JP4729809B2 - タグ内蔵腕時計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、RFID(無線周波数識別:Radio Frequency Identification)技術を用いたタグを内蔵する腕時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、目視で人又は物品を確認するものとして、認識票や名札等のプレートがあるけれども、このプレートに表示可能な情報は極めて限られた量の情報しか表示できない。このため近年では、RFID(無線周波数識別:Radio Frequency Identification)技術を用いて電子的に識別機能を付加したタグが知られている。この識別用タグはICチップとこのICチップに電気的に接続されたアンテナとを有し、この識別用タグを上記プレートに付ければ、プレートの表面に刻印された情報を目視で確認できることに加えて、上記ICチップに多様な情報を記憶させることができる。例えば、上記タグ付プレートを人又は物品に取付け、自動的にICチップに記憶された情報を取出して、人又は物品の出入管理又は出納管理を行うことができるようになっている。
【0003】
なお、最近ではこのような識別用タグを、スキー場のリフト乗り場におけるゲートや各種遊園地の遊戯施設におけるゲートで入場のための識別装置として、又は電車やバスの乗車券や定期券として使用することがなされている。識別用タグをこのようなゲートの通過や乗車のための識別に使用すれば、リフトに乗ろうとする乗客、又は遊戯装置に搭乗しようとする乗客、若しくは乗車しようとする乗客は、そのタグをゲートに設けられた識別手段に近づけるための簡単な動作で正規の乗客であることを識別できるようになっている。
一方、リフトに乗る乗客又は遊戯装置やバス等に搭乗する乗客は通常その腕に時刻を表示する腕時計を着用しているのが一般的である。このため、その腕時計に識別用タグを内蔵しようとする試みがなされている。腕時計にこの識別用タグを内蔵できれば、別個独立の識別用タグを腕時計と別に携帯する必要はなく、識別用タグを違和感なく腕に着用することができるため、その利用分野が従来にも増して拡大することが期待されている。
【0004】
ここで、一般的な腕時計は、図9に示すように、環状枠2aとこの環状枠2aの表側を封止するガラス蓋2bとこの環状枠2aの裏側を封止する裏蓋2cとを有する時計ケース2と、その時計ケース2に収容された駆動部3と、時計ケース2に収容され駆動部3により駆動されて時刻を表示する表示部4とを有している。この腕時計1では、表側をガラス蓋2bで封止された環状枠2aの内部に、表示部4と駆動部3をこの順序で収容し、最後に裏蓋で環状枠2aの裏側を封止するような構造をなしている。従って、この従来の腕時計1に識別用タグを内蔵するに際しては比較的空間に余裕のある駆動部3の周囲、即ち環状枠2aの内面に沿って駆動部3を包囲するようにコイルを巻回してRFIDタグのアンテナとすることが行われている。このようなコイルからなるアンテナは文字盤に垂直な磁化軸を持ち、最も大きな面積を有する文字盤に垂直な磁化軸により腕時計を識別装置にかざす際のRFIDタグの感度を向上させてその作動距離を長くすることが期待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一般的な腕時計は耐久性と高級感を醸し出すために、その時計ケースを構成する環状枠が電気導電性を有する金属により作られている。このため、この枠部材に沿ってコイルを巻回してアンテナを腕時計に収容すると、アンテナが電波を受けた際にその枠部材にも誘導電流が流れ、外部からの電波を相殺してしまう不具合がある。また、アンテナを構成するコイルに電流が流れた場合にも金属製の枠部材に電流が流れアンテナの感度を著しく低下させる不具合もあり、RFIDタグの作動距離を著しく短縮させる問題点がある。この点を解消するために、腕時計の時計ケースにおける枠部材を非導電性の樹脂により形成することも考えられるが、樹脂により枠部材を形成すると、腕時計が本来的に有する高級感を表出することができず、その耐久性も劣る不具合がある。
