JP2007178393A - アンテナ内蔵式電子時計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アンテナ内蔵式電子時計は、ケーシング91および裏蓋93を有する外装ケース9と、外部無線情報を受信するアンテナ21と、受信手段と、アンテナ21および受信手段が内部に配置されて外装ケース9内に収納されているモジュール94とを備える。ケーシング91は少なくとも一部が金属で構成される。モジュール94側面には、ケーシング91と当接する側部突出部941およびケーシング91から側部突出部941の突出寸法分だけ離れて設けられた側部配置部942が形成される。側部配置部942には、ケーシング91より高透磁率かつ低導電率である側部磁性部材95が配置されている。側部磁性部材95の厚さ寸法は、側部突出部941の突出方向の寸法よりも小さく設定されている。
【選択図】図5
Description
従来のアンテナ内蔵式電子時計において、金属製の外装ケース内にアンテナを収納した場合、図19に示すように、アンテナ10で受信する電波の一部の磁束線102が外装ケース101内を通過し、外装ケース101内に渦電流103が発生する。
このように、アンテナ10から発生する一部の磁束線102が外装ケース101内を通過する際に発生する渦電流損失により、従来のアンテナ内蔵式電子時計は、アンテナ10のコイル104に誘導される交流電流が減少し、アンテナ特性が低下していた。
しかしながら、磁性部材とアンテナとの間隔が大きいほど磁性部材のアンテナ特性低下抑制の効果は小さくなるので、磁性部材とモジュール間に所定寸法の隙間が設けられると、その隙間分だけ磁性部材のアンテナ特性低下抑制の効果が小さくなっていた。
側部磁性部材としては、シリコンゴム等のバインダーに、Feを主成分としたフェライト材やアモルファス材等の金属磁性粉末を分散させてシート状に形成されたものが利用できる。あるいは、シート状よりも高透磁率で磁気特性に優れているフェライト焼結材やアモルファス箔等の板状のものを使用することもできる。
すると、磁束線は胴をほとんど通過しなくなるので、胴を通過することによる渦電流損失がほとんど生じない。従って、少なくとも一部が金属で構成された胴を有する外装ケース内部に配置されているアンテナのアンテナ特性低下を効率よく抑制することができる。
この発明によれば、胴に対向するモジュール側面に、胴と当接する側部突出部が形成されているので、側部突出部によってモジュールを外装ケースに均一に位置決めすることができる。
この際、側部磁性部材が配置される側部配置部は、胴から側部突出部の突出寸法分だけ離れて形成され、側部磁性部材の厚さ寸法は、側部突出部の突出方向の寸法よりも小さく設定されているので、側部磁性部材と胴とが当接することなく、モジュールを外装ケース内部にスムーズに収納することができ、側部磁性部材を保護することができる。
よって、磁束線は裏蓋をほとんど通過しなくなるので、裏蓋を通過することによる渦電流損失がほとんど生じない。従って、少なくとも一部が金属で構成された裏蓋を有する外装ケース内部に配置されているアンテナのアンテナ特性低下を効率よく抑制することができる。
この発明によれば、裏蓋に対向するモジュール底面に、裏蓋と当接する底部突出部が形成されているので、底部突出部によってモジュールを外装ケースに均一に位置決めすることができる。
この際、底部磁性部材が配置される底部配置部は、裏蓋から底部突出部の突出寸法分だけ離れて形成され、底部磁性部材の厚さ寸法は、底部突出部の突出方向の寸法よりも小さく設定されているので、底部磁性部材と裏蓋とが当接することなく、モジュールを外装ケース内部にスムーズに収納することができ、底部磁性部材を保護することができる。
また、側部磁性部材が磁性体コアの範囲よりも広い範囲を覆うように配置された場合、側部磁性部材が磁性体コアの端面から入る電波の受信を阻害してアンテナの受信感度が悪化する心配がある。この発明によれば、側部磁性部材の一端部および他端部におけるコイルの軸線方向の位置は、コイルの軸線方向に沿った磁性体コアの一端部および他端部の位置よりもそれぞれコイル側の位置とされている。磁束線は、コア両端部の表面に直交する方向に向かって磁性体コアの外部へ出るという特性があるので、磁性体コアがコイルの軸線方向に沿って直線状に形成されている場合には、コイルの軸線方向において磁性体コアの範囲を覆うように側部磁性部材を配置することによって、磁性体コアの両端から発生する磁束線を側部磁性部材の内部に効率よく通過させることができるとともに、良好なアンテナの受信感度を得ることができる。
