JP7073833B2 - 電子時計 - Google Patents

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Description

本発明は、電子時計に関し、特に太陽電池を有する電子時計に関する。
太陽電池と電波受信用のアンテナとを有する電子時計が知られている(特許文献1)。
特許文献1の電子時計では、位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する平面アンテナと、指針を駆動する複数のモーターと、二次電池とが平面視で重ならないように配置することで、電子時計を薄型化していた。
この電子時計では、太陽電池パネルは、文字板と地板との間に配置されるが、太陽電池パネルで発電した電力を二次電池に供給するため、太陽電池パネルと、充電制御回路が設けられた回路基板とを導通する必要がある。この際、太陽電池パネルと、回路基板とは、地板を挟んで離れて配置されており、かつ、電子時計の組立時に太陽電池パネルと回路基板とを容易に導通させるため、太陽電池コイルバネを用いて導通させていた。
特開2016-109522号公報
しかしながら、太陽電池コイルバネは、太陽電池パネルから回路基板までの高さ寸法が必要であり、平面アンテナ、モーター、二次電池とは平面位置が異なる場所に配置する必要がある。さらに、太陽電池コイルバネは、金属製であり、電流も流れるため、平面アンテナの受信性能に影響を与える可能性がある。また、太陽電池コイルバネは、太陽電池パネルに圧接し、太陽電池パネルを変形させる可能性がある。
本発明の目的は、薄型化でき、受信性能の低下や太陽電池パネルの変形も抑制できる電子時計を提供することにある。
本発明の電子時計は、文字板と、前記文字板の裏面側に配置される太陽電池と、回路基板と、前記太陽電池と前記回路基板とを接続する第一の導電部材および第二の導電部材と、前記文字板の裏面側に配置される平面アンテナと、複数のモーターと、前記太陽電池によって充電される二次電池と、を有し、前記文字板に垂直な方向から見た平面視において、前記モーター、前記二次電池、前記平面アンテナは、重ならないように配置され、前記平面視において、前記文字板の平面中心位置を通る仮想直線で前記文字板の平面領域を2つの領域に分けた際に、一方の領域に前記平面アンテナが配置され、他方の領域に前記第一の導電部材および前記第二の導電部材が配置され、前記第一の導電部材および前記第二の導電部材は、間隔を有して配置されることを特徴とする。
本発明によれば、電子時計の平面視において、モーターと、二次電池と、平面アンテナとを互いに重ならないように配置したので、電子時計を薄型化できる。また、文字板の平面領域を2つの領域に分けた際に、一方の領域に平面アンテナを配置し、他方の領域に、導電部材を配置したので、平面アンテナに対して金属製である導電部材を離して配置できる。このため、導電部材による平面アンテナへの影響を少なくでき、受信性能の低下を抑制できる。
さらに、第一の導電部材と、第二の導電部材とは、間隔をあけて配置しているので、各導電部材が隣接して配置される場合に比べて、平面アンテナに対する影響を分散でき、平面アンテナの特性のバラツキを減少でき、全方向から受信をし易くできる。
その上、各導電部材は間隔をあけて配置しているので、導電部材をコイルバネで構成した場合に、コイルバネから太陽電池に加わる負荷を分散でき、太陽電池の変形等を抑制できる。
本発明の電子時計では、前記平面視において、前記二次電池は、前記平面アンテナが配置される領域とは異なる領域に配置されることが好ましい。
本発明によれば、平面アンテナに対して金属製の二次電池を離して配置でき、二次電池による平面アンテナへの影響を少なくでき、受信性能の低下をさらに防止できる。
本発明の電子時計では、前記平面視において、前記文字板の平面中心位置を通り、互いに直交する第一仮想直線および第二仮想直線で、前記文字板の平面領域を第一から第四までの4つの領域に分けた際に、前記平面アンテナは、隣接する第一領域および第二領域に跨がって配置され、前記第一の導電部材は第三領域に配置され、前記第二の導電部材は第四領域に配置されることが好ましい。
