JP2007212868A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、定着フィルムまたはスリーブと加圧ローラ間の圧解除がある定着装置おいて、前記2つの部材間の加圧状態を検知して安全回路部動作レベルを可変とし、圧解除状態においての装置損傷を防止できるよう構成し、従来の定着装置構成よりもさらに安全性を高めることのできる定着装置の提供を目的とする。
【解決手段】 発熱体の熱が回りの部材に伝わりにくくかつ前記発熱体の昇温速度が速い加圧解除状態においては、前記電流検知手段または温度検知手段の閾値を加圧状態時と比較して低めに設定することにより、安全回路部動作条件の電流リミット値またはリミット温度値が低めに設定されるため、加圧時と比較し早めに前記発熱体への通電をオフすることができるため前記発熱体の損傷を防止することができ、かつ一枚目プリント速度低下に影響しない画像形成装置を提供することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被加熱材の加熱装置、及び該加熱装置を画像定着手段として具備した画像形成装置に関するものである。
便宜上、電子写真複写機・プリンタなどの画像形成装置に装備される、未定着画像を熱定着させる加熱装置としての熱定着装置(像加熱装置)を例にして説明する。
画像形成装置の熱定着装置は、電子写真プロセスなどの画像形成手段により転写紙上に形成された未定着画像(トナ−像)を転写紙上に定着させるものであり、ハロゲンヒ−タを熱源とする熱ロ−ラ式の熱定着装置やセラミック面発ヒ−タを熱源とするフィルム加熱式の熱定着装置、例えば特開昭63-313182号公報、特開平2-157878,4-44075〜44083,4-204980〜204984号公報、が用いられている。
一般的に、ヒータはトライアック等のスイッチング素子を介して交流電源に接続されており、この交流電源により電力が供給される。ヒータを熱源とする定着装置には温度検出素子、例えばサーミスタ感温素子が設けられており、この温度検出素子により定着装置の温度が検出され、その検出温度情報を基にシーケンスコントローラがスイッチング素子をオン/オフ制御することにより定着装置の熱源であるヒータへの電力供給をオン/オフし、定着器の温度が目標の温度になるように温度制御される。セラミック面発ヒータへのオン/オフ制御は、通常入力商用電源の位相制御または波数制御によりおこなわれる。
定着装置の温度を温調制御する際に、シーケンスコントローラは、温度検出素子から検出される温度と、予め設定されている目標温度とを比較することによって、ヒータに供給する電力比を算出してそれに相当する位相角または波数を決定し、その位相条件または波数条件でスイッチング素子をオン/オフ制御する。
ヒータに電力供給される交流電源は、例えば85V〜140Vまたは187V〜264Vと電源電圧範囲は広いため、全点灯でヒータに通電された場合、電源電圧範囲が85V〜140Vで約2.7倍,187V〜264Vで約2倍の電力差が生じることになる。また、シーケンスコントローラが所定の温度になるようにヒータへの通電電流を制御しているため、定着器に厚紙などの紙が通紙されると普通紙の場合と比べて多めの電力、つまり電流が供給される。所定の温度に維持されるように制御するため、紙種によっては必要以上に電力を供給してしまう場合があるため、ヒータ通電電流を常時検知して最大供給可能電流値以下で供給電力を制御する必要がある。
しかし、電力が供給されると発熱する発熱体を2つ以上包含する加熱手段を持つ場合、全ての発熱体が点灯していない状態において、加熱手段に供給している電流を検出し最大供給可能電流値を決定してしまうと、最大供給可能電流値が高めに設定されてしまい、その後全ての発熱体が点灯した状態においては必要以上の電流を供給してしまう。
また、加熱手段に供給される電力比がいくつの値の場合においても、電流検出手段から検出される電流値を検出して最大供給可能電力比を算出すると、電力制御手段にかかる負担が大きくなってしまい効率が良いとはいえない。
そのため、必要以上の電流を定着器を構成するヒータに供給しないために、また電力制御手段の負担を大きくさせないために、加熱手段が動作した場合、予め設定されている電力比以上の場合のみヒータ通電電流を常時検知して、最大供給可能電流値以下で供給電力を制御している。
また、発熱体を包含する定着フィルムまたは定着スリーブと加圧ローラ間の加圧力を可変とし、プリント中は定着性を満足させるためかつ発熱体より発生した熱を効率良く記録用紙に伝達できるようにするため加圧力を大きめに加えている。
また、プリント制御スタート時またはプリントスタンバイ時においては、一枚目の用紙のプリント完了までの時間を早めるため圧解除状態においても発熱体への通電を行っている。
また、ジャム発生時においては、ジャム処理性を向上するため、加圧力を小さくする(加圧解除)などしてユーザビリティの向上を図っている。
特開昭63−313182号公報 特開平2−157878号公報 特開平4−44075号公報 特開平4−44076号公報 特開平4−44077号公報 特開平4−44078号公報 特開平4−44079号公報 特開平4−44080号公報 特開平4−44081号公報 特開平4−44082号公報 特開平4−44083号公報 特開平4−204980号公報 特開平4−204981号公報 特開平4−204982号公報 特開平4−204983号公報 特開平4−204984号公報
しかしながら、従来の定着装置構成では、定着フィルムまたは定着スリーブと加圧ローラ間の加圧解除している時に、加圧状態と同様の制御がなされた時または暴走状態の時には、発熱体の熱を十分に回りの部材に伝えることができなくなるため発熱体自体の損傷を招いてしまう可能性があった。
また上記のような加圧解除状態においては同様の原因で、発熱体の昇温速度が加圧状態と比較して速くなってしまい、装置故障までの時間も短くなっていた。
以上のようなことから安全性向上のため、加圧時と比較してより短い時間で装置異常を検知し、ヒータ通電オフさせるなど構成された安全回路を確立する必要性があった。
上記目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有している。
[1]:電源から電力の供給を受けて発熱する発熱体を包含する加熱手段と、
前記電源から前記加熱手段への導通又は遮断いずれかに切り換え可能な電力供給手段と、
前記電力供給手段より前記加熱手段に供給する電力を制御する電力制御手段と、
前記加熱手段に供給している電流を検出する電流検出手段と、
前記電流検出手段の検知電流がある所定の電流値以上となると前記電力供給手段の通電を強制的にオフする安全回路制御手段と、
前記加熱手段の発熱により加熱される定着部材と、
前記定着部材と相互圧接して被加熱部材のニップ部を形成する加圧部材と、
前記定着部材と前記加圧部材を加圧状態又は圧解除状態いずれかに切り換え自在な加圧切換手段と、
