JP2006113117A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】商用電源電圧変動などが画像形成装置の定着用発熱体に与える影響を極力避け、ヒータ温度の安定的な制御を可能とする。
【解決手段】定着用発熱体に電力を供給する電力供給手段と電力制御手段と、前記発熱体に供給される電流値を検出する電流値検出手段とを有しており、供給される商用電源電圧に対し電力制御手段が制御可能な最大の電力を前記発熱体へ供給した場合の最大電力に対する割合を変化させることで前記発熱体に供給する電力を制御し、前記電流値検出手段から常時検出される電流値と予め設定されている前記発熱体に供給可能な最大供給可能電流値とを比較して前記発熱体に供給可能な最大供給可能電力比を常時算出し、前記電力制御手段が前記最大供給可能電力比以下で前記発熱体へ供給する電力を制御し、常時算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化した場合に商用電源電圧異常と判断する。
【選択図】図1
【解決手段】定着用発熱体に電力を供給する電力供給手段と電力制御手段と、前記発熱体に供給される電流値を検出する電流値検出手段とを有しており、供給される商用電源電圧に対し電力制御手段が制御可能な最大の電力を前記発熱体へ供給した場合の最大電力に対する割合を変化させることで前記発熱体に供給する電力を制御し、前記電流値検出手段から常時検出される電流値と予め設定されている前記発熱体に供給可能な最大供給可能電流値とを比較して前記発熱体に供給可能な最大供給可能電力比を常時算出し、前記電力制御手段が前記最大供給可能電力比以下で前記発熱体へ供給する電力を制御し、常時算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化した場合に商用電源電圧異常と判断する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子写真プロセスを用いた画像形成装置の定着ヒータの温度を制御する制御手段を備えた画像形成装置に関するものである。
従来の電子写真プロセスを用いた画像形成装置の場合について説明する。
画像形成装置の熱定着装置は、電子写真プロセスなどの画像形成手段により転写紙上に形成された未定着画像(トナー像)を転写紙上に定着させるものであり、ハロゲンヒータを熱源とする熱ローラ式の熱定着装置やセラミック面発ヒータを熱源とするフィルム加熱式の熱定着装置、例えば特許文献1〜特許文献16などが用いられている。
一般的に、ヒータはトライアック等のスイッチング素子を介して交流電源に接続されており、この交流電源により電力が供給される。ヒータを熱源とする定着装置には温度検出素子、例えばサーミスタ感温素子が設けられており、この温度検出素子により定着装置の温度が検出され、その検出温度情報を基にシーケンスコントローラがスイッチング素子をオン/オフ制御することにより定着装置の熱源であるヒータへの電力供給をオン/オフし、定着器の温度が目標の温度になるように温度制御される。セラミック面発ヒータへのオン/オフ制御は、通常入力商用電源の位相制御または波数制御によりおこなわれる。
特開昭63−313182号公報
特開平2−157878号公報
特開平4−44075号公報
特開平4−44076号公報
特開平4−44077号公報
特開平4−44078号公報
特開平4−44079号公報
特開平4−44080号公報
特開平4−44081号公報
特開平4−44082号公報
特開平4−44083号公報
特開平4−204980号公報
特開平4−204981号公報
特開平4−204982号公報
特開平4−204983号公報
特開平4−204984号公報
定着装置の温度を温調制御する際に、シーケンスコントローラは、温度検出素子から検出される温度と、予め設定されている目標温度とを比較することによって、ヒータに供給する電力比を算出してそれに相当する位相角または波数を決定し、その位相条件または波数条件でスイッチング素子をオン/オフ制御する。これらの制御は、定着装置に供給される商用電源電圧が一定である事を前提に制御しており、ヒータ制御中に例えば、この商用電源電圧が何らかの理由で変動してしまう場合には、定着装置の温調制御が狂ってしまう。
商用電源電圧が変動してしまう例として、オフィスやマンションなどのように元々居住用として作られた部屋で、多数のOA機器を用いるケースの増加が挙げられる。このような電源事情の良くない環境下では、過大電流による電源電圧の異常な低下といった不都合が多発しやすい。また、電源事情の良くない場所/地域、例えば工場内に置かれた環境や近くに工場がある場合など、商用電源波形に歪みが生じてしまうことがある。
このような状況では、最も電力を消費する機器の一つでもある画像形成装置において、電源波形歪みなどの影響を受けて画像に影響を与えるなどの問題が生じ、何らかの対応策が求められていた。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、電子写真プロセスを用いた画像形成装置の定着ヒータに関し、商用電源電圧変動などがプリンタ等の画像形成装置に与える影響を極力避け、ヒータ温度の安定的な制御が可能となり、安定したプリント動作を行う事ができ、また、商用電源電圧変動が激しい場合にはユーザに報知する事でユーザビリティを向上させる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明では、上記のように商用電源電圧変動などの影響でプリンタ等の画像形成装置に与える影響を極力避け、ユーザビリティを向上させる事を目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有している。
