第8
の実施の形態に係るエンジンにおけるスタンバイ/前回
転ステートでの制御手順を説明するフロー・チャートで
ある。
【0250】上述の第6の実施の形態と同じ処理には同
一のステップ番号を付けた。
【0251】プリント指示から温度上昇率計算前までの
処理として、以下の制御を行う。
【0252】まず、メイン・モータの駆動を開始する
(S1504)。
【0253】次に、旧ニップ部が通過するのを待つ(S
1506)。
【0254】そして、定着ヒータを立ち上げ制御状態に
入れる(S1505)。
【0255】以上のような制御によっても、精度の高い
温度上昇率を測定することができ、安定した加熱温度制
御を行うことができるため、オーバーシュートなどの防
止を図ることができる。
【0256】(その他の実施の形態)前回転延長を行う
か否かについて、上述の第1〜第5の実施の形態では、
前回転延長許可の条件下でプリンタ・エンジンが判断す
る手法を考えてきたが、これに限らず、例えばサービス
・パーソンまたはユーザがプリンタの稼働環境を考慮し
操作部103の操作を通じて、コマンドにより一律に前
回転延長する/しないを指示してもよい(準備期間選択
手段)。
【0257】また、上述のパワー・セーブ状態は、スタ
ンバイ温調温度より低い所定の温度に設定して、設定温
度になるように温調する制御でもよい。
【0258】なお、パワー・セーブ(第2の待機モー
ド)状態にするか否か、すなわちスタンバイ温調(第1
の待機モード)で待機させるかパワー・セーブ(第2の
待機モード)で待機させるかは、任意に選択可能である
(モード選択手段)が、スタンバイ温調(第1の待機モ
ード)が連続して所定時間続いた場合には、省エネルギ
ーのために、自動的にパワー・セーブ(第2の待機モー
ド)に切り替えるようにすることもできる。
【0259】
【発明の効果】以上説明したように本発明の定着装置
は、使用環境に応じた準備期間によって定着動作を行わ
せるようにしたので、使用環境に応じた適正な加熱定着
がなされ品質性が向上する。
【0260】設定温度の低い第2の待機モードから定着
動作状態へと移行させる場合には、延長準備期間に設定
することで、加熱部材を備えていない側の回転部材も十
分に加熱できるので、シートのカールを防止でき、省エ
ネルギーを達成しつつ適正に定着動作を行うことができ
る。
【0261】この場合に、第2の待機モードから第1の
待機モードを介して定着動作状態へと移行させる場合で
あって、第1の待機モードの状態が所定時間経過してお
らず、回転部材の加熱が不十分な場合のみ延長準備期間
に設定すれば、必要以上に加熱してしまうことを防止で
きる。
【0262】さらに、連続してシートへの定着動作を行
う場合であって、先のシートと次のシートとの間に第1
の待機モードの状態に移行しても、その状態が短い場合
には延長準備期間への設定を禁止することで、不必要な
期間の延長を防止すると共に過熱を防止できる。
【0263】また、準備期間選択手段を設ければ、環境
などに応じて、任意に準備期間を選択することができ
る。
【0264】温度検出手段の検出結果に応じて延長時間
を決定するようにすれば、より適正に加熱動作を行うこ
とができる。
【0265】回転部材を回転させない状態である待機モ
ードの状態から、回転部材を回転させながら定着動作状
態へと移行させる際に、待機モード中の回転部材の挟持
部を避けた位置で、加熱温度を検出して温度変化率を測
定することで、測定の精度が向上し、安定した加熱動作
が可能となり、オーバ・シュート等を防止でき品質性が
向上する。
【0266】また、本発明の画像形成装置に、上述のよ
うに品質性に優れた定着装置を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像形
成装置の主要部のブロック図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施の形態に係る定着装
置および画像形成装置の概略構成図である。
【図3】図3は本発明の第1の実施の形態に係る定着装
置の概略構成図である。
【図4】図4は本発明の第1の実施の形態に係る画像形
成装置の電気構成図である。
【図5】図5は本発明の第1の実施の形態に係る画像形
成装置のプリント動作を示すタイミング・チャートであ
る。
【図6】図6は本発明の第1の実施の形態に係る画像形
成装置のフロー・チャートである。
【図7】図7は本発明の第2の実施の形態に係る画像形
成装置に備えられるRAMの内容の一部を示したもので
ある。
【図8】図8は本発明の第2の実施の形態に係る画像形
成装置のフロー・チャートである。
【図9】図9は本発明の第3の実施の形態に係る画像形
成装置に備えられるRAMの内容の一部を示したもので
ある。
【図10】図10は本発明の第3の実施の形態に係る画
像形成装置のフロー・チャートである。
【図11】図11は本発明の第4の実施の形態に係る画
像形成装置に備えられるRAMの内容の一部を示したも
のである。
【図12】図12は本発明の第4の実施の形態に係る画
