JP2003050983A - 非接触データ通信機能を備えた装着型電子機器及び非接触データ通信システム - Google Patents

非接触データ通信機能を備えた装着型電子機器及び非接触データ通信システム

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JP2003050983A
JP2003050983A JP2001236578A JP2001236578A JP2003050983A JP 2003050983 A JP2003050983 A JP 2003050983A JP 2001236578 A JP2001236578 A JP 2001236578A JP 2001236578 A JP2001236578 A JP 2001236578A JP 2003050983 A JP2003050983 A JP 2003050983A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触データ通信機能を備えた装着型電子機
器であって、ケース体その他の部分に導電性部材を用い
ても通信機能の低下を抑制できる構造を提供する。 【解決手段】 ケース部101の内部にはムーブメント
104及び文字板107が配置されている。ムーブメン
ト104の外周側には環状の磁性部材108が配置さ
れ、磁性部材108の環状凹溝108a内にループ状の
アンテナ111が配置されている。磁性部材108の外
周側には絶縁部材109が配置されている。磁性部材1
08はケース部101よりも高い透磁率を備えた軟磁性
体で構成されている。これによって、ケース部101を
金属などの導電性素材で構成した場合でも、通信感度及
び通信距離の低下を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非接触データ通信機
能を備えた装着型電子機器及び非接触データ通信システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気カードは、テレフォンカードを始め
として、各種クレジットカード、各小売店が発行するポ
イントカード、高速道路のハイウェイカード、その他幅
広い用途のカードとして広く普及してきた。しかし、容
易に偽造されてしまう危険があることが社会的な問題と
もなった。そのため、偽造防止の観点、及び個人機密情
報の保持、更には記憶容量の増大などを目的として、I
Cカードが普及しつつある。
【0003】しかし、ICカードであっても読取・書込
み機に接触させてデータの授受を行う必要があるため
に、取引時、即ちICカードデータの読取・書込み時
に、ICカードを相手または読取・書込み機に渡す必要
があるため、偽造や機密保持に関して安全とは言い切れ
なかった。
【0004】これに対して近年出現した非接触ICカー
ドは、読取・書込み機と非接触でデータの授受ができる
ため、読取・書込み動作の簡便性、及び、安全性が改善
したものではあるものの、カード型であるために、依然
として紛失の危険はあり、また、使用時には都度ポケッ
ト等から取り出すことが必要など煩雑な面もある。
【0005】そのため、最近、ユーザーが常時携帯する
腕時計に上記の非接触ICカード機能を内蔵した製品が
実用化されている。この腕時計は、非接触ICカードに
内蔵された構造、すなわち、アンテナと、このアンテナ
を介して外部と非接触データ通信を行う送受信手段とを
備えた非接触データ通信部を腕時計のケース体内に組み
込んだものである。
【0006】図14には、このように構成された腕時計
10の構造を示す。腕時計10には、裏蓋付きの腕時計
における胴に相当するケース部1Aと裏蓋に相当する底
部1Bとを一体的に備え合成樹脂で構成されたワンピー
ス型のケース体1が設けられ、このケース体1の底部1
Bの内面上に、フレキシブル配線基板上に構成されたル
ープ状のアンテナ11が配置されている。このフレキシ
ブル配線基板には、送受信回路などを内蔵した通信モジ
ュール10ICが実装されている。なお、この腕時計1
0において、表示窓2はケース体1に取り付けられ、ま
た、ケース体1内に時間情報を表示するための時間情報
表示処理部であるムーブメント4が配置され、このムー
ブメント4の前面側に文字板7が取り付けられ、文字板
7を介してムーブメント4に秒針61、分針62及び時
針63が取り付けられている。ムーブメント4には巻真
(操作軸)5が接続され、巻真5の先には、ケース体1
の外側に配置された竜頭(外部操作部材)6が接続され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の非接触ICカード機能を内蔵する腕時計において
は、ケース体の内部にアンテナを配置することから、ケ
ース体を絶縁材で構成しなければならず、従来から腕時
計のケース体素材として頻繁に使用されている金属材料
などの導電性素材を用いることができないので、外観デ
ザインに大きな制約が課せられ、特に、高級感に欠ける
安価なイメージを拭い去ることができないという問題点
があった。
【0008】また、ケース体に絶縁材を用いても、ケー
ス体の内外に導電性部材が取り付けられている場合、外
部から発せられた電波や腕時計自体から発せられた電波
によって当該導電性部材に渦電流(ループ電流)が生ず
る場合があり、この渦電流によるエネルギー損失が、通
信特性の劣化(例えば通信距離の低下)を招く。このた
め、ケース体の外部に取り付けられる回転ベゼルや飾り
縁、或いは、ケース体の内部に取り付けられる文字板や
中枠などのように環状の導電性部材を用いることができ
ないという問題点があった。
【0009】さらに、上記腕時計などのような装着型電
子機器においては、非接触ICカードのように紛失の危
険性や出し入れなどの煩雑さがない反面、外部送受信装
置の受信位置に接触させたり、十分に近づけたりするこ
とが困難になるため、非接触ICカードよりも通信距離
を伸ばす必要があるが、装着型電子機器として携帯・装
着しやすい大きさにすると、非接触ICカードよりも平
面寸法が小さくなるので、逆に通信距離が低下してしま
うというジレンマがある。
【0010】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、非接触データ通信機能を備えた装
着型電子機器であって、ケース体その他の部分に導電性
部材を用いても通信機能の低下を抑制できる構造を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の非接触データ通信機能を備えた装着型電子機
器は、非接触データ通信を行うためのアンテナ及び送受
信手段を含む非接触通信部と、前記非接触通信部を収容
するケース体と、前記ケース体の内部に配置され若しく
は前記ケース体の一部として構成された軟磁性体で構成
された磁性部材とを有し、前記磁性部材は、前記非接触
データ通信に用いられる電磁波の磁界変動成分を前記ケ
ース体の内部において前記アンテナの近傍位置に集束す
るように構成されていることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、軟磁性体で構成された
磁性部材によって、非接触データ通信に用いられる電磁
波に伴う磁界変動成分が、ケース体の内部においてアン
テナの近傍位置に集束するので、機器の構成部品による
通信への影響を低減することができ、導電性素材の存在
等による通信感度や通信距離の低下を抑制することがで
きる。したがって、ケース体の少なくとも一部を導電性
素材で構成したり、その他の導電性部材を用いたりする
ことが可能になり、外観デザインの自由度を高めること
ができ、高級感を演出でき、また、内部構造の部品素材
の選択幅も広がるなど、機器設計全体の自由度を広げる
ことができる。さらに、機器を大型化することなく通信