(1)感光体とトナーを用いて転写材上にトナー像を形成し発熱体による加熱方式の熱定着手段を用いて前記転写材上に前記トナー像を定着させる画像形成装置において、
前記発熱体に電力を供給する電力供給手段と、
前記発熱体に供給する電力を制御する電力制御手段と、
前記発熱体に供給される電流値を検出する電流値検出手段とを有しており、
供給される商用電源電圧に対し前記電力制御手段が制御可能な最大の電力を前記発熱体へ供給した場合の最大電力に対する割合を変化させることで前記発熱体に供給する電力を制御し、
前記電流値検出手段から常時検出される電流値と予め設定されている前記発熱体に供給可能な最大供給可能電流値とを比較して前記発熱体に供給可能な最大供給可能電力比を常時算出し、
前記電力制御手段が前記最大供給可能電力比以下で前記発熱体へ供給する電力を制御し、
常時算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化した場合に商用電源電圧異常と判断することを特徴とする画像形成装置。
前記発熱体に電力を供給する電力供給手段と、
前記発熱体に供給する電力を制御する電力制御手段と、
前記発熱体に供給される電流値を検出する電流値検出手段とを有しており、
供給される商用電源電圧に対し前記電力制御手段が制御可能な最大の電力を前記発熱体へ供給した場合の最大電力に対する割合を変化させることで前記発熱体に供給する電力を制御し、
前記電流値検出手段から常時検出される電流値と予め設定されている前記発熱体に供給可能な最大供給可能電流値とを比較して前記発熱体に供給可能な最大供給可能電力比を常時算出し、
前記電力制御手段が前記最大供給可能電力比以下で前記発熱体へ供給する電力を制御し、
常時算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化した場合に商用電源電圧異常と判断することを特徴とする画像形成装置。
(2)常時算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化した場合、
所定の値を超えて変化する以前に算出された前記最大供給可能電力比をもとに制御することを特徴とする前項(1)に記載の画像形成装置。
所定の値を超えて変化する以前に算出された前記最大供給可能電力比をもとに制御することを特徴とする前項(1)に記載の画像形成装置。
(3)算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化し、
なおかつ前記所定の値を超える変化が所定時間以上継続した場合、
所定の値を超えて変化した後に算出された前記最大供給可能電力比をもとに制御することを特徴とする前項(1)または前項(2)に記載の画像形成装置。
なおかつ前記所定の値を超える変化が所定時間以上継続した場合、
所定の値を超えて変化した後に算出された前記最大供給可能電力比をもとに制御することを特徴とする前項(1)または前項(2)に記載の画像形成装置。
(4)算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化し、
なおかつ前記所定の値を超える変化が所定の回数を超えた場合は装置を停止することを特徴とする前項(1)〜前項(3)いずれかに記載の画像形成装置。
なおかつ前記所定の値を超える変化が所定の回数を超えた場合は装置を停止することを特徴とする前項(1)〜前項(3)いずれかに記載の画像形成装置。
(5)異常が検知された際に、ユーザに報知する手段を有する事を特徴とする前項(1)〜(4)いずれかに記載の画像形成装置。
(6)絶縁基板と、前記絶縁基板の片面もしくは両面上に形成されている1本以上の発熱体から構成される加熱手段と、
前記加熱手段と摺動するフィルムと、
前記フィルムを介して前記加熱手段とニップ部を形成するように圧接された回転自在な加圧体と、
を有しており、
未定着画像を担持した記録媒体を前記ニップ部を通過せしめながら、前記発熱体の加熱により、前記記録媒体に定着処理を施す定着装置を備えることを特徴とする前項(1)〜(5)いずれかに記載の画像形成装置。
前記加熱手段と摺動するフィルムと、
前記フィルムを介して前記加熱手段とニップ部を形成するように圧接された回転自在な加圧体と、
を有しており、
未定着画像を担持した記録媒体を前記ニップ部を通過せしめながら、前記発熱体の加熱により、前記記録媒体に定着処理を施す定着装置を備えることを特徴とする前項(1)〜(5)いずれかに記載の画像形成装置。
以上説明したように、本発明によれば、
(1):感光体とトナーを用いて転写材上にトナー像を形成し発熱体による加熱方式の熱定着手段を用いて前記転写材上に前記トナー像を定着させる画像形成装置において、
前記発熱体に電力を供給する電力供給手段と、
前記発熱体に供給する電力を制御する電力制御手段と、
前記発熱体に供給される電流値を検出する電流値検出手段とを有しており、供給される商用電源電圧に対し前記電力制御手段が制御可能な最大の電力を前記発熱体へ供給した場合の最大電力に対する割合を変化させることで前記発熱体に供給する電力を制御し、
前記電流値検出手段から常時検出される電流値と予め設定されている前記発熱体に供給可能な最大供給可能電流値とを比較して前記発熱体に供給可能な最大供給可能電力比を常時算出し、
