JP4129215B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体基板、液晶表示器のガラス基板、フォトマスク用のガラス基板、光ディスク用の基板など(以下、単に「基板」と称する)を搬送ロボットによって複数の処理部に搬送して該基板にフォトリソグラフィー等の所定の処理を行う基板処理装置に関する。
周知のように、半導体や液晶ディスプレイなどの製品は、上記基板に対して洗浄、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、層間絶縁膜の形成、熱処理、ダイシングなどの一連の諸処理を施すことにより製造されている。これらの諸処理のうち例えばレジスト塗布処理、現像処理およびそれらに付随する熱処理のそれぞれを行う処理ユニットを複数組み込み、搬送ロボットによってそれら各処理ユニット間で基板の循環搬送を行うことにより基板に一連のフォトリソグラフィー処理を施す基板処理装置がいわゆるコータ&デベロッパとして広く用いられている。
近年、このような基板処理装置の装置管理および処理精度に対して一層の高精度化が要求されており、実際の処理中における種々の実測データ、例えば処理時間、処理温度、モータの回転数、薬液の流量等を処理履歴データとして把握することが望まれている。このため、基板処理装置に搭載した制御システムを利用して基板の処理中における種々のデータを収集して処理履歴として蓄積しておく技術が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2002−343694号公報 特開2002−280278号公報
ところで、従来上記のような基板処理装置において処理不良基板が発生した場合、その原因を解明するために装置オペレータ自身が基板処理装置を点検・確認して異常な処理が行われた処理ユニットの特定を行っていた。このため、不良の処理ユニットを特定するのに多大な時間を必要とし、特に経験の未熟なオペレータにとっては極めて困難な作業であるため、最悪の場合不良処理ユニットを正確に特定できないという問題も生じていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、不良の処理部や搬送ロボットを迅速かつ正確に特定することができる基板処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、搬送ロボットによって基板を複数の処理部に搬送して該基板に所定の処理を行う基板処理装置において、前記基板に前記所定の処理を行ったときの当該基板についての処理の履歴を前記搬送ロボットおよび前記複数の処理部のそれぞれごとに集積した処理履歴データを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された処理履歴データが予め設定された所定範囲内に収まっているか否かを判定することによって不良の処理部または搬送ロボットを特定する不良処理部特定手段と、前記所定の処理が完了した基板または処理途中の基板の検査を行う検査部と、を備え、前記検査部によって処理不良の基板が検出されたときに、前記不良処理部特定手段はその処理不良の内容と予め関連付けられた処理部および搬送ロボットについての当該基板に処理を行ったときの処理履歴データの判定を他の処理部および搬送ロボットについての処理履歴データの判定よりも優先して行って不良の処理部または搬送ロボットを特定することを特徴とする
請求項1の発明によれば、基板に所定の処理を行ったときの当該基板についての処理の履歴を搬送ロボットおよび複数の処理部のそれぞれごとに集積した処理履歴データを取得するとともに、その処理履歴データが予め設定された所定範囲内に収まっているか否かを判定することによって不良の処理部または搬送ロボットを特定しているため、オペレータの技量に関わりなく、不良の処理部や搬送ロボットを自動的に迅速かつ正確に特定することができる。また、検査部によって処理不良の基板が検出されたときに、その処理不良の内容と予め関連付けられた処理部および搬送ロボットについての当該基板に処理を行ったときの処理履歴データの判定を他の処理部および搬送ロボットについての処理履歴データの判定よりも優先して行うようにしているため、処理不良の原因となった処理部や搬送ロボットをより迅速かつ正確に特定することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態の基板処理装置の平面図である。また、図2は基板処理装置の液処理部の正面図であり、図3は熱処理部の正面図であり、図4は基板載置部の周辺構成を示す図である。なお、図1から図4にはそれらの方向関係を明確にするためZ軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系を付している。
本実施形態の基板処理装置は、半導体ウェハ等の基板に反射防止膜やフォトレジスト膜を塗布形成するとともに、パターン露光後の基板に現像処理を行う装置である。なお、本発明に係る基板処理装置の処理対象となる基板は半導体ウェハに限定されるものではなく、液晶表示器用のガラス基板等であっても良い。また、本発明に係る基板処理装置の処理内容は塗布膜形成や現像処理に限定されるものではなく、エッチング処理や洗浄処理であっても良い。
本実施形態の基板処理装置は、インデクサブロック1、バークブロック2、レジスト塗布ブロック3、現像処理ブロック4、インターフェイスブロック5および検査ブロックIBの6つの処理ブロックを並設して構成されている。インターフェイスブロック5には本基板処理装置とは別体の外部装置である露光装置(ステッパ)が接続配置されている。
インデクサブロック1は、複数のキャリアC(本実施形態では4個)を並べて載置する載置台11と、各キャリアCから未処理の基板Wを取り出すとともに、各キャリアCに処理済みの基板Wを収納する基板移載機構12とを備えている。基板移載機構12は、載置台11に沿って(Y方向に沿って)水平移動可能な可動台12aを備えており、この可動台12aに基板Wを水平姿勢で保持する保持アーム12bが搭載されている。保持アーム12bは、可動台12a上を昇降(Z方向)移動、水平面内の旋回移動、および旋回半径方向に進退移動可能に構成されている。これにより、基板移載機構12は、保持アーム12bを各キャリアCにアクセスさせて未処理の基板Wの取り出しおよび処理済みの基板Wの収納を行うことができる。なお、キャリアCの形態としては、基板Wを密閉空間に収納するFOUP(front opening unified pod)の他に、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッドや収納基板Wを外気に曝すOC(open cassette)であっても良い。
インデクサブロック1に隣接してバークブロック2が設けられている。インデクサブロック1とバークブロック2との間には、雰囲気遮断用の隔壁13が設けられている。この隔壁13にインデクサブロック1とバークブロック2との間で基板Wの受け渡しを行うために基板Wを載置する2つの基板載置部PASS1,PASS2が上下に積層して設けられている。
上側の基板載置部PASS1は、インデクサブロック1からバークブロック2へ基板Wを搬送するために使用される。基板載置部PASS1は3本の支持ピンを備えており、インデクサブロック1の基板移載機構12はキャリアCから取り出した未処理の基板Wを基板載置部PASS1の3本の支持ピン上に載置する。そして、基板載置部PASS1に載置された基板Wを後述するバークブロック2の搬送ロボットTR1が受け取る。一方、下側の基板載置部PASS2は、バークブロック2からインデクサブロック1へ基板Wを搬送するために使用される。基板載置部PASS2も3本の支持ピンを備えており、バークブロック2の搬送ロボットTR1は処理済みの基板Wを基板載置部PASS2の3本の支持ピン上に載置する。そして、基板載置部PASS2に載置された基板Wを基板移載機構12が受け取ってキャリアCに収納する。なお、後述する基板載置部PASS3〜PASS12の構成も基板載置部PASS1,PASS2と同じである。
