JP2007035606A - 加熱装置、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、少枚数の通紙を繰り返す時に加熱部の異常昇温または短時間昇温が困難になるという課題を解決しようとするものである。
【解決手段】この発明は、主電源4aと補助電源装置4bから電力供給を受ける発熱体2a、2bと、この発熱体によって加熱される加熱部14と、商用電源4aからの電力により補助電源装置4bを充電する充電装置5と、発熱体2a、2bへの電力供給を制御する手段3とを有し、待機時に補助電源装置4bへ蓄えられる電力量の最大値である第1の最大値が、補助電源装置4bに充電可能な電力量の最大値である第2の最大値よりも低いものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、加熱装置、定着装置の省電力化の効率化に関し、例えば電子写真方式を使用した複写機やプリンタ装置,ファクシミリ装置等の画像形成装置の省電力化の効率化に関する。
近年、環境問題が重要となり、複写機やプリンタ装置等の画像形成装置も省電力化が進んでいる。この画像形成装置の省電力化のためには、画像形成装置の非通紙時(例えば待機時)において定着装置の定着ローラや定着ベルト等の加熱部の温度を低下させることが有効である。ただし、非通紙時の加熱部の温度を低下させると、定着装置を使用するときには加熱部の温度を再び定着可能な一定温度まで昇温させなければならず、使用者はその昇温の間は待たなければならない。その結果として画像形成装置が使用可能状態となるまでに時間を要するため、画像形成装置の使い勝手は悪化する。
これを回避するために、補助電源装置から加熱部の発熱体へ電力を供給することで加熱部の発熱体への電力供給を補助することにより加熱部の昇温時間を短縮することが考えられるが、この補助電源装置から加熱部の発熱体への電力供給補助を加熱部昇温時(立ち上げ時やオフモードからの復帰時)だけでなく通紙時にも行うことで、電力をより有効活用する方法がある。
ここで、「待機時」とは、画像形成ジョブの終了から次の画像形成ジョブの開始までの間の状態と、画像形成ジョブが全て終了してからオフモードへ移行するまでの状態と、主電源をオンしてあるいはオフモードから復帰して加熱部が画像形成可能温度まで上昇(リロード)してから画像形成ジョブを開始するまでの間の状態(画像形成可能となっている状態)とをいう。
「オフモード」とは、以下(1)または(2)の動作が行われるまで、発熱体への電力供給を停止している状態(次回の定着可能状態への復帰に備えて発熱体への電力供給を停止している状態)をいう。
(1)ユーザが画像形成装置本体の電源スイッチ(主電源スイッチではない)を押してオンさせる。
(2)画像形成開始信号等の外部信号が入力される。
特許文献1には、トナー像を加熱して定着する定着手段を備えた画像形成装置であって、前記定着手段を付勢するエネルギ源として、主電源以外に補助的なエネルギ源を備えた画像形成装置が記載されている。
特許文献2には、温度検知部が検知した加熱部の温度または残存電力検出部が検出した補助電力供給部の残存電力量を基に供給電力を調整して発熱部に供給する電力調整部を有する定着装置が記載されている。
特許文献3には、加熱部は主電源装置から供給される電力により発熱する主発熱体と、補助電源装置から供給される電力により発熱する補助発熱体とを有し、補助発熱体は充放電可能な大容量のコンデンサを有し、充電器は主電源装置から供給される電力により補助電源装置のコンデンサを充電し、主切替手段は主電源装置から主発熱体に供給される電力をオン/オフし、補助切替手段は主電源装置から充電器に供給される電力をオン/オフし、補助電源切替手段は充電器による補助電源装置の充電と補助電源装置から補助発熱体に対する電力供給を切り替え、制御部は主切替手段をオフしたときに補助切替手段をオンにし、主切替手段をオンにしたとき補助切替手段をオフにする加熱装置が記載されている。
特許文献4には、加熱部と主電源装置及び補助電源装置を有し、加熱部は発熱体を有し主電源装置と補助電源装置から供給される電力により発熱する加熱装置において、前記補助電源装置はコンデンサを有し、前記主電源装置と補助電源装置から前記加熱部に電力を供給可能とし、前記補助電源装置を充電するとき、前記主電源装置と補助電源装置を接続して、前記主電源装置から補助電源装置に電力を供給する加熱装置が記載されている。
特開平10−282821号公報 特開2002−278355 特開2003−257590 特開2004−119390
上記方法では、補助電源装置に充電される電力量の最大値は、待機時も次回の定着可能状態への復帰に備えている時も一定値であり、言い換えると、補助電源装置の充電を終了とする制御の閾値(補助電源装置に蓄えられた電力量を閾値と比較して補助電源装置の充電が終了したか否かを判断する場合の上記閾値)を一つのみしか有していない。「復帰時」と「通紙時」では、前者の方が発熱体へ供給する電力量を多く要するため、復帰時に発熱体への供給に必要な電力量を常に補助電源装置に充電しておかなければならなかった。
したがって、通紙時には補助電源装置から過剰な電力量を発熱体に供給することになり、このことで少枚数の通紙を繰り返す時、例えば3枚通紙、3枚通紙、3枚通紙・・・という通紙を繰り返す時や5枚通紙、5枚通紙、5枚通紙・・・という通紙を繰り返す時は、補助電源装置から過剰な電力量を発熱体に供給することにより加熱部の異常昇温を引き起こすことが懸念されていた。
