JP6794270B2 - 電力供給装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
図1は、電子写真方式の画像形成装置10の一例である、ブラックのトナーを用いて画像形成が行われるモノクロプリンタの概略構成を示す断面図である。図1において、給紙カセット11に積載された記録材である記録紙は、ピックアップローラ12によって1枚だけ給紙カセット11から給送され、給紙ローラ13によってレジストレーションローラ14へと搬送される。そして、レジストレーションローラ14に搬送された記録紙は、所定のタイミングで、更にプロセスカートリッジ15へと搬送される。画像形成部であるプロセスカートリッジ15は、帯電装置16、現像手段としての現像ローラ17、クリーニング手段であるクリーナ18、及び図中、矢印方向(反時計回り方向)に回転する感光体である感光ドラム19により、一体的に構成されている。そして、以下に説明する公知の一連の電子写真プロセス処理によって、未定着トナー像が搬送された記録紙上に転写される。感光ドラム19は、帯電装置16によって、その表面を一様に帯電された後、露光手段であるスキャナユニット21により画像信号に基づいた露光が行われる。スキャナユニット21内のレーザダイオード22から出射されるレーザ光は、回転多面鏡23により偏向され、反射ミラー24を経て、感光ドラム19を走査することにより、感光ドラム19上に静電潜像が形成される。感光ドラム19上に形成された静電潜像は、現像ローラ17によってトナーが付着され、トナー像として可視化される。そして、感光ドラム19上のトナー像は、転写ローラ20によって、レジストレーションローラ14から搬送されてきた記録紙に転写される。トナー像が転写された記録紙は、加熱定着装置100(以下、定着装置100という)に搬送され、記録紙上(記録材上)の未定着トナー像は、定着装置100により加熱、加圧処理が行われ、記録紙に定着される。そして、記録紙は、中間排出ローラ26、排出ローラ27によって、画像形成装置10外に排出され、一連のプリント動作が終了する。
図2は、本実施例の電力供給装置200の回路構成を説明する図である。交流電源201(図中、ACと表示)は、第一のライン又は第二のラインであるライブ側ライン(図中、LIVEと表示)と、第二のライン又は第一のラインであるニュートラル側ライン(図中、NEUTRALと表示)間に交流電圧を出力している。
常夜電源装置220は、交流電源201のライブ側ラインとニュートラル側ラインから交流電圧が入力され、一次側である交流電源201と絶縁された二次側の負荷に所定の電圧Vcを出力する。所定の電圧Vcは、後述する制御手段である制御部260等に供給される。なお、常夜電源装置220は、交流電源201から交流電圧が入力されている限り、所定の直流電圧Vcを出力し続ける電源装置である。本実施例においては、常夜電源装置220の出力電圧Vcを制御部260等に供給しているが、このような回路構成に限定されるものではなく、例えば出力電圧Vcを異なる電圧に変換してから、制御部260等に供給するなどしてもよい。また、図2では、常夜電源装置220は、電力供給装置200内に内蔵されている構成となっているが、例えば電力供給装置200から電力供給される外付けの電源装置であってもよい。
続いて、交流電源201からの電流供給経路の接続又は切断を行うことにより、電圧検知手段である電圧検知部240と非常夜電源装置221への電力供給、又は電力供給の遮断を行うスイッチ部について説明する。電圧検知部240及び非常夜電源装置221への電力供給を制御するスイッチ部は、フォトトライアックカプラSSR2、トランジスタQ6、トライアックQ7、抵抗R21、R22、R23から構成されている。抵抗R21、R22はトライアックQ7を駆動するための抵抗で、フォトトライアックカプラSSR2は、一次・二次間の沿面距離を確保するためのデバイスである。そして、フォトトライアックカプラSSR2の二次側発光ダイオードに電流が流れ、導通状態になることにより、フォトトライアックカプラSSR2の一次側のトライアックQ7が導通状態になる。トライアックQ7は、いったん、導通状態となると、交流電源201の交流電圧のゼロクロスポイントで消弧するまで、オン状態を保持する。
非常夜電源装置221は、交流電源201のライブ側ラインとニュートラル側ラインから交流電圧が入力され、一次側である交流電源201と絶縁された二次側の負荷(第二の負荷)に所定の直流電圧Vpを出力する電源装置である。所定の電圧Vpは、例えば給紙搬送モータ30やドラムモータ31、定着モータ32等に供給される。また、図2では、非常夜電源装置221は、電力供給装置200内に内蔵されている構成となっているが、例えばトライアックQ7を介して、電力供給装置200から電力供給される外付けの電源装置であってもよい。