像形成装置のフロー・チャートである。
【図13】図13は本発明の第5の実施の形態に係る画
像形成装置に備えられるRAMの内容の一部を示したも
のである。
【図14】図14は本発明の第5の実施の形態に係る画
像形成装置のフロー・チャートである。
【図15】図15は本発明の第6の実施の形態に係る画
像形成装置のフロー・チャートである。
【図16】図16は本発明の第7の実施の形態に係る画
像形成装置のフロー・チャートである。
【図17】図17は本発明の第8の実施の形態に係る画
像形成装置のフロー・チャートである。
【符号の説明】
102 外部コントローラ 104 マイクロ・プロセッサ 105 定着ヒータ 106 サーミスタ 201 プリンタ本体 227,301 加熱フィルム 228,307 加圧ローラ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートを挟持搬送する二つの回転部材と、 該二つの回転部材のうち一方の回転部材に備えられる加
    熱部材と、 該加熱部材による加熱温度を検出する温度検出手段と、 該温度検出手段の検出結果に基づいて加熱定着動作を制
    御する制御手段と、を備え、搬送されるシート上の未定
    着画像を加熱かつ加圧して定着させる定着装置におい
    て、 前記加熱部材による加熱温度が所定の設定温度に到達し
    てから定着動作を行うまでの準備期間を複数通り設定
    し、使用環境状態に応じた準備期間によって定着動作を
    行わせることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】前記準備期間は、通常動作時の通常準備期
    間と、該通常準備期間よりも所定時間だけ延長した延長
    準備期間と、を有することを特徴とする請求項1に記載
    の定着装置。
  3. 【請求項3】定着動作状態における設定温度よりも低い
    設定温度で待機させる第1の待機モードと、該第1の待
    機モード状態における設定温度よりもさらに低い温度で
    待機させる第2の待機モードと、を備え、 第2の待機モードから定着動作状態に移行する場合およ
    び第2の待機モードから第1の待機モードを介して定着
    動作状態に移行する場合の準備期間は、前記延長準備期
    間に設定されることを特徴とする請求項2に記載の定着
    装置。
  4. 【請求項4】定着動作状態における設定温度よりも低い
    設定温度で待機させる第1の待機モードと、該第1の待
    機モード状態における設定温度よりもさらに低い温度で
    待機させる第2の待機モードと、を備え、 第2の待機モードから第1の待機モードを介して定着動
    作状態に移行する場合であって、かつ第2の待機モード
    状態が解除されてから第1の待機モードにある状態が所
    定時間経過する前に定着動作状態に移行する場合の準備
    期間は、前記延長準備期間に設定されることを特徴とす
    る請求項2に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】連続して複数のシートに対して定着動作を
    する場合に、先のシートへの定着動作が終わってから次
    のシートへの定着動作を行うまでに第1の待機モードに
    移行して該第1の待機モードの状態が前記所定時間経過
    する前に定着動作状態に移行しても、前記延長準備期間
    への設定を禁止することを特徴とする請求項4に記載の
    定着装置。
  6. 【請求項6】定着動作状態における設定温度よりも低い
    設定温度で待機させる第1の待機モードと、該第1の待
    機モード状態における設定温度よりもさらに低い温度で
    待機させる第2の待機モードと、を備え、 先のシートが前記延長準備期間後に定着動作が行われ、
    その後第2の待機モード状態に移行した場合に、先のシ
    ートの定着動作が終了してから所定時間以上経過し、か
    つ第2の待機モード状態が解除されてから所定時間に達
    していない場合には、次のシートは前記延長準備期間後
    に定着動作状態に移行することを特徴とする請求項2に
    記載の定着装置。
  7. 【請求項7】定着動作状態における設定温度よりも低い
    設定温度で待機させる第1の待機モードと、該第1の待
    機モード状態における設定温度よりもさらに低い温度で
    待機させる第2の待機モードと、を備え、 第2の待機モードから定着動作状態に移行する場合およ
    び第2の待機モードから第1の待機モードを介して定着
    動作状態に移行する場合の準備期間を、前記通常準備期
    間あるいは延長準備期間のいずれかにするかを選択する
    準備期間選択手段を設けたことを特徴とする請求項2に
    記載の定着装置。
  8. 【請求項8】前記延長準備期間を設定する場合には、前
    記温度検出手段の検出結果に基づいて延長時間を決定す
    ることを特徴とする請求項2〜7のいずれか一つに記載
