JP2005117465A - アンテナ及び腕時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 腕時計に内蔵されて標準電波を受信するアンテナ(特に、バーアンテナ)において生じる損失を小さくし、電波の受信効率を向上させること。
【解決手段】 本発明の一適用例であるアンテナ100は、コア110と、コア110に巻回されたコイル120と、コイル120の両端部を覆う2つの被覆用コア130(131、132)とを備えて構成される。コア110及び被覆用コア130は、ともにフェライトやアモルファス等の高透磁率を持つ磁性材料で形成される。また、コア110と被覆用コア131、コア130と被覆用コア132は、コイル120が巻回されていない部分で互いに一体となって形成されているとともに、被覆用コア131、132の間には磁気抵抗が大きい間隔136が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アンテナ及びアンテナを備えた腕時計に関する。
現在、各国(例えばドイツ、イギリス、スイス、日本等)において、時刻データ即ちタイムコード入りの長波標準電波が送出されている。我が国(日本)では、2つの送信所(福島県及び佐賀県)より、図13に示すようなフォーマットのタイムコードで振幅変調した40kHz及び60kHzの長波標準電波が送出されている。タイムコードは、正確な時刻の分の桁が更新される毎即ち1分毎に、1周期60秒のフレームで送出されている。
近年では、このようなタイムコード入り標準電波を受信して現在時刻データを修正する、いわゆる電波時計が実用化されている。電波時計は、所定時間毎に、内蔵しているアンテナを介して標準電波を受信し、増幅変調してタイムコードを解読することにより現在時刻を修正している。
電波時計に内蔵される受信アンテナとしては、一般的にバーアンテナが用いられている。図14(a)に、従来のアンテナの概略構成を示す。同図によれば、従来のアンテナ200は、フェライトやアモルファス等の磁性体で形成される棒形状のコア210と、コア210の周囲に銅等の導線を巻回させたコイル220と、を備えて構成される。
そして、このアンテナ200を標準電波による磁界(以下、「信号磁界」と称する。)中に置くと、該磁界は、アンテナ200に対して次のように作用する。尚、標準電波は交流電波であり、その磁界線分は大きさや向きが周期的に変化する交流磁界であるが、説明の簡明のため、信号磁界を図14(b)に示すような平行磁界であるとして、以下、説明する。
即ち、信号磁界中に、軸線が磁界方向と平行になるようにコア210を置くと、図14(c)に示すように、信号磁界による磁束(以下、「信号磁束」と称する。)M1は、周囲空間よりも比透磁率が高いコア210に集中する。
また、図14(d)に示すように、アンテナ200のコイル220に交流電力を与えると、コイル220に流れる交流電流の時間変化に応じた(即ち、向き及び大きさが変化する)磁束M3が発生する。
従って、アンテナ200を信号磁界中に置くと、図14(e)に示すように、信号磁束M1がコア210に集中してコイル220と鎖交し、コイル220には、レンツの法則に従い、コイル220内部での信号磁束M1の変化を妨げる向きに磁束(以下、「発生磁束」と称する。)M2を発生させるような誘導起電力Vが生じる。尚、信号磁界は交流磁界であり、信号磁束M1は大きさや向きが周期的に変化する。従って、誘導起電力Vは交流電力となり、発生磁束M2は、信号磁束M1の時間的変化に追従してその大きさや向きが周期的に変化する交流磁界となる。
そして、コイル220に生じた誘導起電力Vは、コイル220に接続された受信回路300によって検出される。受信回路300には、受信したい標準電波の周波数(40kHz又は60kHz)に同調させるための同調コンデンサCressや損失抵抗Raが含まれている。
このように構成される従来のアンテナ(バーアンテナ)において、標準電波の受信感度は、コイル内部での磁界の強さ(即ち、磁束密度)に依存する。そこで、より多くの信号磁束をコイル内に通過させて受信感度を向上させるべく、コア(磁性体)の両端部の断面積を大きくし、より多くの磁束を捕捉可能としたアンテナが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭55−91237号公報
しかしながら、上述した従来のアンテナにおいては、信号磁束M1や発生磁束M2による損失の発生が避けられなかった。
