JPH11195573A - 固体デバイス製造装置 - Google Patents

固体デバイス製造装置

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JPH11195573A
JPH11195573A JP47198A JP47198A JPH11195573A JP H11195573 A JPH11195573 A JP H11195573A JP 47198 A JP47198 A JP 47198A JP 47198 A JP47198 A JP 47198A JP H11195573 A JPH11195573 A JP H11195573A
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wafer
solid
recipe
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chambers
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政利 高田
Ryoji Saito
良二 斉藤
Yukio Akita
幸男 秋田
Masahiro Makitani
雅広 槇谷
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体デバイスの製造効率を高めることができ
るようにする。 【解決手段】 固体デバイス製造装置は、運転レシピ作
成画面を表示する。この運転レシピ作成画面は、搬送順
序・プロセス指定部44を有する。作業者は、この搬送
順序・プロセス指定部44を使って、複数のプロセス室
に対するウェーハの搬送順序を各ウェーハごとに指定す
るとともに、複数のプロセス室で実行するプロセスを各
ウェーハごとに指定する。固体デバイス製造装置は、こ
の指定に基づいて、一度に複数のウェーハに複数のプロ
セス室で同時に異なる処理を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のプロセス室
を有し、この複数のプロセス室を使って異なる複数のプ
ロセスを実行することにより、固体デバイスを製造する
固体デバイス製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、枚葉式の半導体デバイス製造装
置では、1台で異なる複数のプロセス(例えば、CVD
(Chemical Vaper Deposion)、ドライエッチング、スパ
ッタリング、熱処理等)を実行するマルチプロセス方式
の装置が提案されている。
【0003】このマルチプロセス方式の半導体デバイス
製造装置は、通常、複数のプロセス室を有し、各プロセ
ス室で異なるプロセスを実行することにより、1台で異
なる複数のプロセスを実行するようになっている。
【0004】従来のマルチプロセス方式の半導体デバイ
ス製造装置では、あるプロセス室でのプロセスが終了す
ると、作業者の操作によって処理の終了したウェーハを
次のプロセス室に搬送し、この搬送が終了すると、作業
者の操作によって搬送先でのプロセスを開始するように
なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、複数のプロセス室があるにもかかわら
ず、これら複数のプロセス室で異なる複数のプロセスを
同時に実行することができないため、半導体デバイスの
製造効率が悪いという問題があった。
【0006】そこで、本発明は、固体デバイスの製造効
率を高めることができるマルチプロセス方式の固体デバ
イス製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の固体デバイス製造装置は、各基板ごと
に複数のプロセス室に対する搬送順序を指定することが
できるようにするとともに、複数のプロセス室で実行す
るプロセスを指定することができるようにしたものであ
る。
【0008】すなわち、請求項1記載の固体デバイス製
造装置は、複数のプロセス室を有し、この複数のプロセ
ス室を使って異なる複数のプロセスを実行することによ
り、固体デバイスを製造する装置において、各基板ごと
に複数のプロセス室に対する搬送順序を指定するための
搬送順序指定手段と、この搬送順序指定手段によって指
定された搬送順序に従って基板を複数のプロセス室に順
次に搬送する基板搬送手段と、各基板ごとに複数のプロ
セス室で実行するプロセスを指定するためのプロセス指
定手段と、このプロセス指定手段によって指定されたプ
ロセスを前記複数のプロセス室で実行するプロセス実行
手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】上記構成においては、予め、作業者によっ
て、搬送順序指定手段を使って、複数のプロセス室に対
する基板の搬送順序が各基板ごとに指定されるととも
に、プロセス指定手段を使って、複数のプロセス室で実
行するプロセスが各基板ごとに指定される。そして、固
体デバイスの製造時は、これら指定手段を使って指定さ
れた搬送順序やプロセスに従って基板に所定の処理が施
される。これにより、複数のプロセス室で異なる複数の
プロセスを同時に実行することができるので、固体デバ
