JP2004013016A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ウォームアップ期間中は前記複数の系統に所定の電力を分配してその電力を連続供給し、レディ状態では所定の電力を分配するのではなくそのまま、ただし各系統に代わる代わる供給する。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリなど、用紙に形成したトナー像を加熱定着させる定着装置およびこの定着装置を備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真式の複写機、プリンタ、ファクシミリなどは、記憶媒体である用紙やフィルムなどに形成されたトナー像を加熱して定着させる定着装置を備える。
【0003】
特開2001―185338公報記載の技術のように、定着装置の加熱器を複数の系統に分割し、用紙やトナー像の大きさによって動作させる系統を選択する技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、加熱器を複数の系統に分割した上記のような定着装置を効果的に利用することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0006】
本発明は、形成されたトナー像を用紙に加熱定着させる定着部材と、この定着部材を加熱する複数の系統に分かれた加熱器を備えた定着装置において、ウォームアップ期間中は前記複数の系統に所定の電力が分配されて連続供給され、レディ状態では前記所定の電力は分配されることなく前記複数の系統のそれぞれに代わる代わる供給されることを特徴とする定着装置を提供する。
【0007】
これによって、加熱器を複数の系統に分割した定着装置を効果的に利用することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
説明に先だって、A4R用紙の短辺、、A3用紙の短辺をそれぞれの用紙の幅方向と定義する。また、A4R用紙の長辺、A3用紙の長辺をそれぞれの用紙の長さ方向と定義する。
【0009】
図1に本実施形態の複写機1のブロック図を示す、画像形成装置たる複写機1は、原稿の画像を読み取るスキャナ部2、用紙にトナー像を形成するプリンタ部3、プリンタ部3で用紙に形成されたトナー像を用紙に加熱定着させる定着装置4、定着装置4への電力供給を制御する駆動回路7、駆動回路7やその他の複写機1の各部を所定の規則に沿って動作させるべく制御を行う制御部5、制御部5へ指示を出すための操作パネル6などで構成される。複写機1は、ここではA4Rの幅やA3の幅の用紙に印刷できるものとする。
【0010】
スキャナ部2で読み取った原稿の画像を制御部5に記憶する。複数の原稿の画像を制御部5に一旦記憶したのちに、記憶した順番を並び替えてプリンタ部3へと画像を送ることもできる。
【0011】
制御部5は、複写機1の各部へと命令を出したり、複写機1の各部の情報を取得して処理する。また、複写機1の各部の動作に必要なデータや、操作パネル6から入力された情報、スキャナ部2が読み取った原稿の画像などを記憶する。
【0012】
駆動回路7は制御部5に接続されていて、定着装置4への電力供給を行う。
【0013】
図2に示す定着装置4は、ヒートローラ41と、ヒートローラ41に対してスプリング45によって圧接されるプレスローラ44などで構成されている。
【0014】
ヒートローラ41は図3に示す概略図のように、炭素鋼やステンレス合金、アルミニウムなどの導電性材料からなる円筒の外周にフッ素樹脂をコーティングする等の耐熱離型性層を付与したスリーブ46を持つ。このスリーブ46が発熱して、トナー像を用紙に加熱定着させる定着部材となる。スリーブ46の内部に、スリーブ46を加熱させる加熱器たるコイルをスリーブ46の内面と近接するよう配した構成となっている。
【0015】
コイルは、中央コイル47と端部コイル48というように複数の系統に分割されている。
【0016】