本発明によれば、平面アンテナに対して各導電部材を離して配置でき、各導電部材同士も離して配置できる。したがって、平面アンテナの受信性能の低下を防止でき、太陽電池への負荷を分散できる。
本発明の電子時計において、前記平面アンテナは、前記平面視において、前記第一領域に配置された給電部を備え、前記平面アンテナ用の受信ICは、前記平面視において、前記第一領域に配置されることが好ましい。
本発明によれば、平面アンテナの給電部と、受信アンテナ用の受信ICとを、同じ第一領域に配置できるので、給電部と受信ICとを接続する配線を短くでき、ノイズの影響を減少できる。特に、給電部と受信ICとが同じ領域に配置されているので、配線を直線状に配置することも容易になり、ノイズの影響を最小限にできる。
本発明の電子時計において、前記平面アンテナは、パッチアンテナであることが好ましい。
パッチアンテナは、平板型のアンテナであり、単一の指向性を持ち、指向性が狭いことで知られているが、パッチアンテナが実装される回路基板は、グランド板の機能を有するので、外部から入射する無線電波を回路基板上で反射させてアンテナに導くことができる。そのため、アンテナは、アンテナに直接的に入射する無線電波のみならず、回路基板で反射されて間接的に入射する無線電波も受信できる。従って、パッチアンテナを用いれば、アンテナの受信性能をより向上できる。
本発明の電子時計において、前記太陽電池は、直列に接続された8つ以上のセルを備えることが好ましい。
8個のソーラーセルを直列に接続すれば、約4.8V以上の起電圧が得られる。したがって、起電圧が大きなリチウムイオン二次電池を充電でき、平面アンテナや受信ICを備えるGPS受信装置(GPSモジュール)などの消費電流の大きなデバイスを内蔵できる。
本発明の電子時計では、前記平面視において、前記文字板の外周および前記太陽電池の外周を覆う見切り部材を備え、前記平面視において、前記第一の導電部材および前記第二の導電部材は、前記見切り部材と重なる位置に配置されることが好ましい。
太陽電池パネルの電極端子は、導通部材が裏側に配置されるため、他の箇所に比べて黒く目立ってしまう場合がある。この場合でも、見切り部材で電極端子部分を隠すことができるため、高品位の電子時計を容易に実現できる。
本発明の第1実施形態に係る電子時計を示す概略図。 前記電子時計の表面側を示す正面図。 前記電子時計の断面図。 前記電子時計のムーブメントの要部を示す平面図。 前記電子時計のムーブメントの要部を示す分解斜視図。 前記電子時計の太陽電池を示す平面図。 前記電子時計のムーブメントの要部を示す分解斜視図。 太陽電池と回路基板との導通構造を示す図。 前記電子時計内に組み込まれる平面アンテナを示す斜視図。 本発明の変形例の電子時計の断面図。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る第1実施形態の電子時計1を図面に基づいて説明する。本実施形態では、電子時計1のカバーガラス31側を表面側(上側)とし、裏蓋12側を裏面側(下側)として説明する。
本実施形態の電子時計1は、後述するように、地球の上空を所定の軌道で周回している複数のGPS衛星や準天頂衛星などの位置情報衛星Sからの衛星信号を受信して衛星時刻情報を取得し、内部時刻情報を修正できるように構成されている。さらに、電子時計1は、衛星信号の受信処理として、ユーザーがボタンを操作することで受信を開始する手動受信機能に加えて、所定の条件に該当した際に自動的に受信を開始する自動受信機能を備えている。
電子時計1は、図1~3に示すように、文字板2、ムーブメント20、平面アンテナ40、二次電池24等を収容する外装ケース10を備える。また、電子時計1は、外部操作用のリューズ6と、4つのボタン7A、7B、7C、7Dと、外装ケース10に接続されるバンドとを備える。バンドは、外装ケース10の12時側に接続される第1バンド15と、6時側に接続される第2バンド16と、図示略の中留とを備える。第1バンド15、第2バンド16は、外装ケース10に取り付けられるチタン等の金属製のエンドピースと、複数の駒とを備えるメタルバンドである。なお、バンドとしては、メタルバンドに限らず、レザーバンドや樹脂バンドなどでもよい。
