JP5110904B2 - 電力制御装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置における定着装置の加熱制御に好適な電力制御装置に関し、特にそのノイズの低減、フリッカの抑制に関するものである。
従来から、電子写真プロセスを用いた画像形成装置が知られており、この画像形成装置においては、電子写真プロセスなどの画像形成手段により転写紙上に形成された未定着画像(トナー像)が、熱定着装置により転写紙上に定着されるようになっている。熱定着装置としては、例えば特許文献1、2に記載されたセラミック面発ヒータを熱源とするフィルム加熱式の熱定着装置などが知られている。
一般的に、このようなヒータへは、トライアック等のスイッチング素子を介して、交流電源から電力が供給されるようになっている。
セラミック面発ヒータを熱源とする定着装置においては、シーケンスコントローラにより、温度検出素子により検出された温度と、あらかじめ設定されている目標温度との温度差から、PIもしくはPID制御演算式に基づき、操作量であるセラミック面発ヒータに供給する電力比が演算される。この演算された電力比から相当する位相角または波数が決定される。そして、その決定された位相または波数で、スイッチング素子がオン/オフ制御され、定着装置の温度が制御される。
位相制御を行う場合、例えば、特許文献3ないし6等で提案されているように、位相制御のトリガ信号となるゼロクロス信号をシーケンスコントローラに報知する必要がある。このゼロクロス信号とは、交流入力電源の正負が切り替わるゼロクロスポイント、あるいは、このゼロクロスポイントを含むある閾値電圧以下になったことを検知し、シーケンスコントローラに送出されるパルス信号のことである。シーケンスコントローラは、このパルス信号であるゼロクロス信号のエッジから、決定された位相角に相当する時間後に、スイッチング素子をオンすることにより、所定の位相角でオン/オフ制御をする。
また、フィルム加熱方式の加熱定着装置(オンデマンド定着装置)は例えば特許文献7ないし10等に提案されている。これらのオンデマンド定着装置は、加熱体に加熱用回転体である耐熱性フィルム(定着フィルム)を加圧用回転体(弾性ローラ)で密着させて摺動搬送させる。次いで、オンデマンド定着装置は、該耐熱性定着フィルムを挟んで加熱体と加圧用回転体とで形成される圧接ニップ部に未定着画像を担持した転写材を導入して耐熱性フィルムと一緒に搬送させる。そして、オンデマンド定着装置は、耐熱性フィルムを介して付与される加熱体からの熱と圧接ニップ部の加圧力によって未定着画像を転写材上に永久画像として定着させる。
フィルム加熱方式の加熱装置は、加熱体として低熱容量線状加熱体を、フィルムとして薄膜の低熱容量のものを用いることができる。そのため、フィルム加熱方式の加熱装置は、省電力化・ウエイトタイム短縮化(クイックスタート性)が可能である。またフィルム加熱方式の加熱装置は、フィルム駆動手法としてフィルム内面に駆動ローラを設ける手法、また加圧用回転体を駆動ローラとして用い加圧用回転体との摩擦力でフィルムを駆動する手法が知られている。しかし、近年では部品点数が少なく低コストな構成である加圧用回転体駆動方式が多く用いられている。
特開平4−44080号公報 特開平4−204981号公報 特開平10−010922号公報 特開平11−338304号公報 特開2004−13668号公報 特開2004−157659号公報 特開昭63−313182号公報 特開平2−157878号公報 特開平4−44075号公報 特開平4−204980号公報
しかしながら、従来技術においては、前述したように交流入力電圧波形の振幅の大小に関係なく位相制御を行っていた。このため、交流入力電圧波形の振幅の大きいところで位相制御により通電を開始すると、過渡特性に応じた急激な電流の立ち上がりが発生してしまい、電源端子にノイズが増加する傾向があった。また、近年、高調波規制が厳しくなってきているため、電源端子にノイズが増加することは好ましくない。
