JP2003043854A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
タを用いて、定着可能温度の立ち上げ時間を短縮するこ
とで、電源投入から画像形成までの時間を短縮すること
が可能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 定着ローラ2の軸方向中央部付近に配置
された第1のヒータ3と、両端部付近に配置された第2
のヒータ4と、第2のヒータ4よりパワーの大きい第1
のヒータ3の温度を検出する第1の温度検出手段6と、
第2のヒータ4の温度を検出する第2の温度検出手段5
とを定着装置1に有する画像形成装置において、第1の
温度検出手段6が定着可能温度を検出したとき、第1の
ヒータ3に加熱される幅の用紙の通紙フラグをオンにす
る制御手段8を備えた。
Description
プリンタなどの画像形成装置に関し、特に画像形成装置
の熱定着装置の温度制御技術に関するものである。
は、転写部で感光体上のトナー像が用紙に転写され、定
着装置で用紙上の未定着トナー像が加熱溶融定着され
る。定着装置は定着ローラと加圧ローラからなり、定着
ローラの内部にはヒータが配置される。
投入から画像形成動作が可能になるまでの時間を短縮し
てファーストコピー時間を早めることが要求されてい
る。そしてそのためには、定着ローラの表面温度の立ち
上げ時間を短縮することになる。
げを早くする技術は種々提案されている。例えば特開平
9−34295号公報が存在する。該公報には、定着ロ
ーラ周面に発熱体を複数個設けることにより、定着ロー
ラの温度立ち上がりを早くする技術が開示されている。
は、定着ローラ周面に配置された独立抵抗発熱体は、熱
容量が小さいため、生産性の高い画像形成装置の定着装
置には使用することができないという問題がある。
がりは早いが蓄熱しないので、定着温度を維持するため
のパワーにより生産性が制限される。従って、現状で
は、10CPM(1分間当たりのコピー枚数)以下くら
いの画像形成装置にのみ採用されている。
の蓄熱タイプのヒータを用いて、定着可能温度の立ち上
げ時間を短縮することで、電源投入から画像形成までの
時間を短縮することが可能な画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
に、請求項1記載の発明は、定着ローラの軸方向中央部
付近に配置された第1のヒータと、両端部付近に配置さ
れた第2のヒータと、第2のヒータよりパワーの大きい
第1のヒータの温度を検出する第1の温度検出手段と、
第2のヒータの温度を検出する第2の温度検出手段とを
定着装置に有する画像形成装置において、第1の温度検
出手段が定着可能温度を検出したとき、第1のヒータに
加熱される幅の用紙の通紙フラグをオンにする制御手段
を備えた画像形成装置を最も主要な特徴とする。
向中央部付近に配置された第1のヒータと、両端部付近
に配置された第2のヒータと、第2のヒータよりパワー
の大きい第1のヒータの温度を検出する第1の温度検出
手段と、第2のヒータの温度を検出する第2の温度検出
手段とを定着装置に有する画像形成装置において、第2
の温度検出手段が定着可能温度を検出したとき、第2の
ヒータに加熱される幅の用紙の通紙フラグをオンにする
制御手段を備えた画像形成装置を最も主要な特徴とす
る。
定着可能温度に達している場合で、かつそれに対応した
用紙が給紙部にない場合、制御手段の制御により、原稿
サイズと同一または原稿サイズと変倍率に応じたサイズ
の用紙を給紙選択し、作像部手前で待機させる請求項1
記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
上記サイズの用紙に定着を行うことができない場合、制
御手段の制御により用紙を機外に排出する請求項3記載
の画像形成装置を主要な特徴とする。
部付近に配置された第1のヒータと、両端部付近に配置
された第2のヒータと、第2のヒータよりパワーの大き
い第1のヒータの温度を検出する第1の温度検出手段
(サーミスタ)と、第2のヒータの温度を検出する第2
の温度検出手段(サーミスタ)とを定着装置に有する画
像形成装置において、第1の温度検出手段が定着可能温
度を検出したとき、第1のヒータに加熱される幅の狭い
