JP2003100598A - 基板処理装置制御システムおよび基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置制御システムおよび基板処理装置

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JP2003100598A
JP2003100598A JP2001291227A JP2001291227A JP2003100598A JP 2003100598 A JP2003100598 A JP 2003100598A JP 2001291227 A JP2001291227 A JP 2001291227A JP 2001291227 A JP2001291227 A JP 2001291227A JP 2003100598 A JP2003100598 A JP 2003100598A
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processing
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unit
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JP2001291227A
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Tamihiro Bun
民浩 文
Kinya Murata
謹弥 村田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板処理装置で実行される先行処理におい
て、検査部の検査結果に応じて各処理部の処理条件を変
更する工程を効率化させることを課題とする。 【解決手段】 コントローラ3が基板処理装置1および
露光装置2に接続されている。先行処理としてパイロッ
ト用の基板に対して一連の処理が実行されると、当該基
板は検査ユニット11に搬送される。検査結果判定部3
1は、検査ユニット11から検査結果を受け取ると、基
板条件データ36と比較し、要求条件を満たしていない
場合には、条件変更指示部32が各処理ユニット12,
32の条件設定部121,211の処理条件を変更す
る。この操作を繰り返し、検査結果が要求条件を満たせ
ば、処理制御部33は、レシピデータ35に従って実処
理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板、液晶
表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光
ディスク用基板等(以下、単に「基板」と称する)に対
して所定の検査を行う検査部を組み込んだ基板処理装置
を制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体や液晶ディスプレイなどの製品
は、上記基板に対して洗浄、レジスト塗布、露光、現
像、エッチング、層間絶縁膜の形成、熱処理、ダイシン
グなどの一連の処理を施すことによって製造される。
【0003】かかる半導体製品の品質維持のため、上記
各種処理の後に、基板の検査を行って品質確認を行うこ
とが重要である。そこで、従来、先行処理としてパイロ
ット用の基板に上記各種処理を行い、このパイロット用
の基板の品質検査を行うようにしていた。
【0004】図7は、従来の基板処理装置およびその制
御システムの概略構成を示す図である。図に示すよう
に、基板処理装置7および基板処理装置7に接続された
露光装置8がコントローラ6に接続されており、コント
ローラ6の制御下で基板に対する一連の処理(塗布、露
光、現像)処理が行われる。また、基板処理装置7の外
部に検査装置9が配置されている。
【0005】先行処理されたパイロット用基板は、基板
処理装置7の専用キャリアに収納される。オペレータ
は、そのキャリアを検査装置9に運び、検査装置9にお
いて検査処理を行う。
【0006】パイロット用基板についての検査結果が品
質の要求条件を満たしていない場合には、オペレータは
基板処理装置7もしくは露光装置8の各処理部の処理条
件を変更し、再び、新たなパイロット用基板に対する一
連の処理を行う。そして、先行処理されたパイロット用
基板を検査装置9に運び検査処理を行う。このような処
理を繰り返すことによって、各処理部の処理条件を最適
化する。そして、処理条件が整ったところで、先行処理
を終了し、実際の基板処理工程(この実際の基板処理工
