JP2011077824A - アンテナ装置、電波受信機器及びアンテナ装置の製造方法 - Google Patents

アンテナ装置、電波受信機器及びアンテナ装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な手法により、受信感度がよく、かつ小型化を実現することのできるアンテナ装置、電波受信機器及びアンテナ装置の製造方法を提供する。
【解決手段】水平方向に重畳して配置された複数のコア用板状部材71aからなるアンテナ構造体7を、合成樹脂製のモジュール部材6に形成したアンテナ収容部62内に収容することにより、合成樹脂製のアンテナカバーを不要とする。さらに、アンテナ構造体7と対向して渦電流損防止用の磁性部材収容部63をモジュール部材6に形成し、この磁性部材収容部63に渦電流損防止用の磁性部材65を収容した。
【選択図】図5

Description

本発明は、アンテナ装置、電波受信機器及びアンテナ装置の製造方法に関するものである。
従来、時刻情報を含む標準電波を受信するアンテナ装置を備え、自動的に現在時刻を修正する電波時計等の電波受信機器が知られている。そして、例えば電波時計において標準電波を受信するアンテナ装置としては、受信感度のよい磁性材料であるアモルファス金属やフェライト等からなるコアにコイルが巻回されてなるアンテナ構造体を備えるものが多く用いられている。
アンテナ構造体は、コアの長さが長く電波受信面積が大きいほど受信感度が向上する。しかし、特に腕時計型の電波時計のような小型の電波受信機器に組み込む場合には、アンテナ構造体の収容スペースに限界があるため、小型のアンテナ構造体を用いる必要がある。
そこで、アンテナ構造体を小型化した場合でも受信感度を向上させる構成として、アモルファス薄膜等の板状部材を複数積層してコアを形成する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−141387号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている技術では、コアを構成している板状部材を、時計のモジュール部材の厚み方向に積み重ねる構成となっている。このため時計ケースの限られた空間内にアンテナ構造体を効率よく配置することができず、アンテナ構造体を収容するスペースを確保するために時計ケースを大きくする必要があり、電波腕時計の小型化が困難であるという問題がある。
そこで、本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、簡易な手法により、受信感度がよく、かつ小型化を実現することのできるアンテナ装置、電波受信機器及びアンテナ装置の製造方法を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明のアンテナ装置は、
非金属材料で形成され、厚み方向に掘り込まれたアンテナ収容部と複数の電子部品を保持する電子部品保持部とを備えている板状のモジュール部材と、
長尺なコアとこの長尺なコアの中央部に当該コアの長手方向と直交する方向に巻きつけられたコイルとを備え、前記アンテナ収容部内に収容されているアンテナ構造体とを備え、
前記長尺なコアは、磁性材料で形成され、前記板状のモジュール部材の厚み方向と直交する横断方向に重畳して配置された複数のコア用板状部材から形成されていることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアンテナ装置において、
前記長尺なコアは、前記コイルの両端から突出した該長尺なコアの各端部から延びた一対の集磁部材を備えていることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のアンテナ装置において、
前記一対の集磁部材は、前記長尺なコアの端部を折り曲げることにより形成されていることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載のアンテナ装置において、
前記一対の集磁部材を前記板状のモジュール部材の厚み方向に押さえ付ける押さえ部材をさらに備えていることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のアンテナ装置において、
前記板状のモジュール部材は、配置部を備え、この配置部に、前記長尺なコアの両端部と磁気的に結合する一対の集磁部材が配置されていることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載のアンテナ装置において、
前記板状のモジュール部材は、磁性部材収容部を備え、この磁性部材収容部内に、前記コイルの長手方向と実質的に平行となるように渦電流損失防止用の磁性部材が収容されていることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、
前記アンテナ収容部は、前記コイルを収容するコイル収容部と、前記モジュール部材の外周面に沿って形成されたコア収容部とを備えており、
前記コイルは、前記コイル収容部内に収容され、他方、前記コアは、前記コア収容部内に収容されていることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のアンテナ装置において、
前記板状のモジュール部材は、円柱形状に形成されており、
前記コイル収容部は、前記モジュール部材の割線方向に形成されており、前記コア収容部は、前記モジュール部材の外周面に沿って形成されていることを特徴としている。
また、本発明の電波受信機器は、
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のアンテナ装置と、
このアンテナ装置が内部に配置された中空柱状の本体ケースと、
この本体ケースの一端側開口部を閉塞する透明部材と、
前記本体ケースの他端側開口部を閉塞する閉塞部材と、
を備えていることを特徴としている。
また、本発明のアンテナ装置の製造方法は、
非金属材料により形成され、厚み方向に掘り込まれたアンテナ収容部と複数の電子部品を保持する電子部品保持部とを備えている板状のモジュール部材と、複数のコア用板状部材から形成されている長尺な直線状のコアの中央部に当該コアの長手方向と直交する方向にコイルを巻回することにより形成されるアンテナ構造体とを用いて、アンテナ装置を製造するアンテナ装置の製造方法であり、
前記板状のモジュール部材の前記電子部品保持部により前記複数の電子部品を保持させる部品保持工程と、
前記アンテナ構造体全体を、前記板状のモジュール部材の前記アンテナ収容部内に収容するアンテナ収容工程と、
を含んでいることを特徴としている。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のアンテナ装置の製造方法において、
前記アンテナ収容部は、前記コアを収納する部分が前記板状のモジュール部材の外周面に沿って曲折しており、
前記アンテナ収容工程は、前記長尺な直線状のコアの両端部を折り曲げた状態で、前記アンテナ構造体全体を前記アンテナ収容部に収納するものであることを特徴としている。