スリーブ46はA3の幅より長めにしてある。このスリーブ46中央の、A4R幅に対応する部分を中央部と定義する。中央コイル47は、この中央部を加熱できるようになっている。中央コイル47が加熱できないスリーブ46両端の部分を加熱するよう端部コイル48が配置されている。スリーブ46のこの部分を端部と定義する。これらコイルに駆動回路7から高周波電流を流して高周波の磁界変動を発生させ、導電性のスリーブ46に誘導電流を起こしてジュール熱を発生させる。
【0017】
スリーブ46の中央部の温度を監視するため、中央温度センサ42を設ける。また、スリーブ46の端部の温度を監視するため、端部温度センサ43を設ける。中央温度センサ42と端部温度センサ43で得たスリーブ46の温度情報は制御部5へ送られ、制御部5は駆動回路7から中央コイル47および端部コイル48へ供給する電力量を制御する。
【0018】
スリーブ46は加熱され、例えば歯車などの伝達機構を介してモータにより所定の速度で回転される。ヒートローラ41とプレスローラ44の圧接部に、トナー像が現像された用紙を通過させることで、用紙にトナー像を定着させる。
【0019】
用紙はヒートローラ41とプレスローラ44の圧接部の中央を通る。用紙の向きは、用紙の幅方向がヒートローラ41と平行になる方向となる。
【0020】
ヒートローラ41の温度制御について、図4および図5に基いて説明する。
【0021】
図4はWU期間中のヒートローラ41の温度制御についてのフローチャートである。
【0022】
複写機1が一定期間使用されない場合や極端に使用頻度が減少する時間帯などには、コイルへの電力供給を停止させて省エネルギー化を図る。この状態をここではスリープモードと呼ぶ。また、スリープモードや複写機1の起動時など、スリーブ46の中央部の温度TCおよび端部の温度TSがトナー像を定着させる温度である定着温度TFより低いときに中央コイル47および端部コイル48に電力供給を再開して、定着温度TFとなったレディ状態になるまでの期間をWU(ウォーム・アップ)期間と呼ぶ。
【0023】
ここではWU期間およびレディ状態においてヒートローラ41全体を加熱する際の、コイルへの電力供給に関して述べる。
【0024】
WU期間中はスリーブ46を全面において均一に加熱することが要求される。なぜならば、中央部と端部のうち、一方の部分が定着温度TFに達したにも関わらずもう一方の部分が未だ達しない場合、定着温度TFに達していない部分が定着温度TFに達するのを待っている間に、既に定着温度TFに達した部分の熱が逃げてしまうからである。
【0025】
レディ状態では、中央部の温度TCおよび端部の温度TSが定着温度TFを常に保つように温度制御を行う。近年の複写機の制御はデジタル化されてきており、ヒートローラ41の温度制御もデジタル化に対応したものの方が構造を簡単にすることができる。また、トナー像を用紙に定着させる際に用紙やトナーに熱を奪われてヒートローラ41の温度分布は激しく変化するため、これに対抗するため急速な加熱を要する。これらの要求を満たすため、以下のような制御を行う。
【0026】
すなわち、WU期間中は均一に加熱することが重要であり、この間は温度が上昇するだけであるから、使用できる電力を中央コイル47と端部コイル48に分配して、連続して供給する。
【0027】
これに対してレディ状態においてはヒートローラ41の急速な温度変化に対応するために、例えば使用できる電力を分配せずに中央コイル47と端部コイル48に供給する。ただし中央コイル47と端部コイル48に同時に供給するのではない。中央温度センサ42と端部温度センサ43の出力を所定の時間間隔で交互にみて、中央温度センサ42が中央部の温度低下を検知しているようなら次に端部温度センサ43の出力をみるまでの間だけ中央コイル47に、使用できる電力を分配せずに供給する。端部温度センサ43の出力を監視する時間がきたら中央コイル47への電力供給を止める。端部温度センサ43が端部の温度低下を検知しているようなら中央部温度センサ42の出力をみる順番がまわってくるまで端部コイル48に電力を供給する。このように中央部と端部を代わる代わる監視し、代わる代わる供給機会を与えるである。
【0028】
このような制御の詳細について以下に述べる。
【0029】
複写機1全体の電源切断時やスリープモードなど、ヒートローラ41への電力供給が停止されている休止状態から、複写機1全体の電源を投入したり印刷動作を開始して複写機1のWU開始(S1)となる。
