JP2003037043A - 基板処理装置および基板処理システム - Google Patents

基板処理装置および基板処理システム

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JP2003037043A
JP2003037043A JP2001222722A JP2001222722A JP2003037043A JP 2003037043 A JP2003037043 A JP 2003037043A JP 2001222722 A JP2001222722 A JP 2001222722A JP 2001222722 A JP2001222722 A JP 2001222722A JP 2003037043 A JP2003037043 A JP 2003037043A
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Japan
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substrate
inspection
unit
processing apparatus
substrate processing
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Application number
JP2001222722A
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English (en)
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Masayoshi Shiga
正佳 志賀
Kenji Hajiki
憲二 枦木
Masami Otani
正美 大谷
Joichi Nishimura
讓一 西村
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率良く基板の検査を行うことができる基板
処理装置を提供する。 【解決手段】 基板処理装置内には検査ユニット20が
設けられている。検査ユニット20は基板Wに対して光
学的な測定を行って、その結果としての検査データを得
る。検査ユニット20が基板Wの測定を行った結果の検
査データは制御部50に送信される。検査データを取得
した制御部50のCPU51は、該検査データに基づい
て基板Wが不良であるか否かの良否判定を行う。基板処
理装置に複数の検査ユニットを設けるような場合は、各
検査ユニットから得られた検査データを制御部50のC
PU51で集中処理して良否判定を行うこととなるた
め、各検査ユニット単位での検査機能が不要となり、基
板処理装置全体としての検査効率が著しく向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板、液晶
表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光
ディスク用基板等(以下、単に「基板」と称する)に対
して所定の検査、例えばレジストの膜厚測定等を行う検
査部を組み込んだ基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、半導体や液晶ディスプレ
イなどの製品は、上記基板に対して洗浄、レジスト塗
布、露光、現像、エッチング、層間絶縁膜の形成、熱処
理、ダイシングなどの一連の諸処理を施すことにより製
造されている。かかる半導体製品等の品質維持のため、
上記各種処理のまとまったプロセスの後に、基板の各種
検査を行って品質確認を行うことが重要である。
【0003】例えば、レジスト塗布処理および現像処理
を行う基板処理装置(いわゆるコータ&デベロッパ)に
おいては、従来より現像処理の最終工程にて基板上のパ
ターンの線幅測定等の検査を行うようにしていた。この
ときに、検査対象となる基板は一旦基板処理装置から搬
出され、別位置に設けられた専用の検査装置に搬入され
てから検査に供されることとなる。そして、その検査結
果が基板処理装置にフィードバックされ、各種処理条件
の調整が行われるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、基板処理装置と検査装置とが別に設けられて
いたために、検査対象となる基板を検査装置まで運搬し
なければならず、時間および労力の無駄が生じていた。
また、検査装置への搬入時間が必要であるとともに検査
結果が判明するまでにもある程度の時間を要していたた
め、ある基板についての検査結果が判明するまでに、当
該基板よりも後に装置に払い出された基板の相当数の処
理が終了していた。このため、検査結果に不具合があっ
た場合には、相当数の基板について再処理を行う必要が
生じ、処理効率が低下することとなっていた。
【0005】また、基板処理装置と検査装置とが別に設
けられていたために、基板処理装置における処理前また
は処理後でなければ、基板の検査を行うことができなか
った。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、効率良く基板の検査を行うことができる基板処
理装置および基板処理システムを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、基板に所定の処理を行う処理部
を備えた基板処理装置において、基板に対して所定の検
査を行う検査部と、前記検査部とは別体に設けられ、前
記検査部が基板の測定を行った結果の検査データを取得
し、その検査データに基づいて該基板が不良であるか否
かの良否判定を行う判定部と、を備えている。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に係る基板処理装置において、前記判定部が不良である
と判定した不良基板を収納するキャリアを載置する載置
部と、前記キャリアに不良基板を格納する搬送手段と、
