JP2007240401A - 電波時計及びアンテナ装置 - Google Patents
電波時計及びアンテナ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007240401A JP2007240401A JP2006065307A JP2006065307A JP2007240401A JP 2007240401 A JP2007240401 A JP 2007240401A JP 2006065307 A JP2006065307 A JP 2006065307A JP 2006065307 A JP2006065307 A JP 2006065307A JP 2007240401 A JP2007240401 A JP 2007240401A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- magnetic
- core
- radio
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q7/00—Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
- H01Q7/06—Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop with core of ferromagnetic material
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04G—ELECTRONIC TIME-PIECES
- G04G21/00—Input or output devices integrated in time-pieces
- G04G21/04—Input or output devices integrated in time-pieces using radio waves
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04R—RADIO-CONTROLLED TIME-PIECES
- G04R60/00—Constructional details
- G04R60/06—Antennas attached to or integrated in clock or watch bodies
- G04R60/10—Antennas attached to or integrated in clock or watch bodies inside cases
- G04R60/12—Antennas attached to or integrated in clock or watch bodies inside cases inside metal cases
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/27—Adaptation for use in or on movable bodies
- H01Q1/273—Adaptation for carrying or wearing by persons or animals
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q7/00—Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
- H01Q7/06—Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop with core of ferromagnetic material
- H01Q7/08—Ferrite rod or like elongated core
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
Abstract
【解決手段】電波腕時計200であって、コア220a及びコイル220bを有するアンテナ220と、時計ケース2の開口部2aに配置され、時計計時部201により計時された時刻を表示する液晶パネル7と、アンテナ220が取り付けられる上部ハウジング231とを備え、上部ハウジングは、磁性材料を含有する樹脂から形成されてなる磁性部231bと、磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部231aとを有し、磁性部がアンテナのコアの両端と当接されて磁気的に結合されている。
【選択図】図8
Description
ところで、小型のアンテナの受信感度は、常に良好な電波受信が行えるほど十分ではないため、コアの両端部の断面積を大きくし、より多くの磁束をコイルの内側に通過させて受信感度を向上させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
そこで、金属製のケースの内側に配置されたアンテナとケースの内面との間に磁性部材を配置して渦電流の発生を抑制して受信感度の劣化を防止しているものも開発されている(例えば、特許文献2参照)。
開口部(例えば、図8の開口部2a等)を有する機器ケース(例えば、図7の時計ケース2等)と、
コア及びコイルを有するアンテナ(例えば、図8のアンテナ220等)と、
時刻を計時する計時部(例えば、図8の時計計時部201等)と、