用紙(例えばA4縦)の通紙フラグをオンにするもので
ある。また同様に、第2の温度検出手段が定着可能温度
を検出したとき、第2のヒータに加熱される幅の広い用
紙(例えばA3縦、あるいはA4横)の通紙フラグをオ
ンにするものである。
査方向にて長手方向と短手方向に印刷方向を変えて画像
形成を行うことができる(例:A4用紙を印刷し、部単
位に”A4横””A4縦”として印刷し排出する)画像
形成装置に好適なものとなる。
nergy Standby Mode)規格のコピー
終了後10秒で電源OFF、電源投入後10秒で画像形
成動作可能を満足させるものである。
説明する。図1は本発明の画像形成装置の主要部である
定着制御系のブロック図である。この図に示すように、
定着装置1の定着ローラ2内には2系統のヒータ3、4
が内蔵されている。図のように、ヒータ3は、定着ロー
ラ2の軸方向中央部を加熱し、一方、ヒータ4は、定着
ローラ2の軸方向両端部に配置され、ヒータ3の外側の
定着ローラ2部分を加熱するようになっている。ここで
ヒータ3のパワーの方がヒータ4のパワーよりも大きく
設定されている。
1)7を介して交流電源に接続され、また、トライアッ
ク10、12に接続されている。このトライアック1
0、12は、制御用ドライバ9、11を介してCPU8
に接続されON/OFF制御が行われる。従って、リレ
ー7がON状態でトライアック10、12がONした
時、ヒータ3、4にそれぞれ電力が供給される。
5、6が設けられている。具体的にはサーミスタ5は定
着ローラ2の軸方向端部に、サーミスタ6はほぼ中央部
に設けられている。このサーミスタ5、6はCPU8に
接続され、検出したローラ温度をCPU8に入力する。
CPU8は、サーミスタ5、6からのアナログ信号をデ
ジタル信号に変換し、プログラムにより定着ローラ2の
中央部及び端部の温度データを得る。
を基にCPU8がトライアック10を制御し、ヒータ4
を点灯/消灯制御する。またサーミスタ6により検出さ
れたローラ温度を基にCPU8がトライアック12を制
御し、ヒータ3を点灯/消灯制御する。
された画像形成装置の本体カバーが開けられたか否かを
検出するカバーSWの信号が入力され、カバー開放時に
はリレー7はOFFされ、カバーが閉められた時にリレ
ー7をONさせる。従って、カバー開放時にヒータ3、
4が点灯することはない。
ていないとき)のヒータ点灯制御においては、図示しな
いが、複写機等の画像形成装置の電源スイッチが投入さ
れると、コピー可能な温度に定着ローラ2を立ち上げる
ために、ヒータ3、4ともに点灯させる。そして定着ロ
ーラ中央温度が、コピー可能上限温度になると、ヒータ
3を消灯させる。ヒータ3が消灯すると、当然定着ロー
ラ中央部の温度が下がってくるが、定着不可能な温度に
なる前に、ヒータ3を再度点灯させ、定着ローラ中央部
温度がコピー可能上限温度になると再度ヒータ3を消灯
させている。
能上限温度になると、ヒータ4を消灯させる。ヒータ4
が消灯すると、当然定着ローラ端部の温度が下がってく
るが、定着不可能な温度になる前に、ヒータ4を再度点
灯させ、定着ローラ端部温度がコピー可能上限温度にな
ると再度ヒータ4を消灯させている。
着ローラ中央部温度を制御するためにのみ点灯/消灯制
御され、ヒータ4はサーミスタ5により定着ローラ端部
温度を制御するためにのみ点灯/消灯制御されることに
なっている。
する用紙に転写されたトナーが定着される温度を維持で
きる消費電力を持たされており、ヒータ4は定着ローラ
端部を通過する用紙に転写されたトナーが定着される温
度を維持できる消費電力を持たされている。
通過する幅(210mm〜220mm)分、定着ローラ
2を加熱するよう構成され、ヒータ4はA3縦サイズが
通過する幅(297mm〜310mm)分、定着ローラ
2を加熱するように構成している。
装置の構成図である。本画像形成装置は図1の定着制御
ブロックが組み込まれている。給紙装置として、本体内
に第1、第2、第3給紙トレイ21、22、23を有す
る。またオプション給紙ユニット内には第4、第5、第
6給紙トレイ24、25、26を有する。感光体27の
下流側には前記定着装置1があり、さらにその下流側に
は排紙トレイ28がある。
制御フローであり、図4は定着ローラ端部の温度制御を
