JP2003092460A - 受動素子を備えた配線板の製造方法、受動素子を備えた配線板 - Google Patents

受動素子を備えた配線板の製造方法、受動素子を備えた配線板

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改善された特性を有する受動素子を備えた配
線板の製造方法、そのような受動素子を備えた配線板を
提供すること。 【解決手段】 それぞれ第1の面および第2の面を有す
る第1および第2の金属箔の少なくともいずれか一方の
第1の面に抵抗ペーストおよび/または誘電体ペースト
を塗布する工程と、第1の金属箔の第1の面に対向して
熱可塑性かつ熱硬化性を有する絶縁板を配置し、かつ絶
縁板の第1の金属箔が対向する面とは異なる面に対向し
て第2の金属箔の第1の面側を配置する工程と、これら
の配置された第1の金属箔、絶縁板、および第2の金属
箔の三者を積層加圧かつ加熱して一体化し両面配線板を
形成する工程と、形成された両面配線板の第1の金属箔
および/または第2の金属箔をパターニングする工程と
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受動素子を備えた
配線板の製造方法および受動素子を備えた配線板に係
り、特に、受動素子の特性改善に適性を有する、受動素
子を備えた配線板の製造方法および受動素子を備えた配
線板に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯型電子機器の小型化、軽量化、薄型
化などに伴い、L(インダクタ、コイル)、C(コンデ
ンサ、キャパシタ)、R(抵抗器)等のチップ部品の小
型化が進められてきている。また、CやLなどの受動部
品を一つの配線基板中に埋め込み、複合部品化する技術
も開発されてきている。このような配線基板との一体化
は、特に多層セラミックス基板などで活発に行なわれて
おり、例えば携帯電話機のRF(radio frequency:高
周波)モジュールに採用されている。
【0003】多層セラミックス基板は、例えば、厚膜導
体ペーストの印刷によりコイルパターンやコンデンサの
電極パターンが形成されているグリーンシート(焼成前
のセラミックス材料シート)を必要な枚数だけ用意し、
これらを所定の順序で積層して熱圧着し同時に焼成する
ことにより作成される。
【0004】また、さらには、誘電率の異なる複数のシ
ートを用意し、作り込む受動部品の特性に合わせてシー
トを選択することが行なわれている。これは、インダク
タを構成する層のセラミックス材料には、自己共振周波
数を高くとりかつ高Q値を確保できる低誘電率のグリー
ンシートを、コンデンサを構成する層には、誘電率が高
いグリーンシートをおのおの選択するものである。この
ような組み合わせにより、より高機能なLC複合部品を
作り込むことが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの技術は、いず
れも配線基板材料にセラミックスを使用した例である。
しかし、ここで、携帯電話機に用いられるRF回路の動
作周波数が将来的に10〜20GHzに達した場合を見越し
て、比誘電率がより低い有機樹脂を基板材料として使用
できるようにすることは、製品コストなどの点で重要性
が高いと考えられる。現状では、セラミックスと比べて
誘電率の低い有機樹脂を基板材料(層間絶縁層)とする
と、多層セラミックス基板と同様にして内部にコンデン
サ等の受動素子を作り込んだときに、素子としての面積
が大きくなったり所望の特性が得られなかったりする可
能性が考えられる。
【0006】また、ハイブリッド積層基板と称するもの
には、以下のような報告例がある。すなわち、まず、作
り込む受動素子の特性に応じて有機高分子材料に誘電体
や磁性体を混入した基板材料を作成する。この基板材料
をエッチングしてパターニングされたコンデンサ層やコ
イル層を形成し、これらを所定の順序で積層してハイブ
リッド積層基板としたものである。
【0007】しかしながら、この手法では、基板材料間
の熱膨張係数などの特性の違いにより、多層化された基
板が反ってしまう可能性がある。また、各層で特化され
た1種類の受動素子しか形成できないため、受動素子配
置デザインの自由度が低く、全体として層数が増える傾
向にあるため小型化には不向きである。
【0008】また、別の多層有機樹脂基板としては、抵
抗ペースト、誘電体ペースト、導電性ペーストを順次印
刷してRやCやLを作り込んでいくものもある。しかし
ながらこの場合に使用できるペーストは、絶縁層として
使用されている有機樹脂の耐熱温度により低い温度で熱
処理を完結できる種類のものに限定されるため、受動素
子として所望の特性が得られない場合が考えられる。
【0009】本発明は、上記した状況を考慮してなされ
たものである。すなわち、本発明は、改善された特性を
有する受動素子を備えた配線板の製造方法、そのような
受動素子を備えた配線板を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る、受動素子を備えた配線板の製造方法
は、それぞれ第1の面および第2の面を有する第1およ
び第2の金属箔の少なくともいずれか一方の前記第1の
面に抵抗ペーストおよび/または誘電体ペーストを塗布
する工程と、前記第1の金属箔の前記第1の面に対向し
て熱可塑性かつ熱硬化性を有する絶縁板を配置し、かつ
前記絶縁板の前記第1の金属箔が対向する面とは異なる
面に対向して前記第2の金属箔の前記第1の面側を配置
する工程と、前記配置された第1の金属箔、絶縁板、お
よび第2の金属箔の三者を積層加圧かつ加熱して一体化
し両面配線板を形成する工程と、前記形成された両面配
線板の前記第1の金属箔および/または前記第2の金属
箔をパターニングする工程とを具備することを特徴とす
る。
【0011】すなわち、抵抗ペーストや誘電体ペースト
は、金属箔の上に塗布される。よって、これらのペース
トの熱処理などの処理(例えば乾燥、焼成、熱硬化な
ど)は、絶縁板の耐熱温度とは無関係に行なうことがで
きる。そして、このように例えば熱処理された抵抗体や
誘電体を有する金属箔を絶縁板と積層処理するので、特
性の優れた受動素子を備えた配線板を得ることができ
る。
【0012】また、本発明に係る、別の、受動素子を備
えた配線板の製造方法は、それぞれ第1の面および第2
の面を有する第1および第2の金属箔の少なくとも前記
第1の金属箔の前記第1の面に抵抗ペーストを塗布する
工程と、前記塗布された抵抗ペーストから形成された抵
抗体上にほぼ円錐形状の導電性バンプを形成する工程
と、前記第1の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑
性かつ熱硬化性を有する絶縁板を配置し、かつ前記絶縁
板の前記第1の金属箔が対向する面とは異なる面に対向
して前記第2の金属箔の前記第1の面を配置する工程
と、前記配置された第1の金属箔、絶縁板、および第2
の金属箔の三者を積層加圧かつ加熱して、前記形成され
た導電性バンプが前記絶縁板を貫通して前記第2の金属
箔への電気的接触および/または導熱的接触が確立する
ように一体化し両面配線板を形成する工程と、前記形成
された両面配線板の前記第1の金属箔および前記第2の
金属箔をパターニングする工程とを具備することを特徴
とする。
【0013】すなわち、抵抗ペーストは、金属箔の上に
塗布される。よって、このペーストの熱処理などの処理
(例えば乾燥、焼成、熱硬化など)は、絶縁板の耐熱温
度とは無関係に行なうことができる。そして、このよう
に例えば熱処理されたペースト(抵抗体)を有する金属
箔を絶縁板と積層処理するので、特性の優れた受動素子
(この場合には抵抗器)を備えた配線板を得ることがで
きる。
【0014】また、この場合には、さらに、塗布形成さ
れた抵抗体との電気的接触/導熱的接触を導電性バンプ
が直接に行なう構成になる。よって、抵抗体と金属箔と
の接触を回避して抵抗体から導線を引き出すことがで
き、金属箔に用いられる金属(例えば銅)との相性の悪
い抵抗ペーストをも使用できる。ゆえに、使用できる抵
抗ペーストの選択の幅をさらに広げて特性の優れた受動
素子を備えた配線板を得ることができる。また、導電性
バンプが抵抗体と導熱的接触を行うことで、例えば、絶
縁板の裏面側(抵抗体の存在する面とは反対側面)にヒ
ートシンクを設けることもできる。
【0015】また、本発明に係る、さらに別の、受動素
子を備えた配線板の製造方法は、それぞれ第1の面およ
び第2の面を有する第1および第2の金属箔の少なくと
も前記第2の金属箔の前記第1の面に誘電体ペーストを
塗布する工程と、前記塗布された誘電体ペースト上を含
みかつこの誘電体ペーストが塗布された前記第1の面上
にも及ぶように導電性ペーストを塗布する工程と、前記
第1の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑性かつ熱
硬化性を有する絶縁板を配置し、かつ前記絶縁板の前記
第1の金属箔が対向する面とは異なる面に対向して前記
第2の金属箔の前記第1の面を配置する工程と、前記配
置された第1の金属箔、絶縁板、および第2の金属箔の
三者を積層加圧かつ加熱して一体化し両面配線板を形成
する工程と、前記形成された両面配線板の少なくも前記
第2の金属箔をパターニングする工程とを具備すること
を特徴とする。
【0016】すなわち、誘電体ペーストは、金属箔の上
に塗布される。よって、このペーストの熱処理などの処
理(例えば乾燥、焼成、熱硬化など)は、絶縁板の耐熱
温度とは無関係に行なうことができる。そして、このよ
うに例えば熱処理されたペースト(誘電体)を有する金
属箔を絶縁板と積層処理するので、特性の優れた受動素
子(この場合にはコンデンサ)を備えた配線板を得るこ
とができる。
【0017】また、この場合には、さらに、誘電体を導
電性ペーストから形成される導電体と金属箔とで挟む構
成にすることができ、いわゆる平行平板型のコンデンサ
が形成される。これにより、高容量のコンデンサを形成
することができる。
【0018】また、本発明に係る、さらに別の、受動素
子を備えた配線板の製造方法は、それぞれ第1の面およ
び第2の面を有する第1および第2の金属箔の少なくと
も前記第2の金属箔の前記第1の面に誘電体ペーストを
塗布する工程と、前記塗布された誘電体ペースト上を含
みかつこの誘電体ペーストが塗布された前記第1の面上
にも及ぶように第1の導電性ペーストを塗布する工程
と、前記塗布された第1導電性ペースト上を含むように
第2の誘電体ペーストを塗布する工程と、前記塗布され
た第2の誘電体ペースト上を含み、この第2の誘電体ペ
ーストが塗布された前記第1の面上にも及び、かつ前記
第1の導電体ペーストに接触しないように第2の導電体
ペーストを塗布する工程と、前記第1の金属箔の前記第
1の面に対向して熱可塑性かつ熱硬化性を有する絶縁板
を配置し、かつ前記絶縁板の前記第1の金属箔が対向す
る面とは異なる面に対向して前記第2の金属箔の前記第
1の面を配置する工程と、前記配置された第1の金属
箔、絶縁板、および第2の金属箔の三者を積層加圧かつ
加熱して一体化し両面配線板を形成する工程と、前記形
成された両面配線板の少なくも前記第2の金属箔をパタ
ーニングする工程とを具備することを特徴とする。
【0019】すなわち、誘電体ペーストおよび導電性ペ
ーストは、金属箔の上に塗布される。よって、これらの
ペーストの熱処理などの処理(例えば乾燥、焼成、熱硬
化など)は、絶縁板の耐熱温度とは無関係に行なうこと
ができる。そして、このように例えば熱処理されたペー
スト(誘電体)を有する金属箔を絶縁板と積層処理する
ので、特性の優れた受動素子(この場合にはコンデン
サ)を備えた配線板を得ることができる。
【0020】また、この場合には、さらに、誘電体を導
電性ペーストから形成される導電体と金属箔とで挟み、
かつ第2の誘電体を導電体と第2の導電性ペーストから
形成される導電体とで挟むと構成にすることができ、い
わゆる平行平板型のコンデンサを多層化して形成するこ
とができる。これにより、より高容量のコンデンサを形
成することができる。なお、このような多層化コンデン
サは、さらに誘電体ペーストと導電性ペーストとにより
誘電体と導電体とを多層化することによりさらに高容量
にすることができる。
【0021】また、本発明に係る、さらに別の、受動素
子を備えた配線板の製造方法は、第1および第2の面を
有する第1の金属箔の前記第1の面にほぼ円錐形状の導
電性バンプを形成する工程と、第1および第2の面を有
する第2の金属箔の前記第1の面にほぼ円錐形状の透磁
性バンプを形成する工程と、前記第1の金属箔の前記第
1の面に対向して熱可塑性かつ熱硬化性を有する絶縁板
を配置し、かつ前記絶縁板の前記第1の金属箔が対向す
る面とは異なる面に対向して前記第2の金属箔の前記第