程を、以下「実処理」と呼ぶ)を開始するのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、先行処理
で品質検査を行い、品質が要求条件を満たした上で実際
の処理を開始するので、実処理の開始時点から品質の高
い基板を生産することが可能である。
【0008】しかし、先行処理の検査結果に応じて各処
理部の処理条件を変更する操作はオペレータの手動操作
であり、非常に処理が煩雑となっていた。オペレータ
は、検査結果から処理条件の変更内容を判断し、その判
断結果に基づいて各処理部の処理条件を変更しなければ
ならないのである。
【0009】また、検査装置が基板処理装置の外部に配
置される構成では、場合によっては、オペレータは、何
度もキャリアを運ばなければならないため、オペレータ
の負担も大きかった。
【0010】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、先行
処理および検査結果の反映を効率的に行うことを可能に
した基板処理装置の制御システムを提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、基板に所定の処理を行う処
理部を備えた基板処理装置を制御するシステムであっ
て、前記基板処理装置は、基板に対して所定の検査を行
う検査部、を備え、前記システムは、a)先行処理として
前記所定の処理が行われたパイロット用基板の前記検査
部における検査結果を入力する手段と、b)入力した検査
結果をもとに、前記処理部の処理条件を変更する条件変
更手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
基板処理装置制御システムにおいて、さらに、c)前記検
査結果が所定の要求条件を満たすまで前記先行処理を繰
り返すとともに処理条件を変更するよう制御する手段
と、d)前記検査結果が所定の要求条件を満たした後、基
板に対する実処理を開始するよう制御する手段と、を備
えることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2に記載の基板処理装置制御システムにおいて、前
記基板処理装置には、露光装置が接続されており、前記
条件変更手段は、前記露光装置に対して、処理条件の変
更指示を送出する手段、を含むことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、基板に所定の処理
を行う処理部を備えた基板処理装置であって、a)基板に
対して所定の検査を行う検査部と、b)先行処理として前
記所定の処理が行われたパイロット用基板の前記検査部
における検査結果を入力する手段と、c)入力した検査結
果をもとに、前記処理部の処理条件を変更する条件変更
手段と、を備えることを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4に記載の
基板処理装置において、さらに、d)前記検査結果が所定
の要求条件を満たすまで前記先行処理を繰り返すととも
に処理条件を変更するよう制御する手段と、e)前記検査
結果が所定の要求条件を満たした後、基板に対する実処
理を開始するよう制御する手段と、を備えることを特徴
とする。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項4または請
求項5に記載の基板処理装置にいおいて、前記基板処理
装置には、露光装置が接続されており、前記条件変更手
段は、前記露光装置に対して、処理条件の変更指示を送
出する手段、を含むことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。
【0018】{1.基板処理装置の構成}図1は、本実
施の形態に係る基板処理装置1の全体概略を示す斜視図
である。また、図2は、この基板処理装置1の概略構成
を示す平面図である。なお、図1および図2にはそれら
の方向関係を明確にするためにZ軸方向を鉛直方向と
し、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系を付して
いる。この基板処理装置1は、基板Wにレジスト塗布処
理および現像処理を行う基板処理装置(いわゆるコータ
&デベロッパ)であり、大別してインデクサIDとユニ
ット配置部MPとインターフェイスIFBとにより構成
されている。
【0019】インデクサIDは、移載ロボットTF、検
査ユニット11A,11B(検査部)および載置ステー
