JP5994523B2 - アンテナ内蔵式電子時計 - Google Patents

アンテナ内蔵式電子時計 Download PDF

Info

Publication number
JP5994523B2
JP5994523B2 JP2012209025A JP2012209025A JP5994523B2 JP 5994523 B2 JP5994523 B2 JP 5994523B2 JP 2012209025 A JP2012209025 A JP 2012209025A JP 2012209025 A JP2012209025 A JP 2012209025A JP 5994523 B2 JP5994523 B2 JP 5994523B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
electronic timepiece
antenna body
conductive material
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012209025A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014062845A (ja
JP2014062845A5 (ja
Inventor
照彦 藤澤
照彦 藤澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2012209025A priority Critical patent/JP5994523B2/ja
Priority to US14/022,559 priority patent/US8995236B2/en
Priority to CN201310428748.7A priority patent/CN103676636B/zh
Priority to EP13185306.1A priority patent/EP2711791B1/en
Publication of JP2014062845A publication Critical patent/JP2014062845A/ja
Publication of JP2014062845A5 publication Critical patent/JP2014062845A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5994523B2 publication Critical patent/JP5994523B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04RRADIO-CONTROLLED TIME-PIECES
    • G04R60/00Constructional details
    • G04R60/06Antennas attached to or integrated in clock or watch bodies
    • G04R60/10Antennas attached to or integrated in clock or watch bodies inside cases
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04RRADIO-CONTROLLED TIME-PIECES
    • G04R20/00Setting the time according to the time information carried or implied by the radio signal
    • G04R20/02Setting the time according to the time information carried or implied by the radio signal the radio signal being sent by a satellite, e.g. GPS
    • G04R20/04Tuning or receiving; Circuits therefor
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04RRADIO-CONTROLLED TIME-PIECES
    • G04R60/00Constructional details
    • G04R60/06Antennas attached to or integrated in clock or watch bodies
    • G04R60/10Antennas attached to or integrated in clock or watch bodies inside cases
    • G04R60/12Antennas attached to or integrated in clock or watch bodies inside cases inside metal cases

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)

