JP2009181059A - 加熱制御方法と加熱装置、及び該加熱装置を具備する画像形成装置 - Google Patents

加熱制御方法と加熱装置、及び該加熱装置を具備する画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 加熱制御手段より算出される最大供給可能電力比の電力が投入された際、ヒータに通電される最大供給可能電流値の精度を向上する加熱制御方法と加熱装置、及び該加熱装置を具備する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 発熱体の温度を検知して、該発熱体に供給する電力を、交流電源のゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの位相で制御することによって、該発熱体の加熱を制御する場合に、前記発熱体から検出した温度と前記発熱体の目標温度とから、電源電圧を全て供給した場合の電力に対する前記発熱体に供給すべき電力の比である電力比を算出し、前記電力比と、検出した前記発熱体を流れる電流値と予め設定されている前記発熱体に供給可能な最大供給可能電流値との比較とに基づいて、前記発熱体に供給が可能な最大供給可能電力比を算出し、前記最大供給可能電力比に対応して、前記交流電源のゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの位相を補正する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、被加熱材の加熱制御方法と加熱装置、及び該加熱装置を画像定着手段として具備した画像形成装置に関するものである。
本発明は、一般に被加熱材の加熱制御方法と加熱装置に関するが、以下好適な適用例として、電子写真複写機やプリンタなどの画像形成装置に装備される未定着画像を熱定着させる加熱装置としての熱定着装置(像加熱装置)を例に説明する。
画像形成装置の熱定着装置は、電子写真プロセスなどの画像形成手段により転写紙上に形成された未定着画像(トナ−像)を転写紙上に定着させるものである。かかる列定着装置としては、ハロゲンヒ−タを熱源とする熱ロ−ラ式の熱定着装置やセラミック面発ヒ−タを熱源とするフィルム加熱式の熱定着装置がある。例えば、特許文献1〜16に熱定着装置の例が開示されている。
一般的に、ヒータは、トライアック等のスイッチング素子を介して交流電源に接続されており、この交流電源により電力が供給される。ヒータを熱源とする定着装置には、温度検出素子、例えばサーミスタ感温素子が設けられている。この温度検出素子により定着装置の温度が検出する。そして、その検出温度情報を基に、シーケンスコントローラがスイッチング素子をオン/オフ制御することにより定着装置の熱源であるヒータへの電力供給をオン/オフし、定着装置の温度が目標の温度になるように温度制御される。セラミック面発ヒータへのオン/オフ制御は、通常入力商用電源の位相制御または波数制御によりおこなわれる。
定着装置の温度を温調制御する際に、シーケンスコントローラは、温度検出素子から検出される温度と、予め設定されている目標温度とを比較する。その比較結果に基づいてヒータに供給する電力比を算出して、それに相当する位相角または波数を決定し、その位相条件または波数条件でスイッチング素子をオン/オフ制御する。電力比とは、商用電源の半サイクルまたは1サイクルを全て通電した場合の電力に対し、位相制御または波数制御を行ってフル通電しなかった場合の電力との比である。これは例えば、特許文献17にも用いられている。
また、位相制御の場合、その位相角は次のように制御される。入力電圧が一定値以上または以下となる事を検出して周期的にタイミングを得るゼロクロス検出回路から立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを出力する。かかる立ち上がりまたは立ち下がりのエッジより温度検出素子の温度検出情報に基づいて算出された電力比に応じた所定の時間後、スイッチング素子をオンさせる。
ゼロクロス検出回路は、構成上、検出したゼロクロスと商用電源電圧の真のゼロクロスとの間に時間的な差異が発生してしまう。そのため、その差異を交流電圧を推定することにより、スイッチング素子をオンさせるタイミングを補正する画像形成装置が、例えは特許文献18にも用いられている。
ヒータに電力供給される交流電源は、例えば85V〜140Vまたは187V〜264Vと電源電圧範囲が広い。そのため、全点灯でヒータに通電された場合、電源電圧範囲が85V〜140Vの場合で約2.7倍の電力差、187V〜264Vの場合で約2倍の電力差が生じることになる。また、シーケンスコントローラが所定の温度になるようにヒータへの通電電流を制御しているため、定着装置に厚紙などの紙が通紙されると、普通紙の場合と比べて多めの電力、つまり電流が供給される。所定の温度に維持されるように制御するために、紙種によって必要以上に電力を供給してしまう場合があるため、ヒータ通電電流を常時検知して最大供給可能電流値以下で供給電力を制御する必要がある。ここで、最大供給可能電流値とは、屋内配線された壁のコンセントから画像形成装置に最大限供給できる電流値である。
しかし、電力が供給されて発熱する発熱体を2つ以上包含する加熱手段を持つ場合には、次のような問題が発生する。すなわち、全ての発熱体が点灯していない状態において加熱手段に供給している電流を検出して最大供給可能電流値を決定してしまうと、最大供給可能電流値が高めに設定されてしまう。その後、全ての発熱体が点灯した状態においては必要以上の電流を供給してしまう。
そのため、必要以上の電流を定着装置を構成するヒータに供給しないように、加熱手段が動作した場合、予め設定されている電力比以上の場合のみヒータ通電電流を常時検知して、供給電力を後述する最大供給可能電力比以下で制御している。
特開昭63-313182号公報 特開平2-157878号公報 特開平4-44075号公報 特開平4-44076号公報 特開平4-44077号公報 特開平4-44078号公報 特開平4-44079号公報 特開平4-44080号公報 特開平4-44081号公報 特開平4-44082号公報 特開平4-44083号公報 特開平4-204980号公報 特開平4-204981号公報 特開平4-204982号公報 特開平4-204983号公報 特開平4-204984号公報 特開2004-226557公報 特開平8-6434号公報