この発明によれば、複数の電子部品が内部に配置されている板状のモジュール部材の厚み方向と直交する横断方向に重畳して配置された複数のコア用板状部材からなる長尺なコアを、この長尺なコアに巻きつけられたコイルと共に、モジュール部材に設けられたアンテナ収容部に収容している。このため、積層構造のコアを外側から保持するための樹脂製のコアケースを特別に用意することなく、限られた空間内に長尺なコアおよびコイルをモジュール部材のアンテナ収容部にコンパクトに収容することができ、このため、アンテナ装置及びこれを備える電波受信機器の大幅な小型化を実現することができるとの効果を奏する。
そして、このアンテナ収容部は、モジュール部材の厚み方向に掘り込まれて形成されているため、アンテナ構造体をアンテナ収容部内に収容するだけでアンテナ構造体のモジュール部材への組み込みが完了する。このため、モジュール部材の所定位置に配置するという煩わしさがなく、簡易・迅速に組み込み作業を行うことができ、作業時間を短縮することができる。
本発明の第1の実施形態のアンテナ装置を備えた電波受信機器の一例である電波腕時計の概略構成を示す正面図である。 図1に示す電波腕時計のII―II線断面図である。 図1に示す電波腕時計の内部構成を示す分解斜視図である。 図1に示す電波腕時計の構成部品のうち、時計ガラス部材及び文字板を外した状態の表面側内部を示す平面図である。 (a)は、第1の実施形態のアンテナ構造体を示す斜視図であり、(b)は、図1に示す電波腕時計に備えられるアンテナ装置を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態のアンテナ装置を備えた電波腕時計の要部断面図である。 (a)は、図6に示す電波腕時計に備えられるモジュール部材の表面を示す平面図であり、(b)は、(a)に示すモジュール部材にアンテナ構造体、集磁部材、磁性部材を装着した状態を示す平面図である。 (a)は、図7に示すアンテナ構造体のコアを構成する板状部材を示す平面図であり、(b)は、図7に示すアンテナ構造体の斜視図である。 図6に示す電波腕時計に備えられるアンテナ装置を示す分解斜視図である。 (a)は、本発明の第3の実施形態におけるアンテナ構造体のコアを構成する板状部材を示す平面図であり、(b)は、本発明の第3の実施形態におけるアンテナ構造体の斜視図である。 図10(b)に示すアンテナ構造体を備えるアンテナ装置を示す分解斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係るアンテナ装置及びアンテナ装置を適用した電波受信機器の好適な実施形態について具体的に説明する。なお、本発明の範囲は図示例に限定されない。
[第1の実施の形態]
先ず、図1から図5を参照しつつ、本発明に係るアンテナ装置及び電波受信機器の第1の実施形態を説明する。なお、本実施形態では、電波受信機器としての電波腕時計にアンテナ装置を搭載する場合を例として説明する。
図1は、本発明に係るアンテナ装置を備えた電波腕時計を示す正面図である。また、図2は、図1のII−II線断面図であり、図3は、図1の電波腕時計の内部構成を示す分解斜視図である。
図3に示すように、電波腕時計100には、短柱形状に形成された本体ケース(以下「時計ケース1」という。)が設けられている。時計ケース1は、ステンレスやチタン等の金属その他の導電性部材で形成されている。
時計ケース1の内側は上下が開口した中空状になっており、この中空部分が各種部品を収納する収納空間を与える収納部となる。
この時計ケース1の図1における上下両端部、つまり時計の12時方向側端部及び6時方向側端部には、バンド取付部12(図2参照)が形成されており、各バンド取付部12には時計バンド2が取り付けられている。また、時計ケース1の外周部には、時刻合わせの指示などの種々の操作指示が入力される複数の操作ボタン13が設けられている。
図2に示すように、この時計ケース1の視認側(表面側:図2における上側)には、視認側の開口部を閉塞するように非導電性の透明材料であるガラスで形成された透明部材としての時計ガラス部材3が防水リング14を介して装着されている。また、時計ケース1の内部であって時計ガラス部材3の下方には、時計ケース1の内周に沿って見切部材4が配置されている。
また、時計ケース1の視認側とは反対側(裏面側:図2における下側)には、図2に示すように、当該時計ケース1の下側の開口部を閉塞する閉塞部材としての裏蓋部材5が防水リング15を介して取り付けられている。裏蓋部材5は、ステンレスやチタン等の金属その他の導電性部材で形成されている。
また、この時計ケース1の内部には、板状に形成されたモジュール部材6が設けられている。モジュール部材6は、例えば樹脂等の非金属材料によりほぼ円柱形状に形成されている。なお、モジュール部材6の形状は円柱形状に限定されない。
モジュール部材6の内部には、アンテナ構造体7、および、時計機能を実現するための時計ムーブメント(図示せず)のほかに、電波腕時計100の各部に電力を供給するためのバッテリー(図示せず)、各種回路等が実装された回路基板8を含む各種の電子部品81が電子部品保持部81Aを介して設けられている。
このように、モジュール部材6は、内部に配置されたバッテリー、モータ、回路基板8などの各種の電子部品81をそれぞれ保持するための電子部品保持部81Aを備えているばかりでなく、アンテナ構造体7が装着されて当該アンテナ構造体7を保持するためのアンテナ収容部62を備えている。
回路基板8に実装される回路要素としては、例えば、電波腕時計100の各部を制御するCPU等の制御IC、アンテナ構造体7によって検出された電気信号を増幅・復調して標準電波に含まれる時刻データを取り出す受信回路、発振器を有して現在時刻を計時する計時回路等(いずれも図示せず)がある。
モジュール部材6は、モジュール支持部材61によって電波腕時計100の裏面側から支持され、時計ケース1内に固定されている。なお、モジュール支持部材61は必須の構成要素ではなく、例えば、モジュール支持部材61を設けずに、裏蓋部材5によってモジュール部材6を支持するようにしてもよい。
また、時計ケース1の内部には、時計ガラス部材3の裏面側(図2における下側の面)に対向して文字板9が配置されている。
図1に示すように、文字板9の表面側の周縁部には、時計の1時から12時に対応する12個の時字部材91がほぼ等間隔に設けられている。
文字板9のほぼ中央部には図示しない軸孔が形成されており、指針軸92が軸孔を通して電波腕時計100の裏面側から表面側に突出している。指針軸92には時計ガラス部材3と文字板9との間に配置された時針や分針等の指針93が取り付けられている。前記時計ムーブメントは、この指針軸92に取り付けられた指針93を文字板9の上方で運針させるようになっている。
ここで、本実施形態におけるアンテナ構造体7及びこのアンテナ構造体7を収容するモジュール部材6の構成について図4及び図5を参照しつつ具体的に述べる。
図4及び図5(a)、図5(b)に示すように、アンテナ構造体7は、長尺なコア71とこのコア71に巻回されたコイル72とを備えており、コア71に電波が透過すると、コイル72に誘起電流が発生するように構成されている。コイル72の端部は、回路基板8上に設けられた接続端子82(図2参照)と電気的に接続されており、アンテナ構造体7により得られた信号が回路基板8上の受信回路に送られるようになっている。