【0030】
WUを開始するにあたり制御部5は駆動回路7からヒートローラ41の中央コイル47へ供給する電力PCおよび端部コイル48へ供給する電力PSを、WUするための電力であるWU電力PWCおよびPWSに変更する(S2)。
【0031】
所定の電力PMは、中央コイル47へ供給する電力PCと端部コイル48へ供給する電力PSを合計した値である。複写機1の他の構成要素が使用する電力との兼ね合いで所定の電力PMは変化することがある。
【0032】
この所定の電力PMを、中央コイル47のWU電力PWCと端部コイル48のWU電力PWSに分配して供給する。
【0033】
スリーブ46を均一に温度上昇させて中央部と端部が同時に定着温度TFに達するようにするためには、中央温度センサ42や端部温度センサ43からヒートローラ41の温度をフィードバックして中央コイル47へ供給する電力PCと端部コイル48へ供給する電力PSの配分を変化させたり、予め中央部と端部のそれぞれについて供給電力と温度上昇の関係を実験的に求めてこれに基いて電力を分配すればよい。
【0034】
しかし、中央コイル47への供給電力PCに対するスリーブ46の中央部の温度TCの上昇率が、端部コイル48への供給電力PSに対するスリーブ46の端部の温度TSの上昇率とほぼ同じであれば、中央コイル47のWU電力PWCと端部コイル48のWU電力PWSに、所定の電力PMを系統数で均等にわけて供給すればよくなり、駆動回路7の構成が簡単なものとなる。
【0035】
制御部5は駆動回路7からWU電力を連続して中央コイル47と端部コイル48へ電力供給し、スリーブ46全体を加熱する。
【0036】
スリーブ46の中央部の温度TCを中央温度センサ42が監視しており、スリーブ46の中央部が定着温度TFに達したかどうかが判定(S3)される。
【0037】
ここで中央部が定着温度TFに達していないと判断されたならば、中央コイル47は、電力を供給されている状態である通電状態(SWC=ON)であった場合はそのまま通電状態を維持し、電力を供給されていない切断状態(SWC=OFF)であった場合は通電状態にされる。(S4)
【0038】
中央部が定着温度TFに達したと判断されると、通電状態であった場合は切断状態(SWC=OFF)に、切断状態であった場合はそのまま切断状態を維持され、中央部の温度は下がっていく。(S5)
【0039】
スリーブ46の端部の温度TSを端部温度センサ43が監視しており、スリーブ46の端部が定着温度TFに達したかどうかが判定(S6)される。
【0040】
ここで端部が定着温度TFに達していないと判断されれば、端部コイル48は電力を供給されていない切断状態(SWC=OFF)であったならば通電状態(SWS=ON)に、または通電状態であったならば通電状態のままになり、端部が加熱される。(S7)
【0041】
端部が定着温度TFに達したと判断されると、端部コイル48は通電状態であったならば切断状態(SWS=OFF)に、または切断状態であったならば切断状態のままにされ、端部は温度が下がっていく(S8)。
【0042】
中央コイル47と端部コイル48が共に切断状態であるかどうかが判定され(S9)、共に切断状態でなければ再び中央部の温度TCが定着温度TFに達したかどうかを判定する(S3)処理まで戻り、以上の処理が繰り返される。共に切断状態であると判断されればWU期間を終了し、図5のレディ状態に移行する。制御部5は、所定の電力PMを中央コイル47および端部コイル48に交互に供給するよう指示を出す。指示を受けた駆動回路7は、所定の電力PMを、中央コイル47に供給する電力PCあるいは端部コイル48に供給する電力PSとして交互に出力することができる状態になる。(S10)。
【0043】
中央部の温度TCが定着温度TFより高く保たれているか低くなってしまっているかが判断され(S11)、低くなってしまっている場合には中央コイル47を通電状態にして(S12)、所定の時間が経過したのち切断状態に切りかえる(S13)。また、高く保たれていると判断された場合には通電スイッチSWCを切断状態のまま所定の時間を過ごす。
【0044】