Description

本発明は、アンテナを内蔵したアンテナ内蔵式電子時計に関する。
近年、GPS(Global Positioning System)衛星等の位置情報衛星からの電波を受信して正確な時刻表示を行う電子時計が開発されている。このような電子時計は、位置情報衛星からの電波を受信するためのリング状のアンテナを備える(特許文献1および特許文献2参照)。
リング状のアンテナは、電子時計の時刻表示部分(例えばダイヤル板)の周囲に配置されている。アンテナは、誘電体つまり絶縁体で形成された環状の基材と、基材に形成された環状の導電性材料の部分とを有する。
特開2011−21929号公報 特許第4551678号公報
時刻表示部分の周囲に配置されたリング状のアンテナは、時刻表示部分に近い位置に配置されていると、時刻表示部分を見えにくくしてしまう。一方、アンテナを時刻表示部分から遠い位置に配置するには、時刻表示部分の外側に広い面積を確保することになり、電子時計が大型化する。
また、電子時計は、外装として金属製のケースを有する。リング状のアンテナが金属製のケースに近い位置に配置されていると、アンテナの感度が低下する。一方、アンテナをケースから遠い位置に配置するには、時刻表示部分の外側かつケースの内側の部分に広い面積を確保することになり、電子時計が大型化する。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、アンテナを備えるアンテナ内蔵式電子時計において、時刻表示部分の視認性を確保し、アンテナの良好な受信性能を確保するとともに、電子時計の大型化を抑制することを解決課題とする。
以上の課題を解決するため、本発明に係るアンテナ内蔵式電子時計は、少なくとも一部が導電性材料から形成された外装ケースと、前記外装ケースに収納された環状のアンテナ体と、前記外装ケースに収納され前記アンテナ体に給電する給電部と、平面視で前記アンテナ体の内側に配置された時刻表示部分とを備え、前記アンテナ体は、誘電体から形成された環状の基材と、前記給電部で給電される導電性材料から形成されたアンテナ素子とを有しており、前記基材は、時刻表示部分に対して平行な上面と、前記上面に連なっており前記時刻表示部分に対して傾斜し内側に向かうほど前記時刻表示部分に対する高さが小さくなる傾斜面とを有しており、前記アンテナ素子は、前記基材の前記傾斜面に設けられていることを特徴とする。
本発明においては、アンテナ体の基材が傾斜面を有しており、この傾斜面は、平面視で、時刻表示部分に対して平行な上面の内側に連なっている。この傾斜面に関しては内側に向かうほど時刻表示部分に対する高さが小さくなるので、時刻表示部分(例えばダイヤル板)は広い角度方向から視認することが可能である。また、このような傾斜面にアンテナ体の給電される導電性材料から形成されたアンテナ素子が設けられているので、少なくとも一部が導電性材料から形成された外装ケースによって外部からの電波が遮断されにくい位置に、アンテナ素子を配置することが可能である。したがって、アンテナ素子が受信することができる電波の角度方向が広がって、アンテナの良好な受信性能を確保することが可能である。さらに、このような傾斜面を利用することで、時刻表示部分が見やすくなり、アンテナ素子が受信することができる電波の角度方向が広がるために、時刻表示部分の外側の部分を広い面積を持つように形成する必要がないので、電子時計の大型化を抑制することが可能である。
このアンテナ内蔵式電子時計は、前記外装ケースに取り付けられて、前記時刻表示部分の外側に配置され、前記アンテナ体を覆う非導電性材料から形成されたダイヤルリングを備えてよく、前記ダイヤルリングは、前記アンテナ体の前記基材の前記傾斜面と平行な傾斜部分を有してもよい。この平行には、「略平行」も含む。
このダイヤルリングは非導電性材料から形成されているので、アンテナ体にとって電波の受信の妨げにはならない。ダイヤルリングがアンテナ体を覆うことにより、アンテナ体が隠され、電子時計の外観上の違和感を与えることが防止される。そして、ダイヤルリングは、基材の傾斜面と平行な傾斜部分を有しており、この傾斜部分に関しても内側に向かうほど時刻表示部分に対する高さが小さくなるので、時刻表示部分は広い角度方向から視認することが可能である。
以下、明細書において、「環状」とは、全体がつながって切れ目がなく輪になっていることをいい、円環状だけではなく、切れ目がない四角形の形状を含む。
このアンテナ内蔵式電子時計は、導電性材料から形成された裏蓋をさらに備えてよく、前記外装ケースは、導電性材料から形成された筒状のケース胴を有してよく、前記裏蓋は、前記外装ケースの前記ケース胴に電気的に接続されているとともに、前記アンテナ体の前記アンテナ素子のグランドに電気的に接続されており、前記裏蓋と前記ケース胴がグランドプレーンの機能を有してよい。
電子時計において、大きな体積および面積を有する裏蓋と外装ケースのケース胴がグランドプレーンの機能を有することによって、グランド電位が安定し、ひいてはアンテナの良好な受信性能を確保することが可能である。
前記外装ケースは、導電性材料から形成された筒状のケース胴と、前記時刻表示部分を保護するカバーガラスが取り付けられる非導電性材料から形成されたガラス縁を有してよく、前記ガラス縁は前記ケース胴の内側に嵌め合わせられていてもよい。
カバーガラスが取り付けられる外装ケースのガラス縁が非導電性材料から形成されていることにより、ガラス縁はアンテナ体にとって電波の受信の妨げにはならない。ガラス縁はケース胴の内側に嵌め合わせられており、ガラス縁のために導電材料から形成されたケース胴とアンテナ体、特にどの導電材料の部分との距離を長くすることができる。したがって、アンテナ体が受信することができる電波の角度方向が広がって、アンテナの良好な受信性能を確保することが可能である。
前記アンテナ体の前記アンテナ素子は、前記外装ケースの前記ケース胴よりも、前記時刻表示部分に対する高さが大きい位置に配置されてると好ましい。
この場合には、外装ケースのケース胴が導電性材料から形成されているが、ケース胴がアンテナ体のアンテナ素子よりも、時刻表示部分に対する高さが小さい位置に配置されることにより、アンテナ素子にとってケース胴は電波の受信の到来方向をほとんど制限しない。したがって、アンテナ素子が受信することができる電波の角度方向が広がって、アンテナの良好な受信性能を確保することが可能である。
本発明の一実施形態に係るアンテナ内蔵式電子時計100(電子時計100)を含むGPSシステムの全体図である。 電子時計100の平面図である。 電子時計100の一部断面図である。 電子時計100の一部の分解斜視図である。 電子時計100のアンテナ体40の形状及びアンテナ体40に形成されたアンテナパターンを説明するための説明図である。 電子時計100のアンテナ体40、給電ピン44、及び、二次電池27の位置関係を説明するための説明図である。 電子時計100のアンテナ体40、給電ピン44、二次電池27、並びに、耐磁板S1及びS2の位置関係を説明するための説明図である。 電子時計100のアンテナ体40、給電ピン44、二次電池27、及び耐磁板S3の位置関係を説明するための説明図である。 電子時計100の回路構成を示すブロック図である。 電子時計100のアンテナの受信性能の長所を確認する実験結果を示すグラフである。 比較例のアンテナ体140を有する電子時計のアンテナ体14を示す斜視図である。 (A)は変形例1のアンテナ体240の斜視図であり、(B)はアンテナ体240の平面図であり、(C)は、アンテナ体240を(B)に示すG−g線で切断した断面図である。 変形例1に係る電子時計のアンテナの受信性能の長所を確認する実験結果を示すグラフである。 比較例の電子時計の断面図である。 変形例2に係るアンテナ体の断面図である。 変形例3に係るアンテナ体の断面図である。 変形例4に係るアンテナ体の断面図である。 変形例5に係るアンテナ体の断面図である。
以下、添付の図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態を説明する。図面において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異なる。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
A:アンテナ内蔵式電子時計の機構的な構成
図1は、本発明の第一実施形態に係るアンテナ内蔵式電子時計100(以下「電子時計100」という)を含むGPSシステムの全体を示す概略図である。電子時計100は、複数のGPS衛星20の少なくとも1つから電波(無線信号)を受信して内部時刻を修正する腕時計であり、腕に接触する面(以下、「裏面」という)の反対側の面(以下「表面」という)に時刻を表示する。以下、裏面側を「下側」、表面側を「上側」という。
GPS衛星20は、地球上空における所定の軌道上を周回する位置情報衛星であり、1.57542GHzの電波(L1波)に航法メッセージを重畳させて地上に送信している。以降の説明では、航法メッセージが重畳された1.57542GHzの電波を「衛星信号」という。衛星信号は、右旋偏波の円偏波である。
以下では、GPSシステムを衛星測位システムの例として説明するが、GPSシステムは衛星測位システムの一例である。本発明は、ガリレオ(EU)、GLONASS(ロシア)、北斗(中国)等の全地球的航法衛星システム(GNSS)、SBAS等の静止衛星、または、準天頂衛星等、時刻情報を含む衛星信号を発信する位置情報衛星を備える、その他の衛星測位システムを使用することができる。すなわち、電子時計100は、GPS衛星20以外の衛星を含む位置情報衛星からの電波(無線信号)を受信して内部時刻を修正する腕時計であってもよい。
現在、約31個のGPS衛星20(図1においては、約31個のうち4個のみを図示)が存在している。各GPS衛星20は、衛星信号がどのGPS衛星20から送信されたかを識別するために、C/Aコード(Coarse/Acquisition Code)と呼ばれる1023chip(1ms周期)の固有のパターンを衛星信号に重畳する。C/Aコードは、各chipが+1又は−1のいずれかでありランダムパターンのように見える。したがって、実際に受信される衛星信号と、既知の各C/Aコードのパターンの相関をとることにより、衛星信号に重畳されているC/Aコードを検出することができる。