前記定着部材と前記加圧部材の加圧状態を検知する加圧検知手段と、
を有する画像形成装置において、
前記加圧検知手段が検知する加圧状態又は加圧解除状態の判断に基づいて、
前記最大供給可能電流値の閾値を可変とすることを特徴とする画像形成装置。
[2]:電源から電力の供給を受けて発熱する発熱体を包含する加熱手段と、
前記電源から前記加熱手段への導通又は遮断いずれかに切り換え可能な電力供給手段と、
前記電力供給手段より前記加熱手段に供給する電力を制御する電力制御手段と、
前記発熱体の温度を検知しその温度検知情報を電気信号として出力する温度検知手段と、
前記温度検知手段の検知温度がある所定の温度以上となると前記電力供給手段の通電を強制的にオフする安全回路制御手段と、
前記加熱手段の発熱により加熱される定着部材と、
前記定着部材と相互圧接して被加熱部材のニップ部を形成する加圧部材と、
前記定着部材と前記加圧部材を加圧状態又は圧解除状態いずれかに切り換え自在な加圧切換手段と、
前記定着部材と前記加圧部材の加圧状態を検知する加圧検知手段と、
を有する画像形成装置において、
前記加圧検知手段が検知する加圧状態又は加圧解除状態の判断に基づいて、
前記温度検知手段の検知温度の閾値を可変とすることを特徴とする画像形成装置。
以上説明したように、
第1の発明によれば、
電源から電力の供給を受けて発熱する発熱体を包含する加熱手段と、
前記電源から前記加熱手段への導通又は遮断いずれかに切り換え可能な電力供給手段と、
前記電力供給手段より前記加熱手段に供給する電力を制御する電力制御手段と、
前記加熱手段に供給している電流を検出する電流検出手段と、
前記電流検出手段の検知電流がある所定の電流値以上となると前記電力供給手段の通電を強制的にオフする安全回路制御手段と、
前記加熱手段の発熱により加熱される定着部材と、
前記定着部材と相互圧接して被加熱部材のニップ部を形成する加圧部材と、
前記定着部材と前記加圧部材を加圧状態又は圧解除状態いずれかに切り換え自在な加圧切換手段と、
前記定着部材と前記加圧部材の加圧状態を検知する加圧検知手段と、
を有する画像形成装置において、
前記加圧検知手段が検知する加圧状態又は加圧解除状態の判断に基づいて、
前記最大供給可能電流値の閾値を可変とすること、
を特徴とすることにより、
前記発熱体の熱が回りの部材に伝わりにくくかつ前記発熱体の昇温速度が速い加圧解除状態においては、前記電流検知手段の閾値を加圧状態時と比較して低めに設定することにより、前記最大供給可能電流値が低めに設定されるため、加圧時と比較し早めに前記発熱体への通電をオフすることができるので異常昇温を防止でき、前記発熱体の損傷を防止することができる。かつ一枚目プリント速度低下に影響しない画像形成装置を提供することができる。
また、確率的に故障の発生する半導体などを介した構成をとらないハード構成をとることを特徴とすることにより、信頼性の高い装置を提供することができる。
第2の発明によれば、
電源から電力の供給を受けて発熱する発熱体を包含する加熱手段と、
前記電源から前記加熱手段への導通又は遮断いずれかに切り換え可能な電力供給手段と、
前記電力供給手段より前記加熱手段に供給する電力を制御する電力制御手段と、
前記発熱体の温度を検知しその温度検知情報を電気信号として出力する温度検知手段と、
前記温度検知手段の検知温度がある所定の温度以上となると前記電力供給手段の通電を強制的にオフする安全回路制御手段と、
前記加熱手段の発熱により加熱される定着部材と、
前記定着部材と相互圧接して被加熱部材のニップ部を形成する加圧部材と、
前記定着部材と前記加圧部材を加圧状態又は圧解除状態いずれかに切り換え自在な加圧切換手段と、
前記定着部材と前記加圧部材の加圧状態を検知する加圧検知手段と、
を有する画像形成装置において、
前記加圧検知手段が検知する加圧状態又は加圧解除状態の判断に基づいて、
前記温度検知手段の検知温度の閾値を可変とすること、
を特徴とすることにより、
前記発熱体の熱が回りの部材に伝わりにくくかつ前記発熱体の昇温速度が速い加圧解除状態においては、前記プリント制御手段の検知温度閾値を低めに設定することにより、加圧時と比較し早めに前記発熱体への通電をオフすることができるため、ヒータの異常昇温を防止でき、前記発熱体の損傷を防止することができる。かつ一枚目プリント速度低下に影響しない画像形成装置を提供することができる。
また、確率的に故障の発生する半導体などを介した構成をとらないハード構成をとることを特徴とすることにより、信頼性の高い装置を提供することができる。
(実施例1)
以下、添付図面に基づき説明する。
図1は電子写真プロセスを用いた画像形成装置の概略構成図であり、例えばレ−ザプリンタの場合を示している。
レーザプリンタ本体101(以下、本体101)は、記録紙Sを収納するカセット102を有し、カセット102の記録紙Sの有無を検知するカセット有無センサ103、カセット102の記録紙Sのサイズを検知するカセットサイズセンサ104(復数個のマイクロスイッチで構成される)、カセット102から記録紙Sを繰り出す給紙ローラ105等が設けられている。そして、給紙ローラ105の下流には記録紙Sを同期搬送するレジストローラ対106が設けられている。また、レジストローラ対106の下流にはレーザスキャナ部107からのレーザ光に基づいて記録紙S上にトナー像を形成する画像形成部108が設けられている。さらに、画像形成部108の下流には記録紙S上に形成されたトナー像を熱定着する定着器109が設けられており、定着器109の下流には排紙部の搬送状態を検知する排紙センサ110、記録紙Sを排紙する排紙ローラ111、記録の完了した記録紙Sを積載する積載トレイ112が設けられている。この記録紙Sの搬送基準は、記録紙Sの画像形成装置の搬送方向に直交する方向の長さ、つまり記録紙Sの幅に対して中央になるように設定されている。
また、前記レーザスキャナ107は、後述する外部装置128から送出される画像信号(画像信号VDO)に基づいて変調されたレーザ光を発光するレーザユニット113、このレーザユニット113からのレーザ光を後述する感光ドラム117上に走査するためのポリゴンモータ114、結像レンズ115、折り返しミラー116等により構成されている。
そして、前記画像形成装置108は、公知の電子写真プロセスに必要な、感光ドラム117、1次帯電ローラ119、現像器120、転写帯電ローラ121、クリーナ122等から構成されている。また、定着器109は定着フィルム109a、加圧ローラ109b、定着フィルム内部に設けられたセラミックヒータ109c、セラミックヒータの表面温度を検出するサーミスタ109dから構成されている。
また、メインモータ123は、給紙ローラ105には給紙ローラクラッチ124を介して、レジストローラ対106にはレジストローラ125を介して駆動力を与えており、更に感光ドラム117を含む画像形成部108の各ユニット、定着器109、排紙ローラ111にも駆動力を与えている。
