JP2010133814A - 電波腕時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナ構造体及びこれを組み込んだ装置の小型化と効率よく電波の磁束を捉えて受信感度を向上させることとを両立させることのできる電波腕時計を提供する。
【解決手段】コア81とこのコア81に巻回されたコイル82とを有し時刻情報を含む標準電波を受信するアンテナ構造体8を収納する時計ケース1の開口部1bを閉塞する裏蓋部材20に、周方向の少なくとも一部が磁性材料で形成され、時計ケース1の開口部1bに挿入される立上り部23を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、電波腕時計に関する。
従来、時刻情報を含む標準電波を受信して自動的に現在時刻を修正する電波時計等の電子機器が知られている。そして、例えば電波時計において標準電波を受信するアンテナとしては、受信感度のよい磁性材料であるアモルファス金属やフェライト等からなるコアにコイルが巻回されてなるアンテナ構造体が多く用いられている。
アンテナ構造体は、コアの長さが長く電波受信面積が大きいほど受信感度が向上する。しかし、特に腕時計型の電波時計のような小型の電子機器に組み込む場合には、アンテナ構造体の収納スペースに限界があるため、小型のアンテナ構造体を用いる必要がある。
そこで、アンテナ構造体を小型化した場合でも受信感度を向上させる構成として、コアの両端部にアモルファス薄膜を磁気的に連結させる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、電子機器が腕時計である場合には、デザイン性や高級感を演出するために、腕時計の時計ケースや裏蓋部材をチタンやステンレス等の金属材料で形成することも行われている。しかし、アンテナ構造体を金属製の時計ケースに収納すると、電波の流れ(磁束の流れ)が筐体によって遮蔽されるとともに、磁束が時計ケース内を通過する際に渦電流が発生し、この渦電流損失により十分な受信感度が得られないとの問題がある。
そこで、金属製の時計ケースにアンテナ構造体を収納する場合の受信感度の低下を防止するため、時計ケースの内周面及び裏蓋部材における時計の内部側の面にアモルファス等の磁性材料で形成された磁性部材を配置する構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このような構成とすることにより、渦電流の発生を抑え、アンテナ構造体の受信感度を向上させることができる。
特開2007−184894号公報 特開2005−164354号公報
しかしながら、小型の腕時計等のように時計ケースにスペースを確保できない場合には、特許文献1に記載されているようなアモルファス薄膜を配置することができない場合もある。
また、特許文献1及び特許文献2に記載されている技術のように、アンテナ構造体の受信感度を向上させるために別部材を配置する場合には、部品点数の増加や組立て工数の増加によって費用面でも時間面でも生産コストが上昇するとの問題があった。
そこで、本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、効率よく電波の磁束を捉えてアンテナ構造の受信感度を向上させるとともに、生産コストを上げることなく装置の小型化を実現させることのできる電波腕時計を提供することを目的としている。
このような問題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
コアとこのコアに巻回されたコイルとを有し時刻情報を含む標準電波を受信するアンテナ構造体と、
中空の短柱形状に形成され、一端側に時計ガラスが取り付けられるとともに他端側に開口部を有し、前記アンテナ構造体を内部に収納配置する時計ケースと、
この時計ケースの前記開口部に挿入される立上り部を有し、前記開口部を閉塞する裏蓋部材と、を備え、
前記立上り部の周方向の少なくとも一部が、磁性材料で形成されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電波腕時計において、
前記立上り部は、周方向において少なくとも2以上の分割立上り部に分割されており、前記コアの両端部は、それぞれ異なる前記分割立上り部と磁気的に結合されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の電波腕時計において、
前記立上り部のうち、前記アンテナ構造体と前記時計ケースの内側面との間に位置する部分は磁性材料で形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電波腕時計において、
前記時計ケースの内側面にケース側係合部を設け、
前記立上り部の外側面であってケース側係合部に対応する位置に裏蓋側係合部を設け、
前記裏蓋部材は、前記裏蓋側係合部を前記ケース側係合部に係合させることにより前記時計ケースに固定されること特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電波腕時計において、
前記時計ケースの内側面にケース側係合溝を設け、
前記立上り部の外側面にケース側係合溝に対応する裏蓋側係合溝を設け、
前記裏蓋部材は、前記裏蓋側係合溝を前記ケース側係合溝に螺合させることにより前記時計ケースに固定されることを特徴としている。