GPS衛星20は原子時計を搭載しており、衛星信号には原子時計で計時された極めて正確な時刻情報(以下、「GPS時刻情報」という)が含まれている。また、地上のコントロールセグメントにより各GPS衛星20に搭載されている原子時計のわずかな時刻誤差が測定されており、衛星信号にはその時刻誤差を補正するための時刻補正パラメータも含まれている。電子時計100は、1つのGPS衛星20から送信された衛星信号を受信し、その中に含まれるGPS時刻情報と時刻補正パラメータを使用して内部時刻を正確な時刻に修正する。
衛星信号にはGPS衛星20の軌道上の位置を示す軌道情報も含まれている。電子時計100は、GPS時刻情報と軌道情報を使用して測位計算を行うことができる。測位計算は、電子時計100の内部時刻にはある程度の誤差が含まれていることを前提として行われる。すなわち、電子時計100の3次元の位置を特定するための3つのパラメータに加えて時刻誤差も未知数になる。そのため、電子時計100は、一般的には4つ以上のGPS衛星からそれぞれ送信された衛星信号を受信し、その中に含まれるGPS時刻情報と軌道情報を使用して測位計算を行う。
図2は、電子時計100の平面図である。図2に示すように、電子時計100は、外装ケース80を備えている。外装ケース80は、金属またはその他の導電性材料で形成された円筒状のケース胴81と、セラミックまたはその他の非導電性材料で形成されたガラス縁82とを有し、ガラス縁82はケース胴81に嵌め合わせられている。
ガラス縁82の内側には、プラスチックまたはその他の非導電性材料で形成された環状のダイヤルリング83が配置され、ダイヤルリング83の内側には、円盤状のダイヤル板11が配置されている。ダイヤルリング83には、例えば時刻(時)を示すバータイプのインデックスが30度おきに設けられ、ダイヤル板11には、そのようなインデックスは設けられていない。ダイヤルリング83に示される情報およびダイヤル板11に示される情報は互いに異なっていればよく、図示の情報には限定されない。
ダイヤル板11上には、指針軸12を中心に周回して現在時刻を指し示す指針13(13a〜13c)が配置されている。以下では、ダイヤル板11を時刻表示部分と呼ぶ場合がある。
詳細は後述するが、外装ケース80は、表面側及び裏面側の2つの開口を有している。そして、外装ケース80の表面側の開口は、ガラス縁82を介してカバーガラス84で塞がれており、カバーガラス84を介して、ダイヤル板11及び指針13(13a〜13c)が視認可能となっている。
また、電子時計100は、図1及び図2に示すように竜頭16と、操作ボタン17及び18とを備えている。これらの竜頭16、操作ボタン17及び18を手動操作することにより、電子時計100を、少なくとも1つのGPS衛星20からの衛星信号を受信して内部時刻情報の修正を行うモード(時刻情報取得モード)と、複数のGPS衛星20からの衛星信号を受信して測位計算を行い内部時刻情報の時差を修正するモード(位置情報取得モード)とに設定できる。また、電子時計100は、時刻情報取得モードや位置情報取得モードを定期的に(自動的に)実行することもできる。
図3は電子時計100の内部構造を示す一部断面図であり、図4は電子時計100の一部の分解斜視図である。図3に示すように、外装ケース80は、金属またはその他の導電性材料で形成された円筒状のケース胴81と、セラミックまたはその他の非導電性材料で形成されたガラス縁82とを有し、ガラス縁82はケース胴81に嵌め合わせられている。外装ケース80は、表面側の開口K1及び裏面側の開口K2を有する。外装ケース80の表面側の開口K1は、円盤状のカバーガラス84で塞がれており、裏面側の開口K2は、SUS(ステンレス鋼)またはTi(チタン)等の金属で形成された裏蓋85で塞がれている。裏蓋85とケース胴81とは、例えばスクリュー溝で固定されている。
カバーガラス84の下側(裏面側)には、ガラス縁82の内周に沿って、プラスチックなどの非導電性材料で形成されたリング状のダイヤルリング83が設けられている。また、ダイヤルリング83の下側には、ケース胴81の内周よりも内側に、プラスチックなどの非導電性材料で形成された地板38が設けられている。
これらの地板38及びダイヤルリング83と、外装ケース80の内周とによって、ドーナツ状の収納空間が区画されている。この収納空間には、環状のアンテナ体40が収納されている。したがって、アンテナ体40は、ガラス縁82の内周よりも内側に収容され、その上方をダイヤルリング83で覆われている。また、この収納空間には、アンテナ体40及び地板38の間に、金属により形成された環状のグランド板90が収容されている。このグランド板90は、導通ばね24を介して、裏蓋85と電気的に接続されており、裏蓋85がケース胴81に固定されているので、ケース胴81にも電気的に接続されている。
図5を参照しつつ、アンテナ体40の詳細について説明する。図5(A)はアンテナ体40の斜視図であり、図5(B)はアンテナ体40の平面図である。また、図5(C)は、アンテナ体40を図5(B)に示すG−g線で切断した断面図である。
アンテナ体40は、誘電体から形成された環状の基材401と、基材401に形成されたアンテナパターン(アンテナ素子)415を有する。アンテナパターン415は、金属またはその他の導電性材料から形成されている。またアンテナ体40には、金属またはその他の導電性材料から形成された給電部404が取り付けられている。アンテナパターン415ならびに給電部404は、例えばメッキまたは銀ペースト印刷等により形成することができる。基材401の材料は、酸化チタンなどの高周波で使用可能な誘電材料を樹脂に混ぜることで、比誘電率εrが5〜20程度となるように形成されている。
図5(C)に示すように、基材401は、上面T1、外周面T2、底面T3、傾斜面TP1、及び第2の傾斜面TP2により囲まれた、5角形の断面形状を有する。この図に示すように、傾斜面TP1には、アンテナパターン415が形成されている。また、基材401の傾斜面TP1、第2の傾斜面TP2、及び底面T3には、給電部404が形成されている。アンテナパターン415は、給電部404を介して、給電ピン44に電気的に接続されており、これによりアンテナ体40のアンテナパターン415には、所定の電位が供給されている。
図5(B)に示すように、アンテナパターン415は、切欠部420を有し、環の一部を切り欠いたC形状に形成されている。また、アンテナパターン415は、位置情報衛星からの電波(衛星信号)に共振するようなアンテナ長を有している。
GPS衛星20からの電波の周波数は約1.575GHzであり、1波長は約19cmとなる。円偏波を受信するためには、波長の1.0〜1.2倍程度のアンテナ長が必要であるため、GPS衛星20からの電波を受信するためには、約19〜24cmのループアンテナが必要となる。このようなアンテナ長のループアンテナを腕時計の内部に収める場合、腕時計が大型化してしまう。
これに対して、本実施形態では、比誘電率εrが5〜20程度の材料から形成された基材401をアンテナ体40が有している。比誘電率εrの基材401を用いる場合、当該基材401による波長短縮率は(εr)−1/2となる。つまり、比誘電率がεrの誘電体を用いることで、アンテナ体の受信する電波の波長を(εr)−1/2倍に短縮することができる。すなわち、本実施形態に係るアンテナ体40は、比誘電率εrの基材401を備えるため、このような基材401を備えない場合に比べて、アンテナ体40のアンテナ長を(εr)−1/2倍にすることができ、アンテナの小型化を図ることができる。
また、図5(B)に示すように、アンテナパターン415は、平面視して、環の一部を切り欠いたC形ループ素子であり、電磁波を電流に変換するアンテナ素子として機能する。アンテナパターン415は、給電部404で給電される。アンテナパターン415の長さを適宜設定することによって、アンテナ体40に電気的に接続された回路のインピーダンスとアンテナ体40のインピーダンスを整合させることが可能となる。給電部404と切欠部420とのなす角をΦaとし、切欠部420の長さをΔgとし、アンテナパターン415の円周長をCとする。例えば、特許3982918号明細書に開示されているように、目的とする円偏波の波長をλとした時、例えばC=1.31λ、Φa =40°、Δg=0.018λとすることが好ましい。この実施の形態では、切欠部420を持つC形ループ素子がアンテナパターン415として使用されているが、無端のループ形状であるO形ループ素子をアンテナパターンとして使用してもよい。
説明を、図3及び図4に戻す。
図3に示すように、アンテナ体40の内周よりも内側には、光透過性のダイヤル板11、ダイヤル板11及び地板38を貫通する指針軸12、ならびに指針軸12を中心に周回して現在時刻を指し示す複数の指針13(秒針13a、分針13b、及び時針13c)が設けられている。
指針軸12は、外装ケース80の中心軸線に沿って表裏方向に延在している。ダイヤル板11は、円形の板材であり、プラスチックなどの光透過性の非導電性材料で形成されている。図3に示すように、ダイヤル板11は、カバーガラス84及び地板38の間に配置されている。ダイヤル板11の中央部には、指針軸12が貫通する穴が形成されている。指針13は、アンテナ体40の内周よりも内側で、且つ、カバーガラス84及びダイヤル板11の間に配置されている。
地板38の下側(裏面側)には、指針軸12を回転させて複数の指針13を駆動する駆動機構(駆動部)30が取り付けられている。駆動機構30は、ステップモーターMと歯車等の輪列とを有し、当該ステップモーターMが当該輪列を介して指針軸12を回転させることにより、複数の指針13を駆動する。具体的には、駆動機構30は、時針13cが指針軸12の周りを12時間で1周し、分針13bが60分で一周し、秒針13aが60秒で一周するように、指針軸12を回転させる。