機能を高めることが可能になるので、機器の携帯性を確
保しつつ、通信距離を増大させて使用しやすくすること
ができる。
【0013】ここで、装着型電子機器は、腕時計、ダイ
ビングコンピュータ、腕時計型のストップウォッチ、腕
時計型の通信機器(例えば計時機能のないもの)、懐中
時計などを含む。
【0014】また、本発明の別の非接触データ通信機能
を備えた装着型電子機器は、非接触データ通信を行うた
めのアンテナ及び送受信手段を含む非接触通信部と、前
記非接触通信部を収容するケース体とを有し、前記アン
テナと前記ケース体との間に、前記ケース体よりも高い
透磁率を備える軟磁性体で構成された磁性部材が配置さ
れていることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、アンテナとケース体と
の間に、ケース体よりも高い透磁率を備える軟磁性体で
構成された磁性部材が配置されていることにより、非接
触データ通信時の電磁波に伴う変動磁界成分がケース体
よりも磁性部材の内部を通過しやすくなるので、ケース
体による通信状態への影響を低減することができ、磁性
部材の形状や位置を適宜に設定することにより、アンテ
ナの通信感度や通信出力を高めることができ、通信距離
を確保することも可能になる。
【0016】本発明において、前記ケース体は、少なく
とも一部が導電性素材で構成されていることが好まし
い。この発明によれば、ケース体の少なくとも一部が導
電性素材で構成されていると、非接触データ通信時の電
磁波の変動磁界によってケース体に渦電流が発生し、そ
の分だけ通信感度及び通信距離が低下するが、本発明の
場合には、ケース体よりも高い透磁率を備えた磁性部材
がアンテナとケース体との間に配置されていることによ
り、ケース体を通過する変動磁界が低減され、その分、
渦電流損も低減されるので、導電性素材で構成したこと
による通信感度及び通信距離の低下を抑制できる。この
場合、外観デザイン上、ケース体における少なくとも表
示部の周囲部分(前面側部分)を金属で構成することが
望ましい。金属で構成することによって、剛性感、高級
感を出すことができる。
【0017】本発明において、前記磁性部材と前記ケー
ス体との間に絶縁部材が配置されていることが好まし
い。この発明によれば、磁性部材とケース体との間に絶
縁部材が配置されていることにより、ケース体の導電性
素材で構成されている部分の影響をさらに低減させるこ
とができる。また、絶縁部材を緩衝材として用いること
により、特に磁性部材の破損を防止できるなど、落下等
による衝撃で各部が損傷を受ける可能性を低減できるの
で、機器の耐衝撃性を向上させることが可能になる。絶
縁部材を緩衝材として機能させるには、軟質合成樹脂や
ゴムなどの弾性素材を用いることが望ましい。
【0018】本発明において、前記磁性部材は前記アン
テナの延在方向に沿って伸びるように構成されているこ
とが好ましい。この発明によれば、磁性部材がアンテナ
の延在方向に伸びるように構成されていることにより、
機器の大型化を抑制しつつ、電磁波の変動磁界成分をア
ンテナ近傍により集中させることができるので、ケース
体のうち導電性素材で構成された部分による影響をさら
に低減させることができる。
【0019】本発明において、前記磁性部材は、前記ア
ンテナを取巻くように略環状に構成されていることが好
ましい。この発明によれば、磁性部材がアンテナを取巻
くように略環状に構成されていることにより、周囲のケ
ース体が導電性素材で構成されていても、アンテナの通
信感度及び通信出力を確保することができる。特に、ア
ンテナがループ状の導電線を備えている場合(いわゆる
ループアンテナやコイル状に構成されたアンテナなどで
ある場合)、導電線のループ形状に沿って磁性部材が環
状に構成されていることにより、周囲空間の電磁波の磁
界変動と、導電線に生ずる電位差(誘導起電力)との相
関度合を高めることができるので、通信感度及び通信距
離を効率的に向上させることができる。
【0020】次に、本発明のさらに別の非接触データ通
信機能を備えた装着型電子機器は、非接触データ通信を
行うためのアンテナ及び送受信手段を含む非接触通信部
と、前記非接触通信部を収容するケース体と、前記非接
触データ通信に用いられる電磁波が前記ケース体の内部
に伝播可能に構成された表示部とを有し、前記アンテナ
はループ状に構成された導電線を備え、前記導電線のル
ープ軸が前記表示部を通過するように設置され、前記導
電線周りの少なくとも一部に、前記ケース体よりも高い
透磁率を備える軟磁性体で構成された磁性部材が隣接配
置されていることを特徴とする。
【0021】この発明によれば、表示部を介してケース
体の内外に電磁波が伝播可能となるように構成し、ルー
プ状の導電線を備えたアンテナをループ軸が表示部を通
過するように設置した上で、導電線周りの少なくとも一
部にケース体よりも高い透磁率を備える軟磁性体で構成
された磁性部材を隣接配置させることにより、アンテナ
近傍に電磁波に伴う変動磁界成分を集束させることがで
きるので、機器のケース体やその他の部材による影響を
低減することができ、通信感度や通信距離を向上させる
ができる。
【0022】ここで、ループ状の導電線を含むアンテナ
とは、いわゆるループアンテナに限らず、コイル状の導
電線を有するアンテナなども含むものである。また、そ
のループ軸とは、導電線のループ形状(コイル形状)の
軸線(仮想線)を言う。
【0023】本発明において、前記ケース体は、少なく
とも一部が導電性素材で構成されていることが好まし
い。この発明によれば、ケース体の少なくとも一部が導
電性素材で構成されていたとしても、上記のように磁性
部材によって磁界変動成分がアンテナ近傍に集中するの
で、ケース体の導電性素材中に発生する渦電流による損
失を低減することができ、通信感度や通信距離の低下を
抑制できる。
【0024】本発明において、前記磁性部材は、前記導
電線周りの少なくとも180度の範囲に配置されている
ことが好ましい。この発明によれば、磁性部材が導電線
周りの少なくとも180度の範囲に配置されていること
によって、非接触データ通信時の電磁波に伴う磁界変動
成分を導電線周りに大幅に集中させることができるの
で、より広い範囲において導電性素材が存在することに
よる通信状態への影響を低減することができ、通信感度
や通信距離をさらに向上させることができる。この場
合、磁性部材としては、導電線の延長方向と直交する平
面で切断した場合の断面形状が、コ字状、U字状、V字
状などのように、導電線周りの180度を越える範囲に
て一体に構成されているものであることが望ましい。こ
れによって、部品点数の低減や機器の小型化などを図る
ことができる。
【0025】本発明において、前記磁性部材は、前記表
示部の側に開いた形状を備えていること(例えば、上記
コ字状、U字状、V字状などの断面形状の開口部が表示
部の側に向いていること)が好ましい。この発明によれ
ば、アンテナの表示部の側を除く方向に磁性部材が配置
されているので、アンテナ放射特性及びアンテナ受信特
性の表示部側への指向性を高めることができるととも
に、アンテナの表示部以外の周囲位置に存在するケース
体の影響をより効果的に低減することができるととも
に、アンテナの表示部の側には磁性部材が存在しないの
で、内部構造の厚さを低減することが可能になり、機器
の薄型化を図ることが可能になる。
【0026】本発明において、前記磁性部材とその周囲
の部材との間に絶縁部材が配置されていることが好まし
い。この発明によれば、磁性部材とその周囲の部材(ケ
ース体やアンテナ以外の内部構造に含まれる部品)との
間に絶縁部材が配置されていることにより、周囲の導電
性素材で構成されている部分の影響をさらに低減させる
ことができる。また、絶縁部材を緩衝材として用いるこ
とにより、特に磁性部材の破損を防止できるなど、落下
等による衝撃で各部が損傷を受ける可能性を低減できる