をさらに備えている。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2の発明に係る基板処理装置において、前記判定
部により判定を行った基板についての判定結果を記憶す
る記憶部をさらに備えている。
【0010】また、請求項4の発明は、請求項1から請
求項3のいずれかの発明に係る基板処理装置において、
前記判定部により基板が不良であると判定されたとき
に、不良基板が発生した旨の警告を発する警告発生手段
をさらに備えている。
【0011】また、請求項5の発明は、請求項1から請
求項4のいずれかの発明に係る基板処理装置において、
前記判定部により判定を行った基板についての判定結果
を表示する表示手段をさらに備えている。
【0012】また、請求項6の発明は、基板に所定の処
理を行う処理部を備えた基板処理装置とホストコンピュ
ータとを接続した基板処理システムにおいて、基板に対
して所定の検査を行う検査部を基板処理装置に備えると
ともに、前記検査部が基板の検査を行った結果の検査デ
ータを取得し、その検査データに基づいて該基板が不良
であるか否かの良否判定を行う判定部を前記ホストコン
ピュータに備えている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明に係る基板処理装置全体の
概略を示す斜視図である。また、図2は、この基板処理
装置の概略構成を示す平面図である。なお、図1および
以降の各図にはそれらの方向関係を明確にするため必要
に応じてZ軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平面と
するXYZ直交座標系を付している。
【0015】この基板処理装置は、基板Wにレジスト塗
布処理および現像処理を行う基板処理装置(いわゆるコ
ータ&デベロッパ)であり、大別してインデクサIDと
ユニット配置部MPとインターフェイスIFBとにより
構成されている。インデクサIDは、複数の基板Wを収
納可能なキャリアCを載置して該キャリアCから未処理
の基板Wを取り出してユニット配置部MPに渡すととも
に、ユニット配置部MPから処理済の基板Wを受け取っ
てキャリアCに収納する。また、インデクサIDには検
査ユニット10および検査ユニット20が設けられると
ともに、インデクサIDの外壁面には表示部62が設置
されている。なお、インデクサIDの詳細についてはさ
らに後述する。
【0016】ユニット配置部MPには、基板に所定の処
理を行う処理ユニットが複数配置されている。すなわ
ち、ユニット配置部MPの前面側(−Y側)には2つの
塗布処理ユニットSCが配置されている。塗布処理ユニ
ットSCは、基板Wを回転させつつその基板主面にフォ
トレジストを滴下することによって均一なレジスト塗布
を行う、いわゆるスピンコータである。
【0017】また、ユニット配置部MPの背面側(+Y
側)であって、塗布処理ユニットSCと同じ高さ位置に
は2つの現像処理ユニットSDが配置されている。現像
処理ユニットSDは、露光後の基板W上に現像液を供給
することによって現像処理を行う、いわゆるスピンデベ
ロッパである。塗布処理ユニットSCと現像処理ユニッ
トSDとは搬送路4を挟んで対向配置されている。
【0018】2つの塗布処理ユニットSCおよび2つの
現像処理ユニットSDのそれぞれの上方には、図示を省
略するファンフィルタユニットを挟んで熱処理ユニット
群5が配置されている(図示の便宜上、図2では熱処理
ユニット群5を省略)。熱処理ユニット群5には、基板
Wを加熱して所定の温度にまで昇温するいわゆるホット
プレートおよび基板Wを冷却して所定の温度にまで降温
するとともに該基板Wを当該所定の温度に維持するいわ
ゆるクールプレートが組み込まれている。なお、ホット
プレートには、レジスト塗布処理前の基板に密着強化処
理を行う密着強化ユニットや露光後の基板のベーク処理
を行う露光後ベークユニットが含まれる。本明細書で
は、ホットプレートおよびクールプレートを総称して熱
処理ユニットとし、塗布処理ユニットSC、現像処理ユ
ニットSDおよび熱処理ユニットを総称して処理ユニッ
ト(処理部)とする。
【0019】塗布処理ユニットSCと現像処理ユニット
SDとの間に挟まれた搬送路4には搬送ロボットTRが
配置されている。搬送ロボットTRは、2つの搬送アー
ムを備えており、後述する移載ロボットTFと同様の機
構により、その搬送アームを鉛直方向に沿って昇降させ
ることと、水平面内で回転させることと、水平面内にて
進退移動を行わせることができる。これにより、搬送ロ
ボットTRはユニット配置部MPに配置された各処理ユ
ニットの間で基板Wを所定の処理手順にしたがって循環
搬送することができる。
【0020】インターフェイスIFBは、レジスト塗布
処理済の基板Wをユニット配置部MPから受け取って図
外の露光装置(ステッパ)に渡すとともに、露光後の基
板Wを該露光装置から受け取ってユニット配置部MPに
戻す機能を有する。この機能を実現するためにインター
フェイスIFBには基板Wの受け渡しを行うための受け
渡しロボット(図示省略)が配置されている。また、イ
ンターフェイスIFBにはユニット配置部MPでの処理
時間と露光装置での処理時間との差を解消するために基
板Wを一時収納するバッファ部も設けられている。
【0021】次に、インデクサIDの詳細について説明
する。図3はインデクサIDの要部構成を示す正面図で
あり、図4はインデクサIDの側面図である。インデク
サIDは、主として載置ステージ30(載置部)、移載
ロボットTF(搬送手段)および検査ユニット10,2
0を備えている。
【0022】載置ステージ30には、4つのキャリアC
を水平方向(Y軸方向)に沿って配列して載置すること
ができる。それぞれのキャリアCには、多段の収納溝が
刻設されており、それぞれの溝には1枚の基板Wを水平
姿勢にて(主面を水平面に沿わせて)収容することがで
きる。従って、各キャリアCには、複数の基板W(例え
ば25枚)を水平姿勢かつ多段に所定の間隔を隔てて積
層した状態にて収納することができる。なお、本実施形
態のキャリアCの形態としては、基板Wを密閉空間に収
納するFOUP(front opening unified pod)を採用し
