JP2011141335A - 定着装置、画像形成装置およびプログラム - Google Patents

定着装置、画像形成装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】急激な温度上昇を防止することのできる定着装置、画像形成装置およびプログラムを得る。
【解決手段】予め定められた搬送経路を搬送されている用紙Pに対し、通電されることによって画像形成用の色材を予め定められた目標温度で加熱して定着させる定着装置56により複数枚の用紙Pに対する定着を連続的に行う場合に、最後に定着装置56によって定着が行われる用紙Pが前記搬送経路における定着装置56による定着位置を通過する時点を含む予め定められた期間内の定着装置56の加熱ローラ56Bにおけるヒータ56Dに対する通電率を低下させるように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、定着装置、画像形成装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、記録材上の未定着トナーを、加熱・加圧して定着する回転体対の一方に加熱手段としての熱源を備え、画像定着中は発熱体への通電を制御して回転体の温度を一定に保つ画像定着装置において、1〜n頁の複数頁の連続プリントを行う場合に、1〜2、2〜3、3〜4、・・・、n−2〜n−1、n−1〜n頁間の記録材搬送間隔が、画像形成装置の所定記録材搬送間隔よりも大きくなった場合は、発熱体への通電割合を、所定の記録材搬送間隔時の通電割合よりも減らすことを特徴とする画像定着装置が開示されている。
特開平9−292793号公報
本発明は、急激な温度上昇を防止することのできる定着装置、画像形成装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の定着装置は、予め定められた搬送経路を搬送されている記録媒体に対し、通電されることによって画像形成用の色材を予め定められた目標温度で加熱して定着させる定着手段と、前記定着手段により複数枚の前記記録媒体に対する定着を連続的に行う場合に、最後に前記定着手段によって定着が行われる前記記録媒体が前記搬送経路における前記定着手段による定着位置を通過する時点を含む予め定められた期間内の前記定着手段に対する通電率を低下させるように制御する制御手段と、を備えている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段が、前記通電率の低下を、前記目標温度を低下させることにより行うものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記定着手段による定着動作に連動して当該定着手段の周囲を冷却する冷却手段をさらに備え、前記制御手段が、最後に前記定着手段によって定着が行われる前記記録媒体に対する定着が終了した時点から予め定められた期間だけ前記冷却手段による冷却を継続させるように制御するものである。
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記制御手段が、前記冷却手段による冷却を継続させる期間として、前記記録媒体の種類毎に予め定められた期間を適用するものである。
一方、上記目的を達成するために、請求項5に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項4の何れか1項記載の定着装置と、前記定着装置により記録媒体に画像形成用の色材を定着させる画像を形成する形成手段と、を備えている。
また、上記目的を達成するために、請求項6に記載のプログラムは、コンピュータを、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の定着装置における制御手段として機能させるためのものである。
さらに、上記目的を達成するために、請求項7に記載のプログラムは、コンピュータを、予め定められた搬送経路を搬送されている記録媒体に対し、通電されることによって画像形成用の色材を予め定められた目標温度で加熱して定着させる定着手段により複数枚の前記記録媒体に対する定着を連続的に行う場合に、最後に前記定着手段によって定着が行われる前記記録媒体が前記搬送経路における前記定着手段による定着位置を通過する時点を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された時点を含む予め定められた期間内の前記定着手段に対する通電率を低下させるように制御する制御手段と、として機能させるためのものである。