上述のように、従来の構成では、シーケンスコントローラがヒータへの通電をオン/オフする際は、ゼロクロス検出回路の出力であるゼロクロス信号の立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを基準にする。そして、温度検出素子により検出された温度と目標温度の差分より算出された投入されるべき電力比に応じた時間で、オン/オフ信号を出力していた。そのため、前記最大供給可能電流値に基づいた最大供給可能電力比を算出した際に、次のような問題が発生する。すなわち、その最大供給可能電力比が実際に投入された場合においてヒータに流れる電流値が、回路構成上生じてしまう真のゼロクロスのエッジとゼロクロス検出回路部が検出するエッジとの時間差の分、大きめになるという問題があった。
本発明は、加熱制御手段より算出される最大供給可能電力比の電力が投入された際、ヒータに通電される最大供給可能電流値の精度を向上する加熱制御方法と加熱装置、及び該加熱装置を具備する画像形成装置を提供する。
これにより、壁のコンセントから供給できる電流の制限一杯に効率よく負荷に電力を供給する加熱制御方法と加熱装置、及び該加熱装置を具備する画像形成装置が提供される。
上記目的を達成するために、本発明の加熱装置は、電力が供給されると発熱する発熱体の温度を検出して、該発熱体に供給する電力を、交流電源から検出したゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの位相で制御することによって、該発熱体の加熱を制御する加熱装置であって、前記発熱体の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段が検出した温度と前記発熱体の目標温度とから、電源電圧を全て供給した場合の電力に対する前記発熱体に供給すべき電力の比である電力比を算出する第1の算出手段と、前記発熱体を流れる電流値を検出する電流検出手段と、前記第1の算出手段が算出した電力比と、前記電流検出手段が検出した前記発熱体を流れる電流値と予め設定されている前記発熱体に供給可能な最大供給可能電流値との比とに基づいて、前記発熱体に供給が可能な最大供給可能電力比を算出する第2の算出手段と、前記第2の算出手段が算出した最大供給可能電力比に対応して、前記交流電源のゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの位相を補正する補正手段とを有することを特徴とする。
ここで、前記補正手段は、前記第2の算出手段が算出した最大供給可能電力比に対応して、前記交流電源のゼロクロスのタイミングから前記最大供給可能電力比に対応するタイミングまでの位相を更に補正する。また、前記補正手段は、前記最大供給可能電力比に対応して補正量を記憶する記憶手段を有する。また、前記記憶手段は、前記最大供給可能電力比を複数の電力比の範囲に分割して、各範囲に対応して補正量を記憶し、前記補正手段は、前記最大供給可能電力比がいずれの範囲にあるかによって、前記交流電源のゼロクロスのタイミングからの位相を補正する。また、前記位相は、電源電圧のゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの時間に基づいて制御され、前記補正手段は、位相を時間により補正する。また、前記加熱装置は、前記第1の算出手段の算出した電力比が前記第2の算出手段が算出した前記最大供給可能電力比を越えた場合は、前記発熱体の加熱を前記最大供給可能電力比に基づいて制御する。
また、本発明の画像形成装置は、電力が供給されると発熱する発熱体の温度を検出して、該発熱体に供給する電力を、交流電源から検出したゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの位相で制御することによって、該発熱体の加熱を制御する加熱装置を具備する画像形成装置であって、前記加熱装置は、前記発熱体の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段が検出した温度と前記発熱体の目標温度とから、電源電圧を全て供給した場合の電力に対する前記発熱体に供給すべき電力の比である電力比を算出する第1の算出手段と、前記発熱体を流れる電流値を検出する電流検出手段と、前記第1の算出手段が算出した電力比と、前記電流検出手段が検出した前記発熱体を流れる電流値と予め設定されている前記発熱体に供給可能な最大供給可能電流値との比とに基づいて、前記発熱体に供給が可能な最大供給可能電力比を算出する第2の算出手段と、前記第2の算出手段が算出した最大供給可能電力比に対応して、前記交流電源のゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの位相を補正する補正手段とを有することを特徴とする。ここで、前記加熱装置により制御される発熱体を内部に有する定着フィルムと、前記定着フィルムとの間に挟まれた熱定着を必要とする画像形成された媒体に圧力を加える加圧ローラとを有する定着装置を具備する。
また、本発明の加熱制御方法は、電力が供給されると発熱する発熱体の温度を検出して、該発熱体に供給する電力を、交流電源から検出したゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの位相で制御することによって、該発熱体の加熱を制御する加熱制御方法であって、前記発熱体の温度を検出する温度検出工程と、前記温度検出工程で検出した温度と前記発熱体の目標温度とから、電源電圧を全て供給した場合の電力に対する前記発熱体に供給すべき電力の比である電力比を算出する第1の算出工程と、前記発熱体を流れる電流値を検出する電流検出工程と、前記第1の算出工程で算出した電力比と、前記電流検出工程で検出した前記発熱体を流れる電流値と予め設定されている前記発熱体に供給可能な最大供給可能電流値との比とに基づいて、前記発熱体に供給が可能な最大供給可能電力比を算出する第2の算出工程と、前記第2の算出工程で算出した最大供給可能電力比に対応して、前記交流電源のゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの位相を補正する補正工程とを有することを特徴とする。
更に、上記加熱制御方法の工程をコンピュータに実行させるプログラムを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体を提供する。
以上説明したように、本発明により、加熱制御手段より算出される最大供給可能電力比の電力が投入された際、ヒータに通電される最大供給可能電流値の精度を向上することができる。
これは、コンセントから供給できる電流の制限一杯に効率よく負荷に電力を供給する場合に有効である。