ているが、これに限定されるものではなく、SMIF(S
tandard Mechanical Inter Face)ポッドや収納基板Wを
外気に曝すOC(open casette)であっても良い。
【0023】各キャリアCの正面側(図中(−X)側)
には蓋が設けられており、当該蓋は基板Wの出し入れを
行えるように着脱可能とされている。キャリアCの蓋の
着脱は、図示を省略するポッドオープナーによって行わ
れる。キャリアCから蓋を取り外すことにより、図4に
示すように、開口部8が形成される。キャリアCに対す
る基板Wの搬入搬出はこの開口部8を介して行われる。
なお、キャリアCの載置ステージ30への載置および載
置ステージ30からの搬出は、通常AGV(Automatic G
uided Vehicle)やOHT(over-head hoist transport)
等によって自動的に行うようにしている。
【0024】図5は、移載ロボットTFの外観斜視図で
ある。移載ロボットTFは、伸縮体40の上部に移載ア
ーム75を備えたアームステージ35を設けるととも
に、伸縮体40によってテレスコピック型の多段入れ子
構造を実現している。
【0025】伸縮体40は、上から順に4つの分割体4
0a,40b,40c,40dによって構成されてい
る。分割体40aは分割体40bに収容可能であり、分
割体40bは分割体40cに収容可能であり、分割体4
0cは分割体40dに収容可能である。そして、分割体
40a〜40dを順次に収納していくことによって伸縮
体40は収縮し、逆に分割体40a〜40dを順次に引
き出していくことによって伸縮体40は伸張する。すな
わち、伸縮体40の収縮時においては、分割体40aが
分割体40bに収容され、分割体40bが分割体40c
に収容され、分割体40cが分割体40dに収容され
る。一方、伸縮体40の伸張時においては、分割体40
aが分割体40bから引き出され、分割体40bが分割
体40cから引き出され、分割体40cが分割体40d
から引き出される。
【0026】伸縮体40の伸縮動作は、その内部に設け
られた伸縮昇降機構によって実現される。伸縮昇降機構
としては、例えば、ベルトとローラとを複数組み合わせ
たものをモータによって駆動する機構を採用することが
できる。移載ロボットTFは、このような伸縮昇降機構
によって移載アーム75の鉛直方向(Z軸方向)に沿っ
た昇降動作を行うことができる。
【0027】また、図5に示すように、移載ロボットT
Fの搬送アーム75は、雄ねじ77,ガイドレール76
等からなるY軸方向の駆動機構であるY駆動機構によっ
てY軸方向に沿って移動することが可能となっている。
すなわち、図外の電動モータによって雄ねじ77を回転
させることにより、雄ねじ77に螺合する分割体40d
をY軸方向に沿ってスライド移動させることができるの
である。
【0028】さらに、移載ロボットTFは、移載アーム
75の水平進退移動および回転動作を行うこともでき
る。具体的には、分割体40aの上部にアームステージ
35が設けられており、そのアームステージ35によっ
て移載アーム75の水平進退移動および回転動作を行
う。すなわち、アームステージ35が移載アーム75の
アームセグメントを屈伸させることにより移載アーム7
5が水平進退移動を行い、アームステージ35自体が伸
縮体40に対して回転動作を行うことにより移載アーム
75が回転動作を行う。
【0029】従って、移載ロボットTFは、移載アーム
75を高さ方向に昇降動作させること、Y軸方向に沿っ
て水平移動させること、回転動作させることおよび水平
方向に進退移動させることができる。つまり、移載ロボ
ットTFは、移載アーム75を3次元的に移動させるこ
とができるのである。
【0030】移載ロボットTFの第1の役割は、キャリ
アCから未処理の基板Wを取り出してユニット配置部M
Pの搬送ロボットTRに渡すことと、処理済の基板Wを
ユニット配置部MPの搬送ロボットから受け取ってキャ
リアCに収容することである。なお、移載ロボットTF
と上記搬送ロボットTRとの間の基板の受け渡しは、キ
ャリアCの高さ位置とほぼ同じ高さ位置にて行われる。
従って、移載ロボットTFがキャリアCおよびユニット
配置部MPに対して基板Wの受け渡しを行うときに移動
する移動経路は、図3中矢印AR1にて示すように、4
つのキャリアCの配列方向と平行であって、かつキャリ
アCの高さ位置とほぼ同じ高さ位置の直線経路となる。
【0031】また、本実施形態の移載ロボットTFの第
2の役割は、ユニット配置部MPにおける所定の処理工
程が終了した基板Wを搬送ロボットTRから受け取って
検査ユニット10または検査ユニット20に搬入すると
ともに、検査後の基板Wを検査ユニット10または検査
ユニット20から搬出してキャリアCに収容またはユニ
ット配置部MPの搬送ロボットTRに渡すことである。
さらに、移載ロボットTFの第3の役割は、不良である
と判定された基板Wを検査ユニット10または検査ユニ
ット20から取り出して特定の不良基板回収キャリアに
格納することである。
【0032】ここで、本実施形態の検査ユニット10は
マクロ欠陥検査を行う検査ユニット(マクロ欠陥検査ユ
ニット)である。「マクロ欠陥検査」は、基板W上に現
出した比較的大きな欠陥、例えばパーティクルの付着の
有無を判定する検査である。一方、検査ユニット20
は、レジストの膜厚測定、パターンの線幅測定およびパ
ターンの重ね合わせ測定を行う検査ユニットである。す
なわち、検査ユニット20は、1つの検査ユニットで3
種類の検査を行うことができるのである。「レジストの
膜厚測定」は、基板W上に塗布されたレジストの膜厚を
測定する検査である。「パターンの線幅測定」は、露光
および現像処理によって基板W上に形成されたパターン
の線幅を測定する検査である。「パターンの重ね合わせ
測定」は、露光および現像処理によって基板W上に形成
されたパターンのずれを測定する検査である。
【0033】検査ユニット10および検査ユニット20
はいずれもインデクサIDの内部に配置されている。よ
り正確には、検査ユニット10,20を水平面に平行投