ジ15を備えている。載置ステージ15には、4つのキ
ャリアCを水平方向(Y軸方向)に沿って配列して載置
することができる。それぞれのキャリアCには、多段の
収納溝が刻設されており、それぞれの溝には1枚の基板
Wを水平姿勢にて(主面を水平面に沿わせて)収容する
ことができる。従って、各キャリアCには、複数の基板
W(例えば25枚)を水平姿勢かつ多段に所定の間隔を
隔てて積層した状態にて収納することができる。
【0020】なお、本実施の形態においては、検査ユニ
ット11A,11BがインデクサID内に配置されてい
るが、検査ユニット11A,11Bは、ユニット配置部
MP内に配置されていてもよく、特に、その設置場所は
限定されるものではない。
【0021】移載ロボットTFは、1本の移載アームを
備えており、その移載アームを高さ方向に昇降動作させ
ること、回転動作させること、および、水平方向に進退
移動させることができる。また、移載ロボットTF自身
がY方向に沿って移動することにより、移載アームをY
軸方向に沿って水平移動させることができる。つまり、
移載ロボットTFは、移載アームを3次元的に移動させ
ることができるのである。
【0022】このような移載ロボットTFの動作によ
り、インデクサIDは、複数の基板Wを収納可能なキャ
リアCから未処理の基板Wを取り出してユニット配置部
MPに渡すとともに、ユニット配置部MPから処理済の
基板Wを受け取ってキャリアCに収納することができ
る。また、インデクサIDは、移載ロボットTFによっ
て検査ユニット11A,11Bに対する基板Wの搬出入
をも行う。
【0023】検査ユニット11Aはマクロ欠陥検査を行
う検査ユニット(マクロ欠陥検査ユニット)である。
「マクロ欠陥検査」は、基板W上に現出した比較的大き
な欠陥、例えばパーティクルの付着の有無を判定する検
査である。
【0024】検査ユニット11Bは、レジストの膜厚測
定、パターンの線幅測定およびパターンの重ね合わせ測
定を行う検査ユニットである。
【0025】「レジストの膜厚測定」は、基板W上に塗
布されたレジストの膜厚を測定する検査である。「パタ
ーンの線幅測定」は、露光および現像処理によって基板
W上に形成されたパターンの線幅を測定する検査であ
る。「パターンの重ね合わせ測定」は、露光および現像
処理によって基板W上に形成されたパターンのずれを測
定する検査である。
【0026】ユニット配置部MPには、基板Wに所定の
処理を行う処理ユニットが複数配置されている。すなわ
ち、ユニット配置部MPの前面側(−Y側)には2つの
塗布処理ユニットSCが配置されている。塗布処理ユニ
ットSCは、基板Wを回転させつつその基板主面にフォ
トレジストを滴下することによって均一なレジスト塗布
を行う、いわゆるスピンコータである。
【0027】また、ユニット配置部MPの背面側(+Y
側)であって、塗布処理ユニットSCと同じ高さ位置に
は2つの現像処理ユニットSDが配置されている。現像
処理ユニットSDは、露光後の基板W上に現像液を供給
することによって現像処理を行う、いわゆるスピンデベ
ロッパである。塗布処理ユニットSCと現像処理ユニッ
トSDとは搬送路14を挟んで対向配置されている。
【0028】2つの塗布処理ユニットSCおよび2つの
現像処理ユニットSDのそれぞれの上方には、図示を省
略するファンフィルタユニットを挟んで熱処理ユニット
群13が配置されている(図示の便宜上、図2では熱処
理ユニット群13を省略)。熱処理ユニット群13に
は、基板Wを加熱して所定の温度にまで昇温するいわゆ
るホットプレートおよび基板Wを冷却して所定の温度に
まで降温するとともに該基板Wを当該所定の温度に維持
するいわゆるクールプレートが組み込まれている。な
お、ホットプレートには、レジスト塗布処理前の基板に
密着強化処理を行う密着強化ユニットや露光後の基板の
ベーク処理を行う露光後ベークユニットが含まれる。本
明細書では、ホットプレートおよびクールプレートを総
称して熱処理ユニットとし、塗布処理ユニットSC、現
像処理ユニットSDおよび熱処理ユニットを総称して処
理ユニット(処理部)とする。
【0029】塗布処理ユニットSCと現像処理ユニット
SDとの間に挟まれた搬送路14には搬送ロボットTR
が配置されている。搬送ロボットTRは、2つの搬送ア
ームを備えており、その搬送アームを鉛直方向に沿って
昇降させることと、水平面内で回転させることと、水平
面内にて進退移動を行わせることができる。これによ
り、搬送ロボットTRはユニット配置部MPに配置され
た各処理ユニットの間で基板Wを所定の処理手順にした