文字板2は、ポリカーボネートなどの非導電性部材にて円板状に形成されている。文字板2の平面中心には、指針軸3Aが配置され、この指針軸3Aには指針3(秒針3B、分針3C、時針3D)が取り付けられている。
文字板2は、3つの小窓(サブダイヤル)を有する。すなわち、図2に示すように、文字板2の指針軸3Aが設けられた平面中心に対して、2時方向に円形の第1小窓770と指針771が設けられ、10時方向に円形の第2小窓780と指針781が設けられ、6時方向に円形の第3小窓790と指針791が設けられている。
また、文字板2の平面中心に対して、4時方向に矩形の日窓2Bが設けられている。図3にも示すように、文字板2の裏面側には日車5が配置され、日車5は日窓2Bから視認可能となっている。さらに、文字板2には、指針軸3Aが挿通される貫通孔2Cと、指針771、781、791の指針軸が挿通される貫通孔も形成されている。
本実施形態では、第1小窓770の指針771は、クロノグラフ分針であり、第2小窓780の指針781は、1/5クロノグラフ秒針である。第3小窓790の指針791は、モード針およびクロノグラフ時針を兼用している。指針791がモード針として用いられる場合は、夏時間の設定(DST:夏時間ON、○:夏時間OFF)と、二次電池24の残量を示すパワーインジケーターと、機内モードと、GPS時刻情報を受信し内部時刻を修正する測時モードと、GPS時刻情報と軌道情報とを受信して内部時刻とタイムゾーンとを修正する測位モードとの各モードの設定を表示する。
これらの秒針3B、分針3C、時針3D、指針771、781、791および日車5は、後述するステップモーターおよび輪列を介して駆動される。
[電子時計の外装構造]
図2および図3に示すように、電子時計1は、後述するムーブメント20等を収容する外装ケース10を備える。なお、図3は、文字板2の6時位置および12時位置を結ぶIII-III線に沿った断面図である。
外装ケース10は、ケース本体11と、裏蓋12と、カバーガラス31を備える。ケース本体11は、円筒状の胴111と、胴111の表面側に設けられたベゼル112とを備える。
ケース本体11の裏面側には、ケース本体11の裏面側の開口を塞ぐ円板状の裏蓋12が設けられている。裏蓋12は、ケース本体11の胴111にねじ構造により接続される。なお、本実施形態では、胴111と裏蓋12とは、別体で構成されているが、これに限らず、胴111および裏蓋12が一体化されたワンピースケースでもよい。
胴111、ベゼル112、裏蓋12には、SUS(ステンレス鋼)、チタン合金、アルミ、BS(真鍮)などの金属材料が利用される。
[電子時計の内部構造]
次に、電子時計1の外装ケース10に内蔵される内部構造について説明する。
図3に示すように、外装ケース10内には、文字板2の他、ムーブメント20、平面アンテナ(パッチアンテナ)40、日車5、ダイヤルリング32等が収容される。
ムーブメント20は、地板21、輪列受け(図示略)、地板21および輪列受けに支持される駆動体22、第1回路基板723、第2回路基板724、二次電池24、太陽電池パネル25、第1耐磁板91、第2耐磁板92を備える。
地板21は、プラスチック等の非導電性部材にて形成されている。地板21は、駆動体22を収容する駆動体収容部21Aと、日車5が配置される日車配置部21Bと、平面アンテナ40を収容するアンテナ収容部21Cとを備える。
駆動体収容部21Aおよびアンテナ収容部21Cは、地板21の裏面側に設けられている。アンテナ収容部21Cは、平面位置が文字板2の12時位置であるため、図2に示すように、平面アンテナ40は12時位置に配置されている。具体的には、平面アンテナ40は、指針3の指針軸3Aとケース本体11との間であり、かつ、文字板2の略11時位置から略1時位置の範囲に配置されている。すなわち、平面アンテナ40の中心位置は、外装ケース10の平面中心(文字板2の中心)に対して11時方向から1時方向までの60度の角度範囲内に配置されている。