図15(a)は、信号磁束M1及び発生磁束M2の分布を示す図であり、アンテナ200の断面図である。同図に示すように、信号磁束M1及び発生磁束M2によって次の損失が発生する。
(1)コイル220の端部を含む空間Xにおいて、信号磁束M1の一部がコイル220の端部を通過する(横切る)ことによる損失が発生する(例えば、図15;X)。
(2)コイル220の中央付近の空間Yにおいて、信号磁束M1の一部がコイル220の外部を通過する(即ち、コイル220と鎖交しない)ことによる損失乃至は受信効率の低下が発生する(例えば、図15;Y)。
(3)また、アンテナ200の近傍に金属400が存在する場合、この金属400の部分を含む空間Zにおいて、発生磁束M2の一部が金属400を通過することによる損失が発生する(例えば、図15;Z)。即ち、発生磁束M2の一部が金属400を通過することで金属400に渦電流が流れ、渦電流損失が発生する。つまり、図15(b)の等価回路に示すように、コイル220と金属400とが所定の結合係数kで磁気結合し、コイル220での発生電力(誘導起電力V)の一部が金属400で消費されるため、アンテナ200の受信効率が低下する。
尚、コイル220と金属400との磁気結合による渦電流損失を防止するため、図16に示すように、コイル220と金属400との間に、透磁率の高く且つ鉄損が少ない板状の磁性体422を配置する方法が知られている。これによれば、金属400を通過していた発生磁束M2が磁性体422を通過するため、金属400の渦電流損失を抑えることができる。しかしこの場合、信号磁束M1の一部が磁性体422を通過してしまうため、コイル220内部を通過する信号磁束M1が減少し、アンテナ200の受信効率が低下してしまうという問題がある。
(4)また、発生磁束M2は信号磁束M1の変化を妨げる向きに発生するため、コイル220の端部近傍において、発生磁束M2によって信号磁束M1のコア210への侵入が妨げられ、アンテナ200の受信効率が低下するという問題も発生する。
(5)更に、コイル220を形成する導体が持つ抵抗による損失が発生する。
このような事情に鑑み、本発明は、アンテナ(特に、バーアンテナ)において生じる損失を小さくし、電波の受信効率を向上させることを目的としている。
上記課題を解決するために、
請求項1に記載の発明は、
コア(例えば、図1のコア110)に巻回された巻線(例えば、図1のコイル120)の両端部が、それぞれ前記巻線外の前記コアの外周部分とともに磁性体層(例えば、図1の被覆用コア130)で覆われていることを特徴とするアンテナ(例えば、図1のアンテナ100)である。
この請求項1に記載の発明によれば、コアに巻回された巻線の両端部が、それぞれ巻線外のコアの外周部分とともに磁性体層で覆われたアンテナを実現できる。アンテナでは、受信する電波の磁界成分によってコアが磁化され、コイル内を通過する磁束の時間変化を妨げるような磁束(発生磁束)が発生するが、このとき、コイルの両端部においては、受信する電波の磁界成分による磁束(信号磁束)及び発生磁束は、該端部それぞれを覆う磁性体層を通過する。即ち、コイル端部を横切る磁束が極めて少ないため、磁束がコイルを横切ることで生じる損失が減少し、電波の受信感度が向上する。また、コイル外部においては、信号磁束のうち、コイル外部を通過している(即ち、コイルと鎖交していない)磁束が磁性体層を通過してコイルと鎖交する。このため、コイル内部の磁束が増加して(即ち、磁界が強くなり)、受信感度が向上する。
また、請求項2に記載の発明は、
コア(例えば、図1のコア110)に巻線(例えば、図1のコイル120)が巻回されたアンテナにおいて、
前記コアは、間隙をおいて該コアの外周を被覆する、該間隙の開口部が対向するように該コアと同一又は所定の磁性材料で形成された2つの被覆部(例えば、図1の被覆用コア130)を有し、
前記巻線は、両端部がそれぞれ前記間隙内部に位置するように前記2つの被覆部間に巻回されていることを特徴とするアンテナ(例えば、図1のアンテナ100)である。
この請求項2に記載の発明によれば、コアに巻線が巻回されたアンテナにおいて、巻線の両端部が磁性材料で形成された被覆部とコアの外周との間隙に位置するよう、2つの被覆部間に巻線が巻回されたアンテナを実現できる。アンテナでは、受信する電波の磁界成分によってコアが磁化され、コイル内を通過する磁束の時間変化を妨げるような磁束(発生磁束)が発生するが、このとき、コイルの両端部においては、受信する電波の磁界成分による磁束(信号磁束)及び発生磁束は、該端部それぞれを覆う被覆部を通過する。即ち、コイル端部を横切る磁束が極めて少ないため、磁束がコイルを横切ることで生じる損失が減少し、電波の受信感度が向上する。また、コイル外部においては、信号磁束のうち、コイル外部を通過している(即ち、コイルと鎖交していない)磁束が被覆部を通過してコイルと鎖交する。このため、コイル内部の磁束が増加して(即ち、磁界が強くなり)、受信感度が向上する。