がって循環搬送することができる。また、搬送ロボット
TRは、インデクサIDの移載ロボットTFおよびイン
ターフェイスIFBとの間でも基板Wの受け渡しを行う
ことができる。
【0030】インターフェイスIFBは、レジスト塗布
処理済の基板Wをユニット配置部MPから受け取って露
光装置2(図3等に図示)に渡すとともに、露光後の基
板Wを露光装置2から受け取ってユニット配置部MPに
戻す機能を有する。この機能を実現するためにインター
フェイスIFBには基板Wの受け渡しを行うための受け
渡しロボット(図示省略)が配置されている。また、イ
ンターフェイスIFBにはユニット配置部MPでの処理
時間と露光装置での処理時間との差を解消するために基
板Wを一時収納するバッファ部も設けられている。
【0031】{2.処理概要}次に、上記の構成を有す
る基板処理装置1における処理について説明する。ま
ず、インデクサIDの移載ロボットTFが未処理の基板
WをキャリアCから取り出して、ユニット配置部MPの
搬送ロボットTRに渡す。
【0032】ユニット配置部MPに渡された基板Wは、
所定の処理手順に従って搬送ロボットTRにより各処理
ユニット間で循環搬送される。具体的には、密着強化処
理を行った基板Wにレジスト塗布処理を行い、その後プ
リベーク処理を行ってレジスト膜を形成した基板Wをイ
ンターフェイスIFBを介して露光装置2に渡す。露光
処理が終了した基板Wは露光装置2からインターフェイ
スIFBを介して再びユニット配置部MPに戻される。
露光後の基板Wに対しては露光後ベーク処理を行った
後、現像処理を行う。現像処理が終了した基板Wは、さ
らにベーク処理が行われた後、ユニット配置部MPの搬
送ロボットからインデクサIDの移載ロボットTFに渡
される。処理済の基板Wを受け取った移載ロボットTF
は、その基板WをキャリアCに収納する。
【0033】{3.検査処理}以上は、基板Wに行われ
る基本的な処理を簡潔に述べたものであるが、本実施形
態の基板処理装置1では、基板の検査も装置内にて行わ
れる。
【0034】各種検査のうちレジストの膜厚測定はプリ
ベーク後の露光装置2に搬入する前の基板Wに対して行
うのが好ましい。この場合、プリベーク処理が終了した
基板Wを一旦ユニット配置部MPからインデクサIDに
戻し、移載ロボットTFが該基板Wを検査ユニット11
Bに搬入する。
【0035】レジストの膜厚測定が終了した基板Wは移
載ロボットTFによって検査ユニット11Bから再びユ
ニット配置部MPに渡され、ユニット配置部MPの搬送
ロボットTRからインターフェイスIFBに渡され、露
光装置2に搬入されることとなる。
【0036】また、マクロ欠陥検査、パターンの線幅測
定およびパターンの重ね合わせ測定については、全ての
処理が終了してインデクサIDに戻ってきた基板Wに対
して行うのが好ましい。マクロ欠陥検査については、全
ての処理が終了してインデクサIDに戻ってきた基板W
を移載ロボットTFが検査ユニット11Aに搬入して行
うようにする。一方、パターンの線幅測定およびパター
ンの重ね合わせ測定については、全ての処理が終了して
インデクサIDに戻ってきた基板Wを移載ロボットTF
が検査ユニット11Bに搬入して行うようにする。いず
れの場合も、検査が終了した基板Wは検査ユニット11
Aまたは検査ユニット11Bから移載ロボットTFによ
ってキャリアCに収納される。
【0037】{4.先行処理における検査処理}このよ
うな品質検査は、様々なタイミングで行われるものであ
る。たとえば、基板に対する実処理を実行しながら、定
期的に、もしくは、抜き打ち的に基板を取り出して品質
チェックを行い、要求条件を満たさない場合には、処理
条件を変更し、段階的に品質を向上させる方法がある。
【0038】これに対して、基板に対する実処理を開始
する前に先行処理を行い、この先行処理された基板に対
して品質検査を行う方法がある。この方法では、実処理
が開始される前に、処理条件を最適化する方法であり、
不良品質の基板の生成を最小限に抑えることが可能とな
る。
【0039】先行処理は、生産ロット単位での処理を開
始する前に、パイロット用の基板に対して一連の処理を
行うものである。塗布、露光、現像、の一連の処理が行
われたパイロット用の基板が、検査ユニット11A、も
しくは、検査ユニット11Bに搬送されて、マクロ欠陥
検査、もしくは、パターンの線幅測定、または、パター
ンの重ね合わせ測定が行われる。
【0040】この先行処理による検査結果が、品質の要
求条件を満たしていれば、実処理を開始する。先行処理
