JP6323023B2 - 時計 - Google Patents

時計 Download PDF

Info

Publication number
JP6323023B2
JP6323023B2 JP2014008440A JP2014008440A JP6323023B2 JP 6323023 B2 JP6323023 B2 JP 6323023B2 JP 2014008440 A JP2014008440 A JP 2014008440A JP 2014008440 A JP2014008440 A JP 2014008440A JP 6323023 B2 JP6323023 B2 JP 6323023B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
dial
timepiece
index
gps
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014008440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015137884A5 (ja
JP2015137884A (ja
Inventor
智規 百瀬
智規 百瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2014008440A priority Critical patent/JP6323023B2/ja
Priority to US14/591,234 priority patent/US9329574B2/en
Priority to EP15151608.5A priority patent/EP2897004B8/en
Priority to CN201510025476.5A priority patent/CN104793476B/zh
Publication of JP2015137884A publication Critical patent/JP2015137884A/ja
Publication of JP2015137884A5 publication Critical patent/JP2015137884A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6323023B2 publication Critical patent/JP6323023B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B19/00Indicating the time by visual means
    • G04B19/06Dials
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B19/00Indicating the time by visual means
    • G04B19/06Dials
    • G04B19/10Ornamental shape of the graduations or the surface of the dial; Attachment of the graduations to the dial
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B19/00Indicating the time by visual means
    • G04B19/06Dials
    • G04B19/12Selection of materials for dials or graduations markings
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04RRADIO-CONTROLLED TIME-PIECES
    • G04R60/00Constructional details
    • G04R60/06Antennas attached to or integrated in clock or watch bodies
    • G04R60/10Antennas attached to or integrated in clock or watch bodies inside cases
    • G04R60/12Antennas attached to or integrated in clock or watch bodies inside cases inside metal cases

