JP2003077282A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP2003077282A
JP2003077282A JP2001262882A JP2001262882A JP2003077282A JP 2003077282 A JP2003077282 A JP 2003077282A JP 2001262882 A JP2001262882 A JP 2001262882A JP 2001262882 A JP2001262882 A JP 2001262882A JP 2003077282 A JP2003077282 A JP 2003077282A
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Koji Shinbayashi
幸司 新林
Takaaki Furuyama
孝昭 古山
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み出し動作において、記憶セル情報の読み
出し経路における寄生素子成分の影響を排除した新規な
メモリコア部の構成と、この構成に伴う新規なセンス手
段を備えて高速センスが可能な不揮発性半導体記憶装置
を提供すること 【解決手段】 メモリコア部Aでは、選択された記憶セ
ルがローカルビット線を介してグローバルビット線に選
択され、隣接するグローバルビット線が非選択セクタ内
のローカルビット線に接続される。コラム選択部Bで
は、1対のグローバルビット線を1対のデータバス線に
接続する。1対のデータバス線には、記憶セルからの経
路上の寄生容量と同等の負荷を備えリファレンス側にリ
ファレンス電流を流すロード部Cが接続され、記憶セル
情報の電流とリファレンス電流とが電流比較部Dで比較
されて差電流を出力する。隣接する1対の電流経路によ
り経路負荷が同等になりノイズの影響も相殺されて、高
速読み出しが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置の記憶セル情報の読み出し動作に関するものであ
り、特に、読み出し動作における高速センス技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリ等の不揮発性半導体記
憶装置においては、記憶セル情報の格納は、不揮発性記
憶セルにおける不揮発性トランジスタの電流駆動能力に
より行われる。即ち、“1”/“0”の記憶セル情報に
対して、不揮発性トランジスタが、電流を流す/流さな
い、又はより多くの電流を流す/より少ない電流を流
す、等の違いにより記憶セル情報の格納を行っている。
【0003】そして、不揮発性半導体記憶装置に格納さ
れている記憶セル情報のセンスは、選択された記憶セル
に接続されたディジット線を介して流れる電流の有無、
あるいは流れる電流とリファレンスセルに流れる基準電
流との大小関係により行われる。
【0004】図22に、従来技術における不揮発性半導
体記憶装置の全体構成図を示す。記憶セルMCは、マト
リクス状に配置されメモリコア部A100を構成してい
る。記憶セルMCは所定数毎に基本単位として纏めら
れ、セクタSEC100m、SEC100nを構成して
いる。記憶セル情報の読み出し時には、デコーダ101
によりアドレス信号Addをデコードすることにより、
選択されたセクタに属するワード線WLが活性化され
て、記憶セルMCがグローバルビット線GBLに接続さ
れ、グローバルビット線GBLに記憶セル情報が現れ
る。
【0005】ここで、メモリコア部A100(図23)
は、セクタSEC100、SEC101毎の分割動作の
必要から、各セクタのビット線LBL00乃至LBL0
3、LBL10乃至LBL13は独立して配置されてい
る。即ち、セクタ間を貫くグローバルビット線GBL
0、GBL1と、グローバルビット線からセクタスイッ
チを介して接続される2本のローカルビット線LBL0
0乃至LBL03、LBL10乃至LBL13との階層
構造を有している。各ローカルビット線には、セクタ内
に配置されている記憶セルMCが複数接続されている。
図23では、セクタSEC100についてワード線WL
0により選択される記憶セル群MC00乃至MC03
と、セクタSEC101についてワード線WL1により
選択される記憶セル群MC10乃至MC13とが例示さ
れている。
【0006】記憶セル情報の読み出し時には、何れか1
つのセクタが選択され、該当するワード線(WL0ある
いはWL1)が活性化される。これにより、セクタ内の
全てのローカルビット線LBL00乃至LBL03、あ
るいはLBL10乃至LBL13は、各記憶セルMC0
0乃至MC03、あるいはMC10乃至MC13に接続
され記憶セル情報が現れる。そして、各グローバルビッ
ト線GBL0、GBL1に接続されている2つのセクタ
スイッチのうち何れか一方が選択され、各グローバルビ
ット線GBL0、GBL1は、セクタスイッチを介して
記憶セルMC00乃至MC03、MC10乃至MC13
に接続される。こうして記憶セル情報の読み出し時に
は、全てのグローバルビット線GBL(図22)は、選
択された記憶セル情報を有することとなる。尚、メモリ
コア部A100の冗長構成SP100、SP101は、
グローバルビット線SGBLを基本単位として構成され
ている。
【0007】図22に戻り、記憶セルMCに接続された
各グローバルビット線GBLは、所定本数毎にコラム選
択部B100に入力されて、その中から1本が選択され
てデータバスLDBに接続される。図24では、32本
のグローバルビット線GBL0乃至GBL31のうちか
ら1本を選択してデータバス線LDBに接続する場合の
回路例を示している。アドレスAdd信号により、デコ
ード信号YD00乃至YD1Fのうち1つの信号が活性
化される。これにより、活性化されたデコード信号に接
続されているパスゲートトランジスタのみが導通して、
該当するグローバルビット線がデータバス線LDBn接
続されて記憶セル情報がデータバスLDBに現れる。
【0008】データバス線LDBに現れる記憶セル情報
の検出は、上述したように、記憶セルMCの電流駆動能
力に応じてデータバス線LDBから記憶セルMCに至る
経路を流れる電流と、基準電流とを比較して行われる。
具体的には電流を電圧に変換した上で差動アンプ106
により行われる。電流電圧変換を行う回路が、カスコー
ド部104、105である。図25に具体的な回路例を
示す。データバス線LDBに流れる電流と基準電流と
が、NMOSトランジスタQN102、QN202を介
して流れることにより、差動アンプ106への入力電圧
が、電流に応じて調整される。
【0009】ここで、データバス線LDBは、8ビッ
ト、16ビット等の多ビット構成となっており、データ
バス線LDB毎に上記の読み出し構成が備えられてい
る。即ち、カスコード回路104と差動アンプ106
は、8ビット構成であれば8組、16ビット構成であれ
ば16組が、備えられることとなり、構成される多ビッ
ト構成に応じたビット幅分の回路が必要となる。これに
対して、リファレンスセルRC100は1つであり、こ
れに対する基準電流側のカスコード部105も1つであ
る。この出力が各差動アンプ106に共通に接続されて
いる。従って、各差動アンプ106における記憶セル情
報側とリファレンス側との入力信号線間の寄生容量はア
ンバランスとなっており、これを調整するため記憶セル
情報側の入力信号線に容量負荷CLD2を付加すること
が一般的である。
【0010】更に、リファレンスセルRC100は、記
憶セルMCへのプログラム動作やイレーズ動作による電
圧ストレスの影響を避けるため、メモリコア部A100
において、セクタ領域とは異なる専用領域に備えられて
いる。このため、専用領域にあるリファレンスセルRC
100が接続されているリファレンスバス線RBは、経
路上に他の記憶セルは接続されずにカスコード部105
と直結されているのに対して、記憶セルMCが接続され
ているローカルビット線には、非選択の記憶セルMCが
多数接続されており、セクタスイッチを介してグローバ
ルビット線GBLに接続される階層的な構造となってい
る。従って、記憶セルMCからカスコード部104に至
る経路には、非選択な記億セルMCによるトランジスタ
の接合容量や、ローカルビット線及びグローバルビット
線と隣接、あるいはその上/下層に配置されている他の
ビット線やワード線、あるいはその他の信号線等との間
に存在する線間容量等の寄生容量、及びセクタスイッチ
等による寄生抵抗が存在する。この寄生素子のアンバラ
ンスを調整するためリファレンスセルRC100からカ
スコード部105に至る経路に容量負荷CLD1を付加
することが一般的である。尚、図22では、リファレン
スセルRC100が、メモリコア部A100内に配置さ
れている場合を示したが、これに限定されるものではな
く、メモリコア部A100の外部に配置されていても良
い。
【0011】寄生素子成分の調整を容量負荷CLD1、
CLD2で行うことにより、記憶セル情報側とリファレ
ンス側との過渡応答特性を同等にして、寄生素子による
信号伝播遅延を待つことなく過渡状態でのセンスを可能
として、センス時間の短縮を図っている。
【0012】尚、データバス線LDBは、記憶セル情報
の書き込み(以下、プログラムと記す。)用にも使用さ
れている。即ち、ライトアンプ103により増幅された
入力データIDATは、データバス線LDBに出力され
る。そして、コラム選択手段B100により適宜なグロ
ーバルビット線GBLが選択されることにより、グロー
バルビット線GBLからローカルビット線を介して、記
憶セルMCにプログラム動作が行われることとなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来技術における不揮
発性半導体記憶装置においては、記憶セルMCからカス
コード部104に至る記憶セル情報側の電流経路におけ
る寄生容量を、リファレンスセル側の電流経路に容量負
荷CLD1を付加することにより擬似的に合せこんでい
た。
【0014】しかしながら、記憶セル情報側の寄生容量
は、製造上の許容されたバラツキによりある幅を有する
分布を持ってばらついてしまう。即ち、各種配線のエッ
チング加工のバラツキにより、隣接配線との間隔がばら
つき、隣接配線との線間容量はある幅にばらついてしま
う。また、層間絶縁膜の膜厚のバラツキにより、上/下
層の配線との間隔がばらつき、隣接配線との線間容量は
ある幅にばらついてしまう。更に、ゲート酸化膜や、拡
散層の濃度、深さ等のトランジスタの各種パラメータの
バラツキにより、接合容量やオン抵抗もある幅にばらつ
いてしまう。
【0015】また、不揮発性半導体記憶装置の大容量化
が進展することに伴い、チップのダイサイズが大きくな
るに従い、同一チップ内においても、寄生容量のチップ
面内の差異が大きくなる傾向にある。同時にウェハの大
口径化も進展しており、ウェハ面内における差異も大き
くなる虞がある。
【0016】即ち、セクタ内に配置される記憶セルMC
から階層構造を有するビット線を介して形成される電流
経路と、専用領域に配置されるリファレンスセルから直
結される基準電流経路とは、ビット線が配置されている
周囲環境や形成される経路の物理的なパラメータが異な
っている。このため、設計段階において、両者の寄生素
子成分による特性を合せこむ容量負荷CLD1、CLD
2を負荷したとしても、製造上のバラツキや、チップあ
るいはウェハの面内分布による差異の傾向は各々に異な
っているため、これらの変動要因を含めて、リファレン
ス側の特性を寄生素子成分による特性と一致させること
は困難であるという問題がある。
【0017】従って、読み出し動作中の過渡状態におい
ては、寄生素子成分による信号の伝播遅延に伴い、記憶
セル情報側とリファレンス側との電流経路における電位
変化は一致しないこととなる。従って、記憶セル情報の
検出には電位変化が所定範囲内に収束するまで待つ必要
があり、読み出し動作における更なる高速化を妨げてお
り問題である。
【0018】本発明は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、読み出し動作における高速
センスを可能とするために、記憶セル情報の読み出し経
路における寄生素子成分の影響を排除した新規なメモリ
コア部の構成と、この構成に伴う新規なセンス手段を備
えた不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る不揮発性半導体記憶装置は、複数の
不揮発性記憶セルが接続されている、複数のローカルデ
ィジット線と、所定数のローカルディジット線毎に備え
られ、ローカルディジット線が択一的に接続されるグロ
ーバルディジット線とを備える不揮発性半導体記憶装置
において、記憶セル情報の読み出しの際、グローバルデ
ィジット線は、選択される不揮発性記憶セルが接続され
ている第1ローカルディジット線に接続される第1グロ
ーバルディジット線と、選択される不揮発性記憶セルが
接続されず、非選択の不揮発性記憶セルのみが接続され
ている、第1グローバルディジット線と隣接する第2グ
ローバルディジット線とを含み、第1及び第2グローバ
ルディジット線を1対として、記憶セル情報の読み出し
を行うことを特徴とする。
【0020】請求項1の不揮発性半導体記憶装置では、
記憶セル情報を読み出す際、第1ローカルディジット線
を介して、選択される不揮発性記憶セルが接続される第
1グローバルディジット線と、非選択の不揮発性記憶セ
ルのみが接続されている第2ローカルディジット線に接
続される第2グローバルディジット線とを1対として、
記憶セル情報の読み出しを行う。この場合、互いに隣接
した第1及び第2グローバルディジット線が1対とな
る。
【0021】これにより、記憶セル情報が伝播する第1
グローバルディジット線をセル情報側とし、第2グロー
バルディジット線をリファレンス側として、第1及び第
2グローバルディジット線を1対として記憶セル情報を
読み出すので、読み出し経路である第1ローカルディジ
ット線から第1グローバルディジット線に至る経路と同
等な経路構成を有する第2ローカルディジット線から第
2グローバルディジット線までの経路をリファレンス側
の負荷とすることができる。経路上に存在する寄生容量
による負荷をセル情報側とリファレンス側とで理想的に
同等とすることができる。
【0022】また、第1グローバルディジット線と第2
グローバルディジット線とは隣接して配置されているの
で、一方のグローバルディジット線に印加されたノイズ
は、他方のグローバルディジット線にも伝播され、第1
及び第2グローバルディジット線間で、同等のノイズが
乗る。即ち、第1及び第2グローバルディジット線間
で、同相のノイズが印加されることとなる。第1及び第
2グローバルディジット線を隣接することにより、両グ