前記電力制御手段が前記最大供給可能電力比以下で前記発熱体へ供給する電力を制御し、
常時算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化した場合に商用電源電圧異常と判断することで、画像形成動作中に想定以上の瞬時的な商用電源の電圧変動が生じたことを検知出来る。
(1):感光体とトナーを用いて転写材上にトナー像を形成し発熱体による加熱方式の熱定着手段を用いて前記転写材上に前記トナー像を定着させる画像形成装置において、
前記発熱体に電力を供給する電力供給手段と、
前記発熱体に供給する電力を制御する電力制御手段と、
前記発熱体に供給される電流値を検出する電流値検出手段とを有しており、供給される商用電源電圧に対し前記電力制御手段が制御可能な最大の電力を前記発熱体へ供給した場合の最大電力に対する割合を変化させることで前記発熱体に供給する電力を制御し、
前記電流値検出手段から常時検出される電流値と予め設定されている前記発熱体に供給可能な最大供給可能電流値とを比較して前記発熱体に供給可能な最大供給可能電力比を常時算出し、
前記電力制御手段が前記最大供給可能電力比以下で前記発熱体へ供給する電力を制御し、
常時算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化した場合に商用電源電圧異常と判断することで、画像形成動作中に想定以上の瞬時的な商用電源の電圧変動が生じたことを検知出来る。
(2):常時算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化した場合、
所定の値を超えて変化する以前に算出された前記最大供給可能電力比をもとに制御することで、画像形成動作中に想定以上の瞬時的な商用電源の電圧変動が生じた場合であっても、熱定着手段の安定的な制御が可能となり、安定した画像形成動作が行える。
所定の値を超えて変化する以前に算出された前記最大供給可能電力比をもとに制御することで、画像形成動作中に想定以上の瞬時的な商用電源の電圧変動が生じた場合であっても、熱定着手段の安定的な制御が可能となり、安定した画像形成動作が行える。
(3):算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化し、
なおかつ前記所定の値を超える変化が所定時間以上継続した場合、
所定の値を超えて変化した後に算出された前記最大供給可能電力比をもとに制御することで、画像形成動作中に想定以上の瞬時的な商用電源の電圧変動が生じ、その電圧変動が継続した場合であっても、熱定着手段の安定的な制御が可能となり、安定した画像形成動作が行える。
なおかつ前記所定の値を超える変化が所定時間以上継続した場合、
所定の値を超えて変化した後に算出された前記最大供給可能電力比をもとに制御することで、画像形成動作中に想定以上の瞬時的な商用電源の電圧変動が生じ、その電圧変動が継続した場合であっても、熱定着手段の安定的な制御が可能となり、安定した画像形成動作が行える。
(4):算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化し、
なおかつ前記所定の値を超える変化が所定の回数を超えた場合は装置を停止することで、画像形成動作中に想定以上の瞬時的な商用電源の電圧変動が頻繁に生じるような状態であっても、安全に装置を維持する事が出来る。
なおかつ前記所定の値を超える変化が所定の回数を超えた場合は装置を停止することで、画像形成動作中に想定以上の瞬時的な商用電源の電圧変動が頻繁に生じるような状態であっても、安全に装置を維持する事が出来る。
(5):異常が検知された際に、ユーザに報知する手段を有することで、ユーザビリティを向上させる事が出来る。
(6):絶縁基板と、前記絶縁基板の片面もしくは両面上に形成されている1本以上の発熱体から構成される加熱手段と、
前記加熱手段と摺動するフィルムと、
前記フィルムを介して前記加熱手段とニップ部を形成するように圧接された回転自在な加圧体と、
を有しており、
未定着画像を担持した記録媒体を前記ニップ部を通過せしめながら、前記発熱体の加熱により、前記記録媒体に定着処理を施す定着装置を備えることで、信頼性とユーザビリティの高い画像形成装置を提供出来る。
前記加熱手段と摺動するフィルムと、
前記フィルムを介して前記加熱手段とニップ部を形成するように圧接された回転自在な加圧体と、
を有しており、
未定着画像を担持した記録媒体を前記ニップ部を通過せしめながら、前記発熱体の加熱により、前記記録媒体に定着処理を施す定着装置を備えることで、信頼性とユーザビリティの高い画像形成装置を提供出来る。
以下、添付図面に基づき、本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
図1は電子写真プロセスを用いた画像形成装置の概略構成図であり、例えばレーザービームプリンタの場合を示している。