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

本発明は、時計に関する。
時計の文字板の外周部には、目盛り用のダイヤルリングが配置される。ダイヤルリングは、構造上およびデザイン上、複雑な凹凸のある形状に成型する必要があるため、一般的にはプラスチック製のものが用いられている。
但し、質感・商品の差別化し商品価値を向上させるためには、高級感のあるデザインが必要となるが、プラスチック成型品のダイヤルリングのみの加工では、高級感が得られないという問題があった。そこで、従来は、目盛りとして金属製の植字部材を文字板に取り付けることで高級感を出していた(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特開2009−63490号公報 特開2006−214734号公報
しかしながら、例えば太陽電池を用いた時計の場合には、受光範囲を広くする必要があるため、文字板における植字の配置領域が狭くなり、デザイン上の制約が存在していた。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、デザイン性の高い時計を提供することを解決課題とする。
以上の課題を解決するため、本発明に係る時計は、文字板と、前記文字板の外周に配置された環状部材と、前記環状部材に固定された指標部材とを有することを特徴とする。本発明においては、指標部材として、環状部材とは別素材の部材が使用可能であるため、デザイン性を高めることが可能となる。なお、本発明において、「環状」とは、全体がつながって切れ目がなく輪になっていることをいい、円環状だけではなく、切れ目がない四角形やその他の多角形の形状を含む。また、「指標部材」とは、時刻を表示するための植字、略字、時字を含む。「環状」及び「指標部材」については、以下、本明細書において同様である。
上述した本発明の時計において、前記環状部材は樹脂によって形成され、前記指標部材は金属によって形成されることが好ましい。この場合には、環状部材が樹脂によって形成されているので、複雑な形状であっても加工がしやすい。また、指標部材は金属によって形成されているので高級感のあるデザインを実現できる。
上述した本発明の時計において、前記環状部材は、当該環状部材の半径方向における内側に向かって突出した突出部を有し、前記指標部材は、前記突出部に配置されることが好ましい。この場合には、指標部材を突出部に取り付けるので作業が容易になる。
上述した本発明の時計において、前記指標部材の前記半径方向における外側端部は、前記環状部材の前記半径方向における内側端部よりも、前記半径方向における外側に位置していることが好ましい。文字板に指標部材を取り付ける場合には、指標部材を前記半径方向における最も外側に取り付けようとしても、指標部材の前記半径方向における外側端部は、環状部材の前記半径方向における内側端部の位置とするのが限界となる。しかし、突出部は、指標部材の前記半径方向における外側端部が、環状部材の前記半径方向における内側端部よりも、前記半径方向における外側に位置するように構成されているため、指標部材が文字板を覆う領域は、文字板に指標部材を取り付ける場合よりも狭くなり、文字板の見切りを広くすることができる。
上述した本発明の時計において、前記指標部材は、前記環状部材に接着剤により固定されることが好ましい。この場合には、作業が容易になる。
上述した本発明の時計において、前記指標部材は凸部を有し、前記突出部は、前記凸部に対応する位置に第1孔部を有し、前記第1孔部に前記凸部を嵌め合わせ、前記凸部を第1孔部に接着剤により固着させることが好ましい。この場合には、指標部材の凸部を第1孔部に嵌め合わせて凸部を第1孔部に接着剤により固定させるので、時計を使用する際に、指標部材側からは接着剤が見えず、美観を損ねることがない。
上述した本発明の時計において、前記突出部は、前記第1孔部が形成された側の裏側に、前記第1孔部と連通する第2孔部を有し、前記接着剤は前記第2孔部側から塗布されることが好ましい。この場合には、指標部材の凸部を第1孔部に嵌め合わせ、接着剤を第2孔部側から塗布して凸部を第1孔部に接着剤により固着させるので、指標部材側からは接着剤が見えず、美観を損ねることがない。
上述した本発明の時計において、前記凸部及び前記第1孔部は複数であり、前記第2孔部は前記複数の第1孔部と連通する一つの長孔部であることが好ましい。この場合には、第2孔部は一つの長孔形状に形成され、複数の第1孔部と連通するので、第2孔部が接着剤溜まりとなり、接着度が高まり、強度を増加させることができる。
上述した本発明の時計において、前記突出部は、前記環状部材の前記半径方向おける長さ、及び、前記環状部材の周方向における幅が、前記指標部材の前記半径方向おける長さ、及び、前記周方向における幅よりも小さいことが好ましい。この場合には、指標部材側から見ると、突出部が見えにくくなり、美観を損ねることがない。
上述した本発明の時計において、前記凸部が前記第1孔部または前記第2孔部に固定されたとき、前記第1孔部または前記第2孔部内に突出する前記凸部の長さが前記第1孔部または前記第2孔部の深さの1/2以上であることが好ましい。この場合には、接着剤で固定できる範囲が増え、強度を増すことができる。
上述した本発明の時計において、前記突出部は前記文字板に平行な部分を有し、前記平行な部分に前記指標部材が配置されることが好ましい。この場合には、突出部を有する環状部材の製造が容易となる。なお、本発明において「平行」とは、±2度程度の製造上のばらつきを含む。以下、本明細書において同様である。
上述した本発明の時計において、前記指標部材は、厚みが一定であることが好ましい。この場合には、この場合には、指標部材の製造が容易となる。なお、本発明において「一定」とは、±2度程度の製造上のばらつきを含む。以下、本明細書において同様である。
上述した本発明の時計において、前記指標部材と平面視で重ならない位置に配置され、電波を受信するアンテナを有することが好ましい。この場合には、アンテナが指標部材と平面視で重ならないので、アンテナの受信感度を低下させることがない。
本発明の一実施形態に係るアンテナ内蔵式電子時計100(電子時計100)を含むGPSシステムの全体図である。 電子時計100の平面図である。 電子時計100の一部断面図である。 電子時計100の一部の分解斜視図である。 電子時計100の回路構成を示すブロック図である。 電子時計100のダイヤルリング83の一部破断斜視図である。 電子時計100のダイヤルリング83にインデックス86を取り付けた状態を示す一部破断斜視図である。 電子時計100のダイヤルリング83を示す斜視図である。 インデックス86を示す斜視図である。 電子時計100のダイヤルリング83にインデックス86を取り付けた状態を示す断面図である。 電子時計100のダイヤルリング83にインデックス86を取り付けた状態の一部を示す斜視図である。 電子時計100のダイヤルリング83にインデックス86を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第2実施形態における電子時計100のダイヤルリング83を示す一部破断斜視図である。 本発明の第2実施形態における電子時計100のダイヤルリング83にインデックス86を取り付けた状態を示す一部破断斜視図である。 本発明の第2実施形態における電子時計100のダイヤルリング83にインデックス86を取り付けた状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態における電子時計100のダイヤルリング83にインデックス86取り付けた状態を示す一部破断斜視図である。 本発明の第2実施形態における電子時計100のダイヤルリング83にインデックス86を取り付けた状態を示す一部斜視図である。 本発明の第2実施形態における電子時計100のダイヤルリング83にインデックス86を取り付けた状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態における電子時計101の平面図である。