行う制御フローである。図3では、サーミスタ6による
温度検出で、定着ローラ中央部温度が定着可能温度にな
っていなければ(S1でN)、ヒータ3を点灯させると
ともに(S2)、”A4縦幅以下の用紙通紙可能フラ
グ”と”A4縦幅より大きい用紙通紙可能フラグ”をO
FFする(S3、S4)。また、定着可能温度に達すれ
ば、”A4縦幅以下の用紙通紙可能フラグ”をONする
とともに(S5)、サーミスタ6による温度検出で、ヒ
ータ3の定着可能温度を維持するべくこれを点灯/消灯
制御する(S6)。
定着ローラ端部温度が定着可能温度になっていなければ
(S1でN)、ヒータ4を点灯させるとともに(S
2)、”A4縦幅より大きい用紙通紙可能フラグ”をO
FFする(S3)。また、定着可能温度に達すれば、”
A4縦幅より大きい用紙通紙可能フラグ”をONすると
ともに(S4)、サーミスタ5による温度検出で、ヒー
タ4の定着可能温度を維持するべくこれを点灯/消灯制
御する(S5)。
内で処理された上記2つのフラグ状態により、コピー動
作が可能か否かを決定するフローである。フローから明
かな通り、”A4縦幅以下の用紙通紙可能フラグ”のみ
ONしていれば(S1でY)、コピー動作状態にするべ
く”コピー動作可能フラグ”をONする(S2)。そう
でなければOFFする(S3)。
のコピー動作実行のスタートキーが押下され、コピー動
作を実行するときの制御を示すフローである。ここで
は、”コピー動作可能フラグ”がOFFであれば(S1
でN)何もしない。つまり、上記スタートキー押下を受
け付けないことを示す。”コピー動作可能フラグ”がO
Nしていれば(S1でY)、上記スタートキーを受け付
け、まず、用紙サイズを選択する処理を行う。
ON”であれば(S2でY)、定着工程にて用紙サイ
ズの制約が一切ないので、原稿サイズに最適な用紙サイ
ズが収納されている給紙トレイを選択し(S3)、給紙
搬送し、転写工程、定着工程へと用紙を搬送させ、コピ
ー動作を実行させる(S4)。
OFF”であれば(S2でN)、原稿サイズに見合っ
た主走査幅がA4縦サイズ以下の用紙が収納されている
給紙トレイを選択し(S5)、給紙搬送し、転写工程、
定着工程へと用紙を搬送させ、コピー動作を実行させる
(S6でY、S4)。もし、ここで原稿サイズに見合っ
たA4縦サイズ以下の用紙サイズがなければ(S6で
N)、原稿サイズに最適な用紙サイズが収納されている
給紙トレイを選択し、給紙搬送処理を行い、用紙をレジ
ストローラまで搬送し、用紙を一旦停止させ(S
7)、”A4縦幅より大きいフラグ”がONするまで待
機させ、”A4縦幅より大きいフラグ”がONしたら
(S8でY)、転写工程及び定着工程へと用紙を搬送さ
せ、コピー動作を実行させる(S9)。
ONしていなければ(S8でN)、次に、レジストロー
ラ部で待機している時間(待機タイマ)をチェックし、
10秒以下であれば( S10でN) 、再度、”A4縦幅
より大きいフラグ”がONしているかチェックしにい
く。これを、待機タイマのタイムアップ値(ここでは1
0秒)まで繰り返し、待機タイマがタイムアップすると
(S10でY)、ヒータ4の断線、または、サーミスタ
5の断線等の異常が発生したとみなし、レジストローラ
部で待機している用紙を、作像処理を行わず機外へ排出
させるため、レジストローラを駆動する(S11)。
着ローラ端部の温度が定着可能温度以下になっていて
も、A4縦幅以下の用紙サイズであれば印刷動作は可能
となっている。このように、定着ローラ端部を加熱する
ヒータ4または、温度を検出するサーミスタ5が異常を
発生していたら、図示しない操作表示部に、”A4縦幅
より大きいサイズの用紙がコピーできなくなっていま
す。サービスに連絡してください”等のオペレータに修
理を促すメッセージを表示する(S12)。
り、あるいは、異常発生を自動通報する装置が装着され
ていれば、即自動通報することにより、サービスへの連
絡も迅速に行えることになる。また、定着可能温度に達
すれば、”A4縦幅以下の用紙通紙可能フラグ”のみO
Nするとともに、サーミスタ6による温度検出で、ヒー
タ3の定着可能温度を維持するべくこれを点灯/消灯制
御する。
紙可能フラグのON、OFFのみならずこれに伴う通紙
制御も行うものとする。勿論、通紙制御専用のCPUを
