JP2005311715A - 電子機器及びアンテナ装置 - Google Patents

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JP2005311715A JP2004125922A JP2004125922A JP2005311715A JP 2005311715 A JP2005311715 A JP 2005311715A JP 2004125922 A JP2004125922 A JP 2004125922A JP 2004125922 A JP2004125922 A JP 2004125922A JP 2005311715 A JP2005311715 A JP 2005311715A
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壮 木村
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Abstract

【課題】 アンテナの受信感度を劣化させることなく、金属製のケースや裏蓋等使用可能な電子機器を実現すること。
【解決手段】 電子機器の一種である腕時計1は、標準電波を受信するアンテナ20と、時計モジュールを備える電波時計であり、ステンレスやチタン等の金属で形成された時計ケース10と、この時計ケース10の下面に取り付けられた裏蓋12とを備えて構成される。そして、時計ケース10内にアンテナ20や時計モジュール等が配置されている。また、時計ケース10の内周面及び裏蓋12の内面には、時計ケース10及び裏蓋12の透磁率よりも高く且つアンテナ20の実効透磁率よりも低い透磁率を有する磁性部材40a、40bが配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器及びアンテナ装置に関する。
従来から、電子機器の一種である時計として、時刻データ(即ち、タイムコード)を含む標準電波を受信するアンテナを備え、このアンテナで受信した標準電波に基づいて時刻修正を行う電波時計が知られている。電波時計では、所定時間毎に、内蔵しているアンテナを介して標準電波を受信し、増幅変調してタイムコードを解読することにより現在時刻を修正している(例えば、特許文献1)。
特開2002−98780号公報
ところで、電波時計に内蔵される受信アンテナとしては、一般的にはバーアンテナが用いられている。しかしながら、バーアンテナには、近傍に金属が有る場合、アンテナのコアに巻回されたコイルを鎖交する信号磁束の変化を妨げる向きに発生する発生磁束が近傍金属を通過することで近傍金属に渦電流が流れ、渦電流損が発生し、アンテナの受信感度が低下するという問題がある。また、上述のような問題は、電波時計に限らず、例えば小型ラジオ等、電波を受信するアンテナを備えた電子機器においても同様である。
上記事情に鑑み、本発明は、アンテナの受信感度を劣化させることなく、金属製の機器ケースや裏蓋等を使用可能な電子機器を実現すること目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
予め定められている透磁率と導電率とを有する機器ケース(例えば、図1〜3、図12、図17の時計ケース10)と、
この機器ケース内に配置されたアンテナ(例えば、図1〜3、図12、図17のアンテナ20)と、
前記機器ケース内面と前記アンテナとの間に配置され、透磁率が前記機器ケースの透磁率より高く且つ前記アンテナの実効透磁率より低い磁性部材(例えば、図2、図3、図12、図17の磁性部材40a)と、
を備えたことを特徴とする電子機器(例えば、図1〜3の腕時計1、図12の腕時計2、図17の腕時計3)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器であって、
前記機器ケースと前記磁性部材との間に配置され、導電率が前記機器ケースの導電率より高く、透磁率が1より高く且つ前記磁性部材の透磁率より低い磁束反発部材(例えば、図12、13の非磁性導電部材50a)を更に備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電子機器であって、
前記磁束反発部材は前記機器ケース内面に配置され、前記磁性部材は前記磁束反発部材上に配置されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、
機器ケース(例えば、図1〜3、図12、図17の時計ケース10)と、
この機器ケース下面に取り付けられた予め定められている透磁率と導電率とを有する裏蓋(例えば、図2、図12、図17の裏蓋12)と、
前記機器ケース内に収納されたアンテナ(例えば、図2、図3、図12、図17のアンテナ20)と、
前記裏蓋内面と前記アンテナとの間に配置され、透磁率が前記裏蓋の透磁率より高く且つ前記アンテナの実効透磁率より低い磁性部材(例えば、図2、図3、図12、図17の磁性部材40b)と、
を備えたことを特徴とする電子機器(例えば、図1〜3の腕時計1、図12の腕時計2、図17の腕時計3)である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の電子機器であって、
前記裏蓋内面と前記磁性部材との間に配置され、導電率が前記裏蓋の導電率より高く、透磁率が1より高く且つ前記磁性部材の透磁率より低い磁束反発部材(例えば、図12の非磁性導電部材50b)を更に備えたことを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の電子機器であって、
前記磁束反発部材は前記裏蓋内面に配置され、前記磁性部材は前記磁束反発部材上に配置されていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1又は4に記載の電子機器であって、
電波を遮断しないアンテナケース(図19、図20、図22のアンテナケース26)を更に備え、
前記アンテナは、前記アンテナケース内部に収納され、
前記磁性部材は、前記アンテナケース外側面に前記磁性部材の長手方向が前記アンテナの軸方向と平行となるように配置されていることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の電子機器であって、
前記磁性部材上に配置され、導電率が前記機器ケースの導電率より高く、透磁率が1より高く且つ前記磁性部材の透磁率より低い磁束反発部材(図22の非磁性導電部材50a、50b)を更に備えたことを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか一項に記載の電子機器であって、
前記アンテナは、棒状のコアとこのコアに巻回されたコイルとを有し、
前記磁性部材は、前記コア軸方向に平行に配置された板状又は膜状の部材であり、前記コア軸方向に沿った方向の長さが前記巻回されたコイル部分の長さ以下であることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9の何れか一項に記載の電子機器であって、