そして126はエンジンコントローラであり、レーザスキャナ部107、画像形成部108、定着器109による電子写真プロセスの制御、前記本体101内の記録紙の搬送制御を行なっている。
そして、127はビデオコントローラであり、パーソナルコンピュータ等の外部装置131と汎用のインタフェース(セントロニクス、RS232C等)130で接続されており、この汎用インタフェースから送られてくる画像情報をビットデータに展開し、そのビットデータをVDO信号として、エンジンコントローラ126へ送出している。
図2に本発明におけるセラミックヒ−タの駆動及び制御回路を示す。1は、本画像形成装置を接続する交流電源で、本画像形成装置は交流電源をACフィルタ2,リレー41を介してセラミックヒ−タ24(109c)の発熱体3,発熱体20へ供給することによりセラミックヒ−タ24を構成する発熱体3,発熱体20を発熱させる。
この発熱体3への電力の供給は、トライアック4の通電、遮断により制御をおこなう。抵抗5、6はトライアック4のためのバイアス抵抗でフォトトライアックカプラ7は、一次、二次間の沿面距離を確保するためのデバイスである。フォトトライアックカプラ7の発光ダイオードに通電することによりトライアック4をオンする。抵抗8はフォトトライアックカプラ7の電流を制限するための抵抗であり、トランジスタ9によりフォトトライアックカプラ7をオン/オフする。トランジスタ9は抵抗10を介してエンジンコントロ−ラ11(126)からのON1信号にしたがって動作する。
発熱体20への電力の供給は、トライアック13の通電、遮断により制御をおこなう。抵抗14、15はトライアック13のためのバイアス抵抗でフォトトライアックカプラ16は、一次、二次間の沿面距離を確保するためのデバイスである。フォトトライアックカプラ16の発光ダイオードに通電することによりトライアック13をオンする。抵抗17はフォトトライアックカプラ16の電流を制限するための抵抗であり、トランジスタ18によりフォトトライアックカプラ16をオン/オフする。トランジスタ18は抵抗19を介してエンジンコントロ−ラ11からのON2信号にしたがって動作する。
また、ACフィルタ2を介して交流電源1は、ゼロクロス検出回路12に入力される。ゼロクロス検出回路では、商用電源電圧がある閾値以下の電圧になっていることをエンジンコントロ−ラ11に対してパルス信号として報知する。以下、エンジンコントロ−ラ11に送出されるこの信号をZEROX信号と呼ぶ。エンジンコントロ−ラ11はZEROX信号のパルスのエッジを検知し、位相制御または波数制御によりトライアック4または13をON/OFFする。
トライアック4及び13に制御されて発熱体3及び20に通電されるヒータ電流は、カレントトランス25によって電圧変換され、ブリューダ抵抗26を介して電流検出回路27に入力される。電流検出回路27では、電圧変換されたヒータ電流波形を平均値または実効値に変換し、HCRRT信号としてエンジンコントローラ11にA/D入力される。
また、21は発熱体3,20が形成されているセラミックヒ−タ24の温度を検知するための温度検出素子、例えば、サ−ミスタ感温素子であり、セラミックヒータ24上に発熱体3、20に対して絶縁距離を確保できるように絶縁耐圧を有する絶縁物を介して配置されている。この温度検出素子21(109d)によって検出される温度は、抵抗22と、温度検出素子21との分圧として検出され、エンジンコントロ−ラ11にTH信号としてA/D入力される。セラミックヒ−タ24の温度は、TH信号としてエンジンコントロ−ラ11において監視され、エンジンコントロ−ラ11の内部で設定されているセラミックヒ−タ24の設定温度と比較することによって、セラミックヒ−タ24を構成する発熱体3、20に供給するべき電力比を算出し、その供給する電力比に対応した位相角(位相制御)または波数(波数制御)に換算し、その制御条件によりエンジンコントロ−ラ11がトランジスタ9にON1信号、あるいはトランジスタ18にON2信号を送出する。発熱体3、20に供給する電力比を算出する際に、電流検出回路から報知されるHCRRT信号を基に上限の電力比を算出して、その上限の電力比以下の電力が通電されるように制御する。例えば、位相制御の場合、下記のような表をエンジンコントローラ11内に有しており、この制御表に基づき制御をおこなう。
Figure 2007212868
さらに、発熱体3、20に電力を供給しており、制御する手段が故障し、発熱体3、20が熱暴走に至った場合、過昇温を防止する一手段として、過昇温防止手段23がセラミックヒータ24上に配されている。過昇温防止手段23は、例えば温度ヒューズやサーモスイッチである。電力供給制御手段の故障により、発熱体3、20が熱暴走に至り過昇温防止手段23が所定の温度以上になると、過昇温防止手段23がOPENになり、発熱体3および20への通電が断たれる。
また、リレー41の駆動回路部が、抵抗44および45、トランジスタ43および46であり、42は逆起電力による素子破壊を防止するためのダイオードである。エンジンコントローラ11よりRLDポートにLOW信号が出力されるとトランジスタ46はオフとなり、そしてトランジスタ43がオンすることによりリレー41はオンとなり、セラミックヒータ24への通電が可能となる。また、電流検出回路27のカレントリミット信号(CURLIM)がLOWとなることによって、トランジスタ43がオフし、強制的にリレー41をオフして、セラミックヒータ24への通電を遮断することができる。LOW信号を発信する条件は、予め設定されている電流リミット値よりも、電流検出回路部27が大きいヒータ通電電流実効値を検出した場合である。検出電流値が電流リミット値よりも低い値を検出している場合は、HIGH信号が出力される。この判定は電流検知回路部27内のコンパレータ(図示しない)によって、予め設定されている基準電圧と比較された結果として出力される。この基準電圧値を、加圧状態時と圧解除状態時において切り換えることができるような構成とするのが本発明の特徴である。
本実施例におけるセラミックヒータ24の概略について、図3に示す。aはセラミック面発ヒータの断面図であり、bは発熱体32(3)、33(20)が形成されている面を示しており、cはbの示している面と相対する面を示している。
セラミック面発ヒータ24は、SiC、AlN、Al2O3等のセラミックス系の絶縁基板31と、絶縁基板31面上にペースト印刷等で形成されている発熱体32、33と、2本の発熱体を保護しているガラス等の保護層34から構成されている。保護層34上に、セラミック面発ヒータ24の温度を検出する温度検出素子21と過昇温防止手段23が、記録紙の搬送基準、つまり発熱部32a、33aの長さ方向の中心に対して左右対称な位置であり、かつ通紙可能な最小の記録紙幅よりも内側の位置に配設されている。