駆動体22は、地板21の駆動体収容部21Aに収容され、秒針3B、分針3C、時針3D、指針771、781、791および日車5を駆動する。すなわち、駆動体22は、図4に示すように、秒針3Bを駆動する第1ステップモーター221および第1輪列221A(図3)と、分針3Cおよび時針3Dを駆動する第2ステップモーター222および第2輪列(図示略)と、指針791および日車5の駆動に兼用される第3ステップモーター223および第3輪列223A(図3)とを有する。第3輪列223Aは、日車5を回転する日回し車228(図5)を有する。
さらに、駆動体22は、指針771を駆動する第4ステップモーター224および第4輪列(図示略)と、指針781を駆動する第5ステップモーター225および第5輪列(図示略)とを有する。
ステップモーター221~225は、平面アンテナ40および二次電池24と平面的に重ならない領域に配置されている。指針771が取り付けられる指針軸4Bと、指針781が取り付けられる指針軸4Cと、指針791が取り付けられる指針軸4Dとは、それぞれ日車5の内周側に配置されている。
図4に示すように、ムーブメント20において、文字板2に垂直な方向から見た平面視において、文字板2の3時位置には、リューズ6に接続される巻真706が配置され、巻真706の周囲には、おしどり等の図示略のスイッチ機構(切換機構)が配置されている。
[耐磁板]
近年、スマートフォンなどの携帯端末用のケースに、高性能な磁石が多く使われるようになり、腕時計にも耐磁性が求められている。このため、外部磁界を迂回させて、ステップモーター221~225の誤動作を防止するために、図3に示すように、純鉄などの高透磁率材からなる第1耐磁板91および第2耐磁板92が、平面的にステップモーター221~225と重なる位置に配置されている。なお、各ステップモーター221~225は、コアに巻回されたコイルと、ステーターと、ローターとを備える。これらのうち、コイル部分は外部磁界の影響を受けにくいので、耐磁板91、92とは必ずしも平面的に重ならなくてもよい。従って、耐磁板91、92は、ステップモーター221~225の少なくとも一部に平面的に重なり、特に、ステーターやローターと平面的に重なることが好ましい。
第1耐磁板91は、図3に示すように、地板21および日車5の時計表面側(カバーガラス31側)であり、太陽電池パネル25の裏面側に配置されている。この耐磁板91は、ステップモーター221~225の表面(文字板2側の面)をほぼ覆うように配置される。
第1耐磁板91には、日窓2Bに対応する位置に形成されて日車5を視認可能にするための開口部や、指針軸3A、4B,4C,4Dが配置される開口部が形成されている。
第1耐磁板91において、前記平面アンテナ40と平面視で重なる領域は切り欠かれて切欠部912とされている。このため、耐磁板91は、平面アンテナ40の表面側には配置されず、平面アンテナ40は、耐磁板91の切欠部912を通して電波を受信できる。
第2耐磁板92は、図3に示すように、地板21の時計裏面側(裏蓋12側)であり、第2回路基板724よりも時計表面側に配置されている。具体的には、地板21の時計裏面側には、各輪列の軸受を有する輪列受け(図示略)が配置され、この輪列受けの時計裏面側に第2耐磁板92が配置されている。これにより、第2耐磁板92は、ステップモーター221~225の裏面(裏蓋12側の面)をほぼ覆うように配置される。
ここで、図4に示すように、ムーブメント20を、平面視で仮想的に4つの領域に分ける。具体的には、ムーブメント20の平面中心(外装ケース10および文字板2の平面中心位置であって、指針軸3Aの中心)および平面アンテナ40の中心を通る12時-6時方向の第一直線101と、第一直線101に直交し且つムーブメント20の平面中心を通る3時-9時方向の第二直線102とで、ムーブメント20つまり外装ケース10内を4つの領域105~108に仮想的に分割する。
第一領域105は、図4において左上、つまり文字板2の9時から12時の範囲であり、第二領域106は、図4において右上、つまり文字板2の12時から3時の範囲である。第三領域107は、図4において右下、つまり文字板2の3時から6時の範囲であり、第四領域108は、図4において左下、つまり文字板2の6時から9時の範囲である。