この場合、請求項3に記載の発明のように、請求項2に記載のアンテナにおいて、
前記被覆部には、前記コアの軸方向に沿った切欠部(例えば、図9の切欠部134c)が形成されているように構成しても良い。
この請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、被覆部に、コアの軸方向に沿った切欠部が形成されたアンテナを実現できる。従って、切欠部により、巻線と磁気結合することで被覆部に生じる環流電流を抑制し、環流電流によって生じる損失を防止できる。
また、請求項4に記載の発明のように、請求項2に記載のアンテナにおいて、
前記被覆部の対向面が、前記コアの軸方向に対して斜めに形成されているように構成しても良い。
この請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、被覆部の対向面が、コアの軸方向に対して斜めに形成されたアンテナを実現できる。
請求項5に記載の発明は、
コア(例えば、図7のコア110a)に巻線(例えば、図7のコイル120)が巻回されたアンテナにおいて、
前記コアは、該コアと同一又は所定の磁性材料で形成され、先端が対向する2つの鉤部(例えば、図7の被覆用コア130a)を外周面に有し、
前記巻線は、前記2つの鉤部間に巻回されていることを特徴とするアンテナ(例えば、図7のアンテナ100a)である。
この請求項5に記載の発明によれば、コアに巻線が巻回されたアンテナにおいて、コアと同一又は所定の磁性材料で形成され、先端が対向する2つの鉤部間に巻線が巻回された(即ち、巻線の両端部が鉤部で覆われた)アンテナを実現できる。アンテナでは、受信する電波の磁界成分によってコアが磁化され、コイル内を通過する磁束の時間変化を妨げるような磁束(発生磁束)が発生するが、このとき、コイルの両端部においては、受信する電波の磁界成分による磁束(信号磁束)及び発生磁束は、該端部それぞれを覆う鉤部を通過する。即ち、コイル端部を横切る磁束が極めて少ないため、磁束がコイルを横切ることで生じる損失が減少し、電波の受信感度が向上する。また、コイル外部においては、信号磁束のうち、コイル外部を通過している(即ち、コイルと鎖交していない)磁束が鉤部を通過してコイルと鎖交する。このため、コイル内部の磁束が増加して(即ち、磁界が強くなり)、受信感度が向上する。
請求項6に記載の発明は、
コア(例えば、図12のコア110)に巻線(例えば、図12のコイル120)が巻回されたアンテナにおいて、
前記コアは、該コアと同一材料又は所定の磁性材料で形成された2つの凸部(例えば、図12の被覆用コア130f)を外周面に有し、
前記巻線は、前記2つの凸部間に巻回されていることを特徴とするアンテナ(例えば、図12のアンテナ100f)である。
この請求項6に記載の発明によれば、コアに巻線が巻回されたアンテナにおいて、
磁性材料で形成された2つの凸部間に巻線が巻回された(即ち、巻線の両端部近傍に凸部が設けられた)アンテナを実現できる。アンテナでは、受信する電波の磁界成分によってコアが磁化され、コイル内を通過する磁束の時間変化を妨げるような磁束(発生磁束)が発生するが、このとき、コイルの両端部においては、受信する電波の磁界成分による磁束(信号磁束)及び発生磁束は、該端部近傍の凸部を通過する。即ち、コイル端部を横切る磁束が極めて少ないため、磁束がコイルを横切ることで生じる損失が減少し、電波の受信感度が向上する。また、コイル外部においては、信号磁束のうち、コイル外部を通過している(即ち、コイルと鎖交していない)磁束が凸部を通過してコイルと鎖交する。このため、コイル内部の磁束が増加して(即ち、磁界が強くなり)、受信感度が向上する。
また、請求項7に記載の発明のように、請求項1〜6の何れか一項に記載のアンテナにおいて、
前記巻線の中央部分が非磁性材料(例えば、図11の非磁性体138e)で覆われているように構成しても良い。
この請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、巻線の中央部分が非磁性材料で覆われたアンテナを実現できる。
請求項8に記載の発明は、
請求項1〜7の何れか一項に記載のアンテナと、
このアンテナによって受信された受信電波に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段(例えば、図6のタイムコード変換部70)と、