ので、機器の耐衝撃性を向上させることが可能になる。
絶縁部材を緩衝材として機能させるには、軟質合成樹脂
やゴムなどの弾性素材を用いることが望ましい。
【0027】本発明において、前記磁性部材は前記導電
線の延長方向に沿って伸びるように構成されていること
が好ましい。この発明によれば、磁性部材がアンテナの
延在方向に伸びるように構成されていることにより、機
器の大型化を抑制しつつ、周囲の導電性素材で構成され
た部分による影響を低減させることができる。
【0028】本発明において、前記磁性部材は、前記導
電線のループ形状に沿って略環状に構成されていること
が好ましい。この発明によれば、磁性部材が導電線のル
ープ形状に沿ってアンテナを取巻くように略環状に構成
されていることにより、周囲のケース体が導電性素材で
構成されていても、その影響を十分に低減させることが
でき、アンテナの通信感度及び通信出力を確保すること
ができる。
【0029】本発明において、情報を前記表示部に表示
させる情報表示処理部を有し、前記磁性部材は、前記ケ
ース体内において前記情報表示処理部を位置決めしてい
ることが好ましい。この発明によれば、磁性部材によっ
て情報表示処理部(アナログ時計の場合には指針を制御
・駆動するためのムーブメント、デジタル時計の場合に
は液晶パネルなどの表示体を制御・駆動するための制御
・駆動回路に相当する。)がケース体内において位置決
めされるので、他の位置決め構造や位置決め部品(中枠
など)が不要になり、部品点数の増加を抑制し、構造を
簡易化できるので、製造コストの低減や機器の小型化を
図ることができる。
【0030】本発明において、情報を前記表示部に表示
させる情報表示処理部を有し、前記アンテナは、前記ケ
ース体内において前記情報表示処理部を取り囲むように
略環状に構成されていることが好ましい。ループ状のア
ンテナは、ループ径が大きく、ループによって取り囲ま
れる開口面積に通信感度や通信出力が影響を受けるの
で、ループ径或いは開口面積をなるべく大きくすること
が通信感度及び通信距離の向上にとって好ましい。この
発明によれば、アンテナが情報表示処理部を取り囲むよ
うに構成されていることにより、機器の大型化を抑制し
つつ、ループ径及び開口面積を大きくすることができ、
通信感度及び通信距離を向上させることが可能になる。
【0031】本発明において、前記ケース体は、前記表
示部の反対側に配置された裏蓋部と、前記表示部及び前
記裏蓋部を取り付けたケース部とを有し、前記裏蓋部は
絶縁材で構成されていることが好ましい。裏蓋部が絶縁
材で構成されていることによって、アンテナのループ軸
の通過する前面側の表示部と裏蓋部の双方において電磁
波が遮蔽されなくなるので、通信感度及び通信距離をさ
らに向上させることができる。
【0032】本発明において、前記ケース体は、前記表
示部の反対側に配置された裏蓋部と、前記表示部及び前
記裏蓋部を取り付けたケース部とを有し、前記裏蓋部は
前記磁性部材の少なくとも一部を構成していることが好
ましい。この発明によれば、裏蓋部が磁性部材の一部を
構成していることによって、その分、ケース部の内側に
配置される磁性部材の容積を低減できるので、機器の小
型化を図ることができる。
【0033】次に、本発明の非接触データ通信システム
は、上記いずれかに記載の非接触データ通信機能を備え
た装着型電子機器と、前記非接触通信部と非接触データ
通信を行う外部送受信装置とを有することを特徴とす
る。
【0034】この発明によれば、装着型電子機器におい
て少なくとも一部が金属等の導電性素材で構成されたケ
ース体その他の部品(特に環状の導電性部材)を用いて
も、外部送受信装置との非接触データ通信を支障なく行
うことができる。また、通信圏を広げることができるの
で、利用しやすいシステムを構成できる。
【0035】なお、上記の装着型電子機器は、非接触デ
ータ通信の通信状態、通信内容、通信結果などを表示す
る表示手段を有することが好ましい。この表示手段は、
時間情報の表示、通話状態の表示なども表示可能に構成
されたものであることが望ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
に係る非接触データ通信機能を備えた装着型電子機器の
実施形態について詳細に説明する。以下に説明する各実
施形態は、いずれも非接触データ通信機能を備えた装着
型電子機器の具体的構成として腕時計を示すものであ
る。ただし、本発明は、腕時計に限らず、ダイビングコ
ンピュータ、腕装着型ストップウォッチ、計時機能を有
しない腕装着機器など種々の装着型電子機器を含み、腕
に装着するもの以外であっても、懐中時計などのように
身体に装着して携帯可能なものであれば、如何なるもの
にも同様に適用できるものである。
【0037】[第1実施形態]図1は、本実施形態の腕
時計型電子機器100を対象とした非接触データ通信シ
ステムの全体構成を示す斜視図である。この非接触デー
タ通信システムは、腕時計型電子機器100と、この腕
時計型電子機器100と非接触データ通信を行うことの
できる外部送受信装置510とを有する。図示例では、
外部送受信装置510は、電車やリフトへの搭乗時等に
通過すべき通門位置(改札口等)に設置されるゲート装
置500に組み込まれたものを示してある。
【0038】上記腕時計型電子機器100と外部送受信
装置510との間の非接触データ通信は、一般的に1
3.56[MHz]又は125[kHz]の搬送波(キ
ャリア信号)を用い、双方の装置の送信出力を低く制限
して行われる微弱無線通信である。したがって、外部送
受信装置510から数センチ程度の距離の範囲が通信可
能範囲になるので、ゲートGを通過する直前に、双方向
データ通信を行うためにユーザは腕時計型電子機器10
0を外部送受信装置510のアンテナに近接させる必要
がある。
【0039】(外部送受信装置の構成)図2は、ゲート
装置500内に組み込まれた外部送受信装置510の構
成を示すブロック図である。この外部送受信装置510
において、制御装置511は外部送受信装置510全体
を制御する。送信回路512は、制御装置511の制御
下で送信制御信号を生成し出力する。受信回路513
は、アンテナ515の受信信号を高周波回路514を介
して受け取り、この受信信号から受信データを復調して
制御装置511に出力する。高周波回路514は、上記
送信制御信号に基づいて送信信号を生成してアンテナ5
15を介して腕時計型電子機器100に送信するととも
に、アンテナ511によって受信された腕時計型電子機
器100からの受信信号を受信回路513に出力する。
【0040】なお、図2には、上記腕時計型電子機器1
00とともに、後述する第2実施形態に係る腕時計型電
子機器200をも示してあるが、この腕時計型電子機器
200については後述する。
【0041】(非接触通信部の構成)図3は、腕時計型
電子機器100の非接触データ通信機能を有する非接触
通信部110の構成を示すブロック図である。この腕時
計型電子機器10の非接触通信部110においては、ア
ンテナ111と、このアンテナ111を介して通信を行
う送受信手段110RFとを有する。アンテナ111
は、所定方向に向いたループ軸111sを備えた周回状
のループ形状に構成されている。この非接触通信部11
0は、例えば、ISO14443等の非接触ICカード
規格を用いて構成することができる。
【0042】送受信手段110RFは、上記アンテナ1
11の両端に接続された同調用コンデンサ112と、集
積回路(IC)等からなる通信モジュール110ICの
一部(送受信回路部分)とから構成されている。
【0043】通信モジュール110ICは、上記アンテ
ナ111に接続された整流回路113と、アンテナ11
1に接続され、アンテナ111で受信された受信信号を
復調して受信データを出力する受信回路114と、アン
テナ111に接続され、送信データを変調して送信信号