請求項1、請求項5、請求項6、および請求項7に記載の発明によれば、急激な温度上昇を防止することができる、という効果が得られる。
また、請求項2に記載の発明によれば、通電率を直接低下させる場合に比較して、より簡易に通電率を低下させることができる、という効果が得られる。
また、請求項3に記載の発明によれば、冷却手段を適用しない場合に比較して、より効果的に温度上昇を防止することができる、という効果が得られる。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、記録媒体の種類を考慮しない場合に比較して、より確実に温度上昇を防止することができる、という効果が得られる。
実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す側面断面図である。 実施の形態に係る画像形成装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る補正開始期間を示す情報の構成を示す模式図である。 実施の形態に係る冷却継続期間および目標温度を示す情報の構成を示す模式図である。 実施の形態に係る画像形成処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る画像形成処理プログラムの実行時における要部の信号の推移を示すタイムチャートである。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。なお、本実施の形態に係る画像形成装置10は、用紙Pに直接、画像を形成する、いわゆるタンデム型のフルカラー・プリンタである。また、本実施の形態に係る画像形成装置10は、図示しないパーソナル・コンピュータ等の外部装置から画像形成すべき画像を示す画像情報(以下、「印刷ジョブ」という。)が受信された際に、当該印刷ジョブによって示される画像を形成するものとされている。
本実施の形態に係る画像形成装置10では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のトナー画像をそれぞれ用紙Pに順次転写し、フルカラーの画像形成を行うためのプロセスカートリッジ14K、14C、14M、14Yが上下方向に配置されている。
画像形成装置10の下部には、用紙Pが収納された給紙カセット24が設けられている。給紙カセット24の近傍には、用紙Pを所定のタイミングで送り出すピックアップローラ26が設けられている。ピックアップローラ26によって給紙カセット24から送り出された用紙Pは、搬送ローラ28およびレジストレーションローラ30を介して、用紙搬送路32へ送り込まれ、プロセスカートリッジ14の配設位置に用紙Pを搬送する搬送装置44へ搬送される。なお、KCMYを区別する必要がある場合は、符号の後にK、C、M、Yの何れかを付して説明し、KCMYを区別する必要がない場合は、K、C、M、Yを省略する。
レジストレーションローラ30の用紙Pの搬送方向上流側の近傍にはレジストレーションセンサ(以下、「レジセンサ」という。)80が設けられている。レジセンサ80は、用紙Pの搬送タイミングを検出するため、用紙Pの搬送方向に対する先端および後端を検出する。なお、本実施の形態に係るレジセンサ80は、用紙Pの上記先端が検出されたタイミングでオフ状態(ロー・レベル(Low Level))からオン状態(ハイ・レベル(High Level))に遷移し、用紙Pの上記後端が検出されたタイミングでオン状態からオフ状態に遷移する信号(以下、「レジセンサ出力信号」という。)を出力するものとされているが、これに限らず、逆の状態に遷移するレジセンサ出力信号を出力するものとしてもよい。
各色のプロセスカートリッジ14は、用紙搬送路32の下流側から上流側に向って前述したK、C、M、Yの色の順に配設されており、各々、像保持体16と、像保持体16の表面を帯電させる帯電ローラ18と、各色のトナーが収容されるとともに、像保持体16の表面に形成された静電潜像を、各色のトナーを用いて現像する現像装置64と、像保持体16に残留するトナーを回収するクリーニング装置20とを含んで構成されている。
一方、プロセスカートリッジ14の図中左側には、プロセスカートリッジ14に走査光を照射する露光装置34が配設されている。
露光装置34は、筐体36内に配設された図示しない半導体レーザ、ポリゴンミラー38、結像レンズ40、およびミラー42を含んで構成されており、半導体レーザからの光は、ポリゴンミラー38で偏向走査され、結像レンズ40とミラー42を介して像保持体16に照射される。これにより、像保持体16に、画像情報に応じた静電潜像が形成される。そして、像保持体16に形成された静電潜像は、対応する現像装置64によって現像される。
