JP4952403B2 - 電波腕時計 - Google Patents

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Description

本発明は、波腕時計に関する。
従来、時刻情報を含む標準電波を受信して自動的に現在時刻を修正する電波時計等の電子機器が知られている。電波時計において標準電波を受信するアンテナとしては、受信感度のよい磁性材料であるアモルファス金属やフェライト等からなるコアにコイルが巻回されてなるアンテナ構造体が多く用いられている。
正確に標準電波を受信するためには、受信感度の高いアンテナ構造体を用いることが望まれ、従来、外部から送信された電波の受信感度を高めるために、コアの両端部の受信面積を大きくし、より多くの磁束をコアに導いて、そこに巻かれているコイルにより大きな起電力を生じさせるアンテナ装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭55−91237号公報
しかしながら、特に、女性用の腕時計型の電波時計等、小型の電波時計の場合には、限られた小さな内容積に各種部品を収納する必要があるため、できるだけ小型化・薄型化を図る必要がある。このためアンテナ長を長くする等によりコアの両端部の受信面積を十分に確保することが困難であるとの問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、アンテナの小型化及び受信感度の向上を両立させることのできる波腕時計を提供することを目的としている。
このような問題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
時計モジュールと、
コアを備えるアンテナ構造体と、
前記時計モジュールと前記アンテナ構造体とを収納し、前記時計モジュールを構成する歯車を押える歯車押え板が上部に配置されたハウジングと、
前記ハウジングの上部に配置された一対の集磁シートと、を備えており、
前記一対の集磁シートと前記コアの両端部とが磁気的に結合され、
前記一対の集磁シートは、この歯車押え板よりも厚みが小さくなるように形成されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電波腕時計において、
前記一対の集磁シートの端部に前記コアの両端部に向けて曲折する曲折部を設け、
この曲折部が前記コアの両端部と接触することにより前記一対の集磁シートと前記コアの両端部とが磁気的に結合されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電波腕時計において、
前記コアの両端部に前記集磁シートに向けて延出する延出部を設け、
前記一対の集磁シートは、この延出部と接触することにより前記コアの両端部と磁気的に結合されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の電波腕時計において、
前記一対の集磁シートと前記アンテナ構造体とを接続させる接続手段とを備えており、
この接続手段により前記一対の集磁シートと前記コアの両端部とが磁気的に結合されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の電波腕時計において、
前記接続手段は、前記集磁シートを前記コアの端部に向けて押圧する弾性部材であることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の電波腕時計において、
前記接続手段は、前記コアの端部に設けられ前記集磁シートに当接する位置まで隆起する肉厚部であることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項4に記載の電波腕時計において、
前記接続手段は、前記コアと前記集磁シートとの間に配置され、一端部が前記コアと接触し他端部が前記集磁シートと接触するコイルばねであることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項4に記載の電波腕時計において、
前記接続手段は、前記コアと前記集磁シートとの間に配置され、一端部が前記コアと接触し他端部が前記集磁シートと接触する弾性を有する集磁部材であることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項4に記載の電波腕時計において、
前記接続手段は、前記ハウジングの一部に形成され、前記コアとの間でシート挿入部を形成するシート案内部を含んで構成されており、
前記シート案内部は、前記集磁シートが前記シート案内部に挿入された際、この集磁シートを前記コアに当接させるものであることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項4に記載の電波腕時計において、
前記コアの一部に前記集磁シートを挟み込む凹部を設け、
前記接続手段は、この凹部であることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項4に記載の電波腕時計において、
前記接続手段は、前記コアと前記集磁シートとの間に配置され、前記コアと前記集磁シートとを接着させる接着部材であることを特徴としている。
本発明によれば、集磁シートの分だけアンテナ構造体のアンテナ長を伸ばすことができるので、アンテナ構造体を狭いスペースに収めなければならない場合のように、コア自体を大きくすることができない場合でも、効率的に電波を捕らえることができ、モジュールサイズの小型化を実現しつつ、受信感度の向上を図ることができるとの効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下では、本発明に係る集磁シート取付構造を、腕時計型の電波時計に適用した場合について説明するが、本発明を適用可能な実施形態がこれに限定されるものではない。
[第1の実施形態]
先ず、図1から図5を参照しつつ、本発明にかかる集磁シート取付構造及びこれを備える電波腕時計の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における電波腕時計100の正面図である。電波腕時計100は、標準電波を受信するアンテナ構造体15(図2から図4参照)を備え、このアンテナ構造体15により受信した標準電波を増幅変調してタイムコードを解読することにより現在時刻を修正する電波腕時計である。
第1の実施形態における電波腕時計100は、内部に図示しない時計モジュールを構成する各部品を収納するモジュールハウジング(図2から図4参照。以下単に「ハウジング」と称する。)3と、ハウジング3が収納された時計ケース2とを備えている。
