JP2002239434A - 塗布膜形成装置および塗布膜形成方法 - Google Patents

塗布膜形成装置および塗布膜形成方法

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JP2002239434A JP2001037466A JP2001037466A JP2002239434A JP 2002239434 A JP2002239434 A JP 2002239434A JP 2001037466 A JP2001037466 A JP 2001037466A JP 2001037466 A JP2001037466 A JP 2001037466A JP 2002239434 A JP2002239434 A JP 2002239434A
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coating liquid
coating
substrate
coating film
liquid
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Takashi Tanaka
崇 田中
Shinji Nagashima
慎二 永嶋
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に供給する塗布液の量を低減して塗布膜
形成の処理コストを低減せしめた塗布膜形成装置および
塗布膜形成方法を提供する。 【解決手段】 塗布膜形成装置の一実施形態である塗布
処理ユニット(SCT)12は、基板たる半導体ウエハ
Wを略水平に保持するスピンチャック71と、スピンチ
ャック71を回転させるモータ72と、スピンチャック
71に保持されたウエハWの表面に塗布液を吐出する塗
布液吐出ノズル81とを具備する。ウエハWを回転させ
ながら、塗布液吐出ノズル81から所定方向の旋回力を
有する塗布液を吐出して塗布膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、半導体ウ
エハ等の基板にレジスト膜や層間絶縁膜等の塗布膜を形
成するために用いられる塗布膜形成装置および塗布膜形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程においては、
例えば、ゾル−ゲル法、シルク法、スピードフィルム
法、フォックス法等により、半導体ウエハ上に塗布膜を
スピンコートし、化学的処理または加熱処理等を施して
層間絶縁膜を形成している。このうち、シルク法、スピ
ードフィルム法、フォックス法により層間絶縁膜を形成
する際には、冷却した半導体ウエハに塗布液を塗布し、
加熱処理して冷却処理し、さらに低酸素濃度雰囲気にお
いて加熱処理および冷却処理を施す硬化処理によって塗
布膜を硬化(キュア)させ、層間絶縁膜を得ている。
【0003】ここで、一般的に塗布液の半導体ウエハへ
の塗布は、静止した半導体ウエハの中心部に所定量の塗
布液を供給した後に半導体ウエハを回転させて塗布液を
拡げるか、または半導体ウエハを回転させながら半導体
ウエハの中心部に所定量の塗布液を吐出して塗布液を拡
げることで行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような半導体ウエ
ハを回転させることによって塗布膜を形成する方法を用
いた場合において、半導体ウエハに供給された塗布液の
殆どは半導体ウエハから振り切られて回収して再利用さ
れるか、または廃棄等されるが、塗布液を回収して再生
する場合にはその再生のための費用が嵩み、また、新品
の塗布液を逐次購入して用いるとなると半導体ウエハ1
枚あたりに必要な塗布液のコストが高くなる問題があ
る。このため、半導体ウエハへの塗布膜形成の処理コス
トを低減させるために、半導体ウエハに供給する塗布液
の量を最小限に抑える塗布液の供給方法の開発が切望さ
れている。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、基板に供給する塗布液の量
を低減して塗布膜形成の処理コストを低減することを可
能とした塗布膜形成装置および塗布膜形成方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は第1発明として、基板の表面に所定の塗布
液を塗布して塗布膜を形成する塗布膜形成装置であっ
て、基板を略水平に保持する保持手段と、前記保持手段
に保持された基板が面内において回転するように前記保