レーザービームプリンタ本体101(以下、本体101)は、記録紙Sを収納する給紙カセット102を有し、給紙カセット102の記録紙Sの有無を検知するカセット有無センサ103、給紙カセット102の記録紙Sのサイズを検知するカセットサイズセンサ104(復数個のマイクロスイッチで構成される)、給紙カセット102から記録紙Sを繰り出す給紙ローラ105aおよび搬送ローラ対105b、105c、105d等が設けられている。そして、給紙ローラ105a、搬送ローラ対105b、105c、105dの下流には記録紙Sを同期搬送するレジストローラ対106が設けられている。また、レジストローラ対106の下流には、記録紙Sの先端と後端を検知し、画像書き込みタイミングをとるための給紙センサ124、レーザスキャナ部107からのレーザ光118に基づいて記録紙S上にトナー像を形成するプロセスカートリッジ108が設けられている。さらに、プロセスカートリッジ108の下流には記録紙S上に形成されたトナー像を熱定着する定着器109が設けられており、定着器109内の熱定着部下流には排紙部の搬送状態を検知する排紙センサ110、記録紙Sを搬送する搬送ローラ対111や、記録紙Sを排紙するフェースアップ排紙ローラ対140、記録の完了した記録紙Sを積載する積載トレイ112が設けられている。この記録紙Sの搬送基準は、記録紙Sの画像形成装置の搬送方向に直交する方向の長さ、つまり記録紙Sの幅に対して中央になるように設定されている。
排紙センサ110は、定着器109内部に設けられており、記録紙Sが熱定着部を通過したタイミングを検出する。記録紙Sは、搬送ローラ対111を通過した後、フェースアップ排紙ローラ対140を介して積載トレイ112へ排出される。この排紙部に設けられた満載検知センサ142は、積載トレイ112上の記録紙Sが満載であるかを検知すると共に、排紙部の記録紙Sの動きを検知するセンサである。
また、前記レーザスキャナ107は、後述する外部装置131から送出される画像信号(画像信号/VDO)に基づいて変調されたレーザ光を発光するレーザユニット113、このレーザユニット113からのレーザ光を後述する感光ドラム117上に走査するためのポリゴンモータ114、結像レンズ115、折り返しミラー116等により構成されている。
そして、前記プロセスカートリッジ108は、公知の電子写真プロセスに必要な、感光ドラム117、1次帯電ローラ119、現像器120、転写帯電ローラ121、クリーナ122等から構成されている。また、定着器109は定着フィルム109a、加圧ローラ109b、定着フィルム内部に設けられたセラミックヒータ109c、セラミックヒータの表面温度を検出するサーミスタ109dから構成されている。
また、メインモータ123は、給紙ローラ105には給紙ローラクラッチ125を介して、レジストローラ対106にはレジストローラクラッチ129を介して駆動力を与えており、更に感光ドラム117を含むプロセスカートリッジ108の各ユニット、定着器109、排紙ローラ対111、フェースアップ排紙ローラ対140にも駆動力を与えている。
そして126はエンジンコントローラであり、レーザスキャナ部107、プロセスカートリッジ108、定着器109による電子写真プロセスの制御、前記本体101内の記録紙Sの搬送制御を行っている。
そして、127はビデオコントローラであり、パーソナルコンピュータ等の外部装置131と汎用のインターフェース130(セントロニクス、RS232C、USB等)で接続されており、この汎用インターフェース130から送られてくる画像情報をビットデータに展開し、そのビットデータを/VDO信号として、エンジンコントローラ126へ送出している。
エンジンコントローラ126とビデオコントローラ127の間を結ぶ線128は、両コントローラ間のコマンド/ステータス信号線、クロック信号線、/VDO信号線、同期信号線などで構成されている。
エンジンコントローラ126は、ビデオコントローラ127からプリント動作開始命令を受けると、プリント動作を開始する。メインモータ123の駆動、セラミックヒータ109cの立上げ、ポリゴンモータ114の駆動を開始する。メインモータ123の駆動によって、感光ドラム117および転写ローラ121、定着器109の定着フィルム109aおよび加圧ローラ109b、搬送ローラ対111、フェースアップ排紙ローラ対140がそれぞれ回転を開始する。この後エンジンコントローラ126は、レーザユニット113の光量制御を開始するとともに、一次帯電ローラ119、現像器120、転写帯電ローラ121の高圧駆動を順次行う。エンジンコントローラ126は、不図示のCPUにてレーザ光検出センサより送られる/BD信号のパルス間隔からポリゴンモータ114の回転が定常状態になったことを検知すると、給紙ローラクラッチ125をオンして給紙ローラ105aを駆動し、給紙カセット102内の記録紙Sを一枚ずつ繰り出す。給紙ローラクラッチ125はカセットから記録紙Sを一枚繰り出すと、直ちにオフされる。繰り出された記録紙Sは、給紙ローラクラッチ125と共にオンされたレジストローラクラッチ129により回転している搬送ローラ対105b、105c、105dによってレジストローラ対106に向けて搬送される。そしてCPUは、記録紙Sが給紙センサ124に到達したことを検知して同期信号をビデオコントローラ127に対して出力開始し、かつ給紙レジストローラクラッチ129をオフして搬送ローラ対105b、105c、105dおよびレジストローラ対106の駆動を一時停止する。
その時ビデオコントローラ127は、画像情報のドットイメージへの展開を開始しており、/VDO信号出力開始の準備を完了している。ビデオコントローラ127は、エンジンコントローラ126からの同期信号を受信して1ページ分の画像データとして/VDO信号の出力を開始する。