所定の時間が経過すると、こんどは端部の温度TSが定着温度TFより高く保たれているか低くなってしまっているかが判断され(S14)、低くなってしまっている場合には端部コイル48を通電状態にして(S15)、所定の時間が経過したのち切断状態に切りかえる(S16)。また、高く保たれていると判断された場合には通電スイッチを切断状態のまま所定の時間を過ごす。
【0045】
再び中央部の温度TCを判断する処理まで戻り繰り返す。
【0046】
以上のようにヒートローラ41の温度制御は行われる。こうすることで、WU期間中にはヒートローラを均一に加熱することができ、レディ状態ではヒートローラ41の部分的な温度低下に対して早急な加熱を行うことができる。
【0047】
上記のような温度制御に以下のような制御を加えると、所定の電力PMが大きい場合でも、WU期間からレディ状態へ移行する際のヒートローラ41の温度のオーバーシュートを防止することができる。
【0048】
図4に示したAとBの間、すなわち通電スイッチSWCおよびSWSの両方または片方が切断状態となっておらずWU期間が終了していないと判断された後から再びスリーブ46の温度の判定処理に至るまでの間に、移行処理として、図6に示すような温度判定と電力変更の処理を挿入することでこの効果が得られる。
【0049】
中央コイル47と端部コイル48にWU電力が供給され上昇しつづけるスリーブ46の中央部の温度TCが、中央部移行温度TTCに達したかどうかが判断される(S17)。
【0050】
ここで中央部移行温度TTCとは、中央コイル47に供給される電力PCを、WU電力PWCから移行電力PTCへ切りかえるべき温度である。
【0051】
移行電力PTCとは、WU電力PWCよりも小さい電力とする。WU電力PWCの供給の仕方と同じく連続して中央コイル47へと供給されるが、レディ状態に移行した際に生じる温度のオーバーシュートが許容範囲となるような大きさの電力である。
【0052】
スリーブ46の中央部の温度TCが移行温度TTCに達したと判断される(S17)と、供給される電力PCを移行電力PTCに切り換える(S18)。
【0053】
端部コイル48へ供給する電力PSも同様に、端部の温度TSが端部移行温度TTSに達したと判断されれば(S19)、端部コイル48に供給する電力PSをWU電力PWSから移行電力PTSへと切りかえる。(S20)。
【0054】
このように、中央部の温度TCおよび端部の温度TSが定着温度TFに近づいたら、中央コイル47に供給する電力PCおよび端部コイル48に供給する電力PSを、それまで供給していたWU電力PWCおよびPWSよりも小さい移行電力PTCおよびPTSに切りかえることで、温度のオーバーシュートを防ぐことができる。
【0055】
これによって、ヒートローラ41が定着温度TFとなった直後に、トナー像が形成された用紙をヒートローラ41に接触させても、用紙の傷みやトナー像の過定着現象を引き起こすことなく正常なトナー像定着を早く開始することができる。
【0056】
ヒートローラ41のスリーブ46や中央コイル47、端部コイル48の大きさについて、ここではA4RやA3の紙幅として説明したが、これらの紙幅に限るものではないことは言うまでもない。例えば、スリーブ46はその複写機1で印刷できる最大の用紙幅以上の大きさとすればよい。端部コイル48はスリーブ46の中央部以外を全て加熱しなくてはならないわけではなく、複写機1で印刷できる最大の用紙幅をサポートできればよい。また中央コイルは、はがきサイズの用紙に対応するならばそのサイズに合わせた大きさとすればよい。他の用紙幅をサポートするのであれば、中央コイル47で加熱する幅で足りない部分を加熱する別の追加コイルを設け、更に幅の広い用紙をサポートするには中央コイル47と追加コイルで加熱する幅で足りない部分を加熱するさらにまた別の追加コイルを設けて系統を増やせばよい。
【0057】
ここでは中央コイル47、端部コイル48のように、IH(インダクション・ヒーター)加熱方式を用いた形態について述べたが、これに限らず他の加熱手段であっても、複数の系統に分けた構成として以上のような制御を用いれば同様の効果を得ることができる。
【0058】