換言すれば、オフモードから加熱部を定着可能な温度まで復帰させる復帰時には加熱部を短時間で定着可能な温度まで昇温させるために補助電源装置から大電力量を発熱体に供給しなければならない。しかし、待機時には加熱部は十分な温度に達しているため、待機後の通紙時には補助電源装置から発熱体に供給する電力はそれほど多くの電力量を必要としない。また、待機時に過剰な電力量を補助電源装置に充電していて通紙時に補助電源装置から発熱体に放電させると、加熱部を過剰に加熱させてしまい、少枚数の通紙を繰り返す時に加熱部の異常昇温を引き起こしてしまうという課題があった。
また、少枚数の通紙を繰り返す時に加熱部温度を異常昇温させないように待機時に補助電源装置に蓄えられる最大電力量を比較的少ない電力量にセーブさせ、かつ、その最大電力量のままでオフモードから復帰させようとすると、今度は電力量不足により、短時間で加熱部を昇温させることが困難になる。
本発明の目的は、少枚数の通紙を繰り返す時に加熱部温度が異常に上がることを回避することができる加熱装置、定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、オフモードからの復帰時の復帰時間の短縮を図ることができる加熱装置、定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、待機時に補助電源装置へ蓄えられる電力量の最大値以上の電力量がある場合にも、少枚数の通紙を繰り返す時における加熱部の異常昇温を回避することができる加熱装置、定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、主電源と補助電源装置から電力供給を受けて発熱する発熱体と、この発熱体によって加熱される加熱部と、前記主電源からの電力により前記補助電源装置を充電することが可能な充電装置と、前記発熱体への電力供給を制御する制御手段とを有する加熱装置において、待機時に前記補助電源装置へ蓄えられる電力量の最大値である第1の最大値が、前記補助電源装置に充電可能な電力量の最大値である第2の最大値よりも低いものである。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の加熱装置において、前記発熱体への電力供給を停止している状態の時に、前記補助電源装置を充電可能な電力量の最大値である第2の最大値まで充電させるものである。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の加熱装置において、前記発熱体への電力供給を停止している状態の時は電源が投入されていない時であるものである。
請求項4に係る発明は、請求項1または2に記載の加熱装置において、待機時に前記補助電源装置に前記第1の最大値以上の電力量がある場合には、前記補助電源装置へ蓄えられている電力量が前記第1の最大値以下になるまで前記補助電源装置への充電を行わないものである。
請求項5に係る発明は、請求項1または2に記載の加熱装置において、立上げ後に待機時になった際に前記補助電源装置に前記第1の最大値以上の電力量がある場合、待機時は前記補助電源装置を放電させずに該補助電源装置の電力量をそのまま保持するものである。
請求項6に係る発明は、主電源と補助電源装置から電力供給を受けて発熱する発熱体と、この発熱体によって加熱され、記録媒体上のトナーを定着させる定着部材と、前記主電源からの電力により前記補助電源装置を充電することが可能な充電装置と、前記発熱体への電力供給を制御する制御手段とを有する定着装置において、待機時に前記補助電源装置へ蓄えられる電力量の最大値である第1の最大値が、前記補助電源装置に充電可能な電力量の最大値である第2の最大値よりも低いものである。
請求項7に係る発明は、請求項6記載の定着装置において、前記発熱体への電力供給を停止している状態の時に、前記補助電源装置を充電可能な電力量の最大値である第2の最大値まで充電させるものである。
請求項8に係る発明は、請求項7記載の定着装置において、前記発熱体への電力供給を停止している状態の時は電源が投入されていない時であるものである。
請求項9に係る発明は、請求項6または7に記載の定着装置において、待機時に前記補助電源装置に前記第1の最大値以上の電力量がある場合には、前記補助電源装置へ蓄えられている電力量が前記第1の最大値以下になるまで前記補助電源装置への充電を行わないものである。
請求項10に係る発明は、請求項6または7に記載の定着装置において、立上げ後に待機時になった時に前記補助電源装置に前記第1の最大値以上の電力量がある場合、待機時は前記補助電源装置を放電させずに該補助電源装置の電力量をそのまま保持するものである。
請求項11に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の加熱装置または請求項6乃至10のいずれか1つに記載の定着装置を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、少枚数の通紙を繰り返す時における加熱部の異常昇温を回避することができ、より良好な画像を得ることができる。
本発明によれば、オフモードからの復帰時の復帰時間の短縮を図ることができる。
本発明によれば、少枚数の通紙を繰り返す時における加熱部の異常昇温を回避することができる。