持手段を回転させる回転駆動機構と、前記保持手段に保
持された基板の表面に所定の塗布液を吐出する塗布液吐
出ノズルと、所定方向に旋回する塗布液が前記塗布液吐
出ノズルから吐出されるように塗布液に旋回力を付与す
る旋回力付与手段と、を具備することを特徴とする塗布
膜形成装置、を提供する。
【0007】本発明は第2発明として、基板の表面に所
定の塗布液を塗布して塗布膜を形成する塗布膜形成装置
であって、基板を略水平に保持する保持手段と、前記保
持手段に保持された基板が面内において回転するように
前記保持手段を回転させる回転駆動機構と、前記保持手
段に保持された基板の表面に所定の塗布液を吐出する塗
布液吐出ノズルと、を具備し、前記塗布液吐出ノズルの
吐出孔の壁面にはスパイラル状の溝部が形成されている
ことを特徴とする塗布膜形成装置、を提供する。
【0008】本発明は第3発明として、基板の表面に所
定の塗布液を塗布して塗布膜を形成する塗布膜形成装置
であって、基板を略水平に保持する保持手段と、前記保
持手段に保持された基板が面内において回転するように
前記保持手段を回転させる回転駆動機構と、前記保持手
段に保持された基板の表面に所定の塗布液を塗布する塗
布液吐出ノズルと、を具備し、前記塗布液吐出ノズルの
吐出孔には塗布液が前記吐出孔の内部をスパイラル状に
流れるように複数の羽根または邪魔板が設けられている
ことを特徴とする塗布膜形成装置、を提供する。
【0009】本発明は第4発明として、基板の表面に所
定の塗布液を塗布して塗布膜を形成する塗布膜形成方法
であって、基板を回転させつつ前記基板の回転方向と順
方向の旋回力を有する塗布液を前記基板の略中心に吐出
することで吐出された塗布液を前記基板の外周に向けて
拡がり易くし、塗布膜の形成に必要な塗布液の吐出量を
低減することを特徴とする塗布膜形成方法、を提供す
る。
【0010】本発明は第5発明として、基板の表面に所
定の塗布液を塗布して塗布膜を形成する塗布膜形成方法
であって、基板を回転させつつ前記基板の回転方向と逆
方向の旋回力を有する塗布液を前記基板の略中心に吐出
することで吐出された塗布液の前記基板の外周に向けて
の拡がりを抑制し、形成される塗布膜の厚みを調節する
ことを特徴とする塗布膜形成方法、を提供する。
【0011】このような塗布膜形成装置および塗布膜形
成方法によれば、旋回力を有する塗布液を基板に供給す
ることで、供給された塗布液が基板上で拡がり易くな
り、こうして基板1枚あたりに供給すべき塗布液の量を
低減して、塗布膜形成のための処理コストを低減するこ
とが可能となる。この塗布液の供給量低減の効果は、基
板の回転方向と基板に供給される塗布液の旋回方向とを
同方向とした場合に大きく得られ、この場合において、
基板の回転数を制御することで形成される塗布膜の厚み
を調節することも可能となる。また、基板に供給される
塗布液に旋回力を持たせることで、基板の回転数を低く
抑えて基板および基板を回転させる回転機構に対する負
荷を低現することも可能であり、基板を高速回転させる
ことで基板にぶれが発生することを抑えることで均質な
塗布膜を形成することが可能となるという効果も得られ
る。なお、基板の回転方向と基板に供給される塗布液の
旋回方向を逆方向とすると形成される塗布膜の厚みを調
整することが可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の塗布膜形成装置お
よび塗布膜形成方法の実施の形態について説明する。本
発明の塗布膜形成装置は、例えば、フォトリソグラフィ
ー工程において基板にレジストを塗布するレジスト塗布
処理ユニット等に用いることができるが、本実施の形態
においては、半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)の
表面に層間絶縁膜を形成する際に使用される塗布処理ユ
ニットを例に挙げることとし、この塗布膜形成ユニット
を備えたSOD(spin on dielectric)システムについ
て図面を参照しながら説明することとする。
【0013】図1(a)は本発明の実施の形態に係るS
ODシステムの上段の平面図であり、図1(b)はその
SODシステムの下段の平面図であり、図2は図1に示
したSODシステムの側面図であり、図3は図1に示し
たSODシステム内に装着された2個のユニット積層体
の側面図である。このSODシステムは、大略的に、処
理部1と、サイドキャビネット2と、キャリアステーシ
ョン(CSB)3とを有している。
【0014】処理部1は、図1(a)および図2に示す