影した検査部平面領域が、インデクサIDを水平面に平
行投影したインデクサ平面領域に包含されるように、検
査ユニット10および検査ユニット20は配置されてい
る。これについて図6を参照しつつ説明する。
【0034】図6は、検査ユニット10およびその検査
部平面領域について説明する図である。検査ユニット1
0の外観は直方体形状の筐体であって、これを水平面に
平行投影(投影線が互いに平行となるような投影)する
と該水平面には検査ユニット10の検査部平面領域15
が描き表されることとなる。同様に、インデクサIDを
水平面に平行投影すると該水平面にはインデクサIDの
インデクサ平面領域が描き表されるのである。本実施形
態では、検査部平面領域15がインデクサ平面領域に包
含されるように、検査ユニット10をインデクサIDに
配置しており、検査ユニット20についても同様であ
る。さらに敷衍すると、上方から見たときに((−Z)
向きに見たときに)、インデクサIDの中に検査ユニッ
ト10および検査ユニット20が完全に包含される関係
となるのである。
【0035】また、検査ユニット10および検査ユニッ
ト20は、移載ロボットTFがキャリアCおよびユニッ
ト配置部MPに対して基板Wの受け渡しを行うときに移
動する移動経路(図3中矢印AR1)と干渉しない位置
に設けられている。すなわち、該移動経路はキャリアC
の配列の高さ位置とほぼ同じ高さ位置に形成されるもの
であり、検査ユニット10および検査ユニット20は、
4つのキャリアCの配列よりも高い位置、より具体的に
はインデクサID内部の上側の両隅に設けられている。
【0036】また、インデクサIDの上部にはファンフ
ィルタユニット9が設けられている。ファンフィルタユ
ニット9は、送風ファンおよびウルパフィルタを内蔵し
ており、クリーンルーム内の空気を取り込んでインデク
サID内に洗浄空気のダウンフローを形成するものであ
る。但し、本実施形態ではインデクサID内部の上側両
隅にそれぞれ検査ユニット10および検査ユニット20
が設けられている。このため、インデクサIDの上部か
らそのまま清浄空気のダウンフローを供給したとしても
検査ユニット10および検査ユニット20の下方ではダ
ウンフローが形成されないこととなる。そこで、本実施
形態では、検査ユニット10および検査ユニット20の
それぞれの下側に清浄空気吹き出し部7を設け、清浄空
気吹き出し部7と清浄空気供給源たるファンフィルタユ
ニット9とをダクト6によって連通接続している。ダク
ト6は、インデクサIDの内部であって、検査ユニット
10および検査ユニット20のそれぞれの背面側((−
X)側)に配設されている。
【0037】このようにすれば、ファンフィルタユニッ
ト9からダクト6を経由して清浄空気吹き出し部7に清
浄空気が送給され、図3に示すように、検査ユニット1
0および検査ユニット20の下方であっても、清浄空気
吹き出し部7から清浄空気のダウンフローを形成するこ
とができる。なお、検査ユニット10および検査ユニッ
ト20が存在しない領域(検査ユニット10と検査ユニ
ット20との間の隙間)においては、ファンフィルタユ
ニット9から直接清浄空気のダウンフローを形成するこ
とができる。その結果、インデクサIDの全体に清浄空
気のダウンフローを供給することができるのである。
【0038】図7は、上記基板処理装置の制御機構を説
明するための機能ブロック図である。基板処理装置は、
その内部に装置全体を制御するための制御部50を備え
ている。制御部50は、コンピュータによって構成され
ており、その本体部であって演算処理を行うCPU51
と、読み出し専用メモリーであるROM52と、読み書
き自在のメモリーであるRAM53と、制御用ソフトウ
ェアやデータなどを記憶しておく磁気ディスク55と、
基板処理装置の外部に設けられているホストコンピュー
タなどと通信を行う通信部56とを備えている。CPU
51と磁気ディスク55や通信部56等とはバスライン
59を介して電気的に接続されている。また、制御部5
0のバスライン59には、基板処理装置の操作パネル6
1、表示部62、警告灯63、処理ユニット、搬送ロボ
ットTR、移載ロボットTFおよび検査ユニット10,
20等も電気的に接続されている。処理部ユニット、搬
送ロボットTR、移載ロボットTFおよび検査ユニット
10,20については上述した通りである。
【0039】操作パネル61は、基板処理装置の外壁面
に設けられたキーボード等によって構成されている。表
示部62は、操作パネル61に併設されたディスプレイ
である。オペレータは、表示部62に表示された内容を
確認しつつ、操作パネル61からコマンドやパラメータ
等を入力することができる。なお、操作パネル61と表
示部62とをタッチパネルとして一体に構成するように
しても良い。
【0040】また、警告灯63は基板処理装置の外壁面
に付設されたランプであり、装置トラブルが発生した
り、処理異常が生じたときに赤色点灯して警告を発す
る。なお、警告灯63に代えて、他の警告を発する手
段、例えば音を発するようなものを採用しても良い。
【0041】また、オペレータは、操作パネル61から
基板処理の手順を記述したフローレシピを設定入力する
ことができる。入力されたフローレシピは、磁気ディス
ク55に記憶される。制御部50のCPU51は、磁気
ディスク55に記憶されているフローレシピに従って搬
送ロボットTRおよび移載ロボットTFを制御し、該フ
ローレシピに記述された処理手順に沿って基板Wを搬送
させる。
【0042】次に、上記構成を有する基板処理装置にお
ける処理について説明する。基板処理は、制御部50の
CPU51が磁気ディスク55に記憶されているフロー
レシピに従って搬送ロボットTRおよび移載ロボットT
Fを制御することにより進行される。次の表1にフロー
レシピの一例を示す。
【0043】
【表1】
【0044】このようなフローレシピは、オペレータに
よって操作パネル61から制御部50に設定入力される
ものである。また、基板処理装置外のホストコンピュー
タから通信部56を介して制御部50に表1の如きフロ