イスの製造効率を高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0011】図1、図2は、本発明の一実施の形態の構
成を示す図である。なお、以下の説明では、本発明を、
ウェーハ搬送室用のチャンバの周囲に複数のプロセス室
用のチャンバの配置したマルチチャンバ方式の半導体デ
バイス製造装置に適用した場合を代表として説明する。
また、以下の説明では、本発明を、各プロセス室用チャ
ンバで一度に処理するウェーハの枚数が1枚である枚葉
式の半導体デバイス製造装置に適用した場合を代表とし
て説明する。
【0012】図3は、上述した半導体デバイス製造装置
の一例の内部構成を示す平面図である。
【0013】図示の半導体デバイス製造装置は、ウェー
ハ搬送室Rを形成するための六角形のチャンバ11を有
する。このウェーハ搬送室用チャンバ11の内部には、
ウェーハWを搬送するためのウェーハ搬送用ロボット1
2が収容されている。また、このウェーハ搬送室用チャ
ンバ11の周囲には、六角形の各辺ごとに、6つのチャ
ンバ13,14,15,16,17,18が配設されて
いる。
【0014】ここで、隣接する2つのチャンバ13,1
4は、カセット室CM(1),CM(2)を形成するた
めのチャンバである。また、残りの4つのチャンバ1
5,16,17,18は、プロセス室PM(1),PM
(2),PM(3),PM(4)を形成するためのチャ
ンバである。これらのチャンバ13,14,15,1
6,17,18は、ゲートバルブ19,20,21,2
2,23,24を介してウェーハ搬送室用チャンバ11
に接続されている。
【0015】なお、各プロセス室PM(m)(m=1,
2,3,4)では、プロセスとして、CVD、ドライエ
ッチング、スパッタリング、熱処理等の他、冷却処理も
行われる。
【0016】図4は、図3に示す半導体デバイス製造装
置の正面の外観構成を示す図である。図示のごとく、図
3に示す半導体デバイス製造装置は、筐体31の正面に
は、2つのカセット搬入搬出口32,33が設けられて
いる。このカセット搬入搬出口32,33は、それぞれ
図3に示すカセット室用チャンバ13,14の内部に通
じている。また、この筐体31の正面には、作業者が装
置を操作するための操作画面や作業者が運転レシピを作
成するための運転レシピ作成画面等を表示するための表
示部34が設けられている。
【0017】上記構成において、半導体デバイスを製造
する場合の動作を説明する。
【0018】この場合、処理すべきウェーハWが収容さ
れたカセットが作業者または図示しないカセット搬送車
を介してカセット室CM(1),CM(2)に収容され
る。この収容が終了すると、カセット室CM(1)また
はCM(2)のカセットに収容されているウェーハWが
ウェーハ搬送ロボット12により4つのプロセス室PM
1,PM2,PM3,PM4に搬送され、所定の処理を
受ける。この処理が終了すると、ウェーハWは、カセッ
ト室CM(1)またはCM(2)のカセットに戻され
る。
【0019】以上の処理がすべてのウェーハWについて
終了すると、処理の終了したウェーハWが収容されてい
るカセットが作業者またはカセット搬送車によりカセッ
ト室CM(1),CM(2)から搬出される。
【0020】以上が、本発明の一実施の形態が適用され
るマルチチャンバ方式の半導体デバイス製造装置の構成
の一例である。
【0021】次に、本発明の特徴する構成を説明する。
【0022】本実施の形態は、4つのプロセス室PM
(1),PM(2),PM(3),PM(4)に対する
ウェーハWの搬送順序と、4つのプロセス室PM
(1),PM(2),PM(3),PM(4)で実行す
るプロセスとを各ウェーハごとに示すレシピ(以下、
「運転レシピ」という。)を作成し、この運転レシピに
基づいて、装置を稼働するようになっている。
【0023】この運転レシピは、例えば、グラフィカル
ユーザインタフェース(以下、「GUI」という。)に
よる運転レシピ作成画面を使って作業者により作成され
る。この運転レシピ作成画面は、表示部34に表示され
る。
【0024】図1は、この運転レシピ作成画面を示す図
である。図示の運転レシピ作成画面は、運転レシピの名
称を表示するための運転レシピ名表示部(File Name)4
1と、日時を表示するための日時表示部(Date)42とを
有する。
【0025】また、この運転レシピ作成画面は、処理す
べきウェーハWを取り出すカセット室CM(1),CM
(2)を指定するための取出しカセット室指定部(Load
Module)43を有する。取出しカセット室の指定は、予
めカセット室CM(1),CM(2)に付与された名称
や番号を選択、または、記述することにより行われる。
図には、カセット室CM(1)が指定された場合を示
す。
【0026】また、この運転レシピ作成画面は、各ウェ
ーハWごとに、4つのプロセス室PM(1),PM
(2),PM(3),PM(4)に対するウェーハWの
搬送順序と4つのプロセス室PM(1),PM(2),
PM(3),PM(4)で実行するプロセスとを指定す
る搬送順序・プロセス指定部44を有する。この搬送順
序・プロセス指定部44は、1枚分のウェーハの搬送順
序とプロセスとを指定するための16個のウェーハ単位
指定部44(1),44(2),…,44(16)を有
する。
【0027】各ウェーハ単位指定部44(n)(n=
1,2,…,16)は、スロット番号指定部(Slot No.)