時計ケース2は、ステンレスやチタン等の強度の強い金属によって、上下面に開口した平面視ほぼ円環状に形成されている。この時計ケース2の視認側には、視認側の開口部を閉塞するように時計ガラス4が装着されている。また、裏面側(視認側に対向する側)には、裏面側の開口部を閉塞するように図示しない裏蓋が取り付けられている。
また、時計ケース2の図1における上下両端部、つまり当該電波腕時計100における12時方向側端部及び6時方向側端部には、電波腕時計100をユーザの腕に装着するための時計バンド5が取り付けられている。また、時計ケース2の外周部には、時刻合わせの指示などの種々の操作指示が入力される複数の操作ボタンf1が設けられている。
図2は、時計ガラス4、裏蓋及び時計ケース2を外した状態における図1のII−II線断面図である。
時計ケース2内に収納されるハウジング3は、例えば樹脂等で形成されており、ハウジング3には、例えば、時針や秒針等の指針6を文字板7上で運針させるための運針機構(図示せず)等を動作させるための各種電子部品等で構成されている時計モジュール(図示せず)が収納されている。
ハウジング3と時計ガラス4との間には、ほぼ円形の薄板状に形成された文字板7が配置されている。文字板7の表面(視認側:図2の上側)の周縁部は、時字部8となっており、時字部8には、時字9が、円周方向にほぼ等間隔で12箇所に刻印、印刷等により設けられている。
図1に示すように、文字板7の6時寄りの位置には、開口部7aが形成されており、その奥側には、時刻等を表示する液晶パネル10が配置されている。これにより、電波腕時計100を正面から見た場合に、文字板7の開口部7aを介して液晶パネル10に表示された時刻等が視認されるようになっている。
また、図2に示すように、文字板7の周縁部には文字板7をハウジング3の側に押圧して文字板7を固定する文字板押え部材11が配置されている。さらに、文字板7とハウジング3との間には、文字板7とほぼ同様の大きさに形成された薄板状のソーラーセル12が配置されている。
文字板7及びソーラーセル12の中央部には軸孔13が形成されており、軸孔13には、時計モジュールの運針機構に設けられた指針軸14が文字板7の裏面側(図2の下側)から時計ガラス4の方向(図2の上側)に向けて貫通している。指針軸14には、時針や分針等の指針6が取り付けられている。指針6は、前述の運針機構によって文字板7の上方で運針するようになっており、この指針6によって文字板7上の時字9が指示されることによって、現在の時刻を知ることができるようになっている。
ハウジング3の内側であってハウジング3を時計ケース2内に収納したときに12時側に配置される位置には、アンテナ構造体15が収納される収納スペース16が形成されている。
前記ハウジング3の収納スペース16に収納されるアンテナ構造体15は、コア17と、このコア17に巻回されるコイル18とから構成されている。
コア17は、アモルファス金属等の比透磁率が高く、導電率が小さい磁性材料からなる複数の板状部材を積層して形成されている。板状部材としては、アモルファス合金、Fe-Cu-Nb-Si-B系等のナノ結晶磁性合金、Fe-Si系磁性合金等の軟磁性金属箔帯を板厚20μm以下に薄く形成して用いているが、これに限られない。
図3及び図4に示すように、コア17のほぼ中央部は、コイル18が巻回されるコイル巻回部である幅狭の直状部17aとなっており、コア17の両端部17bは、この直状部17aに比べてコア17の幅方向に大きく延出する形状に形成されている。各端部17bは、一方側の端縁が時計ケース2の内周面に沿う形状に形成されており、アンテナ構造体15を時計ケース2内に収納したときにアンテナ構造体15が時計ケース2の内周面に沿って配置され、時計ケース2とアンテナ構造体15との間に必要以上の隙間が生じないようになっている。
時計ケース2内であってハウジング3よりも下方(図2の下側)には、時計モジュールを構成する電子部品が接続されるとともに各種回路を有するICチップが実装される回路基板20が配置されている。回路基板20は回路押え板21によってハウジング3に固定されている。
回路基板20の接続端子22には、アンテナ構造体15のコイル18の端部が接続されている。
ICチップが有する回路要素としては、例えば、腕時計100の各部を制御するCPU等の制御IC、後述するアンテナ構造体15によって検出された電気信号を増幅・復調して標準電波に含まれる時刻データを取り出す受信回路部、発振器を有して現在時刻を計時する計時回路等(いずれも図示せず)等がある。
図2から図4を参照しつつ、本実施形態におけるハウジング3の構成について詳細に説明する。ここで、図3は、文字板7及びソーラーセル12を外した場合のハウジング3の上部を視認側から見た平面図であり、図4は、ハウジング3の要部構成を示す斜視図である。
図2から図4に示すように、ハウジング3の上部上のほぼ中央には、運針機構を構成する複数の歯車24が設けられており、歯車24は板状の歯車押え板25によって固定されている。
ハウジング3の上部上には、歯車押え板25を間に挟んでほぼ対称位置に、一対の集磁シート30が配置されている。図2に示すように、集磁シート30は接着剤26によりハウジング3の上部に固定されている。この接着剤26は弾性を有するものであることが好ましい。
本実施形態において、集磁シート30は、複数枚のアモルファスシートを積層して形成されており、その厚みは、歯車押え板25の厚みと同じかそれよりも薄くなっている。例えば、歯車押え板25の厚みが0.15mm程度である場合に、集磁シート30を薄さ30μのアモルファスシートを3枚程度積層することによって形成する。このように、集磁シート30の厚みを、歯車押え板25の厚みと同じかそれよりも薄くすることによって、集磁シート30を設けてもハウジング3の上部にもとから存在する段差の範囲内に収めることができ、集磁シート30を設けたことによるハウジング3の厚みの増加が生じない。
集磁シート30は、一端から他端にかけて次第に幅が広くなる形状となっており、幅の広い側の端部はハウジング3の外周に沿う形状となっている。
また、図3及び図4に示すように、ハウジング3の上部であって、収納スペース16に収納されたアンテナ構造体15のコア17の両端部17bに対応する位置には、集磁シート30の幅の狭い側の端部30aを挿入する挿入孔27が形成されている。集磁シート30の端部30aは、この挿入孔27からハウジング3の内部に挿入されるようになっている。
なお、集磁シート30を形成する材料は磁性材料であればよく、アモルファスシートに限定されない。例えば、フェライト等の磁性材料により一体形成されたものであってもよい。また、集磁シート30及び歯車押え板25の大きさ、厚み、形状等は、ここに例示したものに限定されない。
アンテナ構造体15は、弾性を有する接着剤28を介してハウジング3の収納スペース16内に固定されている。なお、アンテナ構造体15が弾性を有する接着剤28を介して収納スペース16内に固定されていることは必須の構成要素ではなく、単に下方から他の部材によって押圧されることにより固定されるようになっていてもよい。