1の面側を配置する工程と、前記配置された第1の金属
箔、絶縁板、および第2の金属箔の三者を積層加圧かつ
加熱して、前記形成された導電性バンプおよび透磁性バ
ンプが前記絶縁板を貫通して前記第1または第2の金属
箔への接触が確立するように、一体化し両面配線板を形
成する工程と、前記形成された両面配線板の前記第1の
金属箔および前記第2の金属箔をパターニングする工程
とを具備することを特徴とする。
【0022】すなわち、導電性バンプおよび透磁性バン
プは、金属箔の上に形成される。よって、これらのバン
プの熱処理などの処理(例えば乾燥、焼成、熱硬化な
ど)は、絶縁板の耐熱温度とは無関係に行なうことがで
きる。そして、このように例えば熱処理されたバンプを
有する金属箔を絶縁板と積層処理するので、特性の優れ
た受動素子(この場合にはインダクタ)を備えた配線板
を得ることができる。
【0023】また、この場合には、さらに、第1および
第2の金属層のパターニングおよび導電性バンプによる
これらの電気的接続により、透磁性バンプをコアとする
螺旋巻きのインダクタを形成することができる。したが
って、インダクタンス値としてより大きなものも製造で
きる。
【0024】また、本発明に係る、受動素子を備えた配
線板は、第1の面と第2の面とを有する絶縁板と、前記
絶縁板の前記第1の面および/または前記第2の面に、
前記絶縁板の厚み方向に沈み込み設けられた層状抵抗体
および/または層状誘電体と、前記絶縁板の前記第1の
面および前記第2の面上にそれぞれ設けられ、そのそれ
ぞれが、対応する前記第1の面/前記第2の面に設けら
れた前記層状抵抗体/層状誘電体への接続を有する第1
および第2の配線層とを具備することを特徴とする。
【0025】また、本発明に係る、別の、受動素子を備
えた配線板は、第1の面と第2の面とを有する絶縁板
と、前記絶縁板の前記第2の面に、前記絶縁板の厚み方
向に沈み込み設けられた層状抵抗体と、前記絶縁板の前
記第1の面および前記第2の面上にそれぞれ設けられた
第1および第2の配線層と、前記絶縁板を貫通し、前記
層状抵抗体と前記第1の配線層とに電気的接続および/
または導熱的接続された導電性バンプとを具備すること
を特徴とする。
【0026】また、本発明に係る、さらに別の、受動素
子を備えた配線板は、第1の面と第2の面とを有する絶
縁板と、前記絶縁板の前記第2の面に、前記絶縁板の厚
み方向に沈み込み設けられた層状導電体と、前記層状導
電体の上面の一部に接触して前記絶縁板の厚み方向に沈
み込み設けられた層状誘電体と、前記絶縁板の前記第2
の面上に設けられ、前記層状導電体および層状前記誘電
体とに個別の接続を有する配線層とを具備することを特
徴とする。
【0027】また、本発明に係る、さらに別の、受動素
子を備えた配線板は、第1の面と第2の面とを有する絶
縁板と、前記絶縁板の前記第1の面および前記第2の面
上にそれぞれ設けられた第1および第2の配線層と、前
記絶縁板を貫通し、前記第1の配線層と前記第2の配線
層とに電気的接続された導電性バンプと、前記絶縁板を
貫通する透磁性バンプとを具備し、前記第1の配線層
は、前記透磁性バンプを取り囲む第1のパターンを有
し、前記第2の配線層は、前記透磁性バンプを取り囲む
第2のパターンを有し、前記第1および第2のパターン
は、前記導電性バンプにより導通していることを特徴と
する。
【0028】これらの配線板は、上記で述べた各製造方
法により製造され得る配線板である。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明に係る製造方法は、実施態
様として、前記第1の金属箔の前記第1の面にほぼ円錐
形状の導電性バンプを形成する工程をさらに具備し、両
面配線板を形成する前記工程は、前記形成された導電性
バンプが前記絶縁板を貫通して前記第2の金属箔への電
気的接触が確立するようになされる。両面の配線層の間
の電気的接続を導電性バンプで行なうものであり、工程
数を削減して簡易に両面配線層導通配線板が製造可能に
なる。
【0030】また、本発明に係る製造方法の実施態様に
おいて、前記第1の金属箔および/または前記第2の金
属箔をパターニングする前記工程は、パターンにより渦
巻き状となるインダクタおよび/またはパターンにより
ループ状となるループアンテナの形成を含む。インダク
タやループアンテナを金属箔のパターニングにより形成
するものである。
【0031】また、本発明に係る製造方法は、前記パタ
ーニングされた第1の金属箔および/または第2の金属
箔を電極として用い前記抵抗ペーストから形成された抵
抗器をトリミングする工程をさらに具備する。パターニ
ングにより抵抗器に電極が形成されるので、これを抵抗
値測定のため利用して抵抗器としてトリミングするもの
である。
【0032】また、本発明に係る製造方法の実施態様に
おいて、抵抗ペーストおよび/または誘電体ペーストを
塗布する前記工程は、塗布のあとその縁部を除去する工
程を含む。塗布形成された抵抗体、誘電体の端部形状の
乱れを除去してより高精度の抵抗やコンデンサを得るも
のである。
【0033】また、本発明に係る製造方法は、実施態様
として、第1の面および第2の面を有する第3の金属箔
の前記第1の面にほぼ円錐形状の導電性バンプを形成す
る工程と、前記第3の金属箔の前記第1の面に対向して
熱可塑性および熱硬化性を有する第2の絶縁板を配置
し、かつ前記第2の絶縁板の前記第3の金属箔に対向す
る面とは異なる面に対向して前記両面配線板の前記第1
の金属箔側を配置する工程と、前記配置された第3の金
属箔、第2の絶縁板、および前記両面配線板の三者を積
層加圧かつ加熱して、前記第3の金属箔に形成された前
記導電性バンプが前記第2の絶縁板を貫通して前記第1
の金属箔への電気的接触が確立するように、一体化し3
層配線板を形成する工程と、前記形成された3層配線板
の前記第3の金属箔をパターニングする工程とをさらに
具備する。
【0034】両面配線板を素材に用いて、さらに導電性
バンプにより3番目の配線層との層間接続を行ない3層
配線板を製造するものである。
【0035】また、本発明に係る製造方法は、実施態様
として、第1の面および第2の面を有する第3の金属箔
の前記第1の面に抵抗ペーストおよび/または誘電体ペ
ーストを塗布する工程と、前記第3の金属箔の前記第1
の面にほぼ円錐形状の導電性バンプを形成する工程と、
前記第3の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑性お
よび熱硬化性を有する第2の絶縁板を配置し、かつ前記
第2の絶縁板の前記第3の金属箔に対向する面とは異な
る面に対向して前記両面配線板の第1の金属箔側を配置
する工程と、前記配置された第3の金属箔、第2の絶縁
板、および前記両面配線板の三者を積層加圧かつ加熱し
て、前記第3の金属箔に形成された前記導電性バンプが
前記第2の絶縁板を貫通して前記第1の金属箔への電気
的接触が確立するように、一体化し3層配線板を形成す
る工程と、前記形成された3層配線板の前記第3の金属
箔をパターニングする工程とをさらに具備する。
【0036】これも、両面配線板を素材に用いて、さら
に3番目の配線層と導電性バンプにより層間接続を行な
い3層配線板を製造するものである。ここで、3番目の
配線層でも受動素子が利用できるようになる。
【0037】また、本発明に係る製造方法は、実施態様
として、前記形成された両面配線板の前記第2の金属箔
の前記第2の面にほぼ円錐形状の導電性バンプを形成す
る工程と、前記両面配線板の前記導電性バンプが形成さ
れた側に対向させて熱可塑性および熱硬化性を有する第
2の絶縁板を配置し、かつ前記第2の絶縁板の前記両面
配線板に対向する面とは異なる面に対向して第3の金属
箔を配置する工程と、前記配置された両面配線板、第2
の絶縁板、および第3の金属箔の三者を積層加圧かつ加
熱して、前記両面配線板に形成された前記導電性バンプ
が前記第2の絶縁板を貫通して前記第3の金属箔への電
気的接触が確立するように、一体化し3層配線板を形成
する工程と、前記形成された3層配線板の前記第3の金
属箔をパターニングする工程とをさらに具備する。
【0038】これも、両面配線板を素材に用いて、さら
に導電性バンプにより3番目の配線層との層間接続を行
ない3層配線板を製造するものである。
【0039】また、本発明に係る製造方法は、実施態様
として、第1の面および第2の面を有する第3の金属箔
の前記第1の面に抵抗ペーストおよび/または誘電体ペ
ーストを塗布する工程と、前記形成された両面配線板の
前記第2の金属箔の前記第2の面にほぼ円錐形状の導電
性バンプを形成する工程と、前記両面配線板の前記導電
性バンプが形成された側に対向させて熱可塑性および熱
硬化性を有する第2の絶縁板を配置し、かつ前記第2の
絶縁板の前記両面配線板に対向する面とは異なる面に対
向して前記第3の金属箔の前記第1の面側を配置する工
程と、前記配置された両面配線板、第2の絶縁板、およ
び第3の金属箔の三者を積層加圧かつ加熱して、前記両
面配線板に形成された前記導電性バンプが前記第2の絶
縁板を貫通して前記第3の金属箔への電気的接触が確立
するように、一体化し3層配線板を形成する工程と、前
記形成された3層配線板の前記第3の金属箔をパターニ
ングする工程とをさらに具備する。
【0040】これも、両面配線板を素材に用いて、さら
に導電性バンプにより3番目の配線層との層間接続を行
ない3層配線板を製造するものである。ここで、3番目
の配線層でも受動素子が利用できるようになる。
【0041】また、本発明に係る製造方法の実施態様に
おいて、前記第3の金属箔をパターニングする前記工程
は、パターンにより渦巻き状となるインダクタおよび/
またはパターンによりループ状となるループアンテナの
形成を含む。第3の金属箔のパターニングによりインダ
クタやループアンテナを形成するものである。
【0042】また、本発明に係る製造方法の実施態様に
おいて、前記第3の金属箔の前記第1の面に抵抗ペース
トおよび/または誘電体ペーストを塗布する前記工程
は、塗布のあとその縁部を除去する工程を含む。第3の
金属箔に塗布された抵抗ペーストや誘電体ペーストにつ
いて、抵抗体、誘電体としてより高精度化するための処
理である。
【0043】また、本発明に係る製造方法は、実施態様
として、第1の面および第2の面を有する第3の金属箔
の前記第1の面にほぼ円錐形状の導電性バンプを形成す
る工程と、前記形成された両面配線板の前記第2の金属
箔の前記第2の面にほぼ円錐形状の第2の導電性バンプ
を形成する工程と、前記第3の金属箔の前記第1の面に
対向して熱可塑性および熱硬化性を有する第2の絶縁板
を配置し、前記第2の絶縁板の前記第3の金属箔が対向
する面とは異なる面に対向して前記両面配線板の第1の
金属箔側を配置し、前記両面配線板の前記第2の導電性
バンプが形成された側に対向して熱可塑性および熱硬化
性を有する第3の絶縁板を配置し、かつ前記第3の絶縁
板の前記両面配線板に対向する面とは異なる面に対向し
て第4の金属箔を配置する工程と、前記配置された第3
の金属箔、第2の絶縁板、両面配線板、第3の絶縁板、
および第4の金属箔の五者を積層加圧かつ加熱して、前
記第3の金属箔に形成された前記導電性バンプが前記第
2の絶縁板を貫通して前記第1の金属箔への電気的接触
が確立するようにかつ前記両面配線板に形成された前記
第2の導電性バンプが前記第3の絶縁板を貫通して前記
第4の金属箔への電気的接触が確立するように、一体化
し4層配線板を形成する工程と、前記形成された4層配
線板の前記第3および/または第4の金属箔をパターニ
ングする工程とをさらに具備する。
【0044】両面配線板を素材に用いて、さらに導電性
バンプにより3番目、4番目の配線層との層間接続を行
ない4層配線板を製造するものである。
【0045】また、本発明に係る製造方法は、実施態様
として、それぞれ第1の面および第2の面を有する第3
および第4の金属箔の少なくともいずれか一方の前記第
1の面に抵抗ペーストおよび/または誘電体ペーストを
塗布する工程と、前記第3の金属箔の前記第1の面にほ
ぼ円錐形状の導電性バンプを形成する工程と、前記形成
された両面配線板の前記第2の金属箔の前記第2の面に
ほぼ円錐形状の第2の導電性バンプを形成する工程と、
前記第3の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑性お
よび熱硬化性を有する第2の絶縁板を配置し、前記第2
の絶縁板の前記第3の金属箔が対向する面とは異なる面
に対向して前記両面配線板の第1の金属箔側を配置し、
前記両面配線板の前記第2の導電性バンプが形成された
側に対向させて熱可塑性および熱硬化性を有する第3の
絶縁板を配置し、かつ前記第3の絶縁板の前記両面配線
板に対向する面とは異なる面に対向して第4の金属箔の
前記第1の面側を配置する工程と、前記配置された第3
の金属箔、第2の絶縁板、両面配線板、第3の絶縁板、