本発明の目的は、比較的感度が高いRFIDタグを内蔵した耐久性が高くかつ高級感を有するタグ内蔵腕時計を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1、図2及び図8に示すように、環状枠12aとこの環状枠12aの表側を封止するガラス蓋12bとこの環状枠12aの裏側を封止する裏蓋12cとを有する時計ケース12と、時計ケース12に収容された駆動部13と、時計ケース12に収容され駆動部13により駆動されて時刻を表示する表示部14と、時計ケース12に収容されアンテナ16とICチップ17とにより構成されたRFIDタグ18とを備えたタグ内蔵腕時計の改良である。
その特徴ある構成は、環状枠12aが金属材料により形成され、裏蓋12cが電気絶縁材料により形成され、環状枠12aが少なくとも1個所環状枠12aを切断することにより形成されたスリット12eを有し、アンテナ16が環状枠12aの内面に沿って駆動部13を包囲するように巻回されたコイル16bを備え、環状枠12aの表側又は裏側のいずれか一方又は双方に凹部12f,12fが形成され、その凹部12f,12fを臨む位置にスリット12eが形成され、かつ凹部12f,12fに環状枠12aと同一材質の嵌め込み部材12g,12gが非導電性樹脂21を介して接着されたところにある。
【0007】
この請求項1に記載されたタグ内蔵腕時計では、腕に装着したときにガラス蓋12bの周囲に表出する環状枠12aが金属材料により形成されるので、腕時計が本来的に有する高級感を表出することができる。一方、裏蓋12cを電気絶縁材料により形成するので、この裏蓋12cが時計ケース12に収容されたアンテナ16が受信すべき電波の障壁になることが防止される。
また、アンテナ16が環状枠12aの内面に沿って駆動部13を包囲するように巻回されたコイル16bを備えたので、そのアンテナ16における磁化軸は文字盤に垂直になり、RFIDタグ18の感度は向上してその作動距離を比較的長くすることができる。この場合、環状枠12aが少なくとも1個所スリット12eを形成するので、枠部材12aに誘導電流が流れることはなく、アンテナ16の感度は低下しない。
更に、嵌め込み部材12g,12gと凹部12f,12fとの間に非導電性樹脂21が介在すれば、枠部材12aに誘導電流が流れることはない。その一方で、凹部12f,12fに環状枠12aと同一材質の嵌め込み部材12g,12gを接着することにより嵌め込み部材12g,12gによりスリット12eを覆うことができ、スリット12e自体が外観に生じることを防止して腕時計の外観における美観を向上させることができる。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、スリット12eに非導電性樹脂21が充填され、スリット12eを形成する対向する切断平面が互いに接着されたタグ内蔵腕時計である。
この請求項2に記載されたタグ内蔵腕時計では、環状枠12aを切断したスリット12eにおける切断平面を互いに接着するので、スリット12eからの塵埃や水滴等の侵入を防止することができ、またスリット12eが形成されたことに起因する環状枠12aの強度の低下を防止することができる。このため環状枠12aを備える時計ケース12が本来的に有する耐久性を確保することができる。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明であって、スリット12eを形成する対向する切断平面が連続した複数の切断平面からなるタグ内蔵腕時計である。
この請求項3に記載されたタグ内蔵腕時計では、連続した複数の切断平面からスリット12eを形成することにより、そのスリット12eに充填された非導電性樹脂21による接着力が向上して、環状枠12aの強度を更に向上させることができる。
【0011】
請求項に係る発明は、請求項1ないしいずれか1項に係る発明であって、図1に示すように、アンテナ16が環状枠12aの内面に沿って駆動部13を包囲するように形成された磁芯部材16aを備え、コイル16bが磁芯部材16aの外周に巻回されたタグ内蔵腕時計である。