ここでは用紙はヒートローラ41とプレスローラ44の圧接部の中央を通るとしたが、これに限らず図7のように端部に寄せてもよい。ヒートローラ141の構造は、スリーブ146の幅が小さい用紙を定着させる部分を加熱する第1コイル147を端部に寄せて設け、それで加熱しきれない部分を第2コイル148でカバーする。こうすることで、図3の端部コイル48のように両端に設ける構造よりも簡単にすることができる。いずれにせよ、加熱手段を複数の系統に分けた構成である定着装置であればよいことは言うまでもない。
【0059】
ここでは制御部5と駆動回路7を別の回路として記述したが、これをひとつのユニットとして実現すれば、より小さい構成とすることができる。
本実施形態は複写機についてのものとしたが、ネットワークを介してや直接に接続された外部機器から、スキャナ部で読み取る原稿の画像の代わりに画像データを取得したり操作パネル6から入力すべき情報を取得したりといったことが可能な、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル)などにも同様に適用することが可能であることはいうまでもない。
【発明の効果】
本発明によって、加熱器を複数の系統に分割した定着装置を効果的に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機のブロック図。
【図2】定着装置の簡略な斜視図。
【図3】ヒートローラの概略を示した断面図。
【図4】WU期間中のヒートローラの温度制御についてのフローチャート。
【図5】レディ状態のヒートローラの温度制御についてのフローチャート。
【図6】WU期間からレディ状態へのヒートローラの移行処理についてのフローチャート。
【図7】用紙がヒートローラの端部を通るようにした場合のヒートローラの概略を示した断面図。
【符号の説明】
1・・・複写機、2・・・スキャナ部、3・・・プリンタ部、4・・・定着装置、5・・・制御部、6・・・操作パネル、7・・・駆動回路、41・・・ヒートローラ、42・・・中央温度センサ、43・・・端部温度センサ、44・・・プレスローラ、45・・・スプリング、46・・・スリーブ、
47・・・中央コイル、48・・・端部コイル。
Claims (5)
- 形成されたトナー像を用紙に加熱定着させる定着部材と、
この定着部材を複数の部分に分けて加熱することが可能な、複数の系統からなる加熱器を備えた定着装置において、
ウォームアップ期間中は前記加熱器の前記複数の系統それぞれに所定の電力が分配されて連続供給され、レディ状態では前記所定の電力は分配されることなく前記加熱器の前記複数の系統それぞれへ代わる代わる供給されることを特徴とする定着装置。 - ウォームアップ期間中において前記加熱器の前記複数の系統それぞれへ供給される前記所定の電力は、前記複数の系統の系統数で均等にわけて供給されることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- ウォームアップ期間中において前記加熱器の前記複数の系統それぞれへ供給される前記所定の電力は、前記定着部材を均一に温度上昇させるよう分配されることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記ウォームアップ期間と前記レディ状態の間に、前記ウォームアップ期間中に供給される電力よりも小さい移行電力が前記系統に供給される期間を有することを特徴とする定着装置。
- トナー像を用紙に形成するトナー像形成装置と、
このトナー像を前記用紙に加熱定着させる定着装置とを備えた画像形成装置において、
前記定着装置は、前記トナー像を前記用紙に加熱定着させる定着部材と、
この定着部材を複数の部分に分けて加熱することが可能な、複数の系統からなる加熱器を備え、
この加熱器は、ウォームアップ期間中は前記加熱器の前記複数の系統にそれぞれに所定の電力が分配されて連続供給され、レディ状態では前記所定の電力は分配されることなく前記加熱器の前記複数の系統それぞれへ代わる代わる供給されることを特徴とする画像形成装置。
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- 2003-06-09 US US10/456,567 patent/US6858820B2/en not_active Expired - Lifetime
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