前記機器ケースの前記開口部に配置され、前記計時部により計時された時刻を表示する表示部(例えば、図8の液晶パネル7等)と、
前記機器ケースの前記開口部と反対側に取り付けられた裏蓋(例えば、図8の裏蓋8等)と、
前記機器ケースの前記開口部と前記裏蓋との間に配置され、前記アンテナが取り付けられる合成樹脂部材(例えば、図8の上部ハウジング231等)と、を備え、
前記合成樹脂部材は、
磁性材料を含有する樹脂から形成されてなる磁性部(例えば、図10の磁性部231b等)と、磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部(例えば、図10の非磁性部231a等)とを有し、前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端と磁気的に結合されていることを特徴としている。
前記合成樹脂部材の前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端に当接されていることを特徴としている。
前記合成樹脂部材は、前記非磁性部によって磁気的に遮断された少なくとも2つの磁性部を有し、
前記コアの両端は、それぞれ異なる前記磁性部と磁気的に結合されていることを特徴としている。
前記磁性部と前記非磁性部とは一体に形成されていることを特徴としている。
コア(例えば、図4のコア21a等)及びコイル(例えば、図4のコイル21b)を有するアンテナ(例えば、図3のアンテナ本体21等)と、
このアンテナが取り付けられる合成樹脂部材(例えば、図4のアンテナケース22等)と、を備え、
前記合成樹脂部材は、
磁性材料を含有する樹脂から形成されてなる磁性部(例えば、図4の磁性部22b等)と、磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部(例えば、図4の非磁性部22a等)とを有し、前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端と磁気的に結合されていることを特徴としている。
前記合成樹脂部材の前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端に当接されていることを特徴としている。
前記合成樹脂部材は、前記非磁性部によって磁気的に遮断された少なくとも2つの磁性部を有し、
前記コアの両端は、それぞれ異なる前記磁性部と磁気的に結合されていることを特徴としている。
前記磁性部と前記非磁性部とは一体に形成されていることを特徴としている。
図1は、本発明を適用した実施形態1の電子機器の好適な一例として例示する電波腕時計100を示す正面図である。
時計ケース2の時計計時部1を挟んだ両端部、即ち、時計ケース2の当該電波腕時計100における12時方向側及び6時方向側には、例えば、ユーザの手首に装着するための時計バンド3、3が取り付けられている。また、時計ケース2の外周部には、例えば、入力部10f(図2参照)を構成する当該電波腕時計100の各種機能の実行を指示するスイッチf1、…が設けられている。
文字板5よりも視認側には、例えば、指針軸(図示略)に取り付けられた時針や分針等の指針6が設けられ、これらの指針6は文字板5よりも奥側に設けられた運針機構部(図示略)により運針するようになっている。
また、文字板5の6時寄りの位置には、例えば、開口部5aが形成されており、その奥側には、時刻等を表示する液晶パネル7が配置されている。これにより、電波腕時計100を正面から見た場合に、文字板5の開口部5aを介して液晶パネル7に表示された時刻等が視認されるようになっている。
図2に示すように、電波腕時計100は、CPU10aと、RAM10bと、ROM10cと、計時回路部10dと、発振回路部10eと、入力部10fと、表示部10gと、受信制御回路部10h等を備えて構成されている。
なお、これらのうち、CPU10a、RAM10b、ROM10c、受信制御回路部10h、計時回路部10d、発振回路部10eは、例えば、時計ケース2内に配設された回路基板(図示略)に実装されている。
以下に、本発明に係るアンテナ装置20について図面を参照して説明する。
本発明に係るアンテナ装置20は、例えば、図3に示すように、コア21a及びコイル21bを有するアンテナ本体21と、このアンテナ本体21が取り付けられる樹脂製のアンテナケース(合成樹脂部材)22とを備えている。
アンテナケース22は、例えば、長手方向の略中央部に磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部22aが設けられ、長手方向の両端部側に、磁性材料を含有する樹脂から形成され、アンテナ本体21のコア21aの両端と磁気的に結合される2つの磁性部22b、22bが設けられている。
図4は、電波腕時計100に備わるアンテナ装置20を示す平面図であり、図5は、アンテナ装置20を示す側面図であり、図6は、アンテナ装置20を示す正面図である。
なお、図4〜図6にあっては、電波腕時計100の12時−6時方向に沿った方向をX軸方向とし、X軸方向に直交する一方向(左右方向)をY軸方向とし、X軸方向及びY軸方向の双方に直交する方向(上下方向)をZ軸方向とする。
コア21aは、例えば、電波の受信感度が高いフェライトやアモルファス等の磁性材料から形成されてなり、断面が略長方形状に形成されたY軸方向に長尺な角棒状の芯材部a1(図6参照)と、この芯材部a1の両端部の各々に連続して形成された2つの芯端片a2、a2(図5参照)とを備えている。