アンテナのコイルを通過する電波の磁束線は、コイルの巻かれていない一方のコア両端部の表面からこの表面に直交する方向に向かって磁性体コアの外部へ出るという特性がある。この磁束線は、アンテナ周囲の空間を通過して、他方のコア両端部の表面へこの表面に直交する方向で磁性体コアの内部に入る。この際、コア両端部の表面がどの方向を向いているかによって、磁束線の通路が変化する。
また、底部磁性部材が磁性体コアの範囲よりも広い範囲を覆うように配置された場合、底部磁性部材が磁性体コアの端面から入る電波の受信を阻害してアンテナの受信感度が悪化する心配がある。この発明によれば、底部磁性部材の一端部および他端部におけるコイルの軸線方向の位置は、コイルの軸線方向に沿った磁性体コアの一端部および他端部の位置よりもそれぞれコイル側の位置とされている。つまり、底部磁性部材が磁性体コアの範囲よりも小さい範囲を覆うように配置されているので、良好なアンテナの受信感度を得ることができるとともに、アンテナのアンテナ特性低下を効率よく抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るアンテナ内蔵式電子時計としての電波修正時計1の正面図である。
電波修正時計1は、指針11,12,13および文字板14を備えた指針式時計(アナログ時計)である。この時計1の内部には、時刻情報を含む電波(外部無線情報)を受けるアンテナ21が配置されている。
電波修正時計1は、受信した電波を処理する受信手段2と、駆動制御回路部3と、指針を駆動する駆動手段4と、時刻をカウントするカウンタ部6と、電力を供給する電力供給手段7および、リュウズ等の外部入力装置8とを備えて構成されている。
そして、駆動制御回路部3から出力される周波数切替え制御信号により、前記スイッチ22Cをオンまたはオフすることで、アンテナ21で受信する電波の周波数を切り替えるように構成されている。これにより、例えば、日本国内において、送信周波数40kHzのおおたかどや山(東日本)の標準電波出力局と、送信周波数60kHzのはがね山(西日本)の標準電波出力局とから出力されている2種類の周波数の長波標準電波を切り替えて受信することができるように構成されている。
受信回路部23で受信され信号処理された時刻データは、図2に示すように、時刻データ記憶回路部24に出力されて記憶される。
受信回路部23は、予め設定されたスケジュールや外部入力装置8による強制受信操作等によって、駆動制御回路部3から出力される受信制御信号に基づいて時刻情報の受信を開始する。
秒カウンタ回路部61は、秒位置カウンタ611と、秒時刻カウンタ612と、一致検出回路613とを備えて構成されている。秒位置カウンタ611および秒時刻カウンタ612はともに60カウント、つまり1Hzの信号が入力された場合には60秒でループするカウンタである。秒位置カウンタ611は、駆動制御回路部3から秒駆動回路41に供給される駆動パルス信号(秒駆動パルス信号PS1)をカウントしている。つまり、秒針を駆動させる駆動パルス信号をカウントすることによって、秒針が示している秒針の位置をカウントしている。
秒時刻カウンタ612は、通常は、駆動制御回路部3から出力される1Hzの基準パルス信号(クロックパルス)をカウントする。また、受信手段2で時刻データを受信した場合には、この時刻データのうちの秒データに合わせてカウンタ値が修正される。
時分時刻カウンタ622は、通常は、駆動制御回路部3から出力される1Hzのパルス(クロックパルス)をカウントする(正確には1Hzを60回計数したところで1カウントとする)。また、受信手段2で時刻データを受信した場合には、この時刻データのうちの時分データに合わせてカウンタ値が修正される。
