JP2005077697A - 定着ローラの加熱回路ならびに加熱回路の通電制御装置および通電制御方法 - Google Patents

定着ローラの加熱回路ならびに加熱回路の通電制御装置および通電制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】定着ローラ(熱ローラ)の過昇温を防止するとともに、より安価な構成で突入電流を抑制する。
【解決手段】第1ヒータ171と第1トライアック191とが互いに直列に接続された回路と、第2ヒータ172と第2トライアック192とが互いに直列に接続された回路とを、交流電源18に対して互いに並列に接続する。第1ヒータ171および第1トライアック191の間の1点と、第2ヒータ172および第2トライアック192の間の1点とを、抵抗20を備えた分流回路21で接続する。第1ヒータ171および第2ヒータ172への通電を開始する際、第1トライアック191をオンし、第2ヒータ172が十分に温まった時点で第2トライアック192をオンする。
【選択図】 図3

Description

この発明は、用紙に転写されたトナー像を定着させるための定着ローラの加熱回路ならびに加熱回路の通電制御装置および通電制御方法に関する。
従来から、静電潜像が表面に形成される感光体と、静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、感光体から用紙にトナー像を転写させる転写装置と、用紙に転写されたトナー像を定着させる定着装置とを備えた電子写真方式の画像形成装置が知られている。定着装置には、たとえば、所定の定着温度に加熱される熱ローラと、熱ローラに対して所定の定着圧力で圧接された圧ローラとが備えられている。感光体から用紙に転写されたトナー像は、その用紙が熱ローラおよび圧ローラの間を通過する過程でトナー粒子が溶融され、用紙に定着される。
熱ローラは、たとえば、アルミニウムなどの金属で形成された円筒状の本体の表面が、耐熱性プラスチックでコーティングされることにより構成されている。熱ローラ内には、当該熱ローラの一端部から他端部まで延びる1ないし複数本のヒータが配置されていて、ヒータを通電することにより熱ローラを加熱することができるようになっている。
画像形成装置の電源を投入したときのようにヒータの温度が低い状態で突然通電を行うと、いわゆる突入電流が流れて、電源電圧が瞬間的にドロップし、ヒータと同じラインに接続された各種部品(リレーなど)に悪影響を与えることとなる。そこで、突入電流を抑制することができるような種々の構成が提案されている(たとえば、特許文献1および2参照)。
特許文献1には、熱ローラ(加熱ローラ)内に1本のヒータ(定着用ヒータ)を備え、その1本のヒータへの印加電圧を2つのトライアックのオン/オフ制御によって段階的に切り替えることにより突入電流を抑制するといった構成が開示されている。
また、特許文献2には、熱ローラ(ヒートロール)内に2本のヒータ(ランプ)を備え、トライアックのオン/オフ制御により、突入電流抑制の基準温度に到達するまでは2本のヒータで熱ローラを加熱し、上記基準温度に到達した時点で1本のヒータをオフするといった構成が開示されている。
特開平11−95609号公報 特開平11−233235号公報
熱ローラを軸線方向に均一に加熱した場合、熱ローラを通過する用紙のサイズ(幅)が比較的大きく、熱ローラの一端部から他端部の範囲で用紙が熱ローラに接触するときには、熱ローラの熱が軸線方向にほぼ均一に用紙へ伝達されるため問題ないが、熱ローラを通過する用紙のサイズが比較的小さく、熱ローラの中央部でのみ用紙が熱ローラに接触するときには、熱ローラの両端部の熱が用紙へ伝達されず、熱ローラの両端部の温度が非常に高くなる(過昇温)おそれがある。
そこで、熱ローラ内に2本のヒータを配置し、一方のヒータの温度分布を軸線方向中央部に偏らせ、他方のヒータの温度分布を軸線方向両端部に偏らせて、用紙のサイズが比較的小さいときには上記一方のヒータのみに通電を行い、用紙のサイズが比較的大きいときには2本のヒータの両方に通電を行うことにより、用紙のサイズに応じた範囲内で熱ローラを加熱するような手法が知られている。
しかしながら、特許文献1に開示されているような構成では、ヒータが1本しか備えられていないので、上記のような手法で熱ローラの過昇温を防止することはできない。