441(n)を有する。このスロット番号指定部441
(n)は、処理すべきウェーハWの取出しスロットの番
号を指定するための取出しスロット番号指定部a1
(n)と、処理の終了したウェーハWの回収スロットの
番号を指定するための回収スロット番号指定部a2
(n)とを有する。
【0028】このスロット番号指定部a1(n),a2
(n)を設けることにより、各ウェーハWごとに4つの
プロセス室PM(1),PM(2),PM(3),PM
(4)に対するウェーハWの搬送順序と4つのカセット
室PM(1),PM(2),PM(3),PM(4)で
のプロセスとを指定可能である。
【0029】また、各ウェーハ単位指定部44(n)
は、プロセス室単位指定部442(n),443
(n),444(n),445(n)を有する。各プロ
セス室単位指定部44q(n)(q=2,3,4,5)
は、対応するプロセス室PM(m)に対するウェーハW
の搬送順位を指定するための搬送順位指定部b1
(n),c1(n),d1(n),e1(n)と、この
プロセス室PM(m)で実行するプロセスを指定するた
めのプロセス指定部b2(n),c2(n),d2
(n),e2(n)とを有する。これにより、本実施の
形態では、搬送順序指定機能をプロセス指定機能とのス
ケジューリングが可能である。
【0030】なお、本実施の形態では、プロセスとし
て、ウェーハWを何もしないで放置する単純放置や冷却
しながら放置する冷却放置も含まれる。この場合、冷却
室は、搬送順位指定部b1(n),c1(n),d1
(n),e1(n)で指定される。また、冷却時間は、
プロセス指定部b2(n),c2(n),d2(n),
e2(n)で指定される。
【0031】また、各ウェーハ単位指定部44(n)
は、処理の終了したウェーハWを回収するカセット室を
指定するための回収カセット室指定部(Unload Module)
446(1),446(2),446,…,446(1
6)を有する。回収カセット室の指定は、カセット室C
M1,CM2の名称や番号を選択、または記述すること
により行われる。図には、すべてのウェーハ単位指定部
44(1),44(2),…,44(16)でカセット
室CM1を指定した場合を示す。
【0032】また、図1に示す運転レシピ作成画面は、
タクト制御時間を指定するためのタクト制御時間指定部
(Tact time)45を有する。ここで、タクト制御時間と
は、プロセス室PM(1),PM(2),PM(3),
PM(4)での処理が終了した後、このプロセス室PM
(1),PM(2),PM(3),PM(4)にウェー
ハWが長時間放置されてしまうことを防止するための時
間である。このタクト制御時間を設定可能とすることに
より、プロセス室PM(1),PM(2),PM
(3),PM(4)にウェーハが放置されることが防止
される。これにより、装置の稼働率を高めることができ
る。
【0033】また、図4に示す運転レシピ作成画面は、
作成した運転レシピをハードディスクやフロッピィディ
スクにダウンロードしたり、これらからアップロードす
るための入出力釦(Files)46を有する。この入出力釦
46を設けることにより、装置のメンテナンスや保守性
を高めることができる。
【0034】また、図4に示す運転レシピ作成画面は、
作成した運転レシピを各プロセス室PM(m)ごとに設
けられるコントローラのプロセスレシピ群として選択ま
たは登録するためのプロセスレシピ群選択/登録釦を有
する。このプロセスレシピ群選択/登録釦は、ウェーハ
単位指定部44(n)と兼用される。
【0035】また、図4に示す運転レシピ作成画面は、
作成した運転レシピを各プロセス室PM(m)ごとに設
けられるコントローラにダウンロードしたり、これらか
らアップロードするための転送釦を有する。この転送釦
は、入出力釦46と兼用される。
【0036】図2は、本実施の形態の全体的な構成を示
すブロック図である。
【0037】図示のごとく、本実施の形態の半導体デバ
イス製造装置は、2つのカセット収容部51,52と、
4つのプロセス実行部53,54,55,56と、1つ
のウェーハ搬送部57と、入出力部58と、ハードディ
スク駆動部59と、フロッピィディスク駆動部60と、
制御部61と、運転レシピ記憶部62とを有する。
【0038】カセット収容部51,52は、それぞれ図
3に示すカセット室用チャンバ13,14を有し、作業
者またはカセット搬送車との間でカセットの受け渡しを
行う機能を有する。プロセス実行部53,54,55,
56は、それぞれ図3に示すプロセス室用チャンバ1
5,16,17,18を有し、制御部61により指定さ