ーレシピを送信するようにしても良い。いずれであって
も、設定入力されたフローレシピは制御部50の磁気デ
ィスク55に記憶される。そして、表1のフローレシピ
に従って基板を順次搬送するように、CPU51が搬送
ロボットTRおよび移載ロボットTFを制御する。
【0045】まず、インデクサIDの移載ロボットTF
が未処理の基板WをキャリアCから取り出して、ユニッ
ト配置部MPの搬送ロボットTRに渡す。未処理の基板
Wを取り出すときには、該基板Wを収納したキャリアC
の正面に移載ロボットTFが移動し、移載アーム75を
基板Wの下方に差し入れる。そして、移載ロボットTF
は、移載アーム75を若干上昇させて基板Wを保持し、
移載アーム75を退出させることによって未処理の基板
Wを取り出す。
【0046】ユニット配置部MPに渡された基板Wは、
表1のフローレシピに従って搬送ロボットTRにより各
処理ユニット間で循環搬送され、順次処理が行われる。
すなわち、ホットプレートにて密着強化処理(ステップ
1)を行った基板Wをクールプレートに搬送して冷却処
理(ステップ2)を行った後、塗布処理ユニットSCに
搬送してレジスト塗布処理(ステップ3)を行う。その
後、レジストが塗布された基板Wをホットプレートに搬
送してプリベーク処理(ステップ4)を行った後、クー
ルプレートに搬送して冷却処理(ステップ5)を行いレ
ジスト膜を形成する。レジスト膜が形成された基板Wは
インターフェイスIFBを介して露光装置に渡され、パ
ターンの露光処理(ステップ6)が行われる。
【0047】露光処理が終了した基板Wは露光装置から
インターフェイスIFBを介して再びユニット配置部M
Pに戻される。露光後の基板Wに対してはホットプレー
トに搬送して露光後ベーク処理(ステップ7)を行い、
クールプレートにて冷却処理(ステップ8)を行った
後、現像処理ユニットSDに搬送して現像処理(ステッ
プ9)を行う。現像処理が終了した基板Wは、さらにホ
ットプレートにてベーク処理(ステップ10)およびク
ールプレートにて冷却処理(ステップ11)が行われた
後、ユニット配置部MPの搬送ロボットTRからインデ
クサIDの移載ロボットTFに渡される。基板Wを受け
取った移載ロボットTFは、その基板Wを検査ユニット
20に搬送する(ステップ12)。本実施形態では、基
板Wに検査としてパターンの線幅測定を行う。検査終了
後の基板Wは、移載ロボットTFによって検査ユニット
20から取り出されてキャリアCに収納される(ステッ
プ13)。
【0048】ここで、基板Wに対する検査の内容はパタ
ーンの線幅測定に限定されるものではなく、検査を行う
段階も最終の冷却処理(ステップ11)終了後に限定さ
れるものではない。例えば、各種検査のうちレジストの
膜厚測定はプリベーク後の露光装置に搬入する前の基板
Wに対して行うのが好ましい。この場合、プリベーク処
理が終了した基板Wを一旦ユニット配置部MPからイン
デクサIDに戻し、移載ロボットTFが該基板Wを検査
ユニット20に搬入する。レジストの膜厚測定が終了し
た基板Wは移載ロボットTFによって検査ユニット20
から再びユニット配置部MPに渡され、ユニット配置部
MPの搬送ロボットTRからインターフェイスIFBに
渡され、露光装置に搬入されることとなる。
【0049】また、マクロ欠陥検査およびパターンの重
ね合わせ測定については、上記のパターンの線幅測定と
同様に、全ての処理が終了してインデクサIDに戻って
きた基板Wに対して行うのが好ましい。マクロ欠陥検査
については、全ての処理が終了してインデクサIDに戻
ってきた基板Wを移載ロボットTFが検査ユニット10
に搬入して行うようにする。一方、パターンの重ね合わ
せ測定については、全ての処理が終了してインデクサI
Dに戻ってきた基板Wを移載ロボットTFが検査ユニッ
ト20に搬入して行うようにする。いずれの場合も、検
査が終了した基板Wは検査ユニット10または検査ユニ
ット20から移載ロボットTFによってキャリアCに収
納される。
【0050】以上のような、基板Wをいずれの検査ユニ
ットにどの段階にて搬送するかは、フローレシピによっ
て自由に設定することができる。従って、例えば全ての
処理前に検査を行うことも、2種類以上の検査を行うよ
うにすることもフローレシピにその旨を記述することに
よって自由に設定することができる。そして、設定され
たフローレシピに従って基板を順次搬送するように、C
PU51が搬送ロボットTRを制御することにより、種
々のパターンの検査が実現される。従って、基板検査の
自由度が高くなり、効率良く基板の検査を行うことがで
きる。
【0051】なお、検査対象の基板Wを検査ユニット1
0に搬入するときは、図3中矢印AR2にて示すよう
に、移載ロボットTFが該基板Wを載せた移載アーム7
5を検査ユニット10と検査ユニット20との間の隙間
に上昇させて検査ユニット10に相対向させ、その後移
載アーム75を前進させて搬入口11(図6参照)から
基板Wを搬入する。検査終了後の基板Wを検査ユニット
10から搬出するときには、上記と逆の動作を行う。
【0052】同様に、検査対象の基板Wを検査ユニット
20に搬入するときは、図3中矢印AR3にて示すよう
に、移載ロボットTFが該基板Wを載せた移載アーム7
5を検査ユニット10と検査ユニット20との間の隙間
に上昇させて検査ユニット20に相対向させ、その後移
載アーム75を前進させて検査ユニット20の搬入口か
ら基板Wを搬入する。また、検査終了後の基板Wを検査
ユニット20から搬出するときには、上記と逆の動作を
行う。
【0053】次に、基板Wの検査についてさらに説明を
続ける。上記の例では、検査ユニット20にて基板Wの
パターンの線幅測定を行っている。ここで、検査ユニッ
ト20は基板Wに対して光学的な測定を行って、その結
果としての検査データを得る。検査ユニット20が基板
Wの測定を行った結果の検査データは制御部50に送信
される。検査データを取得した制御部50のCPU51
は、該検査データに基づいて基板Wが不良であるか否か
の良否判定を行う。具体的には、磁気ディスク55に格
納されている所定の処理プログラムに従って検査データ