芯材部a1には、例えば、Y軸方向に亘って略均一な厚さとなるようにコイル21bが巻回されている。各芯端片a2の時計バンド3側の端部側は、例えば、この端部側ほど幅狭となるようにXZ平面に対して所定の角度で傾斜して形成されている。
なお、フッ素樹脂による表層部のコーティンングは、例えば、芯材部a1のみに施しても良いし、表層部全体に施しても良い。
下部カバーピース222は、例えば、その内側にアンテナ本体21が収納される下側収納凹部(図示略)を有する箱状に形成されている。
即ち、上部カバーピース221及び下部カバーピース222の各々は、例えば、Y軸方向の略中央部に、コア21aの芯材部a1を被覆するように磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部22aが設けられ、この非磁性部22aのY軸方向側の両端に連続して設けられた両端部分に、コア21aの芯端片a2を被覆するように磁性材料を含有する樹脂から形成されてなる磁性部22bが設けられている。
このように、非磁性部22aによって磁気的に遮断されるようにして2つの磁性部22b、22bが設けられている。
即ち、上部カバーピース221及び下部カバーピース222は、例えば、所定形状の金型内に、磁性部22bの形成に係る磁性材料を所定量(例えば、20〜80体積%)含有する樹脂及び非磁性部22aの形成に係る非磁性材料を含有する樹脂を注入して、樹脂が固化されることで磁性部22bと非磁性部22aとが一体となって成形される。
これにより、当該磁性材料が樹脂中に分散された状態で、磁性部22bの透磁率を磁束の集束に十分な所定値に維持することができる。さらに、磁性材料の量を少なくして磁性部22bを構成する樹脂の量を増やすことができ、アンテナケース22の強度の確保を適正に行うことができる。
そして、コイル21bに生じた誘導起電力は、コイル21bに接続された受信制御回路部10hによって検出される。
具体的には、CPU10aは、例えば、受信制御回路部10hから出力されて入力されるタイムコード信号から時刻情報を抽出し、この時刻情報に基づいて時刻修正する時刻修正処理を行うようになっている。より具体的には、時刻修正処理において、CPU10aは、例えば、時刻情報に基づいて計時回路部10dにより計時される計時時刻を修正し、修正した現在時刻を液晶パネル7に表示させたり、修正した時刻を示すように運針機構部を制御して指針6を運針させる処理を行うようになっている。
ROM10cは、各種初期設定値や初期化プログラムの他、電波腕時計100の備える種々の機能を実現するためのプログラムやデータ等を記憶するものである。
また、磁性部22bは、アンテナ本体21が取り付けられるアンテナケース22に具備されているので、コア21aの両端部を大きくする必要がなくなり、電波腕時計100の大型化を防止することができる。
さらに、アンテナ本体21が取り付けられるアンテナケース22の磁性部22bと非磁性部22aとは一体に形成されているので、当該アンテナケース22の構造を簡略化することができることとなり、電波腕時計100の製造をより簡便に行うことができる。
以下に、実施形態2の電波腕時計200について図7〜図11を参照して説明する。
ここで、図7は、本発明を適用した実施形態2の電子機器の好適な一例として例示する電波腕時計200を示す正面図であり、図8は、図7のVIII−VIII線における要部の拡大断面図である。
なお、実施形態2の電波腕時計200は、アンテナ220等が配設された時計計時部201の内部構成以外の点では上記実施形態1と略同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
上部ハウジング231及び下部ハウジング232は、例えば、樹脂(モールド)成形されてなり、各種部品を固定保持するものである。
さらに、下部ハウジング232よりも視認側には、例えば、この下部ハウジング232と上部ハウジング231により挟まれるようにして、運針機構部60、液晶パネル7、アンテナ220(詳細後述)等の電波腕時計200の各部と接続された回路基板212が配置されている。
さらに、上部ハウジング231の12時寄りの位置には、例えば、アンテナ220が取り付けられるアンテナ取付用凹部2311が形成されている。
ここで、図9(a)は、電波腕時計200に備わる上部ハウジング231を模式的に示した平面図であり、図9(b)は、上部ハウジング231を模式的に示した正面図である。
また、上部ハウジング231は、例えば、3時−9時方向の略中央部に磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部231aが設けられ、3時−9時方向の両端部側に、磁性材料を含有する樹脂から形成され、アンテナ220のコア220aの両端と磁気的に結合される2つの磁性部231b、231bが設けられている。
図10は、電波腕時計200を示す背面図である。また、図11(a)は、電波腕時計200に備わる上部ハウジング231を示す背面図であり、図11(b)は、図11(a)のb−b線における要部の拡大断面図である。
なお、図10にあっては、電波腕時計200に備わる裏蓋8とハウジング固定部材211の一部分を透視した状態を表すものとする。
このように、非磁性部231aによって磁気的に遮断されるようにして2つの磁性部231b、231bが設けられている。