また電子時計100は、外装ケース80の内側に、基板25を備える。基板25は、樹脂またはその他の誘電体を含む素材で形成され、駆動機構30の下側(つまり、駆動機構30及び裏蓋85の間)に配置されている。
基板25の下面(裏側の面)には、GPS受信部(無線受信部)26及び制御部70を含む回路ブロックが実装されている。GPS受信部26は、例えば、1チップのICモジュールで構成され、そこにはアナログ回路とデジタル回路とが含まれている。制御部70は、制御信号をGPS受信部26に送り、GPS受信部26の受信動作を制御するとともに、駆動機構30の動作を制御する。
基板25の上側には、金属またはその他の導電性材料から形成された給電ピン44が設けられている。給電ピン44は、スプリングを内蔵し、グランド板90に開口された挿通孔を貫通してアンテナ体40の給電部404とに接触し、地板38に開口された挿通孔38b(図4参照)を貫通して基板25と接触する。したがって、アンテナ体40の給電部404は、給電ピン44を介して基板25(厳密には、基板25上に設けられた配線)に電気的に接続され、基板25から所定の電位がアンテナ体40に供給されている。
GPS受信部26及び制御部70を含む回路ブロックは、導電性材料により形成されたシールド91により覆われている。シールド91は、回路押え39、裏蓋85、及びケース胴81を介して、グランド板90と電気的に接続されている。また、シールド91には、回路ブロックのグランド電位が供給されている。すなわち、シールド91、裏蓋85、ケース胴81、及びグランド板90の電位は、回路ブロックのグランド電位に保たれており、グランドプレーンとして機能している。
駆動機構30と地板38との間には、耐磁板S1及びS2が設けられ、駆動機構30と基板25との間には、耐磁板S3が設けられている。以下では、耐磁板S1及びS2を第1耐磁板と総称し、耐磁板S3を第2耐磁板と総称する場合がある。これら耐磁板S1〜S3は、純鉄等の高い透磁率を有する導電性材料から形成される。
電子時計100の外部に、スピーカー等の強い磁界を発生させる物体が存在する場合、当該磁界の影響により、ステップモーターMが誤作動する可能性がある。また、電子時計100を構成する各種構成要素のうち、ケース胴81、裏蓋85等の金属は、磁化された場合に磁界を発生させる。さらには、基板25に設けられた回路ブロックも、磁界を発生させることがある。
本実施形態では、高い透磁率を有する材料から形成される耐磁板S1〜S3により、ステップモーターMを覆うことにより、駆動機構30を磁気的にシールドし、上述した各種磁界に起因してステップモーターMが誤作動することを防止している。
また電子時計100は、外装ケース80の内側に、リチウムイオン電池などの円柱形状の二次電池27、当該二次電池27を収納するための電池収納部28、及び光発電を行うソーラーパネル87を備える。
ソーラーパネル87は、光エネルギーを電気エネルギー(電力)に変換する複数のソーラーセル(光発電素子)を直列接続した円形の平板である。ソーラーパネル87は、アンテナ体40の内周よりも内側で、地板38とダイヤル板11との間に配置されている。ソーラーパネル87の中央部には、指針軸12が貫通する穴が形成されている。
二次電池27は、ソーラーパネル87が発電した電力で充電される。この二次電池27を収納するための電池収納部28は、基板25の下側(つまり、基板25及び裏蓋85の間)に配置されている。
外装ケース80の外側には、竜頭16と、操作ボタン17及び18とが設けられる(図2参照)。電子時計100の利用者が、竜頭16を操作することで生じる竜頭16の動きは、外装ケース80を貫通する巻真16aを介して、駆動機構30に伝達される。また、電子時計100の利用者が、操作ボタン17(または18)を押下することで生じる操作ボタン17(または18)の動きは、外装ケース80を貫通するボタン軸17a(またはボタン軸18a)を介して(図6参照)、図示省略されたスイッチに伝達される。そして、当該スイッチは、操作ボタン17(または18)からの圧力を電気的な信号に変換して、制御部70に伝達する。
以下では、これら、竜頭16、巻真16a、操作ボタン17及び18、並びに、ボタン軸17a及び18aを、操作部と総称する場合がある。
図6は、平面視したとき(すなわち、ダイヤル板11に垂直な方向から電子時計100を見たとき)の、外装ケース80、アンテナ体40、給電ピン44、二次電池27(電池収納部28)、及び操作部(竜頭16、巻真16a、操作ボタン17及び18、ボタン軸17a及び18a)の位置関係を説明するための説明図である。
図6に示すように、電池収納部28は、平面視したときに、二次電池27(電池収納部28に収納された二次電池27)とアンテナ体40とが重ならないような位置に配置される。また、給電ピン44は、平面視したときに、電池収納部28に収納された二次電池27と重ならない位置に配置される。
構造上の理由から、電池収納部28は、平面視して操作部(より具体的には、操作部のうち巻真16a)と重なる位置に配置することができない。また、給電ピン44も、平面視して操作部(より具体的には、操作部のうち巻真16a、ボタン軸17a及び18a)と重なる位置に配置することができない。よって、電池収納部28及び給電ピン44は、平面視して操作部と重ならないように配置される。また、構造上の理由から、電池収納部28は、GPS受信部26及び制御部70を含む回路ブロック(図6では図示省略)と平面視して重ならないように配置される。
給電ピン44が配置される位置については、後述する耐磁板S1〜S3との関係によっても制約を受ける。
すなわち、給電ピン44の位置は、上述した、二次電池27及び操作部の間の相対的な位置関係を考慮することに加え、後述する耐磁板S1〜S3との間の相対的な位置関係をも考慮して、決定されている。
図7は、平面視したときの、アンテナ体40、給電ピン44、二次電池27、耐磁板S1及びS2、並びに、ステップモーターMの位置関係を表す説明図である。図8は、平面視したときの、アンテナ体40、給電ピン44、二次電池27、耐磁板S3、及びステップモーターMの位置関係を表す説明図である。
図7に示すように、耐磁板S1及びS2は、平面視して、各ステップモーターMの少なくとも一部と重なるように設けられる。また、図8に示すように、耐磁板S3は、平面視して、各ステップモーターMの少なくとも一部と重なるように設けられる。これにより、各ステップモーターMは、駆動機構30の外部から発せられる磁界から磁気的にシールドされ、当該磁界に起因するステップモーターMの誤作動を防止することが可能となる。
B:アンテナ内蔵式電子時計の回路構成
図9は、電子時計100の回路構成を示すブロック図である。図9に示すように、電子時計100は、GPS受信部26及び制御表示部36を含む。GPS受信部26は、衛星信号の受信、GPS衛星20の捕捉、位置情報の生成、時刻修正情報の生成等の処理を行う。制御表示部36は、内部時刻情報の保持及び内部時刻情報の修正等の処理を行う。
ソーラーパネル87は、充電制御回路29を通じて二次電池27を充電する。電子時計100はレギュレータ34及び35を備え、二次電池27は、レギュレータ34を介して制御表示部36に、レギュレータ35を介してGPS受信部26に駆動電力を供給する。また電子時計100は、二次電池27の電圧を検出する電圧検出回路37を備える。なお、レギュレータ35に代えて、例えば、RF部50(詳細は後述)に駆動電力を供給するレギュレータ35−1と、ベースバンド部60(詳細は後述)に駆動電力を供給するレギュレータ35−2(ともに図示せず)とに分けて設けてもよい。レギュレータ35−1は、RF部50の内部に設けてもよい。
また電子時計100は、アンテナ体40、及びSAW(Surface Acoustic Wave:表面弾性波)フィルタ32を含む。アンテナ体40は、図1に関連して説明したように、複数のGPS衛星20からの衛星信号を受信する。ただし、アンテナ体40は衛星信号以外の不要な電波も若干受信してしまうため、SAWフィルタ32は、アンテナ体40が受信した信号から衛星信号を抽出する処理を行う。すなわち、SAWフィルタ32は、1.5GHz帯の信号を通過させるバンドパスフィルタとして構成される。
また、GPS受信部26は、RF(Radio Frequency:無線周波数)部50とベースバンド部60を含む。以下に説明するように、GPS受信部26は、SAWフィルタ32が抽出した1.5GHz帯の衛星信号から航法メッセージに含まれる軌道情報やGPS時刻情報等の衛星情報を取得する処理を行う。
RF部50は、LNA(Low Noise Amplifier)51、ミキサ52、VCO(Voltage Controlled Oscillator)53、PLL(Phase Locked Loop)回路54、IFアンプ55、IF(Intermediate Frequency:中間周波数)フィルタ56、ADC(A/D変換器)57等を含む。
SAWフィルタ32が抽出した衛星信号は、LNA51で増幅される。LNA51で増幅された衛星信号は、ミキサ52でVCO53が出力するクロック信号とミキシングされて中間周波数帯の信号にダウンコンバートされる。PLL回路54は、VCO53の出力クロック信号を分周したクロック信号と基準クロック信号を位相比較してVCO53の出力クロック信号を基準クロック信号に同期させる。その結果、VCO53は基準クロック信号の周波数精度の安定したクロック信号を出力することができる。なお、中間周波数として、例えば、数MHzを選択することができる。
ミキサ52でミキシングされた信号は、IFアンプ55で増幅される。ここで、ミキサ52でのミキシングにより、中間周波数帯の信号とともに数GHzの高周波信号も生成される。そのため、IFアンプ55は、中間周波数帯の信号とともに数GHzの高周波信号も増幅する。IFフィルタ56は、中間周波数帯の信号を通過させるとともに、この数GHzの高周波信号を除去する(正確には、所定のレベル以下に減衰させる)。IFフィルタ56を通過した中間周波数帯の信号はADC(A/D変換器)57でデジタル信号に変換される。