基板載置部PASS1,PASS2は、隔壁13の一部に部分的に貫通して設けられている。また、基板載置部PASS1,PASS2には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示省略)が設けられており、各センサの検出信号に基づいて基板移載機構12やバークブロック2の搬送ロボットTR1が、基板載置部PASS1,PASS2に対して基板Wを受け渡しできる状態にあるか否かを判断する。
次に、バークブロック2について説明する。バークブロック2は、露光時に発生する定在波やハレーションを減少させるために、フォトレジスト膜の下地に反射防止膜を塗布形成するための処理ブロックである。バークブロック2は、基板Wの表面に反射防止膜を塗布形成するための下地塗布処理部BRCと、反射防止膜の塗布形成に付随する熱処理を行う2つの熱処理タワー21,21と、下地塗布処理部BRCおよび熱処理タワー21,21に対して基板Wの受け渡しを行う搬送ロボットTR1とを備える。
バークブロック2においては、搬送ロボットTR1を挟んで下地塗布処理部BRCと熱処理タワー21,21とが対向して配置されている。具体的には、下地塗布処理部BRCが装置正面側に、2つの熱処理タワー21,21が装置背面側に、それぞれ位置している。また、熱処理タワー21,21の正面側には図示しない熱隔壁を設けている。下地塗布処理部BRCと熱処理タワー21,21とを隔てて配置するとともに熱隔壁を設けることにより、熱処理タワー21,21から下地塗布処理部BRCに熱的影響を与えることを回避しているのである。
下地塗布処理部BRCは、図2に示すように、同様の構成を備えた3つの塗布処理ユニットBRC1,BRC2,BRC3を下から順に積層配置して構成されている。なお、3つの塗布処理ユニットBRC1,BRC2,BRC3を特に区別しない場合はこれらを総称して下地塗布処理部BRCとする。各塗布処理ユニットBRC1,BRC2,BRC3は、基板Wを略水平姿勢で吸着保持して略水平面内にて回転させるスピンチャック22、このスピンチャック22上に保持された基板W上に反射防止膜用の塗布液を吐出する塗布ノズル23、スピンチャック22を回転駆動させるスピンモータ(図示省略)およびスピンチャック22上に保持された基板Wの周囲を囲繞するカップ(図示省略)等を備えている。
図3に示すように、インデクサブロック1に近い側の熱処理タワー21には、基板Wを所定の温度にまで加熱する6個のホットプレートHP1〜HP6と、加熱された基板Wを冷却して所定の温度にまで降温するとともに基板Wを当該所定の温度に維持するクールプレートCP1〜CP3とが設けられている。この熱処理タワー21には、下から順にクールプレートCP1〜CP3、ホットプレートHP1〜HP6が積層配置されている。一方、インデクサブロック1から遠い側の熱処理タワー21には、レジスト膜と基板Wとの密着性を向上させるためにHMDS(ヘキサメチルジシラザン)の蒸気雰囲気で基板Wを熱処理する3個の密着強化処理部AHL1〜AHL3が下から順に積層配置されている。なお、図3において「×」印で示した箇所には配管配線部や、予備の空きスペースが割り当てられている。
このように塗布処理ユニットBRC1〜BRC3や熱処理ユニット(ホットプレートHP1〜HP6、クールプレートCP1〜CP3、密着強化処理部AHL1〜AHL3)を多段に積層配置することにより、基板処理装置の占有スペースを小さくしてフットプリントを削減することができる。また、2つの熱処理タワー21,21を並設することによって、熱処理ユニットのメンテナンスが容易になるとともに、熱処理ユニットに必要なダクト配管や給電設備をあまり高い位置にまで引き延ばす必要がなくなるという利点がある。
図5は、搬送ロボットTR1を説明するための図である。図5(a)は搬送ロボットTR1の平面図であり、(b)は搬送ロボットTR1の正面図である。搬送ロボットTR1は、基板Wを略水平姿勢で保持する2個の保持アーム6a,6bを上下に近接させて備えている。保持アーム6a,6bは、先端部が平面視で「C」字形状になっており、この「C」字形状のアームの内側から内方に突き出た複数本のピン7で基板Wの周縁を下方から支持するようになっている。
搬送ロボットTR1の基台8は装置基台(装置フレーム)に対して固定設置されている。この基台8上に、ガイド軸9cが立設されるとともに、螺軸9aが回転可能に立設支持されている。また、基台8には螺軸9aを回転駆動するモータ9bが固定設置されている。そして、螺軸9aには昇降台10aが螺合されるとともに、昇降台10aはガイド軸9cに対して摺動自在とされている。このような構成により、モータ9bが螺軸9aを回転駆動することにより、昇降台10aがガイド軸9cに案内されて鉛直方向(Z方向)に昇降移動するようになっている。
また、昇降台10a上にアーム基台10bが鉛直方向に沿った軸心周りに旋回可能に搭載されている。昇降台10aには、アーム基台10bを旋回駆動するモータ10cが内蔵されている。そして、このアーム基台10b上に上述した2個の保持アーム6a,6bが上下に配設されている。各保持アーム6a,6bは、アーム基台10bに装備されたスライド駆動機構(図示省略)によって、それぞれ独立して水平方向(アーム基台10bの旋回半径方向)に進退移動可能に構成されている。
このような構成によって、図5(a)に示すように、搬送ロボットTR1は2個の保持アーム6a,6bをそれぞれ個別に基板載置部PASS1,PASS2、熱処理タワー21に設けられた熱処理ユニット、下地塗布処理部BRCに設けられた塗布処理ユニットおよび後述する基板載置部PASS3,PASS4に対してアクセスさせて、それらとの間で基板Wの授受を行うことができる。
次に、レジスト塗布ブロック3について説明する。バークブロック2と検査ブロックIBとの間に挟み込まれるようにしてレジスト塗布ブロック3が設けられている。このレジスト塗布ブロック3とバークブロック2との間にも、雰囲気遮断用の隔壁25が設けられている。この隔壁25にバークブロック2とレジスト塗布ブロック3との間で基板Wの受け渡しを行うために基板Wを載置する2つの基板載置部PASS3,PASS4が上下に積層して設けられている。基板載置部PASS3,PASS4は、上述した基板載置部PASS1,PASS2と同様の構成を備えている。
上側の基板載置部PASS3は、バークブロック2からレジスト塗布ブロック3へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、バークブロック2の搬送ロボットTR1が基板載置部PASS3に載置した基板Wをレジスト塗布ブロック3の搬送ロボットTR2が受け取る。一方、下側の基板載置部PASS4は、レジスト塗布ブロック3からバークブロック2へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、レジスト塗布ブロック3の搬送ロボットTR2が基板載置部PASS4に載置した基板Wをバークブロック2の搬送ロボットTR1が受け取る。
基板載置部PASS3,PASS4は、隔壁25の一部に部分的に貫通して設けられている。また、基板載置部PASS3,PASS4には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示省略)が設けられており、各センサの検出信号に基づいて搬送ロボットTR1,TR2が基板載置部PASS3,PASS4に対して基板Wを受け渡しできる状態にあるか否かを判断する。さらに、基板載置部PASS3,PASS4の下側には、基板Wを大まかに冷却するための水冷式の2つのクールプレートWCPが隔壁25を貫通して上下に設けられている。