また、アンテナ取付用凹部2311は、例えば、図11(a)及び図11(b)に示すように、3時−9時方向の一端(図11(a)における左端)の磁性部231bから非磁性部231aを介して他端(図11(a)における右端)の磁性部231bにわたるように3時−9時方向に長尺に形成されている。即ち、アンテナ取付用凹部2311のうち、コア220aのコイル220bが巻回されていない両芯端片a2が収納(当接)される部分が磁性部231bにより構成され、コア220aのコイル220bが巻回されている芯材部a1(図6参照)が収納(当接)される部分が非磁性部231aにより構成されている。
そして、アンテナ取付用凹部2311にアンテナ本体220cが収納されることにより、コア220aの両芯端片a2の各々と両磁性部231bの各々が磁気的に結合されるようになっている(図10参照)。
そして、コイル220bに生じた誘導起電力は、コイル220bに接続された受信制御回路部10hによって検出される。
これにより、当該磁性材料が樹脂中に分散された状態で、磁性部231bの透磁率を磁束の集束に十分な所定値に維持することができる。さらに、磁性材料の量を少なくして磁性部231bを構成する樹脂の量を増やすことができ、上部ハウジング231の強度の確保を適正に行うことができる。
また、磁性部231bは、アンテナ220が取り付けられる上部ハウジング231に具備されているので、コア220aの両端部を大きくする必要がなくなり、電波腕時計200の大型化を防止することができる。
以下に、上部ハウジング231の変形例について、図面を参照して説明する。
なお、以下の変形例の電波腕時計は、上部ハウジング331の構成以外の点では上記実施形態2と略同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図12(a)は、変形例1の電波腕時計に備わる上部ハウジング331を示す背面図であり、図12(b)は、図12(a)のb−b線における要部の拡大断面図であり、図12(c)は、図12(a)のc−c線における要部の拡大断面図である。
変形例1に係る上部ハウジング331は、例えば、図12(a)〜図12(c)に示すように、アンテナ取付用凹部2311が設けられた12時寄りの部分のみに磁性部331bが設けられている。具体的には、上部ハウジング331は、そのアンテナ取付用凹部2311を構成する部分のうち、アンテナ220の芯端片a2の視認側の部分が当接される部分にのみ磁性部331bを設け、12時側及び6時側の部分には非磁性部331aを設けるように構成されている。
また、磁性部331bは、上部ハウジング231に具備されているので、コア220aの両端部を大きくする必要がなくなり、電波腕時計の大型化を防止することができる。
図13は、変形例2の電波腕時計400を模式的に示した断面図である。
変形例2に係る上部ハウジング431は、例えば、図13に示すように、磁性部材431bと非磁性部材431aが一体ではなく、分割して形成されている。即ち、アンテナ220の視認側に配設される非磁性部材431aと3時側及び9時側に配設される非磁性部材431aとを個別に形成して、これらを組み付けることで電波腕時計400を構成するようにしても良い。
また、磁性部材431bは、上部ハウジング431に具備されているので、コア220aの両端部を大きくする必要がなくなり、電波腕時計400の大型化を防止することができる。
以下に、実施形態3の電波腕時計について図14を参照して説明する。
ここで、図14は、本発明を適用した実施形態3の電子機器の好適な一例として例示する電波腕時計を模式的に示した斜視図である。なお、図14にあっては、時計ケース502及び時計バンド503を示し、時計ケース502内に配設される時計計時部の図示を省略している。
また、実施形態3の電波腕時計は、時計ケース502の構成以外の点では上記実施形態1及び実施形態と略同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
このアンテナ取付部504と、時計ケース502のうちのアンテナ取付部504が当接された当接部分(磁性部)502aは、磁性材料を含有する樹脂から形成され、時計ケース502のうちの当接部分502a以外の部分は、磁性材料を含有しない樹脂から形成されている。即ち、アンテナ取付部504及び当接部分502aは、磁性部を構成している。
そして、アンテナ取付部504にアンテナ520が当接されることにより、アンテナ520のコア220aの両端部とアンテナ取付部504及び当接部分502aとが磁気的に結合されることとなる。
また、アンテナ取付部504及び当接部分502aは、時計ケース504に具備されているので、コア220aの両端部を大きくする必要がなくなり、電波腕時計の大型化を防止することができる。
図15は、変形例3の電波腕時計に備わるアンテナ装置620を模式的に示した斜視図である。
変形例3の電波腕時計に備わるアンテナ装置620は、例えば、図15に示すように、アンテナケース622に副磁路を形成する磁性部622bが設けられている。
即ち、アンテナケース622の2つの磁性部622b、622bには、アンテナ本体21の長手方向と略平行となるように内側に延出され、わずかな隙間(非磁性部622a)を空けて互いに対向する近接対向部分(例えば、図15における手前側の部分)b1、b1がそれぞれ設けられている。
これにより、2つ近接対向部分b1、b1を副磁路として機能させることができることとなって、外側に向かう磁束の流れを周囲空間に比して実効透磁率の高い副磁路に誘導して、磁束を外側に漏れ難くすることができる。従って、金属製の時計ケース2に磁束が漏れることにより生じる渦電流による損失を防止して、受信感度の低下を抑制することができる。