以下、添付図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。なお、本実施形態では、本発明を適用する装置として、電子写真プロセスを用いた画像形成装置における定着装置のヒータへの電力制御方法を説明するが、これに限定されるものではない。本発明は、コンセントから供給できる電流制限のように最大供給可能電流値が設定されている場合に、負荷への電力供給を効率よく(制限一杯に)行なうための技術一般に適用が可能であり、これらも本発明に含まれる。
<本実施形態の画像形成装置の構成例>
図1は、電子写真プロセスを用いた画像形成装置の概略構成図であり、例えばレ−ザプリンタの場合を示している。
レーザプリンタ本体101(以下、本体101)は、記録紙Sを収納するカセット102を有する。そして、カセット102の記録紙Sの有無を検知するカセット有無センサ103、カセット102の記録紙Sのサイズを検知するカセットサイズセンサ104(復数個のマイクロスイッチで構成される)を有する。また、カセット102から記録紙Sを繰り出す給紙ローラ105等が設けられている。また、給紙ローラ105の下流には、記録紙Sを同期搬送するレジストローラ対106が設けられている。
レジストローラ対106の下流には、レーザスキャナ部107からのレーザ光に基づいて記録紙S上にトナー像を形成する画像形成部108が設けられている。さらに、画像形成部108の下流には記録紙S上に形成されたトナー像を熱定着する本例の定着装置である定着器109が設けられている。
定着器109の下流には、排紙部の搬送状態を検知する排紙センサ110、記録紙Sを排紙する排紙ローラ111、記録の完了した記録紙Sを積載する積載トレイ112が設けられている。この記録紙Sの搬送基準は、記録紙Sの画像形成装置の搬送方向に直交する方向の長さ、つまり記録紙Sの幅に対して中央になるように設定されている。
前記レーザスキャナ部107は、後述する外部装置131から送出される画像信号(画像信号VDO)に基づいて変調されたレーザ光を発光するレーザユニット113を有する。また、このレーザユニット113からのレーザ光を後述する感光ドラム117上に走査するためのポリゴンモータ114、結像レンズ115、折り返しミラー116等により構成されている。
また、前記画像形成部108は、公知の電子写真プロセスに必要な、感光ドラム117、1次帯電ローラ119、現像器120、転写帯電ローラ121、クリーナ122等から構成されている。
また、前記定着器109は、定着フィルム109a、加圧ローラ109b、定着フィルム内部に設けられたセラミックヒータ109c、セラミックヒータの表面温度を検出する温度検出素子(サーミスタ)109dから構成されている。
また、本例では、メインモータ123が、給紙ローラ105には給紙ローラクラッチ124を介して、レジストローラ対106にはレジストローラ125を介して駆動力を与えている。更に、メインモータ123は、感光ドラム117を含む画像形成部108の各ユニット、定着器109、排紙ローラ111にも駆動力を与えている。
126はエンジンコントローラであり、レーザスキャナ部107、画像形成部108、定着器109による電子写真プロセスの制御、前記本体101内の記録紙の搬送制御を行なっている。
127はビデオコントローラであり、パーソナルコンピュータ等の外部装置131と汎用のインタフェース(セントロニクス、RS232C等)130で接続されている。ビデオコントローラ127は、汎用インタフェース130から送られてくる画像情報をビットデータに展開し、そのビットデータを内部インタフェース128を介してVDO信号として、エンジンコントローラ126へ送出している。なお、内部インタフェース128はバス・インタフェースであってもパラレルあるいはシリアルの通信インタフェースであっても良い。
なお、ビデオコントローラ127及びエンジンコントローラ126は、本例ではそれぞれ独立にCPUを有して制御を行なうが、これらを一体に1つのCPUで制御することも可能である。
129は空冷および本体101内部を外部より高圧に保持するための空冷ファンである。
(セラミックヒータ109cの構成例)
本実施形態におけるセラミックヒータ109cの概略について、図2に示す。
図2の(a)はセラミック面発ヒータの断面図であり、(b)は発熱体32、33が形成されている面を示しており、(c)は(b)の示している面と相対する面を示している。
セラミック面発ヒータ109cは、SiC、AlN、Al2O3等のセラミックス系の絶縁基板31と、絶縁基板31面上にペースト印刷等で形成されている発熱体32、33とを有する。また、2本の発熱体を保護しているガラス等の保護層34を有する。保護層34の上に、セラミック面発ヒータ24の温度を検出する温度検出素子109dと過昇温防止手段と23が、配設されている。その位置は、記録紙の搬送基準、つまり発熱部32a、33aの長さ方向の中心に対して左右対称な位置であり、かつ通紙可能な最小の記録紙幅よりも内側の位置である。
発熱体32は、電力が供給されると発熱する部分32aと、コネクタを介して電力が供給される電極部32c、32dと、該電極部32c、32dと発熱する部分32aとを接続する導電部32bから構成されている。発熱体33は、電力が供給されると発熱する部分33aと、コネクタを介して電力が供給される電極部32c、33dと、該電極部32c、33dと発熱する部分33aとを接続する導電部33bとから構成されている。電極部32cは、発熱体32と33の2本の発熱体に接続されており、発熱体32、33の共通の電極となっている。また、発熱体32、33が印刷されている絶縁基板31の対向面側に摺動性を向上させるためにガラス層が形成される場合もある。
共通の電極32cには、交流電源のHOT側端子から過昇温防止手段23を介して電源が接続される。電極部32dは、発熱体32を制御するトライアックに接続され、交流電源のNeutral端子に接続される。電極部33dは、発熱体33を制御するトライアックに電気的に接続され、交流電源のNeutral端子に接続される。
(定着部109の構成例)
図3を参照して、上記セラミックヒータ109cを含む定着部109の構成例を説明する。
セラミックヒータ109cは、図3に示すように、フィルムガイド62によって支持されている。円筒状の耐熱材製の定着フィルム109aが、セラミックヒータ109cを下面側に支持させたフィルムガイド62に外嵌させてある。そして、フィルムガイド62の下面のセラミックヒータ109cと加圧部材としての弾性加圧ローラ109bとを、定着フィルム109aを挟ませて、弾性加圧ローラ63の弾性に抗して所定の加圧力をもって圧接させている。この圧接部分が、加熱部としての所定幅の定着ニップ部を形成している。