前記アンテナによって標準電波を受信し、受信した標準電波に基づいて計時時刻を修正して表示する時計モジュールを前記機器ケース内に備え、
腕装着用のバンドが前記機器ケースに取り付けられていることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、
電波を遮蔽しないモジュールケース(例えば、図23、図24のモジュールケース72)と、
このモジュールケース内に配置されたアンテナ(例えば、図23、図24のアンテナ20)と、
前記モジュールケース内面と前記アンテナとの間、若しくは、前記モジュールケース外側面に配置され、透磁率が前記アンテナの実効透磁率より低い磁性部材(図19、図22〜24の磁性部材40a、40b)と、
を備えることを特徴としているアンテナ装置(例えば、図23、24のアンテナ装置70B、70C)である。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のアンテナ装置であって、
前記アンテナ装置(例えば、図23のアンテナ装置70B、図24のアンテナ装置70C)は、予め定められている透磁率と導電率とを有する機器ケース内に配置され、
前記磁性部材は、透磁率が前記機器ケースの透磁率より高く且つ前記アンテナの実効透磁率より低いことを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項11又は請求項12に記載のアンテナ装置であって、
導電率が前記機器ケースの導電率より高く、透磁率が1より高く且つ前記磁性部材の透磁率より低い磁束反発部材(例えば、図24の非磁性導電部材50a、50b)
を更に備え、
前記磁束反発部材は前記モジュールケースと前記磁性部材との間に配置されていることを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、請求項11〜13の何れかに記載のアンテナ装置であって、
前記アンテナは、棒状のコアとこのコアに巻回されたコイルとを有し、
前記磁性部材は、前記コア軸方向に平行に配置された板状又は膜状の部材であり、前記コア軸方向に沿った方向の長さが前記巻回されたコイル部分の長さ以下であることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、機器ケース内面とこの機器ケース内に配置されたアンテナとの間に、透磁率が機器ケースの透磁率より高くアンテナの実効透磁率より低い磁性部材を配置した電子機器を実現できる。従って、機器ケースを金属により形成した場合に、発生磁束が機器ケースを通過することによる渦電流損がほとんど生じず、アンテナの受信感度の劣化(低下)が抑制される。また、磁性部材の透磁率はアンテナの実効透磁率よりも低いため、アンテナのコアを通過すべき信号磁束が磁性部材を通過することによるアンテナの受信感度の劣化(低下)を防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の電子機器において、機器ケースと磁性部材との間に、導電率が機器ケースの導電率より高く、透磁率が1より高く且つ磁性部材の透磁率より低い磁束反発部材が配置された電子機器を実現できる。磁束反発部材には磁束を反発させる作用があるため、アンテナに発生した発生磁束は、機器ケースと磁性部材との間に配置された磁束反発部材に反発されて磁性部材を通過し、機器ケースを通過する磁束が極めて少なくなる。従って、機器ケースを金属で形成した場合に、発生磁束が機器ケースを通過することで生じる渦電流損が極めて少なくなり、このため、アンテナの受信感度の劣化がより抑制(低下)される
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の電子機器において、磁束反発部材が機器ケース内面に配置され、この磁束反発部材上に磁性部材が配置された電子機器を実現できる。即ち、磁性部材と磁束反発部材とを一体化させて機器ケース内面に配置させることができるので、より少ないスペースで磁性部材と磁束反発部材とを配置できる。
請求項4に記載の発明によれば、機器ケースの下面に取り付けられた裏蓋内面と機器ケース内に配置されたアンテナとの間に、透磁率が裏蓋の透磁率より高くアンテナの実効透磁率より低い磁性部材を配置した電子機器を実現できる。アンテナが例えばバーアンテナで実現される場合、アンテナではコイル内を通過(鎖交)する磁束の時間変化を妨げるような磁束(発生磁束)を発生するが、このとき、発生磁束は磁気抵抗がより小さい経路を取るように分布する。即ち、アンテナに発生した発生磁束は、裏蓋とアンテナとの間に配置された磁性部材を通過して裏蓋をほとんど通過しない。従って、裏蓋を金属により形成した場合に、発生磁束が裏蓋を通過することによる渦電流損がほとんど生じず、アンテナの受信感度の劣化(低下)が抑制される。また、磁性部材の透磁率はアンテナの実効透磁率よりも低いため、アンテナのコアを通過すべき信号磁束が磁性部材を通過することによるアンテナの受信感度の劣化(低下)を防止できる。
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の電子機器において、裏蓋と磁性部材との間に、導電率が裏蓋の導電率より高く、透磁率が1より高く且つ磁性部材の透磁率より低い磁束反発部材が配置された電子機器を実現できる。磁束反発部材には磁束を反発させる作用があるため、アンテナに発生した発生磁束は、裏蓋と磁性部材との間に配置された磁束反発部材に反発されて磁性部材を通過し、裏蓋を通過する磁束が極めて少なくなる。従って、裏蓋を金属で形成した場合に、発生磁束が裏蓋を通過することで生じる渦電流損が極めて少なくなり、このため、アンテナの受信感度の劣化がより抑制(低下)される。
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の電子機器において、磁束反発部材が裏蓋内面に配置され、この磁束反発部材上に磁性部材が配置された電子機器を実現できる。即ち、磁性部材と磁束反発部材とを一体化させて機器ケース内面に配置させることができるので、より少ないスペースで磁性部材と磁束反発部材とを配置できる。
また、請求項7に記載の発明によれば、請求項1又は4に記載の電子機器において、磁性部材が、アンテナを内部に収納した電波を遮断しないアンテナケース外側面に、磁性部材の長手方向がアンテナの軸方向と平行に配置された電子機器を実現できる。即ち、アンテナと磁性部材との間に一定の間隔が形成されるので、アンテナと磁性部材との磁気結合が防止され、アンテナの受信感度の劣化(低下)が防止される。