一方エンジンコントローラ126は、同期信号出力開始とともにレジストローラクラッチ129を再びオンし、搬送ローラ対105b、105c、105dおよびレジストローラ対106の駆動を再開する。搬送ローラ対105b、105c、105dおよびレジストローラ対106の駆動は、記録紙Sの後端がレジストローラ対106を通過するまでの間行う。また、この間エンジンコントローラ126は、ビデオコントローラ127からの/VDO信号に応じてレーザユニット113を駆動する。レーザユニット113から発したレーザ光118は、レーザスキャナ部107のポリゴンミラー114の回転によって直線状の走査に変換され、結像レンズ115、折り返しミラー116によって感光ドラム117に照射される。
感光ドラム117は、図1中時計回り方向に所定の周速度(プロセススピード)にて回転駆動される。感光ドラム117はその回転過程で帯電手段としての1次帯電ローラ119により所定の極性・電位に一様に帯電処理される。その感光ドラム117の一様帯電面に対してレーザスキャナ部107から出力される、目的の画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対して変調制御(ON/OFF制御)されたレーザービームによる走査露光がなされ、上記感光ドラム117の表面に目的の画像情報の静電潜像が形成される。前記感光ドラム117上に形成された静電潜像は、現像手段としての現像器120で現像材(トナー)により現像されて可視化される。
一方、一枚ずつ繰り出された記録紙Sは、搬送ローラ対105b、105c、105dおよびレジストローラ対106により感光ドラム117と転写手段としての転写ローラ121の圧接部である転写ニップ部に所定の制御タイミングにて給送され、その記録紙Sの表面に感光ドラム117面側のトナー画像が順次転写されていく。転写ニップ部を出た記録紙Sは、回転過程の感光ドラム117の面から順次分離されて、トナー画像を定着させるための定着器109に導入される。定着フィルム109aと加圧ローラ109bとの間を通過する記録紙Sに該定着フィルム109aを介してセラミックヒータ109cの熱を印加すると共に加圧ローラ109bにより圧力を加えて、記録紙S上のトナー画像を熱定着処理する。定着装置109を出た記録紙Sは、搬送ローラ対111、フェースアップ排紙ローラ対140により積載トレイ112にプリントアウトされる。
また、記録紙Sが分離した後の感光ドラム117は、クリーニング手段としてのクリーナ122により転写残りトナー等の付着汚染物の除去処理を受けて清浄面化され、繰り返して帯電処理から始まる電子写真画像形成に供される。
図2に本発明におけるセラミックヒータの駆動及び制御回路を示す。1は、本体101を接続する商用交流電源で、本体101は商用交流電源をACフィルタ2、カレントトランス25、温度ヒューズ23、トライアック4、13などを介してセラミックヒータ24(109c)の発熱体3、20へ供給することによりセラミックヒータ24を構成する発熱体3、20を発熱させる。
この発熱体3への電力の供給は、トライアック4の通電、遮断により制御をおこなう。抵抗5、6はトライアック4のためのバイアス抵抗で、フォトトライアックカプラ7は、一次−二次間の絶縁距離を確保するためのデバイスである。このフォトトライアックカプラ7の発光ダイオードに通電することによりトライアック4をオンする。抵抗8はフォトトライアックカプラ7の発光ダイオードに流れる電流を制限するための抵抗であり、トランジスタ9によりフォトトライアックカプラ7をオン/オフする。トランジスタ9は抵抗10を介してエンジンコントローラ11(126)からのON1信号に従って動作する。
発熱体20への電力の供給は、トライアック13の通電、遮断により制御を行う。抵抗14、15はトライアック13のためのバイアス抵抗で、フォトトライアックカプラ16は、一次、二次間の絶縁距離を確保するためのデバイスである。フォトトライアックカプラ16の発光ダイオードに通電することによりトライアック13をオンする。抵抗17はフォトトライアックカプラ16の発光ダイオードに流れる電流を制限するための抵抗であり、トランジスタ18によりフォトトライアックカプラ16をオン/オフする。トランジスタ18は抵抗19を介してエンジンコントローラ11からのON2信号に従って動作する。
また、交流電源1はACフィルタ2を介して、ゼロクロス検出回路12に入力される。ゼロクロス検出回路では、商用電源電圧がある閾値以下の電圧になっていることをエンジンコントローラ11に対してパルス信号として報知する。以下、エンジンコントローラ11に送出されるこの信号をZEROX信号と呼ぶ。エンジンコントローラ11はZEROX信号のパルスのエッジを検知し、位相制御または波数制御によりトライアック4または13をON/OFFする。
トライアック4及び13に制御されて発熱体3及び20に通電されるヒータ電流は、カレントトランス25によって電圧変換され、ブリューダ抵抗26を介して電流値検出回路27に入力される。電流値検出回路27では、電圧変換されたヒータ電流波形を平均値または実効値に変換し、HCRRT信号としてエンジンコントローラ11にA/D入力される。