また、過昇温防止手段23である、例えばサーモスタットが、セラミックヒータ109cの絶縁基板31面上または、保護層34面上に当接されている。サーモスタット23はフィルムガイド62に位置を矯正され、サーモスタット23の感熱面がセラミックヒータ109cの面上に当接されている。図示はしていないが、温度検出素子109dも同様にセラミックヒータ109cの面上に当接されている。ここで、図3のように、セラミックヒータ109cは、発熱体32、33がニップ部と反対側にあっても、発熱体がニップ部側にあってもかまわない。また、定着フィルム109aの摺動性を上げるために、定着フィルム109aとセラミックヒータ109cとの界面に摺動性のグリースを塗布してもかまわない。
(セラミックヒ−タ109cの駆動及び制御回路例)
図4に、本実施形態におけるセラミックヒ−タの駆動及び制御回路を示す。
1は、本例の画像形成装置を接続する交流電源である。本例の画像形成装置は、交流電源1をACフィルタ2、リレー41を介してセラミックヒ−タ109cの発熱体32、発熱体33へ供給することにより、セラミックヒ−タ109cを構成する発熱体3,発熱体20を発熱させる。また、28は、本例の画像形成装置を動作させるために必要なDC電圧を、入力されたAC電圧より生成している低圧電源回路部である。ここで作られたDC電圧は、メインモータ123、冷却ファン129、エンジンコントロ−ラ126などのCPU電源等様々な個所に供給され、それぞれを駆動させる。
発熱体32への電力の供給は、トライアック4の通電、遮断により制御をおこなう。抵抗5、6はトライアック4のためのバイアス抵抗であり、フォトトライアックカプラ7は、一次、二次間の沿面距離を確保するためのデバイスである。フォトトライアックカプラ7の発光ダイオードに通電することにより、トライアック4をオンする。抵抗8は、フォトトライアックカプラ7の電流を制限するための抵抗であり、トランジスタ9によりフォトトライアックカプラ7をオン/オフする。トランジスタ9は、抵抗10を介してエンジンコントロ−ラ126からのON1信号にしたがって動作する。
発熱体33への電力の供給は、トライアック13の通電、遮断により制御をおこなう。抵抗14、15はトライアック13のためのバイアス抵抗であり、フォトトライアックカプラ16は、一次、二次間の沿面距離を確保するためのデバイスである。フォトトライアックカプラ16の発光ダイオードに通電することにより、トライアック13をオンする。抵抗17は、フォトトライアックカプラ16の電流を制限するための抵抗であり、トランジスタ18によりフォトトライアックカプラ16をオン/オフする。トランジスタ18は、抵抗19を介してエンジンコントロ−ラ126からのON2信号にしたがって動作する。
また、交流電源1は、ACフィルタ2を介して、ゼロクロス検出回路12に入力される。ゼロクロス検出回路12では、エンジンコントロ−ラ126に対して、商用電源電圧がある閾値以下の電圧になっていることをパルス信号として報知する。
47から50の4つのダイオードは、AC交流電圧を低圧電源回路部28が必要とするDC電圧へと変換するブリッジを構成している。51は、整流ダイオードであり、商用電源電圧がある閾値以下の電圧の場合にオンする。54は、51がオンされたときにオンするように構成されているトランジスタである。52および53の抵抗は、54のトランジスタの電圧定格を超えないように構成されている分圧抵抗である。また、57は、一次側と二次側を絶縁するためのフォトインタラプタである。トランジスタ54がオンされている場合はフォトインタラプタ57はオフとなり、エンジンコントローラ126にHigh信号を出力する。一方、トランジスタ54がオフされている場合はフォトインタラプタ57はオンとなって、エンジンコントローラ126にLow信号を出力する。55および56は、フォトインタラプタ57に流れる電流が定格を超えないよう設置されている抵抗である。
上記のような回路構成とすることにより、商用電源電圧のNeutral側が正の場合においては、ゼロクロス検出回路28はエンジンコントローラ126にHigh信号を出力する。一方、商用電源電圧のNeutral側が負の場合においては、ゼロクロス検出回路28はエンジンコントローラ126にLow信号を出力する。以下、エンジンコントロ−ラ126に送出されるこの信号をZEROX信号と呼ぶ。
エンジンコントロ−ラ126は、ZEROX信号のパルスのエッジを検知し、位相制御または波数制御によりトライアック4または13をON/OFFする。トライアック4及び13に制御されて発熱体32及び33に通電されるヒータ電流は、カレントトランス25によって電圧変換され、ブリューダ抵抗26を介して電流検出回路部27に入力される。電流検出回路部27では、電圧変換されたヒータ電流波形を実効値に変換し、HCRRT信号としてエンジンコントローラ126のA/D変換ポートに入力される。
また、発熱体32、33が形成されているセラミックヒ−タ109cの温度を検知するための温度検出素子109dは、例えば、サ−ミスタ感温素子である。かかる温度検出素子109dは、セラミックヒータ109c上に発熱体32、33に対して絶縁距離を確保できるように絶縁耐圧を有する絶縁物を介して配置されている。この温度検出素子109dによって検出される温度は、抵抗22と温度検出素子109dとの分圧として検出され、エンジンコントロ−ラ126にTH信号としてA/D入力される。セラミックヒ−タ109cの温度は、TH信号としてエンジンコントロ−ラ126において監視される。かかる検出温度を、エンジンコントロ−ラ11の内部で設定されているセラミックヒ−タ109cの目標温度と比較することによって、セラミックヒ−タ109cを構成する発熱体32、33に供給するべき電力比を算出する。そして、その供給する電力比に対応した位相角(位相制御)または波数(波数制御)に換算し、その制御条件によりエンジンコントロ−ラ126がトランジスタ9にON1信号、あるいはトランジスタ18にON2信号を送出する。
<実施形態1の加熱装置の加熱制御方法の例>
(位相制御の例)
例えば、位相制御の場合、下記のような表1をエンジンコントローラ126内に有しており、この表に基づき制御をおこなう。
Figure 2009181059
以下、上記に記載した制御を具体的に説明する。
定着装置に与えられる熱量は、温調目標温度と温度検出素子109dの検出温度とを基に、ゼロクロス周期毎に算出される。本実施形態ではフィードバック系制御の一種であるPI制御を用いて説明する。PI制御は、比例(Proportional)+積分(Integral)制御で表わされ、ヒータを点灯するデューティを決定し、そのデューティに応じてエンジンコントローラ126がスイッチング素子であるトライアック4または13を位相制御によりオンオフすることにより、より精細な温度調整する。
本実施形態におけるPI制御を用いた供給電力の算出は、以下の式(1)で決定される。かかる算出を、第1の算出手段(算出工程)として参照する。