本発明によれば、裏蓋部材の立上り部の周方向の少なくとも一部が、磁性材料で形成されているため、効率よく電波の磁束を捉えてアンテナ構造の受信感度を向上させることができる。そして、アンテナ構造の受信感度の向上のために別部材を設ける必要がないため、生産コストを抑えつつ装置の小型化を実現することができるとの効果を奏する。
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、本発明を適用可能な実施形態がこれに限定されるものではない。
[第1の実施の形態]
先ず、図1から図4を参照しつつ、本発明に係る電波腕時計の第1の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る電波腕時計の分解斜視図であり、図2は、本実施形態に係る電波腕時計の側断面図である。
図1及び図2に示すように、電波腕時計100には、中空の短柱形状に形成された時計ケース1が設けられている。時計ケース1は、チタンや非磁性ステンレス等の金属その他の導電性部材で形成されており、電波腕時計100における表面側端部に開口部1aを有し、裏面側端部に開口部1bを有している。
時計ケース1の図1における左右両端部、つまり時計の12時方向側端部及び6時方向側端部には図示しない時計バンドが取り付けられるバンド取付部3が形成されている。また、時計ケース1の外周部には、時刻合わせの指示などの種々の操作指示が入力される複数の操作ボタン4が設けられている。
時計ケース1の表面側端部の開口部1aには、非導電性の材料で形成された時計ガラス5が開口部1aを閉塞するように防水リング6を介して取り付けられている。
なお、時計ガラス5を形成する非導電性の材料は、例えば電波の流れを遮蔽しない材料であるガラスである。
また、この時計ケース1の内部には、モジュール7が収容されている。モジュール7は、合成樹脂製のハウジング内部に、時計ムーブメント、電波腕時計100の各部に電力を供給するためのバッテリー、および回路基板等(いずれも図示せず)、各種の電子部品を収納したものである。回路基板の上には、図示しない受信回路や時計計時部を構成するCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、計時回路、発振回路等が実装されている。また、回路基板上には、後述するアンテナ構造体8の端子部85が接続される回路側の接続端子部(図示せず)が設けられている。
モジュール7の下面側(図2において下側)であって、電波腕時計100の12時側となる端部は、一部が切り欠かれており、後述するアンテナ構造体8を収納可能なアンテナ収納部9となっている。
モジュール7の上面には、時計ガラス5の裏面側(図2における下側の面)に対向して文字板10が設けられている。文字板10の表面側の周縁部には、例えば時計の1時から12時に対応する12個の時字(図示しない)がほぼ等間隔に設けられている。
また、時計ガラス5と文字板10との間には、文字板10の周縁部に沿って見切り部材11が配置されている。
文字板10のほぼ中央部には図示しない軸孔が形成されており、指針軸12が軸孔を通して電波腕時計100の裏面側から表面側に突出している。指針軸12には時計ガラス5と文字板10との間に配置された時針や分針等の指針13が取り付けられている。前記時計ムーブメントは、この指針軸12に取り付けられた指針13を文字板10の上方で運針させるようになっている。
また、時計ケース1の内部には、モジュール7を裏面側(すなわち、図2における下側)から支持する環状のモジュール押え部材15が設けられている。モジュール押え部材15は、例えば樹脂等によって形成されている。
図3は、後述する裏蓋部材20を時計ケース1に取り付けた際のモジュール押え部材15、裏蓋部材20及びアンテナ構造体8の位置関係を示した要部平面図である。なお、図示しない例では説明の便宜上、時計ケース1及びモジュール7を取り除いた状態を示している。
図1又は図3に示すように、モジュール押え部材15の外周壁には、アンテナ構造体8をアンテナ収納部9に収納した際、コア81の両端部が配置される位置(例えば、電波腕時計100における10時及び2時となる位置の近傍)に、それぞれコア81の端部を受ける切欠き部18が形成されている。
図1に示すように、モジュール押え部材15における、電波腕時計100の12時側の外周面の一部は、凹部16となっている。この凹部16には、第1の磁性シート17が配設されるようになっている。
第1の磁性シート17は、例えば、シリコンゴム等のバインダーに、Fe(鉄)を主成分としたフェライト材やアモルファス材等の金属磁性粉末(磁性材料)を分散させてシート状に形成されたものである。
アンテナ構造体8を金属製の時計ケース1に収納する等、アンテナ構造体8の周囲に金属製の部材が近接して配置されている場合には、アンテナ構造体8により蓄えられた交番磁束がケース内を通過する際に、金属製の部材を伝わって渦電流が発生する。渦電流は、交番磁束を取り囲むように、その周囲を回るように発生し、このような渦電流が発生すると、この渦電流損失により受信感度が低下する。この点、第1の磁性シート17を設けることにより、渦電流の発生を抑制して、受信感度を向上させることができる。
モジュール7及びモジュール押え部材15の下側(図2における下側)であって、アンテナ収納部9に対応する位置には、第2の磁性シート19が配置されている。