また、21は発熱体3、20が形成されているセラミックヒータ24の温度を検知するための温度検出素子、例えば、サ−ミスタ感温素子であり、セラミックヒータ24上に発熱体3、20に対して絶縁距離を確保できるように絶縁耐圧を有する絶縁物を介して配置されている。この温度検出素子21(109d)によって検出される温度は、抵抗22と、温度検出素子21との分圧として検出され、エンジンコントローラ11にTH信号としてA/D入力される。セラミックヒータ24の温度は、TH信号としてエンジンコントローラ11において監視され、エンジンコントローラ11の内部で設定されているセラミックヒータ24の設定温度と比較することによって、セラミックヒータ24を構成する発熱体3、20に供給するべき電力比を算出し、その供給する電力比に対応した位相角(位相制御)または波数(波数制御)に換算し、その制御条件によりエンジンコントローラ11がトランジスタ9にON1信号、あるいはトランジスタ18にON2信号を送出する。発熱体3、20に供給する電力比を算出する際に、電流値検出回路から報知されるHCRRT信号を基に上限の電力比を算出して、その上限の電力比以下の電力が通電されるように制御する。例えば、位相制御の場合、下記のような表をエンジンコントローラ11内に有しており、この制御表に基づき制御を行う。
さらに、発熱体3、20に電力を供給する制御部やドライブ部が故障等を起こし、発熱体3、20が熱暴走に至った場合に過昇温を防止する一手段として、過昇温防止手段23がセラミックヒータ24上に配されている。過昇温防止手段23としては、例えば温度ヒューズやサーモスイッチなどがある。電力供給する制御部やドライブ部などの故障により、発熱体3、20が熱暴走に至り過昇温防止手段23が所定の温度以上になると、過昇温防止手段23がOPENになり、発熱体3および20への通電が断たれる。
本実施例におけるセラミックヒータ24の概略について、図3に示す。a.はセラミック面発ヒータの断面図であり、b.は発熱体32(3)、33(20)が形成されている面を示しており、c.はb.の示している面と相対する面を示している。
セラミック面発ヒータ24は、SiC、AlN、Al2O3等のセラミックス系の絶縁基板31と、絶縁基板31面上にペースト印刷等で形成されている発熱体32、33と、2本の発熱体を保護しているガラス等の保護層34から構成されている。保護層34上に、セラミック面発ヒータ24の温度を検出する温度検出素子21と過昇温防止手段23が、記録紙の搬送基準、つまり発熱部32a、33aの長さ方向の中心に対して左右対称な位置であり、かつ通紙可能な最小の記録紙幅よりも内側の位置に配設されている。
発熱体32は、電力が供給されると発熱する部分32aと、電極部32c、32dと発熱体を接続する導電部32bと、コネクタを介して電力が供給される電極部32c、32dから構成されている。発熱体33は、電力が供給されると発熱する部分33aと電極部32c、33dと接続される導電部33bと、コネクタを介して電力が供給される電極部32c、33dから構成されている。電極部32cは、発熱体32(3)と33(20)の2本の発熱体に接続されており、発熱体32、33の共通の電極となっている。また、発熱体32、33が印刷されている絶縁基板31との対向面側に摺動性を向上させるためにガラス層が形成される場合もある。
共通電極32cには、交流電源1のHOT側端子から過昇温防止手段23を介して接続される。電極部32dは発熱体32(3)を制御するトライアック4に接続され、交流電源1のNeutral端子に接続される。電極部33dは発熱体33(20)を制御するトライアック13に電気的に接続され、交流電源1のNeutral端子に接続される。セラミックヒータ24(109c)は、図4に示したように、フィルムガイド62によって支持されている。61(109a)は、円筒状の耐熱材製の定着フィルムであり、セラミックヒータ24を下面側に支持させたフィルムガイド62に外嵌させてある。そして、フィルムガイド62の下面のセラミックヒータ24と、加圧部材としての弾性加圧ローラ63(109b)とを定着フィルム61を挟ませて弾性加圧ローラ63の弾性に抗して所定の加圧力をもって圧接させて加熱部としての所定幅の定着ニップ部を形成させてある。また、過昇温防止手段23、例えば、サーモスタットがセラミックヒータ24の絶縁基板31面上または、保護層34面上に当接されている。過昇温防止手段23はフィルムガイド62に位置を矯正され、過昇温防止手段23の感熱面がセラミックヒータ24の面上に当接されている。図示はしていないが、温度検出素子21も同様にセラミックヒータ24の面上に当接されている。ここで、図4のように、セラミックヒータ24は、発熱体32、33がニップ部と反対側にあっても、発熱体がニップ部側にあってもかまわない。また、フィルム61の摺動性を上げるために、フィルム61とセラミックヒータ24との界面に摺動性のグリースを塗布してもかまわない。
次に、本実施例における定着器の制御シーケンスの概略を図5に、ヒータ電流とON1、ON2信号の概略動作波形を図6に示す。図6には、電圧範囲内において、入力電圧が小さい場合と大きい場合の動作波形を示している。
エンジンコントローラ11にて、セラミックヒータ24への電力供給開始の要求が発生すると(S102)、発熱体3及び20の両方に同一の所定の固定デューティD1で通電する(S103)。固定デューティD1に相当する位相角α1で、ON1、ON2信号のオンパルスがZEROX信号をトリガにして、エンジンコントローラ11よリ送出される(図6(b)(c))。セラミックヒータ24には、位相角α1で電流が供給される(図6(a))。このとき固定デューティD1は、予め想定されている商用交流電源からの入力電圧範囲や発熱体抵抗値を考慮して、商用交流電源の許容電流(定格電流)を超えない設定とする。つまり、入力電圧が最大値,抵抗値が最小値の場合を想定し、過剰電力によりセラミックヒータ24が所定の温度を超えない範囲で固定デューティD1を設定する。