また、波数制御においては交流入力電圧波形の振幅の小さいところで通電を開始するために電源端子での高調波ノイズは低減される。しかしながら、交流半波の時間ごとでしか電力制御ができないため位相制御に比べ応答性が劣っている。さらに位相制御と比較して、特に低点灯比率の時の電力の点灯と消灯の周期が長くなるために、フリッカが悪化し同一の電源端子に接続された照明機器等でのちらつきが悪化する恐れがある。以上2点について波数制御では位相制御より劣るため採用が難しい場合がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、従来の位相制御よりノイズが低減でき、波数制御よりも電力制御の応答性がよく、フリッカを抑制できる電力制御装置および画像形成装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明では、電力制御装置を次の(1)ないし()のとおりに構成し、画像形成装置を次の()のとおりに構成する。
(1)交流電源から負荷へ供給する交流電力を任意の位相角でONし180度の位相角でOFFすることが可能なスイッチング手段と、前記スイッチング手段がONする位相角を制御する制御手段とを備えた電力制御装置であって、
前記制御手段は、連続する2個の交流半波を1組とする複数組の連続する交流半波を1制御単位とし、粗調整のための、位相角0度でONする組と、位相角0度でONする組が無い場合の位相角180度までONしない組と、微調整のための所要の電力から所定の最低電力を減算した電力に相当する位相角でONする組と、前記所定の最低電力に相当する位相角でONする組とを設けて前記負荷へ供給する電力を制御する電力制御装装置。
(2)交流電源から負荷へ供給する交流電力を任意の位相角でONし180度の位相角でOFFすることが可能なスイッチング手段と、前記スイッチング手段がONする位相角を制御する制御手段とを備えた電力制御装置であって、
前記制御手段は、制御電力が所定の電力以下の場合には、連続する2個の交流半波を1制御単位として制御電力に応じた位相制御を行い、
制御電力が前記所定の電力を超える場合には、連続する2個の交流半波を1組とする複数組の連続する交流半波を1制御単位とし、粗調整のための位相角0度でONする組および/または位相角180度までONしない組と、微調整のための所要の位相角でONする組とを設けて前記負荷へ供給する電力を制御する電力制御装置。
(3)交流電源から負荷へ供給する交流電力を任意の位相角でONし180度の位相角でOFFすることが可能なスイッチング手段と、前記スイッチング手段がONする位相角を制御する制御手段とを備えた電力制御装置であって、
前記制御手段は、制御電力が所定の電力以下の場合には、連続する2個の交流半波を1制御単位として制御電力に応じた位相制御を行い、
制御電力が前記所定の電力を超える場合には、連続する2個の交流半波を1組とする複数組の連続する交流半波を1制御単位とし、粗調整のための、位相角0度でONする組と、位相角0度でONする組が無い場合の位相角180度までONしない組と、微調整のための所要の電力から所定の最低電力を減算した電力に相当する位相角でONする組と、前記所定の最低電力に相当する位相角でONする組とを設けて前記負荷へ供給する電力を制御する電力制御装装置。
(4)前記(1)ないし(3)のいずれかに記載の電力制御装置により定着装置の加熱電力を制御することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、従来の位相制御よりノイズが低減でき、波数制御よりも電力制御の応答性がよく、フリッカを抑制できる電力制御装置および画像形成装置を提供することができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
図2は、実施例1である“画像形成装置”の概略構成を示す断面図であり、レ−ザプリンタの例を示している。
レーザビームプリンタ本体101は、記録紙Sを収納するカセット102を有し、カセット102の記録紙Sの有無を検出する記録紙有無センサ103、カセット102の記録紙Sのサイズを検出するカセットサイズセンサ104(復数個のマイクロスイッチで構成される)、カセット102から記録紙Sを繰り出す給紙ローラ105等が設けられている。
給紙ローラ105の下流には、記録紙Sを同期搬送するレジストローラ対106が設けられている。レジストローラ対106の下流には、レーザスキャナ107からのレーザ光に基づいて記録紙S上にトナー像を形成する画像形成部108が設けられている。画像形成部108の下流には、記録紙S上に形成されたトナー像を熱定着する定着器109が設けられている。
定着器109の下流には、排紙部の搬送状態を検出する排紙センサ110、記録紙Sを排紙する排紙ローラ111、記録の完了した記録紙Sを積載する積載トレイ112が設けられている。この記録紙Sの搬送基準は、記録紙Sの画像形成装置の搬送方向に直交する方向の長さ、つまり記録紙Sの幅に対して中央になるように設定されている。