この請求項に記載されたタグ内蔵腕時計では、アンテナ16が磁芯部材16aを備えることにより、アンテナ16自体の受信感度を向上させることができる。
【0012】
請求項に係る発明は、請求項に係る発明であって、磁芯部材16aが磁性体の粉末又はフレークとプラスチックとの複合材によりコイルの巻枠を有するボビン状に形成されたタグ内蔵腕時計である。
請求項に係る発明は、請求項に係る発明であって、複合材を射出成形又は圧縮成形することにより磁芯部材16aが形成されたタグ内蔵腕時計である。
この請求項に記載されたタグ内蔵腕時計では、磁芯部材16aをボビン状にすることによりコイル16bの巻回が容易になり、請求項に記載されたタグ内蔵腕時計では、任意の形状における磁芯部材16aを得ることが可能になり、比較的安価なアンテナ16を得ることが可能になる。
【0013】
請求項に係る発明は、請求項に係る発明であって、磁芯部材16aが磁性材料からなる粉末又はフレークを含むインク又は塗料を塗布乾燥することにより形成された磁性塗膜をリング状に巻回することにより作られたタグ内蔵腕時計である。
この請求項に記載されたタグ内蔵腕時計では、射出成形において成形が困難な0.8mm以下の肉厚を有する磁芯部材16aを得ることができ、環状枠12aの内面と駆動部13の外周面との間の隙間が少ない場合であっても、その隙間に磁芯部材16aを有するRFIDタグを収容することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図4に示すように、腕時計11は時計ケース12と、ケース12に収容された駆動部13(図1)と、駆動部13により駆動されて時刻を表示する表示部14と、アンテナ16とICチップ17とにより構成されたRFIDタグ18(図1)とを備える。図1に示すように、ケース12は環状枠12a,ガラス蓋12b及び裏蓋12cにより構成される。環状枠12aは金属により円形リング状に形成され、ガラス蓋12bは電気絶縁材料(ガラス板)により円板状に形成され、裏蓋12cは電気絶縁材料(プラスチック等)により円板状に形成される。また表示部14は文字盤14aと、駆動部13により駆動されかつ文字盤14a上を回転する短針14b,長針14c及び秒針(図示せず)からなり、駆動部13はこれらの短針14b,長針14c及び秒針を文字盤14a上を回転させて時刻を表示させるように構成される。駆動部13は直方体状の外形に形成され、竜頭13aの回転により表示部14における短針14b及び長針14cの回転位置を変更可能に構成される。竜頭13aは支軸13bを介して駆動部13に接続され、支軸13bはケース12に形成された支軸孔12kを貫通し竜頭13aをケース12の外部から回転可能に支持する。
【0015】
アンテナ16は、環状枠12aの内面に沿って駆動部13を包囲するようにリング状に形成された磁芯部材16aと、環状枠12aの内面に沿って駆動部13を包囲するようにその磁芯部材16aの外周に巻回されたコイル16bとを有する。磁芯部材16aはフェライト又はアモルファス箔の積層材によりリング状に形成するか、或いは磁性体である金属又はフェライトの粉末又はフレークとプラスチックとの複合材によりリング状に形成することが好ましい。複合材のプラスチックとしては加工性の良い熱可塑性のプラスチックを用いたり、或いは耐熱性の良い熱硬化性のプラスチックを用いたりすることができる。また複合材の金属の粉末としては、カーボニル鉄粉末,鉄−パーマロイ等のアトマイズ粉末,還元鉄粉末等が用いられる。一方、金属のフレークとしては、上記粉末をボールミル等で微細化して粉末を成形した後に、この粉末を機械的に扁平化して得られたフレークや、鉄系又はコバルト系アモルファス合金の溶湯粒を水冷銅に衝突させて得られたフレークを用いることができる。
【0016】