第2耐磁板92は、平面アンテナ40と干渉しないように、切欠部922が形成され、平面視で平面アンテナ40と重ならないように形成されている。このため、第2耐磁板92は、第二領域106においては、平面アンテナ40と重ならない部分を覆う形状とされ、第三領域107から第四領域108までは略半円状に形成されている。したがって、第2耐磁板92は、切欠部922によって第一領域105は被覆していない。
この第一領域105には、後述するように、平面アンテナ40の給電部44と、受信部(受信IC)50とが配置されている。一方、第一領域105には、ステップモーター221~225、水晶振動子63は、配置されていない。
第2耐磁板92には、各ステップモーター221~224のコイルが配置される開口部と、二次電池24が配置される略円形の切欠部が形成されている。
また、第二直線102で仮想的に2つの領域(第一領域105および第二領域106と、第三領域107および第四領域108)に分けた場合、平面アンテナ40と二次電池24とは、異なる領域に配置されている。従って、本実施形態では、第二直線102が文字板2の平面領域を2つの領域に分ける仮想直線である。また、第一直線101が第一仮想直線であり、第二直線102が第二仮想直線である。
[回路基板]
本実施形態の電子時計1は、図3に示す時計駆動制御用の第1回路基板723(図5では不図示)と、図3、5に示すGPS受信用の第2回路基板724との2枚の回路基板が配置されている。
第1回路基板723は、地板21と第2耐磁板92との間に配置され、各ステップモーター221~225のコイルに導通する配線などが設けられ、コネクター751を介して第2回路基板724に接続されている。
第1回路基板723には、受信用の第2回路基板724からの信号を受信して、モーターを制御する図示略の時計制御IC(CPU)と、図示略の時計駆動制御IC(駆動回路)等が実装されている。
第2回路基板724は、第2耐磁板92の裏面にスペーサー750(図5では不図示)を介して配置されている。第2回路基板724は、図5にも示すように、平面略円形に形成され、かつ、二次電池24が配置される略円形の切欠部731が形成されている。この切欠部731に二次電池24を配置することで、電子時計1を薄型化できる。第2回路基板724の表面側には、平面アンテナ(パッチアンテナ)40と、GPS衛星Sから受信した衛星信号を処理する受信部50(受信素子、受信用IC、GPSモジュール)と、電源用IC75と、メモリー用IC76、チップ素子761、水晶振動子63などが実装されている。メモリー用IC76は、フラッシュメモリーで構成され、GPS受信用のファームウェアのプログラムや、測位受信処理において算出した位置情報からタイムゾーンを判別するためのタイムゾーンデータが記憶されている。
スペーサー750は、各IC等を保護する。この際、前記各ICは、少なくとも指針軸3A、4B,4C,4Dの直下と異なる位置に配置することが望ましい。第2回路基板724の裏面には、回路押え板725が配置されている。
回路押え板725には、裏蓋12に導通するための裏蓋導通バネ725Aが一体に形成されている。この裏蓋導通バネ725Aは、回路押え板725において複数形成されている。
[二次電池]
二次電池24は、図5に示すように、平面円形に形成されたボタン型のリチウムイオン電池であり、駆動体22、受信部50等に電力を供給する。二次電池24は、第2回路基板724の切欠部731に設けられ、平面視において、平面アンテナ40、受信部50、電源用IC75と重ならない位置、具体的には、文字板2の平面中心に対して8時方向に配置されている。
二次電池24の裏蓋側には、電池端子板(図示略)が配置され、電池端子板は第2回路基板724に導通されている。
[太陽電池パネル]
本発明の太陽電池である太陽電池パネル25は、電極部として表面電極や裏面電極を有する。表面電極は、光を通すためにITO(Indium Tin Oxide)などの透明電極で形成されている。また、樹脂フィルムで構成されたベース上に、発電層としてアモルファスシリコン半導体の薄膜が形成されている。