供給電力比D=P制御値+I制御値 ...(1)
供給電力比Dは、ゼロクロス半波を80分割し、1.25%刻みで制御されている。
上記式(1)におけるP制御値は、比例制御の制御値であり、本実施形態では以下式(2)によって与えられる。
P制御値=Kp×ΔT ...(2)
ここで、Kpは比例ゲインであり、温度オーバーシュート等および温度安定性を考慮し、適切な値に設定されている。また、ΔTは、目標温度と検出温度との差分であり目標温度から現在の検出温度を引いて算出される。
上記式(1)におけるI制御値は、積分制御の制御値であり、一定期間にわたるΔTの積分値すなわち目標値からのドリフトを補正するもので、P制御における供給電力比にオフセットとして付与する。本実施形態では、エンジンコントローラ126内に、目標温度と検出温度との大小関係の履歴を積分するカウンタを保持している。100ms毎に目標温度と検出温度との大小関係を判断し、正負の結果それぞれの場合に、カウンタをインクリメントまたはデクリメントする。その結果として、カウンタが6以上になるとI制御値をインクリメント、−6以下となるとデクリメントし、カウンタをリセットする。
また、発熱体32、33に供給する電力比を算出する際に、電流検出回路部27から報知されるHCRRT信号を基に上限の電力比を算出して、その上限の電力比(最大供給可能電力比)以下の電力が通電されるように制御する。最大供給可能電力比(Dmax)は、電流検出回路部27の出力値HCRRT(Irms)と、サーミスタ109dの検知結果に基づいた現在投入されている電力比デューティ(D)と、最大供給可能電流値(Ilimit)とを用い、以下の式(3)で与えられる。かかる算出を、第2の算出手段(算出工程)として参照する。
Dmax=(Ilimit/Irms)2×D ...(3)
なお、上記最大供給可能電流値(Ilimit)は、接続される商用電源の定格電流に対して、低圧電源部28に供給される電流最大値を差し引いた、ヒータに供給可能な許容電流値を設定している。また、一般的にIrms=V/R*√Dの関係が成り立つ。この式で、IrmsをIlimit、DをDmaxに置き換えると、Ilimit=V/R*√Dmaxとなる。Rは固有のヒータの抵抗値である。従って、Dmaxから電源電圧Vが求められる。
本実施形態では、発熱体32および発熱体33へ通電される電力比は常に同じであるものとして説明する。
上記最大供給可能電流値(Ilimit)は、例えば、本実施形態では100V系においては、商用電源定格電流15Aから低圧電源部28への電流最大値3.5Aを差し引いた11.5Aに設定されている。以下、100V系の画像形成装置の場合を例として説明する。
サーミスタ109dが検知した温度に基づいて制御される電力比デューティ(D)が、上記最大供給可能電力比(Dmax)以上となった場合においては、最大供給可能電力比を優先させ、最大供給可能電力比を上限としてセラミックヒータ109cの制御を行う。
さらに、発熱体32、33に電力を供給している間に電力供給を制御する電力供給制御手段が故障し、発熱体32、33が熱暴走に至った場合、過昇温を防止する一手段として、過昇温防止手段23がセラミックヒータ109c上に配置されている。過昇温防止手段23は、例えば温度ヒューズやサーモスイッチである。発熱体32、33が熱暴走に至って過昇温防止手段23が所定の温度以上になると、過昇温防止手段23がオープンになり、発熱体32および33への通電が断たれる。
また、リレー41の駆動回路部が、抵抗44および45、トランジスタ43および46であり、42は逆起電力による素子破壊を防止するためのダイオードである。エンジンコントローラ126よりRLDポート(/RLD)にLOW信号が出力されると、トランジスタ46はオフとなる。すると、トランジスタ43がオンすることによりリレー41はオンとなり、セラミックヒータ109cへの通電が可能となる。また、電流検出回路部27のカレントリミット信号(CURLIM)がLOWとなることによって、トランジスタ43がオフし、強制的にリレー41をオフして、セラミックヒータ24への通電を遮断することができる。カレントリミット信号(CURLIM)がLOW信号を発信する条件は、電流検出回路部27が、予め設定されている最大供給可能電流値よりも大きいヒータ通電電流の実効値を検出した場合である。検出電流値HCRRT(Irms)が最大供給可能電流値(Ilimit)よりも低い値を検出している場合は、HIGH信号が出力される。この判定は、電流検知回路部27内のコンパレータ(図示しない)によって、予め設定されている基準電圧と比較された結果として出力される。
本実施形態における位相制御の様子を図5に示す。
図5における一段目の波形(a)は、セラミックヒータ109cの発熱体32および33に供給される電流波形である。なお、本実施形態では発熱体32および33への通電供給比率は、常に同じ比率で制御されているものとする。二段目の波形(b)は、エンジンコントローラ126よりトランジスタ9および18に入力される駆動信号(ON1、ON2)である。トランジスタ9および18がオンされることによって、トライアック4および13がオンされ発熱体32および33への通電が開始される。
四段目の波形(d)は、ゼロクロス検出回路12から出力されエンジンコントローラ126が受け取るゼロクロス波形である。本実施形態ではこれをHW(ハードウエア)ゼロクロス信号と呼ぶことにする。HWゼロクロス信号は、ゼロクロス検出回路12の構成上、三段目の波形(c)に示されている理論上の真のゼロクロス波形と比較し、その立ち上がりおよび立ち下がりのエッジに時間的なずれが生じてしまう。また、Highの時間とLowの時間とに差が生じてしまっている。エンジンコントローラ126内では、実際はHWゼロクロス波形の立ち下がりのエッジのみを検出し、立ち下がりエッジ間の時間を1サイクルとして測定し、測定した時間のちょうど半分の時間に立ち上がりエッジを生成している。
これを図5の五段目の波形(e)に示し、FW(ファームウエア)ゼロクロス信号と呼ぶことにする。これにより、High信号とLow信号の間の時間差を解消している。
今ここに、サーミスタ109dによって検出される温度(TH)に基づいて、セラミックヒ−タ109cを構成する発熱体32、33に供給するべき電力比デューティ(D)を式(1)に基づいて算出する。算出された供給する電力比デューティ(D)を上出の表で対応した位相角に換算する。そして、FWゼロクロス信号の立ち上がりまたは立ち下がりエッジを同期タイミングとして、その制御条件によりエンジンコントロ−ラ126がON1およびON2信号を送出する。この位相角をαDとする。