による検査結果が、品質の要求条件を満たしていないの
ならば、各処理部の処理条件を変更する必要がある。次
に、これら先行処理におけるフィードバック制御を行う
システムの構成について説明する。
【0041】{5.システム構成}図3は、基板処理装
置1とコントローラ3とを接続した本実施の形態に係る
基板処理装置制御システムの概略図である。基板処理装
置1および露光装置2は、通信回線5を介してコントロ
ーラ3に接続されており、コントローラ3の制御下にお
いて基板処理装置1および露光装置2が、塗布、露光、
現像、検査処理を実行する。
【0042】図4は、制御システムのブロック構成を示
す図である。図中、処理ユニット12は、基板処理装置
1に設けられた塗布処理ユニットSC、現像処理ユニッ
トSDおよび熱処理ユニットの総称である。また、検査
ユニット11は、検査ユニット11Aおよび検査ユニッ
ト11Bの総称である。これら検査ユニット11、処理
ユニット12、搬送ロボットTRおよび移載ロボットT
Fはいずれもコントローラ3によって制御されている。
【0043】また、各処理ユニット12,12・・・
は、それぞれ条件設定部121,121・・・において
設定された条件に従って基板Wに対する所定の処理を実
行する。同様に、露光装置2の処理ユニット21は、条
件設定部211において設定された条件に従って基板W
に対する所定の処理を実行する。これら、条件設定部1
21,211の設定内容は、コントローラ3によって変
更される。
【0044】コントローラ3は、その本体部であって演
算処理を行うCPUと、ROM、RAM、ハードディス
クなどを備えており、ROMもしくはハードウェアには
制御用ソフトウェアが記憶されている。検査結果判定部
31、条件変更部32、および、処理制御部33は、制
御用ソフトウェアがCPU、RAM等のハードウェア資
源を利用して実現される機能である。
【0045】また、レシピデータ35、基板条件データ
36がハードディスク等の記憶装置に記憶されている。
処理制御部33は、レシピデータ35に記録された処理
手順に従って、基板処理装置1および露光装置2を制御
する。また、基板条件データ36には、基板Wの品質の
要求条件が記録されている。検査結果判定部31は、検
査結果と基板条件データ36を比較したうえで、検査結
果の判定を行う。
【0046】{6.先行処理におけるフィードバック制
御}以上説明した基板処理装置1、露光装置2、およ
び、制御システムを利用した先行処理時のフィードバッ
ク制御について、図5で示したフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0047】まず、パイロット用の基板Wを用いて先行
処理を行う(ステップS1)。先行処理は、たとえばロ
ット単位での処理開始時に行う。具体的には、キャリア
Cから取り出されたパイロット用の基板Wに対して一連
の処理(塗布、露光、現像)が行われる。
【0048】一連の処理が行われたパイロット用の基板
Wは、次に、検査ユニット11に搬送される。そこで、
パイロット用の基板Wに上述したような検査処理が行わ
れる(ステップS2)。ここで、検査処理がマクロ欠陥
検査、パターンの線幅測定およびパターンの重ね合わせ
測定については、全ての処理が終了してインデクサID
に戻ってきた後に検査ユニット11A,11Bにおいて
検査処理が行われる。ただし、検査処理が膜厚測定であ
る場合には、レジスト塗布処理後に、パイロット用の基
板WはインデクサIDに戻され、検査ユニット11Bで
検査処理が行われる。このように、検査内容によって、
パイロット用の基板Wに施される一連の処理内容も異な
るが、これらはコントローラ3において設定された先行
処理のレシピデータに基づいて制御される。
【0049】検査処理が終了すると、検査ユニット11
から検査結果のデータが検査結果判定部31に送信され
る。検査結果判定部31は、基板条件データ36に記録
されたあらかじめ設定されている品質の要求条件と検査
結果を比較し、要求条件を満たしているかどうかの判定
を行う(ステップS3)。
【0050】検査結果が要求条件を満たしていると検査
結果判定部31が判断した場合には、処理制御部33に
対して実処理の開始指示が送出される。この指示を受け
て処理制御部33は、レシピデータ35に記録されたレ
シピに従って実処理を開始する(ステップS5)。
【0051】一方、検査結果が要求条件を満たしていな
いと検査結果判定部31が判断した場合には、条件変更
指示部32に対して処理条件の変更指示が送出される。