図6は本発明の実施形態1である、定着装置を有する画像形成装置を示す。図6において、41は回転体からなる像担持体の一例であるドラム形状の感光体を示す。この感光体41の周りには、図中に矢印で示す向きの回転方向順に、帯電ローラからなる帯電装置42と、露光手段の一部を構成するミラー43と、現像ローラ44aを備えた現像装置44と、記録材Pとしての用紙に現像画像を転写する転写装置48と、感光体41の周面に摺接するブレード46aを備えたクリーニング装置46等が配置してある。感光体41は、帯電装置42と現像ローラ44aとの間で露光手段によりミラー43を介して露光光Lbで走査されて露光される。この感光体41上の露光光Lbが照射される位置を露光部150と言う。
転写装置48は感光体41の下面と対向させて設けてある。この感光体41上の転写装置48と対向する部位が転写部47である。この転写部47の用紙P搬送方向の上流側には、一対のレジストローラ49が設けてある。図示しない給紙トレイに収納された記録材Pは給紙コロ110により給紙されて図示しない搬送ガイドによりレジストローラ49に向けて搬送案内される。また、転写部47より用紙P搬送方向の下流側には、定着装置10が配置してある。
この画像形成装置における画像形成は次のようにして行う。感光体41が図示しない駆動部により回転駆動されて回転を始め、この回転中に感光体41が暗中において帯電装置42により均一に帯電され、露光手段によりミラー43を介して露光光Lbで露光部150が走査されることで、作成すべき画像に対応した潜像が感光体41に形成される。この感光体41上の潜像は、感光体41の回転により現像装置44に移動し、ここで現像装置44により現像されてトナー像が形成される。
一方、給紙コロ110により給紙トレイ上の記録材としての用紙Pが給紙され、この用紙Pは図中に破線で示す搬送経路を経て一対のレジストローラ49の位置で一旦停止し、感光体41上のトナー像と転写部47で合致するような送り出しのタイミングを待つ。そして、そのタイミングでレジストローラ49が回転して用紙Pを送り出し、この用紙Pは転写部47に向けて搬送される。感光体41上のトナー像と用紙Pとが転写部47で合致し、転写装置48による電界によって感光体41上のトナー像が用紙P上に転写される。
こうしてトナー像が転写されてこれを担持する用紙Pは、ついで定着装置10に向けて送り出される。用紙P上のトナー像は定着装置10を通過する間にその用紙P上に定着され、このトナー像が定着された用紙Pは図示しない排紙部へ排紙される。
一方、転写部47で転写されずに感光体41上に残った残留トナーは、感光体41の回転と共にクリーニング装置46に至り、クリーニング装置46を通過する間に清掃されて次の画像形成に備える。
図7に示すように、定着装置10は、それぞれが軸線(図7の紙面に垂直な方向の軸線)で回転可能に支持された回転体である定着部材14及び加圧部材15を有する。定着部材14は例えば加熱部としての定着ローラで構成され、加圧部材15は例えば加圧ローラで構成される。定着ローラ14内には発熱して定着ローラ14を加熱する発熱体1が配置され、定着ローラ14の外には定着ローラ14の表面温度(定着温度)を検知する温度検知手段8が配置されている。
主電源装置9は、主電源4a(図1参照)からの電力により本実施形態1の画像形成装置各部の各種ユニットへ給電を行う。主電源装置9は、商用電源4aのコンセントに電源線のプラグ51を挿入して接続することで、商用電源4aから電力が供給される。発熱体2は、図7に示すようにACヒータからなる発熱体(主発熱部材)2a、DCヒータからなる発熱体(補助発熱部材)2bを有し、例えばハロゲンヒータが用いられる。
定着ローラ14のローラ基体は、例えばアルミニウムや鉄等の金属製であることが、耐久性や加圧による変形等の点から望ましい。また、定着ローラ14の表面にはトナーとの固着を防ぐための離型層を形成していることが望ましく、定着ローラ14の内面にはハロゲンヒータ2の熱を効率よく吸収するための黒化処理をしていることが望ましい。
加圧ローラ15は、芯金にゴム等の弾性層を形成することで、定着ローラ14との間にニップ部を形成し、このニップ部に未定着画像を形成した紙等の記録材Pを通紙することで熱と圧力によりトナー像を記録材P上に定着させる。また、加圧ローラ15として発泡層を有する加圧ローラを用いて加圧ローラ15と定着ローラ14との間にニップ部を形成してもよい。この場合、発泡層の断熱効果により定着ローラ14の熱が加圧ローラ15に伝わりにくくなるので、定着ローラ14を早く昇温できる。
図1は本実施形態1の回路構成を示す。本実施形態1は、図1に示すように、定着ローラ14を加熱するための発熱体2(2a、2b)と、商用電源4aから補助電源4bへ給電可能な充電装置5を有する。充電装置5は、商用電源4aからの電力の電圧調整やAC/DC変換を行い、補助電源装置4bへAC/DC変換後のDC電力を供給して補助電源装置4bを充電する。また、主電源スイッチ6は発熱体2aへの通電を制御する制御手段としての第1の制御部により制御される。この第1の制御部は、本画像形成装置の電源スイッチのオン、オフに関係なく主電源装置9から給電され、本画像形成装置の各部を制御する主制御部からのモード信号や、温度検知手段8からの温度検知信号などに基づいて定着ローラ14の表面温度が定着可能な設定温度になるように主電源スイッチ6を制御する。