発熱体32は、電力が供給されると発熱する部分32aと、電極部32c、32dと発熱体を接続する導電部32bと、コネクタを介して電力が供給される電極部32c、32dから構成されている。発熱体33は、電力が供給されると発熱する部分33aと電極部32c、33dと接続される導電部33bと、コネクタを介して電力が供給される電極部32c、33dから構成されている。電極部32cは、発熱体32(3)と33(20)の2本の発熱体に接続されており、発熱体32、33の共通の電極となっている。また、発熱体32、33が印刷されている絶縁基板31との対向面側に摺動性を向上させるためにガラス層が形成される場合もある。
共通電極32cには、交流電源1のHOT側端子から過昇温防止手段23を介して接続される。電極部32dは発熱体32(3)を制御するトライアック4に接続され、交流電源1のNeutral端子に接続される。電極部33dは発熱体33(20)を制御するトライアック13に電気的に接続され、交流電源1のNeutral端子に接続される。セラミックヒータ24(109c)は、図4にしめしたように、フィルムガイド62によって支持されている。61(109a)は、円筒状の耐熱材製の定着フィルムであり、セラミックヒータ24を下面側に支持させたフィルムガイド62に外嵌させてある。そして、フィルムガイド62の下面のセラミックヒータ24と、加圧部材としての弾性加圧ローラ63(109b)とを定着フィルム61を挟ませて弾性加圧ローラ63の弾性に抗して所定の加圧力をもって圧接させて加熱部としての所定幅の定着ニップ部を形成させてある。また、過昇温防止手段23、例えば、サーモスタットがセラミックヒータ24の絶縁基板31面上または、保護層34面上に当接されている。サーモスタット23はフィルムガイド62に位置を矯正され、サーモスタット23の感熱面がセラミックヒータ24の面上に当接されている。図示はしていないが、温度検出素子21も同様にセラミックヒータ24の面上に当接されている。ここで、図4のように、セラミックヒータ24は、発熱体32、33がニップ部と反対側にあっても、発熱体がニップ部側にあってもかまわない。また、フィルム61の摺動性を上げるために、フィルム61とセラミックヒータ24との界面に摺動性のグリースを塗布してもかまわない。
また、図5は定着器109における圧解除の構成を示す図である。フィルム61と加圧ローラ63間には、加圧バネ71を介して圧がかけられている。バネ圧は定着性を満足させるため、またはセラミックヒータ24の発熱を効率良く記録紙Sに伝えるのに必要な加圧力に設定されている。例えば、本構成においては加圧時18kgfがかけられるようになっている。フィルム61と加圧ローラ63間の加圧の状態は、モータ(図示しない)からの駆動力を受けた加圧可変ギア73によって可変できるようになっている。また現在フィルム61と加圧ローラ63間が加圧状態か否かは加圧解除版72に設置されているフラグ75の上下移動によって、センサ74で検知されエンジンコントローラ11に報告される。モータはエンジンコントローラ11からの駆動信号に基づいて駆動する。
記録紙Sがフィルム61と加圧ローラ63間でジャムを起こした場合などは、エンジンコントローラ11は即座にモータに解除信号を送り、加圧可変ギア73を指定された区間回転させて、加圧を解除させる。そのように構成することによって、ユーザにとってジャム紙を定着装置より取り除き易くなり、ユーザビリティの向上を図ることができる。
またプリント状態および前多回転によるプリント準備期間以外は、常に圧解除をしており、相互圧接によるフィルム61と加圧ローラ63の変形を防止し、記録画像の画質低下の影響を防いでいる。
次に、本発明を実施するためのフローチャートを図6に示す。
エンジンコントローラ11にて、セラミックヒータ24へのプリント開始の要求が発生すれば(S1)、開始時点では圧解除状態であるため電流リミット値を圧解除状態の値とする(S2)。圧解除状態では、セラミックヒータ24の発熱が加圧ローラ63へと逃げにくいため、昇温速度が加圧状態と比較し速くなる。そのため、電流リミット値を低く設定して、異常時におけるセラミックヒータ24およびその周辺部材の破損を防止する。電流リミット値は、圧解除時か否かにより可変であり、接続される商用電源の定格電流に対して、ヒータ以外の部分に供給される電流を差し引いたヒータに供給可能な許容電流値を設定している。
次に、圧解除状態時において、ヒータ立上げ温調を行う(S3)。温調は、温度検出素子21の検出温度に基づいてエンジンコントローラ11が制御を行う。立上げ温調中、セラミックヒータ24へ流れる電流実効値が、上記S2で設定されている電流リミット値以上かどうかを安全回路部は判断する(S4)。電流リミット値以上であると判断された場合は、通電は終了となる。電流リミット値以下で制御されていた場合は、圧解除状態での定められた一定期間が経ったかどうかを判断する(S5)。ここで一定期間経過していない場合は、S4の過程へと戻る。一定期間経過した場合は、圧を戻して加圧状態へと遷移し(S6)、電流リミット値を加圧状態の時の値とする(S7)。加圧状態のときの電流リミット値は、圧解除時と比較して昇温速度も厳しくなく、また電力がより必要な用紙プリントも考慮しなければならないため、高めに設定する。この状態時はまで立上げ温調期間である。この期間中、電流リミット値が上記S7で設定されている値以上かどうかを安全回路部は判断する(S9)。電流リミット値以上を検知すると、即座に温調を終了させる。次に、エンジンコントローラ11は立上げ温調の終了かどうかを判断する。立上げ温調が終了していない場合はS9の過程へと戻り、上記を繰り返す。
ヒータ立上げ温調が終了すると、エンジンコントローラ11はヒータのプリント温調制御を開始する(S10)。安全回路部は温調制御期間中、電流リミット値が加圧状態時に設定された値以上かどうかをモニタし(S11)、ヒータ温調制御終了を待つ(S12)。ヒータ温調制御終了しない場合はS11の過程へと戻り、終了の場合はプリント動作が終了する。
またその他に、プリント制御中のみならず、圧解除時における全ての状態において装置異常によるヒータ暴走を確実に停止することができる。
次に本実施例における加圧状態時と圧解除状態時における、セラミックヒータ24の昇温特性および電流リミット値可変による影響を述べる。
図7は、セラミックヒータ24への通電電流が一定である時の、セラミックヒータ24の昇温特性を加圧状態時と圧解除状態時で示したものである。
圧解除状態時のほうが、セラミックヒータ24の発熱が加圧ローラ63など周辺部材に奪われることのないため昇温カーブはより厳しくなり、点線で示したセラミックヒータ24の割れが発生する温度までの到達時間が短くなる。よって、加圧状態時と比較してより低い電流値の時に検知して、ヒータ通電を遮断しなければならない。
図8は、電流リミット値を変更した場合の検知までの時間を示した図である。図のように検知までの電流リミット値を低く設定することによって、より早い時間で検知可能となる。各々のリミット値はヒータ通電を遮断してからのオーバーシュートを考慮した値となっており、オーバーシュートによるセラミックヒータ24の破損を防止できるように設定されている。