また、請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載の電子機器において、磁性部材上に、導電率が機器ケースの導電率より高く、透磁率が1より高く且つ磁性部材の透磁率より低い磁束反発部材を配置した電子機器を実現できる。磁束反発部材には磁束を反発する作用があるため、アンテナに発生した発生磁束は磁束反発部材に反発されて磁性部材を通過し、機器ケースを通過する磁束が極めて少なくなる。従って、機器ケースを金属で形成した場合に、発生磁束が機器ケースを通過することで生じる渦電流損が極めて少なくなり、このため、アンテナの受信感度の劣化がより抑制(低下)される。
また、請求項9に記載の発明によれば、請求項1〜8の何れかに記載の電子機器において、アンテナが棒状のコアとこのコアに巻回されたコイルとを有し、磁性部材が、コア軸方向に平行に配置された板状又は膜状の部材であり、コア軸方向に沿った方向の長さがコイル部分の長さ以下である電子機器を実現できる。従って、磁性部材のコア軸方向の沿った方向の長さがアンテナのコイル部分の長さ以下であるため、アンテナが受信したい信号磁界による磁束が磁性部材に引き寄せられ、磁性部材を通過することでアンテナの受信感度が劣化してしまうことが防止(抑制)される。
また、請求項10に記載の発明によれば、請求項1〜9の何れかに記載の電子機器において、アンテナによって受信された標準電波に基づいて計時時刻を修正して表示する時計モジュールを機器ケース内に備え、腕装着用のバンドが機器ケースに取り付けられた電子機器を実現できる。従って、機器ケースや裏蓋を金属で形成してもアンテナの受信感度が劣化しない腕時計を実現できる。
請求項11に記載の発明によれば、電波を遮蔽しないモジュールケース内面とこのモジュールケース内に配置されたアンテナとの間、若しくは、モジュールケースの外側面に、透磁率がアンテナの実効透磁率より低い磁性部材が配置されたアンテナ装置を実現できる。アンテナが例えばバーアンテナで実現される場合、アンテナではコイル内を通過(鎖交)する磁束の時間変化を妨げるような磁束(発生磁束)を発生するが、このとき、発生磁束は磁気抵抗がより小さい経路を取るように分布する。即ち、アンテナの周囲空間の内、磁性部材が配置された空間部分では、アンテナに発生した発生磁束は磁性部材を通過し、磁性部材の外側空間をほとんど通過しない。
また、請求項12に記載の発明によれば、請求項11に記載のアンテナ装置において、機器ケース内に配置され、磁性部材の透磁率が機器ケースの透磁率より高く且つアンテナの実効透磁率より低いアンテナ装置を実現できる。即ち、例えば機器ケース内面とアンテナとの間に磁性部材が位置するようにアンテナ装置が機器ケース内に配置された場合、アンテナに発生した発生磁束は、機器ケースとアンテナとの間に位置する磁性部材を通過して機器ケースをほとんど通過しない。従って、機器ケースを金属により形成した場合に、発生磁束が機器ケースを通過することによる渦電流損がほとんど生じず、アンテナの受信感度の劣化(低下)が抑制される。また、磁性部材の透磁率はアンテナの実効透磁率よりも低いため、アンテナのコアを通過すべき信号磁束が磁性部材を通過することによるアンテナの受信感度の劣化(低下)を防止できる。
また、請求項13に記載の発明によれば、請求項11又は12のアンテナ装置において、モジュールケースと磁性部材との間に、導電率が機器ケースの導電率より高く、透磁率が1より高く且つ磁性部材の透磁率より低い磁束反発部材が配置されたアンテナ装置を実現できる。磁束反発部材には磁束を反発させる作用があるため、アンテナに発生した発生磁束は、磁性部材上に配置された磁束反発部材に反発されて磁性部材を通過する。即ち、アンテナの周囲空間の内、磁性部材が配置された空間部分では、アンテナに発生した発生磁束は磁性部材を通過し、磁性部材の外側空間をほとんど通過しない。従って、例えば機器ケース内面とアンテナとの間に磁性部材が位置するようにアンテナ装置が機器ケース内に配置された場合、アンテナに発生した発生磁束は、機器ケースと磁性部材との間に位置する磁束反発部材に反発されて磁性部材を通過し、機器ケースを通過する磁束が極めて少なくなる。従って、機器ケースを金属で形成した場合に、発生磁束が機器ケースを通過することで生じる渦電流損が極めて少なくなり、このため、アンテナの受信感度の劣化がより抑制(低下)される。
また、請求項14に記載の発明によれば、請求項11〜13の何れかのアンテナ装置において、アンテナが棒状のコアとこのコアに巻回されたコイルとを有し、磁性部材が、コア軸方向に平行に配置された板状又は膜状の部材であり、コア軸方向に沿った方向の長さがコイル部分の長さ以下であるアンテナ装置を実現できる。従って、磁性部材のコア軸方向の沿った方向の長さがアンテナのコイル部分の長さ以下であるため、アンテナが受信したい信号磁界による磁束が磁性部材に引き寄せられ、磁性部材を通過することでアンテナの受信感度が劣化してしまうことが防止(抑制)される。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
尚、以下では、電子機器の一種である腕時計型の電波時計(以下、単に「腕時計」と称する。)に本発明を適用した場合を説明するが、本発明の適用がこれに限定されるものではない。
[第1実施形態]
先ず、第1実施形態を説明する。
<腕時計の構造>
図1は、第1実施形態における腕時計1の平面図である。同図に示すように、腕時計1は、機器ケースである時計ケース10を備えている。時計ケース10の外周部分であって6時及び12時の位置には、これをユーザの腕に装着するための時計バンド60、60が取り付けられているとともに、外周側面には、腕時計1の各種機能の実行を指示するためのスイッチ11が設けられている。
図2は、腕時計1のA−A´矢視断面図(12時−6時断面図)であり、図3は、腕時計1の背面図である。図3は、裏蓋12及びアンテナ20の下方部分に相当する回路押さえ38の一部分を透視した状態で示している。図2、3に示すように、時計ケース10は、ステンレスやチタン等の金属により環状の短柱形状に形成されている。また、時計ケース10の6時及び12時の位置の外部側方には、時計バンド60、60を取り付けるための延出部が形成されており、この延出部には、時計バンド60、60を取り付けるためのピンを通す孔部が形成されている。
時計ケース10の上端部(図2中、上側)には、この上端部の開口部を遮蔽する時計ガラス17がパッキン16を介して嵌められており、時計ケース10の下端部(図2中、下側)には、この下端部の開口部を遮蔽する裏蓋12がOリング13を介して取り付けられている。裏蓋12は、ステンレスやチタン等の強度の強い金属により、厚みが薄いほぼ平板状に形成されている。
時計ケース10の内部には時刻計時を司る時計モジュール及び磁性部材40a、40bが配置されている。時計モジュールは、上部ハウジング31a及び下部ハウジング31bを備える。上部ハウジング31aの上面にはソーラーセル34が配置され、更にその上方には文字板32が配置されており、この文字板32の上面にはリング状の見切り板15が配置されている。また、文字板32の6時寄りの位置に形成された開口部32aの下方には、時刻等を表示する液晶パネル33が上部ハウジング31aに支持されて配置されている。即ち、腕時計1を正面から見たときに文字板32に形成された開口部32aを介して液晶パネル33に表示された時刻が視認できるようになっている。