第2の制御部3は、本画像形成装置の電源スイッチのオン、オフに関係なく主電源装置9から給電され、上記主制御部からのモード信号、温度検知手段8からの温度検知信号、補助電源装置4bの電力量(電圧)を検出する電力量検出手段の出力値などに基づいて、補助電源装置4bから発熱体2bへの通電を制御する。充放電切替え装置7は、上記主制御部からのモード信号、温度検知手段8からの温度検知信号、上記電力量検出手段の出力値などに基づいて補助電源装置4bを充電装置5側と発熱体2b側へ切換接続する。充放電切替え装置7が補助電源装置4bを充電装置5側に接続したときには、商用電源4aからの電力は充電装置5により電圧調整やAC/DC変換が行われて補助電源装置4bへ供給されることにより補助電源装置4bが充電される。
充放電切替え装置7が補助電源装置4bを発熱体2b側に接続したときには、補助電源装置4bから第2の制御部3を介して発熱体2bへ電力が供給される。主電源スイッチ6がオンの時には商用電源4aから発熱体2aへ電力が供給される。補助電源装置4bとしては、充放電可能な電気二重層コンデンサ(電気二重層キャパシタ)が挙げられる。
図2は電気二重層コンデンサを発熱体2bに接続したときの放電特性を示す。図2の縦軸Vは電気二重層コンデンサの電圧を示し、図2の横軸は時間Timeを示す。電気二重層コンデンサは、その特性から、放電初期には電圧が高く、放電時間とともに電圧が減少していく。つまり、電気二重層コンデンサは、放電初期には大電力を供給できるが、放電末期には供給電力が低下するという特性を有する。本実施形態1では、立ち上がり時やオフモードから定着ローラ14の温度が定着可能な温度へ復帰する復帰時には、電気二重層コンデンサの初期放電特性により短時間で加熱部14の昇温を実現させ、通紙時には商用電源4aから電力が供給される発熱体2aによる加熱部14の昇温を発熱体2b(補助電源装置4bから電力が供給される発熱体)による加熱部14の昇温で補助し、加熱部14の温度維持を図る。ここでいう加熱部14は、定着ローラ以外に定着ベルト等が挙げられる。また、発熱体2a、2bとしては、ハロゲンヒータなどが挙げられる。
図3は本実施形態1における加熱部14の温度と補助電源装置4bの電力量の波形を示す。図3の横軸は時間軸である。
まず、本画像形成装置の電源スイッチが投入された直後のウォームアップ状態においては、充放電切替え装置7が補助電源装置4bを発熱体2b側に接続し、補助電源装置4bから発熱体2bへ電力が供給される。このため、補助電源装置4bの電力量(電圧)は充電可能な電力量の最大値(満充電値)V1からV2へと低下する。その後の通紙開始時の補助電源装置4bの電力量はV2となる。このとき、発熱体2aは商用電源4aから主電源スイッチ6を介して電力が供給され、加熱部14は定着可能な温度、例えば200℃に達する。
その後の通紙時には、加熱部14の熱が用紙Pに奪われて加熱部14の温度が低下し、補助電源装置4bの電力量は発熱体2bで消費されてV2からV3まで低下する。通紙終了後に待機時に入ると、充放電切替え装置7は、主制御部からのモード信号、温度検知手段8からの温度検知信号、上記電力量検出手段の出力値などに基づいて、待機時に、発熱体2bで消費した電力量を補給するために、補助電源装置4bを充電装置5側に接続して充電装置5に補助電源装置4bをV3からV4まで充電させた後、補助電源装置4bを発熱体2bに接続する。制御部3は、待機時にはオフし、補助電源装置4bから発熱体2bへの電力供給を停止させる。したがって、V4は待機時に補助電源装置4bに蓄えられる電力量の最大値となる。
待機後の画像形成ジョブを行う時に少枚数の通紙の繰り返し、例えば3枚通紙、3枚通紙、3枚通紙・・・という通紙の繰り返しや5枚通紙、5枚通紙、5枚通紙・・・という通紙の繰り返しが実施されると、補助電源装置4bの電力量が画像形成ジョブ開始時にV1である場合には補助電源装置4bから発熱体2bへ電力量が過剰に供給されるため、本実施形態1では待機時に補助電源装置4bへ蓄える電力量の最大値をV4としておく。
ここで、図3ではV2<V4となっているが、この限りではなく、V2=V4あるいはV2>V4としてもよい。V2とV4の大小については、ウォームアップ(復帰)時及び通紙時に必要とする電力関係や、補助電源装置4bの容量・仕様によっても異なる。ただし、ウォームアップ直後の通紙は加熱部2の温度の低下に対して最も厳しい条件(補助電源装置4bによる電力供給を最も必要とする条件)であるため、補助電源装置4bはV2≧V4となる容量のものを用いることが最も望ましい。なお、本実施形態1において、加熱部14、発熱体2及び図1に示す回路は用紙Pを加熱する加熱装置を構成している。また、本発明は、画像を担持した記録紙を加熱してその表面性を改質する加熱装置、シータ状のものの乾燥処理、ラミネート処理を行う加熱装置などにも適用することができる。
この実施形態1では、待機時に補助電源装置4bへ蓄えられる電力量の最大値V4が、補助電源装置4bに充電可能な電力量の最大値V1よりも低いので、通紙の際に補助電源装置4bから発熱体2に過剰な電力を供給してしまうことを回避でき、少枚数の通紙を繰り返す時における加熱部の異常昇温を回避することができ、より良好な画像を得ることができる。