上記のような構成とした加熱装置とすることにより、定着フィルムと加圧ローラ間の加圧状態を検知して、それぞれの状態における通電可能電流リミット値を設定することにより、発熱体の熱が回りの部材に伝わりにくくかつ発熱体の昇温速度が速い加圧解除状態においては、前記電流検知手段の閾値を加圧状態時と比較して低めに設定することで、最大供給可能電流値が低めに設定されるため、加圧時と比較し早めに発熱体への通電をオフすることができ発熱体の昇温を速めに停止することができる。そのため、装置異常時における発熱体およびその周辺部材の損傷を確実に防止することができる画像形成装置を提供することができる。また、確率的に故障の発生する半導体などを介した構成をとらないハード構成をとることを特徴とすることにより、信頼性の高い装置を提供することができる。
(実施例2)
第1の実施例と重複する点は省略する。
図9に、本実施例におけるセラミックヒ−タの駆動及び制御回路を示す。図9において、第1の実施例と重複する点は省略する。図9において、21はセラミックヒ−タ24の温度を検知するための温度検出素子、例えば、サ−ミスタ感温素子であり、セラミックヒータ24上に発熱体3、20に対して絶縁距離を確保できるように絶縁耐圧を有する絶縁物を介して配置されている。この温度検出素子21によって検出される温度は、抵抗22と、温度検出素子21との分圧として検出され、TH信号としてエンジンコントローラ11のA/Dポートへと入力される。
温度検出素子21が検知するセラミックヒ−タ24の温度は、エンジンコントロ−ラ11において監視され、エンジンコントロ−ラ11の内部で設定されているセラミックヒ−タ24の設定温度と比較することによって、セラミックヒ−タ24を構成する発熱体3、20に供給するべき電力比を算出し、その供給する電力比に対応した位相角(位相制御)または波数(波数制御)に換算し、その制御条件によりエンジンコントロ−ラ11がトランジスタ9にON1信号、あるいはトランジスタ18にON2信号を送出する。例えば、位相制御の場合、下記のような表をエンジンコントローラ11内に有しており、この制御表に基づき温調制御をおこなう。
Figure 2007212868
また、ヒータ温調制御用として使用される上記の温度検出素子21は、通常ヒータ中央部付近に配置され、効率良く温度を検知する。
また、装置の何らかの異常などにより、セラミックヒータ24の温度が異常となってしまった場合においても、安全上セラミックヒータ24への通電を遮断できるような構成としてある。これらの構成は確率的に故障の発生するCPUを介さないため、信頼性の高い安全装置といえる。またセラミックヒータ24の検知温度は、加圧状態時と圧解除状態時において、それぞれの検知温度を可変となるように構成したところが本実施例の特徴である。
以下に本実施例における動作説明を行う。図7に説明したよう、加圧状態時と圧解除状態時を比較すると、ヒータ通電電流が一定の場合は、圧解除状態時の方が、昇温速度が速くヒータ破損が起きる可能性のある温度に到達するまでの時間が短くなっている。よって圧解除時においてはより早くヒータ通電を遮断する必要がある。またヒータ通電を遮断しても、温度オーバーシュートを考慮する必要がある。そのため、ヒータ通電遮断までの設定温度は、上記を加味した温度設定となっている。
図9において、上記で説明したよう21は、セラミックヒータ24の温度検出用のサーミスタである。22は基準電源の電圧値を分圧して、エンジンコントローラ11へとサーミスタ21の温度を入力するための抵抗である。また、本実施例ではこの分圧された電圧値を、電圧比較用コンパレータ48の非反転入力端子にも入力している。47は、コンパレータ48の出力確定用の抵抗値であり基準電圧源に吊られている。本実施例の特徴として、コンパレータ48の反転入力端子には、加圧状態と圧解除状態で比較電圧を可変とできるような回路構成をとっている。図5で説明したよう、圧解除状態となるとセンサ74がフラグ75によって遮断される。よって、このフォトセンサ74の受光部側のトランジスタはオフとなる。このトランジスタがオフとなると、コンパレータ48の反転入力端子には、基準電圧を抵抗49と抵抗50の分圧値が入力される。また抵抗51はフォトセンサ74の発光側トランジスタの電流制限抵抗である。一方、加圧状態ではその逆となり、フォトセンサ74のトランジスタがオンされ、反転入力端子には、基準電圧の抵抗49と抵抗50および抵抗52の合成抵抗値の分圧が入力される。一般的にサーミスタ24は検知温度が高くなると抵抗値が減少する特性を持っているため、圧解除状態のほうがより低い温度で、コンパレータ48はLOWを出力する。コンパレータ48よりLOW信号が出力されると、リレー41駆動用トランジスタ43をオフするので、リレー48がオフされセラミックヒータ24の通電は遮断される。
上記のように、圧解除状態の時のヒータ通電オフするまでの検知温度を、加圧状態時と比較して低い値に設定することによって、装置異常時の安全性をより高めることができる。
図10に、本実施例におけるフローチャートを示す。
エンジンコントローラ11にて、セラミックヒータ24へのプリント開始の要求が発生すれば(S21)、開始時点では圧解除状態であるため安全回路のサーミスタ検知温度を圧解除状態の値とする(S22)。圧解除状態では、セラミックヒータ24の発熱が加圧ローラ63へと逃げにくいため、昇温速度が加圧状態と比較し速くなる。検知温度の値を低く設定して、異常時におけるセラミックヒータ24およびその周辺部材の破損を防止する。検知温度の値は、圧解除時か否かにより可変であり、
昇温速度およびヒータ通電遮断時のオーバーシュートの値を考慮した温度に設定している。
次に、圧解除状態時において、ヒータ立上げ温調を行う(S23)。温調は、温度検出素子21の検出温度に基づいてエンジンコントローラ11が制御を行う。立上げ温調中、セラミックヒータ24温度が、上記S2で設定されている検知温度以上かどうかを安全回路部は判断する(S24)。設定された検知温度値以上であると判断された場合は、通電は終了となる。設定された検知温度値以下で制御されていた場合は、圧解除状態での定められた一定期間が経ったかどうかを判断する(S25)。ここで一定期間経過していない場合は、S24の過程へと戻る。一定期間経過した場合は、圧を戻して加圧状態へと遷移し(S26)、設定検知温度値を加圧状態の時の値とする(S27)。加圧状態のときの設定検知温度値は、圧解除時と比較して昇温速度も厳しくなく、また電力がより必要な用紙プリントも考慮しなければならないため、高めに設定する。この状態時はまで立上げ温調期間である。この期間中、セラミックヒータ24の温度が上記S27で設定されている値以上かどうかを安全回路部は判断する(S29)。設定された検知温度値以上であると、即座に温調を終了させる。次に、エンジンコントローラ11は立上げ温調の終了かどうかを判断する。立上げ温調が終了していない場合はS29の過程へと戻り、上記を繰り返す。