を生成し、アンテナ111へ送る送信回路115と、発
振回路等から出力されたクロック信号を元に所定の基準
信号を生成する基準信号生成回路116と、基準信号生
成回路116から送出された基準信号を受け、受信デー
タのデータ列から受信データ内容を取り出すとともに、
送信データ内容を受けて送信データを形成する変換処理
回路117と、変換処理回路117から受信データ内容
を受けるとともに、変換処理回路117へ送信データ内
容を出力する中央制御回路118と、中央制御回路11
8の制御下において送信データの暗号化及び受信データ
の解読を行う暗号処理回路119と、ID番号やデータ
内容の記録を行う不揮発性メモリ等からなるメモリ11
0Mとを有している。
【0044】ここで、整流回路113はアンテナ111
にて受信された搬送波(キャリア信号)から電力を取り
出し、これを電源ラインを通じて各回路へと送るように
構成されている。なお、このような受信信号から生成し
た電力を供給する電力供給形態ではなく、機器に内蔵さ
れた電池等の電源から電力を供給するように構成しても
よい。また、メモリ110MはEEPROMやフラッシ
ュメモリ等の書き換え可能メモリであることが好まし
い。また、腕時計型電子機器内に固定されたメモリの代
りに、或いは、当該固定されたメモリに加えて、メモリ
カードなどのリムーバブルメディアを設けてもよい。ま
た、暗号処理回路119は、DES(DataEncryption S
tandard)、RSA(R. L. Riverst, A. Shamir, L. Ad
elman)等の暗号処理機能を備えている。
【0045】(時間情報表示処理機能部分の構成)図4
は、腕時計型電子機器100の本体機能を実現するため
の構造(時間情報表示処理表示部)を示す概略ブロック
図である。腕時計型電子機器100は上記のような非接
触データ通信機能のみを備えたものであっても構わない
が、本実施形態の場合、腕時計型電子機器本来の時間情
報表示機能をも有している。この機能を実現する構成に
は、ウォッチCPU14と、指針駆動部18とが含まれ
ている。
【0046】ウォッチCPU14は時計機能(時間情報
表示機能)全体を制御するものであり、例えば、指針な
どの時間情報表示手段の駆動制御、後述する巻真などの
外部操作手段による操作に応じた表示態様や内部時間の
制御などを行う。
【0047】また、指針駆動部18は、駆動回路18A
と駆動機構18Bとを含む。駆動機構18Bには、ステ
ッピングモータ310と、駆動回路18Aから供給され
る駆動パルスによって磁力を発生する駆動コイル311
と、この駆動コイル311によって励磁されるステータ
312と、ステータ312の内部において励磁される磁
界により回転するロータ313とを備えている。ステー
タ312には、駆動コイル311で発生した磁力によっ
て異なった磁極がロータ313の回りにある対向部31
5,316に発生するように、磁気飽和部317が設け
られている。また、ロータ313の回転方向を規制する
ために、ステータ312の内周の適宜の位置には内ノッ
チ318が設けられている。この構成において、駆動コ
イル311によってステータ312が励磁されると、コ
ギングトルクがロータ313に発生し、ロータ313は
適宜の位置に停止する。ステッピングモータ310のロ
ータ313の回転は、かなを介してロータ313に噛合
された5番車351、4番車352、3番車353、2
番車354、日の裏車355及び筒車356を有する輪
列350によって各指針に伝達される。
【0048】上記4番車352の軸には秒針361が接
続され、2番車354には分針362が接続され、さら
に、筒車356には時針363が接続されており、ロー
タ313の回転に連動してこれらの各針によって時刻
(時間情報)が表示される。
【0049】駆動回路18Aは、ウォッチCPU14か
らの駆動指令に従ってステッピングモータ310に様々
な波形の駆動パルスを供給する回路である。この駆動回
路18Aは、pチャネルMOSトランジスタ333a、
nチャンネルMOSトランジスタ332a、pチャンネ
ルMOSトランジスタ333b及びnチャンネルMOS
トランジスタ332bによって構成されたブリッジ回路
を備えている。ステッピングモータ310の駆動用コイ
ル311は、pチャンネルMOSトランジスタ333a
及びnチャンネルMOSトランジスタ332aの接続点
と、pチャンネルMOSトランジスタ333b及びnチ
ャンネルMOSトランジスタ332bの接続点との間に
介挿されている。これらのMOSトランジスタ332
a,332b,333a及び333bの各ゲート電極に
ウォッチCPU14から制御パルスが印加されることに
より、駆動コイル311に駆動パルスが供給され、ロー
タ313が駆動される。
【0050】(腕時計型電子機器の構造)次に、本実施
形態の腕時計型電子機器100の構造について図5及び
図6を参照して説明する。図5は、腕時計型電子機器1
00の本体構造を模式的に示す概略断面図であり、図6
は、腕時計型電子機器100の内部構造のうち、アンテ
ナ111、磁性部材108及び絶縁部材109、並び
に、ムーブメント104を模式的に示す概略斜視図であ
る。
【0051】この腕時計型電子機器100は、ケース部
101と、このケース部101の前面側開口部に取り付
けられた表示窓102と、ケース部101の背面側開口
部に取り付けられた裏蓋103と、ケース部101内に
配置されたムーブメント(時計情報表示処理部)104
と、ムーブメント104に対して接続された巻真(操作
軸)105と、巻真105の外端に取り付けられた竜頭
(外部操作部材)106と、表示窓102の内側に配置
された文字板107と、文字板107の背面側に配置さ
れた環状のアンテナ111と、アンテナ111を取巻く
ように構成された環状の磁性部材108と、磁性部材1
08とケース部101の内面及び裏蓋103の内面との
間に介挿された絶縁部材109とを備えている。
【0052】ここで、ムーブメント(時間情報表示処理
部)104には、上記図4を参照して説明したウォッチ
CPU14、駆動回路18A及び駆動機構18Bが内蔵
されている。ムーブメント104には、必要に応じて、
電池や大容量キャパシタ等の電源が内蔵されていてもよ
い。また、上記表示窓102、文字板107及び上記の
秒針361、分針362及び時針363等の指針部分に
よって表示部が構成される。
【0053】磁性部材108は、純鉄、電磁軟鉄、珪素
鋼、パーマロイ、フェライトその他の各種合金などの高
透磁率で保磁力が比較的小さい磁性材料で構成されてい
る。磁性部材は全体として略環状に構成され、その周回
方向と直交する平面で切断した断面形状は、前面側(文
字板(表示板)107の側)に開いたコ字状に形成され
ている。ただし、この断面形状は、アンテナ111の内
側、外側、底部側に存在し、前面側には開口した形状で
さえあれば、U字状、V字状など任意である。そして、
この断面形状によって構成された環状凹溝108a内に
はアンテナ111が配置されている。また、磁性部材1
08には、周回方向の所定位置に切り欠き部108bが
設けられ、この切り欠き部108bを上記巻真105が
通過している。
【0054】アンテナ111は、図12に示すように、
導電線111aが巻回されてなるコイル体で構成され
る。このアンテナ111の導電線111aの両端は、基
板110SB上の配線パターンに設けられた接続パッド
110BPに接合されることにより、基板110SB上
に実装された通信モジュール110ICに対して導電接
続されている。また、基板110SB上の配線パターン
には同調用コンデンサ112もまた実装されている。
【0055】絶縁部材109は、磁性部材108の外周
面及び底面を覆うように断面L字状に構成され、磁性部
材108と接触する面とは反対側の外周面及び底面がケ
ース部101の内面及び裏蓋103の内面に接触してい
