JP2007240401A - 電波時計及びアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大型化を招くことなく、電波の受信感度を向上させる。
【解決手段】電波腕時計200であって、コア220a及びコイル220bを有するアンテナ220と、時計ケース2の開口部2aに配置され、時計計時部201により計時された時刻を表示する液晶パネル7と、アンテナ220が取り付けられる上部ハウジング231とを備え、上部ハウジングは、磁性材料を含有する樹脂から形成されてなる磁性部231bと、磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部231aとを有し、磁性部がアンテナのコアの両端と当接されて磁気的に結合されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、電波時計及び電波を受信するアンテナ装置に関する。
従来より、時刻情報を含む標準電波を受信して自動的に現在時刻を修正する電波腕時計が知られている。この電波腕時計においては、予め定められた位置に小型のアンテナが内蔵されている。
ところで、小型のアンテナの受信感度は、常に良好な電波受信が行えるほど十分ではないため、コアの両端部の断面積を大きくし、より多くの磁束をコイルの内側に通過させて受信感度を向上させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、高級感をより向上させるために時計ケースを金属製としたものが用いられる場合があるが、この金属製のケースの内側にアンテナを搭載すると、金属製のケースがシールドとして機能してしまい、受信感度が大幅に低下する場合がある。さらに、アンテナが電波を受信した際に生ずる発生磁束が金属製のケースを通過することにより渦電流が発生して、アンテナに巻回されたコイルの損失となって現れ、その結果、Q値が低下しアンテナの受信感度が劣化してしまう。
そこで、金属製のケースの内側に配置されたアンテナとケースの内面との間に磁性部材を配置して渦電流の発生を抑制して受信感度の劣化を防止しているものも開発されている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭55−91237号公報 特開2005−311715号公報
しかしながら、上記特許文献1等のようにコアの両端部の断面積を大きくしたり、特許文献2等のようにアンテナとケースの内面との間に磁性部材を配置すると、その分実装面積が大きくなってしまい、装置の小型化が困難となるといった問題がある。
そこで、本発明の課題は、装置の大型化を招くことなく、電波の受信感度を向上させることができる電波時計及びアンテナ装置を提供することである。
請求項1に記載の発明の電波時計(例えば、図7の電波腕時計200等)は、
開口部(例えば、図8の開口部2a等)を有する機器ケース(例えば、図7の時計ケース2等)と、
コア及びコイルを有するアンテナ(例えば、図8のアンテナ220等)と、
時刻を計時する計時部(例えば、図8の時計計時部201等)と、
前記機器ケースの前記開口部に配置され、前記計時部により計時された時刻を表示する表示部(例えば、図8の液晶パネル7等)と、
前記機器ケースの前記開口部と反対側に取り付けられた裏蓋(例えば、図8の裏蓋8等)と、
前記機器ケースの前記開口部と前記裏蓋との間に配置され、前記アンテナが取り付けられる合成樹脂部材(例えば、図8の上部ハウジング231等)と、を備え、
前記合成樹脂部材は、
磁性材料を含有する樹脂から形成されてなる磁性部(例えば、図10の磁性部231b等)と、磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部(例えば、図10の非磁性部231a等)とを有し、前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端と磁気的に結合されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電波時計において、
前記合成樹脂部材の前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端に当接されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電波時計において、
前記合成樹脂部材は、前記非磁性部によって磁気的に遮断された少なくとも2つの磁性部を有し、
前記コアの両端は、それぞれ異なる前記磁性部と磁気的に結合されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の電波時計において、
前記磁性部と前記非磁性部とは一体に形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明のアンテナ装置(例えば、図4のアンテナ装置20等)は、
コア(例えば、図4のコア21a等)及びコイル(例えば、図4のコイル21b)を有するアンテナ(例えば、図3のアンテナ本体21等)と、
このアンテナが取り付けられる合成樹脂部材(例えば、図4のアンテナケース22等)と、を備え、
前記合成樹脂部材は、
