JP2003080146A - 塗工装置 - Google Patents

塗工装置

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JP2003080146A JP2001271192A JP2001271192A JP2003080146A JP 2003080146 A JP2003080146 A JP 2003080146A JP 2001271192 A JP2001271192 A JP 2001271192A JP 2001271192 A JP2001271192 A JP 2001271192A JP 2003080146 A JP2003080146 A JP 2003080146A
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武明 津田
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洋 吉羽
Takashi Aoki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッド幅方向における両端部の薄膜部分を最
小限に抑えることができる塗工装置を提供すること。 【解決手段】 液入口からの塗工液を幅方向に広がらせ
るためのマニホールドと、そのマニホールドから塗工液
が押し出される先端の吐出スリットとを具備してなるエ
クストルージョン方式のダイヘッドHを用いた塗工装置
において、ダイヘッド先端の両端部に吐出スリットSの
端から外側に広がるテーパー面4を有した凸部5を設け
る。塗工時において塗工液が凸部5の先端で保持されて
側面に回り込むのが防止され、ヘッド幅方向端部におけ
る膜厚精度の良好な領域を拡大することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被塗工物である基
材の表面に塗工液を塗布するエクストルージョン方式の
ダイヘッドを用いた塗工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、エクストルージョン方式のダ
イヘッドを用いた塗工装置は、均一な薄膜塗工が可能で
あることから種々の分野で広く利用されている。このダ
イヘッドは、基本的に、液入口からの塗工液を幅方向に
広がらせるためのマニホールドと、そのマニホールドか
ら塗工液が押し出される吐出スリットとを備えた構造を
している。そして、図1に示すように、ダイヘッドHと
基板Gとが所定の間隔を保って相対的に移動させ、その
時に、ダイヘッドHの液入口から流入した塗工液がマニ
ホールドにて幅方向に広がり、先端の吐出スリットSか
ら押し出されることにより、基板Gの表面に一定膜厚の
塗膜Mを形成するようになっている。
【0003】このタイプの塗工装置により基板上に塗工
を行うと、図2に示すように、基板G上に形成された塗
膜Mは、ヘッドの幅方向両端部において膜厚の不安定領
域Mbが生じる。そこで、膜厚の一定した安定領域Ma
を拡大するため、ヘッド先端における吐出スリットより
外側の部分のヘッド幅方向長さを短くすることで対応し
てきた。この点については、図1に示すダイ上板1とダ
イ下板2を一対の左右側板3で挟持したタイプのダイヘ
ッドについても、また本体部と側板部とが一体型のダイ
ヘッドについても同様のことが言える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如きダイヘッドを用いた塗工装置において、膜厚の安定
領域を拡大するために、ヘッド先端における両端部のヘ
ッド幅方向の長さを短くすると、図3(a)に示すよう
に、ヘッド先端の吐出スリットから吐出された塗工液L
がヘッド先端の両端部から側面に回り込む現象が起こ
る。その結果、図3(b)に示すように、ダイヘッドH
の幅方向両端部に対応する部分の塗膜Mが薄膜化すると
いう問題が生じる。この場合、塗工液の側面への回り込
みに加え、ヘッド幅方向の塗布幅が所望の長さよりも塗
工液が回り込んだ分だけ長くなり、塗工液がその余分に
長い部分で消費されることもあって、ダイヘッドHの幅
方向端部で塗膜Mの薄膜化を引き起こす。なお、図3に
おいてXは吐出スリットの端、Yは側板3の先端角部の
位置を示している。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、ヘッド幅方
向における両端部の薄膜部分を最小限に抑えることがで
きる塗工装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の塗工装置は、液入口からの塗工液を幅方向
に広がらせるためのマニホールドと、そのマニホールド
から塗工液が押し出される先端の吐出スリットとを具備
してなるエクストルージョン方式のダイヘッドを用いた
塗工装置において、ダイヘッド先端の両端部に吐出スリ
ットの端から外側に広がるテーパー面を有した凸部を設
けたことを特徴としている。
【0007】そして、上記構成の塗工装置において、ダ
イヘッド先端の両端部に設ける凸部の先端を鋭角とする