固定デューティD1でセラミックヒータ24へ通電している時に、電流値検出回路27から報知されるHCRRT信号により、電流値I1を検知する(S104)。エンジンコントローラ11では、検知された電流値I1と固定デューティD1、および予め設定されている通電可能な電流値Ilimitから、通電可能な上限の電力デューティDlimitを算出する(S105)。電流値検出回路27からエンジンコントローラ11に報知される電流値が実効値の場合、Dlimitは以下の式によって算出される。
Dlimit=(Ilimit/I1)2×D1
Dlimit=(Ilimit/I1)2×D1
ここで電流値Ilimitは、接続される商用電源の定格電流に対して、セラミックヒータ24以外の部分に供給される電流を差し引いた、セラミックヒータ24に供給可能な許容電流値を設定している。
セラミックヒータ24立ち上がり時の電力デューティDlimitが算出されると、定常の定着器温調制御を開始する(S106)。セラミックヒータ24の温度がエンジンコントローラ11に予め設定されている所定の温度になるように、TH信号からの情報を基にPI制御により、発熱体に供給する電力を制御する。目標の所定温度とTH信号からの温度の差分から、供給する電力デューティを決定している。
エンジンコントローラ11は常時、電流値検出回路27から報知されるHCRRT信号をモニタし、セラミックヒータ24に供給される電力デューティDおよび電流値Iを基に常にDlimitを更新している。従ってこのDlimitは、プリンタ本体が接続される商用電源ラインのラインインピーダンスが高い場合など、プリンタ本体の消費する電流により電圧が低下する場合や、電源事情の悪い環境などの商用電源電圧変動やノイズにより、常に変化する事となる。このDlimitは、緩やかに変化する場合は常に更新する方が定着器の制御上も良い。しかしながら、このDlimitが急激に変化する場合は、瞬時的な電圧変動やノイズなどに起因する場合が多い。エンジンコントローラ11は、Dlimitの値を常に監視しており(S107)、Dlimitに所定以上の変化が生じた場合(S108)はそのDlimitを無視し、急激な変化が生じる直前のDlimitを基に制御を続ける(S112〜S106)。瞬時的な電圧変動やノイズに起因する場合は、このDlimitが急激な変化が生じる直前のDlimitの値に戻る。なお、このDlimitが入力許容電圧の最大値/最小値,セラミックヒータ24の抵抗値が最大値/最小値の場合を想定した場合のDlimitの最大値および最小値を超えてしまう場合は、制御エラーとしてプリント動作を停止する(不図示)。
もしこのDlimitが商用電源電圧変動により急激な変化を生じ、その後Dlimitが所定時間以上安定した(所定値を超えない)場合(S112)は、ユーザに対し、電源電圧が大きく変化した旨を報知する(S113)と共に、Dlimitを更新して(S109)プリント動作を続ける(S110〜S106)。そして、ヒータ温調制御終了の要求がくるまで、算出された上限デューティDlimit以下で制御をおこなう(S110〜S106)。
なお、発熱体が1本の場合であっても、その他複数の発熱体の構成であっても同様の制御が可能である。
上記のように、本実施例によれば、定着器に供給しうる最大の供給電力に対する電力比とそのときに定着器に供給される電流値から供給電力比の上限値を常時算出し、それ以下の比率でヒータへの電力制御を行っており、なおかつ常時算出される上限値が所定以上の幅で変化した場合にはその値を無視する事で、通紙時の温度制御中に想定以上の瞬時的な電圧変動が生じても、ヒータ温度の安定的な制御が可能となり、安定したプリント動作を行う事が出来る。
次に図を用いて、本発明第2の実施形態例について説明する。主な構成および動作は、本発明第1の実施例にて説明した通りであるので、省略する。
本実施例では、第1の実施例と同様、セラミックヒータ24へ通電可能な上限の電力デューティDlimitの値を常に更新しながら温調制御を行っている。また、エンジンコントローラ11(126)は、通電可能な上限の電力デューティDlimitの変化を常時監視および更新しており、この電力デューティDlimitに所定以上の急激な変化が生じた場合は、その急激な変化の回数、および変化が発生してからの継続時間を計数しており、変化が生じた回数または変化が継続した時間が予め設定された所定回数または所定時間に達した場合にユーザに報知する。以下に図7を用いて詳細を説明する。
まず、エンジンコントローラ11は常時、電流検出回路27から報知されるHCRRT信号をモニタし、セラミックヒータ24に供給される電力デューティDおよび電流値Iを基に常にDlimitを更新している(S209)。従ってこのDlimitは、プリンタ本体が接続される商用電源ラインのラインインピーダンスが高い場合など、プリンタ本体の消費する電流により電圧が低下する場合や、電源事情の悪い環境などの商用電源電圧変動やノイズにより、常に変化する事となる。このDlimitは、緩やかに変化する場合は常に更新する方が定着器の制御上も良い。しかしながら、このDlimitが急激に変化する場合は、瞬時的な電圧変動やノイズなどに起因する場合が多い。エンジンコントローラ11は、Dlimitの値を常に監視しており(S207)、Dlimitに所定以上の変化が生じた場合(S208)はそのDlimitを無視し、急激な変化が生じる直前のDlimitを基に制御を続ける(S212〜S206)。瞬時的な電圧変動やノイズに起因する場合は、このDlimitが急激な変化が生じる直前のDlimitの値に戻る。