ヒータ立上げ温調が終了すると、エンジンコントローラ11はヒータのプリント温調制御を開始する(S30)。安全回路部は温調制御期間中、セラミックヒータ24の温度が加圧状態時に設定された値以上かどうかをモニタし(S31)、ヒータ温調制御終了を待つ(S32)。ヒータ温調制御終了しない場合はS31の過程へと戻り、終了の場合はプリント動作が終了する。
またその他に、プリント制御中のみならず、圧解除時における全ての状態において装置異常によるヒータ暴走を確実に停止することができる。
上記のような構成とした加熱装置とすることにより、定着フィルムと加圧ローラ間の加圧状態を検知して、それぞれの状態におけるリレーオフまでの設定温度値を可変することにより、発熱体の熱が回りの部材に伝わりにくくかつ発熱体の昇温速度が速い加圧解除状態においては、設定温度の閾値を加圧状態時と比較して低めの温度に設定することで、加圧時と比較し早めに発熱体への通電をオフすることができ発熱体の昇温を速めに停止することができるので、装置異常時における発熱体およびその周辺部材の損傷を確実に防止することができる画像形成装置を提供することができる。
また、確率的に故障の発生する半導体などを介した構成をとらないハード構成をとることを特徴とすることにより、信頼性の高い装置を提供することができる。
(実施例3)
第1および第2の実施例と重複するところは省略する。
本発明は、電磁誘導加熱方式の定着装置においても実施できる。以下に電磁誘導加熱方式の定着装置の説明をする。図11において、定着装置(加熱手段)201は電磁誘導加熱方式の装置である。装置201は円筒状の電磁誘導発熱性スリーブを用いた、加圧ローラ駆動方式、電磁誘導加熱方式の装置である。磁場発生手段は磁性コア213a・213b・213c及び励磁コイル214からなる。
磁性コア213a・213b・213cは高透磁率の部材であり、フェライトやパーマロイ等といったトランスのコアに用いられる材料がよく、より好ましくは100kHz以上でも損失の少ないフェライトを用いるのがよい。
励磁コイル214には給電部214a・214bに励磁回路218(図12)を接続してある。この励磁回路218は20kHzから500kHzの高周波をスイッチング電源で発生できるようになっている。励磁コイル214は励磁回路218から供給される交番電流(高周波電流)によって交番磁束を発生する。
図13は交番磁束の発生の様子を模式的に表したものである。磁束Cは発生した交番磁束の一部を表す。磁性コア213a・213b・213cに導かれた交番磁束(C)は、磁性コア213aと磁性コア213bとの間、そして磁性コア213aと磁性コア213cとの間において定着スリーブ210の電磁誘導発熱層211に渦電流を発生させる。この渦電流は電磁誘導発熱層211の固有抵抗によって電磁誘導発熱層211にジュール熱(渦電流損)を発生させる。ここでの発熱量Qは電磁誘導発熱層211を通る磁束の密度によって決まり、図13のようなグラフ分布を示す。図13のグラフは、縦軸が磁性コア213aの中心を0とした角度θで表した定着スリーブ210における円周方向の位置を示し、横軸が定着スリーブ210の電磁誘導発熱層211での発熱量Qを示す。ここで、発熱域Hは最大発熱量をQとした場合、発熱量がQ/e以上の領域と定義する。これは、定着に必要な発熱量が得られる領域である。
この定着ニップ部Nの温度は、不図示の温度検知手段を含む温調系により励磁コイル214に対する電流供給が制御されることで所定の温度が維持されるように温調される。図11の216は定着スリーブ210の温度を検知するサーミスタなどの温度センサであり、本発明においては温度センサ216で測定した定着スリーブ210の温度情報をもとに定着ニップ部Nの温度を制御するようにしている。
而して、定着スリーブ210が回転し、励磁回路218から励磁コイル214への給電により上記のように定着スリーブ210の電磁誘導発熱がなされて定着ニップ部Nが所定の温度に立ち上がって温調された状態において、画像形成手段部から搬送された未定着トナー画像tが形成された被記録材Pが定着ニップ部Nの定着スリーブ210と加圧ローラ217との間に画像面が上向き、即ち定着ベルト面に対向して導入され、定着ニップ部Nにおいて画像面が定着スリーブ210の外面に密着して定着スリーブ210と一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されていく。この定着ニップ部Nを定着スリーブ210と一緒に被記録材Pが挟持搬送されていく過程において定着スリーブ210の電磁誘導発熱で加熱されて被記録材P上の未定着トナー画像tが加熱定着される。被記録材Pは定着ニップ部Nを通過すると回転定着スリーブ210の外面から分離して排出搬送されていく。被記録材上の加熱定着トナー画像は定着ニップ部通過後、冷却して永久固着像となる。
本発明においては、図14に示すように、定着スリーブ210のこの発熱域H(図13)の対向位置に暴走時の励磁コイル214への給電を遮断するため温度検知素子であるサーモスイッチ215を配設されている。
図14は本発明の安全回路の回路図である。温度検知素子であるサーモスイッチ215は+24VDC電源とリレースイッチ219と直列に接続されており、サーモスイッチ215が切れると、リレースイッチ215への給電が遮断され、リレースイッチ219が動作し、励磁回路218への給電が遮断されることにより励磁コイル214への給電を遮断する構成をとっている。サーモスイッチ215はOFF動作温度を220℃に設定した。また、サーモスイッチ215は定着スリーブ210の発熱域Hに対向して定着スリーブ210の外面に非接触に配設した。サーモスイッチ215と定着スリーブ210との間の距離は約2mmとした。これにより、定着スリーブ210にサーモスイッチ215の接触による傷が付くことがなく、耐久による定着画像の劣化を防止することができる。
本発明によれば、装置故障による定着装置暴走時に、定着ニップNに紙が挟まった状態で定着器が停止し、励磁コイル214に給電が続けられ、定着スリーブ210が発熱し続けた場合でも、紙が挟まっている定着ニップ部Nでは発熱していないために、紙が直接加熱されることがない。本発明ではトナーtに低軟化物質を含有させたトナーを使用したため、定着サーモスイッチ215が220℃を感知して、サーモスイッチが切れた時点で、リレースイッチ219により励磁コイル214への給電が遮断される。また、発熱量が多い発熱域Hには、サーモスイッチ215が配設してあるため、温度検知素子としてサーモスイッチのほかに温度ヒューズを用いることもできる。オフセット防止のためのオイル塗布機構を設けていないものの、低軟化物質を含有させていないトナーを使用した場合にはオイル塗布機構を設けてもよい。また、低軟化物質を含有させたトナーを使用した場合にもオイル塗布や冷却分離を行ってもよい。
また上記の定着器構成においては、実施例1の図5で説明したよう、定着スリーブ210と加圧ローラ217間の加圧状態は圧解除センサの検知により、プリント状態に基づき可変とすることができる。
