JPH1128407A - 塗布ノズル、塗布装置および塗布方法 - Google Patents

塗布ノズル、塗布装置および塗布方法

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Publication number
JPH1128407A
JPH1128407A JP18525997A JP18525997A JPH1128407A JP H1128407 A JPH1128407 A JP H1128407A JP 18525997 A JP18525997 A JP 18525997A JP 18525997 A JP18525997 A JP 18525997A JP H1128407 A JPH1128407 A JP H1128407A
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JP
Japan
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substrate
coating liquid
coating
nozzle
width
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Withdrawn
Application number
JP18525997A
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English (en)
Inventor
Kazuto Ozaki
一人 尾崎
Eiji Okuno
英治 奥野
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1128407A publication Critical patent/JPH1128407A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0091Apparatus for coating printed circuits using liquid non-metallic coating compositions

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の両端部の薄膜化を防止する。 【解決手段】 スリット26の流出抵抗はその両端側の
側壁26aによって高められるが、スリット26のノズ
ル口9の幅H2が基板幅H1よりも広く構成されている
ため、スリット26の流出抵抗の大きい両端部分を使用
することなく、側壁26aから適度に離れた流出抵抗の
影響を受けないスリット部分で基板2の被塗布面2aに
塗布することができ、図8に示すように基板2の両端部
分Xにおける薄膜化を防止することができて、基板幅方
向Hに亘って塗布膜厚の均一性を向上させることができ
る。このように、基板2の両端部分Xにまで塗布膜厚の
均一性領域を拡大することができて塗布有効範囲を広げ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示デバイス
(LCD)、プラズマ表示デバイス(PDP)、半導体
デバイスおよび各種電子部品などの製造プロセスにおい
て、LCDまたはPDP用ガラス基板、半導体基板およ
びプリント基板などの基板表面に対して、フォトレジス
ト膜、カラーフィルタ材、平坦化材、層間絶縁膜、絶縁
膜および導電膜などを形成するために各種塗布液を毛細
管現象で汲み上げて塗布する塗布ノズル、塗布装置およ
び塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基板表面に塗布液を塗布する方式
としては、回転塗布方式、ブレード塗布方式、スプレイ
塗布方式およびロールコート方式などがある。
【0003】近年、液晶表示デバイスや半導体デバイス
などの製造プロセスにおいて、基板を水平に保った状態
で回転させ、その中央部に塗布液を供給して塗布液に遠
心力を与えることで、基板表面上の中央部から外周部に
均一に塗布液を塗布する回転塗布方式が広く利用されて
いる。
【0004】ところが、この回転塗布方式では、基板の
大型化や角形化の傾向とも相俟って、塗布液を遠心力で
外方に飛ばすため、使用される塗布液の有効利用という
点で無駄があり、塗布液の利用効率が悪かった。また、
角形の基板を水平姿勢で回転させることで、基板の大型
化にも伴って装置も大型化し、その設置スペースも増大
せざるを得なかった。さらに、角形の基板を高速に回転
させると、基板表面に気流の乱れが発生し易く、しか
も、その基板が大型化すると、その回転時における基板
表面上の線速度差が増大することにより、塗布むらや塗
布膜厚の均一性などの塗布品質を確保することが難しく
なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような回転塗布方
式の上記問題、つまり、塗布液の利用効率の低下、設置
スペースの増大および塗布膜厚の不均一を解決すべく、
基板を鉛直姿勢または傾斜した姿勢に立てて保持し、そ
の基板の幅方向(左右方向)のノズルから基板表面に対
して塗布液を吐出させつつ、そのノズルを基板上端から
下端に移動させるようにして塗布液を塗布する方式の塗
布装置が、特開平8−24740号公報「基板への塗布
液塗布装置」で提案されているが、この塗布装置につい
て、以下に説明する。
【0006】図11は、塗布装置の概略構成を示す正面
図であり、図12は、図11の塗布装置におけるAA線
の断面図である。
【0007】図11および図12において、この塗布装
置は、基板100を垂直方向に立てて保持するステージ
101と、基板100の被塗布面に塗布液102を供給
する塗布液槽を内部に有するノズル部材103と、この
ノズル部材103を基板100に沿って下方に直線移動
させる移動手段(図示せず)とから構成されている。こ
のノズル部材103は、両端が閉塞され基板100の幅
方向に延在する筒状をなしており、基板100の被塗布
面と対向する前面壁部104に槽内から外部に貫通した
スリット状の塗布液流出路105をその幅方向に形成し
ている。また、基板100の被塗布面と対向する前面壁
部104の前端面106は、基板100の被塗布面に非
接触でかつ近接するように配設され、その下端106a
が塗布液流出路105の流出口よりも下方で且つその反
対側の入口よりも上方に位置し、その上端106bが、
基板100の被塗布面と前端面106との間の隙間10
7を上方へ無限に延長させたと仮定した場合に塗布液流
出路105を通って隙間107内に流入した塗布液が少
なくとも毛細管現象などによって上昇するときの到達高
さ位置と塗布液流出路105の流出口との間に位置する
ようになっている。
【0008】上記構成により、塗布液槽内に塗布液流出
路105の入口と前端面106の下端106aとの間の
高さまで塗布液102を注入し、塗布液槽を大気開放す
ると、塗布液槽内に供給された塗布液102は、毛管現