レジスト塗布ブロック3は、バークブロック2にて反射防止膜が塗布形成された基板W上にフォトレジスト膜を塗布形成するための処理ブロックである。なお、本実施形態では、フォトレジストとして化学増幅型レジストを用いている。レジスト塗布ブロック3は、下地塗布された反射防止膜の上にフォトレジスト膜を塗布形成するレジスト塗布処理部SCと、レジスト塗布処理に付随する熱処理を行う2つの熱処理タワー31,31と、レジスト塗布処理部SCおよび熱処理タワー31,31に対して基板Wの受け渡しを行う搬送ロボットTR2とを備える。
レジスト塗布ブロック3においては、搬送ロボットTR2を挟んでレジスト塗布処理部SCと熱処理タワー31,31とが対向して配置されている。具体的には、レジスト塗布処理部SCが装置正面側に、2つの熱処理タワー31,31が装置背面側に、それぞれ位置している。また、熱処理タワー31,31の正面側には図示しない熱隔壁を設けている。レジスト塗布処理部SCと熱処理タワー31,31とを隔てて配置するとともに熱隔壁を設けることにより、熱処理タワー31,31からレジスト塗布処理部SCに熱的影響を与えることを回避しているのである。
レジスト塗布処理部SCは、図2に示すように、同様の構成を備えた3つの塗布処理ユニットSC1,SC2,SC3を下から順に積層配置して構成されている。なお、3つの塗布処理ユニットSC1,SC2,SC3を特に区別しない場合はこれらを総称してレジスト塗布処理部SCとする。各塗布処理ユニットSC1,SC2,SC3は、基板Wを略水平姿勢で吸着保持して略水平面内にて回転させるスピンチャック32、このスピンチャック32上に保持された基板W上にフォトレジストを吐出する塗布ノズル33、スピンチャック32を回転駆動させるスピンモータ(図示省略)およびスピンチャック32上に保持された基板Wの周囲を囲繞するカップ(図示省略)等を備えている。
図3に示すように、インデクサブロック1に近い側の熱処理タワー31には、基板Wを所定の温度にまで加熱する6個の加熱部PHP1〜PHP6が下から順に積層配置されている。一方、インデクサブロック1から遠い側の熱処理タワー31には、加熱された基板Wを冷却して所定の温度にまで降温するとともに基板Wを当該所定の温度に維持するクールプレートCP4〜CP9が下から順に積層配置されている。
各加熱部PHP1〜PHP6は、基板Wを載置して加熱処理を行う通常のホットプレートの他に、そのホットプレートと隔てられた上方位置に基板Wを載置しておく基板仮置部と、該ホットプレートと基板仮置部との間で基板Wを搬送するローカル搬送機構34(図1参照)とを備えた熱処理ユニットである。ローカル搬送機構34は、昇降移動および進退移動が可能に構成されるとともに、冷却水を循環させることによって搬送過程の基板Wを冷却する機構を備えている。
ローカル搬送機構34は、上記ホットプレートおよび基板仮置部を挟んで搬送ロボットTR2とは反対側、すなわち装置背面側に設置されている。そして、基板仮置部は搬送ロボットTR2側およびローカル搬送機構34側の双方に対して開口している一方、ホットプレートはローカル搬送機構34側のみ開口し、搬送ロボットTR2側には閉塞している。従って、基板仮置部に対しては搬送ロボットTR2およびローカル搬送機構34の双方がアクセスできるが、ホットプレートに対してはローカル搬送機構34のみがアクセス可能である。
このような構成を備える各加熱部PHP1〜PHP6に基板Wを搬入するときには、まず搬送ロボットTR2が基板仮置部に基板Wを載置する。そして、ローカル搬送機構34が基板仮置部から基板Wを受け取ってホットプレートまで搬送し、該基板Wに加熱処理が施される。ホットプレートでの加熱処理が終了した基板Wは、ローカル搬送機構34によって取り出されて基板仮置部まで搬送される。このときに、ローカル搬送機構34が備える冷却機能によって基板Wが冷却される。その後、基板仮置部まで搬送された熱処理後の基板Wが搬送ロボットTR2によって取り出される。
このように、加熱部PHP1〜PHP6においては、搬送ロボットTR2が常温の基板仮置部に対して基板Wの受け渡しを行うだけで、ホットプレートに対する基板Wの受け渡しを行わないため、搬送ロボットTR2の温度上昇を抑制することができる。また、ホットプレートはローカル搬送機構34側のみ開口しているため、ホットプレートから漏出した熱雰囲気によって搬送ロボットTR2やレジスト塗布処理部SCが悪影響を受けることが防止される。なお、クールプレートCP4〜CP9に対しては搬送ロボットTR2が直接基板Wの受け渡しを行う。
搬送ロボットTR2の構成は、搬送ロボットTR1と全く同じである。よって、搬送ロボットTR2は2個の保持アームをそれぞれ個別に基板載置部PASS3,PASS4、熱処理タワー31に設けられた熱処理ユニット、レジスト塗布処理部SCに設けられた塗布処理ユニットおよび後述する基板載置部PASS5,PASS6に対してアクセスさせて、それらとの間で基板Wの授受を行うことができる。
次に、検査ブロックIBについて説明する。レジスト塗布ブロック3と現像処理ブロック4との間に挟み込まれるようにして検査ブロックIBが設けられている。レジスト塗布ブロック3と検査ブロックIBとの間にも、雰囲気遮断用の隔壁35が設けられている。この隔壁35にレジスト塗布ブロック3と検査ブロックIBとの間で基板Wの受け渡しを行うために基板Wを載置する2つの基板載置部PASS5,PASS6が上下に積層して設けられている。基板載置部PASS5,PASS6は、上述した基板載置部PASS1,PASS2と同様の構成を備えている。
上側の基板載置部PASS5は、レジスト塗布ブロック3から検査ブロックIBへ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、レジスト塗布ブロック3の搬送ロボットTR2が基板載置部PASS5に載置した基板Wを検査ブロックIBの搬送ロボットTR5が受け取る。一方、下側の基板載置部PASS6は、検査ブロックIBからレジスト塗布ブロック3へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、検査ブロックIBの搬送ロボットTR5が基板載置部PASS6に載置した基板Wをレジスト塗布ブロック3の搬送ロボットTR2が受け取る。
基板載置部PASS5,PASS6は、隔壁35の一部に部分的に貫通して設けられている。また、基板載置部PASS5,PASS6には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示省略)が設けられており、各センサの検出信号に基づいて搬送ロボットTR2,TR5が基板載置部PASS5,PASS6に対して基板Wを受け渡しできる状態にあるか否かを判断する。さらに、基板載置部PASS5,PASS6の下側には、基板Wを大まかに冷却するための水冷式の2つのクールプレートWCPが隔壁35を貫通して上下に設けられている。
検査ブロックIBは、一連のフォトリソグラフィー処理が完了した基板Wまたはその処理途中の基板Wの検査を行うための処理ブロックである。検査ブロックIBは、膜厚測定ユニット80と、線幅測定ユニット85と、マクロ欠陥検査ユニット90と、検査用バッファ95と、それらに対して基板Wの受け渡しを行う搬送ロボットTR5とを備える。なお、搬送ロボットTR5は、上述した搬送ロボットTR1,TR2と全く同じ構成を有する。
図2に示すように、膜厚測定ユニット80は検査ブロックIBの装置正面側下段に配置されている。膜厚測定ユニット80は、膜厚測定器81を備えており、基板W上に塗布されたレジストの膜厚を光学的に測定する。線幅測定ユニット85は、検査ブロックIBの装置正面側上段に配置されている。線幅測定ユニット85は、線幅測定器86を備えており、現像処理後の基板W上に形成されたパターンの線幅を光学的に測定する。