GPS衛星信号の周波数は、約1.5GHzであり、高周波である。高周波は、電波時計で受信する長波の標準電波と異なり、ソーラーパネルの薄い透明電極でも電波は減衰し、アンテナ特性が低下する。このため、図5に示すように、円板状に形成された太陽電池パネル25は、平面アンテナ40と平面視で重なる部分に切欠部251が形成されている。太陽電池パネル25は、地板21の表面側に配置され、平面アンテナ40の表面側には配置されていない。したがって、平面アンテナ40は、太陽電池パネル25の切欠部251を通して電波を受信できる。
なお、太陽電池パネル25には、文字板2の日窓2Bと平面的に重なる開口252や、指針軸3A,4B~4Dが挿通される孔253,257,258,259が形成されている。
太陽電池パネル25は、図6に示すように、8個のソーラーセル261~268と、太陽電池パネル25の外周端部に設けられた電極端子271,272とを備える。各ソーラーセル261~268は、電極端子271,272間に直列に接続されている。すなわち、隣り合うソーラーセルの一方のソーラーセルの金属電極と、他方のソーラーセルの透明電極とを、接続部275で接続することで、各ソーラーセル261~268は直列に接続されている。1つのソーラーセルでの起電圧は約0.6V以上である。このため、8個のソーラーセル261~268を直列に接続すれば、約0.6V×8段=約4.8V以上の起電圧が得られる。したがって、起電圧が大きなリチウムイオン二次電池24を充電でき、GPS受信装置(GPSモジュール)などの消費電流の大きなデバイスを内蔵できる。なお、ソーラーセルの数は8個に限定されず、7個以下でもよいし、9個以上でもよい。ただし、セル数が少ないと起電圧が低くなるため、別途、昇圧回路を設ける必要がある。一方で、セル数が多いと、各セルの面積が小さくなり、発電電流が低下する。したがって、セル数は8個程度が好ましい。
電極端子271は、ソーラーセル261の金属電極または透明電極の一方に導通され、電極端子272は、ソーラーセル268の金属電極または透明電極の他方に導通されている。そして、図5および図7に示すように、電極端子271、272と、第2回路基板724の充電用端子741、742との間には、第一の導電部材である第一導通バネ281と、第二の導電部材である第二導通バネ282とが配置されている。
したがって、太陽電池パネル25で発電した電流は、図5および図8にも示すように、電極端子271、272、導通バネ281、282、充電用端子741、742を介して二次電池24に充電される。
電極端子271と、電極端子272とは、平面視で離間して配置されている。すなわち、電極端子271は、ソーラーセル261の外周に配置され、電極端子272は、ソーラーセル268の外周に配置されている。すなわち、電極端子271および第一導通バネ281は第四領域108に配置され、電極端子272および第二導通バネ282は第三領域107に配置されている。
ここで、本実施形態においては、ソーラーセル261、268の中心角は約40度である。このため、電極端子271、272の離間距離を、電極端子271と、太陽電池パネル25の平面中心、つまり指針軸3Aが配置される孔253と、電極端子272とを結ぶ中心角で表すと、前記中心角は、例えば、40度以上、80度以下に設定することが好ましい。図6の例では、前記中心角は約55度とされている。
電極端子271、272や導通バネ281、282は、平面視で日車5の外周側に配置され、後述するように、見切り部材であるダイヤルリング32で隠されている。地板21には、導通バネ281、282を挿通するための貫通孔211、212が形成されている。
太陽電池パネル25は、図6,7に示すように、太陽電池パネル押さえ29によって、地板21に取り付けられる。太陽電池パネル押さえ29は、太陽電池パネル25の外周に沿って配置されるリング部材であり、その周方向の4箇所に地板21に係合する係合フック291が形成されている。係合フック291を用いて太陽電池パネル押さえ29を地板21に係合することで、太陽電池パネル25を地板21および太陽電池パネル押さえ29で挟んで固定している。
この際、太陽電池パネル25の電極端子271、272は、係合フック291の近傍に配置されている。これにより、導通バネ281、282によって電極端子271、272を付勢する力が加わっても、その力を太陽電池パネル押さえ29の係合フック291で支持でき、導通バネ281、282による太陽電池パネル25の変形を抑制できる。