図4は本発明の実施形態2における加熱部14の温度と補助電源装置4bの電力量の波形を示す。この実施形態2では、上記実施形態1において、待機時に補助電源装置4bがV4まで充電された後、オフモードに移行するとともに、充放電切替え装置7は、主制御部からのモード信号、温度検知手段8からの温度検知信号、上記電力量検出手段の出力値などに基づいて、オフモード時に、補助電源装置4bを充電装置5側に接続して補助電源装置4bをV1まで充電させた後、補助電源装置4bを発熱体2bに接続する。
制御部3は、オフモード時にはオフし、補助電源装置4bから発熱体2bへの電力供給を停止させる。したがって、補助電源装置4bは、オフモード時にはV1まで充電されて次回の復帰時に備える。ここに、V1は補助電源装置4bに充電可能な電力量の最大値である。また、V1は加熱部2の短時間昇温のために補助電源装置4bに要求される充電量値である。次いで、オフモードから加熱部14の定着可能な温度への復帰が開始されるとともに加熱部2を昇温させるために、充放電切替え装置7は、主制御部からのモード信号、温度検知手段8からの温度検知信号、上記電力量検出手段の出力値などに基づいて、オフモードから加熱部14が定着可能な温度へ復帰する復帰時に、補助電源装置4bを発熱体2bに接続する。これにより、補助電源装置4bから発熱体2bへ電力が供給されると同時に商用電源4aから主電源スイッチ6を介して発熱体2aに電力が供給されて加熱部14が定着可能温度まで上昇する。このとき、補助電源装置4bは、発熱体2bへ放電することにより電力量がV2まで低下する。
その後、待機状態に入ると、充放電切替え装置7は、主制御部からのモード信号、温度検知手段8からの温度検知信号、上記電力量検出手段の出力値などに基づいて、補助電源装置4bを充電装置5側に接続して充電装置5に補助電源装置4bをV4まで充電させた後、補助電源装置4bを発熱体2bに接続する。制御部3は、待機時にはオフし、補助電源装置4bから発熱体2bへの電力供給を停止させる。したがって、補助電源装置4bは待機時設定の電力量V4まで充電されて通紙時に備える。
少枚数の通紙を繰り返す際に加熱部温度を異常昇温させないように待機時に補助電源装置に蓄えられる最大電力量をセーブさせ、かつ、その最大電力量のままでオフモードから加熱部14が定着可能な温度へ復帰させようとすると、今度は電力量不足により、短時間で加熱部14を昇温させることが困難になる。そこで、本実施形態2によれば、発熱体2への電力供給を停止している状態の時(オフモード時)に、補助電源装置4bを充電可能な電力量の最大値V1まで充電させるので、オフモードから加熱部14が定着可能な温度への復帰時の復帰時間の短縮を図ることができる。
図5は本発明の実施形態3における加熱部14の温度と補助電源装置4bの電力量の波形を示す。この実施形態3では、上記実施形態2において、ウォームアップ直後に通紙を行わないことや、本実施形態3の周辺環境温度、商用電源4aからの入力電圧が高いこと等の理由で、補助電源装置4bから放電された電力量が少なく、結果として通紙に必要な電力量V4以上の電力量V5が補助電源装置4bに蓄えられた状態にある場合には、充放電切替え装置7は、主制御部からのモード信号、温度検知手段8からの温度検知信号、上記電力量検出手段の出力値などに基づいて、待機時に、補助電源装置4bを充電装置5側に接続せずに補助電源装置4bをV1まで充電させず、かつ、制御部3は、主制御部からのモード信号、温度検知手段8からの温度検知信号、上記電力量検出手段の出力値などに基づいて、待機時に、補助電源装置4bから発熱体2bへのV4までの放電を故意に行わせることをしない。これは、補助電源装置4bをV1まで充電すると、前述のように少枚数の通紙の繰り返しで加熱部温度の異常昇温が生じてしまい、補助電源装置4bのV4までの故意な放電は省エネにならないためである。
したがって、図5に示すように、補助電源装置4bは、待機時にV4以上でも充放電を行わずにV5でそのまま待機し、最初の通紙で消費した電力量を回復する充電量をV4とする。すなわち、充放電切替え装置7は、主制御部からのモード信号、温度検知手段8からの温度検知信号、上記電力量検出手段の出力値などに基づいて、最初の通紙後の待機時に、補助電源装置4bを充電装置5側に接続して充電装置5に補助電源装置4bをV4まで充電させた後、補助電源装置4bを発熱体2bに接続する。制御部3は、待機時にはオフし、補助電源装置4bから発熱体2bへの電力供給を停止させる。したがって、補助電源装置4bは待機時設定の電力量V4まで充電されて通紙時に備える。以降、補助電源装置4bは、同様に通紙後の待機時の電力量の最大値が常にV4となる。待機後に画像形成ジョブ動作が入らず、オフモードに移行した場合には、次回の加熱部14が定着可能な温度へ復帰する復帰時の加熱部2の短時間昇温のために、上述のように補助電源装置4bへの電力量の最大値をV1まで引き上げることが望ましい。
本実施形態3では、加熱部2の温度は、第1の制御部による主電源スイッチ6の制御で設定温度又はその±10℃、例えば180℃に制御され、ウォームアップ時、又はオフモードから加熱部14が定着可能な温度へ復帰する復帰時に定着可能温度、例えば200℃に昇温し、通紙による温度降下でも定着可能な下限温度、例えば160℃以上に保たれる。
この実施形態3によれば、待機時に補助電源装置4bへ蓄えられる電力量の最大値V4である第1の最大値以上の電力量V5が補助電源装置4bに蓄えられている場合には、補助電源装置4bへ蓄えられている電力量が第1の最大値以下になるまで補助電源装置4bへの充電を行わないので、少枚数の通紙を繰り返す時における加熱部の異常昇温を回避することができる。
