JP2003077822A - 基板処理装置管理システム、基板処理装置、基板処理装置管理方法、プログラム、および、記録媒体 - Google Patents
基板処理装置管理システム、基板処理装置、基板処理装置管理方法、プログラム、および、記録媒体Info
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Abstract
板処理装置の初期設定操作を容易、かつ、確実に行うネ
ットワークシステムを提供することを課題とする。 【解決手段】 基板処理装置1は、制御プログラム15
2と装置基本データ151bによって初期動作が決定さ
れる。サポートコンピュータ3は、制御プログラム15
2のバージョンごとに管理された装置基本データ151
bを蓄積している。基板処理装置1の基本データ要求部
121は、サポートコンピュータ3の基本データ設定部
321に対して基本データの送信要求を送出する。この
際、バージョン取得部122によって取得した制御プロ
グラム152のバージョンがあわせて通知される。これ
により、基本データ設定部321は、バージョンに対応
した装置基本データ151bを基板処理装置1に送信す
る。基板処理装置1では、基本データ登録部123によ
って、受信した装置基本データ151bが登録される。
Description
表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光
ディスク用基板等(以下、単に「基板」と称する)に所
定の処理を行う基板処理装置とコンピュータとを結合し
たネットワークシステムの構成に関する。
は、基板に対して洗浄、レジスト塗布、露光、現像、エ
ッチング、層間絶縁膜の形成、熱処理などの一連の諸処
理を施すことにより製造されている。従来、これらの諸
処理はレジスト塗布処理ユニットや現像処理ユニット等
を組み込んだ基板処理装置において行われている。基板
処理装置に設けられた搬送ロボットが各処理ユニットに
基板を順次搬送することによって該基板に一連の処理が
行われるのである。
ており、基板処理装置には、その自動制御を行うための
制御プログラムや、設定情報などが記憶されている。す
なわち、基板処理装置は、設定情報の内容にしたがっ
て、制御プログラムによって制御されているのである。
には、基板処理装置に共通して用いられる基本情報と、
基板処理装置ごとに固有の情報とが含まれている。
いて設定される情報であり、非常に多数の設定項目から
なる情報である。ユーザあるいはサポート担当者は、基
板処理装置に、まず、基本情報の設定を行う。これによ
って、基板処理装置に基本情報に従った動作をさせる。
さらに、ユーザは、個々の基板処理装置に応じて、固有
の情報を設定する。つまり、基本情報によって設定され
る基板処理装置の動作を、固有の情報で補正することに
より最適な制御を行うようにしているのである。
処理装置に設定する必要のある基本情報は、非常に多数
の設定項目からなる情報である。そして、これら多数の
項目のうち、一部の項目について設定情報が誤っている
場合においても、基板処理装置は予定されている動作を
行うことができない。
た工場内において、複数の担当者が、それぞれ別の基板
処理装置に基本情報を設定した場合などには、基板処理
装置間で基本情報の設定内容が異なるといった人為的な
ミスが生じる場合もある。このような場合には、各基板
処理装置において同一の処理を実行させた場合でも、同
一のプロダクトを生産できないという問題が生じる。
板処理装置に設定された基本情報に設定ミスが存在する
ことが判明した場合であっても、多数の設定項目の中か
ら誤っている設定内容を発見することは非常に困難であ
った。
ザ、サポート担当者の作業負担を軽減させながら、基板
処理装置の初期動作設定を、容易かつ確実に行うための
ネットワークシステムを提供することを課題とする。
め、請求項1の発明は、基板処理装置とサポートコンピ
ュータとを備える基板処理装置管理システムであって、
前記基板処理装置と前記サポートコンピュータとはネッ
トワークを介して接続されており、前記サポートコンピ
ュータは、a-1)基板処理装置の初期設定時に必要な基本
情報を格納する第1の記憶手段と、a-2)前記基本情報を
前記ネットワークを介して前記基板処理装置に送信する
基本情報送信手段と、を備え、前記基板処理装置は、b-
1)前記サポートコンピュータより受信した基本情報を格