および第4の金属箔の五者を積層加圧かつ加熱して、前
記第3の金属箔に形成された前記導電性バンプが前記第
2の絶縁板を貫通して前記第1の金属箔への電気的接触
が確立するようにかつ前記両面配線板に形成された前記
第2の導電性バンプが前記第3の絶縁板を貫通して前記
第4の金属箔への電気的接触が確立するように、一体化
し4層配線板を形成する工程と、前記形成された4層配
線板の前記第3および/または第4の金属箔をパターニ
ングする工程とをさらに具備する。
【0046】これも、両面配線板を素材に用いて、さら
に導電性バンプにより3番目、4番目の配線層との層間
接続を行ない4層配線板を製造するものである。ここ
で、3番目や4番目の配線層でも受動素子が利用できる
ようになる。
【0047】また、本発明に係る製造方法の実施態様に
おいて、前記第3および/または第4の金属箔をパター
ニングする前記工程は、パターンにより渦巻き状となる
インダクタおよび/またはパターンによりループ状とな
るループアンテナの形成を含む。第3の金属箔や第4の
金属箔のパターニングによりインダクタやループアンテ
ナを形成するものである。
【0048】また、本発明に係る製造方法の実施態様に
おいて、前記第3および第4の金属箔の少なくともいず
れか一方の前記第1の面に抵抗ペーストおよび/または
誘電体ペーストを塗布する前記工程は、塗布のあとその
縁部を除去する工程を含む。第3の金属箔や第4の金属
箔に塗布されたペーストについて、抵抗体、誘電体とし
てより高精度化するための処理である。
【0049】また、本発明に係る製造方法は、実施態様
として、第1の面および第2の面を有する第3の金属箔
の前記第1の面にほぼ円錐形状の第2の導電性バンプを
形成する工程と、第1の面および第2の面を有する第4
の金属箔の前記第1の面にほぼ円錐形状の第2の透磁性
バンプを形成する工程と、前記形成された両面配線板の
前記第2の金属箔の前記第2の面にほぼ円錐形状の第3
の導電性バンプを形成する工程と、前記形成された両面
配線板の前記第1の金属箔の側の面にほぼ円錐形状の第
3の透磁性バンプを形成する工程と、前記第3の金属箔
の前記第1の面に対向して熱可塑性および熱硬化性を有
する第2の絶縁板を配置し、前記第2の絶縁板の前記第
3の金属箔が対向する面とは異なる面に対向して前記両
面配線板の第1の金属箔側を配置し、前記両面配線板の
前記第3の導電性バンプが形成された側に対向して熱可
塑性および熱硬化性を有する第3の絶縁板を配置し、か
つ前記第3の絶縁板の前記両面配線板に対向する面とは
異なる面に対向して第4の金属箔の前記第1の面側を配
置する工程と、前記配置された第3の金属箔、第2の絶
縁板、両面配線板、第3の絶縁板、および第4の金属箔
の五者を積層加圧かつ加熱して、前記第3の金属箔に形
成された第2の導電性バンプが前記第2の絶縁板を貫通
して前記第1の金属箔への電気的接触が確立するよう
に、前記両面配線板に形成された第2の透磁性バンプが
前記第2の絶縁板を貫通して前記第3の金属箔への接触
が確立するように、前記両面配線板に形成された第3の
導電性バンプが前記第3の絶縁板を貫通して前記第4の
金属箔への電気的接触が確立するように、かつ前記第4
の金属箔に形成された第3の透磁性バンプが前記第3の
絶縁板を貫通して前記両面配線板の前記第2の金属箔側
の面への接触が確立するように、一体化し4層配線板を
形成する工程と、前記形成された4層配線板の前記第3
および第4の金属箔をパターニングする工程とをさらに
具備する。
【0050】透磁性バンプをコアとして用い4層配線板
において螺旋巻きのインダクタが形成され得るようにす
るものである。
【0051】また、本発明に係る製造方法は、実施態様
として、前記形成された両面配線板に貫通孔を形成する
工程と、前記形成された貫通孔に透磁材料を充填する工
程とをさらに具備する。透磁性バンプの代わりに貫通孔
に透磁材料を充填して形成された柱状体を螺旋巻きのイ
ンダクタのコアとして用いるようにし得るものである。
【0052】また、本発明に係る製造方法は、実施態様
として、前記第1の金属箔の前記第1の面にほぼ円錐形
状の導電性バンプを形成する工程をさらに具備し、両面
配線板を形成する前記工程は、前記形成された導電性バ
ンプが前記絶縁板を貫通して前記第2の金属箔への電気
的接触が確立するようになされる、受動素子を備えた配
線板の製造方法である。ここで、第1の面および第2の
面を有する第3の金属箔の前記第1の面にほぼ円錐形状
の第2の導電性バンプを形成する工程と、前記形成され
た両面配線板の前記第2の金属箔の前記第2の面にほぼ
円錐形状の第3の導電性バンプを形成する工程と、前記
第3の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑性および
熱硬化性を有する第2の絶縁板を配置し、前記第2の絶
縁板の前記第3の金属箔が対向する面とは異なる面に対
向して前記両面配線板の第1の金属箔側を配置し、前記
両面配線板の前記第3の導電性バンプが形成された側に
対向して熱可塑性および熱硬化性を有する第3の絶縁板
を配置し、かつ前記第3の絶縁板の前記両面配線板に対
向する面とは異なる面に対向して第4の金属箔を配置す
る工程と、前記配置された第3の金属箔、第2の絶縁
板、両面配線板、第3の絶縁板、および第4の金属箔の
五者を積層加圧かつ加熱して、前記第3の金属箔に形成
された前記第2の導電性バンプが前記第2の絶縁板を貫
通して前記第1の金属箔への電気的接触が確立するよう
にかつ前記両面配線板に形成された第3の導電性バンプ
が前記第3の絶縁板を貫通して前記第4の金属箔への電
気的接触が確立するように、一体化し4層配線板を形成
する工程と、前記形成された4層配線板の前記第3およ
び第4の金属箔をパターニングする工程と、前記形成さ
れた4層配線板に貫通孔を形成する工程と、前記形成さ
れた貫通孔に透磁材料を充填する工程とをさらに具備す
る。
【0053】これも、透磁性バンプの代わりに貫通孔に
透磁材料を充填して形成された柱状体を螺旋巻きインダ
クタのコアとして用いるようにし得るものである。ここ
で、配線板は4層の配線層を有する。
【0054】また、本発明に係る配線板は、実施態様と
して、前記絶縁板を貫通する導電性バンプをさらに具備
し、前記第1および第2の配線層は、それぞれ前記導電
性バンプへの電気的接続を有する。両面の配線層の間の
電気的接続を導電性バンプで行なうものであり、工程数
を削減し得る生産性の高い両面配線層導通配線板であ
る。
【0055】また、本発明に係る配線板の実施態様とし
て、前記第1および第2の配線層は、少なくとも一方の
配線層が、パターンにより渦巻き状となるインダクタお
よび/またはパターンによりループ状となるループアン
テナを有する。インダクタやループアンテナを金属箔パ
ターンとして形成したものである。
【0056】また、本発明に係る配線板は、実施態様と
して、前記絶縁板の前記第1の配線層側に接して設けら
れた第2の絶縁板と、前記第2の絶縁板を貫通する導電
性バンプと、前記第2の絶縁板の前記絶縁板側とは異な
る側に設けられた第3の配線層とをさらに具備し、前記
絶縁板の前記第1の配線層は、前記第2の絶縁板の厚み
方向に沈み込み設けられ、前記第1および第3の配線層
は、それぞれ前記導電性バンプへの電気的接続を有す
る。両面配線板を内部に含み、さらに導電性バンプによ
り3番目の配線層との層間接続を行なう3層配線板であ
る。
【0057】また、本発明に係る配線板は、実施態様と
して、前記第2の絶縁板の前記第3の配線層側に、前記
第2の絶縁板の厚み方向に沈み込み設けられた第2の層
状抵抗体および/または第2の層状誘電体をさらに具備
し、前記第3の配線層は、前記第2の層状抵抗体/第2
の層状誘電体への接続を有する。3番目の配線層でも受
動素子を利用可能としたものである。
【0058】また、本発明に係る配線板の実施態様とし
て、前記第3の配線層は、パターンにより渦巻き状とな
るインダクタおよび/またはパターンによりループ状と
なるループアンテナを有する。インダクタやループアン
テナを金属箔パターンとして形成したものである。
【0059】また、本発明に係る配線板は、実施態様と
して、前記絶縁板の前記第2の配線層側に接して設けら
れた第3の絶縁板と、前記第3の絶縁板を貫通する第2
の導電性バンプと、前記第3の絶縁板の前記絶縁板側と
は異なる側に設けられた第4の配線層とをさらに具備
し、前記絶縁板の前記第2の配線層は、前記第3の絶縁
板の厚み方向に沈み込み設けられ、前記第2および第4
の配線層は、それぞれ前記第2の導電性バンプへの電気
的接続を有する。両面配線板をコア配線板として含み、
さらに導電性バンプにより3番目、4番目の配線層との
層間接続を行なう4層配線板である。
【0060】また、本発明に係る配線板は、実施態様と
して、前記第3の絶縁板の前記第4の配線層側に、前記
第3の絶縁板の厚み方向に沈み込み設けられた第2の層
状抵抗体および/または第2の層状誘電体をさらに具備
し、前記第4の配線層は、前記第2の層状抵抗体/第2
の層状誘電体への接続を有する。3番目、4番目の配線
層でも受動素子を利用可能としたものである。
【0061】また、本発明に係る配線板の実施態様とし
て、前記第4の配線層は、パターンにより渦巻き状とな
るインダクタおよび/またはパターンによりループ状と
なるループアンテナを有する。インダクタやループアン
テナを金属箔パターンとして形成したものである。
【0062】また、本発明に係る配線板は、実施態様と
して、前記層状導電体の下面の下に設けられた第2の層
状誘電体と、前記第2の層状誘電体の下面の下を含んで
設けられ、前記配線層に接続された第2の導電体とをさ
らに具備する。多層化された平行平板型のコンデンサを
有するものである。
【0063】また、本発明に係る配線板は、実施態様と
して、前記絶縁板の前記第1の配線層側に設けられた第
2の絶縁板と、前記絶縁板の前記第2の配線層側に設け
られた第3の絶縁板と、前記第2の絶縁板の前記絶縁板
とは異なる面側に設けられた第3の配線層と、前記第3
の絶縁板の前記絶縁板とは異なる面側に設けられた第4
の配線層と、前記第2の絶縁板を貫通し、前記第1の配
線層と前記第3の配線層とに電気的接続された第2の導
電性バンプと、前記第2の絶縁板を貫通する第2の透磁
性バンプと、前記第3の絶縁板を貫通し、前記第2の配
線層と前記第4の配線層とに電気的接続された第3の導
電性バンプと、前記第3の絶縁板を貫通する第3の透磁
性バンプとをさらに具備し、前記第1の配線層は、前記
第2の絶縁板の厚み方向に沈み込み設けられ、前記第2
の配線層は、前記第3の絶縁板の厚み方向に沈み込み設
けられ、前記透磁性バンプと前記第2の透磁性バンプと
前記第3の透磁性バンプとは、直列に接続して配置さ
れ、前記第3の配線層は、前記第2の透磁性バンプを取
り囲む第3のパターンを有し、前記第4の配線層は、前
記第3の透磁性バンプを取り囲む第4のパターンを有
し、前記第1および第3のパターンは、前記第2の導電
性バンプにより導通しており、前記第2および第4のパ
ターンは、前記第3の導電性バンプにより導通してい
る。
【0064】透磁性バンプをコアとして用いて4層配線
板において螺旋巻きのインダクタが形成されているもの
である。
【0065】また、本発明に係る配線板は、実施態様と
して、前記透磁性バンプ、前記第2の透磁性バンプ、お
よび前記第3の透磁性バンプに代えて、前記絶縁板、前
記第2の絶縁板、および前記第3の絶縁板を貫通する、
透磁材料を有する柱状体を具備する。透磁性バンプのコ
アに代えて透磁材料を有する柱状体を螺旋巻きのインダ
クタのコアとするものである。
【0066】以下では本発明の実施形態を図面を参照し
て説明する。図1(a)、図1(b)は、本発明の一実
施形態に係る製造方法にて両面配線板を製造するプロセ
スを示す図である。
【0067】まず、図1(a)上側に示すように、金属
箔(例えば銅箔)1を用意する。この金属箔1上に、配
線板として必要な受動素子(コンデンサ)の誘電体2と
すべく誘電体ペーストを塗布する。塗布する方法は特に
問わないが、例えばスクリーン印刷を用いると一面全体
に必要な数だけ生産性高くかつ相当に高精度に行なうこ
とができる。誘電体ペーストとしては、例えば、高誘電
材料であるチタン酸バリウムの粉末を樹脂バインダ中に
分散させた組成物を用いることができる。一例として
は、アサヒ化学研究所製の誘電性ペーストCX−16を
利用可能である。
【0068】また、さらに、金属箔1上に、配線板とし
て必要な受動素子(抵抗器)の抵抗体3とすべく抵抗ペ
ーストを塗布する。抵抗ペーストの塗布方法についても
上記と同様である。抵抗ペーストとしては、例えば、抵
抗材料の粉末を樹脂バインダ中に分散させた組成物を用
いることができる。一例としては、アサヒ化学研究所製
の抵抗ペーストTU−15−8、TU−50−8、また
はTU−100−8を利用可能である。