また、上部ハウジング31aには、アナログ指針機構35及び標準電波を受信するアンテナ20が備えられており、下部ハウジング31bには二次電池37が組み込まれている。アナログ指針機構35は、文字板32の中央部に形成された軸孔からその上方に延びる指針軸と、この指針軸に取り付けられた時針や分針等の指針35aとを有し、指針35aを文字板32の上方で運針させる。
アンテナ20は、図4(a)の平面図に示すように、フェライトやアモルファス等の磁性材料で形成された棒状のコア22と、コア22の中央部分に銅等の導線をほぼ均一な厚みで巻回させて成るコイル24と、を備えて構成されている。コア22は、断面がほぼ長方形の角棒形状に形成されている。また、コア22の両端部は、より多くの磁束をコア22に集中させるため、中央部分と比較して断面積が大きい直方体の外側角部を切り落とした形状となっている。
アンテナ20は、標準電波による磁界(以下、「信号磁界」と称する。)中に置かれると、同図(b)に示すように、この信号磁界による磁束(以下、「信号磁束」と称する。)M1が周囲の空間よりも透磁率が高いコア22に集中してコイル24に鎖交する。そして、コイル24には、鎖交した(コイル24内部を通過した)信号磁束M1の変化を妨げる向きに磁束(以下、「発生磁束」と称する。)M2を発生させるような誘導起電力Vを生じる。尚、信号磁束M1は大きさや向きが周期的に変化する交流信号であるので、コイル24に生じる誘導起電力Vは交流電力となり、発生磁束M2は、信号磁束M1の時間的変化に追従してその大きさや向きが周期的に変化する交流磁界となる。
また、アンテナ20は、時計ケース10の内部において、図5に示すように配置されている。図5は、腕時計1の要部背面図であり、時計ケース10の内部におけるアンテナ20及び磁性部材40a、40bの配置が理解し易いよう、時計ケース10内部においてはアンテナ20及び磁性部材40a、40bのみを示している。同図によれば、アンテナ20は、12時寄りの位置(同図中、上側)に、コア22の軸線が3時−9時方向と平行に、コア22の両端部に形成されている切り落とし面が時計ケース10の内周面と対向するように配置されている。また、アンテナ20は、コア22の両端部それぞれが上部ハウジング31aにより支持されて、時計ケース10の内周面及び裏蓋12の上面(時計ケース10の内部側の面)とは間隔をおいて配置されている。
上部ハウジング31aと下部ハウジング31bとの間には、アナログ指針機構35や液晶パネル33、アンテナ20等を接続してこれらを制御するLSI基板36が配置されている。LSI基板36が有する回路要素としては、CPU等の制御ICと、アンテナ20のコイル24と銅等のリード線で電気的に接続されてコイル24に生じた誘導起電力Vを検出し、検出した電気信号を増幅・復調して標準電波に含まれる時刻データ(即ち、タイムコード)を取り出す受信回路と、発振回路を有して現在時刻を計時する計時回路と、がある。制御ICは、受信回路で取り出された時刻データに基づいて計時回路による計時時刻を修正し、修正した現在時刻を液晶パネル33に表示させる、或いは修正した時刻を示すようにアナログ指針機構35を制御して指針35aを運針させる等の処理を行う。
磁性部材40a、40bは、透磁率が時計ケース10や裏蓋12の透磁率よりも高く(大きく)、且つ、アンテナ20の実効透磁率より低い(小さい)透磁率を持つ磁性材料により形成されている。また、磁性部材40a、40bは、図6に示すように、長手方向の長さがコイル24の軸方向の長さLにほぼ等しく(或いは、若干短くても良い)、短手方向の長さがコイル24の幅Wにほぼ等しい、略長方形の薄板状に形成されている
磁性部材40aは、時計ケース10の内部において12時寄りの位置に、時計ケース10の内周面に密着して設けられている。詳細には、アンテナ20のコイル24と対向する位置に、長手方向がコイル24の軸方向と平行に設けられている。即ち、磁性部材40aは、アンテナ20と時計ケース10との間に配置されている。また、アンテナ20は、磁性部材40aと間隔をおいて配置されているため、磁性部材40aとアンテナ20との間には隙間が形成されている。
磁性部材40bは、時計ケース10の内部において12時寄りの位置に、図7に示すように、裏蓋12の内面に密着して設けられている。図7は、裏蓋12と磁性部材40bとの位置関係を示す図である。詳細には、磁性部材40bは、アンテナ20のコイル24と対向する位置に、長手方向がコイル24の軸方向と平行に設けられている。即ち、磁性部材40bは、アンテナ20と裏蓋12との間に配置されている。また、アンテナ20は、磁性部材40bと間隔をおいて配置されているため、磁性部材40bとアンテナ20との間には隙間が形成されている。
尚、磁性部材40a、40bは、長手方向の長さがコイル24の長さLとほぼ等しく(或いは、若干短く)形成されているので、コア22の両端部(コイル24が巻回されていない部分)には磁性部材40a、40bが対向しない。このため、信号磁束M1が磁性部材40a、40bに引き寄せられて磁性部材40a、40bを通過することでアンテナ20の受信感度が劣化してしまうといったことが防止(抑制)される。
<磁束の分布>
このように構成される腕時計1において、信号磁界に対してアンテナ20に発生した磁束(発生磁束)M2は、図8、9に示すように分布する。
図8、9は、発生磁束M2の分布を示す図である。図8は、腕時計1の要部背面図を示し、図9は、腕時計1のB−B´矢視概略断面図(3時−9時概略断面図)を示している。また、図8、9では、磁束の分布を理解し易くするため、時計ケース10内部においてはアンテナ20及び磁性部材40a、40bのみを示している。
一般的に、磁束は、磁気抵抗ができる限り小さい経路を取るように分布する。従って、図8に示すように、磁性部材40aを含むアンテナ20と時計ケース10の内周面とが対向する空間Xでは、磁性部材40aの透磁率が時計ケース10の透磁率よりも高いため、発生磁束M2の内、磁性部材40aに対向する部分の磁束は、磁気抵抗がより小さい磁性部材40aを通過し、時計ケース10をほとんど通過しない。
また、図9に示すように、磁性部材40bを含むアンテナ20と裏蓋12の上面とが対向する空間Yでは、磁性部材40bの透磁率が裏蓋12の透磁率より高いため、発生磁束M2の内、磁性部材40bに対向する部分の磁束は、磁気抵抗がより小さい磁性部材40bを通過し、裏蓋12をほとんど通過しない。
つまり、時計ケース10及び裏蓋12を通過する磁束が極めて少ないため、時計ケース10及び裏蓋12には、磁束が金属を通過することで生じる渦電流がほとんど生じない。従って、発生磁束M2による渦電流損がほとんど生じないので、金属形成された時計ケース10及び裏蓋12に起因するアンテナ20の受信感度の劣化(低下)が抑制される。