ように、その手前側の上段に設けられたソルベントイク
スチェンジユニット(DSE)11と、高粘度用の塗布
処理ユニット(SCT)12とを有し、さらに、図1
(b)および図2に示すように、その手前側の下段に設
けられた、低粘度用の塗布処理ユニット(SCT)13
と、薬品等を内蔵したケミカル室14とを有している。
【0015】処理部1の中央部には、図1(a)・
(b)に示すように、複数の処理ユニットを多段に積層
してなる処理ユニット群16・17が設けられ、これら
の間に、昇降して半導体ウエハ(ウエハ)Wを搬送する
ためのウエハ搬送機構(PRA)18が設けられてい
る。
【0016】ウエハ搬送機構(PRA)18は、Z方向
に延在し、垂直壁51a・51bおよびこれらの間の側
面開口部51cを有する筒状支持体51と、その内側に
筒状支持体51に沿ってZ方向に昇降自在に設けられた
ウエハ搬送体52とを有している。筒状支持体51はモ
ータ53の回転駆動力によって回転可能となっており、
それに伴ってウエハ搬送体52も一体的に回転されるよ
うになっている。
【0017】ウエハ搬送体52は、搬送基台54と、搬
送基台54に沿って前後に移動可能な3本のウエハ搬送
アーム55・56・57とを備えており、ウエハ搬送ア
ーム55〜57は、筒状支持体51の側面開口部51c
を通過可能な大きさを有している。これらウエハ搬送ア
ーム55〜57は、搬送基台54内に内蔵されたモータ
およびベルト機構によりそれぞれ独立して進退移動する
ことが可能となっている。ウエハ搬送体52は、モータ
58によってベルト59を駆動させることにより昇降す
るようになっている。なお、符号40は駆動プーリー、
41は従動プーリーである。
【0018】左側の処理ユニット群16は、図3に示す
ように、その上側から順に低温用のホットプレート(L
HP)19と、2個の硬化(キュア)処理ユニット(D
LC)20と、2個のエージングユニット(DAC)2
1とが積層されて構成されている。また、右側の処理ユ
ニット群17は、その上から順に2個のベーク処理ユニ
ット(DLB)22と、低温用のホットプレート(LH
P)23と、2個のクーリングプレート(CPL)24
と、受渡部(TRS)25と、クーリングプレート(C
PL)26とが積層されて構成されている。なお、受渡
部(TRS)25は、クーリングプレートの機能を兼ね
備えることが可能である。
【0019】サイドキャビネット2は、その上段に薬液
を供給するためのバブラー(Bub)27と、排気ガス
の洗浄のためのトラップ(TRAP)28とを有し、そ
の下段に、電力供給源29と、HMDSやアンモニア水
(NHOH)等の薬液を貯留するための薬液室30
と、廃液を排出するためのドレイン31とを有してい
る。
【0020】上記のように構成されたSODシステムに
おいて、例えば、ゾル−ゲル法により層間絶縁膜を形成
する場合には、クーリングプレート(CPL)24・2
6→低粘度用の塗布処理ユニット(SCT)13→エー
ジングユニット(DAC)21→ソルベントイクスチェ
ンジユニット(DSE)11→低温用のホットプレート
(LHP)19・23→ベーク処理ユニット(DLB)
22の順序により、塗布膜が形成される。
【0021】また、シルク法およびスピードフィルム法
により層間絶縁膜を形成する場合には、クーリングプレ
ート(CPL)24・26→塗布処理ユニット(SC
T)13(アドヒージョンプロモータの塗布)→低温用
のホットプレート(LHP)19・23→塗布処理ユニ
ット(SCT)12(本薬液の塗布)→低温用のホット
プレート(LHP)19・23→ベーク処理ユニット
(DLB)22→硬化処理ユニット(DLC)20の順
序により、塗布膜が形成される。
【0022】さらに、フォックス法により層間絶縁膜を
形成する場合には、クーリングプレート(CPL)24
・26→塗布処理ユニット(SCT)12→低温用のホ
ットプレート(LHP)19・23→ベーク処理ユニッ
ト(DLB)22→硬化処理ユニット(DLC)20の
順序により、塗布膜が形成される。なお、これら各種の
方法によって形成される塗布膜の材質には制限はなく、
有機系、無機系およびハイブリッド系の各種材料を用い
ることが可能である。
【0023】次に、上述した塗布処理ユニット(SC
T)12・13について説明するが、ここで、これら塗
布処理ユニット(SCT)12・13は同等の構造を有
することから、以下の説明においては、塗布処理ユニッ
ト(SCT)12を例として説明するものとする。図4
および図5は、塗布処理ユニット(SCT)12の全体
構成を示す概略断面図および概略平面図である。