駆動制御回路部3は、各一致検出回路613,623から不一致信号が入力されると、一致信号が入力されるまで各駆動パルス信号PS1,PS2を出力し続ける。このため、通常運針時は、駆動制御回路部3から1Hzの基準信号によって各時刻カウンタ612,622のカウンタ値が変化して位置カウンタ611,621と不一致となると、各駆動パルス信号PS1,PS2が出力されて各指針が動くとともに、各位置カウンタ611,621が時刻カウンタ612,622と一致することになり、この動作を繰り返すことで、通常の運針制御が行われる。
また、受信した時刻データで各時刻カウンタ612,622が修正されると、そのカウンタ値に各位置カウンタ611,621のカウンタ値が一致するまで、各駆動パルス信号PS1,PS2が出力され続け、指針が早送りされて正しい時刻に修正される。
外部入力手段としての外部入力装置8は、リュウズ等を備え、受信動作や時刻合わせ等を行うために利用される。
電波修正時計1は、リング状に形成されたケーシング(胴)91と、ケーシング91の表面側に装着されたカバーガラス92と、ケーシング91の裏面側に着脱可能に取り付けられた裏蓋93とを備えている。ケーシング91および裏蓋93は、ステンレス鋼、真鍮、チタン等の金属材で構成されている。これらケーシング91、カバーガラス92および裏蓋93によって、本実施形態における外装ケース9が構成されている。この外装ケース9内には、モジュール(ムーブメント)94が収納されており、このモジュール94の内部にはアンテナ21や受信手段等が配置されている。
磁性体コア211は、例えば、コバルト系のアモルファス箔(例;Co50wt%以上のアモルファス箔)を型で打ち抜くか、エッチングで成形したものを10〜30枚程接着して重ね合わせ、焼鈍等の熱処理を行って磁気特性を安定化させたものである。すなわち、磁性体コア211は、平面状のアモルファス箔を時計の厚み方向に積層して構成されている。なお、磁性体コア211としては、積層アモルファス箔に限定されず、フェライトを用いてもよく、この場合には、型等で成形し、熱処理して製造すればよい。
コア中央部211Aは、図5に示すように、断面が正方形で平面が長方形状に形成されている。
コア両端部211Bは、図4に示すように、平面形状がケーシング91の内周とほぼ同心円の円弧状に形成されており、ケーシング91の内面に沿って配置されている。また、コア両端部211Bにおけるコア中央部211Aに連続する部分で、ケーシング91側に面した側面には、傾斜面211C,211Dがそれぞれ設けられている。
各傾斜面211C,211Dは、コイル212の軸線方向に対して、それぞれ他の傾斜面211C,211Dに対向する方向に傾斜している。つまり、各傾斜面211C,211Dと、これらに隣接するコイル212の各端面212A,212Bとが成す角(図4中の角度θ1,θ2)が鋭角になるように設定されている。このように各傾斜面211C,211Dが設定されていると、各傾斜面211C,211Dの法線が交差する。
図5に示すように、ケーシング91に対向するモジュール94の側面には、ケーシング91と当接する側部突出部941、および、ケーシング91から側部突出部941の突出寸法分だけ離れて設けられた側部配置部942が形成されている。
モジュール94は、ケーシング91に収納される際、側部突出部941がケーシング91の内面と当接することでケーシング91内での平面上の位置が固定される。
側部配置部942には、ケーシング91より透磁率が高く導電率が低い磁性部材で構成されたシート状で可撓性の側部磁性部材95が、アンテナ21とこのアンテナ21に最も近接するケーシング91との間に位置するように密着して配置されている。
ここで、側部突出部941の突出方向における側部磁性部材95の厚さ寸法は、側部突出部941の突出方向の寸法よりも小さく設定されており、側部磁性部材95とケーシング91との間には、隙間が設けられている。
モジュール94は、ケーシング91に収納され裏蓋93で覆われる際、底部突出部943が裏蓋93の内面と当接することでケーシング91内でのモジュール94の厚さ方向の位置が固定される。
底部配置部944には、裏蓋93より透磁率が高く導電率が低い磁性部材で構成されたシート状の底部磁性部材96が、アンテナ21とこのアンテナ21に最も近接する裏蓋93との間に位置するように密着して配置されている。
ここで、底部突出部943の突出方向における底部磁性部材96の厚さ寸法は、底部突出部943の突出方向の寸法よりも小さく設定されており、底部磁性部材96と裏蓋93との間には、隙間が設けられている。