コア71は、モジュール部材6の厚み方向(すなわち、電波腕時計100の厚み方向)と直交する横断方向に重畳して配置された複数のコア用板状部材(以下、単に「板状部材71a」という。)から形成されている。なお、複数の板状部材71aは、積層状態を維持できるように接着剤等により互いに固定されていることが好ましい。
各板状部材71aは、アモルファス合金等の透磁率(magnetic permeability)(磁場または磁界の強さ H と磁束密度 B との間の関係を B = μ H で表わした時の比例定数 μをいう)または比透磁率(真空の透磁率 μ0 との比 μs=μ/μ0 をいう)が高い磁性材料により形成されている。
なお、コア71を形成する材料は、アモルファス合金に限定されず、薄い板状に形成可能な磁性材料であれば適用可能である。
図5(a)に示すように、コア71の中央部は、コイル72を巻回する巻線部711となっており、コイル72の両端から突出したコア71の両端部は、巻線部711よりもモジュール部材6の横断方向と直交する方向(すなわち、電波腕時計100の厚み方向)における上下に張り出した張出部712となっている。
なお、コア71の両端部の形状は図示例に限定されず、端部の一部分のみに張出部712を備える構成であってもよい。
本実施形態において、コア71の巻線部711及び張出部712は、アンテナ構造体7の延在方向に沿って直線状となっている。そして、アンテナ構造体7をモジュール部材6のアンテナ収容部62に収容する際に、張出部712の端部をモジュール部材6の外周面に沿う形状に曲折しながら収容するようになっている。
張出部712の上端面は、アンテナ構造体7をモジュール部材6に配置した際、後述するモジュール部材6の集磁部材配置部66の表面と面一となるようになっている。このため、集磁部材配置部66に集磁部材67を装着した際に、集磁部材67の下側面が張出部712の上端面と接触し、磁気的に結合するようになっている。
図4及び図5(b)に示すように、本実施形態におけるモジュール部材6の表面側であって電波腕時計の12時側には、アンテナ構造体7を収容するためのアンテナ収容部62が設けられている。このアンテナ収容部62は、モジュール部材6の外周面に沿うとともにアンテナ構造体7の形状に沿う形状にモジュール部材6の厚み方向に掘り込まれた凹部形状の溝部であり、その中央部にはコイル72の部分を収容するコイル収容部62aが形成され、このコイル収容部62aの両側にはそれぞれコイル72から突出したコア71の端部を収容するコア収容部62bが形成されている。
本実施形態において、コイル収容部62aは、円柱形状に形成された板状のモジュール部材6の割線方向に形成されており、コア収容部62bは、モジュール部材6の外周面に沿って形成されている。
また、アンテナ構造体7がアンテナ収容部62に収容された際にコア71の端部が配置される部分近傍には、集磁部材67を配置する配置部である集磁部材配置部66が、コア71の両端部に対応して一対形成されている。
集磁部材配置部66には、磁性材料で形成された集磁部材67がそれぞれ配置されている。集磁部材67は、モジュール部材6の横断方向と直交する方向(すなわち、電波腕時計100の厚み方向)に重畳して配置された複数の集磁部材用板状部材(以下、単に「板状部材67a」という。)から形成されている。各板状部材67aは、例えばアモルファス合金等の磁性材料により形成されている。各板状部材67aは、積層状態を維持できるように接着剤等により互いに固定されていることが好ましい。
なお、集磁部材配置部66及び集磁部材67の大きさや形状、配置される位置等は図示例に限定されない。
また、集磁部材67を形成する材料は、磁性材料であれば特に限定されない。また、集磁部材67は複数枚の板状部材67aが積層されているものに限定されず、例えば、SUS444等のフェライトステンレス鋼や、純鉄、又はフェライト、パーマロイ等の粉末を混入したステンレスや、アモルファス、フェライト等の磁性材料の粉末を混入した合成樹脂等の材料等により一体形成されたものでもよい。
なお、図2及び図5(b)に示すように、アンテナ収容部62は、アンテナ構造体7を内部に収容した状態でコア71の張出部712の上端面が集磁部材配置部66の高さとほぼ面一となるような深さとなっている。そして、集磁部材67を集磁部材配置部66に配置した際に、各集磁部材66の下側面がコア71の両端部(すなわち、張出部712)の上端面と磁気的に結合されるようになっている。
なお、前述の文字板9によって、この一対の集磁部材67を板状のモジュール部材6の厚み方向に押さえ付けるようになっていてもよい。この場合には、文字板9が集磁部材67を押さえる押さえ部材として機能する。このように文字板9が押さえ部材として機能する場合には、集磁部材6をより確実にコア71の両端部の上端面と磁気的に結合させることができる。
さらに、アンテナ収容部62よりもモジュール部材6の端部に近い位置であって、アンテナ構造体7がアンテナ収容部62に収容された際にコイル72が配置される位置に対応する位置には、渦電流損失防止用の磁性部材65を収容する磁性部材収容部63が形成されている。
磁性部材65は、この磁性部材収容部63内に、コイル72の長手方向と実質的に平行となるように収容されている。なお、磁性部材装着部63及び磁性部材65の大きさや形状、配置される位置等は図示例に限定されない。
磁性部材65を形成する磁性材料としては、例えば、SUS444等のフェライトステンレス鋼や、純鉄、又はフェライト、パーマロイ等の粉末を混入したステンレスや、アモルファス、フェライト等の磁性材料の粉末を混入した合成樹脂等の材料等が適用可能である。なお、適用可能な磁性材料はここに例示したものに限定されない。
図4に示すように、本実施形態においては、アンテナ構造体7、モジュール部材6及び集磁部材67により、アンテナ装置70が構成されている。
次に、本実施形態に係るアンテナ装置70の製造方法及び電波腕時計100の作用について説明する。
アンテナ装置70を形成する場合には、非金属材料により形成され、アンテナ収容部62と電子部品保持部81Aとを備えている板状のモジュール部材6と、長尺な直線状のコア71にコイル72を巻回することにより形成されるアンテナ構造体7とを用意する。
すなわち、まず、厚み方向に掘り込まれたアンテナ収容部62と複数の電子部品81を保持する電子部品保持部81Aとを備える板状のモジュール部材6を樹脂等の非金属材料により形成する(モジュール部材形成工程)。
また、複数のコア用板状部材71aにより長尺な直線状のコア71を形成し、このコア71の中央部に、コア71の長手方向と直交する方向にコイルを巻回することによりアンテナ構造体7を形成する(アンテナ形成工程)。
そして、モジュール部材形成工程により形成された板状のモジュール部材6の電子部品保持部81Aに複数の電子部品81を実装し、保持させる(部品保持工程)。
さらに、アンテナ形成工程で形成された長尺な直線状のコア71の両端部(すなわち、張出部712)をモジュール部材6の外周面に沿うように折り曲げた状態で(図5(a)参照)、アンテナ構造体7全体を、モジュール部材6のアンテナ収容部62内に収容する(図5(b)参照、アンテナ収容工程)。