    の定着装置。
  9. 【請求項9】第1の待機モードあるいは第2の待機モー
    ドのいずれかを選択するモード選択手段を設けたことを
    特徴とする請求項2〜8のいずれか一つに記載の定着装
    置。
  10. 【請求項10】第1の待機モードの状態が連続して所定
    時間続いた場合に第2の待機モードに自動的に切り替え
    ることを特徴とする請求項2〜9のいずれか一つに記載
    の定着装置。
  11. 【請求項11】第2の待機モード中は、加熱部材による
    加熱動作は行わないことを特徴とする請求項2〜10の
    いずれか一つに記載の定着装置。
  12. 【請求項12】シートを挟持搬送する二つの回転部材
    と、 該二つの回転部材のうち一方の回転部材に備えられる加
    熱部材と、 該加熱部材による加熱温度を検出する温度検出手段と、 該温度検出手段の検出結果に基づいて加熱定着動作を制
    御する制御手段と、を備え、搬送されるシート上の未定
    着画像を加熱かつ加圧して定着させる定着装置におい
    て、 前記回転部材を回転させない状態で、定着動作状態にお
    ける設定温度よりも低い設定温度で待機させる待機モー
    ドの状態から、前記回転部材を回転させながら定着動作
    状態に移行させる際に、前記待機モードの状態中の二つ
    の回転部材による挟持部を避けた位置で、前記温度検出
    手段により加熱温度を検出して単位時間あたりの温度変
    化率を測定し、測定結果に基づいて前記加熱部材による
    加熱量を制御することを特徴とする定着装置。
  13. 【請求項13】待機モードの状態から定着動作状態に移
    行させる際には、前記回転部材を回転させると同時に加
    熱部材による加熱量を上昇させる制御を行うことを特徴
    とする請求項12に記載の定着装置。
  14. 【請求項14】待機モードの状態から定着動作状態に移
    行させる際には、前記回転部材を回転させて、該回転部
    材が略1回転した後に加熱部材による加熱量を上昇させ
    る制御を行うことを特徴とする請求項12に記載の定着
    装置。
  15. 【請求項15】シートを挟持搬送する二つの回転部材
    と、 該二つの回転部材のうち一方の回転部材に備えられる加
    熱部材と、 該加熱部材による加熱温度を検出する温度検出手段と、 該温度検出手段の検出結果に基づいて加熱定着動作を制
    御する制御手段と、を備え、搬送されるシート上の未定
    着画像を加熱かつ加圧して定着させる定着装置におい
    て、 前記回転部材を回転させない状態で、定着動作状態にお
    ける設定温度よりも低い設定温度で待機させる待機モー
    ドの状態から、定着動作状態に移行させる際には、一旦
    前記加熱部材による加熱動作を停止させた後に回転部材
    を回転させて、その後加熱部材による加熱動作を行い、
    前記待機モードの状態中の二つの回転部材による挟持部
    を避けた位置で、前記温度検出手段により加熱温度を検
    出して単位時間あたりの温度変化率を測定し、測定結果
    に基づいて前記加熱部材による加熱量を制御することを
    特徴とする定着装置。
  16. 【請求項16】シート上に画像を形成する画像形成手段
    と、該画像形成手段によってシート上に形成した未定着
    画像を請求項1〜15のいずれか一つに記載の定着装置
    によって定着させることを特徴とする画像形成装置。
JP10156899A 1998-05-22 1998-05-22 定着装置および画像形成装置 Withdrawn JPH11338303A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006085622A1 (ja) * 2005-02-14 2006-08-17 Sharp Kabushiki Kaisha 定着装置、それを用いた画像形成装置、及び定着装置の加熱方法、並びに定着装置の加熱制御プログラム及び記録媒体
US8135298B2 (en) 2007-10-31 2012-03-13 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming method for controlling image formation based on a temperature of a fusing rotating body

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WO2006085622A1 (ja) * 2005-02-14 2006-08-17 Sharp Kabushiki Kaisha 定着装置、それを用いた画像形成装置、及び定着装置の加熱方法、並びに定着装置の加熱制御プログラム及び記録媒体
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