また上記の定着器構成においては、定着スリーブ210をトナー定着に必要な温度まで昇温させるのに長い時間を必要としてしまう。よって、スタンバイ時(本発明においてはスタンバイ時は圧解除状態となっている)に定着器温調をし、定着スリーブに熱を与える必要がある。そのような構成とすることにより、ファーストプリントアウトタイムをスタンバイ時温調をしない時と比較して短縮している。しかしながら、圧解除状態においては、加圧状態と比較して定着スリーブの熱量の加圧ローラへの移動が少なく、発熱体の昇温速度がより速くなってしまうため、装置故障時などの異常時における定着器暴走状態に陥った場合は、装置故障までの時間が短くなってしまう。よって、圧解除時における安全回路動作時間を、加圧時と比較してより短めに設定する必要がある。よって、加圧状態時と圧解除時の安全回路動作、ここでは電流リミット値、を可変とすることが本発明の特徴とする。
定着器の温度制御は定着スリーブに摺動配置されたサーミスタにより定着スリーブの温度を検出し、CPUにより温度制御を行っている。定着器の温度はソフトウェアにより検知を行っており、動作時において想定される温度よりも明らかに高温となった場合には異常高温と判断するようソフトウェアを構成し、定着器の安全を確保している。しかしながら、万一のソフトウェア暴走時にも定着器の安全を確保するために、ハードウェアによる保護回路を設け、さらにサーモスイッチや温度ヒューズといった、温度保護素子を設けて3重の保護回路としている。
定着スリーブの温度を測定するために配置したサーミスタは、検出抵抗と直列接続して基準電源に接続されている。サーミスタは温度によって抵抗値が変化するため、検出抵抗と基準電圧によって抵抗値変化を電圧変化に変換している。サーミスタの検出電圧をコンパレータに入力し、予め定められた電圧値より低い電圧と成った場合に、リレー駆動回路を遮断することで定着器への電力供給を停止する構成としている。
図15に第3の実施例を最も良く表す図を示す。図15において、300はサーモスイッチ、301はリレー、302はブリッジダイオード、303はフィルタ回路、304は励磁コイル、305はサーミスタ、306は制御演算を行うCPUを含む制御回路、307はスイッチング素子、308は共振コンデンサ、309は逆導通ダイオード、310はカレントトランス、311は電流検出回路からの信号の平均値またはピーク値を検出するフィルタ回路、312は電流検出回路、313はフィルタ回路、314は時間計測回路、315は安全回路、316はON幅決定回路、317はスイッチング制御回路である。
本体の電源が投入され、不図示である画像形成装置のDC電源回路が動作して24V DC電圧318が供給されると、300のサーモSW接点を通して301に電流が供給される。315の安全回路は動作していないため、301の315側に接続されている端子はGNDの電位とほぼ同電位になり、301のリレーコイルに電流が供給される。その結果301のリレー接点がONになり、AC電源ラインからAC電圧が回路に供給され、302により全波整流されて脈流化DC電圧となり、303により波形整形されている。
画像形成装置が定着動作を開始すると、スイッチング制御回路317により307の制御が開始される。307がONになると、303、304、307、310より成る回路に電流が供給され、励磁コイル304に流れる電流は時間の経過に伴って一様に上昇する。306がスイッチング制御回路のON時間決定回路316にON時間に相当する電圧を指示すると、スイッチング制御回路は指示されたON時間が経過した後にスイッチング素子307をOFFにする。コイル304に流れた電流は、カレントトランス310により電圧に変換されて、311のフィルタによる波形整形を受けて制御回路306へフィードバックされており、コイル304に流れた電流値と、サーミスタ305からの信号電圧をCPUが演算し、307のON時間を制御する動作を行っている。また、一方でスイッチング素子307に流れる電流が大きすぎると307を破損させてしまう場合があるため、電流検出回路の信号は過電流保護回路にも接続して307に過大電流が流れないように構成している。307がOFFになると、303、304、308より成る共振回路による共振動作が開始される。その後にOFF幅決定回路により、予め定められた時間のOFF幅が出力される。出力フリップフロップは、307のONとOFFが交互に発生するように構成されている。307をON,OFF動作させる事により304に高周波電流が供給され、304より発生する高周波電磁界により定着スリーブ110が発熱する。
次に、カレントトランス310および電流検出回路部312が算出する電流リミット値より動作する安全回路部315について説明する。
装置の何らかの異常などにより、励磁コイル304に流れる電流が異常となってしまった場合においても、安全上励磁コイル304への通電を遮断できるような構成としてある。これらの構成は確率的に故障の発生するCPUを介さないため、信頼性の高い安全装置といえる。また電流検知回路312におけるリミット電流値は、加圧状態時と圧解除状態時において、それぞれの検知温度を可変となるように構成したところが本実施例の特徴である。
通常のプリント動作時は、定着スリーブの温度はプリント温調時の目標温度に制御されている。このような場合には定着スリーブは磁性を保っており、励磁コイルから見た負荷インダクタンスは20μHから50μHといった値を示している。
ソフトウェア暴走やサーミスタの不具合により温度が上昇し、定着スリーブの温度がキュリー点に近づくと、定着スリーブの磁性(透磁率)が低下する。その結果コイル両端から見たインダクタンスが小さくなり、コイルに流れていたスイッチング電流波形は図16のように変化する。
図16は共振コイル電流波形変化を示した図である。縦軸は電流値、横軸は時間軸である。図16-aは通紙時の共振コイル電流波形を示し、図16-bは所定の温度以上に達した時の共振コイル電流波形を示している。所定の温度以上に達した際に、前記整流手段に電力を回生する方向に流れる共振電流の時間周期が短くなる。キュリー点付近では、共振電流の周期は温度により決まるため、共振電流波形から温度を推定する事が可能となる。
電流検出による安全回路の一例を図17に示す。回路の動きを以下で説明する。カレントトランス310により検出された電流は、電流検出回路内に配置されている検出抵抗312により電圧変換される。フィルタ回路313により、ノイズ成分を取り除いた後、ダイオード401によって整流する事により、負方向電圧分を検出(検波)する。この電流は、励磁コイルと共振コンデンサからなる共振回路から整流回路への回生期間の電流である。図18にその動作を示す。