磁性材料を含有する樹脂から形成されてなる磁性部(例えば、図4の磁性部22b等)と、磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部(例えば、図4の非磁性部22a等)とを有し、前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端と磁気的に結合されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のアンテナ装置において、
前記合成樹脂部材の前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端に当接されていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載のアンテナ装置において、
前記合成樹脂部材は、前記非磁性部によって磁気的に遮断された少なくとも2つの磁性部を有し、
前記コアの両端は、それぞれ異なる前記磁性部と磁気的に結合されていることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項5〜7の何れか一項に記載のアンテナ装置において、
前記磁性部と前記非磁性部とは一体に形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、アンテナのコアの両端と磁気的に結合されている磁性部により、磁束をより適正に集束することができ、当該磁性部を介してコアに磁束を通過させ易くなって電波の受信感度を向上させることができる。また、磁性部は、アンテナが取り付けられる合成樹脂部材に具備されているので、コアの両端部を大きくする必要がなくなり、装置の大型化を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、合成樹脂部材の磁性部をアンテナのコアの両端に当接させることにより、このコアの両端との磁気的な結合を適正に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、コアの両端に磁気的に結合された少なくとも2つの磁性部によって、より多くの磁束をコアに通過させ易くなって電波の受信感度をより向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、アンテナが取り付けられる合成樹脂部材の構造を簡略化することができることとなり、電波時計の製造をより簡便に行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、アンテナのコアの両端と磁気的に結合されている磁性部により、磁束をより適正に集束することができ、当該磁性部を介してコアに磁束を通過させ易くなって電波の受信感度を向上させることができる。また、磁性部は、アンテナが取り付けられる合成樹脂部材に具備されているので、コアの両端部を大きくする必要がなくなり、装置の大型化を防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、合成樹脂部材の磁性部をアンテナのコアの両端に当接させることにより、このコアの両端との磁気的な結合を適正に行うことができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項5又は6に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、コアの両端に磁気的に結合された少なくとも2つの磁性部によって、より多くの磁束をコアに通過させ易くなって電波の受信感度をより向上させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項5〜7の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、アンテナが取り付けられる合成樹脂部材の構造を簡略化することができることとなり、電波時計の製造をより簡便に行うことができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[実施形態1]
図1は、本発明を適用した実施形態1の電子機器の好適な一例として例示する電波腕時計100を示す正面図である。
実施形態1の電波腕時計100は、例えば、図1に示すように、時計計時部1を内部に収納するステンレスやチタン等の金属製の時計ケース(機器ケース)2を備えている。
時計ケース2の時計計時部1を挟んだ両端部、即ち、時計ケース2の当該電波腕時計100における12時方向側及び6時方向側には、例えば、ユーザの手首に装着するための時計バンド3、3が取り付けられている。また、時計ケース2の外周部には、例えば、入力部10f(図2参照)を構成する当該電波腕時計100の各種機能の実行を指示するスイッチf1、…が設けられている。
時計ケース2の視認側には、例えば、視認側の開口部を閉塞するように時計ガラス4が装着されている。また、時計ガラス4よりも視認側と反対側(奥側)には、例えば、文字板5が配置されている。
文字板5よりも視認側には、例えば、指針軸(図示略)に取り付けられた時針や分針等の指針6が設けられ、これらの指針6は文字板5よりも奥側に設けられた運針機構部(図示略)により運針するようになっている。
また、文字板5の6時寄りの位置には、例えば、開口部5aが形成されており、その奥側には、時刻等を表示する液晶パネル7が配置されている。これにより、電波腕時計100を正面から見た場合に、文字板5の開口部5aを介して液晶パネル7に表示された時刻等が視認されるようになっている。
