JP2008116559A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の加熱源への電力供給を複数の半導体スイッチング素子により独立して制御する画像形成装置において、半導体スイッチング素子のショート故障を検出する。
【解決手段】 複数の加熱源への電力供給経路の共通した経路に電流検知手段を設け、定着装置内のローラ温度が所定値以上に到達した後に、全ての加熱源への電力供給を所定時間だけ停止する制御を定期的に行い、その際に電流検知手段により通電を検出した場合には半導体スイッチング素子のショート故障と判断する。
【選択図】 図3

Description

本発明は記録媒体上に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
従来の技術を図2の回路図を用いて説明する。
熱定着方式を利用した画像形成装置では、一般的に加熱源としてヒータ(セラミックヒータ、ハロゲンヒータ等)を使用している。以下、ハロゲンヒータを例に説明する。
ヒータ202の温調制御は、ヒータ202により加熱されるローラ207の温度をサーミスタ、サーモパイル等の温度検出素子203を用いて検出し、その検出結果をCPU等の制御部204へ取り込み、制御部の制御により検出が所定温度になるようにヒータ202への通電を制御していた。ここでヒータ202への通電制御回路としてはオン/オフ耐久性の優れたトライアック等の半導体素子205(以下、トライアックを例に説明する)が一般的に使用されている。
しかしながらトライアック205は上記のようにオン/オフ耐久性に優れているものの、落雷などの過大な電圧や突入電流などの瞬間的な電気的ストレスによりショートモードで故障を起すことがある。
このようにトライアック205がショートモードで故障するとヒータ202への通電が継続され、結果としてローラ207が過昇温状態に至る。そのため、こうした瞬間的な電気的ストレスに対して故障となりにくいリレー206を用い、温度検出素子により過昇温を検出した場合にはリレー206をオフすることによりヒータ202への通電を遮断する回路構成とされている。
この場合はヒータ202により内面から加熱されているローラ207の外表面の温度を温度検出素子203で検出しているため、熱応答性が鈍くなってしまう。つまり、ローラ表面温度が過昇温と判断できる温度に到達した時にはローラ内面はそれ以上の温度に到達しており、過昇温により通電を停止してもローラ表面では温度のオーバーシュートが発生するため、ローラ207及びその周辺部品に対して必要以上に熱ストレスを与えてしまうことになる。
このような問題に対して特開昭62-75571では電流検知手段として良く知られているカレントトランスを用い、トライアック故障を早期に検出する方法が開示されている。
特開昭62-75571号公報
しかしながら、特開昭62-75571の電流検知手段による方法ではヒータ1本(トライアック1個)に対してカレントトランスが1個必要となるため、複数本ヒータを有する構成の場合にはヒータ本数分だけカレントトランスが必要となり、回路規模及びコストの増大が予測される。
本発明の目的は複数本のハロゲンヒータを使用した場合でもカレントトランス1個のみの安価な回路構成で、トライアックのショート故障を早急に検出し、ローラ及びその周辺部品に対して熱ストレスを与えることを防止することができる画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の第1の手段は、
互いに圧接しながら回転し、転写材を挟圧搬送するためのニップ部を形成する一対の回転体と、
該回転体の一方又は双方の内部に配置された複数の加熱源と、
該加熱源により加熱された回転体の表面温度を検知する複数の温度検知手段と、
該加熱源への駆動電源を遮断する電力継電器と、
該加熱源への通電のオン/オフを行うために各加熱源とそれぞれ直列に接続された複数の半導体スイッチング手段と、
複数の該温度検知手段により検出された該回転体の表面温度を、それぞれの目標温度になるように複数の該半導体スイッチング手段を独立してオン/オフ制御する温度制御手段と、
該駆動電源から各加熱源への共通した通電経路に配置され、該加熱源への通電の有無を検知する電流検知手段とを備えた画像形成装置において、
各温度検知手段による検知温度が目標温度に到達した後、独立に制御されている複数の該半導体スイッチング手段の全てを所定時間の間だけ強制的にオフする強制オフ制御を定期的に実施し、
該半導体スイッチング手段が全てオフとなっている期間中に該電流検知手段により通電を検知した場合には複数の該半導体スイッチング手段のうちいずれかが故障したと判断する故障検知手段とを有し、