レーザスキャナ107は、後述する外部装置131から送出される画像信号(画像信号VDO)に基づいて変調されたレーザ光を出射するレーザユニット113、このレーザユニット113からのレーザ光を後述する感光ドラム117上に走査するためのポリゴンモータ114、結像レンズ115、折り返しミラー116等により構成されている。
画像形成部108は、公知の電子写真プロセスに必要な、感光ドラム117、1次帯電ローラ119、現像器120、転写帯電ローラ121、クリーナ122等から構成されている。定着器109は定着フィルム109a、弾性加圧ローラ109b、定着フィルム内部に設けたセラミック面発ヒータ109c、セラミック面発ヒータ109cの表面温度を検出するサーミスタ109dから構成されている。
メインモータ123は、給紙ローラ105に対しては給紙ローラクラッチ124を介して、レジストローラ対106に対してはレジストローラ125を介して駆動力を与えている。メインモータ123は、さらに感光ドラム117を含む画像形成部108の各ユニット、定着器109、排紙ローラ111にも駆動力を与えている。
エンジンコントローラ126は、レーザスキャナ107、画像形成部108、定着器109による電子写真プロセスの制御、レーザビームプリンタ本体101内の記録紙の搬送制御を行っている。
ビデオコントローラ127は、パーソナルコンピュータ等の外部装置131と汎用のインタフェース(セントロニクス、RS232C等)130で接続されている。ビデオコントローラ127は、この汎用インタフェースから送られてくる画像情報をビットデータに展開し、そのビットデータをVDO信号として、エンジンコントローラ126へ送出している。
図3に本実施例におけるセラミックヒ−タの駆動制御回路(電力制御装置)を示す。109c、109d、126は図2と同一部分を示す。図中符号1は本レーザビームプリンタの交流電源である。交流電源1は、ACフィルタ2を介して、セラミック面発ヒータ109cを構成する発熱体32および発熱体33に接続してある。発熱体32への交流電力の供給は、トライアック(スイッチング手段)4の通電、遮断により行われる。発熱体33への電力の供給は、トライアック13の通電、遮断により行われる。
5、6はトライアック4のためのバイアス抵抗であり、7は一次、二次間の沿面距離を確保するためのフォトトライアックカプラである。フォトトライアックカプラ7の発光ダイオードに通電することによりトライアック4がオンされる。8はフォトトライアックカプラ7の電流を制限するための抵抗である。9はトランジスタで、フォトトライアックカプラ7をオン/オフ制御する。トランジスタ9は抵抗10を介してエンジンコントローラ126からのヒータON1信号に従って動作する。
14、15はトライアック13のためのバイアス抵抗である。16は一次、二次間の沿面距離を確保するためのフォトトライアックカプラである。フォトトライアックカプラ16の発光ダイオードに通電することにより、トライアック13をオンする。17はフォトトライアックカプラ16の電流を制限するための抵抗である。18はトランジスタで、フォトトライアックカプラ16をオン/オフ制御する。トランジスタ18は抵抗19を介してエンジンコントローラ126からのヒータON2信号に従って動作する。
12はACフィルタ2を介して交流電源1に接続したゼロクロス検出回路である。ゼロクロス検出回路12は、商用電源電圧がある閾値以下の電圧になっていることを、エンジンコントローラ126に対してパルス信号(以下「ゼロクロス信号」という。)として報知する。エンジンコントローラ126はゼロクロス信号のパルスのエッジを検出し、トライアック4および13をオン/オフ制御する。このときの制御の詳細については後述する。
109dは発熱体32、33で形成されているセラミック面発ヒータ109cの温度を検出するためのサーミスタである。サーミスタ109dは、セラミック面発ヒータ109c上に発熱体32、33に対して絶縁距離を確保できるように絶縁耐圧を有する絶縁物を介して配置されている。サーミスタ109dによって検出される温度は、抵抗22とサーミスタ109dとの分圧として検出され、エンジンコントローラ126にTH信号としてA/D入力される。セラミック面発ヒータ109cの温度は、TH信号としてエンジンコントローラ126において監視される。セラミック面発ヒータ109cの温度は、エンジンコントローラ126の内部で設定されているセラミック面発ヒータ109cの設定温度と比較される。このことによって、エンジンコントローラ126は、セラミック面発ヒータ109cを構成する発熱体32、33に供給するべき電力比を算出する。そして、その供給する電力比に応じて、トランジスタ9にヒータON1信号、あるいはトランジスタ18にヒータON2信号を送出する。このヒータON信号の制御の詳細については後述する。