第2の磁性シート19は、第1の磁性シート17と同様の材料によって形成されていてもよいし、フェライト焼結材やアモルファス箔等の磁性材料により板状に形成されたものであってもよい。
本実施形態において、アンテナ構造体8は、樹脂等で形成されたアンテナケース83に収納されており、例えばクッション性を有する接着剤等を介してモジュール7のアンテナ収納部9内に配置されている。
アンテナ構造体8は、アンテナケース83の両端部から突出する長尺なコア81とこのコア81に巻回されたコイル82とを備えており、コア81に電波が透過すると、コイル82に誘起電流が発生するように構成されている。
コア81の端部は、時計ケース1の外周の形状に沿うように斜めに切り欠かれている。なお、コア81の形状等は図示例に限定されない。
アンテナケース83上の一端には、リードフレーム84が、コイル82の各端部に対応して2つ設けられており、コイル82の各端部は、それぞれ半田付け等によりリードフレーム84に接続・固定されている。各リードフレーム84は、端子部85を備えており、各端子部85は、回路基板上に設けられた接続端子部(図示せず)に接続されている。なお、リードフレーム84は必須のものではなく、コイル82の両端部を直接回路基板上の接続端子部と接続してもよい。また、アンテナ構造体8の形状等は図示例に限定されない。
コア81は、アモルファス金属等の透磁率(magnetic permeability)(磁場または磁界の強さ H と磁束密度 B との間の関係を B = μ H で表した時の比例定数 μをいう)または比透磁率(真空の透磁率 μ0 との比 μs=μ/μ0 をいう)が高く、導電率が小さい磁性材料からなる複数の板状部材(図示せず)を積層して形成されている。板状部材としては、アモルファス合金、Fe-Cu-Nb-Si-B系等のナノ結晶磁性合金、Fe-Si系磁性合金等の軟磁性金属箔帯を板厚20μm以下に薄く形成して用いている。なお、コア81を形成する材料は、アモルファス合金等に限定されず、アンテナのコア81として十分に機能する性質を備えるものであれば、適用可能である。例えば、透磁率の大きなFe-Niの合金であるパーマロイ(permalloy)等を、コア81を形成する材料として用いてもよい。また、コア81をフェライト等の透磁率または比透磁率が高い磁性材料により一体的に(すなわち単層構造で)形成してもよい。コア81をこのような材料で形成することにより、磁束を効率よく捉え、アンテナ構造体8の受信感度を向上させることができる。
また、時計ケース1の裏面側端部の開口部1bには、金属製の裏蓋部材20が、防水リング21(図6参照)を介して取り付けられている。
本実施形態において、この裏蓋部材20は、時計ケース1の開口部1bを閉塞する裏蓋本体部22と、時計ケース1の開口部1bに挿入され時計ケース1と係合される立上り部23とを有している。
裏蓋本体部22は、例えば、時計ケース1と同様にチタンや非磁性ステンレス等の金属で形成されている。裏蓋本体部22は、円盤状の底面部24とこの底面部24の外周に沿って立設された壁面部25とを有している。
本実施形態において、立上り部23は、裏蓋部材20の周方向において、3つの分割立上り部23a,23b,23cに分割されており、各分割立上り部23a,23b,23cは、組立状態において、電波腕時計100における12時、4時、8時となる位置近傍に、それぞれ隙間が開くようにして裏蓋本体部22上に立設配置されている。すなわち、各分割立上り部23a,23b,23cは、例えば、溶解させた合金(ろう剤)を用いて互いを接着させるろう付けやはんだ付け等の溶接や、かしめ、ねじ止め、圧入等の手法によって裏蓋本体部22の壁面部25の内側に固定されている。なお、裏蓋本体部22と立上り部23とを固定する手法や裏蓋本体部22及び立上り部23の構成はここに示したものに限定されない。
立上り部23は、SUS444等のフェライトステンレス鋼や、純鉄、又はフェライト、パーマロイ等の粉末を混入したステンレスや、アモルファス、フェライト等の磁性材料の粉末を混入した合成樹脂等の材料で形成されている。なお、立上り部23は磁性材料で形成されていればよく、その材料はここに示したものに限定されない。
各分割立上り部23a,23b,23cの外周面上には、時計ケース1と係合するための裏蓋側係合部としての係合突起27が、それぞれ1つずつ設けられている。なお、裏蓋側係合部は突起状のものに限定されない。例えば、分割立上り部23a,23b,23cの一部を外側に屈曲させることにより裏蓋側係合部を形成してもよい。
図2及び図4に示すように、時計ケース1の内周面(すなわち、内側面)には、この係合突起27に対応する高さに、係合突起27を係合させるケース側係合部としての係合溝部28が形成されている。本実施形態では、この係合溝部28に係合突起27を係合させることによって、裏蓋部材20が時計ケース1に固定されるようになっている。なお、係合突起27の数や形状は特に限定されない。また、時計ケース1側において係合突起27を受ける部分は、溝部に限定されず、例えば、各係合突起27に対応する位置に、それぞれ係合凹部を設けてもよい。
また、分割立上り部23a,23bには、裏蓋部材20を時計ケース1に固定した際、アンテナ構造体8のコア81の端部に対応する位置(例えば、電波腕時計100における10時及び2時となる位置の近傍)に、それぞれコア81の端部を受ける切欠き部29が形成されている。