図5は、コア17と集磁シート30の端部30aとの接続部分を拡大した断面図である。図3及び図5に示すように、本実施形態においては、集磁シート30の端部30aをコア17の端部に向けて押圧する弾性部材31が、上方から下方に向けて挿入孔27に挿入されるようになっている。本実施形態において、弾性部材31は、一対の集磁シート30とコア17の両端部17aとを磁気的に結合させる接続手段である。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ハウジング3の収納スペース16にアンテナ構造体15を収納し、コイル18の端部を回路基板20の接続端子22に接続する。これにより回路基板20上の受信回路部とアンテナ構造体15とが接続される。また、ハウジング3の上部に一対の集磁シート30を配置して、各集磁シート30の端部30aをハウジング3の上部に設けられた挿入孔27に挿入し、その後この挿入孔27に弾性部材31を挿入して、集磁シート30の端部30aを下方に押圧する。これにより、集磁シート30の端部30aがアンテナ構造体15のコア17の端部17bに接触し、両者は磁気的に結合される。そして、この集磁シート30及びコア17により標準電波を受信すると、受信された電波が接続端子22を介して回路基板20上の受信回路部に送られ、この電波に基づいて時刻情報が取得され、電波腕時計100の現在時刻データが修正される。
以上のように、本実施形態によれば、ハウジング3の上部に配置された集磁シート30を弾性部材31により押圧することにより、ハウジング3の内部に配置されたアンテナ構造体15のコア17と接触させて磁気的に結合させるようになっている。これにより、集磁シート30の分だけアンテナ構造体15のアンテナ長を伸ばすことができるので、アンテナ構造体15を狭いスペースに収めなければならない場合のように、コア17を大きくすることができない場合でも、効率的に電波を捕らえることができ、モジュールサイズの小型化を実現しつつ、受信感度の向上を図ることができる。
また、接続手段としての弾性部材31により集磁シート30を押圧してコア17に接触させるので、集磁シート30とコア17とを確実に接続させることができる。
さらに、本実施形態では、ハウジング3の上部には歯車押え板25が配置され、この歯車押え板25によってハウジング3の上部にもともと段差が生じているが、集磁シート30は、この歯車押え板25を真ん中に挟んで配置され、しかも歯車押え板25の厚みよりも薄いものとなっているので、歯車押え板25によって生じた段差の範囲内に集磁シート30を配置することができる。このため、集磁シート30を配置しても新たにハウジング3の厚みが増すことがなく、モジュールサイズを小型化しながら受信感度を向上させることができる。
なお、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
[第2の実施形態]
次に、図6を参照しつつ、本発明に係る集磁シート取付構造及びこれを備える電波腕時計の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態は、アンテナ構造体のコアと集磁シートとの結合構造のみが第1の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態と異なる部分について説明する。
本実施形態において、電波腕時計(図示せず)は、第1の実施形態と同様に時計ケース(図示せず)とハウジング40(図6参照)とを備えている。図6は、ハウジング40の一部を拡大してアンテナ構造体(図示せず)のコア41の端部と集磁シート42の端部42aとの接続部分を示した断面図である。
ハウジング40の上部であってコア41の両端部に対応する部分には貫通孔43が形成されている。ハウジング40の上部には、第1の実施形態と同様、一対の集磁シート42が配置されており、各集磁シート42の一方の端部42aはハウジング40の貫通孔43の上に位置するようになっている。本実施形態において貫通孔43の内部には、コア41と集磁シート42との間に配置され、一端部がコア41端部と接触する磁性部材45が配置されている。磁性部材45は、アモルファス金属、フェライト等の磁性材料により、貫通孔43の高さ(すなわち、ハウジング40の上部の厚み)よりも低い高さ寸法に形成されている。また、本実施形態では、集磁シート42の端部42aを磁性部材45に向けて押圧する弾性部材46が、上方から下方に向けて貫通孔43に挿入されるようになっている。本実施形態において、この弾性部材46及び磁性部材45は、一対の集磁シート42とコア41の両端部とを磁気的に結合させる接続手段である。
なお、その他の構成は、第1の実施形態で説明したものと同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ハウジング40内の所定の収納スペース(図示せず)にアンテナ構造体を収納する。また、貫通孔43の内部に磁性部材45を配置する。そして、ハウジング40の上部に、一対の集磁シート42を配置し、各集磁シート42の端部42aを貫通孔43からハウジング40内に挿入する。さらに、弾性部材46を上方から下方に向けて貫通孔43に挿入し、集磁シート42を磁性部材45に対して押圧する。これにより、弾性部材46及び磁性部材45を介して集磁シート42の端部42aとアンテナ構造体のコア41とが接触し、両者は磁気的に結合される。そして、この集磁シート42及びコア41により標準電波を受信すると、この電波に基づいて時刻情報が取得され、電波腕時計の現在時刻データが修正される。
以上のように、本実施形態によれば、ハウジング40の上部に配置された集磁シート42を弾性部材46及び磁性部材45を介してハウジング40の内部に配置されたアンテナ構造体のコア41の端部と接触させ、磁気的に結合させるようになっている。これにより、集磁シート42の分だけアンテナ構造体のアンテナ長を伸ばすことができるので、アンテナ構造体を狭いスペースに収めなければならない場合のように、コア41を大きくすることができない場合でも、効率的に電波を捕らえることができ、モジュールサイズの小型化を実現しつつ、受信感度の向上を図ることができる。
また、接続手段としての弾性部材46により集磁シート42を磁性部材45に対して押圧してコア41に接触させるので、集磁シート42とコア41とを確実に接続させることができる。
さらに、集磁シート42とコア41との間に磁性部材45を挟み込むことにより、受信感度をより向上させることができる。
なお、本発明が実施形態の範囲に限定されないことは第1の実施形態と同様である。
[第3の実施形態]