エンジンコントローラ126は、上出の式(3)により最大供給可能電力比(Dmax)を算出する。算出には、以下のパラメータが使用される。電流検出回路部27から報知される現状の発熱体32および33に流れている電流実効値の合計値をHCRRT信号として電圧換算された出力値(Irms)が使用される。予め設定されている最大供給可能電流値(Ilimit)が使用される。上記電力比デューティ(D)が使用される。最大供給可能電力比(Dmax)に対応する位相角をαDmaxとする。本実施形態の位相制御では、このαDmaxを超えた制御位相角αDの投入を禁止する。よって、位相制御範囲は、図5のように、電力比デューティで0%からDmax%まで、位相角では180度からαDmaxまでの範囲となる。
現状の投入電力比Dおよび最大供給可能電力比Dmaxは、すべてFWゼロクロス信号の立ち上がりまたは立ち下がりエッジを基点に、算出された位相角に応じて、以下の表2に基づいた時間で制御されている。なお、この表は、商用電源電圧が50Hzである場合であり、その周波数が変動した場合はその変動量に基づき補正がかけられる。
Figure 2009181059
(FWゼロクロスを基点とする問題点)
FWゼロクロスの立ち上がりまたは立ち下がりエッジからの投入されるべき電力比に応じた時間で、トライアック4および13を駆動するON1およびON2信号をエンジンコントローラ126が出力している構成においては、次の問題が発生る。すなわち、式(3)に従って算出されたDmaxに対応する位相角αDmaxは、FWゼロクロスと真のゼロクロスとのずれ分の時間だけ、大きい位相角となってしまう。よって、ヒータに供給可能な最大供給可能電流値(Ilimit)の値が本来狙うべき値よりも大きいものとなってしまう。また、式(1)に従って算出されたDに対応する位相角αDも同様に、大きい位相角となってしまう。そのため真のゼロクロスとFWゼロクロスとのずれ分の時間aを補正量し、FWゼロクロス信号を真のゼロクロスと一致させる必要がある。この時間的なずれ分を補正量とし、入力電圧値に応じて可変とする方法が本実施形態の特徴とするところである。
(実施形態1における補正量の決定例)
100V系の画像形成装置は定格電圧範囲が85〜140Vと広く、補正量aの値は現在投入されている商用電源電圧の値によって様々な値をとる。この様子を図6に示す。ゼロクロス検出回路12の構成上、ゼロクロスを検出する閾値がHWゼロクロスでは真のゼロクロスポイントと比較して時間的に前に位置する。入力されている商用電源電圧の値が異なる場合そのピーク値も異なるため、波形の曲率も異なってくる。具体的には、電源電圧が大きいほうがHWゼロクロスを検出してから真のゼロクロスの閾値に達するまでの時間が短くなる。よって、エンジンコントローラ126により算出された最大供給可能電力比Dmaxの値から現在投入されている電源電圧値を推定し、この補正量aの値を可変とすることが本実施形態の最大の特徴である。
この様子を図7を使って説明する。図7の波形(a)〜(e)は図5と同様である。本実施形態では、図7の波形(f)及び(g)の補正を行なう。
算出されたDmaxの値より、予めエンジンコントローラ126内に有している以下に示す表3に基づいて補正量aの値を決定する。そして、かかる補正量aを、ON1およびON2信号の出力までのFWゼロクロスのエッジからの時間tに足して、ON1およびON2信号の出力を行う。補正した後のFWゼロクロスのエッジからの時間をtra(=t+a)とし、算出された時間traに対応する位相角で位相制御を行う。
Figure 2009181059
最大供給可能電力比Dmaxにも、同じく算出されたDmaxに値するFWゼロクロスのエッジからの時間Tにaを足して補正する。補正した後のFWゼロクロスのエッジからの時間をTra(=T+a)とし、算出された最大供給可能電力比Dmaxに対してはTraを用い制御を行う。また、算出された最大供給可能電力比Dmaxが100%であった場合は、補正は行わない。上記のような制御とすることにより、回路構成上から発生してしまう真のゼロクロスとFWゼロクロスとのエッジの時間的なずれを時間の補正量aを足すことにより補償することができる。また、補正量aは入力されている商用電源電圧の値により可変とすることにより、より精度の良い補正量とすることができる。
<実施形態1の画像形成装置の加熱制御方法の手順例>
本実施形態1における加熱制御方法の手順例を、図8のフローチャートに示す。かかるフローチャートは、ビデオコントローラ127及びエンジンコントローラ126の処理を含んでいる。
画像形成装置の電源がオンされるとスタンバイ状態へと遷移する(S1)。その後、ユーザからのプリントコマンド受信を待つ(S2)。プリントコマンド要求が入るとプリント動作を開始する(S3)。ここまでは、主に、ビデオコントローラ127の制御である。
以降は、主に、エンジンコントローラ126の制御である。セラミックヒータ109cへの通電が開始される(S4)。サーミスタ109dの検知温度結果に基づいた温調制御を位相制御にて開始する(S5)。温調制御中のエンジンコントローラ126は、式(3)より最大供給可能電力比Dmaxを算出する(S6)。電流検出回路部27から報知される現状の発熱体32および33に流れている電流実効値の合計値を電圧換算された出力値と、予め設定されている電流リミット最大供給可能電流値と、現在投入されている電力比とを基に、算出する。算出されたDmaxより、エンジンコントローラ126は本実施形態の表3に基づき補正量aを算出し(S7)する。次に、算出した補正量aを、サーミスタ109dの検知温度に基づいて算出された投入されるべき電力比に応じたトライアック4または19をオンさせるON1およびON2信号を出力するまでの時間tに加える(S8)。ここまでが、主に、エンジンコントローラ126の制御である。
以降の処理は、ビデオコントローラ127の指示でエンジンコントローラ126が行なう。プリントジョブが終了するかどうかを判断し(S9)、プリントジョブが終了しない場合は、ステップS5からの動作を繰り返す。プリントジョブが終了の場合は、セラミックヒータ2109cへの通電を終了する(S10)。プリント動作を終了する(S11)。
上記のように制御することにより、ゼロクロス検出回路の構成上から生じてしまう、真のゼロクロス信号と回路が検出するゼロクロス信号との立ち上がりおよび立ち下がりエッジの時間的差分を補正する。すなわち、算出された最大供給可能電力比から現在投入されている商用電源電圧の電圧値を推測する。そして、その推測値に基づいた補正量を現在投入されるべき電力比に基づいたヒータ制御素子のオン時間に加えることにより、セラミックヒータに通電される最大供給可能電流値の精度を向上することができる。
<実施形態2の加熱装置の加熱制御方法の例>
以下に、実施形態2の加熱装置の加熱制御方法を説明する。なお、実施形態1と重複する点は省略する。