一方、図3に示すように、マクロ欠陥検査ユニット90は検査ブロックIBの装置背面側下段に配置されている。マクロ欠陥検査ユニット90は、マクロ欠陥検査器91を備えており、基板W上に現出した比較的大きな欠陥、例えばパーティクルの付着やレジストの塗布ムラを光学的に検出する。また、マクロ欠陥検査ユニット90の上方、すなわち検査ブロックIBの装置背面側上段には検査用バッファ95が2列に配置されている。検査用バッファ95は、複数枚の基板Wを多段に収納できる収納棚によって構成されている。検査用バッファ95は、膜厚測定ユニット80、線幅測定ユニット85、マクロ欠陥検査ユニット90のいずれかにて基板Wの検査が行われているときに、そのユニットにて検査を行うべき後続の基板Wを一時的に収納保管しておくものである。
なお、膜厚測定ユニット80、線幅測定ユニット85、マクロ欠陥検査ユニット90の配置位置は上記の例に限定されるものではなく、それらを相互に入れ替えた配置であっても良い。
搬送ロボットTR5の構成は、搬送ロボットTR1と全く同じである。よって、搬送ロボットTR5は2個の保持アームをそれぞれ個別に基板載置部PASS5,PASS6、膜厚測定ユニット80、線幅測定ユニット85、マクロ欠陥検査ユニット90、検査用バッファ95および後述する基板載置部PASS7,PASS8に対してアクセスさせて、それらとの間で基板Wの授受を行うことができる。
次に、現像処理ブロック4について説明する。検査ブロックIBとインターフェイスブロック5との間に挟み込まれるようにして現像処理ブロック4が設けられている。検査ブロックIBと現像処理ブロック4との間にも、雰囲気遮断用の隔壁45が設けられている。この隔壁45に検査ブロックIBと現像処理ブロック4との間で基板Wの受け渡しを行うために基板Wを載置する2つの基板載置部PASS7,PASS8が上下に積層して設けられている。基板載置部PASS7,PASS8は、上述した基板載置部PASS1,PASS2と同様の構成を備えている。
上側の基板載置部PASS7は、検査ブロックIBから現像処理ブロック4へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、検査ブロックIBの搬送ロボットTR5が基板載置部PASS7に載置した基板Wを現像処理ブロック4の搬送ロボットTR3が受け取る。一方、下側の基板載置部PASS8は、現像処理ブロック4から検査ブロックIBへ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、現像処理ブロック4の搬送ロボットTR3が基板載置部PASS8に載置した基板Wを検査ブロックIBの搬送ロボットTR5が受け取る。
基板載置部PASS7,PASS8は、隔壁45の一部に部分的に貫通して設けられている。また、基板載置部PASS7,PASS8には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示省略)が設けられており、各センサの検出信号に基づいて搬送ロボットTR5,TR3が基板載置部PASS7,PASS8に対して基板Wを受け渡しできる状態にあるか否かを判断する。さらに、基板載置部PASS7,PASS8の下側には、基板Wを大まかに冷却するための水冷式の2つのクールプレートWCPが隔壁45を貫通して上下に設けられている。
現像処理ブロック4は、露光された基板Wに対して現像処理を行うための処理ブロックである。現像処理ブロック4は、パターンが露光された基板Wに対して現像液を供給して現像処理を行う現像処理部SDと、現像処理に付随する熱処理を行う2つの熱処理タワー41,42と、現像処理部SDおよび熱処理タワー41,42に対して基板Wの受け渡しを行う搬送ロボットTR3とを備える。なお、搬送ロボットTR3は、上述した搬送ロボットTR1と全く同じ構成を有する。
現像処理部SDは、図2に示すように、同様の構成を備えた5つの現像処理ユニットSD1,SD2,SD3,SD4,SD5を下から順に積層配置して構成されている。なお、5つの現像処理ユニットSD1〜SD5を特に区別しない場合はこれらを総称して現像処理部SDとする。各現像処理ユニットSD1〜SD5は、基板Wを略水平姿勢で吸着保持して略水平面内にて回転させるスピンチャック43、このスピンチャック43上に保持された基板W上に現像液を供給するノズル44、スピンチャック43を回転駆動させるスピンモータ(図示省略)およびスピンチャック43上に保持された基板Wの周囲を囲繞するカップ(図示省略)等を備えている。
図3に示すように、インデクサブロック1に近い側の熱処理タワー41には、基板Wを所定の温度にまで加熱する5個のホットプレートHP7〜HP11と、加熱された基板Wを冷却して所定の温度にまで降温するとともに基板Wを当該所定の温度に維持するクールプレートCP10〜CP12とが設けられている。この熱処理タワー41には、下から順にクールプレートCP10〜CP12、ホットプレートHP7〜HP11が積層配置されている。一方、インデクサブロック1から遠い側の熱処理タワー42には、6個の加熱部PHP7〜PHP12とクールプレートCP13とが積層配置されている。各加熱部PHP7〜PHP12は、上述した加熱部PHP1〜PHP6と同様に、基板仮置部およびローカル搬送機構を備えた熱処理ユニットである。但し、各加熱部PHP7〜PHP12の基板仮置部はインターフェイスブロック5の搬送ロボットTR4の側には開口しているが、現像処理ブロック4の搬送ロボットTR3の側には閉塞している。つまり、加熱部PHP7〜PHP12に対してはインターフェイスブロック5の搬送ロボットTR4はアクセス可能であるが、現像処理ブロック4の搬送ロボットTR3はアクセス不可である。なお、熱処理タワー41に組み込まれた熱処理ユニットに対しては現像処理ブロック4の搬送ロボットTR3がアクセスする。
また、熱処理タワー42には、現像処理ブロック4と、これに隣接するインターフェイスブロック5との間で基板Wの受け渡しを行うための2つの基板載置部PASS9,PASS10が上下に近接して組み込まれている。上側の基板載置部PASS9は、現像処理ブロック4からインターフェイスブロック5へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、現像処理ブロック4の搬送ロボットTR3が基板載置部PASS9に載置した基板Wをインターフェイスブロック5の搬送ロボットTR4が受け取る。一方、下側の基板載置部PASS10は、インターフェイスブロック5から現像処理ブロック4へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、インターフェイスブロック5の搬送ロボットTR4が基板載置部PASS10に載置した基板Wを現像処理ブロック4の搬送ロボットTR3が受け取る。なお、基板載置部PASS9,PASS10は、現像処理ブロック4の搬送ロボットTR3およびインターフェイスブロック5の搬送ロボットTR4の両側に対して開口している。
次に、インターフェイスブロック5について説明する。インターフェイスブロック5は、現像処理ブロック4に隣接して設けられ、本基板処理装置とは別体の外部装置である露光装置に対して基板Wの受け渡しを行うブロックである。本実施形態のインターフェイスブロック5には、露光装置との間で基板Wの受け渡しを行うための搬送機構55の他に、フォトレジスト膜が形成された基板Wの周縁部を露光する2つのエッジ露光部EEWと、現像処理ブロック4内に配設された加熱部PHP7〜PHP12およびエッジ露光部EEWに対して基板Wを受け渡しする搬送ロボットTR4とを備えている。
エッジ露光部EEWは、図2に示すように、基板Wを略水平姿勢で吸着保持して略水平面内にて回転させるスピンチャック56や、このスピンチャック56に保持された基板Wの周縁に光を照射して露光する光照射器57などを備えている。2つのエッジ露光部EEWは、インターフェイスブロック5の中央部に上下に積層配置されている。このエッジ露光部EEWと現像処理ブロック4の熱処理タワー42とに隣接して配置されている搬送ロボットTR4は上述した搬送ロボットTR1と同様の構成を備えている。