この実施の形態における磁芯部材16aは、複合材を射出成形又は圧縮成形することにより作られ、コイル16bの巻枠16cを有するボビン状に形成される。この実施の形態におけるボビン状の磁芯部材16aを説明すると、図3に示すように、円板状に形成された中央に駆動部13の外形形状に相応しかつその駆動部に嵌入可能な角孔16dが形成され、その円板周囲の上縁及び下縁に巻枠16cが全周にそれぞれ形成される。この磁芯部材16aの上縁及び下縁にそれぞれ形成された巻枠16cの間の円周方向に形成される凹溝16eにはコイル16bを巻回可能に構成される。この磁芯部材16aの一方の面にはICチップ17を装着可能な窪み16fが形成され、他方の面には竜頭13aを支持する支軸13bが遊挿可能な窪み16gが形成される。図1に戻って、コイル16bは磁芯部材16aの外周に、環状枠12aの内面に沿って駆動部13を包囲するように巻回され、このコイル16bを有するアンテナ16の軸線が文字盤14aに垂直になるように構成される。ICチップ17は磁芯部材16aの窪み16fに装着され、コイル16bの両端はICチップ17に電気的に接続される。このようにして、アンテナ16とICチップ17とによりRFIDタグ18が構成され、このタグ18は磁芯部材16aの窪み16gに支軸13bを遊挿するように裏蓋12c側から環状枠12aに挿入することにより時計ケース12に収容される。
【0017】
図5に示すように、ICチップ17は、電源回路17aと、無線周波数(RF)回路17bと、変調回路17cと、復調回路17dと、CPU17eと、このCPU17eに接続され腕時計の所有者に関する情報を記憶するメモリ17fとを有する。電源回路17aはコンデンサ(図示せず)を内蔵し、このコンデンサはアンテナ16とともに共振回路を形成する。このコンデンサにはアンテナ16が特定の周波数の電波(上記共振回路が共振する周波数)を受信したときにその相互誘導作用で生じる電力が充電される。電源回路17aはこの電力を整流し安定化してCPU17eに供給し、ICチップ17を活性化する。メモリ17fはROM(read only memory)、RAM(ramdom-access memory)及びEEPROM(electrically erasable pogramable read only memory)を含み、CPU17eの制御の下で後述する識別手段26からの電波のデータ通信による読出しコマンドに応じて記憶されたデータの読出しを行うとともに、識別手段26からの書込みコマンドに応じてデータの書込みが行われる。
【0018】
図4に示すように、環状枠12aにはスリット12eが形成される。このスリット12eは少なくとも1個所環状枠12aを切断することにより形成され、この実施の形態では、1個所のスリットを有する環状枠12aを示す。スリット12eは、薄い砥石、放電を用いたいわゆるワイヤカット、又はワイヤに塗粒を付けた切断等の手段により環状枠12aを切断することにより形成され、この実施の形態では、図2に示すように、スリット12eの対向する切断平面が連続した2枚の切断平面からなるように切断される。このスリット12eには非導電性樹脂21が充填され、スリット12eを形成する対向する切断平面がこの非導電性樹脂21により互いに接着される。なお、図4の符号12d,12dは環状枠12aに突設された一対の受け具であり、これらの受け具12d,12dにはバンド19の両端がそれぞれ枢着される。
【0019】
一方、ICチップ17に記憶された情報を読取る識別手段26は、図5に示すように、アンテナ16と相互誘導作用する送受信アンテナ27と、送受信アンテナ27から電波を発信させかつ送受信アンテナ27の受けた電波を処理する処理部28と、ICチップ17に記憶された情報を表示する表示部29を備える。受信アンテナ27は腕時計11に取付けられたRFIDタグ18のアンテナ16に電波を送信しかつそのアンテナ16からの電波を受信可能に構成される。また処理部28は送受信アンテナ27に接続され、バッテリを内蔵する電源回路28aと、無線周波数(RF)回路28bと、変調回路28cと、復調回路28dと、CPU28eと、このCPU28eに接続されICチップ17から読取った情報を記憶するメモリ28fとを有する。また処理部28のCPU28eには入力部28gが接続され、この入力部28gにより入力された情報はICチップ17に書込み可能に構成される。