また、磁性部材40a、40bとアンテナ20との間には隙間が設けられているため、磁性部材40a、40bとアンテナ20とが磁気結合することが防止される。更に、磁性部材40a、40bの長さがコイル22の長さLより若干短く(或いは、同一に)形成され、コア22の両端部に対向しないように配置されているため、本来ならコア22を通過すべき信号磁束M1が磁性部材40a、40bに引き寄せられて磁性部材40a、40bを通過することはほとんどない。つまり、磁性部材40a、40bを配置したことでアンテナ20の受信感度が劣化(低下)することはない。
<磁性部材の透磁率>
図10は、磁性部材40a、40bを、異なる透磁率を持つ磁性材料によって形成した場合の測定結果を示す図である。尚、アンテナ20のコア材料の透磁率は「8000」程度であるが、このコア材料を用いたアンテナ20の実効透磁率(コアにコイルを巻回して計測した透磁率)は「100」程度である。また、時計ケース10及び裏蓋12を形成する金属の透磁率は「1.0〜1.2」程度である。
同図(a)は、測定値を示す測定結果テーブルであり、測定条件と、測定結果と、を対応付けて示している。同図の場合、測定条件は、(1)磁性部材40a、40bを配置しない場合、(2)透磁率がμ=「1.4」、(3)μ=「4.5」、(4)μ=「60」、(5)μ=「500」、(6)μ=「8000」、である磁性部材40a、40bとした場合の合計の6パターンである。
そして、40[kHz]及び60[kHz]のそれぞれの標準電波を受信した場合について、アンテナ20のインダクタンスLと、共振抵抗Zと、アンテナ20の受信感度と、を測定した。また、測定したインダクタンスL及び共振抵抗Zから次式(1)に従って算出したQ値を併せて示す。
Q=Z/(2πfL) ・・・(1)
上式(1)において、fは、受信した標準電波の周波数(即ち、40[kHz]又は60[kHz])である。
また、同図(b)は、同図(a)の測定結果テーブルから得られたグラフであり、横軸を測定条件である透磁率μとして、縦軸に、40[kHz]及び60[kHz]のそれぞれの標準電波を受信した場合のアンテナ20のインダクタンスL及びQ値をプロットして示している。
一般的に、インダクタンスL、共振抵抗Z、Q値及び受信感度は、透磁率μと比例関係にあるが、腕時計1に内蔵されたアンテナ20の場合、受信感度は、ある透磁率μの値nをしきい値として飽和する。即ち、同図の場合、インダクタンスL、共振抵抗Z、Q値は、何れも、透磁率μに対してほぼ比例しているが、受信感度は、透磁率μ=「60」をしきい値として飽和している。
これは、図11に示すように、磁性部材40a、40bを形成する磁性材料の透磁率μがある程度以上になると、本来ならコア22を通過していた信号磁束M1が磁性部材40a、40bに引き寄せられ、コア22を通過せずに磁性部材40a、40bを通過してしまうためである。尚、受信感度が飽和するしきい値となる透磁率μの値nは、腕時計1の構成、詳細には、アンテナ20のサイズ(寸法)や、アンテナ20と時計ケース10及び裏蓋12との位置関係(間隔)、時計ケース10及び裏蓋12を形成する金属の透磁率等によって決まる。
<作用・効果>
以上、第1実施形態によれば、金属形成された時計ケース10の内周面に磁性部材40aを、金属形成された裏蓋12の内面に磁性部材40bを、それぞれ配置したことにより、アンテナ20に発生した発生磁束M2は、磁気抵抗がより小さい磁性部材40a、40bを通過し、時計ケース10及び裏蓋12をほとんど通過しない。従って、磁束が時計ケース10及び裏蓋12の金属を通過することによる渦電流損がほとんど発生しないため、アンテナ20の受信感度の劣化(低下)が抑制される。
つまり、アンテナ20が例えばバーアンテナで実現される場合、アンテナ20ではコイル内を通過(鎖交)する磁束の時間変化を妨げるような磁束(発生磁束)を発生するが、このとき、発生磁束は磁気抵抗がより小さい経路を取るように分布する。即ち、アンテナ20に発生した発生磁束は、機器ケースとアンテナ20との間に配置された磁性部材40a、40bを通過して機器ケースとしての時計ケース10をほとんど通過しない。従って、機器ケースを金属により形成した場合に、発生磁束が機器ケースを通過することによる渦電流損がほとんど生じず、アンテナの受信感度の劣化(低下)が抑制される。また、磁性部材40a、40bの透磁率はアンテナの実効透磁率よりも低いため、アンテナ20のコアを通過すべき信号磁束が磁性部材40a、40bを通過することによるアンテナ20の受信感度の劣化(低下)を防止できる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を説明する。
尚、第2実施形態において、上述した第1実施形態と同一要素については同符合を付し、詳細な説明を省略する。
<腕時計の構造>
図12は、第2実施形態における腕時計2の12時−6時断面図であり、図13は、腕時計2の背面図である。図12は、裏蓋12及びアンテナ20の下方部分に相当する回路押さえ38の一部分を透視した状態で示している。図12、13に示すように、第2実施形態では、時計ケース10の内部においては、時計モジュール、磁性部材40a、40b及び磁束反発部材である非磁性導電部材50a、50bが配置されている。
非磁性導電部材50a、50bは、透磁率が1より高く且つ磁性部材40a、40bの透磁率より低くて、導電率が時計ケース10及び裏蓋12の導電率よりも高い非磁性導電材料により形成されている。ここで、非磁性導電材料としては、例えば、金、銅、チタン、アルミ等があるが、チタンの透磁率は1.001、アルミの透磁率は1.00002である。また、非磁性導電部材50a、50bは、磁性部材40a、40bと略同一形状、即ち、図5に示したように、長手方向の長さがコイル22の軸方向の長さLにほぼ等しく(或いは、若干短く)、短手方向の長さがコイル22の幅Wにほぼ等しい、略長方形の薄板状に形成されている。
非磁性導電部材50aは、図14に示すように、時計ケース10の内部において12時寄りの位置に、時計ケース10の内周面に密着して設けられている。図14は、腕時計2の要部背面図であり、時計ケース10の内部におけるアンテナ20、磁性部材40a、非磁性導電部材50aの配置が理解し易いよう、時計ケース10内部においてはアンテナ20、磁性部材40a及び非磁性導電部材50aのみを示している。詳細には、非磁性導電部材50aは、アンテナ20のコイル24と対向する位置に、長手方向がコイル24の軸方向と平行に設けられている。そして、磁性部材40aは、非磁性導電部材50aの上面に重なるように密着して設けられている。即ち、非磁性導電部材50aは、時計ケース10と磁性部材40aとの間に配置されている。また、磁性部材40aとアンテナ20との間には隙間が形成されている。
また、非磁性導電部材50bは、時計ケース10の内部において12時寄りの位置に、裏蓋12の内面に密着して設けられている。詳細には、アンテナ20のコイル24と対向する位置に、長手方向がコイル24の軸方向と平行に設けられている。そして、磁性部材40bは、非磁性導電部材50bの上面に重なるように密着して設けられている。即ち、非磁性導電部材50bは、裏蓋12と磁性部材40bとの間に配置されている。また、磁性部材40bとアンテナ20との間には隙間が形成されている。