図8は本発明の実施形態4を示す。この実施形態4の画像形成装置は、フルカラー画像を形成することが可能なカラープリンタ(以下「プリンタ」という)である。本発明は、プリンタに限らず、複写機、ファクシミリ、これらの複合機などの画像形成装置にも適用できる。このプリンタは、画像形成装置本体101の下部に記録材としての用紙111が収納される複数の給紙トレイ112A,112Bを備えた給紙部102が配設され、その上方に画像形成部103が配置された構成となっている。画像形成部103には、像担持体として感光体ドラム110Y,110C,110M,110Kを有する作像ユニット108Y,108C,108M,108Kと、複数のローラ104,105,106に巻き掛けられた可撓性を有する中間転写体としての中間転写ベルト107Aを有する中間転写ユニット107と、各感光体ドラム110Y,110C,110M,110Kに光書込みを行う書き込みユニット115と、用紙111に未定着のトナー画像を定着させる定着装置130とが配設されている。給紙部102から定着装置130までの間には、用紙111を搬送する搬送ローラを備えた搬送経116が形成されている。
作像ユニット108Y,108C,108M,108Kは、感光体ドラム110Y,110C,110M,110Kと、その周りにそれぞれ配置された図示しない帯電装置、現像装置、クリーニング装置とを有し、画像形成装置本体101に対して着脱可能とされている。作像ユニット108Y,108C,108M,108Kが有する現像装置には、それぞれイエロー,シアン,マゼンタ、ブラックのトナーが収納されている。
中間転写ベルト107Aは、各感光体ドラム110Y,110C,110M,110Kと対向して配置され、図示しない駆動モータによって複数のローラ104〜106の何れかが駆動されることで、図8において反時計回りに回転移動する。各感光体ドラム110Y,110C,110M,110Kと対向する転写ベルト107Aの内側部分には、一次転写手段としての転写ローラ114Y,114C,114M,114Kがそれぞれ配置され、この転写ローラ114Y,114C,114M,114Kには電源装置から一次転写用の転写バイアスが印加される。ローラ104と対向する部位には、中間転写ベルト107Aの表面を清掃するベルトクリーニング装置117が配設されている。これら中間転写ベルト107A、それを巻き掛けた複数のローラ104〜106、転写ローラ114Y,114C,114M,114K及びベルトクリーニング装置117は、一体のユニットとして構成され、画像形成装置本体1に対して着脱可能とされている。
中間転写ベルト107Aには、二次転写バイアスが電源から印加される二次転写手段としての転写ローラ120が、ローラ106と対向する部位で当接されている。転写ローラ120と中間転写ベルト107Aの一部は搬送路116に臨むように配設されている。
書き込みユニット115は、光変調されたレーザ光を各感光体ドラム110Y,110C,110M,110Kの表面に照射して感光体110Y,110C,110M,110Kの表面に色毎の潜像を形成する。本実施形態4において、書き込みユニット115は、作像ユニット108Y,108C,108M,108Kの下方に配置され、装置下方から装置上方に向かってレーザ光照射を行う。
画像形成動作が開始されると、各作像ユニット108Y,108C,108M,108Kの感光体ドラム110Y,110C,110M,110Kが図示しない駆動手段によって時計方向に回転駆動され、各感光体ドラム110Y,110C,110M,110Kの表面が各帯電装置によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体ドラム110Y,110C,110M,110Kの表面は、書き込みユニット115からレーザ光がそれぞれ照射されて静電潜像が形成される。このとき、書き込みユニット115において各感光体ドラム110Y,110C,110M,110Kへの各レーザ光をそれぞれ変調する複数の画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの各色情報に分解した複数の単色画像情報である。このように形成された静電潜像は、各感光体ドラム110Y,110C,110M,110Kと現像装置との間を通るときに、各現像装置によって現像されてトナー画像として可視像化される。
中間転写ベルト107Aは図示していない駆動手段によって反時計周り方向に移動し、中間転写ベルト107A移動方向の最上流側に位置するイエローのトナーを有する現像装置を具備する作像ユニット108Yで感光体ドラム110Y上に形成されたイエロートナー画像が転写ローラ114Yによって中間転写ベルト107Aに転写される。さらに、中間転写ベルト107Aは、作像ユニット108C,108M及び108Kで感光体ドラム110C,110M,110K上に形成されたシアントナー画像、マゼンタトナー画像及びブラックトナー画像が転写ローラ114C,114M,114Kによって順次にイエロートナー画像と重ねて転写されることで、フルカラーのトナー画像が形成されてこれを担持する。
トナー画像を転写した後の各感光体ドラム110Y,110C,110M,110Kの表面に付着する残留トナーは、各クリーニング装置によって感光体ドラム110Y,110C,110M,110Kの表面から除去され、次いで感光体ドラム110Y,110C,110M,110Kは図示していない除電装置によって除電作用を受けて表面電位が初期化されて次の画像形成に備える。