【0020】
このように識別用タグを内蔵した腕時計の使用方法を説明する。
先ず腕時計11を着用する以前に、識別手段26の入力部28gから腕時計11を着用する者の固有の情報を入力して、ICチップ17のメモリ17fにこの腕時計11を着用する者に関する固有の情報を記憶させる。この実施の形態では、電車の乗車券に関する情報を入力するものとし、具体的な入力内容は電車への乗車を許容する乗車開始日及び終了日及び乗車区間に関する情報がメモリ17fに記憶される。情報を入力した後に、その腕時計11は所持者の腕にバンド19,19を介して装着される。この場合、本発明のタグ内蔵腕時計11では、腕に装着したときにガラス蓋12bの周囲に表出する環状枠12aが金属材料により形成されるので、その腕時計11が本来的に有する高級感を表出することができる。また、本発明のタグ内蔵腕時計11では、環状枠12aを切断したスリット12eにおける切断平面を非導電性樹脂21により互いに接着するので、スリット12eが形成されたことに起因する環状枠12aの強度が低下することはなく、時計ケース12が本来的に有する耐久性は確保される。
【0021】
一方、駅の搭乗口におけるゲートには識別手段26が設けられ、腕時計11を着用した者がそのゲートを通過する時には、そのゲートに設けられた識別手段26における送受信アンテナ27にその腕時計11を近づける。識別手段26は送受信アンテナ27からRFIDタグ18のアンテナ16に向けて2値化されたデジタル信号の質問信号を特定周波数の電波により送信する。腕時計11は裏蓋12cが電気絶縁材料により形成されるので、この裏蓋12cが時計ケース12に収容されたRFIDタグ18のアンテナ16が受信すべき電波の障壁になることはなく、送受信アンテナ27から送信された電波はガラス蓋12bと裏蓋12cを通過してアンテナ16に受信される。アンテナ16は環状枠12aの内面に沿って駆動部13を包囲するように巻回されたコイル16bを備えたので、そのアンテナ16における磁化軸は文字盤14cに垂直になり、RFIDタグ18の感度は向上してその作動距離を比較的長くなる。また、環状枠12aが少なくとも1個所スリット12eを形成するので、枠部材12aに誘導電流が流れることはなく、特にこの実施の形態におけるアンテナ16は磁芯部材16aを備えるので、アンテナ16自体の受信感度は向上し、そのアンテナ16は送受信アンテナ27から発せられた電波を有効に受信する。
【0022】
RFIDタグ18におけるアンテナ16が電波を受信すると、電源回路17aのコンデンサに電力が充電される。電源回路17aは電力をCPU17eに供給し、ICチップ17を活性化し、RF回路17bを介して復調回路17dで元のデジタル信号の質問信号を再現させる。CPU17eはこの質問信号に基づいてメモリ17fに記憶されていたその腕時計11に関する情報を送信する。この情報の送信は2値化されたデータ信号をICチップ17の変調回路17cで変調し、RF回路17bで増幅してアンテナ16から送出することにより行われる。送信されたデータは識別手段26の送受信アンテナ27が受信し、処理部28はRFIDタグ18から腕時計を着用した者の固有の情報を表示部29に表示するとともに、ゲートに設けられた扉を開いて腕時計11を着用した者が電車に乗れるように開放する。
【0023】
なお、上述した実施の形態では、連続した2枚の切断平面からなるスリットを説明したが、図6に示すように、スリット12eは対向する切断平面が単一面を形成するものであっても良く、図7に示すように、対向する切断平面が3枚の切断平面を形成するものであっても良い。また、図示しないが、スリットは対向する切断平面が4枚、5枚又は6枚以上の複数の連続した切断平面からなるものであっても良い。