ローバルディジット線を1対とする読み出し動作におい
て、ノイズの影響を相殺することができる。
【0023】セル情報側のセル情報伝播経路と同等な経
路構成を有してリファレンス側とし、更に両経路を隣接
配置しているため、製造バラツキや、チップあるいはウ
ェハ面内におけるバラツキに関わらず、セル情報側とリ
ファレンス側の経路とは、常に同等の寄生容量による負
荷を有することとなり、読み出し時において同等な過渡
応答特性が安定して得られる。従って、セル情報側及び
リファレンス側の経路電位の平衡状態を待たず過渡応答
時にセンスして、記憶セル情報を安定して高速に読み出
すことができる。また、両経路には同相のノイズが乗る
ので、ノイズは相殺され記憶セル情報の読み出し信頼性
が向上する。
【0024】また、請求項2に係る不揮発性半導体記憶
装置は、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置にお
いて、所定数のローカルディジット線毎に纏められ、不
揮発性記憶セルへのアクセスの基本単位として構成され
る、複数のセクタを備え、第1ローカルディジット線
は、第1セクタに配置され、第2ローカルディジット線
は、第2セクタに配置されることを特徴とする。更に、
請求項3に係る不揮発性半導体記憶装置は、請求項2に
記載の不揮発性半導体記憶装置において、第1セクタと
第2セクタとは、隣接して配置されることを特徴とす
る。
【0025】請求項2の不揮発性半導体記憶装置では、
所定数のローカルディジット線毎に纏められて不揮発性
記憶セルへのアクセスの基本単位としてセクタが構成さ
れており、第1ローカルディジット線は第1セクタに、
第2ローカルディジット線は第2セクタに配置されてい
る。また、請求項3の不揮発性半導体記憶装置では、第
1セクタと第2セクタとは隣接して配置されている。
【0026】これにより、アクセス選択されて不揮発性
記憶セルが接続される、第1セクタ内の第1ローカルデ
ィジット線に対して、アクセス選択されていない第2セ
クタ内の第2ローカルディジット線を、リファレンス側
の負荷として選択することができる。セクタは不揮発性
記憶セルへのアクセスの基本単位として構成されている
ので、非選択の第2セクタにおいて、第2ローカルディ
ジット線に接続されている不揮発性記憶セルは選択され
ておらず、第2ローカルディジット線はリファレンス側
の負荷として使用することができる。また、選択されて
いる第1セクタに隣接する非選択セクタを第2セクタと
することにより、セル情報側に隣接してリファレンス側
の経路を選択することができ、両経路間の寄生容量によ
る負荷、及びノイズによる影響を同等にすることができ
る。
【0027】また、請求項4に係る不揮発性半導体記憶
装置は、請求項2又は3に記載の不揮発性半導体記憶装
置において、第1グローバルディジット線と、第2グロ
ーバルディジット線とは、セクタ毎に配置関係が反転し
て構成されることを特徴とする。
【0028】請求項4の不揮発性半導体記憶装置では、
第1グローバルディジット線と、第2グローバルディジ
ット線とは、セクタ毎に交差して配置されている。
【0029】これにより、第1グローバルディジット線
に接続される第1セクタ内の第1ローカルディジット線
と、第2グローバルディジット線に接続される第2セク
タ内の第2ローカルディジット線とは、セクタ内におい
て同様の配置位置とすることができる。従って、第1及
び第2ローカルディジット線の各々は、他のローカル/
グローバルビット線、ワード線、その他の配線、及び構
成素子等の周辺構造との間で、同等の位置関係を有する
こととなる。また、第1及び第2グローバルディジット
線も、セクタ毎に交差するので、第1及び第2グローバ
ルディジット線と、周辺構造との位置関係も同等とな
る。従って、これらの周辺構造との間で形成される寄生
容量は、両経路間で同等とすることができる。
【0030】また、第1ローカルディジット線と、第2
ローカルディジット線とは隣接させてもよい。これによ
り、一方のローカルディジット線に印加されたノイズ
は、他方のローカルディジット線にも伝播され、第1及
び第2ローカルディジット線間で、同等のノイズが乗
る。即ち、第1及び第2ローカルディジット線間で、同
相のノイズが印加されることとなる。第1及び第2ロー
カルディジット線を隣接することにより、ノイズの影響
を相殺することができる。従って、記憶セル情報の読み
出し信頼性が向上する。
【0031】また、第1ローカルディジット線と第2ロ
ーカルディジット線とは、第1及び第2ローカルディジ
ット線を囲む物理パラメータが同等であることが好まし
い。これにより、他のローカル/グローバルビット線、
ワード線、その他の配線、及び構成素子等の周辺構造と
の間で、同等の位置関係を有することとなり、これらの
周辺構造との間で形成される寄生容量は、両経路間で同
等とすることができる。
【0032】また、所定数の不揮発性記憶セル毎に纏め
られ、不揮発性記憶セルへのアクセスの基本単位として
構成される、複数のセクタを備え、第1ローカルディジ
ット線と、第2ローカルディジット線とは、セクタ毎に
配置関係が反転して構成されることが好ましい。これに
より、ローカルディジット線が、セクタを越えて形成さ
れている場合に、セクタ毎に配置関係を反転するので、
周辺構造との間で形成される寄生容量は、第1及び第2
ローカルディジット線間で同等とすることができる。
【0033】また、欠陥救済のための冗長構成の最小単
位は、第1及び第2グローバルディジット線を1対とし
て構成されることが好ましい。これにより、欠陥を救済
して冗長構成から読み出しを行う場合にも、隣接する第
1及び第2グローバルディジット線を1対とした読み出
し構成を維持することができ、冗長構成に移行しない場
合と同等な読み出し性能を維持することができる。
【0034】また、複数の不揮発性記憶セルが接続され
ている、複数のディジット線を備える不揮発性半導体記
憶装置において、記憶セル情報の読み出しの際、ディジ
ット線は、選択される不揮発性記憶セルが接続されてい
る第1ディジット線と、非選択の不揮発性記憶セルのみ
が接続されている第2ディジット線とを含み、第1及び
第2ディジット線を1対として、記憶セル情報の読み出
しを行ってもよい。この場合、第1ディジット線と、第
2ディジット線とは隣接することが好ましい。また、第
1ディジット線と第2ディジット線とは、第1及び第2
ディジット線を囲む物理パラメータが同等であることが
好ましい。これにより、ローカルビット線とグローバル
ビット線とのビット線の階層構造を有さない不揮発性半
導体記憶装置においても、選択される不揮発性記憶セル
が接続されている第1ディジット線と、非選択の不揮発
性記憶セルのみが接続されている第2ディジット線とを
1対として読み出し動作を行えば、製造バラツキや、チ
ップあるいはウェハ面内におけるバラツキに関わらず、
セル情報側とリファレンス側の経路における寄生容量に
よる負荷を同等とすることができる。従って、読み出し
時における過渡応答特性が安定して得られ、安定した高
速読み出しを実現することができる。また、両経路には
同相のノイズが印加されるためノイズは互いに相殺さ
れ、記憶セル情報の読み出し信頼性が向上する。また、
両ディジット線を隣接配置、あるいは周囲環境による物
理パラメータを同等にしてやれば、両経路における寄生
容量のバランスを更によくすることができる。
【0035】また、請求項5に係る不揮発性半導体記憶
装置は、複数の不揮発性記憶セルが接続されている、複
数のディジット線を備える不揮発性半導体記憶装置にお
いて、ディジット線は、選択される不揮発性記憶セルが
接続されている第1ディジット線と、非選択の不揮発性
記憶セルのみが接続されている第2ディジット線とを含
み、所定数のディジット線毎に設けられ、記憶セル情報
の読み出しの際、第1及び第2ディジット線を共に選択
し、記憶セル情報の書き込みの際、第1ディジット線の
みを選択する選択部を備えることを特徴とする。
【0036】請求項5の不揮発性半導体記憶装置では、
選択部は、所定数のディジット線から、記憶セル情報の
読み出しの際には、選択される不揮発性記憶セルが接続
されている第1ディジット線と、非選択の不揮発性記憶
セルのみが接続されている第2ディジット線とを共に選
択し、記憶セル情報の書き込みの際には、第1ディジッ
ト線のみを選択する。
【0037】これにより、所定数のディジット線から、
該当する第1及び第2ディジット線を選択する際、選択
部は、アドレス信号等をデコードする必要がある。読み
出し時には、第1及び第2ディジット線を共に選択する
ので、デコード階層を、書き込みに比して浅く設定する
ことができ、読み出し用の選択部をコンパクトにするこ
とができる。
【0038】また、ディジット線に選択的に接続される
データ線を備え、選択部は、記憶セル情報の読み出しの
際に、第1電流駆動能力でディジット線とデータ線とを
接続し、記憶セル情報の書き込みの際に、第1電流駆動
能力より大きな第2電流駆動能力でディジット線とデー
タ線とを接続するスイッチ部を備えることが好ましい。
これにより、スイッチ部は、電流容量の小さな読み出し
時には、第1電流駆動能力でディジット線とデータ線と
を接続し、大きな電流容量を必要とする書き込み時に
は、第1電流駆動能力より大きな駆動能力である第2電
流駆動能力でディジット線とデータ線とを接続すること
ができる。読み出し時及び書き込み時において、最適な
電流駆動能力でディジット線とデータ線とを接続するこ
とができる。
【0039】また、ディジット線に選択的に接続される
データ線を備え、選択部は、記憶セル情報の読み出し時
に、ディジット線からデータ線に至る第1経路と、記憶
セル情報の書き込み時に、データ線からディジット線に
至る第2経路とを備えることが好ましい。更に、第2経
路は、第1経路を含んで構成してもよい。これにより、
第1経路を読み出し経路としながら、書き込み経路を、
第2経路、あるいは第1及び第2経路とすることがで
き、各々に異なる経路とすることができる。従って、読
み出し経路である第1経路の接続を、第1電流駆動能力
を確保することができるスイッチ部として、スイッチ部
による寄生容量成分を最小限に低減して高速な読み出し
速度を確保しながら、書き込み経路である第2経路、あ
るいは第1及び第2経路の接続を、第2電流駆動能力を
有する充分に大きなスイッチ部として、書き込みに必要
な電流容量を確保することができる。
【0040】また、読み出し経路を第1経路とし、書き
込み経路を第2経路として、両経路を並列に設ける場合
には、第1経路を構成するスイッチ部を開閉制御する第
1制御部を低耐圧素子で構成し、第2経路を構成するス
イッチ部を開閉制御する第2制御部を高耐圧素子で構成
することができる。これにより、読み出し時に、低耐圧
素子で構成される第1経路により、高速動作が可能とな
り、書き込み時に、高耐圧素子で構成される第2経路に
より、書き込み動作を確実に行うことができる。
【0041】また、記憶セル情報の読み出しの際に、第
1及び第2ディジット線を各々別のデータ線に接続する
第1及び第2スイッチ部と、記憶セル情報の書き込みの
際、第1ディジット線を第3データ線に接続する第3ス
イッチ部とを備えることが好ましい。これにより、第1
乃至第3スイッチ部の開閉制御により、読み出し時に
は、第1及び第2ディジット線を1対とした読み出し動
作を行い、書き込み時には、第1ディジット線への書き
込み動作を行うことができる。
【0042】尚、複数の不揮発性記憶セルが接続されて
いる、複数のローカルディジット線と、所定数の前記ロ
ーカルディジット線毎に備えられ、ローカルディジット
線が択一的に接続されるグローバルディジット線とを備
えた階層的なビット線構造を有する不揮発性半導体記憶
装置においても、ディジット線に代えてグローバルディ
ジット線に上記の手段を適用すれば、同様な構成及び作
用を有し、同様な効果を奏することができる。
【0043】また、請求項6に係る不揮発性半導体記憶
装置は、複数の不揮発性記憶セルが接続されているディ
ジット線と、ディジット線に選択的に接続されるデータ
線とを備える不揮発性半導体記憶装置において、第1デ
ィジット線を介して、選択される不揮発性記憶セルが接
続される第1データ線と、第2ディジット線を介して、
非選択の不揮発性記憶セルのみが接続される第2データ
線と、第1データ線に接続される第1ロード部と、第1
ロード部と同様な構成を有し、第2データ線に接続され
ると共に、記憶セル情報に基づき第1データ線を流れる
電流に対して基準となる電流を流す第2ロード部とを備
え、第1ロード部は、不揮発性記憶セルから第2ロード
部に至る経路にある負荷と同等な負荷を有し、第2ロー
ド部は、不揮発性記憶セルから第1ロード部に至る経路
にある負荷と同等な負荷を有して、第1及び第2データ
線を1対として、記憶セル情報の読み出しを行うことを
特徴とする。
【0044】請求項6の不揮発性半導体記憶装置では、
選択される不揮発性記憶セルが、第1ディジット線を介
して第1データ線に接続され、非選択の不揮発性記憶セ
ルのみが接続される第2ディジット線は、第2データ線
に接続され、両データ線を1対として、記憶セル情報の
読み出しが行われる。第1及び第2データ線には、各
々、第1及び第2ロード部が接続されている。そして、
第2ロード部には、不揮発性記憶セルから第1ロード部
に至る経路にある負荷と同等な負荷が備えられ、第1ロ
ード部には、不揮発性記憶セルから第2ロード部に至る
経路にある負荷と同等な負荷が備えられている。更に、
記憶セル情報の読み出しの際、第2ロード部には、記憶
セル情報に基づき第1データ線を流れる電流に対して基
準となる電流が流れる。
【0045】これにより、選択される不揮発性記憶セル
の記憶セル情報に基づいて、第1ディジット線を介して
第1データ線に流れる電流に対して、第2ロード部に
は、基準電流が流れる。また、第1及び第2ロード部に
備えられる負荷は、不揮発性記憶セルから第2及び第1
ロード部に至る経路にある負荷と同等な負荷である。第
1及び第2ロード部を含む第1及び第2データ線は、記
憶セル情報に基づく電流と基準電流との電流経路として
同等な構成を有することとなり、製造バラツキや、チッ
プあるいはウェハ面内バラツキ等に関わらず、第1及び
第2データ線を1対とする読み出し動作を確実に行うこ
とができる。
【0046】また、請求項7に係る不揮発性半導体記憶
装置は、請求項6に記載の不揮発性半導体記憶装置にお
いて、第1及び第2ロード部は、不揮発性記憶セルと同
等な第1及び第2リファレンスセルを備えることを特徴
とする。また、請求項8に係る不揮発性半導体記憶装置
は、請求項6に記載の不揮発性半導体記憶装置におい
て、記憶セル情報に基づく電流に対する基準電流を生成
する、不揮発性記憶セルと同等な第3リファレンスセル
を含み、基準電流に応じたレギュレート電圧を出力する