次に、電波腕時計100の機能構成について図2を参照して説明する。ここで、図2は、電波腕時計100の機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、電波腕時計100は、CPU10aと、RAM10bと、ROM10cと、計時回路部10dと、発振回路部10eと、入力部10fと、表示部10gと、受信制御回路部10h等を備えて構成されている。
なお、これらのうち、CPU10a、RAM10b、ROM10c、受信制御回路部10h、計時回路部10d、発振回路部10eは、例えば、時計ケース2内に配設された回路基板(図示略)に実装されている。
計時回路部10dには、例えば、常時一定周波数のクロック信号を出力する発振回路部10eが接続されている。そして、計時回路部10dは、発振回路部10eから入力されるクロック信号を計数して現在時刻を計時し、現在時刻データをCPU10aに出力するようになっている。
入力部10fは、例えば、ユーザによる各スイッチf1の操作に基づいて、対応するスイッチf1の操作信号をCPU10aに出力するものである。
表示部10gは、例えば、文字板5、運針機構部、液晶パネル7等を備え、計時回路部10dにより計時される現在時刻を表示するものである。
受信制御回路部10hは、例えば、送信局(図示略)から送信される標準電波を受信するアンテナ装置20と接続されている。
以下に、本発明に係るアンテナ装置20について図面を参照して説明する。
図3は、電波腕時計100に備わるアンテナ装置20を模式的に示した斜視図である。
本発明に係るアンテナ装置20は、例えば、図3に示すように、コア21a及びコイル21bを有するアンテナ本体21と、このアンテナ本体21が取り付けられる樹脂製のアンテナケース(合成樹脂部材)22とを備えている。
アンテナケース22は、例えば、長手方向の略中央部に磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部22aが設けられ、長手方向の両端部側に、磁性材料を含有する樹脂から形成され、アンテナ本体21のコア21aの両端と磁気的に結合される2つの磁性部22b、22bが設けられている。
以下に、実施形態1の電波腕時計100に備わるアンテナ装置20の構成について、図4〜図6を参照して詳細に説明する。
図4は、電波腕時計100に備わるアンテナ装置20を示す平面図であり、図5は、アンテナ装置20を示す側面図であり、図6は、アンテナ装置20を示す正面図である。
なお、図4〜図6にあっては、電波腕時計100の12時−6時方向に沿った方向をX軸方向とし、X軸方向に直交する一方向(左右方向)をY軸方向とし、X軸方向及びY軸方向の双方に直交する方向(上下方向)をZ軸方向とする。
アンテナ装置20は、例えば、時計ケース2の時計バンド3側の端部(X軸方向側の端部)に設けられたアンテナ収納部(図示略)に収納され、40kHzのJJY標準電波及び60kHzのJJY標準電波を受信可能に構成されている。具体的には、図4に示すように、アンテナ装置20は、アンテナ本体21と、このアンテナ本体21が収納され、アンテナ本体21を外部からの衝撃等から保護するアンテナケース22と、アンテナ本体21と回路基板とを電気的に接続するフレキシブル基板23等を備えている。
アンテナ本体21は、例えば、コア21aと、このコア21aに巻回された銅線等のコイル21b等を備えて構成されている。
コア21aは、例えば、電波の受信感度が高いフェライトやアモルファス等の磁性材料から形成されてなり、断面が略長方形状に形成されたY軸方向に長尺な角棒状の芯材部a1(図6参照)と、この芯材部a1の両端部の各々に連続して形成された2つの芯端片a2、a2(図5参照)とを備えている。
芯材部a1には、例えば、Y軸方向に亘って略均一な厚さとなるようにコイル21bが巻回されている。各芯端片a2の時計バンド3側の端部側は、例えば、この端部側ほど幅狭となるようにXZ平面に対して所定の角度で傾斜して形成されている。
また、コア21aの表層部には、例えば、厚さ20〜30μm程度のフッ素樹脂(非導電性樹脂)がコーティングされ、これにより、コイル21bと絶縁されている。
なお、フッ素樹脂による表層部のコーティンングは、例えば、芯材部a1のみに施しても良いし、表層部全体に施しても良い。
アンテナケース22は、例えば、電波を遮断しない所定の合成樹脂から形成され、図5及び図6に示すように、アンテナ本体21の上側から被覆する上部カバーピース221と、アンテナ本体21を下側から被覆する下部カバーピース222等を備えている。
上部カバーピース221は、例えば、その内側にアンテナ本体21が収納される上側収納凹部(図示略)を有する箱状に形成されている。また、上部カバーピース221は、例えば、その上面部にフレキシブル基板23が取り付けられている。
下部カバーピース222は、例えば、その内側にアンテナ本体21が収納される下側収納凹部(図示略)を有する箱状に形成されている。
そして、上部カバーピース221及び下部カバーピース222内面の所定位置に、例えば、所定の接着剤(図示略)が塗布され、これにより、アンテナケース22内にアンテナ本体21が接着固定されている。
また、アンテナケース22の上面部(上部カバーピース221の上面部)、下面部(下部カバーピース222の下面部)及び両側面部には、例えば、内側に収納されたアンテナ本体21を露出させる開口部223が形成されている。これにより、上部カバーピース221の小型化を図ることができるとともに、アンテナ本体21の放熱効果を向上させることができる。