次に、図7を参照しつつ、本発明にかかる集磁シート取付構造及びこれを備える電波腕時計の第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態は、アンテナ構造体のコアと集磁シートとの結合構造のみが第1の実施形態及び第2の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる部分について説明する。
本実施形態において、電波腕時計(図示せず)は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に時計ケース(図示せず)とハウジング47(図7参照)とを備えている。図7は、ハウジング47の一部を拡大してアンテナ構造体(図示せず)のコア48の端部と集磁シート49の端部49aとの接続部分を示した断面図である。
本実施形態において、コア48の端部は、他の部分に比べて厚く形成された肉厚部48aとなっている。なお、肉厚部48aを形成する手法は特に限定されない。例えばコア48が第1の実施形態と同様、アモルファス金属等の薄い板状部材を積層して形成されている場合には、コア48の端部だけ積層する板状部材の枚数を多くすることにより肉厚部48aを形成してもよい。また、例えばコア48がフェライト等により一体形成されている場合には、肉厚部48aを有するように成型する。また、肉厚部部分を別体で形成した後にコア48の端部に結合させる手法によってもよい。
ハウジング47の上部であってコア48の肉厚部48aに対応する部分には肉厚部48aを挿入する挿入孔50が形成されている。ハウジング47の上部には、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様、一対の集磁シート49が配置されており、各集磁シート49の一方の端部49aはハウジング40の挿入孔50の上に位置するようになっている。本実施形態において、肉厚部48aは、挿入孔50の上に位置する集磁シート49に当接する位置まで隆起しており、コア48と集磁シート49の端部49aとを接触させ磁気的に結合させる接続手段として機能する。
なお、その他の構成は、第1の実施形態及び第2の実施形態で説明したものと同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ハウジング47内の所定の収納スペース(図示せず)にアンテナ構造体を収納する。このとき、コア48の端部の肉厚部48aがハウジング47の上部に設けられた挿入孔50に挿入されるようにする。また、ハウジング47の上部に、端部49aが挿入孔50の上に位置するように一対の集磁シート49を配置する。これにより、各集磁シート49の端部49aがアンテナ構造体のコア48の端部に形成された肉厚部48aに接触し、両者は磁気的に結合される。そして、この集磁シート49及びコア48により標準電波を受信すると、この電波に基づいて時刻情報が取得され、電波腕時計の現在時刻データが修正される。
以上のように、本実施形態によれば、ハウジング47の上部に配置された集磁シート49を、ハウジング47の内部に配置されたアンテナ構造体のコア48の端部と接触させて磁気的に結合させるようになっている。これにより、集磁シート49の分だけアンテナ構造体のアンテナ長を伸ばすことができるので、アンテナ構造体を狭いスペースに収めなければならない場合のように、コア48を大きくすることができない場合でも、効率的に電波を捕らえることができ、モジュールサイズの小型化を実現しつつ、受信感度の向上を図ることができる。
また、コア48の端部に形成された肉厚部48aが接続手段として機能し、この肉厚部48aと集磁シート49の端部49aとを接触させことにより、コア48と集磁シート49とが磁気的に結合されるので、部品点数を増やすことなく受信感度の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、肉厚部48aが集磁シート49に当接する位置まで隆起している場合を例としたが、例えば、第2の実施形態で示した磁性部材のように、集磁シート49に当接しない厚みの肉厚部48aをコア48に形成し、集磁シート49の端部49aを挿入孔50に挿入した上で、さらにその上方から弾性部材等で押圧する構成としてもよい。この場合には、肉厚部48aと弾性部材とにより接続部材が構成される。
なお、本発明が実施形態の範囲に限定されないことは第1の実施形態及び第2の実施形態と同様である。
[第4の実施形態]
次に、図8を参照しつつ、本発明にかかる集磁シート取付構造及びこれを備える電波腕時計の第4の実施形態について説明する。なお、第4の実施形態は、アンテナ構造体のコアと集磁シートとの結合構造のみが第1の実施形態から第3の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態から第3の実施形態と異なる部分について説明する。
本実施形態において、電波腕時計(図示せず)は、第1の実施形態から第3の実施形態と同様に時計ケース(図示せず)とハウジング52(図8参照)とを備えている。図8は、ハウジング52の一部を拡大してアンテナ構造体(図示せず)のコア53の端部と集磁シート54の端部54aとの接続部分を示した断面図である。
ハウジング52の上部であってコア53の両端部に対応する部分には貫通孔55が形成されている。ハウジング52の上部には、第1の実施形態から第3の実施形態と同様、一対の集磁シート54が配置されており、各集磁シート54の一方の端部54aはハウジング52の貫通孔55の上に位置するようになっている。本実施形態において貫通孔55の内部には、コア53と集磁シート54との間に配置され、一端部がコア53の端部と接触し、他端部が集磁シート54の端部54aと接触するコイルばね56が配置されている。コイルばね56は圧縮コイルばねであり、ハウジング52の上部に配置されている図示しない歯車押え板の上面の高さと同じかそれよりも低い位置で各集磁シート54の端部54aと接するようになっている。なお、コイルばね56は、磁性材料で形成されたばねであることが好ましい。
このコイルばね56は、コア53と集磁シート54の端部54aとを接触させ磁気的に結合させる接続手段として機能する。
なお、その他の構成は、第1の実施形態から第3の実施形態で説明したものと同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ハウジング52内の所定の収納スペース(図示せず)にアンテナ構造体を収納する。また、貫通孔55の内部にコイルばね56を配置する。そして、ハウジング52の上部に、端部54aが挿入孔の上に位置するように一対の集磁シート54を配置する。これにより、コイルばね56の一端部に集磁シート54の端部54aが接触し、コイルばね56の他端部がアンテナ構造体のコア53の端部に接触し、両者は磁気的に結合される。そして、この集磁シート54及びコア53により標準電波を受信すると、この電波に基づいて時刻情報が取得され、電波腕時計の現在時刻データが修正される。