れたプロセスを実行する機能を有する。ウェーハ搬送部
57は、図3に示すウェーハ搬送室用チャンバ11を有
し、カセット収容部51,52とプロセス実行部53,
54,55,56との間及び各プロセス実行部53,5
4,55,56間でウェーハWを搬送する機能を有す
る。
【0039】入出力部58は、図4に示す表示部34を
有し、この表示部34を使って情報を入出力する機能を
有する。ハードディスク駆動部59は、ハードディスク
を駆動する機能を有する。フロッピィディスク駆動部6
0は、フロッピィディスクを駆動する機能を有する。
【0040】制御部61は、カセット収容部51,52
の動作と、プロセス実行部53,54,55,56の動
作と、ウェーハ搬送部57の動作と、入出力部58の動
作と、ハードディスク駆動部59の動作と、フロッピィ
ディスク駆動部60の動作とを制御する機能を有する。
運転レシピ記憶部62は、作成された運転レシピを記憶
する機能を有する。
【0041】なお、図2において、実線は、ウェーハW
の流れを示し、破線は、データの流れを示す。
【0042】上記構成において、動作を説明する。ま
ず、図5を参照しながら、運転レシピを作成する場合の
動作を説明する。図5は、この場合の制御部61の処理
を示すフローチャートである。
【0043】この動作は、作業者が制御部61に運転レ
シピの作成を要求することによって開始される。この作
成要求は、例えば、制御部61によって表示部34に表
示された操作画面を使って行われる。制御部61は、運
転レシピの作成要求を受けると、表示部34に図1に示
す運転レシピ作成画面を表示する(ステップS11)。
【0044】作業者は、表示部34に運転レシピ作成画
面が表示されると、この運転レシピ作成画面を使って希
望する運転レシピを作成する。この作成が終了すると、
作業者は、制御部61に作成した運転レシピの登録を要
求する。この登録要求は、例えば、運転レシピ作成画面
を使って行われる。
【0045】制御部61は、運転レシピ作成画面の表示
が終了すると、作業者から運転レシピの登録要求を受け
たか否かを監視する(ステップS12)。この登録要求
を受けると、制御部61は、作成された運転レシピにお
いて、ウェーハW間の整合がとれているか否かを判定す
る(ステップS13)。これは、運転レシピの内容(プ
ロセスの内容とその時間設定及びウェーハWの搬送順
序)によっては、同一プロセス室PM(m)への複数の
ウェーハWの搬送が同時刻に発生する危険性があるから
である。
【0046】ウェーハW間の整合がとれていないと、制
御部61は、整合性の判定結果を作業者に報告する(ス
テップS14)。この報告は、例えば、運転レシピ作成
画面を使って行われる。このあと、制御部61は、ステ
ップS12に戻り、再び、運転レシピの登録要求を受け
たか否かを監視する。
【0047】作業者は、この報告を受けると、この報告
に基づいて、整合がとれるように運転レシピの内容を修
正した後、再び、運転レシピの登録操作を行う。以下、
同様に、ウェーハW間の整合がとれるまで、上述した処
理が実行される。
【0048】これに対し、ウェーハWの整合がとれてい
れば、制御部61は、作成された運転レシピを運転レシ
ピ記憶部62に書き込む(ステップS15)。これによ
り、作成された運転レシピが登録されたことになる。
【0049】以上が運転レシピを作成するための動作で
ある。次に、図6を参照しながら、作成された運転レシ
ピを実行する場合の動作を説明する。図6は、この場合
の制御部61の動作を示すフローチャートである。
【0050】この動作は、例えば、作業者によって運転
レシピの実行を開始するための操作が実行されることに
より開始される。この操作は、例えば、表示部34に表
示された操作画面を使って行われる。
【0051】この動作においては、制御部61は、運転
レシピ記憶部62から運転レシピを読み出し、この運転
レシピに基づいて、ウェーハ搬送部57の動作やプロセ
ス実行部53,54,55,56の動作を制御する(ス
テップS21)。
【0052】これにより、運転レシピによって指定され
るカセット室CM1またはCM2(取出しカセット室)
のカセットに収容されている複数のウェーハWのうち、
運転レシピに基づいて選択された4枚のウェーハWがそ
れぞれ運転レシピによって指定されるプロセス室PM
(1),PM(2),PM(3),PM(4)に搬送さ
れる。プロセス処理室PM(1),PM(2),PM
(3),PM(4)に搬送されたウェーハWは、それぞ
れ運転レシピによって指定されるプロセスによる処理を
受けた後、運転レシピによって指定されるカセット室C