また、図2に示すように、2つのエッジ露光部EEWの下側には基板戻し用のリターンバッファRBFが設けられ、さらにその下側には2つの基板載置部PASS11,PASS12が上下に積層して設けられている。リターンバッファRBFは、何らかの障害によって現像処理ブロック4が基板Wの現像処理を行うことができない場合に、現像処理ブロック4の加熱部PHP7〜PHP12で露光後の加熱および冷却処理を行った後に、その基板Wを一時的に収納保管しておくものである。このリターンバッファRBFは、複数枚の基板Wを多段に収納できる収納棚によって構成されている。また、上側の基板載置部PASS11は搬送ロボットTR4から搬送機構55に基板Wを渡すために使用するものであり、下側の基板載置部PASS12は搬送機構55から搬送ロボットTR4に基板Wを渡すために使用するものである。なお、リターンバッファRBFに対しては搬送ロボットTR4がアクセスを行う。
搬送機構55は、図2に示すように、Y方向に水平移動可能な可動台55aを備え、この可動台55a上に基板Wを保持する保持アーム55bを搭載している。保持アーム55bは、可動台55aに対して昇降移動、旋回動作および旋回半径方向への進退移動が可能に構成されている。このような構成によって、搬送機構55は、露光装置との間で基板Wの受け渡しを行うとともに、基板載置部PASS11,PASS12に対する基板Wの受け渡しと、基板送り用のセンドバッファSBFに対する基板Wの収納および取り出しを行う。センドバッファSBFは、露光装置が基板Wの受け入れをできないときに、露光処理前の基板Wを一時的に収納保管するもので、複数枚の基板Wを多段に収納できる収納棚によって構成されている。
以上のインデクサブロック1、バークブロック2、レジスト塗布ブロック3、現像処理ブロック4、インターフェイスブロック5および検査ブロックIBには常に清浄空気がダウンフローとして供給されており、各ブロック内でパーティクルの巻き上がりや気流によるプロセスへの悪影響を回避している。また、各ブロック内は装置の外部環境に対して若干陽圧に保たれ、外部環境からのパーティクルや汚染物質の進入などを防いでいる。
また、上述したインデクサブロック1、バークブロック2、レジスト塗布ブロック3、現像処理ブロック4、インターフェイスブロック5および検査ブロックIBは、本実施形態の基板処理装置を機構的に分割した単位である。各ブロックは、各々個別のブロック用フレーム(枠体)に組み付けられ、各ブロック用フレームを連結して基板処理装置が構成されている。
一方、本実施形態では、基板搬送に係る搬送制御単位を機械的に分割したブロックとは別に構成している。本明細書では、このような基板搬送に係る搬送制御単位を「セル」と称する。1つのセルは、基板に所定の処理を行う複数の処理部とそれら複数の処理部に対して基板の搬送を行う搬送ロボットとを含んで構成されている。そして、上述した各基板載置部が、セル内に基板Wを受け入れるための入口基板載置部またはセルから基板Wを払い出すための出口基板載置部として機能する。そして、セル間の基板Wの受け渡しも基板載置部を介して行われる。なお、本明細書では熱処理ユニット、塗布・現像処理ユニット、エッジ露光部の他に単に基板Wを載置するだけの基板載置部等も搬送対象部という意味において「処理部」に含め、また、基板移載機構12や搬送機構55も基板搬送を行うため搬送ロボットに含める。
本実施形態の基板処理装置には、インデクサセル、バークセル、レジスト塗布セル、検査セル、現像処理セル、露光後ベークセルおよびインターフェイスセルの7つのセルが含まれている。インデクサセルは、載置台11と基板移載機構12とを含み、結果的に機械的に分割した単位であるインデクサブロック1と同じ構成となっている。また、バークセルは、下地塗布処理部BRCと2つの熱処理タワー21,21と搬送ロボットTR1とを含む。このバークセルも、結果として機械的に分割した単位であるバークブロック2と同じ構成になっている。また、レジスト塗布セルは、レジスト塗布処理部SCと2つの熱処理タワー31,31と搬送ロボットTR2とを含む。このレジスト塗布セルも、結果として機械的に分割した単位であるレジスト塗布ブロック3と同じ構成になっている。さらに、検査セルは、膜厚測定ユニット80と、線幅測定ユニット85とマクロ欠陥検査ユニット90と検査用バッファ95と搬送ロボットTR5とを含む。この検査セルも、結果として機械的に分割した単位である検査ブロックIBと同じ構成になっている。
一方、現像処理セルは、現像処理部SDと熱処理タワー41と搬送ロボットTR3とを含む。上述したように、搬送ロボットTR3は熱処理タワー42の加熱部PHP7〜PHP12に対してアクセスすることができず、現像処理セルに熱処理タワー42は含まれない。この点において、現像処理セルは機械的に分割した単位である現像処理ブロック4と異なる。
また、露光後ベークセルは、現像処理ブロック4に位置する熱処理タワー42と、インターフェイスブロック5に位置するエッジ露光部EEWと搬送ロボットTR4とを含む。すなわち、露光後ベークセルは、機械的に分割した単位である現像処理ブロック4とインターフェイスブロック5とにまたがるものである。このように露光後加熱処理を行う加熱部PHP7〜PHP12と搬送ロボットTR4とを含んで1つのセルを構成しているので、露光後の基板Wを速やかに加熱部PHP7〜PHP12に搬入して熱処理を行うことができる。このような構成は、パターンの露光を行った後なるべく速やかに加熱処理を行う必要のある化学増幅型レジストを使用した場合に好適である。
なお、熱処理タワー42に含まれる基板載置部PASS9,PASS10は現像処理セルの搬送ロボットTR3と露光後ベークセルの搬送ロボットTR4との間の基板Wの受け渡しのために介在する。
インターフェイスセルは、外部装置である露光装置に対して基板Wの受け渡しを行う搬送機構55を含んで構成されている。このインターフェイスセルは、搬送ロボットTR4やエッジ露光部EEWを含まない点で、機械的に分割した単位であるインターフェイスブロック5とは異なる構成となっている。なお、エッジ露光部EEWの下方に設けられた基板載置部PASS11,PASS12は露光後ベークセルの搬送ロボットTR4とインターフェイスセルの搬送機構55との間の基板Wの受け渡しのために介在する。
次に、本実施形態の基板処理装置の制御機構について説明する。図6は、制御機構の概略を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態の基板処理装置は、メインコントローラMC、セルコントローラCC、ユニットコントローラの3階層からなる制御階層を備えている。メインコントローラMC、セルコントローラCC、ユニットコントローラのハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。すなわち、各コントローラは、各種演算処理を行うCPU、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAMおよび制御用アプリケーションやデータなどを記憶しておく磁気ディスク等を備えている。
第1階層のメインコントローラMCは、基板処理装置全体に1つ設けられており、装置全体の管理、メインパネルMPの管理およびセルコントローラCCの管理を主に担当する。メインパネルMPは、メインコントローラMCのディスプレイとして機能するものである。また、メインコントローラMCに対してはキーボードKBから種々のコマンドを入力することができる。なお、メインパネルMPをタッチパネルにて構成し、メインパネルMPからメインコントローラMCに入力作業を行うようにしても良い。また、メインコントローラMCには磁気ディスク99が備えられており、この磁気ディスク99に後述する処理履歴データが格納される。