モジュール部材6のアンテナ収容部62にアンテナ構造体7を配置すると、各集磁部材配置部66にそれぞれ集磁部材67を配置する。本実施形態では、このような組立状態において、コア71の張出部712の上端面が集磁部材67の下側面と磁気的に結合する。
これにより、本実施形態におけるアンテナ装置70が完成する。
また、モジュール部材6の磁性部材装着部63に磁性部材65を配置する。これにより、アンテナ構造体7のコイル72と時計ケース1との間に磁性部材65が配置される。
そして、モジュール部材6をモジュール支持部材61により支持しながら、時計ケース1内に収納し、さらに、裏蓋部材5を時計ケース1の裏面側の開口部に嵌め込んで裏面側の開口部を閉塞することにより電波腕時計100が完成する。
電波腕時計100による標準電波受信時においては、電波の磁界成分が、電波を遮蔽しない材料によって形成された非導電性の部材である時計ガラス部材3、文字板9上等を透過して、アンテナ構造体7のコア71、及びコア71と磁気的に結合されている集磁部材67に進入する。そして、一方側のコア71及び集磁部材67からアンテナ構造体7に進入した磁束は、コア71の他方側の端部へと通過する。この通過の際に、コア71に巻回されたコイル72に交流電流が誘導され(誘起電流)、これに伴ってコイル72の両端に交流電圧が発生する。そして、この交流電圧がアナログ受信信号として図示しない受信回路に送られる。
そして、受信回路により、このアナログ受信信号について増幅、復調、デコード等の処理が行われ、デジタルの時刻データが取得される。電波腕時計100は、取得された時刻データに基づいて、適宜現在時刻の修正を行う。
以上のように、本実施形態によれば、アンテナ構造体7のコア71が、複数の板状部材71aをモジュール部材6の厚み方向(すなわち、電波腕時計100の厚み方向)に直交する横断方向に重なるように積層して構成されており、この長尺なコア71の中央部に、当該コア71の長手方向と直交する方向にコイル72を巻きつけた構成としているので、限られた空間内にコア71等をコンパクトに収容することができる。
また、このアンテナ構造体7をモジュール部材6の一部に形成されたアンテナ収容部62に収容し、集磁部材配置部66にそれぞれ集磁部材67を配置すると、長尺なコア71のうちコイル72の両端から突出した張出部712を一対の集磁部材67と磁気的に結合させることができ、コア71の長さを実質的に延長することができるとともに、その表面積を広く確保することができる。これにより、アンテナ構造体7のコア71自体を大きくしなくても、効率よく磁束を集めることが可能となり、アンテナ装置70及びこれを備える電波腕時計100の小型化を実現しつつ、受信感度の良好なアンテナ装置70を提供することができる。
また、非金属材料で形成された板状のモジュール部材6に形成したアンテナ収容部62内にアンテナ構造体7を収容することにより、損傷しやすいコア71部分等を外部の衝撃等から保護することができる。このように、モジュール部材6のアンテナ収容部62が従来の合成樹脂製のアンテナカバーと同様のアンテナ構造体保護機能を果たすこととなるため、別途アンテナカバーを設ける必要がなく、部品点数が減少してコスト削減、作業効率の向上等を実現することができるとともに、モジュール部材6の直径方向の寸法を小さくした状態で、当該モジュール部材6にアンテナ構造体7をコンパクトに配置することができ、全体的に小型なアンテナ装置70を製作することができる。
また、このアンテナ収容部62は、モジュール部材6に凹部状に形成されているので、アンテナ構造体7をアンテナ収容部62内に収容するだけでアンテナ構造体7のモジュール部材6への組み込みが完了する。このため、モジュール部材6の所定位置に配置するという煩わしさがなく、また、例えば各板状部材71aを貼り合わせる等の手間をかけなくても、コア71の形状を維持することができ、簡易・迅速に組み込み作業を行うことができ、作業時間を短縮することができる。
また、コイル収容部62aは、前記モジュール部材6の割線方向に形成されており、このコイル収容部62aに収容されるコイル72は、長尺なコア71の中央部に設けられた直線状の巻線部711に巻きつけられている。このため、曲線状の巻線部にコイルとなる巻き線を巻きつける場合と比較して、コイル72を直線状の巻線部711に確実かつ容易に均一に巻きつけることができる。
また、板状のモジュール部材6が円柱形状に形成されている場合に、コア収容部62bは、モジュール部材6の外周面に沿って形成されているため、スペースの無駄を省いて効率的にアンテナ構造体7を収容することができ、アンテナ装置70の小型化を実現することができる。
また、集磁部材67は、複数の板状部材67aを重畳して構成されているので、効率よく磁束を集めることができる。
また、アンテナ構造体7と時計ケース1との間に、磁性部材65を配置しているので、時計ケース1が金属等の導電性材料で形成されている場合でも渦電流の発生を抑え、アンテナ構造体7の受信感度を向上させることができる。
なお、本実施形態では、アンテナ装置70が、モジュール部材6とアンテナ構造体7と集磁部材67とを備えているものを例として説明したが、集磁部材67はアンテナ装置70の必須の構成要素ではなく、アンテナ装置はモジュール部材とアンテナ構造体とから構成されているものであってもよい。
[第2の実施の形態]
次に、図6から図9を参照しつつ、本発明に係るアンテナ装置及び電波受信機器の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、アンテナ構造体のコアの構成のみが第1の実施形態と異なるため、以下においては、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。
図6は、本実施形態における電波腕時計の要部断面図であり、図7(a)は、モジュール部材を表面側からみた平面図であり、図7(b)は、モジュール部材にアンテナ構造体を収容した状態を示す平面図である。
図6に示すように、本実施形態において、アンテナ構造体22は、第1の実施形態と同様に、長尺なコア221とこのコア221に巻回されたコイル222とを備えている。
図7(b)に示すように、コア221は、モジュール部材21の厚み方向(すなわち、電波腕時計の厚み方向)と直交する横断方向に重畳して配置された複数の板状部材221a(コア用板状部材、図8(a)参照)から形成されている。
図8(a)は、コア221を構成する板状部材221aの平面図であり、図8(b)は、本実施形態におけるアンテナ構造体22の斜視図である。
図8(b)に示すように、コア221の中央部は、コイル222を巻回する巻線部224となっており、コイル222の両端から突出するコア221の両端部は、巻線部224よりもモジュール部材21の横断方向と直交する方向(すなわち、電波腕時計の厚み方向)における上方に張り出し延出した延出部223となっている。コア221の巻線部224及び延出部223は、アンテナ構造体22の延在方向に沿って直線状となっている。
本実施形態において、延出部223は、コア221の各端部から延びた一対の集磁部材23を構成するものである。