本実施形態では、組立状態において、コア81の両端部が分割立上り部23a,23bに形成された切欠き部29内に載置されることにより、コア81の両端部が、それぞれ異なる分割立上り部23a,23bと磁気的に結合されるようになっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、電波腕時計100を形成する場合には、時計ケース1の内壁の所定位置に凹部21を設け、この凹部21に外部磁性部材22を埋め込む。アンテナ収納部9にアンテナ構造体8を収納し、裏面側からモジュール押え部材15によって押える。この際、モジュール押え部材15の切欠き部18にコア81の端部が嵌るように位置を調整する。また、モジュール押え部材15の凹部16に、第1の磁性シート17を配置する。
アンテナ構造体8を収納したモジュール7をモジュール押え部材15により押えると、これらを文字板10が時計ガラス5と対向するようにして時計ケース1の中に収納する。さらに、その裏面側から第2の磁性シート19を配置する。
他方、裏蓋本体部22と立上り部材23とを溶接等により固定し、一体化させて裏蓋部材20を形成する。そして、モジュール7等が収納された時計ケース1の開口部1bに裏蓋部材20を嵌め込んで開口部1bを閉塞する。このとき、コア81の両端部が分割立上り部23a,23bに形成された切欠き部29内に載置されるように位置を調整する。さらに、裏蓋部材20の立上り部23を時計ケース1の中に押し込むことにより、立上り部材23の係合突起27が時計ケース1の係合溝部28に係合して裏蓋部材20が時計ケース1に固定される。本実施形態では、このような組立状態において、コア81の両端部が磁性材料で形成された分割立上り部23a,23bと磁気的に結合する。
電波腕時計100による標準電波受信時においては、電波の磁界成分が、電波を遮蔽しない材料によって形成された非導電性の部材である時計ガラス5、文字板10上等を透過して、アンテナ構造体8のコア81に進入する。また、分割立上り部23a,23bにより磁束が集められ、分割立上り部23a,23bと磁気的に結合されているコア81の一方側の端部からアンテナ構造体8に進入する。アンテナ構造体8に進入した磁束は、コア81の他方側の端部へと通過する。この通過の際に、コア81に巻回されたコイル82に交流電流が誘導され(誘起電流)、これに伴ってコイル82の両端に交流電圧が発生する。そして、この交流電圧がアナログ受信信号として図示しない受信回路に送られる。
そして、受信回路により、このアナログ受信信号について増幅、復調、デコード等の処理が行われ、デジタルの時刻データが取得される。電波腕時計100は、取得された時刻データに基づいて、適宜現在時刻の修正を行う。
以上のように、本実施形態によれば、電波腕時計100は、コア81の端部が磁性材料で形成されている分割立上り部23a,23bと磁気的に結合されているので、分割立上り部23a,23bがコア81に接続された集磁部材としての役割を果たし、コア81の長さを実質的に延長するとともに、その表面積を広く確保することができる。これにより、アンテナ構造体8のコア81自体を大きくしなくても、効率よく磁束を集めることが可能となり、コイル82に十分な起電力を発生させることができる。このため、アンテナ構造体8及びこれを備える電波腕時計100の小型化を実現しつつ、電波の受信感度を大幅に向上させることができる。
また、磁性材料で形成された立上り部23が、アンテナ構造体8と時計ケース1の内側面との間に配置されているので、渦電流の発生を抑える磁性部材としての役割を果たし、渦電流損失を減少させて、アンテナ構造体8の受信感度を良好に保つことができる。
また、このように、裏蓋部材20の立上り部23を集磁部材、磁性部材として機能させることができるので、別部材を用いる場合と比較して部品点数及び組立て工数を少なく抑えることができ、費用面・時間面での生産コストを抑えることができる。
さらに、本実施形態では、モジュール押え部材15の凹部16に第1の磁性シート17を配置し、モジュール押え部材15の下側(すなわち、電波腕時計100の裏面側)に第2の磁性シート19を配置している。このように、アンテナ構造体8を囲むように磁性部材を配置しているので、渦電流の発生をより確実に抑えることができ、渦電流損失を減少させて、アンテナ構造体8の受信感度を向上させることができる。
また、本実施形態では、分割立上り部23a,23b,23cの外周面上に設けられている係合突起27を、時計ケース1の内周面に形成されている係合溝部28に係合させることによって裏蓋部材20が時計ケース1に固定される。このように、裏蓋部材20の固定にビス等の別部材を用いないため、部品点数が少なく組み立ても容易であり、生産コストを抑えることができる。
なお、本実施形態では、第1の磁性シート17及び第2の磁性シート19として、フェライト材やアモルファス材等の金属磁性粉末を分散させてシート状にしたものを適用する例を示したが、磁性シート17の材料はこれに限定されず、パーマロイ等を用いてもよい。また、渦電流の発生を抑制するため、磁性シート17に代えて、フェライト焼結材やアモルファス箔等の固形状のものを使用するようにしてもよい。
また、本実施形態では、3つの分割立上り部23a,23b,23cの全てを磁性材料で形成することとしたが、少なくともコア81と磁気的に結合する分割立上り部23a,23bが磁性材料で形成されていればよく、分割立上り部23cについては、磁性材料以外の材料で形成されていてもよい。