一方、側部磁性部材95の一端部における位置は、ケーシング91の内周面が描く円の中心O1から一方のコア両端部211Bの先端位置に向かって伸びる直線がモジュール94側面と交わる位置よりもコイル212側とされ、また、側部磁性部材95の他端部における位置は、ケーシング91の内周面が描く円の中心O1から他方のコア両端部211Bの先端位置に向かって伸びる直線がモジュール94側面と交わる位置よりもコイル212側とされている。つまり、側部磁性部材95がケーシング91の内周方向における磁性体コア211の一端から他端までの範囲(図4中の範囲A1)よりも小さい範囲を覆うように配置されている。
ここで、各突出部941,943の突出寸法を大きく設定してもケーシング91やモジュール94の強度を確保することができる場合には、各磁性部材95,96としては、シート状よりも高透磁率で磁気特性に優れているフェライト焼結材やアモルファス箔等の板状のものを使用することもできる。ただし、フェライト焼結材は、衝撃で割れ易いことや複雑な形状の加工が困難であること等の欠点がある。そのため、本実施形態のように、モジュール94の外周に貼り付ける際には、曲げ易いシート状の磁性部材のほうが好ましい。
また、各磁性部材95,96として、前述のシート状や板状のように1部品として組み込まれるものの他に、モジュール94の各配置部942,944に、蒸着メッキのように被膜形成によって接着された形態のものであってもよい。
(1)磁束線はケーシング91および裏蓋93をほとんど通過しなくなるので、ケーシング91および裏蓋93を通過することによる渦電流損失がほとんど生じない。従って、少なくとも一部が金属で構成された外装ケース9内部に配置されていているアンテナ21のアンテナ特性低下を効率よく抑制することができる。
詳しくは、図7に基づいて説明する。アンテナ21から発せられる磁束線97は、磁性体コア211から放射状に広がっており、各磁束線97の間隔が大きいほど磁束線97の密度が小さいので、アンテナ21から遠くなるほど磁束線97の密度が小さくなっている。このような磁束線97に対して、同じ断面形状の磁性部材951,952をアンテナ21に対してそれぞれ異なる間隔で配置した場合、アンテナ21に近い磁性部材951のほうが、通過する磁束線97の量が多くなる。
そこで、図5に示すように、側部磁性部材95および底部磁性部材96がケーシング91および裏蓋93から側部突出部941および底部突出部943の各突出寸法分だけ離れて設けられた側部配置部942および底部配置部944にそれぞれ密着して配置されているほうが、例えばケーシング91の内周面や裏蓋93の内面に各磁性部材95,96が配置されている場合よりも、各磁性部材95,96はアンテナ21に近い配置となる。よって、磁束線の多くが、各磁性部材95,96を通過し易くなって、ケーシング91および裏蓋93を通過することによる渦電流損失がほとんど生じないので、アンテナ21のアンテナ特性低下を効率よく抑制することができる。
すなわち、磁束線は、一方のコア両端部211Bの表面からその表面の法線方向に向かって磁性体コア211の外部へ出て、アンテナ21周囲の空間を通過し、他方のコア両端部211Bの表面へその表面の法線方向に向かって磁性体コア211の内部に入るという特性がある。本実施形態ではコア両端部211Bに傾斜面211C、211Dをそれぞれ形成し、一方の傾斜面211Cは、コイル212の軸線方向に対して、他方の傾斜面211Dに対向する方向に傾斜している。つまり、各傾斜面211C,211Dの法線が交差する。そうすると、例えば、傾斜面211C、211Dが形成されておらずコア両端部211Bの側面がコイル212の軸線方向に対して平行である場合と比べて、磁束線は、一方の傾斜面211Dから他方の傾斜面211Cに接近した方向に出ていき、コイル212に近い空気層を通って他方の傾斜面211Cに入っていく。このようにして、傾斜面211C、211Dが形成されていない場合にケーシング91を通過していた磁束線の一部が側部磁性部材95を通過するようになり、アンテナ21のアンテナ特性低下を効率よく抑制することができる。
