JP2009020119A - 電波腕時計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 金属製のケース本体10の内部に、時計モジュール50が合成樹脂製の枠部材60に支持されて配置されて、ケース本体10の裏側に金属製の裏蓋20が取り付けられた電波腕時計において、枠部材60は、円形状の底部62と、この底部の周辺部に沿った側部64とから形成されると共に、側部64は、時計モジュール50内のアンテナ52との対向部分が切り欠かれ、この切欠き部分には、切欠き部分に相当する形状及び厚みの磁性シート70Aが、側部64の一部を成すように配置されている。
【選択図】 図1
Description
金属製のケース本体の内部に、標準電波を受信するためのアンテナ及びこのアンテナで受信した標準電波から時刻データを取り出して時刻修正を行なうICチップを有する時計モジュールが、合成樹脂製の枠部材に支持されて配置されて、前記ケース本体の裏側に金属製の裏蓋が取り付けられた電波腕時計において、
前記枠部材は、円形状の底部と、この底部の周辺部に沿った側部とから成り、時計モジュールを下方から支持すると共に、
前記側部は、時計モジュールのアンテナとの対向部分が切り欠かれ、この切欠き部分には、該切欠き部分に相当する形状及び厚みの磁性シートが、前記側部の一部を成すように配置されていることを特徴とする電波腕時計である。
前記磁性シートは、前記ケース本体の透磁率よりも高く、且つ導電率が小さいことを特徴としている。
前記裏蓋内面に磁性シートが設けられていることを特徴としている。
前記ケース本体と前記裏蓋との間に、前記ケース本体と前記裏蓋との間の電気抵抗を増大させるためのスペーサ部材が介在されていることを特徴としている。
前記ケース本体と前記裏蓋との間に、前記ケース本体と前記裏蓋とを絶縁するためのスペーサ部材が介在されていることを特徴としている。
先ず、第1実施形態を説明する。
図1は、本実施形態における腕時計1の分解斜視図である。また、図2は、腕時計1の3時−9時方向の断面図であり、図3は、腕時計1の12時−6時方向の断面図である。尚、図2、図3では、本実施形態の要部構造を理解し易くするため、時計モジュール50及び枠部材60を除いて示している。
図5は、ステンレスリング40の有無によるアンテナ52の受信感度の測定結果を示す図である。同図(a)は、ステンレスリング40が無い場合の測定結果を示し、同図(b)は、ステンレスリング40が有る場合(即ち、本実施形態の腕時計1)の測定結果を示している。尚、同図(a),(b)は、ステンレスリング40の有無のみの違いであり、他の測定要素はすべて同一である。
以上のように、第1実施形態によれば、金属形成されたケース本体10内にアンテナ52が収容される腕時計1において、ケース本体10と裏蓋20との間に介在するステンレスリング40によってケース本体10と裏蓋20との間の電気抵抗が増大することにより、アンテナ52の受信感度が向上する。
尚、上述した第1実施形態を、例えば次のように変形しても良い。
(1)ステンレスリング40を、ステンレス以外の金属によって形成する。
(2)また、ステンレスリング40を、樹脂やセラミック等の非導電性の材料により形成する。この場合には、ケース本体10と裏蓋20とが絶縁される、即ち非導通となるので、ケース本体10及び裏蓋20に環流する電流がほぼ防止され、この結果、アンテナ52の受信感度の劣化が抑制される。
次に、第2実施形態を説明する。
第2実施形態は、上述した第1実施形態の腕時計1において、ケース本体10と裏蓋20との取付部分を、図6に示すように構成した実施形態である。以下、第2実施形態において、上述した第1実施形態と同一要素については同符合を付し、詳細な説明を省略する。
尚、第2実施形態を次のように変形しても良い。
次に、第3実施形態を説明する。
第3実施形態は、上述した第1実施形態の腕時計1において、ケース本体10と裏蓋20との取付部分を、図11に示すように構成した実施形態である。以下、第3実施形態において、上述した第1実施形態と同一要素については同符合を付し、詳細な説明を省略する。
尚、上述した第3実施形態を次のように変形しても良い。
図12に示すように、スペーサ部材として、金属形成された円筒形状のパイプ46をねじ孔18a内に配置する。この場合、裏蓋20の挿通孔24に挿通したねじ80が、このパイプ46を介してねじ孔18aに螺入して、ケース本体10の下面に裏蓋20が取り付けられる。即ち、ケース本体10と裏蓋20との間にパイプ46が介在した状態となっている。
次に、第4実施形態を説明する。
第4実施形態は、上述した第1実施形態の腕時計1において、ケース本体10と裏蓋20との取付部分を、図14に示すように構成した実施形態である。以下、第4実施形態において、上述した第1実施形態と同一の構成要素については同符合を付し、詳細な説明を省略する。