例えば、上記実施形態にあっては、アンテナ本体21及びアンテナ220の取付けにおいて、コア21a、220aのコイル21b、220bが巻回されていない芯端片a2を磁性部22b、231b、331bに当接させるようにしたが、これに限られるものではなく、磁性部22bのアンテナ当接部が絶縁されているのであれば、コイル21bが巻回された芯材部a1を磁性部22bに当接させるようにしても良い。
また、アンテナ本体21及びアンテナ220のコア21a、220aの芯端片a2を磁性部22b、231bに当接させるようにして芯端片a2と磁性部22bとを磁気的に結合するようにしたが、磁気的な結合方法はこれに限られるものではなく、例えば、近傍に配置するだけで磁気的に結合されるのであれば当接(接触)させなくても良い。
1、201 時計計時部(計時部)
2、502 時計ケース(機器ケース)
2a 開口部
7 液晶パネル
10g 表示部
20、620 アンテナ装置
21a、220a コア
21b、220b コイル
22、622 アンテナケース(合成樹脂部材)
22a、231a、331a、622a 非磁性部
22b、231b、331b、622b 磁性部
220、520 アンテナ
231、331、431 上部ハウジング(合成樹脂部材)
431a 非磁性部材
431b 磁性部材
8 裏蓋
Claims (8)
- 開口部を有する機器ケースと、
コア及びコイルを有するアンテナと、
時刻を計時する計時部と、
前記機器ケースの前記開口部に配置され、前記計時部により計時された時刻を表示する表示部と、
前記機器ケースの前記開口部と反対側に取り付けられた裏蓋と、
前記機器ケースの前記開口部と前記裏蓋との間に配置され、前記アンテナが取り付けられる合成樹脂部材と、を備え、
前記合成樹脂部材は、
磁性材料を含有する樹脂から形成されてなる磁性部と、磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部とを有し、前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端と磁気的に結合されていることを特徴とする電波時計。 - 前記合成樹脂部材の前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端に当接されていることを特徴とする請求項1に記載の電波時計。
- 前記合成樹脂部材は、前記非磁性部によって磁気的に遮断された少なくとも2つの磁性部を有し、
前記コアの両端は、それぞれ異なる前記磁性部と磁気的に結合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電波時計。 - 前記磁性部と前記非磁性部とは一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電波時計。
- コア及びコイルを有するアンテナと、
このアンテナが取り付けられる合成樹脂部材と、を備え、
前記合成樹脂部材は、
磁性材料を含有する樹脂から形成されてなる磁性部と、磁性材料を含有しない樹脂から形成されてなる非磁性部とを有し、前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端と磁気的に結合されていることを特徴とするアンテナ装置。 - 前記合成樹脂部材の前記磁性部が前記アンテナの前記コアの両端に当接されていることを特徴とする請求項5に記載のアンテナ装置。
- 前記合成樹脂部材は、前記非磁性部によって磁気的に遮断された少なくとも2つの磁性部を有し、
前記コアの両端は、それぞれ異なる前記磁性部と磁気的に結合されていることを特徴とする請求項5又は6に記載のアンテナ装置。 - 前記磁性部と前記非磁性部とは一体に形成されていることを特徴とする請求項5〜7の何れか一項に記載のアンテナ装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006065307A JP2007240401A (ja) | 2006-03-10 | 2006-03-10 | 電波時計及びアンテナ装置 |
US11/714,386 US7515112B2 (en) | 2006-03-10 | 2007-03-06 | Antenna device and radio wave controlled timepiece |
CNA2007800015804A CN101361224A (zh) | 2006-03-10 | 2007-03-07 | 天线装置和无线电波控制的时钟 |
PCT/JP2007/055013 WO2007105743A1 (en) | 2006-03-10 | 2007-03-07 | Antenna device and radio wave controlled timepiece |
DE200711000084 DE112007000084T5 (de) | 2006-03-10 | 2007-03-07 | Antennenvorrichtung und Funkuhr |
US12/391,190 US7724199B2 (en) | 2006-03-10 | 2009-02-23 | Antenna device and radio wave controlled timepiece |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006065307A JP2007240401A (ja) | 2006-03-10 | 2006-03-10 | 電波時計及びアンテナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007240401A true JP2007240401A (ja) | 2007-09-20 |
