JP4212133B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板に一連の処理を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用ガラス基板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。例えば、半導体デバイスの製造プロセスでは、生産効率を高めるために一連の処理の各々をユニット化し、複数の処理ユニットを統合した基板処理装置が用いられている。
【0003】
図4は従来の基板処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。基板処理装置100は、インデクサユニット(基板搬入搬出装置)11、搬送ユニット12、薬液温調ユニット13、回転処理ユニット14およびベークユニット15を備える。
【0004】
インデクサユニット11は、搬送ユニット12への基板の搬入および搬出を行う。搬送ユニット12は、インデクサユニット11と回転処理ユニット14とベークユニット15との間で基板を搬送する。薬液温調ユニット13は、回転処理ユニット14で用いられる薬液(処理液)の温度調整を行う。
【0005】
回転処理ユニット14は、基板を回転させながら基板に所定の処理を行う。この回転処理ユニット14としては、基板上にフォトレジスト液等の処理液を塗布する回転式塗布ユニット、基板に現像処理を行う回転式現像ユニット、基板を洗浄する回転式洗浄ユニット等がある。ベークユニット15は、基板に加熱、冷却等の温度処理を行う。このベークユニット15としては、基板を加熱する加熱ユニット(ホットプレート)、基板を冷却する冷却ユニット(クーリングプレート)等がある。
【0006】
この基板処理装置の制御系は、メインコントローラ60、インデクサユニット用のスレーブコントローラ61、搬送ユニット用のスレーブコントローラ62、薬液温調ユニット用のスレーブコントローラ63、回転処理ユニット用のスレーブコントローラ64、ベークユニット用のスレーブコントローラ65、およびホストコントローラ70を含む。
【0007】
複数のスレーブコントローラ61〜65は、通信ライン200によりメインコントローラ60に接続されている。メインコントローラ60は、通信ライン201によりホストコントローラ70に接続されている。
【0008】
スレーブコントローラ61〜65は、それぞれオペレーティングシステム(OS)を記憶する記憶部を内蔵し、各オペレーティングシステム上で実行される制御プログラムに従ってそれぞれインデクサユニット11、搬送ユニット12、薬液温調ユニット13、回転処理ユニット14およびベークユニット15の動作を制御する。この場合、各スレーブコントローラ61〜65は、予め記憶されたレシピ(処理手順)に従って各ユニット11〜15を制御する。
【0009】
メインコントローラ60は、オペレーティングシステムを記憶する記憶部を内蔵し、インデクサユニット11、搬送ユニット12、薬液温調ユニット13、回転処理ユニット14およびベークユニット15を協調動作させるために、オペレーティングシステム上で実行される制御プログラムに従ってスレーブコントローラ61〜65を統括制御する。
【0010】
この場合、メインコントローラ60は、通信ライン200を介して各スレーブコントローラ61〜65に各種指令を与えるとともに、各スレーブコントローラ61〜65から状態報告を受け、複数のユニット11〜15の動作タイミングを統括的に管理および制御する。
【0011】
ホストコントローラ70は、通常、工場内のホストコンピュータに接続され、ホストコンピュータからの各種指令およびレシピ等のデータを通信ライン201を介してメインコントローラ60に与えるとともに、メインコントローラ60を介して個々のユニット11〜15の状態を管理する。
【0012】
メインコントローラ60には、各種指令、データ等の情報の入力および表示を行うためのメインパネル40が接続されている。また、各スレーブコントローラ61〜65には、各種指令、データ等の情報の入力および表示を行うための可搬式パネル50を接続することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来の基板処理装置においては、ホストコントローラ70が各ユニット11〜15の状態を管理する際に、各ユニット11〜15に対応するスレーブコントローラ61〜65からメインコントローラ60を介して情報を受け取る。
【0014】
この場合、メインコントローラ60は個々のスレーブコントローラ61〜65を統括制御することに加えて、ホストコントローラ70と各スレーブコントローラ61〜65との間で情報の中継を行う。それにより、メインコントローラ60の負荷が大きくなるとともに、情報通信の応答性が悪くなる。
【0015】
本発明の目的は、ホストコントローラ(管理用制御部)と各スレーブコントローラ(処理ユニット)との間での情報通信によるメインコントローラ(主制御部)の負荷の増大が防止され、かつ情報通信の応答性が向上した基板処理装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明に係る基板処理装置は、ホストコンピュータに接続される基板処理装置であって、基板に関する処理を行う複数の処理ユニットと、複数の処理ユニットの各々に基板を搬送する搬送ユニットと、ホストコンピュータに接続される管理用制御部と、主制御部と、複数の処理ユニットおよび搬送ユニットにそれぞれ対応して設けられる複数のユニット用制御部とを備え、管理用制御部、主制御部および複数のユニット用制御部はネットワークにより相互に接続され、管理用制御部が主制御部を介さずにネットワークを介して複数のユニット用制御部とデータを共有することができるように管理用制御部、主制御部および複数のユニット用制御部が制御系統における同一階層レベルに属し、管理用制御部は、ホストコンピュータからの指令および処理手順に関するデータを主制御部に与えるとともに、主制御部を介さずに各ユニット用制御部から複数の処理ユニットおよび搬送ユニットの各々の状態を示すデータを取得し、主制御部は、複数の処理ユニットおよび搬送ユニットを協調動作させるためのプログラムに従って、基板に一連の処理が行われるように管理用制御部から与えられた指令およびデータに基づき指令を各ユニット用制御部に与えるとともに、各ユニット用制御部から複数の処理ユニットおよび搬送ユニットの各々の状態を示すデータを受け、複数の処理ユニットおよび搬送ユニットの動作タイミングを統括的に制御し、複数のユニット用制御部は、複数の処理ユニットおよび搬送ユニットの動作をそれぞれ制御するプログラムに従って、主制御部からの指令により複数の処理ユニットおよび搬送ユニットの動作をそれぞれ制御するとともに、主制御部に複数の処理ユニットおよび搬送ユニットの各々の状態を示すデータを与えるものである。
【0017】
本発明に係る基板処理装置においては、管理用制御部、主制御部および複数のユニット用制御部がネットワークにより相互に接続され、管理用制御部が主制御部を介さずにネットワークを介して複数のユニット用制御部とデータを共有することができるように管理用制御部、主制御部および複数のユニット用制御部が制御系統における同一階層レベルに属する。それにより、主制御部が管理用制御部と各ユニット用制御部との間で情報の中継を行う必要がなくなる。
【0018】
この場合、複数のユニット用制御部により複数の処理ユニットおよび搬送ユニットの動作がそれぞれ制御され、複数の処理ユニットおよび搬送ユニットを協調動作させるために主制御部により複数のユニット用制御部が統括制御され、管理用制御部によりホストコンピュータからの指令および処理手順に関するデータが主制御部に与えられるとともに主制御部を介さずに各ユニット用制御部から複数の処理ユニットおよび搬送ユニットの各々の状態を示すデータが取得される。
【0019】
したがって、主制御部の負荷が軽減されるとともに、管理用制御部と各ユニット用制御部との間での情報通信の応答性が向上する。
【0020】
第2の発明に係る基板処理装置は、第1の発明に係る基板処理装置の構成において、複数のユニット用制御部は、同じ種類のオペレーティングシステムを記憶する記憶部を有し、オペレーティングシステム上で実行されるプログラムに従って複数の処理ユニットの動作をそれぞれ制御し、主制御部は、複数のユニット用制御部と同じ種類のオペレーティングシステムを記憶する記憶部を有し、オペレーティングシステム上で実行されるプログラムに従って複数のユニット用制御部を統括制御し、管理用制御部は、複数のユニット用制御部と同じ種類のオペレーティングシステムを記憶する記憶部を有し、オペレーティングシステム上で実行されるプログラムに従って主制御部に指令および処理手順に関するデータを与えるとともに複数のユニット用制御部から複数の処理ユニットおよび搬送ユニットの各々の状態を示すデータを取得し、管理用制御部、主制御部および複数のユニット用制御部はローカルエリアネットワークにより相互に接続されたことを特徴する。
【0021】
この場合、複数のユニット用制御部による制御動作を行うプログラムが同じ種類のオペレーティングシステム上で実行され、主制御部による統括制御動作を行うプログラムが複数のユニット用制御部と同じ種類のオペレーティングシステム上で実行され、管理用制御部によ主制御部へ指令および処理手順に関するデータを与えるとともに各ユニット用制御部から状態を示すデータを取得するプログラムが複数のユニット用制御部と同じ種類のオペレーティングシステム上で実行され、かつ管理用制御部、主制御部および複数のユニット用制御部がローカルエリアネットワークにより相互に接続されている。すなわち、管理用制御部、主制御部および複数のユニット用制御部が同一のプラットホーム上に構成される。したがって、管理用制御部、主制御部および複数のユニット用制御部がデータを共有することができる。
【0022】
これにより、管理用制御部、主制御部および複数のユニット用制御部の間で直接データの送受信を行うことができるので、主制御部と各ユニット用制御部との間および管理用制御部と各ユニット用制御部との間で各種指令やデータの送受信を行うために管理用制御部、主制御部および各ユニット用制御部でプログラムの作成および改良が不要となる。また、通信プロトコルを新たに定めたり、運用規則を作成するために、プログラムを新たに作成する必要もなくなる。その結果、プログラムが単純化する。
【0023】
また、管理用制御部および主制御部が各ユニット用制御部のデータを直接参照することができるので、特定の処理ユニットの機構部の追加を行った場合でも、管理用制御部および主制御部のプログラムを改良する必要が少なくなる。
【0024】
さらに、特定の機能を実現する場合には、主制御部および個々のユニット用制御部の両方でプログラムを作成する必要がなく、主制御部または複数のユニット用制御部のいずれかで作成したプログラムを他のユニット用制御部または主制御部で使用することができる。そのため、プログラムの作成工数が削減される。
【0025】
また、主制御部および個々のユニット用制御部が他のユニット用制御部または主制御部のアプリケーションプログラムを直接実行することができるので、他のユニット用制御部または主制御部のアプリケーションプログラムを使用する場合にアプリケーションプログラムをダウンロードする必要がなくなる。
【0026】
これらの結果、基板処理装置の制御系における不具合が少なくなるとともに、基板処理装置用のソフトウエアを短い時間および少ない労力で作成および改良することが可能となる。
【0027】
第3の発明に係る基板処理装置は、第2の発明に係る基板処理装置の構成において、オペレーティングシステムがローカルエリアネットワークに対応する通信機能を有するネットワークオペレーティングシステムであることを特徴とする。
【0028】
この場合、ローカルエリアネットワークに関する通信用ソフトウェアを作成することなく、ローカルエリアネットワークを介して主制御部と各ユニット用制御部との間および管理用制御部と各ユニット用制御部との間で容易にデータおよびプログラムの送受信を行うことが可能となる。
【0029】
第4の発明に係る基板処理装置は、第2または第3の発明に係る基板処理装置の構成において、ローカルエリアネットワークがイーサネット(登録商標)規格に従うことを特徴とする。この場合、ローカルエリアネットワークを介して主制御部と複数のユニット用制御部との間および管理用制御部と複数のユニット用制御部との間で高速にデータおよびプログラムの送受信を行うことが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例における基板処理装置の平面図、図2は図1の基板処理装置の正面図である。また、図3は図1の基板処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【0031】
図1の基板処理装置1において、搬送ユニット12の周囲を取り囲むように、複数の回転処理ユニット14が配置されている。図2に示すように、複数の回転処理ユニット14の下部には薬液温調ユニット13が配置され、複数の回転処理ユニット14の上部には複数のベークユニット15が複数段に配置されている。また、複数の回転処理ユニット14の一端部側にはインデクサユニット(基板搬入搬出装置)11が配置されている。インデクサユニット11の側面には後述するメインパネル40が設けられている。
【0032】
搬送ユニット12は、基板Wを保持する基板保持部121を有し、鉛直軸方向に移動可能かつθ軸方向(鉛直軸を中心とする回転方向)に回転可能に設けられている。基板保持部121は、X軸方向(水平面内で前進および後退する方向)に移動可能に設けられている。
【0033】
回転処理ユニット14は、基板を回転させながら基板に所定の処理を行う。この回転処理ユニット14としては、基板上にフォトレジスト液等の処理液を塗布する回転式塗布ユニット、基板に現像処理を行う回転式現像ユニット、基板を洗浄する回転式洗浄ユニット等がある。ベークユニット15は、基板に加熱、冷却等の温度処理を行う。このベークユニット15としては、基板を加熱する加熱ユニット(ホットプレート)、基板を冷却する冷却ユニット(クーリングプレート)等がある。薬液温調ユニット13は、回転処理ユニット14で用いられる薬液(処理液)の温度調整を行う。
【0034】
インデクサユニット11は、移載ロボット112を有する。移載ロボット112は、矢印Uの方向に移動し、カセット111から基板Wを取り出して搬送ユニット12に渡し、逆に一連の処理が施された基板Wを搬送ユニット12から受け取ってカセット111に戻す。
【0035】
搬送ユニット12は、インデクサユニット11の移載ロボット112との間で基板Wの受け渡しを行い、回転処理ユニット14およびベークユニット15への基板の搬入および搬出を行う。
【0036】
図3に示すように、本実施例の基板処理装置1の制御系は、メインコントローラ20、インデクサユニット用のスレーブコントローラ21、搬送ユニット用のスレーブコントローラ22、薬液温調ユニット用のスレーブコントローラ23、回転処理ユニット用のスレーブコントローラ24、ベークユニット用のスレーブコントローラ25、およびホストコントローラ30を含む。
【0037】
メインコントローラ20、複数のスレーブコントローラ21〜25およびホストコントローラ30は、イーサネット(登録商標)(ethernet) 規格に従うLAN(ローカルエリアネットワーク)80により相互に接続されている。
【0038】
メインコントローラ20は記憶部M0を内蔵し、スレーブコントローラ21〜25はそれぞれ記憶部M1〜M5を内蔵し、ホストコントローラ30は記憶部M10を内蔵する。メインコントローラ20の記憶部M0、スレーブコントローラ21〜25の記憶部M1〜M5およびホストコントローラ30の記憶部M10には、同じ種類のオペレーティングシステム(OS)が記憶される。このオペレーティングシステムとしては、イーサネット(登録商標)規格に従うLANに対応する通信機能を有するネットワークオペレーティングシステムが用いられる。
【0039】
メインコントローラ20の記憶部M0には、複数のユニット11〜15を協調動作させるための制御プログラム、各種データおよび各種アプリケーションプログラム、各ユニット11〜15のレシピ(処理手順)を示すデータが格納される。
【0040】
メインコントローラ20は、オペレーティングシステム上で実行される制御プログラムに従ってスレーブコントローラ21〜25を統括制御する。この場合、メインコントローラ20はLAN80を介して各スレーブコントローラ21〜25に各ユニット11〜15のレシピ(処理手順)を示すデータに基づき各種指令を与えるとともに、各スレーブコントローラ21〜25から状態報告を受け、複数のユニット11〜15の動作タイミングを統括的に管理および制御する。
【0041】
また、スレーブコントローラ21〜25の記憶部M1〜M5には、それぞれユニット11〜15の動作を制御するための制御プログラム、各ユニット11〜15の状態を示すデータ、特定のユニットのみを部分的に動作させる手動機能や位置合わせ時のティーチング機能を実現するためのアプリケーションプログラム等が格納される。
【0042】
各スレーブコントローラ21〜25は、それぞれのオペレーティングシステム上で実行される制御プログラムに従ってそれぞれユニット11〜15の動作を制御する。この場合、各スレーブコントローラ21〜25は、メインコントローラ20からの指令に従って各ユニット11〜15を制御する。
【0043】
ホストコントローラ30は、工場内のホストコンピュータに接続され、メインコントローラ20にホストコンピュータからの各種指令やレシピ等のデータを与えるとともに個々のユニット11〜15の状態を管理する。
【0044】
メインコントローラ20には、各種指令、データ等の情報の入力および表示を行うためのメインパネル40が接続されている。また、任意のスレーブコントローラ21〜25に、各種指令、データ等の情報の入力および表示を行うための可搬式パネル50を接続することができる。
【0045】
本実施例では、インデクサユニット11、薬液温調ユニット13、回転処理ユニット14およびベークユニット15が処理ユニットに相当し、スレーブコントローラ21〜25がユニット用制御部に相当し、メインコントローラ20が主制御部に相当する。また、ホストコントローラ30が管理用制御部に相当する。
【0046】
本実施例の基板処理装置1においては、複数スレーブコントローラ21〜25により複数のユニット11〜15の動作が制御され、複数のユニット11〜15を協調動作させるためにメインコントローラ20により複数のスレーブコントローラ21〜25が統括制御され、ホストコントローラ30によりメインコントローラ20に指令が与えられるとともに複数のユニット11〜15の状態が管理される。
【0047】
この場合、ホストコントローラ30、メインコントローラ20および複数のスレーブコントローラ21〜25の制御プログラムが同じ種類のオペレーティングシステム上で実行され、かつホストコントローラ30、メインコントローラ20および複数のスレーブコントローラ21〜25がLAN80により相互に接続されている。すなわち、ホストコントローラ30、メインコントローラ20および複数のスレーブコントローラ21〜25が同一のプラットフォーム上に構成され、ホストコントローラ30およびメインコントローラ20が制御系統における同一階層レベルに属する。それにより、ホストコントローラ30、メインコントローラ20および複数のスレーブコントローラ21〜25がデータおよびプログラムを共有することができる。
【0048】
したがって、ホストコントローラ30が各スレーブコントローラ21〜25の状態を管理する際に、各スレーブコントローラ21〜25からLAN80を介して直接情報を受け取ることができ、メインコントローラ20がホストコントローラ30と各スレーブコントローラ21〜25との間で情報の中継を行う必要がなくなる。
【0049】
たとえば、ホストコントローラ30がスレーブコントローラ24の記憶部M4に格納される回転処理ユニット14の回転数のデータを直接読み出すことができる。
【0050】
したがって、メインコントローラ20の負荷が軽減されるとともに、ホストコントローラ30と各スレーブコントローラ21〜25との間での情報通信の応答性が向上する。
【0051】
また、メインコントローラ20および個々のスレーブコントローラ21〜25が同一のプラットホーム上に構成されているので、メインコントローラ20および複数のスレーブコントローラ21〜25の間で直接データの送受信を行うことができる。
【0052】
たとえば、スレーブコントローラ24が回転処理ユニット14による回転処理を開始する指令をメインコントローラ20から受けたときに、メインコントローラ20の記憶部M0に格納される薬液温調ユニット13の温度のデータを直接参照することができる。
【0053】
したがって、メインコントローラ20と個々のスレーブコントローラ21〜25との間で各種指令やデータの送受信を行うためにメインコントローラ20および各スレーブコントローラ21〜25でプログラムの作成および改良が不要となる。また、通信プロトコルを新たに定めたり、運用規則を作成するためにプログラムを新たに作成する必要もなくなる。その結果、制御プログラムが単純化する。
【0054】
さらに、メインコントローラ20およびホストコントローラ30が各スレーブコントローラ21〜25のデータを直接参照することができるので、特定のユニットの機構部の追加を行った場合でも、メインコントローラ20およびホストコントローラ30の制御プログラムを改良する必要がなくなる。
【0055】
また、特定のユニットのみを部分的に動作させる手動機能や位置合わせ時のティーチング機能を実現する場合には、メインコントローラ20および個々のスレーブコントローラ21〜25の両方でプログラムを作成する必要がなく、メインコントローラ20またはスレーブコントローラ21〜25のいずれかで作成したプログラムを他のスレーブコントローラ21〜25またはメインコントローラ20で使用することができる。なお、ティーチング機能とは、例えば搬送ユニット12と他のユニット11,14,15との位置合わせの際に、搬送ユニット12と他のユニット11,14,15との位置関係をメインコントローラ20に記憶させることである。したがって、プログラムの作成工数が削減される。
【0056】
また、メインコントローラ20、ホストコントローラ30および個々のスレーブコントローラ21〜25が他のスレーブコントローラ21〜25、メインコントローラ20またはホストコントローラ30のアプリケーションプログラムを直接実行することができるので、他のスレーブコントローラ21〜25、メインコントローラ20またはホストコントローラ30のアプリケーションプログラムを使用する場合に、アプリケーションプログラムをダウンロードする必要がなくなる。
【0057】
これらの結果、基板処理装置1の制御系における不具合が少なくなるとともに、基板処理装置1用のソフトウェアを短い時間および少ない労力で作成および改良することが可能となる。
【0058】
また、メインパネル40を用いて、各種指令、データ等の情報をメインコントローラ20の記憶部M0に入力することができるとともに、LAN80を介して任意のスレーブコントローラ21〜25の記憶部M1〜M5またはホストコントローラ30の記憶部M10に入力することもできる。また、任意のスレーブコントローラ21〜25に接続された可搬式パネル50を用いて、情報をそのスレーブコントローラ21〜25の記憶部M1〜M5に入力することができるとともに、LAN80を介して他のスレーブコントローラ21〜25の記憶部M1〜M5、メインコントローラ20の記憶部M0またはホストコントローラ30の記憶部M10に入力することもできる。
【0059】
さらに、メインパネル40を用いて、メインコントローラ20の記憶部M0内の情報を表示することができるとともに、LAN80を介して任意のスレーブコントローラ21〜25の記憶部M1〜M5またはホストコントローラ30の記憶部M10内の情報を表示することもできる。また、任意のスレーブコントローラ21〜25に接続された可搬式パネル50を用いて、そのスレーブコントローラ21〜25の記憶部M1〜M5内の情報を表示することができるとともに、LAN80を介して他のスレーブコントローラ21〜25の記憶部M1〜M5、メインコントローラ20の記憶部M0またはホストコントローラ30の記憶部M10内の情報を表示することもできる。