【0024】塗布処理ユニット(SCT)12の中央部
には環状のコータカップ(CP)が配置され、コータカ
ップ(CP)の内側にはスピンチャック71が配置され
ている。スピンチャック71は真空吸着によってウエハ
Wを固定保持した状態で駆動モータ72によって回転駆
動される。コータカップ(CP)の底部にはドレイン7
3が設けられており、不要な塗布液や、塗布液の塗布後
にウエハWの裏面に吐出してバックリンスを行うリンス
液がここから排出される。
【0025】駆動モータ72は、ユニット底板74に設
けられた開口74aに昇降移動可能に配置され、例えば
アルミニウムからなるキャップ状のフランジ部材75を
介して例えばエアシリンダからなる昇降駆動機構76お
よび昇降ガイド77と結合されている。駆動モータ72
の側面には、例えばSUSからなる筒状の冷却ジャケッ
ト78が取り付けられ、フランジ部材75は、この冷却
ジャケット78の上半部を覆うように取り付けられてい
る。
【0026】塗布液の塗布時には、フランジ部材75の
下端75aは、開口74aの外周付近でユニット底板7
4に密着し、これによってユニット内部が密閉される。
スピンチャック71とウエハ搬送機構(PRA)18の
ウエハ搬送アーム55〜57のいずれかとの間でウエハ
Wの受け渡しが行われるときは、昇降駆動機構76が駆
動モータ72およびスピンチャック71を上方へ持ち上
げることでフランジ部材75の下端がユニット底板74
から浮くようになっている。
【0027】塗布液をウエハWの表面に吐出する塗布液
吐出ノズル81は、スキャンアーム82の先端部にノズ
ル保持体83を介して着脱可能に取り付けられ、塗布液
吐出ノズル81には、塗布液供給部95から塗布液が供
給されるようになっている。ここで、図6(a)〜
(e)に塗布液吐出ノズル81の種々の形態を示した断
面図を示す。図6(a)〜(e)に示した塗布液吐出ノ
ズル81A〜81Eは、いずれもノズル孔61a・61
c・61d内において塗布液はスパイラル状に回転する
ように流れ、吐出口62a・62cからスパイラル状の
旋回力を有した状態で吐出され、ウエハWに供給される
ようになっている。
【0028】図6(a)に示した塗布液吐出ノズル81
Aは、ノズル孔61aの吐出口62a側の壁面にスパイ
ラル状にねじ切りされた溝部63が形成された構造を有
しており、この溝部63に沿って流れる塗布液によって
塗布液全体にスパイラル状の旋回力が生じるようになっ
ている。図6(b)に示した塗布液吐出ノズル81B
は、塗布液吐出ノズル81Aのノズル孔61aの中止部
に芯棒64が配置された構造を有しており、塗布液吐出
ノズル81Aの場合よりも塗布液がノズル孔61aに形
成されたスパイラル状の溝部63に沿って流れ易く、こ
のため、より大きな旋回力が塗布液に生ずるようになっ
ている。
【0029】図6(c)に示した塗布液吐出ノズル81
Cは、ノズル孔61cにおける塗布液供給側の内径d1
よりも吐出口62cの内径d2の方が小さくなるよう
に、かつ、吐出口62c側にスパイラル状の溝部63が
形成された構造を有している。このようにノズル孔61
cを先端部が先細りとなるような構造とすることによ
り、塗布液を吐出する勢いを増しつつ、塗布液に大きな
旋回力を生じさせることが可能となる。なお、ノズル孔
61cの中央部に塗布液吐出ノズル81Bと同様に芯棒
を設けることも好ましい。
【0030】図6(d)に示した塗布液吐出ノズル81
Dは、ストレート状のノズル孔61d内を塗布液がスパ
イラル状に流れるように、スクリュー状の羽根65を配
設した構造を有している。なお、スクリュー状の羽根6
5をモータ等により強制的に回転させることにより塗布
液の旋回力を増してもよい。また、スクリュー状の羽根
65に代えて邪魔板等を用いても構わない。
【0031】図6(e)に示した塗布液吐出ノズル81
Eは、先に示した塗布液吐出ノズル81Cのノズル孔6
1cの中心部に芯棒66を配置し、かつ、吐出口62c
側のスパイラル状の溝部63が形成された部分に、塗布
液と、例えば、塗布液の粘度を低下させる希釈液とを別
々に供給して、これら塗布液と希釈液にスパイラル状の
溝部63が形成された部分で旋回力を与えつつ混合し
て、吐出口62cから吐出させる構造を有している。こ
のような構造とすることにより、塗布液に希釈液を添加
して吐出させる場合に、塗布液と希釈液とを予め混合す
る装置を設けなくともよくことから、塗布液の供給経路
の構造を簡単なものとすることができる。なお、図6
(a)〜(d)の塗布液吐出ノズル81A〜81Dにつ