また、画像形成装置10の図中右側(像保持体16と対向する位置)には、前述した搬送装置44が配設されている。搬送装置44は、画像形成装置10の側壁10Aに沿って設けられた一対の張架ローラ46、48と、この張架ローラ46、48に巻き掛けられた搬送ベルト50とを含んで構成されている。張架ローラ48は、図示しないモータによって回転され、搬送ベルト50が回転移動する。
また、張架ローラ46の近傍には、吸着ローラ54が配設されており、この吸着ローラ54に電圧が印加されることによって、搬送ベルト50に用紙Pが静電的に吸着される。
また、搬送ベルト50の裏面の、各色の像保持体16に対向する位置には、それぞれ転写ローラ52が配設されている。この転写ローラ52によって、像保持体16上のトナー像が、搬送ベルト50によって搬送される用紙Pに転写される。
一方、搬送装置44の用紙Pの搬送方向下流側には定着装置56が設けられている。定着装置56は、箱状の筐体56Aを備えている。筐体56A内には、互いの周面が対向して予め定められた圧力で圧接される加熱ローラ56Bおよび加圧ローラ56Cが収納されている。加熱ローラ56Bの内部にはヒータ56Dが内蔵されており、加熱ローラ56Bはヒータ56Dに通電することによって加熱される。
搬送装置44によって搬送された用紙Pは、加熱ローラ56Bおよび加圧ローラ56Cによって加熱・加圧されることにより、転写ローラ52によって転写されたトナー像が定着された後、排出ローラ58によって排出トレイ60へ排出される。
なお、定着装置56の側方には排気ファン70が設けられており、定着装置56の加熱ローラ56Bによる発熱が排気ファン70によって装置外に排気されることにより、定着装置56の周囲が冷却される。なお、本実施の形態に係る画像形成装置10では、画像形成動作と連動して排気ファン70の回転駆動が制御される。具体的には、画像形成動作を待機している状態では、排気ファン70が予め定められた必要最小限の速度で回転駆動(以下、「低速回転駆動」という。)し、画像形成動作を実行している際には、上記待機している状態での速度より速い速度で回転駆動(以下、「高速回転駆動」という。)するように制御される。
また、定着装置56の用紙Pの搬送方向上流側の近傍には排紙センサ82が設けられている。排紙センサ82は、用紙Pの排出トレイ60への排出のタイミングを検出するため、用紙Pの搬送方向に対する先端および後端を検出する。なお、本実施の形態に係る排紙センサ82もまた、用紙Pの上記先端が検出されたタイミングでオフ状態からオン状態に遷移し、用紙Pの上記後端が検出されたタイミングでオン状態からオフ状態に遷移する信号(以下、「排紙センサ出力信号」という。)を出力するものとされているが、これに限らず、逆の状態に遷移する排紙センサ出力信号を出力するものとしてもよい。また、本実施の形態に係る画像形成装置10では、レジセンサ80および排紙センサ82の各センサが、フォト・インタラプタにより構成されているが、これに限るものでないことは言うまでもない。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の電気系の要部構成を説明する。
同図に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置10は、CPU(中央処理装置)90A、RAM(Random Access Memory)90B、ROM(Read Only Memory)90Cを中心とした電子回路等からなり、画像形成装置10の各部の作動を制御するメイン制御部90が備えられている。
メイン制御部90には、各色のプロセスカートリッジ14、露光装置34および定着装置56を主要構成として画像形成処理を行う部分(以下、「画像形成エンジン部」という。)の各部を制御するエンジン制御部92が接続されており、メイン制御部90は、エンジン制御部92を介して画像形成エンジン部の各部の作動を制御する。
エンジン制御部92には、排気ファン70を回転させるファンモータ92Aが接続されており、ファンモータ92Aの回転駆動はエンジン制御部92によって制御される。また、エンジン制御部92には、加熱ローラ56Bのヒータ56Dの温度を検出する温度センサ96Bが接続されており、ヒータ56Dの温度を予め設定された目標温度で一定となるようにフィードバック制御する温度調整制御(以下、「温調制御」という。)もエンジン制御部92により行われる。さらに、エンジン制御部92には、定着装置56を駆動させる定着装置駆動モータ92Cが接続されており、定着装置56の駆動もまた、エンジン制御部92により行われる。