以下、添付の図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態を説明する。図面において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異なる。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
<第1実施形態>
A:アンテナ内蔵式電子時計の機構的な構成
図1は、本発明の第1実施形態に係るアンテナ内蔵式電子時計100(以下「電子時計100」という)を含むGPSシステムの全体を示す概略図である。電子時計100は、複数のGPS衛星20の少なくとも1つから電波(無線信号)を受信して内部時刻を修正する腕時計であり、腕に接触する面(以下、「裏面」という)の反対側の面(以下「表面」という)に時刻を表示する。以下、裏面側を「下側」、表面側を「上側」という。
GPS衛星20は、地球上空における所定の軌道上を周回する位置情報衛星であり、1.57542GHzの電波(L1波)に航法メッセージを重畳させて地上に送信している。以降の説明では、航法メッセージが重畳された1.57542GHzの電波を「衛星信号」という。衛星信号は、右旋偏波の円偏波である。
以下では、GPSシステムを衛星測位システムの例として説明するが、GPSシステムは衛星測位システムの一例である。本発明は、ガリレオ(EU)、GLONASS(ロシア)、北斗(中国)等の全地球的航法衛星システム(GNSS)、SBAS等の静止衛星、または、準天頂衛星等、時刻情報を含む衛星信号を発信する位置情報衛星を備える、その他の衛星測位システムを使用することができる。すなわち、電子時計100は、GPS衛星20以外の衛星を含む位置情報衛星からの電波(無線信号)を受信して内部時刻を修正する腕時計であってもよい。
現在、約31個のGPS衛星20(図1においては、約31個のうち4個のみを図示)が存在している。各GPS衛星20は、衛星信号がどのGPS衛星20から送信されたかを識別するために、C/Aコード(Coarse/Acquisition Code)と呼ばれる1023chip(1ms周期)の固有のパターンを衛星信号に重畳する。C/Aコードは、各chipが+1又は−1のいずれかでありランダムパターンのように見える。したがって、実際に受信される衛星信号と、既知の各C/Aコードのパターンの相関をとることにより、衛星信号に重畳されているC/Aコードを検出することができる。
GPS衛星20は原子時計を搭載しており、衛星信号には原子時計で計時された極めて正確な時刻情報(以下、「GPS時刻情報」という)が含まれている。また、地上のコントロールセグメントにより各GPS衛星20に搭載されている原子時計のわずかな時刻誤差が測定されており、衛星信号にはその時刻誤差を補正するための時刻補正パラメータも含まれている。電子時計100は、1つのGPS衛星20から送信された衛星信号を受信し、その中に含まれるGPS時刻情報と時刻補正パラメータを使用して内部時刻を正確な時刻に修正する。
衛星信号にはGPS衛星20の軌道上の位置を示す軌道情報も含まれている。電子時計100は、GPS時刻情報と軌道情報を使用して測位計算を行うことができる。測位計算は、電子時計100の内部時刻にはある程度の誤差が含まれていることを前提として行われる。すなわち、電子時計100の3次元の位置を特定するための3つのパラメータに加えて時刻誤差も未知数になる。そのため、電子時計100は、一般的には4つ以上のGPS衛星からそれぞれ送信された衛星信号を受信し、その中に含まれるGPS時刻情報と軌道情報を使用して測位計算を行う。
図2は、電子時計100の平面図である。図2に示すように、電子時計100は、外装ケース80を備えている。外装ケース80は、金属またはその他の導電性材料で形成された円筒状のケース胴81と、セラミックまたはその他の非導電性材料で形成されたベゼル82とを有し、ベゼル82はケース胴81に嵌め合わせられている。
ベゼル82の内側には、プラスチックまたはその他の非導電性材料で形成された環状のダイヤルリング83が配置され、ダイヤルリング83の内側には、円盤状の文字板11が配置されている。つまり、ダイヤルリング83は文字板11の外周に配置されている。円盤状の文字板11の外周はダイヤルリング83の内周より大きく、文字板11の外周はダイヤルリング83によって視認されないようになっている。ダイヤルリング83には、例えば時刻(時)を示すバータイプの指標部材としてのインデックス86が30度おきに設けられ、文字板11には、そのようなインデックスは設けられていない。ダイヤルリング83に示される情報および文字板11に示される情報は互いに異なっていればよく、図示の情報には限定されない。
文字板11上には、指針軸12を中心に周回して現在時刻を指し示す指針13(13a〜13c)が配置されている。以下では、文字板11を時刻表示部分と呼ぶ場合がある。
詳細は後述するが、外装ケース80は、表面側及び裏面側の2つの開口を有している。そして、外装ケース80の表面側の開口は、ベゼル82を介してカバーガラス84で塞がれており、カバーガラス84を介して、文字板11及び指針13(13a〜13c)が視認可能となっている。
また、電子時計100は、図1及び図2に示すように竜頭16と、操作ボタン17及び18とを備えている。これらの竜頭16、操作ボタン17及び18を手動操作することにより、電子時計100を、少なくとも1つのGPS衛星20からの衛星信号を受信して内部時刻情報の修正を行うモード(時刻情報取得モード)と、複数のGPS衛星20からの衛星信号を受信して測位計算を行い内部時刻情報の時差を修正するモード(位置情報取得モード)とに設定できる。また、電子時計100は、時刻情報取得モードや位置情報取得モードを定期的に(自動的に)実行することもできる。
図3は電子時計100の内部構造を示す一部断面図であり、図4は電子時計100の一部の分解斜視図である。図3に示すように、外装ケース80は、金属またはその他の導電性材料で形成された円筒状のケース胴81と、セラミックまたはその他の非導電性材料で形成されたベゼル82とを有し、ベゼル82はケース胴81に嵌め合わせられている。外装ケース80は、表面側の開口K1及び裏面側の開口K2を有する。外装ケース80の表面側の開口K1は、円盤状のカバーガラス84で塞がれており、裏面側の開口K2は、SUS(ステンレス鋼)またはTi(チタン)等の金属で形成された裏蓋85で塞がれている。裏蓋85とケース胴81とは、例えばスクリュー溝で固定されている。
カバーガラス84の下側(裏面側)には、ベゼル82の内周に沿って、プラスチックなどの非導電性材料で形成されたリング状(円環状)のダイヤルリング83が設けられている。ダイヤルリング83は、文字板11の半径方向における内側に延びて形成された突出部83aを備えている。突出部83aには、真鍮やステンレス等の金属で形成された指標部材としてのインデックス86が固定されている。ダイヤルリング83とインデックス86とは別体である。突出部83a及びインデックス86の詳細について後述する。また、ダイヤルリング83の下側には、ケース胴81の内周よりも内側に、プラスチックなどの非導電性材料で形成された地板38が設けられている。
これらの地板38及びダイヤルリング83と、外装ケース80の内周とによって、ドーナツ状の収納空間が区画されている。この収納空間には、環状のアンテナ体40が収納されている。したがって、アンテナ体40は、ベゼル82の内周よりも内側に収容され、その上方をダイヤルリング83で覆われている。アンテナ体40の表面には、図示しないアンテナ電極パターン(エレメント)がメッキなどで形成されている。アンテナ電極パターンはC形ループ状のループ状素子と、ループ状素子の径とほぼ同様の径とされており、ループ状素子とほぼ同心の関係を保ちながらループ状素子に対向して配置された円弧状の励振素子とを備えている。ループ状素子と励振素子は所定の間隔を持って平行に配置されており、両者は電磁的に結合される。励振素子の一端は下方へ折曲され、直立して配置されている給電ピン44と接触するように構成されている。給電ピン44は、基板25、シールド91、及び導通ばね24を介して、裏蓋85と電気的に接続されており、裏蓋85がケース胴81に固定されているので、ケース胴81にも電気的に接続されている。これによりアンテナ体40のアンテナ電極パターンには、所定の電位が供給されている。