なお、本実施形態においては、電波腕時計100における12時、4時、8時となる位置近傍に、それぞれ隙間が開くようにして、分割立上り部23a,23b,23cが配置される場合を例として説明したが、分割立上り部は、アンテナ構造体8のコア81の各端部がそれぞれ異なる分割立上り部と磁気的に結合されるように構成されていれば足り、その分割の仕方や数等は、ここに示したものに限定されない。
例えば、分割立上り部23a,23b,23cのうち、コア81と接続しない分割立上り部23cの周方向の長さを他の2つの分割立上り部23a,23bよりも短くして、分割立上り部23a,23bの周方向の長さを図示例よりも長くしてもよい。
また、例えば、裏蓋部材20の周方向において、2つに分割された分割立上り部を備え、各分割立上り部を、電波腕時計100における12時と6時となる位置近傍に、それぞれ隙間が開くように配置して、コア81の各端部が各分割立上り部と磁気的に接合されるように構成してもよい。
なお、本実施形態においては、アンテナ構造体8のコア81の各端部が、それぞれ分割立上り部23a,23bに接触している場合を例として説明したが、コア81の端部と分割立上り部23a,23bとは、物理的に接触している場合に限定されない。例えば、コア81の端部と分割立上り部23a,23bとの間に多少隙間がある場合でも、両者が磁気的に結合された状態となっていればよい。
なお、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
[第2の実施形態]
次に、図5から図7を参照しつつ、本発明に係る電波腕時計の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態は、裏蓋部材の構成が第1の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態と異なる部分について説明する。
図5は、本実施形態に係る電波腕時計の分解斜視図であり、図6は、本実施形態に係る電波腕時計の側断面図である。
図5及び図6に示すように、本実施形態において、電波腕時計200は、第1の実施形態と同様、時計ケース201、モジュール7、アンテナ構造体8、モジュール押え部材15、裏蓋部材202を備えている。
また、図7は、裏蓋部材202を時計ケース201に取り付けた際のモジュール押え部材15、裏蓋部材202及びアンテナ構造体8の位置関係を示した要部平面図である。
本実施形態における時計ケース201の開口部1bの内側面には、後述する裏蓋側係合溝211と螺合するケース側係合溝203が形成されている。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態において、裏蓋部材202は、時計ケース201の開口部1bを閉塞する裏蓋本体部205と、時計ケース1の開口部1bに挿入され時計ケース201と係合される立上り部210とを有している。
裏蓋本体部205は、円盤状の底面部206とこの底面部206の外周に沿って立設された壁面部207とを有している。
立上り部210は、第1の実施形態と同様に磁性材料で形成されており、裏蓋部材202の周方向において、3つの分割立上り部210a,210b,210cに分割されている。各分割立上り部210a,210b,210cは、組立状態において、電波腕時計200における12時、4時、8時となる位置近傍に、それぞれ隙間が開くようにして裏蓋本体部205上に立設配置されている。
各分割立上り部210a,210b,210cの外周面における上部には、時計ケース201のケース側係合溝203に対応して、これと螺合する裏蓋側係合溝211が形成されている。本実施形態では、この裏蓋側係合溝211をケース側係合溝203に螺合させることにより、裏蓋部材202が時計ケース201に固定されるようになっている。
また、各分割立上り部210a,210b,210cの内周面における上部は、下部よりも厚みの薄い段差部212となっている。
本実施形態では、組立状態において、コア81の両端部が分割立上り部210a,210bに形成された段差部212に載置されることにより、コア81の両端部が、それぞれ異なる分割立上り部210a,210bと磁気的に結合されるようになっている。
なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
裏蓋本体部205に3つの分割立上り部210a,210b,210cを固定して、一体の裏蓋部材202を形成する。また、時計ケース201内にモジュール7等を収納する。その後、時計ケース201の開口部1bのケース側係合溝203に裏蓋部材202の裏蓋側係合溝211を螺合させることにより、裏蓋部材202を時計ケース201に固定する。本実施形態では、このような組立状態において、コア81の両端部が磁性材料で形成された分割立上り部210a,210bと磁気的に結合する。
電波腕時計200による標準電波受信時においては、電波の磁界成分が、電波を遮蔽しない材料によって形成された非導電性の部材である時計ガラス5、文字板10上等を透過して、アンテナ構造体8のコア81に進入する。また、分割立上り部210a,210bにより磁束が集められ、分割立上り部210a,210bと磁気的に結合されているコア81の一方側の端部からアンテナ構造体8に進入する。アンテナ構造体8に進入した磁束は、コア81の他方側の端部へと通過する。この通過の際に、コア81に巻回されたコイル82に交流電流が誘導され(誘起電流)、これに伴ってコイル82の両端に交流電圧が発生する。そして、この交流電圧がアナログ受信信号として図示しない受信回路に送られる。