以上のように、本実施形態によれば、ハウジング52の上部に配置された集磁シート54を、ハウジング52の内部に配置されたアンテナ構造体のコア53の端部と接触させて磁気的に結合させるようになっている。これにより、集磁シート54の分だけアンテナ構造体のアンテナ長を伸ばすことができるので、アンテナ構造体を狭いスペースに収めなければならない場合のように、コア53を大きくすることができない場合でも、効率的に電波を捕らえることができ、モジュールサイズの小型化を実現しつつ、受信感度の向上を図ることができる。
また、コイルばね56を介して集磁シート54とコア53とを接続させるので、容易な構成で、集磁シート54を変形させることなく安定した接続が可能となる。
なお、本発明が実施形態の範囲に限定されないことは第1の実施形態から第3の実施形態と同様である。
[第5の実施形態]
次に、図9を参照しつつ、本発明にかかる集磁シート取付構造及びこれを備える電波腕時計の第5の実施形態について説明する。なお、第5の実施形態は、アンテナ構造体のコアと集磁シートとの結合構造のみが第1の実施形態から第4の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態から第4の実施形態と異なる部分について説明する。
本実施形態において、電波腕時計(図示せず)は、第1の実施形態から第4の実施形態と同様に時計ケース(図示せず)とハウジング58(図9参照)とを備えている。図9は、ハウジング58の一部を拡大してアンテナ構造体(図示せず)のコア59の端部と集磁シート60の端部60aとの接続部分を示した断面図である。
ハウジング58の上部であってコア59の両端部に対応する部分には貫通孔61が形成されている。ハウジング58の上部には、第1の実施形態から第4の実施形態と同様、一対の集磁シート60が配置されており、各集磁シート60の一方の端部60aはハウジング58の貫通孔61の上に位置するようになっている。本実施形態において貫通孔61の内部には、コア59と集磁シート60との間に配置され、一端部がコア59の端部と接触し、他端部が集磁シート60の端部60aと接触する弾性部材62が配置されている。弾性部材62は、貫通孔61の高さ(すなわち、ハウジング58の上部の厚み)とほぼ等しい高さ寸法に形成されている。
この弾性部材62は、コア59と集磁シート60の端部60aとを接触させ磁気的に結合させる接続手段として機能する。
なお、その他の構成は、第1の実施形態から第4の実施形態で説明したものと同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ハウジング58内の所定の収納スペース(図示せず)にアンテナ構造体を収納する。また、貫通孔61の内部に弾性部材62を配置する。そして、ハウジング58の上部に、端部60aが貫通孔61の上に位置するように一対の集磁シート60を配置する。これにより、弾性部材62の一端部に集磁シート60の端部60aが接触し、弾性部材62の他端部がアンテナ構造体のコア59の端部に接触し、両者は磁気的に結合される。そして、この集磁シート60及びコア59により標準電波を受信すると、この電波に基づいて時刻情報が取得され、電波腕時計の現在時刻データが修正される。
以上のように、本実施形態によれば、ハウジング58の上部に配置された集磁シート60を、ハウジング58の内部に配置されたアンテナ構造体のコア59の端部と接触させて磁気的に結合させるようになっている。これにより、集磁シート60の分だけアンテナ構造体のアンテナ長を伸ばすことができるので、アンテナ構造体を狭いスペースに収めなければならない場合のように、コア59を大きくすることができない場合でも、効率的に電波を捕らえることができ、モジュールサイズの小型化を実現しつつ、受信感度の向上を図ることができる。
また、弾性部材62を介して集磁シート60とコア59とを接続させるので、容易な構成で、広い接触面積において接触させることができるため、集磁シート60を変形させることなく、より安定した接続が可能となる。
なお、本発明が実施形態の範囲に限定されないことは第1の実施形態から第4の実施形態と同様である。
[第6の実施形態]
次に、図10を参照しつつ、本発明にかかる集磁シート取付構造及びこれを備える電波腕時計の第6の実施形態について説明する。なお、第6の実施形態は、アンテナ構造体のコアと集磁シートとの結合構造のみが第1の実施形態から第5の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態から第5の実施形態と異なる部分について説明する。
本実施形態において、電波腕時計(図示せず)は、第1の実施形態から第5の実施形態と同様に時計ケース(図示せず)とハウジング65(図10参照)とを備えている。図10は、ハウジング65の一部を拡大してアンテナ構造体(図示せず)のコア66の端部と集磁シート67の端部67aとの接続部分を示した断面図である。
ハウジング65の上部であってコア66の両端部に対応する部分には挿入孔68が形成されている。ハウジング65の上部には、第1の実施形態から第5の実施形態と同様、
一対の集磁シート67が配置されており、各集磁シート67の一方の端部67aはハウジング65の挿入孔68に挿入されるようになっている。また、ハウジング65内部の一部であって挿入孔68の近傍には、コア66との間でシート挿入部69を形成するとともに、挿入孔68に挿入された集磁シート67の一方の端部67aをシート挿入部69に導くシート案内部65aが設けられている。シート案内部65aはハウジング65内に一体的に形成されている。
本実施形態において、接続手段は、このシート案内部65aを含んで構成されており、集磁シート67の一端部67aがシート案内部65aに案内されてシート挿入部69に挿入され、シート案内部65aが端部67aの浮き上がりを規制することにより、コア66と集磁シート67の端部67aとが接触し磁気的に結合される。
なお、その他の構成は、第1の実施形態から第5の実施形態で説明したものと同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ハウジング65内の所定の収納スペース(図示せず)にアンテナ構造体を収納する。また、挿入孔68に集磁シート67の端部67aを挿入する。挿入孔68からハウジング65内に挿入された集磁シート67の端部67aは、シート案内部65aに案内されてシート挿入部69に挿入され、シート案内部65aにより集磁シート67の端部67aの浮き上がりが規制されることにより、コア66と集磁シート67の端部67aとが接触し磁気的に結合される。そして、この集磁シート67及びコア66により標準電波を受信すると、この電波に基づいて時刻情報が取得され、電波腕時計の現在時刻データが修正される。