また、特許文献2に開示されているような構成では、2本のヒータが備えられているものの、突入電流を抑制するために、熱ローラの表面温度を検出する温度検出器を設けなければならないので、製造コストが高くなる。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、定着ローラ(熱ローラ)の過昇温を防止できるとともに、より安価な構成で突入電流を抑制することができる定着ローラの加熱回路ならびに加熱回路の通電制御装置および通電制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、定着ローラ(15)を加熱するために並列に設けられた第1ヒータ(171)および第2ヒータ(172)と、上記第1ヒータと上記第2ヒータとを接続する所定値の抵抗素子(20)と、オンすることによって、上記第1ヒータに通電させるとともに、上記抵抗素子を介して上記第2ヒータに通電させるための第1スイッチング手段(191)と、オンすることによって、(上記抵抗素子を介さずに)上記第2ヒータに通電させるための第2スイッチング手段(192)とを含むことを特徴とする定着ローラの加熱回路である。
また、請求項2記載の発明は、上記第1ヒータ(171)は、相対的に発熱量の小さい(小電力の)ヒータであって、定着ローラ(15)の長さ方向両端側が高温となるような温度分布を呈するものであり、上記第2ヒータ(172)は、相対的に発熱量の大きい(大電力の)ヒータであって、定着ローラの長さ方向中央を中心に高温となるような温度分布を呈するものであることを特徴とする請求項1記載の定着ローラの加熱回路である。
さらに、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の定着ローラ(15)の加熱回路に対する通電を制御するための通電制御装置(22)であって、上記第1スイッチング手段(191)をオンさせ、一定時間経過後に上記第2スイッチング手段(192)をオンさせる通電制御手段(22,S1〜S3)を含むことを特徴とする加熱回路の通電制御装置である。
この構成によれば、第1スイッチング手段をオンさせることによって、第1ヒータに通電するとともに抵抗素子を介して第2ヒータに比較的小さな電流(電力)を供給することにより定着ローラを加熱し、第2ヒータが十分に温まって突入電流が発生しない状態になった後に、第2スイッチング手段をオンさせることによって、第2ヒータに供給する電流(電力)を増加させることができるので、突入電流を抑制することができる。
また、この構成によれば、たとえば、第1ヒータおよび第1スイッチング手段の直列回路と、第2ヒータおよび第2スイッチング手段の直列回路とを並列に接続し、第1ヒータおよび第1スイッチング手段の間の1点と、第2ヒータおよび第2スイッチング手段の間の1点とを、抵抗素子を備えた分流回路で接続するといった安価な構成で、突入電流を抑制することができる。
請求項4記載の発明のように、上記通電制御手段(22,S1〜S3)は、上記第2スイッチング手段(192)をオンさせると同時に上記第1スイッチング手段(191)をオフさせるものであってもよい。
請求項5記載の発明は、定着ローラ(15)の加熱回路に対する通電を制御するための通電制御方法であって、定着ローラを加熱するために並列に設けられた第1ヒータ(171)および第2ヒータ(172)のうち、上記第1ヒータに通電させるとともに、所定値の抵抗素子(20)を介して上記第2ヒータに通電させ(S1)、一定時間経過後、上記抵抗素子を介さずに上記第2ヒータに通電させる(S3)ことを特徴とする加熱回路の通電制御方法である。
この構成によれば、第1ヒータに通電するとともに抵抗素子を介して第2ヒータに比較的小さな電流(電力)を供給することにより定着ローラを加熱し、第2ヒータが十分に温まって突入電流が発生しない状態になった後に、第2ヒータに供給する電流(電力)を増加させることができるので、突入電流を抑制することができる。
また、この構成によれば、たとえば、第1ヒータおよび第1ヒータの通電をオン/オフするための第1スイッチング手段の直列回路と、第2ヒータおよび第2ヒータの通電をオン/オフするための第2スイッチング手段の直列回路とを並列に接続し、第1ヒータおよび第1スイッチング手段の間の1点と、第2ヒータおよび第2スイッチング手段の間の1点とを、抵抗素子を備えた分流回路で接続するといった安価な構成で、突入電流を抑制することができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置1の外観構成を示す正面図である。
この画像形成装置1は、いわゆる電子写真方式のデジタル式複写機であって、使用する用紙に対して画像データに基づく画像を形成するものである。画像形成装置1には、原稿の画像を読み取るための画像読取部2、原稿トレイ31にセットされた1ないし複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に画像読取部2へと送り、その画像を読み取らせるための自動原稿供給装置(DF)3、画像読取部2で読み取った原稿の画像データに基づいて用紙に対する画像形成を行う画像形成部4、使用する用紙を収容するための複数(たとえば、3つ)の用紙収容部5が備えられている。
