JP5004334B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
つまり、必要以上にヒータに供給可能な電力を低下させてしまう場合があった。
記録材に画像を形成する画像形成装置において、
商用電源から供給される電力により発熱するヒータを有し、記録材に形成された画像を記録材に定着する定着部と、
前記ヒータ以外の負荷を駆動する低圧電源と、
商用電源から前記ヒータと前記低圧電源に分岐する前の前記装置への入力電流を検出し、検出した電流に対応する電流実効値または電流実効値の二乗値を出力する第1電流検出手段と、
商用電源から前記ヒータと前記低圧電源に分岐した後の前記ヒータに流れる電流を検出し、検出した電流に対応する電流実効値または電流実効値の二乗値を出力する第2電流検出手段と、
商用電源から前記ヒータへ供給する電力を制御する電力制御手段と、
を有し、
前記電力制御手段は、
前記第1電流検出手段の電流実効値の二乗値I2fを、前記第2電流検出手段の電流実効値の二乗値I1fの一次方程式に近似した下記式1を用いることで前記一次方程式の切片βを算出し、
I2f=I1f+β(式1)
更に、前記装置に通電可能な電流の上限値として予め設定されている上限値Ilimit2から前記切片βを減じた値を前記ヒータに通電可能な電流の上限値Ilimit1として下記式2に基づき算出し、
Ilimit1=Ilimit2−β(式2)
更に、前記上限値Ilimit1、前記第2電流検出手段の電流実効値の二乗値I1f、前記第1及び第2電流検出手段によって電流を検出する時に前記ヒータに供給した電力比D、から下記式3に基づき前記ヒータに供給する電力比の上限値Dlimitを算出し、
Dlimit=(Ilimit1/I1f)×D(式3)
前記電力比の上限値Dlimit以下の範囲内で前記ヒータに供給する電力を制御することを特徴とする。
図1は、本実施の形態に係る電子写真プロセスを用いた画像形成装置(レーザプリンタ)の概略構成図である。
更に、発熱体203,220に電力を供給して制御する回路など故障して発熱体203,220が熱暴走に至った場合、その過昇温を防止する一手段として、過昇温防止部223がセラミックヒータ109cに配されている。この過昇温防止部223は、例えば温度ヒューズやサーモスイッチである。発熱体203,220が熱暴走になって過昇温防止部223が所定の温度以上になると、この過昇温防止部223が開放状態となって発熱体203及び220への通電が遮断される。
画像の形成を開始する前に、ジャムや故障検知のため低圧電源の負荷を駆動させる場合は、そのシーケンスを利用してもよい。
I2f=∫(I1+I3)2・dt
=∫I1(I1+2×I3)・dt+I3f
ここで、I1≫2×I3が成り立つ時、
I2f≒I1f+I3f
となる。こうして固定デューティDで通電し、低圧電源の負荷を駆動させている状態で、HCRRT1信号より取得した電圧値V1f(電流値I1f)と、HCRRT2信号により取得した電圧値V2f(電流値I2f)により、電流値I3fを求めることができる。このI3fの値を切片βと置すると、電流値I2fは、電流値I1fの一次式で近似することができる。即ち、
I2f≒I1f+β
と表すことができる。
I150=I1f×(1/T)/50
また、電流値I2fの50Hz換算値をI250とすると、ZEROX周期Tより、
I250=I2f×(1/T)/50
で表すことができる。
ここで、予め設定されている通電可能な電流値Ilimit2を、50Hzにおける電流制限値としておく。エンジンコントローラ126で、Ilimit2から、上記の式より求めた切片βを減算することによって、ヒータ109c(発熱体203,220)に通電可能な電流の上限電流値Ilimit1を算出することができる。ここで、Ilimit1は、50Hzにおける電流制限値とする。
但し、算出したIlimit1の電流値を、ヒータ109c(発熱体203,220)に供給すると、ヒータに供給できる定格電力を超えてしまう場合は、ヒータに通電可能な上限電流値Ilimit1を、ヒータに通電可能な許容電流値以下に設定する。
このDlimitを上限デューティとし、ステップS8に進みヒータ温調制御を開始する。
そしてステップS9で、ヒータ温調制御終了の要求がくるまで、算出された上限デューティDlimit以下で制御を行う。
これにより、上述した近似式の近似条件“I1≫2×I3”を満たす場合、商用電源に供給される電流が所定の上限電流を超えない範囲で、負荷に供給される電力を制御することができる。
図10は、本発明の本実施の形態2に係るエンジンコントローラ126による定着器109の制御シーケンスを説明するフローチャートである。尚、この実施の形態2に係る装置構成は前述の実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
商用電源201からの入力電流である電流値I2fの上限値Ilimit2から切片βを減算して、エンジンコントローラ126により上限電流値Ilimit1を算出する。ここで、Ilimit1及びIlimit2は50Hzにおける電流制限値とする。