る。絶縁部材109は弾性を備えた軟質の合成樹脂やゴ
ム等の弾性素材で構成されていることが好ましい。
【0056】この実施形態において、上記磁性部材10
8は、アンテナ111を内周側、外周側、底面側の三方
から覆うように構成されている。また、磁性部材108
は絶縁部材109を介してケース部101の内面によっ
て平面方向に位置決めされ、同様に絶縁部材109を介
して裏蓋103の内面によって上下方向(厚さ方向)に
も位置決めされている。そして、磁性部材108の内周
面によってムーブメント104が位置決めされている。
すなわち、磁性部材108は、ケース体の内部において
ムーブメント104を位置決めする部材(中枠など)と
しての機能を有していることとなる。
【0057】また、アンテナ111は図中において多数
回巻回されたコイル状に構成されているが、数周巻回さ
れたループ状に形成されていてもよく、ループ状のアン
テナとしてのターン数や形状は任意である。より具体的
には、搬送波の周波数が13.56[MHz]である場
合には2〜3ターンのループアンテナでよく、また、周
波数125[kHz]の場合には数百ターンの巻数が必
要となる。
【0058】ループ状のアンテナはループ径及び開口面
積が大きい程アンテナゲインが向上するので、アンテナ
111はケース体101内のなるべく外周側に形成する
ことが好ましい。本実施形態では、ムーブメント104
の外周側において環状の磁性部材108がケース部10
1の内面に沿って形成され、この磁性部材108の環状
凹溝108a内にアンテナ111のループが形成されて
いる。したがって、アンテナ111は、ケース部101
の外径にほぼ近いループ径を備えたものとなっている。
【0059】なお、図5に示すように、アンテナ111
の導電線111aの両端に接続された同調用コンデンサ
112及び通信モジュール110ICを実装した基板1
10SBは、ムーブメント104内の適宜の位置に配置
される。
【0060】また、本実施形態では、上記アンテナ11
1とケース体外部との間の電磁波の伝播を可能にするた
めに、文字板107は、合成樹脂やセラミックスなどの
絶縁体で構成されている。これによってケース体の前面
に配置された表示部が電磁気的な開口部となるので、非
接触データ通信が可能になる。また、ケース部101と
裏蓋103もまた絶縁性素材で構成することが好ましい
が、後述するように、上記磁性部材108が設けられて
いることによって、ケース部101と裏蓋103を金属
などの導電性素材で構成することもできる。ここで、ケ
ース部101及び裏蓋103の一部のみを導電性素材で
構成しても構わない。
【0061】なお、後述するように非接触データ通信時
の通信内容を表示する場合には、図5及び図6に2点鎖
線にて示すように、基板108上に液晶表示パネル等か
らなる表示体110DPを実装し、この表示体110D
Pの表示面を露出させる開口部を文字板107に設ける
ことが好ましい。これによって、文字板107の開口部
から露出する表示体110DPの表示面に表示された表
示内容を視認することが可能になる。
【0062】(腕時計型電子機器100の動作)次に、
腕時計型電子機器100の動作について説明する。図1
1は、腕時計型電子機器100と外部送受信装置510
との間の非接触データ通信の手順を示すシーケンス図で
ある。
【0063】図11に示すように、外部送受信装置51
0は、通常、調歩同調プロトコルによりポーリング信号
(通信要求)を繰り返し(所定周期で)送信している
(ステップS101)。より具体的には、外部送受信装
置510の制御装置511は、送信回路512にポーリ
ング信号を生成させ、高周波回路514及びアンテナ5
15を介してポーリング信号を送信し続けている。腕時
計型電子機器100は、外部送受信装置510の通信圏
内に入って上記ポーリング信号を受信すると、通信を開
始する。通信に際しては、最初に相互認証のためのデー
タを外部送受信装置510へ送り(ステップS10
2)、これによって相互認証期間T01に移行する。外
部送受信装置510は、腕時計型電子機器100が自己
の通信圏内に入ったことを検出し、相互認証のためのデ
ータを腕時計型電子機器100に送信する(ステップS
103)。このデータを受信した腕時計型電子機器10
0は、相互認証が完了した旨の応答データを外部送受信
装置510へ送信する(ステップS104)。
【0064】上記のようにして相互認証が完了すると、
読み込み期間T02へ移行し、外部送受信装置510
は、腕時計型電子機器100からデータを読み込むべ
く、読み込み要求データを送信する(ステップS10
5)。これにより、腕時計型電子機器100は、読み込
み要求データに対応するメモリ110M(図3参照)内
のメモリアドレスから対応するデータを読み出し、外部
送受信装置510に送信する(ステップS106)。
【0065】上記のようにして腕時計型電子機器100
からのメモリデータが外部送受信装置510にて受信さ
れると、判定期間T03へ移行する。この判定期間T0
3においては、外部送受信装置510は、受信したデー
タから乗車券、プリペイドカードなどのデータ種類や有
効期限などを認識し、当該内容が受け入れ可能なものか
否かを判定する(ステップS107)。
【0066】上記判定が完了すると、外部送受信装置5
10は書き込み期間T04に移行し、乗車の有無や払い
出し額などのデータを腕時計型電子機器100に送信す
る(ステップS108)。これにより、腕時計型電子機
器100は、上記データを受信した旨を知らせるための
応答データを外部送受信装置510へ送信する(ステッ
プS109)。
【0067】以上の手順によって通信は完了し、腕時計
型電子機器100は内部処理期間T05に移行する。こ
の期間T05においては、メモリ110Mの対応するメ
モリアドレスに、上記ステップS108にて送られてき
たデータ内容を書き込み、必要事項の記録(乗車記録)
や更新(残高データなど)を行う。一方、外部送受信装
置510は、この期間T05において、上記ステップS
109にて腕時計型電子機器100から送信された応答
データを確認し、その後、次のポーリング処理に備える
こととなる(ステップS110)。
【0068】なお、上記の相互承認期間T01、読み込
み期間T02、判定期間T03、書き込み期間T04及
び内部処理期間T05を含む相互処理期間T10におい
ては、例えば、上記図5及び図6に2点鎖線で示す表示
体110DPを設けた場合、この表示体110DPに通
信状態、通信処理段階、或いは、通信処理内容(乗車記
録などの記録や残高データ若しくは払い出しデータな
ど)の表示を行うようにしてもよい。また、後述する第
2実施形態のように液晶表示パネルなどの表示体が時間
情報をも表示するように構成されている場合には、相互
処理期間T10において時間情報の表示を一時的に停止
してもよい。このとき、時間情報の代りに、上記通信状
態、通信処理段階、或いは通信処理内容などを表示する
ようにしても構わない。
【0069】以上説明した実施形態においては、図5及
び図6に示すように、ケース体の内部に磁性部材108
を配置したので、表示部を介してケース体の内部と外部
との間を伝播する電磁波がケース部101や裏蓋103
による影響を受け難いように構成されている。すなわ
ち、ケース部101や裏蓋103の少なくとも一部を導
電性素材で構成したときでも、非接触データ通信に用い
られる電磁波に伴う変動磁界成分がアンテナ111の近
傍に集中するので、周囲の導電体の影響を受け難くな
る。これは、磁性部材108がアンテナ111の導電線
111a周りの磁気回路の一部を構成するようになって
いて、しかも磁性部材108はケース部101よりも高
い透磁率を備えているので、変動磁界成分の磁束が磁性
部材108内により多く通過するようになるからであ
る。特に、本実施形態では、アンテナ111のループ状