例えば、前記実施形態では、モジュール94の側部配置部942には、シート状で可撓性の側部磁性部材95が両面テープや接着剤によって貼り付けられていたが、本発明では、図8,9に示すように、平面円弧状に形成された板状の側部磁性部材95をモジュール94Aとケーシング91との間に差し込むことによって、側部磁性部材95を側部配置部942に配置してもよい。この際、モジュール94Aの側面には、モジュール94Aの周方向において側部磁性部材95を挟む位置に、近接するケーシング91に向かって第1および第2の張出部945,946がそれぞれ張り出されている。これら第1,第2張出部945,946によって、側部磁性部材95におけるモジュール94A側面の周方向の位置を規制することができる。あるいは、図10,11に示すように、モジュール94Bの周方向において側部磁性部材95を挟む位置に、側部突出部941から裏蓋93に向かって第3および第4の張出部947,948がそれぞれ張り出されていてもよい。これら第3,第4張出部947,948によっても、側部磁性部材95におけるモジュール94B側面の周方向の位置を固定することができる。
このような構成によれば、磁束線は、コア両端部211Bの表面に直交する方向に向かって磁性体コア211の外部へ出るという特性があるので、コア両端部211Bが平面円弧状に形成されている場合には、ケーシング91の内周方向において磁性体コア211の範囲を覆うように側部磁性部材95Aを配置することによって、磁性体コア211の最先端から発生する磁束線をも側部磁性部材95Aの内部にさらに効率よく通過させることができるとともに、良好なアンテナの受信感度を得ることができる。
このような形状のアンテナ21をモジュール94内に配置した際、コア両端部211Bのコイル側の端部とケーシング91間の最短距離(図16中の寸法D)は、コア両端部211Bの先端部とケーシング91間の最短距離(図16中の寸法E)よりも大きく設定される。すると、コア両端部211Bから発せられる磁束線97のうち、例えば、磁束線97A〜97Cは、アンテナ21と側部磁性部材95間に広く設けられた空気層を通過するので、ケーシング91を通過する磁束線97の量が少なくなり、側部磁性部材95の効果を大きくすることができる。
ただし、アンテナ21と側部磁性部材95との間の空間が広く設けられると、その空間に配置できるモジュール94の構成はほとんどなく、モジュール94内における各構成の配置上の制約が厳しくなる。よって、前記実施形態のアンテナ21のように、コア両端部211Bは、平面形状がケーシング91の内周とほぼ同心円の円弧状に形成されて、ケーシング91の内周面に沿って配置されているほうが、アンテナ21と側部磁性部材95との間の空間を小さく設定でき、モジュール94内における各構成の配置上の自由度が上がるので好ましい。
ここで、アンテナ21が電波を受信する際、電波は端面211Eから入ってコイル212を通過するが、端面211Eからケーシング91までの間隔が小さいと、ケーシング91が電波の受信を阻害してアンテナの受信感度が悪化する心配がある。
従って、図16に示すように、コア両端部211Bが平面直線状に形成されているよりも、前記実施形態のアンテナ21のように、コア両端部211Bは、平面形状がケーシング91の内周とほぼ同心円の円弧状に形成されて、ケーシング91の内周面に沿って配置されているほうが、コア両端部211Bの端面211Eの法線方向における端面211Eからケーシング91までの間隔が大きく設定され、ケーシング91が電波の受信を阻害することを抑え、アンテナの受信感度を向上させることができる。
側部磁性部材95が配置されていると、側部磁性部材95が電波の受信を阻害してアンテナの受信感度が悪化する心配がある。
よって、図16に示すように、コア両端部211Bが平面直線状に形成されているよりも、前記実施形態のようにコア両端部211Bが平面形状においてケーシング91の内周とほぼ同心円の円弧状に形成されて、ケーシング91の内周面に沿って配置されているほうが、モジュール94の側面上でコア両端部211Bの端面211Eの法線と交わる位置と側部磁性部材95の端部との間隔が大きくなる。よって、側部磁性部材95が電波の受信を阻害することを抑え、アンテナの受信感度を向上させることができる。