図3に示すように、アンテナ体40の内周よりも内側には、光透過性の文字板11、文字板11及び地板38を貫通する指針軸12、ならびに指針軸12を中心に周回して現在時刻を指し示す複数の指針13(秒針13a、分針13b、及び時針13c)が設けられている。
指針軸12は、外装ケース80の中心軸線に沿って表裏方向に延在している。文字板11は、円形の板材であり、プラスチックなどの光透過性の非導電性材料で形成されている。図3に示すように、文字板11は、カバーガラス84及び地板38の間に配置されている。文字板11の中央部には、指針軸12が貫通する穴が形成されている。指針13は、アンテナ体40の内周よりも内側で、且つ、カバーガラス84及び文字板11の間に配置されている。
地板38の下側(裏面側)には、指針軸12を回転させて複数の指針13を駆動する駆動機構(駆動部)30が取り付けられている。駆動機構30は、ステップモーターMと歯車等の輪列とを有し、当該ステップモーターMが当該輪列を介して指針軸12を回転させることにより、複数の指針13を駆動する。具体的には、駆動機構30は、時針13cが指針軸12の周りを12時間で1周し、分針13bが60分で一周し、秒針13aが60秒で一周するように、指針軸12を回転させる。
また電子時計100は、外装ケース80の内側に、基板25を備える。基板25は、樹脂またはその他の誘電体を含む素材で形成され、駆動機構30の下側(つまり、駆動機構30及び裏蓋85の間)に配置されている。
基板25の下面(裏側の面)には、GPS受信部(無線受信部)26及び制御部70を含む回路ブロックが実装されている。GPS受信部26は、例えば、1チップのICモジュールで構成され、そこにはアナログ回路とデジタル回路とが含まれている。制御部70は、制御信号をGPS受信部26に送り、GPS受信部26の受信動作を制御するとともに、駆動機構30の動作を制御する。
基板25の上側には、金属またはその他の導電性材料から形成された給電ピン44が設けられている。給電ピン44は、スプリングを内蔵し、図示しないグランド板90に開口された挿通孔を貫通してアンテナ体40の給電部に接触し、地板38に開口された挿通孔38b(図4参照)を貫通して基板25と接触する。したがって、アンテナ体40の給電部は、給電ピン44を介して基板25(厳密には、基板25上に設けられた配線)に電気的に接続され、基板25から所定の電位がアンテナ体40に供給されている。
GPS受信部26及び制御部70を含む回路ブロックは、導電性材料により形成されたシールド91により覆われている。シールド91は、回路押え39、裏蓋85、及びケース胴81を介して、グランド板90と電気的に接続されている。また、シールド91には、回路ブロックのグランド電位が供給されている。すなわち、シールド91、裏蓋85、ケース胴81、及びグランド板90の電位は、回路ブロックのグランド電位に保たれており、グランドプレーンとして機能している。
駆動機構30と地板38との間には、耐磁板S1及びS2が設けられ、駆動機構30と基板25との間には、耐磁板S3が設けられている。以下では、耐磁板S1及びS2を第1耐磁板と総称し、耐磁板S3を第2耐磁板と総称する場合がある。これら耐磁板S1〜S3は、純鉄等の高い透磁率を有する導電性材料から形成される。
電子時計100の外部に、スピーカー等の強い磁界を発生させる物体が存在する場合、当該磁界の影響により、ステップモーターMが誤作動する可能性がある。また、電子時計100を構成する各種構成要素のうち、ケース胴81、裏蓋85等の金属は、磁化された場合に磁界を発生させる。さらには、基板25に設けられた回路ブロックも、磁界を発生させることがある。
本実施形態では、高い透磁率を有する材料から形成される耐磁板S1〜S3により、ステップモーターMを覆うことにより、駆動機構30を磁気的にシールドし、上述した各種磁界に起因してステップモーターMが誤作動することを防止している。
また電子時計100は、外装ケース80の内側に、リチウムイオン電池などの円柱形状の二次電池27、当該二次電池27を収納するための電池収納部28、及び光発電を行うソーラーパネル87を備える。
ソーラーパネル87は、光エネルギーを電気エネルギー(電力)に変換する複数のソーラーセル(光発電素子)を直列接続した円形の平板である。ソーラーパネル87は、アンテナ体40の内周よりも内側で、地板38と文字板11との間に配置されている。ソーラーパネル87の中央部には、指針軸12が貫通する穴が形成されている。
二次電池27は、ソーラーパネル87が発電した電力で充電される。この二次電池27を収納するための電池収納部28は、基板25の下側(つまり、基板25及び裏蓋85の間)に配置されている。
外装ケース80の外側には、竜頭16と、操作ボタン17及び18とが設けられる(図2参照)。電子時計100の利用者が、竜頭16を操作することで生じる竜頭16の動きは、外装ケース80を貫通する巻真16aを介して、駆動機構30に伝達される。また、電子時計100の利用者が、操作ボタン17(または18)を押下することで生じる操作ボタン17(または18)の動きは、外装ケース80を貫通する図示しないボタン軸を介して、図示しないスイッチに伝達される。そして、当該スイッチは、操作ボタン17(または18)からの圧力を電気的な信号に変換して、制御部70に伝達する。
以下では、これら、竜頭16、巻真16a、操作ボタン17及び18、並びに、ボタン軸を、操作部と総称する場合がある。
B:アンテナ内蔵式電子時計の回路構成
図5は、電子時計100の回路構成を示すブロック図である。図5に示すように、電子時計100は、GPS受信部26及び制御表示部36を含む。GPS受信部26は、衛星信号の受信、GPS衛星20の捕捉、位置情報の生成、時刻修正情報の生成等の処理を行う。制御表示部36は、内部時刻情報の保持及び内部時刻情報の修正等の処理を行う。
ソーラーパネル87は、充電制御回路29を通じて二次電池27を充電する。電子時計100はレギュレータ34及び35を備え、二次電池27は、レギュレータ34を介して制御表示部36に、レギュレータ35を介してGPS受信部26に駆動電力を供給する。また電子時計100は、二次電池27の電圧を検出する電圧検出回路37を備える。なお、レギュレータ35に代えて、例えば、RF部50(詳細は後述)に駆動電力を供給するレギュレータ35−1と、ベースバンド部60(詳細は後述)に駆動電力を供給するレギュレータ35−2(ともに図示せず)とに分けて設けてもよい。レギュレータ35−1は、RF部50の内部に設けてもよい。
また電子時計100は、アンテナ体40、及びSAW(Surface Acoustic Wave:表面弾性波)フィルタ32を含む。アンテナ体40は、図1に関連して説明したように、複数のGPS衛星20からの衛星信号を受信する。ただし、アンテナ体40は衛星信号以外の不要な電波も若干受信してしまうため、SAWフィルタ32は、アンテナ体40が受信した信号から衛星信号を抽出する処理を行う。すなわち、SAWフィルタ32は、1.5GHz帯の信号を通過させるバンドパスフィルタとして構成される。
また、GPS受信部26は、RF(Radio Frequency:無線周波数)部50とベースバンド部60を含む。以下に説明するように、GPS受信部26は、SAWフィルタ32が抽出した1.5GHz帯の衛星信号から航法メッセージに含まれる軌道情報やGPS時刻情報等の衛星情報を取得する処理を行う。
RF部50は、LNA(Low Noise Amplifier)51、ミキサ52、VCO(Voltage Controlled Oscillator)53、PLL(Phase Locked Loop)回路54、IFアンプ55、IF(Intermediate Frequency:中間周波数)フィルタ56、ADC(A/D変換器)57等を含む。