いても、塗布液と、例えば希釈液とを別々に供給して旋
回力を与えつつ混合しても構わない。
【0032】さて、スキャンアーム82は、ユニット底
板74の上に一方向(Y方向)に敷設されたガイドレー
ル84上で水平移動可能な垂直支持部材85の上端部に
取り付けられており、Y軸駆動機構96によって垂直支
持部材85と一体にY方向に移動するようになってい
る。また、塗布液吐出ノズル81は、Z軸駆動機構97
によって上下方向(Z方向)に移動可能となっている。
【0033】なお、スキャンアーム82は、塗布液吐出
ノズル待機部98で塗布液吐出ノズル81を選択的に取
り付けるためにY方向と直角なX方向にも移動可能であ
り、図示しないX方向駆動機構によってX方向にも移動
するようになっている。
【0034】さらに、塗布液吐出ノズル待機部98で塗
布液吐出ノズル81の吐出口86が溶剤雰囲気室の口9
8aに挿入され、その中で溶剤の雰囲気に晒されること
で、塗布液吐出ノズル81の先端の塗布液が固化または
劣化しないようになっている。また、複数本の塗布液吐
出ノズル81が設けられ、例えば塗布液の種類に応じて
それらのノズルが使い分けられるようになっている。
【0035】さらに、ガイドレール84上には、スキャ
ンアーム82を支持する垂直支持部材85だけでなく、
リンスノズルスキャンアーム121を支持しY方向に移
動可能な垂直支持部材124も設けられている。このリ
ンスノズルスキャンアーム121の先端部には、ウエハ
Wの表面周辺部や側縁部にリンス液を吐出して塗布液を
溶解除去、洗浄するサイドリンス用のリンスノズル12
2が取り付けられている。
【0036】Y軸駆動機構96によってリンスノズルス
キャンアーム121およびリンスノズル122は、コー
タカップ(CP)の側方に設定されたリンスノズル待機
位置(実線の位置)とスピンチャック71に設置されて
いるウエハWの周辺部の真上に設定されたリンス液(洗
浄液)吐出位置(点線の位置)との間で並進または直線
移動するようになっている。また、スピンチャック71
の下方周辺位置には、バックリンス用のリンスノズル1
23が配設されており、ウエハWの裏面に向かってリン
ス液を吐出させ、ウエハWの裏面洗浄が可能となるよう
に構成されている。なお、リンス液(洗浄液)として
は、塗布液に含まれる揮発性溶剤、例えば、シンナー等
が好適に用いられる。
【0037】塗布処理ユニット(SCT)12の駆動系
の動作は、制御部90によって制御される。すなわち、
駆動モータ72、Y軸駆動機構96、Z軸駆動機構9
7、塗布液供給部95、図示しないリンス液供給部等
は、制御部90の指令により駆動、制御される。
【0038】次に、シルク法およびスピードフィルム法
により層間絶縁膜を形成する工程について説明する。キ
ャリアステーション(CSB)3から受渡部(TRS)
25に搬送されたウエハWは、ウエハ搬送機構(PR
A)18によってクーリングプレート(CPL)24・
26に搬送されて冷却される。こうして、塗布前のウエ
ハWの温度を一定とすることによって、形成される塗布
膜の膜厚および膜質の均質化を図ることができる。次い
で、ウエハWは低粘度用の塗布処理ユニット(SCT)
13に搬送されて、第1の塗布液としてアドヒージョン
プロモータがスピンコートにより塗布される。このアド
ヒージョンプロモータを本塗布液に先立って塗布するこ
とにより、膜の密着性が促進される。
【0039】この塗布処理ユニット(SCT)13にお
けるアドヒージョンプロモータのスピンコートについて
より詳細に説明すると、ウエハ搬送機構(PRA)18
のウエハ搬送アーム55〜57のいずれかによって塗布
処理ユニット(SCT)12内のコータカップ(CP)
の真上までウエハWが搬送されると、そのウエハWは、
例えば、エアシリンダからなる昇降駆動機構76および
昇降ガイド77によって上昇してきたスピンチャック7
1によって真空吸着される。ウエハ搬送機構(PRA)
18はウエハWがスピンチャック71に真空吸着せしめ
た後、用いたウエハ搬送アーム55〜57のいずれかを
塗布処理ユニット(SCT)12内から引き戻し、こう
して塗布処理ユニット(SCT)12へのウエハWの受
け渡しを終える。
【0040】次いで、スピンチャック71はウエハWが
コータカップ(CP)内の所定位置に来るまで降下し、
駆動モータ72によってスピンチャック71の回転駆動
が開始される。その後、塗布液吐出ノズル待機部98に
退避していたノズル保持体83の移動が開始される。こ
のノズル保持体83の移動はY方向に沿って行われ、ノ
ズル保持体83は、塗布液吐出ノズル81の吐出口86