現在時刻を計時する計時手段(例えば、図6の計時回路部80)と、
前記タイムコード生成手段によって生成された標準タイムコードに基づいて、前記計時手段により計時された現在時刻データを修正する修正手段(例えば、図6のCPU10)と、
を備えた腕時計(例えば、図6の腕時計1)である。
この請求項8に記載の発明によれば、受信電波に基づいて標準タイムコードを生成し、生成した標準タイムコードに基づいて現在時刻データを修正する腕時計において、請求項1〜7の何れか一項に記載の発明の効果を奏する。
本発明によれば、アンテナ(特に、バーアンテナ)において生じる損失を小さくし、電波の受信効率を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を説明する。尚、説明の簡明のため、各図面においては、コイルの導線の径を太くし、巻回数を少なく図示しているとともに、コイルと受信回路とを接続する導線の図示を省略している、
[アンテナ]
図1は、本実施の形態のアンテナ100を示す図である。同図(a)はアンテナ100の正面図を示し、同図(b)は側面図を示し、同図(c)はAA´矢視断面図を示し、同図(d)はBB´矢視断面図を示している。
同図によれば、アンテナ100は、棒形状のコア110と、銅等の導線をコア110の中央部分に巻回したコイル120と、コイル120の両端部それぞれを覆う被覆用コア131、132(以下、総称して「被覆用コア130」と称する。)と、を備えて構成される。
コア110及び被覆用コア130は、例えばフェライト等、比透磁率が高く且つ電気抵抗が大きい磁性材料により形成される。具体的には、コア110及び被覆用コア130は、約1000〜100000程度の比透磁率を有する磁性材料を用いて形成される。このため、コア110及び被覆用コア130内部の磁気抵抗は、アンテナ100の周辺空間のそれの約1/1000〜1/100000程度と、極めて小さくなっている。
被覆用コア131、132は、それぞれ、ほぼ同一の略円筒形状を成しており、互いに対向する端部の内側にはコア110との間に間隙が設けられ、間隙の開口部が対向するように形成されている。そして、この間隙にコイル120の端部(図1では、コイルの長さの約1/3程度)が収まることで、コイル120の両端部を被覆用コア131、132が覆っている。また、被覆用コア130は、コイル120の端部を覆っていない部分でコア110の外周面と当接し、コア110と一体に形成されている。
尚、被覆用コア131、132は、次のように設けられているともいえる。即ち、コイル120の両端部において、該両端部及び該両端部外側のコア110の外周面上に積層されるように、磁性体層のコア131、132が形成されている。或いは、コイル120の両端部を覆うよう、該両端部及びコア110の外周面上に磁性薄膜が接着、積層されることで形成されている。
また、コイル120を除くアンテナ100の形状は、中央部分がコア110の外周面が露出した凹部として形成され、端部部分が被覆用コア131、132によって凸部として形成されている。そして、凸部である被覆用コア131、132の間に(又は凹部に)コイル120が巻回され、コイル120が構成されている。
上述のように構成されるアンテナ100によれば、コア110と被覆用コア131、コア110と被覆用コア132は、それぞれ互いに磁気的に結合される。一方、被覆用コア131と132は、被覆用コア131と132の間に形成された間隔136により、コイル120の外周部分で磁気的に分離された状態となっている。従って、コイル120を取り囲む磁気経路MRにおいて、コイル120の外部を通過する経路(外部経路)MR1の磁気抵抗は、コイル120の内部を通過する経路(内部経路)MR2のそれよりも遥かに大きくなっている。
そして、このアンテナ100を標準電波による信号磁界中に置くと、該磁界は、次のようにアンテナ100に対して作用する。
図2は、アンテナ100に対する信号磁界の作用を示す図であり、アンテナ100の鉛直断面図を示している。但し、信号磁界は平行磁界とし、アンテナ100は、コイル120の軸線が磁界方向と平行になるように置かれることとする。
同図によれば、アンテナ100を信号磁界中に置くと、信号磁束M1(同図中、実線で示されている)がコア110に集中してコイル120と鎖交し、コイル120には、コイル120内部を通過する信号磁束M1の変化を妨げる向きに発生磁束M2(同図中、一点鎖線で示されている)が発生する。
具体的には、信号磁束M1は次のように分布する。