抵抗R1、R1’は、交流電源201の入力電圧を検知するために用いられる電圧検知抵抗であり、交流電源201の交流電圧を交流電圧に比例した電流に変換するための変換部材である。即ち、抵抗R1、R1’の抵抗値(所定の固定値)と交流電源201の交流電圧値に比例した電流がカレントトランスであるトランスT1の一次側に流れる。
トランスT1の出力電圧Vout1の位相調整を行う位相調整部210は、抵抗R212、コンデンサC211から構成されている。トランスT1の出力電圧の波形では、交流電源201の交流電圧の波形に対して、位相進み量ΔT1(図3参照)が生じる。そのため、位相調整部210は、抵抗R212、コンデンサC211によって、後述するトランスT2の出力電圧Vout3との位相差を縮小するように位相調整を行い、電圧Vout2を出力する。電圧Vout2は、電圧、電力演算を行う演算部IC1に入力される。なお、位相調整部210は必ずしも必須ではない。位相調整部210の無い場合、トランスT1の出力電圧を所定期間(位相進み量ΔT1より長い期間)、演算部IC1に入力されるように設定し、最適な入力電圧を検出すればよい。
演算部IC1は、電圧演算を行う電圧演算部IC1−2(以下、電圧演算部2という)と、後述する電力演算部IC1−1(以下、電力演算部1という)を有している。電圧演算部2には、位相調整部210から出力された電圧Vout2と所定の基準電圧Vrefが入力される。電圧演算部2では、電圧Vout2と基準電圧Vrefの差分値の二乗値を演算することで、交流電源201の電圧実効値の二乗値を算出する。なお、電圧演算部2では、交流電源201の電圧実効値又は電圧平均値等を演算してもよい。また、電圧演算部2は、後述するZerox信号(ゼロクロス信号)に基づいて、交流電源201の半周期及びその整数倍毎の期間で、交流電源201の電圧実効値の二乗値を算出する。なお、電圧演算部2では、後述するZerox信号とは非同期の、所定の期間で交流電源201の電圧実効値の二乗値を算出してもよい。
電力供給装置200では、定着装置100(第一の負荷)に供給される電流値を検知するために、トランスT2とダンピング抵抗R13により構成される電流検知手段である電流検知部250を有している。トランスT2の一次巻線の一端はトライアックQ5に接続され、他端はニュートラル側ラインに接続されている。トライアックQ5が導通状態の場合には、一次巻線には、定着装置100の抵抗発熱体RH1(以下、発熱体RH1という)に供給されている電流が流れる。そして、トランスT2の二次側には、定着装置100の発熱体RH1に流れる電流に比例した電流が生じる。この電流によりダンピング抵抗R13に生成される電圧Vout3は、発熱体RH1に流れる電流に比例した電圧となるので、定着装置100に供給される電流値を検知することができる。そして、出力電圧Vout3と、所定の基準電圧Vrefが演算部IC1に入力される。
電力演算部1では、電圧Vout3と基準電圧Vrefの差分値と、電圧Vout2と基準電圧Vrefの差分値を乗算し、定着装置100に供給された有効電力値を算出する。電力演算部1は、後述するZerox信号に基づき、交流電源201の半周期及びその整数倍毎の期間で、定着装置100に供給された有効電力値を算出する。なお、電力演算部1では、後述するZerox信号とは非同期の、所定の期間で定着装置100に投入された平均電力値を算出してもよい。また、演算部IC1は、電圧演算部2と電力演算部1で算出された(演算した)実効値電圧と有効電力値の情報を、Power信号を用いて制御部260に通知する。
次に、図2の定着装置100のヒータ部である発熱体RH1への電力供給の方法について説明する。制御部260は、Drive信号(ドライブ信号)により定着装置100のヒータ部である発熱体RH1への電力供給を制御する。制御部260は、負荷である発熱体RH1へ電力供給を行う場合にはDrive信号をハイレベルに設定し、発熱体RH1への電力供給を止める場合にはDrive信号をローレベルに設定する。トランジスタQ4は、制御部260からのDrive信号がハイレベルの場合にはオン状態となり、Drive信号がローレベルの場合にはオフ状態となる。なお、抵抗R17、R16は、トランジスタQ4を駆動するための抵抗である。