がウエハWの中心上に到達するまでY方向に移動され、
塗布液吐出ノズル81から塗布液が回転するウエハWの
表面の略中心に吐出され、遠心力によりウエハWの中心
から周辺に向けて拡散されて、ウエハW上に塗布膜が形
成される。この塗布液吐出ノズル81からの塗布液の吐
出開始時には、吐出口86から気泡を巻き込まないよう
に、塗布液の吐出量、吐出圧を調整することが好まし
い。
【0041】ここで、塗布液吐出ノズル81として図6
(a)〜(e)に示した塗布液吐出ノズル81A〜81
Eのいずれかを用いると、吐出されるアドヒージョンプ
ロモータには所定方向の旋回力が付与されているので、
例えば、アドヒージョンプロモータの旋回方向とウエハ
Wの回転方向を一致させると、ウエハWにおいて遠心力
が小さい中心部分(吐出位置)でのアドヒージョンプロ
モータの拡散が容易となり、さらに、結果的により高速
でウエハWを回転させていることと同様の効果が生じ
て、アドヒージョンプロモータがウエハWの外周に拡散
し易くなるために、ウエハWに吐出すべきアドヒージョ
ンプロモータの量を低減することが可能となる。
【0042】このような塗布液の塗布方法は、高速での
安定した回転が困難である大型のウエハWに対して特に
効果的であり、また、後に本塗布液をスピンコートする
場合のように、拡散し難い高粘度の塗布液をウエハWに
塗布する場合にも効果的である。なお、ウエハWに供給
されるアドヒージョンプロモータの旋回方向をウエハW
の回転方向と反対の方向として、外周に向かって拡散し
ようとするアドヒージョンプロモータに向心力を働か
せ、これによりアドヒージョンプロモータの外周への拡
散の形態を制御して、形成される膜の厚み分布を制御す
ることも可能である。
【0043】このアドヒージョンプロモータの吐出終了
後には、ウエハWの回転速度を変化させる等して膜厚の
調整を行っても構わない。ウエハWに吐出されたアドヒ
ージョンプロモータのうち余分な量はウエハWの外周か
ら振り切られる。その後、塗布液吐出ノズル81を塗布
液吐出ノズル待機部98へ収容するようにY方向へ移動
させる。続いて、必要に応じて、リンスノズル123か
ら洗浄液を所定の回転数で回転するウエハWの背面に向
けて吐出してバックリンス処理を施し、リンスノズル1
22からウエハWの側縁部に洗浄液を吐出してサイドリ
ンス処理を施す。このようなバックリンス処理やサイド
リンス処理には、アドヒージョンプロモータの溶剤成分
のいずれかを用いることができる。
【0044】所定時間の回転処理を行ってウエハWに吐
出されたリンス液を振り切った後、ウエハWの回転を停
止する。このようにしてアドヒージョンプロモータの塗
布処理工程が終了したウエハWは、先に搬送アーム55
〜57のいずれかからスピンチャック71にウエハWを
受け渡したときと逆の手順により、搬送アーム55〜5
7のいずれかを用いて塗布処理ユニット(SCT)13
から搬出されてクーリングプレート(CPL)24・2
6に搬入され、温調される。
【0045】クーリングプレート(CPL)24・26
にて温調されたウエハWは、次に、高粘度用の塗布処理
ユニット(SCT)12に搬送されて、第2の塗布液と
して層間絶縁膜用の本塗布液が、スピンコートにより塗
布される。この本塗布液のスピンコートは、前述したア
ドヒージョンプロモータのスピンコートと同様の方法、
すなわち、塗布液吐出ノズル81から旋回力を持たせた
本塗布液を吐出する方法を用いて行うことができる。本
塗布液の塗布が終了した後に、ウエハWは低温用のホッ
トプレート(LHP)19・23により適宜、熱処理さ
れ、例えば、塗布膜に含まれ比較的低温で蒸発する成
分、例えば、水分の除去が行われる。
【0046】次いで、ウエハWは、使用された本塗布液
に含まれる溶剤等に応じて、ベーク処理ユニット(DL
B)22による加熱処理を経た後に硬化処理ユニット
(DLC)20に搬送されて硬化処理が施され、または
直接に硬化処理ユニット(DLC)20に搬送されて硬
化処理が施される。
【0047】ベーク処理ユニット(DLB)22におい
ては、低温用のホットプレート(LHP)19・23に
おける処理温度よりも高い温度であって、かつ、後の硬
化処理ユニット(DLC)20における処理温度よりも
低い温度で加熱処理が行われ、低温用のホットプレート
(LHP)19・23における加熱処理では除去できな
かった本塗布液に含まれる溶剤成分等の蒸発・昇華等に
よる除去が行われる。また、硬化処理ユニット(DL
C)20においては、ベーク処理ユニット(DLB)2