第2階層のセルコントローラCCは、7つのセル(インデクサセル、バークセル、レジスト塗布セル、検査セル、現像処理セル、露光後ベークセルおよびインターフェイスセル)のそれぞれに対して個別に設けられている。各セルコントローラCCは、対応するセル内の基板搬送管理およびユニット管理を主に担当する。具体的には、各セルのセルコントローラCCは、所定の基板載置部に基板Wを置いたという情報を、隣のセルのセルコントローラCCに送り、その基板Wを受け取ったセルのセルコントローラCCは、当該基板載置部から基板Wを受け取ったという情報を元のセルのセルコントローラCCに返すという情報の送受信を行う。このような情報の送受信はメインコントローラMCを介して行われる。そして、各セルコントローラCCはセル内に基板Wが搬入された旨の情報を搬送ロボットコントローラTCに与え、該搬送ロボットコントローラTCが搬送ロボットを制御してセル内で基板Wを所定の手順(フローレシピ)に従って循環搬送させる。なお、搬送ロボットコントローラTCは、セルコントローラCC上で所定のアプリケーションが動作することによって実現される制御部である。
また、第3階層のユニットコントローラとしては、例えばスピンコントローラやベークコントローラが設けられている。スピンコントローラは、セルコントローラCCの指示に従ってセル内に配置されたスピンユニット(塗布処理ユニットおよび現像処理ユニット)を直接制御するものである。具体的には、スピンコントローラは、例えばスピンユニットのスピンモータを制御して基板Wの回転数を調整する。また、ベークコントローラは、セルコントローラCCの指示に従ってセル内に配置された熱処理ユニット(ホットプレート、クールプレート、加熱部等)を直接制御するものである。具体的には、ベークコントローラは、例えばホットプレートに内蔵されたヒータを制御してプレート温度等を調整する。また、特に検査セルに対応して設けられたユニットコントローラである検査ユニットコントローラは、検査ユニット(膜厚測定ユニット80、線幅測定ユニット85、マクロ欠陥検査ユニット90)を直接制御するものである。
このように本実施形態では、3階層の制御階層とすることによって各コントローラの制御負荷を軽減している。また、各セルコントローラCCは、隣接するセル内での搬送スケジュールを考慮することなく、それぞれのセル内だけの基板搬送スケジュールを管理しているため、各セルコントローラCCの搬送制御の負担が軽くなる。その結果、基板処理装置のスループットを向上させることができるのである。
次に、本実施形態の基板処理装置の動作について説明する。ここでは、まず、基板処理装置における基板Wの搬送の手順について簡単に説明する。まず、インデクサセル(インデクサブロック1)の基板移載機構12が所定のキャリアCから未処理の基板Wを取り出し、上側の基板載置部PASS1に載置する。基板載置部PASS1に未処理の基板Wが載置されると、バークセルの搬送ロボットTR1が保持アーム6a,6bのうちの一方を使用してその基板Wを受け取る。そして、搬送ロボットTR1は受け取った未処理の基板Wを塗布処理ユニットBRC1〜BRC3のいずれかに搬送する。塗布処理ユニットBRC1〜BRC3では、基板Wに反射防止膜用の塗布液が回転塗布される。
塗布処理が終了した後、基板Wは搬送ロボットTR1によってホットプレートHP1〜HP6のいずれかに搬送される。ホットプレートにて基板Wが加熱されることによって、塗布液が乾燥されて基板W上に下地の反射防止膜が形成される。その後、搬送ロボットTR1によってホットプレートから取り出された基板WはクールプレートCP1〜CP3のいずれかに搬送されて冷却される。なお、このときにクールプレートWCPによって基板Wを冷却するようにしても良い。冷却後の基板Wは搬送ロボットTR1によって基板載置部PASS3に載置される。
また、基板載置部PASS1に載置された未処理の基板Wを搬送ロボットTR1が密着強化処理部AHL1〜AHL3のいずれかに搬送するようにしても良い。密着強化処理部AHL1〜AHL3では、HMDSの蒸気雰囲気で基板Wを熱処理してレジスト膜と基板Wとの密着性を向上させる。密着強化処理の終了した基板Wは搬送ロボットTR1によって取り出され、クールプレートCP1〜CP3のいずれかに搬送されて冷却される。密着強化処理が行われた基板Wには反射防止膜を形成しないため、冷却後の基板Wは搬送ロボットTR1によって直接基板載置部PASS3に載置される。
また、反射防止膜用の塗布液を塗布する前に脱水処理を行うようにしても良い。この場合はまず、基板載置部PASS1に載置された未処理の基板Wを搬送ロボットTR1が密着強化処理部AHL1〜AHL3のいずれかに搬送する。密着強化処理部AHL1〜AHL3では、HMDSの蒸気を供給することなく基板Wに単に脱水のための加熱処理(デハイドベーク)を行う。脱水のための加熱処理の終了した基板Wは搬送ロボットTR1によって取り出され、クールプレートCP1〜CP3のいずれかに搬送されて冷却される。冷却後の基板Wは搬送ロボットTR1によって塗布処理ユニットBRC1〜BRC3のいずれかに搬送され、反射防止膜用の塗布液が回転塗布される。その後、基板Wは搬送ロボットTR1によってホットプレートHP1〜HP6のいずれかに搬送され、加熱処理によって基板W上に下地の反射防止膜が形成される。さらにその後、搬送ロボットTR1によってホットプレートから取り出された基板WはクールプレートCP1〜CP3のいずれかに搬送されて冷却された後、基板載置部PASS3に載置される。
基板Wが基板載置部PASS3に載置されると、レジスト塗布セルの搬送ロボットTR2がその基板Wを受け取って塗布処理ユニットSC1〜SC3のいずれかに搬送する。塗布処理ユニットSC1〜SC3では、基板Wにフォトレジストが回転塗布される。なお、レジスト塗布処理には精密な基板温調が要求されるため、基板Wを塗布処理ユニットSC1〜SC3に搬送する直前にクールプレートCP4〜CP9のいずれかに搬送するようにしても良い。
レジスト塗布処理が終了した後、基板Wは搬送ロボットTR2によって加熱部PHP1〜PHP6のいずれかに搬送される。加熱部PHP1〜PHP6にて基板Wが加熱処理されることにより、フォトレジスト中の溶媒成分が除去されて基板W上にレジスト膜が形成される。その後、搬送ロボットTR2によって加熱部PHP1〜PHP6から取り出された基板WはクールプレートCP4〜CP9のいずれかに搬送されて冷却される。冷却後の基板Wは搬送ロボットTR2によって基板載置部PASS5に載置される。
レジスト膜が形成された基板Wが基板載置部PASS5に載置されると、検査セルの搬送ロボットTR5がその基板Wを受け取って膜厚測定ユニット80に搬送する。膜厚測定ユニット80は、基板W上に塗布されたレジストの膜厚を測定することによって所定範囲の膜厚のレジスト膜が形成されているか否かを検査する。膜厚検査が終了した基板Wは搬送ロボットTR5によって膜厚測定ユニット80から取り出され、基板載置部PASS7に載置される。
基板載置部PASS7に基板Wが載置されると、現像処理セルの搬送ロボットTR3がその基板Wを受け取ってそのまま基板載置部PASS9に載置する。そして、基板載置部PASS9に載置された基板Wは露光後ベークセルの搬送ロボットTR4によって受け取られ、エッジ露光部EEWに搬入される。エッジ露光部EEWにおいては、基板Wの周縁部の露光処理が行われる。エッジ露光処理が終了した基板Wは搬送ロボットTR4によって基板載置部PASS11に載置される。そして、基板載置部PASS11に載置された基板Wはインターフェイスセルの搬送機構55によって受け取られ、装置外の露光装置に搬入され、パターン露光処理に供される。
パターン露光処理が終了した基板Wは再びインターフェイスセルに戻され、搬送機構55によって基板載置部PASS12に載置される。露光後の基板Wが基板載置部PASS12に載置されると、露光後ベークセルの搬送ロボットTR4がその基板Wを受け取って加熱部PHP7〜PHP12のいずれかに搬送する。加熱部PHP7〜PHP12では、露光時の光化学反応によって生じた生成物をレジスト膜内に均一に拡散させるための加熱処理(Post Exposure Bake)が行われる。露光後加熱処理が終了した基板Wは搬送ロボットTR4によって取り出され、クールプレートCP13に搬送されて冷却される。冷却後の基板Wは搬送ロボットTR4によって基板載置部PASS10に載置される。