側部磁性部材95Bの一端部におけるコイル212の軸線方向の位置は、コイル212の軸線方向に沿った磁性体コア211の一端部である一方のコア両端部211Bの先端位置とされ、また、側部磁性部材95Bの他端部におけるコイル212の軸線方向の位置は、磁性体コア211の他端部である他方のコア両端部211Bの先端位置とされている。(図17中の範囲A3)。
ここで、側部磁性部材95Bの配置範囲としては、側部磁性部材95Bの一端部におけるコイル212の軸線方向の位置がコイル212の軸線方向に沿ったコイル212の一端部の位置から磁性体コア211の一端部の位置までの間とされ、また、側部磁性部材95Bの他端部におけるコイル212の軸線方向の位置がコイル212の軸線方向に沿ったコイル212の他端部の位置から磁性体コア211の他端部の位置までの間とされていてもよい。つまり、側部磁性部材95Bは、範囲A4よりも大きく範囲A3よりも小さい範囲に配置されていてもよい。
なお、時刻カウンタ630の値は、パルス合成回路31からのパルス信号によって変化するとともに、受信回路部23で受信され時刻データ記憶回路部24に記憶された時刻データが正しいと判断された場合には、その時刻データによって更新される。
ここで、デジタル式の電波修正時計1Aの場合は、アンテナ21、受信回路部23、時刻データ記憶回路部24、駆動制御回路部3、パルス合成回路31、電池73および液晶パネル430等が合成樹脂製のハウジング内に一体的に配置されているモジュールが外装ケースに収納されている。
従って、上記に開示した形状、材質等を限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質等の限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (9)
- 胴および裏蓋を有する外装ケースと、外部無線情報を受信するアンテナと、このアンテナで受信した外部無線情報を処理する受信手段と、前記アンテナおよび受信手段が内部に配置されて外装ケース内に収納されているモジュールとを備え、
前記胴は、少なくとも一部が金属で構成され、
前記胴に対向するモジュール側面には、胴と当接する側部突出部および胴から前記側部突出部の突出寸法分だけ離れて設けられた側部配置部が形成され、
前記側部配置部には、胴より高透磁率かつ低導電率である側部磁性部材が前記アンテナとこのアンテナに最も近接する胴との間に位置するように配置されており、
前記側部突出部の突出方向における前記側部磁性部材の厚さ寸法は、側部突出部の突出方向の寸法よりも小さく設定されている
ことを特徴とするアンテナ内蔵式電子時計。 - 胴および裏蓋を有する外装ケースと、外部無線情報を受信するアンテナと、このアンテナで受信した外部無線情報を処理する受信手段と、前記アンテナおよび受信手段が内部に配置されて外装ケース内に収納されているモジュールとを備え、
前記裏蓋は、少なくとも一部が金属で構成され、
前記裏蓋に対向するモジュール底面には、裏蓋と当接する底部突出部および裏蓋から前記底部突出部の突出寸法分だけ離れて設けられた底部配置部が形成され、
前記底部配置部には、裏蓋より高透磁率かつ低導電率である底部磁性部材が前記アンテナとこのアンテナに最も近接する裏蓋との間に位置するように配置されており、
前記底部突出部の突出方向における前記底部磁性部材の厚さ寸法は、底部突出部の突出方向の寸法よりも小さく設定されている
ことを特徴とするアンテナ内蔵式電子時計。 - 胴および裏蓋を有する外装ケースと、外部無線情報を受信するアンテナと、このアンテナで受信した外部無線情報を処理する受信手段と、前記アンテナおよび受信手段が内部に配置されて外装ケース内に収納されているモジュールとを備え、
前記胴および裏蓋は、それぞれ少なくとも一部が金属で構成され、
前記胴に対向するモジュール側面には、胴と当接する側部突出部および胴から前記側部突出部の突出寸法分だけ離れて設けられた側部配置部が形成され、
前記側部配置部には、胴より高透磁率かつ低導電率である側部磁性部材が前記アンテナとこのアンテナに最も近接する胴との間に位置するように配置されているとともに、
前記裏蓋に対向するモジュール底面には、裏蓋と当接する底部突出部および裏蓋から前記底部突出部の突出寸法分だけ離れて設けられた底部配置部が形成され、
前記底部配置部には、裏蓋より高透磁率かつ低導電率である底部磁性部材が前記アンテナとこのアンテナに最も近接する裏蓋との間に位置するように配置されており、