各用紙収容部5には、たとえば、サイズ(日本工業規格(JIS)のA列4番(A4)やA列3番(A3)など)の異なる用紙を収容できるようになっていて、画像形成時には、これらの用紙収容部5の中から選択されたいずれか1つの用紙収容部5から、画像形成部4に向けて用紙が送り出されるようになっている。
自動原稿供給装置3は、その後端を中心に開閉可能となっていて、この自動原稿供給装置3を開けると、画像読取部2において原稿の画像を読み取らせる際の載置台としてのコンタクトガラス(図示せず)が現れるようになっている。この構成により、自動原稿供給装置3を開いてコンタクトガラス上に1枚ずつ原稿をセットして、その画像を画像読取部2で読み取らせることもできるし、原稿トレイ31に1ないし複数枚の原稿をセットして、自動原稿供給装置3により原稿を1枚ずつ画像読取部2へと供給し、その画像を読み取らせる(いわゆる流し読み)こともできるようになっている。
原稿の画像データは、たとえば、画像読取部2に備えられたスキャナから原稿に向けて照射した光の反射光をCCDイメージセンサで検出して、電気信号に変換することにより得られる(図示せず)。
用紙に形成すべき画像のデータは、外部機器(パーソナルコンピュータなど)から画像形成装置1に読み込むこともできる。
図2は、画像形成部4の構成を示す概略断面図である。
図2を参照して、画像形成部4には、感光体6、メインチャージャ7および現像装置8などが備えられている。感光体6は、前後方向に延びる円筒体であって、画像形成時には、図1における時計回りに回転駆動され、感光体6の表面がメインチャージャ7の放電によって一様に帯電されるようになっている。
感光体6の上方には、レーザ走査ユニット(LSU)9が配置されている。画像形成時には、メインチャージャ7によって帯電された感光体6の表面が、レーザ走査ユニット9からの照射光により、画像データに基づいて選択的に露光される。これにより、感光体6の表面には、いわゆる静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光体6の表面には、現像装置8によりトナーが付着され、用紙に転写すべきトナー像が形成される。
感光体6の下方には、2つのベルト用ローラ101に架け回され、当該ベルト用ローラ101の回転に伴って回転可能な搬送ベルト10が配置されている。搬送ベルト10は、その表面(上面)が感光体6の表面に対向するようにして配置されていて、感光体6の表面に形成されたトナー像は、画像形成部4に送られてきた用紙が感光体6と搬送ベルト10との間を通る際に転写される。トナー像転写後に感光体6の表面に残留しているトナーは、クリーニング装置(図示せず)によって回収される。
画像形成時には、画像データ(原稿)のサイズに応じた用紙が、いずれかの用紙収容部5から複数の搬送ローラ11によって1枚ずつ感光体6側へと搬送される。用紙収容部5から感光体6側へと搬送されてきた用紙は、その先端がレジストローラ12に到達した時点で一旦停止される。そして、感光体6表面に形成されたトナー像が搬送ベルト10の表面に対向する位置にくるタイミングと、用紙が感光体6と搬送ベルト10との間を通過するタイミングとが合うようにレジストローラ12が回転されることにより、感光体6の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。
トナー像が転写された用紙は、搬送ベルト10によって定着装置13へと導かれ、所定の定着処理が施された後、排出ローラ14を通って機外に排出される。定着装置13には、所定の定着温度に加熱される熱ローラ15と、熱ローラ15に対して所定の定着圧力で圧接された圧ローラ16とが備えられている。熱ローラ15と圧ローラ16との間を用紙が通過することにより、用紙に転写されたトナー粒子が加熱および加圧されて溶融され、用紙上に定着される。
熱ローラ15は、アルミニウムなどの金属で形成された円筒状の本体の表面が、耐熱性プラスチックでコーティングされることにより構成されている。熱ローラ15の長さは、300mm程度である。熱ローラ15内には、当該熱ローラ15の一端部から他端部まで延びる2本のヒータ17(第1ヒータ171および第2ヒータ172)が配置されていて、これらのヒータ17を通電することにより熱ローラ15を加熱することができるようになっている。第1ヒータ171の定格電力は300Wであり、第2ヒータ172の定格電力は600Wである。すなわち、第1ヒータ171の定格電力は、第2ヒータ172の定格電力よりも低く設定されている。