象によって、塗布液流出路105を通って槽外に流出
し、ステージ101によって鉛直姿勢に保持された基板
100の被塗布面と前端面106との間の隙間107内
に流入する。
【0009】この隙間107内に流入した塗布液は、毛
細管現象などによってその隙間107内を前端面106
の下端106aまで下降するが、前端面106の下端1
06aから流下することはない。また、隙間107内に
流入した塗布液の上方への流動は、毛細管現象などによ
ってその隙間107内を前端面106の上端106bま
で上昇するが、前端面106の上端106bで規制され
てそれ以上には上昇しない。このようにして、基板10
0の被塗布面と前端面106との間の隙間107内に、
基板100の幅方向に延びる帯状の塗布液の液溜りが形
成されることになる。
【0010】さらに、この塗布液の液溜りが形成された
状態で、基板100の被塗布面と前端面106との間の
隙間107を保持したまま、基板100の縦方向(基板
100の幅方向と直交する上下方向)aにノズル部材1
03と基板100とを相対的に直動させると、基板10
0の被塗布面に塗布液が塗布される。このとき、基板1
00の被塗布面と前端面106の隙間107にある液溜
りの塗布液は、基板100の被塗布面に塗布されていく
に従って消費されるが、大気開放されたノズル部材10
3の塗布液槽の塗布液にかかる大気圧と毛細管現象など
によって、その消費量とほぼ同等の塗布液が塗布液槽内
から塗布液流出路105を通ってその隙間107内に供
給される。そのため、塗布時の隙間107内の塗布液量
は常にほぼ一定に保持されることになって、基板100
に塗布液が連続して塗布されることになる。
【0011】このように、基板100の塗布液面とノズ
ル部材103の前端面106との隙間107内にある液
溜り量を一定に保持して塗布することにより、塗布膜厚
を一定にすることができると考えられていた。しかしな
がら実際には、基板幅方向で膜厚が変動し、一定の厚さ
の塗布膜が得られない場合があった。そこで本発明者ら
が鋭意研究したところ、特に図11のようにノズル部材
103の長さが基板の幅よりも短い場合に、図14に示
すように基板の両端部109で膜厚が薄くなる傾向があ
ることがわかり、この両端部109がノズル部材103
の両端に対応するところであることから、ノズル部材1
03の塗布液流出路105を通過する塗布液の流出抵抗
が、図13の横断面図に示すように、その塗布液流出路
105の幅方向両端側で、塗布液流出路105の側壁1
08によって高くなっており、その幅方向両端側で塗布
液の流出量が減少し、基板100の両端部109で塗布
膜厚が薄くなっていたことが明らかになってきた。
【0012】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、基板の幅方向両端部における薄膜化を防止すること
ができる塗布ノズル、塗布装置および塗布方法を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の塗布ノズルは、
一端が塗布液槽に連通されこの一端から斜め上方に延び
るスリット状の塗布液流出路が前面壁部に配設され、こ
の前面壁部の前端面に、塗布液流出路の他端が連通され
た外部流出口が配設され、毛管現象で塗布液槽から塗布
液流出路を介して汲み上げられた塗布液を外部流出口か
ら供給して基板の被塗布面に塗布可能な塗布ノズルにお
いて、外部流出口の基板幅方向の幅が基板幅よりも広く
構成されていることを特徴とするものである。また、本
発明の塗布方法は、毛管現象で塗布液槽から汲み上げら
れた塗布液をスリット状の塗布液流出路を介してノズル
の前端面に形成された外部流出口へ供給し、立設した基
板の被塗布面とノズルの前端面の間のギャップに塗布液
を保持して塗布する塗布方法において、外部流出口の幅
が基板の幅よりも広いノズルを用意する工程と、基板の
被塗布面を前記ノズルの外部流出口の中央部に対向させ
て、ノズルの前端面との間に塗布液を保持する工程と、
前端面と被塗布面との間に塗布液を保持した状態で前記
ノズルを基板の前記被塗布面に沿って相対移動させて基
板に塗布液を塗布する工程とを有することを特徴とする
ものである。
【0014】この構成により、基板に対して塗布液を付
着させ供給して塗布動作に寄与する外部流出口の幅が外
部流出口の全幅よりも狭いので、塗布動作に寄与する外
部流出口幅が、スリット状の塗布液流出路の幅方向両端
側の側壁から適度に離れていて、この側壁による塗布液
の流出抵抗の影響を受けないことから、基板の両端部分
における薄膜化が防止されて、基板幅方向に亘って塗布
膜厚の均一性が向上し、塗布有効範囲を基板の両端部ま
で広げることが可能となる。
【0015】また、本発明の塗布ノズルは、一端が塗布
液槽に連通されこの一端から斜め上方に延びるスリット
状の塗布液流出路が前面壁部に配設され、この前面壁部
の前端面に、塗布液流出路の他端が連通された外部流出
口が配設され、毛管現象で塗布液槽から塗布液流出路を
介して汲み上げられた塗布液を外部流出口から供給して
基板の被塗布面に塗布可能な塗布ノズルにおいて、塗布
液流出路の一端の基板幅方向の幅が、外部流出口の基板
幅方向の幅よりも広く構成されていることを特徴とする
ものである。
【0016】この構成により、塗布液流出路の下方端の
幅が、その上方端の外部流出口の幅よりも広く構成され
ているので、塗布液流出路の幅方向両端部分において、
塗布液が集中して流れると共に、外部流出口の両端部か
ら塗布液流出路の幅方向両端側の側壁が離れていて、そ
の側壁の流出抵抗への影響も少ないことから、塗布液流
出路の両端部近傍の外部流出口における塗布液の流出性
が向上して、基板の両端部分における薄膜化が防止さ
れ、基板幅方向に亘って塗布膜厚の均一性が向上して、
塗布有効範囲を基板の両端部まで広げることが可能とな
る。
【0017】さらに、本発明の塗布ノズルは、一端が塗
布液槽に連通されこの一端から斜め上方に延びるスリッ
ト状の塗布液流出路が前面壁部に配設され、この前面壁
部の前端面に、塗布液流出路の他端が連通された外部流
出口が配設され、毛管現象で塗布液槽から塗布液流出路
を介して汲み上げられた塗布液を外部流出口から供給し
て基板の被塗布面に塗布可能な塗布ノズルにおいて、外
部流出口の基板幅方向の幅が基板幅よりも広く構成さ
れ、かつ塗布液流出路の一端の基板幅方向の幅が、外部
流出口の基板幅方向の幅よりも広く構成されていること
を特徴とするものである。
【0018】この構成により、外部流出口の基板幅方向
の幅が基板幅よりも広く、かつ塗布液流出路の下方開口
端の幅が外部流出口の幅よりも広く構成されているの
で、基板の両端部分における薄膜化防止効果はいっそう
顕著になる。
【0019】さらに、本発明の塗布ノズルは、一端が塗
布液槽に連通されこの一端から斜め上方に延びるスリッ
ト状の塗布液流出路が前面壁部に配設され、この前面壁
部の前端面に、塗布液流出路の他端が連通された外部流