SAWフィルタ32が抽出した衛星信号は、LNA51で増幅される。LNA51で増幅された衛星信号は、ミキサ52でVCO53が出力するクロック信号とミキシングされて中間周波数帯の信号にダウンコンバートされる。PLL回路54は、VCO53の出力クロック信号を分周したクロック信号と基準クロック信号を位相比較してVCO53の出力クロック信号を基準クロック信号に同期させる。その結果、VCO53は基準クロック信号の周波数精度の安定したクロック信号を出力することができる。なお、中間周波数として、例えば、数MHzを選択することができる。
ミキサ52でミキシングされた信号は、IFアンプ55で増幅される。ここで、ミキサ52でのミキシングにより、中間周波数帯の信号とともに数GHzの高周波信号も生成される。そのため、IFアンプ55は、中間周波数帯の信号とともに数GHzの高周波信号も増幅する。IFフィルタ56は、中間周波数帯の信号を通過させるとともに、この数GHzの高周波信号を除去する(正確には、所定のレベル以下に減衰させる)。IFフィルタ56を通過した中間周波数帯の信号はADC(A/D変換器)57でデジタル信号に変換される。
ベースバンド部60は、DSP(Digital Signal Processor)61、CPU(Central Processing Unit)62、SRAM(Static Random Access Memory)63、RTC(リアルタイムクロック)64を含む。また、ベースバンド部60には、温度補償回路付き水晶発振回路(TCXO:Temperature Compensated Crystal Oscillator)65やフラッシュメモリ66等が接続されている。
温度補償回路付き水晶発振回路(TCXO)65は、温度に関係なくほぼ一定の周波数の基準クロック信号を生成する。フラッシュメモリ66には、例えば時差情報が記憶されている。時差情報は、時差データ(座標値(例えば、緯度及び経度)に関連づけられたUTCに対する補正量等)が定義された情報である。
ベースバンド部60は、時刻情報取得モード又は位置情報取得モードに設定されると、RF部50のADC57が変換したデジタル信号(中間周波数帯の信号)からベースバンド信号を復調する処理を行う。
また、ベースバンド部60は、時刻情報取得モード又は位置情報取得モードに設定されると、後述する衛星検索工程において、各C/Aコードと同一のパターンのローカルコードを発生し、ベースバンド信号に含まれる各C/Aコードとローカルコードの相関をとる処理を行う。そして、ベースバンド部60は、各ローカルコードに対する相関値がピークになるようにローカルコードの発生タイミングを調整し、相関値が閾値以上となる場合にはそのローカルコードのGPS衛星20に同期(すなわち、GPS衛星20を捕捉)したものと判断する。ここで、GPSシステムでは、すべてのGPS衛星20が異なるC/Aコードを用いて同一周波数の衛星信号を送信するCDMA(Code Division Multiple Access)方式を採用している。したがって、受信した衛星信号に含まれるC/Aコードを判別することで、捕捉可能なGPS衛星20を検索することができる。
また、ベースバンド部60は、時刻情報取得モード又は位置情報取得モードにおいて、捕捉したGPS衛星20の衛星情報を取得するために、当該GPS衛星20のC/Aコードと同一のパターンのローカルコードとベースバンド信号をミキシングする処理を行う。ミキシングされた信号には、捕捉したGPS衛星20の衛星情報を含む航法メッセージが復調される。そして、ベースバンド部60は、航法メッセージの各サブフレームのTLMワード(プリアンブルデータ)を検出し、各サブフレームに含まれる軌道情報やGPS時刻情報等の衛星情報を取得する(例えばSRAM63に記憶する)処理を行う。ここで、GPS時刻情報は、週番号データ(WN)及びZカウントデータであるが、以前に週番号データが取得されている場合にはZカウントデータのみであってもよい。そして、ベースバンド部60は、衛星情報に基づいて、内部時刻情報を修正するために必要な時刻修正情報を生成する。
時刻情報取得モードの場合、より具体的には、ベースバンド部60は、GPS時刻情報に基づいて測時計算を行い、時刻修正情報を生成する。時刻情報取得モードにおける時刻修正情報は、例えば、GPS時刻情報そのものであってもよいし、GPS時刻情報と内部時刻情報との時間差の情報であってもよい。
一方、位置情報取得モードの場合、より具体的には、ベースバンド部60は、GPS時刻情報や軌道情報に基づいて測位計算を行い、位置情報(より具体的には、受信時に電子時計100が位置する場所の緯度及び経度)を取得する。さらに、ベースバンド部60は、フラッシュメモリ66に記憶されている時差情報を参照し、位置情報により特定される電子時計100の座標値(例えば、緯度及び経度)に関連づけられた時差データを取得する。このようにして、ベースバンド部60は、時刻修正情報として衛星時刻データ(GPS時刻情報)及び時差データを生成する。位置情報取得モードにおける時刻修正情報は、上記の通り、GPS時刻情報と時差データそのものであってもよいが、例えば、GPS時刻情報の代わりに内部時刻情報とGPS時刻情報の時間差のデータであってもよい。
なお、ベースバンド部60は、1つのGPS衛星20の衛星情報から時刻修正情報を生成してもよいし、複数のGPS衛星20の衛星情報から時刻修正情報を生成してもよい。
また、ベースバンド部60の動作は、温度補償回路付き水晶発振回路(TCXO)65が出力する基準クロック信号に同期する。RTC64は、衛星信号を処理するためのタイミングを生成するものである。このRTC64は、TCXO65から出力される基準クロック信号でカウントアップされる。
制御表示部36は、制御部70、駆動回路74及び水晶振動子73を含む。
制御部70は、記憶部71およびRTC(Real Time Clock)72を備え、各種制御を行う。制御部70は、例えばCPUで構成することが可能である。制御部70は、制御信号をGPS受信部26に送り、GPS受信部26の受信動作を制御する。また制御部70は、電圧検出回路37の検出結果に基づいて、レギュレータ34及びレギュレータ35の動作を制御する。また制御部70は、駆動回路74を介してすべての指針13の駆動を制御する。
記憶部71には受信データが記憶されている。制御部70はその受信データに基づいて内部時刻情報を修正する。内部時刻情報は、電子時計100で計時される時刻の情報であり、常時駆動されているRTC72でカウントされており、水晶振動子73によって生成される基準クロック信号によって更新される。したがって、GPS受信部26への電力供給が停止されていても、内部時刻情報を更新して指針の運針を継続することができるようになっている。
制御部70は、時刻情報取得モードに設定されると、GPS受信部26の動作を制御し、GPS時刻情報に基づいて内部時刻情報を修正して記憶部71に記憶する。より具体的には、内部時刻情報は、取得したGPS時刻情報にUTCオフセットを加算することで求められるUTC(協定世界時)に修正される。また、制御部70は、位置情報取得モードに設定されると、GPS受信部26の動作を制御し、衛星時刻データ(GPS時刻情報)及び時差データに基づいて、内部時刻情報を修正して記憶部71に記憶する。
C:ダイヤルリングの突出部及び指標部材の詳細
図6は本実施形態のダイヤルリング83の一部を示す破断斜視図である。図6に示すように、本実施形態のダイヤルリング83は、ダイヤルリング83の半径方向に延びて形成された突出部83aを備えている。半径方向とはダイヤルリング83の中心からダイヤルリングに向かう(または、ダイヤルリング83からダイヤルリング83の中心に向かう)方向をいう。突出部83aは半径方向の内側(ダイヤルリング83の中心)に延びて形成されている。突出部83aには、文字板11に平行な平面部83bが形成されており、平面部83bには2つの第1孔部83cが形成されている。ダイヤルリング83には、このような突出部83aが、図8に示すように1時から12時までの位置にそれぞれ設けられている。図8はダイヤルリング83を示す斜視図である。