に対して所定の演算処理を行うとともに、その演算結果
を予め磁気ディスク55に記憶されているリファレンス
データと比較して、基板Wのパターンの線幅が許容範囲
内に収まっているか否かを判定するのである。その結
果、許容範囲内に収まっていればその基板Wは「良」と
判定され、収まっていなければ「不良」と判定される。
なお、パターンの線幅測定以外の検査を行う場合であっ
てもほぼ同様の手法にて、検査データに基づいて制御部
50のCPU51が良否判定を行う。
【0054】すなわち、検査ユニット20は基板Wの測
定を行って検査データを得るのみであり、その基板Wが
不良であるか否かの良否判定は、検査ユニット20とは
別体に設けられた制御部50のCPU51(判定部)が
行っているのである。
【0055】高い精度にて迅速に良否判定を行うために
は、膨大な量の演算を高速にて実行する必要があり、そ
のような機能を各検査ユニットに付与すると、検査ユニ
ットが高価かつ複雑なものとなり、基板処理装置全体と
してコストアップとなる。そこで、本実施形態のよう
に、検査ユニット20とは別体に設けられた制御部50
のCPU51が良否判定を行うようにすれば、検査ユニ
ット20での複雑な演算処理は不要となり、効率良く基
板の検査を行って基板処理装置全体としてコストアップ
を抑制できる。特に、基板処理装置に複数の検査ユニッ
トを設けるような場合は、各検査ユニットから得られた
検査データを制御部50のCPU51で集中処理して良
否判定を行うこととなるため、各検査ユニット単位での
検査機能が不要となり、基板処理装置全体としての検査
効率が著しく向上するとともに、コストアップ抑制効果
も大きなものとなる。
【0056】また、基板処理装置の内部に検査ユニット
10および検査ユニット20を備えているため、効率良
く基板Wの検査を行うことができ、検査および判定終了
までに要する時間を短縮して判定結果を迅速にユニット
配置部MPにフィードバックすることができる。このた
め、不適切な処理条件により不良基板が発生していたと
しても、それが検査および判定によって不良であること
が判明する間に不適切な処理条件にて処理される基板枚
数を最小限に抑制することができる。
【0057】CPU51が不良であると判定した基板W
については、制御部50からの指示により移載ロボット
TFがその不良基板を検査ユニット20から取り出して
特定のキャリアC、例えば図3において右端のキャリア
Cに格納するようにする。すなわち、図3の右端のキャ
リアCを不良基板のみを収納する不良基板回収キャリア
とし、CPU51が不良であると判定した不良基板を当
該不良基板回収キャリアに格納するのである。
【0058】このようにすれば、正常な基板と不良基板
との仕分けを自動的に行うことができるため、基板処理
装置におけるスループットを高くすることができる。な
お、不良基板回収キャリアに収納された不良基板は別途
再生処理が施される。また、不良基板回収キャリアとし
ては載置ステージ30に載置されたキャリアCに限ら
ず、例えばインデクサID内にバッファカセットを設
け、そのバッファカセットを使用するようにしても良
い。
【0059】また、制御部50のCPU51により判定
を行った基板Wについての判定結果は、磁気ディスク5
5に記憶している。図8は、磁気ディスク55に記憶さ
れた判定結果を示す図である。同図に示すように、磁気
ディスク55には検査が行われた各基板Wについての判
定結果がテーブル形式にて格納されている。判定結果を
示すテーブルでは、基板Wの識別コードである「ウェハ
ID」と、その基板Wが属するロットの識別コードであ
る「ロット番号」と、その基板Wについての判定結果が
相互に対応付けられている。例えば、ウェハIDが10
11である基板Wについては判定結果が「良」であり、
ウェハIDが1012である基板Wについては判定結果
が「不良」である。基板Wについての良否判定が行われ
るごとに、CPU51が図8の如きテーブルを更新す
る。なお、図8では、パターンの線幅測定についての判
定結果のみを記載しているが、複数種類の検査を行うよ
うな場合は、それぞれの検査項目ごとに判定結果を記録
するようにしても良い。
【0060】このようにすれば、磁気ディスク55に格
納されている図8の如きテーブルを参照するだけで、各
基板Wについての良否判定結果を把握することができ、
その後の処理に利用することができる。例えば、本基板
処理装置の後工程の装置は、通信部56を介して磁気デ
ィスク55にアクセスし、図8のテーブルを参照するこ
とによって不良基板を把握し、その不良基板については
以降の処理を行わないようにすることができる。
【0061】また、制御部50のCPU51により基板
Wが不良であると判定されたときに、不良基板が発生し
た旨の警告を発するようにしている。具体的には、制御
部50のCPU51により判定を行った結果、不良基板
の発生が判明したときに、警告灯63を点灯させる。
【0062】このようにすれば、基板Wが不良であると
判定されたときに、警告灯63が点灯することにより、
装置のオペレータは直ちに不良基板の発生を知ることが
できる。
【0063】また、制御部50のCPU51により判定
を行った基板Wについての判定結果を表示部62に表示
するようにしている。上述したように、CPU51によ
り判定を行った基板Wについての判定結果は、図8のよ
うなテーブルとして磁気ディスク55に記憶されてい
る。そして、図8に示す判定結果を表示部62に表示す
るのである。
【0064】このようにすれば、オペレータは表示部6
2から各基板Wについての良否判定結果を把握すること
ができる。例えば、オペレータは、警告灯63が点灯す
ることによって不良基板の発生を認識し、表示部62を
確認することによっていずれの基板Wが不良であるかを
知ることができる。
【0065】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、この発明は上記の例に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、基板処理装置の制御