<磁束の分布>
図15、図16は、腕時計2における発生磁束M2の分布を示す図である。図15は、腕時計2の要部背面図を示し、図16は、腕時計2の3時−9時概略断面図を示している。図15、図16では、磁束の分布を理解し易くするため、時計ケース10内部においてはアンテナ20、磁性部材40a、40b及び非磁性導電部材50a、50bのみを示している。
図15に示すように、非磁性導電部材50a及び非磁性導電部材50aを含むアンテナ20と時計ケース10の内周面とが対向する空間Zでは、磁性部材40aの透磁率が、時計ケース10及び非磁性導電部材50aの透磁率よりも高いため、発生磁束M2の内、磁性部材40aに対向する部分の磁束は、磁気抵抗がより小さい磁性部材40aを通過する。
また、非磁性導電部材50aは、磁束を反発する性質を持つ。このため、発生磁束M2の内、磁性部材40aを横切って時計ケース10を通過しようとした磁束は、磁性部材40aと時計ケース10との間に配置されている非磁性導電部材50aによって反発され、結局、磁性部材40aを通過することになる。従って、時計ケース10を通過する磁束が極めて少なくなる。
また、図16に示すように、非磁性導電部材50b及び磁性部材40bを含むアンテナ20と裏蓋12の内面とが対向する空間Wでは、磁性部材40bの透磁率が、裏蓋12及び非磁性導電部材50bの透磁率よりも高いため、発生磁束M2の内、磁性部材40bに対向する部分の磁束は、磁気抵抗がより小さい磁性部材40bを通過する。
また、非磁性導電部材50bは、磁束を反発する性質を持つ。このため、発生磁束M2の内、磁性部材40bを横切って裏蓋12を通過しようとした磁束は、磁性部材40bと裏蓋12との間に配置されている非磁性導電部材50bによって反発され、結局、磁性部材40bを通過することになる。従って、裏蓋12を通過する磁束が極めて少なくなる。
つまり、時計ケース10及び裏蓋12を通過する磁束が極めて少なく、磁束が金属を通過することによる渦電流損がほとんど生じない。このため、金属形成された時計ケース10及び裏蓋12に起因するアンテナ20の受信感度の劣化(低下)が抑制される。
<作用・効果>
以上、第2実施形態によれば、金属形成された時計ケース10の内周面に非磁性導電部材50aを配置し、更にこの非磁性導電部材50aの上面に磁性部材40aを配置するとともに、金属形成された裏蓋12の内面に非磁性導電部材50bを配置し、更にこの非磁性導電部材50bの上面に磁性部材40bを配置したことにより、アンテナ20に発生した発生磁束M2は、磁気抵抗がより小さい磁性部材40a、40bを通過するとともに、非磁性導電部材50a、50bに反発されて時計ケース10及び裏蓋12をほとんど通過しない。従って、磁束が時計ケース10及び裏蓋12の金属を通過することによる渦電流損がほとんど発生しないため、アンテナ20の受信感度の劣化(低下)が抑制される。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態を説明する。
尚、第3実施形態において、上述した第1、第2実施形態と同一要素については同符合を付し、詳細な説明を省略する。
<腕時計の構造>
図17は、第3実施形態における腕時計3の12時−6時断面図であり、図18は、腕時計3の要部背面図である。尚、図18では、裏蓋12及びアンテナ装置70の下方部分に相当する回路押さえ38の一部分を透視した状態で示している。図17、18に示すように、第3実施形態では、時計ケース10の内部においては、時計モジュール及び上部ハウジング31aに支持されたアンテナ装置70が配置されている。
図19(a)はアンテナ装置70の平面図であり、同図(b)はアンテナ装置70の正面図であり、同図(c)はアンテナ装置70の鉛直断面図である。尚、アンテナケース26内部におけるアンテナ20の配置が理解し易いよう、同図(a)では上部を、同図(b)では正面側部を、それぞれ透視した状態で示している。同図に示すように、アンテナ装置70は、アンテナケース26と、アンテナ20と、アンテナケース26とアンテナ20とを接着する接着剤28と、アンテナ20とLSI基板36とを電気的に接続するフレキシブル基板(不図示)と、磁性部材40a、40bと、を備えている。
アンテナケース26は、例えば電波を遮断(遮蔽)しないポリブチレンテレフタレート(PBT)等の合成樹脂や紙材から形成され、アンテナ20の上半分の周囲を囲む上部ピース26aと、アンテナ20の下半分の周囲を囲む下部ピース26bとを備えている。上部ピース26a及び下部ピース26bは、断面コの字形状の一面が開口した細長い箱形状をなしており、開口面同士を合わせるようにアンテナ20を上下方向から挟み込むことで、アンテナ20をその内部に収納している。
また、アンテナケース26は、その内部にアンテナ20を収納したときにアンテナ20がアンテナケース26の内面に当接するように形成されていることで、アンテナ20を固定して収納している。更に、アンテナケース26は、外部の衝撃等からアンテナ20を保護するためのものであるため、ある程度の厚み(具体的には、1.5[mm]程度)をもって形成されている。
接着剤28は、例えばエポキシ系の接着剤であり、アンテナ20をアンテナケース26に収納した状態でコイル24の外周面とアンテナケース26の内周面との間に塗布され、アンテナ20とアンテナケース26とを点接着するように構成されている。
磁性部材40a、40bは、アンテナケース26の外周面に密着して配置されている。具体的には、磁性部材40aは、時計ケース10の内周面と対向するアンテナケース26の外周側面に、長手方向がコア22の軸方向と平行に配置されている。即ち、磁性部材40aは、アンテナ20と時計ケース10との間に配置されている。一方、磁性部材40bは、裏蓋12の内面と対向するアンテナケース26の外周下面に、長手方向がコア22の軸方向と平行に配置されている。即ち、磁性部材40bは、アンテナ20と裏蓋12との間に配置されている。
また、磁性部材40a、40bは、時計ケース10の外周面に設けられているため、磁性部材40a、40bとアンテナ20との間には、少なくとも時計ケース10の厚みの分だけの隙間(間隔)が設けられている。尚、磁性部材40a、40bの長手方向の長さは、コイル24の長さLと等しく(或いは、若干短く)形成されているため、コイル24が巻回されていないコア22の両端部には磁性部材40a、40bが対向していない。
そして、アンテナ装置70は、図20に示すように、時計ケース10の内部において、12時寄りの位置(図20中、上側)に配置されている。図20は、腕時計2の要部背面図であり、時計ケース10の内部におけるアンテナ装置70の配置が理解し易いよう、時計ケース10内部においてはアンテナ装置70のみを示している。アンテナ装置70は、コア22の軸線が3時−9時方向と平行に、磁性部材40aが時計ケース10の内周面と対向し、且つ、磁性部材40bが裏蓋12の内面と対向するように配置されている。