【0069】誘電体ペースト、抵抗ペーストの塗布は、
一般的には、それぞれ個別に行なって、それぞれ別に乾
燥などの処理を行なう方がよい。乾燥後の方が、前の塗
布状態に干渉せずその維持に適するからである。この乾
燥などの処理は、後述する絶縁板(有機材料)の耐熱温
度とは無関係に、それぞれ誘電体ペースト、抵抗ペース
ト自体の処理として適切な温度で行なうことができる。
したがって、その種類の選択の幅は広く、より高精度な
受動素子の形成に寄与する。
【0070】さらに、抵抗体3として一層高精度とする
ためには、図14(a)、図14(b)に示すような方
法(後処理)を用いてもよい。図14(a)、図14
(b)は、金属箔に塗布形成された抵抗体(/誘電体/
導電体)の縁部での形状の乱れおよびその改善を説明す
る図である。図14(a)は、断面図であり、図14
(b)は、その上面図である。
【0071】スクリーン印刷などの方法で塗布形成され
た抵抗体3は、一般的に、図14(a)に示すように、
その端部での厚みなどの形状が内側部位とは多少異なっ
て形成される(エッジ効果)。このような厚みの変化
は、シート抵抗値(抵抗体としての特性値の一つであ
り、正方形状の向かい合う辺の間の抵抗値)に乱れを生
じる原因になる。そこで、抵抗体3の端部30につい
て、抵抗体3が金属箔1上に形成された段階で除去す
る。このような除去には、例えば、レーザ光を用いるこ
とができる。このような除去により厚みが均一になり、
シート抵抗値から予測される抵抗値により近い抵抗体を
形成できる。誘電体2の場合も同様に高精度化できる。
【0072】以上のようにして、抵抗体3、誘電体2が
表面に形成された塗布・形成済み金属箔4を形成でき
る。次に、図1(b)上側に示すように、絶縁板5とす
べきプリプレグの両面に対向して、2つの塗布・形成済
み金属箔4の抵抗体3、誘電体2側を、配線板として必
要な所定位置に配置する。プリプレグは、例えば、エポ
キシ樹脂のような硬化性樹脂をガラス繊維のような補強
材に含浸させたものである。また、硬化する前には半硬
化状態にあり、熱可塑性および熱硬化性を有する。
【0073】次に、図1(b)中央に示すように、塗布
・形成済み金属箔4、絶縁板5、もうひとつの塗布・形
成済み金属箔4の三者を積層加圧かつ加熱し、一体化し
て両面配線板6を得る。この両面配線板6においては、
誘電体2、抵抗体3が絶縁板5の厚み方向に沈み込んで
一体化される。これは、絶縁板5とすべきプリプレグの
熱可塑性・熱硬化性のためである。
【0074】次に、図1(b)下側に示すように、配線
板として必要なパターン1aに両面の金属箔1をパター
ニングする。このパターニングにより、誘電体2、抵抗
体3の両端電極が少なくとも形成された両面配線板7を
得ることができる。パターニングには、例えば、フォト
レジストの塗布・露光によるマスクの形成、このマスク
による金属箔1のエッチングなど、周知の方法を用いる
ことができる。
【0075】加えて、抵抗体3については、このパター
ニングにより形成された両端電極を抵抗値測定用端子と
して用いて、トリミングを行なってもよい。トリミング
とは、例えばレーザ光を用いて抵抗体3の一部を焼き切
り所定の抵抗値に合わせ込む工程である。
【0076】なお、この後は図示しないが、パターン1
a上を含めてハンダレジストやめっき層の形成、あるい
はパターン1a上に表面実装部品の実装、半導体チップ
のフリップチップ実装などを、周知の方法によって行な
うことができる。また、周知のように両面配線板7にス
ルーホールを穿設してその内表面に導電層を形成し、配
線層同士の導通がある両面配線板7とすることもでき
る。また、上記のような金属箔1のエッチングによれ
ば、渦巻き形状のインダクタを形成することもできる
が、その場合の内側端子にはこのようなスルーホールを
利用できる。
【0077】以上説明の実施形態では、選択幅の広い中
から材料を選択して誘電体2、抵抗体3をあらかじめ金
属箔1上に形成するので、同一層に特性の優れたコンデ
ンサや抵抗器を混在して作り込むことができる。また、
絶縁板5として有機材料を用いているのでセラミックス
に比べて軽量化が可能である。
【0078】なお、以上の説明では、コンデンサとなる
誘電体2、抵抗器となる抵抗体3を、それぞれペースト
状組成物の塗布により形成することを説明したが、これ
ら以外に渦巻き状のインダクタを形成するためには、あ
らかじめ、ペースト状組成物として導電性ペーストを金
属箔1上に渦巻き状に塗布するようにしてもよい。
【0079】次に、本発明の別の実施形態に係る製造方
法にて両面配線板を製造するプロセスについて図2
(a)、図2(b)を参照して説明する。図2(a)、
図2(b)は、本発明の別の実施形態に係る製造方法に
て両面配線板を製造するプロセスを示す図であり、図1
(a)、図1(b)と同一の部位には同一の符号を付し
てある。同一の部位については説明を省略する。
【0080】この実施形態は、図2(a)下側に示すよ
うに、塗布・形成済み金属箔4を導電性バンプ8が形成
された導電性バンプ形成済み金属箔4aに作り変えるプ
ロセスが加わるところが、図1(a)、図1(b)に示
すものとは異なる点である。
【0081】導電性バンプ8は、塗布・形成済み金属箔
4上の配線板として必要な場所に、例えばスクリーン印
刷により形成することができる。そのためには、導電性
ペーストとして、例えばペースト状樹脂の中に金属粒
(銀、金、銅、半田など)を分散させ、加えて揮発性の
溶剤を混合させたものを用意し、これをスクリーン印刷
により金属箔4上に印刷し、全体としてほぼ円錐形に形
成することができる。
【0082】以上のようにして導電性バンプ形成済み金
属箔4aが得られたら、次に、図2(b)上側に示すよ
うに、絶縁板5とすべきプリプレグの両面の一方の側に
は、塗布・形成済み金属箔4の抵抗体3、誘電体2側
を、他方の側には、導電性バンプ形成済み金属箔4aの
抵抗体3、誘電体2、導電性バンプ8側を、それぞれ対
向、配置させる。
【0083】次に、図2(b)中央に示すように、塗布
・形成済み金属箔4、絶縁板5、導電性バンプ形成済み
金属箔4aの三者を積層加圧かつ加熱し、一体化して両
面配線板6aを得る。この両面配線板6aにおいては、
誘電体2、抵抗体3が絶縁板5の厚み方向に沈み込んで
一体化され、かつ導電性バンプ8が絶縁板5を貫通し対
向する金属箔1への電気的接触がされた状態となる。こ
れは、すでに述べたように絶縁板5が熱可塑性・熱硬化
性を有することと、導電性バンプ8の形状がもともとほ
ぼ円錐であるためである。
【0084】この両面配線板6aでは、両配線層の電気
的導通が導電性バンプ8によりなされており、両配線層
の導通のため、スルーホール形成のようなさらなる工程
を必要としない。したがって、スルーホール形成のため
のスペースを必要とせずより高密度の配線板を得ること
ができる。また、一体化する工程で、誘電体2、抵抗体
3にかかる圧力を導電性バンプ8が支えとなって緩和す
るので、積層一体化時に生じる誘電体2、抵抗体3の各
特性値の変化を抑制できるという効果もある。
【0085】以上に続き、図2(b)下側に示すよう
に、配線板として必要なパターン1aに両面の金属箔1
をパターニングする(図1(b)下側の場合とほぼ同様
である)。このパターニングにより、誘電体2、抵抗体
3の両端電極が少なくとも形成された両面配線板7aを
得ることができる。加えて、抵抗体3については、この
パターニングにより形成された両端電極を抵抗値測定用
端子として用いて、トリミングを行なってもよい。これ
もすでに説明した通りである。
【0086】また、この後は図示しないが、パターン1
a上を含めてハンダレジストやめっき層の形成、あるい
はパターン1a上に表面実装部品の実装、半導体チップ
のフリップチップ実装などを、周知の方法によって行な
うことができる。また、上記のような金属箔1のエッチ
ングによれば、渦巻き形状のインダクタを形成すること
もできるが、その場合の内側端子には上記で説明の導電
性バンプ8を利用できる。
【0087】以上説明の実施形態では、図1(a)、図
1(b)において説明した実施形態と同様に、選択幅の
広い中から材料を選択して誘電体2、抵抗体3をあらか
じめ金属箔1上に形成するので、同一層に特性の優れた
コンデンサや抵抗器を混在して作り込むことができる。
また、絶縁板5として有機材料を用いているのでセラミ
ックスに比べて軽量化が可能である。また、渦巻き状の
インダクタを形成するためには、あらかじめ、導電性ペ
ーストを金属箔1上に渦巻き状に塗布するようにしても
よい。
【0088】図3は、図1(a)および図1(b)にお
いて説明した実施形態により製造され得る両面配線板
7、または図2(a)および図2(b)において説明し
た実施形態により製造され得る両面配線板7aを斜視図
として示したものである。図3に示すように、絶縁板5
の両面(または片面でもよい。)には、抵抗体3による
抵抗器、誘電体2によるコンデンサ、パターン1aによ
る渦巻き状のインダクタが、配線板7、7aにあらかじ
め備わる形態として形成され得る。なお、配線パターン
1aをランドとして利用して両面配線板7aの両面に表
面実装部品や半導体装置などを実装してこのまま実装配
線板とすることももちろんできる。
【0089】図4(a)、図4(b)は、図1(a)お
よび図1(b)、または図2(a)および図2(b)に
示したプロセスにより製造された両面配線板7a(7)
を4層配線板の素材とするために行なうプロセスを示す
図である。図4(a)は断面図であり、図4(b)は斜
視図である。図5(a)、図5(b)は、図1(a)お
よび図1(b)、または図2(a)および図2(b)に
示したプロセスにより製造された両面配線板7a(7)
を用いて4層配線板を製造するときに要する金属箔およ
びそれに施すプロセスを示す図である。図5(a)は断
面図であり、図5(b)は、斜視図である。また、これ
らの図ですでに説明した部位には同一符号を付してあ
る。なお、n層配線板とは、配線層の数がnである配線
板である。
【0090】まず、図4(a)、図4(b)に示すよう
に、両面配線板7a(7)をコア配線板とするため、そ
の片面上の必要な位置(特定の4層配線板としてのレイ
アウトに従う位置)に導電性バンプ9を形成する。導電
性バンプ9の形成は、すでに述べた導電性バンプ8の形
成とほぼ同様に行なうことができる。これにより導電性
バンプ9を有する配線板素材71が形成される。
【0091】同時に、図5(a)、図5(b)に示すよ
うに、第3の配線層とするため金属箔1を用意し、その
片面上の必要な位置(特定の4層配線板としてのレイア
ウトに従う位置)に導電性バンプ9を形成する。この導
電性バンプ9の形成についても上記と同様である。これ
により、導電性バンプ9を有する金属箔11が形成され
る。
【0092】図6は、図4(a)、図4(b)に示した
プロセスにより製造された配線板素材71と、図5
(a)、図5(b)に示した金属箔11とを素材として
用いて4層配線板を製造するプロセスを示す図である。
図7は、図6に示すプロセスを斜視で示す図である。図
6、図7において、すでに説明した部位には同一の符号
を付してある。
【0093】図6、図7各上側に示すように、まず、配
線板素材71の導電性バンプ9が形成された面に対向す
るように、絶縁板51とすべきプリプレグを介して金属
箔1を、また配線板素材71の導電性バンプ9が形成さ
れていない面に対向するように、絶縁板51とすべきプ
リプレグを介して金属箔11の導電性バンプ9が形成さ
れた側を、それぞれ配置させる。ここで、絶縁板51と
すべきプリプレグは、すでに述べた絶縁板5とすべきプ
リプレグと同様のものでよい。
【0094】次に、図6、図7各中央に示すように、金
属箔1、絶縁板51、配線板素材71、絶縁板51、金
属箔11の五者を積層加圧かつ加熱し、一体化して4層
配線板21を得る。この4層配線板21では、配線板素
材71両面の配線パターン1aがそれぞれ絶縁板51の
厚み方向に沈み込んで一体化され、かつ導電性バンプ9
がそれぞれ絶縁板51を貫通し対向する金属箔1または
パターン1aへの電気的接触がされた状態となる。これ
は、絶縁板51が熱可塑性・熱硬化性を有することと、
導電性バンプ9の形状がもともとほぼ円錐であるためで
ある。
【0095】この4層配線板21では、外側配線層と内
側配線層との電気的導通が導電性バンプ9によりなされ
ており、これらの配線層間の導通のため、スルーホール
形成のようなさらなる工程を必要としない。したがっ
て、スルーホール形成のためのスペースを必要とせずよ
り高密度の4層配線板を得ることができる。また、スル
ーホールの形成が不要であることは、他の層のレイアウ
トに影響を及ぼさない点で、特に層数が多くなるほど意
味が大きくなる。
【0096】次に、図6、図7各下側に示すように、配
線板として必要なパターン1bに4層配線板21の両面