第1ヒータ171は、通電されると、その両端部の温度が比較的高くなり、中央部の温度が比較的低くなるような温度分布を呈する。すなわち、第1ヒータ171のみに通電を行った場合には、熱ローラ15の両端部の温度の方が、中央部(熱ローラ15の長さの2/3程度の範囲)の温度よりも高くなる。一方、第2ヒータ172は、通電されると、その両端部の温度が比較的低くなり、中央部の温度が比較的高くなるような温度分布を呈する。すなわち、第2ヒータ172のみに通電を行った場合には、熱ローラ15の中央部(熱ローラ15の長さの2/3程度の範囲)の温度の方が、両端部の温度よりも高くなる。
このような構成によれば、定着装置13へと送られてきた用紙のサイズが所定サイズ以上(たとえば、A4サイズの用紙が横向き(短辺を搬送方向に沿わせた状態)で搬送される場合や、A3サイズなど)の場合には、第1ヒータ171および第2ヒータ172の両方に通電を行うことにより、熱ローラ15を軸線方向全体にわたって加熱することができる。これにより、熱ローラ15の一端部から他端部の範囲で接触する用紙に対して、熱ローラ15の熱をほぼ均一に伝達することができる。
一方、定着装置13へと送られてきた用紙のサイズが所定サイズ未満(たとえば、A4サイズの用紙が縦向き(長辺を搬送方向に沿わせた状態)で搬送される場合や、B5サイズなど)の場合には、第2ヒータ172にのみ通電を行うことにより、熱ローラ15の軸線方向中央部のみを加熱することができる。これにより、熱ローラ15の中央部にのみ接触する用紙に対して、熱ローラ15の熱をほぼ均一に伝達することができるとともに、用紙が接触しない熱ローラ15の両端部の温度が非常に高くなる(過昇温)のを防止することができる。
図3は、第1ヒータ171および第2ヒータ172を通電するための機構を示す図解図である。
図3を参照して、第1ヒータ171および第2ヒータ172は、交流電源18に対して互いに並列に接続されている。より具体的には、第1ヒータ171と第1トライアック191とが互いに直列に接続された回路と、第2ヒータ172と第2トライアック192とが互いに直列に接続された回路とが、交流電源18に対して並列に接続されている。そして、第1ヒータ171および第1トライアック191の間の1点と、第2ヒータ172および第2トライアック192の間の1点とが、抵抗20を備えた分流回路21で接続されている。
第1トライアック191および第2トライアック192は、第1ヒータ171および第2ヒータ172への電力(電流)供給のオン/オフをそれぞれ切り替えるためのものである。第1トライアック191がオンし、かつ第2トライアック192がオフしているときには、第1ヒータ171へと供給される電力の一部が分流回路21を介して第2ヒータ172に供給される一方、第1トライアック191がオフし、かつ第2トライアック192がオンしているときには、第2ヒータ172へと供給される電力の一部が分流回路21を介して第1ヒータ172に供給されるようになっている。
第1トライアック191および第2トライアック192には、たとえばマイクロコンピュータを備えた制御部22に接続されていて、この制御部22の制御によって、第1トライアック191および第2トライアック192のオン/オフが制御されるようになっている。
画像形成装置1の電源を投入したときのように、第1ヒータ171および第2ヒータ172の温度が低い状態で突然通電を行うと、いわゆる突入電流が流れて、電源電圧が瞬間的にドロップし、第1ヒータ171および第2ヒータ172と同じラインに接続された各種部品(リレーなど)に悪影響を与えることとなる。そこで、この実施形態では、第1ヒータ171および第2ヒータ172への通電を開始する際、制御部22により突入電流を抑制できるような制御が行われるようになっている。
図4は、第1ヒータ171および第2ヒータ172への通電を開始する際の制御部22による制御の流れを示すフローチャートである。
図4を参照して、第1ヒータ171および第2ヒータ172への通電を開始する際、制御部22は、まず、第1トライアック191をオンする(ステップS1)。これにより、第1ヒータ171には定格電力(300W)が供給される一方、第2ヒータ172には抵抗20を介して電流が流れるので、定格電力(600W)よりも低い電力が供給される。このとき第2ヒータ172に供給される電力は、定格電力(600W)の1/4〜1/3程度、すなわち200W程度であることが好ましい。
所定時間(たとえば、300msec)が経過して(ステップS2でYES)、第2ヒータ172が十分に温まると、制御部22は、第2トライアック192をオンし(ステップS3)、第2ヒータ172に定格電力(600W)を供給する。
この構成によれば、第1ヒータ171に定格電力を供給するとともに第2ヒータ172に定格電力よりも低い電力を供給することにより熱ローラ15を加熱し、第2ヒータ172が十分に温まって突入電流が発生しない状態になった後に、第2ヒータ172に供給する電力を定格電力に切り替えるので、突入電流を抑制することができる。