そして、受信回路により、このアナログ受信信号について増幅、復調、デコード等の処理が行われ、デジタルの時刻データが取得される。電波腕時計200は、取得された時刻データに基づいて、適宜現在時刻の修正を行う。
以上のように、本実施形態によれば、電波腕時計200は、コア81の端部が磁性材料で形成されている分割立上り部210a,210bと磁気的に結合されているので、分割立上り部210a,210bがコア81に接続された集磁部材としての役割を果たし、コア81の長さを実質的に延長するとともに、その表面積を広く確保することができる。これにより、アンテナ構造体8のコア81自体を大きくしなくても、効率よく磁束を集めることが可能となり、コイル82に十分な起電力を発生させることができる。このため、アンテナ構造体8及びこれを備える電波腕時計200の小型化を実現しつつ、電波の受信感度を大幅に向上させることができる。
また、磁性材料で形成された立上り部210が、アンテナ構造体8と時計ケース201の内側面との間に配置されているので、渦電流の発生を抑える磁性部材としての役割を果たし、渦電流損失を減少させて、アンテナ構造体8の受信感度を良好に保つことができる。
また、このように、裏蓋部材202の立上り部210を集磁部材、磁性部材として機能させることができるので、別部材を用いる場合と比較して部品点数及び組立て工数を少なく抑えることができ、費用面・時間面での生産コストを抑えることができる。
また、本実施形態では、分割立上り部210a,210b,210cの外周面上に設けられている裏蓋側係合溝211を時計ケース201のケース側係合溝203に螺合させることによって、裏蓋部材202が時計ケース201に固定される。このように、裏蓋部材202の固定にビス等の別部材を用いないため、部品点数が少なく組み立ても容易であり、生産コストを抑えることができる。
なお、本実施形態では、3つの分割立上り部210a,210b,210cの全てを磁性材料で形成することとしたが、少なくともコア81と磁気的に結合する分割立上り部210a,210bが磁性材料で形成されていればよく、分割立上り部210cについては、磁性材料以外の材料で形成されていてもよい。
なお、本実施形態においては、電波腕時計100における12時、4時、8時となる位置近傍に、それぞれ隙間が開くようにして、分割立上り部210a,210b,210cが配置される場合を例として説明したが、分割立上り部は、アンテナ構造体8のコア81の各端部がそれぞれ異なる分割立上り部と磁気的に結合されるように構成されていれば足り、その分割の仕方や数等は、ここに示したものに限定されない。
例えば、分割立上り部210a,210b,210cのうち、コア81と接続しない分割立上り部23cの周方向の長さを他の2つの分割立上り部210a,210bよりも短くして、分割立上り部210a,210bの周方向の長さを図示例よりも長くしてもよい。
また、例えば、裏蓋部材202の周方向において、2つに分割された分割立上り部を備え、各分割立上り部を、電波腕時計100における12時と6時となる位置近傍に、それぞれ隙間が開くように配置して、コア81の各端部が各分割立上り部と磁気的に接合されるように構成してもよい。
なお、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは第1の実施形態と同様である。
[第3の実施形態]
次に、図8及び図9を参照しつつ、本発明に係る電波腕時計の第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態は、アンテナ構造体のコアの構成及び裏蓋部材の構成が第1の実施形態及び第2の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる部分について説明する。
図8は、本実施形態に係る電波腕時計の分解斜視図である。図8に示すように、本実施形態において、電波腕時計300は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様、時計ケース301、モジュール7、アンテナ構造体302、モジュール押え部材311、裏蓋部材320を備えている。
図9は、裏蓋部材320を時計ケース301に取り付けた際のモジュール押え部材311、裏蓋部材320及びアンテナ構造体302の位置関係を示した要部平面図である。
本実施形態における時計ケース301の開口部1bの内側面には、第1の実施形態と同様、後述する裏蓋部材320の係合突起325を係合させるケース側係合部としての係合溝部(図示せず)が形成されている。その他の構成は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様である。なお、時計ケース301側において係合突起325を受ける部分は、溝部に限定されず、例えば、各係合突起325に対応する位置に、それぞれ係合凹部を設けてもよい。
アンテナ構造体302は、図9に示すように、コイル304が巻回されたコア303を有し、アンテナケース305に収納されている。アンテナケース305上には、端子部307を備えるリードフレーム306が配設されている。