レギュレータ部を更に備え、第1及び第2ロード部は、
レギュレート電圧により電流値が制御される第1及び第
2負荷部を備えることを特徴とする。
【0047】請求項7の不揮発性半導体記憶装置では、
第1及び第2ロード部に備えられる不揮発性記憶セルと
同等な第1及び第2リファレンスセルにより、基準電流
が生成される。また、請求項8の不揮発性半導体記憶装
置では、不揮発性記憶セルと同等な第3リファレンスセ
ルにより、基準電流が生成される。この基準電流は、レ
ギュレータ部によりレギュレート電圧に変換されて、第
1及び第2ロード部に備えられる第1及び第2負荷部を
制御して第1及び第2ロード部に基準電流が流れる。
【0048】これにより、不揮発性記憶セルと同等な第
1及び第2リファレンスセルにより基準電流を生成する
ので、製造バラツキや、チップあるいはウェハ面内バラ
ツキ等に関わらず、不揮発性記憶セルの記憶セル情報に
基づく電流との整合性が良好な基準電流を生成すること
ができ、第1及び第2データ線を1対とする読み出し動
作を確実に行うことができる。また、請求項8の不揮発
性半導体記憶装置においては、不揮発性記憶セルと同等
な第3リファレンスセルにより生成した基準電流が、レ
ギュレート電圧に変換され第1及び第2負荷部を制御す
ることにより、第1及び第2ロード部に基準電流が生成
される。第3リファレンスセルは、ロード部毎に備える
必要がなく1つあれば足りる。特に、不揮発性半導体記
憶装置が多ビット出力構成である場合、ビット幅分の第
1及び第2データ線の対が必要となり、この各々に第1
及び第2ロード部が接続されることとなる。この場合に
も、第3リファレンスセルは1つ備えていれば良く、ロ
ード部と同数のリファレンスセルを備える場合に比し
て、ダイサイズの縮小に寄与することができる。また、
リファレンスセル間の特性バラツキを調整する必要もな
く好都合である。
【0049】また、第1及び第2レファレンスセル、あ
るいは第3リファレンスセルは、記憶セル情報が格納さ
れる不揮発性記憶セルの配置領域とは異なる配置領域に
配置されることが好ましい。これにより、リファレンス
セルには、書き込み時等に不揮発性記憶セルに印加され
る電圧ストレスは印加されず、リファレンスセルの特性
変動は招来されないため、安定した基準電流を生成する
ことができる。
【0050】また、第1及び第2リファレンスセルある
いは第1及び第2負荷部と、基準電位とを接続する第1
及び第2選択スイッチとを備え、第2選択スイッチが選
択的に導通することが好ましい。これにより、第2選択
スイッチは、不揮発性記憶セルのソース側に接続される
負荷と同等な負荷に設定することができ、記憶セル情報
に基づく電流の電流経路と基準電流の電流経路との経路
上の負荷を更に精度良く合せこむことができる。
【0051】また、レギュレータ部は、第3リファレン
スセルを含む基準電流生成部と、第1及び第2負荷部と
同等な第3負荷部を含むレギュレート電圧生成部とを備
えることが好ましい。また、基準電流生成部で生成され
る基準電流を、レギュレート電圧生成部にミラーする電
流ミラー部と、レギュレート電圧生成部において、ミラ
ーされた基準電流を流すように第3負荷部を制御するフ
ィードバック部とを備えることもできる。更に、フィー
ドバック部は、レギュレート電圧を出力するように設定
することが好ましい。これにより、第3リファレンスセ
ルを含む基準電流生成部により生成される基準電流を、
レギュレート電圧生成部においてレギュレート電圧に変
換することができる。その際、電流ミラー部により、基
準電流生成部により生成される基準電流をレギュレート
電圧生成部に渡ミラーし、レギュレート電圧生成部の第
3負荷部に、ミラーされた基準電流が流れるようにフィ
ードバック部を構成すれば、第3負荷部と同様な第1及
び第2負荷部には、基準電流を流すことができる。
【0052】尚、複数の不揮発性記憶セルが接続されて
いる、複数のローカルディジット線と、所定数の前記ロ
ーカルディジット線毎に備えられ、ローカルディジット
線が択一的に接続されるグローバルディジット線とを備
えた階層的なビット線構造を有する不揮発性半導体記憶
装置においても、ディジット線に代えてグローバルディ
ジット線に上記の手段を適用すれば、同様な構成及び作
用を有し、同様な効果を奏することができる。
【0053】また、請求項9に係る不揮発性半導体記憶
装置は、複数の不揮発性記憶セルが接続されている、複
数のディジット線と、ディジット線に選択的に接続され
るデータ線とを備える不揮発性半導体記憶装置におい
て、ディジット線を介して、選択される不揮発性記憶セ
ルが接続され、記憶セル情報に基づく電流が流れる第1
データ線と、基準電流が流れる第2データ線と、第1及
び第2データ線が接続され、記憶セル情報に基づく電流
と基準電流とを比較する電流比較部とを備え、電流比較
部は、電流ミラー構成を有する電流負荷部と、第1及び
第2データ線と電流負荷部との接続を切り替える接続切
り換え部とを備えることを特徴とする。また、請求項1
0に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1及び第2デー
タ線が電流比較部に接続され、電流比較部は、第1及び
第2データ線に対して基準電流に相当する電流を流す電
流負荷部を備えることを特徴とする。
【0054】請求項9の不揮発性半導体記憶装置では、
記憶セル情報に基づく電流が流れる第1データ線と、基
準電流が流れる第2データ線とを、電流比較部の電流負
荷部における電流ミラー構成に接続する際、適宜に接続
を切り替える接続切り換え部を介して行う。また、請求
項10の不揮発性半導体記憶装置では、電流比較部に接
続される第1及び第2データ線に、電流負荷部から基準
電流に相当する電流が流される。
【0055】これにより、記憶セル情報に基づく電流
と、電流負荷部により供給される基準電流との差電流に
基づき、記憶セル情報を読み出すことができる。
【0056】この時、接続切り換え部は、第2データ線
が、電流負荷部の電流ミラー構成における基準側に接続
されるように制御される。これにより、第2データ線を
流れる基準電流が、電流ミラー構成を介して第1データ
線に供給されるので、差電流を得ることができる。
【0057】また、接続切り換え部は、第1及び第2デ
ータ線の電圧に関わらず、電流負荷部側に印加される電
圧を制限する分圧部を含むことが好ましい。また、請求
項10の不揮発性半導体記憶装置においては、第1及び
第2データ線と電流負荷部との間に、第1及び第2デー
タ線の電圧に関わらず、電流負荷部側に印加される電圧
を制限する分圧部を備えることが好ましい。これによ
り、第1及び第2データ線に書き込み時等の高電圧が印
加される場合にも、電流負荷部の構成素子を低耐圧素子
にすることができる。
【0058】また、電流負荷部から出力される電圧に関
わらず、第1及び第2データ線側に印加される電圧を制
限するバイアス部を備えることが好ましい。これによ
り、電流負荷部において、記憶セル情報に基づく電流と
基準電流との差電流に基づいて発生する電圧値を次段回
路に最適な電圧値としながら、第1及び第2データ線に
印加される電圧値を制限して、第1及び第2データ線か
ら第1及び第2ディジット線を介して不揮発性記憶セル
に印加される電圧を制限することができ、記憶セルのデ
ィスターブ現象を回避することができる。
【0059】尚、複数の不揮発性記憶セルが接続されて
いる、複数のローカルディジット線と、所定数の前記ロ
ーカルディジット線毎に備えられ、ローカルディジット
線が択一的に接続されるグローバルディジット線とを備
えた階層的なビット線構造を有する不揮発性半導体記憶
装置においても、ディジット線に代えてグローバルディ
ジット線に上記の手段を適用すれば、同様な構成及び作
用を有し、同様な効果を奏することができる。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、本発明の不揮発性半導体記
憶装置について具体化した第1乃至第4実施形態を図1
乃至図21に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における不揮発性半導体
記憶装置の全体構成図を示すブロック図である。図2
は、第1実施形態におけるメモリコア部の原理構成図を
示す回路図である。図3は、メモリコア部の第1具体例
を示す回路図である。図4は、メモリコア部の第2具体
例を示す回路図である。図5は、メモリコア部の第1及
び第2具体例における冗長構成を示す回路図である。図
6は、第1実施形態におけるコラム選択部の第1原理構
成図を示す回路図である。図7は、コラム選択部の第1
具体例を示す回路図である。図8は、実施形態における
コラム選択部の第2原理構成図を示す回路図である。図
9は、コラム選択部の第2具体例を示す回路図である。
図10は、第1実施形態におけるロード部の第1原理構
成図を示す回路図である。図11は、ロード部の第1具
体例を示す回路図である。図12は、第1実施形態にお
けるロード部の第2原理構成図を示す回路図である。図
13は、ロード部の第2具体例を示す回路図である。図
14は、ロード部の第3具体例を示す回路図である。図
15は、第1実施形態における電流比較部の原理構成図
を示す回路図である。図16は、電流比較部の第1具体
例を示す回路図である。図17は、電流比較部の第2具
体例を示す回路図である。図18は、第1実施形態の読
み出し動作を示す動作波形図である。図19は、第2実
施形態のメモリコア部を示す回路図である。図20は、
第3実施形態のメモリコア部を示す回路図である。図2
1は、第4実施形態のメモリコア部を示す回路図であ
る。
【0061】先ず、第1実施形態の不揮発性半導体記憶
装置の全体構成を示す。図1の全体構成図では、図22
に示す従来技術の不揮発性半導体記憶装置におけるメモ
リコア部A100、コラム選択部B100に代えて、メ
モリコア部A、コラム選択部Bを備えている。ここで、
メモリコア部A内のグローバルビット線GBLの選択方
法が、メモリコア部A100とは異なるため、ワード線
WL選択用のデコーダは、デコーダ101に代えて、デ
コーダ1、2が備えられている。また、リファレンス専
用のリファレンスバス線RB及び読み出し/プログラム
共用のデータバス線LDBに代えて、読み出し用のデー
タバス線としてデータバス線LDB(1)、LDB
(2)が1対で備えられると共に、プログラム用データ
バス線WDBが別途備えられている。そして、読み出し
時のデータバス線構造の変更に伴い、カスコード部10
4、105、及び寄生容量の調整のための容量負荷CL
D1、CLD2に代えて、ロード部C、及び電流比較部
Dが備えられている。ここで、データバスLDB
(0)、LDB(1)は、8ビット、16ビット等の多
ビット構成であるため、ロード部C、及び電流比較部D
は、ビット幅分が備えられている。
【0062】図1において、メモリコア部Aは、ワード
線WLにより選択される記憶セルMCが、グローバルビ
ット線GBLに接続されている様子を模式的に示してい
る。記憶セルMCは、所定数毎にセクタSECm、SE
Cnに分割配置されており、デコーダ1、2により、セ
クタ内の所定グループ毎に選択されてグローバルビット
線GBLに接続されている。即ち、デコーダ1は、所定
制御信号Sにより、各セクタSECm、SECnにおい
て、グローバルビット線GBLのうち、グローバルビッ
ト線GBL(0)に接続される記憶セルMC群を選択す
るようにワード線WLを活性化する。また、デコーダ2
は、所定制御信号Sにより、グローバルビット線GBL
(1)に接続される記憶セルMC群を選択するようにワ
ード線WLを活性化する。ここで、グローバルビット線
GBL(0)、GBL(1)は、グローバルビット線G
BLを所定数毎に分割してグループ化したグローバルビ
ット線群である。また、所定制御信号Sは、記憶セルM
Cが接続されるグローバルビット線GBL(0)、GB
L(1)のグループを選択する制御信号であり、専用の
制御信号、あるいはアドレス信号の一部や、アドレス信
号に基づき生成される信号である。デコーダ1、2は、
アドレス信号Addをデコードして何れか1つのワード
線WLを選択し、グローバルビット線GBL(0)、G
BL(1)のうちの何れか一つのグループに記憶セルM
Cを接続する。
【0063】コラム選択部Bは、グローバルビット線G
BL(0)、GBL(1)を、読み出し時にデータバス
線LDB(0)、LDB(1)に接続する部分である。
選択された記憶セルMCが接続されているグローバルビ
ット線(GBL(0)、あるいはGBL(1))のうち
から、読み出すべき記憶セルMCが接続されているグロ
ーバルビット線を選択してデータバス線(LDB
(0)、あるいはLDB(1))に接続する。他方のデ
ータバス線(LDB(1)、あるいはLDB(0))
は、選択された記憶セルMCが接続されていないグロー
バルビット線(GBL(1)、あるいはGBL(0))
が接続される。こうして選択されたデータバス線LDB
(0)、LDB(1)を1対として読み出しを行う。接
続は、アドレス信号Addから生成したデコード信号に
より、グローバルビット線GBL(0)、GBL(1)
と、データバス線LDB(0)、LDB(1)との間の
スイッチ部を開閉制御することにより行う。
【0064】一方、プログラム時には、グローバルビッ
ト線GBL(0)、GBL(1)は、プログラム用デー
タバス線WDBに接続される。選択された記憶セルMC
が接続されているグローバルビット線(GBL(0)、
あるいはGBL(1))のうちから、プログラムすべき
記憶セルMCが接続されているグローバルビット線を選
択してデータバス線(LDB(0)、あるいはLDB
(1))に接続する。
【0065】ロード部Cは、データバス線LDB
(0)、LDB(1)に負荷LDを接続すると共に、読
み出し時、所定制御信号/Sにより、選択された記憶セ
ルMCに接続されないデータバス線(LDB(1)、あ
るいはLDB(0))に、リファレンス電流源IRFを
接続する。ここで、負荷LDは、記憶セルMCが接続さ
れているローカルビット線からグローバルビット線GB
L(0)、GBL(1)を介してデータバス線LDB
(0)、LDB(1)に至る経路上の負荷と同等の負荷
である。また、所定制御信号/Sは、専用の制御信号、
あるいはアドレス信号の一部や、アドレス信号に基づき
生成される信号である。
【0066】電流比較部Dは、データバス線(LDB
(0)、あるいはLDB(1))に流れる記憶セル情報
に基づく電流を、データバス線(LDB(1)、あるい
はLDB(0))に流れるリファレンス電流IRFを基
準電流と比較して検出する。電流比較部Dにおいて、デ
ータバス線LDB(0)、LDB(1)は、インターフ
ェース部IFを介して電流負荷部LIに接続されてい
る。電流負荷部LIは、リファレンス電流IRFに相当
する電流をデータバス線LDB(0)、LDB(1)に