また、上述した実施の形態では、スリットを1個所形成した環状枠12aを示したが、2個所以上形成しても良い。但し、スリット12eを2個所以上形成した場合には、環状枠12a自体が複数の部材から構成されることになり、その環状枠12aの機械的強度を向上させる必要からも、それぞれのスリット12eは対向する切断平面が複数の連続した切断平面から構成して、そのスリット12eに充填される非導電性樹脂21による複数の部材相互間における接着力を強固に行うことが好ましい。
【0024】
また、上述した実施の形態では、スリットを形成した環状枠12aを示したが、環状枠12aの表側又は裏側のいずれか一方、又は図8に示すように環状枠12aの表側及び裏側の双方に凹部12f,12fを形成し、その凹部12f,12fを臨む位置にスリット12eを形成し、そしてその凹部12f,12fに環状枠12aと同一材質の嵌め込み部材12g,12gを非導電性樹脂21を介して接着しても良い。このように嵌め込み部材12g,12gを接着しても、その嵌め込み部材12g,12gと凹部12f,12fとの間に非導電性樹脂21が介在すれば、枠部材12aに誘導電流が流れることはない。その一方で、凹部12f,12fに環状枠12aと同一材質の嵌め込み部材を接着することにより嵌め込み部材12g,12gによりスリット12eを覆うことができ、スリット12e自体が外観に生じることを防止して腕時計11の外観における美観を向上させることができる。
【0025】
更に、上述した実施の形態では、複合材を射出成形又は圧縮成形することにより作られた磁芯部材16aを説明したが、環状枠12aの内面と駆動部13の外周面との間の隙間が比較的少ない場合には、磁性塗膜をリング状に巻回することにより磁芯部材16aを作製しても良い。この場合の磁性塗膜は、磁性材料からなる粉末又はフレークを含むインク又は塗料を電気絶縁フィルムに塗布乾燥することにより形成され、塗布する際に用いられた電気絶縁フィルムとともに磁性塗膜を巻回しても良く、電気絶縁フィルムから剥離した磁性塗膜のみを巻回しても良い。ここでインク又は塗料に含ませる磁性材料の粉末又はフレークとしては前述した複合材に用いられるものと同一のものを使用できる。形成された磁性塗膜の厚さは10〜800μmが好ましく、更に好ましくは30〜300μmである。なお、塗料を一度塗布しただけでは所定の厚さが得られない場合には、繰り返し同一の塗料を塗布乾燥することにより所望の厚さの塗膜を得ることができ、その磁性塗膜を巻回する回数を増減させることにより巻回された部分の肉厚を調整することが可能になる。この磁性塗膜を巻回して得られた磁芯部材の肉厚は極めて薄いものになり、射出成形において成形が困難な0.8mm以下の肉厚を有する磁芯部材を得ることが可能になる。このため、環状枠12aの内面と駆動部13の外周面との間の隙間が少ない場合であっても、その隙間に磁芯部材を有するRFIDタグを収容することが可能になる。
【0026】
【実施例】
次に本発明の参考例を比較例とともに詳しく説明する。
<比較例1>
ステンレスから構成され内径が28mmの内径を有する環状枠12aと、この環状枠12aの表側を封止するガラス蓋12bと、この環状枠12aの裏側を封止するポリカーボネート樹脂から構成された裏蓋12cとを有する時計ケース12を用意した。一方、太さが0.3mmの被覆銅線を直径が20mmになるように4回巻回してコイルのみからなるアンテナを作成した。このアンテナを時計ケースに収容してタグ内蔵腕時計を得た。この腕時計を比較例1とした。
参考例1>
比較例1と同一の時計ケース12と、比較例1と同一のコイルのみからなるアンテナを準備した。そして時計ケースの環状枠の一部を幅0.07mmで切断してその環状枠にスリットを形成した。その後アンテナを時計ケースに収容してタグ内蔵腕時計を得た。このスリットを有する環状枠を用いた腕時計を参考例1とした。
【0027】
参考例2>
参考例1と同一のスリットが形成された環状枠を有する時計ケース12を準備した。