以上のように、本実施形態によれば、ハウジング58の上部に配置された集磁シート67を、ハウジング65の内部に配置されたアンテナ構造体のコア66の端部と接触させて磁気的に結合させるようになっている。これにより、集磁シート67の分だけアンテナ構造体のアンテナ長を伸ばすことができるので、アンテナ構造体を狭いスペースに収めなければならない場合のように、コア66を大きくすることができない場合でも、効率的に電波を捕らえることができ、モジュールサイズの小型化を実現しつつ、受信感度の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、接続手段を構成するシート案内部65aはハウジング65内に一体的に形成されているので、部品点数を増やすことなく受信感度の向上を図ることができる。
なお、本発明が実施形態の範囲に限定されないことは第1の実施形態から第5の実施形態と同様である。
[第7の実施形態]
次に、図11を参照しつつ、本発明にかかる集磁シート取付構造及びこれを備える電波腕時計の第7の実施形態について説明する。なお、第7の実施形態は、アンテナ構造体のコアと集磁シートとの結合構造のみが第1の実施形態から第6の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態から第6の実施形態と異なる部分について説明する。
本実施形態において、電波腕時計(図示せず)は、第1の実施形態から第6の実施形態と同様に時計ケース(図示せず)とハウジング71(図11参照)とを備えている。図11は、ハウジング71の一部を拡大してアンテナ構造体(図示せず)のコア72の端部と集磁シート73の端部73aとの接続部分を示した断面図である。
ハウジング71の上部であってコア72の両端部に対応する部分には挿入孔74が形成されている。ハウジング71の上部には、第1の実施形態から第6の実施形態と同様、一対の集磁シート73が配置されており、各集磁シート73の一方の端部73aはハウジング71の挿入孔74に挿入されるようになっている。また、本実施形態においては、コア72の一部(一端部)に集磁シート73の端部73aを挟み込む凹部75が設けられている。挿入孔74からハウジング71内部に挿入された集磁シート73の端部73aは、この凹部75に挟み込まれるようになっており、本実施形態においては、凹部75が、コア72と集磁シート73の端部73aとを接触させ磁気的に結合させる接続手段として機能する。
なお、その他の構成は、第1の実施形態から第6の実施形態で説明したものと同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ハウジング71内の所定の収納スペース(図示せず)にアンテナ構造体を収納する。また、挿入孔74に集磁シート73の端部73aを挿入する。挿入孔74からハウジング71内に挿入された集磁シート73の端部73aは、コア72の一部に形成された凹部75に挟み込まれ、これによって、コア72と集磁シート73の端部73aとが接触し磁気的に結合される。そして、この集磁シート73及びコア72により標準電波を受信すると、この電波に基づいて時刻情報が取得され、電波腕時計の現在時刻データが修正される。
以上のように、本実施形態によれば、ハウジング71の上部に配置された集磁シート73を、ハウジング71の内部に配置されたアンテナ構造体のコア72の端部と接触させて磁気的に結合させるようになっている。これにより、集磁シート73の分だけアンテナ構造体のアンテナ長を伸ばすことができるので、アンテナ構造体を狭いスペースに収めなければならない場合のように、コア72を大きくすることができない場合でも、効率的に電波を捕らえることができ、モジュールサイズの小型化を実現しつつ、受信感度の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、コア72の一部に形成された凹部75が接続手段として機能するので、確実に集磁シート73をコア72に接触させることができ、部品点数を増やすことなく受信感度の向上を図ることができる。
なお、本発明が実施形態の範囲に限定されないことは第1の実施形態から第6の実施形態と同様である。
[第8の実施形態]
次に、図12を参照しつつ、本発明にかかる集磁シート取付構造及びこれを備える電波腕時計の第8の実施形態について説明する。なお、第8の実施形態は、アンテナ構造体のコアと集磁シートとの結合構造のみが第1の実施形態から第7の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態から第7の実施形態と異なる部分について説明する。
本実施形態において、電波腕時計(図示せず)は、第1の実施形態から第7の実施形態と同様に時計ケース(図示せず)とハウジング77(図12参照)とを備えている。図12は、ハウジング77の一部を拡大してアンテナ構造体(図示せず)のコア78の端部と集磁シート79の端部79aとの接続部分を示した断面図である。
ハウジング77の上部であってコア78の両端部に対応する部分には挿入孔80が形成されている。ハウジング77の上部には、第1の実施形態から第7の実施形態と同様、一対の集磁シート79が配置されており、各集磁シート79の一方の端部79aはハウジング77の挿入孔80に挿入されるようになっている。また、本実施形態においては、コア78の端部の上部であって挿入孔80に対応する位置には、集磁シート79の一端部79aをコア78に接着する接着部材81が設けられている。接着部材81は、例えば磁性材料を含む両面接着テープであることが好ましいが、集磁シート79の端部79aをコア78に接着可能なものであればよく、特に限定されない。本実施形態においては、集磁シート79の端部79aが接着部材81を介してコア78と接触し磁気的に結合するようになっており、接着部材81が接続手段として機能する。
なお、その他の構成は、第1の実施形態から第7の実施形態で説明したものと同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ハウジング77内の所定の収納スペース(図示せず)にアンテナ構造体を収納する。また、挿入孔80に集磁シート79の端部79aを挿入する。挿入孔80からハウジング77内に挿入された集磁シート79の端部79aは、接着部材81を介してコア72と接着され、これによって、コア78と集磁シート79の端部79aとが接触し磁気的に結合される。そして、この集磁シート79及びコア78により標準電波を受信すると、この電波に基づいて時刻情報が取得され、電波腕時計の現在時刻データが修正される。
以上のように、本実施形態によれば、ハウジング77の上部に配置された集磁シート79を、ハウジング77の内部に配置されたアンテナ構造体のコア78の端部と接触させて磁気的に結合させるようになっている。これにより、集磁シート79の分だけアンテナ構造体のアンテナ長を伸ばすことができるので、アンテナ構造体を狭いスペースに収めなければならない場合のように、コア78を大きくすることができない場合でも、効率的に電波を捕らえることができ、モジュールサイズの小型化を実現しつつ、受信感度の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、接着部材81によってコア78と集磁シート79とを接触させるので、簡易な手法で確実に集磁シート79をコア78に接触させることができ、受信感度の向上を図ることができる。