基板載置部PASS10に基板Wが載置されると、現像処理セルの搬送ロボットTR3がその基板Wを受け取って現像処理ユニットSD1〜SD5のいずれかに搬送する。現像処理ユニットSD1〜SD5では、基板Wに現像液を供給して現像処理を進行させる。やがて現像処理が終了した後、基板Wは搬送ロボットTR3によってホットプレートHP7〜HP11のいずれかに搬送されて加熱され、さらにその後クールプレートCP10〜CP12のいずれかに搬送されて冷却される。冷却後の基板Wは搬送ロボットTR3によって基板載置部PASS8に載置される。
現像処理後の基板Wが基板載置部PASS8に載置されると、検査セルの搬送ロボットTR5がその基板Wを受け取って線幅測定ユニット85に搬送する。線幅測定ユニット85は、現像処理後の基板W上に形成されたパターンの線幅を測定することによって所定範囲の線幅のパターン形成がなされているか否かを検査する。線幅検査が終了した基板Wは搬送ロボットTR5によって線幅測定ユニット85から取り出され、マクロ欠陥検査ユニット90に搬送される。マクロ欠陥検査ユニット90は、基板W上に現出した比較的大きな欠陥(マクロ欠陥)の有無を検査する。マクロ欠陥検査が終了した基板Wは搬送ロボットTR5によってマクロ欠陥検査ユニット90から取り出され、基板載置部PASS6に載置される。
基板載置部PASS6に載置された基板Wは、レジスト塗布セルの搬送ロボットTR2によってそのまま基板載置部PASS4に載置される。さらに、基板載置部PASS4に載置された基板Wは、バークセルの搬送ロボットTR1によってそのまま基板載置部PASS2に載置される。基板載置部PASS2に載置された処理済みの基板Wはインデクサセルの基板移載機構12によって所定のキャリアCに収納される。このようにして一連のフォトリソグラフィー処理が完了する。
以上のようにして基板処理装置にて一連のフォトリソグラフィー処理を行っているときに、各搬送ロボットコントローラTCおよび各ユニットコントローラが処理履歴データを取得する。処理履歴データとは、ある基板Wについての処理の履歴を処理部や搬送ロボットごとに集積したデータである。具体的には、例えばバークセルの搬送ロボットコントローラTCが搬送ロボットTR1の搬送時間(ある処理部から基板Wを受け取って次の処理部に搬入するまでの時間)を計測して取得する。また、例えばレジスト塗布セルのスピンコントローラがレジスト塗布処理部SCの処理時間を計測して取得する。レジスト塗布処理部SCの処理時間としては、基板Wが処理部に搬入されてから搬出されるまでのプロセス処理時間と、レジスト塗布処理部SCにおける各処理ステップごとに要したステップ処理時間との双方が計測されて取得される。処理ステップとは各処理部内で行われる処理における一つの処理工程であり、例えばレジスト塗布処理部SCの場合、フォトレジストを吐出する工程、基板Wを回転させて吐出されたフォトレジストを拡布する工程、回転数を下げてレジスト膜厚を安定させる工程等がそれぞれ処理ステップとなる。
また、例えばレジスト塗布セルのスピンコントローラは、レジスト塗布処理部SCにおけるスピンモータの回転数、環境温度、環境湿度、フォトレジストの流量、排気圧、風量等の各項目を処理ステップごとに処理履歴データとして取得する。また、例えば露光後ベークセルのユニットコントローラは、エッジ露光部EEWにおける露光量、照度、円周移動速度等の各項目を処理ステップごとに処理履歴データとして取得する。さらに、例えばレジスト塗布セルのベークコントローラは、加熱部PHP1〜PHP6におけるプレート温度、冷却時間、圧力等の各項目を処理ステップごとに処理履歴データとして取得する。
このようにして取得された搬送時間、処理時間、プレート温度、スピンモータの回転数、液の流量等の項目からなる処理履歴データは、搬送ロボットコントローラTCおよびユニットコントローラからセルコントローラCCを介してメインコントローラMCに送信される。処理履歴データを受け取ったメインコントローラMCは、処理に供された各基板Wについて各処理部および搬送ロボットごとに区分けして磁気ディスク99に格納する。
一方、上記の搬送手順においては、処理に供される全ての基板Wを膜厚測定ユニット80、線幅測定ユニット85、マクロ欠陥検査ユニット90に搬送して三種類の検査を行うようにしていた。三種類の検査のうち膜厚検査はレジスト膜形成後の基板Wに対して行うものであり、線幅検査およびマクロ欠陥検査は現像処理後の基板Wに対して行うものである。第1実施形態では、これら各種検査を行う検査ブロックIBをレジスト塗布ブロック3と現像処理ブロック4との間に配置している。従って、インデクサブロック1からインターフェイスブロック5へと向かう露光処理前の基板Wの搬送方向に逆行することなく膜厚検査を実行することができ、またインターフェイスブロック5からインデクサブロック1へと向かう露光処理後の基板Wの搬送方向に逆行することなく線幅検査およびマクロ欠陥検査を行うことができる。なお、処理に供される基板Wのうちの一部を検査ユニットに搬送するいわゆる抜き取り検査を行うようにしても良いし、三種類の検査のうちの一部のみを実行するようにしても良い。
そして、第1実施形態では、膜厚測定ユニット80、線幅測定ユニット85、マクロ欠陥検査ユニット90のいずれかが処理不良の基板Wを検出すると、検査ユニットコントローラがセルコントローラCCを介してメインコントローラMCに不良基板を検出した旨をその基板Wの識別コード(ウェハID)とともに報告する。報告を受けたメインコントローラMCは、処理不良とされた基板Wについての処理履歴データと基準データとを比較する。基準データは、搬送ロボットおよび処理部が正常な動作を行っているときの動作データであり、所定範囲の幅を有している。基準データは予め設定されて磁気ディスク99に格納されている。メインコントローラMCは、処理不良とされた基板Wについて各処理部および各搬送ロボットごと処理履歴データが基準データとして設定された所定範囲内に収まっているか否かを判定するのである。
その結果、処理履歴データが基準データとして設定された所定範囲内に収まっている処理部および搬送ロボットについては正常と判断する。一方、処理履歴データが基準データとして設定された所定範囲から外れている処理部および搬送ロボットについては異常と判断する。異常と判断された処理部または搬送ロボットと不良基板Wの識別コードとは、メインパネルMPに表示される。このときに、その基板Wの処理履歴データもメインパネルMPに表示するようにしても良い。そして、装置のオペレータは不良の処理部または搬送ロボットに対して必要な処置を施す。
このようにすれば、検査セルにて処理不良の基板Wが検出されたときに、その処理不良の原因となった箇所(処理部または搬送ロボット)を自動的に迅速かつ容易に特定することができる。従って、処理不良が発生した場合であっても、その対応のために装置を停止する時間を最小限に抑制することができる。
また、各処理部および搬送ロボットについて詳細に取得された処理履歴データを基準データと逐次比較しているため、処理不良の原因となった箇所を正確に特定することができる。
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態の基板処理装置の装置構成および基板Wの処理手順は第1実施形態と同じである。第2実施形態が第1実施形態と異なるのは、処理不良の基板Wが検出されたときの異常箇所の特定手法である。