なお、同図では、錯綜を回避するために図示を省略するが、エンジン制御部92は、各色のプロセスカートリッジ14、露光装置34等の他の画像形成エンジン部を構成する各部にも接続されており、これらの各部の作動はエンジン制御部92によって制御される。
一方、メイン制御部90には、搬送装置44を主要構成として用紙Pの搬送を行う部分(以下、「用紙搬送部」という。)の各部を制御する用紙搬送制御部94が接続されており、メイン制御部90は、用紙搬送制御部94を介して用紙Pの搬送動作を制御する。
用紙搬送制御部94には、レジセンサ80および排紙センサ82が接続されており、メイン制御部90は、レジセンサ80の配設位置を用紙Pの先端および後端が通過したタイミングと、排紙センサ82の配設位置を用紙Pの先端および後端が通過したタイミングとが用紙搬送制御部94を介して検出される。また、用紙搬送制御部94には、ピックアップローラ26を回転させる給紙モータ84が接続されており、給紙カセット24からの用紙Pの送り出し動作は、用紙搬送制御部94により制御される。
なお、同図では、錯綜を回避するために図示を省略するが、用紙搬送制御部94は、搬送装置44の他、搬送ローラ28、レジストレーションローラ30、排出ローラ58等の用紙Pを搬送させるローラを回転させるモータにも接続されており、これらの各部の作動は用紙搬送制御部94によって制御される。
ところで、本実施の形態に係る画像形成装置10には、外部装置から受信した印刷ジョブに応じて、複数枚の用紙Pに対して連続的に画像形成を行う場合に、最後に定着装置56によって定着が行われる用紙P(以下、「最終用紙」という。)が、用紙Pの搬送経路における定着装置56による定着位置を通過する時点を含む予め定められた期間内の加熱ローラ56Bにおけるヒータ56Dに対する通電率を低下させるように制御する通電率低下機能が備えられている。
本実施の形態に係る画像形成装置10では、上記予め定められた期間が開始されるタイミングを、レジセンサ80によって最終用紙の搬送方向に対する後端が検出された時点からの経過期間(以下、「補正開始期間」という。)として規定している。
なお、上記定着位置を通過するタイミングは、用紙Pのサイズによって異なるため、本実施の形態に係る画像形成装置10では、画像形成を行う用紙Pのサイズによって上記補正開始期間が異なるものとされており、一例として図3に示すように、画像形成装置10が取り扱い対象としている用紙Pのサイズ毎に上記補正開始期間を示す情報がROM90Cに予め記憶されている。同図に示す例では、例えば、A4サイズの用紙Pに対応する補正開始期間として600(ms)が、A4サイズ、レターサイズ、リーガルサイズ、長尺サイズを除く用紙Pに対応する補正開始期間として1600(ms)が、各々記憶されている。
同様に、本実施の形態に係る画像形成装置10には、外部装置から受信した印刷ジョブに応じて、複数枚の用紙Pに対して連続的に画像形成を行う場合に、最終用紙が、用紙Pの搬送経路における上記定着位置を通過した後も予め定められた期間(以下、「冷却継続期間」という。)だけ排出ファン70の高速回転駆動を継続するように制御する冷却継続機能が備えられている。
本実施の形態に係る画像形成装置10では、上記冷却継続期間を、排紙センサ82によって最終用紙の搬送方向に対する後端が検出された時点からの経過期間として規定している。
なお、冷却継続期間は、用紙Pの種類によって異なるため、本実施の形態に係る画像形成装置10では、画像形成を行う用紙Pの種類によって上記冷却継続期間が異なるものとされており、一例として図4に示すように、画像形成装置10が取り扱い対象としている用紙Pの種類毎に上記冷却継続期間がROM90Cに予め記憶されている。同図に示す例では、例えば、普通紙に対応する冷却継続期間として500(ms)が、厚紙に対応する冷却継続期間として2000(ms)が、各々記憶されている。
なお、本実施の形態に係る画像形成装置10では、温調制御を行う際に適用する上記目標温度も、図4に示すように、用紙Pの種類毎にROM90Cに予め記憶されている。
以上のように構成された画像形成装置10による通電率低下機能を実現するための処理、冷却継続機能を実現するための処理等の各種処理は、プログラムを実行することにより、コンピュータを利用してソフトウェア構成により実現してもよい。但し、ソフトウェア構成による実現に限られるものではなく、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成の組み合わせによって実現してもよいことは言うまでもない。