すなわち、アンテナ構造体22をモジュール部材21のアンテナ収容部211に収容する際には、図8(b)に示すように、延出部223を、アンテナ構造体22の延在方向と直交する折り曲げ線L1に沿ってモジュール部材21の外周面に沿う形状となるように曲折するとともに、折り曲げ線L1とほぼ直交する折り曲げ線L2に沿って、アンテナ構造体22をアンテナ収容部211に収容した際にモジュール部材21の中央部に向かう方向に折り曲げる。これによって、コア221の両端部にそれぞれ集磁部材23が形成される。
折り曲げ形成された集磁部材23の上側面は、アンテナ構造体22をモジュール部材21の集磁部材配置部212(後述する)に配置した際、モジュール部材21の表面とほぼ面一となるようになっている。
本実施形態において、図6に示すように、モジュール部材21の表面には、文字板9が配置されるようになっている。この文字板9によって一対の集磁部材23が板状のモジュール部材21の厚み方向に押さえ付けられるようになっており、文字板9は、集磁部材23を押さえ付ける押さえ部材として機能するようになっている。本実施形態では、集磁部材23はコア221の両端部を折り曲げることにより形成されているが、このように文字板9により押さえつけることにより、集磁部材23の浮き上がりを防止することができる。
図9は、本実施形態におけるアンテナ装置20を示す分解斜視図である。
図9に示すように、本実施形態におけるモジュール部材21の表面側であって電波腕時計の12時側には、アンテナ構造体22を収容するアンテナ収容部211が設けられている。このアンテナ収容部211は、モジュール部材21の外周面に沿うとともにアンテナ構造体22の形状に沿う形状にモジュール部材21の厚み方向に所定の深さ掘り込まれた凹部形状の溝部である。アンテナ収容部211の中央部はコイル222の部分を収容するコイル収容部211aが形成され、このコイル収容部211aの両側にはそれぞれコイル222から突出したコア221の端部を収容するコア収容部211bが形成されている。
また、アンテナ構造体22がアンテナ収容部211に収容された際にコア221の端部が配置される部分近傍には、集磁部材23を配置する集磁部材配置部212が形成されている。
なお、図6に示すように、アンテナ収容部211は、アンテナ構造体22を内部に収容した状態でコア221の端部に形成された集磁部材23の上側面がモジュール部材21の高さとほぼ面一となるような深さとなっている。
さらに、アンテナ収容部211よりもモジュール部材21の端部に近い位置であって、アンテナ構造体22がアンテナ収容部211に収容された際にコイル222が配置される位置に対応する位置には、磁性部材24を嵌装する磁性部材収容部213が形成されている。
図7(b)に示すように、本実施形態におけるアンテナ装置20は、第1の実施形態と同様に、モジュール部材21とアンテナ構造体22と集磁部材23とを備えて構成されている。
なお、その他のアンテナ装置20及び電波受信機器としての電波腕時計の構成は、第1実施形態に示したものと同様であるので、同一箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施形態に係るアンテナ装置20の製造方法及び電波腕時計の作用について説明する。
アンテナ装置20を形成する場合には、非金属材料により形成され、アンテナ収容部211と電子部品保持部81Aとを備えている板状のモジュール部材21と、長尺な直線状のコア221にコイル222を巻回することにより形成されるアンテナ構造体22とを用意する。
すなわち、まず、厚み方向に掘り込まれたアンテナ収容部211と複数の電子部品81を保持する電子部品保持部81Aとを備える板状のモジュール部材21を樹脂等の非金属材料により形成する(モジュール部材形成工程)。
また、複数のコア用板状部材221aにより長尺な直線状のコア221を形成し、このコア221の中央部に、コア221の長手方向と直交する方向にコイル222を巻回することによりアンテナ構造体22を形成する(アンテナ形成工程)。
そして、モジュール部材形成工程により形成された板状のモジュール部材21の電子部品保持部81Aに複数の電子部品81を実装し、保持させる(部品保持工程)。
さらに、アンテナ形成工程で形成された長尺な直線状のコア221の両端部である延出部223を折り曲げ線L1に沿ってモジュール部材21の外周面に沿うように折り曲げるとともに、折り曲げ線L2に沿ってモジュール部材21の中央部に向かって折り曲げる(図8(b)参照)。これにより、集磁部材23が、アンテナ構造体22のコア221の両端部に一体的に形成される。そして、このように延出部223を折り曲げた状態で、アンテナ構造体22全体をモジュール部材21のアンテナ収容部211内に収容する(図9参照、アンテナ収容工程)。
モジュール部材21のアンテナ収容部211にアンテナ構造体22を配置すると、各集磁部材配置部212にそれぞれ集磁部材23を配置する。本実施形態では、このような組立状態において、集磁部材23の上側面はモジュール部材21の上側面とほぼ面一となる。そして、モジュール部材21の上に文字板9を配置することにより、集磁部材23を押さえ付けて浮き上がりを防ぐ。
これにより、本実施形態におけるアンテナ装置20が完成する。
また、モジュール部材21の磁性部材装着部213に磁性部材24を配置する。これにより、アンテナ構造体22のコイル222と時計ケース1との間に磁性部材24が配置される。
そして、モジュール部材21をモジュール支持部材61により支持しながら、時計ケース1内に収納し、さらに、裏蓋部材5を時計ケース1の裏面側の開口部に嵌め込んで裏面側の開口部を閉塞することにより電波腕時計が完成する。
電波腕時計による標準電波受信時においては、電波の磁界成分が、電波を遮蔽しない材料によって形成された非導電性の部材である時計ガラス部材3、文字板9上等を透過して、アンテナ構造体22のコア221、及びコア221と一体的に形成されている集磁部材23に進入する。そして、一方側のコア221及び集磁部材23からアンテナ構造体22に進入した磁束は、コア221の他方側の端部へと通過する。この通過の際に、コア221に巻回されたコイル222に交流電流が誘導され(誘起電流)、これに伴ってコイル222の両端に交流電圧が発生する。そして、この交流電圧がアナログ受信信号として図示しない受信回路に送られる。
そして、受信回路により、このアナログ受信信号について増幅、復調、デコード等の処理が行われ、デジタルの時刻データが取得される。電波腕時計は、取得された時刻データに基づいて、適宜現在時刻の修正を行う。
以上のように、本実施形態によれば、アンテナ構造体22のコア221が、複数の板状部材221aをモジュール部材21の厚み方向(すなわち、電波腕時計の厚み方向)に直交する横断方向に重なるように積層して構成されており、この長尺なコア221の中央部に、当該コア221の長手方向と直交する方向にコイル222を巻きつけた構成としているので、限られた空間内にコア221等をコンパクトに装着することができる。