次に、交流電源201のゼロクロス検知方法について説明する。本実施例では、図2において、ゼロクロス検知手段であるゼロクロス検知部230は、コンパレータIC2と抵抗R12から構成されている。コンパレータIC2の非反転端子(+)にはトランスT1の出力電圧Vout2が入力され、反転端子(−)にはトランスT1の基準電圧Vrefが入力される。そして、コンパレータIC2は、2つの端子の入力電圧を比較した比較結果であるZerox信号(ゼロクロス信号)を演算部IC1と制御部260に出力する。これにより、制御部260は交流電源201のゼロクロスタイミングを検知することができる。なお、ゼロクロス検知は、位相調整部210の出力電圧Vout2の交流電圧波形に基づいて行われる。なお、位相調整部210の無い構成でも良い。位相調整部210の無い場合、トランスT1の出力電圧に基づくゼロクロスタイミングを位相進み量ΔT1分補正すればよい。この場合、位相進み量は固定値として予め演算部IC1に記憶しておくことになる。
制御部260は、Drive信号により定着装置100のヒータ部である発熱体RH1への電力供給を制御する。また、制御部260は、Drive2信号により交流電源201から電圧検知部240と非常夜電源装置221への電力供給、又は電力供給の遮断を行う。更に、制御部260では、交流電源201から供給される交流電圧の半周期毎の実効値電圧の二乗値や有効電力値情報を後述するZerox信号と同期させながら、半波毎(半周期毎)に取得する。そして、制御部260は、取得された複数半波の実効値電圧や有効電力値の平均値を求めることにより、交流電源201の電圧実効値、及び定着装置100に供給された有効電力値を算出し、定着装置100の制御に利用する。なお、電圧演算部2と電力演算部1及び制御部260での計算の方法、及びどちらがどの演算を行うかについては、本実施例で説明する方法に限定されるものではない。なお、図2では、制御部260は電力供給装置200の制御手段として示しているが、例えば、前述した画像形成装置10のコントローラ40であってもよい。このとき、コントローラ40は、制御手段として機能する。
図3は、本実施例の交流電源201の交流電圧、トランスT1の出力電圧Vout1、位相調整部210の出力電圧Vout2、トランスT2の出力電圧Vout3の電圧波形を示す図である。更に、図3は、コンパレータIC2の出力であるZerox信号、出力電圧Vout2、Vout3の波形を乗算した波形308の電圧波形も示す図である。本実施例では、波形308を発熱体RH1の電力波形(出力電圧Vout3と基準電圧Vrefの差分値と、出力電圧Vout2と基準電圧Vrefの差分値と、を乗算した値を示す波形)として説明する。
続いて、画像形成装置10の印刷プロセスにおける定着装置100の立ち上げ動作に伴う電力供給装置200の制御動作について、図4を用いて説明する。図4は、定着装置100のヒータ温度の変化と、定着装置100への電力供給状態、給紙搬送モータ30、ドラムモータ31、定着モータ32の動作状態を示すタイミングチャートであり、横軸は時間を示す。なお、図中、<A>〜<D>は、時刻(タイミング)を示す。また、定着装置100のヒータ温度は、定着装置100内のサーミスタTH1により検知される温度である。定着装置100への電力供給状態は、定着装置100への定着目標温度に対する交流電源201からの供給電力Pfを示している。
図5は、定着装置100への電力供給状態、給紙搬送モータ30、ドラムモータ31、定着モータ32の動作状態と、電圧演算部2で算出する実効値電圧と電力演算部1で算出する定着装置100に投入した有効電力値を表したタイミングチャートである。図5の横軸は、時間を示す。また、図中、入力電圧値は、電圧演算部2で算出された実効値電圧であり、有効電力値は電力演算部1で算出された有効電力値である。時刻<A>〜<D>、時間t10、t11は図4と同様であり、ここでの説明を省略する。
図6は、電力演算部1における検知した有効電力値の検知誤差の具体例を説明するための表である。図6に示す表は、入力電圧、図2のB−B’間電圧、交流電源201から定着装置100に供給される電流値(図中、定着装置の電流値)、定着装置100の実際の有効電力値の項目を含んでいる。更に、図6に示す表は、電力演算部1により算出された有効電力値(図中、電力演算部による有効電力値と表示)、有効電力値の誤差(図中、検知誤差と表示)の項目を含んでいる。図6では、交流電源201の交流電圧である入力電圧は110Vとしている。また、図2のB−B’間電圧(電圧演算部2により算出された入力電圧値)は105Vとし、B−B’間における電圧降下を5V(=110V−105V)としている。定着装置100に供給される電流値は12A、10A、8A、6Aとしている。定着装置100の実際の有効電力値には、入力電圧×(定着装置100に供給される電流値)により求められる電力値が示されている。電力演算部1により算出された有効電力値には、(B−B’間電圧)×(定着装置100に供給される電流値)により求められる電力値が示されている。そして、有効電力値の検知誤差は、(電力演算部1により算出された有効電力値)−(定着装置100の実際の有効電力値)の算出結果が示されている。