さらに、発熱体32、33に電力を供給中に制御する装置が故障し、発熱体32、33が熱暴走に至った場合に過昇温を防止するためのサーモスタット23がセラミック面発ヒータ109c上に配されている。電力供給制御装置の故障により、発熱体32、33熱暴走に至りサーモスタット23が所定の温度以上になると、サーモスタット23がオープンになり、発熱体32および33への通電が遮断される。
図4にセラミック面発ヒータ109cの構造を示す。図4aはセラミック面発ヒータ109cの横断面を示し、図4bは発熱体32,33が形成されている面を示している。
セラミック面発ヒータ109cは、SiC、AlN、Al2O3等のセラミックス系の絶縁基板31と、絶縁基板31面上にペースト印刷等で形成されている発熱体32、33と、2本の発熱体32、33を保護しているガラス等の保護層34とから構成されている。保護層34上に、セラミック面発ヒータ109cの温度を検出するサーミスタ109dとサーモスタット23が、記録紙の搬送基準a1(発熱部32a、33aの長さ方向の中心線)に対して左右対称な位置であり、かつ通紙可能な最小の記録紙幅よりも内側の位置に配設されている。
発熱体32は、電力が供給されると発熱する部分32aと、電極部と発熱体とを接続する導電部32bと、コネクタを介して電力が供給される電極部32c、32dとから構成されている。発熱体33は、電力が供給されると発熱する部分33aと、電極部と接続される導電部33bと、コネクタを介して電力が供給される電極部32c、33dから構成されている。電極部32cは、発熱体32と33の2本の発熱体に接続されており、発熱体32、33の共通の電極となっている。なお、発熱体32、33が印刷されている絶縁基板31との対向面側に摺動性を向上させるためにガラス層が形成される場合もある。
共通電極32cには、交流電源1のHOT側端子がサーモスタット23を介して接続されている。電極部32dは発熱体32を制御するトライアック4に接続され、交流電源1のNeutral端子に接続される。電極部33dは発熱体33を制御するトライアック13に電気的に接続され、交流電源1のNeutral端子に接続される。
セラミック面発ヒータ109cは、図5に示すように、フィルムガイド62によって支持されている。109aは円筒状の耐熱材製の定着フィルムであり、セラミック面発ヒータ109cを下面側に支持させたフィルムガイド62に外嵌させてある。フィルムガイド62の下面のセラミック面発ヒータ109cと、加圧部材としての弾性加圧ローラ109bとは、定着フィルム109aを挟んで、加熱部としての所定幅の定着ニップ部を形成している。サーモスタット23がセラミック面発ヒータ109cの絶縁基板31面上または保護層34面上に当接させてある。サーモスタット23はフィルムガイド62に位置を矯正され、サーモスタット23の感熱面がセラミック面発ヒータ109cの面上に当接されている。図示はしていないが、サーミスタ109dも同様にセラミック面発ヒータ109cの面上に当接させてある。セラミック面発ヒータ109cは、図5に示すように、発熱体32、33がニップ部と反対側にあっても、発熱体がニップ部側にあってもかまわない。定着フィルム109aの摺動性を上げるために、定着フィルム109aとセラミック面発ヒータ109cとの界面に摺動性のグリースを塗布してもかまわない。
次にエンジンコントローラ126によるヒータON1信号の制御の詳細について、図1、図6、図7を用いて説明する。図1は本実施例における60%の電力でのヒータON1信号の制御詳細を示した図である。ヒータON2信号も同様に制御されるので説明を省略する。図7は半波単位でのヒータON1信号の点灯位相角と電力の関係を示した表である。図6は3つの点灯位相角を組み合わせて点灯電力を制御した時の各点灯位相角と電力を示した表である。
本実施例においては、図6に示したように3つの点灯位相角を組み合わせて、セラミック面発ヒータ109cへの電力を制御する。このとき、ヒータ109cの電流は正負両極性の対称性もって制御しなければならないため、正弦波1周期中は同じ位相角をもって点灯制御する(連続する2個の交流半波を1組とする)。このため6半波を1制御単位として任意の電力に制御を行うこととして説明している。