なお、本発明が実施形態の範囲に限定されないことは第1の実施形態から第7の実施形態と同様である。
[第9の実施形態]
次に、図13を参照しつつ、本発明にかかる集磁シート取付構造及びこれを備える電波腕時計の第9の実施形態について説明する。なお、第9の実施形態は、アンテナ構造体のコアと集磁シートとの結合構造のみが第1の実施形態から第8の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態から第8の実施形態と異なる部分について説明する。
本実施形態において、電波腕時計(図示せず)は、第1の実施形態から第8の実施形態と同様に時計ケース(図示せず)とハウジング85(図13参照)とを備えている。図13は、ハウジング85の一部を拡大してアンテナ構造体(図示せず)のコア86の端部と集磁シート87の端部87aとの接続部分を示した断面図である。
ハウジング85の上部であってコア86の両端部に対応する部分には挿入孔88が形成されている。ハウジング85の上部には、第1の実施形態から第8の実施形態と同様、一対の集磁シート87が配置されている。本実施形態においては、集磁シート87はばね性を有するシートとなっており、各集磁シート87の一方の先端部はコア86の各端部に向けて曲折する曲折部87aとなっている。各集磁シート87の曲折部87aはハウジング85の挿入孔88からハウジング85の内部に挿入され、集磁シート87は、それ自体の付勢力によって曲折部87aの先端がコア86に接触するように構成されている。これにより、集磁シート87とコア86とは磁気的に結合する。
なお、その他の構成は、第1の実施形態から第8の実施形態で説明したものと同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ハウジング85内の所定の収納スペース(図示せず)にアンテナ構造体を収納する。また、挿入孔88に集磁シート87の曲折部87aを挿入する。挿入孔88からハウジング85内に挿入された集磁シート87の曲折部87aの先端はコア72と接触し磁気的に結合される。そして、この集磁シート87及びコア86により標準電波を受信すると、この電波に基づいて時刻情報が取得され、電波腕時計の現在時刻データが修正される。
以上のように、本実施形態によれば、ハウジング85の上部に配置された集磁シート87を、ハウジング85の内部に配置されたアンテナ構造体のコア86の端部と接触させて磁気的に結合させるようになっている。これにより、集磁シート87の分だけアンテナ構造体のアンテナ長を伸ばすことができるので、アンテナ構造体を狭いスペースに収めなければならない場合のように、コア86を大きくすることができない場合でも、効率的に電波を捕らえることができ、モジュールサイズの小型化を実現しつつ、受信感度の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、集磁シート87の曲折部87aをコア86と接触させ磁気的に結合させるので、部品点数を増やすことなく受信感度の向上を図ることができる。
なお、本発明が実施形態の範囲に限定されないことは第1の実施形態から第8の実施形態と同様である。
[第10の実施形態]
次に、図14を参照しつつ、本発明にかかる集磁シート取付構造及びこれを備える電波腕時計の第10の実施形態について説明する。なお、第10の実施形態は、アンテナ構造体のコアと集磁シートとの結合構造のみが第1の実施形態から第9の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態から第9の実施形態と異なる部分について説明する。
本実施形態において、電波腕時計(図示せず)は、第1の実施形態から第9の実施形態と同様に時計ケース(図示せず)とハウジング90(図14参照)とを備えている。図14は、ハウジング90の一部を拡大してアンテナ構造体(図示せず)のコア91の端部と集磁シート92の端部との接続部分を示した断面図である。
ハウジング90の上部であってコア91の両端部に対応する部分には挿入孔93が形成されている。ハウジング90の上部には、第1の実施形態から第9の実施形態と同様、一対の集磁シート92が配置されている。また、コア91の両端部には集磁シート92に向けて延出する延出部91aが設けられており、延出部91aは挿入孔93に挿入されて集磁シート92の一端部に接触するように構成されている。これにより、集磁シート92とコア91とは磁気的に結合する。
なお、延出部91aの形成の手法は、特に限定されず、例えばコア91がアモルファス金属等の薄い板状部材を積層して形成されている場合には、そのうちの1枚又は数枚を集磁シート92に向けて延出するように構成してもよい。また、例えばコア91がフェライト等により一体形成されている場合には、延出部91aを有するように成型する。
なお、その他の構成は、第1の実施形態から第9の実施形態で説明したものと同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ハウジング90内の所定の収納スペース(図示せず)にアンテナ構造体を収納する。また、挿入孔93にコア91の延出部91aを挿入する。挿入孔93から挿入された延出部91aは集磁シート92と接触し磁気的に結合される。そして、この集磁シート92及びコア91により標準電波を受信すると、この電波に基づいて時刻情報が取得され、電波腕時計の現在時刻データが修正される。
以上のように、本実施形態によれば、ハウジング90の上部に配置された集磁シート92を、ハウジング90の内部に配置されたアンテナ構造体のコア91の端部と接触させて磁気的に結合させるようになっている。これにより、集磁シート92の分だけアンテナ構造体のアンテナ長を伸ばすことができるので、アンテナ構造体を狭いスペースに収めなければならない場合のように、コア91を大きくすることができない場合でも、効率的に電波を捕らえることができ、モジュールサイズの小型化を実現しつつ、受信感度の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、コア91の延出部91aを集磁シート92と接触させ磁気的に結合させるので、部品点数を増やすことなく受信感度の向上を図ることができる。
なお、本発明が実施形態の範囲に限定されないことは第1の実施形態から第9の実施形態と同様である。
なお、上記の各実施形態では、アンテナ構造体のコアと集磁シートとを接触可能とするためにハウジングに挿入孔又は貫通孔を設ける構成としたが、アンテナ構造体のコアと集磁シートとが接触可能になっていればよく、例えば、ハウジングの上部の一部を切り欠いてもよい。