設けても差し支えない。
ラの軸方向中央部付近に配置された第1のヒータと、両
端部付近に配置された第2のヒータと、第2のヒータよ
りパワーの大きい第1のヒータの温度を検出する第1の
温度検出手段と、第2のヒータの温度を検出する第2の
温度検出手段とを定着装置に有する画像形成装置におい
て、第1の温度検出手段が定着可能温度を検出したと
き、第1のヒータに加熱される幅の用紙の通紙フラグを
オンにする制御手段を備えたことで、定着ローラ端部温
度の立ち上がりに関係なく定着ローラ中央部温度が定着
可能温度に達すれば、それに対応したサイズの用紙に画
像形成を行うことができ、電源投入から画像形成までの
時間を短縮することができる。
の軸方向中央部付近に配置された第1のヒータと、両端
部付近に配置された第2のヒータと、第2のヒータより
パワーの大きい第1のヒータの温度を検出する第1の温
度検出手段と、第2のヒータの温度を検出する第2の温
度検出手段とを定着装置に有する画像形成装置におい
て、第2の温度検出手段が定着可能温度を検出したと
き、第2のヒータに加熱される幅の用紙の通紙フラグを
オンにする制御手段を備えたことで、定着ローラ短部温
度が定着可能温度になれば、原稿サイズに最適な用紙に
画像形成を行うことができる。
タのみ定着可能温度に達している場合で、かつそれに対
応した用紙が給紙部にない場合、制御手段の制御によ
り、原稿サイズと同一または原稿サイズと変倍率に応じ
たサイズの用紙を給紙選択し、作像部手前で待機させる
ことで、原稿サイズに最適な用紙における、給紙部から
転写工程部前までの用紙搬送時間を短縮することができ
る。
過後も上記サイズの用紙に定着を行うことができない場
合、制御手段の制御により用紙を機外に排出すること
で、長時間レジストロ−ラ部で用紙が滞留し用紙先端が
変形してしまい、レジストローラからの再搬送時にジャ
ムが発生してしまうことをを防止することができる。
系のブロック図である。
図である。
である。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 定着ローラの軸方向中央部付近に配置さ
れた第1のヒータと、両端部付近に配置された第2のヒ
ータと、第2のヒータよりパワーの大きい第1のヒータ
の温度を検出する第1の温度検出手段と、第2のヒータ
の温度を検出する第2の温度検出手段とを定着装置に有
する画像形成装置において、第1の温度検出手段が定着
可能温度を検出したとき、第1のヒータに加熱される幅
の用紙の通紙フラグをオンにする制御手段を備えたこと
を特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 定着ローラの軸方向中央部付近に配置さ
れた第1のヒータと、両端部付近に配置された第2のヒ
ータと、第2のヒータよりパワーの大きい第1のヒータ
の温度を検出する第1の温度検出手段と、第2のヒータ
の温度を検出する第2の温度検出手段とを定着装置に有
する画像形成装置において、第2の温度検出手段が定着
可能温度を検出したとき、第2のヒータに加熱される幅
の用紙の通紙フラグをオンにする制御手段を備えたこと
を特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 第1のヒータのみ定着可能温度に達して
いる場合で、かつそれに対応した用紙が給紙部にない場
合、制御手段の制御により、原稿サイズと同一または原
稿サイズと変倍率に応じたサイズの用紙を給紙選択し、
作像部手前で待機させることを特徴とする請求項1記載
の画像形成装置。 - 【請求項4】 所定時間経過後も上記サイズの用紙に定
着を行うことができない場合、制御手段の制御により用
紙を機外に排出することを特徴とする請求項3記載の画
像形成装置。
Priority Applications (1)
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- 2001-08-02 JP JP2001235465A patent/JP4743813B2/ja not_active Expired - Fee Related
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