JP2003080146A - 塗工装置 - Google Patents
塗工装置Info
- Publication number
- JP2003080146A JP2003080146A JP2001271192A JP2001271192A JP2003080146A JP 2003080146 A JP2003080146 A JP 2003080146A JP 2001271192 A JP2001271192 A JP 2001271192A JP 2001271192 A JP2001271192 A JP 2001271192A JP 2003080146 A JP2003080146 A JP 2003080146A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- die head
- coating liquid
- width direction
- coating apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
小限に抑えることができる塗工装置を提供すること。 【解決手段】 液入口からの塗工液を幅方向に広がらせ
るためのマニホールドと、そのマニホールドから塗工液
が押し出される先端の吐出スリットとを具備してなるエ
クストルージョン方式のダイヘッドHを用いた塗工装置
において、ダイヘッド先端の両端部に吐出スリットSの
端から外側に広がるテーパー面4を有した凸部5を設け
る。塗工時において塗工液が凸部5の先端で保持されて
側面に回り込むのが防止され、ヘッド幅方向端部におけ
る膜厚精度の良好な領域を拡大することが可能となる。
Description
材の表面に塗工液を塗布するエクストルージョン方式の
ダイヘッドを用いた塗工装置に関するものである。
イヘッドを用いた塗工装置は、均一な薄膜塗工が可能で
あることから種々の分野で広く利用されている。このダ
イヘッドは、基本的に、液入口からの塗工液を幅方向に
広がらせるためのマニホールドと、そのマニホールドか
ら塗工液が押し出される吐出スリットとを備えた構造を
している。そして、図1に示すように、ダイヘッドHと
基板Gとが所定の間隔を保って相対的に移動させ、その
時に、ダイヘッドHの液入口から流入した塗工液がマニ
ホールドにて幅方向に広がり、先端の吐出スリットSか
ら押し出されることにより、基板Gの表面に一定膜厚の
塗膜Mを形成するようになっている。
を行うと、図2に示すように、基板G上に形成された塗
膜Mは、ヘッドの幅方向両端部において膜厚の不安定領
域Mbが生じる。そこで、膜厚の一定した安定領域Ma
を拡大するため、ヘッド先端における吐出スリットより
外側の部分のヘッド幅方向長さを短くすることで対応し
てきた。この点については、図1に示すダイ上板1とダ
イ下板2を一対の左右側板3で挟持したタイプのダイヘ
ッドについても、また本体部と側板部とが一体型のダイ
ヘッドについても同様のことが言える。
如きダイヘッドを用いた塗工装置において、膜厚の安定
領域を拡大するために、ヘッド先端における両端部のヘ
ッド幅方向の長さを短くすると、図3(a)に示すよう
に、ヘッド先端の吐出スリットから吐出された塗工液L
がヘッド先端の両端部から側面に回り込む現象が起こ
る。その結果、図3(b)に示すように、ダイヘッドH
の幅方向両端部に対応する部分の塗膜Mが薄膜化すると
いう問題が生じる。この場合、塗工液の側面への回り込
みに加え、ヘッド幅方向の塗布幅が所望の長さよりも塗
工液が回り込んだ分だけ長くなり、塗工液がその余分に
長い部分で消費されることもあって、ダイヘッドHの幅
方向端部で塗膜Mの薄膜化を引き起こす。なお、図3に
おいてXは吐出スリットの端、Yは側板3の先端角部の
位置を示している。
れたものであり、その目的とするところは、ヘッド幅方
向における両端部の薄膜部分を最小限に抑えることがで
きる塗工装置を提供することにある。
め、本発明の塗工装置は、液入口からの塗工液を幅方向
に広がらせるためのマニホールドと、そのマニホールド
から塗工液が押し出される先端の吐出スリットとを具備
してなるエクストルージョン方式のダイヘッドを用いた
塗工装置において、ダイヘッド先端の両端部に吐出スリ
ットの端から外側に広がるテーパー面を有した凸部を設
けたことを特徴としている。
イヘッド先端の両端部に設ける凸部の先端を鋭角とする
ことが好ましい。
施の形態について説明する。なお、図1〜3と同様の部
位には同じ符号を付すことでその説明を省略する。
ドの一例をその端部の一部分で示す正面図である。同図
に示されるように、このダイヘッドHでは、側板3の先
端に、吐出スリットSの端から外側に広がるテーパー面
4を有した凸部5を設けている。このテーパー面4のス
リットS先端部に対する角度θは0〜10°程度であ
る。また、スリットSの端から凸部先端までの距離a
は、塗工液の粘度によるが、おおよそ30mm程度迄で
ある。
ドを備えた塗工装置により基板上に塗工液を塗布する
と、図5に示すように、凸部5の先端で塗工液Lが保持
されるので側面への回り込みが防止され、したがって塗
工液Lのブレが無くなり、ダイヘッドHの幅方向両端部
に対応する部分で形成される塗膜の薄膜化を抑えること
ができる。
ドの別の例をその端部の一部分で示す正面図である。同
図に示されるように、このダイヘッドHでは、側板3の
先端に、吐出スリットSの端から外側に広がるテーパー
面4を有した凸部5を設けるとともに、その凸部5の先
端形状を鋭角としている。テーパー面4のスリットS先
端部に対する角度θは同様に0〜10°程度である。ま
た、スリットSの端から凸部先端までの距離aについて
も同様に30mm程度迄である。
ドを備えた塗工装置により基板上に塗工液を塗布する
と、図7に示すように、凸部5の先端が鋭角に尖ってい
るのでその形状からして塗工液Lが側面へ回り込むこと
が殆どなく、したがって塗工液Lのブレが無くなり、ダ
イヘッドHの幅方向両端部に対応する部分で形成される