先ず、コイル120の一方の端部121(信号磁束の侵入側)を含む空間X1において、信号磁束M1は、端部121の外側を回り込むように該端部121を覆う被覆用コア131を通過してコア110に進入する。そして、コイル120の他方の端部122を含む空間X2においては、コア110から、端部122の外側を回り込むように該端部122を覆う被覆用コア132を通過する。
即ち、図14に示したように、従来、空間Xにおいてコイル120を横切っていた信号磁束M1は、コイル120の端部を回り込んでコイル120内部を通過することになる。つまり、コイル120の端部を通過する(横切る)信号磁束M1は極めて少ない。
また、コイル120の中央付近の空間Yにおいて、間隔136を含むコイル120の外部経路の磁気抵抗は、内部経路のそれよりも遥かに大きい。このため、信号磁束M1は、被覆用コア131を通過してコア110に侵入し、コア110から被覆用コア132を通過する経路を取る。
即ち、図14に示したように、従来、空間Yにおいてコイル120の外部を通過していた信号磁束M1は、コイル120内部を通過する。つまり、コイル120の外部を通過する信号磁束M1は極めて少ない。尚このとき、信号磁束M1は、上述したように、コイル120の端部を横切らず、コイル120の端部を回り込むように被覆用コア130を通過する。
一方、発生磁束M2は次のように分布する。
図2のコイル120の外周部分において、発生磁束M2は、磁気抵抗がより小さい被覆用コア130を通過する経路を取る。尚、被覆用コア130を通過する際、発生磁束M2は、上述の信号磁束M1と同様に、コイル120の端部を回り込むように被覆用コア130を通過する。つまり、コイル120の端部外周部分において、被覆用コア130に発生磁束M2が集中して磁束密度が最も大きく(磁界が強く)なり、コイル120から遠ざかるにつれて磁束密度が小さく(磁界が弱く)なる。即ち、図14に示した従来と比較して、発生磁束M2の広がりが小さくなり、指向性が鋭くなる。
また、発生磁束M2の広がりが小さくなるので、図14に示した従来と比較し、発生磁束M2がコイル120近傍の金属400と結合する結合範囲が狭くなる。このため、金属400の渦電流損失が減少する。更に、結合範囲が狭くなるため、図3に示すように、金属400の渦電流損失を抑えるために配置される磁性体420の大きさを小さくでき、信号磁束M1がこの磁性体420を通過することによる損失が減少する。
[アンテナを内蔵した腕時計]
次に、本実施の形態のアンテナ100を電波時計の一種である腕時計に内蔵した例を説明する。
図4は、アンテナ100を内蔵した腕時計1の平面図であり、図5は、腕時計1のCC´矢視断面図である。図4、5によれば、腕時計1は、時計モジュール4を内部に収納する樹脂成形された時計ケース2を備え、時計ケース2には、これをユーザの手首に装着するためのバンド部材8が取り付けられている。
時計ケース2の上面中央には、文字板5を視認可能なように時計ガラス2aがパッキン2bを介して嵌められ、時計ケース2の周囲には、腕時計1の各種機能の実行を指示するためのスイッチ3が設けられている。また、時計ケース2の上部外周にはベゼル2fが設けられ、時計ケース2の底面には、金属成形された裏蓋2cが防水リング2dを介して取り付けられている。
時計モジュール4は、上部ハウジング部4aや下部ハウジング部4b、時針や秒針等の運針を文字板5上で運針させるアナログ指針機構7、標準電波を受信するアンテナ100、アナログ指針機構7やアンテナ100を接続してこれらを制御する回路基板6を備えている。また、下部ハウジング部4b、上部ハウジング部4a、文字板5は、それぞれの周縁部が時計ケース2の内側周面に設けられている中枠2gに取り付けられた構造となっている。
下部ハウジング部4bは、裏蓋2cの上部に設けられた緩衝部材2eの上方に支持され、下部ハウジング部4bと上部ハウジング部4aとの間には回路基板6が配置されている。また、上部ハウジング部4aの上面に文字板5が配置され、この文字板5の上面周縁部には、枠状部材5bが、時計ガラス2aの下面周縁部に当接した状態で配置されている。
アナログ指針機構7は、文字板5に形成された軸孔5aからその上方に延びる指針軸7aと、指針軸7aに取り付けられた時針、分針等の指針7bとを有し、指針7bを文字板5の上方で運針させる。アナログ指針機構7を動作させるための電池は、例えば下部ハウジング部4bに組み込まれている。