出口が配設され、毛管現象で塗布液槽から塗布液流出路
を介して汲み上げられた塗布液を外部流出口から供給し
て基板の被塗布面に塗布可能な塗布ノズルにおいて、外
部流出口の基板幅方向の幅が基板幅よりも狭く構成さ
れ、かつ塗布液流出路の一端の基板幅方向の幅が、外部
流出口の基板幅方向の幅よりも広く構成されていること
を特徴とするものである。
【0020】この構成により、塗布液流出路の下方端の
基板幅方向の幅が、その上方端の外部流出口の基板幅方
向の幅よりも広く構成されており、外部流出口の基板幅
方向の幅を基板幅よりも内側で、塗布したい幅に設定す
れば、基板の両端部分以外に塗布したい場合にも、塗布
部分の両端での薄膜化が防止され得る。
【0021】次に、本発明の塗布装置は、立設した基板
の被塗布面に対して、毛管現象で塗布液槽から塗布液流
出路を介して汲み上げられた塗布液を外部流出口から供
給して塗布する塗布装置において、請求項1〜4のうち
何れかに記載の塗布ノズルと、塗布ノズルと基板を被塗
布面に沿って相対移動させる移動手段と、塗布ノズルと
基板の被塗布面を接近または離間するように移動させる
ギャップ可変手段と、移動手段およびギャップ可変手段
を駆動制御する制御手段とを有することを特徴とするも
のである。
【0022】この構成により、上記作用に加えて、従来
の回転塗布方式のように基板を水平に支持せず基板を立
設するために、その設置スペースの縮小が図られ、ま
た、従来の回転塗布方式のように基板を回転させた遠心
力で塗布液を周りに振りきりつつ塗布するのではなく、
立設した基板に対して、基板の被塗布面に沿ってノズル
部材を移動手段で移動させつつ、毛管現象で供給された
塗布液を基板の被塗布面に塗布するので、塗布液の節約
が図られることになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る塗布装置の実
施形態について図面を参照して説明するが、本発明は以
下に示す実施形態に限定されるものではない。
【0024】(実施形態1)図1は本発明の実施形態1
における塗布装置の概略構成を示す斜視図である。
【0025】図1において、壁状に構成されて立設され
た架台1の表面側中央部に、ガラス基板などの基板2の
被塗布面を外側に向けた状態で基板2を吸着して保持す
る吸着ステージ3が配設されている。この吸着ステージ
3は、用いるサイズの基板2毎の外周部に対応した適所
に、吸引可能な吸着部材としての吸盤(図示せず)が出
退自在に為されている細長い凹部3aが複数配設されて
おり、基板2への吸盤(図示せず)による吸着後に吸盤
(図示せず)を凹部3a内の所定位置に引き込んで収納
することで基板2を保持するようになっている。また、
この吸着ステージ3による基板2の保持状態は、鉛直
(垂直)方向であってもよく、また、傾斜した姿勢であ
ってもよく、例えば基板2が吸着ステージ3の上側に乗
るように若干傾いた状態でもよい。さらに、吸着部材と
しての吸盤(図示せず)が基板2の中央部を保持しない
のは、基板2の中央部は重要な回路などが配置される部
分であり、吸盤(図示せず)による真空吸引と解除によ
って温度が下がったり上がったりすることで塗布むらと
なるのを防止するためである。したがって、吸盤(図示
せず)の形状も基板2の外周部だけを吸引すべく、細長
い凹部3aと同様の細長い吸盤形状となっている。な
お、ここでは、吸着ステージ3による基板2の保持は、
吸盤(図示せず)による吸着の場合を示したが、基板2
の上下左右を爪状の部材でひっかけて保持するような構
成であってもよいことは言うまでもないことである。
【0026】また、この架台1の表面側および裏面側の
幅方向両端部の上下位置の4角部にそれぞれ4個の各ア
イドルギヤ4が左右2組回転自在に各軸受部5でそれぞ
れ軸支されて配設されている。これらの上部に位置する
左右2組の各アイドルギヤ4にそれぞれ架けられた左右
の各スチールベルト6の一方端にはそれぞれ、ベース部
材7の両端上部がそれぞれ連結されており、また、左右
の各スチールベルト6の他方端にはそれぞれ、バランス
ウェイト8の両端上部がそれぞれ連結されている。ま
た、下部に位置する左右2組の各アイドルギヤ4にそれ
ぞれ架けられた左右の各スチールベルト6の一方端には
それぞれ、ベース部材7の両端下部がそれぞれ連結され
ており、また、その左右の各スチールベルト6の他方端
にはそれぞれ、バランスウェイト8の両端下部がそれぞ
れ連結されて、ベース部材7が架台1の表面側で、バラ
ンスウェイト8が架台1の裏面側でそれぞれ水平に保持
されかつ上下に移動可能な状態で、各スチールベルト6
が、架台1の幅方向両端部の上下方向にそれぞれ左右2
組の各アイドルギヤ4をそれぞれ介して巻回されてい
る。このベース部材7上の中央部には、基板2の幅寸法
のノズル口9を有し、そのノズル口9から塗布液を吐出
可能なノズルユニット10が配設されている。これらの
ベース部材7およびノズルユニット10とバランスウェ
イト8とがそれぞれバランスが取れた静止状態で架台1
の表と裏の幅方向両端部間に水平にそれぞれ保持される
ようになっている。
【0027】また、架台1の表面側の両端部にはそれぞ
れ各上下方向に縦型の各リニアモータ11の固定子12
が配設されており、これら左右の各リニアモータ11は
その駆動によって、ノズルユニット10を載置したベー
ス部材7の両端部を各固定子12に沿って上下に直線移
動させる構成となっている。この移動手段としてのリニ
アモータ11は、各上下方向に配設された各スチールベ
ルト6にそれぞれ沿ってベース部材7の両端部および各
スチールベルト6の内側にそれぞれ配設されており、図
2に示すように、幅方向両端部の各レール部13間にベ
ース部14を有する固定子12と、ベース部材7の両端
部裏側の各側壁にそれぞれ各固定子12とそれぞれ対向
して配設され、各固定子12の上をスライド自在なスラ
イダ部材15とを有している。このスライダ部材15
は、その幅方向両側に各レール部13とそれぞれ嵌合し
て上下方向に案内される各リニアガイド部16と、各リ
ニアガイド部16の間に配設されると共に、固定子12
のベース部14に対向し、図示しない巻線による励磁に
よって磁力を発生させる磁気回路部17と、この磁気回
路部17の巻線(図示せず)の両端に接続されたコネク
タ18とを有しており、この磁気回路部17の励磁によ
る磁力で、スライダ部材15は固定子12の各レール部
13に各リニアガイド部16で案内されて上下に移動自
在である。このスライダ部材15が、ノズルユニット1
0を載置したベース部材7の両端部裏側にそれぞれ固着
されており、これらの各スライダ部材15の移動によっ
てベース部材7が上下に移動自在になっている。
【0028】ここでは、ノズルユニット10を載置した
ベース部材7の両端部を各固定子12に沿って上下に移
動させるように構成したが、ノズルユニット10と基板
2とが被塗布面に沿って相対的に移動するように構成す
ればよく、ノズルユニット10を固定して基板2を吸着