実施形態1においては、真のゼロクロスとゼロクロス検出回路の出力を基としたFWゼロクロスのエッジに生じる時間的な差分を補正するために、以下の手順を行なっている。まず、算出された最大供給可能電力比から現在投入されている商用電源電圧を推定する。そして、その電圧値に応じた補正量をトライアック4および13をオンする時間に加えることにより、最大供給可能電流値の精度を向上させる。
本実施形態2においては、製造工程上発生してしまうセラミックヒータ109cの抵抗値ばらつきや、電流検出回路部27の精度ばらつきを考慮する。そのため、各商用電源電圧の値およびセラミックヒータ109cの抵抗値ばらつきより最大供給可能電力比の理論値を導き出し、電源電圧の電圧範囲で予め分割しておく。そして、導き出された最大供給可能電力比がどの範囲に入っているかを判定して、その範囲に応じた補正量をON1およびON2信号の出力までの時間tに足して、各信号、特にON1およびON2信号の出力を行うことを最大の特徴とする。
上記のように構成することにより、実施形態1に比べ、よりエンジンコントローラ126への負荷やメモリ容量等を軽減することができる。
本実施形態2においては、算出されたDmaxの値より、予めエンジンコントローラ126内に有している以下の表4に基づいて、補正量aの値を決定する。そして、補正量aをON1およびON2信号の出力までの時間tに足して、信号の出力を行う。
Figure 2009181059
本実施形態2で使用する上記表4による最大供給可能電力比Dmaxの補正を、図9により説明する。
最大供給可能電力比DmaxにもON1およびON2信号と同じく、算出されたDmaxのFWゼロクロスのエッジからの時間Tにaを足して、補正する。算出された最大供給可能電力比Dmaxが上記表4の範囲であった場合は、それに応じた補正量aで決定される。また、算出された最大供給可能電力比Dmaxが100%以上であった場合、あるいは54%以下の場合は、補正は行わない。
上記のような制御とすることにより、回路構成上で発生してしまう真のゼロクロスとFWゼロクロスのエッジの時間的なずれを、補正量aを足すことにより補償することができる。また、制御テーブル(表4)を、実施形態1の制御テーブル(表3)と比較して簡単なものとすることにより、エンジンコントローラ126の負担やメモリ容量等を軽減することができる。
<実施形態2の画像形成装置の加熱制御方法の手順例>
本実施形態2における加熱制御方法の手順例を図10のフローチャートに示す。なお、図10のフローチャートは、図8と同様に、ビデオコントローラ127及びエンジンコントローラ126の処理を含んでいる。
画像形成装置の電源がオンされるとスタンバイ状態へと遷移する(S21)。その後、ユーザからのプリントコマンド受信を待つ(S22)。プリントコマンド要求が入るとプリント動作を開始する(S23)。
セラミックヒータ109cへの通電が開始され(S24)、サーミスタ109dの検知温度結果に基づいた温調制御を位相制御に開始する(S25)。温調制御中に、エンジンコントローラ126は式(3)により最大供給可能電力比Dmaxを算出する(S26)。電流検出回路部27から報知される現状発熱体32および33に流れている電流実効値の合計値をHCRRT信号として電圧換算された出力値と、予め設定されている最大供給可能電流値と、現在投入されている電力比とを基に、算出する。算出されたDmaxより、エンジンコントローラ126は本実施形態2の表4に基づき、現在投入されている電源電圧値を推測して補正量aを算出する(S27)。算出した補正量aをサーミスタ109dの検知温度に基づいて算出された投入されるべき電力比に応じたトライアック4または19をオンさせるON1およびON2信号を出力するまでの時間tに加える(S28)。
次に、プリントジョブが終了するかどうかを判断し(S29)、プリントジョブが終了しない場合は、ステップS25からの動作を繰り返す。プリントジョブが終了の場合は、セラミックヒータ109cへの通電を終了し(S30)、プリント動作を終了する(S31)。
上記のように制御することにより、ゼロクロス検出回路の構成上から生じてしまう、真のゼロクロス信号と回路が検出するゼロクロス信号の立ち上がりおよび立ち下がりエッジの時間的差分を補正する。エンジンコントローラより算出された最大供給可能電力比から現在投入されている商用電源電圧の電圧値を推測する。その推測値に基づいた補正量を現在投入されるべき電力比に基づいたヒータ制御素子のオン時間に加えることにより、セラミックヒータに通電される最大供給可能電流値の精度を向上することができる。更に、エンジンコントローラ126の負担やメモリ容量等を軽減することができる。
なお、本実施形態では、本発明を適用する装置として、電子写真プロセスを用いた画像形成装置における定着装置のヒータへの電力制御方法を説明したが、これに限定されるものではない。本発明は、壁のコンセントから供給できる電流制限のように最大供給可能電流値が設定されている場合に、負荷への電力供給を効率よく(制限一杯に)行なうための技術一般に適用が可能であり、これらも本発明に含まれるものである。
又、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、プリンタなど)から構成されるシステムあるいは統合装置に適用しても、ひとつの機器からなる装置に適用してもよい。
又、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
又、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行う。このような処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
本実施形態の画像形成装置の概略構成例を示した図である。 本実施形態の加熱手段であるセラミックヒータの概略を示した図である。 本実施形態の定着装置の概略構成例を示した図である。 本実施形態の定着装置の制御及び駆動回路例を示した図である。 本実施形態の定着装置の位相制御の様子を説明する図である。 本実施形態の位相制御のゼロクロスエッジの補正を説明する図である。 実施形態1における定着装置の位相制御の様子を説明する図である。 実施形態1における定着装置の制御手順例を示すフローチャートである。 実施形態2における定着装置の補正量を説明する図である。 実施形態2における定着装置の制御手順例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 交流電源
12 ゼロクロス検知回路
4,13 トライアック
25 カーレントトランス
27 電流検出回路
28 低圧電源部