流す。データバス線LDB(0)及びLDB(1)を流
れる電流と、電流負荷部LIからの電流との差電流が検
出される。この差電流は、後段の差動アンプ106によ
り増幅されて、記憶セル情報が読み出しデータDATA
として出力される。
【0067】尚、以上に説明した以外の構成要素につい
て、同一の番号を付したものは、従来技術と第1実施形
態との間で同一の構成要素を現しており、ここでの説明
は省略する。
【0068】次に、メモリコア部A、コラム選択部B、
ロード部C、及び電流比較部Dの各々の構成部分につい
て、図2乃至17に基づき順次説明する。
【0069】先ず、メモリコア部Aについて図2乃至5
により説明する。図2は、メモリコア部A0の原理構成
図である。メモリコア部A0は、所定数の記憶セル毎に
分割され、複数のセクタが構成されている。セクタ内に
は、各々、複数のローカルビット線が配置され、各ロー
カルビット線には、複数の記憶セルが接続されている。
記憶セルは、記憶セル情報を格納する不揮発性トランジ
スタと、記憶セル情報の読み出し時に基準電位への電流
経路を形成するスイッチトランジスタとを備えている。
また、ローカルビット線は、セクタスイッチを介してグ
ローバルビット線に接続される。グローバルビット線
は、隣接する2本で1対をなしており、セクタ毎に交互
にローカルビット線と接続されている。図2では、2つ
のセクタSECm、SECnが示されており、各々のセ
クタSECm、SECn内には、ローカルビット線LB
Lm、LBLnが例示されている。ローカルビット線L
BLm、LBLnには、不揮発性トランジスタMCm、
MCnが接続されており、スイッチトランジスタQS
m、QSnを介して基準電位に接続されて記憶セルを構
成している。ローカルビット線LBLm、LBLnは、
セレクトスイッチSSm、SSnを介してグローバルビ
ット線GBLm、GBLnに接続される。
【0070】セレクトスイッチSSm、SSnは、制御
信号SECYm、SECYnで選択され、スイッチトラ
ンジスタQSm、QSnは、制御信号Sm、Snで選択
される。また、不揮発性トランジスタMCm、MCn
は、ワード線WLm、WLnにより選択される。制御信
号SECYmとSm及びワード線WLm、あるいは制御
信号SECYnとSn及びワード線WLnは、選択され
る何れかのセクタSECm、SECnに対して活性化さ
れ、選択された記憶セルをグローバルビット線GBL
m、GBLnに接続して、読み出し動作やプログラム動
作が行われる。
【0071】ここで、読み出し動作の際には、読み出し
信号Rを受けた回路10が、制御信号SECYmとSE
CYnとを同時に活性化する。図2においては、制御信
号SECYmとSECYnとを短絡するように示した
が、制御信号SECYmとSECYnとを同時に活性化
する目的を達成することができれば短絡する方法には限
定されない。他の方法として例えば、アドレス信号等か
らデコードされて生成される制御信号SECYm、SE
CYnについて、読み出し動作時にデコードの階層を1
階層浅くすることにより、両制御信号を同時に活性化す
ることも可能である。
【0072】これにより、記憶セル情報が格納されてい
る記憶セルをセクタSECm、SECn毎にワード線W
Lm、WLnにより選択するという従来のアクセス方法
を踏襲しながら、読み出し時に、選択される記憶セルが
接続されないローカルビット線LBLnを、記憶セル情
報が読み出されるグローバルビット線GBLmに隣接す
るグローバルビット線GBLnに接続することができ
る。隣接する2本のグローバルビット線GBLm、GB
Lnを1対として読み出し動作を行うことができる。
【0073】以下、図2の原理構成図に基づくメモリコ
ア部の具体例を示す。図3は、第1具体例である。メモ
リコア部A1内の2つのセクタSEC0、SEC1部分
について示している。ここでは、セクタSEC0に配置
されている記憶セルを選択する場合を考える。セクタS
EC0が選択され制御信号S0が活性化されて、スイッ
チトランジスタQS0が活性化される。また、ワード線
WL0が活性化されると、選択された記憶セルMC00
乃至MC07が、各ローカルビット線LBL00乃至L
BL07に接続される。そして、スイッチトランジスタ
QS0を介して基準電位に接続され記憶セル情報に基づ
く電流経路が形成される。ローカルビット線LBL00
乃至LBL07は、制御信号SECY00乃至SECY
03のうち、何れか1つが活性化されることにより、該
当するセクタスイッチSS00乃至SS07が選択され
て、グローバルビット線GBL0乃至GBL3のうち、
偶数番、あるいは奇数番のグローバルビット線GBL
0、2、あるいはGBL1、3に接続される。
【0074】セクタスイッチSS00乃至SS07によ
るローカルビット線の選択に合わせて、隣接する非選択
のセクタSEC1における同様の位置関係にあるローカ
ルビット線LBL10乃至LBL17が、該当するグロ
ーバルビット線に接続される。即ち、制御信号SECY
00乃至SECY03に対して、制御信号SECY10
乃至SECY13が同時に活性化され、セクタSEC
0、SEC1内のローカルビット線LBL00乃至LB
L07と、LBL10乃至LBL17が、共にグローバ
ルビット線GBL0とGBL1、GBL2とGBL3に
接続される。非選択セクタSEC1内のローカルビット
線は、選択セクタSEC0内のローカルビット線と同数
の記憶セルが接続されており、セクタ内の位置関係も同
等であるので、周囲環境との物理パラメータも同等であ
り、同等の寄生容量を有している。また、両ローカルビ
ット線が接続されるグローバルビット線は、隣接配置さ
れているので、周囲環境からの物理パラメータが同等で
あり、同等の寄生容量を有する。
【0075】第1具体例A1によれば、選択セクタSE
C0のローカルビット線が接続され、記憶セル情報が伝
播するグローバルビット線GBL0、GBL2、あるい
はGBL1、GBL3をセル情報側とし、非選択セクタ
SEC1のローカルビット線が接続されるグローバルビ
ット線GBL1、GBL3、あるいはGBL0、GBL
2をリファレンス側として、両グローバルビット線を1
対として記憶セル情報を読み出す際、経路上に存在する
寄生容量による負荷をセル情報側とリファレンス側とで
理想的に同等とすることができる。
【0076】また、1対のグローバルビット線GBL0
とGBL1、GBL2とGBL3が隣接して配置されて
いるので、一方のグローバルビット線に印加されたノイ
ズは、他方のグローバルビット線にも伝播され、隣接す
るグローバルビット線間で、同等のノイズが乗る。従っ
て、両グローバルビット線を1対とする読み出し動作に
おいて、ノイズの影響を相殺することができる。
【0077】尚、制御信号SECY10乃至SECY1
3のセクタSEC1内での接続関係をセクタSEC0と
同様として、制御信号SECY10乃至SECY13の
生成回路(図3中、下段の論理回路)の回路構成をセク
タ間で同一にしながら(図3中、II)、読み出し動作
において対を構成するグローバルビット線GBL0とG
BL1、GBL2とGBL3を、セクタ間で交差させる
ことにより(図3中、I)、隣接グローバルビット線G
BL0とGBL1、GBL2とGBL3に接続されるロ
ーカルビット線の位置関係を同様な位置関係にすること
ができる。これにより、隣接グローバルビット線に接続
されるローカルビット線の各々は、他のローカル/グロ
ーバルビット線、ワード線、その他の配線、及び構成素
子等の周辺構造との間で、同等の位置関係を有すること
となる。また、燐接グローバルビット線GBL0とGB
L1、GBL2とGBL3もセクタ毎に交差するので、
周辺構造との位置関係も同等となる。従って、これらの
周辺構造との間で形成される寄生容量は、両経路間で同
等とすることができる。
【0078】ここで、制御信号SECY10乃至SEC
Y13を生成する生成回路を図3の下段に示す。アドレ
ス信号等からデコード等されたグローバルビット線に接
続すべきセクタスイッチ位置を示す制御信号SECn
(n=0乃至3)は、アンドゲート12、14に入力さ
れている。アンドゲート12、14の他方の入力端子に
は、オアゲート11、13の出力端子が接続されてい
る。オアゲート11、13には、セクタSEC0、SE
C1を選択する制御信号S0、S1と、読み出し信号R
が入力されている。プログラム動作の場合には、選択セ
クタに応じてオアゲート11、13の何れか一方が活性
化されるため、アンドゲート12、14の何れか一方が
活性化され、制御信号SECY0n、あるいはSECY
1n(n=0乃至3)が活性化されることにより、選択
された記憶セルに至るセクタスイッチのみが活性化され
る。しかるに読み出し動作においては、読み出し信号R
により、オアゲート11、13が共に活性化され、制御
信号SECY0n、SECY1n(n=0乃至3)が共
に活性化される。選択された記憶セルに至るセクタスイ
ッチのみではなく、非選択セクタにおける同等位置にあ
るローカルビット線も、隣接グローバルビット線に接続
される。
【0079】図4は、第2具体例A2である。基本的な
構成、作用は、第1具体例A1と同様である。第1具体
例A1との違いは、グローバルビット線がセクタ毎に交
差しないことである(図4中、I)。これに伴い、制御
信号SECY10乃至SECY13のセクタSEC1内
での接続関係をセクタSEC0における接続関係とは変
えている(図4中、II)。即ち、読み出し時、図3の
生成回路(図3中、下段の論理回路)により、制御信号
SECY00乃至SECY03と、制御信号SECY1
0乃至SECY13とを同時出力しながら、セクタSE
C0に対してセクタSEC1におけるセクタスイッチの
選択位置をずらすことにより、選択セクタSEC0と非
選択セクタSEC1とのローカルビット線を隣接するグ
ローバルビット線GBL0とGBL1、GBL2とGB
L3に接続している。具体的には、制御信号SECY0
0、SECY10に対してはセクタスイッチSS00と
SS04、SS12とSS16を選択、SECY01、
SECY11に対してはSS01とSS05、SS13
とSS17、SECY02、SECY12に対してはS
S03とSS07、SS11とSS15、SECY0
3、SECY13に対してはSS02とSS06、SS
10とSS14を選択する。
【0080】第2具体例A2によれば、選択セクタのロ
ーカルビット線が接続されるセル情報側のグローバルビ
ット線と、非選択セクタのローカルビット線が接続され
るリファレンス側のグローバルビット線側とを、1対と
して記憶セル情報を読み出す際、経路上に存在する寄生
容量による負荷をセル情報側とリファレンス側とで理想
的に同等とすることができる。
【0081】また、1対のグローバルビット線が隣接し
て配置されているので、一方のグローバルビット線に印
加されたノイズは、他方のグローバルビット線にも伝播
され、グローバルビット線間で同等のノイズが乗り、1
対のグローバルビット線間で同相のノイズが印加される
こととなる。1対のグローバルビット線を隣接すること
により、両グローバルビット線を1対とする読み出し動
作において、ノイズの影響を相殺することができる。
【0082】第1及び第2具体例A1、A2により具体
化したメモリコア部の原理構成図A0によれば、読み出
し動作において、セル情報側のグローバルビット線(G
BLmあるいはGBLn)と、同等な経路構成を有する
リファレンス側のグローバルビット線(GBLnあるい
はGBLm)とを1対とし、隣接配置する。これによ
り、製造バラツキや、チップあるいはウェハ面内におけ
るバラツキに関わらず、1対のグローバルビット線GB
Lm、GBLnは、常に同等の寄生容量による負荷を有
することとなり、読み出し時において同等な過渡応答特
性が安定して得られる。従って、1対のグローバルビッ
ト線GBLm、GBLnにおける電位変化が平衡状態に
落ち着くのを待たず過渡期間にセンスしても、記憶セル
情報を安定して高速に読み出すことができる。また、両
経路には同相のノイズが乗るので、ノイズは相殺され、
記憶セル情報の読み出し信頼性が向上する。
【0083】また、選択セクタ(SECmあるいはSE
Cn)に隣接する非選択セクタ(SECnあるいはSE
Cm)内のローカルビット線(LBLnあるいはLBL
m)を、リファレンス側の負荷として使用することがで
きる。また、両セクタは隣接しているので、各々のセク
タSECm、SECnからグローバルビット線GBL
m、GBLnに至る経路間の寄生容量による負荷、及び
ノイズによる影響を同等にすることができる。
【0084】図5には、第1及び第2具体例A1、A2
における、欠陥救済のための冗長構成SP0、SP1を
示している。冗長構成SP0、SP1は、セクタSEC
0、SEC1における読み出しの基本構成である1対の
グローバル線GBL0とGBL1、GBL2とGBL3
に接続されている構成と同様な構成を最小単位として構
成されている。図5においては、グローバルビット線S
GBL0、SGBL1を1対とした構成を示している。
これにより、欠陥を救済して冗長構成SP0、SP1か
ら記憶セル情報を読み出す場合にも、隣接するグローバ
ルビット線SGBL0、SGBL1を1対とした読み出
し構成を維持することができ、冗長構成SP0、SP1
に移行しない場合と同等な読み出し性能を維持すること
ができる。グローバルビット線SGBL0、SGBL1
の冗長構成SP0、SP1毎の接続関係や、制御信号S
PY00乃至SPY03とSPY10乃至SPY13と
の接続関係は、第1及び第2具体例A1、A2に合わせ
て、適宜調整する。
【0085】尚、制御信号SPY00乃至SPY13を
生成する生成回路(図4中、下段の論理回路)は、図3
に示した制御信号SECY00乃至SECY13を生成
する生成回路と同様である。冗長構成SP0、SP1に
おけるセクタスイッチ位置を示す制御信号SPn(n=
0乃至3)と、セクタSEC0、SEC1を選択する制
御信号S0、S1、及び読み出し信号Rにより、読み出
し動作において、制御信号SPY0n、SPY1n(n
=0乃至3)が共に活性化される。
【0086】次に、コラム選択部Bについて図6乃至9
により説明する。図6は第1原理構成図B01であり、
その具体例を第1具体例B1として図7に示し、図8は
第2原理構成図B02であり、その具体例を第2具体例
B2として図9に示している。
【0087】図6の第1原理構成図B01では、メモリ
コア部A内のグローバルビット線GBLと、外部データ
バス(LDB:読み出し用、WDB:プログラム用)と
の接続を、各々異なる経路で行い、専用のパスゲート
(リード用パスゲート21、プログラム用パスゲート2
0)を備える構成である。リード用パスゲート21から
は、読み出し用の1対のデータバスLDB(0)、LD
B(1)が出力されており、1対のグローバルビット線