塗膜の薄膜化をより抑えることができる。
説明してきたが、本発明による塗工装置は、上記実施の
形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当
然のことである。
液を幅方向に広がらせるためのマニホールドと、そのマ
ニホールドから塗工液が押し出される先端の吐出スリッ
トとを具備してなるエクストルージョン方式のダイヘッ
ドを用いた塗工装置において、ダイヘッド先端の両端部
に吐出スリットの端から外側に広がるテーパー面を有し
た凸部を設けたことを特徴としているので、塗工時にお
いて塗工液が凸部の先端で保持されて側面に回り込むの
が防止され、ヘッド幅方向端部における膜厚精度の良好
な領域を拡大することが可能となる。そして、膜厚の薄
い領域が減少することで、安定した膜面の領域を有効に
利用でき、このように安定領域の膜面を全て有効に利用
すれば、無駄な薄膜部領域が極力少なくなり、塗工液の
使用量を少なく抑えることができる。
工状態で示す説明図である。
である。
その端部の一部分で示す正面図である。
明図である。
をその端部の一部分で示す正面図である。
明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 液入口からの塗工液を幅方向に広がらせ
るためのマニホールドと、そのマニホールドから塗工液
が押し出される先端の吐出スリットとを具備してなるエ
クストルージョン方式のダイヘッドを用いた塗工装置に
おいて、ダイヘッド先端の両端部に吐出スリットの端か
ら外側に広がるテーパー面を有した凸部を設けたことを
特徴とする塗工装置。 - 【請求項2】 ダイヘッド先端の両端部に設ける凸部の
先端を鋭角としたことを特徴とする請求項1に記載の塗
工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001271192A JP4798417B2 (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 塗工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001271192A JP4798417B2 (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 塗工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003080146A true JP2003080146A (ja) | 2003-03-18 |
JP4798417B2 JP4798417B2 (ja) | 2011-10-19 |
Family
ID=19096731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001271192A Expired - Fee Related JP4798417B2 (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 塗工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4798417B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111187008A (zh) * | 2020-03-12 | 2020-05-22 | Tcl华星光电技术有限公司 | 玻璃基板涂布方法及玻璃基板涂布装置 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55139863A (en) * | 1979-04-20 | 1980-11-01 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | Painting tool |
JPH04284877A (ja) * | 1991-03-13 | 1992-10-09 | Konica Corp | ウェブ塗布方法および装置 |
JPH04371259A (ja) * | 1991-06-21 | 1992-12-24 | Konica Corp | 塗布装置 |
JPH09131560A (ja) * | 1995-11-09 | 1997-05-20 | Toray Ind Inc | 塗布装置および塗布方法並びにカラーフィルタの製造装置および製造方法 |
JPH10156248A (ja) * | 1996-12-02 | 1998-06-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗布装置 |
JPH1128407A (ja) * | 1997-07-10 | 1999-02-02 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 塗布ノズル、塗布装置および塗布方法 |
JPH1199353A (ja) * | 1997-09-26 | 1999-04-13 | Victor Co Of Japan Ltd | 塗布ヘッド |
JP2000153199A (ja) * | 1998-11-24 | 2000-06-06 | Toray Ind Inc | 塗布装置および塗布方法並びにプラズマディスプレイの製造方法および製造装置 |
JP2001232266A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-08-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗布ヘッド |
JP2003071357A (ja) * | 2001-09-05 | 2003-03-11 | Fuji Photo Film Co Ltd | 塗布装置 |
-
2001