この指示を受けて条件変更指示部32は、対応する処理
ユニット12,21に対して処理条件の変更を行う。具
体的には、条件変更指示部32は、処理ユニット12も
しくは処理ユニット21のそれぞれの処理条件部12
1,211に記録されている処理条件を変更する(ステ
ップS4)。
【0052】処理条件の変更が行われると、処理制御部
33は、更に、先行処理の指示命令を送出する。この指
示を受けて基板処理装置1および露光装置2は、新たな
パイロット用の基板Wに対して一連の処理を行う。一連
の処理が終了すると再び検査処理が行われ、上述した処
理と同様に検査結果が判断される。以降、検査結果が品
質の要求条件を満たすまで、先行処理および検査処理が
繰り返される。そして、最終的に検査結果が要求条件を
満たせば、先行処理を終了し、実処理を開始するのであ
る。
【0053】以上、説明したように、本実施の形態にお
ける基板処理装置の制御システムは、先行処理実行と検
査結果の可否判断、検査結果による処理条件へのフィー
ドバックが自動化されているので、処理条件の最適化が
効率的に行える。また、キャリアを投入し、処理条件と
その検査条件を指定すれば、装置内で先行処理と実処理
が自動的に行われるので、オペレータ負担を低減させる
ことが可能である。また、コントローラで処理条件とそ
の検査条件、検査結果を一括管理することができる。
【0054】また、本実施の形態においては、検査装置
を基板処理装置内に配置する構成としている。これによ
り、移載ロボットTFによって基板Wが検査ユニット1
1に搬送されるので、オペレータは、先行処理時におい
てパイロット用基板が収納されたキャリアを検査装置に
運ぶ必要はない。また、検査装置に必要であったキャリ
ア、基板のハンドリング機構は、基板処理装置(塗布/
現像装置)内の機構を流用することが可能である。そし
て、基板の塗布/露光/現像/検査に必要なクリーンル
ーム内のフットプリントを小さくすることができる。
【0055】また、上記実施形態においては、2つの検
査ユニット(検査ユニット10および検査ユニット2
0)をインデクサIDの内部に配置するようにしていた
が、これに限定されるものではなく、検査ユニットは1
つであっても良いし、2つ以上であっても良い。また、
検査ユニットの配置位置もインデクサIDの内部に限定
されるものではなく、ユニット配置部MPやインターフ
ェイスIFBの内部であっても良いし、基板処理装置の
外部に付設するようにしても良い。そして、各検査ユニ
ットは、レジストの膜厚を測定する膜厚測定、パターン
の線幅を測定する線幅測定、パターンの重ね合わせを測
定する重ね合わせ測定およびマクロ欠陥検査のうちの少
なくとも1種類以上の検査を行う検査ユニットとすれば
良い。
【0056】{7.別実施例}上述した実施の形態にお
いては、コントローラ3は、通信回線5を介して基板処
理装置1に接続される構成としているが、コントローラ
3の物理的な設置場所は特に限定されるものではない。
【0057】たとえば、図6に示すように、コントロー
ラ3を基板処理装置1内に収容する構成としてもよい。
ここで、コントローラ3が基板処理装置1内に収容され
ている以外は、基板処理装置1、露光装置2などの構成
は、図1ないし図4で示した実施の形態と同様の構成で
あるものとする。
【0058】このような構成とすれば、基板処理装置内
に検査装置およびコントローラが全て収容されるため、
さらに、クリーンルーム内のフットプリントを小さくす
ることができる。そして、コントローラ3の操作部を基
板処理装置1の側部等に設ければ、コントローラ制御も
基板処理装置1と同一場所で行えるので、作業効率が向
上し、利便性がよい。また、コントローラ3を基板処理
装置内に組み込むことで、クリーンルーム内に敷設する
通信回線等の配線を簡素化することが可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または請
求項4記載の発明は、検査部を備える基板処理装置にお
いて、先行処理として所定の処理が行われたパイロット
用基板に対する検査結果を入力し、検査結果をもとに各
処理部の処理条件を変更するので、処理条件の最適化が
効率的に行われるとともに、オペレータ負担を低減させ
ることが可能である。
【0060】請求項2または請求項5記載の発明は、検
査結果が要求条件を満たすまで先行処理を繰り返すとと
もに、検査結果が要求条件を満たした後、実処理を開始
するので、実処理の初期段階から品質の高い基板を生産
する工程が自動化される。