前記突出部83aには、図9に示すような形状のインデックス86が取り付けられる。インデックス86は先端部が傾斜しているが、その他の胴体部分は一定の厚みで形成されている。図9は突出部83aの平面部83bと接触する面が図9において上方になる向きのインデックス86を示す斜視図である。図9に示すように、インデックス86には、突出部83aの2つの第1孔部83cと嵌め合わされる2つの凸部86aが設けられている。本実施形態では、図7及び図10に示すように、インデックス86の凸部86aと、突出部83aの第1孔部83cとを嵌め合わすようにして、インデックス86を突出部83aに取り付け、仮り止めする。突出部83aの平面部83bを表側とすると、その裏側の面には、図11に示すように第2孔部83dが形成されている。第2孔部83dは、図6に示すように、第1孔部83cと連通して形成されている。本実施形態においては、第2孔部83d側から接着剤を注入(塗布)し、インデックス86の凸部86aを、突出部83aの第1孔部83cに接着させることで固定させている。したがって、接着剤が見えないため、美観を損なうことがない。
図12は本実施形態のインデックス86を突出部83aに固着させたダイヤルリング83の平面図である。図12に示すように、本実施形態のインデックス86は、突出部83aに対応して1時から12時までの位置に取り付けられる。インデックス86は、3種類の大きさを有しており、2時、4時、6時、及び10時の位置のインデックス86が最も小さい。また、1時、3時、5時、7時、8時、9時、及び11時の位置のインデックス86は中間の大きさで、12時の位置のインデックス86が最も大きくなっている。
インデックス86は、ダイヤルリング83の半径方向の長さ、及びダイヤルリング83の周方向の幅が、突出部83aよりも大きく形成されおり、図12に示すように、平面視では突出部83aはインデックス86に隠れて見えないようになっている。したがって、美観を損なうことがない。また、ダイヤルリング83の半径方向において、インデックス86の外周側の端部は、ダイヤルリング83の最内周よりも、図12示すように長さLだけダイヤルリング83の外周側に位置している。したがって、文字板11にインデックス86を取り付ける場合に比べて、文字板11の見切りを広くすることができる。
また、図1に示すように、インデックス86は、アンテナ体40と平面視において重ならない位置に配置されているので、アンテナ体40の受信感度を低下させることがない。
以上のように本実施形態によれば、インデックスをダイヤルリングとは別部材の金属で形成したので、デザイン性を高めることができる。また、インデックスはダイヤルリングに取り付けるようにしたので、文字板の見切りを広くすることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図13乃至図18を参照しつつ説明する。本実施形態は、突出部83aの平面部83bを表側とした場合に、その裏側の面に形成された第2孔部が一つの長孔部として形成されている例である。図13に示すように、本実施形態においては、突出部83aの第1孔部83cと連通する第2孔部83eが、一つの長孔部として形成されている。
突出部83aの2つの第1孔部83cに、図14乃至図16に示すようにインデックス86の2つの凸部86aを嵌め合わせるように取り付けると、第1孔部83cと凸部86aの嵌め合わせ部に対して、第2孔部83eの大きさが非常に大きくなっている。したがって、図17に示すように第2孔部83eを上側に向け、第2孔部83eに接着剤を注入すると、第2孔部83e内の空気が抜けやすく、第2孔部83eの底面まで接着剤を注入することが容易となる。また、第2孔部83eが接着剤溜まりとなり、接着度が高まり、強度を向上させることができる。
また、本実施形態においては、図18に示すように、凸部86aの長さL2は、インデックス86を取り付けた際に、第2孔部83eから突出する長さL1が、第2孔部83eの深さL3の1/2以上、好ましくは2/3以上となるように構成されている。このように構成することにより、接着剤で固定できる範囲が増え、強度を増すことができる。なお、この構成は第1実施形態にも応用可能である。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について図19を参照しつつ説明する。本実施形態は、外部から送信される無線電波を受信して、時刻修正等の処理を実行する電波時計に本発明のインデックスを取り付けたダイヤルリングを適用した例である。
このような無線電波には、例えば標準電波基地局から送信される長波標準電波等がある。本実施形態の電波時計101におけるアンテナ体41は、図19に示すように、磁性体コア(アンテナコア)43にコイル42を巻いて構成されており、必要に応じて、耐食性に優れるカチオン電着塗装等で絶縁を施したものである。磁性体コア43は、例えば、磁性箔材としてのコバルト系のアモルファス金属箔を型で打ち抜くか、エッチングで成形したものを10〜30枚程度接着して重ね合わせ、焼鈍等の熱処理を行って磁気特性を安定化させたものである。本実施形態の磁性体コア43は、コイル42が巻かれる中央部が直線状に形成され、かつ、両端部が湾曲された平面形状のアモルファス箔を、同様の平面形状とされた図示しないアンテナ枠内に配置して時計の厚み方向に積層して構成されている。
このようなアンテナ体41は、時計の中心に対して9時方向に配置されている。本実施形態においても、インデックス86は、平面視でアンテナ体41と重ならない位置に配置されており、アンテナ体41の受信感度を低下させることがない。
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば次に述べるような各種の変形が可能である。また、次に述べる変形の態様は、任意に選択された一または複数を、適宜に組み合わせることもできる。
(変形例1)
上述した実施形態においては、ダイヤルリング83を樹脂で形成し、インデックス86を金属で形成した例について説明した。しかしながら、本発明はこのような例に限定されるものではなく、例えば、ダイヤルリング83を金属等で形成し、インデックス86を樹脂やガラス、貴石等で形成するようにしてもよい。また、樹脂で形成されたインデックス86を金属でメッキすることにより、高級感が得られるようにしてもよい。
(変形例2)
上述した実施形態においては、突出部83aの平面部83bを文字板11と平行な面となるように形成した例について説明した。しかしながら、本発明はこのような例に限定されるものではなく、例えば、平面部83bを文字板11に対して傾斜するように構成してもよい。また、上述した実施形態においては、インデックス86の厚みを一定にする例について説明した。しかしながら、本発明はこのような例に限定されるものではなく、例えば、平面部83bにインデックス86を取り付けた際に、インデックス86の表面が傾斜を有するように、厚みを変化させてもよい。
(変形例3)
上述した実施形態においては、本発明をアンテナ内蔵式の電子時計または電波時計に適用した例について説明した。しかしながら、本発明はこのような例に限定されるものではなく、例えば、アンテナを備えていない時計にも適用可能である。
100……アンテナ内蔵式電子時計、101……電波時計、11……文字板(時刻表示部分)、12……指針軸、13(13a,13b,13c)……指針、16……竜頭、16a……巻真、26……GPS受信部、27……二次電池、28……電池収納部、30……駆動機構、38……地板、40,41……アンテナ体、44……給電ピン、70……制御部、80……外装ケース、81……ケース胴、82……ベゼル、83……ダイヤルリング、83a……突出部、83b……平面部、83c……穴部、83d……大穴部、83e……大穴部、84……カバーガラス、85……裏蓋、87……ソーラーパネル。