一方、厚さが50μmの電気絶縁フィルムの一方の主面に、磁性材料からなるフレークを含む塗料を塗布乾燥させて厚さが130μmの磁性塗膜を得た。この磁性塗膜が一方の主面に形成されたフィルムを磁性塗膜とともに幅が3mmであって長さが170mmになるように切断し、切断された電気絶縁フィルムを磁性塗膜とともに直径が20mmになるように巻回して磁性塗膜からなる磁芯部材を形成した。この磁芯部材の外表面に太さが0.3mmの被覆銅線を4回巻回して磁芯部材とコイルからなるアンテナを作成した。このアンテナをスリットが形成された環状枠を有する時計ケース12に収容してタグ内蔵腕時計を得た。この磁芯部材を有しかつスリットを有する環状枠を用いた腕時計を参考例2とした。
【0028】
<比較試験>
上述した比較例1及び参考例1並びに参考例2におけるアンテナのコイルに、コイル特性を測定する測定器(HEWLETT PACKARD社製 4395)の測定用ターミナルを接続させ、その測定器により所定の周波数に対するアンテナのL値並びにQ値をそれぞれ測定した。
また、比較例1及び参考例1並びに参考例2のアンテナのコイルにそれぞれICチップを接続して13.56MHzで作動するRFIDタグとした後にそのタグを電池ケースに収容した。このタグ内蔵腕時計を13.56MHzで動作する識別手段の送受信アンテナに近づけ、その識別手段の動作の有無を確認し、動作した場合には最初に動作した送受信アンテナとタグ内蔵腕時計の間の距離を測定した。これらの結果を表1にそれぞれ示す。
【0029】
【表1】
Figure 0004729809
【0030】
表1から明らかなように、参考例1及び2と比較例1ではQ値の著しい差があるとは思われない。しかし比較例1のアンテナのコイルにICチップを接続しても識別手段が動作することはなかったのに対して、参考例1及び2のアンテナのコイルにそれぞれICチップを接続したものは識別手段が動作した。比較例1で動作しないのは、比較例1の環状枠にはスリットが形成されていないので、その枠部材に誘導電流が流れてアンテナの感度が低下したことに起因するものと考えられる。一方、参考例1及び2で動作したのは、それらの環状枠にスリットを形成したので、枠部材に誘導電流が流れることはなく、アンテナの感度の低下が抑制された結果によるものと考えられ、参考例2が参考例1の倍の距離で動作したのは磁芯部材の有無に起因するものと考えられる。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、時計ケースにおけるガラス蓋の周囲に表出する環状枠を金属材料により形成したので、腕時計が本来的に有する高級感を表出することができる。その一方で、裏蓋を電気絶縁材料により形成したので、この裏蓋が時計ケースに収容されたアンテナが受信すべき電波の障壁になることを防止することができる。また、アンテナが環状枠の内面に沿って駆動部を包囲するように巻回されたコイルを備えるので、そのアンテナにおける磁化軸は文字盤に垂直になり、RFIDタグの感度は向上してその作動距離を比較的長くすることができる。この場合、環状枠に少なくとも1個所のスリットを形成するので、枠部材に誘導電流が流れることはなく、アンテナの感度の低下を防止することができる。
【0032】
また、スリットに非導電性樹脂を充填して、スリットを形成する対向する切断平面を互いに接着すれば、スリットが形成されたことに起因する環状枠の強度の低下を防止することができ、スリットを形成する対向する切断平面が連続した複数の切断平面からなるようにすれば、そのスリットに充填された非導電性樹脂による接着力が向上して、環状枠の強度を更に向上させることができる。この場合、環状枠の表側又は裏側のいずれか一方又は双方に凹部を形成し、その凹部を臨む位置にスリットを形成し、そして凹部に環状枠と同一材質の嵌め込み部材を非導電性樹脂を介して接着すれば、枠部材に誘導電流が流れることを防止しつつ、嵌め込み部材によりスリットを覆うことができ、スリット自体が外観に生じることを防止して腕時計の外観における美観を向上させることができる。
【0033】