本実施形態においてコア303は、コイル304の巻回部分よりも、両端部が水平方向に広くなるように形成されている。コア303をこのような形状にすることにより、アンテナ構造体302の電波の受信面積を大きくすることができる。
本実施形態において、裏蓋部材320は、時計ケース301の開口部1bを閉塞する裏蓋本体部322と、時計ケース301の開口部1bに挿入され時計ケース301と係合される立上り部321とを有している。
本実施形態において、立上り部321は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に磁性材料で形成されており、裏蓋部材320の周方向において、2つの分割立上り部321a,321bに分割されている。このうち、分割立上り部321aは、組立状態において、電波腕時計300における12時側に位置し、アンテナ構造体302と時計ケース301の内側面との間に配置される。
各分割立上り部321a,321bの外周面上には、時計ケース301の係合溝部と係合するための裏蓋側係合部としての係合突起325が、設けられている。本実施形態では、この係合溝部に係合突起325を係合させることによって、裏蓋部材320が時計ケース301に固定されるようになっている。
なお、本実施形態では、分割立上り部321aには1つ、分割立上り部321bには2つの係合突起325が設けられている例を示しているが、各分割立上り部321a,分割立上り部321bに設けられる係合突起325の数はこれに限定されない。また、時計ケース301側において係合突起325を受ける部分は、溝部に限定されず、例えば、各係合突起325に対応する位置に、それぞれ係合凹部を設けてもよい。
なお、その他の構成は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様であるため、同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
裏蓋本体部322に2つの分割立上り部321a,321bを固定して、一体の裏蓋部材320を形成する。また、時計ケース301内にモジュール7等を収納する。その後、時計ケース301の開口部1bの係合溝部に裏蓋部材320の係合突起325を係合させることによって、裏蓋部材320を時計ケース301に固定する。本実施形態では、このような組立状態において、磁性材料で形成された分割立上り部321aがアンテナ構造体302と時計ケース301の内側面との間に配置される。
電波腕時計300による標準電波受信時においては、電波の磁界成分が、電波を遮蔽しない材料によって形成された非導電性の部材である時計ガラス5、文字板10上等を透過して、コア303の一方の端部からアンテナ構造体302に進入する。アンテナ構造体302に進入した磁束は、コア303の他方側の端部へと通過する。この通過の際に、コア303に巻回されたコイル304に交流電流が誘導され(誘起電流)、これに伴ってコイル304の両端に交流電圧が発生する。そして、この交流電圧がアナログ受信信号として図示しない受信回路に送られる。
そして、受信回路により、このアナログ受信信号について増幅、復調、デコード等の処理が行われ、デジタルの時刻データが取得される。電波腕時計300は、取得された時刻データに基づいて、適宜現在時刻の修正を行う。
以上のように、本実施形態によれば、電波腕時計300は、磁性材料で形成された分割立上り部321aがアンテナ構造体302と時計ケース301の内側面との間に配置されているので、渦電流の発生を抑える磁性部材としての役割を果たし、渦電流損失を減少させて、アンテナ構造体302の受信感度を良好に保つことができる。
また、このように、裏蓋部材320の立上り部321を磁性部材として機能させることができるので、別部材を用いる場合と比較して部品点数及び組立て工数を少なく抑えることができ、費用面・時間面での生産コストを抑えることができる。
また、本実施形態では、分割立上り部321a,321bの外周面上に設けられている係合突起325を、時計ケース301の内周面に形成されている係合溝部に係合させることによって裏蓋部材320が時計ケース301に固定される。このように、裏蓋部材320の固定にビス等の別部材を用いないため、部品点数が少なく組み立ても容易であり、生産コストを抑えることができる。
なお、本実施形態では、2つの分割立上り部321a,321bがいずれも磁性材料で形成されている場合を例として説明したが、少なくもアンテナ構造体302と時計ケース301の内側面との間に配置される分割立上り部321aが磁性材料で形成されていればよく、分割立上り部321bについては、磁性材料以外の材料で形成されていてもよい。
また、2つの分割立上り部321a,321bの周方向の長さは、図示例に限定されない。アンテナ構造体302と時計ケース301の内側面との間に配置される分割立上り部321aの周方向の長さを分割立上り部321bよりも長くしてもよい。
また、立上り部320をさらに複数に分割してもよいし、立上り部320を分割せずに1つの部材として形成してもよい。
さらに、立上り部321を裏蓋本体部322と一体成形してもよい。
また、本実施形態では、係合溝部に係合突起325を係合させることによって、裏蓋部材320が時計ケース301に固定される構成としたが、第2の実施形態と同様に、裏蓋部材320及び時計ケース301に螺合のための溝部を形成して、裏蓋部材320を時計ケース301に螺合させることにより固定する構成としてもよい。