の導電線111aと、ケース部101、裏蓋103及び
ムーブメント104との間に磁性部材108が介在して
いるので、ケース部101、裏蓋103及びムーブメン
ト104が導電性素材で構成されていても、その影響を
十分に低減できる。例えば、変動磁界成分の磁束が磁性
部材108内を通過して、その分、ケース部101や裏
蓋103を通過しにくくなっていることにより、変動磁
界成分によってケース部101や裏蓋103に渦電流が
生じ難くなり、その結果、渦電流損による通信感度及び
通信距離の低下を抑制できる。
【0070】また、磁性部材108は、アンテナ111
を、ループ状の導電線111a周りの180度を越える
角度範囲に亘って覆っていることによって、変動磁界成
分に起因する磁束を磁性部材108内により集中させや
すく構成されている。すなわち、導電線111a周りの
磁性部材108を通過する磁気回路の磁気抵抗が周囲よ
りも低くなるように構成されているので、変動磁界成分
に起因する磁束は磁性部材108内を通り易くなり、そ
の結果、磁束は磁性部材108内に集中する。
【0071】特に、本実施形態では、アンテナ111と
側方(外周側)のケース部101との間、アンテナ11
1と下方の裏蓋103との間、及び、アンテナ111と
内側のムーブメント104との間にそれぞれ磁性部材1
08が配置されているので、ケース部101、裏蓋10
3或いはムーブメント104が導電性素材で構成されて
いても、アンテナよりも側方、下方又は内側に分布する
変動磁界成分が磁性部材108内に集束するので、ケー
ス部101や裏蓋103の影響をより低減することが可
能になっている。
【0072】本実施形態では、電磁波が伝播してくると
ともに電磁波が伝播していく表示部の側には基本的に導
電性の部材は配置しないようにする必要がある。例え
ば、本実施形態では文字板107を絶縁体で構成してい
る。また、磁性部材108は表示部の側に開くように構
成されており、アンテナ111の表示部の側には磁性部
材108が配置されていないので、アンテナ111の電
磁波放射特性及び電磁波受信特性において表示部の側に
より強い指向性を持たせることが可能になる。また、ア
ンテナ111の表示部の側には磁性部材108が配置さ
れていないことにより、アンテナ111を表示部の側に
近づけて配置させることが可能になるので通信感度や通
信距離においてより有利であるとともに、ケース体の厚
さを低減し、腕時計型電子機器100の本体を薄型化す
ることが可能になっている。
【0073】さらに、本実施形態の場合には、磁性部材
108とケース部101及び裏蓋103との間に絶縁部
材109が介在しているので、ケース部や裏蓋による影
響をさらに低減できるとともに、この絶縁部材109は
緩衝材としても機能するので、磁性部材108などが損
傷を受けることが防止され、機器の耐衝撃性を向上させ
ることができる。特に、磁性部材108は高透磁率フェ
ライト等の焼結材などの脆性材で構成されることが多い
ため、このような脆性材で構成された磁性部材108の
損傷を防止する上で絶縁部材109は非常に効果的であ
る。
【0074】本実施形態の磁性部材108は、ケース体
内でムーブメント104(及び文字板107)を位置決
めするための部材(中枠)として機能するように構成さ
れているので、従来の腕時計構造に比べてほとんど部品
点数を増加させることもなく、本体構造の寸法を増大さ
せることもなく構成することができる。換言すれば、従
来の腕時計においてその中枠を磁性部材で構成し、この
中枠内にアンテナを配置することによって、従来構造に
ほとんど変更を加えることなく非接触データ通信機能を
備えた装着型電子機器を構成することができる。
【0075】[第2実施形態]次に、図7を参照して本
発明に係る装着型電子機器の第2実施形態について説明
する。ここで、第2実施形態では腕時計型電子機器20
0が上記第1実施形態の腕時計型電子機器100と若干
異なるだけであり、通信相手の外部送受信装置510の
構成などは全く同様であるので、それらの説明は省略す
る。
【0076】この第2実施形態の腕時計型電子機器20
0は、図7に示すように、基本的に第1実施形態と同様
の、ケース部201、表示窓202、裏蓋203、ムー
ブメント204、巻真205、竜頭206及び文字板2
07を有している。ただし、本実施形態では、裏蓋20
3が合成樹脂等の絶縁性素材で構成されている。
【0077】ケース体の内部においては、第1実施形態
とほぼ同様に構成されたコイル状の導電線を含む環状の
アンテナ211が配置され、このアンテナ211とその
外側のケース部201との間には磁性部材208の外リ
ング部208Aが配置され、また、アンテナ211とそ
の内側のムーブメント204との間には磁性部材208
の内リング部208Bが配置されている。外リング部2
08Aと内リング部208Bとは共に環状に構成され、
また、巻真205を通過させることの可能な切り欠き部
208bを共に備えている。なお、上記磁性部材208
とケース部201及び裏蓋203との間には、第1実施
形態と同様の絶縁部材209が配置されている。
【0078】アンテナ211の導電線のループ軸(この
アンテナはコイル状の導電線を有しているので、ループ
軸はコイル軸と一致する。)は、一方で表示窓202や
文字板207を含む表示部を通過し、他方で裏蓋203
を通過するが、この実施形態では裏蓋203が絶縁性素
材で構成されているので、ループ軸は両側で共に絶縁性
の部材を通過するように構成されている。このため、例
えケース部201全体が導電性素材で構成されていて
も、比較的良好に通信を行うことができる。
【0079】また、この実施形態では、磁性部材208
がアンテナ211の裏蓋203側に配置されていない
が、裏蓋203が絶縁性素材で構成されていることによ
り、通信への影響は少ない。この構造では、アンテナ2
11とケース部201との間には外リング部208Aが
配置され、アンテナ211とムーブメント204との間
には内リング部208Bが配置されていることにより、
通信に用いられる電磁波に伴う変動磁界成分は、アンテ
ナ211の両側に配置された外リング部208Aと内リ
ング部208Bに集中的に磁束が通過するように構成さ
れるので、ケース部201やムーブメント204の少な
くとも一部が導電性素材で構成されていても、大きな影
響を受けずに通信を行うことができる。
【0080】[第3実施形態]次に、図8を参照して、
本発明に係る装着型電子機器の第3実施形態について説
明する。ここで、第3実施形態では腕時計型電子機器3
00が上記第1及び第2実施形態の腕時計型電子機器1
00,200と若干異なるだけであり、通信相手の外部
送受信装置510の構成などは全く同様であるので、そ
れらの説明は省略する。
【0081】この第3実施形態の腕時計型電子機器30
0は、図8に示すように、基本的に第1実施形態と同様
の、ケース部301、表示窓302、裏蓋303、ムー
ブメント304、巻真305、竜頭306及び文字板3
07を有している。
【0082】腕時計型電子機器300は、ムーブメント
304の外周側に、ループ状の導電線を備えたアンテナ
321が構成され、このアンテナ321を取り囲むよう
に環状の磁性部材308が配置されている。磁性部材3
08は、アンテナ321とケース部301との間、及
び、アンテナ321と裏蓋303との間に配置されるよ
うに、断面L字型に構成されている。磁性部材308と
ケース部301及び裏蓋303との間には断面L字型の
環状の絶縁部材309が配置されている。
【0083】アンテナ321は、図13に示すように、
環状の基板321SBの上に構成された導電体パターン
からなるループ状の導電線321aで構成されている。
この導電線321aは、図示例では基板321SBの表
裏両面上にそれぞれ2周ずつ巻回されるように構成され
ている。ここで、基板321SBの裏面上に形成された