更に、アンテナが環状枠の内面に沿って駆動部を包囲するようにリング状に形成された磁芯部材を備え、コイルをその磁芯部材の外周に巻回すれば、アンテナが磁芯部材を備えることにより、アンテナ自体の受信感度を向上させることができる。この場合、磁芯部材を複合材により形成すれば、任意の形状における磁芯部材を得ることが可能になり、磁芯部材をボビン状にすることによりコイルの巻回が容易になり、比較的安価なアンテナを得ることが可能になる。一方、磁性塗膜をリング状に巻回することにより磁芯部材を作れば、射出成形において成形が困難な0.8mm以下の肉厚を有する磁芯部材を得ることができ、環状枠の内面と駆動部の外周面との間の隙間が少ない場合であっても、その隙間に磁芯部材を有するRFIDタグを収容することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のタグ内蔵腕時計を示す図4のA−A線断面図。
【図2】その環状枠を図1のB方向から見た側面図。
【図3】その駆動部を包囲するように形成された磁芯部材の斜視図。
【図4】その腕時計の平面図。
【図5】そのRFIDタグと識別手段の関係を示すブロック線図。
【図6】対向する切断平面が単一面を形成するスリットを示す側面図。
【図7】対向する切断平面が3枚の切断平面を形成するスリットを示す側面図。
【図8】環状枠の凹部に嵌め込み部材が接着された図2に対応する側面図。
【図9】従来の一般的な腕時計の断面図。
【符号の説明】
11 タグ内蔵腕時計
12 時計ケース
12a 環状枠
12b ガラス蓋
12c 裏蓋
12e スリット
12f 凹部
12g 嵌め込み部材
13 駆動部
14 表示部
16 アンテナ
16a 磁芯部材
16b コイル
16c 巻枠
17 ICチップ
18 RFIDタグ
21 非導電性樹脂

Claims (7)

  1. 環状枠(12a)とこの環状枠(12a)の表側を封止するガラス蓋(12b)とこの環状枠(12a)の裏側を封止する裏蓋(12c)とを有する時計ケース(12)と、前記時計ケース(12)に収容された駆動部(13)と、前記時計ケース(12)に収容され前記駆動部(13)により駆動されて時刻を表示する表示部(14)と、前記時計ケース(12)に収容されアンテナ(16)とICチップ(17)とにより構成されたRFIDタグ(18)とを備えたタグ内蔵腕時計において、
    前記環状枠(12a)が金属材料により形成され、前記裏蓋(12c)が電気絶縁材料により形成され、前記環状枠(12a)が少なくとも1個所環状枠(12a)を切断することにより形成されたスリット(12e)を有し、
    前記アンテナ(16)が前記環状枠(12a)の内面に沿って前記駆動部(13)を包囲するように巻回されたコイル(16b)を備え
    前記環状枠(12a)の表側又は裏側のいずれか一方又は双方に凹部(12f,12f)が形成され、前記凹部(12f,12f)を臨む位置に前記スリット(12e)が形成され、かつ前記凹部(12f,12f)に前記環状枠(12a)と同一材質の嵌め込み部材(12g,12g)が非導電性樹脂(21)を介して接着された
    ことを特徴とするタグ内蔵腕時計。
  2. 前記スリット(12e)に非導電性樹脂(21)が充填され、前記スリット(12e)を形成する対向する切断平面が互いに接着された請求項1記載のタグ内蔵腕時計。
  3. 前記スリット(12e)を形成する対向する切断平面が連続した複数の切断平面からなる請求項2記載のタグ内蔵腕時計。
  4. 前記アンテナ(16)が前記環状枠(12a)の内面に沿って前記駆動部(13)を包囲するように形成された磁芯部材(16a)を備え、前記コイル(16b)が前記磁芯部材(16a)の外周に巻回された請求項1ないしいずれか1項に記載のタグ内蔵腕時計。
  5. 前記磁芯部材(16a)が磁性体の粉末又はフレークとプラスチックとの複合材によりコイルの巻枠(16c)を有するボビン状に形成された請求項記載のタグ内蔵腕時計。
  6. 前記複合材を射出成形又は圧縮成形することにより前記磁芯部材(16a)が形成された請求項記載のタグ内蔵腕時計。
  7. 前記磁芯部材(16a)が磁性材料からなる粉末又はフレークを含むインク又は塗料を塗布乾燥することにより形成された磁性塗膜をリング状に巻回することにより作られた請求項記載のタグ内蔵腕時計。
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