また、非金属材料で形成された板状のモジュール部材21に形成したアンテナ収容部内にアンテナ構造体22を収容することにより、損傷しやすいコア221部分等を外部の衝撃等から保護することができる。このように、モジュール部材21のアンテナ収容部211が従来の合成樹脂製のアンテナカバーと同様のアンテナ構造体保護機能を果たすこととなるため、別途アンテナカバーを設ける必要がなく、部品点数が減少してコスト削減、作業効率の向上等を実現することができるとともに、モジュール部材21の直径方向の寸法を小さくした状態で、当該モジュール部材21にアンテナ構造体22をコンパクトに配置することができ、全体的に小型なアンテナ装置20を製作することができる。
また、このアンテナ収容部211は、モジュール部材21に凹部状に形成されているので、アンテナ構造体22をアンテナ収容部211内に収容するだけでアンテナ構造体20のモジュール部材21への組み込みが完了する。このため、モジュール部材21の所定位置に配置するという煩わしさがなく、簡易・迅速に組み込み作業を行うことができ、作業時間を短縮することができる。
また、アンテナ構造体22を構成している長尺なコア221の各端部から延出した延出部223を折り曲げることによって一対の集磁部材23を形成することができるため、別途集磁部材を設けることなく、板状のモジュール部材21の上面に一対の集磁部材23を展開して配置することができる。これにより、部品点数を増やすことなく、簡易な手法により、電波を効果的に集磁することができる。
また、文字板9が押さえ部材として機能するため、集磁部材23をコア221の端部を折り曲げることによって形成する場合でも折り曲げ箇所が浮き上がること等を防止して、集磁部材23を集磁部材配置部212に確実に展開配置させることができる。
また、アンテナ構造体22と時計ケース1との間に、磁性部材24を配置しているので、時計ケース1が金属等の導電性材料で形成されている場合でも、長尺なコア221のうちコイル222の両端から出た磁束が金属等の時計ケース1側に回り込まないで、磁性部材24側に導くことができ、金属等の時計ケース1での渦電流の発生を抑え、アンテナ構造体22の受信感度を向上させることができる。
[第3の実施の形態]
次に、図10及び図11を参照しつつ、本発明に係るアンテナ装置及び電波受信機器の第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、アンテナ構造体のコアの構成のみが第1の実施形態及び第2の実施形態と異なるため、以下においては、特に第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる点について説明する。
図10(a)は、コア321を構成する板状部材321aの平面図であり、図10(b)は、本実施形態におけるアンテナ構造体32の斜視図である。また、図11は、本実施形態におけるアンテナ装置30を示す分解斜視図である。
図10(b)に示すように、本実施形態において、アンテナ構造体32は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に、長尺なコア321とこのコア321に巻回されたコイル322とを備えている。
コア321は、モジュール部材31の厚み方向(すなわち、電波腕時計の厚み方向)と直交する横断方向に重畳して配置された複数の板状部材321a(コア用板状部材、図10(a)参照)から形成されている。
図10(b)に示すように、コア321の中央部は、コイル322を巻回する巻線部324となっており、コイル322の両端から突出するコア321の両端部は、巻線部324よりもモジュール部材31の横断方向と直交する方向(すなわち、電波腕時計の厚み方向)における上方に大きく張り出し延出した延出部323となっている。コア321の巻線部324及び延出部323は、アンテナ構造体32の延在方向に沿って直線状となっている。
本実施形態において、延出部323は、コア321の各端部から延びた一対の集磁部材33を構成するものである。
すなわち、アンテナ構造体32をモジュール部材31のアンテナ収容部311に収容する際には、図10(b)に示すように、延出部323を、アンテナ構造体32の延在方向と直交する折り曲げ線L1に沿ってモジュール部材21の外周面に沿う形状となるように曲折するとともに、折り曲げ線L1とほぼ直交する折り曲げ線L2に沿って、アンテナ構造体32をアンテナ収容部311に収容した際にモジュール部材31の中央部に向かう方向に折り曲げる。これによって、コア321の両端部にそれぞれ集磁部材33が形成される。
折り曲げ形成された集磁部材33の上側面は、アンテナ構造体32をモジュール部材31の集磁部材配置部312(後述する)に配置した際、モジュール部材31の表面とほぼ面一となるようになっている。
本実施形態において、図11に示すように、モジュール部材31の表面には、文字板9が配置されるようになっている。この文字板9によって一対の集磁部材33が板状のモジュール部材31の厚み方向に押さえ付けられるようになっており、文字板9は、集磁部材33を押さえ付ける押さえ部材として機能するようになっている。本実施形態では、集磁部材33はコア321の両端部を折り曲げることにより形成されているが、このように文字板9により押さえつけることにより、集磁部材33の浮き上がりを防止することができる。
図11に示すように、本実施形態におけるモジュール部材31の表面側であって電波腕時計の12時側には、アンテナ構造体32を収容するアンテナ収容部311が設けられている。このアンテナ収容部311は、モジュール部材31の外周面に沿うとともにアンテナ構造体32の形状に沿う形状にモジュール部材31の厚み方向に所定の深さ掘り込まれた凹部形状の溝部である。アンテナ収容部311の中央部はコイル222の部分を収容するコイル収容部211aが形成され、このコイル収容部311aの両側にはそれぞれコイル322から突出したコア321の端部を収容するコア収容部311bが形成されている。
また、アンテナ構造体32がアンテナ収容部311に収容された際にコア321の端部が配置される部分近傍には、集磁部材33を配置する集磁部材配置部312が形成されている。
なお、アンテナ収容部311は、アンテナ構造体32を内部に収容した状態でコア321の端部に形成された集磁部材33の上側面がモジュール部材31の高さとほぼ面一となるような深さとなっている。
本実施形態において、モジュール部材31内には、アンテナ装置30が組み込まれる電波受信機器としての電波腕時計の時針や分針等の指針を回転駆動させるための複数のモータ35、35が設けられており、各集磁部材33、35及びこれを配置する集磁部材配置部312、312は、これらのモータ35、35の全部または一部が設けられている上を覆う範囲に設けられるように構成されている。これにより、外部から各モータ35、35へ侵入する不要な磁気ノイズを、これら各集磁部材33の低減作用または遮蔽作用により低減または遮蔽させることができる。このために、耐磁板を別途追加することなく、これら各集磁部材33を、不要な磁気ノイズによる各モータ35、35の誤動作を防止するための耐磁板としても機能させることができる。なお、モータ35、35の設けられる位置及び設けられる個数はここに示したものに限定されない。