2よりも高温での熱処理が施された後に、冷却処理され
て本塗布液の塗布膜の硬化処理が行われ、層間絶縁膜が
形成される。
【0048】硬化処理ユニット(DLC)20において
冷却処理が終了したウエハWは、ウエハ搬送機構(PR
A)18の搬送アーム55〜57のいずれかを用いて硬
化処理ユニット(DLC)20から搬出され、受渡部
(TRS)25を介してキャリアステーション(CS
B)3に戻される。
【0049】以上、本発明の塗布膜形成装置を層間絶縁
膜を形成するSODシステムの塗布処理ユニット(SC
T)12・13に適用した場合について説明してきた
が、本発明はこのような実施の形態に限定されるもので
はない。例えば、本発明の塗布膜形成装置は、ウエハW
に電極パターンを形成するフォトリソグラフィー工程に
用いられるフォトレジスト等のレジスト塗布処理装置と
して用いることが可能であり、この場合に、ウエハW1
枚あたりに必要とされるレジストの量を低減し、生産コ
ストを低減することが可能である。
【0050】なお、このようなレジスト塗布処理装置に
おいては、レジスト液を塗布する前にシンナー等のレジ
ストに含まれる溶剤をウエハWに塗布するプリウエット
工程を設けて、その後にレジスト液をウエハWに吐出し
てレジスト膜を形成すると、プリウエット工程を設けず
に直接にウエハWにレジスト液を吐出した場合よりもさ
らにレジスト液の吐出量を低減することが可能となる。
また、処理される基板は、半導体ウエハに限定されるも
のではなく、例えば、LCD基板等の他の基板であって
も構わない。
【0051】
【発明の効果】上述したように、本発明の塗布膜形成装
置によれば、基板に対して吐出される塗布液に旋回力が
付与されているために、塗布液の拡散が容易であり、基
板の回転方向と塗布液の旋回方向を一致させることによ
って、塗布膜を形成するために基板に吐出しなければな
らない塗布液の量を低減することが可能となり、こうし
て、基板1枚あたりの生産コストが低減されるという効
果が得られる。一方で、基板を回転させながら基板の回
転方向と塗布液の旋回方向とを逆方向とすることによっ
て、形成される塗布膜の厚み分布を制御し、より高精度
な塗布膜を得ることも可能となる。さらに、本発明の塗
布膜形成装置は、高速での安定な回転が困難である大型
基板に対する塗布膜の形成や、粘度が高いために拡がり
難い塗布液を用いた塗布膜の形成を容易にするという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布膜形成装置を用いたSODシステ
ムの概略構造を示す平面図。
【図2】図1記載のSODシステムの側面図。
【図3】図1記載のSODシステムの別の側面図。
【図4】塗布処理ユニット(SCT)の概略構造を示す
断面図。
【図5】塗布処理ユニット(SCT)の概略構造を示す
平面図。
【図6】種々の塗布液吐出ノズルの構造を示す断面図。
【符号の説明】
1;処理部 2;サイドキャビネット 3;キャリアステーション(CSB) 12・13;塗布処理ユニット(SCT) 16・17;処理ユニット群 18;ウエハ搬送機構(PRA) 61a・61c・61d;ノズル孔 62a・62c;吐出口 63;スパイラル状の溝部 64・66;芯棒 65;スクリュー状の羽根 71;スピンチャック 72;駆動モータ 73;ドレイン 81;塗布液吐出ノズル 81A〜81E;塗布液吐出ノズル CP;コータカップ W;半導体ウエハ(基板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 3/00 B05D 3/00 D 5F046 F G03F 7/16 502 G03F 7/16 502 H01L 21/027 H01L 21/30 564D Fターム(参考) 2H025 AB16 EA05 4D075 AC09 AC92 AC96 BB14Y BB92Y CA48 DA08 EA05 4F033 AA14 BA03 CA04 CA14 DA01 EA01 GA10 JA01 KA01 PA11 QA01 QB03X QB10X QB17 QB18 QD02 QD14 QE09 QE14 QE23 QE25 QK02X QK16X QK17X QK20X QK22X 4F041 AA06 AB01 BA12 BA14 BA42 BA43 4F042 AA02 AA06 BA15 BA25 CB27 DF03 DF09 DF32 EB09 EB12 EB18 EB24 EB25 EB29 5F046 JA02 JA16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面に所定の塗布液を塗布して塗