Claims (11)

  1. 文字板と、
    前記文字板の外周に配置された環状部材と、
    前記環状部材に固定された指標部材と、
    を有し、
    前記環状部材は、当該環状部材の半径方向における内側に向かって突出した突出部を有し、
    前記指標部材は、凸部を有し、前記突出部に配置され、
    前記突出部は、前記凸部に対応する位置に第1孔部を有し、
    前記第1孔部に前記凸部を嵌め合わせ、前記凸部を前記第1孔部に接着剤により固定させる、
    ことを特徴とする時計。
  2. 前記環状部材は樹脂によって形成され、
    前記指標部材は金属によって形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の時計。
  3. 前記指標部材の前記半径方向における外側端部は、前記環状部材の前記半径方向における内側端部よりも、前記半径方向における外側に位置している、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の時計。
  4. 前記指標部材は、前記環状部材に接着剤により固定される、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の時計。
  5. 前記突出部は、前記第1孔部が形成された側の裏側に、前記第1孔部と連通する第2孔部を有し、前記接着剤は前記第2孔部側から塗布される、
    ことを特徴とする請求項に記載の時計。
  6. 前記凸部及び前記第1孔部は複数であり、
    前記第2孔部は前記複数の第1孔部と連通する一つの長孔部である、
    ことを特徴とする請求項に記載の時計。
  7. 前記突出部は、前記環状部材の前記半径方向おける長さ、及び、前記環状部材の周方向における幅が、前記指標部材の前記半径方向おける長さ、及び、前記周方向における幅よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の時計。
  8. 前記凸部が前記第1孔部または前記第2孔部に固定されたとき、前記第1孔部または前記第2孔部内に突出する前記凸部の長さが前記第1孔部または前記第2孔部の深さの1/2以上である
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の時計。
  9. 前記突出部は前記文字板に平行な部分を有し、
    前記平行な部分に前記指標部材が配置される、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の時計。
  10. 前記指標部材は、厚みが一定である、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の時計。
  11. 前記指標部材と平面視で重ならない位置に配置され、電波を受信するアンテナを有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の時計。
JP2014008440A 2014-01-21 2014-01-21 時計 Active JP6323023B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014008440A JP6323023B2 (ja) 2014-01-21 2014-01-21 時計
US14/591,234 US9329574B2 (en) 2014-01-21 2015-01-07 Timepiece with indexed annular member around dial
EP15151608.5A EP2897004B8 (en) 2014-01-21 2015-01-19 Timepiece
CN201510025476.5A CN104793476B (zh) 2014-01-21 2015-01-19 钟表