アンテナケース22のY軸方向側の両端部には、例えば、コア21aの各芯端片a2(両端)に当接して磁気的に結合される磁性部22bがそれぞれ設けられている。
即ち、上部カバーピース221及び下部カバーピース222の各々は、例えば、Y軸方向の略中央部に、コア21aの芯材部a1を被覆するように磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部22aが設けられ、この非磁性部22aのY軸方向側の両端に連続して設けられた両端部分に、コア21aの芯端片a2を被覆するように磁性材料を含有する樹脂から形成されてなる磁性部22bが設けられている。
このように、非磁性部22aによって磁気的に遮断されるようにして2つの磁性部22b、22bが設けられている。
また、磁性部22bと非磁性部22aとは一体に形成されて、上部カバーピース221及び下部カバーピース222を構成している。
即ち、上部カバーピース221及び下部カバーピース222は、例えば、所定形状の金型内に、磁性部22bの形成に係る磁性材料を所定量(例えば、20〜80体積%)含有する樹脂及び非磁性部22aの形成に係る非磁性材料を含有する樹脂を注入して、樹脂が固化されることで磁性部22bと非磁性部22aとが一体となって成形される。
ここで、磁性部22bの形成に係る磁性材料は、コア21aよりも透磁率の高い磁性材料であることが好ましい。なお、磁性材料は、例えば、粒子状であっても良いし、棒状であっても良い。
これにより、当該磁性材料が樹脂中に分散された状態で、磁性部22bの透磁率を磁束の集束に十分な所定値に維持することができる。さらに、磁性材料の量を少なくして磁性部22bを構成する樹脂の量を増やすことができ、アンテナケース22の強度の確保を適正に行うことができる。
このような構成のアンテナ装置20は、標準電波による磁界(信号磁界)中に置かれると、この信号磁界による磁束(信号磁束)が、周囲空間よりも透磁率の高いコア21aに集中することとなってコイル21bに鎖交する(コイル21bの内側を通過する)。このとき、アンテナケース22の磁性部22bにより磁束をより適正に集束することができ、当該磁性部22bを介してコア21aに磁束を通過させ易くすることができる。そして、コイル21bには、鎖交した信号磁束の変化を妨げる向きに磁束(発生磁束)を発生させるような誘導起電力[V]を生じる。なお、標準電波は大きさや向きが周期的に変化する交流信号であるので、コイル21bに生じる誘導起電力は交流電力となり、発生磁束は、信号磁束の時間変化に追従して大きさや向きが変化する交流磁界となる。
そして、コイル21bに生じた誘導起電力は、コイル21bに接続された受信制御回路部10hによって検出される。
受信制御回路部10hは、例えば、アンテナ装置20にて受信された標準電波の不要な周波数成分をカットして該当する周波数信号を取り出し、この周波数信号に基づいて、標準時刻コードや積算コード、曜日コード等の時計機能に必要なデータを含む標準タイムコードを生成してCPU10aに出力するものである。
CPU10aは、例えば、所定のタイミングや入力部10fから入力される操作信号等に応じて、ROM10cに格納された所定のプログラムを読み出してRAM10b内に展開し、当該プログラムに基づいた処理を実行して各機能部への指示やデータの転送等を行う。
具体的には、CPU10aは、例えば、受信制御回路部10hから出力されて入力されるタイムコード信号から時刻情報を抽出し、この時刻情報に基づいて時刻修正する時刻修正処理を行うようになっている。より具体的には、時刻修正処理において、CPU10aは、例えば、時刻情報に基づいて計時回路部10dにより計時される計時時刻を修正し、修正した現在時刻を液晶パネル7に表示させたり、修正した時刻を示すように運針機構部を制御して指針6を運針させる処理を行うようになっている。
RAM10bは、例えば、揮発性の半導体メモリであり、CPU10aにより実行される各種プログラムや、これらのプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持するためのメモリ領域を備え、CPU10aの作業領域として用いられるものである。
ROM10cは、各種初期設定値や初期化プログラムの他、電波腕時計100の備える種々の機能を実現するためのプログラムやデータ等を記憶するものである。
以上のように、実施形態1の電波腕時計100によれば、アンテナ本体21のコア21aの両端と当接されて磁気的に結合されているアンテナケース22の2つの磁性部22b、22bにより、磁束をより適正に集束することができる。従って、金属製の時計ケース2を備える電波腕時計100であっても、2つの磁性部22b、22bを介してコア21aに磁束を通過させ易くなって電波の受信感度を向上させることができる。
また、磁性部22bは、アンテナ本体21が取り付けられるアンテナケース22に具備されているので、コア21aの両端部を大きくする必要がなくなり、電波腕時計100の大型化を防止することができる。
また、アンテナケース22の2つの磁性部22b、22bをアンテナ本体21のコア21aの両端に当接させることにより、このコア21aの両端との磁気的な結合を適正に行うことができるとともに、より多くの磁束をコア21aに通過させ易くなって電波の受信感度をより向上させることができる。
さらに、アンテナ本体21が取り付けられるアンテナケース22の磁性部22bと非磁性部22aとは一体に形成されているので、当該アンテナケース22の構造を簡略化することができることとなり、電波腕時計100の製造をより簡便に行うことができる。