故障と判断した場合には該電力継電器をオフすることを特徴とする。
また第2の手段は、
該強制オフ制御を開始する際には、通電状態にある複数の該加熱源のうち、1つ又は所定数ごとに段階的に通電を停止させ、該強制オフ制御を終了する際には該温度制御手段により通電するべき該加熱源を1つ又は所定数ごとに段階的に通電を開始することを特徴とする。
また第3の手段は、
該加熱源への通電開始時には、商用電源の半周期における導通角が段階的に大きくなるように該半導体スイッチング手段を制御し、該加熱源への通電終了時には、該商用電源の半周期における導通角が段階的に小さくなるように該半導体スイッチング手段を制御することを特徴とする。
以上説明したように、本出願に係る第1の発明によれば、
互いに圧接しながら回転し、転写材を挟圧搬送するためのニップ部を形成する一対の回転体と、
該回転体の一方又は双方の内部に配置された複数の加熱源と、
該加熱源により加熱された回転体の表面温度を検知する複数の温度検知手段と、
該加熱源への駆動電源を遮断する電力継電器と、
該加熱源への通電のオン/オフを行うために各加熱源とそれぞれ直列に接続された複数の半導体スイッチング手段と、
複数の該温度検知手段により検出された該回転体の表面温度を、それぞれの目標温度になるように複数の該半導体スイッチング手段を独立してオン/オフ制御する温度制御手段と、
該駆動電源から各加熱源への共通した通電経路に配置され、該加熱源への通電の有無を検知する電流検知手段とを備えた画像形成装置において、
各温度検知手段による検知温度が目標温度に到達した後、独立に制御されている複数の該半導体スイッチング手段の全てを所定時間の間だけ強制的にオフする強制オフ制御を定期的に実施し、
該半導体スイッチング手段が全てオフとなっている期間中に該電流検知手段により通電を検知した場合には複数の該半導体スイッチング手段のうちいずれかが故障したと判断する故障検知手段とを有し、
故障と判断した場合には該電力継電器をオフすることで1つの電流検知手段で複数の半導体スイッチング手段の故障を定期的に監視することができ、且つ半導体スイッチング手段が故障した場合には確実に加熱源への駆動電源の供給を遮断することが可能となる。
また、本出願に係る第2の発明によれば、
該強制オフ制御を開始する際には、通電状態にある複数の該加熱源のうち、1つ又は所定数ごとに段階的に通電を停止させ、該強制オフ制御を終了する際には該温度制御手段により通電するべき該加熱源を1つ又は所定数ごとに段階的に通電を開始することを特徴とすることで加熱体への通電のオン/オフによる電源フリッカを低減させることが可能となる。
また、本出願に係る第3の発明によれば、
該加熱源への通電開始時には、商用電源の半周期における導通角が段階的に大きくなるように該半導体スイッチング手段を制御し、該加熱源への通電終了時には、該商用電源の半周期における導通角が段階的に小さくなるように該半導体スイッチング手段を制御することで加熱体への通電オン/オフによる電源フリッカを低減させ、更に加熱体への通電開始時の突入電流を低減させることが可能となる。
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は電子写真プロセスを用いた画像記録装置の概略構成図であり、例えばレーザビームプリンタの場合を示している。
レーザビームプリンタ本体101(以下、本体101)は、記録紙Sを収納するカセット102を有し、カセット102の記録紙Sの有無を検知するカセット紙有無センサ103、カセット102の記録紙Sのサイズを検知するカセットサイズセンサ104(複数個のマイクロスイッチで構成される)、カセット102から記録紙Sを繰り出す給紙ローラ105等が設けられている。そして、給紙ローラ105の下流には記録紙Sを同期搬送するレジストローラ対106が設けられている。また、レジストローラ対106の下流にはレーザスキャナ部107からのレーザ光に基づいて記録紙S上にトナー像を形成するカートリッジ108が設けられている。さらに、カートリッジ108の下流には記録紙S上に形成されたトナー像を熱定着する定着装置109(以下、定着器109)が設けられており、定着器109の下流には排紙部の搬送状態を検知する排紙センサ110、記録紙Sを排紙する排紙ローラ111、記録の完了した記録紙Sを積載する積載トレイ112が設けられている。
また、前記レーザスキャナ107は、後述する外部装置131から送出される画像信号(画像信号VDO)に基づいて変調されたレーザ光を発光するレーザユニット113、このレーザユニット113からのレーザ光を後述する感光ドラム117上に走査するためのポリゴンモータ114、結像レンズ115、折り返しミラー116等により構成されている。