続いて、本実施例の特徴である、上述した電圧降下による電力演算部1の有効電力値の検知誤差を補正する方法について説明する。制御部260は、プリント開始指示を受信すると、Drive2信号をハイレベルに設定することでトライアックQ7をオン状態にし、交流電源201からの電流が電圧検知部240及び非常夜電源装置221に流れるように電流供給(電力供給)を開始する。そして、制御部260は、電流供給を開始した際に電圧演算部2により算出された実効値電圧(入力電圧値)を取得し、取得した実効値電圧を初期電圧V0(第二の電圧)とする。このタイミングでは、画像形成開始に伴う各モータ等の起動が開始されていないため、非常夜電源装置221には交流電源201から殆ど電流が供給されていない。そのため、図2のB−B’間では電圧降下が生じておらず、交流電源201の入力電圧と初期電圧V0の電圧値は一致している。
Pfu=V0×(P1/V1)・・・(1)
続いて、本実施例の電圧降下による有効電力値の検知誤差の補正を含むプリント立ち上げ時の制御シーケンスについて、図7を用いて説明する。図7は、画像形成動作の開始に伴う定着装置100の制御シーケンスを示すフローチャートであり、図7に示す処理は、画像形成指示を受信すると制御部260により実行される。なお、制御部260は、図7に示す処理の実行に先立ち、Drive2信号をハイレベルに設定することでトライアックQ7をオン状態にし、交流電源201からの電流が電圧検知部240及び非常夜電源装置221に流れるように電流供給を行うものとする。
V0=(V00+V01+V02+V03)/4・・・(2)
S807では、制御部260は、カウンタkの初期設定を行い、カウンタkに0を設定し、更に、定着装置100に供給する電力デューティを示す電力デューティDfkに50%を設定する。
P1=(P10+P11+P12+P13+P14+P15+P16+P17)/8・・・(3)
V1=(V10+V11+V12+V13+V14+V15+V16+V17)/8・・・(4)
Pfu=V0×(P1/V1)・・・(5)
S816では、制御部260は、定着装置100のヒータに供給する電力量が予め決められた定着目標電力Pf(=1300W)に相当する電力量となるように、次回の電力デューティDf(k+1)を以下の式(6)により算出する。
Df(k+1)=(Dfk×Pf)/Pfu・・・(6)
S817では、制御部260は、カウンタKをインクリメントする。
Pflim=100×(Pfu/Dfk)・・・(7)
以上説明したように、本実施例によれば、加熱定着装置に供給される電力を精度よく検知することができる。
図8は、交流電源201の入力電圧が変動したときの定着装置100への電力供給状態、給紙搬送モータ30、ドラムモータ31、定着モータ32の動作状態と、交流電源201の入力電圧値と、定着装置100の有効電力値を表したタイミングチャートである。図8の横軸は、時間を示す。また、図中、入力電圧値は、電圧演算部2で検知した実効値電圧であり、有効電力値は、電力演算部1で検知した有効電力値である。時刻<A>〜<D>、時間t10、t11は図4、図5と同様であり、ここでの説明を省略する。
続いて、本実施例の電圧降下による有効電力値の検知誤差の補正を含むプリント立ち上げ時の制御シーケンスについて、図9を用いて説明する。図9は、画像形成動作の開始に伴う定着装置100の制御シーケンスを示すフローチャートであり、図9に示す処理は、画像形成指示を受信すると制御部260により実行される。なお、制御部260は、図7に示す処理の実行に先立ち、Drive2信号をハイレベルに設定することでトライアックQ7をオン状態にし、交流電源201からの電流が電圧検知部240及び非常夜電源装置221に流れるように電流供給を行うものとする。
以上説明したように、本実施例によれば、加熱定着装置に供給される電力を精度よく検知することができる。
IC1−2 電圧演算部
Q7 トライアック
221 非常夜電源装置
240 電圧検知部
250 電流検知部
260 制御部
Claims (17)
- 負荷に電力を供給する電力供給装置であって、
交流電源から交流電圧が入力される第一のラインと第二のラインと、
前記第一のラインと前記第二のラインに入力される前記交流電圧を前記交流電圧に比例する電流に変換する変換部材と、
一次巻線及び二次巻線を有する第一のトランスを有し、前記変換部材によって変換された前記電流が前記一次巻線に供給されることにより前記第一のトランスの二次巻線から出力される交流電圧波形に基づき、前記交流電圧を検知する電圧検知手段と、