Family
ID=38050071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006065307A Pending JP2007240401A (ja) | 2006-03-10 | 2006-03-10 | 電波時計及びアンテナ装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US7515112B2 (ja) |
JP (1) | JP2007240401A (ja) |
CN (1) | CN101361224A (ja) |
DE (1) | DE112007000084T5 (ja) |
WO (1) | WO2007105743A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010273231A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Casio Computer Co Ltd | 電子機器 |
JP2011077824A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Casio Computer Co Ltd | アンテナ装置、電波受信機器及びアンテナ装置の製造方法 |
JP2012189481A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Seiko Epson Corp | アンテナ内蔵式電子時計 |
US8456368B2 (en) | 2009-01-27 | 2013-06-04 | Casio Computer Co., Ltd. | Antenna device and radio-wave receiver with such antenna device |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101627345B (zh) * | 2007-03-05 | 2011-03-09 | 西铁城控股株式会社 | 电波校正表及其组装方法 |
CN101681710A (zh) * | 2007-06-19 | 2010-03-24 | 胜美达集团株式会社 | 磁性元件及使用磁性元件的天线装置 |
JP5304156B2 (ja) * | 2008-02-07 | 2013-10-02 | セイコーエプソン株式会社 | アンテナ内蔵式電子時計 |
US8072844B2 (en) * | 2008-02-07 | 2011-12-06 | Seiko Epson Corporation | Electronic timepiece with internal antenna |
JP2009296296A (ja) * | 2008-06-05 | 2009-12-17 | Casio Comput Co Ltd | アンテナ装置、電波受信装置およびアンテナ装置の製造方法 |
JP2010066045A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Casio Comput Co Ltd | 電波受信装置 |
US8269680B2 (en) * | 2009-08-31 | 2012-09-18 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle antenna assembly |
JP2012199715A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Fujitsu Ltd | 電子機器 |
US9128470B2 (en) * | 2012-02-29 | 2015-09-08 | Seiko Epson Corporation | Electronic timepiece with built-in antenna |
JP5994523B2 (ja) * | 2012-09-24 | 2016-09-21 | セイコーエプソン株式会社 | アンテナ内蔵式電子時計 |
JP5678972B2 (ja) * | 2013-02-15 | 2015-03-04 | カシオ計算機株式会社 | 電子機器 |
JP1515096S (ja) * | 2013-07-26 | 2017-12-25 | ||
USD742253S1 (en) * | 2013-12-20 | 2015-11-03 | Casio Keisanki Kabushiki Kaisha | Wrist watch |
USD751420S1 (en) * | 2014-01-24 | 2016-03-15 | Casio Keisanki Kabushiki Kaisha | Wrist watch |
USD742762S1 (en) * | 2014-09-11 | 2015-11-10 | Casio Keisanki Kabushiki Kaisha | Wrist watch |