にある金属箔1をパターニングする。このパターニング
により、4層配線板22を得ることができる。パターニ
ングには、すでに述べたように周知の方法を用いること
ができ、パターニングにより渦巻き形状のインダクタを
形成してもよい。
【0097】なお、この後は図示しないが、パターン1
b上を含めてハンダレジストやめっき層の形成、あるい
はパターン1b上に表面実装部品の実装、半導体チップ
のフリップチップ実装などを、周知の方法によって行な
うことができる。
【0098】以上説明の実施形態では、図1(a)およ
び図1(b)、図2(a)および図2(b)において説
明した製造方法により得られた両面配線板7a(7)を
コア配線板として4層配線板を製造することを説明し
た。したがって、すでに説明した両面配線板7a(7)
としての特徴を維持して4層配線板を得ることができ
る。また、多層化に際して有機材料たる絶縁板51を用
いているので、多層配線板としてもセラミックスに比べ
て軽量化可能である。
【0099】また、以上では、両面配線板7a(7)を
用いて4層配線板を製造することを説明したが、3層配
線板とすることもほぼ同様に行なうことができる。すな
わち、一つの方法としては、図6上側の図において、上
から3つまでのもの(金属箔1、絶縁板51、配線板素
材71の三者)を積層加圧かつ加熱し、一体化すれば3
層配線板を得ることができる。また、もう一つの方法と
しては、図6上側の図において、下から3つまでのもの
(ただし、この場合には配線板素材71の導電性バンプ
9は不要なので、配線板素材7a(7)、絶縁板51、
金属箔11の三者)を積層加圧かつ加熱し、一体化すれ
ば3層配線板を得ることができる。
【0100】このような3層配線板においても、すでに
説明した両面配線板7a(7)としての特徴が維持され
て3層化が実現される。
【0101】また、以上の説明では、4層配線板の第
3、第4の配線層、3層配線板の第3の配線層について
は受動素子が作り込まれない場合について説明したが、
図6上側の図において、上側の金属箔1に代えて図1
(a)または図2(a)に示した塗布・形成済み金属箔
4(受動素子の形成面を下に向けて用いる)を用い、金
属箔11に代えて図2(a)に示した導電性バンプ形成
済み金属箔4aを用いるようにして、第3、第4の配線
層に受動素子を作り込んでもよい。
【0102】これらによれば、4層配線板22の第3、
第4の配線層に、抵抗体3による抵抗器や誘電体2によ
るコンデンサがあらかじめ備わる形態として形成され得
る。これらの第3、第4の配線層に備わる抵抗器、コン
デンサも、あらかじめ積層前の金属箔1上に形成される
ので、第1、第2の配線層に備わる抵抗器、コンデンサ
と同様の利点を有している。また、第3、第4の配線層
に備わる抵抗器についてもパターン1bによりトリミン
グすることが可能である。また、あらかじめ金属箔1へ
渦巻き状の導電性ペーストを塗布することにより、第
3、第4の配線層に導電性ペーストによるインダクタを
形成することもできる。
【0103】さらに、以上説明の方法を繰り返し使用す
れば、4層を超える配線層を有する配線板を得ることも
容易にできる。例えば6層配線板であれば、図6上側の
図において配線板素材71に代えて4層配線板22の片
面に導電性バンプが形成されたものを利用すればよい。
そしてこのような繰り返しによりさらに多層化された配
線板が得られる。
【0104】図8は、図6、図7に示した製造方法によ
り製造された4層配線板の一例を示す斜視図である。こ
の例の4層配線板22aでは、外側の配線層のパターン
1bにより、半導体装置32や表面実装部品を実装する
ためのランドを形成し、また4層配線板22aの外縁近
くにループアンテナ31を形成するようにした。
【0105】これにより、例えば無線で情報のやり取り
を行なうICカード(integrated circuit カード)に
必要な、半導体装置32、ループアンテナ31、および
受動素子(配線板として内蔵で備えられたものおよび表
面実装部品)を一体化して、これを4層配線板で構成す
ることができる。なお、このようなパターンによるルー
プアンテナ31の形成は、すでに図1(b)または図2
(b)で述べた両面配線板7(7a)上のパターン1a
で行なうこともできる。
【0106】図9は、本発明のさらに別の実施形態に係
る製造方法にて製造された両面配線板の一例としての一
部断面図である。すでに説明した構成要素には同一符号
を付してある。
【0107】この両面配線板7bは、抵抗体3の導線と
して、絶縁板5を貫通する導電性バンプ8を直接用いる
ところが図2(b)に示したものと異なる点である。こ
のような構成に両面配線板を製造するには、図2(a)
に示した金属箔4aを形成するときに、金属箔1の抵抗
体3上に導電性バンプ8が形成されるようにその位置を
設定すればよい。
【0108】そして、図2(b)に示すように積層化
し、そのあと両面の金属箔1をパターニングする。この
パターニングにおいては、抵抗体3に接する側の金属箔
1は、抵抗体3に対して全く接することがないようにパ
ターニングできる。
【0109】このような構成の抵抗器では、その導線が
金属箔1に用いられる金属材料ではないので、その金属
材料との相性を考慮することなく、抵抗体3とすべき抵
抗ペーストを選択することができる。ここで、相性と
は、例えば、金属箔1の金属材料(例えば銅)と抵抗体
3とが接することによる、それらの界面での化学的、物
理的変化の起こりやすさをいう。相性が悪いといずれか
に早期に腐蝕が生じたりする。この実施形態では、少な
くとも金属箔1との相性を考慮する必要がないので抵抗
ペーストの選択の幅をさらに広げることができる。よっ
て、さらに高精度化に寄与できる。
【0110】図10は、図9に示す両面配線板7bの一
例としての下面図である。図9と対応する部位には同一
符号を付してある。
【0111】図10に示すように、抵抗体3と導電性バ
ンプ8との接触は、一端について複数(この図に示す場
合では3)であってもよい。これは、抵抗体3の形状
は、必要な抵抗値に応じて縦横のサイズが変化するとこ
ろ、導電性バンプ8のサイズは、これを例えば印刷によ
り一時に形成するため、通常、固定されるからである。
複数の導電性バンプ8を使用することにより、抵抗体3
のサイズに応じた導線の引出しを行なうことができる。
【0112】図11は、図9に示した一例に対する他の
例を示す一部断面図である。すでに説明した構成要素に
は同一符号を付してある。
【0113】この両面配線板7cは、抵抗体3に直接
に、絶縁板5を貫通する導電性バンプ8aが形成されて
いることにおいて、図9に示したものと同様である。し
かし、この図11に示す場合は、導電性バンプ8aを導
線としてではなく、抵抗体3に対する導熱体として使用
するようにしたものである。導電性バンプ8aは、抵抗
体3の裏面側の配線パターン1cへの導熱的橋渡しの機
能を有する。なお、導電性バンプ8aは、一つの抵抗体
3に対して複数設けてもよい。
【0114】このような導熱のための導電性バンプ8a
を有する構成の抵抗器では、抵抗器であるがゆえ発生す
るジュール熱を、導電性バンプ8a、配線パターン1c
をもヒートシンクとして用いて配線板の両面で効率的に
放散することが可能である。したがって、抵抗器として
電力定格を大きくすることができ、これにより配線板に
適用される回路設計の自由度を向上する利点がある。
【0115】図12(a)、図12(b)は、本発明の
さらに別の実施形態に係る製造方法にて製造される両面
配線板の一例を説明するための一部断面図である。ここ
で、図12(a)は、図12(b)の状態に至る途中段
階を示す。また、すでに説明した構成要素には同一符号
を付してある。
【0116】この両面配線板7dは、誘電体2の両端電
極として、パターン1aと導電体ペーストから形成され
た導電体35とを用いるところが、図1(b)、図2
(b)に示したものと異なる点である。
【0117】このような構成に両面配線板を製造するに
は、まず、図12(a)に示すように、金属箔1上に誘
電体2を塗布・形成したあとに、導電体35とすべき導
電性ペーストを誘電体2上を含みかつ金属箔1上にも及
ぶように塗布する。この塗布には、誘電体2とすべき誘
電体ペーストの塗布と同様の方法を利用できる。塗布さ
れた導電性ペーストには、所定の乾燥などの処理が行な
われる。そして、この金属箔1を、図1(b)または図
2(b)各上側の塗布・形成済み金属箔4に代えて使用
して積層する。さらに両面の金属箔1をパターニングす
ることにより、図12(b)に示すような両面配線板7
dを得ることができる(図12(b)は、厳密には、導
電性バンプ8が存在するので図2(b)に示す場合に適
用したものである。しかし、導電性バンプ8の存在は必
須ではない。)。
【0118】このような誘電体2回りの構造では、パタ
ーン1aと導電体35とで誘電体2を挟持しいわゆる平
行平板型になるのでより高容量のコンデンサを形成でき
る。しかも、すでに述べた受動素子や配線板としての改
善効果をすべて維持している。
【0119】図13(a)、図13(b)は、図12
(a)および図12(b)に示す一例に対する他の例を
説明するための一部断面図である。ここで、図13
(a)は、図13(b)の状態に至る途中段階を示す。
また、すでに説明した構成要素には同一符号を付してあ
る。
【0120】この両面配線板7eは、上記した平行平板
型のコンデンサ構造をさらに積層的に形成したものであ
る。このような積層によりさらに高容量のコンデンサを
形成できる。
【0121】具体的には、図13(a)に示すように、
まず、金属箔1上に誘電体26を塗布・形成し、次に、
導電体36とすべき導電性ペーストを、誘電体26上を
含み金属箔1上にも及ぶように塗布する。この塗布後所
定の乾燥などの処理を行なう。次に、誘電体27とすべ
き誘電体ペーストを、導電体36上を含み誘電体26に
接するように塗布する。この塗布後所定の乾燥などの処
理を行なう。次に、導電体38とすべき導電性ペースト
を、誘電体27上を含み導電体36に接しないようにか
つ金属箔1上に及ぶように塗布する。この塗布後所定の
乾燥などの処理を行なう。
【0122】さらに、誘電体28とすべき誘電体ペース
トを、導電体38上を含み誘電体27に接するように塗
布する。この塗布後所定の乾燥などの処理を行なう。次
に、導電体37とすべき導電性ペーストを、誘電体28
上を含み導電体38に接しないようにかつ導電体36に
接するように塗布する。この塗布後所定の乾燥などの処
理を行なう。各誘電体26、27、28とすべき誘電体
ペーストの塗布、各導電体36、37、38とすべき導
電性ペーストの塗布は、例えば図12(a)、図12
(b)に示した実施形態における誘電体2、導電体35
の場合と同様に行なうことができる。
【0123】そして、この金属箔1を、図1(b)また
は図2(b)各上側の塗布・形成済み金属箔4に代えて
使用して積層する。さらに両面の金属箔1をパターニン
グすることにより、図13(b)に示すような両面配線
板7eを得ることができる(図13(b)は、厳密に
は、導電性バンプ8が存在するので図2(b)に示す場
合に適用したものである。しかし、導電性バンプ8の存
在は必須ではない。)。ここで、金属箔1のパターニン
グは、一つの電極として、誘電体26上の大部分を占め
かつ導電体38にも接するようなパターンが存在するよ
うに、かつ、もう一つの電極として、導電体36、37
との導通があるパターンが存在するように行なう。
【0124】このような積層によるコンデンサは、さら
に同様の積層を行なうことで一層高容量化が実現され
る。しかも、すでに述べた受動素子や配線板としての改
善効果をすべて維持している。
【0125】なお、以上説明の図9ないし図13(b)
の例は、両面配線板の場合を説明しているが、図6、図
7に示したような4層配線板(またはすでに説明した3
層配線板)における外側の配線層についても以上説明の
受動素子を形成できることは自明である。さらに4層を
超える多層配線板の場合も同様である。
【0126】図15(a)、図15(b)は、本発明の
さらに別の実施形態に係る製造方法にて製造される4層
配線板の一例を説明するための図である。図15(a)
は断面図であり、図15(b)はその上面図である。す
でに説明した構成要素には同一符号を付してある。
【0127】この4層配線板は、絶縁板5、51を各貫
通する透磁性バンプ8A、9Aが形成されており、かつ
これらの透磁性バンプ8A、9Aが貫通方向に接触して
いることが図6、図7に示したものとは異なる点であ
る。また、パターン1a、1bは、図15(b)に示す
ように透磁性バンプ8A、9Aを囲むようにそれぞれパ
ターン化され、かつ図15(a)に示すように、導電性
バンプ8、9がこれらの周回パターンを垂直方向に導通
させている。
【0128】すなわち、透磁性バンプ8A、9Aは、イ
ンダクタのコアとして機能し、各パターン1a、1b