また、上述の通り、第1ヒータ171および第1トライアック191の直列回路と、第2ヒータ172および第2トライアック192の直列回路とを交流電源18に対して並列に接続し、第1ヒータ171および第1トライアック191の間の1点と、第2ヒータ172および第2トライアック192の間の1点とを、抵抗20を備えた分流回路21で接続するといった安価な構成で、突入電流を抑制することができる。
第2ヒータ172に供給する電力を定格電力に切り替える際(ステップS3)、制御部22は、第1トライアック191をオン状態で維持する(すなわち、第1ヒータ171に供給する電力を定格電力で維持する)ものであってもよいし、第1トライアック191をオフする(すなわち、第1ヒータ171に供給する電力を減少させる)ものであってもよい。第1トライアック191をオン状態で維持するような構成とすれば、第1ヒータ171および第2ヒータ172にそれぞれ定格電力が供給されることとなり、全体で900Wの電力が供給される。一方、第1トライアック191をオフするような構成とすれば、第2ヒータ172には定格電力(600W)が供給される一方、第1ヒータ171には定格電力(300W)の1/4〜1/3程度、すなわち100W程度(第1ヒータの定格電力の1/6程度)の電力が供給される。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、第1ヒータ171の定格電力が第2ヒータ172の定格電力よりも低いような構成に限らず、第1ヒータ171の定格電力が第2ヒータ172の定格電力よりも高くてもよいし、第1ヒータ171の定格電力と第2ヒータ172の定格電力とが同じであってもよい。
また、第1ヒータ171および第2ヒータ172への通電を開始する際、第1トライアック191をオンし、所定時間経過後に第2トライアック192をオンするのではなく、第2トライアック192をオンし、所定時間経過後に第1トライアック191をオンするような構成であってもよい。
この発明の一実施形態として、デジタル式複写機を例にとって説明したが、この発明は、デジタル式複写機に限らず、プリンタやファクシミリなどの他の画像形成装置にも適用可能である。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観構成を示す正面図である。 画像形成部の構成を示す概略断面図である。 第1ヒータおよび第2ヒータを通電するための機構を示す図解図である。 第1ヒータおよび第2ヒータへの通電を開始する際の制御部による制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
4 画像形成部
6 感光体
13 定着装置
15 熱ローラ
18 交流電源
20 抵抗
21 分流回路
22 制御部
171 第1ヒータ
172 第2ヒータ
191 第1トライアック
192 第2トライアック

Claims (5)

  1. 定着ローラを加熱するために並列に設けられた第1ヒータおよび第2ヒータと、
    上記第1ヒータと上記第2ヒータとを接続する所定値の抵抗素子と、
    オンすることによって、上記第1ヒータに通電させるとともに、上記抵抗素子を介して上記第2ヒータに通電させるための第1スイッチング手段と、
    オンすることによって、上記第2ヒータに通電させるための第2スイッチング手段とを含むことを特徴とする定着ローラの加熱回路。
  2. 上記第1ヒータは、相対的に発熱量の小さいヒータであって、定着ローラの長さ方向両端側が高温となるような温度分布を呈するものであり、
    上記第2ヒータは、相対的に発熱量の大きいヒータであって、定着ローラの長さ方向中央を中心に高温となるような温度分布を呈するものであることを特徴とする請求項1記載の定着ローラの加熱回路。
  3. 請求項1または2記載の定着ローラの加熱回路に対する通電を制御するための通電制御装置であって、
    上記第1スイッチング手段をオンさせ、一定時間経過後に上記第2スイッチング手段をオンさせる通電制御手段を含むことを特徴とする加熱回路の通電制御装置。
  4. 上記通電制御手段は、上記第2スイッチング手段をオンさせると同時に上記第1スイッチング手段をオフさせるものであることを特徴とする請求項3記載の加熱回路の通電制御装置。
  5. 定着ローラの加熱回路に対する通電を制御するための通電制御方法であって、
    定着ローラを加熱するために並列に設けられた第1ヒータおよび第2ヒータのうち、上記第1ヒータに通電させるとともに、所定値の抵抗素子を介して上記第2ヒータに通電させ、一定時間経過後、上記抵抗素子を介さずに上記第2ヒータに通電させることを特徴とする加熱回路の通電制御方法。
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