また、エンジンコントローラ11は、この電力デューティDlimitが所定以上の変化が生じた回数をカウントしており(S212)、この変化が第一の所定回数に達した場合は、ユーザに対し、商用電源電圧の変動が激しい旨を報知する(S214)。
またこの時、もしこのDlimitが急激な変化を生じ、その後Dlimitが第一の所定時間以上の時間安定した場合は、第一の実施例で示したごとく、ユーザに対し、電源電圧が大きく変化した旨を報知すると共に、Dlimitを急激な変化後の値に更新してプリント動作を続けても良い(不図示)。
なお、上記時間は連続して発生した時間に対する場合もあるし、所定の動作の中で、複数回発生した各時間の累計である場合もあるし、時間比率の場合もある。
その後、更に急激な変化が生じた回数または変化が継続した時間が予め設定された第二の所定回数に達した場合(S213)に、ユーザへエラーを報知する(S215)と共にプリンタの動作を停止する(S216)。なお、通常は、
(第一の所定回数)<(第二の所定回数)
の関係となっている。
(第一の所定回数)<(第二の所定回数)
の関係となっている。
上記のように、本実施例によれば、定着器に供給しうる最大の供給電力に対する電力比とそのときに定着器に供給される電流値から供給電力比の上限値を常時算出し、それ以下の比率でヒータへの電力制御を行っており、なおかつ常時算出される上限値が所定以上の幅で変化し、かつ所定回数を超えて、頻繁に上限値を超えるような場合にはその状況をユーザに報知する事でユーザビリティの向上を図る事が出来、更にヒータ温度の安定的な制御が困難な程頻繁に電圧変動が生じるような状態の場合には、安全にヒータの停止を行う事が出来る。
101 画像形成装置(レーザービームプリンタ本体)
109 定着器
109c、24 セラミックヒータ
109d、21 ヒータ温調制御用温度検出素子
126、11 エンジンコントローラ
109b、62 定着フィルム
109c、63 加圧ローラ
109 定着器
109c、24 セラミックヒータ
109d、21 ヒータ温調制御用温度検出素子
126、11 エンジンコントローラ
109b、62 定着フィルム
109c、63 加圧ローラ
Claims (6)
- 感光体とトナーを用いて転写材上にトナー像を形成し発熱体による加熱方式の熱定着手段を用いて前記転写材上に前記トナー像を定着させる画像形成装置において、
前記発熱体に電力を供給する電力供給手段と、
前記発熱体に供給する電力を制御する電力制御手段と、
前記発熱体に供給される電流値を検出する電流値検出手段とを有しており、
供給される商用電源電圧に対し前記電力制御手段が制御可能な最大の電力を前記発熱体へ供給した場合の最大電力に対する割合を変化させることで前記発熱体に供給する電力を制御し、
前記電流値検出手段から常時検出される電流値と予め設定されている前記発熱体に供給可能な最大供給可能電流値とを比較して前記発熱体に供給可能な最大供給可能電力比を常時算出し、
前記電力制御手段が前記最大供給可能電力比以下で前記発熱体へ供給する電力を制御し、
常時算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化した場合に商用電源電圧異常と判断することを特徴とする画像形成装置。 - 常時算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化した場合、
所定の値を超えて変化する以前に算出された前記最大供給可能電力比をもとに制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化し、
なおかつ前記所定の値を超える変化が所定時間以上継続した場合、
所定の値を超えて変化した後に算出された前記最大供給可能電力比をもとに制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。 - 算出される前記最大供給可能電力比が所定の値を超えて変化し、
なおかつ前記所定の値を超える変化が所定の回数を超えた場合は装置を停止することを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれかに記載の画像形成装置。 - 異常が検知された際に、ユーザに報知する手段を有する事を特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の画像形成装置。
- 絶縁基板と、前記絶縁基板の片面もしくは両面上に形成されている1本以上の発熱体から構成される加熱手段と、
前記加熱手段と摺動するフィルムと、
前記フィルムを介して前記加熱手段とニップ部を形成するように圧接された回転自在な加圧体と、
を有しており、
未定着画像を担持した記録媒体を前記ニップ部を通過せしめながら、前記発熱体の加熱により、前記記録媒体に定着処理を施す定着装置を備えることを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載の画像形成装置。
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- 2004-10-12 JP JP2004297612A patent/JP2006113117A/ja not_active Withdrawn
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