ベースバンド部60は、DSP(Digital Signal Processor)61、CPU(Central Processing Unit)62、SRAM(Static Random Access Memory)63、RTC(リアルタイムクロック)64を含む。また、ベースバンド部60には、温度補償回路付き水晶発振回路(TCXO:Temperature Compensated Crystal Oscillator)65やフラッシュメモリ66等が接続されている。
温度補償回路付き水晶発振回路(TCXO)65は、温度に関係なくほぼ一定の周波数の基準クロック信号を生成する。フラッシュメモリ66には、例えば時差情報が記憶されている。時差情報は、時差データ(座標値(例えば、緯度及び経度)に関連づけられたUTCに対する補正量等)が定義された情報である。
ベースバンド部60は、時刻情報取得モード又は位置情報取得モードに設定されると、RF部50のADC57が変換したデジタル信号(中間周波数帯の信号)からベースバンド信号を復調する処理を行う。
また、ベースバンド部60は、時刻情報取得モード又は位置情報取得モードに設定されると、後述する衛星検索工程において、各C/Aコードと同一のパターンのローカルコードを発生し、ベースバンド信号に含まれる各C/Aコードとローカルコードの相関をとる処理を行う。そして、ベースバンド部60は、各ローカルコードに対する相関値がピークになるようにローカルコードの発生タイミングを調整し、相関値が閾値以上となる場合にはそのローカルコードのGPS衛星20に同期(すなわち、GPS衛星20を捕捉)したものと判断する。ここで、GPSシステムでは、すべてのGPS衛星20が異なるC/Aコードを用いて同一周波数の衛星信号を送信するCDMA(Code Division Multiple Access)方式を採用している。したがって、受信した衛星信号に含まれるC/Aコードを判別することで、捕捉可能なGPS衛星20を検索することができる。
また、ベースバンド部60は、時刻情報取得モード又は位置情報取得モードにおいて、捕捉したGPS衛星20の衛星情報を取得するために、当該GPS衛星20のC/Aコードと同一のパターンのローカルコードとベースバンド信号をミキシングする処理を行う。ミキシングされた信号には、捕捉したGPS衛星20の衛星情報を含む航法メッセージが復調される。そして、ベースバンド部60は、航法メッセージの各サブフレームのTLMワード(プリアンブルデータ)を検出し、各サブフレームに含まれる軌道情報やGPS時刻情報等の衛星情報を取得する(例えばSRAM63に記憶する)処理を行う。ここで、GPS時刻情報は、週番号データ(WN)及びZカウントデータであるが、以前に週番号データが取得されている場合にはZカウントデータのみであってもよい。そして、ベースバンド部60は、衛星情報に基づいて、内部時刻情報を修正するために必要な時刻修正情報を生成する。
時刻情報取得モードの場合、より具体的には、ベースバンド部60は、GPS時刻情報に基づいて測時計算を行い、時刻修正情報を生成する。時刻情報取得モードにおける時刻修正情報は、例えば、GPS時刻情報そのものであってもよいし、GPS時刻情報と内部時刻情報との時間差の情報であってもよい。
一方、位置情報取得モードの場合、より具体的には、ベースバンド部60は、GPS時刻情報や軌道情報に基づいて測位計算を行い、位置情報(より具体的には、受信時に電子時計100が位置する場所の緯度及び経度)を取得する。さらに、ベースバンド部60は、フラッシュメモリ66に記憶されている時差情報を参照し、位置情報により特定される電子時計100の座標値(例えば、緯度及び経度)に関連づけられた時差データを取得する。このようにして、ベースバンド部60は、時刻修正情報として衛星時刻データ(GPS時刻情報)及び時差データを生成する。位置情報取得モードにおける時刻修正情報は、上記の通り、GPS時刻情報と時差データそのものであってもよいが、例えば、GPS時刻情報の代わりに内部時刻情報とGPS時刻情報の時間差のデータであってもよい。
なお、ベースバンド部60は、1つのGPS衛星20の衛星情報から時刻修正情報を生成してもよいし、複数のGPS衛星20の衛星情報から時刻修正情報を生成してもよい。
また、ベースバンド部60の動作は、温度補償回路付き水晶発振回路(TCXO)65が出力する基準クロック信号に同期する。RTC64は、衛星信号を処理するためのタイミングを生成するものである。このRTC64は、TCXO65から出力される基準クロック信号でカウントアップされる。
制御表示部36は、制御部70、駆動回路74及び水晶振動子73を含む。
制御部70は、記憶部71およびRTC(Real Time Clock)72を備え、各種制御を行う。制御部70は、例えばCPUで構成することが可能である。制御部70は、制御信号をGPS受信部26に送り、GPS受信部26の受信動作を制御する。また制御部70は、電圧検出回路37の検出結果に基づいて、レギュレータ34及びレギュレータ35の動作を制御する。また制御部70は、駆動回路74を介してすべての指針13の駆動を制御する。
記憶部71には受信データが記憶されている。制御部70はその受信データに基づいて内部時刻情報を修正する。内部時刻情報は、電子時計100で計時される時刻の情報であり、常時駆動されているRTC72でカウントされており、水晶振動子73によって生成される基準クロック信号によって更新される。したがって、GPS受信部26への電力供給が停止されていても、内部時刻情報を更新して指針の運針を継続することができるようになっている。
制御部70は、時刻情報取得モードに設定されると、GPS受信部26の動作を制御し、GPS時刻情報に基づいて内部時刻情報を修正して記憶部71に記憶する。より具体的には、内部時刻情報は、取得したGPS時刻情報にUTCオフセットを加算することで求められるUTC(協定世界時)に修正される。また、制御部70は、位置情報取得モードに設定されると、GPS受信部26の動作を制御し、衛星時刻データ(GPS時刻情報)及び時差データに基づいて、内部時刻情報を修正して記憶部71に記憶する。
C:実施形態の利点
図3および図5に示すように、本実施形態に係る電子時計100は、導電性材料から形成されたケース胴81を有する外装ケース80と、外装ケース80に収納された環状のアンテナ体40と、外装ケース80に収納されアンテナ体40に給電する給電部404と、アンテナ体40の内側に配置された時刻表示部分であるダイヤル板11とを備える。アンテナ体40は、誘電体から形成された環状の基材を有しており、基材401は、ダイヤル板11に対して平行な上面T1と、上面T1に連なっておりダイヤル板11に対して傾斜しており内側に向かうほどダイヤル板11に対する高さが小さくなる傾斜面TP1とを有する。アンテナ体40は、給電部404で給電される導電性材料から形成された部分であるアンテナパターン415を有しており、アンテナパターン415は、基材401の傾斜面TP1に設けられている。
アンテナ体40の基材401が傾斜面TP1を有しており、この傾斜面TP1に関しては内側に向かうほどダイヤル板11に対する高さが小さくなるので、ダイヤル板11は広い角度方向から隅々まで視認することが可能である。また、このような傾斜面TP1にアンテナ体40の給電されるアンテナパターン415が設けられているので、導電性材料から形成された外装ケース80のケース胴81によって外部からの電波が遮断されにくい位置に、アンテナパターン415を配置することが可能である。したがって、アンテナ体40が受信することができる電波の角度方向が広がって、アンテナの良好な受信性能を確保することが可能である。さらに、このような傾斜面TP1を利用することで、ダイヤル板11が見やすくなり、アンテナ体40が受信することができる電波の角度方向が広がるために、ダイヤル板11の外側の部分を広い面積を持つように形成する必要がないので、電子時計100の大型化を抑制することが可能である。また、傾斜面TP1を設けることで電子時計100が薄く見え、見栄えが向上する。これらの効果は、情報表示部分がダイヤル板11である場合に限らず、アンテナ体の内側にデジタル表示式の情報表示部分が配置されている場合にも同様に達成される。
図10は、実施形態に係る電子時計100のアンテナの受信性能の長所を確認する実験結果を示すグラフである。図10において、実線の曲線CAは、実施の形態に係る電子時計100のアンテナ体40の指向特性を表す。破線の曲線CBは、図11に示す比較のためのアンテナ体140を有する電子時計のアンテナ体140の指向特性を表す。
図11に示すように比較のためのアンテナ体140は、実施形態の基材401と同じ基材401の上面T1に切欠部1420を持つC形ループ素子であるアンテナパターン1415を有し、このアンテナパターン1415が給電部404で給電される。他の特徴は、実施形態と同じである。
図10では、曲線CAで表される実施形態のアンテナ体40の利得の最大値が0dBとなるように、アンテナ体40,140の利得を示す値を正規化している。実施形態のアンテナ体40は、比較例のアンテナ体140と比べて天頂方向の利得がほぼ等しく、全方向の平均の利得が0.1dB良好であり、実施形態のアンテナ体40は、受信することができる電波の角度方向がより広く、使用者が歩行する場合などに様々な姿勢となりうる腕時計においては実用上有利である。
この実施形態では、外装ケース80のうち、ケース胴81のみが導電性材料から形成され、ガラス縁82は非導電性材料から形成されている。しかし、ガラス縁82を導電性材料で形成してもよい。ガラス縁82を導電性材料で形成する場合には、アンテナパターン415の近くに導電性材料が配置されることでアンテナの受信性能が劣化するが、その場合でも、基材401の傾斜面TP1にアンテナパターン415が配置されていることにより、アンテナ体40が受信することができる電波の角度方向が広く、また基材401の上面T1よりも内側の傾斜面TP1にアンテナパターン415が配置されていることにより、アンテナパターン415とガラス縁82の距離はある程度確保される。但し、後述するように、ガラス縁82は非導電性材料から形成されている方がやはり有利ではある。