アンテナ100は、下部ハウジング部4bと文字板5との間において、コイル120の軸線が裏蓋2c(或いは文字板5)と平行になるよう、上部ハウジング部4aに支持されて配置されている。そして、アンテナ100のコイル120に生じる誘導起電力を検出する受信回路は、回路基板上に実装されている。
図6は、腕時計1の内部構成を示すブロック図である。同図によれば、腕時計1は、CPU10と、入力部20と、表示部30と、ROM40と、RAM50と、受信制御部60と、タイムコード変換部70と、計時回路部80と、発振回路部82と、を備えて構成される。また、発振回路部82を除く各部はバスBによって接続され、発振回路部82は計時回路部80に接続されている。
CPU10は、所定のタイミング或いは入力部20から入力された操作信号に応じてROM40に格納されたプログラムを読み出してRAM50に展開し、該プログラムに基づいて腕時計1を構成する各部への指示やデータの転送等を行う。具体的には、例えば所定時間毎に受信制御部60を制御して標準電波の受信処理を実行し、タイムコード変換部70から入力された標準タイムコードに基づいて計時回路部80で計数される現在時刻データを修正する。
入力部20は、腕時計1の各種機能の実行を指示するためのスイッチ3等であり、これらのスイッチ3が操作されると、対応する操作信号をCPU10に出力する。
表示部30は、文字板5やCPU10によって制御されるアナログ指針機構7を含み、計時回路部80によって計時された現在時刻を表示する。
ROM40は、腕時計1にかかるシステムプログラムやアプリケーションプログラム、本実施の形態を実現するためのプログラムやデータ等を記憶する。
RAM50は、CPU10の作業領域として用いられ、ROM40から読み出されたプログラムやCPU10で処理されたデータ等を一時的に記憶する。
受信制御部60は、電波受信装置62を備える。電波受信装置62はアンテナ100を有しており、アンテナ100で受信した標準電波の不要な周波数成分をカットして該当する周波数信号を取り出し、この周波数信号を対応した電気信号に変換した信号をタイムコード変換部70へ出力する。
タイムコード変換部70は、電波受信装置62から入力された電気信号をデジタル信号に変換し、標準時刻コードや積算コード、曜日コード等の時計機能に必要なデータを含む標準タイムコードを生成してCPU10に出力する。
計時回路部80は、発振回路部82から入力される信号を計数して現在時刻を計時し、計時した現在時刻データをCPU10に出力する。発振回路部82は、常時一定周波数のクロック信号を出力する回路である
[効果]
以上説明したように、本実施の形態のアンテナ100によれば、次の効果が得られる。
(1)コイル120の端部を含む空間X1、X2において、信号磁束M1は被覆用コア130を通過し、コイル120の端部を横切る信号磁束M1が極めて少ない。このため、信号磁束M1がコイル120の端部を通過する(横切る)ことで発生する損失が減少する(上述した損失(1)の減少)。
(2)コイル120の中央付近の空間Yにおいて、信号磁束M1はコア110及び被覆用コア130を介してコイル120内部を通過し、コイル120の外部を通過する(即ち、コイル120と鎖交しない)信号磁束M1が極めて少ない。このため、信号磁束M1がコイル120の外部を通過することで発生する損失が減少する(上述した損失(2)の減少)。
(3)発生磁束M2の広がりが小さくなるので、発生磁束M2がコイル120近傍の金属400を通過することで発生する損失(渦電流損失)が減少する。
(4)発生磁束M2の広がりが小さくなり指向性が鋭くなるので、発生磁束M2とコイル120近傍の金属400との結合範囲が狭くなり、発生磁束M2が金属400を通過することで発生する損失(渦電流損失)が減少する。
(5)またこの場合、発生磁束M2と金属400との結合範囲が狭くなるため、コイル120と金属400とが磁気結合することを避けるために配置する磁性体420を小さくでき、信号磁束M1この磁性体420を通過することで発生する損失が減少する。
(6)コイル120を取り囲む磁気経路において、比透磁率が高い被覆用コア130が設けられた分、透磁率が高い部分が占める割合が大きくなり、磁気経路全体的としての実効透磁率μeが大きくなる。また、コイル120のリアクタンスLは、透磁率μ及び巻回数Nの二乗に比例するので、実効透磁率μeが大きくなると、ある一定のリアクタンスLを得るために要する巻回数Nを小さくすることができ、その結果、コイル120の抵抗による損失が減少する。尚この場合、間隔136の大きさにより実効透磁率μeが決定され、コイル120のインダクタンスLが決定されるので、この間隔136を適当に設けることで、所望のインダクタンスLを得ることが可能となる。