M1またはCM2(回収カセット室)のカセットに回収
される。
【0053】以上が、運転レシピを実行する場合の動作
である。次に、図7参照しながら、運転レシピ記憶部6
2に登録されている運転レシピをハードディスクやフロ
ッピィディスクにダウンロードしたり、これらからアッ
プロードする動作を説明する。ここで、図7は、この場
合の制御部61の処理を示すフローチャートである。
【0054】この動作は、例えば、作業者によって図1
に示す入出力釦46が操作されることにより開始され
る。この動作においては、制御部61は、まず、転送要
求がダウンロード要求かアップロード要求かを判定する
(ステップS31)。
【0055】ダウンロード要求である場合は、制御部6
1は、運転レシピ記憶部62から運転レシピを読み出
し、ハードディスク駆動部59やフロッピィディスク駆
動部60に供給する(ステップS32)。これにより、
ハードディスクやフロッピィディスクに運転レシピが書
き込まれる。これに対し、アップロード要求である場合
は、制御部61は、ハードディスク駆動部59やフロッ
ピィディスク駆動部60から運転レシピを受け取り、運
転レシピ記憶部62に書き込む(ステップS33)。
【0056】以上詳述した本実施の形態によれば、次の
ような効果を得ることができる。
【0057】(1)まず、本実施の形態によれば、各ウ
ェーハWごとに、これを4つのプロセス室PM(1),
PM(2),PM(3),PM(4)に搬送する順序を
指定することができるようにするとともに、各ウェーハ
Wごとに4つのプロセス室PM(1),PM(2),P
M(3),PM(4)におけるプロセスを指定すること
ができるようにしたので、4つのプロセス室PM
(1),PM(2),PM(3),PM(4)に4枚の
ウェーハWを搬送し、異なる4つのプロセスを同時に実
行することができる。これにより、半導体デバイスの製
造効率を高めることができる。
【0058】(2)また、本実施の形態によれば、タク
ト制御時間を設定することができるようにしたので、ウ
ェーハWの放置を防止し、装置を効率的に稼働すること
ができる。
【0059】(3)また、本実施の形態によれば、運転
レシピ記憶部62とハードディスクやフロッピィディス
クとの間で運転レシピを転送することができるようにし
たので、装置のメンテナンス効率や保守効率を高めるこ
とができる。
【0060】(4)また、本実施の形態によれば、運転
レシピに基づいて、装置を自動的に稼働することができ
るので、終夜運転等において人手を介することなく、装
置を稼働することができる。これにより、半導体デバイ
スの製造経費を低減することができる。
【0061】(5)また、本実施の形態によれば、運転
レシピを作成する場合、GUIを用いて作成することが
できるため、簡単に作成することができる。
【0062】(6)また、本実施の形態では、作成され
た運転レシピについて、ウェーハW間の整合性をチェッ
クするようにしたので、同一プロセス室PM(m)への
複数のウェーハの同時搬送を防止することができる。こ
れにより、ウェーハW間の不整合による誤動作を防止す
ることができる。
【0063】以上、本発明の一実施の形態を詳細に説明
したが、本発明は、上述したような実施の形態に限定さ
れるものではない。
【0064】(1)例えば、先の実施の形態では、本発
明を、ウェーハ搬送室用チャンバ11の周囲に複数のプ
ロセス室用チャンバ15,16,17,18を配設する
ことにより、1台で異なる複数の異なるプロセスを実行
する半導体デバイス製造装置に適用する場合を説明し
た。
【0065】しかしながら、本発明は、複数のプロセス
室を有する半導体デバイス製造装置一般に適用すること
ができる。例えば、本発明は、ウェーハ搬送室用チャン
バの周囲に、複数の半導体デバイス製造装置を配設した
構成のマルチプロセス方式の半導体デバイス製造装置に
も適用することができる。この複数の装置を配設する構
成の装置に適用した場合は、プロセスの前処理や、より
付加価値の高いウェーハを提供することができる。
【0066】(2)また、先の実施の形態では、本発明
を、枚葉式の半導体デバイス製造装置に適用した場合を
説明した。しかしながら、本発明は、バッチ式の半導体
デバイス製造装置にも適用することができる。
【0067】(3)また、先の実施の形態では、本発明
を半導体デバイス製造装置に適用する場合を説明した。
しかしながら、本発明は、基板に対して所定を処理を施
すことにより固体デバイスを製造する固体デバイス製造
装置一般に適用することができる。例えば、本発明は、
ガラス基板等に対して所定の処理を施すことにより液晶