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014008440A JP6323023B2 (ja) 2014-01-21 2014-01-21 時計

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018076330A Division JP6540853B2 (ja) 2018-04-11 2018-04-11 時計

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015137884A JP2015137884A (ja) 2015-07-30
JP2015137884A5 JP2015137884A5 (ja) 2017-02-16
JP6323023B2 true JP6323023B2 (ja) 2018-05-16

Family

ID=52347237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014008440A Active JP6323023B2 (ja) 2014-01-21 2014-01-21 時計

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9329574B2 (ja)
EP (1) EP2897004B8 (ja)
JP (1) JP6323023B2 (ja)
CN (1) CN104793476B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD763718S1 (en) * 2011-04-21 2016-08-16 Albert Gad Watch bezel
USD769736S1 (en) * 2014-12-19 2016-10-25 Lvmh Swiss Manufactures Sa Watch case
USD800578S1 (en) * 2015-03-16 2017-10-24 Lvmh Swiss Manufactures Sa Watch case with dial
USD807201S1 (en) * 2015-11-13 2018-01-09 Casio Keisanki Kabushiki Kaisha Wrist watch
USD821906S1 (en) * 2016-01-15 2018-07-03 Parmigiani Fleurier SA Watch dial
USD807202S1 (en) * 2016-08-01 2018-01-09 Casio Keisanki Kabushiki Kaisha Wrist watch
USD822509S1 (en) * 2016-12-06 2018-07-10 Omega Ltd Watchcase
USD812508S1 (en) * 2017-03-17 2018-03-13 Citizen Watch Co., Ltd. Dial trim ring for watches
JP7021505B2 (ja) * 2017-11-08 2022-02-17 セイコーエプソン株式会社 電子機器
JP1626693S (ja) * 2017-11-08 2019-03-18
JP1623534S (ja) * 2017-12-20 2019-02-04
USD868597S1 (en) * 2018-01-12 2019-12-03 Lvmh Swiss Manufactures Sa Watch case with dial
JP7073833B2 (ja) * 2018-03-23 2022-05-24 セイコーエプソン株式会社 電子時計
JP7238460B2 (ja) 2019-02-25 2023-03-14 セイコーエプソン株式会社 電子時計

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US584923A (en) * 1895-08-10 1897-06-22 Clock-case
CH316830A (fr) 1954-09-03 1956-10-31 Graber Samuel Montre
US3528240A (en) * 1968-06-07 1970-09-15 Julius Kupchick Watchcase with integral numerals
CN1032394C (zh) * 1988-03-31 1996-07-24 横河电机株式会社 图形显示系统
CN2075354U (zh) * 1990-09-16 1991-04-17 江苏省丹徒县钟表元件厂 分离式夜光字块和装饰块
US5793710A (en) * 1996-06-21 1998-08-11 North River Consulting, Inc. Horologe with removable and interchangeable face
DE69714701T2 (de) * 1997-04-14 2003-05-28 Asulab Sa Zifferblatt im Form einer Solarzelle, insbesondere für eine Uhr
CH691711A5 (fr) * 1997-06-11 2001-09-14 Asulab Sa Montre avec lecture et réglage tactiles des fonctions horométriques.
JP3835013B2 (ja) * 1998-09-08 2006-10-18 カシオ計算機株式会社 指針式時計
EP1035453B1 (fr) * 1999-03-05 2004-06-02 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Cadran comportant des brillants, appliques ou autres éléments rapportés et procédé de fixation de ces éléments sur un tel cadran
JP2000275360A (ja) 1999-03-25 2000-10-06 Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd 表示板の表示部品取付構造
JP3800941B2 (ja) 2000-09-26 2006-07-26 カシオ計算機株式会社 電子腕時計
JP2005164273A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Seiko Instruments Inc 電波時計
JP2006214734A (ja) 2005-02-01 2006-08-17 Citizen Seimitsu Co Ltd 指標リングを備えた表示板
WO2006133810A1 (fr) * 2005-06-14 2006-12-21 Comadur S.A. Piece technique ou decorative associant un materiau transparent et un materiau amorphe a base de silice et son procede de fabrication
JP2008275522A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Seiko Epson Corp 時計用文字板および時計
JP2009063490A (ja) 2007-09-07 2009-03-26 Casio Comput Co Ltd 植字付き文字板及び植字部材の固定構造
JP5304156B2 (ja) * 2008-02-07 2013-10-02 セイコーエプソン株式会社 アンテナ内蔵式電子時計
CH702836B1 (fr) * 2008-06-23 2011-09-30 Omega Sa Pièce décorative réalisée par incrustation et pièce d'horlogerie comprenant une telle pièce.
JP4645732B2 (ja) * 2008-12-10 2011-03-09 カシオ計算機株式会社 アンテナ装置、受信装置および電波時計
EP2290478A1 (fr) * 2009-09-01 2011-03-02 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Elément d'habillage pour une montre-bracelet
EP2365404A1 (fr) * 2010-03-12 2011-09-14 The Swatch Group Research and Development Ltd. Cadran au moins partiellement émaillé en relief
JP5598257B2 (ja) * 2010-10-28 2014-10-01 カシオ計算機株式会社 電子機器
JP6136380B2 (ja) * 2013-03-07 2017-05-31 セイコーエプソン株式会社 電子時計

Also Published As

Publication number Publication date
US20150205263A1 (en) 2015-07-23
EP2897004B8 (en) 2017-08-23
EP2897004B1 (en) 2017-07-12
EP2897004A3 (en) 2016-02-24
JP2015137884A (ja) 2015-07-30
CN104793476B (zh) 2019-10-22
US9329574B2 (en) 2016-05-03
EP2897004A2 (en) 2015-07-22
CN104793476A (zh) 2015-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6323023B2 (ja) 時計
JP6331430B2 (ja) 電子時計
JP6179123B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
EP2565737B1 (en) Electronic timepiece with internal antenna
JP5994523B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6094114B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6036084B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6031913B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6540853B2 (ja) 時計
JP6265237B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6028490B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6323532B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6040667B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP6056320B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP2018084494A (ja) 電子時計
JP2019174480A (ja) 時計
JP5998794B2 (ja) アンテナ内蔵式電子時計
JP2015143665A (ja) 時計

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170106

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6323023

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150