は、全体として螺旋巻きのインダクタ巻き線として機能
するものである。このような構造のインダクタでは、透
磁材料をコアとして使用し、しかも巻き線をこのコア回
りの螺旋巻きにすることを実現しているため、インダク
タンス値を大きくすることが可能である。なお、このよ
うなコアと螺旋巻きの構造によるインダクタは、このよ
うな4層配線板に限らず、両面配線板、3層配線板、4
を超える層数の多層配線板でも同様に構成可能であるこ
とは自明である。
【0129】このようなインダクタが作り込まれた4層
配線板を製造するには、まず、コア配線板としての両面
配線板を製造するときに、図2(b)上側における塗布
・形成済み金属箔4に代えて、導電性バンプ形成済み金
属箔4aと同様の要領で作成した透磁性バンプ形成済み
金属箔を用いる。
【0130】透磁性バンプ8Aは、塗布・形成済み金属
箔4上の配線板として必要な場所に、例えばスクリーン
印刷により形成することができる。そのためには、透磁
性ペーストとして、例えばペースト状樹脂の中に透磁材
料粉(例えばフェライト粉)を分散させ、加えて揮発性
の溶剤を混合させたものを用意し、これをスクリーン印
刷により金属箔4上に印刷し、全体としてほぼ円錐形に
形成することができる。
【0131】そして、以下、図2(b)下側に示すまで
のプロセスを行なう。ここでまでのプロセスにより、ま
ず、両面配線板において螺旋巻きの構造によるインダク
タを得ることができる。
【0132】さらに、4層配線板にするときには、図6
上側における金属箔1に代えて透磁性バンプ9Aが形成
された金属箔を用いる(透磁性バンプ9Aが形成された
面を下に向ける。)。また、図6上側における配線板素
材71に代えて、上記の透磁性バンプ8Aを含む両面配
線板の片面(図で上面)に導電性バンプ9を形成し、他
方の面に透磁性バンプ9Aを形成したものを用いる。こ
れらの透磁性バンプ9Aの形成についても上記と同様に
行なうことができる。
【0133】そして、以下、図6(b)下側に示すまで
のプロセスを行なう。これにより4層配線板において、
4層の配線層をすべて巻き線として用いる螺旋巻きの構
造によるインダクタを得ることができる。また、同様に
すれば、n層の配線層をすべて巻き線として用いる螺旋
巻きの構造によるインダクタを得ることができる。
【0134】図16(a)、図16(b)は、図15
(a)および図15(b)に示す一例に対する他の例を
説明するための図である。図16(a)は断面図であ
り、図16(b)はその上面図である。すでに説明した
構成要素には同一符号を付してある。
【0135】この4層配線板は、図15(a)、図15
(b)に示す4層配線板の透磁性バンプ8A、9Aに代
えて、絶縁板5、51を貫通する透磁性柱状体82を有
するところが図15(a)、図15(b)に示したもの
とは異なる点である。
【0136】この場合も、透磁性柱状体82は、インダ
クタのコアとして機能し、各パターン1a、1bは、全
体として螺旋巻きのインダクタ巻き線として機能するも
のである。したがって、上記と同様に、インダクタンス
値を大きくすることが可能である。なお、このような透
磁性柱状体82のコアと螺旋巻きの構造によるインダク
タは、このような4層配線板に限らず、両面配線板、3
層配線板、4を超える層数の多層配線板でも同様に構成
可能であることは自明である。
【0137】このようなインダクタが作り込まれた4層
配線板を製造するには、図6下側に示すプロセスを終え
た4層配線板について、貫通孔81を形成し、この形成
された貫通孔81に透磁性材料を充填すればよい。同様
に4を超える層数の多層配線板についても、最終的な層
数の多層配線板が形成されたあとに貫通孔を形成し、こ
の形成された貫通孔に透磁性材料を充填すればよい。透
磁性材料としては、上記で述べたような透磁性ペースト
を用いることもでき、あるいはあらかじめ固められた透
磁性の柱状体を挿入固定するようにすることもできる。
【0138】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
抵抗ペースト、誘電体ペースト、透磁性バンプなどは、
金属箔の上に塗布または形成される。よって、これらの
ペースト、バンプの熱処理などの処理(例えば乾燥、焼
成、熱硬化など)は、絶縁板の耐熱温度とは無関係に行
なうことができる。そして、このように例えば熱処理さ
れた抵抗体、誘電体、透磁性バンプを有する金属箔を絶
縁板と積層処理するので、特性の優れた受動素子を備え
た配線板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る製造方法にて両面配
線板を製造するプロセスを示す図。
【図2】本発明の別の実施形態に係る製造方法にて両面
配線板を製造するプロセスを示す図。
【図3】図1または図2に示したプロセスにより製造さ
れた両面配線板の例を示す斜視図。
【図4】図1または図2に示したプロセスにより製造さ
れた両面配線板を3層配線板または4層配線板の素材と
するために行なうプロセスを示す図。
【図5】図1または図2に示したプロセスにより製造さ
れた両面配線板を用いて3層配線板または4層配線板を
製造するときに要する金属箔およびそれに施すプロセス
を示す図。
【図6】図4に示したプロセスにより製造された配線板
素材と、図5に示した金属箔とを用いて4層配線板を製
造するプロセスを示す図。
【図7】図6に示すプロセスを斜視で示す図。
【図8】図6(図7)に示す製造方法によって形成され
る4層配線板であって、配線の外層にループアンテナを
有するものを示す斜視図。
【図9】本発明のさらに別の実施形態に係る製造方法に
て製造された両面配線板の一例としての一部断面図。
【図10】図9に示す両面配線板の下面図。
【図11】図9に示した一例に対する他の例を示す一部
断面図。
【図12】本発明のさらに別の実施形態に係る製造方法
にて製造される両面配線板の一例を説明するための一部
断面図。
【図13】図12に示す一例に対する他の例を説明する
ための一部断面図。
【図14】金属箔に塗布形成された誘電体/抵抗体/導
電体の縁部での形状の乱れおよびその改善を説明する
図。
【図15】本発明のさらに別の実施形態に係る製造方法
にて製造される4層配線板の一例を説明するための図。
【図16】図15に示す一例に対する他の例を説明する
ための図。
【符号の説明】
1…金属箔 1a、1b、1c…パターン 2…誘電体
3…抵抗体 4…塗布・形成済み金属箔 4a…導電
性バンプ形成済み金属箔 5…絶縁板 6…両面配線板
6a…両面配線板 7…両面配線板 7a…両面配線
板 7b、7c、7d、7e…両面配線板 8…導電性
バンプ 8a…導電性バンプ 8A…透磁性バンプ 9
…導電性バンプ 9A…透磁性バンプ 11…導電性バ
ンプを有する金属箔 21…4層配線板 22…4層配
線板 22a…4層配線板 26、27、28…誘電体
30…抵抗体の端部 31…ループアンテナ 32…
半導体装置 35…導電体 36、37、38…導電体
51…絶縁板 71…配線板素材 81…貫通孔 8
2…透磁性柱状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/11 H05K 3/40 Z 3/40 3/46 N 3/46 Q T H01L 23/12 B N (72)発明者 芹澤 徹 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 八木 裕 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 島田 修 東京都府中市東芝町2番地1 ディー・テ ィー・サーキットテクノロジー株式会社内 (72)発明者 平井 浩之 東京都府中市東芝町2番地1 ディー・テ ィー・サーキットテクノロジー株式会社内 (72)発明者 山口 雄二 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 4E351 AA03 BB03 BB05 BB09 BB31 CC11 DD04 DD05 DD06 DD24 GG07 GG09 GG20 5E317 AA21 BB02 BB12 BB13 BB14 BB18 CC23 CC25 GG11 GG14 GG20 5E346 AA12 AA13 AA14 AA15 AA27 AA28 AA32 AA43 CC04 CC09 CC21 CC25 CC32 CC38 CC39 CC40 CC55 DD02 DD07 DD09 DD12 DD13 DD32 DD34 DD44 DD45 EE09 EE20 FF24 FF45 GG06 GG22 GG28 HH06 HH07 HH08 HH24 HH25 HH33 HH40

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ第1の面および第2の面を有す
    る第1および第2の金属箔の少なくともいずれか一方の
    前記第1の面に抵抗ペーストおよび/または誘電体ペー
    ストを塗布する工程と、 前記第1の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑性か
    つ熱硬化性を有する絶縁板を配置し、かつ前記絶縁板の
    前記第1の金属箔が対向する面とは異なる面に対向して
    前記第2の金属箔の前記第1の面側を配置する工程と、 前記配置された第1の金属箔、絶縁板、および第2の金
    属箔の三者を積層加圧かつ加熱して一体化し両面配線板
    を形成する工程と、 前記形成された両面配線板の前記第1の金属箔および/
    または前記第2の金属箔をパターニングする工程とを具
    備することを特徴とする、受動素子を備えた配線板の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の金属箔の前記第1の面にほぼ
    円錐形状の導電性バンプを形成する工程をさらに具備
    し、 両面配線板を形成する前記工程は、前記形成された導電
    性バンプが前記絶縁板を貫通して前記第2の金属箔への
    電気的接触が確立するようになされることを特徴とする
    請求項1記載の、受動素子を備えた配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の金属箔および/または前記第
    2の金属箔をパターニングする前記工程は、パターンに
    より渦巻き状となるインダクタおよび/またはパターン
    によりループ状となるループアンテナの形成を含むこと
    を特徴とする請求項1記載の、受動素子を備えた配線板
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記パターニングされた第1の金属箔お
    よび/または第2の金属箔を電極として用い前記抵抗ペ
    ーストから形成された抵抗器をトリミングする工程をさ
    らに具備することを特徴とする請求項1記載の、受動素
    子を備えた配線板の製造方法。
  5. 【請求項5】 抵抗ペーストおよび/または誘電体ペー
    ストを塗布する前記工程は、塗布のあとその縁部を除去
    する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の、受動
    素子を備えた配線板の製造方法。
  6. 【請求項6】 第1の面および第2の面を有する第3の
    金属箔の前記第1の面にほぼ円錐形状の導電性バンプを
    形成する工程と、 前記第3の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑性お
    よび熱硬化性を有する第2の絶縁板を配置し、かつ前記
    第2の絶縁板の前記第3の金属箔に対向する面とは異な
    る面に対向して前記両面配線板の前記第1の金属箔側を
    配置する工程と、 前記配置された第3の金属箔、第2の絶縁板、および前
    記両面配線板の三者を積層加圧かつ加熱して、前記第3
    の金属箔に形成された前記導電性バンプが前記第2の絶
    縁板を貫通して前記第1の金属箔への電気的接触が確立
    するように、一体化し3層配線板を形成する工程と、 前記形成された3層配線板の前記第3の金属箔をパター
    ニングする工程とをさらに具備することを特徴とする請
    求項1記載の、受動素子を備えた配線板の製造方法。
  7. 【請求項7】 第1の面および第2の面を有する第3の
    金属箔の前記第1の面に抵抗ペーストおよび/または誘
    電体ペーストを塗布する工程と、 前記第3の金属箔の前記第1の面にほぼ円錐形状の導電
    性バンプを形成する工程と、 前記第3の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑性お