但し、算出したIlimit1の電流値を、ヒータ109c(発熱体203,220)に供給すると、ヒータに供給できる定格電力を超えてしまう場合は、ヒータに通電可能な上限電流値Ilimit1を、ヒータに通電可能な許容電流値以下に設定する。
この計算によって求めた電力デューティDlimit_1を上限デューティとし、ステップS18に進みヒータ温調制御を開始する。ここで、エンジンコントローラ126に設定されている所定の温度になるように、TH信号からの情報を基に、例えばPI制御により発熱体203,220に供給する電力を制御する。目標の温度情報とTH信号からの温度情報の差分から供給する電力デューティD_2を決定している。但し、算出された電力デューティが上限デューティDlimit_1を超える場合は、その上限値としてDlimit_1の比率の電力を供給する。この時D_2の値はDlimit_1と一致する。つまりステップS8では、上限デューティDlimit_1以下でのデューティでヒータ温調制御を行う。この上限デューティDlimit_1に相当する位相角αlimit_1以下の位相角で位相制御を行うことになる。
そしてステップS20で、HCRRT2信号により電圧値V2f_2(電流値I2f_2)とZEROX周期T_2を検知し、電流値I2f_2の50Hz換算値I250_2を算出する。
そしてステップS21ではステップS20で取得したI250_2が、予め設定されている商用電源201から通電可能な電流値Ilimit2と比較を行う。Ilimit2は50Hzにおける電流制限値とする。
Ilimit2≦I250_2の条件を満たす場合はステップS22に分岐する。
Ilimit1≒Ilimit2−β
但し、算出したIlimit1の電流値を、ヒータ109c(発熱体203,220)に供給すると、ヒータに供給できる定格電力を超えてしまう場合は、ヒータに通電可能な上限電流値Ilimit1を、ヒータに通電可能な許容電流値以下に設定する。ここで求めたIlimit1の値を新たな上限電流値とし、次のステップS23に移動する。
以上の処理を、ステップS24で、ヒータ109cの温調制御が終了するまで、商用電源の周期ごとに繰り返し行い、エンジンコントローラ126において、発熱体203,220に供給する電力デューティを算出する。
その設定後に商用周波数周期ごとに値が更新されるHCRRT2信号より取得した電流値I2fが予め設定されている商用電源201から通電可能な上限値を超えた場合に、近似式を用いて上限デューティIlimit1を算出し、上限の電力比を更新する。
電力デューティの上限値は、HCRRT2信号より取得した電流値I1f、Ilimit1値と、デューティDと、ZEROX周期Tを用いて繰り返し算出し、商用周波数周期ごとに更新する。
こうすることにより、上述した近似式の近似条件“I1≫2×I3”を満たさない場合でも、商用電源の電圧や力率、ヒータ抵抗値のバラつき、波形の波形率に対して、精度よく供給可能な上限値を設定できる。またプリント動作中の商用電源201の電圧や周波数が変動した場合でも、許容電流以上の電流が供給されるのを防ぐことができる。
こうして各条件において最大限に電力性能を出させることが可能となる。
Claims (2)
- 記録材に画像を形成する画像形成装置において、
商用電源から供給される電力により発熱するヒータを有し、記録材に形成された画像を記録材に定着する定着部と、
前記ヒータ以外の負荷を駆動する低圧電源と、
商用電源から前記ヒータと前記低圧電源に分岐する前の前記装置への入力電流を検出し、検出した電流に対応する電流実効値または電流実効値の二乗値を出力する第1電流検出手段と、
商用電源から前記ヒータと前記低圧電源に分岐した後の前記ヒータに流れる電流を検出し、検出した電流に対応する電流実効値または電流実効値の二乗値を出力する第2電流検出手段と、
商用電源から前記ヒータへ供給する電力を制御する電力制御手段と、
を有し、
前記電力制御手段は、
前記第1電流検出手段の電流実効値の二乗値I2fを、前記第2電流検出手段の電流実効値の二乗値I1fの一次方程式に近似した下記式1を用いることで前記一次方程式の切片βを算出し、
I2f=I1f+β(式1)
更に、前記装置に通電可能な電流の上限値として予め設定されている上限値Ilimit2から前記切片βを減じた値を前記ヒータに通電可能な電流の上限値Ilimit1として下記式2に基づき算出し、
Ilimit1=Ilimit2−β(式2)
更に、前記上限値Ilimit1、前記第2電流検出手段の電流実効値の二乗値I1f、前記第1及び第2電流検出手段によって電流を検出する時に前記ヒータに供給した電力比D、から下記式3に基づき前記ヒータに供給する電力比の上限値Dlimitを算出し、
Dlimit=(Ilimit1/I1f)×D(式3)
前記電力比の上限値Dlimit以下の範囲内で前記ヒータに供給する電力を制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記定着部は、前記ヒータが内面に接触する筒状の定着フィルムと、前記定着フィルムを介して前記ヒータと共に画像が形成された記録材を定着処理する定着ニップ部を形成する加圧部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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