USD742763S1 (en) * | 2014-11-21 | 2015-11-10 | Casio Keisanki Kabushiki Kaisha | Wrist watch |
TWI629832B (zh) * | 2016-06-30 | 2018-07-11 | 和碩聯合科技股份有限公司 | 穿戴型電子裝置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000114854A (ja) * | 1998-10-08 | 2000-04-21 | Yoshikawa Rf System Kk | データキャリア |
JP2004235701A (ja) * | 2003-01-28 | 2004-08-19 | Casio Comput Co Ltd | アンテナ及びアンテナを備えた腕時計 |
WO2004099884A1 (ja) * | 2003-05-09 | 2004-11-18 | Seiko Epson Corporation | 無線通信機能付電子時計 |
JP2005117465A (ja) * | 2003-10-09 | 2005-04-28 | Casio Comput Co Ltd | アンテナ及び腕時計 |
JP2005198255A (ja) * | 2003-12-11 | 2005-07-21 | Hitachi Metals Ltd | アンテナ及びこれを用いた電波時計、キーレスエントリーシステム、rfidシステム |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5591237A (en) | 1978-12-28 | 1980-07-10 | Seiko Epson Corp | Electronic watch incorporating receiver |
DE69433263T2 (de) * | 1994-04-08 | 2004-08-26 | Citizen Watch Co., Ltd. | Antenne für ein tragbares elektronisches gerät |
US7084825B2 (en) * | 2003-01-10 | 2006-08-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Antenna and electronic device using the same |
WO2004102738A1 (ja) * | 2003-05-15 | 2004-11-25 | Citizen Watch Co., Ltd. | アンテナ部を内蔵した金属外装部を持つ電子機器 |
US7161551B2 (en) * | 2003-10-09 | 2007-01-09 | Casio Computer Co., Ltd. | Antenna and wristwatch |
US7511679B2 (en) * | 2003-11-27 | 2009-03-31 | Hitachi Metals Ltd. | Antenna, and radio timepiece using the same, keyless entry system, and RFID system |
US7126548B2 (en) * | 2003-12-02 | 2006-10-24 | Casio Computer Co., Ltd. | Electronic device and antenna apparatus |
JP2005311715A (ja) | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Casio Comput Co Ltd | 電子機器及びアンテナ装置 |
JP4523437B2 (ja) * | 2005-02-01 | 2010-08-11 | セイコーインスツル株式会社 | アンテナ構造体の製造方法 |
-
2006
- 2006-03-10 JP JP2006065307A patent/JP2007240401A/ja active Pending
-
2007
- 2007-03-06 US US11/714,386 patent/US7515112B2/en active Active
- 2007-03-07 WO PCT/JP2007/055013 patent/WO2007105743A1/en active Application Filing
- 2007-03-07 CN CNA2007800015804A patent/CN101361224A/zh active Pending
- 2007-03-07 DE DE200711000084 patent/DE112007000084T5/de not_active Ceased
-
2009
- 2009-02-23 US US12/391,190 patent/US7724199B2/en active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000114854A (ja) * | 1998-10-08 | 2000-04-21 | Yoshikawa Rf System Kk | データキャリア |
JP2004235701A (ja) * | 2003-01-28 | 2004-08-19 | Casio Comput Co Ltd | アンテナ及びアンテナを備えた腕時計 |