一方、給紙部102からは給紙ローラ118Aまたは給紙ローラ118Bが回転駆動されることで用紙111が給紙されて搬送路116に送り込まれる。搬送路116に送り込まれた用紙11は、2次転写ローラ120よりも給紙側の搬送路116上に配設されたレジストローラ対119によって給紙タイミングを計られて、ローラ106と転写ローラ120との対向部に給送される。そして、このとき、転写ローラ120には、中間転写ベルト107A表面のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が電源から印加され、これによって中間転写ベルト107A表面のトナー画像が用紙111上に一括して転写される。
トナー画像が転写された用紙11は、定着装置130へと搬送され、定着装置130を通過する際に熱と圧力が加えられて未定着トナー画像Tが熔融されて用紙111上に定着される。トナー画像が定着された用紙111Aは、搬送路116の終端に位置する排出部121に向かって搬送され、この排出部121から画像形成装置本体101の上部に設けられた排紙部としての排紙トレイ122へと排出される。トナー画像を用紙111に転写した後の中間転写ベルト107Aは、残留トナーがクリーニング装置117より除去される。
次に、定着装置130について説明する。
定着装置130は、定着部材としての定着回転体132と、定着回転体132に圧接する加圧部材としての加圧回転体133とを備え、未定着トナー画像Tが転写された記録材としての用紙111を、定着回転体132と加圧回転体133で形成されるニップ部内を通過させることにより未定着トナー画像Tを用紙111に定着させる。この定着装置130は、画像形成装置本体101に対して着脱自在に構成されている。
図9に示すように、定着回転体132は用紙111の片面印刷時の画像面側に配置された回転体を構成し、加圧回転体133は用紙111の片面印刷時の非画像側に配置された回転体を構成している。
本実施形態4において、定着回転体132は、複数の回転体となる定着ローラ134と加熱ローラ135との間に巻き掛けられた耐熱性で無端状の定着ベルト136で構成されている。これら定着ローラ134と加熱ローラ135は、その回転中心位置が固定となるように、その軸137,138が定着装置130の装置本体としてのケーシング140に回転可能に支持され、軸間ピッチが一定とされている。
定着ローラ134は、搬送路116側に配置され、その外周面に巻き掛けられている定着ベルト136の表面136Aを搬送路116に望ませている。定着ローラ134は、ゴム等の弾性体で構成されている。加熱ローラ135は、中空の金属ローラであって、その内部に加熱源400を構成する複数(本実施形態4では2本)のヒータ141,142が配設されている。ヒータ141,142としては、ハロゲンヒータや赤外線ヒータなどが挙げられるが、これら以外のヒータであっても無論構わない。
定着ローラ134と加熱ローラ135の間に位置する定着ベルト136の内側部分には、定着ベルト136の内側から外側に向かって図示しないスプリング等の加圧手段によって加圧されたベルト張架部材としてのテンションローラ145が配置され、このテンションローラ145は定着ローラ134と加熱ローラ135に巻き掛けられた定着ベルト136に対して適切な張力を与えている。
加圧回転体133は、定着ベルト136を挟んで定着ローラ134を押圧する加圧ローラとして構成されている。加圧回転体133は、中空ローラであって、本実施形態4では、その内部に加熱手段としてのヒータ149を備えており、加熱ローラとしても機能する。加圧回転体133は、その軸148によってケーシング140に回転自在に支持されているとともに、定着ローラ134に対して相対変位するように構成されている。すなわち、加圧回転体133は、熱膨張したとき、用紙111の厚さが変動した際に、定着ローラ134に対して近接、離間するように、軸148が図8において左右方向に移動自在に支持されており、図示しないスプリングなどの付勢手段によって定着ベルト136を介して定着ローラ134の外周面134Aに圧接するように構成されている。
回転体132の近傍には、定着ベルト136の温度を非接触状態で検知する温度検知手段としての非接触式温度センサ150が配置されている。非接触式温度センサ150は、加熱ローラ135に巻き掛けられた定着ベルト136の表面温度を検知する位置に配設されている。非接触式温度センサ150にはサーミスタが用いられているが、非接触で温度の検知を行える他のセンサであっても良い。
定着ローラ134に巻き掛けられた定着ベルト136の近傍には、ニップ部131を通過してトナー画像T1が定着された用紙111Aを、定着ベルト136の表面136Aから分離する分離部材143が、定着ベルト136の表面136Aから離間した状態で配置されている。分離部材143は、定着ローラ134の軸線方向に延びる板状部材として構成されているが、櫛歯状に形成されたものであっても良い。
加圧回転体133の近傍には、加圧回転体133の外周面133Aに当接して外周面133Aに付着した紙粉やトナーを除去するクリーニング部材144が配設されている。このクリーニング部材144は、加圧回転体133の軸正方向に延びるローラ部材で構成されていている。