と接続される。一方、プログラム用パスゲート20で
は、書き込み用のデータバスWDBがグローバルビット
線GBLに接続される。パスゲートを選択するコラム選
択信号(YDR1:読み出し用、YDP1、YDP0:
プログラム用)は、各々、リード用デコード部23、プ
ログラム用デコード部22によりアドレス信号Addを
デコードして得られる。
【0088】図7に示す第1具体例B1では、32本の
グローバルビット線GBL0乃至GBL31が、16本
のコラム選択信号YDR10乃至YDR1F、YDP1
0乃至YDP1Fにより、隣接する1対のグローバルビ
ット線毎に選択される。読み出しの場合は、この1対の
グローバルビット線が1対のデータバスLDB0、LD
B1に接続される。プログラムの場合は、更に2本のコ
ラム選択信号YDP0E、YDP0Oで、1対のグロー
バルビット線のうち何れか一方が選択されてプログラム
用のデータバス線WDBに接続される。
【0089】読み出し側のパスゲート21は、2つのパ
スゲートトランジスタPG00とPG01乃至PGF0
とPGF1を1対として、16本のコラム選択信号YD
R10乃至YDR1Fにより制御される。読み出し時の
記憶セル情報は電流信号であり、また、不揮発性記憶セ
ルへの不測の電圧印加によるディスターブ現象を防止す
るため、読み出し時にグローバルビット線GBL0乃至
GBL31に現れる電圧は0.5V程度に制限されてい
る。そのため、コラム選択信号YDR10乃至YDR1
Fの駆動電圧も高電圧は必要とされない。図7において
は、周辺論理回路の電源電圧VCCで駆動されている。
ここで、電源電圧VCCの具体的な電圧値はプロセステ
クノロジーに依存するが、例えば、3V、2.5V、
1.8V等が考えられる。即ち、アドレス信号Add
(u)をデコードしてコラム選択信号YDR10乃至Y
DR1F出力するリード用デコード部23は、周辺論理
回路と同じデバイスで構成することができ、高速動作を
させることができる。
【0090】また、パスゲートトランジスタPG00と
PG01乃至PGF0とPGF1は、読み出し専用であ
り、従来技術のようなプログラム用と兼用された高駆動
能力トランジスタ(図24)は不要である。読み出し時
の電流はプログラム時に比して小さいので、駆動能力を
小さく設定することができ、ゲート容量も小さくするこ
とができる。リード用デコード部23の高速動作と相俟
って、パスゲートトランジスタPG00乃至PGF1の
スイッチングも高速動作をさせることができ、グローバ
ルビット線からデータバス線LDB0、LDB1への電
流経路選択の高速化を実現することができる。
【0091】プログラム側のパスゲート20は、2つの
パスゲートトランジスタを1対とした16対から、コラ
ム選択信号YDP10乃至YDP1Fにより1対を選択
する読み出し側と同様構成の第1段と、選択された1対
のうちコラム選択信号YDP0E、YDP0Oにより何
れか一方を選択する第2段との2段構成で、プログラム
用データバスWDBとグローバルビット線GBL0乃至
GBL31のうちの1本を接続する。コラム選択信号Y
DP10乃至YDP1Fを出力する第1段プログラム用
デコード部22Aは、上位のアドレス信号Add(u)
をデコードし、コラム選択信号YDP0E、YDP0O
を出力する第2段プログラム用デコード部22Bは、最
下位のアドレス信号Add(LSB)をデコードする。
【0092】プログラム動作においては、不揮発性記憶
セルにプログラム電圧VPPを印加してキャリアをプロ
グラムする必要から、パスゲートトランジスタは、高耐
圧、高電流駆動能力が必要とされており、このパスゲー
トトランジスタを駆動するプログラム用デコード部22
A、22Bも高電圧であるプログラム電圧VPPで駆動
される。これらを高耐圧素子で構成することにより確実
にプログラム動作を行わせることができる。パスゲート
トランジスタは所定駆動能力以上の駆動能力を有するト
ランジスタサイズが必要とされ、このトランジスタを駆
動するプログラム用デコード部22A、22Bにも相応
の駆動能力が必要とされる。パスゲート20の構成を2
段構成とすることにより、駆動能力を保ちながらプログ
ラム用デコード部22A、22Bにおける駆動回路数の
圧縮を図り、チップ上の占有面積の縮小を図ることがで
きる。即ち、従来技術における1段構成(図24)で
は、32セットの駆動回路が必要になるのに対して、図
7では、18セットの駆動回路で構成することができ
る。
【0093】第1具体例のコラム選択部B1(原理構成
図B01)によれば、所定数のグローバルビット線GB
L0乃至GBL31から、該当する1対のグローバルビ
ット線を選択する際、アドレス信号Add(u)、Ad
d(LSB)等をデコードする必要がある。読み出し時
には、1対のグローバルビット線を共に選択するので、
デコード階層を、書き込みに比して浅く設定することが
でき、読み出し用のコラム選択部21、23をコンパク
トにすることができる。
【0094】また、記憶セル情報の読み出し時とプログ
ラム時とにおいて、パスゲートトランジスタの電流駆動
能力が、小さい/大きいトランジスタを備えておく。読
み出し時及びプログラム時において、最適な電流駆動能
力でグローバルビット線とデータバス線とを接続するこ
とができる。
【0095】図8の第2原理構成図B02では、パスゲ
ートは、グローバルビット線GBLから1対を選択して
1対の読み出し用のデータバス線LDB(0)、LDB
(1)に接続する1段目パスゲート24と、1対のデー
タバス線LDB(0)、LDB(1)のうち何れか一方
を選択してプログラム用のデータバスWDBに接続する
2段目パスゲート25から構成されており、読み出し用
の電流経路である1段目パスゲート24に2段目パスゲ
ート25を加えて、プログラム用の電流経路を形成する
構成である。パスゲートを選択するコラム選択信号YD
1、YD0は、デコード部26によりアドレス信号Ad
dをデコードして得られる。コラム選択信号YD1は1
段目パスゲート24の選択に、コラム選択信号YD0は
2段目パスゲート25の選択に使用される。
【0096】図9に示す第2具体例B2のパスゲート
は、図7に示す第1具体例B1におけるプログラム側の
パスゲート20と同様の構成である。パスゲート20に
加えて、1段目パスゲート24と2段目パスゲート25
との接続点を、読み出し用の1対のデータバスLDB
0、LDB1としている。コラム選択信号YDP10乃
至YDP1Fにより、16対のパスゲートトランジスタ
PG00とPG01乃至PGF0とPGF1から1対を
選択して、1対のグローバルビット線GBL0とGBL
1乃至GBL30とGBL31を読み出し用のデータバ
スLDB0、LDB1に接続する。コラム選択信号YD
P0E、YDP0Oが、パスゲートトランジスタPG
E、PGOの何れか一方を選択して、データバスLDB
0、LDB1の何れかをプログラム用のデータバスWD
B0に接続する。
【0097】プログラム動作において、不揮発性記憶セ
ルにプログラム電圧VPPを印加する必要から、1段
目、2段目のパスゲート24、25は何れも高耐圧トラ
ンジスタで構成される。また、読み出し時の電流駆動能
力は小さくすることができる一方で、プログラム時には
高電流駆動が必要とされる。1段目パスゲート24の構
成トランジスタPG00乃至PGF1の駆動能力を小さ
くして寄生容量成分を抑制しながら、2段目パスゲート
25の構成トランジスタPGE、PGOを充分に大きな
駆動能力としてオン抵抗を小さくする。これにより、読
み出し経路の寄生容量が小さく維持され高速読み出しを
可能としながら、2段のパスゲート24、25により2
つのトランジスタのオン抵抗としてプログラム経路に挿
入される抵抗成分が小さく維持され、良好なプログラム
特性を確保することができる。
【0098】更に、第2具体例B2では、パスゲート及
びデコード部を読み出し側とプログラム側とで一部共用
するので、コラム選択部B2をコンパクトな素子数で構
成することができる。
【0099】次に、ロード部Cについて図10乃至14
により説明する。図10は、ロード部Cの第1原理構成
図C01である。ロード部C01は、読み出し用のデー
タバス線LDB(0)、LDB(1)の各々に、負荷L
Dと、メモリコア部Aにおける不揮発性記憶セルMC及
びスイッチトランジスタQSと同等な構成を有する、不
揮発性記憶セルRC(0)、RC(1)及びスイッチト
ランジスタQSL(0)、QSL(1)とを接続する構
成である。ここで、負荷LDは、メモリコア部A内のロ
ーカルビット線及びグローバルビット線からコラム選択
部Bを介してデータバス線LDB(0)、LDB(1)
に至る経路上に存在する負荷LDと同等の負荷LDであ
る。また、不揮発性記憶セルRC(0)、RC(1)及
びスイッチトランジスタQSL(0)、QSL(1)は
リファレンスセルであり、不揮発性記憶セルMC及びス
イッチトランジスタQSに格納されている記憶セル情報
に基づく電流Idatを検出するためのリファレンス電
流Irefを流す。スイッチトランジスタQSL
(0)、QSL(1)は、電流Idatが流れるデータ
バス線LDB(0)と対をなすデータバス線LDB
(1)にリファレンス電流Irefを流すように開閉制
御される。
【0100】図11に示す第1具体例C1では、データ
バス線LDB0、LDB1の各々に、同等なロード部分
が接続されている。各ロード部分は、リファレンスセル
部33、34と、スイッチトランジスタQSL0、QS
L1を有する選択部31、32とを備えており、この接
続順序でデータバス線LDB0、LDB1と基準電位と
の間に接続されている。
【0101】リファレンスセル部33、34は、リファ
レンスセルRC0、RC1と、負荷LDとしてトランジ
スタPGL0とSSL0、PGL1とSSL1とを備え
て構成されている。ここで、トランジスタSSL0とS
SL1は、ローカルビット線とグローバルビット線とを
接続するセクタスイッチ(図2におけるSSm、SS
n、図3、4におけるSS00乃至SS17)と同等な
構成を有するトランジスタである。また、トランジスタ
PGL0とPGL1は、コラム選択部B1、B2におけ
る読み出し用のパスゲート21、24を構成するパスゲ
ートトランジスタ(図7、9におけるPG00乃至PG
F1)と同等な構成を有するトランジスタである。これ
らのトランジスタのゲートに電源電圧VCCを印加する
ことにより、ローカルビット線からデータバス線LDB
0、LDB1に至る経路に存在するトランジスタと同等
な負荷LDを構成している。尚、リファレンスセルRC
0、RC1のゲートは、後述のスイッチトランジスタQ
SL0、QSL1を開閉制御するリファレンス選択信号
Y01、Y00、あるいはこれらの信号と同相の信号に
より制御される。
【0102】スイッチトランジスタQSL0、QSL1
は、リファレンスセル部33、34と、基準電位の間に
備えられており、最下位のアドレス信号Add(LS
B)をデコードして得られるリファレンス選択信号Y0
1、Y00により何れか一方が選択される。ここでの選
択は、情報の読み出しが行われる記憶セルが接続される
データバス線LDB0あるいはLDB1と対をなすデー
タバス線LDB1あるいはLDB0である。
【0103】第1具体例C1に示された第1原理構成の
ロード部C01によれば、データバス線LDB0、LD
B1の各々に接続されるロード部C1(第1原理構成図
C01)は、記憶セル情報に基づきデータバス線LDB
0あるいはLDB1を流れる電流Idatに対して基準
となるリファレンス電流Irefを、データバス線LD
B1あるいはLDB0に流す。また、不揮発性記憶セル
MCからデータバス線LDB0、LDB1に至る経路に
ある負荷LD(図10)と同等な負荷PGL0とSSL
0、PGL1とSSL1(図11)を有して構成されて
いる。負荷が相互に同等なため、記憶セル情報に基づく
電流Idatとリファレンス電流Irefとの電流経路
を含め、1対のデータバス線LDB0、LDB1は同等
な構成を有することとなり、製造バラツキや、チップあ
るいはウェハ面内バラツキ等に関わらず、データバス線
LDB0、LDB1を1対とする読み出し動作を確実に
行うことができる。
【0104】また、ロード部C1(第1原理構成図C0
1)は、不揮発性記憶セルMCと同等なリファレンスセ
ルRC0、RC1を備えている。このリファレンスセル
RC0、RC1によりリファレンスIref電流を生成
するので、製造バラツキや、チップあるいはウェハ面内
バラツキ等に関わらず、不揮発性記憶セルMCの記憶セ
ル情報に基づく電流Idatとの整合性が良好なリファ
レンス電流Irefを生成することができ、データバス
線LDB0、LDB1を1対とする読み出し動作を確実
に行うことができる。
【0105】また、レファレンスセルRC0、RC1
は、記憶セル情報が格納される不揮発性記憶セルMCの
配置領域とは異なる配置領域に配置することもできる。
これにより、リファレンスセルRC0、RC1には、プ
ログラム時等に不揮発性記憶セルMCに印加される電圧
ストレスは印加されず、リファレンスセルRC0、RC
1の特性変動は招来されないため、安定したリファレン
ス電流Irefを生成することができる。
【0106】また、リファレンスセルRC0、RC1
と、基準電位とを接続するスイッチトランジスタQSL
0、QSL1は、不揮発性記憶セルMCのソース側に接
続される負荷となるスイッチトランジスタQSと同等な
負荷に設定することができ、記憶セル情報に基づく電流
Idatの電流経路とリファレンス電流Irefの電流
経路との経路上の負荷を更に精度良く合せこむことがで
きる。
【0107】図12は、ロード部Cの第2原理構成図C
02である。ロード部C02は、第1原理構成図C01
と同様な、負荷LDと、スイッチトランジスタQSL
(0)、QSL(1)を備えると共に、不揮発性記憶セ
ルRC(0)、RC(1)に代えて、電圧制御電流源I
RF(0)、IRF(1)を備えて構成されるロード部
分36をそなえている。更に、メモリコア部Aにおける
不揮発性記憶セルMC及びスイッチトランジスタQSと
同等な不揮発性記憶セルRC0及びスイッチトランジス
タQSL0とを有してリファレンス電流Irefを生成
し、このリファレンス電流Irefを電圧値に変換する
電流電圧変換部37を有するレギュレータ部を備えてい
る。ロード部C02は、電流電圧変換部37により、リ
ファレンス電流Irefに応じて出力されるレギュレー
ト電圧で電圧制御電流源IRF(0)、IRF(1)を
制御することにより、リファレンス電流Irefに相当
する電流をロード部分36から出力する。スイッチトラ
ンジスタQSL(0)、QSL(1)は、第1原理説明
図C01と同様に択一的に選択される。一方、不揮発性
記憶セルRC0及びスイッチトランジスタQSL0は、
読み出し動作においては、常に選択されリファレンス電
流Irefを生成する。
【0108】図13に示す第2具体例C2では、ロード