    布膜を形成する塗布膜形成装置であって、 基板を略水平に保持する保持手段と、 前記保持手段に保持された基板が面内において回転する
    ように前記保持手段を回転させる回転駆動機構と、 前記保持手段に保持された基板の表面に所定の塗布液を
    吐出する塗布液吐出ノズルと、 所定方向に旋回する塗布液が前記塗布液吐出ノズルから
    吐出されるように塗布液に旋回力を付与する旋回力付与
    手段と、 を具備することを特徴とする塗布膜形成装置。
  2. 【請求項2】 基板の表面に所定の塗布液を塗布して塗
    布膜を形成する塗布膜形成装置であって、 基板を略水平に保持する保持手段と、 前記保持手段に保持された基板が面内において回転する
    ように前記保持手段を回転させる回転駆動機構と、 前記保持手段に保持された基板の表面に所定の塗布液を
    吐出する塗布液吐出ノズルと、 を具備し、 前記塗布液吐出ノズルの吐出孔の壁面にはスパイラル状
    の溝部が形成されていることを特徴とする塗布膜形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記塗布液吐出ノズルの吐出孔の中心部
    に芯棒が設けられ、塗布液が前記吐出孔の壁面に沿って
    流れ易くなっていることを特徴とする請求項2に記載の
    塗布膜形成装置。
  4. 【請求項4】 前記吐出孔においてスパイラル状の溝部
    が形成された部分に塗布液と前記塗布液の粘度を低下さ
    せる処理液が別々に供給され、 前記塗布液と前記処理液は前記スパイラル状の溝部が形
    成された部分を通過しながら混合されるとともに旋回力
    を付与されて前記塗布液吐出ノズルから吐出されること
    を特徴とする請求項2または請求項3に記載の塗布膜形
    成装置。
  5. 【請求項5】 基板の表面に所定の塗布液を塗布して塗
    布膜を形成する塗布膜形成装置であって、 基板を略水平に保持する保持手段と、 前記保持手段に保持された基板が面内において回転する
    ように前記保持手段を回転させる回転駆動機構と、 前記保持手段に保持された基板の表面に所定の塗布液を
    塗布する塗布液吐出ノズルと、 を具備し、 前記塗布液吐出ノズルの吐出孔には塗布液が前記吐出孔
    の内部をスパイラル状に流れるように複数の羽根または
    邪魔板が設けられていることを特徴とする塗布膜形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記吐出孔において複数の羽根または邪
    魔板が設けられた部分に塗布液と塗布液の粘度を低下さ
    せる処理液が別々に供給され、 前記塗布液と前記処理液は複数の羽根または邪魔板が設
    けられた部分を通過しながら混合されるとともに旋回力
    を付与されて前記塗布液吐出ノズルから吐出されること
    を特徴とする請求項5に記載の塗布膜形成装置。
  7. 【請求項7】 前記塗布液吐出ノズルの吐出孔は先端が
    先細りとなるように錘状に形成されていることを特徴と
    する請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の塗布
    膜形成装置。
  8. 【請求項8】 基板の表面に所定の塗布液を塗布して塗
    布膜を形成する塗布膜形成方法であって、 基板を回転させつつ前記基板の回転方向と順方向の旋回
    力を有する塗布液を前記基板の略中心に吐出することで
    吐出された塗布液を前記基板の外周に向けて拡がり易く
    し、塗布膜の形成に必要な塗布液の吐出量を低減するこ
    とを特徴とする塗布膜形成方法。
  9. 【請求項9】 基板の表面に所定の塗布液を塗布して塗
    布膜を形成する塗布膜形成方法であって、 基板を回転させつつ前記基板の回転方向と逆方向の旋回
    力を有する塗布液を前記基板の略中心に吐出することで
    吐出された塗布液の前記基板の外周に向けての拡がりを
    抑制し、形成される塗布膜の厚みを調節することを特徴
    とする塗布膜形成方法。
  10. 【請求項10】 前記基板の回転数を変化させること
    で、形成される塗布膜の厚み分布を調節することを特徴
    とする請求項8または請求項9に記載の塗布膜形成方
    法。
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