また、上記の各実施形態では、ハウジングの上部に歯車を押える歯車押え板を配置し、集磁シートを、この歯車押え板の厚みと同じかこれよりも薄く形成することにより、ハウジングの上部にもともと存するスペースを集磁シートの配置空間として利用し、集磁シートを配置することによるハウジングの厚みの増加をなくすように構成したが、ハウジングの厚みの増加をなくす手法はこれに限定されない。例えば、ハウジングの上部を一部削ることにより集磁シートを配置する空間を確保してもよい。
また、ハウジング等を形成する合成樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、フラン樹脂、ポリブタジエン樹脂、アイオノマー樹脂、EEA 樹脂、AAS 樹脂(ASA 樹脂)、AS樹脂、ACS 樹脂、エチレン酢ビコポリマー、エチレンビニルアルコール共重合樹脂、ABS 樹脂、塩化ビニル樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、酢酸繊維素樹脂、フッ素樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂6,66、ポリアミド樹脂11,12 、ポリアリレート樹脂、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、液晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、メタクリル樹脂、メチルペンテンポリマー等の樹脂等を用いても良く、これらの中でも耐熱性、寸法安定性、強度等の点からフェノール樹脂、エポキシ樹脂等が好ましい。
また、上記実施形態では、電子機器として、電波腕時計100を例示したが、これに限られるものではなく、アンテナ構造体15により電波を受信する構成のものであれば如何なるものであっても良い。例えば、固定式の電波時計であっても良いし、小型ラジオ等であっても良い。
本発明を適用した実施形態1の電子機器の好適な一例として例示する電波腕時計を示す正面図である。 図1の電波腕時計のII−II線断面図である。 図1の電波腕時計に備わる集磁シート取付構造を示す平面図である。 図1の電波腕時計に備わる集磁シート取付構造を模式的に示した斜視図である。 第1の実施形態におけるアンテナ構造体のコアと集磁シートとの接続部分を示した断面図である。 第2の実施形態におけるアンテナ構造体のコアと集磁シートとの接続部分を示した断面図である。 第3の実施形態におけるアンテナ構造体のコアと集磁シートとの接続部分を示した断面図である。 第4の実施形態におけるアンテナ構造体のコアと集磁シートとの接続部分を示した断面図である。 第5の実施形態におけるアンテナ構造体のコアと集磁シートとの接続部分を示した断面図である。 第6の実施形態におけるアンテナ構造体のコアと集磁シートとの接続部分を示した断面図である。 第7の実施形態におけるアンテナ構造体のコアと集磁シートとの接続部分を示した断面図である。 第8の実施形態におけるアンテナ構造体のコアと集磁シートとの接続部分を示した断面図である。 第9の実施形態におけるアンテナ構造体のコアと集磁シートとの接続部分を示した断面図である。 第10の実施形態におけるアンテナ構造体のコアと集磁シートとの接続部分を示した断面図である。
符号の説明
2 時計ケース
3 ハウジング
7 文字板
12 ソーラーパネル
15 アンテナ構造体
16 収納スペース
17 コア
18 コイル
20 回路基板
24 歯車
25 歯車押え板
27 挿入孔
30 集磁シート
31 弾性部材
100 電波腕時計

Claims (11)

  1. 時計モジュールと、
    コアを備えるアンテナ構造体と、
    前記時計モジュールと前記アンテナ構造体とを収納し、前記時計モジュールを構成する歯車を押える歯車押え板が上部に配置されたハウジングと、
    前記ハウジングの上部に配置された一対の集磁シートと、を備えており、
    前記一対の集磁シートと前記コアの両端部とが磁気的に結合され、
    前記一対の集磁シートは、この歯車押え板よりも厚みが小さくなるように形成されていることを特徴とする電波腕時計。
  2. 前記一対の集磁シートの端部に前記コアの両端部に向けて曲折する曲折部を設け、
    この曲折部が前記コアの両端部と接触することにより前記一対の集磁シートと前記コアの両端部とが磁気的に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の電波腕時計
  3. 前記コアの両端部に前記集磁シートに向けて延出する延出部を設け、
    前記一対の集磁シートは、この延出部と接触することにより前記コアの両端部と磁気的に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の電波腕時計
  4. 前記一対の集磁シートと前記アンテナ構造体とを接続させる接続手段とを備えており、
    この接続手段により前記一対の集磁シートと前記コアの両端部とが磁気的に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の電波腕時計
  5. 前記接続手段は、前記集磁シートを前記コアの端部に向けて押圧する弾性部材であることを特徴とする請求項4に記載の電波腕時計
  6. 前記接続手段は、前記コアの端部に設けられ前記集磁シートに当接する位置まで隆起する肉厚部であることを特徴とする請求項4に記載の電波腕時計
  7. 前記接続手段は、前記コアと前記集磁シートとの間に配置され、一端部が前記コアと接触し他端部が前記集磁シートと接触するコイルばねであることを特徴とする請求項4に記載の電波腕時計
  8. 前記接続手段は、前記コアと前記集磁シートとの間に配置され、一端部が前記コアと接触し他端部が前記集磁シートと接触する弾性を有する集磁部材であることを特徴とする請求項4に記載の電波腕時計
  9. 前記接続手段は、前記ハウジングの一部に形成され、前記コアとの間でシート挿入部を形成するシート案内部を含んで構成されており、
    前記シート案内部は、前記集磁シートが前記シート案内部に挿入された際、この集磁シートを前記コアに当接させるものであることを特徴とする請求項4に記載の電波腕時計
  10. 前記コアの一部に前記集磁シートを挟み込む凹部を設け、
    前記接続手段は、この凹部であることを特徴とする請求項4に記載の電波腕時計
  11. 前記接続手段は、前記コアと前記集磁シートとの間に配置され、前記コアと前記集磁シートとを接着させる接着部材であることを特徴とする請求項4に記載の電波腕時計
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