部分36は、第1具体例C1と同様に、リファレンスセ
ル部43、44と、スイッチトランジスタQSL0、Q
SL1を有する選択部41、42とを備えている。異な
る点は、リファレンスセル部43、44において、不揮
発性記憶セルRC0、RC1に代えて、レギュレート電
圧I_biasで制御される負荷部としてトランジスタ
QLL0、QLL1が挿入されている点である。尚、こ
の負荷トランジスタQLL0、QLL1は、後述するレ
ギュレータ部35の負荷トランジスタQLR0と同等の
構成である。
【0109】不揮発性記憶セルRC2をリファレンスセ
ルとして含むレギュレータ部35には、選択部38、リ
ファレンスセル部39、及びバイアス部40を備えてい
る。また、レギュレータ部35は、リファレンスセルI
refを生成する基準電流生成部(図13中、レギュレ
ータ部35の左側)と、リファレンス電流Irefをレ
ギュレート電圧I_biasに変換するレギュレート電
圧生成部(図13中、レギュレータ部35の右側)で構
成されている。これらの構成について、選択部38、リ
ファレンスセル部39は、第1具体例C1における選択
部31、32、及びリファレンスセル部33、34と基
本的に同様である。異なる点は、選択部38のスイッチ
トランジスタQSR0、QSR1のゲートが、電源電圧
VCCに接続されている点、及びリファレンスセル部3
9のレギュレート電圧生成部において、不揮発性記憶セ
ルに代えて負荷部としてトランジスタQLR0が挿入さ
れている点である。スイッチトランジスタQSR0、Q
SR1への電源電圧VCC印加は、読み出し時、レギュ
レータ部35を常時活性化しておくためであり、負荷部
トランジスタQLR0への置き換えは、レギュレート電
圧I_biasを生成するためである。バイアス部40
は、基準電流生成部で生成したリファレンス電流Ire
fを、レギュレート電圧生成部にミラーするための電流
ミラー部(トランジスタQMR0、QMR1)を備えて
いる。更に、レギュレータ部35における電流と電圧と
の関係を、後述の電流比較部D1、D2とロード部分3
6との間の関係と一致させるため、電流比較部D1、D
2において配置されるバイアストランジスタQB0乃至
QB3、及び分圧トランジスタQD0乃至QD5(図1
6、17)に相当するトランジスタQBR0、QBR
1、及びトランジスタQDR0、QDR1を備えてい
る。また、電流ミラー部のゲート端子はPLOADとし
て出力されており、電流比較部D2において使用され
る。
【0110】レギュレータ部35のレギュレート電圧生
成部において、ミラーされたリファレンス電流Iref
に応じたレギュレート電圧I_biasを生成するため
に、負荷部トランジスタQLR0のゲート端子と、電流
ミラー部QMR1のドレイン端子とが接続されている。
電流ミラー部を構成するトランジスタQMR1が飽和状
態で動作している場合には、電流ミラー部のトランジス
タQMR1は高出力インピーダンス状態で動作する。ド
レイン電圧に依存せずリファレンス電流Irefに略等
しい電流に維持できるので、この電流Irefが負荷ト
ランジスタQLR0にも流れるようにレギュレート電圧
I_biasが制御されることとなる。このレギュレー
タ電圧I_biasが、ロード部分36の負荷トランジ
スタQLL0、QLL1のゲート端子に入力される。前
述したように、レギュレータ部35は、後述の電流比較
部D1、D2を含めたロード部分36と同等の構成を有
しているので、ロード部分36にもリファレンス電流が
流れることとなる。
【0111】図14には第3具体例C3を示す。基本的
な構成は第2具体例C2と同様であるので、ここでの説
明は省略する。第3具体例C3では、レギュレート電圧
I_biasを生成するため、レギュレータ部35にオ
ペアンプ部45を備えている。オペアンプ部45は、入
力差動対トランジスタQP1、QP2と能動負荷トラン
ジスタQN1、QN2とで構成されており、スイッチト
ランジスタQN3、QN4で活性化されると、電流源ト
ランジスタQP3からのバイアス電流が流れることによ
り、オペアンプ動作を行っている。入力差動対トランジ
スタQP1、QP2には、リファレンスセル部39にお
ける、不揮発性記憶セルのドレイン電位と負荷部トラン
ジスタのドレイン電位とが入力されており、両電位が同
等の電位になるようにレギュレート電圧I_biasが
制御される。
【0112】第2及び第3具体例C2、C3に示された
第2原理構成のロード部C02によれば、リファレンス
セルとしての不揮発性記憶セルRC2は、不揮発性半導
体記憶装置内に1つあれば足り、ロード部分36毎に備
える必要はない。不揮発性半導体記憶装置が多ビット出
力構成である場合、ビット幅分のデータバス線対が必要
となり、各々にロード部分36が接続されることとな
る。この場合にも、不揮発性記憶セルRC2は1つ備え
ていれば良い。不揮発性記憶セルRC2の配置個数を必
要最小限にすることができダイサイズの縮小に寄与する
ことができる。また、複数の不揮発性記憶セルRC2を
備える場合に留意する必要のある特性バラツキの調整も
不要となり好都合である。
【0113】また、ロード部分36において、データバ
ス線LDB0、LDB1の双方に、不揮発性記憶セルM
Cからの経路にある負荷LD(図10)と同等な負荷P
GL0とSSL0、PGL1とSSL1(図13)が接
続され、何れか一方にリファレンス電流が流れる構成に
より、ロード部分36を含めて1対のデータバス線LD
B0、LDB1は同等な構成となり、製造バラツキや、
チップあるいはウェハ面内バラツキ等に関わらず読み出
し動作を確実に行うことができる点、ロード部C2、C
3にある不揮発性記憶セルRC2は、記憶セル情報が格
納される不揮発性記憶セルMCとは異なる配置領域に配
置されるため、電圧ストレスの影響を受けずリファレン
スセルRC2の特性変動は生じない点、及びスイッチト
ランジスタQSL0、QSL1の挿入位置より、負荷バ
ランスを更に精度良く合せこむことができる点について
は、第1具体例C1と同様である。
【0114】次に、電流比較部Dについて図15乃至1
7により説明する。図15は、電流比較部D0の原理構
成図である。選択された記憶セルが接続されて、データ
バス線LDB(0)あるいはLDB(1)に流れる記憶
セル情報に基づく電流Idatと、対をなすデータバス
線LDB(1)あるいはLDB(0)に接続されたロー
ド部Cにより流れるリファレンス電流Irefとは、電
流比較部D0に入力される。入力された電流Idat、
Irefは、インターフェース部51を介して電流負荷
部52に接続される。電流負荷部52からの電流を、リ
ファレンス電流Irefに相当する所定電流に設定して
おけば、入力された電流Idat、Irefの各々から
所定電流を減じた電流が算出される。両者の差電流は、
電流値のまま、あるいはインターフェースを介して適宜
な電圧レベルにシフトした上で差電圧として、差動出力
端子SN(0)、SN(1)に現れる。この差信号を後
段の差動アンプ106により増幅してやれば、記憶セル
情報がデータDATAとして得られる。ここで、インタ
ーフェース部51は、差動出力端子SN(0)、SN
(1)を適宜な電圧レベルにシフトする他、データバス
線LDB(0)、LDB(1)の電圧レベルを調整した
り、あるいはデータバス線LDB(0)、LDB(1)
と電流負荷部52との接続関係を適宜に切り替える機能
を有するものである。
【0115】図16に示す第1具体例D1では、インタ
ーフェース部51Aは、データバス線LDB0、LDB
1と電流負荷部52Aとの接続関係を適宜に切り替える
接続切り換え部QD0乃至QD3と、差動出力端子SN
0、SN1の電圧に関わらず、データバス線LDB0、
LDB1に印加される電圧値を制限するためのバイアス
部QB0、QB1とを備えている。電流負荷部52A
は、独立したカレントミラー回路で構成されており、ト
ランジスタQM1のゲート・ドレイン間を接続して基準
側のトランジスタとし、更にトランジスタQM0のゲー
ト端子を接続して電流をミラーしている。
【0116】インターフェース部51Aの接続切り換え
部QD0乃至QD3は、リファレンス電流Irefが流
れるデータバス線LDB0あるいはLDB1が、電流負
荷部52Aのカレントミラー回路における基準側トラン
ジスタQM1に接続されるように接続を切り替える。即
ち、データバス線LDB0がリファレンス側である場合
には、制御信号Y01によりトランジスタQD2、QD
3を導通し、データバス線LDB1がリファレンス側で
ある場合には、制御信号Y00によりトランジスタQD
0、QD1を導通する。これにより、リファレンス電流
Irefがカレントミラー回路の基準側に入力されて、
反対側にリファレンス電流に相当する電流をミラーする
ことができる。また、バイアス部QB0、QB1は、差
動出力端子SN0、SN1における設定電圧に関わら
ず、データバス線LDB0、LDB1の電圧を、バイア
ス電圧Biasから閾値電圧降下した電圧に制限する。
これは、電源電圧VCCから電流負荷部52Aを介して
差動出力端子SN0、SN1に設定される動作電圧が、
後段の差動アンプ106の入力電圧範囲に対して許容範
囲内にある必要があり、この電圧は差動アンプ106の
入力回路構成に依存するが、一般的に電源電圧VCCに
対して所定の中位電圧である。これに対して、データバ
ス線LDB0、LDB1は、読み出し時、不揮発性記憶
セルMC(図1)までの経路が確立されているので、デ
ータバス線LDB0、LDB1に印加される電圧が過大
であると、不揮発性記憶セルMC(図1)に不測のプロ
グラム動作が行われる、所謂ディスターブ現象が発生す
る虞がある。バイアス部QB0、QB1は、両者の要求
を満足するために挿入されている。ディスターブ現象を
防止するためには、データバス線LDB0、LDB1の
電位を0.5V程度にすることが好ましいため、バイア
ス電圧Biasは、0.5V+閾値電圧程度に設定され
ている。
【0117】また、データバス線LDB0、LDB1に
プログラム等により高電圧VPP等が印加される場合に
は、接続切り換え部QD0乃至QD3は、高耐圧素子で
構成しておく必要がある。一方、制御信号Y00、Y0
1は、データバス線LDB0、LDB1の電位が0.5
V程度である読み出し時に、接続切り換え部QD0乃至
QD3を導通すればよいので、電源電圧VCC等の低電
圧で駆動することができる。この設定にしておけば、デ
ータバス線LDB0、LDB1に高電圧VPP等が印加
されても、差動出力端子SN0、SN1には、電源電圧
VCC以下の電圧が印加されるに留まり、電流負荷部5
2Aや差動アンプ106等を低耐圧素子で構成すること
ができ、読み出し時の高速動作を実現することができ
る。ここで、データバス線LDB0、LDB1に高電圧
VPP等が印加される場合があるのは、コラム選択部B
2を使用した場合等である。
【0118】図17に示す第2具体例D2では、インタ
ーフェース部51Bは、インターフェース部51Aとは
異なり、接続切り換え部QD0乃至QD3に代えて分圧
部QD4、QD5を備え、更にバイアス部QB2、QB
3とを備えている。電流負荷部52Aは、ロード部の第
2具体例C2で出力される電流ミラー部のゲート端子P
LOADが接続された定電流トランジスタQM2、QM
3を構成している。トランジスタQM2、QM3は、ロ
ード部の第2具体例C2における電流ミラー部QMR
0、QMR1と共にカレントミラー回路を構成してい
る。従って、定電流トランジスタQM2、QM3には、
共にリファレンス電流の相当する電流が流れている。そ
れゆえ、データバス線LDB0、LDB1のうち何れが
リファレンス側になっても第1具体例と同様に差電流を
検出することができる。
【0119】第1具体例D1の接続切り換え部QD0乃
至QD3に代えて備えられている分圧部QD4、QD5
は、接続切り換え部QD0乃至QD3の分圧効果と同様
な効果を奏し、データバス線LDB0、LDB1の高電
圧に対して、差動出力端子SN0、SN1の電圧を制限
する。また、バイアス部QB2、QB3についても、バ
イアス部QB0、QB1と同様な作用・効果を奏する。
【0120】第1及び第2具体例の電流比較部D1、D
2によれば、記憶セル情報に基づく電流Idatと、電
流負荷部により供給されるリファレンス電流Irefと
の差電流に基づき、記憶セル情報を読み出すことができ
る。
【0121】図18には、第1実施形態の不揮発性半導
体記憶装置(図1)における読み出し動作について回路
シミュレーションを行った動作波形を示す。図18のシ
ミュレーションでは、0.18μmルールのプロセステ
クノロジーで製造した64Mビット相当の不揮性半導体
記憶装置であるフラッシュメモリについて、電源電圧V
CCを2.9Vとして行った結果である。
【0122】ワード線WL0が活性化されると、メモリ
コア部A内の選択セクタに配置されている記憶セルMC
が選択されると共に、ワード線WL0の活性化から数n
secの後にロード部Cが動作を開始して、リファレン
ス電流Irefがデータバス線LDB(1)に流れ始め
る。合せてコラム選択部Bのパスゲートも選択される
(不図示)が、この時点ではセクタスイッチが選択され
ておらずデータバス線LDB(0)には記憶セル情報に
基づく電流Idatは流れていない。リファレンス電流
Irefの出力から略5nsecの後に、制御信号SE
CYが活性化しセクタスイッチを選択してローカルビッ
ト線とグローバルビット線を接続する。この時点では、
コラム選択部Bのパスゲートは導通しているのでグロー
バルビット線はデータバス線LDB(0)にも接続され
ており、制御信号SECYの活性化から略1nsec後
に記憶セル電流Idatが出力されてくる。記憶セル電
流Idatが安定するのを待って、立ち上がりから略6
nsec後にプリチャージ信号PRをリセットして電流
比較部Dのプリチャージを解除する。プリチャージの解
除と同時に、電流比較部Dでは電流Idat、Iref
の比較が開始され差動出力端子SN(0)、SN(1)
間に電流の違いに基づく電位差が現れる。この電位差が
50mV程度に広がった時点で後段の差動アンプ106
が動作して記憶セル情報をデータDATAとして出力す
る。プリチャージ信号PRのりセットから僅か1nse
c程度で、記憶セル情報DATAが出力される。1対の
データバス線LDB(0)、LDB(1)に接続される
負荷を理想的に同等とし、パスゲート等に付随する寄生
容量を最小化すると共に、リファレンス電流Irefを
生成する不揮発性セルへの電圧ストレスを排除して安定
したリファレンス電流Irefに対して差動増幅を行う
ことにより、読み出し動作における初期の過渡応答期間
において、記憶セル情報を画定することができ、高速な
読み出し動作を実現していることが分かる。また、1対
のデータバス線LDB(0)、LDB(1)の負荷バラ
ンスが良好であることから、プリチャージ時間も迅速に