前記側部突出部および底部突出部の突出方向における前記側部磁性部材および底部磁性部材の各厚さ寸法は、側部突出部および底部突出部の突出方向の寸法よりもそれぞれ小さく設定されている
ことを特徴とするアンテナ内蔵式電子時計。 - 請求項1または請求項3に記載のアンテナ内蔵式電子時計において、
前記アンテナは、磁性体コアおよびこの磁性体コアに巻かれたコイルにより構成され、
前記磁性体コアは、前記コイルが巻かれているコア中央部およびこのコア中央部の両端に延設されたコア両端部により構成され、
前記磁性体コアは、前記コイルの軸線方向に沿って直線状に形成され、
前記側部磁性部材の一端部における前記コイルの軸線方向の位置は、前記コイルの軸線方向に沿ったコイルの一端部の位置から磁性体コアの一端部の位置の間とされ、
前記側部磁性部材の他端部における前記コイルの軸線方向の位置は、前記コイルの軸線方向に沿ったコイルの他端部の位置から磁性体コアの他端部の位置の間とされている
ことを特徴とするアンテナ内蔵式電子時計。 - 請求項1または請求項3に記載のアンテナ内蔵式電子時計において、
前記胴の内周面の平面形状は、円形に形成され、
前記アンテナは、磁性体コアおよびこの磁性体コアに巻かれたコイルにより構成され、
前記磁性体コアは、前記コイルが巻かれているコア中央部およびこのコア中央部の両端に延設されたコア両端部により構成され、
前記コア両端部は、前記胴の内周面に沿って平面円弧状に形成され、
前記側部磁性部材の一端部における位置が、前記コイルの一端部の位置よりも磁性体コアの一端部側とされ、かつ、前記胴の内周面が描く円の中心から磁性体コアの一端部に向かって伸びる直線がモジュール側面と交わる位置よりもコイル側とされ、
前記側部磁性部材の他端部における位置が、前記コイルの他端部の位置よりも磁性体コアの他端部側とされ、かつ、前記胴の内周面が描く円の中心から磁性体コアの他端部に向かって伸びる直線がモジュール側面と交わる位置よりもコイル側とされている
ことを特徴とするアンテナ内蔵式電子時計。 - 請求項1,3,4および5のいずれかに記載のアンテナ内蔵式電子時計において、
前記アンテナは、磁性体コアおよびこの磁性体コアに巻かれたコイルにより構成され、
前記磁性体コアは、前記コイルが巻かれているコア中央部およびこのコア中央部の両端に延設されたコア両端部により構成され、
前記側部磁性部材の上端部における前記モジュールの厚さ方向の位置は、前記モジュールの厚さ方向における磁性体コアの上端部より上方とされ、
前記側部磁性部材の下端部における前記モジュールの厚さ方向の位置は、前記モジュールの厚さ方向における磁性体コアの下端部より下方とされている
ことを特徴とするアンテナ内蔵式電子時計。 - 請求項4から請求項6のいずれかに記載のアンテナ内蔵式電子時計において、
前記コア両端部におけるコア中央部に連続する部分で、前記胴側に面した側面には、傾斜面がそれぞれ設けられ、
各傾斜面は、前記コイルの軸線方向に対して、それぞれ他の傾斜面に対向する方向に傾斜している
ことを特徴とするアンテナ内蔵式電子時計。 - 請求項4から請求項7のいずれかに記載のアンテナ内蔵式電子時計において、
前記コア両端部のコア中央部側の一端部および胴間の寸法が、前記コア両端部の他端部および胴間の寸法よりも大きく設定されている
ことを特徴とするアンテナ内蔵式電子時計。 - 請求項2または請求項3に記載のアンテナ内蔵式電子時計において、
前記アンテナは、磁性体コアおよびこの磁性体コアに巻かれたコイルにより構成され、
前記底部磁性部材の一端部における前記コイルの軸線方向の位置は、前記コイルの軸線方向に沿ったコイルの一端部の位置から磁性体コアの一端部の位置の間とされ、
前記底部磁性部材の他端部における前記コイルの軸線方向の位置は、前記コイルの軸線方向に沿ったコイルの他端部の位置から磁性体コアの他端部の位置の間とされ、
前記底部磁性部材の両端部における前記コイルの軸線の直交方向の位置は、前記アンテナの幅方向の範囲よりも広い範囲を覆うように前記モジュール底面に配置されている
ことを特徴とするアンテナ内蔵式電子時計。
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