導電線321aは、基板321SBの表面上に形成され
たものに対してスルーホール321THを介して導電接
続されているが、図中には表れていない。導電線321
aの両端は同調用コンデンサ322に接続されるととも
に、通信モジュール320ICに接続されている。
【0084】上記のように構成された基板321SB
は、図8に示すように磁性部材308の断面L字型の内
面上に配置され、これによって、アンテナ321とケー
ス体301との間に磁性部材308が配置され、同時
に、アンテナ321と裏蓋303との間にも磁性部材3
08が配置されていることとなる。このため、上記各実
施形態と同様に、通信に用いられる電磁波に伴う変動磁
界成分をアンテナ321の近傍に集中させることができ
るので、ケース部301や裏蓋303が導電性素材で構
成されていても、これらの影響を低減することができ、
支障なく通信を行うことが可能になる。
【0085】[第4実施形態]次に、図9を参照して、
本発明に係る装着型電子機器の第4実施形態について説
明する。ここで、第4実施形態では腕時計型電子機器4
00が上記第1及び第2実施形態の腕時計型電子機器1
00,200と若干異なるだけであり、通信相手の外部
送受信装置510の構成などは全く同様であるので、そ
れらの説明は省略する。
【0086】この第4実施形態の腕時計型電子機器40
0は、図9に示すように、基本的に第1実施形態と同様
の、ケース部401、表示窓402、裏蓋403、ムー
ブメント404、巻真405、竜頭406及び文字板4
07を有している。
【0087】この実施形態では、ムーブメント404の
外周側に、第3実施形態と同様の環状の基板421SB
が配置され、この基板421SB上には第3実施形態と
同様のループ状の導電線421aを備えたアンテナ42
1が形成されている。上記と同様の同調用コンデンサや
通信モジュールもまた基板421SB上に実装されてい
る。
【0088】アンテナ421とケース部401との間に
は環状の磁性部材408が配置され、この磁性部材40
8とケース部401との間にはさらに環状の絶縁部材4
09が配置されている。この実施形態では、この磁性部
材408は、アンテナ421とケース部401との間に
のみ配置されている。
【0089】また、この実施形態では、裏蓋403が、
蓋枠部403Aと、この蓋枠部403Aやケース部40
1に対して上記磁性部材408と同様により高い透磁率
を備えた磁性材部403Bとを有している。そして、磁
性部材408の背面側の端面と磁性材部403Bの内面
とは相互に接触している。
【0090】本実施形態では、アンテナ421の周りに
磁性部材408と裏蓋403の磁性材部403Bとで構
成される高透磁率の磁気回路が隣接して構成され、これ
によって、ケース部401を導電性の素材で構成して
も、その通信上の影響が低減されるようにしている。
【0091】なお、この実施形態において、裏蓋403
を合成樹脂などの非磁性部材であってしかも絶縁性の素
材で構成してもよい。この場合には、裏蓋403の存在
は電磁的に無視できるので、磁性部材408による効果
のみが得られ、ケース部401に導電性素材を用いても
支障なく通信を行うことができる。
【0092】[第5実施形態]次に、図10を参照し
て、本発明に係る第5実施形態の腕時計型電子機器60
0について説明する。この実施形態でも、図1及び図2
に示す外部送受信装置510との非接触データ通信を行
うように構成されているので、外部送受信装置510の
構成についての説明は省略する。
【0093】腕時計型電子機器600は、金属等の導電
性部材からなるケース部601と、ケース部601の前
面側開口部に取り付けられた表示窓602と、ケース部
601の背面側開口部に取り付けられた、絶縁体よりな
る裏蓋603と、ケース部601の内部に配置された回
路基板604とを備えている。また、この回路基板60
4上には、時計用IC605と、液晶パネル等からなる
表示体606と、クロック生成用の水晶発振器607と
が実装され、また、化学2次電池やキャパシタ等からな
る蓄電池608が装着されている。すなわち、この腕時
計型電子機器600は表示体606を備えたデジタル表
示型の腕時計型電子機器となっている。
【0094】回路基板604の表面上にはループ状の導
電線621aを備えたアンテナ621が形成され、ま
た、回路基板604の裏面上には、第1実施形態と同様
の通信モジュール620ICが実装されている。
【0095】この実施形態では、ケース部601の前面
側に、ケース部601よりも高い透磁率を備える軟磁性
体で構成された環状の磁性部材628が絶縁体609を
介して固定され、この磁性部材628の内側に表示窓6
02や表示体606を含む表示部が配置されている。磁
性部材628は断面コ字型に構成されており、このコ字
型の内部に、上記回路基板604上に形成されたアンテ
ナ621が配置されるように構成されている。したがっ
て、アンテナ621とケース部601との間には磁性部
材628が配置され、しかも、この磁性部材628は、
アンテナ621から見て表示部側(内側)に開いた形状
を備えている。
【0096】この実施形態では、ケース部601に導電
性の素材を用いた場合であっても、磁性部材628が配
置されていることによりアンテナ621を介して行われ
る非接触データ通信がケース部601に影響されにくく
なっている。
【0097】このとき、裏蓋603は導電性素材で構成
されていてもよいが、通信感度や通信距離をさらに向上
させるためには、合成樹脂などの絶縁性素材で裏蓋60
3を構成することが好ましい。
【0098】本実施形態では、磁性部材628が表示部
の周囲外面に露出している。しかし、上記第1乃至第4
実施形態と同様に、磁性部材628をケース体の内側に
配置するように構成しても構わない。また、本実施形態
の磁性部材628の形状や配置(すなわちケース体の一
部を構成するようにした構造)を上記第1乃至第4実施
形態の機器構造に用いてもよく、さらに、上記第1乃至
第4実施形態の磁性部材の形状や配置を本実施形態の電
子機器(例えばデジタル表示型の電子機器)に用いても
構わない。
【0099】尚、本発明の非接触データ通信機能を有す
る装着型電子機器は、上述の図示例にのみ限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記各
実施形態の電子機器はいずれも腕時計の機能を備えたも
のであるが、ダイバーズコンピュータ、ストップウォッ
チ、さらには、計時機能を有しない電子機器において
も、本発明を同様に適用することができる。
【0100】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
ケース体などの構造部分に金属などの導電性素材を用い
ても非接触データ通信機能への影響を低減でき、装着型
電子機器の外観デザインや質感を向上することができる
とともに、非接触データ通信時の使用感を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非接触データ通信機能を備えた電
子機器を備えた通信システムの第1実施形態の使用態様
を示す概略説明図である。
【図2】通信システムにおける外部送受信装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態の腕時計の非接触データ通信部の
概略構成を示すブロック図である。
【図4】第1実施形態の時間情報表示処理部の概略構成
を模式的に示す説明図である。
【図5】第1実施形態の本体構造を模式的に示す概略縦
断面図である。
【図6】第1実施形態の内部構造を模式的に示す概略斜
視図である。
【図7】本発明に係る第2実施形態の電子機器の本体構
造を模式的に示す概略縦断面図である。
【図8】本発明に係る第3実施形態の電子機器の本体構
造を模式的に示す概略縦断面図である。