[実施形態2]
以下に、実施形態2の電波腕時計200について図7〜図11を参照して説明する。
ここで、図7は、本発明を適用した実施形態2の電子機器の好適な一例として例示する電波腕時計200を示す正面図であり、図8は、図7のVIII−VIII線における要部の拡大断面図である。
なお、実施形態2の電波腕時計200は、アンテナ220等が配設された時計計時部201の内部構成以外の点では上記実施形態1と略同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
実施形態2の電波腕時計200は、例えば、図7及び図8に示すように、時計ケース2の奥側には、裏蓋8が防水リング9を介して取り付けられており、これによって、時計ケース2の奥側の開口が閉塞されている。
時計計時部201は、例えば、図8に示すように、視認側(図8における上側)に、時計ケース2の視認側の開口部2aと裏蓋8との間に配設された上部ハウジング231と、奥側(図8における下側)に設けられた下部ハウジング232とを備えて構成されている。
上部ハウジング231及び下部ハウジング232は、例えば、樹脂(モールド)成形されてなり、各種部品を固定保持するものである。
下部ハウジング232には、例えば、電波腕時計200の各部に電力を供給するためのバッテリー210が組み込まれている。また、下部ハウジング232には、例えば、当該下部ハウジング232を固定するためのハウジング固定部材211が奥側から被覆するように設けられている。
さらに、下部ハウジング232よりも視認側には、例えば、この下部ハウジング232と上部ハウジング231により挟まれるようにして、運針機構部60、液晶パネル7、アンテナ220(詳細後述)等の電波腕時計200の各部と接続された回路基板212が配置されている。
上部ハウジング231は、例えば、視認側に文字板5が配置されている。文字板5の上面には、例えば、上面を時計ガラス4の下面にほぼ当接させるようにして枠状部材が配設されている。また、文字板5の略中央部には、例えば、運針機構部60の指針軸61が挿通された軸孔51が形成されている。
さらに、上部ハウジング231の12時寄りの位置には、例えば、アンテナ220が取り付けられるアンテナ取付用凹部2311が形成されている。
次に、本発明に係る上部ハウジング231について図面を参照して詳細に説明する。
ここで、図9(a)は、電波腕時計200に備わる上部ハウジング231を模式的に示した平面図であり、図9(b)は、上部ハウジング231を模式的に示した正面図である。
本発明に係る上部ハウジング231は、例えば、図9(a)及び図9(b)に示すように、コア220a及びコイル220bを有するアンテナ220が取り付けられるものである。
また、上部ハウジング231は、例えば、3時−9時方向の略中央部に磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部231aが設けられ、3時−9時方向の両端部側に、磁性材料を含有する樹脂から形成され、アンテナ220のコア220aの両端と磁気的に結合される2つの磁性部231b、231bが設けられている。
以下に、実施形態2の電波腕時計200に備わる上部ハウジング231及びアンテナ220の構成について、図10及び図11を参照してより詳細に説明する。
図10は、電波腕時計200を示す背面図である。また、図11(a)は、電波腕時計200に備わる上部ハウジング231を示す背面図であり、図11(b)は、図11(a)のb−b線における要部の拡大断面図である。
なお、図10にあっては、電波腕時計200に備わる裏蓋8とハウジング固定部材211の一部分を透視した状態を表すものとする。
先ず、アンテナ220は、例えば、実施形態1と略同様の構成のコア220a及びコイル220bを有してなるアンテナ本体220cと、アンテナ本体220cと回路基板212とを電気的に接続するフレキシブル基板220d等を備えている。
上部ハウジング231は、例えば、電波を遮断しない所定の合成樹脂から形成されている。具体的には、上部ハウジング231の3時−9時方向の略中央部に、磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部231aが設けられ、この非磁性部231aの3時−9時方向側の両端に連続して設けられた両端部分に、磁性材料を含有する樹脂から形成されてなる磁性部231bが設けられている。
このように、非磁性部231aによって磁気的に遮断されるようにして2つの磁性部231b、231bが設けられている。
アンテナ取付用凹部2311は、例えば、アンテナ220の外形よりもわずかに大きい内形を有するように形成されている。
また、アンテナ取付用凹部2311は、例えば、図11(a)及び図11(b)に示すように、3時−9時方向の一端(図11(a)における左端)の磁性部231bから非磁性部231aを介して他端(図11(a)における右端)の磁性部231bにわたるように3時−9時方向に長尺に形成されている。即ち、アンテナ取付用凹部2311のうち、コア220aのコイル220bが巻回されていない両芯端片a2が収納(当接)される部分が磁性部231bにより構成され、コア220aのコイル220bが巻回されている芯材部a1(図6参照)が収納(当接)される部分が非磁性部231aにより構成されている。
そして、アンテナ取付用凹部2311にアンテナ本体220cが収納されることにより、コア220aの両芯端片a2の各々と両磁性部231bの各々が磁気的に結合されるようになっている(図10参照)。