行うことができ、連続読み出し動作におけるサイクルタ
イムの高速化も同時に実現することができる。
【0123】以上説明したメモリコア部A、コラム選択
部B、ロード部C、電流比較部Dの各具体例は、図1の
第1実施形態、及び後述の第2乃至第4実施形態におい
て、適宜に組み合わせて本発明の不揮発性半導体記憶装
置を構成することができる。
【0124】尚、本発明は前記第1実施形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種
々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。例
えば、第1実施形態では、対をなすグローバルビット線
GBLm、GBLn(図2)に各々接続されるローカル
ビット線LBLm、LBLnは、隣接するセクタSEC
m、SECnに配置されている場合を例にとり説明した
が、これに限定されるものではなく、ローカルビット線
同士が隣接するように構成してもよい。即ち、図19に
第2実施形態として示すメモリコア部A20では、セク
タSEC0に例示するように、セクタスイッチを介し
て、隣接するローカルビット線LBL00とLBL0
1、LBL02とLBL03が、隣接するグローバルビ
ット線GBL0、GBL1に接続するように配置されて
いる。そして、ワード線WL00、WL01の各々に対
して、SEC00及びSECY01、あるいはSECY
02及びSECY03を選択するように制御すれば、隣
接するローカルビット線LBL00とLBL01、LB
L02とLBL03について、一方を選択された記憶セ
ル側に、他方をリファレンス側にして、隣接するグロー
バルビット線GBL0、GBL1に接続することができ
る。これにより、隣接するローカルビット線LBL00
とLBL01、LBL02とLBL03、及び隣接する
グローバルビット線GBL0、GBL1の双方に対し
て、一方に印加されたノイズが他方にも伝播され、1対
の線間で同等のノイズが乗ることとなる。即ち、ローカ
ルビット線LBL00とLBL01、LBL02とLB
L03、及びグローバルビット線GBL0とGBL1
は、ノイズの影響を相殺することができる。従って、記
憶セル情報の読み出し信頼性が向上する。
【0125】また、1対のローカルビット線を、第1実
施形態に示すように隣接セクタSEC0、SEC1間の
対応位置に配置(図3、4)、あるいは第2実施形態に
示すように同一セクタSEC0内で隣接(図19)させ
なくとも、1対のローカルビット線に関して、周囲環境
による物理パラメータが同等である位置に配置すること
により、同等の寄生容量にすることができる。即ち、図
20に第3実施形態として示すメモリコア部A30に例
示するように、メモリコア部A30において、1対のビ
ット線BL0、BL1が、対称的な位置等、周囲環境に
よる物理パラメータが同等である位置に配置されれば、
両ビット線BL0、BL1の有する寄生容量は同等とす
ることができる。
【0126】また、所定数の不揮発性記憶セル毎に纏め
られ、不揮発性記憶セルへのアクセスの基本単位として
構成される、複数のセクタSEC0、SEC1を備え、
1対のローカルビット線LBL00とLBL01、LB
L02とLBL03は、セクタSEC0、SEC1毎に
配置関係が反転して構成することもできる。これによ
り、ローカルビット線LBL00とLBL01、LBL
02とLBL03が、セクタSEC0、SEC1を越え
て形成されている場合に、セクタSEC0、SEC1毎
に配置関係を反転するので、周辺構造との間で形成され
る寄生容量は、両ローカルビット線LBL00とLBL
01、LBL02とLBL03間で同等とすることがで
きる。この構成を、図19に第2実施形態のメモリコア
部A20として示す。
【0127】また、第1実施形態においては、ローカル
ビット線とグローバルビット線との2階層の階層的ビッ
ト線構造を有する不揮発性半導体記憶装置について説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ビッ
ト線の階層構造が1階層の不揮発性半導体記憶装置につ
いても、第1乃至第3実施形態を同様に適用できること
は言うまでもない。即ち、図21に第4実施形態として
示すメモリコア部A40では、ビット線BL0、BL1
は階層構造を構成していない。各々のビット線BL0、
BL1には、セクタSEC0において、ワード線WL0
0、WL01で選択される記憶セル群が、セクタSEC
1においても同様に、ワード線WL10、WL11で選
択される記憶セル群が配置されている。セクタ毎に1対
のビット線BL0、BL1の何れか一方に接続されてい
る記憶セルが選択されるようにワード線WL00乃至W
L11を制御してやれば、ビット線BL0、BL1のう
ち他方のビット線をリファレンス側の負荷とすることが
できる。また、セクタSEC0、SEC1毎にビット線
BL0、BL1の配置関係を反転してやれば、ビット線
BL0、BL1の有する寄生容量を更に同等に合わせる
ことができる。
【0128】(付記1) 複数の不揮発性記憶セルが接
続されている、複数のディジット線を備える不揮発性半
導体記憶装置において、記憶セル情報の読み出しの際、
前記ディジット線は、選択される前記不揮発性記憶セル
が接続されている第1ディジット線と、非選択の前記不
揮発性記憶セルのみが接続されている第2ディジット線
とを含み、前記第1及び第2ディジット線を1対とし
て、前記記憶セル情報の読み出しを行うことを特徴とす
る不揮発性半導体記憶装置。 (付記2) 前記第1ディジット線と、前記第2ディジ
ット線とは隣接することを特徴とする付記1に記載の不
揮発性半導体記憶装置。 (付記3) 前記第1ディジット線と前記第2ディジッ
ト線とは、該第1及び第2ディジット線を囲む物理パラ
メータが同等であることを特徴とする付記1又は2に記
載の不揮発性半導体記憶装置。 (付記4) 複数の不揮発性記憶セルが接続されてい
る、複数のローカルディジット線と、所定数の前記ロー
カルディジット線毎に備えられ、該ローカルディジット
線が択一的に接続されるグローバルディジット線とを備
える不揮発性半導体記憶装置において、記憶セル情報の
読み出しの際、前記グローバルディジット線は、選択さ
れる前記不揮発性記憶セルが接続されている第1ローカ
ルディジット線に接続される第1グローバルディジット
線と、選択される前記不揮発性記憶セルが接続されず、
前記第1グローバルディジット線と隣接する第2グロー
バルディジット線とを含み、前記第1及び第2グローバ
ルディジット線を1対として、前記記憶セル情報の読み
出しを行うことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 (付記5) 前記第2グローバルディジット線は、非選
択の前記不揮発性記憶セルのみが接続されている第2ロ
ーカルディジット線に接続されることを特徴とする付記
4に記載の不揮発性半導体記憶装置。 (付記6) 前記第1ローカルディジット線と、前記第
2ローカルディジット線とは、隣接することを特徴とす
る付記5に記載の不揮発性半導体記憶装置。 (付記7) 前記第1ローカルディジット線と、前記第
2ローカルディジット線とは、該第1及び第2ローカル
ディジット線を囲む物理パラメータが同等であることを
特徴とする付記5又は6に記載の不揮発性半導体記憶装
置。 (付記8) 所定数の前記不揮発性記憶セル毎に纏めら
れ、該不揮発性記憶セルへのアクセスの基本単位として
構成される、複数のセクタを備え、前記第1ディジット
線あるいは前記第1ローカルディジット線と、前記第2
ディジット線あるいは前記第2ローカルディジット線と
は、前記セクタ毎に配置関係が反転して構成されること
を特徴とする付記1又は5に記載の不揮発性半導体記憶
装置。 (付記9) 所定数の前記ディジット線毎、あるいは所
定数の前記ローカルディジット線毎に纏められ、該不揮
発性記憶セルへのアクセスの基本単位として構成され
る、複数のセクタを備え、前記第1ディジット線あるい
は前記第1ローカルディジット線は、第1セクタに配置
され、前記第2ディジット線あるいは前記第2ローカル
ディジット線は、第2セクタに配置されることを特徴と
する付記1又は5に記載の不揮発性半導体記憶装置。 (付記10) 前記第1セクタと前記第2セクタとは、
隣接して配置されることを特徴とする付記9に記載の不
揮発性半導体記憶装置。 (付記11) 前記第1ディジット線あるいは前記第1
ローカルディジット線と、前記第2ディジット線あるい
は前記第2ローカルディジット線とは、該ディジット線
あるいは該ローカルディジット線を囲む物理パラメータ
が同等であることを特徴とする付記9又は10に記載の
不揮発性半導体記憶装置。 (付記12) 前記第1グローバルディジット線と、前
記第2グローバルディジット線とは、前記セクタ毎に配
置関係が反転して構成されることを特徴とする付記8乃
至11の少なくとも何れか1項に記載の不揮発性半導体
記憶装置。 (付記13) 欠陥救済のための冗長構成の最小単位
は、前記第1及び第2ディジット線、あるいは前記第1
及び第2グローバルディジット線を1対として構成され
ることを特徴とする付記1又は4に記載の不揮発性半導
体記憶装置。 (付記14) 複数の不揮発性記憶セルが接続されてい
る、複数のディジット線を備える不揮発性半導体記憶装
置において、前記ディジット線は、選択される前記不揮
発性記憶セルが接続されている第1ディジット線と、非
選択の前記不揮発性記憶セルのみが接続されている第2
ディジット線とを含み、所定数の前記ディジット線毎に
設けられ、記憶セル情報の読み出しの際、前記第1及び
第2ディジット線を共に選択し、記憶セル情報の書き込
みの際、前記第1ディジット線のみを選択する選択部を
備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 (付記15) 前記ディジット線に選択的に接続される
データ線を備え、前記選択部は、記憶セル情報の読み出
しの際に、第1電流駆動能力で前記ディジット線と前記
データ線とを接続し、記憶セル情報の書き込みの際に、
前記第1電流駆動能力より大きな第2電流駆動能力で前
記ディジット線と前記データ線とを接続するスイッチ部
を備えることを特徴とする付記14に記載の不揮発性半
導体記憶装置。 (付記16) 前記ディジット線に選択的に接続される
データ線を備え、前記選択部は、記憶セル情報の読み出
し時に、前記ディジット線から前記データ線に至る第1
経路と、記憶セル情報の書き込み時に、前記データ線か
ら前記ディジット線に至る第2経路とを備えることを特
徴とする付記14又は15に記載の不揮発性半導体記憶
装置。 (付記17) 前記第1経路を構成する前記スイッチ部
は、低耐圧素子で構成され、前記第2経路を構成する前
記スイッチ部は、高耐圧素子で構成されることを特徴と
する付記16に記載の不揮発性半導体記憶装置。 (付記18) 前記第1経路を構成する前記スイッチ部
を開閉制御する第1制御部と、前記第2経路を構成する
前記スイッチ部を開閉制御する第2制御部とを備え、前
記第1制御部は低耐圧素子で構成され、前記第2制御部
は高耐圧素子で構成されることを特徴とする付記16又
は17に記載の不揮発性半導体記憶装置。 (付記19) 前記第2経路は、前記第1経路を含んで
構成されることを特徴とする付記16に記載の不揮発性
半導体記憶装置。 (付記20) 記憶セル情報の読み出しの際に、前記第
1及び第2ディジット線を各々別の前記データ線に接続
する第1及び第2スイッチ部と、記憶セル情報の書き込
みの際、前記第1ディジット線を前記第3データ線に接
続する第3スイッチ部とを備えることを特徴とする付記
15乃至19の少なくとも何れか1項に記載の不揮発性
半導体記憶装置。 (付記21) 複数の不揮発性記憶セルが接続されてい
る、複数のローカルディジット線と、所定数の前記ロー
カルディジット線毎に備えられ、該ローカルディジット
線が択一的に接続されるグローバルディジット線とを備
え、前記ディジット線は、前記グローバルディジット線
であることを特徴とする付記14乃至20の少なくとも
何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。 (付記22) 複数の不揮発性記憶セルが接続されてい
る、複数のディジット線と、前記ディジット線に選択的
に接続されるデータ線とを備える不揮発性半導体記憶装
置において、第1ディジット線を介して、選択される前
記不揮発性記憶セルが接続される第1データ線と、第2
ディジット線を介して、非選択の前記不揮発性記憶セル
のみが接続される第2データ線と、前記第1データ線に
接続される第1ロード部と、前記第1ロード部と同等な
構成を有し、前記第2データ線に接続されると共に、前
記記憶セル情報に基づき前記第1データ線を流れる電流
に対して基準となる電流を流す第2ロード部とを備え、
前記第1及び第2データ線を1対として、記憶セル情報
の読み出しを行うことを特徴とする不揮発性半導体記憶
装置。 (付記23) 前記第1及び第2ロード部は、前記不揮
発性記憶セルから前記第1及び第2ロード部に至る経路
にある負荷と同等な負荷を備えることを特徴とする付記
22に記載の不揮発性半導体記憶装置。 (付記24) 前記第1及び第2ロード部は、前記不揮
発性記憶セルと同等な第1及び第2リファレンスセルを
備えることを特徴とする付記22又は23に記載の不揮
発性半導体記憶装置。 (付記25) 前記記憶セル情報に基づく電流に対する
基準電流を生成する、前記不揮発性記憶セルと同等な第
3リファレンスセルを含み、前記基準電流に応じたレギ
ュレート電圧を出力するレギュレータ部を更に備え、前
記第1及び第2ロード部は、前記レギュレート電圧によ
り電流値が制御される第1及び第2負荷部を備えること
を特徴とする付記22又は23に記載の不揮発性半導体
記憶装置。 (付記26) 前記第1及び第2レファレンスセル、あ
るいは前記第3リファレンスセルは、前記記憶セル情報
が格納される前記不揮発性記憶セルの配置領域とは異な
る配置領域に配置されることを特徴とする付記24又は
25に記載の不揮発性半導体記憶装置。 (付記27) 前記第1及び第2リファレンスセルある
いは前記第1及び第2負荷部と、基準電位とを接続する
第1及び第2選択スイッチを備え、前記第1選択スイッ
チ、又は前記第2選択スイッチの何れか一方を選択的に
導通することを特徴とする付記24又は25に記載の不
揮発性半導体記憶装置。 (付記28) 前記レギュレータ部は、前記第3リファ
レンスセルを含む基準電流生成部と、第1及び第2負荷
部と同等な第3負荷部を含むレギュレート電圧生成部と
を備えることを特徴とする付記25に記載の不揮発性半
導体記憶装置。 (付記29) 前記レギュレータ部は、前記基準電流生
成部で生成される基準電流を、前記レギュレート電圧生