ステージ3と共に上下にリニアモータやボールねじなど
の移動手段で移動するように構成することもできる。こ
のように、吸着ステージ3を上下に移動させる方がノズ
ルユニット10を移動させるよりも振動が少なく、その
振動による塗布むら防止などの観点から吸着ステージ3
を移動させる方がよいのであるが、吸着ステージ3を上
下に移動させると、装置の高さが倍必要となり、クリー
ンルームの天井高さには制限があるので、非現実的なも
のとなってしまう。
【0029】さらに、ノズルユニット10は、図3に示
すように、基板2の被塗布面に対向して開口した水平方
向の細長いノズル口9から塗布液を吐出可能なノズル手
段としてのノズル部材19と、このノズル部材19のノ
ズル口9を基板2の被塗布面への対向位置Mと点線で示
す洗浄用の下方位置Nとの間で、ノズル部材19をその
長手方向を回動軸として回動させるノズル部材回動機構
部20と、ノズル部材19のノズル口9と基板2の被塗
布面との水平方向の隙間(ギャップ)を可変させるべ
く、ノズル部材19を基板2に対して接近または離間自
在に駆動するギャップ可変機構部21とを備えている。
このノズルユニット10は、塗布処理される基板2のサ
イズに合った幅寸法のノズル部材19と付け変え可能に
構成されている。
【0030】このノズル部材19のうち、図4(a)に
はノズル部材19aが、図4(b)には別の型のノズル
部材19bが模式的に示されている。これらのノズル部
材19a,19b内には、塗布液22を溜める塗布液槽
23が配設されており、この塗布液槽23は、両端が閉
塞され基板2の幅方向に延在する水平方向に細長い筒状
に構成されている。なお、ノズル部材19a,19bの
いずれにおいても、塗布液槽23はその内部に貯留され
る塗布液の液面よりも上方部分において外部と連通する
連通路23pによって大気開放されており、内部は大気
圧となっている。
【0031】また、この塗布液槽23の中央部に塗布液
22を供給する図1の供給チューブ24が連結されてお
り、ベース部材7上に載置されたポンプ43によって供
給チューブ24を介して外部から塗布液を塗布液槽23
内に供給可能に構成している。また、基板2の被塗布面
2aと対向する前面壁部25に塗布液槽23内から外部
に斜め上向きに貫通した塗布液流出路としてスリット2
6がその幅方向に形成されている。このスリット26
は、塗布液槽23の下部とノズル口9との間で直線状に
左上向きに傾斜した状態で連結しており、スリット26
の下方端が塗布液槽23内に開口し、その上方端が水平
方向に細長いノズル口9となっている。さらに、基板2
の被塗布面2aと対向する前面壁部25の前端面27
は、塗布液の液溜りが形成可能なように、基板2の被塗
布面2aに非接触でかつ所定の隙間28で近接するよう
に配置される。
【0032】さらに、図4(a)のノズル部材19aで
は、前端面27の下端27aは、スリット26の出口で
あるノズル口9と、その反対側の塗布液槽23内への開
口との間の高さに位置するよう形成されている。また、
この前端面27の下端27aとスリット26の塗布液槽
23内への開口上端との高さ範囲B内に塗布液槽23内
の塗布液面が位置するように液面を設定し、その前端面
27の上端27bが、基板2の被塗布面2aと前端面2
7との間の隙間28を上方へ無限に延長させたと仮定し
た場合にその隙間28内に流入した塗布液22が毛細管
現象などによって上昇できる到達高さ位置とスリット2
6の出口であるノズル口9との間に位置するようになっ
ている。
【0033】また、図4(b)の別の型のノズル部材1
9bでは、前端面27の下端27aは、スリット26の
出口であるノズル口9と、その反対側の塗布液槽23内
への開口との間の高さに位置するよう形成されている。
また、前端面27の下端27aとスリット26の塗布液
槽23内への開口上端との高さ範囲B内に塗布液槽23
内の塗布液面が位置するように液面を設定し、ノズル口
9から前端面27の前端面上部29は、上方に開くよう
に傾斜している。つまり、基板2の被塗布面2aと前端
面上部29との間の隙間30は上に行くほど広がってお
り、塗布液22が毛細管現象などによってスリット26
さらにノズル口9を介して隙間30内を上昇する液面到
達高さ位置まで来ている。
【0034】そして、本実施形態1では、これらのノズ
ル部材19a,19bにおいて、スリット26を通過す
る塗布液22の流出抵抗がその幅方向の両端側で高くな
るのを回避するために、図5に示すように基板2の幅H
1よりもノズル部材19のノズル口9の幅H2の方が大
きくなるように構成している。このように、ノズル口9
の基板幅方向Hの幅H2が基板2の両端部からはみ出る
構成であり、ノズル部材19bの場合も同様であるが、
図6のノズル部材19aを例にとって説明すると、基板
幅方向Hの両端側のうち片側におけるノズル口と基板の
幅寸法差hは、塗布液の粘度によってもことなるが、一
般的なフォトレジスト液では、具体的には塗布速度が1
0mm/secでは5mm前後で側壁26aによる流出
抵抗の影響を受けることがなくなり、基板端部での薄膜
化を防止することができる。この場合、塗布速度が早く
なるほどこの幅寸法差hを大きくとる必要がある。例え
ば塗布速度が35mm/secと早くなれば、上記幅寸
法差hも15mm前後必要となって、幅寸法差hが15
mm前後あればスリット26の両端側の側壁26aの影
響を受けることがなくなり、基板端部での薄膜化を防止
することができる。なお、ここでは、このノズル口9の
幅寸法H2がスリット26および塗布液槽23の幅寸法
と略同一幅寸法の場合を示している。
【0035】この場合、スリット26のノズル口9の幅
が基板2の幅の外側にまで設ける構成としているが、毛
管現象による塗布方式では、ノズル部材19b内の塗布
液に吐出のための圧力はかかっておらず、塗布液はギャ
ップ間に満たされるとともに基板の触れた部分にのみ付
着するだけであるので、塗布時に、基板2の両端からは
み出したノズル口9aからは、図6に示すように塗布液
は吐出しないため、基板2の側端面2bに塗布液が付着
することはない。
【0036】なお、これらのノズル部材19a,19b
の特徴を比較すると、ノズル部材19aでは、塗布液2
2が毛細管現象などによって上昇する到達高さ位置より
も低い位置で前端面27の上端27bが形成されている
ため、毛細管現象などによる塗布液22の上昇力が内在
されており、塗布液22の塗始めから所定膜厚に至るま
での時間がノズル部材19bの場合よりも早く到達する
というメリットがある。つまり、ノズル部材19aで
は、塗布液22の塗始めの薄い膜厚範囲が、ノズル部材
19bの場合よりも狭いというメリットがある。
【0037】また、ノズル部材19aでは、その前端面
27は塗布液22で常に濡れているために塗布液22が
乾くことがなく、乾くことによるコンタミネーションの
発生原因は抑えられることになる。一方、ノズル部材1
9bでは、前端面上部29の傾斜面を、塗布液22の液
面が毛細管現象などによって上昇する到達高さ位置は、
塗始めと塗終わりなどで、消費した液量差による槽内の
液面高さの低下などのため一定しておらず、液面が低下
することによって、今まで塗布液22で濡れていた前端
面上部29の傾斜面が乾いてコンタミネーションが生
じ、そこから発生したパーティクルが塗布液22中に混
入して塗布されることになって、塗布膜の品質が低下す
るという虞がある。また、ノズル部材19bでは、次に
別の基板2の被塗布面2aを塗布する場合にも同様に、
前端面上部29の傾斜面を、塗布液22の液面が毛細管
現象などによって上昇する到達高さ位置は、前回の塗布
時と比べて、基板2の被塗布面2aと前端面上部29と
の隙間30が広くなったり狭くなったりすることで一定
化しない。このため、その隙間30が広くなったギャッ
プ部分では液面到達高さ位置が低下することによって、
今まで塗布液22で濡れていた前端面上部29の傾斜面
が乾くことになる。その乾いた部分にコンタミネーショ
ンが発生し、それによるパーティクルが塗布液22中に
混入して塗布されることになって、塗布膜の品質が低下
するという虞がある。
【0038】さらに、ノズル部材19aでは、基板2の
被塗布面2aと前端面27との隙間28の寸法によって
塗布する塗布液22の膜厚が変化するために、膜厚調整
用としては効力を発揮するが、細長いノズル口9と基板
2の被塗布面2aとの隙間28に、細長いノズル口9の
両端位置で、また、塗始めの位置と塗終わりの位置など
でギャップ差が生じるような場合には、その隙間28の
差が塗布膜厚差となって反映することになって、基板2
の被塗布面2aに均一な膜厚の塗布液22を塗布するこ
とができないという虞がある。これに対して、ノズル部
材19bでは、基板2の厚みが変化したり基板2の被塗
布面2aと細長いノズル口9との隙間30に、基板2が
反っていたりノズル部材19bが傾いていたりして、細
長いノズル口9の両端位置で、また、塗始めの位置と塗
終わりの位置でギャップ差があるような場合にも、隙間
30が上方に広がっているので、細長いノズル口9の両
端部などでのギャップ差が吸収されて、塗布膜厚差が生
じにくく、基板2の被塗布面2aにより均一な膜厚の塗
布液22を塗布することができるようになる。つまり、
隙間30の寸法が小さくなるほど塗布膜厚が厚くなる
が、この場合、隙間30を上昇する塗布液22の液面到
達高さ位置も上昇することになり、前端面29の傾斜面
で液面が上になるほど液面位置における隙間寸法も増え
て、細長いノズル口9の両端部などでのギャップ差が吸
収されることになる。この上昇液面位置における隙間寸
法が塗布膜厚に影響しているため、隙間30の寸法が小
さくなるほど塗布膜厚が厚くなるが、上昇液面位置にお
ける実質的な隙間寸法は広がって塗布膜厚が薄くなるよ
うに作用し、塗布膜厚差は生じにくくなり、基板2の被
塗布面2aに対してより均一な膜厚の塗布液22を塗布
することができるようになる。
【0039】一方、図3のノズル部材回動機構部20
は、図示しない電磁弁で制御されて、ロッド先端部31
を伸長位置と収縮位置との間を移動させるエアーシリン
ダ32が、矢印方向Cにシリンダ前方部のピン32aを
回動中心として回動可能に軸支されている。このロッド
先端部31は、アーム部材33の一方端部と回動可能に
ピン連結されてリンク機構を構成しており、アーム部材
33の他方端部は駆動軸34にその長手方向に直交する
方向から回動力を伝達可能に固定されている。この駆動
軸34は、所定幅で水平方向に延びたベース部材35を
下方から支持する支持部材35aを横方向から貫通して
固定されている。このベース部材35の前方端縁上側に
はノズル部材19がそのノズル口9を基板2の被塗布面
2a側に向けた状態で、ノズル部材19の長手方向と駆
動軸34の軸方向が一致する方向になるように取り付け
られている。図3は、エアーシリンダ32のロッド先端
部31が伸長した場合であり、このとき、ノズル部材1
9のノズル口9は基板2の被塗布面2aに対向して塗布
可能な状態である。これに対して、エアーシリンダ32
のロッド先端部31が短縮した場合には、ノズル部材1
9のノズル口9は、2点鎖線で示すように下方を向いて
洗浄可能な状態となる。このロッド短縮の途中で、ピン
32aを回動中心としてエアーシリンダ32が矢印方向
Cに揺動しつつロッド先端部31が短縮されることにな
る。
【0040】また、ギャップ可変機構部21は、ステッ
ピングモータやサーボモータなどの接離モータ36と、
前後の軸受部37,38で軸支され、この接離モータ3
6の回転軸に連結部39を介して連結されたボールねじ
40と、このボールねじ40に螺合した移動部材41
と、移動部材41の上端が下面で固着されていると共に
ノズル部材回動機構部20を支持して基板2の被塗布面
2aに対してノズル部材19の前端面27が接近または
離間するようにスライド自在なスライド部材42とを備
えており、接離モータ36によるボールねじ40の回転
で、移動部材41が、ノズル部材19およびノズル部材
回動機構部20を載置した状態で前後に移動自在に構成
されている。
【0041】ここでは、ギャップ可変機構部21は中央
部1個所として、基板2の厚さのばらつき範囲内でギャ
ップ寸法を調整するようにしているが、さらに、基板2
の厚さのばらつきだけではなく、基板2の幅方向にテー
パがあって左右両端部での厚さ寸法に差があるような場
合には、ギャップ可変機構部21をベース部材7の左右
2個所配設することで左右独立にギャップ寸法を調整す
ることができ、ノズルユニット10の左右に長いノズル
部材19を、基板2の幅両端部で厚さが異なることによ
る幅方向テーパに合わせて平行に、左右位置で等ギャッ
プ寸法として傾け得るように構成することもできる。
【0042】図7は、図1の塗布装置の概略制御構成を
示すブロック図である。
【0043】図7において、操作部52としては、数字
を入力するテンキー、電源のオン・オフを入力する電源
キー、塗布スタートキー、リニアモータ11の駆動速度
の基準値を任意に手動で設定する速度設定キーおよび、
接離モータ36を駆動させて基板2の被塗布面2aとノ
ズル口9との隙間28または隙間30を調整する隙間設
定キー、基板サイズ、基板厚さ、塗布液粘度および塗布
膜厚などを設定する各種設定キーなどで構成されてい
る。この操作部52が接続される制御部53はROM5
4およびRAM55に接続されており、ROM54内に
登録された各制御プログラムで用いる制御データを操作
部52からRAM55内に書き込み可能である。
【0044】また、これらの操作部52、ROM54お
よびRAM55が接続される制御部53は、リニアモー
タ駆動回路56を介してリニアモータ11に接続されて
おり、ROM54内に登録されたリニアモータ駆動制御
プログラムと、操作部52から入力され、リニアモータ
駆動制御プログラムに対応した制御データに基づいて、
制御部53は、その制御信号をリニアモータ駆動回路5
6に出力し、リニアモータ駆動回路56がリニアモータ
11を駆動してベース部材7上のノズルユニット10を
基板2の被塗布面2aに対する所定の上下位置に移動自
在である。この場合の制御データは、基板2の保持位置
が精密な場合には、登録された原点データであり、ま
た、マニュアル的に操作部52から所定の高さ位置が入
力されたデータであってもよい。さらに、塗布液22の
塗始め位置に原点センサ(図示せず)を設けて、その原
点センサ(図示せず)がベース部材7を検知する所定の
塗始め位置で、制御部53がベース部材7を停止するよ
うにリニアモータ駆動回路56を介してリニアモータ1
1を駆動制御してもよい。また、制御部53は、ROM
54内に登録されたリニアモータ駆動制御プログラム
と、基板サイズ、塗布液粘度および塗布膜厚などの各種
設定キーからの入力や、操作部52の塗布スタートキー
の入力によって、リニアモータ駆動制御プログラムに対
応した制御データに基づいて、リニアモータ駆動回路5
6を介してリニアモータ11を駆動して所定速度でノズ
ル走行させつつ塗布可能なようになっている。
【0045】さらに、これらの操作部52、ROM54
およびRAM55が接続される制御部53は、接離モー
タ駆動回路57を介して接離モータ36に接続されてお
り、ROM54内に登録された接離モータ駆動制御プロ
グラムと、操作部52から入力され、接離モータ駆動制
御プログラムに対応した制御データに基づいて、制御部
53は、その制御信号を接離モータ駆動回路57に出力
し、接離モータ駆動回路57が接離モータ36を駆動し
てベース部材7上のノズルユニット10を基板2の被塗
布面2aに対して接近または離間させて所定のギャップ
位置に移動自在に制御可能である。この場合の制御デー
タは、塗布液22の粘度や必要塗布膜厚、塗布速度など
の各種塗布条件に応じて設定され登録されたギャップデ
ータ(所定ギャップ位置データ)であってもよく、ま
た、これらの各塗布種条件に応じた実験データを参照し
てマニュアル的に操作部52から入力されたギャップデ
ータであってもよい。
【0046】上記構成により、以下、その動作と塗布方
法を説明する。
【0047】まず、所定の塗布液を塗布処理する基板2
を搬送ロボット(図示せず)などによって搬送後に、基
板2の外周部を吸着ステージ3の複数の吸盤に対応させ
た状態で所定の位置に位置決めして、基板2の被塗布面
を外側に向けた状態で基板2を各吸盤で吸着する。さら
に、各吸盤を吸着ステージ3の凹部3a内の所定位置に
引き込んで収納することで基板2を保持する。
【0048】次に、ノズル部材19内の塗布液槽23に
所定量の塗布液22を、図1のベース部材7上に載置さ
れたポンプ43にて所定の供給速度で供給チューブ24
を介して供給する。この塗布液槽23への塗布液22の
供給は、ノズルユニット10の停止中に行う方がよい。
これは、塗布中に塗布液槽23に塗布液22の供給を行
えば、塗布液槽23内の塗布液22の液面が揺れて、そ
の高さが変化する液面に応じた波動がノズル口9を介し
て伝播して塗布むらとなる虞があるためである。
【0049】さらに、制御部53は、基板2の被塗布面
に対する原点位置にノズルユニット10におけるノズル
部材19のノズル口9を上方向または下方向に移動する
べく、ノズルユニット10と共にベース部材7をリニア
モータ11によって移動させる。このとき、ROM54
内に登録されたリニアモータ駆動制御プログラムとその
制御データに基づいて、制御部53が、その制御信号を
リニアモータ駆動回路56に出力することで、リニアモ
ータ駆動回路56がリニアモータ11を駆動してベース
部材7上のノズルユニット10を基板2の被塗布面2a
に対する所定の塗始め位置に原点復帰させることができ
る。
【0050】さらに、基板2の被塗布面とノズル部材1
9のノズル口9との所定のギャップ寸法に移動するべ
く、接離モータ36の駆動によるボールねじ40および
移動部材41によりノズル部材19のノズル口9を基板
2の被塗布面2aに対して接近または離間するように移
動させる。このとき、ROM54内に登録された接離モ
ータ駆動制御プログラムとその制御データに基づいて、
制御部53が、その出力制御信号を接離モータ駆動回路
57に出力し、接離モータ駆動回路57が接離モータ3
6を駆動してベース部材7上のノズル部材19を基板2
の被塗布面2aに対する所定のギャップ位置に移動させ
る。この所定のギャップ位置にノズル部材19を移動さ
せたとき、ディスペンス動作によって基板2の被塗布面
2aとノズル部材19の前端面27との間には、塗布液
22が毛管現象などで塗布液槽23内から汲み上げられ
て液溜りが形成される。
【0051】さらに、基板2の被塗布面2aに所定の塗
布膜厚で塗布するべく、操作部52のスタートキーを操
作すると、ROM54内に登録されたリニアモータ駆動
制御プログラムとその制御データとに基づいて、制御部
53は、その出力制御信号をリニアモータ駆動回路56
に出力し、リニアモータ駆動回路56がリニアモータ1
1を駆動してベース部材7をノズルユニット10と共に
基板2の被塗布面2aに対して下方向に移動させつつ塗
布することになる。
【0052】以上のように、本実施形態1によれば、ス
リット26の流出抵抗はその両端側の側壁26aによっ
て高められるが、スリット26のノズル口9の幅H2が
基板幅H1よりも広く構成され、塗布に際してその広い
ノズル口9の中央部分に基板を対応させているため、ス
リット26の流出抵抗の大きい両端部分を使用すること
なく、側壁26aから適度に離れた流出抵抗の影響を受
けないスリット部分で基板2の被塗布面2aに塗布する
ことができ、図8に示すように基板2の両端部分Xにお
ける薄膜化を防止することができて、基板幅方向Hに亘
って塗布膜厚の均一性を向上させることができる。ま
た、このように、基板2の両端部分Xにまで塗布膜厚の
均一性領域を拡大することができて塗布有効範囲を広げ
ることができる。
【0053】また、従来の回転塗布方式のように基板2
を水平に支持せず基板2を立設するために、その設置ス
ペースの縮小を図ることができ、また、従来の回転塗布
方式のように基板2を回転させた遠心力で塗布液を周り
に振りきりつつ塗布するのではなく、立設した基板2に
対して、基板2の被塗布面に沿ってノズル部材19をリ
ニアモータ11で移動させつつ、毛管現象で供給された
塗布液を基板2の被塗布面に塗布するため、塗布液の節
約を図ることができる。
【0054】(実施形態2)上記実施形態1では、スリ
ット26のノズル口9の幅H2が基板2の幅H1よりも
大きく、ノズル口9の幅H2がスリット26および塗布
液槽23の幅寸法と同一幅寸法の場合について説明した
が、本実施形態2では、スリット26の基板幅方向Hの
幅をノズル口9側に狭く構成している。例えば、図9
(a)のスリット26の幅方向の形状は、スリット26
の幅方向両端側の側壁26aが円弧または楕円弧など内
側に凸の曲線状にノズル口9側で狭くなっている形状で
ある。また、図9(b)のスリット26の幅方向の形状
は、スリット26の幅方向両端側の側壁26aが直線状
にノズル口9側で順に狭くなっている形状である。さら
に、図9(c)のスリット26の幅方向の形状は、スリ
ット26の幅方向両端側の側壁26aが円弧または楕円
弧など外側に凸の曲線状にノズル口9側で狭くなってい
る形状である。
【0055】このように、スリット26の幅方向の形状
を、ノズル口9の幅よりも塗布液槽23側で基板幅方向
Hに広く開口した形状とする場合であり、逆に言えば、
スリット26の幅方向の形状を、流出側のノズル口9側
で狭くなるようにする場合であって、スリット26のノ
ズル口9の幅が基板2の幅と略同一とする場合である。
この場合、スリット26の幅方向両端部分において、塗
布液の流出量が矢印Qに示すように集中して流れると共
に、ノズル口9の両端部からスリット26の幅方向両端
側の側壁26aが適度に離れていて、その側壁26aの
流出抵抗への影響も少ないので、スリット両サイド端部
近傍のノズル口9における塗布液の流出性を向上させる
ことができる。
【0056】したがって、上記実施形態1のようにスリ
ット26のノズル口9の幅を基板2の幅の外側まではみ
出させる量(上記幅寸法差hの量)をより少なくするこ
とができるかまたは、はみ出させる必要がなく、基板2
の両端部分における薄膜化を防止することができて、塗
布膜厚の均一性を向上させることができる。このよう
に、基板2の両端部分にまで塗布膜厚の均一性領域を拡
大することができて塗布有効範囲を広げることができ
る。
【0057】このように、上記ノズル口9の両端側のは
み出た領域(上記幅寸法差hの塗布に寄与しない領域)
をより少なくしても基板両端位置での薄膜化防止効果を
得ることができるとともに、次の点で好ましい。即ち、
塗布に寄与しないノズル口9の領域は、塗布液の乾燥膜
をつくってしまい、この乾燥膜がノズル汚染に発展しや
すく、洗浄を怠るとパーティクル発生の原因になるた
め、頻繁にこの部分を洗浄をする必要があったり基板の
スループットを悪くしたりすることから、このノズル口
9の塗布に寄与しない領域をより少なくまたは無くすこ
とができるということは有意義なことである。
【0058】(実施形態3)上記実施形態1では、スリ
ット26のノズル口9の幅が基板2の幅よりも大きくし
てスリット16の流出抵抗の大きい両端部分を使用しな
いことによって基板2の両端部分における薄膜化を防止
し、また、上記実施形態2では、スリット26の幅方向
においてその流出側のノズル口9側で狭く、塗布液槽2
3側で広く構成することによって、その両端部分で塗布
液が集中して流れるなど、スリット両サイド端部近傍の
ノズル口9における塗布液の流出性を向上させてその部
分の薄膜化を防止する構成としたが、本実施形態3で
は、これらを共に兼ね備えた場合である。つまり、図1
0(a)および図10(b)に示すように、スリット2
6のノズル口9の幅H3が基板2の幅H4よりも大き
く、かつスリット26の平面形状をノズル口9側で狭く
塗布液槽23側で広く構成する場合である。この場合に
は、上記基板2の両端部分における薄膜化防止効果はい
っそう顕著になる。
【0059】(実施形態4)本実施形態4では、図10
(c)に示すようにノズル口9の基板幅方向Hの幅H5
が基板幅H6よりも狭く構成され、かつスリット26の
下方端の基板幅方向Hの幅H7が、ノズル口9の幅H5
よりも広く構成されている場合である。この場合には、
基板2の幅寸法全体に亘って塗布するのではなく、基板
2の両端部分を除いた中央部のみに塗布したい場合に
も、塗布部分の両端での薄膜化が防止され得る。
【0060】なお、上記実施形態1〜4では、塗布液槽
23の中央部に塗布液22を供給する図1の供給チュー
ブ24が連結されており、ベース部材7上に載置された
ポンプ43によって供給チューブ24を介して外部から
塗布液を塗布液槽23内に供給するように構成したが、
特に、塗布液槽23内に塗布液を供給しながら塗布する
ような場合には、スリット26の基板幅方向両端部で塗
布液の流出性が悪いことを考慮して、基板幅方向に細長
い塗布液槽23への塗布液の供給位置は、塗布液槽23
の中央部だけではなく基板幅方向両端部にも設ける方が
よく、その供給口も塗布液槽23内を塗布液が一様に流
れるように広く構成した方がよい。
【0061】(変形例)以上の実施形態では、図4に示
すように塗布液槽23がノズル部材19の内部に一体に
形成されているものについて説明したが、本発明はこれ
に限らず、例えば図10(d)に示すようにノズル部材
19の外部に塗布液槽23を離れて設け、スリット26
の一端を塗布液槽23に、他端をノズル口9に、それぞ
れ連通させる構成のものとしてもよい。この場合には、
塗布液槽23とスリット26を連通させる連通路26r
についても、できる限り流出抵抗が少なくなるように短
く太く幅広なものとすることが好ましい。なおこの例の
場合、塗布液槽23は大気開放されており、その内部に
貯留された塗布液22の液面は前端面27の下端27a
よりも下方に位置する高さに設定されている。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外部流出
口の幅が基板幅よりも大きく、スリット状の塗布液流出
路の幅方向両端側を塗布に用いないため、基板の両端部
分における薄膜化を防止することができて、基板幅方向
に亘って塗布膜厚の均一性を向上させることができ、塗
布有効範囲を基板の両端部まで広げることができる。
【0063】また、塗布液流出路の下方端の幅が、その
上方端の外部流出口の幅よりも広く、塗布液が集中して
流れ、かつ外部流出口の両端部から塗布液流出路の幅方
向両端側の側壁が離れているため、塗布液流出路の両端
部近傍の外部流出口における塗布液の流出性を向上させ
ることができて、基板の両端部分における薄膜化を防止
することができ、基板幅方向に亘って塗布膜厚の均一性
が向上して、塗布有効範囲を基板の両端部まで広げるこ
とができる。
【0064】さらに、外部流出口の基板幅方向の幅が基
板幅よりも広く、かつ塗布液流出路の下方開口端の幅が
外部流出口の幅よりも広く構成されていれば、基板の両
端部分における薄膜化をいっそう防止することができ
る。
【0065】さらに、塗布液流出路の下方端の幅が、そ
の上方端の外部流出口の幅よりも広く構成されており、
外部流出口の幅を基板幅よりも内側の塗布幅とすれば、
基板の両端部分以外に塗布したい場合にも、その塗布部
分の両端側での薄膜化を防止することができる。
【0066】さらには、従来の回転塗布方式のように基
板を基板を回転させた遠心力で塗布液を周りに振りきり
つつ塗布するのではなく、立設した基板に対して、塗布
方向にノズル手段を移動させつつ、毛管現象で供給され
た塗布液をその被塗布面に塗布するために、塗布液の節
約を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1における塗布装置の概略構
成を示す斜視図である。
【図2】図1のリニアモータの概略構成を示す一部破断
斜視図である。
【図3】図1のノズルユニットの概略構成図である。
【図4】図1のノズル部材の概略断面構成を示す模式図
であって、(a)と(b)はそれぞれ異なるタイプを示
す図である。
【図5】図1の基板とノズル部材との関係を模式的に示
す正面図である。
【図6】図4(a)の基板とノズル部材におけるスリッ
トに沿ったGG線の横断面図である。
【図7】図1の塗布装置の概略制御構成を示すブロック
図である。
【図8】図1の塗布装置で塗布した基板の幅方向一方端
部の断面図である。
【図9】(a)、(b)および(c)は本発明の実施形
態2を示す塗布装置の基板とノズル部材におけるスリッ
トに沿った横断面図である。
【図10】(a)および(b)は本発明の実施形態3を
示す塗布装置の基板とノズル部材におけるスリットに沿
った横断面図であり、(c)は本発明の実施形態4を示
す塗布装置の基板とノズル部材におけるスリットに沿っ
た横断面図、(d)は変形例のノズル部材を示す模式図
である。
【図11】本出願人による塗布装置の概略構成を示す正
面図である。
【図12】図11の塗布装置におけるAA線の断面図で
ある。
【図13】図12の塗布装置の基板とノズル部材におけ
るスリットに沿ったFF線の横断面図である。
【図14】図11および図12の塗布装置で塗布した基
板の幅方向一方端部の断面図である。
【符号の説明】
2 基板 2b 側端面 3 吸着ステージ 9,9a ノズル口 10 ノズルユニット 11 リニアモータ 19,19a,19b ノズル部材 21 ギャップ可変機構部 22 塗布液 23 塗布液槽 26 スリット 26a 側壁 27 前端面 36 接離モータ 40 ボールねじ 41 移動部材 53,71 制御部 54,72 ROM 55,73 RAM 56 リニアモータ駆動回路 57 接離モータ駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01J 9/20 H01J 9/20 A H01L 21/00 H01L 21/00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が塗布液槽に連通され前記一端から
    斜め上方に延びるスリット状の塗布液流出路が前面壁部
    に配設され、この前面壁部の前端面に、前記塗布液流出
    路の他端が連通された外部流出口が配設され、毛管現象
    で塗布液槽から塗布液流出路を介して汲み上げられた塗
    布液を前記外部流出口から供給して基板の被塗布面に塗
    布可能な塗布ノズルにおいて、 前記外部流出口の基板幅方向の幅が基板幅よりも広く構
    成されていることを特徴とする塗布ノズル。
  2. 【請求項2】 一端が塗布液槽に連通され前記一端から
    斜め上方に延びるスリット状の塗布液流出路が前面壁部
    に配設され、この前面壁部の前端面に、前記塗布液流出
    路の他端が連通された外部流出口が配設され、毛管現象
    で塗布液槽から塗布液流出路を介して汲み上げられた塗
    布液を前記外部流出口から供給して基板の被塗布面に塗
    布可能な塗布ノズルにおいて、 前記塗布液流出路の一端の基板幅方向の幅が、前記外部
    流出口の基板幅方向の幅よりも広く構成されていること
    を特徴とする塗布ノズル。
  3. 【請求項3】 一端が塗布液槽に連通され前記一端から
    斜め上方に延びるスリット状の塗布液流出路が前面壁部
    に配設され、この前面壁部の前端面に、前記塗布液流出
    路の他端が連通された外部流出口が配設され、毛管現象
    で塗布液槽から塗布液流出路を介して汲み上げられた塗
    布液を前記外部流出口から供給して基板の被塗布面に塗
    布可能な塗布ノズルにおいて、 前記外部流出口の基板幅方向の幅が基板幅よりも広く構
    成され、かつ前記塗布液流出路の一端の基板幅方向の幅
    が、前記外部流出口の基板幅方向の幅よりも広く構成さ
    れていることを特徴とする塗布ノズル。
  4. 【請求項4】 一端が塗布液槽に連通され前記一端から
    斜め上方に延びるスリット状の塗布液流出路が前面壁部
    に配設され、この前面壁部の前端面に、前記塗布液流出
    路の他端が連通された外部流出口が配設され、毛管現象
    で塗布液槽から塗布液流出路を介して汲み上げられた塗
    布液を前記外部流出口から供給して基板の被塗布面に塗
    布可能な塗布ノズルにおいて、 前記外部流出口の基板幅方向の幅が基板幅よりも狭く構
    成され、かつ前記塗布液流出路の一端の基板幅方向の幅
    が、前記外部流出口の基板幅方向の幅よりも広く構成さ
    れていることを特徴とする塗布ノズル。
  5. 【請求項5】 立設した基板の被塗布面に対して、毛管
    現象で塗布液槽から塗布液流出路を介して汲み上げられ
    た塗布液を外部流出口から供給して塗布する塗布装置に
    おいて、 前記請求項1〜4のうち何れかに記載の塗布ノズルと、 前記塗布ノズルと基板を被塗布面に沿って相対移動させ
    る移動手段と、 前記塗布ノズルと基板の被塗布面を接近または離間する
    ように移動させるギャップ可変手段と、 前記移動手段およびギャップ可変手段を駆動制御する制
    御手段とを有することを特徴とする塗布装置。
  6. 【請求項6】 毛管現象で塗布液槽から汲み上げられた
    塗布液をスリット状の塗布液流出路を介してノズルの前
    端面に形成された外部流出口へ供給し、立設した基板の
    被塗布面とノズルの前端面の間のギャップに塗布液を保
    持して塗布する塗布方法において、 前記外部流出口の幅が基板の幅よりも広いノズルを用意
    する工程と、 前記基板の被塗布面を前記ノズルの前記外部流出口の中
    央部に対向させて、前記ノズルの前記前端面との間に塗
    布液を保持する工程と、 前記前端面と被塗布面との間に塗布液を保持した状態で
    前記ノズルを前記基板の前記被塗布面に沿って相対移動
    させて前記基板に塗布液を塗布する工程とを有すること
    を特徴とする塗布方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003080146A (ja) * 2001-09-07 2003-03-18 Dainippon Printing Co Ltd 塗工装置
CN114555246A (zh) * 2019-10-31 2022-05-27 杰富意钢铁株式会社 覆膜形成方法和带有绝缘覆膜的电磁钢板的制造方法

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CN114555246B (zh) * 2019-10-31 2023-08-22 杰富意钢铁株式会社 覆膜形成方法和带有绝缘覆膜的电磁钢板的制造方法

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