また、定着器109は定着ローラ150、加圧ローラ151、定着ローラ150内部に配置され、異なる配光特性となる2本のハロゲンヒータ152及び153、定着ローラ150の表面温度(通紙領域)を検出する非接触式サーミスタ154、定着ローラ150の表面温度(非通紙領域)を検出する接触式サーミスタ155から構成されている。
また、メインモータ123は、給紙ローラ105には給紙ローラクラッチ124を介して、レジストローラ対106にはレジストローラ125を介して駆動力を与えており、更に感光ドラム117を含むカートリッジ108の各ユニット、定着器109、排紙ローラ111にも駆動力を与えている。
また、エンジンコントローラ126はレーザスキャナ部107、カートリッジ108、定着器109による電子写真プロセスの制御、前記本体101内の記録紙の搬送制御及び本体101内を冷却するファン129の駆動制御を行っている。
また、ビデオコントローラ127はパーソナルコンピュータ等の外部装置131と汎用のインタフェース(セントロニクス、RS232C等)130で接続されており、この汎用インタフェースから送られてくる画像情報をビットデータに展開し、そのビットデータをVDO信号として、エンジンコントローラ126へ送出している。
また、前記カートリッジ108内は、公知の電子写真プロセスに必要な、感光ドラム117、1次帯電ローラ119、現像器120、転写帯電ローラ121、クリーナ122等から構成されている。
本実施例においては例として2本のハロゲンヒータに対して2個の駆動回路を持つ構成について説明する。
図3はヒータ駆動回路を示したものであり、1は本体101を接続する商用電源で、この商用電源1をACフィルタ2を介して定着器109に備えられたハロゲンヒータ152及び153へ供給することによりハロゲンヒータ152及び153を発熱させる。
ハロゲンヒータ152への電力供給については、トライアック7により通電、遮断を行う。抵抗5、8は、トライアック7のためのバイアス抵抗でフォトトライアックカプラ11は1次、2次間の沿面距離を確保するためのデバイス、また6はトライアック7の動作を安定させるためのスパークキラーである。フォトトライアックカプラ11の発光ダイオードに通電することによりトライアック7をオンする。また、抵抗9はフォトトライアックカプラ11に流れる電流を制限するための抵抗であり、フォトトライアックカプラ11はトランジスタ10によりオン/オフする。ここでトランジスタ10はエンジンコントローラ126からのオン信号にしたがって動作する。ハロゲンヒータ153においても同様の原理で電力供給され、12、15、16は抵抗、13はスパークキラー、14はトライアック、17はトランジスタ、18はフォトトライアックカプラである。
また、ACフィルタ2を介した商用電源1は、ゼロクロス検知回路23を介し、エンジンコントローラ126に商用電源1の電圧によりパルス幅が変化するパルス信号(以下、ZEROX信号と呼ぶ)として送出される。
エンジンコントローラ126はZEROX信号のパルス幅を検出し、このパルス幅を基に位相制御、又は波数制御によりトライアック7、14をオン/オフする。
また、図3中の154はハロゲンヒータ152及び153によって加熱される定着ローラ150の通紙領域の表面温度を検出するための非接触式サーミスタであり、155は定着ローラ150の非通紙領域の表面温度を検出するための接触式サーミスタである。
この非接触式サーミスタ154によって検出される温度は抵抗19と非接触式サーミスタ154とによって分圧された電圧として、また接触式サーミスタ155によって検出される温度は抵抗4と接触式サーミスタ155とによって分圧された電圧として検出され、それぞれエンジンコントローラ126にA/D入力される。ここで非接触式サーミスタ154によって検出される定着ローラ150の中央部(通紙領域)の温度はエンジンコントローラ126において監視され、エンジンコントローラ126の内部で設定されている設定温度と比較することによって、ハロゲンヒータ152に通電すべきか否かを判断し、その結果を基にエンジンコントローラ126がトランジスタ10をオン/オフする。接触式サーミスタ155によって検出される定着ローラ150の端部(非通紙領域)の温度も同様にエンジンコントローラ126にて監視され、ハロゲンヒータ153に通電すべきか否かを判断し、その結果によりエンジンコントローラ126がトランジスタ17をオン/オフしている。
また、30はカレントトランスであり、1次巻き線は、商用電源1からハロゲンヒータ152及び153への共通電流経路に接続されており、2次巻き線は整流ブリッジ31に接続されている。
30〜36により電流検知回路を構成しており、整流ブリッジ31、平滑コンデンサ32、負荷抵抗33、しきい値電圧規定抵抗34,35および、コンパレータ36で構成されている。ハロゲンヒータ152又は153に電流が流れると、カレントトランス30の1次巻き線に同じ電流が流れ、2次巻き線に所定のAC電圧が発生する。このAC電圧は、整流ブリッジ31により全波整流され、平滑コンデンサ32および負荷抵抗33のより平滑され、AC電圧に見合ったDC電圧に変換される。
そして、発生したDC電圧を、しきい値電圧と比較し、しきい値以上であれば、エンジンコントローラ126の入力ポートに“H”レベルが入力される。しきい値は、しきい値規定抵抗34,35により規定され、その値は、ハロゲンヒータ152及び153のいずれかのヒータに電流が流れればコンパレータ36の出力が“H”レベルとなるように設定されている。
尚、DC電源Vccは不図示の低圧電源(商用AC電源からDC電源を得る)から供給されている。
また3はリレーであり、非接触式サーミスタ154又は接触式サーミスタ155によって検出された温度がエンジンコントローラで設定されている温度よりも高い場合、またトライアックの故障を検出した場合にエンジンコントローラ126によりオフとするような制御となっている。
図4はハロゲンヒータ152と153の配光特性を示したものであり、本実施例では紙搬送を中央基準とする場合のヒータ配光を示している。図中のAの実線がハロゲンヒータ152の配光特性であり、ハロゲンヒータ152は特に記録紙Sが熱を奪う中央部分に大きく配光を振り分けている。一方、図中Bの点線はハロゲンヒータ153の配光特性であり、ハロゲンヒータ153はハロゲンヒータ152と組み合わせて大サイズ紙をプリントする際に定着ローラ150の端部への熱供給の為に使用する。
図5は本実施例における動作概要を示したものである。図5は定着ローラ150の中央部に設けられた非接触式サーミスタ154の検出温度と定着ローラ150の端部に設けられた接触式サーミスタ155の検出温度を示したものであり、電源投入時から定着ローラ150が所定温度まで加熱されるまでの温度変化を示したものである。図5中の(1)の期間は電源投入後、定着ローラ150の温度をプリント可能な温度まで立ち上げるウォームアップ期間であり、(2)の期間は定着ローラ150が一定温度で温調されている状態を示している。また、図5中にはエンジンコントローラ126が行っているハロゲンヒータ152及び153の通電制御状態(オン/オフ)を示したもの、更にその時のカレントトランス30に流れる電流値もそれぞれ示している。
上述の通り、ハロゲンヒータ152及び153への通電制御は非接触式サーミスタ154及び接触式サーミスタ155の検出した温度結果に基づいて行うものであるが、本実施例では定着ローラ150の温度が目標温度Tに到達した(2)の期間においては、ハロゲンヒータ152及び153への通電を所定時間だけ強制的にオフとする制御を定期的に行っている。この制御は、定着ローラ150の表面は所定厚のゴム層で覆われて熱容量が大きくなっていることを利用したものであり、熱応答性が鈍く短時間通電を停止したとしてもローラ表面の温度は顕著に変化しないのである。つまり、(2)の期間においては短時間であれば定期的にハロゲンヒータ152及び153への通電を停止することが可能となり、通電停止中にカレントトランスに電流が流れている場合にはトライアック7又は14がショート故障したことを検出できる。このように定期的にトライアック故障を監視し、故障と判断した場合にはリレー3をオフとし、ハロゲンヒータ152及び153への通電経路を遮断することにより定着ローラ150の過昇温を事前に防止することができるのである。
以上、説明した本実施例の流れを図6、図7のフローチャートを用いて説明する。(以下の説明の中でトライアック7のオン/オフはハロゲンヒータ152のオン/オフと、トライアック14のオン/オフはハロゲンヒータ153のオン/オフとそれぞれ同じ意味をもつものとする。)
図中S601で本体101の電源をオンとすると、S602でハロゲンヒータ152及び153に通電し定着器109のウォームアップを開始する。S603で非接触式サーミスタ154と接触式サーミスタ155の検出温度が目標温度に到達するとS604で強制オフ制御用タイマのリセットを行う。その後、S605で非接触式サーミスタ154の検出温度を目標温度と比較し、目標温度以下であればS606でトライアック7をオンに、そうでなければS607でトライアック7をオフとする。同様にS608で接触式サーミスタ155の検出温度を目標温度と比較し、目標温度以下であればS609でトライアック14をオンに、そうでなければS610でトライアック14をオフとする。これらS605〜S610の一連の流れは定着ローラ150の中央及び端部の表面温度を所定温度に温調する制御である。次にS611で強制オフ制御用のタイマが所定値以上になっているかを確認し、所定値以下の場合には通常の温調制御としてS605へ戻る。また、強制オフ制御用のタイマが所定値以上の場合には図7に示すフローチャートへ移行する。図7中のS701でトライアック7及び14をオフとし、S702で通電オフタイマをリセットし、続いてS703で通電オフタイマのカウントを開始する。そしてS704でカレントトランス30によって通電を確認する。S704で通電が確認出来なかった場合にはS705で通電オフタイマの値を確認し、所定値以下の場合にはS704へ戻る。S705で通電オフタイマの値が所定理値以上の場合には図6のS604へ移行する。また図7中のS704で通電を検出した場合にはS706でトライアック7又は14の故障と判断し、S707でリレー3をオフとしてフローチャート図6及び図7を終了する。
本実施例は実施例1の構成と同じである。本実施例の特徴としては、電源フリッカ対策として、ハロゲンヒータ152及び153のオン/オフ制御を行う際に、お互いのオン/オフ制御を同タイミングで行わないようにしたものであり、実施例1で説明したハロゲンヒータ152及び153を強制的にオフとする場合にも一方のハロゲンヒータをオフし、所定時間経過した後にもう一方のハロゲンヒータをオフとするものである。これはハロゲンヒータをオンするときも同様に一方のハロゲンヒータをオンし、所定時間経過した後にもう一方のハロゲンヒータをオンとするものである。
ここで言う所定時間とはハロゲンヒータをオンした場合にハロゲンヒータ自体の抵抗値が一定に落ち着くまでの時間(ハロゲンヒータへ通電を開始した際の突入電流が低下するまでの時間)である。
以上、説明した本実施例の流れを図8、図9のフローチャートを用いて説明する。(以下の説明の中でトライアック7のオン/オフはハロゲンヒータ152のオン/オフと、トライアック14のオン/オフはハロゲンヒータ153のオン/オフとそれぞれ同じ意味をもつものとする。)
図中S801で本体101の電源をオンとすると、S802でウォームアップを開始し、ハロゲンヒータ152に通電する。その後S803で所定時間待った後、S804でハロゲンヒータ153に通電し定着器109のウォームアップを開始する。S805で非接触式サーミスタ154と接触式サーミスタ155の検出温度が目標温度に到達するとS806で強制オフ制御用タイマのリセットを行う。その後、S807で非接触式サーミスタ154の検出温度を目標温度と比較し、目標温度以下であればS808でトライアック7をオンに、そうでなければS810でトライアック7をオフとする。S808でトライアック7をオンとした場合にはS809で所定時間待つ。同様にS811で接触式サーミスタ155の検出温度を目標温度と比較し、目標温度以下であればS812でトライアック14をオンに、そうでなければS814でトライアック14をオフとする。S812でトライアック7をオンとした場合にはS813で所定時間待つ。
これらS807〜S814の一連の流れは定着ローラ150の中央及び端部の表面温度を所定温度に温調する制御である。次にS815で強制オフ制御用のタイマが所定値以上になっているかを確認し、所定値以下の場合には通常の温調制御としてS807へ戻る。また、強制オフ制御用のタイマが所定値以上の場合には図9に示すフローチャートへ移行する。図9中のS901でトライアック7がオンとなっている場合にはS902でトライアック7をオフとし、S903で所定時間待つ。続いてS904でトライアック14がオンとなっている場合にはS905でトライアック14をオフとし、S906で所定時間待つ。次にS907で通電オフタイマをリセットし、続いてS908で通電オフタイマのカウントを開始する。そしてS909でカレントトランス30によって通電を確認する。S909で通電が確認出来なかった場合にはS910で通電オフタイマの値を確認し、所定値以下の場合にはS909へ戻る。S910で通電オフタイマの値が所定理値以上の場合には図8のS806へ移行する。また図9中のS909で通電を検出した場合にはS911でトライアック7又は14の故障と判断し、S912でリレー3をオフとしてフローチャート図8及び図9を終了する。
本実施例は実施例2で述べた電源フリッカ対策に加えて、ハロゲンヒータのオン時に発生する突入電流の低減を期待した制御である。
一般的にハロゲンヒータはヒータ抵抗値が温度により変化する特性を持っており、温度が低いときにはヒータ抵抗値が小さく、温度が高い時にはヒータ抵抗値が大きくなる。つまり、図10に示すように通電開始時にはヒータの抵抗値が小さい為、突入電流が発生し、ヒータの温度が高くなるとヒータ抵抗値も大きくなるため通電電流も小さくなる。
本実施例では図11に示すように通電開始時には電源電圧の半周期ごとに通電する(トライアックをオンする)導通角を変化させ、はじめはオンデューティーの小さく通電を行い、段階的にオンデューティーを大きくする制御を行うことにより突入電流を低減(図11中のB < 図10中のA)することを特徴としている。通電停止時にもこれと反対の制御を行うことにより電力の変動をなだらかにすることが出来る為、電源フリッカにも効果があるのである。
実際の動作は実施例2で説明したフローチャートの動作と殆ど同じである。但し、実施例2のフローチャートで記載した「所定時間待ち」とはハロゲンヒータへ通電を開始した際に発生する突入電流がおさまるまでの時間T(図11中)以上の時間を意味しているものとする。その他の動作の違いとしては、ハロゲンヒータへの通電開始又は停止する際に上記の制御を行うだけであるので動作の説明は省略する。
本発明における画像形成装置の概略図 一般的なハロゲンヒータの駆動回路 本発明第1の実施例における回路図 本発明第1の実施例におけるハロゲンヒータの配光特性 本発明第1の実施例における概略図 本発明第1の実施例におけるフローチャート(1) 本発明第1の実施例におけるフローチャート(2) 本発明第2の実施例におけるフローチャート(1) 本発明第2の実施例におけるフローチャート(2) 本発明第3の実施例におけるハロゲンヒータの突入電流波形(1) 本発明第3の実施例におけるハロゲンヒータの突入電流波形(2)
符号の説明
109 定着器
126 エンジンコントローラ
150 定着ローラ
152、153 ハロゲンヒータ
154 非接触式サーミスタ
155 接触式サーミスタ
3 リレー
7,14 トライアック
30 カレントトランス

Claims (3)

  1. 互いに圧接しながら回転し、転写材を挟圧搬送するためのニップ部を形成する一対の回転体と、
    該回転体の一方又は双方の内部に配置された複数の加熱源と、
    該加熱源により加熱された回転体の表面温度を検知する複数の温度検知手段と、
    該加熱源への駆動電源を遮断する電力継電器と、
    該加熱源への通電のオン/オフを行うために各加熱源とそれぞれ直列に接続された複数の半導体スイッチング手段と、
    複数の該温度検知手段により検出された該回転体の表面温度を、それぞれの目標温度になるように複数の該半導体スイッチング手段を独立してオン/オフ制御する温度制御手段と、
    該駆動電源から各加熱源への共通した通電経路に配置され、該加熱源への通電の有無を検知する電流検知手段とを備えた画像形成装置において、
    各温度検知手段による検知温度が目標温度に到達した後、独立に制御されている複数の該半導体スイッチング手段の全てを所定時間の間だけ強制的にオフする強制オフ制御を定期的に実施し、
    該半導体スイッチング手段が全てオフとなっている期間中に該電流検知手段により通電を検知した場合には複数の該半導体スイッチング手段のうちいずれかが故障したと判断する故障検知手段とを有し、
    故障と判断した場合には該電力継電器をオフすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 該強制オフ制御を開始する際には、通電状態にある複数の該加熱源のうち、1つ又は所定数ごとに段階的に通電を停止させ、該強制オフ制御を終了する際には該温度制御手段により通電するべき該加熱源を1つ又は所定数ごとに段階的に通電を開始することを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 該加熱源への通電開始時には、商用電源の半周期における導通角が段階的に大きくなるように該半導体スイッチング手段を制御し、該加熱源への通電終了時には、該商用電源の半周期における導通角が段階的に小さくなるように該半導体スイッチング手段を制御することを特徴とする請求項1及び2の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011141335A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置、画像形成装置およびプログラム
JP2017227849A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
WO2018147103A1 (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 株式会社オートネットワーク技術研究所 スイッチ制御装置、スイッチ切替え方法及びコンピュータプログラム

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