なお、その他、本発明が上記各実施形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、上記各実施形態では、アンテナ構造体がアンテナケースに収納されている場合を例としているが、アンテナケースは必須の構成要素ではなく、アンテナケースに収納されていないものでも本発明を適用可能である。
また、上記各実施形態では、ねじ等の部材を用いずに、裏蓋部材を時計ケースに固定する構成を例として説明したが、ねじ止め等によって裏蓋部材を時計ケースに固定する構成のものにも本発明を適用可能である。
また、上記各実施形態では、時計ケースが円形に形成されている場合を例としたが、時計ケースの形状はこれに限定されず、例えば、楕円形や四角形等でもよい。
また、モジュール7等を形成する合成樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、フラン樹脂、ポリブタジエン樹脂、アイオノマー樹脂、EEA 樹脂、AAS 樹脂(ASA 樹脂)、AS樹脂、ACS 樹脂、エチレン酢ビコポリマー、エチレンビニルアルコール共重合樹脂、ABS 樹脂、塩化ビニル樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、酢酸繊維素樹脂、フッ素樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂6,66、ポリアミド樹脂11,12 、ポリアリレート樹脂、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、液晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、メタクリル樹脂、メチルペンテンポリマー等の樹脂等を用いても良く、これらの中でも耐熱性、寸法安定性、強度等の点からフェノール樹脂、エポキシ樹脂等が好ましい。
第1の実施形態に係る電波腕時計の分解斜視図である。 図1の電波腕時計の側断面図である。 第1の実施形態における組立状態での裏蓋部材、モジュール押え部材及びアンテナ構造体の位置関係を示す平面図である。 図1の電波腕時計における時計ケースと裏蓋部材との係合部分を示す要部側断面図である。 第2の実施形態に係る電波腕時計の分解斜視図である。 図5の電波腕時計の側断面図である。 第2の実施形態における組立状態での裏蓋部材、モジュール押え部材及びアンテナ構造体の位置関係を示す平面図である。 第3の実施形態に係る電波腕時計の分解斜視図である。 第3の実施形態における組立状態での裏蓋部材、モジュール押え部材及びアンテナ構造体の位置関係を示す平面図である。
符号の説明
1 時計ケース
5 時計ガラス
7 モジュール
8 アンテナ構造体
10 文字板
15 モジュール押え部材
17 第1の磁性部材
18 切欠き部
19 第2の磁性部材
20 裏蓋部材
22 裏蓋本体部
23 立上り部
23a〜23c 分割立上り部
27 係合突起
28 係合溝部
29 切欠き部
81 コア
82 コイル
100 電波腕時計

Claims (5)

  1. コアとこのコアに巻回されたコイルとを有し時刻情報を含む標準電波を受信するアンテナ構造体と、
    中空の短柱形状に形成され、一端側に時計ガラスが取り付けられるとともに他端側に開口部を有し、前記アンテナ構造体を内部に収納配置する腕時計ケースと、
    この腕時計ケースの前記開口部に挿入される立上り部を有し、前記開口部を閉塞する裏蓋部材と、を備え、
    前記立上り部の周方向の少なくとも一部が、磁性材料で形成されていることを特徴とする電波腕時計。
  2. 前記立上り部は、周方向において少なくとも2以上の分割立上り部に分割されており、前記コアの両端部は、それぞれ異なる前記分割立上り部と磁気的に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の電波腕時計。
  3. 前記立上り部のうち、前記アンテナ構造体と前記時計ケースの内側面との間に位置する部分は磁性材料で形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電波腕時計。
  4. 前記時計ケースの内側面にケース側係合部を設け、
    前記立上り部の外側面であってケース側係合部に対応する位置に裏蓋側係合部を設け、
    前記裏蓋部材は、前記裏蓋側係合部を前記ケース側係合部に係合させることにより前記時計ケースに固定されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電波腕時計。
  5. 前記時計ケースの内側面にケース側係合溝を設け、
    前記立上り部の外側面にケース側係合溝に対応する裏蓋側係合溝を設け、
    前記裏蓋部材は、前記裏蓋側係合溝を前記ケース側係合溝に螺合させることにより前記時計ケースに固定されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電波腕時計。


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JP2013242150A (ja) * 2012-05-17 2013-12-05 Seiko Epson Corp 電波時計用ムーブメントおよび電波時計

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