[変形例]
尚、本発明の適用は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、アンテナ100を次のように構成しても良い。
(a)アモルファスで形成
上述した実施形態では、コア110及び被覆用コア130をフェライトで形成することとしたが、フェライトには、加工が容易ではあるが衝撃に対して非常に脆いという短所がある。そこで、他の磁性材料、例えば衝撃に対する強度が高いアモルファスで構成しても良い。
図7は、アモルファスで形成したアンテナ100aを示す図である。同図(a)はアンテナ100aの平面図を示し、同図(b)はDD´矢視断面図を示し、同図(c)は側面図を示し、同図(d)は水平断面図を示し、同図(e)はEE´矢視断面図を示している。
同図によれば、アンテナ100aは、アモルファスで形成されたコア110aの中央部分に、コイル120が巻回されて構成されている。コア110aは、薄板状のアモルファスが積層されて形成され、その中央部分は、コイル120が巻回される凹部が形成されている。そして、コア110aを形成する複数枚の薄板状アモルファスのうち上下数枚の薄板の両端が、それぞれ、コイル120の両端を覆うようにコイル120の中央部に向けて外側に屈曲されて、断面L字形状の被覆用コア131a、132aが形成されている。
(b)フェライト及びアモルファスを複合して形成
また、フェライトとアモルファスとを複合して形成しても良い。
図8は、アモルファス及びフェライトの複合により形成されたアンテナ100bを示す図である。同図(a)はアンテナ100bの正面図を示し、同図(b)はFF´矢視断面図を示している。同図によれば、アンテナ100bは、薄板状のアモルファスを積層して形成されたコア110bにコイル120が巻回され、コイル120の両端部を覆うように、フェライトで形成された被覆用コア131b、132bが、コア110bの外周部分に設けられている。
(c)被覆用コア120に切欠部を設ける
ところで、被覆用コア130が、信号磁束M1や発生磁束M2によって磁化されて環流電流が流れ、コア110と被覆用コア130とが磁気結合して損失が発生することがある。そこで、被覆用コア130に発生する環流電流を抑えるため、被覆用コア130にコア110の軸線方向に沿った切欠部を設けても良い。
図9は、被覆用コア130に切欠部を設けたアンテナ100cを示す図である。同図(a)はアンテナ100cの正面図を示し、同図(b)は側面図を示し、同図(c)は水平断面図を示し、同図(d)はGG´矢視断面図を示している。同図によれば、被覆用コア130cには、コア110の軸方向と平行な切欠部(スリット)134cが設けられている。即ち、被覆用コア130は断面(GG´矢視断面)略U字状に形成されている。また、切欠部134cは、被覆用コア130cの長手方向全体に亘って設けられている。
(d)被覆用コア130の端部を斜めに形成
また、被覆用コア130が互いに対向する対向面を、コア110の軸に垂直な方向に対して斜めに形成しても良い。
図10(a)、(b)は、被覆用コア130が互いに対向する対向面を斜めに形成したアンテナ100dを示す図である。同図(a)はアンテナ100dの正面図を示し、同図(b)は鉛直断面図を示している。同図(a)、(b)によれば、被覆用コア130dの対向面は、それぞれ、被覆用コア131d、132d間の間隔136dが、コイル120の上方で狭くなる一方、コイル120の下方で広くなるよう、コア110の軸方向に対して所定の角度を持って形成されている。そして、このアンテナ100dを腕時計1に内蔵する際には、同図(c)の腕時計1の要部断面図に示すように、間隔136dが最も狭い部分、即ち指向性が最も鋭い部分を上方に向けて(即ち、時計ガラス2aに対向するように)配置する。
(e)被覆用コア131、132の間隔136を埋める
また、被覆用コア131、132の間に形成される間隙間136に、非磁性材料、或いはコア110や被覆用コア130を形成する磁性材料より遥かに比透磁率が小さい材料で、コイル120の中央部分を覆うこととしても良い。
図11は、間隔136に非磁性材料を充填させたアンテナ100eを示す図である。同図(a)はアンテナ100eの正面図を示し、同図(b)は鉛直断面図を示している。同図によれば、アンテナ100eは、被覆用コア131、132の間の間隔136が非磁性体138eで埋められている。この場合であっても、間隔136の磁気抵抗はコア110及び被覆用コア130のそれよりも遥かに大きいため、コイル120の外部中央付近において、発生磁束M2は、非磁性体180eを通過せずにコイル120内部を通過する。また、磁性体180eによりコイル120の中央部分(被覆用コア130で覆われていない部分)を保護することができる。尚、間隔136に充填する(覆う)非磁性材料としては、例えば樹脂やガラス等がある。