【0060】
なお、本発明に係る基板処理装置の処理ユニットとしては、上記実施例のユニット11〜15に限らず、基板に関する処理を行うその他の処理ユニットを用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における基板処理装置の平面図である。
【図2】図1の基板処理装置の正面図である。
【図3】図1の基板処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【図4】従来の基板処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置
11 インデクサユニット
12 搬送ユニット
13 薬液温調ユニット
14 回転処理ユニット
15 ベークユニット
20 メインコントローラ
21〜25 スレーブコントローラ
30 ホストコントローラ
40 メインパネル
50 可搬式パネル
M0〜M5,M10 記憶部

Claims (4)

  1. ホストコンピュータに接続される基板処理装置であって、
    基板に関する処理を行う複数の処理ユニットと、
    前記複数の処理ユニットの各々に基板を搬送する搬送ユニットと、
    前記ホストコンピュータに接続される管理用制御部と、
    主制御部と、
    前記複数の処理ユニットおよび前記搬送ユニットにそれぞれ対応して設けられる複数のユニット用制御部とを備え、
    前記管理用制御部、前記主制御部および前記複数のユニット用制御部はネットワークにより相互に接続され、
    前記管理用制御部が前記主制御部を介さずに前記ネットワークを介して前記複数のユニット用制御部とデータを共有することができるように前記管理用制御部、前記主制御部および前記複数のユニット用制御部が制御系統における同一階層レベルに属し、
    前記管理用制御部は、前記ホストコンピュータからの指令および処理手順に関するデータを前記主制御部に与えるとともに、前記主制御部を介さずに各ユニット用制御部から前記複数の処理ユニットおよび前記搬送ユニットの各々の状態を示すデータを取得し、
    前記主制御部は、前記複数の処理ユニットおよび前記搬送ユニットを協調動作させるためのプログラムに従って、基板に一連の処理が行われるように前記管理用制御部から与えられた指令およびデータに基づき指令を各ユニット用制御部に与えるとともに、各ユニット用制御部から前記複数の処理ユニットおよび前記搬送ユニットの各々の状態を示すデータを受け、前記複数の処理ユニットおよび前記搬送ユニットの動作タイミングを統括的に制御し、
    前記複数のユニット用制御部は、前記複数の処理ユニットおよび前記搬送ユニットの動作をそれぞれ制御するプログラムに従って、前記主制御部からの指令により前記複数の処理ユニットおよび前記搬送ユニットの動作をそれぞれ制御するとともに、前記主制御部に前記複数の処理ユニットおよび前記搬送ユニットの各々の状態を示すデータを与えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記複数のユニット用制御部は、同じ種類のオペレーティングシステムを記憶する記憶部を有し、前記オペレーティングシステム上で実行されるプログラムに従って前記複数の処理ユニットの動作をそれぞれ制御し、
    前記主制御部は、前記複数のユニット用制御部と同じ種類のオペレーティングシステムを記憶する記憶部を有し、前記オペレーティングシステム上で実行されるプログラムに従って前記複数のユニット用制御部を統括制御し、
    前記管理用制御部は、前記複数のユニット用制御部と同じ種類のオペレーティングシステムを記憶する記憶部を有し、前記オペレーティングシステム上で実行されるプログラムに従って前記主制御部に指令および処理手順に関するデータを与えるとともに前記複数のユニット用制御部から前記複数の処理ユニットおよび前記搬送ユニットの各々の状態を示すデータを取得し、
    前記管理用制御部、前記主制御部および前記複数のユニット用制御部はローカルエリアネットワークにより相互に接続されたことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記オペレーティングシステムはローカルエリアネットワークに対応する通信機能を有するネットワークオペレーティングシステムであることを特徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  4. 前記ローカルエリアネットワークはイーサネット(登録商標)規格に従うことを特徴とする請求項2または3記載の基板処理装置。
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