WO2004099884A1 (ja) * | 2003-05-09 | 2004-11-18 | Seiko Epson Corporation | 無線通信機能付電子時計 |
JP2005117465A (ja) * | 2003-10-09 | 2005-04-28 | Casio Comput Co Ltd | アンテナ及び腕時計 |
JP2005198255A (ja) * | 2003-12-11 | 2005-07-21 | Hitachi Metals Ltd | アンテナ及びこれを用いた電波時計、キーレスエントリーシステム、rfidシステム |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8456368B2 (en) | 2009-01-27 | 2013-06-04 | Casio Computer Co., Ltd. | Antenna device and radio-wave receiver with such antenna device |
JP2010273231A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Casio Computer Co Ltd | 電子機器 |
JP2011077824A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Casio Computer Co Ltd | アンテナ装置、電波受信機器及びアンテナ装置の製造方法 |
JP2012189481A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Seiko Epson Corp | アンテナ内蔵式電子時計 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20070210975A1 (en) | 2007-09-13 |
US20090161491A1 (en) | 2009-06-25 |
US7724199B2 (en) | 2010-05-25 |
DE112007000084T5 (de) | 2008-10-02 |
CN101361224A (zh) | 2009-02-04 |
WO2007105743A1 (en) | 2007-09-20 |
US7515112B2 (en) | 2009-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007240401A (ja) | 電波時計及びアンテナ装置 | |
US8259024B2 (en) | Radio wave receiver with an antenna structure | |
JP2007013862A (ja) | アンテナ及びこれを用いた電波時計、キーレスエントリーシステム、rfidシステム | |
KR20060021282A (ko) | 안테나가 내장된 금속 패키지를 포함한 전자기기 | |
JP2010048605A (ja) | アンテナ内蔵式電子時計 | |
US7161551B2 (en) | Antenna and wristwatch | |
JP4710811B2 (ja) | アンテナ装置、アンテナ装置の製造方法及び電子機器 | |
JP2005164354A (ja) | 電子機器 | |
JP2006053158A (ja) | 電子機器 | |
JP2005311715A (ja) | 電子機器及びアンテナ装置 | |
JP2010133814A (ja) | 電波腕時計 | |
JP2006340101A (ja) | アンテナ構造体及び電波修正時計 | |
JP4784498B2 (ja) | アンテナ装置及びアンテナ装置の製造方法 | |
JP5712695B2 (ja) | アンテナ内蔵式電子時計 | |
JP5262311B2 (ja) | 電子機器 | |
JP5874338B2 (ja) | アンテナ構造体、電波受信機器及びアンテナ構造体の製造方法 | |
JP2005117465A (ja) | アンテナ及び腕時計 | |
JP2006105864A (ja) | アンテナ及び電波時計 | |
JP5392294B2 (ja) | 電子機器及び電子機器の製造方法 | |
JP5803574B2 (ja) | アンテナ構造体、電波受信機器及びアンテナ構造体の製造方法 | |
JP2011139195A (ja) | アンテナ装置及びこのアンテナ装置を備えた電波受信機器 | |
JP2012154768A (ja) | 電子時計 | |
JP5516485B2 (ja) | 電波受信機器 | |
JP4888497B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JP2008070246A (ja) | 電波修正時計用アンテナ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100608 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100809 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101214 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110412 |