【図9】本発明に係る第4実施形態の電子機器の本体構
造を模式的に示す概略縦断面図である。
【図10】本発明に係る第5実施形態の電子機器の本体
構造を模式的に示す概略縦断面図である。
【図11】通信システムの通信手順を示すシーケンス図
である。
【図12】第1実施形態におけるアンテナ構造を示す概
略斜視図である。
【図13】第3実施形態におけるアンテナ構造を示す概
略斜視図である。
【図14】従来の非接触データ通信機能を備えた時計の
構造を模式的に示す概略縦断面図である。
【符号の説明】
100 腕時計型電子機器 101 ケース部 102 表示窓 103 裏蓋 104 ムーブメント 105 巻真 106 竜頭 107 文字板 108 磁性部材 109 絶縁部材 110 非接触通信部 110IC 通信モジュール 111 アンテナ 111a 導電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 1/22 H04B 5/02 7/00 G06K 19/00 K H04B 5/02 H Fターム(参考) 2C005 MA16 MB07 NA08 2F002 AA12 AB02 AB03 AB04 AB06 AC01 AC03 AC04 BB04 GA06 5B035 AA00 AA07 BA01 BA05 BB09 CA01 CA02 CA23 5J047 AA04 AA07 AA12 AB11 EF02 5K012 AA02 AB12 AC06 AC08 AC10 AE10

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非接触データ通信を行うためのアンテナ
    及び送受信手段を含む非接触通信部と、前記非接触通信
    部を収容するケース体と、前記ケース体の内部に配置さ
    れ若しくは前記ケース体の一部として構成された軟磁性
    体で構成された磁性部材とを有し、 前記磁性部材は、前記非接触データ通信に用いられる電
    磁波の磁界変動成分を前記ケース体の内部において前記
    アンテナの近傍位置に集束するように構成されているこ
    とを特徴とする非接触データ通信機能を備えた装着型電
    子機器。
  2. 【請求項2】 非接触データ通信を行うためのアンテナ
    及び送受信手段を含む非接触通信部と、前記非接触通信
    部を収容するケース体とを有し、 前記アンテナと前記ケース体との間に、前記ケース体よ
    りも高い透磁率を備える軟磁性体で構成された磁性部材
    が配置されていることを特徴とする非接触データ通信機
    能を備えた装着型電子機器。
  3. 【請求項3】 前記ケース体は、少なくとも一部が導電
    性素材で構成されていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の非接触データ通信機能を備えた装着型
    電子機器。
  4. 【請求項4】 前記磁性部材と前記ケース体との間に絶
    縁部材が配置されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれか1項に記載の非接触データ通信機能
    を備えた装着型電子機器。
  5. 【請求項5】 前記磁性部材は前記アンテナの延在方向
    に沿って伸びるように構成されていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の非接触デ
    ータ通信機能を備えた装着型電子機器。
  6. 【請求項6】 前記磁性部材は、前記アンテナを取巻く
    ように略環状に構成されていることを特徴とする請求項
    5に記載の非接触データ通信機能を備えた装着型電子機
    器。
  7. 【請求項7】 非接触データ通信を行うためのアンテナ
    及び送受信手段を含む非接触通信部と、前記非接触通信
    部を収容するケース体と、前記非接触データ通信に用い
    られる電磁波が前記ケース体の内部に伝播可能に構成さ
    れた表示部とを有し、 前記アンテナはループ状に構成された導電線を備え、前
    記導電線のループ軸が前記表示部を通過するように設置
    され、 前記導電線周りの少なくとも一部に、前記ケース体より
    も高い透磁率を備える軟磁性体で構成された磁性部材が
    隣接配置されていることを特徴とする非接触データ通信
    機能を備えた装着型電子機器。
  8. 【請求項8】 前記ケース体は、少なくとも一部が導電
    性素材で構成されていることを特徴とする請求項7に記
    載の非接触データ通信機能を備えた装着型電子機器。
  9. 【請求項9】 前記磁性部材は、前記導電線周りの少な
    くとも180度の範囲に配置されていることを特徴とす
    る請求項8に記載の非接触データ通信機能を備えた装着
    型電子機器。
  10. 【請求項10】 前記磁性部材は、前記表示部の側に開
    いた形状を備えていることを特徴とする請求項7乃至請
    求項9のいずれか1項に記載の非接触データ通信機能を
    備えた装着型電子機器。
  11. 【請求項11】 前記磁性部材とその周囲の部材との間
    に絶縁部材が配置されていることを特徴とする請求項7
    乃至請求項10のいずれか1項に記載の非接触データ通
    信機能を備えた装着型電子機器。
  12. 【請求項12】 前記磁性部材は前記導電線の延長方向
    に沿って伸びるように構成されていることを特徴とする
    請求項7乃至請求項11のいずれか1項に記載の非接触
    データ通信機能を備えた装着型電子機器。
  13. 【請求項13】 前記磁性部材は、前記導電線のループ
    形状に沿って略環状に構成されていることを特徴とする
    請求項12に記載の非接触データ通信機能を備えた装着
    型電子機器。
  14. 【請求項14】 情報を前記表示部に表示させる情報表
    示処理部を有し、前記磁性部材は、前記ケース体内にお
    いて前記情報表示処理部を位置決めしていることを特徴
    とする請求項7乃至請求項13のいずれか1項に記載の
    非接触データ通信機能を備えた装着型電子機器。
  15. 【請求項15】 情報を前記表示部に表示させる情報表
    示処理部を有し、前記アンテナは、前記ケース体内にお
    いて前記情報表示処理部を取り囲むように略環状に構成
    されていることを特徴とする請求項7乃至請求項14の
    いずれか1項に記載の非接触データ通信機能を備えた装
    着型電子機器。
  16. 【請求項16】 前記ケース体は、前記表示部の反対側
    に配置された裏蓋部と、前記表示部及び前記裏蓋部を取
    り付けたケース部とを有し、 前記裏蓋部は絶縁材で構成されていることを特徴とする
    請求項7乃至請求項15のいずれか1項に記載の非接触
    データ通信機能を備えた装着型電子機器。
  17. 【請求項17】 前記ケース体は、前記表示部の反対側
    に配置された裏蓋部と、前記表示部及び前記裏蓋部を取
    り付けたケース部とを有し、 前記裏蓋部は前記磁性部材の少なくとも一部を構成して
    いることを特徴とする請求項7乃至請求項16のいずれ
    か1項に記載の非接触データ通信機能を備えた装着型電
    子機器。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至請求項17のいずれか1
    項に記載の非接触データ通信機能を備えた装着型電子機
    器と、前記非接触通信部と非接触データ通信を行う外部
    送受信装置とを有することを特徴とする非接触データ通
    信システム。
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