一次巻線及び二次巻線を有する第二のトランスを有し、前記負荷に含まれる第一の負荷に供給される電流が前記一次巻線に供給されることにより前記電流に応じて前記第二のトランスの二次側に出力される交流電圧波形に基づき、前記電流の電流値を検知する電流検知手段と、
前記電圧検知手段によって検知された前記交流電圧波形に基づき、前記交流電源のゼロクロスタイミングを検知するゼロクロス検知手段と、
前記電圧検知手段によって検知された前記交流電圧波形と、前記ゼロクロス検知手段が検知する前記交流電源のゼロクロスタイミングと、に基づいて、前記交流電源の電圧を演算する電圧演算手段と、
前記電流検知手段から出力される交流電圧波形に基づいて検知される前記第一の負荷に供給される電流値と、前記電圧演算手段により演算された前記交流電圧の電圧値により、前記交流電源から前記第一の負荷に供給される電力量を演算する電力演算手段と、
前記交流電源から、前記負荷に含まれる第二の負荷に所定の直流電圧を出力する電源装置及び前記第一のトランスの前記一次巻線への電流経路を接続又は遮断するスイッチ手段と、
前記スイッチ手段の制御と、前記第一の負荷及び前記第二の負荷への電力供給の制御と、を行う制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記電力演算手段により演算された電力量を、前記電力量を演算したときに前記電圧演算手段により演算された前記交流電源の第一の電圧と、前記スイッチ手段を制御して前記交流電源から前記電源装置及び前記第一のトランスへ電力供給を開始した際に前記電圧演算手段により演算された前記交流電源の第二の電圧と、に基づいて、補正することを特徴とする電力供給装置。 - 前記電圧検知手段の後段に設けられ、前記交流電源の交流電圧波形との位相差が小さくなるように前記電圧検知手段から出力される前記交流電圧波形の位相を調整する位相調整手段を有し、
前記ゼロクロス検知手段は、前記位相調整手段で位相が調整された前記交流電圧波形を用いて前記ゼロクロスタイミングを検知し、
前記電圧演算手段は、前記位相調整手段で位相が調整された前記交流電圧波形を用いて前記交流電源の電圧を演算することを特徴とする請求項1に記載の電力供給装置。 - 前記制御手段は、前記第二の電圧から前記第一の電圧を減じた電圧値の差が、所定の電圧値よりも大きい場合には、前記電力量の補正を行わないことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力供給装置。
- 前記所定の電圧値は、前記交流電源から前記電源装置に供給される電流の最大値に基づいて決定されることを特徴とする請求項3に記載の電力供給装置。
- 前記変換部材は、第一の抵抗及び第二の抵抗であり、
前記第一の抵抗の一端は、前記第一のラインに接続され、前記第一の抵抗の他端は、前記第一のトランスの一次巻線の一端に接続され、前記第二の抵抗の一端は、前記第二のラインに接続され、前記第二の抵抗の他端は、前記第一のトランスの一次巻線の他端に接続されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電力供給装置。 - 前記第一の負荷の一端は、前記第一のラインに接続され、前記第一の負荷の他端は、前記第二のトランスの一次巻線の一端に接続され、前記一次巻線の他端は、前記第二のラインに接続されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電力供給装置。
- 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電力供給装置と、
記録材に画像を形成する画像形成部と、
前記交流電源より電力を供給される抵抗発熱体を有し、記録材上の未定着トナー像を定着させる定着装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成を行うために前記画像形成部及び前記定着装置を駆動する駆動部を備え、
前記第一の負荷は、前記抵抗発熱体であり、
前記第二の負荷は、前記駆動部であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成部及び前記定着装置を制御するコントローラを備え、
前記制御手段は、前記コントローラであることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記定着装置は、前記抵抗発熱体の温度を検知する温度検知手段を有し、