    よび熱硬化性を有する第2の絶縁板を配置し、かつ前記
    第2の絶縁板の前記第3の金属箔に対向する面とは異な
    る面に対向して前記両面配線板の第1の金属箔側を配置
    する工程と、 前記配置された第3の金属箔、第2の絶縁板、および前
    記両面配線板の三者を積層加圧かつ加熱して、前記第3
    の金属箔に形成された前記導電性バンプが前記第2の絶
    縁板を貫通して前記第1の金属箔への電気的接触が確立
    するように、一体化し3層配線板を形成する工程と、 前記形成された3層配線板の前記第3の金属箔をパター
    ニングする工程とをさらに具備することを特徴とする請
    求項1記載の、受動素子を備えた配線板の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記形成された両面配線板の前記第2の
    金属箔の前記第2の面にほぼ円錐形状の導電性バンプを
    形成する工程と、 前記両面配線板の前記導電性バンプが形成された側に対
    向させて熱可塑性および熱硬化性を有する第2の絶縁板
    を配置し、かつ前記第2の絶縁板の前記両面配線板に対
    向する面とは異なる面に対向して第3の金属箔を配置す
    る工程と、 前記配置された両面配線板、第2の絶縁板、および第3
    の金属箔の三者を積層加圧かつ加熱して、前記両面配線
    板に形成された前記導電性バンプが前記第2の絶縁板を
    貫通して前記第3の金属箔への電気的接触が確立するよ
    うに、一体化し3層配線板を形成する工程と、 前記形成された3層配線板の前記第3の金属箔をパター
    ニングする工程とをさらに具備することを特徴とする請
    求項1記載の、受動素子を備えた配線板の製造方法。
  9. 【請求項9】 第1の面および第2の面を有する第3の
    金属箔の前記第1の面に抵抗ペーストおよび/または誘
    電体ペーストを塗布する工程と、 前記形成された両面配線板の前記第2の金属箔の前記第
    2の面にほぼ円錐形状の導電性バンプを形成する工程
    と、 前記両面配線板の前記導電性バンプが形成された側に対
    向させて熱可塑性および熱硬化性を有する第2の絶縁板
    を配置し、かつ前記第2の絶縁板の前記両面配線板に対
    向する面とは異なる面に対向して前記第3の金属箔の前
    記第1の面側を配置する工程と、 前記配置された両面配線板、第2の絶縁板、および第3
    の金属箔の三者を積層加圧かつ加熱して、前記両面配線
    板に形成された前記導電性バンプが前記第2の絶縁板を
    貫通して前記第3の金属箔への電気的接触が確立するよ
    うに、一体化し3層配線板を形成する工程と、 前記形成された3層配線板の前記第3の金属箔をパター
    ニングする工程とをさらに具備することを特徴とする請
    求項1記載の、受動素子を備えた配線板の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第3の金属箔をパターニングする
    前記工程は、パターンにより渦巻き状となるインダクタ
    および/またはパターンによりループ状となるループア
    ンテナの形成を含むことを特徴とする請求項6、7、
    8、9のいずれか1項記載の、受動素子を備えた配線板
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第3の金属箔の前記第1の面に抵
    抗ペーストおよび/または誘電体ペーストを塗布する前
    記工程は、塗布のあとその縁部を除去する工程を含むこ
    とを特徴とする請求項7または9記載の、受動素子を備
    えた配線板の製造方法。
  12. 【請求項12】 第1の面および第2の面を有する第3
    の金属箔の前記第1の面にほぼ円錐形状の導電性バンプ
    を形成する工程と、 前記形成された両面配線板の前記第2の金属箔の前記第
    2の面にほぼ円錐形状の第2の導電性バンプを形成する
    工程と、 前記第3の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑性お
    よび熱硬化性を有する第2の絶縁板を配置し、前記第2
    の絶縁板の前記第3の金属箔が対向する面とは異なる面
    に対向して前記両面配線板の第1の金属箔側を配置し、
    前記両面配線板の前記第2の導電性バンプが形成された
    側に対向して熱可塑性および熱硬化性を有する第3の絶
    縁板を配置し、かつ前記第3の絶縁板の前記両面配線板
    に対向する面とは異なる面に対向して第4の金属箔を配
    置する工程と、 前記配置された第3の金属箔、第2の絶縁板、両面配線
    板、第3の絶縁板、および第4の金属箔の五者を積層加
    圧かつ加熱して、前記第3の金属箔に形成された前記導
    電性バンプが前記第2の絶縁板を貫通して前記第1の金
    属箔への電気的接触が確立するようにかつ前記両面配線
    板に形成された前記第2の導電性バンプが前記第3の絶
    縁板を貫通して前記第4の金属箔への電気的接触が確立
    するように、一体化し4層配線板を形成する工程と、 前記形成された4層配線板の前記第3および/または第
    4の金属箔をパターニングする工程とをさらに具備する
    ことを特徴とする請求項1記載の、受動素子を備えた配
    線板の製造方法。
  13. 【請求項13】 それぞれ第1の面および第2の面を有
    する第3および第4の金属箔の少なくともいずれか一方
    の前記第1の面に抵抗ペーストおよび/または誘電体ペ
    ーストを塗布する工程と、 前記第3の金属箔の前記第1の面にほぼ円錐形状の導電
    性バンプを形成する工程と、 前記形成された両面配線板の前記第2の金属箔の前記第
    2の面にほぼ円錐形状の第2の導電性バンプを形成する
    工程と、 前記第3の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑性お
    よび熱硬化性を有する第2の絶縁板を配置し、前記第2
    の絶縁板の前記第3の金属箔が対向する面とは異なる面
    に対向して前記両面配線板の第1の金属箔側を配置し、
    前記両面配線板の前記第2の導電性バンプが形成された
    側に対向させて熱可塑性および熱硬化性を有する第3の
    絶縁板を配置し、かつ前記第3の絶縁板の前記両面配線
    板に対向する面とは異なる面に対向して第4の金属箔の
    前記第1の面側を配置する工程と、 前記配置された第3の金属箔、第2の絶縁板、両面配線
    板、第3の絶縁板、および第4の金属箔の五者を積層加
    圧かつ加熱して、前記第3の金属箔に形成された前記導
    電性バンプが前記第2の絶縁板を貫通して前記第1の金
    属箔への電気的接触が確立するようにかつ前記両面配線
    板に形成された前記第2の導電性バンプが前記第3の絶
    縁板を貫通して前記第4の金属箔への電気的接触が確立
    するように、一体化し4層配線板を形成する工程と、 前記形成された4層配線板の前記第3および/または第
    4の金属箔をパターニングする工程とをさらに具備する
    ことを特徴とする請求項1記載の、受動素子を備えた配
    線板の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第3および/または第4の金属箔
    をパターニングする前記工程は、パターンにより渦巻き
    状となるインダクタおよび/またはパターンによりルー
    プ状となるループアンテナの形成を含むことを特徴とす
    る請求項12または13記載の、受動素子を備えた配線
    板の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記第3および第4の金属箔の少なく
    ともいずれか一方の前記第1の面に抵抗ペーストおよび
    /または誘電体ペーストを塗布する前記工程は、塗布の
    あとその縁部を除去する工程を含むことを特徴とする請
    求項13記載の、受動素子を備えた配線板の製造方法。
  16. 【請求項16】 それぞれ第1の面および第2の面を有
    する第1および第2の金属箔の少なくとも前記第1の金
    属箔の前記第1の面に抵抗ペーストを塗布する工程と、 前記塗布された抵抗ペーストから形成された抵抗体上に
    ほぼ円錐形状の導電性バンプを形成する工程と、 前記第1の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑性か
    つ熱硬化性を有する絶縁板を配置し、かつ前記絶縁板の
    前記第1の金属箔が対向する面とは異なる面に対向して
    前記第2の金属箔の前記第1の面を配置する工程と、 前記配置された第1の金属箔、絶縁板、および第2の金
    属箔の三者を積層加圧かつ加熱して、前記形成された導
    電性バンプが前記絶縁板を貫通して前記第2の金属箔へ
    の電気的接触および/または導熱的接触が確立するよう
    に一体化し両面配線板を形成する工程と、 前記形成された両面配線板の前記第1の金属箔および前
    記第2の金属箔をパターニングする工程とを具備するこ
    とを特徴とする、受動素子を備えた配線板の製造方法。
  17. 【請求項17】 それぞれ第1の面および第2の面を有
    する第1および第2の金属箔の少なくとも前記第2の金
    属箔の前記第1の面に誘電体ペーストを塗布する工程
    と、 前記塗布された誘電体ペースト上を含みかつこの誘電体
    ペーストが塗布された前記第1の面上にも及ぶように導
    電性ペーストを塗布する工程と、 前記第1の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑性か
    つ熱硬化性を有する絶縁板を配置し、かつ前記絶縁板の
    前記第1の金属箔が対向する面とは異なる面に対向して
    前記第2の金属箔の前記第1の面を配置する工程と、 前記配置された第1の金属箔、絶縁板、および第2の金
    属箔の三者を積層加圧かつ加熱して一体化し両面配線板
    を形成する工程と、 前記形成された両面配線板の少なくも前記第2の金属箔
    をパターニングする工程とを具備することを特徴とす
    る、受動素子を備えた配線板の製造方法。
  18. 【請求項18】 それぞれ第1の面および第2の面を有
    する第1および第2の金属箔の少なくとも前記第2の金
    属箔の前記第1の面に誘電体ペーストを塗布する工程
    と、 前記塗布された誘電体ペースト上を含みかつこの誘電体
    ペーストが塗布された前記第1の面上にも及ぶように第
    1の導電性ペーストを塗布する工程と、 前記塗布された第1導電性ペースト上を含むように第2
    の誘電体ペーストを塗布する工程と、 前記塗布された第2の誘電体ペースト上を含み、この第
    2の誘電体ペーストが塗布された前記第1の面上にも及
    び、かつ前記第1の導電体ペーストに接触しないように
    第2の導電体ペーストを塗布する工程と、 前記第1の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑性か
    つ熱硬化性を有する絶縁板を配置し、かつ前記絶縁板の
    前記第1の金属箔が対向する面とは異なる面に対向して
    前記第2の金属箔の前記第1の面を配置する工程と、 前記配置された第1の金属箔、絶縁板、および第2の金
    属箔の三者を積層加圧かつ加熱して一体化し両面配線板
    を形成する工程と、 前記形成された両面配線板の少なくも前記第2の金属箔
    をパターニングする工程とを具備することを特徴とす
    る、受動素子を備えた配線板の製造方法。
  19. 【請求項19】 第1および第2の面を有する第1の金
    属箔の前記第1の面にほぼ円錐形状の導電性バンプを形
    成する工程と、 第1および第2の面を有する第2の金属箔の前記第1の
    面にほぼ円錐形状の透磁性バンプを形成する工程と、 前記第1の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑性か
    つ熱硬化性を有する絶縁板を配置し、かつ前記絶縁板の
    前記第1の金属箔が対向する面とは異なる面に対向して
    前記第2の金属箔の前記第1の面側を配置する工程と、 前記配置された第1の金属箔、絶縁板、および第2の金
    属箔の三者を積層加圧かつ加熱して、前記形成された導
    電性バンプおよび透磁性バンプが前記絶縁板を貫通して
    前記第1または第2の金属箔への接触が確立するよう