エンジンコントローラ126はサーミスタ109dの温度により、セラミック面発ヒータ109cへの電力への通電電力を決定する。セラミック面発ヒータ109cへの電力への通電電力が決定されるとエンジンコントローラ126はあらかじめエンジンコントローラ126内部に記憶されている図7に示されるようなデータテーブルを用いて、ヒータON1信号の3つの点灯位相角を決定する。
ここで図6に示される3つの点灯位相角のデータテーブルは以下の点に留意して定義されている。
a できるだけ半波中は全点灯(位相角0°)、全消灯(位相角180°)となるように制御する(粗調整)。
b 全点灯、全消灯のみでは制御できない細かい電力制御分の点灯位相角を2半波分(1組)設定し、細かい電力制御を行う(微調整)。
ここでは通電電力(制御電力、加熱電力)を60%とした場合を例として具体的に説明を行う。エンジンコントローラ126は、まず、ゼロクロス信号の立ち上がりエッジが入力されると、1半波目の出力を行う。60%制御時は1組目半波の位相角は0°であるので、ゼロクロス信号のエッジと同時にヒータON1信号をONし、セラミック面発ヒータ109cへ通電する。その後トライアック4が確実に反応する一定時間以上経過後、エンジンコントローラ126はヒータON1信号をOFFする。ヒータON1信号をOFFされても、トライアック4は次のゼロクロスポイントまでセラミック面発ヒータ109cへの通電を継続する。図1中の斜線部はヒータが通電されている期間である。次にゼロクロス信号の立ち上がりエッジから入力される交流電圧の半周期(図1 A部)経過後に同一の位相角、すなわち0°で再度ヒータON1信号をONする。同様にトライアック4が確実に反応する一定時間以上経過後、エンジンコントローラ126はヒータON1信号をOFFする。ここまでで、電力制御の6半波(1制御単位)中のうちの2半波(1組)は全点灯していることとなり、すなわち33.3%分セラミック面発ヒータ109cは点灯している。
次に2組目の位相角での制御を実行する。位相角が異なる以外は1組目の位相角での制御と同じである。3回目のゼロクロス信号の立ち上がりエッジが入力されると60%制御時の2組目の位相角は53°であるので、ゼロクロス信号の立ち上がりエッジからT2時間経過後にヒータON1信号をONし、セラミック面発ヒータ109cへ通電する。ここで位相角53°は目標点灯電力からすでに1組目の位相角での点灯電力分を引いた値であり、すなわち60−33.3=26.7%分の電力に相当する位相角である。また、T2は位相角53°に対応する時間であり、入力される交流電圧の周期に応じて時間は変化する。例えば50Hzの交流電圧が入力されている時は約2.94msである。その後、1組目の位相角での制御と同様にトライアック4が確実に反応する一定時間以上経過後、エンジンコントローラ126はヒータON1信号をOFFする。次にゼロクロス信号の立ち上がりエッジから入力される交流電圧の半周期(図1 A部)経過後に同一の位相角、すなわち53°で再度ヒータON1信号をONする。同様にトライアック4が確実に反応する一定時間以上経過後、エンジンコントローラ126はヒータON1信号をOFFする(図1中の斜線部はヒータが通電されている期間である。)。
次に3組目の位相角での制御を実行する。位相角が異なる以外は1組目の位相角での制御と同じである。この場合、すでに目標点灯電力である60%分の電力は点灯しているので、ヒータの点灯は行わず、位相角は180°となる。すなわちヒータON1信号のONは行われない。
なお、本実施例では3組の位相角の組み合わせで電力を制御しているが、複数の組み合わせであればいくつでも実施可能であるのは言うまでもない。ただし、余り多すぎると制御の速度が低下し、フリッカ特性も悪化する。また、少なすぎると交流入力電圧波形の振幅の大きいところでヒータの点灯が増加するので機器の特性に応じた組み合わせ数とすることが望ましい。
以上説明したように、本実施例によれば、連続する2個の交流半波を1組とする複数組の連続する交流半波を1制御単位とする。そして粗調整のための位相角0度でONする組および/または位相角180度までONしない組と、微調整のための所要の位相角でONする組とを設けて前記負荷へ供給する電力を制御している。これにより交流入力電圧波形の振幅の大きいところでのヒータの点灯を低減させた電力制御が可能となり、過渡特性に応じた急激な電流の立ち上がりで電源端子上に発生するノイズを低減でき、波数制御よりも電力制御の応答性やフリッカの向上させた画像形成装置を提供することができる。