以下では、本実施の形態に係る画像形成装置10が、上記プログラムを実行することにより各種処理を実現するものとされている場合について説明する。この場合、当該プログラムを画像形成装置10に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納された状態で提供される形態、有線または無線による通信手段を介して配信される形態等を適用してもよい。
次に、図5を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の作用を説明する。なお、図5は、図示しない外部装置から印刷ジョブを受信したときに画像形成装置10のCPU90Aによって実行される画像形成処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはROM90Cに予め記憶されている。
まず、同図のステップ100では、受信した印刷ジョブにより示される用紙のサイズおよび種類に対応する補正開始期間、冷却継続期間および目標温度の各情報をROM90Cから読み出し、次のステップ102にて、上記ステップ100の処理により読み出した目標温度をエンジン制御部92に設定した後に定着装置56の温調制御を開始させるようにエンジン制御部92を制御すると共に、排気ファン70の回転速度が前述した高速回転駆動の際の速度となるようにファンモータ92Aの駆動を制御する。
次のステップ104では、エンジン制御部92を介して温度センサ92Bにより得られたヒータ56Dの温度が上記目標温度となるまで待機し、次のステップ106にて、用紙搬送制御部94に対し、受信した印刷ジョブにより示される用紙のサイズおよび種類に対応する用紙Pの搬送を開始させるように制御する。これにより、用紙搬送制御部94は、ピックアップローラ26の駆動を開始させることにより用紙Pの給紙カセット24からの送り出し動作を開始させる一方、搬送ローラ28、レジストレーションローラ30、搬送装置44、排出ローラ58の駆動を開始させる。
次のステップ108では、エンジン制御部92に対して定着装置駆動モータ92Cの駆動を開始させることによって定着装置56の駆動を開始させ、次のステップ110にて、エンジン制御部92に対して、画像形成エンジン部による画像形成動作を開始させるように制御する。
次のステップ112では、受信した印刷ジョブにより示される最終用紙のピックアップローラ26による給紙カセット24からの送り出し動作が終了されるまで待機し、次のステップ114にて、レジセンサ80により最終用紙の搬送方向に対する後端が検出されるまで、すなわち、レジセンサ出力信号がオフ状態に遷移するまで待機する。
次のステップ116では、CPU90Aに内蔵された図示しないタイマによる計時を開始させ、次のステップ118にて、上記ステップ100の処理によって読み出した情報により示される補正開始期間の経過待ちを行う。
次のステップ120では、エンジン制御部92に設定した上記目標温度を予め定められた温度だけ低下させる補正(以下、「目標温度マイナス補正」という。)を実行する。なお、本実施の形態に係る画像形成装置10では、上記予め定められた温度として、上記ステップ100の処理によって読み出した情報により示される目標温度に対する予め定められた割合(本実施の形態では、10%)の温度としているが、これに限らず、予め固定的に定められた温度や、要求される定着装置56による温度上昇の防止効果の高さ等に応じてユーザによって設定された温度等を適用してもよいことは言うまでもない。
次のステップ122では、排紙センサ82により最終用紙の搬送方向に対する後端が検出されるまで、すなわち、排紙センサ出力信号がオフ状態に遷移するまで待機し、次のステップ124にて、上記タイマによる計時を開始させた後、次のステップ126にて、上記ステップ100の処理によって読み出した情報により示される冷却継続期間の経過待ちを行う。
次のステップ128では、上記ステップ102およびステップ108の処理によって開始した温調制御と定着装置56の駆動とを停止させるように制御すると共に、排気ファン70の回転速度が前述した低速回転駆動の際の速度となるようにファンモータ92Aの駆動を制御し、次のステップ130にて、上記ステップ106およびステップ110の処理によって開始した用紙搬送動作および画像形成動作を停止させた後、本画像形成処理プログラムを終了する。
図6には、本実施の形態に係る画像形成装置10の画像形成時における要部信号のタイムチャートが示されている。なお、同図では、比較のため、通電率低下機能を有しない場合の加熱ローラ56Bのヒータ56Dに対する通電状態を示すタイムチャートも含めている。