    に、一体化し両面配線板を形成する工程と、 前記形成された両面配線板の前記第1の金属箔および前
    記第2の金属箔をパターニングする工程とを具備するこ
    とを特徴とする、受動素子を備えた配線板の製造方法。
  20. 【請求項20】 第1の面および第2の面を有する第3
    の金属箔の前記第1の面にほぼ円錐形状の第2の導電性
    バンプを形成する工程と、 第1の面および第2の面を有する第4の金属箔の前記第
    1の面にほぼ円錐形状の第2の透磁性バンプを形成する
    工程と、 前記形成された両面配線板の前記第2の金属箔の前記第
    2の面にほぼ円錐形状の第3の導電性バンプを形成する
    工程と、 前記形成された両面配線板の前記第1の金属箔の側の面
    にほぼ円錐形状の第3の透磁性バンプを形成する工程
    と、 前記第3の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑性お
    よび熱硬化性を有する第2の絶縁板を配置し、前記第2
    の絶縁板の前記第3の金属箔が対向する面とは異なる面
    に対向して前記両面配線板の第1の金属箔側を配置し、
    前記両面配線板の前記第3の導電性バンプが形成された
    側に対向して熱可塑性および熱硬化性を有する第3の絶
    縁板を配置し、かつ前記第3の絶縁板の前記両面配線板
    に対向する面とは異なる面に対向して第4の金属箔の前
    記第1の面側を配置する工程と、前記配置された第3の
    金属箔、第2の絶縁板、両面配線板、第3の絶縁板、お
    よび第4の金属箔の五者を積層加圧かつ加熱して、前記
    第3の金属箔に形成された第2の導電性バンプが前記第
    2の絶縁板を貫通して前記第1の金属箔への電気的接触
    が確立するように、前記両面配線板に形成された第2の
    透磁性バンプが前記第2の絶縁板を貫通して前記第3の
    金属箔への接触が確立するように、前記両面配線板に形
    成された第3の導電性バンプが前記第3の絶縁板を貫通
    して前記第4の金属箔への電気的接触が確立するよう
    に、かつ前記第4の金属箔に形成された第3の透磁性バ
    ンプが前記第3の絶縁板を貫通して前記両面配線板の前
    記第2の金属箔側の面への接触が確立するように、一体
    化し4層配線板を形成する工程と、 前記形成された4層配線板の前記第3および第4の金属
    箔をパターニングする工程とをさらに具備することを特
    徴とする請求項19記載の、受動素子を備えた配線板の
    製造方法。
  21. 【請求項21】 前記形成された両面配線板に貫通孔を
    形成する工程と、 前記形成された貫通孔に透磁材料を充填する工程とをさ
    らに具備することを特徴とする請求項2記載の、受動素
    子を備えた配線板の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記第1の金属箔の前記第1の面にほ
    ぼ円錐形状の導電性バンプを形成する工程をさらに具備
    し、両面配線板を形成する前記工程は、前記形成された
    導電性バンプが前記絶縁板を貫通して前記第2の金属箔
    への電気的接触が確立するようになされる請求項1記載
    の、受動素子を備えた配線板の製造方法であって、 第1の面および第2の面を有する第3の金属箔の前記第
    1の面にほぼ円錐形状の第2の導電性バンプを形成する
    工程と、 前記形成された両面配線板の前記第2の金属箔の前記第
    2の面にほぼ円錐形状の第3の導電性バンプを形成する
    工程と、 前記第3の金属箔の前記第1の面に対向して熱可塑性お
    よび熱硬化性を有する第2の絶縁板を配置し、前記第2
    の絶縁板の前記第3の金属箔が対向する面とは異なる面
    に対向して前記両面配線板の第1の金属箔側を配置し、
    前記両面配線板の前記第3の導電性バンプが形成された
    側に対向して熱可塑性および熱硬化性を有する第3の絶
    縁板を配置し、かつ前記第3の絶縁板の前記両面配線板
    に対向する面とは異なる面に対向して第4の金属箔を配
    置する工程と、 前記配置された第3の金属箔、第2の絶縁板、両面配線
    板、第3の絶縁板、および第4の金属箔の五者を積層加
    圧かつ加熱して、前記第3の金属箔に形成された前記第
    2の導電性バンプが前記第2の絶縁板を貫通して前記第
    1の金属箔への電気的接触が確立するようにかつ前記両
    面配線板に形成された第3の導電性バンプが前記第3の
    絶縁板を貫通して前記第4の金属箔への電気的接触が確
    立するように、一体化し4層配線板を形成する工程と、 前記形成された4層配線板の前記第3および第4の金属
    箔をパターニングする工程と、 前記形成された4層配線板に貫通孔を形成する工程と、 前記形成された貫通孔に透磁材料を充填する工程とをさ
    らに具備することを特徴とする請求項1記載の、受動素
    子を備えた配線板の製造方法。
  23. 【請求項23】 第1の面と第2の面とを有する絶縁板
    と、 前記絶縁板の前記第1の面および/または前記第2の面
    に、前記絶縁板の厚み方向に沈み込み設けられた層状抵
    抗体および/または層状誘電体と、 前記絶縁板の前記第1の面および前記第2の面上にそれ
    ぞれ設けられ、そのそれぞれが、対応する前記第1の面
    /前記第2の面に設けられた前記層状抵抗体/層状誘電
    体への接続を有する第1および第2の配線層とを具備す
    ることを特徴とする、受動素子を備えた配線板。
  24. 【請求項24】 前記絶縁板を貫通する導電性バンプを
    さらに具備し、 前記第1および第2の配線層は、それぞれ前記導電性バ
    ンプへの電気的接続を有することを特徴とする請求項2
    3記載の、受動素子を備えた配線板。
  25. 【請求項25】 前記第1および第2の配線層は、少な
    くとも一方の配線層が、パターンにより渦巻き状となる
    インダクタおよび/またはパターンによりループ状とな
    るループアンテナを有することを特徴とする請求項23
    記載の、受動素子を備えた配線板。
  26. 【請求項26】 前記絶縁板の前記第1の配線層側に接
    して設けられた第2の絶縁板と、 前記第2の絶縁板を貫通する導電性バンプと、 前記第2の絶縁板の前記絶縁板側とは異なる側に設けら
    れた第3の配線層とをさらに具備し、 前記絶縁板の前記第1の配線層は、前記第2の絶縁板の
    厚み方向に沈み込み設けられ、 前記第1および第3の配線層は、それぞれ前記導電性バ
    ンプへの電気的接続を有することを特徴とする請求項2
    3記載の、受動素子を備えた配線板。
  27. 【請求項27】 前記第2の絶縁板の前記第3の配線層
    側に、前記第2の絶縁板の厚み方向に沈み込み設けられ
    た第2の層状抵抗体および/または第2の層状誘電体を
    さらに具備し、前記第3の配線層は、前記第2の層状抵
    抗体/第2の層状誘電体への接続を有することを特徴と
    する請求項26記載の、受動素子を備えた配線板。
  28. 【請求項28】 前記第3の配線層は、パターンにより
    渦巻き状となるインダクタおよび/またはパターンによ
    りループ状となるループアンテナを有することを特徴と
    する請求項26記載の、受動素子を備えた配線板。
  29. 【請求項29】 前記絶縁板の前記第2の配線層側に接
    して設けられた第3の絶縁板と、 前記第3の絶縁板を貫通する第2の導電性バンプと、 前記第3の絶縁板の前記絶縁板側とは異なる側に設けら
    れた第4の配線層とをさらに具備し、 前記絶縁板の前記第2の配線層は、前記第3の絶縁板の
    厚み方向に沈み込み設けられ、 前記第2および第4の配線層は、それぞれ前記第2の導
    電性バンプへの電気的接続を有することを特徴とする請
    求項26記載の、受動素子を備えた配線板。
  30. 【請求項30】 前記第3の絶縁板の前記第4の配線層
    側に、前記第3の絶縁板の厚み方向に沈み込み設けられ
    た第2の層状抵抗体および/または第2の層状誘電体を
    さらに具備し、前記第4の配線層は、前記第2の層状抵
    抗体/第2の層状誘電体への接続を有することを特徴と
    する請求項29記載の、受動素子を備えた配線板。
  31. 【請求項31】 前記第4の配線層は、パターンにより
    渦巻き状となるインダクタおよび/またはパターンによ
    りループ状となるループアンテナを有することを特徴と
    する請求項29記載の、受動素子を備えた配線板。
  32. 【請求項32】 第1の面と第2の面とを有する絶縁板
    と、 前記絶縁板の前記第2の面に、前記絶縁板の厚み方向に
    沈み込み設けられた層状抵抗体と、 前記絶縁板の前記第1の面および前記第2の面上にそれ
    ぞれ設けられた第1および第2の配線層と、 前記絶縁板を貫通し、前記層状抵抗体と前記第1の配線
    層とに電気的接続および/または導熱的接続された導電
    性バンプとを具備することを特徴とする、受動素子を備
    えた配線板。
  33. 【請求項33】 第1の面と第2の面とを有する絶縁板
    と、 前記絶縁板の前記第2の面に、前記絶縁板の厚み方向に
    沈み込み設けられた層状導電体と、 前記層状導電体の上面の一部に接触して前記絶縁板の厚
    み方向に沈み込み設けられた層状誘電体と、 前記絶縁板の前記第2の面上に設けられ、前記層状導電
    体および層状前記誘電体とに個別の接続を有する配線層
    とを具備することを特徴とする、受動素子を備えた配線
    板。
  34. 【請求項34】 前記層状導電体の下面の下に設けられ
    た第2の層状誘電体と、 前記第2の層状誘電体の下面の下を含んで設けられ、前
    記配線層に接続された第2の導電体とをさらに具備する
    ことを特徴とする請求項33記載の、受動素子を備えた
    配線板。
  35. 【請求項35】 第1の面と第2の面とを有する絶縁板
    と、 前記絶縁板の前記第1の面および前記第2の面上にそれ
    ぞれ設けられた第1および第2の配線層と、 前記絶縁板を貫通し、前記第1の配線層と前記第2の配
    線層とに電気的接続された導電性バンプと、 前記絶縁板を貫通する透磁性バンプとを具備し、 前記第1の配線層は、前記透磁性バンプを取り囲む第1
    のパターンを有し、 前記第2の配線層は、前記透磁性バンプを取り囲む第2
    のパターンを有し、 前記第1および第2のパターンは、前記導電性バンプに
    より導通していることを特徴とする受動素子を備えた配
    線板。
  36. 【請求項36】 前記絶縁板の前記第1の配線層側に設
    けられた第2の絶縁板と、 前記絶縁板の前記第2の配線層側に設けられた第3の絶
    縁板と、 前記第2の絶縁板の前記絶縁板とは異なる面側に設けら
    れた第3の配線層と、 前記第3の絶縁板の前記絶縁板とは異なる面側に設けら
    れた第4の配線層と、 前記第2の絶縁板を貫通し、前記第1の配線層と前記第
    3の配線層とに電気的接続された第2の導電性バンプ
    と、 前記第2の絶縁板を貫通する第2の透磁性バンプと、 前記第3の絶縁板を貫通し、前記第2の配線層と前記第
    4の配線層とに電気的接続された第3の導電性バンプ
    と、 前記第3の絶縁板を貫通する第3の透磁性バンプとをさ
    らに具備し、 前記第1の配線層は、前記第2の絶縁板の厚み方向に沈
    み込み設けられ、 前記第2の配線層は、前記第3の絶縁板の厚み方向に沈
    み込み設けられ、 前記透磁性バンプと前記第2の透磁性バンプと前記第3
    の透磁性バンプとは、直列に接続して配置され、 前記第3の配線層は、前記第2の透磁性バンプを取り囲
    む第3のパターンを有し、 前記第4の配線層は、前記第3の透磁性バンプを取り囲
    む第4のパターンを有し、 前記第1および第3のパターンは、前記第2の導電性バ
    ンプにより導通しており、 前記第2および第4のパターンは、前記第3の導電性バ
    ンプにより導通していることを特徴とする請求項35記
    載の、受動素子を備えた配線板。
  37. 【請求項37】 前記透磁性バンプ、前記第2の透磁性
    バンプ、および前記第3の透磁性バンプに代えて、前記
    絶縁板、前記第2の絶縁板、および前記第3の絶縁板を
    貫通する、透磁材料を有する柱状体を具備することを特
    徴とする請求項36記載の、受動素子を備えた配線板。
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