なお、アンテナ取付用凹部2311に収納されたアンテナ本体220cは、例えば、所定の接着剤等により接着されることで固定される。
このような構成のアンテナ220は、標準電波による磁界(信号磁界)中に置かれると、この信号磁界による磁束(信号磁束)が、周囲空間よりも透磁率の高いコア220aに集中することとなってコイル220bに鎖交する(コイル220bの内側を通過する)。このとき、上部ハウジング231の磁性部231bにより磁束をより適正に集束することができ、当該磁性部231bを介してコア220aに磁束を通過させ易くすることができる。そして、コイル220bには、鎖交した信号磁束の変化を妨げる向きに磁束(発生磁束)を発生させるような誘導起電力[V]を生じる。なお、標準電波は大きさや向きが周期的に変化する交流信号であるので、コイル220bに生じる誘導起電力は交流電力となり、発生磁束は、信号磁束の時間変化に追従して大きさや向きが変化する交流磁界となる。
そして、コイル220bに生じた誘導起電力は、コイル220bに接続された受信制御回路部10hによって検出される。
なお、上部ハウジング231の磁性部231bと非磁性部231aは一体に形成されている。即ち、上部ハウジング231は、例えば、所定形状の金型内に、磁性部231bの形成に係る磁性材料を含有する樹脂及び非磁性部231aの形成に係る非磁性材料を含有する樹脂を注入して、樹脂が固化されることで磁性部231bと非磁性部231aとが一体となって成形される。
ここで、磁性部231bの形成に係る磁性材料は、コア220aよりも透磁率の高い磁性材料であることが好ましい。なお、磁性材料は、例えば、粒子状であっても良いし、棒状であっても良い。
これにより、当該磁性材料が樹脂中に分散された状態で、磁性部231bの透磁率を磁束の集束に十分な所定値に維持することができる。さらに、磁性材料の量を少なくして磁性部231bを構成する樹脂の量を増やすことができ、上部ハウジング231の強度の確保を適正に行うことができる。
以上のように、実施形態2の電波腕時計200によれば、アンテナ220のコア220aの両端と当接されて磁気的に結合されている上部ハウジング231の2つの磁性部231b、231bにより、磁束をより適正に集束することができる。従って、金属製の時計ケース2を備える電波腕時計200であっても、2つの磁性部231b、231bを介してコア220aに磁束を通過させ易くなって電波の受信感度を向上させることができる。
また、磁性部231bは、アンテナ220が取り付けられる上部ハウジング231に具備されているので、コア220aの両端部を大きくする必要がなくなり、電波腕時計200の大型化を防止することができる。
また、上部ハウジング231の2つの磁性部231b、231bをアンテナ220のコア220aの両端に当接させることにより、このコア220aの両端との磁気的な結合を適正に行うことができるとともに、より多くの磁束をコア220aに通過させ易くなって電波の受信感度をより向上させることができる。
アンテナ220が取り付けられる上部ハウジング231の磁性部231bと非磁性部231aとは一体に形成されているので、当該上部ハウジング231の構造を簡略化することができることとなり、電波腕時計200の製造をより簡便に行うことができる。
なお、上記実施形態2では、上部ハウジング231のうち、非磁性部231aを挟んで3時−6時方向側の両端部全体を磁性部231bとするようにしたが、上部ハウジング231の構造はこれに限られるものではない。
以下に、上部ハウジング231の変形例について、図面を参照して説明する。
なお、以下の変形例の電波腕時計は、上部ハウジング331の構成以外の点では上記実施形態2と略同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
<変形例1>
図12(a)は、変形例1の電波腕時計に備わる上部ハウジング331を示す背面図であり、図12(b)は、図12(a)のb−b線における要部の拡大断面図であり、図12(c)は、図12(a)のc−c線における要部の拡大断面図である。
変形例1に係る上部ハウジング331は、例えば、図12(a)〜図12(c)に示すように、アンテナ取付用凹部2311が設けられた12時寄りの部分のみに磁性部331bが設けられている。具体的には、上部ハウジング331は、そのアンテナ取付用凹部2311を構成する部分のうち、アンテナ220の芯端片a2の視認側の部分が当接される部分にのみ磁性部331bを設け、12時側及び6時側の部分には非磁性部331aを設けるように構成されている。
このような構成の変形例1の電波腕時計によっても、上部ハウジング331の2つの磁性部331b、331bにより、磁束をより適正に集束することができ、当該磁性部331bを介してコア220aに磁束を通過させ易くなって電波の受信感度を向上させることができる。
また、磁性部331bは、上部ハウジング231に具備されているので、コア220aの両端部を大きくする必要がなくなり、電波腕時計の大型化を防止することができる。
<変形例2>
図13は、変形例2の電波腕時計400を模式的に示した断面図である。
変形例2に係る上部ハウジング431は、例えば、図13に示すように、磁性部材431bと非磁性部材431aが一体ではなく、分割して形成されている。即ち、アンテナ220の視認側に配設される非磁性部材431aと3時側及び9時側に配設される非磁性部材431aとを個別に形成して、これらを組み付けることで電波腕時計400を構成するようにしても良い。