また、図3および図4に示すように、電子時計100は、外装ケース80に取り付けられて、ダイヤル板11の外側に配置され、アンテナ体40を覆う非導電性材料から形成されたダイヤルリング83を備え、ダイヤルリング83は、アンテナ体40の基材401の傾斜面TP1と平行な傾斜部分を有する。このダイヤルリング83は非導電性材料から形成されているので、アンテナ体40にとって電波の受信の妨げにはならない。ダイヤルリング83がアンテナ体40を覆うことにより、アンテナ体40が隠され、電子時計100の外観上の違和感を与えることが防止される。そして、ダイヤルリング83は、基材401の傾斜面TP1と平行な傾斜部分を有しており、この傾斜部分に関しても内側に向かうほどダイヤル板11に対する高さが小さくなるので、ダイヤル板11は広い角度方向から視認することが可能である。
この実施形態において、外装ケース80は、導電性材料から形成された筒状のケース胴81と、ダイヤル板11を保護するカバーガラス84が取り付けられる非導電性材料から形成されたガラス縁82を有し、ガラス縁82はケース胴81の内側に嵌め合わせられている。カバーガラス84が取り付けられる外装ケース80のガラス縁82が非導電性材料から形成されていることにより、ガラス縁82はアンテナ体40にとって電波の受信の妨げにはならない。ガラス縁82はケース胴81の内側に嵌め合わせられており、ガラス縁82のために導電材料から形成されたケース胴81とアンテナ体40、特にアンテナパターンとの距離を長くすることができる。したがって、アンテナ体40が受信することができる電波の角度方向が広がって、アンテナの良好な受信性能を確保することが可能である。アンテナの受信性能の長所を確認する実験結果については、以下の変形例1に関して後述する。また、アンテナ体40の給電されるアンテナパターン415は、外装ケース80のケース胴81よりも、ダイヤル板11に対する高さが大きい位置に配置されてる。外装ケース80のケース胴81は導電性材料から形成されているが、ケース胴81がアンテナ体40のアンテナパターン415よりも、ダイヤル板11に対する高さが小さい位置に配置されることにより、アンテナパターン415にとってケース胴81は電波の受信の到来方向をほとんど制限しない。したがって、アンテナパターン415が受信することができる電波の角度方向が広がって、アンテナの良好な受信性能を確保することが可能である。
電子時計100は、導電性材料から形成された裏蓋85をさらに備え、裏蓋85は、外装ケース80のケース胴81に電気的に接続されているとともに、アンテナ体40のアンテナパターン415のグランドに電気的に接続されており、裏蓋85とケース胴81がグランドプレーンの機能を有する。電子時計100において、大きな体積および面積を有する裏蓋85と外装ケース80のケース胴81がグランドプレーンの機能を有することによって、グランド電位が安定し、ひいてはアンテナの良好な受信性能を確保することが可能である。
変形例
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば次に述べるような各種の変形が可能である。また、次に述べる変形の態様は、任意に選択された一または複数を、適宜に組み合わせることもできる。
変形例1
図12を参照しつつ変形例1について説明する。図12(A)は変形例1のアンテナ体240の斜視図であり、図12(B)はアンテナ体240の平面図である。また、図12(C)は、アンテナ体240を図12(B)に示すG−g線で切断した断面図である。
アンテナ体240は、上記の実施形態と同様の誘電体から形成された環状の基材401と、基材401に形成されたアンテナパターン2402及び2403を有する。アンテナパターン2402及び2403は、金属またはその他の導電性材料から形成されている。またアンテナ体240には、上記の実施形態と同様の金属またはその他の導電性材料から形成された給電部404が取り付けられている。アンテナパターン2402及び2403ならびに給電部404は、例えばメッキまたは銀ペースト印刷等により形成することができる。
基材401の上面T1には、アンテナパターン2402が形成され、傾斜面TP1には、アンテナパターン2403が形成されている。また、基材401の傾斜面TP1、第2の傾斜面TP2、及び底面T3には、給電部404が形成されている。アンテナパターン2403は、給電部404を介して、給電ピン44に電気的に接続されており、これによりアンテナ体240のアンテナパターン2403には、所定の電位が供給されている。アンテナパターン2402は、給電部404では給電されない部分である。
図12(B)に示すように、アンテナパターン2402は、切欠部2405を有し、環の一部を切り欠いたC形状に形成されたC形ループ素子である。また、アンテナパターン2402は、位置情報衛星からの電波(衛星信号)に共振するようなアンテナ長を有している。
図12(B)に示すように、アンテナパターン2403は、平面視して、円弧状の素子であり、アンテナパターン2402と一定の間隔を保つように形成されている。これら2つのアンテナパターン2402及び2403は、互いに電磁的に結合し、電磁波を電流に変換するアンテナ素子として機能する。アンテナパターン2403は、給電部404で給電される導電性材料から形成された部分であり、励振素子とも呼ばれる。アンテナパターン2403の長さを適宜設定することによって、アンテナ体240に電気的に接続された回路のインピーダンスとアンテナ体240のインピーダンスを整合させることが可能となる。
図13は、変形例1に係る電子時計のアンテナの受信性能の長所を確認する実験結果を示すグラフである。図13において、実線の曲線CCは、変形例1に係る電子時計のアンテナ体240の指向特性を表す。破線の曲線CDは、図14に示す比較のための電子時計のアンテナ体240の指向特性を表す。
図14に示すように比較のための電子時計では、変形例1および上記の実施形態とは逆に、外装ケース80において、ガラス縁82はケース胴81の外側に嵌め合わせられている。他の特徴は、変形例1と同じである。
図13では、曲線CCで表される変形例1のアンテナ体240の利得の最大値が0dBとなるように、変形例と比較例のアンテナ体240の利得を示す値を正規化している。変形例1のアンテナ体240は、比較例のアンテナ体240と比べて天頂方向の利得が1.1db良好であり、全方向の平均の利得が2.8dB良好である。変形例1のアンテナ体240は、受信することができる電波の角度方向がより広く、使用者が歩行する場合などに様々な姿勢となりうる腕時計においては実用上有利である。これは、変形例1では上記の実施形態と同様に、ガラス縁82がケース胴81の内側に嵌め合わせられており、ガラス縁82のために導電材料から形成されたケース胴81とアンテナ体40、特にアンテナパターンとの距離を長くすることができるからである。
変形例2
図15は変形例2に係るアンテナ体の断面図であり、図5(C)および図12(C)と同様に見た図である。変形例2では、基材401は、第2の傾斜面TP2を有しておらず、傾斜面TP1が底面T3に連なっている。また、基材401の上面T1は、上記の実施形態および変形例1に比べて、小さく形成されている。したがって、変形例2では、上記の実施形態および変形例1に比べて、大きな傾斜面TP1が設けられる。変形例2では、アンテナパターン2403(励振素子)に加え、アンテナパターン2402(C形ループ素子)も基材401の傾斜面TP1に形成されている。基材401の上面T1にはアンテナの導電性材料の部分は配置されない。この構造では、基材401の上面T1が小さく形成されているので、ダイヤル板11がダイヤルリング83に隠れて見えなくなることが防止され視認性が向上する。
変形例3
図16は変形例3に係るアンテナ体の断面図であり、図5(C)および図12(C)と同様に見た図である。変形例3では、アンテナパターン415(C形ループ素子)の全体および給電部404の一部が基材401に埋設されている。このような構造は、インサート成形で製造することができる。インサート成形によれば、メッキまたは銀ペースト印刷等によりアンテナパターンを形成する場合に比べて、アンテナ体を安価に製造することができる。変形例3では、基材401は、第2の傾斜面TP2を有しておらず、直立した内周面を有している。
変形例4
図17は変形例4に係るアンテナ体の断面図であり、図5(C)および図12(C)と同様に見た図である。変形例4では、アンテナパターン415(C形ループ素子)は、フレキシブルテープ500で基材401に貼付されている。例えば、あらかじめフレキシブルテープ500上にアンテナパターン415を形成し、フレキシブルテープ500を基材401に貼付することで、このような構造を製造することができる。この製造方法によれば、メッキまたは銀ペースト印刷等によりアンテナパターンを形成する場合に比べて、アンテナ体を安価に製造することができる。また、変形例4では、基材401は、第2の傾斜面TP2を有しておらず、直立した内周面を有している。
変形例5
図18は変形例5に係るアンテナ体の断面図であり、図5(C)および図12(C)と同様に見た図である。変形例5では、基材401は、第2の傾斜面TP2を有しておらず、直立した内周面を有している。
変形例6
上記の実施形態では、アンテナ体は円環状であるが、正方形またはその他の形状の環状であってもよい。例えば、アンテナ体の内側にデジタル表示式の情報表示部分が配置された角型の腕時計には正方形環状のアンテナ体が好適である。
100……アンテナ内蔵式電子時計、11……ダイヤル板(時刻表示部分)、12……指針軸、13(13a,13b,13c)……指針、16……竜頭、16a……巻真、26……GPS受信部、27……二次電池、28……電池収納部、30……駆動機構、38……地板、40,240……アンテナ体、44……給電ピン、70……制御部、80……外装ケース、81……ケース胴81、82……ガラス縁、83……ダイヤルリング、84……カバーガラス、85……裏蓋、87……ソーラーパネル、90……グランド板、401……基材、415,2402,2403……アンテナパターン(アンテナ素子)、T1……上面、TP1……傾斜面。