(f)被覆用コア130がコイル120の端部を覆っていなくとも良い
また、被覆用コア130は、コイル120の端部を覆っていなくとも良い。
図12は、被覆用コア130がコイル120の端部を覆っていないアンテナ100fを示す図である。同図(a)はアンテナ100fの正面図を示し、同図(b)は鉛直断面図を示している。同図によれば、アンテナ100fは、コア110の外周面に、外周方向に突出して凸部として形成された被覆用コア131f、132fが設けられ、この被覆用コア131f、132fの間にコイル120が巻回されている。この場合であっても、コイル120の両端近傍において、信号磁束M1及び発生磁束M2は、コイル1120の両端部近傍のより比透磁率が低い被覆用コア131f、132fを通過する。
実施の形態のアンテナの構成図。 アンテナに対する信号磁界の作用を示す図。 アンテナと金属との間に磁性体を配置した場合の作用を示す図。 アンテナを内蔵した腕時計の平面図。 図4の腕時計の断面図。 腕時計の内部構成を示すブロック図。 アンテナの変形例(1)。 アンテナの変形例(2)。 アンテナの変形例(3)。 アンテナの変形例(4)。 アンテナの変形例(5)。 アンテナの変形例(6)。 タイムコードのフォーマット。 従来のアンテナの構成及び信号磁界の作用を示す図。 従来のアンテナにおいて発生する損失を説明するための図。 アンテナと金属との間に磁性体を配置した場合の作用を示す図。
符号の説明
100 アンテナ
110 コア
120 コイル
130(131、132) 被覆用コア
300 受信回路
400 金属
420 磁性体
200 従来のアンテナ
210 コア
220 コイル
M1 信号磁束
M2 発生磁束
1 腕時計
10 CPU
20 入力部
30 表示部
40 ROM
50 RAM
60 受信制御部
62 電波受信装置
70 タイムコード変換部
80 計時回路部
82 発振回路部

Claims (8)

  1. コアに巻回された巻線の両端部が、それぞれ前記巻線外の前記コアの外周部分とともに磁性体層で覆われていることを特徴とするアンテナ。
  2. コアに巻線が巻回されたアンテナにおいて、
    前記コアは、間隙をおいて該コアの外周を被覆する、該間隙の開口部が対向するように該コアと同一又は所定の磁性材料で形成された2つの被覆部を有し、
    前記巻線は、両端部がそれぞれ前記間隙内部に位置するように前記2つの被覆部間に巻回されていることを特徴とするアンテナ。
  3. 前記被覆部には、前記コアの軸方向に沿った切欠部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ。
  4. 前記被覆部の対向面が、前記コアの軸方向に対して斜めに形成されていることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ。
  5. コアに巻線が巻回されたアンテナにおいて、
    前記コアは、該コアと同一又は所定の磁性材料で形成され、先端部が対向する2つの鉤部を外周面に有し、
    前記巻線は、前記2つの鉤部間に巻回されていることを特徴とするアンテナ。
  6. コアに巻線が巻回されたアンテナにおいて、
    前記コアは、該コアと同一材料又は所定の磁性材料で形成された2つの凸部を外周面に有し、
    前記巻線は、前記2つの凸部間に巻回されていることを特徴とするアンテナ。
  7. 前記巻線の中央部分が非磁性材料で覆われていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のアンテナ。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載のアンテナと、
    このアンテナによって受信された受信電波に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段と、
    現在時刻を計時する計時手段と、
    前記タイムコード生成手段によって生成された標準タイムコードに基づいて、前記計時手段により計時された現在時刻データを修正する修正手段と、
    を備えた腕時計。
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