このような構成の変形例2の電波腕時計400によっても、上部ハウジング431の2つの磁性部材431b、431bにより、磁束をより適正に集束することができ、当該磁性部材431bを介してコア220aに磁束を通過させ易くなって電波の受信感度を向上させることができる。
また、磁性部材431bは、上部ハウジング431に具備されているので、コア220aの両端部を大きくする必要がなくなり、電波腕時計400の大型化を防止することができる。
[実施形態3]
以下に、実施形態3の電波腕時計について図14を参照して説明する。
ここで、図14は、本発明を適用した実施形態3の電子機器の好適な一例として例示する電波腕時計を模式的に示した斜視図である。なお、図14にあっては、時計ケース502及び時計バンド503を示し、時計ケース502内に配設される時計計時部の図示を省略している。
また、実施形態3の電波腕時計は、時計ケース502の構成以外の点では上記実施形態1及び実施形態と略同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
実施形態3の電波腕時計は、例えば、図14に示すように、所定の合成樹脂から成形された時計ケース502を備え、この時計ケース502には、12時寄りの所定位置に、アンテナ520が取付固定される2つのアンテナ取付部504が3時−9時方向に沿って対向配置されている。
このアンテナ取付部504と、時計ケース502のうちのアンテナ取付部504が当接された当接部分(磁性部)502aは、磁性材料を含有する樹脂から形成され、時計ケース502のうちの当接部分502a以外の部分は、磁性材料を含有しない樹脂から形成されている。即ち、アンテナ取付部504及び当接部分502aは、磁性部を構成している。
そして、アンテナ取付部504にアンテナ520が当接されることにより、アンテナ520のコア220aの両端部とアンテナ取付部504及び当接部分502aとが磁気的に結合されることとなる。
以上のように、実施形態3の電波腕時計によれば、時計ケース502の2つの磁性部を構成するアンテナ取付部504及び当接部分502aにより、磁束をより適正に集束することができ、当該アンテナ取付部504及び当接部分502aを介してコア220aに磁束を通過させ易くなって電波の受信感度を向上させることができる。
また、アンテナ取付部504及び当接部分502aは、時計ケース504に具備されているので、コア220aの両端部を大きくする必要がなくなり、電波腕時計の大型化を防止することができる。
<変形例3>
図15は、変形例3の電波腕時計に備わるアンテナ装置620を模式的に示した斜視図である。
変形例3の電波腕時計に備わるアンテナ装置620は、例えば、図15に示すように、アンテナケース622に副磁路を形成する磁性部622bが設けられている。
即ち、アンテナケース622の2つの磁性部622b、622bには、アンテナ本体21の長手方向と略平行となるように内側に延出され、わずかな隙間(非磁性部622a)を空けて互いに対向する近接対向部分(例えば、図15における手前側の部分)b1、b1がそれぞれ設けられている。
これにより、2つ近接対向部分b1、b1を副磁路として機能させることができることとなって、外側に向かう磁束の流れを周囲空間に比して実効透磁率の高い副磁路に誘導して、磁束を外側に漏れ難くすることができる。従って、金属製の時計ケース2に磁束が漏れることにより生じる渦電流による損失を防止して、受信感度の低下を抑制することができる。
なお、変形例3にあっては、副磁路を構成する近接対向部分の透磁率をアンテナ本体21の実効透磁率よりも低くするのが好ましい。これにより、アンテナ本体21のコイル21bの内側を通過すべき信号磁束が副磁路を通過することによるアンテナ本体21の受信感度の低下を防止することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態にあっては、アンテナ本体21及びアンテナ220の取付けにおいて、コア21a、220aのコイル21b、220bが巻回されていない芯端片a2を磁性部22b、231b、331bに当接させるようにしたが、これに限られるものではなく、磁性部22bのアンテナ当接部が絶縁されているのであれば、コイル21bが巻回された芯材部a1を磁性部22bに当接させるようにしても良い。
また、アンテナ本体21及びアンテナ220のコア21a、220aの芯端片a2を磁性部22b、231bに当接させるようにして芯端片a2と磁性部22bとを磁気的に結合するようにしたが、磁気的な結合方法はこれに限られるものではなく、例えば、近傍に配置するだけで磁気的に結合されるのであれば当接(接触)させなくても良い。
また、本発明に係るアンテナケース22、622、上部ハウジング231、331、431、時計ケース502等を形成する合成樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、フラン樹脂、ポリブタジエン樹脂、アイオノマー樹脂、EEA 樹脂、AAS 樹脂(ASA 樹脂)、AS樹脂、ACS 樹脂、エチレン酢ビコポリマー、エチレンビニルアルコール共重合樹脂、ABS 樹脂、塩化ビニル樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、酢酸繊維素樹脂、フッ素樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂6,66、ポリアミド樹脂11,12 、ポリアリレート樹脂、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、液晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、メタクリル樹脂、メチルペンテンポリマー等の樹脂等を用いても良く、これらの中でも耐熱性、寸法安定性、強度等の点からフェノール樹脂、エポキシ樹脂等が好ましい。
また、上記実施形態では、電子機器として、電波腕時計100、200、400を例示したが、これに限られるものではなく、アンテナ20、220、520により電波を受信する構成のものであれば如何なるものであっても良い。例えば、固定式の電波時計であっても良いし、小型ラジオ等であっても良い。
本発明を適用した実施形態1の電子機器の好適な一例として例示する電波腕時計を示す正面図である。 図1の電波腕時計の機能構成を示すブロック図である。 図1の電波腕時計に備わるアンテナ装置を模式的に示した斜視図である。 図1の電波腕時計に備わるアンテナ装置を示す平面図である。 図4のアンテナ装置を示す側面図である。 図4のアンテナ装置を示す正面図である。 本発明を適用した実施形態2の電子機器の好適な一例として例示する電波腕時計を示す正面図である。 図7のVIII−VIII線における要部の拡大断面図である。 図7の電波腕時計に備わる上部ハウジングを模式的に示した図である。 図7の電波腕時計を示す背面図である。 図7の電波腕時計に備わる上部ハウジングを示す図である。 変形例1の電波腕時計に備わる上部ハウジングを示す図である。 変形例2の電波腕時計を模式的に示した断面図である。 本発明を適用した実施形態3の電子機器の好適な一例として例示する電波腕時計を模式的に示した斜視図である。 変形例3の電波腕時計に備わるアンテナ装置を模式的に示した斜視図である。
符号の説明
100、200、400 電波腕時計(電子機器)
1、201 時計計時部(計時部)
2、502 時計ケース(機器ケース)
2a 開口部
7 液晶パネル
10g 表示部
20、620 アンテナ装置
21a、220a コア
21b、220b コイル
22、622 アンテナケース(合成樹脂部材)
22a、231a、331a、622a 非磁性部
22b、231b、331b、622b 磁性部
220、520 アンテナ
231、331、431 上部ハウジング(合成樹脂部材)
431a 非磁性部材
431b 磁性部材
8 裏蓋

Claims (8)

  1. 開口部を有する機器ケースと、
    コア及びコイルを有するアンテナと、
    時刻を計時する計時部と、
    前記機器ケースの前記開口部に配置され、前記計時部により計時された時刻を表示する表示部と、
    前記機器ケースの前記開口部と反対側に取り付けられた裏蓋と、
    前記機器ケースの前記開口部と前記裏蓋との間に配置され、前記アンテナが取り付けられる合成樹脂部材と、を備え、
    前記合成樹脂部材は、
    磁性材料を含有する樹脂から形成されてなる磁性部と、磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部とを有し、前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端と磁気的に結合されていることを特徴とする電波時計。
  2. 前記合成樹脂部材の前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端に当接されていることを特徴とする請求項1に記載の電波時計。
  3. 前記合成樹脂部材は、前記非磁性部によって磁気的に遮断された少なくとも2つの磁性部を有し、
    前記コアの両端は、それぞれ異なる前記磁性部と磁気的に結合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電波時計。
  4. 前記磁性部と前記非磁性部とは一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電波時計。
  5. コア及びコイルを有するアンテナと、
    このアンテナが取り付けられる合成樹脂部材と、を備え、
    前記合成樹脂部材は、
    磁性材料を含有する樹脂から形成されてなる磁性部と、磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部とを有し、前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端と磁気的に結合されていることを特徴とするアンテナ装置。
  6. 前記合成樹脂部材の前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端に当接されていることを特徴とする請求項5に記載のアンテナ装置。
  7. 前記合成樹脂部材は、前記非磁性部によって磁気的に遮断された少なくとも2つの磁性部を有し、
    前記コアの両端は、それぞれ異なる前記磁性部と磁気的に結合されていることを特徴とする請求項5又は6に記載のアンテナ装置。
  8. 前記磁性部と前記非磁性部とは一体に形成されていることを特徴とする請求項5〜7の何れか一項に記載のアンテナ装置。
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