納する第2の記憶手段、を備え、前記基板処理装置は、
前記第2の記憶手段に格納された基本情報によって、初
期状態が整備されることを特徴とする。
処理装置管理システムにおいて、前記基本情報は、同一
種類の基板処理装置について共通して設定される情報で
あることを特徴とする。
2に記載の基板処理装置管理システムにおいて、前記基
本情報は、基板処理装置を制御する制御プログラムのバ
ージョンによって異なる情報であり、前記基板処理装置
は、さらに、b-2)自己の装置にインストールされている
制御プログラムのバージョンを前記サポートコンピュー
タに通知する手段、を備え、前記基本情報送信手段は、
a-2-1)基板処理装置から通知されたプログラムのバージ
ョンに応じて、対応する基本情報を基板処理装置に送信
する手段、を含むことを特徴とする。
3のいずれかに記載の基板処理装置管理システムにおい
て、前記基板処理装置は、さらに、b-3)前記サポートコ
ンピュータに対する前記基本情報の送信要求を指示する
手段、を備えることを特徴とする。
4のいずれかに記載の基板処理装置管理システムにおい
て、前記サポートコンピュータは、さらに、a-3)前記基
板処理装置に対する前記基本情報の送信を指示する手
段、を備えることを特徴とする。
基本情報を初期設定情報として制御される基板処理装置
であって、a)ネットワークを介して接続されたコンピュ
ータから前記基本情報を受信する手段と、b)受信した前
記基本情報を前記記憶手段に格納する手段と、を備える
ことを特徴とする。
処理装置において、前記基本情報は、同一種類の基板処
理装置について共通して設定される情報であることを特
徴とする。
7に記載の基板処理装置において、前記基本情報は、基
板処理装置を制御する制御プログラムのバージョンによ
って異なる情報であり、前記基板処理装置は、さらに、
c)自己の装置にインストールされている制御プログラム
のバージョンを前記コンピュータに通知する手段、を含
むことを特徴とする。
8のいずれかに記載の基板処理装置において、前記基板
処理装置は、さらに、d)前記コンピュータに対する前記
基本情報の送信要求を指示する手段、を備えることを特
徴とする。
た基本情報を初期設定情報として動作が制御される基板
処理装置を管理する方法であって、a)ネットワークを介
して接続されたコンピュータから前記基本情報を受信す
る工程と、b)受信した前記基本情報を前記記憶手段に格
納する工程と、を備えることを特徴とする。
るコンピュータによって実行されることにより、前記基
板処理装置が、請求項6ないし請求項9のいずれかに記
載の基板処理装置として動作することを特徴とするプロ
グラムである。
プログラムを記録してあることを特徴とするコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体である。
実施の形態について説明する。
形態に係る基板処理システム10全体の概略について説
明する。図1は、基板処理システム10の概略構成を示
す図である。図1に示すように基板処理システム10
は、基板処理工場4に備えられた複数の基板処理装置1
および装置管理サーバ2と、サポートセンター5に備え
られたサポートコンピュータ3とが、ネットワーク6を
介して接続される構成となっている。サポートセンター
5には、基板処理装置1をリモート管理するリモート管
理担当者が配置される。
と装置管理サーバ2はLAN(Local Area Network)4
1を介して接続されている。LAN41は、ルータやフ
ァイアーウォール等の機能を有する接続装置42を介し
てインターネットなどの広域ネットワーク61に接続さ
れている。また、サポートセンター5も、サポートコン
ピュータ3が接続されるLAN51を有しており、LA
N51もルータやファイアーウォール等の機能を有する
接続装置52を介して広域ネットワーク61に接続され
ている。これにより、基板処理装置1、装置管理サーバ
2及びサポートコンピュータ3との相互間で各種データ
通信が可能となっている。本明細書においてLAN4
1,51及び広域ネットワーク61を総称して単にネッ
トワーク6とする。
複数の基板処理装置1が備えられているが基板処理装置
1は1台であってもよく、同様にサポートセンター5に
は複数のサポートコンピュータ3が備えられているがサ
ポートコンピュータ3は1台であってもよい。