部50のCPU51により基板Wが不良であるか否かの
良否判定を行うようにしていたが、基板処理装置に接続
されたホストコンピュータにより良否判定を行うように
しても良い。図9は、基板処理装置とホストコンピュー
タとを接続した本発明に係る基板処理システムの構成を
示す図である。
【0066】ホストコンピュータ100にはLAN回線
(Local Area Network)101を介して複数の基板処理装
置1が接続されている。それぞれの基板処理装置1自体
は上記実施形態において説明したものと全く同じであ
る。ホストコンピュータ100は、その本体部であって
演算処理を行うCPU151と、読み出し専用メモリー
であるROM152と、読み書き自在のメモリーである
RAM153と、制御用ソフトウェアやデータなどを記
憶しておく磁気ディスク155と、基板処理装置の外部
に設けられているホストコンピュータなどと通信を行う
通信部156とを備えている。CPU151と磁気ディ
スク155や通信部156等とはバスライン159を介
して電気的に接続されている。そして、ホストコンピュ
ータ100の通信部156と各基板処理装置1の通信部
56とがLAN回線101によって相互に接続されてい
る。
【0067】図9のシステムにおいては、検査ユニット
10または検査ユニット20が基板Wの測定を行った結
果の検査データはLAN回線101を経由してホストコ
ンピュータ100に送信される。検査データを取得した
ホストコンピュータ100のCPU151は、該検査デ
ータに基づいて基板Wが不良であるか否かの良否判定を
行う。具体的には、磁気ディスク155に格納されてい
る所定の処理プログラムに従って検査データに対して所
定の演算処理を行うとともに、その演算結果を予め磁気
ディスク155に記憶されているリファレンスデータと
比較して、基板Wのパターンの線幅が許容範囲内に収ま
っているか否かを判定するのである。その結果、許容範
囲内に収まっていればその基板Wは「良」と判定され、
収まっていなければ「不良」と判定される。すなわち、
上記実施形態において制御部50が果たしていた役割
を、ホストコンピュータ100が行うのである。
【0068】このようにしても、検査ユニットとは別体
に設けられたホストコンピュータ100のCPU151
が良否判定を行うようにすれば、検査ユニットでの複雑
な演算処理は不要となる。特に、基板処理装置に複数の
検査ユニットを設け、さらにそのような基板処理装置を
複数設置するような場合は、各検査ユニットから得られ
た膨大な量の検査データをホストコンピュータ100の
CPU151で集中処理して良否判定を行うこととなる
ため、各検査ユニット単位での検査機能が不要となり、
システム全体としての検査効率が著しく向上することと
なる。
【0069】また、上記実施形態においては、2つの検
査ユニット(検査ユニット10および検査ユニット2
0)をインデクサIDの内部に配置するようにしていた
が、これに限定されるものではなく、検査ユニットは1
つであっても良いし、2つ以上であっても良い。また、
検査ユニットの配置位置もインデクサIDの内部に限定
されるものではなく、ユニット配置部MPやインターフ
ェイスIFBの内部であっても良いし、基板処理装置の
外部に付設するようにしても良い。そして、各検査ユニ
ットは、レジストの膜厚を測定する膜厚測定、パターン
の線幅を測定する線幅測定、パターンの重ね合わせを測
定する重ね合わせ測定およびマクロ欠陥検査のうちの少
なくとも1種類以上の検査を行う検査ユニットとすれば
良い。
【0070】また、上記実施形態においては、インデク
サIDの移載ロボットTFに1本の移載アーム75を備
えるいわゆるシングルアームとしていたが(図5参
照)、2本の移載アームを備えるいわゆるダブルアーム
の形態としても良い。インデクサIDに検査ユニットを
備えると、従来よりも当然に移載ロボットTFのアクセ
ス頻度が多くなるため、2本の移載アームを備える移載
ロボットTFとする方が、基板Wの搬送効率が向上し、
基板処理装置のスループットが向上する。
【0071】また、上記実施形態においては、基板処理
装置を基板にレジスト塗布処理および現像処理を行う装
置とし、検査ユニットの機能はいわゆるフォトリソグラ
フィに関連する検査を行う形態としていたが、本発明に
かかる技術はこれに限定されるものではない。例えば、
検査ユニットとしてはアミンまたはアンモニア濃度を測
定する検査機能を備えたものを採用するようにしても良
い。また、基板に付着したパーティクル等を除去する基
板処理装置(いわゆるスピンスクラバ等)にパーティク
ル検査を行う検査ユニットを配置するようにしても良
い。また、基板にSOD(Spin-on-Dielectronics)を塗
布して層間絶縁膜を形成する装置に、その層間絶縁膜の
焼成状態を検査する検査ユニットを配置するようにして
も良い。さらに、他の基板処理装置にて処理された基板
を搬入して、その検査を行った後に検査結果を処理条件
にフィードフォワードするような基板処理装置に検査ユ
ニットを配置するようにしても良い。いずれの場合であ
っても、検査ユニットは基板Wの測定を行って検査デー
タを得るのみであり、その基板Wが不良であるか否かの
良否判定は、検査ユニットとは別体に設けられた制御部
50のCPU51またはホストコンピュータ100のC
PU151が行うようにする形態であれば、膨大な量の
検査データを制御部50のCPU51またはホストコン
ピュータ100のCPU151で集中処理して良否判定
を行うこととなるため、各検査ユニット単位での検査機
能が不要となり、全体としての検査効率が著しく向上す
る。
【0072】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、検査部とは別体に設けられ、検査部が基板の
測定を行った結果の検査データを取得し、その検査デー
タに基づいて該基板が不良であるか否かの良否判定を行
う判定部を備えるため、判定部で検査データを集中処理
して良否判定を行うこととなり、効率良く基板の検査を
行うことができる。
【0073】また、請求項2の発明によれば、判定部が