Claims (5)

  1. 少なくとも一部が導電性材料から形成された外装ケースと、
    前記外装ケースに収納された環状のアンテナ体と、
    前記外装ケースに収納され前記アンテナ体に給電する給電部と、
    平面視で前記アンテナ体の内側に配置された時刻表示部分とを備え、
    前記アンテナ体は、誘電体から形成された環状の基材と、前記給電部で給電される導電性材料から形成されたアンテナ素子とを有しており、
    前記基材は、
    時刻表示部分に対して平行な上面と、
    前記上面に連なっており前記時刻表示部分に対して傾斜し内側に向かうほど前記時刻表示部分に対する高さが小さくなる傾斜面とを有しており、
    前記アンテナ素子は、前記基材の前記傾斜面に設けられている
    ことを特徴とするアンテナ内蔵式電子時計。
  2. 前記外装ケースに取り付けられて、前記時刻表示部分の外側に配置され、前記アンテナ体を覆う非導電性材料から形成されたダイヤルリングを備え、前記ダイヤルリングは、前記アンテナ体の前記基材の前記傾斜面と平行な傾斜部分を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ内蔵式電子時計。
  3. 導電性材料から形成された裏蓋をさらに備え、
    前記外装ケースは、導電性材料から形成された筒状のケース胴を有し、
    前記裏蓋は、前記外装ケースの前記ケース胴に電気的に接続されているとともに、前記アンテナ体の前記アンテナ素子のグランドに電気的に接続されており、前記裏蓋と前記ケース胴がグランドプレーンの機能を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアンテナ内蔵式電子時計。
  4. 前記外装ケースは、導電性材料から形成された筒状のケース胴と、前記時刻表示部分を保護するカバーガラスが取り付けられる非導電性材料から形成されたガラス縁を有し、前記ガラス縁は前記ケース胴の内側に嵌め合わせられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアンテナ内蔵式電子時計。
  5. 前記アンテナ体の前記アンテナ素子は、前記外装ケースの前記ケース胴よりも、前記時刻表示部分に対する高さが大きい位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のアンテナ内蔵式電子時計。
JP2012209025A 2012-09-24 2012-09-24 アンテナ内蔵式電子時計 Active JP5994523B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012209025A JP5994523B2 (ja) 2012-09-24 2012-09-24 アンテナ内蔵式電子時計
US14/022,559 US8995236B2 (en) 2012-09-24 2013-09-10 Electronic timepiece with internal antenna
CN201310428748.7A CN103676636B (zh) 2012-09-24 2013-09-18 天线内置式电子表
EP13185306.1A EP2711791B1 (en) 2012-09-24 2013-09-20 Electronic timepiece with internal antenna