同図に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置10では、印刷ジョブを受信すると、温調制御が開始され、かつ加熱ローラ56Bのヒータ56Dに対する通電が開始されると共に、排気ファン70の駆動が低速回転駆動から高速回転駆動に移行され、ヒータ56Dの温度が上記目標温度となったタイミングに同期して、給紙モータ84の駆動を開始すること等により用紙Pを搬送させる制御が開始されると共に、定着装置56を駆動させる定着装置駆動モータ92Cの駆動が開始される。
そして、最終用紙の搬送方向に対する後端がレジセンサ80によって検出された時点(同図に示す例では、レジセンサ出力信号がオン状態からオフ状態に遷移された時点)を起点として上記補正開始期間Xが経過した時点から目標温度マイナス補正を実行する。この補正によって、ヒータ56Dへの通電率が通電率低下機能を有しない場合に比較して低下される。
また、最終用紙の搬送方向に対する後端が排紙センサ82によって検出された時点(同図に示す例では、排紙センサ出力信号がオン状態からオフ状態に遷移された時点)から上記冷却継続期間Zだけ排気ファン70が継続して高速回転駆動される冷却継続機能が働いた後に定着装置56の駆動が停止されると共に、排気ファン70が低速回転駆動に移行される。
このように、通電率低下機能および冷却継続機能により、ヒータ56Dの急激な温度上昇が防止される。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記の実施の形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の組み合わせにより種々の発明が抽出される。実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上記実施の形態では、目標温度を低下させることにより加熱ローラ56Bのヒータ56Dに対する通電率を低下させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、一例として図6に示したようにヒータ56Dへの通電を間欠的かつ周期的に行う場合のデューティ比(1周期当たりの通電期間が占める割合)を下げる等の通電率を下げる他の方法を適用する形態としてもよい。
また、上記実施の形態では、本発明の色材としてトナーを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、インクシート等の加熱によって記録媒体に定着される他の色材を適用する形態としてもよい。
また、上記実施の形態では、冷却継続期間を用紙Pの種類毎に規定した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、全ての種類の用紙Pに共通の期間を適用する形態としてもよい。
また、上記実施の形態では、レジセンサ80によって最終用紙の搬送方向に対する後端が検出された時点を基準として通電率低下機能を働かせる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、レジセンサ80によって最終用紙の搬送方向に対する先端が検出された時点、排紙センサ82によって最終用紙の搬送方向に対する先端または後端が検出された時点等を基準とする形態や、これらの形態において適用対象とする用紙として最終用紙に代えて最終用紙より1枚前の用紙等の最終用紙に近い用紙を適用する形態等、最終用紙が、用紙Pの搬送経路における定着装置56による定着位置を通過する時点を含む予め定められた期間が規定される他の時点を基準とする形態としてもよい。
同様に、上記実施の形態では、排紙センサ82によって最終用紙の搬送方向に対する後端が検出された時点を基準として冷却継続機能を働かせる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、排紙センサ82によって最終用紙の搬送方向に対する先端が検出された時点、レジセンサ80によって最終用紙の搬送方向に対する先端または後端が検出された時点等を基準とする形態や、これらの形態において適用対象とする用紙として最終用紙に代えて最終用紙より1枚前の用紙等の最終用紙に近い用紙を適用する形態等、最終用紙が、用紙Pの搬送経路における定着装置56による定着位置を通過した後の予め定められた期間が規定される他の時点を基準とする形態としてもよい。