実施例2である“画像形成装置”について説明する。
本実施例は、実施例1よりもフリッカ低減を重視した例である。
画像形成装置の全体構成、定着器の構成、セラミックヒ−タの駆動制御回路は実施例1と同様であるので、実施例1の説明を援用しここでの説明を省略する。
図8は、本実施例における60%の電力でのヒータON1信号の制御の詳細を示した図である。ヒータON2信号も同様に制御されるので説明を省略する。図9は3組の点灯位相角を組み合わせて点灯電力を制御した時の各点灯位相角と電力を示した図である。本実施例でも実施例1と同様に3組の点灯位相角を組み合わせて、6半波を一制御単位として任意の電力に制御を行うこととして説明する。
実施例1と同様にセラミック面発ヒータ109cへの電力への通電電力が決定されると、エンジンコントローラ126はあらかじめエンジンコントローラ126内部に記憶されている図9に示されるようなデータテーブルを用いて、ヒータON1信号の3組の点灯位相角を決定する。
ここで図9に示される3組の点灯位相角のデータテーブルは以下の点に留意して定義されている。
a できるだけ半波中は全点灯(位相角0°)となるように制御する(粗調整)。
b 全点灯のみでは制御できない余剰電力分の点灯位相角を2半波分設定し、細かい電力設定を行う(微調整)。
c 全消灯(位相角180°)を基本的に禁止し、半波中の最大位相角154°(最低電力)を設け、その電力増加分を全点灯(位相角0°)などの半波から減算する。ただし、全点灯(位相角0°)の半波が存在しない電力時は全消灯(位相角180°)を許可する。
前記の条件a,bは実施例1と同様であり、交流入力電圧波形の振幅の大きいところでヒータの点灯を低減させ、高調波電流の抑制に非常に有効であるが、全点灯と全消灯の繰り返しがより多く発生するため、フリッカには不利な方向となる。このため、前記cの条件を考慮して図8および図9で示されるように全消灯を極力減らすように制御することで、高調波電流は実施例1よりやや不利になるものの、全点灯と全消灯の繰り返しを低減させフリッカを向上させることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、連続する2個の交流半波を1組とする複数組の連続する交流半波を1制御単位とし、粗調整のための、位相角0度でONする組と、位相角0度でONする組が無い場合の位相角180度までONしない組と、微調整のための所要の電力から所定の最低電力を減算した電力に相当する位相角でONする組と、前記所定の最低電力に相当する位相角でONする組とを設けて前記負荷へ供給する電力を制御している。これにより、交流入力電圧波形の振幅の大きいところでのヒータの点灯を低減させた電力制御が可能となり、過渡特性に応じた急激な電流の立ち上がりで電源端子上に発生するノイズを低減でき、波数制御よりも電力制御の応答性やフリッカの向上させた画像形成装置を提供することができる。
実施例3である“画像形成装置”について説明する。本実施例は、低電力での制御時のフリッカ低減を重視した例である。
画像形成装置の全体構成、定着器の構成、セラミックヒ−タの駆動制御回路は実施例1と同様であるので、実施例1の説明を援用しここでの説明を省略する。
また、所定以上の高電力出力時の制御も実施例1または実施例2と同様であるので説明を省略する。
図10は本実施例における制御フローチャートである。図11は本実施例における30%の電力でのヒータON1信号の制御詳細を示した図である。ヒータON2信号も同様に制御されるので説明を省略する。図12は実施例1における30%の電力でのヒータON1信号の制御詳細を示した図であり、本実施例との比較のために記載する。
セラミック面発ヒータ109cへの通電電力が30%の時、実施例1における制御では図12に示すように2半波のみ通電し、残りの4半波は全消灯している。この場合、高調波電流は大きく低減されているものの、セラミック面発ヒータ109cの消灯期間が長いためフリッカには不利な状態となっている。このため、画像形成装置の構成によっては高調波電流の規格にはやや余裕があるものの、フリッカの状態が満足できない場合も考えられる。本実施例はこういった状況に対処するものである。