不良であると判定した不良基板を収納するキャリアを載
置する載置部と、キャリアに不良基板を格納する搬送手
段とを備えるため、正常な基板と不良基板との仕分けを
自動的に行うことができ、スループットを高くすること
ができる。
【0074】また、請求項3の発明によれば、判定部に
より判定を行った基板についての判定結果を記憶する記
憶部を備えるため、記憶部を参照するだけで良否判定結
果を把握することができる。
【0075】また、請求項4の発明によれば、判定部に
より基板が不良であると判定されたときに、不良基板が
発生した旨の警告を発する警告発生手段を備えるため、
装置のオペレータは直ちに不良基板の発生を知ることが
できる。
【0076】また、請求項5の発明によれば、判定部に
より判定を行った基板についての判定結果を表示する表
示手段を備えるため、装置のオペレータは表示部から基
板についての良否判定結果を把握することができる。
【0077】また、請求項6の発明によれば、基板処理
装置の検査部が基板の検査を行った結果の検査データを
取得し、その検査データに基づいて該基板が不良である
か否かの良否判定を行う判定部をホストコンピュータに
備えるため、ホストコンピュータの判定部で検査データ
を集中処理して良否判定を行うこととなり、効率良く基
板の検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板処理装置全体の概略を示す斜
視図である。
【図2】図1の基板処理装置の概略構成を示す平面図で
ある。
【図3】インデクサの要部構成を示す正面図である。
【図4】図2のインデクサの側面図である。
【図5】移載ロボットの外観斜視図である。
【図6】検査ユニットおよびその検査部平面領域につい
て説明する図である。
【図7】図1の基板処理装置の制御機構を説明するため
の機能ブロック図である。
【図8】磁気ディスクに記憶された判定結果を示す図で
ある。
【図9】基板処理装置とホストコンピュータとを接続し
た本発明に係る基板処理システムの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 基板処理装置 10,20 検査ユニット 30 載置ステージ 51,151 CPU 55,155 磁気ディスク 62 表示部 63 警告灯 100 ホストコンピュータ C キャリア ID インデクサ MP ユニット配置部 SC 塗布処理ユニット SD 現像処理ユニット TF 移載ロボット TR 搬送ロボット W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/30 501 H01L 21/68 A 5F046 H01L 21/68 21/30 564C 569Z (72)発明者 枦木 憲二 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 大谷 正美 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 西村 讓一 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2G051 AA51 AA71 AB02 DA03 DA07 DA17 EA12 2H096 AA24 AA25 AA27 AA30 GA21 HA30 JA04 4F042 AA02 AA07 AA08 AA10 DH02 DH09 4M106 AA01 DJ21 DJ23 DJ27 DJ40 5F031 CA02 CA05 CA07 DA01 FA01 FA02 FA11 GA43 GA49 JA50 MA24 MA26 MA27 MA33 NA02 PA02 5F046 JA21 JA22 LA18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に所定の処理を行う処理部を備えた
    基板処理装置であって、 基板に対して所定の検査を行う検査部と、 前記検査部とは別体に設けられ、前記検査部が基板の測
    定を行った結果の検査データを取得し、その検査データ
    に基づいて該基板が不良であるか否かの良否判定を行う
    判定部と、を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記判定部が不良であると判定した不良基板を収納する
    キャリアを載置する載置部と、 前記キャリアに不良基板を格納する搬送手段と、をさら
    に備えることを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の基板処
    理装置において、 前記判定部により判定を行った基板についての判定結果
    を記憶する記憶部をさらに備えることを特徴とする基板
    処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の基板処理装置において、 前記判定部により基板が不良であると判定されたとき
    に、不良基板が発生した旨の警告を発する警告発生手段
    をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の基板処理装置において、 前記判定部により判定を行った基板についての判定結果
    を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする基
    板処理装置。
  6. 【請求項6】 基板に所定の処理を行う処理部を備えた
    基板処理装置とホストコンピュータとを接続した基板処
    理システムであって、 基板に対して所定の検査を行う検査部を基板処理装置に
    備えるとともに、 前記検査部が基板の検査を行った結果の検査データを取
    得し、その検査データに基づいて該基板が不良であるか
    否かの良否判定を行う判定部を前記ホストコンピュータ
    に備えることを特徴とする基板処理システム。
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