ニップ部131に対する用紙搬送方向の上流側と下流側には、用紙ガイド部材145,146が、ケーシング140に取り付けられて加圧回転体133側に配置されている。用紙ガイド部材145は、ケーシング140に形成された導入口140Aの近傍に配置され、未定着トナー画像Tが転写された用紙111をニップ部131へ案内する。用紙ガイド部材146は、ケーシング140に形成された排出口140Bの近傍で、分離部材143と搬送路116を挟んで互いに末広がりとなるようにケーシング140に取り付けられている。定着装置130は、導入口140A及び排出口140Bが搬送路116上に位置するように画像形成装置本体101に装着されている。ケーシング140は、少なくとも定着回転体132と加圧回転体133、分離部材143、クリーニング部材144を内包している。
定着ローラ134、加熱ローラ135、定着ベルト136、ヒータ141,142、温度検知手段150は、用紙111を加熱する加熱装置を構成している。ヒータ141,142は、上記実施形態3の発熱体2a、2bと同様に、図1に示す回路で商用電源4a及び補助電源装置4bから電力が供給される。
この実施形態4によれば、上記実施形態3と同様な効果が得られる。
本発明の実施形態1の回路構成を示す回路図である。 電気二重層コンデンサを発熱体に接続したときの放電特性を示す特性図である。 上記実施形態1における加熱部の温度と補助電源装置の電力量の波形を示す波形図である。 本発明の実施形態2における加熱部の温度と補助電源装置の電力量の波形を示す波形図である。 本発明の実施形態3における加熱部の温度と補助電源装置の電力量の波形を示す波形図である。 本発明の実施形態1を示す断面図である。 同実施形態1の定着装置を示す断面図である。 本発明の実施形態4を示す断面図である。 同実施形態4の定着装置を示す断面図である。
符号の説明
2、2a、2b 発熱体
3 制御部
4a 商用電源
4b 補助電源装置
5 充電装置
6 主電源スイッチ
7 充放電切替え装置
8 温度検知手段
14 定着ローラ

Claims (11)

  1. 主電源と補助電源装置から電力供給を受けて発熱する発熱体と、この発熱体によって加熱される加熱部と、前記主電源からの電力により前記補助電源装置を充電することが可能な充電装置と、前記発熱体への電力供給を制御する制御手段とを有する加熱装置において、
    待機時に前記補助電源装置へ蓄えられる電力量の最大値である第1の最大値が、前記補助電源装置に充電可能な電力量の最大値である第2の最大値よりも低いことを特徴とする加熱装置。
  2. 請求項1記載の加熱装置において、前記発熱体への電力供給を停止している状態の時に、前記補助電源装置を充電可能な電力量の最大値である第2の最大値まで充電させることを特徴とする加熱装置。
  3. 請求項2記載の加熱装置において、前記発熱体への電力供給を停止している状態の時は電源が投入されていない時であることを特徴とする加熱装置。
  4. 請求項1または2に記載の加熱装置において、待機時に前記補助電源装置に前記第1の最大値以上の電力量がある場合には、前記補助電源装置へ蓄えられている電力量が前記第1の最大値以下になるまで前記補助電源装置への充電を行わないことを特徴とする加熱装置。
  5. 請求項1または2に記載の加熱装置において、立上げ後に待機時になった際に前記補助電源装置に前記第1の最大値以上の電力量がある場合、待機時は前記補助電源装置を放電させずに該補助電源装置の電力量をそのまま保持することを特徴とする加熱装置。
  6. 主電源と補助電源装置から電力供給を受けて発熱する発熱体と、この発熱体によって加熱され、記録媒体上のトナーを定着させる定着部材と、前記主電源からの電力により前記補助電源装置を充電することが可能な充電装置と、前記発熱体への電力供給を制御する制御手段とを有する定着装置において、
    待機時に前記補助電源装置へ蓄えられる電力量の最大値である第1の最大値が、前記補助電源装置に充電可能な電力量の最大値である第2の最大値よりも低いことを特徴とする定着装置。
  7. 請求項6記載の定着装置において、前記発熱体への電力供給を停止している状態の時に、前記補助電源装置を充電可能な電力量の最大値である第2の最大値まで充電させることを特徴とする定着装置。
  8. 請求項7記載の定着装置において、前記発熱体への電力供給を停止している状態の時は電源が投入されていない時であることを特徴とする定着装置。
  9. 請求項6または7に記載の定着装置において、待機時に前記補助電源装置に前記第1の最大値以上の電力量がある場合には、前記補助電源装置へ蓄えられている電力量が前記第1の最大値以下になるまで前記補助電源装置への充電を行わないことを特徴とする定着装置。
  10. 請求項6または7に記載の定着装置において、立上げ後に待機時になった時に前記補助電源装置に前記第1の最大値以上の電力量がある場合、待機時は前記補助電源装置を放電させずに該補助電源装置の電力量をそのまま保持することを特徴とする定着装置。
  11. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の加熱装置または請求項6乃至10のいずれか1つに記載の定着装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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