本実施例では、図10の制御フローチャートに示すように、通電電力があらかじめ規定した切り替え電力W1(S1)を超えている場合は、事前の設定に応じて実施例1または実施例2と同様にヒータON1信号の制御を行う(S2、S3)。セラミック面発ヒータ109cへの通電電力があらかじめ規定した切り替え電力以下の場合、2半波を一制御単位とした通常の位相制御へ制御を切り替える(S4)。切り替え電力は本実施例では、2半波を全点灯で残りの4半波は全消灯となってしまう最大電力すなわち33.3%として規定する。切り替え後は図11に示すように全ての半波にセラミック面発ヒータ109cへの通電が分散するので、セラミック面発ヒータ109cの消灯期間が短くフリッカ性能は向上する。また、低電力Duty時の通電に限られるため、交流入力電圧波形の振幅の小さいところでヒータの点灯に限られるため、高調波電流の増加も最小限に抑えることが可能となる。
以上説明したように、本実施例によれば、低電力での制御を通常の位相制御としているので、実施例1より低電力時のフリッカを低減することができる。
実施例1における60%の電力でのヒータON信号の制御詳細を示す図 実施例1である画像形成装置の概略構成を示す断面図 実施例1におけるセラミックヒ−タの駆動制御回路の回路図。 実施例1におけるセラミックヒータの構成を示す図 実施例1における定着装置の構成を示す断面図 実施例1における3組の点灯位相角を組み合わせて点灯電力を制御するときの各点灯位相角と電力を示す表 実施例1における半波単位での点灯位相角と電力の関係を示す表 実施例2における60%の電力でのヒータON信号の制御詳細を示す図 実施例2における3つの点灯位相角を組み合わせて点灯電力を制御するときの各点灯位相角と電力を示す表 実施例3における処理を示すフローチャート 実施例3における30%の電力でのヒータON信号の制御詳細を示す図 実施例3の説明のための、実施例1における30%の電力でのヒータON信号の制御詳細を示す図
符号の説明
101 画像形成装置
109 定着器
109c セラミックヒータ
126 エンジンコントローラ
4、13 トライアック

Claims (4)

  1. 交流電源から負荷へ供給する交流電力を任意の位相角でONし180度の位相角でOFFすることが可能なスイッチング手段と、前記スイッチング手段がONする位相角を制御する制御手段とを備えた電力制御装置であって、
    前記制御手段は、連続する2個の交流半波を1組とする複数組の連続する交流半波を1制御単位とし、粗調整のための、位相角0度でONする組と、位相角0度でONする組が無い場合の位相角180度までONしない組と、微調整のための所要の電力から所定の最低電力を減算した電力に相当する位相角でONする組と、前記所定の最低電力に相当する位相角でONする組とを設けて前記負荷へ供給する電力を制御することを特徴とする電力制御装装置。
  2. 交流電源から負荷へ供給する交流電力を任意の位相角でONし180度の位相角でOFFすることが可能なスイッチング手段と、前記スイッチング手段がONする位相角を制御する制御手段とを備えた電力制御装置であって、
    前記制御手段は、制御電力が所定の電力以下の場合には、連続する2個の交流半波を1制御単位として制御電力に応じた位相制御を行い、
    制御電力が前記所定の電力を超える場合には、連続する2個の交流半波を1組とする複数組の連続する交流半波を1制御単位とし、粗調整のための位相角0度でONする組および/または位相角180度までONしない組と、微調整のための所要の位相角でONする組とを設けて前記負荷へ供給する電力を制御することを特徴とする電力制御装置。
  3. 交流電源から負荷へ供給する交流電力を任意の位相角でONし180度の位相角でOFFすることが可能なスイッチング手段と、前記スイッチング手段がONする位相角を制御する制御手段とを備えた電力制御装置であって、
    前記制御手段は、制御電力が所定の電力以下の場合には、連続する2個の交流半波を1制御単位として制御電力に応じた位相制御を行い、
    制御電力が前記所定の電力を超える場合には、連続する2個の交流半波を1組とする複数組の連続する交流半波を1制御単位とし、粗調整のための、位相角0度でONする組と、位相角0度でONする組が無い場合の位相角180度までONしない組と、微調整のための所要の電力から所定の最低電力を減算した電力に相当する位相角でONする組と、前記所定の最低電力に相当する位相角でONする組とを設けて前記負荷へ供給する電力を制御することを特徴とする電力制御装装置。
  4. 請求項1ないしのいずれかに記載の電力制御装置により定着装置の加熱電力を制御することを特徴とする画像形成装置。
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