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012209025A JP5994523B2 (ja) 2012-09-24 2012-09-24 アンテナ内蔵式電子時計

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016163529A Division JP6265237B2 (ja) 2016-08-24 2016-08-24 アンテナ内蔵式電子時計

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014062845A JP2014062845A (ja) 2014-04-10
JP2014062845A5 JP2014062845A5 (ja) 2015-11-05
JP5994523B2 true JP5994523B2 (ja) 2016-09-21

Family

ID=49209290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012209025A Active JP5994523B2 (ja) 2012-09-24 2012-09-24 アンテナ内蔵式電子時計

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8995236B2 (ja)
EP (1) EP2711791B1 (ja)
JP (1) JP5994523B2 (ja)
CN (1) CN103676636B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103676632A (zh) * 2012-09-24 2014-03-26 精工爱普生株式会社 天线内置式电子表
JP5994522B2 (ja) * 2012-09-24 2016-09-21 セイコーエプソン株式会社 アンテナ内蔵式電子時計
CN104767032A (zh) * 2015-03-26 2015-07-08 上海安费诺永亿通讯电子有限公司 具有金属外框的可穿戴设备的nfc装置与可穿戴设备
JP6668627B2 (ja) * 2015-07-16 2020-03-18 カシオ計算機株式会社 アンテナおよび時計
JP6696195B2 (ja) * 2015-08-06 2020-05-20 セイコーエプソン株式会社 電子時計
CN109478044B (zh) * 2016-07-20 2021-02-12 西铁城时计株式会社 便携式电波钟表
CN107179680A (zh) * 2017-05-23 2017-09-19 肇庆学院 一种可充电式手表
JP6601691B2 (ja) 2017-11-02 2019-11-06 カシオ計算機株式会社 アンテナ装置および時計
JP7472702B2 (ja) 2020-07-27 2024-04-23 セイコーエプソン株式会社 電子時計

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3982918B2 (ja) 1998-08-07 2007-09-26 日本アンテナ株式会社 小型受信機
JP2003035786A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Mitsubishi Materials Corp タグ内蔵腕時計
JP2004235729A (ja) * 2003-01-28 2004-08-19 Denso Corp アンテナ装置
JP4551678B2 (ja) 2004-03-24 2010-09-29 シチズンホールディングス株式会社 携帯時計
US7355556B2 (en) * 2004-09-30 2008-04-08 Casio Computer Co., Ltd. Antenna and electronic device
JP2007240401A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Casio Comput Co Ltd 電波時計及びアンテナ装置
JP4595901B2 (ja) * 2006-07-27 2010-12-08 カシオ計算機株式会社 機器ケース、腕時計ケースおよび電波時計
JP5082870B2 (ja) * 2008-01-17 2012-11-28 セイコーエプソン株式会社 無線機能付腕時計
JP2009250667A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Casio Comput Co Ltd 電波受信装置
JP5493527B2 (ja) 2009-07-14 2014-05-14 セイコーエプソン株式会社 無線機能付き時計
JP5609310B2 (ja) * 2009-09-01 2014-10-22 セイコーエプソン株式会社 アンテナ内蔵式時計
JP5764013B2 (ja) 2010-08-30 2015-08-12 学校法人智香寺学園 小型電子装置
JP5546510B2 (ja) 2010-08-30 2014-07-09 学校法人智香寺学園 小型電子装置
JP5712814B2 (ja) * 2010-11-12 2015-05-07 セイコーエプソン株式会社 アンテナ内蔵式電子時計
JP5866860B2 (ja) * 2011-01-05 2016-02-24 セイコーエプソン株式会社 無線機能付き時計

Also Published As

Publication number Publication date
EP2711791A2 (en) 2014-03-26
JP2014062845A (ja) 2014-04-10
CN103676636B (zh) 2016-05-25
EP2711791A3 (en) 2017-05-03
EP2711791B1 (en) 2018-05-09
US20140086020A1 (en) 2014-03-27
US8995236B2 (en) 2015-03-31
CN103676636A (zh) 2014-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6179123B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP5994523B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP5998795B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6331430B2 (ja) 電子時計
JP5895700B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
US9785124B2 (en) Electronic timepiece with internal antenna
JP6323023B2 (ja) 時計
JP6094114B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6036084B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6031913B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6265237B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6040667B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6028490B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6323532B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6056320B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6233431B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP2013178190A (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6540853B2 (ja) 時計
JP5998794B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP5811696B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP2015143665A (ja) 時計
JP6127420B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP2019174480A (ja) 時計

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150911

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5994523

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150