ことが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。なお、図1〜3と同様の部
位には同じ符号を付すことでその説明を省略する。
【0009】図4は本発明の塗工装置におけるダイヘッ
ドの一例をその端部の一部分で示す正面図である。同図
に示されるように、このダイヘッドHでは、側板3の先
端に、吐出スリットSの端から外側に広がるテーパー面
4を有した凸部5を設けている。このテーパー面4のス
リットS先端部に対する角度θは0〜10°程度であ
る。また、スリットSの端から凸部先端までの距離a
は、塗工液の粘度によるが、おおよそ30mm程度迄で
ある。
【0010】この図4に示すような先端構造のダイヘッ
ドを備えた塗工装置により基板上に塗工液を塗布する
と、図5に示すように、凸部5の先端で塗工液Lが保持
されるので側面への回り込みが防止され、したがって塗
工液Lのブレが無くなり、ダイヘッドHの幅方向両端部
に対応する部分で形成される塗膜の薄膜化を抑えること
ができる。
【0011】図6は本発明の塗工装置におけるダイヘッ
ドの別の例をその端部の一部分で示す正面図である。同
図に示されるように、このダイヘッドHでは、側板3の
先端に、吐出スリットSの端から外側に広がるテーパー
面4を有した凸部5を設けるとともに、その凸部5の先
端形状を鋭角としている。テーパー面4のスリットS先
端部に対する角度θは同様に0〜10°程度である。ま
た、スリットSの端から凸部先端までの距離aについて
も同様に30mm程度迄である。
【0012】この図6に示すような先端構造のダイヘッ
ドを備えた塗工装置により基板上に塗工液を塗布する
と、図7に示すように、凸部5の先端が鋭角に尖ってい
るのでその形状からして塗工液Lが側面へ回り込むこと
が殆どなく、したがって塗工液Lのブレが無くなり、ダ
イヘッドHの幅方向両端部に対応する部分で形成される
塗膜の薄膜化をより抑えることができる。
【0013】以上、本発明の実施の形態について詳細に
説明してきたが、本発明による塗工装置は、上記実施の
形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当
然のことである。
【0014】
【発明の効果】本発明の塗工装置は、液入口からの塗工
液を幅方向に広がらせるためのマニホールドと、そのマ
ニホールドから塗工液が押し出される先端の吐出スリッ
トとを具備してなるエクストルージョン方式のダイヘッ
ドを用いた塗工装置において、ダイヘッド先端の両端部
に吐出スリットの端から外側に広がるテーパー面を有し
た凸部を設けたことを特徴としているので、塗工時にお
いて塗工液が凸部の先端で保持されて側面に回り込むの
が防止され、ヘッド幅方向端部における膜厚精度の良好
な領域を拡大することが可能となる。そして、膜厚の薄
い領域が減少することで、安定した膜面の領域を有効に
利用でき、このように安定領域の膜面を全て有効に利用
すれば、無駄な薄膜部領域が極力少なくなり、塗工液の
使用量を少なく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の塗工装置におけるダイヘッドの一例を塗
工状態で示す説明図である。
【図2】基板上に形成される塗膜の説明図である。
【図3】従来の塗工装置により形成される塗膜の説明図
である。
【図4】本発明の塗工装置におけるダイヘッドの一例を
その端部の一部分で示す正面図である。
【図5】図4に示すダイヘッドによる塗工状態を示す説
明図である。
【図6】本発明の塗工装置におけるダイヘッドの別の例
をその端部の一部分で示す正面図である。
【図7】図6に示すダイヘッドによる塗工状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
H ダイヘッド S 吐出スリット L 塗工液 M 塗膜 Ma 安定領域 Mb 不安定領域 1 ダイ上板 2 ダイ下板 3 側板 4 テーパー面 5 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 孝 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 4F041 AA02 AA05 AB01 CA02 CA11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液入口からの塗工液を幅方向に広がらせ
    るためのマニホールドと、そのマニホールドから塗工液
    が押し出される先端の吐出スリットとを具備してなるエ
    クストルージョン方式のダイヘッドを用いた塗工装置に
    おいて、ダイヘッド先端の両端部に吐出スリットの端か
    ら外側に広がるテーパー面を有した凸部を設けたことを
    特徴とする塗工装置。
  2. 【請求項2】 ダイヘッド先端の両端部に設ける凸部の
    先端を鋭角としたことを特徴とする請求項1に記載の塗
    工装置。
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