<作用・効果>
以上、第3実施形態によれば、アンテナケース26の外周面であって、金属形成された時計ケース10の内周面と対向する位置に磁性部材40aを、金属形成された裏蓋12の上面と対向する位置に磁性部材40bを、それぞれ配置したことにより、第1実施形態と同様に、アンテナ20に発生した発生磁束M2は、磁気抵抗がより小さい磁性部材40a、40bを通過し、時計ケース10及び裏蓋12をほとんど通過しない。従って、磁束が時計ケース10及び裏蓋12を形成する金属を通過することによる渦電流損がほとんど発生しないため、アンテナ20の受信感度の劣化(低下)が抑制される。
[変形例]
尚、本発明の適用は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
(A)磁性部材40a、40b、非磁性導電部材50a、50bの形状
上述した各実施形態では、磁性部材40a、40b、非磁性導電部材50a、50bの形状を略長方形の薄板状としたが、これに限らず他の形状であっても良い。また、磁性部材40a、40b、非磁性導電部材50a、50bを膜状に形成することとしても良い。但しこの場合、磁性部材40a、40b、非磁性導電部材50a、50bのアンテナ20に対向する部分の長さ(軸方向に沿った方向の長さ)をコイル22の長さLとほぼ等しく(或いは、若干短く)形成し、且つ、コイル22が巻回されていないコア22の両端部分には、磁性部材40a、40b、非磁性導電部材50a、50bが対向しないように配置する。
(B)磁性部材40a、40bのサイズ(寸法)
また、上述した各実施形態では、磁性部材40a、40bを、長手方向の長さがコイル24の長さLにほぼ等しく(或いは、若干短く)、短手方向の長さがコイル24の幅Wにほぼ等しいサイズとしたが(図6参照)、第1、第2実施形態においては、磁性部材40a、40bのサイズ(寸法)を、図21に示すように形成しても良い。即ち、磁性部材40a、40bの長手方向の長さL1をコイル24の長さLより長く、短手方向の長さW1をコイル24の幅Wより長く形成しても良い。但し、この長さL1、W1は、磁性部材40a、40bを形成する磁性材料の種類(詳細には、透磁率μ)や、磁性部材40a、40bとアンテナコア22との間の距離といった腕時計の構造に応じて、適宜、アンテナ20の受信感度が良好となる値が決定される。
(C)非磁性導電部材50a、50bのサイズ(寸法)
また、上述した第2実施形態では、非磁性導電部材50a、50bと、磁性部材40a、40bとを略同一形状に形成するとしたが、非磁性導電部材50a、50bと、磁性部材40a、40bとを異なる形状及びサイズとしても良い。例えば磁性部材40a、40bの形状及びサイズを非磁性導電部材50a、50bより小さく形成しても良い。更に、磁性部材40a、40bの形状及びサイズを非磁性導電部材50a、50bより大きく形成しても良い。
(D)アンテナ装置70
また、第3実施形態におけるアンテナ装置70を、図22、23、24に示すアンテナ装置70A、70B、70Cのように構成しても良い。
(D−1)
図22(a)はアンテナ装置70Aの平面図であり、同図(b)はアンテナ装置70Aの正面図であり、同図(c)はアンテナ装置70Aの鉛直断面図である。尚、アンテナケース26内部におけるアンテナ20の配置が理解し易いよう、同図(a)では上部を、同図(b)では正面側部を、それぞれ透視した状態で示している。
同図に示すように、アンテナ装置70Aにおいては、アンテナケース26の外周面に磁性部材40a、40bが配置されている。詳細には、磁性部材40aは、時計ケース10の内周面と対向するアンテナケース26の外周側面(同図(a)中、上側;同図(c)中、右側)に密着して、長手方向がコア22の軸方向と平行に、コイル24と対向するように配置されている。そして、この磁性部材40aの上面に、非磁性導電部材50aが重なるように密着して配置されている。即ち、非磁性導電部材50aは、時計ケース10とアンテナ20との間に配置されている。
また、磁性部材40bは、裏蓋12の内面と対向するアンテナケース26の外周下面面(同図(b)中、下面。同図(c)中、下面)に密着して、長手方向がコア22の軸方向と平行に、コイル24と対向するように配置されている。そして、この磁性部材40bの上面に、非磁性導電部材50bが重なるように密着して配置されている。即ち、非磁性導電部材50bは、裏蓋12とアンテナ20との間に配置されている。
(D−2)
図23は、アンテナ装置70Bの鉛直断面図である。同図に示すように、アンテナ装置70Bはモジュールケース72を備え、このモジュールケース72内に、アンテナ20を内部に収納したアンテナケース26と、磁性部材40a、40bと、が配置される。
モジュールケース72は、例えば電波を遮断(遮蔽)しないポリブチレンテレフタレート(PBT)等の合成樹脂や紙材により、断面ロの字形状の細長い略直方体形状に形成されている。
アンテナケース26は、同図中、左側側面及び上側側面をモジュールケース72の内面に当接させるとともに左上隅に寄せて、長手方向がモジュールケース72の長手方向と平行に配置されている。
磁性部材40aは、同図中、モジュールケース72の右側内面に密着して、長手方向がコア22の軸方向と平行に、コイル24の部分にのみ対向してコア22の両端部分には対向しないように配置されている。また、磁性部材40bは、同図中、モジュールケース72の下側内面に密着して、長手方向がコア22の軸方向と平行に、コイル24の部分にのみ対向してコア22の両端には対向しないように配置されている。
なお、モジュールケース72の内面に配置された磁性部材40a、40bは、モジュールケース72の外側面に配置するようにしても良い。
そして、アンテナ装置70Bは、機器ケースである時計ケース10の内部において12時寄りの位置に配置される。具体的には、アンテナ20のコア22の軸方向が3時−9時方向と平行に、磁性部材40aが時計ケース10の内周面に対向するとともに、磁性部材40bが裏蓋12の内面に対向するように配置される。
(D−3)
図24は、アンテナ装置70Cの鉛直断面図である。同図に示すように、アンテナ装置70Cはモジュールケース72を備え、このモジュールケース72内に、アンテナ20を内部に収納したアンテナケース26と、磁性部材40a、40bと、非磁性導電部材50a、50bと、が配置される。
非磁性導電部材50aは、同図中、モジュールケース72の右側内面に密着して、長手方向がコア22の軸方向と平行に、コイル24の部分にのみ対向してコア22の両端部分には対向しないように配置されている。そして、磁性部材40aは、非磁性導電部材50aの上面に重なるように密着して配置されている。
非磁性導電部材50bは、同図中、モジュールケース72の下側内面に密着して、長手方向がコア22の軸方向と平行に、コイル24の部分にのみ対向してコア22の両端部分には対向しないように配置されている。そして、磁性部材40bは、非磁性導電部材50bの上面に重なるように密着して配置されている。