成部にミラーする電流ミラー部と、前記レギュレート電
圧生成部において、前記ミラーされた基準電流を流すよ
うに前記第3負荷部を制御するフィードバック部とを備
えることを特徴とする付記28に記載の不揮発性半導体
記憶装置。 (付記30) 前記フィードバック部は、前記レギュレ
ート電圧を出力することを特徴とする付記29に記載の
不揮発性半導体記憶装置。 (付記31) 複数の不揮発性記憶セルが接続されてい
る、複数のローカルディジット線と、所定数の前記ロー
カルディジット線毎に備えられ、該ローカルディジット
線が択一的に接続されるグローバルディジット線とを備
えており、前記ディジット線は、前記グローバルディジ
ット線であることを特徴とする付記22乃至30の少な
くとも何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。 (付記32) 複数の不揮発性記憶セルが接続されてい
る、複数のディジット線と、前記ディジット線に選択的
に接続されるデータ線とを備える不揮発性半導体記憶装
置において、前記ディジット線を介して、選択される前
記不揮発性記憶セルが接続され、記憶セル情報に基づく
電流が流れる第1データ線と、基準電流が流れる第2デ
ータ線と、前記第1及び第2データ線が接続され、前記
記憶セル情報に基づく電流と前記基準電流とを比較する
電流比較部とを備え、前記電流比較部は、電流ミラー構
成を有する電流負荷部と、前記第1及び第2データ線と
前記電流負荷部との接続を切り替える接続切り換え部と
を備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 (付記33) 前記接続切り換え部は、前記第2データ
線が、前記電流負荷部の電流ミラー構成における基準側
に接続されるように制御されることを特徴とする付記3
2に記載の不揮発性半導体記憶装置。 (付記34) 前記接続切り換え部は、前記第1及び第
2データ線の電圧に関わらず、前記電流負荷部側に印加
される電圧を制限する分圧部を含むことを特徴とする付
記32又は33に記載の不揮発性半導体記憶装置。 (付記35) 複数の不揮発性記憶セルが接続されてい
る、複数のディジット線と、前記ディジット線に選択的
に接続されるデータ線とを備える不揮発性半導体記憶装
置において、前記ディジット線を介して、選択される前
記不揮発性記憶セルが接続され、記憶セル情報に基づく
電流が流れる第1データ線と、基準電流が流れる第2デ
ータ線と、前記第1及び第2データ線が接続され、前記
記憶セル情報に基づく電流と前記基準電流とを比較する
電流比較部とを備え、前記電流比較部は、前記第1及び
第2データ線に対して前記基準電流に相当する電流を流
す電流負荷部を備えることを特徴とする不揮発性半導体
記憶装置。 (付記36) 前記第1及び第2データ線と前記電流負
荷部との間に、前記第1及び第2データ線の電圧に関わ
らず、前記電流負荷部側に印加される電圧を制限する分
圧部を備えることを特徴とする付記35に記載の不揮発
性半導体記憶装置。 (付記37) 前記電流負荷部から出力される電圧に関
わらず、前記第1及び第2データ線側に印加される電圧
を制限するバイアス部を備えることを特徴とする付記3
2乃至36の少なくとも何れか1項に記載の不揮発性半
導体記憶装置。 (付記38) 複数の不揮発性記憶セルが接続されてい
る、複数のローカルディジット線と、所定数の前記ロー
カルディジット線毎に備えられ、該ローカルディジット
線が択一的に接続されるグローバルディジット線とを備
えており、前記ディジット線は、前記グローバルディジ
ット線であることを特徴とする付記32乃至36の少な
くとも何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
【0129】
【発明の効果】本発明によれば、読み出し動作におい
て、選択される記憶セルが接続されるグローバルビット
線と、同グローバルビット線に隣接するグローバルビッ
ト線とを対として、1対のデータバス線に接続される負
荷を理想的に同等とし、グローバルビット線とデータバ
ス線とを接続するパスゲート等に付随する寄生容量を最
小化すると共に、リファレンス電流を生成する不揮発性
セルへの電圧ストレスを排除して安定したリファレンス
電流に対して差動増幅を行うことにより、読み出し動作
における初期の過渡応答期間において記憶セル情報を画
定することができ、高速な読み出し動作を実現すること
ができる。また、1対のグローバルビット線を隣接する
ことにより、一方に印加されるノイズは他方にも同様に
印加されるので、ノイズの影響が相殺され、記憶セル情
報の読み出し信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における不揮発性半導体
記憶装置の全体構成図を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態におけるメモリコア部の原理構成
図を示す回路図である。
【図3】メモリコア部の第1具体例を示す回路図であ
る。
【図4】メモリコア部の第2具体例を示す回路図であ
る。
【図5】メモリコア部の第1及び第2具体例における冗
長構成を示す回路図である。
【図6】第1実施形態におけるコラム選択部の第1原理
構成図を示す回路図である。
【図7】コラム選択部の第1具体例を示す回路図であ
る。
【図8】実施形態におけるコラム選択部の第2原理構成
図を示す回路図である。
【図9】コラム選択部の第2具体例を示す回路図であ
る。
【図10】第1実施形態におけるロード部の第1原理構
成図を示す回路図である。
【図11】ロード部の第1具体例を示す回路図である。
【図12】第1実施形態におけるロード部の第2原理構
成図を示す回路図である。
【図13】ロード部の第2具体例を示す回路図である。
【図14】ロード部の第3具体例を示す回路図である。
【図15】第1実施形態における電流比較部の原理構成
図を示す回路図である。
【図16】電流比較部の第1具体例を示す回路図であ
る。
【図17】電流比較部の第2具体例を示す回路図であ
る。
【図18】第1実施形態の読み出し動作を示す動作波形
図である。
【図19】第2実施形態のメモリコア部を示す回路図で
ある。
【図20】第3実施形態のメモリコア部を示す回路図で
ある。
【図21】第4実施形態のメモリコア部を示す回路図で
ある。
【図22】従来技術における不揮発性半導体記憶装置の
全体構成図を示すブロック図である。
【図23】従来技術のメモリコア部を示す回路図であ
る。
【図24】従来技術のコラム選択部を示す回路図であ
る。
【図25】従来技術の比較部を示す回路図である。
【符号の説明】
20 プ
ログラム用パスゲート 21 リ
ード用パスゲート 22 プ
ログラム用デコード部 23 リ
ード用デコード部 24 1
段目パスゲート 25 2
段目パスゲート 26 デ
コード部 35 レ
ギュレータ部 36 ロ
ード部分 A、A0、A1、A2 メ
モリコア部 B、B01、B02、B1、B2 コ
ラム選択部 C、C01、C02、C1、C2 ロ
ード部 D、D0、D1、D2 電
流比較部 GBL、GBL(0)、GBL(1)、GBL0乃至G
BL31グローバルビット線 LBLm、LBLn、LBL00、LBL01、LBL
02、LBL03、LBL04、LBL05、LBL0
6、LBL07、LBL10、LBL11、LBL1
2、LBL13、LBL14、LBL15、LBL1
6、LBL17ローカルビット線 LD 負
荷 LDB、LDB(0)、LDB(1)、LDB0、LD
B1読み出し用データバス線 QB0、QB1、QB2、QB3 バ
イアス部 QD0、QD1、QD2、QD3 接
続切り換え部 QD4、QD5 分
圧部 RC(0)、RC(1)、RC0、RC1、RC2 リ
ファレンスセル SGBL0、SGBL1 冗
長構成のグローバルビット線 WDB プ
ログラム用データバス線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古山 孝昭 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 Fターム(参考) 5B025 AA04 AB01 AC01 AD02 AD07 AD09 AD12 AD13 AE05 AE08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の不揮発性記憶セルが接続されてい
    る、複数のローカルディジット線と、 所定数の前記ローカルディジット線毎に備えられ、該ロ
    ーカルディジット線が択一的に接続されるグローバルデ
    ィジット線とを備える不揮発性半導体記憶装置におい
    て、 記憶セル情報の読み出しの際、前記グローバルディジッ
    ト線は、 選択される前記不揮発性記憶セルが接続されている第1
    ローカルディジット線に接続される第1グローバルディ
    ジット線と、 選択される前記不揮発性記憶セルが接続されず、非選択
    の前記不揮発性記憶セルのみが接続されている第2ロー
    カルディジット線に接続される、前記第1グローバルデ
    ィジット線と隣接する第2グローバルディジット線とを
    含み、 前記第1及び第2グローバルディジット線を1対とし
    て、前記記憶セル情報の読み出しを行うことを特徴とす
    る不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 所定数の前記ローカルディジット線毎に
    纏められ、該不揮発性記憶セルへのアクセスの基本単位
    として構成される、複数のセクタを備え、 前記第1ローカルディジット線は、第1セクタに配置さ
    れ、 前記第2ローカルディジット線は、第2セクタに配置さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1セクタと前記第2セクタとは、
    隣接して配置されることを特徴とする請求項2に記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第1グローバルディジット線と、前
    記第2グローバルディジット線とは、前記セクタ毎に配
    置関係が反転して構成されることを特徴とする請求項2
    又は3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 複数の不揮発性記憶セルが接続されてい
    る、複数のディジット線を備える不揮発性半導体記憶装
    置において、 前記ディジット線は、 選択される前記不揮発性記憶セルが接続されている第1
    ディジット線と、 非選択の前記不揮発性記憶セルのみが接続されている第
    2ディジット線とを含み、 所定数の前記ディジット線毎に設けられ、記憶セル情報
    の読み出しの際、前記第1及び第2ディジット線を共に
    選択し、記憶セル情報の書き込みの際、前記第1ディジ
    ット線のみを選択する選択部を備えることを特徴とする
    不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 複数の不揮発性記憶セルが接続されてい
    る、複数のディジット線と、 前記ディジット線に選択的に接続されるデータ線とを備
    える不揮発性半導体記憶装置において、 第1ディジット線を介して、選択される前記不揮発性記
    憶セルが接続される第1データ線と、 第2ディジット線を介して、非選択の前記不揮発性記憶
    セルのみが接続される第2データ線と、 前記第1データ線に接続される第1ロード部と、 前記第1ロード部と同等な構成を有し、前記第2データ
    線に接続されると共に、前記記憶セル情報に基づき前記
    第1データ線を流れる電流に対して基準となる電流を流
    す第2ロード部とを備え、 前記第1ロード部は、前記不揮発性記憶セルから第2ロ
    ード部に至る経路にある負荷と同等な負荷を有し、前記
    第2ロード部は、前記不揮発性記憶セルから前記第1ロ
    ード部に至る経路にある負荷と同等な負荷を有して、 前記第1及び第2データ線を1対として、記憶セル情報
    の読み出しを行うことを特徴とする不揮発性半導体記憶
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2ロード部は、 前記不揮発性記憶セルと同等な第1及び第2リファレン
    スセルを備えることを特徴とする請求項6に記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶セル情報に基づく電流に対する
    基準電流を生成する、前記不揮発性記憶セルと同等な第
    3リファレンスセルを含み、前記基準電流に応じたレギ
    ュレート電圧を出力するレギュレータ部を更に備え、 前記第1及び第2ロード部は、 前記レギュレート電圧により電流値が制御される第1及
    び第2負荷部を備えることを特徴とする請求項6に記載
    の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 複数の不揮発性記憶セルが接続されてい
    る、複数のディジット線と、 前記ディジット線に選択的に接続されるデータ線とを備
    える不揮発性半導体記憶装置において、 前記ディジット線を介して、選択される前記不揮発性記
    憶セルが接続され、記憶セル情報に基づく電流が流れる
    第1データ線と、 基準電流が流れる第2データ線と、 前記第1及び第2データ線が接続され、前記記憶セル情
    報に基づく電流と前記基準電流とを比較する電流比較部
    とを備え、 前記電流比較部は、 電流ミラー構成を有する電流負荷部と、 前記第1及び第2データ線と前記電流負荷部との接続を
    切り替える接続切り換え部とを備えることを特徴とする
    不揮発性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 複数の不揮発性記憶セルが接続されて
    いる、複数のディジット線と、 前記ディジット線に選択的に接続されるデータ線とを備
    える不揮発性半導体記憶装置において、 前記ディジット線を介して、選択される前記不揮発性記
    憶セルが接続され、記憶セル情報に基づく電流が流れる
    第1データ線と、 基準電流が流れる第2データ線と、 前記第1及び第2データ線が接続され、前記記憶セル情
    報に基づく電流と前記基準電流とを比較する電流比較部
    とを備え、 前記電流比較部は、 前記第1及び第2データ線に対して前記基準電流に相当
    する電流を流す電流負荷部を備えることを特徴とする不
    揮発性半導体記憶装置。
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