【0061】請求項3または請求項6記載の発明は、露
光装置に対しても先行処理の検査結果に応じた処理条件
の変更指示を送出するので、フォトリソグラフィー工程
における品質維持のための検査工程が自動化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板処理装置全体の概略を示す斜視図である。
【図2】基板処理装置の概略構成を示す平面図である。
【図3】本実施の形態にかかる基板処理装置制御システ
ムの全体概略図である。
【図4】基板処理装置制御システムのブロック構成図で
ある。
【図5】先行処理におけるフィードバック制御を示すフ
ローチャートである。
【図6】コントローラを基板処理装置内に組み込んだ実
施例を示す図である。
【図7】検査装置が外部に設けられているタイプの基板
処理装置とシステム構成とを示す図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置 2 露光装置 3 コントローラ 11 検査ユニット 12 (基板処理装置)処理ユニット 21 (露光装置)処理ユニット 31 検査結果判定部 32 条件変更指示部 33 処理制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 謹弥 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 4M106 AA01 BA20 CA38 CA48 CA50 DJ20 DJ38 5F046 AA18 JA21 LA18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に所定の処理を行う処理部を備えた
    基板処理装置を制御するシステムであって、 前記基板処理装置は、 基板に対して所定の検査を行う検査部、を備え、 前記システムは、 a)先行処理として前記所定の処理が行われたパイロット
    用基板の前記検査部における検査結果を入力する手段
    と、 b)入力した検査結果をもとに、前記処理部の処理条件を
    変更する条件変更手段と、を備えることを特徴とする基
    板処理装置制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置制御シス
    テムにおいて、さらに、 c)前記検査結果が所定の要求条件を満たすまで前記先行
    処理を繰り返すとともに処理条件を変更するよう制御す
    る手段と、 d)前記検査結果が所定の要求条件を満たした後、基板に
    対する実処理を開始するよう制御する手段と、を備える
    ことを特徴とする基板処理装置制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の基板処
    理装置制御システムにおいて、前記基板処理装置には、
    露光装置が接続されており、 前記条件変更手段は、 前記露光装置に対して、処理条件の変更指示を送出する
    手段、を含むことを特徴とする基板処理装置制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 基板に所定の処理を行う処理部を備えた
    基板処理装置であって、 a)基板に対して所定の検査を行う検査部と、 b)先行処理として前記所定の処理が行われたパイロット
    用基板の前記検査部における検査結果を入力する手段
    と、 c)入力した検査結果をもとに、前記処理部の処理条件を
    変更する条件変更手段と、を備えることを特徴とする基
    板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の基板処理装置におい
    て、さらに、 d)前記検査結果が所定の要求条件を満たすまで前記先行
    処理を繰り返すとともに処理条件を変更するよう制御す
    る手段と、 e)前記検査結果が所定の要求条件を満たした後、基板に
    対する実処理を開始するよう制御する手段と、を備える
    ことを特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の基板処
    理装置にいおいて、前記基板処理装置には、露光装置が
    接続されており、 前記条件変更手段は、 前記露光装置に対して、処理条件の変更指示を送出する
    手段、を含むことを特徴とする基板処理装置。
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