なお、モジュールケース72の内面に配置された非磁性導電部材50a、50bは、モジュールケース72の外側面に配置するようにしても良い。
そして、アンテナ装置70Cは、機器ケースである時計ケース10の内部において12時寄りの位置に配置される。具体的には、アンテナ20のコア22の軸方向が3時−9時方向と平行に、非磁性導電部材50aが時計ケース10の内周面に対向するとともに、非磁性導電部材50bが裏蓋12の内面に対向するように配置される。
(E)電子機器
更に、上述した実施形態では、電子機器の一種である腕時計に本発明を適用した場合を説明したが、腕時計の他、携帯電話、ラジオ等、機器ケース内にアンテナを備えた電子機器であれば同様に適用可能である。
第1実施形態における腕時計の平面図。 第1実施形態における腕時計の12時−6時断面図。 第1実施形態における腕時計の背面図。 アンテナの構成及び磁束の分布図。 第1実施形態におけるアンテナ及び磁性部材の配置を示す腕時計の概略背面図。 磁性部材の構成図。 裏蓋の平面図。 第1実施形態における磁束の分布図(1)。 第1実施形態における磁束の分布図(2)。 磁性部材の透磁率を変化させた測定結果。 磁性部材の透磁率による磁束分布の変化を示す図。 第2実施形態における腕時計の12時−6時断面図。 第2実施形態における腕時計の背面図。 第2実施形態におけるアンテナ、磁性部材及び非磁性導電部材の配置を示す概略背面図。 第2実施形態における磁束の分布図(1)。 第2実施形態における磁束の分布図(2)。 第3実施形態における腕時計の12時−6時断面図。 第3実施形態における腕時計の背面図。 アンテナ装置の構造を示す図。 第3実施形態におけるアンテナ装置の配置を示す概略背面図。 磁性部材の構成の変形例。 アンテナ装置の変形例(1)。 アンテナ装置の変形例(2)。 アンテナ装置の変形例(3)。
符号の説明
1、2、3 腕時計
10 時計ケース
12 裏蓋
20 アンテナ
22 コア
24 コイル
40(40a、40b) 磁性部材
50(50a、50b) 非磁性導電部材(磁束反発部材)
70 アンテナ装置
M1 信号磁束
M2 発生磁束

Claims (14)

  1. 予め定められている透磁率と導電率とを有する機器ケースと、
    この機器ケース内に配置されたアンテナと、
    前記機器ケース内面と前記アンテナとの間に配置され、透磁率が前記機器ケースの透磁率より高く且つ前記アンテナの実効透磁率より低い磁性部材と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記機器ケースと前記磁性部材との間に配置され、導電率が前記機器ケースの導電率より高く、透磁率が1より高く且つ前記磁性部材の透磁率より低い磁束反発部材を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記磁束反発部材は前記機器ケース内面に配置され、前記磁性部材は前記磁束反発部材上に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 機器ケースと、
    この機器ケース下面に取り付けられた予め定められている透磁率と導電率とを有する裏蓋と、
    前記機器ケース内に収納されたアンテナと、
    前記裏蓋内面と前記アンテナとの間に配置され、透磁率が前記裏蓋の透磁率より高く且つ前記アンテナの実効透磁率より低い磁性部材と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  5. 前記裏蓋内面と前記磁性部材との間に配置され、導電率が前記裏蓋の導電率より高く、透磁率が1より高く且つ前記磁性部材の透磁率より低い磁束反発部材を更に備えたことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記磁束反発部材は前記裏蓋内面に配置され、前記磁性部材は前記磁束反発部材上に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 電波を遮断しないアンテナケースを更に備え、
    前記アンテナは、前記アンテナケース内部に収納され、
    前記磁性部材は、前記アンテナケース外側面に前記磁性部材の長手方向が前記アンテナの軸方向と平行となるように配置されていることを特徴とする請求項1又は4に記載の電子機器。
  8. 前記磁性部材上に配置され、導電率が前記機器ケースの導電率より高く、透磁率が1より高く且つ前記磁性部材の透磁率より低い磁束反発部材を更に備えたことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記アンテナは、棒状のコアとこのコアに巻回されたコイルとを有し、
    前記磁性部材は、前記コア軸方向に平行に配置された板状又は膜状の部材であり、前記コア軸方向に沿った方向の長さが前記巻回されたコイル部分の長さ以下であることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の電子機器。
  10. 前記アンテナによって標準電波を受信し、受信した標準電波に基づいて計時時刻を修正して表示する時計モジュールを前記機器ケース内に備え、
    腕装着用のバンドが前記機器ケースに取り付けられていることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の電子機器。
  11. 電波を遮蔽しないモジュールケースと、
    このモジュールケース内に配置されたアンテナと、
    前記モジュールケース内面と前記アンテナとの間、若しくは、前記モジュールケース外側面に配置され、透磁率が前記アンテナの実効透磁率より低い磁性部材と、
    を備えることを特徴とするアンテナ装置。
  12. 前記アンテナ装置は、予め定められている透磁率と導電率とを有する機器ケース内に配置され、
    前記磁性部材は、透磁率が前記機器ケースの透磁率より高く且つ前記アンテナの実効透磁率より低いことを特徴とする請求項11に記載のアンテナ装置。
  13. 導電率が前記機器ケースの導電率より高く、透磁率が1より高く且つ前記磁性部材の透磁率より低い磁束反発部材を更に備え、
    前記磁束反発部材は前記モジュールケースと前記磁性部材との間に配置されていることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載のアンテナ装置。
  14. 前記アンテナは、棒状のコアとこのコアに巻回されたコイルとを有し、
    前記磁性部材は、前記コア軸方向に平行に配置された板状又は膜状の部材であり、前記コア軸方向に沿った方向の長さが前記巻回されたコイル部分の長さ以下であることを特徴とする請求項11〜13の何れか一項に記載のアンテナ装置。
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