また、上記実施の形態では、通電率低下機能および冷却継続機能を働かせる期間の終了時点を、温調制御を終了する時点とした場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、温調制御を終了した時点より予め定められた期間だけ経過した時点等の他の時点を適用する形態としてもよい。
また、上記実施の形態では、本発明の冷却手段として排気ファン70を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ペルチエ素子等の他の冷却手段を適用する形態としてもよい。
また、上記実施の形態では、排気ファン70を、画像形成動作を待機している際には低速回転駆動させる一方、画像形成動作を実行している際には高速回転駆動させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、画像形成動作を待機している際には回転動作を停止させる一方、画像形成動作を実行している際には高速回転駆動させる形態としてもよい。この場合、排気ファン70は、冷却継続機能による継続駆動の後に停止されることになる。
その他、上記実施の形態で説明した画像形成装置10の構成(図1,図2参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要な部分を削除したり、新たな部分を追加したりしてもよいことは言うまでもない。
さらに、上記実施の形態で説明した画像形成処理プログラムの処理の流れ(図5参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
10 画像形成装置
14 プロセスカートリッジ
34 露光装置
56 定着装置
56A 筐体
56B 加熱ローラ
56C 加圧ローラ
56D ヒータ
70 排気ファン
80 レジセンサ
82 排紙センサ
84 給紙モータ
90 メイン制御部
90A CPU
90B RAM
90C ROM
92 エンジン制御部
92A ファンモータ
92B 温度センサ
92C 定着装置駆動モータ
94 用紙搬送制御部

Claims (7)

  1. 予め定められた搬送経路を搬送されている記録媒体に対し、通電されることによって画像形成用の色材を予め定められた目標温度で加熱して定着させる定着手段と、
    前記定着手段により複数枚の前記記録媒体に対する定着を連続的に行う場合に、最後に前記定着手段によって定着が行われる前記記録媒体が前記搬送経路における前記定着手段による定着位置を通過する時点を含む予め定められた期間内の前記定着手段に対する通電率を低下させるように制御する制御手段と、
    を備えた定着装置。
  2. 前記制御手段は、前記通電率の低下を、前記目標温度を低下させることにより行う
    請求項1記載の定着装置。
  3. 前記定着手段による定着動作に連動して当該定着手段の周囲を冷却する冷却手段をさらに備え、
    前記制御手段は、最後に前記定着手段によって定着が行われる前記記録媒体に対する定着が終了した時点から予め定められた期間だけ前記冷却手段による冷却を継続させるように制御する
    請求項1または請求項2記載の定着装置。
  4. 前記制御手段は、前記冷却手段による冷却を継続させる期間として、前記記録媒体の種類毎に予め定められた期間を適用する
    請求項3記載の定着装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項記載の定着装置と、
    前記定着装置により記録媒体に画像形成用の色材を定着させる画像を形成する形成手段と、
    を備えた画像形成装置。
  6. コンピュータを、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の定着装置における制御手段として機能させるためのプログラム。
  7. コンピュータを、
    予め定められた搬送経路を搬送されている記録媒体に対し、通電されることによって画像形成用の色材を予め定められた目標温度で加熱して定着させる定着手段により複数枚の前記記録媒体に対する定着を連続的に行う場合に、最後に前記定着手段によって定着が行われる前記記録媒体が前記搬送経路における前記定着手段による定着位置を通過する時点を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された時点を含む予め定められた期間内の前記定着手段に対する通電率を低下させるように制御する制御手段と、
    として機能させるためのプログラム。
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