図18−aはスイッチング素子のゲート電圧であり、電圧が高いとスイッチング素子はON、0VでOFFとなる。電流検出回路にて検出された電圧を図18−bに示す。V1のコイル電流と逆の極性で表されるような電圧波形となる。整流ダイオード401により整流された後の電圧が図18−cに示すV2である。V2の電圧を予め定められた基準電圧402で設定される閾値電圧Vsと比較する事により、負方向電圧の時間幅に応じたパルス電圧波形V3を得ることが出来る。(図18−d)このパルス電圧の時間を計測すれば良い。ここではPWM回路を用いた例を示す。コンデンサ406に対し、定電流源405からの電流を充電し、V3が0Vの時に充電、V3がハイレベルを出力している時に放電を行うようにすると、コンデンサ406の端子間電圧V4は図18−eのようになる。この電圧V4をダイオード417とコンデンサ408より成るピークホールド回路によりピーク検出すると、V5のようなDC電圧を得る事が出来る。定着スリーブの温度がキュリー点に近づくと、定着スリーブの透磁率μが低下するため、励磁コイルのインダクタンスが低下して図18−bに示したV1の波形は、図16に示す電流波形と同様に周期が短く変化する。これによりV5の電圧が低下してくる。V5の電圧は、所定の温度に相当する第二の基準電圧Vs2と比較され、V5の電圧が所定の温度に相当する電圧になった際に、AC給電部に設けたリレー416を駆動するリレー駆動回路301を停止する事により、安全動作を行っている。
このVs2の基準電圧値を、加圧状態時と圧解除状態時で可変とさせることが本発明の特徴である。例えば、421は加圧状態および圧解除状態を検知するフォトインタラプタであり、図5で示したよう定着スリーブと加圧ローラ間の加圧状態に伴って動作するフラグ75によってオンオフを検知する。このフォトインタラプタ421は、図17の安全回路上に連結されており、圧解除状態のとき受光側のトランジスタはオフする。よってコンパレータ410の反転入力端子電圧Vs2は基準電圧Vrefを抵抗424と抵抗422とで分圧された値が入力される。また、加圧状態のときは受光側のトランジスタはオンして、コンパレータ410の反転入力端子電圧Vs2は基準電圧Vrefを抵抗424と抵抗422および423の並列抵抗分の値の抵抗値の分圧値が入力される。よって圧解除状態時の方がVs2の値が高く設定されるため、より低い電流リミット値で安全回路を動作させリレー301をオフすることができる。
上記のような構成とした加熱装置とすることにより、定着スリーブと加圧ローラ間の加圧状態を検知して、それぞれの状態における通電可能電流リミット値を設定することにより、発熱体の熱が回りの部材に伝わりにくくかつ発熱体の昇温速度が速い加圧解除状態においては、前記電流検知手段の閾値を加圧状態時と比較して低めに設定することで、最大供給可能電流値が低めに設定されるため、加圧時と比較し早めに発熱体への通電をオフすることができ発熱体の昇温を速めに停止することができる。そのため、装置異常時における発熱体およびその周辺部材の損傷を確実に防止することができる画像形成装置を提供することができる。
実施例1における画像形成装置を示した図。 実施例1における定着器の制御及び駆動回路を示した図。 実施例1における加熱手段であるセラミックヒータの概略を示した図。 実施例1における定着装置の概略構成を示した図。 実施例1における定着装置の圧解除動作を示した図。 実施例1における定着器制御のフローチャートを説明する図。 実施例1における発熱体の温度推移を示した図。 実施例1における発熱体通電電流の推移を示した図。 実施例2における定着器の制御及び駆動回路を示した図。 実施例2における定着器制御のフローチャートを説明する図。 実施例3における定着装置の概略構成を示した図。 実施例3における定着装置の概略構成の詳細を示した図。 実施例3における定着装置の概略構成の詳細を示した図。 実施例3における安全装置の回路構成を示した図。 実施例3における定着器の制御及び駆動回路を示した図。 実施例3におけるの共振コイル電圧波形変化を示した図。 実施例3における安全装置の回路構成を示した図。 実施例3における安全装置の回路動作を示した図。
符号の説明
101 レーザビームプリンタ本体
102 給紙カセット
105 給紙ローラ
107 レーザスキャナ部
109 定着器
111 排紙ローラ
112 排紙トレイ
117 感光ドラム
119 一次帯電ローラ
120 現像器
121 転写帯電ローラ
123 メインモータ
126 エンジンコントローラ
127 ビデオコントローラ
131 外部装置

Claims (2)

  1. 電源から電力の供給を受けて発熱する発熱体を包含する加熱手段と、
    前記電源から前記加熱手段への導通又は遮断いずれかに切り換え可能な電力供給手段と、
    前記電力供給手段より前記加熱手段に供給する電力を制御する電力制御手段と、
    前記加熱手段に供給している電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段の検知電流がある予め定められた電流値以上となると前記電力供給手段の通電を強制的にオフする安全回路制御手段と、
    前記加熱手段の発熱により加熱される定着部材と、
    前記定着部材と相互圧接して被加熱部材のニップ部を形成する加圧部材と、
    前記定着部材と前記加圧部材を加圧状態又は圧解除状態いずれかに切り換え自在な加圧切換手段と、
    前記定着部材と前記加圧部材の加圧状態を検知する加圧検知手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記加圧検知手段が検知する加圧状態又は加圧解除状態の判断に基づいて、
    前記最大供給可能電流値の閾値を可変とすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 電源から電力の供給を受けて発熱する発熱体を包含する加熱手段と、
    前記電源から前記加熱手段への導通又は遮断いずれかに切り換え可能な電力供給手段と、
    前記電力供給手段より前記加熱手段に供給する電力を制御する電力制御手段と、
    前記発熱体の温度を検知しその温度検知情報を電気信号として出力する温度検知手段と、
    前記温度検知手段の検知温度がある予め定められた温度以上となると前記電力供給手段の通電を強制的にオフする安全回路制御手段と、
    前記加熱手段の発熱により加熱される定着部材と、
    前記定着部材と相互圧接して被加熱部材のニップ部を形成する加圧部材と、
    前記定着部材と前記加圧部材を加圧状態又は圧解除状態いずれかに切り換え自在な加圧切換手段と、
    前記定着部材と前記加圧部材の加圧状態を検知する加圧検知手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記加圧検知手段が検知する加圧状態又は加圧解除状態の判断に基づいて、
    前記温度検知手段の検知温度の閾値を可変とすることを特徴とする画像形成装置。
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