すなわち、第2実施形態では、検査ブロックIBにおいて処理不良の基板Wが検出されたときに、その処理不良の内容と予め関連付けられた処理部および搬送ロボットについての処理履歴データの判定を他の処理部および搬送ロボットについての処理履歴データの判定よりも優先して行うようにしている。具体的には、膜厚測定ユニット80によって膜厚異常の基板Wが検出されたときには、レジスト塗布に関連する処理部の異常である可能性が高いため、レジスト塗布セルの搬送ロボットTR2、レジスト塗布を行うレジスト塗布処理部SCおよび塗布後の加熱処理を行う加熱部PHP1〜PHP6についての処理履歴データと基準データとの比較を他の処理部についての処理履歴データの判定よりも優先して行う。そして、このときには優先して判定を行う処理部および搬送ロボットについての処理履歴データをより詳細に判定、具体的には第1実施形態の如き通常の判定を行うときよりも多い項目数(例えば全項目)の処理履歴データを基準データと比較するようにしても良い。なお、レジスト塗布処理部SCによる塗布処理直前にクールプレートCP4〜CP9にて基板Wの冷却を行っている場合には、それらクールプレートCP4〜CP9についての処理履歴データの判定も優先して行う。
また、線幅測定ユニット85によって線幅異常の基板Wが検出されたときには、露光後加熱処理に関連する処理部の異常である可能性が高いため、露光後ベークセルの搬送ロボットTR4および露光後加熱処理を行う加熱部PHP7〜PHP12についての処理履歴データと基準データとの比較を他の処理部についての処理履歴データの判定よりも優先して行う。そして、上記と同様にこのときにも優先して判定を行う処理部および搬送ロボットについての処理履歴データをより詳細に判定するようにしても良い。
また、マクロ欠陥検査ユニット90によってマクロ欠陥の基板Wが検出されたときには、露光直前の異常である可能性が高いため、露光前の冷却処理を行うクールプレートCP4〜CP9、エッジ露光部EEW、搬送ロボットTR2〜TR4および搬送機構55についての処理履歴データと基準データとの比較を他の処理部についての処理履歴データの判定よりも優先して行う。そして、上記と同様にこのときにも優先して判定を行う処理部および搬送ロボットについての処理履歴データをより詳細に判定するようにしても良い。
このように、第2実施形態においては、検査ブロックIBにおいて処理不良の基板Wが検出されたときに、その処理不良の内容と因果関係の強い処理部および搬送ロボットについての処理履歴データの判定を優先して行うようにしている。このため、処理不良の原因となった箇所をより迅速に特定することができる。
また、優先して判定を行う処理部および搬送ロボットについての処理履歴データをより詳細に判定するようにすれば、異常である可能性の高い処理部および搬送ロボットについて厳密な判断を行うことができ、処理不良の原因となった箇所をより正確に特定することができる。
<3.第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態の基板処理装置の装置構成は第1実施形態と同じである。第3実施形態における基板Wのフォトリソグラフィー処理の手順も第1実施形態と概ね同じであるが、但し、第3実施形態では基板Wの検査を行わず、処理に供される基板Wは検査ブロックIBを単に通過するだけである。従って、第3実施形態では、検査ブロックIBにて処理不良の基板Wが検出されることはない。
第3実施形態においては、一連のフォトリソグラフィー処理が行われるときに、処理に供された全ての基板Wについて処理履歴データを取得している。そして、メインコントローラMCは、処理が行われた基板Wについての処理履歴データが取得されるごとに、その処理履歴データと基準データとの比較を行っている。つまり、第3実施形態ではフォトリソグラフィー処理に供される全ての基板Wについて処理履歴データを取得してその処理履歴データの判定を行っているのである。
そして、ある基板Wについての処理履歴データが基準データとして設定された所定範囲から外れている処理部および搬送ロボットが検出されたときには、その処理部または搬送ロボットを該基板Wの識別コードとともにメインパネルMPに表示する。
このようにしても、処理不良の原因となりうる処理部または搬送ロボットを自動的に迅速かつ正確に特定することができる。
<4.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記の例に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においてはメインコントローラMCが処理履歴データと基準データとの比較を行うようにしていたが、各ユニットコントローラやセルコントローラCCが処理履歴データの判定を行うようにしても良い。また、上記基板処理装置をデータ収集専用のサーバに接続し、そのデータ収集専用サーバが基板処理装置から送信された処理履歴データの判定を行うようにしても良い。
また、第3実施形態においては、処理に供される全ての基板Wについて処理履歴データを取得してその判定を行うようにしていたが、これに限定されるものではなく、一連のフォトリソグラフィー処理に供された複数の基板Wのうちの任意の一部について処理履歴データを取得するとともに、それら一部の基板Wについての処理履歴データと基準データとの比較を行うようにしても良い。すなわち、処理履歴データの抜き取り判定を行うことによって、処理不良の原因となりうる処理部または搬送ロボットを特定することにより、メインコントローラMCの負荷を軽減することができる。
また、本発明に係る基板処理装置の構成は図1から図4に示したような形態に限定されるものではなく、搬送ロボットによって基板Wを複数の処理部に搬送して該基板Wに所定の処理を行うような形態であれば種々の変形が可能である。例えば、第3実施形態においては、基板Wの検査を行わないため、検査ブロックIBを取り外してレジスト塗布ブロック3と現像処理ブロック4とを直接接続するような構成であっても良い。
第1実施形態の基板処理装置の平面図である。 図1の基板処理装置の液処理部の正面図である。 図1の基板処理装置の熱処理部の正面図である。 図1の基板処理装置の基板載置部の周辺構成を示す図である。 図1の基板処理装置の搬送ロボットを説明するための図である。 図1の基板処理装置の制御機構の概略を示すブロック図である。
符号の説明
1 インデクサブロック
2 バークブロック
3 レジスト塗布ブロック
4 現像処理ブロック
5 インターフェイスブロック
12 基板移載機構
21,31,41,42 熱処理タワー
55 搬送機構
80 膜厚測定ユニット
85 線幅測定ユニット
90 マクロ欠陥検査ユニット
AHL1〜AHL3 密着強化処理部
BRC1〜BRC3,SC1〜SC3 塗布処理ユニット
C キャリア
CC セルコントローラ
CP1〜CP13 クールプレート
HP1〜HP11 ホットプレート
IB 検査ブロック
MC メインコントローラ
MP メインパネル
PASS1〜PASS12 基板載置部
PHP1〜PHP12 加熱部
SD1〜SD5 現像処理ユニット
TC 搬送ロボットコントローラ
TR1〜TR5 搬送ロボット
W 基板

Claims (1)

  1. 搬送ロボットによって基板を複数の処理部に搬送して該基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、
    前記基板に前記所定の処理を行ったときの当該基板についての処理の履歴を前記搬送ロボットおよび前記複数の処理部のそれぞれごとに集積した処理履歴データを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された処理履歴データが予め設定された所定範囲内に収まっているか否かを判定することによって不良の処理部または搬送ロボットを特定する不良処理部特定手段と、
    前記所定の処理が完了した基板または処理途中の基板の検査を行う検査部と、
    を備え
    前記検査部によって処理不良の基板が検出されたときに、前記不良処理部特定手段はその処理不良の内容と予め関連付けられた処理部および搬送ロボットについての当該基板に処理を行ったときの処理履歴データの判定を他の処理部および搬送ロボットについての処理履歴データの判定よりも優先して行って不良の処理部または搬送ロボットを特定することを特徴とする基板処理装置。
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