4に配置された基板処理装置1について説明する。図2
は、基板処理装置1の概略平面図である。この基板処理
装置1は、基板にレジスト塗布処理、現像処理およびそ
れらに付随する熱処理を行う装置である。基板処理装置
1は、未処理の基板をキャリアから払い出すとともに処
理済の基板を受け取ってキャリアに収納するインデクサ
IDと、基板を回転させつつその基板主面にフォトレジ
ストを滴下してレジスト塗布処理を行う塗布処理ユニッ
トSC(いわゆるスピンコータ)と、露光後の基板上に
現像液を供給することによって現像処理を行う現像処理
ユニットSD(いわゆるスピンデベロッパ)と、インデ
クサIDおよび各処理ユニット間で基板の搬送を行う搬
送ロボットTRとを備えている。また、塗布処理ユニッ
トSCおよび現像処理ユニットSDの上方には図示を省
略する熱処理ユニットがファンフィルタユニットを挟ん
で配置されている。熱処理ユニットとしては、基板に加
熱処理を行う加熱ユニット(いわゆるホットプレート)
および加熱された基板を一定温度にまで冷却する冷却ユ
ニット(いわゆるクールプレート)が設けられている。
なお、本明細書においては、塗布処理ユニットSC、現
像処理ユニットSDおよび熱処理ユニットを総称して基
板に所定の処理を行う処理ユニット110とする。
構成を示すブロック図である。図3に示すように基板処
理装置1の制御システムは、装置全体を制御するシステ
ム制御部100と、複数の処理ユニット110を個別に
制御するユニット制御部115とにより構成されてい
る。
に制御するものであり、マイクロコンピュータを備えて
構成されている。具体的には、その本体部であるCPU
101、基本プログラムなどを記憶する読み出し専用の
メモリであるROM102、主として演算の作業領域と
なる読み書き自在のメモリであるRAM103、アプリ
ケーションプログラムデータなどを記憶しておく固定デ
ィスク等からなる記憶部104、および、外部装置との
間でデータ通信を行う通信部105を備えており、それ
ぞれをバスライン190によって接続した構成となって
いる。
フェイス(図示省略)を介してネットワーク6に接続さ
れており、これにより基板処理装置1は装置管理サーバ
2やサポートコンピュータ3などとの間で各種データの
送受信が可能である。通信部105で行われるネットワ
ーク6を介しての通信方式は有線でも無線でもよいが、
本実施形態では有線による通信方式が採用されている。
00および複数の処理ユニット110とともに、各種情
報の表示を行う表示部130、オペレータからのレシピ
の入力およびコマンドの操作等を受け付ける操作部14
0、磁気ディスクや光磁気ディスクなどの記録媒体91
から各種データの読み取りを行う読取装置150なども
電気的に接続されている。これにより、システム制御部
100の制御下において、基板処理装置1の各部間でバ
スライン190を介してデータの受け渡しが可能となっ
ている。
を行う機構部(例えば、基板を回転させる機構、基板に
処理液を吐出する機構、基板を加熱する機構等)となる
基板処理部116とともに、ユニット制御部115を備
えている。ユニット制御部115は、処理ユニット11
0を個別に制御するものであり、具体的にはそのユニッ
ト制御部115が組み込まれた処理ユニット110の基
板処理部116の動作制御や動作監視を行う。つまり、
上述したシステム制御部100は基板処理装置1の全体
における統括的な制御を担い、ユニット制御部115は
基板処理部116の処理内容に応じた制御を担うように
その役割を分担している。ユニット制御部115は、シ
ステム制御部100と同様にマイクロコンピュータを備
えて構成され、具体的には、その本体部であるCPU1
11と、基本プログラムなどを記憶する読み出し専用の
メモリであるROM112と、演算の作業領域となる読
み書き自在のメモリであるRAM113と、各種データ
を記憶しておくバッテリーバックアップされたSRAM
などからなる記憶部114とを備えている。
は、装置全体にかかわるシステム制御用のアプリケーシ
ョンプログラムである制御プログラム152(図6参
照)や、基板処理装置の動作を規定する設定情報151
(図5参照)などが記憶されている。システム制御部1
00のCPU101がこの制御プログラム152および
設定情報151に従って演算処理を実行することによ
り、基板処理装置1の全体としての動作制御やデータ処
理が実現されることとなる。また、ユニット制御部11
5の記憶部114には、当該処理ユニット110の基板
処理部116の処理内容に応じたユニット制御用のアプ
リケーションプログラムである制御プログラム153が
記憶されている。ユニット制御部115のCPU111
がこの制御プログラム153に従って演算処理を実行す
ることにより、基板処理部116の動作制御やデータ処
理が実現されることとなる。
ュータ}次に、基板処理工場4に配置された装置管理サ
ーバ2およびサポートセンター5に配置されたサポート
コンピュータ3について説明する。装置管理サーバ2お
よびサポートコンピュータ3は、ハードウェアとしての
構成は一般的なコンピュータと同様の構成である。した
がって、装置管理サーバ2およびサポートコンピュータ
3の基本構成は同様であるため、同一の概略図面である
図4を参照して説明する。装置管理サーバ2およびサポ
ートコンピュータ3のそれぞれは図4に示すように、各
種演算処理を行うCPU(装置管理サーバ2ではCPU
21,サポートコンピュータ3ではCPU31、以下同
様)、基本プログラムを記憶するROM(22,32)
および各種情報を記憶するRAM(23,33)をバス
ラインに接続した構成となっている。また、バスライン
には、アプリケーションプログラムなど各種情報を記憶
する固定ディスク(24,34)、各種情報の表示を行
うディスプレイ(25,35)、操作者からの入力を受
け付けるキーボード(26a,36a)およびマウス
(26b,36b)、光ディスク、磁気ディスク、光磁
気ディスク等の記録媒体91から各種データの読み取り
を行う読取装置(27,37)、並びに、ネットワーク
6を介して外部装置と通信を行う通信部(28,38)
が、適宜、インターフェイス(I/F)を介する等して
接続される。
3は、読取装置(27,37)を介して記録媒体91か
らデータを読出し、固定ディスク(24,34)に記憶
することができる。また、他のサーバ等からネットワー
ク6を経由してダウンロードして固定ディスク(24,
34)に記憶することもできる。そして、CPU(2
1,31)が固定ディスク(24,34)に記憶された
各種プログラムに従って演算処理を実行することにより
各種動作を行うようになっている。
装置1は、あらかじめ記述されたフローレシピの処理順
序に従い、記憶部104,114に格納された制御プロ
グラム152,153によって、その動作が制御され
る。そして、制御プログラム152,153は、記憶部
104に格納された設定情報151にしたがって基板処
理装置1を制御する。図5は、記憶部104に格納され
た設定情報151の内容の一例を示した図である。
の全体制御に関わる設定情報と、各処理ユニット110
の制御に関わる設定情報とを含んでおり、本実施の形態
においては、これらを含む設定情報151がシステム制
御部100の記憶部104に一括して格納されているも
のとして説明する。ただし、処理ユニットごとの設定情
報は、各ユニット制御部115の記憶部114に格納す
るようにしてもよい。
a、装置基本データ151b、装置固有データ151c
を含むデータである。これらのデータは、オペレータが
操作部140を用いて入力操作することなどにより、必
要に応じて修正を加えながら更新される。また、サポー
トコンピュータ3や装置管理サーバ2からリモート操作
により設定情報151の入力操作を行うようにしてもよ
い。
の処理順序を規定するデータである。つまり、基板処理
装置1の搬送ロボットTRは、レシピデータ151aに
記述されている処理スケジュールにしたがって、基板を
目的の処理ユニットに搬送するのである。
下のような処理ステップが記述されている。 ステップ1:ホットプレートにて密着強化処理; ステップ2:クールプレートにて冷却処理; ステップ3:塗布処理ユニットSCにてレジスト塗布処
理; ステップ4:ホットプレートにてプリベーグ処理; ・・・。
1に共通の設定情報である。言い換えれば、基板処理装
置1のデフォルト設定情報である。基板処理装置1は、
搬送ロボットTRや各処理ユニット110などの数多く
の機構部や制御部を含んでいるが、それら各機構部や制
御部がどのような設定値で動作するのかを規定したもの
が装置基本データ151bである。装置基本データ15
1bには、たとえば、ロボット基本データ、温度調節パ
ラメータなどのデータが含まれる。
の動作を規定するデータである。搬送ロボットTRは、
基板を各処理ユニット110やインデクサID、熱処理
ユニットなどに搬送するが、ロボット基本データは、こ
のような搬送ロボットTRの動作の設定値(移動距離に
関する設定値、アーム回転角の設定値など)を規定した
データである。温度調節データは、基板処理装置内にお
いて、熱処理ユニットなどの温度を設定するデータであ
る。
したデータ以外にも、非常に多数のデータ種が存在す
る。これらは、基板処理装置ごとに初期設定される情報
であるが、これら多数のデータのうち、一部のデータの
内容が誤って設定された場合にも、基板処理装置が予定
されている動作を行うことができない。後述する装置固
有データ151cによって、基板処理装置の動作を補正
することは可能であるが、基本情報としての装置基本デ
ータ151bが確実に設定されていない場合には、補正
作業が非常に煩雑となるか、もしくは、補正が不可能と
なる。しがって、基板処理装置の導入時、再設定時など
においては、まず、装置基本データ151bが正確に設
定される必要がある。
処理装置ごとに固有に設定される補正データである。基
板処理装置1,1・・・が同一の装置構成である場合、
基本的には、同一の設定情報、つまり、装置基本データ
151bにより制御することが可能であるが、実際に
は、装置ごとに設定情報を補正する必要がある。これ
は、基板処理装置の装置構成が同一の場合でも、厳密に
は、各装置間で装置構成にばらつきがあるためであり、
また、基板処理装置の設置場所や設置環境の違いから、
環境に応じた調整が必要となるためである。つまり、基
板処理装置が同一の処理を行うことにより、同一の処理
結果を生むためには、装置ごとに設定情報を補正する必
要がある。
ティーチングデータや温度調節補正データなどのデータ
が含まれる。
基本データを補正するデータである。搬送ロボットTR
は、基板処理装置が同一の装置構成であれば、基本的に
は、同一の設定情報に従って同一の動作を行えばよい。
しかし、多数の部材や可動部を含む搬送ロボットTR
は、その構成に微妙な差があることにより、動作に誤差
が生じる。そこで、搬送ロボットTRの動作が最適とな
るよう調整し、その調整時の設定情報をティーチングデ
ータとして蓄積するのである。そして、ティーチングデ
ータによって、ロボット基本データを補正することによ
り、搬送ロボットTRの制御を最適化することができる
のである。
置1の設置場所、設置環境の違いにより、デフォルトで
設定されている温度調節データを補正するデータであ
る。
ータ151aによって、その処理工程順序が決定され、
その動作は、デフォルトとして設定される装置基本デー
タ151bと装置ごとの補正データである装置固有デー
タ151cを用いて制御されるのである。
上、基板処理システム10およびそれを構成する基板処
理装置1、装置管理サーバ2、サポートコンピュータ3
のハードウェア構成、および、設定情報151の内容に
ついて説明したが、次に基板処理システム10の機能お
よび処理内容について説明する。図6は、基板処理シス
テム10の機能構成を示す機能ブロック図である。
バージョン取得部122、基本データ登録部123はシ
ステム制御部100のCPU101が保守プログラム1
54を実行することによって実現される処理部である。
この保守プログラム154は、記憶部104に格納され
ている。
21は、装置管理サーバ2のCPU21が保守プログラ
ム251を実行することによって実現される処理部であ
る。この保守プログラム251は、固定ディスク24に
格納されている。
21はサポートコンピュータ3のCPU31が保守プロ
グラム351を実行することによって実現される処理部
である。この保守プログラム351は、固定ディスク3
4に格納されている。
1からサポートセンター5に対して装置基本データ15
1bの送信要求を送出する機能部である。ユーザは、基
板処理装置1に設けられた操作部140において、装置
基本データ151bの取得指示を行う。この指示入力に
応答して、基本データ要求部121は、サポートコンピ
ュータ321の基本データ設定部321に対して、装置
基本データ151bの送信依頼を行うのである。
するために、表示部130には、装置基本データ151
bを取得するためのメニューを表示するようにすればよ
い。そして、ガイダンスにしたがって入力操作を可能に
すれば、オペレータの負担軽減を図ることができる。ま
た、サポートセンター5に複数のサポートコンピュータ
3が存在する場合であって、装置基本データ151bの
送信依頼先が固定されていない場合には、オペレータ
は、入力操作によって装置基本データ151bの送信要
求を行うサポートコンピュータ3を特定する。
1全体を制御する制御プログラム152のソフトウェア
バージョンを検出する機能部である。基板処理装置1
は、サポートコンピュータ3に対して装置基本データ1
51bの送信要求を行うが、この装置基本データ151
bは、基板処理装置1を制御する制御プログラム152
のソフトウェアバージョンによって、異なる設定内容を
もっている。そこで、自己の装置のソフトウェアバージ
ョンをサポートコンピュータ3に通知することにより、
ソフトウェアバージョンに対応した装置基本データ15
1bを送信要求するのである。
部221も、基本的には、基板処理装置1の備える基本
データ要求部121と同様の機能を備えている。装置管
理サーバ2において、オペレータがキーボード26a、
マウス26b等をもちいて基本データの要求指示入力を
行うと、基本データ要求部221により装置基本データ
151bの送信要求指示が送出される。
ータ151bの送信要求を行う場合には、装置基本デー
タ151bの登録先である基板処理装置を特定する操作
を行うものとする。これにより、基板処理工場4内に設
置された全ての基板処理装置1,1・・・に対して、装
置管理サーバ2から基本データの送信要求を送出するこ
とができるのである。なお、基本データ要求部221
は、LAN41経由で、基板処理装置1のバージョン取
得部122に対してソフトウェアバージョンの取得要求
を行う。これにより、基本データ要求部221は、ソフ
トウェアバージョンを特定したうえで、サポートコンピ
ュータ3に対して装置基本データ151bの送信要求を
送出するのである。
ィスク34に蓄積されているバージョン別の装置基本デ
ータ151bを示している。各装置基本データ151b
のバージョンは、基板処理装置1の制御部プログラム1
51bのソフトウェアバージョンに対応している。
装置1の全体制御を行っている制御プログラム152の
ソフトウェアバージョンに対応して装置基本データ15
1bを管理するようにしているが、各処理ユニットを制
御している制御プログラム153に対応した装置基本デ
ータもあわせて管理するようにしてもよい。この場合に
は、システム制御部100のバージョン取得部122
は、ユニット制御部115の記憶部114に格納されて
いる制御プログラム153のバージョン情報も検出する
ようにする。
部321は、基本データ要求部121(もしくは、基本
データ要求部221)から装置基本データの送信要求指
示を受けると、送信要求指示データに含まれている制御
プログラム152のソフトウェアバージョンを取得し、
このソフトウェアバージョンに対応した装置基本データ
151bを固定ディスク34から抽出する。そして、抽
出した装置基本データ151bを基板処理装置1に対し
て送信するのである。
23が、サポートコンピュータ3から送信された装置基
本データ151bを受信するとともに、そのデータを記
憶部104に格納する。このようにして、基板処理装置
1には、当該基板処理装置1の制御プログラムに対応し
た初期設定が行われることになる。
ョン1.0がインストールされている基板処理装置1A
に装置基本データ(Ver1.0)が格納され、制御プログラ
ム152のバージョン2.0がインストールされている
基板処理装置1Bに装置基本データ(Ver2.0)が格納さ
れた状態を示している。
理システムにおいては、基板処理装置1を制御するため
の基本情報である装置基本データ152bをネットワー
クを介して容易に取得し、基板処理装置1に反映させる
ことができるので、同一のソフトウェアバージョンで制
御される同一の基板処理装置に対しては、常に、安定し
た初期設定操作が行えることとなる。同時に、同一のソ
フトウェアバージョンで制御される複数の基板処理装置
に対して初期設定操作を行う場合にも、各基板処理装置
には、同一の初期設定が行われる。つまり、複数の基板
処理装置の初期設定状態をシンクロさせることができる
のである。これにより、オペレータが手作業で装置基本
データ151bをコピーしていた場合に生じていた装置
間の設定のばらつきを完全に回避することが可能となる
のである。
処理装置1に登録された後は、各基板処理装置1におい
て、装置ごとに固有のチューニング操作が行われる。そ
して、各基板処理装置1は、サポートコンピュータ3か
ら受信した装置基本データ151bと、装置ごとで作成
された装置固有データ151cにしたがって最適制御さ
れることになる。
は、サポートコンピュータ3では、基板処理装置1にイ
ンストールされている制御プログラムのソフトウェアバ
ージョンを判断することによって、適切な装置基本デー
タ151bを送信するようにしているが、基板処理装置
1が自己の装置種別を情報としてサポートコンピュータ
3に通知するようにすれば、異なる基板処理装置が混在
している場合でも、各基板処理装置の装置種別に応じた
装置基本データを送信するようにすることが可能であ
る。
理装置1に共通して設定される装置基本データ151b
をサポートコンピュータ3で管理するようにしている
が、装置固有データ151cをサポートコンピュータ3
で管理するようにしてもよい。装置固有データ151c
は、前述のごとく、各装置において固有の情報であるた
め、そのデータを直接他の装置において利用することが
できるとは限らないが、ユーザが、ある基板処理装置に
おいて設定した装置固有データ151cをノウハウとし
て他の装置においても流用するといった目的で利用する
ことが可能である。
制御部100が備えるバージョン取得部122により、
自動的に制御プログラムのソフトウェアバージョンを検
出するようにしているが、この機能部は必須のものでは
ない。前述のごとく、ユーザが操作部140を用いて装
置基本データ151bの送信要求指示を入力する際に、
あわせて、自己の装置のソフトウェアバージョンを指定
するようにしてもよい。ただし、人為的なミスを回避す
るためには、バージョン取得部122によりソフトウェ
アバージョンを自動検出することが、より好ましい。
は、サポートコンピュータが、基板処理装置を制御する
ための基本情報を蓄積し、基板処理装置は、ネットワー
クで接続されたサポートコンピュータから、初期設定情
報である基本情報を受信し、この基本情報を登録するの
で、基板処理装置の導入時や再設定時において、正確、
かつ、容易に、初期設定を行うことができる。
の基板処理装置に共通して設定される情報であるので、
複数の基板処理装置が存在する場合には、各基板処理装
置の初期状態を確実に統一することができる。
置にインストールされる制御プログラムのソフトウェア
バージョンごとに管理されており、基板処理装置から通
知されたソフトウェアバージョンに対応した基本情報が
サポートコンピュータから送信されるので、基板処理装
置のメンテナンス性が格段に向上する。
本情報の送信要求を行うことを可能としており、利便性
が高い。
側から基本情報の送信指示を行うことを可能としてお
り、厚いユーザサポート体制を提供することができる。
トワークで接続されたコンピュータから、初期設定情報
である基本情報を受信し、この基本情報を登録するの
で、基板処理装置の導入時や再設定時において、正確、
かつ、容易に、初期設定を行うことができる。
の基板処理装置に共通して設定される情報であるので、
複数の基板処理装置が存在する場合には、各基板処理装
置の初期状態を確実に統一することができる。
置にインストールされる制御プログラムのソフトウェア
バージョンごとに管理されており、基板処理装置は、自
己の装置にインストールされているソフトウェアバージ
ョンを通知する手段を有するので、ソフトウェアバージ
ョンに対応した基本情報の送信要求を行うことが可能と
なる。
報の送信要求を行う手段を有するので、利便性が高い。
ネットワークを利用して容易、かつ、確実に、基板処理
装置の初期設定を行うことが可能である。
あり、基板処理装置の備えるコンピュータにインストー
ルされることによって、初期設定操作が効率的に行える
基板処理装置を実現することができる。
的に行える基板処理装置を実現するプログラムを格納し
た記録媒体であり、記録媒体を頒布することにより、容
易に、プログラムのインストールが可能となる。
ある。
ック図である。
基本構成を示す図である。
である。
ジョンごとの装置基本データを示す図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 基板処理装置とサポートコンピュータと
を備える基板処理装置管理システムであって、前記基板
処理装置と前記サポートコンピュータとはネットワーク
を介して接続されており、 前記サポートコンピュータは、 a-1)基板処理装置の初期設定時に必要な基本情報を格納
する第1の記憶手段と 、 a-2)前記基本情報を前記ネットワークを介して前記基板
処理装置に送信する基本情報送信手段と、を備え、 前記基板処理装置は、 b-1)前記サポートコンピュータより受信した基本情報を
格納する第2の記憶手段、を備え、 前記基板処理装置は、前記第2の記憶手段に格納された
基本情報によって、初期状態が整備されることを特徴と
する基板処理装置管理システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置管理シス
テムにおいて、 前記基本情報は、同一種類の基板処理装置について共通
して設定される情報であることを特徴とする基板処理装
置管理システム。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の基板処
理装置管理システムにおいて、前記基本情報は、基板処
理装置を制御する制御プログラムのバージョンによって
異なる情報であり、 前記基板処理装置は、さらに、 b-2)自己の装置にインストールされている制御プログラ
ムのバージョンを前記サポートコンピュータに通知する
手段、を備え、 前記基本情報送信手段は、 a-2-1)基板処理装置から通知されたプログラムのバージ
ョンに応じて、対応する基本情報を基板処理装置に送信
する手段、を含むことを特徴とする基板処理装置管理シ
ステム。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載の基板処理装置管理システムにおいて、 前記基板処理装置は、さらに、 b-3)前記サポートコンピュータに対する前記基本情報の
送信要求を指示する手段、を備えることを特徴とする基
板処理装置管理システム。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載の基板処理装置管理システムにおいて、 前記サポートコンピュータは、さらに、 a-3)前記基板処理装置に対する前記基本情報の送信を指
示する手段、を備えることを特徴とする基板処理装置管
理システム。 - 【請求項6】 記憶手段に格納された基本情報を初期設
定情報として制御される基板処理装置であって、 a)ネットワークを介して接続されたコンピュータから前
記基本情報を受信する手段と、 b)受信した前記基本情報を前記記憶手段に格納する手段
と、を備えることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の基板処理装置におい
て、 前記基本情報は、同一種類の基板処理装置について共通
して設定される情報であることを特徴とする基板処理装
置。 - 【請求項8】 請求項6または請求項7に記載の基板処
理装置において、前記基本情報は、基板処理装置を制御
する制御プログラムのバージョンによって異なる情報で
あり、 前記基板処理装置は、さらに、 c)自己の装置にインストールされている制御プログラム
のバージョンを前記コンピュータに通知する手段、を含
むことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項9】 請求項6ないし請求項8のいずれかに記
載の基板処理装置において、 前記基板処理装置は、さらに、 d)前記コンピュータに対する前記基本情報の送信要求を
指示する手段、を備えることを特徴とする基板処理装
置。 - 【請求項10】 記憶手段に格納された基本情報を初期
設定情報として動作が制御される基板処理装置を管理す
る方法であって、 a)ネットワークを介して接続されたコンピュータから前
記基本情報を受信する工程と、 b)受信した前記基本情報を前記記憶手段に格納する工程
と、を備えることを特徴とする基板処理装置管理方法。 - 【請求項11】 基板処理装置が備えるコンピュータに
よって実行されることにより、前記基板処理装置が、請
求項6ないし請求項9のいずれかに記載の基板処理装置
として動作することを特徴とするプログラム。 - 【請求項12】 請求項11に記載のプログラムを記録
してあることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な
記録媒体。
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