表示デバイスを製造する液晶表示デバイス製造装置にも
適用することができる。
【0068】(4)このほかにも、本発明は、その要旨
を逸脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿論
である。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の固体
デバイス製造装置によれば、各基板ごとに、これを複数
のプロセス室に搬送する順序を指定することができるよ
うにするとともに、各基板ごとに、複数のプロセス室で
実行するプロセスを指定することができるようにしたの
で、複数のプロセス室に複数の基板を搬送し、異なる複
数のプロセスを同時に実行することができる。これによ
り、固体デバイスの製造効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の要部の構成を示す図で
ある。
【図2】本発明の一実施の形態の全体的な構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態が適用される半導体デバ
イス製造装置の一例の内部構成を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態が適用される半導体デバ
イス製造装置の一例の正面構成を示す正面図である。
【図5】本発明の一実施の形態の動作を説明するための
フローチャートである。
【図6】本発明の一実施の形態の動作を説明するための
フローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態の動作を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
11…ウェーハ搬送室用チャンバ、12…ウェーハ搬送
用ロボット、13,14…カセット室用チャンバ、1
5,16,17,18…プロセス室用チャンバ、19,
20,21,22,23,24…ゲートバルブ、CM
(1),CM(2)…カセット室、PM(1),PM
(2),PM(3),PM(4)…プロセス室、31…
筐体、32,33…カセット搬入搬出口、34…表示
部、41…運転レシピ名表示部、42…日時表示部4
2、43…取出しカセット室指定部、44…搬送順序・
プロセス指定部、44(1),44(2),…,44
(16)…ウェーハ単位指定部、441(1)〜441
(16)…スロット番号指定部、a1(1)〜a1(1
6)…取出しスロット番号指定部、a2(1)〜a2
(16)…回収スロット番号指定部、442(1)〜4
42(16),443(1)〜443(16),444
(1)〜444(16),445(1)〜445(1
6)…プロセス室単位指定部、b1(1)〜b1(1
6),c1(1)〜c1(16),d1(1)〜d1
(16),e1(1)〜e1(16)…搬送順位指定
部、b2(1)〜b2(16),c2(1)〜c2(1
6),d2(1)〜d2(16),e2(1)〜e2
(16)…プロセス指定部、446(1)〜446(1
6)…回収カセット指定部、45…タクト制御時間指定
部、46…入出力釦、46,47…プロセスレシピ群選
択/登録釦、48…転送釦、51,52…カセット収容
部、53,54,55,56…プロセス処理部、57…
ウェーハ搬送部、58…入出力部、59…ハードディス
ク駆動部、60…フロッピィディスク駆動部、61…制
御部、62…運転レシピ記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 槇谷 雅広 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセス室を有し、この複数のプ
    ロセス室を使って異なる複数のプロセスを実行すること
    により、固体デバイスを製造する固体デバイス製造装置
    において、 各基板ごとに前記複数のプロセス室に対する搬送順序を
    指定するための搬送順序指定手段と、 この搬送順序指定手段によって指定された搬送順序に従
    って前記基板を前記複数のプロセス室に順次に搬送する
    基板搬送手段と、 各基板ごとに前記複数のプロセス室で実行するプロセス
    を指定するためのプロセス指定手段と、 このプロセス指定手段によって指定されたプロセスを前
    記複数のプロセス室で実行するプロセス実行手段とを備
    えたことを特徴とする固体デバイス製造装置。
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