32,33 発熱体
101 レーザビームプリンタ本体
102 給紙カセット
105 給紙ローラ
107 レーザスキャナ部
109 定着器
109a 定着フィルム
109b 加圧ローラ
109c セラミックヒータ
109d サーミスタ
111 排紙ローラ
112 排紙トレイ
117 感光ドラム
119 一次帯電ローラ
120 現像器
121 転写帯電ローラ
123 メインモータ
126 エンジンコントローラ
127 ビデオコントローラ
131 外部装置

Claims (10)

  1. 電力が供給されると発熱する発熱体の温度を検出して、該発熱体に供給する電力を、交流電源から検出したゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの位相で制御することによって、該発熱体の加熱を制御する加熱装置であって、
    前記発熱体の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段が検出した温度と前記発熱体の目標温度とから、電源電圧を全て供給した場合の電力に対する前記発熱体に供給すべき電力の比である電力比を算出する第1の算出手段と、
    前記発熱体を流れる電流値を検出する電流検出手段と、
    前記第1の算出手段が算出した電力比と、前記電流検出手段が検出した前記発熱体を流れる電流値と予め設定されている前記発熱体に供給可能な最大供給可能電流値との比とに基づいて、前記発熱体に供給が可能な最大供給可能電力比を算出する第2の算出手段と、
    前記第2の算出手段が算出した最大供給可能電力比に対応して、前記交流電源のゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの位相を補正する補正手段とを有することを特徴とする加熱装置。
  2. 前記補正手段は、前記第2の算出手段が算出した最大供給可能電力比に対応して、前記交流電源のゼロクロスのタイミングから前記最大供給可能電力比に対応するタイミングまでの位相を更に補正することを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記補正手段は、前記最大供給可能電力比に対応して補正量を記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の加熱装置。
  4. 前記記憶手段は、前記最大供給可能電力比を複数の電力比の範囲に分割して、各範囲に対応して補正量を記憶し、
    前記補正手段は、前記最大供給可能電力比がいずれの範囲にあるかによって、前記交流電源のゼロクロスのタイミングからの位相を補正することを特徴とする請求項3に記載の加熱装置。
  5. 前記位相は、電源電圧のゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの時間に基づいて制御され、
    前記補正手段は、位相を時間により補正することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の加熱装置。
  6. 前記加熱装置は、前記第1の算出手段の算出した電力比が前記第2の算出手段が算出した前記最大供給可能電力比を越えた場合は、前記発熱体の加熱を前記最大供給可能電力比に基づいて制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の加熱装置。
  7. 電力が供給されると発熱する発熱体の温度を検出して、該発熱体に供給する電力を、交流電源から検出したゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの位相で制御することによって、該発熱体の加熱を制御する加熱装置を具備する画像形成装置であって、
    前記加熱装置は、
    前記発熱体の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段が検出した温度と前記発熱体の目標温度とから、電源電圧を全て供給した場合の電力に対する前記発熱体に供給すべき電力の比である電力比を算出する第1の算出手段と、
    前記発熱体を流れる電流値を検出する電流検出手段と、
    前記第1の算出手段が算出した電力比と、前記電流検出手段が検出した前記発熱体を流れる電流値と予め設定されている前記発熱体に供給可能な最大供給可能電流値との比とに基づいて、前記発熱体に供給が可能な最大供給可能電力比を算出する第2の算出手段と、
    前記第2の算出手段が算出した最大供給可能電力比に対応して、前記交流電源のゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの位相を補正する補正手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記加熱装置により制御される発熱体を内部に有する定着フィルムと、
    前記定着フィルムとの間に挟まれた熱定着を必要とする画像形成された媒体に圧力を加える加圧ローラとを有する定着装置を具備することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 電力が供給されると発熱する発熱体の温度を検出して、該発熱体に供給する電力を、交流電源から検出したゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの位相で制御することによって、該発熱体の加熱を制御する加熱制御方法であって、
    前記発熱体の温度を検出する温度検出工程と、
    前記温度検出工程で検出した温度と前記発熱体の目標温度とから、電源電圧を全て供給した場合の電力に対する前記発熱体に供給すべき電力の比である電力比を算出する第1の算出工程と、
    前記発熱体を流れる電流値を検出する電流検出工程と、
    前記第1の算出工程で算出した電力比と、前記電流検出工程で検出した前記発熱体を流れる電流値と予め設定されている前記発熱体に供給可能な最大供給可能電流値との比とに基づいて、前記発熱体に供給が可能な最大供給可能電力比を算出する第2の算出工程と、
    前記第2の算出工程で算出した最大供給可能電力比に対応して、前記交流電源のゼロクロスのタイミングから電力の供給を開始するタイミングまでの位相を補正する補正工程とを有することを特徴とする加熱制御方法。
  10. 請求項9に記載の加熱制御方法の工程をコンピュータに実行させるプログラムを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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