尚、第4実施形態を次のように変形しても良い。
次に、第5実施形態を説明する。
第5実施形態は、上述した第1実施形態の腕時計1において、ケース本体10と裏蓋20との取付部分を、図17に示すように構成した実施形態である。以下、第5実施形態において、上述した第1実施形態と同一の構成要素については同符合を付し、詳細な説明を省略する。
次に、第6実施形態を説明する。
第6実施形態は、上述した第1実施形態の腕時計1において、ケース本体10と裏蓋20との取付部分を、図18に示すように構成した実施形態である。以下、第6実施形態において上述した実施形態と同一の構成要素については同符合を付し、詳細な説明を省略する。
尚、第6実施形態を次のように変形しても良い。
(1)ケース本体10の裏蓋20との接触面に表面処理膜26を形成する。この場合には、裏蓋20の上面と接触するケース本体10の下面に、上記所定の表面処理を施してケース本体10よりも電気抵抗値が大きい表面処理膜26を形成する。
(2)また、ケース本体10及び裏蓋20のそれぞれの接触面の両方に、表面処理膜26を形成する。
第7実施形態を説明する。
第7実施形態は、上述した第1実施形態の腕時計1において、ケース本体10と裏蓋20との取付部分を、図20に示すように構成した実施形態である。以下、第7実施形態において、上述した第1実施形態と同一の構成要素については同符合を付し、詳細な説明を省略する。
尚、第7実施形態を、例えば次のように変形しても良い。
尚、上述した各実施形態では、ケース本体10が平面視円形状の腕時計1について説明したが、このケース本体10の形状が、例えば平面視長方形状といった他の形状であっても良い。また、本発明を適用可能な実施形態は腕時計(腕時計型の電波時計)に限らず、懐中時計やトラベルウォッチといった他の型の電波時計にも同様に適用可能である。
10 ケース本体
16 凸部
17 リング溝
18 ねじ孔
92 凸部
94 凸凹部
20 裏蓋
22 立上部
24 挿通孔
26 表面処理膜(表面処理部)
30,32,34 防水リング
32a リング本体
32b つば部
40 ステンレスリング(スペーサ部材)
42a,42b,42c,42d,42e スペーサ部材
44 ワッシャー(スペーサ部材)
46 パイプ(スペーサ部材)
50 時計モジュール
52 アンテナ
70A,70B 磁性シートA,B
80 ねじ
Claims (5)
- 金属製のケース本体の内部に、標準電波を受信するためのアンテナ及びこのアンテナで受信した標準電波から時刻データを取り出して時刻修正を行なうICチップを有する時計モジュールが、合成樹脂製の枠部材に支持されて配置されて、前記ケース本体の裏側に金属製の裏蓋が取り付けられた電波腕時計において、
前記枠部材は、円形状の底部と、この底部の周辺部に沿った側部とから成り、時計モジュールを下方から支持すると共に、
前記側部は、時計モジュールのアンテナとの対向部分が切り欠かれ、この切欠き部分には、該切欠き部分に相当する形状及び厚みの磁性シートが、前記側部の一部を成すように配置されていることを特徴とする電波腕時計。 - 前記磁性シートは、前記ケース本体の透磁率よりも高く、且つ導電率が小さいことを特徴とする請求項1に記載の電波腕時計。
- 前記裏蓋内面に磁性シートが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電波腕時計。
- 前記ケース本体と前記裏蓋との間に、前記ケース本体と前記裏蓋との間の電気抵抗を増大させるためのスペーサ部材が介在されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電波腕時計。
- 前記ケース本体と前記裏蓋との間に、前記ケース本体と前記裏蓋とを絶縁するためのスペーサ部材が介在されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電波腕時計。
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JP2019113563A (ja) * | 2019-03-14 | 2019-07-11 | シチズン時計株式会社 | 電波時計 |
JP2020126056A (ja) * | 2019-03-14 | 2020-08-20 | シチズン時計株式会社 | 電波時計 |
Citations (3)
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- 2008-09-26 JP JP2008247178A patent/JP4535185B2/ja active Active
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