さらに、アンテナ収容部311よりもモジュール部材31の端部に近い位置であって、アンテナ構造体32がアンテナ収容部311に収容された際にコイル322が配置される位置に対応する位置には、磁性部材34を嵌装する磁性部材収容部313が形成されている。
図11に示すように、本実施形態におけるアンテナ装置30は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に、モジュール部材31とアンテナ構造体32と集磁部材33とを備えて構成されている。
なお、その他のアンテナ装置30及び電波受信機器としての電波腕時計の構成は、第1実施形態及び第2の実施形態に示したものと同様であるので、同一箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施形態に係るアンテナ装置30の製造方法及び電波腕時計の作用について説明する。
アンテナ装置30を形成する場合には、非金属材料により形成され、アンテナ収容部311と電子部品保持部81Aとを備えている板状のモジュール部材31と、長尺な直線状のコア321にコイル322を巻回することにより形成されるアンテナ構造体32とを用意する。
すなわち、まず、厚み方向に掘り込まれたアンテナ収容部311とモータ35等の複数の電子部品を保持する電子部品保持部81Aとを備える板状のモジュール部材31を樹脂等の非金属材料により形成する(モジュール部材形成工程)。
また、複数のコア用板状部材321aにより長尺な直線状のコア321を形成し、このコア321の中央部に、コア321の長手方向と直交する方向にコイル322を巻回することによりアンテナ構造体32を形成する(アンテナ形成工程)。
そして、モジュール部材形成工程により形成された板状のモジュール部材31の電子部品保持部81Aにモータ35等の複数の電子部品を実装し、保持させる(部品保持工程)。
さらに、アンテナ形成工程で形成された長尺な直線状のコア321の両端部である延出部323を折り曲げ線L1に沿ってモジュール部材31の外周面に沿うように折り曲げるとともに、折り曲げ線L2に沿ってモジュール部材31の中央部に向かって折り曲げる(図10(b)参照)。これにより、集磁部材33が、アンテナ構造体32のコア321の両端部に一体的に形成される。そして、このように延出部323を折り曲げた状態で、アンテナ構造体32全体をモジュール部材31のアンテナ収容部311内に収容する(図11参照、アンテナ収容工程)。
モジュール部材31のアンテナ収容部311にアンテナ構造体32を配置すると、コア321と一体的に形成されている集磁部材33が各集磁部材配置部312にそれぞれを配置される。本実施形態では、このような組立状態において、集磁部材33はモータ35の設けられている位置を覆う範囲に配置され、集磁部材33の上側面はモジュール部材31の上側面とほぼ面一となる。そして、モジュール部材31の上に文字板9を配置することにより、集磁部材33を押さえ付けて浮き上がりを防ぐ。
これにより、本実施形態におけるアンテナ装置30が完成する。
また、モジュール部材31の磁性部材装着部313に磁性部材34を配置する。これにより、アンテナ構造体32のコイル322と時計ケースとの間に磁性部材34が配置される。
そして、モジュール部材31をモジュール支持部材により支持しながら、時計ケース内に収納し、さらに、裏蓋部材を時計ケースの裏面側の開口部に嵌め込んで裏面側の開口部を閉塞することにより電波腕時計が完成する。
電波腕時計による標準電波受信時においては、電波の磁界成分が、電波を遮蔽しない材料によって形成された非導電性の部材である時計ガラス部材、文字板9上等を透過して、アンテナ構造体32のコア321、及びコア321と一体的に形成されている集磁部材33に進入する。そして、一方側のコア321及び集磁部材33からアンテナ構造体32に進入した磁束は、コア321の他方側の端部へと通過する。この通過の際に、コア321に巻回されたコイル322に交流電流が誘導され(誘起電流)、これに伴ってコイル322の両端に交流電圧が発生する。そして、この交流電圧がアナログ受信信号として図示しない受信回路に送られる。
そして、受信回路により、このアナログ受信信号について増幅、復調、デコード等の処理が行われ、デジタルの時刻データが取得される。電波腕時計は、取得された時刻データに基づいて、適宜現在時刻の修正を行う。
以上のように、本実施形態によれば、アンテナ構造体32のコア321が、複数の板状部材321aをモジュール部材31の厚み方向(すなわち、電波腕時計の厚み方向)に直交する横断方向に重なるように積層して構成されており、この長尺なコア321の中央部に、当該コア321の長手方向と直交する方向にコイル322を巻きつけた構成としているので、限られた空間内にコア321等をコンパクトに装着することができる。
また、非金属材料で形成された板状のモジュール部材31に形成したアンテナ収容部311内にアンテナ構造体32を収容することにより、損傷しやすいコア321部分等を外部の衝撃等から保護することができる。このように、モジュール部材31のアンテナ収容部311が従来の合成樹脂製のアンテナカバーと同様のアンテナ構造体保護機能を果たすこととなるため、別途アンテナカバーを設ける必要がなく、部品点数が減少してコスト削減、作業効率の向上等を実現することができるとともに、モジュール部材31の直径方向の寸法を小さくした状態で、当該モジュール部材31にアンテナ構造体32をコンパクトに配置することができ、全体的に小型なアンテナ装置30を製作することができる。
また、このアンテナ収容部311は、モジュール部材31に凹部状に形成されているので、アンテナ構造体32をアンテナ収容部311内に収容するだけでアンテナ構造体32のモジュール部材31への組み込みが完了する。このため、モジュール部材31の所定位置に配置するという煩わしさがなく、簡易・迅速に組み込み作業を行うことができ、作業時間を短縮することができる。
また、アンテナ構造体32を構成している長尺なコア321の各端部から延出した延出部323を折り曲げることによって一対の集磁部材33を形成することができるため、別途集磁部材を設けることなく、板状のモジュール部材31の上面に一対の集磁部材33を展開して配置することができる。これにより、部品点数を増やすことなく、簡易な手法により、電波を効果的に集磁することができる。
また、文字板9が押さえ部材として機能するため、集磁部材33をコア321の端部を折り曲げることによって形成する場合でも折り曲げ箇所が浮き上がること等を防止して、集磁部材33を集磁部材配置部312に確実に展開配置させることができる。
また、集磁部材33が、モジュール部材31内のモータ35等を覆う範囲まで設けられているため、集磁部材33が耐磁板としても機能し、モータ35からのノイズを防ぐことができる。
また、アンテナ構造体32と時計ケースとの間に、磁性部材34を配置しているので、時計ケースが金属等の導電性材料で形成されている場合でも、長尺なコア321のうちコイル322の両端から出た磁束が金属等の時計ケース側に回り込まないで、磁性部材34側に導くことができ、金属等の時計ケースでの渦電流の発生を抑え、アンテナ構造体32の受信感度を向上させることができる。