- 2001-09-07 JP JP2001271192A patent/JP4798417B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55139863A (en) * | 1979-04-20 | 1980-11-01 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | Painting tool |
JPH04284877A (ja) * | 1991-03-13 | 1992-10-09 | Konica Corp | ウェブ塗布方法および装置 |
JPH04371259A (ja) * | 1991-06-21 | 1992-12-24 | Konica Corp | 塗布装置 |
JPH09131560A (ja) * | 1995-11-09 | 1997-05-20 | Toray Ind Inc | 塗布装置および塗布方法並びにカラーフィルタの製造装置および製造方法 |
JPH10156248A (ja) * | 1996-12-02 | 1998-06-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗布装置 |
JPH1128407A (ja) * | 1997-07-10 | 1999-02-02 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 塗布ノズル、塗布装置および塗布方法 |
JPH1199353A (ja) * | 1997-09-26 | 1999-04-13 | Victor Co Of Japan Ltd | 塗布ヘッド |
JP2000153199A (ja) * | 1998-11-24 | 2000-06-06 | Toray Ind Inc | 塗布装置および塗布方法並びにプラズマディスプレイの製造方法および製造装置 |
JP2001232266A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-08-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗布ヘッド |
JP2003071357A (ja) * | 2001-09-05 | 2003-03-11 | Fuji Photo Film Co Ltd | 塗布装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111187008A (zh) * | 2020-03-12 | 2020-05-22 | Tcl华星光电技术有限公司 | 玻璃基板涂布方法及玻璃基板涂布装置 |
CN111187008B (zh) * | 2020-03-12 | 2022-04-26 | Tcl华星光电技术有限公司 | 玻璃基板涂布方法及玻璃基板涂布装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4798417B2 (ja) | 2011-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5315453B1 (ja) | シム部材、ダイコーター及び塗布膜の製造方法 | |
JP2714850B2 (ja) | 塗布装置および重層塗布方法 | |
US7169456B2 (en) | Transcription plate for forming orientation layer | |
JPH06190324A (ja) | 塗工装置 | |
JP2000279870A (ja) | 弁付塗布具 | |
JP2003080146A (ja) | 塗工装置 | |
JP2003080148A (ja) | 塗工装置 | |
JP3918106B2 (ja) | 塗布装置 | |
JP2007260643A (ja) | ダイヘッド及び塗布装置 | |
JP2005324183A (ja) | 塗布工具、被塗布物の製造方法及び被塗布物 | |
KR20030017426A (ko) | 도포장치 | |
JP2000271523A (ja) | ダイヘッド | |
JP5098420B2 (ja) | 板材の塗装方法 | |
JP4353681B2 (ja) | 塗工用ダイヘッド | |
JP2772662B2 (ja) | 塗布装置 | |
JP3232357B2 (ja) | ロールコータ装置 | |
JP2001232266A (ja) | 塗布ヘッド | |
JP2001179168A (ja) | 塗布膜形成方法 | |
JPS6236553Y2 (ja) | ||
JP2577543Y2 (ja) | 弁付塗布具の先端部 | |
JP2002018339A (ja) | 塗工装置 | |
JP2000296355A (ja) | 塗工方法およびこれに用いる塗工剤供給ノズル | |
JPH06170321A (ja) | 粘性液体塗付ノズル | |
JP3910268B2 (ja) | ダイ型塗布装置 | |
JP2004290912A (ja) | 塗布工具および塗布装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080902 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110111 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110707 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110720 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4798417 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |