JPH1133459A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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Publication number
JPH1133459A
JPH1133459A JP19557297A JP19557297A JPH1133459A JP H1133459 A JPH1133459 A JP H1133459A JP 19557297 A JP19557297 A JP 19557297A JP 19557297 A JP19557297 A JP 19557297A JP H1133459 A JPH1133459 A JP H1133459A
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JP
Japan
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coating liquid
temperature
substrate
coating
nozzle
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19557297A
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English (en)
Inventor
Kazuto Ozaki
一人 尾崎
Eiji Okuno
英治 奥野
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 均一で所望の塗布膜厚を得、かつ省塗布液で
省設置スペースを図る。 【解決手段】 制御部は、ノズル部材19a内の温度セ
ンサ51aでそれぞれ検知した各温度データが目標設定
温度データと等しくなるように、ノズル部材19aに配
設されたヒータ45に対して通電制御する。よって、ノ
ズル部材19a内に配設された塗布液槽23の塗布液2
2の温度はヒータ45で上昇して目標設定温度となり塗
布液22の粘度も低下し、塗布液22のスリット26の
通過抵抗もばらつかずその流出量が均一となって均一な
塗布膜厚となる。さらに、従来の回転塗布方式のように
基板を水平に支持せず基板2を立設するために省設置ス
ペースで、塗布液を周りに振りきる従来の回転塗布方式
と比べて、立設した基板2の被塗布面に沿ってノズル部
材19aを移動させて塗布するので省塗布液である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示デバイス
(LCD)、プラズマ表示デバイス(PDP)、半導体
デバイスおよび各種電子部品などの製造プロセスにおい
て、LCDまたはPDP用ガラス基板、半導体基板およ
びプリント基板などの基板表面に対して、フォトレジス
ト膜、カラーフィルタ材、平坦化材、層間絶縁膜、絶縁
膜および導電膜などを形成するために各種塗布液を毛細
管現象で汲み上げて塗布する塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基板表面に塗布液を塗布する方式
としては、回転塗布方式、ブレード塗布方式、スプレイ
塗布方式およびロールコート方式などがある。
【0003】近年、液晶表示デバイスや半導体デバイス
などの製造プロセスにおいて、基板を水平に保った状態
で回転させ、その中央部に塗布液を供給して塗布液に遠
心力を与えることで、基板表面上の中央部から外周部に
均一に塗布液を塗布する回転塗布方式が広く利用されて
いる。
【0004】ところが、この回転塗布方式では、基板の
大型化や角形化の傾向とも相俟って、塗布液を遠心力で
外方に飛ばすため、使用される塗布液の有効利用という
点で無駄があり、塗布液の利用効率が悪かった。また、
角形の基板を水平姿勢で回転させることで、基板の大型
化にも伴って装置も大型化し、その設置スペースも増大
せざるを得なかった。さらに、角形の基板を高速に回転
させると、基板表面に気流の乱れが発生し易く、しか
も、その基板が大型化すると、その回転時における基板
表面上の線速度差が増大することにより、塗布むらや塗
布膜厚の均一性などの塗布品質を確保することが難しく
なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような回転塗布方
式の上記問題、つまり、塗布液の利用効率の低下、設置
スペースの増大および塗布膜厚の不均一を解決すべく、
基板を鉛直姿勢または傾斜した姿勢に立てて保持し、そ
の基板の幅方向(左右方向)のノズルから基板表面に対
して塗布液を吐出させつつ、そのノズルを基板上端から
下端に移動させるようにして塗布液を塗布する方式の塗
布装置が、特開平8−24740号公報「基板への塗布
液塗布装置」で提案されているが、この塗布装置につい
て、以下に説明する。
【0006】図6は、塗布装置の概略構成を示す正面図
であり、図7は、図6の塗布装置におけるAA線の断面
図である。
【0007】図6および図7において、この塗布装置
は、基板100を鉛直(垂直)方向に立てて保持するス
テージ101と、基板100の被塗布面に塗布液102
を供給する塗布液槽を内部に有するノズル部材103
と、このノズル部材103を基板100に沿って下方に
直線移動させる移動手段(図示せず)とから構成されて
いる。このノズル部材103は、両端が閉塞され基板1
00の幅方向に延在する筒状をなしており、基板100
の被塗布面と対向する前面壁部104に槽内から外部に
貫通したスリット状の塗布液流出路105をその幅方向
に形成している。また、基板100の被塗布面と対向す
る前面壁部104の前端面106は、基板100の被塗
布面に非接触でかつ近接するように配設され、その下端
106aが塗布液流出路105の出口よりも下方で且つ
その反対側の入口よりも上方に位置し、その上端106
bが、基板100の被塗布面と前端面106との間の隙
間107を上方へ無限に延長させたと仮定した場合に塗
布液流出路105を通って隙間107内に流入した塗布
液が少なくとも、毛細管現象などによって上昇するとき
の到達高さ位置と塗布液流出路105の出口との間に位
置するようになっている。
【0008】上記構成により、塗布液槽内に塗布液流出
路105の入口と前端面106の下端106aとの間の
高さまで塗布液102を注入し、塗布液槽を大気開放と
すると、塗布液槽内に供給された塗布液102は、少な
くとも毛管現象によって、塗布液流出路105を通って
槽外に流出し、ステージ101によって鉛直姿勢に保持
された基板100の被塗布面と前端面106との間の隙
間107内に流入する。
【0009】この隙間107内に流入した塗布液は、毛
細管現象などによってその隙間107内を前端面106
の下端106aまで下降するが、前端面106の下端1
06aから流下することはない。また、隙間107内に
流入した塗布液の上方への流動は、毛細管現象などによ
ってその隙間107内を前端面106の上端106bま
で上昇するが、前端面106の上端106bで規制され
てそれ以上には上昇しない。このようにして、基板10
0の被塗布面と前端面106との間の隙間107内に、
基板100の幅方向に延びる帯状の塗布液の液溜りが形
成されることになる。
【0010】さらに、この塗布液の液溜りが形成された
状態で、基板100の被塗布面と前端面106との間の
隙間107を保持したまま、基板100の下方向(基板
100の幅方向と直交する下方向)aにノズル部材10
3を直動させると、基板100の被塗布面に塗布液が塗
布されることになる。このとき、基板100の被塗布面
と前端面106の隙間107にある液溜りの塗布液は、
基板100の被塗布面に塗布されていくに従って消費さ
れるが、大気開放されたノズル部材103の塗布液槽の
塗布液にかかる大気圧と毛細管現象などによって、その
消費量とほぼ同等の塗布液が塗布液槽内から塗布液流出
路105を通ってその隙間107内に供給される。その
ため、塗布時の隙間107内の塗布液量は常にほぼ一定
に保持されることになって、基板100に塗布液が連続
して塗布されることになる。
【0011】このように、ノズル部材103内から毛細
管現象によって塗布液を供給することによって、塗布に
伴って、基板100の被塗布面とノズル部材103の前
端面106との隙間107内にある液溜り量を一定に保
持して塗布膜厚を一定にすることが提案されているが、
塗布液102の温度は低い程、塗布液の粘度が高くな
り、スリット状の塗布液流出路105内部を塗布液が通
過するときの抵抗も大きくなって、その塗布液流出路1
05の塗布液通過抵抗が塗布液流出路105の幅方向で
ばらついて顕著な抵抗差となり、これが塗布液の流出量
の差となって塗布膜厚に影響するため、基板の幅方向に
対する塗布膜厚の均一化は困難であるという問題を有し
ていた。
【0012】この塗布膜厚の不均一性の問題を解決する
べく、塗布液中の溶剤含有比率を上げて、塗布液の粘度
を低下させ、スリット状の塗布液流出路105内部を塗
布液が通過するときの抵抗を下げる方法がある。ところ
が、この方法では、塗布液の粘度が下がることから、ノ
ズル口の幅方向で塗布液の流出量に差はなくなって塗布
膜厚の均一化は実現するものの、塗布液中の溶剤含有比
率を上げた分だけ固型分濃度が低下してしまうため、塗
布膜厚が大幅に薄くなってしまい、目標とする塗布膜厚
を得ることが困難となるという問題を有していた。
【0013】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、塗布液の固型分濃度を低下させることなく粘度を下
げることによって、均一で所望の塗布膜厚を得ることが
できると共に、省塗布液で省設置スペースを図ることが
できる塗布装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の塗布装置は、塗
布液を供給可能なノズル手段と、立設した被塗布基板と
を被塗布面に沿って相対移動させつつ、毛管現象で塗布
液槽から汲み上げられた塗布液をノズル手段から供給し
て基板の被塗布面に塗布する塗布装置において、塗布さ
れる塗布液の温度を上げる昇温手段と、塗布される塗布
液の温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段
で検知した温度が目標温度となるように昇温手段を制御
する制御手段とを有することを特徴とするものである。
また具体的には、本発明の塗布装置は、立設した基板の
被塗布面に対して、毛管現象で塗布液槽から塗布液供給
路を介して汲み上げられた塗布液を塗布する塗布装置に
おいて、塗布液を貯留可能な塗布液槽と、この塗布液槽
に一端が連通され外部流出口に他端が連通されて斜め上
方に延びる塗布液流出路が前端壁部に配設されたノズル
手段と、ノズル手段に配設され、塗布される塗布液の温
度を上げる昇温手段と、ノズル手段の塗布液流出路近傍
位置に配設され、塗布される塗布液の温度を検出する温
度検出手段と、ノズル手段と基板を被塗布面に沿って相
対移動させる移動手段と、温度検出手段で検出した温度
が目標温度となるように昇温手段を制御する制御手段と
を有することを特徴とするものである。
【0015】この構成により、制御手段は、温度検知手
段で検知した温度が目標温度となるように昇温手段を制
御することで、塗布される塗布液は温められて目標温度
で一定化するので、この塗布液の粘度が低下し、スリッ
ト状の塗布液流出路内部を塗布液が通過するときの抵抗
も減少する。よって、その塗布液流出路の塗布液通過抵
抗が塗布液流出路の幅方向にばらつくことも抑えられて
塗布液の流出量が均一となり、均一な塗布膜厚を得るこ
とが可能となる。また、この場合、塗布液中の溶剤含有
比率を上げて、塗布液の粘度を低下させる方法ではない
ので、固型分濃度の低下による塗布膜厚の薄膜化も起こ
らず、所望の塗布膜厚を容易に得ることが可能となる。
【0016】また、基板を立設した状態で、被塗布面に
沿ってノズル手段を移動させつつ、毛管現象で供給され
た塗布液をその被塗布面に塗布するので、基板を水平状
態で回転させ、その遠心力で塗布液を塗布する回転塗布
方式に比べて、設置スペースが縮小されると共に塗布液
も節約される。
【0017】次に、本発明の塗布装置は、立設した基板
の被塗布面に対して、毛管現象で塗布液槽から塗布液供
給路を介して汲み上げられた塗布液を塗布する塗布装置
において、基板を立てた状態で保持するステージと、塗
布液を貯留可能な塗布液槽と、この塗布液槽に一端が連
通され外部流出口に他端が連通されて斜め上方に延びる
塗布液流出路が前端壁部に配設されたノズル手段と、ノ
ズル手段に配設され、塗布される塗布液の温度を上げる
塗布液昇温手段と、ノズル手段の塗布液流出路近傍位置
に配設され、塗布される塗布液の温度を検出する塗布液
温度検出手段と、ステージ内に配設され、このステージ
で保持された基板の温度を上げる基板昇温手段と、ステ
ージ内に配設され、このステージで保持された基板の近
傍の温度を検出する基板温度検出手段と、ノズル手段と
基板を被塗布面に沿って相対移動させる移動手段と、塗
布液温度検出手段で検出した温度が塗布液の目標温度と
なるように塗布液昇温手段を制御すると共に、基板温度
検出手段で検出した温度が基板の目標温度となるように
基板昇温手段を制御する制御手段とを有することを特徴
とするものである。
【0018】この構成により、制御手段は、塗布液温度
検出手段で検出した温度が塗布液の目標温度となるよう
に塗布液昇温手段を制御すると共に、基板温度検出手段
で検出した温度が、例えば塗布される塗布液と同一また
は近傍の温度などの基板目標温度となるようにステージ
内の基板昇温手段を制御するので、基板の被塗布面の温
度が均一化して、塗布後の乾燥むらが防止される。
【0019】さらに、本発明の塗布装置は、立設した基
板の被塗布面に対して、毛管現象で塗布液槽から塗布液
供給路を介して汲み上げられた塗布液を塗布する塗布装
置において、塗布液を貯留可能な塗布液槽と、この塗布
液槽に目標温度の塗布液を供給可能な塗布液供給手段
と、塗布液槽に一端が連通され外部流出口に他端が連通
されて斜め上方に延びる塗布液流出路が前端壁部に配設
されたノズル手段と、ノズル手段内に配管が配設され、
この配管内に恒温水を流通自在な塗布液昇温手段と、ノ
ズル手段の塗布液流出路近傍位置に配設され、塗布され
る塗布液の温度を検出する温度検出手段と、ノズル手段
と基板を被塗布面に沿って相対移動させる移動手段と、
温度検出手段で検出した温度が目標温度となるように温
調手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする
ものである。また具体的には、本発明の塗布装置は、立
設した基板の被塗布面に対して、毛管現象で塗布液槽か
ら塗布液供給路を介して汲み上げられた塗布液を塗布す
る塗布装置において、基板を立てた状態で保持するステ
ージと、塗布液を貯留可能な塗布液槽と、この塗布液槽
に目標温度の塗布液を供給可能な塗布液供給手段と、塗
布液槽に一端が連通され外部流出口に他端が連通されて
斜め上方に延びる塗布液流出路が前端壁部に配設された
ノズル手段と、ノズル手段内に配管が配設され、この配
管内に恒温水を流通自在な塗布液昇温手段と、ノズル手
段の塗布液流出路近傍位置に配設され、塗布される塗布
液の温度を検出する塗布液温度検出手段と、ステージ内
に配設され、このステージで保持された基板の温度を上
げる基板昇温手段と、ステージ内に配設され、このステ
ージで保持された基板の近傍の温度を検出する基板温度
検出手段と、ノズル手段と基板を被塗布面に沿って相対
移動させる移動手段と、塗布液温度検出手段で検出した
温度が塗布液の目標温度となるように塗布液昇温手段を
制御すると共に、基板温度検出手段で検出した温度が基
板の目標温度となるように基板昇温手段を制御する制御
手段とを有することを特徴とするものである。
【0020】この構成により、塗布液槽内に供給した目
標温度の塗布液を、ノズル手段内部の配管内に流した恒
温水で保温するようにしたので、塗布液全体の温度をよ
り均一に目標設定温度とすることが可能となって、より
均一な塗布膜厚となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る塗布装置の実
施形態について図面を参照して説明するが、本発明は以
下に示す実施形態に限定されるものではない。
【0022】(実施形態1)図1は本発明の実施形態1
における塗布装置の概略構成を示す斜視図である。
【0023】図1において、壁状に構成されて立設され
た架台1の表面側中央部に、ガラス基板などの基板2の
被塗布面を外側に向けた状態で基板2を吸着して保持す
る吸着ステージ3が配設されている。この吸着ステージ
3は、用いるサイズの基板2毎の外周部に対応した適所
に、吸引可能な吸着部材としての吸盤(図示せず)が出
退自在に為されている細長い凹部3aが複数配設されて
おり、基板2への吸盤(図示せず)による吸着後に吸盤
(図示せず)を凹部3a内の所定位置に引き込んで収納
することで基板2を保持するようになっている。また、
この吸着ステージ3による基板2の保持状態は、鉛直
(垂直)方向であってもよく、また傾斜した姿勢であっ
てもよく、例えば基板2が吸着ステージ3の上側に位置
するように若干傾いた状態でもよい。さらに、吸着部材
としての吸盤(図示せず)が基板2の中央部を保持しな
いのは、基板2の中央部は重要な回路などが配置される
部分であり、吸盤(図示せず)による真空吸引と解除に
よって温度が下がったり上がったりすることで塗布むら
となるのを防止するためである。したがって、吸盤(図
示せず)の形状も基板2の外周部だけを吸引すべく、細
長い凹部3aと同様の細長い吸盤形状となっている。な
お、ここでは、吸着ステージ3による基板2の保持は、
吸盤(図示せず)による吸着の場合を示したが、基板2
の上下左右を爪状の部材でひっかけて保持するような構
成であってもよいことは言うまでもないことである。
【0024】また、この架台1の表面側および裏面側の
幅方向両端部の上下位置の4角部にそれぞれ4個の各ア
イドルギヤ4が2組回転自在に各軸受部5でそれぞれ軸
支されて配設されている。これらの上部に位置する左右
2組の各アイドルギヤ4にそれぞれ架けられた左右の各
スチールベルト6の一方端にはそれぞれ、ベース部材7
の両端上部がそれぞれ連結されており、また、左右の各
スチールベルト6の他方端にはそれぞれ、バランスウェ
イト8の両端上部がそれぞれ連結されている。また、下
部に位置する左右2組の各アイドルギヤ4にそれぞれ架
けられた左右の各スチールベルト6の一方端にはそれぞ
れ、ベース部材7の両端下部がそれぞれ連結されてお
り、また、その左右の各スチールベルト6の他方端には
それぞれ、バランスウェイト8の両端下部がそれぞれ連
結されて、ベース部材7が架台1の表面側で、バランス
ウェイト8が架台1の裏面側でそれぞれ水平に保持され
かつ上下に移動可能な状態で、各スチールベルト6が、
架台1の幅方向両端部の上下方向にそれぞれ左右2組の
各アイドルギヤ4をそれぞれ介して巻回されている。こ
のベース部材7上の中央部には、基板2の幅寸法のノズ
ル口9を有し、そのノズル口9から塗布液を吐出可能な
ノズルユニット10が配設されている。これらのベース
部材7およびノズルユニット10とバランスウェイト8
とがそれぞれバランスが取れた静止状態で架台1の表と
裏の幅方向両端部間に水平にそれぞれ保持されるように
なっている。
【0025】また、架台1の表面側の両端部にはそれぞ
れ各上下方向に縦型の各リニアモータ11の固定子12
が配設されており、これら左右の各リニアモータ11は
その駆動によって、ノズルユニット10を載置したベー
ス部材7の両端部を各固定子12に沿って上下に直線移
動させる構成となっている。この移動手段としてのリニ
アモータ11は、各上下方向に配設された各スチールベ
ルト6にそれぞれ沿ってベース部材7の両端部および各
スチールベルト6の内側にそれぞれ配設されており、図
2に示すように、幅方向両端部の各レール部13間にベ
ース部14を有する固定子12と、ベース部材7の両端
部裏側の各側壁にそれぞれ各固定子12とそれぞれ対向
して配設され、各固定子12の上をスライド自在なスラ
イダ部材15とを有している。このスライダ部材15
は、その幅方向両側に各レール部13とそれぞれ嵌合し
て上下方向に案内される各リニアガイド部16と、各リ
ニアガイド部16の間に配設されると共に、固定子12
のベース部14に対向し、図示しない巻線による励磁に
よって磁力を発生させる磁気回路部17と、この磁気回
路部17の巻線(図示せず)の両端に接続されたコネク
タ18とを有しており、この磁気回路部17の励磁によ
る磁力で、スライダ部材15は固定子12の各レール部
13に各リニアガイド部16で案内されて上下に移動自
在である。このスライダ部材15が、ノズルユニット1
0を載置したベース部材7の両端部裏側にそれぞれ固着
されており、これらの各スライダ部材15の移動によっ
てベース部材7が上下に移動自在になっている。
【0026】ここでは、ノズルユニット10を載置した
ベース部材7の両端部を各固定子12に沿って上下に移
動させるように構成したが、ノズルユニット10と基板
2とが被塗布面に沿って相対的に移動するように構成す
ればよく、ノズルユニット10を固定して基板2を吸着
ステージ3と共に上下にリニアモータやボールねじなど
の移動手段で移動するように構成することもできる。こ
のように、吸着ステージ3を上下に移動させる方がノズ
ルユニット10を移動させるよりも振動が少なく、その
振動による塗布むら防止などの観点から吸着ステージ3
を移動させる方がよいのであるが、吸着ステージ3を上
下に移動させると、装置の高さが倍必要となり、クリー
ンルームの天井高さには制限があるので、非現実的なも
のとなってしまう。なお、44は配線や薬液供給チュー
ブなどを収容したケーブルベアである。
【0027】さらに、ノズルユニット10は、図3に示
すように、基板2の被塗布面2aに対向して開口した水
平方向の細長いノズル口9から塗布液を吐出可能なノズ
ル手段としてのノズル部材19と、このノズル部材19
のノズル口9を基板2の被塗布面への対向位置Mと点線
で示す洗浄用の下方位置Nとの間で、ノズル部材19を
その長手方向を回動軸として回動させるノズル部材回動
機構部20と、ノズル部材19のノズル口9と基板2の
被塗布面との水平方向の隙間(ギャップ)を可変させる
べく、ノズル部材19を基板2に対して接近または離間
自在に駆動するギャップ可変機構部21とを備えてい
る。このノズルユニット10は、塗布処理される基板2
のサイズに合った幅寸法のノズル部材19と付け変え可
能に構成されている。
【0028】このノズル部材19のうち、図4(a)に
はノズル部材19aが、図4(b)には別の型のノズル
部材19bが模式的に示されている。これらのノズル部
材19a,19b内には、塗布液22を溜める塗布液槽
23が配設されており、この塗布液槽23は、両端が閉
塞され基板2の幅方向に延在する水平方向に細長い筒状
に構成されている。また、塗布液槽23はその内部に貯
留される塗布液の液面よりも上方部分において外部と連
通する連通路23pによって大気開放されており、内部
は大気圧となっている。この塗布液槽23の中央部に塗
布液22を供給する図1の供給チューブ24(図4
(a)および図4(b)では図示せず)が連結されてお
り、ベース部材7上に載置されたポンプ43によって供
給チューブ24を介して外部から塗布液22を塗布液槽
23内に供給可能に構成している。また、基板2の被塗
布面2aと対向する前面壁部25に塗布液槽23内から
外部に斜め上向きに貫通した塗布液流出路としてスリッ
ト26がその幅方向に形成されている。このスリット2
6は、塗布液槽23の下部とノズル口9との間で直線状
に左上向きに傾斜した状態で連結しており、スリット2
6の下方端が塗布液槽23内に開口し、その上方端が水
平方向に細長いノズル口9となっている。さらに、基板
2の被塗布面2aと対向する前面壁部25の前端面27
は、塗布液の液溜りが形成可能なように、基板2の被塗
布面2aに非接触でかつ所定の隙間28で近接するよう
に配置される。
【0029】また、ノズル部材19におけるスリット2
6上部の前端面27側には、スリット26の近傍位置の
温度を検知する塗布液温度検知手段としての温度センサ
51aが配設されており、塗布される塗布液の温度が検
知されるようになっている。また、ノズル部材19の前
端面27側とは反対側の面には、ノズル部材19および
その槽内の塗布液22の温度を上げる温度調節用の昇温
手段としての面状のヒータ45が配設されている。この
ヒータ45を覆うようにカバー部材46がノズル部材1
9の裏面側に設けられている。さらに、基板2を立てた
状態で保持する吸着ステージ3の基板2側の面内には、
所定温度の恒温水を供給可能な温度調節用の恒温水供給
管47が配設されており、この恒温水供給管47に恒温
水を供給することで、基板2を塗布液22の温度または
その近傍温度になるように昇温している。これは、加熱
された塗布液が基板に塗布された際に、塗布液から基板
を経て吸着ステージ3へ至る熱の移動の発生を抑制し、
吸着ステージ3の表面に形成される基板吸着用の凹部3
aなどの近傍で熱の移動量の不均一が生じるなどして基
板に温度ムラが生じ、膜厚にムラが生じるのを抑制する
のに効果的である。また、基板2の被塗布面の温度を上
昇させているため、塗布液の溶剤の乾燥が早くなって塗
布液が下方にたれ下がってくるいわゆる液だれを抑制す
るようになっている。また、吸着ステージ3の基板2側
の面内には、吸着ステージ3の表面温度を検出可能な基
板温度検出手段としての温度センサ51bが配設されて
おり、基板2の近傍の温度が検出されるようになってい
る。
【0030】このように、ヒータ45をノズル部材19
の裏面側に配設しているのは、ノズル部材19(19a
または19b)と共に塗布液槽23内の塗布液22の温
度を上昇させて全体的に調整するためであると共に塗布
液槽23の近くにヒータ45を容易に配設することが可
能なためであって、例えばスリット26上部や下部の塗
布液槽23側にヒータ45を配設したとすれば、スリッ
ト26を通過する塗布液に急激に大幅な温度差が生じ、
これによる塗布液の粘度差が塗布膜厚に大きく影響し、
膜厚変動が生じるおそれがあるためである。
【0031】次に、図4(a)のノズル部材19aで
は、この前端面27の下端27aとスリット26の塗布
液槽23内への開口上端との高さ範囲B内に塗布液槽2
3内の塗布液面が位置するように液面を設定し、その前
端面27の上端27bが、基板2の被塗布面2aと前端
面27との間の隙間28を塗布時における距離を保った
状態で上方へ無限に延長させたと仮定した場合に、その
隙間内に流入した塗布液22が毛細管現象などによって
上昇することができる到達高さ位置とスリット26の出
口であるノズル口9との間に位置するようになってい
る。
【0032】また、図4(b)の別の型のノズル部材1
9bでは、前端面27の下端27aとスリット26の塗
布液槽23内への開口上端との高さ範囲B内に塗布液槽
23内の塗布液面が位置するように液面を設定し、ノズ
ル口9から前端面27の前端面上部29は、上方に開く
ように傾斜している。つまり、基板2の被塗布面2aと
前端面上部29との間の隙間30は上に行くほど広がっ
ており、塗布液22が毛細管現象などによってスリット
26さらにノズル口9を介して隙間30内を上昇する液
面到達高さ位置まで来ている。
【0033】なお、これら図4のいずれのノズル部材1
9a,19bにおいても、前端面27の下端27aは、
スリット26の出口であるノズル口9と、その反対側の
塗布液槽23内への開口との間の高さに位置するように
形成されている。
【0034】さて、これらのタイプが異なるノズル部材
19a,19bの特徴を比較すると、ノズル部材19a
では、塗布液22が毛細管現象などによって上昇する到
達高さ位置よりも低い位置で前端面27の上端27bが
形成されているため、毛細管現象などによる塗布液22
の上昇力が内在されており、塗布液22の塗始めから所
定膜厚に至るまでの時間がノズル部材19bの場合より
も早く到達するというメリットがある。つまり、ノズル
部材19aでは、塗布液22の塗始めの薄い膜厚範囲
が、ノズル部材19bの場合よりも狭いというメリット
がある。
【0035】また、ノズル部材19aでは、その前端面
27は塗布液22で常に濡れているために塗布液22が
乾くことがなく、乾くことによるコンタミネーションの
発生原因は抑えられることになる。一方、ノズル部材1
9bでは、前端面上部29の傾斜面を、塗布液22の液
面が毛細管現象などによって上昇する到達高さ位置は、
塗始めと塗終わりなどで、消費した液量差による槽内の
液面高さの低下などのため一定しておらず、液面が低下
することによって、今まで塗布液22で濡れていた前端
面上部29の傾斜面が乾いてコンタミネーションが生
じ、そこから発生したパーティクルが塗布液22中に混
入して塗布されることになって、塗布膜の品質が低下す
るという虞がある。また、ノズル部材19bでは、次に
別の基板2の被塗布面2aを塗布する場合にも同様に、
前端面上部29の傾斜面を、塗布液22の液面が毛細管
現象などによって上昇する到達高さ位置は、前回の塗布
時と比べて、基板2の被塗布面2aと前端面上部29と
の隙間30が広くなったり狭くなったりすることで一定
化しない。このため、その隙間30が広くなったギャッ
プ部分では液面到達高さ位置が低下することによって、
今まで塗布液22で濡れていた前端面上部29の傾斜面
が乾くことになる。その乾いた部分にコンタミネーショ
ンが発生し、それによるパーティクルが塗布液22中に
混入して塗布されることになって、塗布膜の品質が低下
するという虞がある。
【0036】さらに、ノズル部材19aでは、基板2の
被塗布面2aと前端面27との隙間28の寸法によって
塗布する塗布液22の膜厚が変化するために、膜厚調整
用としては効力を発揮するが、細長いノズル口9と基板
2の被塗布面2aとの隙間28に、細長いノズル口9の
両端位置で、また、塗始めの位置と塗終わりの位置など
でギャップ差が生じるような場合には、その隙間28の
差が塗布膜厚差となって反映することになって、基板2
の被塗布面2aに均一な膜厚の塗布液22を塗布するこ
とができないという虞がある。これに対して、ノズル部
材19bでは、基板2の厚みが変化したり基板2の被塗
布面2aと細長いノズル口9との隙間30に、基板2が
反っていたりノズル部材19bが傾いていたりして、細
長いノズル口9の両端位置で、また、塗始めの位置と塗
終わりの位置でギャップ差があるような場合にも、隙間
30が上方に広がっているので、細長いノズル口9の両
端部などでのギャップ差が吸収されて、塗布膜厚差が生
じにくく、基板2の被塗布面2aにより均一な膜厚の塗
布液22を塗布することができるようになる。つまり、
隙間30の寸法が小さくなるほど塗布膜厚が厚くなる
が、この場合、隙間30を上昇する塗布液22の液面到
達高さ位置も上昇することになり、前端面29の傾斜面
で液面が上になるほど液面位置における隙間寸法も増え
て、細長いノズル口9の両端部などでのギャップ差が吸
収されることになる。この上昇液面位置における隙間寸
法が塗布膜厚に影響しているため、隙間30の寸法が小
さくなるほど塗布膜厚が厚くなるが、上昇液面位置にお
ける隙間寸法は広がって塗布膜厚が薄くなる方向に移行
して塗布膜厚差は生じにくくなり、基板2の被塗布面2
aに対してより均一な膜厚の塗布液22を塗布すること
ができるようになる。
【0037】一方、図3のノズル部材回動機構部20
は、図示しない電磁弁で制御されて、ロッド先端部31
を伸長位置と収縮位置との間を移動させるエアーシリン
ダ32が、矢印方向Cにシリンダ前方部のピン32aを
回動中心として回動可能に軸支されている。このロッド
先端部31は、アーム部材33の一方端部と回動可能に
ピン連結されてリンク機構を構成しており、アーム部材
33の他方端部は駆動軸34にその長手方向に直交する
方向から回動力を伝達可能に固定されている。この駆動
軸34は、所定幅で水平方向に延びたベース部材35を
下方から支持する支持部材35aを横方向に貫通して固
定されている。このベース部材35の前方端縁上側には
ノズル部材19がそのノズル口9を基板2の被塗布面2
a側に向けた状態で、ノズル部材19の長手方向と駆動
軸34の軸方向が一致する方向になるように取り付けら
れている。図3は、エアーシリンダ32のロッド先端部
31が伸長した場合であり、このとき、ノズル部材19
のノズル口9は基板2の被塗布面2aに対向して塗布可
能な状態である。これに対して、エアーシリンダ32の
ロッド先端部31が短縮した場合には、ノズル部材19
のノズル口9は、2点鎖線で示すように下方を向いて洗
浄可能な状態となる。このロッド短縮の途中で、ピン3
2aを回動中心としてエアーシリンダ32が矢印方向C
に揺動しつつロッド先端部31が短縮されることにな
る。
【0038】また、ギャップ可変機構部21は、ステッ
ピングモータやサーボモータなどの接離モータ36と、
前後の軸受部37,38で軸支され、この接離モータ3
6の回転軸に連結部39を介して連結されたボールねじ
40と、このボールねじ40に螺合した移動部材41
と、移動部材41の上端が下面で固着されていると共に
ノズル部材回動機構部20を支持して基板2の被塗布面
2aに対してノズル部材19の前端面27が接近または
離間するようにスライド自在なスライド部材42とを備
えており、接離モータ36によるボールねじ40の回転
で、移動部材41が、ノズル部材19およびノズル部材
回動機構部20を載置した状態で前後に移動自在に構成
されている。
【0039】ここでは、ギャップ可変機構部21は中央
部1個所として、基板2の厚さのばらつき範囲内でギャ
ップ寸法を調整するようにしているが、さらに、基板2
の厚さのばらつきだけではなく、基板2の幅方向にテー
パがあって左右両端部での厚さ寸法に差があるような場
合には、ギャップ可変機構部21をベース部材7の左右
2個所配設することで左右独立にギャップ寸法を調整す
ることができ、ノズルユニット10の左右に長いノズル
部材19を、基板2の幅両端部で厚さが異なることによ
る幅方向テーパに合わせて平行に、左右位置で等ギャッ
プ寸法として傾け得るように構成することもできる。
【0040】図5は、図1の塗布装置の概略制御構成を
示すブロック図である。
【0041】図5において、温度検出手段としての温度
センサ51としては、スリット26の近傍位置の温度を
検知するサーミスタなどの温度センサ51aと、吸着ス
テージ3の表面温度を検出可能なサーミスタなどの温度
センサ51bとからなっている。また、ヒータ45は塗
布液槽23内の塗布液22の温度を上げるための昇温手
段であり、また、恒温水供給手段48は、吸着ステージ
3内の恒温水供給管47内部に恒温水を供給可能に構成
されており、恒温水供給管47内への恒温水の供給で基
板2の被塗布面の温度を、塗布液22の温度と同じかま
たはその近傍の温度まで均一に上昇させるようになって
いる。
【0042】また、操作部52としては、数字を入力す
るテンキー、電源のオン・オフを入力する電源キー、塗
布スタートキー、リニアモータ11の駆動速度の基準値
を任意に手動で設定する速度設定キーおよび、接離モー
タ36を駆動させて基板2の被塗布面2aとノズル口9
との隙間28または隙間30を調整する隙間設定キー、
基板サイズ、基板厚さ、塗布液粘度および塗布膜厚など
を設定する各種設定キーなどで構成されている。また、
この操作部52が接続される制御部53はROM54お
よびRAM55に接続されており、ROM54内に登録
された各制御プログラムで用いる制御データを、操作部
52から制御部53を介してRAM55内に書き込み可
能である。
【0043】また、これらの操作部52、ROM54お
よびRAM55が接続される制御部53は、リニアモー
タ駆動回路56を介してリニアモータ11に接続されて
おり、ROM54内に登録されたリニアモータ駆動制御
プログラムと、操作部52から入力され、リニアモータ
駆動制御プログラムに対応した制御データに基づいて、
制御部53は、その制御信号をリニアモータ駆動回路5
6に出力し、リニアモータ駆動回路56がリニアモータ
11を駆動してベース部材7上のノズルユニット10を
基板2の被塗布面2aに対する所定上下位置に移動自在
に制御可能である。また、制御部53は、ROM54内
に登録されたリニアモータ駆動制御プログラムと、基板
サイズ、塗布液粘度および塗布膜厚などの各種設定キー
からの入力や、操作部52の塗布スタートキーの入力に
よって、リニアモータ駆動制御プログラムに対応した制
御データに基づいて、リニアモータ駆動回路56を介し
てリニアモータ11を駆動して所定速度でノズル走行さ
せつつ塗布可能なように制御するようになっている。
【0044】さらに、これらの操作部52、ROM54
およびRAM55が接続される制御部53は、接離モー
タ駆動回路57を介して接離モータ36に接続されてお
り、ROM54内に登録された接離モータ駆動制御プロ
グラムと、操作部52から入力され、接離モータ駆動制
御プログラムに対応した制御データに基づいて、制御部
53は、その制御信号を接離モータ駆動回路57に出力
し、接離モータ駆動回路57が接離モータ36を駆動し
てベース部材7上のノズルユニット10を基板2の被塗
布面2aに対して接近または離間させて所定ギャップ位
置に移動自在に制御可能である。
【0045】さらに、これらの温度センサ51、操作部
52、ROM54およびRAM55が接続される制御部
53は、ヒータ45および恒温水供給手段48に接続さ
れており、制御部53は、ROM54内に登録された調
温制御プログラムと、操作部52から目標温度設定入力
され、調温制御プログラムに対応した制御データとに基
づいて、温度センサ51としてのセンサ51a,51b
でそれぞれ検出した各温度がその設定目標温度になるよ
うに、ヒータ45および恒温水供給手段48をそれぞれ
制御するようになっている。
【0046】上記構成により、以下、その動作を説明す
る。
【0047】まず、所定の塗布液を塗布処理する基板2
を搬送ロボット(図示せず)などによって搬送後に、基
板2の外周部を吸着ステージ3の複数の吸盤に対応させ
た状態で所定の位置に位置決めして、基板2の被塗布面
を外側に向けた状態で基板2を各吸盤で吸着する。さら
に、各吸盤を吸着ステージ3の凹部3a内の所定位置に
引き込んで収納することで基板2を保持する。
【0048】次に、ノズル部材19内の塗布液槽23に
所定量の塗布液22を、図1のベース部材7上に載置さ
れたポンプ43にて所定の供給速度で供給チューブ24
を介して供給する。この塗布液槽23への塗布液22の
供給は、ノズルユニット10の停止中に行う方がよい。
これは、塗布中に塗布液槽23に塗布液22の供給を行
えば、塗布液槽23内の塗布液22の液面が揺れて、そ
の高さが変化する液面に応じた波動がノズル口9を介し
て伝播して塗布むらとなる虞があるためである。
【0049】このようにして、塗布液槽23に所定量の
塗布液22を供給した後に、制御部53は、センサ51
a,51bの温度センサ51でそれぞれ検知した各温度
データが目標設定温度データと等しくなるまで、ヒータ
45に対して通電するように制御すると共に、恒温水供
給管47内にその目標設定温度以上の恒温水を供給する
ように制御する。これによって、塗布液槽23内の塗布
液22の温度および基板2の温度は共に上昇して目標設
定温度となり、その温度で一定化される。
【0050】さらに、制御部53は、基板2の被塗布面
に対する原点位置にノズルユニット10におけるノズル
部材19のノズル口9を上方向または下方向に移動する
べく、ノズルユニット10と共にベース部材7をリニア
モータ11によって移動させる。このとき、ROM54
内に登録されたリニアモータ駆動制御プログラムとその
制御データに基づいて、制御部53が、その制御信号を
リニアモータ駆動回路56に出力することで、リニアモ
ータ駆動回路56がリニアモータ11を駆動してベース
部材7上のノズルユニット10のノズル部材19を基板
2の被塗布面2aに対する所定の塗始め位置に原点復帰
させることができる。この場合の制御データは、基板2
の保持位置が精密な場合には、登録された原点データで
あり、また、マニュアル的に操作部52から所定の高さ
位置が入力されたデータであってもよい。さらに、塗布
液22の塗始め位置に原点センサ(図示せず)を設け
て、その原点センサ(図示せず)がベース部材7を検知
する所定の塗始め位置で、制御部53がベース部材7を
停止するようにリニアモータ駆動回路56を介してリニ
アモータ11を駆動制御してもよい。
【0051】さらに、基板2の被塗布面2aとノズル部
材19のノズル口9との所定のギャップ寸法に移動する
べく、接離モータ36の駆動によるボールねじ40およ
び移動部材41によりノズル部材19の前端面27のノ
ズル口9を基板2の被塗布面に対して接近または離間す
るように移動させる。このとき、ROM54内に登録さ
れた接離モータ駆動制御プログラムとその制御データに
基づいて、制御部53が、その出力制御信号を接離モー
タ駆動回路57に出力し、接離モータ駆動回路57が接
離モータ36を駆動してベース部材7上のノズル部材1
9を基板2の被塗布面2aに対する所定のギャップ位置
に移動させる。この場合の制御データは、塗布液22の
粘度や必要塗布膜厚、塗布速度などの各種塗布条件に応
じて設定され登録されたギャップデータ(所定ギャップ
位置データ)であってもよく、また、これらの各種条件
に応じた実験データを参照してマニュアル的に操作部5
2から入力されたギャップデータであってもよい。この
所定のギャップ位置にノズル部材19を移動させたと
き、基板2の被塗布面2aとノズル部材19の前端面2
7との間には、塗布液22が毛管現象で塗布液槽23内
からスリット26を通って汲み上げられて流入し、液溜
りが形成されている。
【0052】さらに、基板2の被塗布面2aに所定の塗
布膜厚で塗布するべく、操作部52の塗布スタートキー
を操作すると、ROM54内に登録されたリニアモータ
駆動制御プログラムと所定の塗布膜厚に応じた制御デー
タとに基づいて、制御部53は、その出力制御信号をリ
ニアモータ駆動回路56に出力し、リニアモータ駆動回
路56がリニアモータ11を駆動してベース部材7をノ
ズルユニット10と共に基板2の被塗布面2aに対して
下方向に移動させてノズル走行を行ないつつ基板2の被
塗布面2aに対して塗布液を塗布する。
【0053】以上のように、本実施形態1によれば、制
御部53は、センサ51a,51bの温度センサ51で
それぞれ検知した各温度データが目標設定温度データと
等しくなるように、ヒータ45に対して通電制御すると
共に、恒温水供給手段48を介して恒温水供給管47内
にその目標設定温度以上の恒温水を供給制御するので、
塗布液22の温度は上昇して目標設定温度付近となって
塗布液22の粘度は低下することになる。このようにし
て、塗布液22の粘度が低下すれば、スリット26内を
塗布液22が通過するときの抵抗も減少することにな
り、塗布液22のスリット通過抵抗がノズル口9の横方
向で全体的に低下することにより、その通過抵抗の基板
幅方向でのばらつきも少なくなり、塗布液の流出量が均
一となって、均一な塗布膜厚となる。また、従来の回転
塗布方式のように基板2を水平に支持せず基板2を立設
するために、その設置スペースの縮小を図ることがで
き、また、従来の回転塗布方式のように基板2を回転さ
せた遠心力で塗布液を周りに振りきりつつ塗布するので
はなく、立設した基板2に対して、基板2の被塗布面に
沿ってノズル部材19をリニアモータ11で移動させつ
つ、毛管現象で供給された塗布液を基板2の被塗布面に
塗布するため、塗布液の節約を図ることができる。
【0054】(実施形態2)本実施形態2では、上記恒
温水供給管47を、図4(c)に示すようにノズル部材
19cの内部であって塗布液槽23の周囲に配設すると
共に、この恒温水供給管47への恒温水の供給は、上記
実施形態1と同様の塗布液昇温手段としての恒温水供給
手段48を介して目標設定温度以上の恒温水を供給する
場合である。この場合には、塗布液昇温手段が上記ヒー
タ45の場合とは異なって、塗布液22の温度が急激に
上昇することはないが、塗布液槽23内の塗布液22の
温度上昇に時間がかかるため、塗布液供給手段としての
温調手段49を設け、これにより目標設定温度の塗布液
22を塗布液槽23内に供給するようになっている。つ
まり、ノズル部材19a内部の恒温水供給管47に供給
した恒温水は、温調手段49を介して予め目標設定温度
で塗布液槽23内に供給された塗布液22の温度を保温
するために用いる。したがって、恒温水供給管47に供
給される恒温水の温度は、目標設定温度と同等かまたは
若干高い程度の温度でよい。また、上記実施形態1と同
様に、この恒温水供給手段48は、吸着ステージ3内部
に配設された恒温水供給管47内にも恒温水を供給可能
に構成されており、恒温水供給管47内への恒温水の供
給で基板2の被塗布面の温度を均一に上昇させるように
なっており、制御部53が、センサ51a,51bでそ
れぞれ検知した各温度データが目標設定温度データと等
しくなるように、恒温水供給手段48を介して各恒温水
供給管47内にその目標設定温度以上の恒温水をそれぞ
れ供給制御するようになっている。
【0055】なお、塗布液22の温度に変化がある場合
には、その塗布液22の粘度が変化して、スリット26
を介しての塗布液22の毛細管現象による流出のし易さ
に変化が生じて、塗布膜厚値も変化するという特性があ
る。したがって、上記実施形態1では、低い温度の塗布
液22を塗布液槽23内に新たに供給した場合などに、
ヒータ45による加熱で塗布液22の温度が急激に上昇
している間は塗布膜厚値に影響を及ぼすので塗布処理は
実行せず、塗布液22の温度が目標設定温度になって温
度変化が無くなってから塗布処理を行うようになってい
る。この実施形態1に比べて、目標設定温度の塗布液2
2を温調手段49により供給し、その温度の塗布液22
を恒温水供給管47で保温した上記実施形態2の方が、
塗布液22の温度変化がより少なく塗布液22全体を均
一に目標設定温度とすることが可能で、より均一な塗布
膜厚となる。
【0056】なお、上記実施形態1,2ではノズル部材
19内に塗布液槽23を設けたが、ノズル部材19の外
部に外部塗布液槽を設けてもよい。外部塗布液槽であれ
ばメンテナンスも容易である。
【0057】また、上記実施形態1,2では、温度セン
サ51であるセンサ51a,51bでそれぞれ検知した
各温度データが目標設定温度データと等しくなるよう
に、ヒータ45や恒温水供給管47内の恒温水からなる
昇温手段を制御する構成としたが、制御部53が、温度
センサ51でそれぞれ検知した各温度データと目標設定
温度データとの差に応じて、その目標設定温度となるよ
うに昇温手段を制御するように構成してもよい。この場
合には、塗布液22をより早く目標設定温度とすること
ができるようになる。
【0058】さらに、上記実施形態1,2では、塗布移
動機構としてリニアモータ11を用いたが、その他に、
ボールねじによる塗布移動機構、ピニオンとラックによ
る塗布移動機構、ワイヤーとプーリおよびモータによる
塗布移動機構などであってもよい。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、制御手段
は、塗布される塗布液の温度を検知する温度検知手段の
よる検知温度が目標温度となるように昇温手段を制御し
て、塗布される塗布液は温められるため、塗布液の固型
分濃度を低下させることなく粘度を下げることができ
て、均一で所望の塗布膜厚を得ることができる。また、
基板を立設した状態で、被塗布面に沿ってノズル手段を
移動させつつ、毛管現象で供給された塗布液をその被塗
布面に塗布するため、基板を水平状態で回転させ、その
遠心力で塗布液を塗布する回転塗布方式に比べて、省塗
布液で省設置スペースを図ることができる。
【0060】また、制御手段は、基板温度検出手段で検
出したステージ温度が、例えば塗布される塗布液と同一
または近傍の温度などの基板目標温度となるようにステ
ージ内の基板昇温手段を制御することで、ステージから
の加熱で基板の被塗布面の温度を上昇させて均一化する
ため、ステージ表面の穴などのよる加熱塗布液乾燥時の
基板温度むらが原因の塗布後の乾燥むらを防止すること
ができる。また、基板の被塗布面の温度を上昇させてい
るため、塗布液の溶剤の乾燥が早くなって塗布液のだれ
を抑制することができる。
【0061】さらに、塗布液槽内に供給した目標温度の
塗布液を、ノズル手段内部の配管内に流した恒温水で保
温するようにしたため、塗布液全体の温度をより均一に
目標設定温度とすることができて、より均一な塗布膜厚
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1における塗布装置の概略構
成を示す斜視図である。
【図2】図1のリニアモータの概略構成を示す一部破断
斜視図である。
【図3】図1のノズルユニットの概略構成図である。
【図4】図1のノズル部材の概略断面構成を示す模式図
であって、(a)と(b)はそれぞれ異なるタイプを示
す図であり、(c)は実施形態2によるノズル部材の図
である。
【図5】図1の塗布装置の概略制御構成を示すブロック
図である。
【図6】従来の塗布装置の概略構成を示す正面図であ
る。
【図7】図6の塗布装置におけるAA線の断面図であ
る。
【符号の説明】
2 基板 3 吸着ステージ 9 ノズル口 10 ノズルユニット 11 リニアモータ 19,19a,19b ノズル部材 21 ギャップ可変機構部 22 塗布液 23 塗布液槽 26 スリット 27 前端面 36 接離モータ 40 ボールねじ 41 移動部材 45 ヒータ 47 恒温水供給管 48 恒温水供給手段 49 温調手段 51 温度センサ 51a,51b センサ 52 操作部 53 制御部 54 ROM 55 RAM 56 リニアモータ駆動回路 57 接離モータ駆動回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布液を供給可能なノズル手段と、立設
    した被塗布基板とを被塗布面に沿って相対移動させつ
    つ、毛管現象で塗布液槽から汲み上げられた塗布液を前
    記ノズル手段から供給して前記基板の被塗布面に塗布す
    る塗布装置において、 塗布される塗布液の温度を上げる昇温手段と、 塗布される塗布液の温度を検知する温度検知手段と、 この温度検知手段で検知した温度が目標温度となるよう
    に前記昇温手段を制御する制御手段とを有することを特
    徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 立設した基板の被塗布面に対して、毛管
    現象で塗布液槽から塗布液供給路を介して汲み上げられ
    た塗布液を塗布する塗布装置において、 塗布液を貯留可能な塗布液槽と、 この塗布液槽に一端が連通され外部流出口に他端が連通
    されて斜め上方に延びる前記塗布液流出路が前端壁部に
    配設されたノズル手段と、 前記ノズル手段に配設され、塗布される塗布液の温度を
    上げる昇温手段と、 前記ノズル手段の塗布液流出路近傍位置に配設され、塗
    布される塗布液の温度を検出する温度検出手段と、 前記ノズル手段と基板を被塗布面に沿って相対移動させ
    る移動手段と、 前記温度検出手段で検出した温度が目標温度となるよう
    に前記昇温手段を制御する制御手段とを有することを特
    徴とする塗布装置。
  3. 【請求項3】 立設した基板の被塗布面に対して、毛管
    現象で塗布液槽から塗布液供給路を介して汲み上げられ
    た塗布液を塗布する塗布装置において、 基板を立てた状態で保持するステージと、 塗布液を貯留可能な塗布液槽と、 この塗布液槽に一端が連通され外部流出口に他端が連通
    されて斜め上方に延びる前記塗布液流出路が前端壁部に
    配設されたノズル手段と、 前記ノズル手段に配設され、塗布される塗布液の温度を
    上げる塗布液昇温手段と、 前記ノズル手段の塗布液流出路近傍位置に配設され、塗
    布される塗布液の温度を検出する塗布液温度検出手段
    と、 前記ステージ内に配設され、このステージで保持された
    基板の温度を上げる基板昇温手段と、 前記ステージ内に配設され、このステージで保持された
    基板近傍の温度を検出する基板温度検出手段と、 前記ノズル手段と基板を被塗布面に沿って相対移動させ
    る移動手段と、 前記塗布液温度検出手段で検出した温度が塗布液の目標
    温度となるように塗布液昇温手段を制御すると共に、前
    記基板温度検出手段で検出した温度が基板の目標温度と
    なるように前記基板昇温手段を制御する制御手段とを有
    することを特徴とする塗布装置。
  4. 【請求項4】 立設した基板の被塗布面に対して、毛管
    現象で塗布液槽から塗布液供給路を介して汲み上げられ
    た塗布液を塗布する塗布装置において、 塗布液を貯留可能な塗布液槽と、 この塗布液槽に目標温度の塗布液を供給可能な塗布液供
    給手段と、 前記塗布液槽に一端が連通され外部流出口に他端が連通
    されて斜め上方に延びる前記塗布液流出路が前端壁部に
    配設されたノズル手段と、 前記ノズル手段内に配管が配設され、この配管内に恒温
    水を流通自在な塗布液昇温手段と、 前記ノズル手段の塗布液流出路近傍位置に配設され、塗
    布される塗布液の温度を検出する温度検出手段と、 前記ノズル手段と基板を被塗布面に沿って相対移動させ
    る移動手段と、 前記温度検出手段で検出した温度が目標温度となるよう
    に前記温調手段を制御する制御手段とを有することを特
    徴とする塗布装置。
  5. 【請求項5】 立設した基板の被塗布面に対して、毛管
    現象で塗布液槽から塗布液供給路を介して汲み上げられ
    た塗布液を塗布する塗布装置において、 基板を立てた状態で保持するステージと、 塗布液を貯留可能な塗布液槽と、 この塗布液槽に目標温度の塗布液を供給可能な塗布液供
    給手段と、 前記塗布液槽に一端が連通され外部流出口に他端が連通
    されて斜め上方に延びる前記塗布液流出路が前端壁部に
    配設されたノズル手段と、 前記ノズル手段内に配管が配設され、この配管内に恒温
    水を流通自在な塗布液昇温手段と、 前記ノズル手段の塗布液流出路近傍位置に配設され、塗
    布される塗布液の温度を検出する塗布液温度検出手段
    と、 前記ステージ内に配設され、このステージで保持された
    基板の温度を上げる基板昇温手段と、 前記ステージ内に配設され、このステージで保持された
    基板の近傍の温度を検出する基板温度検出手段と、 前記ノズル手段と基板を被塗布面に沿って相対移動させ
    る移動手段と、 前記塗布液温度検出手段で検出した温度が塗布液の目標
    温度となるように塗布液昇温手段を制御すると共に、前
    記基板温度検出手段で検出した温度が基板の目標温度と
    なるように前記基板昇温手段を制御する制御手段とを有
    することを特徴とする塗布装置。
JP19557297A 1997-07-22 1997-07-22 塗布装置 Withdrawn JPH1133459A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010034264A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Toppan Printing Co Ltd フォトレジストの塗布装置
JP2011044521A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Tokyo Electron Ltd レジスト液供給装置、レジスト液供給方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
CN113777815A (zh) * 2021-09-07 2021-12-10 深圳市祥晖光电有限公司 一种智能终端镜片高精度快速贴合工艺

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