なお、本実施形態では、集磁部材33がコア321と一体的に形成されている場合を例として説明したが、第1の実施形態と同様に、コア321と別体の集磁部材を、モジュール部材31内のモータ35等を覆う範囲まで設けて、この集磁部材とコア321の端部とを磁気的に結合させる構成としてもよい。この場合にも、集磁部材に耐磁板としての機能を兼ねさせることができる。
なお、本発明が上記各本実施形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、上記各本実施形態においては、直状の板状部材を複数枚積層してコアを形成し、アンテナ構造体をモジュール部材に装着する際に、コアの端部をモジュール部材の外周面に沿わせるように曲折させるようにしたが、コアの構成はここに例示したものに限定されない。例えば、両端部がモジュール部材の外周の形状に沿う形状に曲折した複数の板状部材を積層することにより、アンテナ構造体のコアを構成してもよい。
また、上記各実施形態では、時計ケースが円形に形成されている場合を例としたが、時計ケースの形状はこれに限定されず、例えば四角形や多角形等でもよい。時計ケース内部の収納スペースをできるだけ広く確保できるように、アンテナ構造体もこれらの形状に沿う形状とすることが好ましい。
また、モジュール部材等を形成する合成樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、フラン樹脂、ポリブタジエン樹脂、アイオノマー樹脂、EEA 樹脂、AAS 樹脂(ASA 樹脂)、AS樹脂、ACS 樹脂、エチレン酢ビコポリマー、エチレンビニルアルコール共重合樹脂、ABS 樹脂、塩化ビニル樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、酢酸繊維素樹脂、フッ素樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂6,66、ポリアミド樹脂11,12 、ポリアリレート樹脂、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、液晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、メタクリル樹脂、メチルペンテンポリマー等の樹脂等を用いても良く、これらの中でも耐熱性、寸法安定性、強度等の点からフェノール樹脂、エポキシ樹脂等が好ましい。
また、上記実施形態では、アンテナ装置を適用する電波受信機器が電波腕時計である場合を例として示したが、アンテナ装置を適用可能な電波受信機器はこれに限られるものではなく、アンテナ構造体により電波を受信する構成のものであれば如何なるものであってもよい。例えば、固定式の電波時計や、小型ラジオ、携帯端末等にアンテナ装置を適用してもよい。
1 時計ケース(本体ケース)
6 モジュール部材
7 アンテナ構造体
8 回路基板
9 文字板
62 アンテナ収容部
63 磁性部材収容部
65 磁性部材
66 集磁部材配置部
67 集磁部材
70 アンテナ装置
71 コア
72 コイル
100 電波腕時計(電波受信機器)

Claims (11)

  1. 非金属材料で形成され、厚み方向に掘り込まれたアンテナ収容部と複数の電子部品を保持する電子部品保持部とを備えている板状のモジュール部材と、
    長尺なコアとこの長尺なコアの中央部に当該コアの長手方向と直交する方向に巻きつけられたコイルとを備え、前記アンテナ収容部内に収容されているアンテナ構造体とを備え、
    前記長尺なコアは、磁性材料で形成され、前記板状のモジュール部材の厚み方向と直交する横断方向に重畳して配置された複数のコア用板状部材から形成されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記長尺なコアは、前記コイルの両端から突出した該長尺なコアの各端部から延びた一対の集磁部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記一対の集磁部材は、前記長尺なコアの端部を折り曲げることにより形成されていることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記一対の集磁部材を前記板状のモジュール部材の厚み方向に押さえ付ける押さえ部材をさらに備えていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記板状のモジュール部材は、配置部を備え、この配置部に、前記長尺なコアの両端部と磁気的に結合する一対の集磁部材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  6. 前記板状のモジュール部材は、磁性部材収容部を備え、この磁性部材収容部内に、前記コイルの長手方向と実質的に平行となるように渦電流損失防止用の磁性部材が収容されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  7. 前記アンテナ収容部は、前記コイルを収容するコイル収容部と、前記モジュール部材の外周面に沿って形成されたコア収容部とを備えており、
    前記コイルは、前記コイル収容部内に収容され、他方、前記コアは、前記コア収容部内に収容されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記板状のモジュール部材は、円柱形状に形成されており、
    前記コイル収容部は、前記モジュール部材の割線方向に形成されており、前記コア収容部は、前記モジュール部材の外周面に沿って形成されていることを特徴とする請求項7に記載のアンテナ装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のアンテナ装置と、
    このアンテナ装置が内部に配置された中空柱状の本体ケースと、
    この本体ケースの一端側開口部を閉塞する透明部材と、
    前記本体ケースの他端側開口部を閉塞する閉塞部材と、
    を備えていることを特徴とする電波受信機器。
  10. 非金属材料により形成され、厚み方向に掘り込まれたアンテナ収容部と複数の電子部品を保持する電子部品保持部とを備えている板状のモジュール部材と、複数のコア用板状部材から形成されている長尺な直線状のコアの中央部に当該コアの長手方向と直交する方向にコイルを巻回することにより形成されるアンテナ構造体とを用いて、アンテナ装置を製造するアンテナ装置の製造方法であり、
    前記板状のモジュール部材の前記電子部品保持部により前記複数の電子部品を保持させる部品保持工程と、
    前記アンテナ構造体全体を、前記板状のモジュール部材の前記アンテナ収容部内に収容するアンテナ収容工程と、
    を含んでいることを特徴とするアンテナ装置の製造方法。
  11. 前記アンテナ収容部は、前記コアを収納する部分が前記板状のモジュール部材の外周面に沿って曲折しており、
    前記アンテナ収容工程は、前記長尺な直線状のコアの両端部を折り曲げた状態で、前記アンテナ構造体全体を前記アンテナ収容部に収納するものであることを特徴とする請求項10に記載のアンテナ装置の製造方法。
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