前記コントローラは、前記温度検知手段より検知した前記抵抗発熱体の温度が第一の温度よりも高い場合には、前記定着装置を駆動する前記駆動部の駆動を開始することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。 - 前記コントローラは、前記定着装置の前記駆動部の駆動を開始してから所定の時間が経過したときの前記抵抗発熱体へ供給可能な電力量が所定の電力量よりも大きい場合には、前記画像形成部による画像形成を開始することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記所定の電力量は、画像形成を開始した前記画像形成部により画像形成された記録材が前記定着装置に到達したときに、前記定着装置の前記抵抗発熱体の温度が定着に適した温度に到達するための電力量であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
- 前記コントローラは、前記抵抗発熱体へ供給可能な電力量を、前記補正された電力量と、前記抵抗発熱体に電力供給するときの電力デューティと、に基づいて算出することを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の画像形成装置。
- 前記コントローラは、前記抵抗発熱体へ供給可能な電力量が前記所定の電力量以下で、前記温度検知手段より検知した前記抵抗発熱体の温度が第二の温度よりも高い場合には、前記画像形成部による画像形成を開始することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
- 前記第二の温度は、前記所定の時間が経過したときの前記抵抗発熱体へ供給可能な電力量が前記所定の電力量よりも大きい場合の前記抵抗発熱体の温度よりも高い温度であることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
- 前記コントローラは、前記画像形成装置が省電力状態の場合には、前記スイッチ手段を制御して、前記電源装置及び前記第一のトランスへの電力供給を遮断することを特徴とする請求項9から請求項15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 負荷に電力を供給する電力供給装置と、
記録材に画像を形成する画像形成部と、
交流電源より電力を供給される抵抗発熱体を有し、記録材上の未定着トナー像を定着させる定着装置と、
を備える画像形成装置であって、
前記電力供給装置は、
交流電源から交流電圧が入力される第一のラインと第二のラインと、
前記第一のラインと前記第二のラインに入力される前記交流電圧を前記交流電圧に比例する電流に変換する変換部材と、
一次巻線及び二次巻線を有する第一のトランスを有し、前記変換部材によって変換された前記電流が前記一次巻線に供給されることにより前記第一のトランスの二次巻線から出力される交流電圧波形に基づき、前記交流電圧を検知する電圧検知手段と、
一次巻線及び二次巻線を有する第二のトランスを有し、前記負荷に含まれる第一の負荷に供給される電流が前記一次巻線に供給されることにより前記電流に応じて前記第二のトランスの二次側に出力される交流電圧波形に基づき、前記電流の電流値を検知する電流検知手段と、
前記電圧検知手段によって検知された前記交流電圧波形に基づき、前記交流電源のゼロクロスタイミングを検知するゼロクロス検知手段と、
前記電圧検知手段によって検知された前記交流電圧波形と、前記ゼロクロス検知手段が検知する前記交流電源のゼロクロスタイミングと、に基づいて、前記交流電源の電圧を演算する電圧演算手段と、
前記電流検知手段から出力される交流電圧波形に基づいて検知される前記第一の負荷に供給される電流値と、前記電圧演算手段により演算された前記交流電圧の電圧値により、前記交流電源から前記第一の負荷に供給される電力量を演算する電力演算手段と、
前記交流電源から、前記負荷に含まれる第二の負荷に所定の直流電圧を出力する電源装置及び前記第一のトランスの前記一次巻線への電流経路を接続又は遮断するスイッチ手段と、
前記スイッチ手段の制御と、前記第一の負荷及び前記第二の負荷への電力供給の制御と、を行う制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記電力演算手段により演算された電力量を、前記電力量を演算したときに前記電圧演算手段により演算された前記交流電源の第一の電圧と、前記スイッチ手段を制御して前記交流電源から前記電源装置及び前記第一のトランスへ電力供給を開始した際に前記電圧演算手段により演算された前記交流電源の第二の電圧と、に基づいて、補正することを特徴とする画像形成装置。
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