[日車]
地板21の日車配置部21Bには、リング状に形成され、表面に日付が表示されたカレンダー車である日車5が配置される。日車5は、プラスチック等の非導電性部材により形成されている。ここで、日車5は、平面視において、平面アンテナ40の少なくとも一部と重なっている。なお、カレンダー車は、日車5に限らず、曜日を表示する曜車や、月を表示する月車などでもよい。
[文字板]
地板21の表面側には、太陽電池パネル25および日車5の表面側を覆って、文字板2が配置される。文字板2は、非導電性を有し、かつ、少なくとも一部の光を透過させる透光性を有するプラスチックなどの材料で形成されている。
ここで、平面視において平面アンテナ40と重なる文字板2の表面に、略字等を設けることができる。この場合、平面アンテナ40の受信性能を向上させるため、略字等の文字板2の表面に設けられるパーツは、金属製ではなく、プラスチック等の非導電性部材にて形成されることが好ましい。一方、平面アンテナ40と平面的に重ならない第3小窓790や略字は、金属パーツを用いることができる。
また、文字板2は、透光性を有する。そのため、ユーザーが時計の表面側から見ると、文字板2の裏面側に配置された太陽電池パネル25が透けて見える。このため、太陽電池パネル25が配置されている領域と配置されていない領域とで、文字板2の色が違って見える。この色の違いが目立たないように、文字板2はデザイン的なアクセントを有してもよい。
さらに、太陽電池パネル25に切欠部251を形成したことで、切欠部251に重なる部分の文字板2の色調が他の部分と違って見えることがある。それを防止するために太陽電池パネル25と同色(例えば紺色や紫色)のプラスチックシートを太陽電池パネル25の下に重ねてもよいし、太陽電池パネル25全体を切り欠かずに、電波遮蔽する電極層を平面アンテナ40と平面的に重なる部分のみ取り除いて、基材となる樹脂フィルム層を残して色調を合わせてもよい。
[ダイヤルリング]
文字板2の表面側には、非導電性部材である合成樹脂(例えばABS樹脂)にて形成されたリング部材であるダイヤルリング32が設けられる。ダイヤルリング32は、文字板2の周囲に沿って配置され、内周面が傾斜面(円錐面)とされ、この傾斜面には時字マークやワールドタイムの時差などの目盛が印刷されている。ダイヤルリング32をプラスチックで成形すれば、電子時計1は受信性能も確保でき、かつ、ダイヤルリング32は複雑な形状で形成され得て意匠性を向上できる。
ダイヤルリング32は、図3に示すように、文字板2および太陽電池パネル25の外周縁を覆う位置に配置されている。このため、太陽電池パネル25の電極端子271、272、接続部275と、導通バネ281、282は、ダイヤルリング32と平面視で重なる位置に配置され、ダイヤルリング32の内周側に露出しないようにされている。したがって、ダイヤルリング32は、本発明の見切り部材の一例である。
[平面アンテナ]
地板21のアンテナ収容部21Cには、パッチアンテナ(マイクロストリップアンテナ)である平面アンテナ40が配置される。平面アンテナ40は、GPS衛星Sからの衛星信号を受信するものである。
平面アンテナ40は、平面視において、ケース本体11(胴111およびベゼル112)、太陽電池パネル25、耐磁板91,92とは重ならずに、非導電性部材にて形成された日車5、文字板2、カバーガラス31と重なっている。すなわち、電子時計1では、平面アンテナ40の時計表面側において、平面視で平面アンテナ40と重なる部品はすべて非導電性部材にて形成されている。
このため、時計表面側から伝播されてくる衛星信号は、カバーガラス31を透過した後、ケース本体11、耐磁板91、92、太陽電池パネル25によって遮られることなく、文字板2、日車5、地板21を透過して平面アンテナ40に入射する。なお、秒針3B、分針3C、時針3D、指針771、指針781は平面アンテナ40と重なる面積が小さいことから、金属製であっても衛星信号の受信に支障ないが、非導電性部材であれば衛星信号が遮断される影響をより回避できる点で好ましい。
GPS衛星Sは、右旋円偏波で衛星信号を送信している。そのため、本実施形態の平面アンテナ40は、円偏波特性に優れるパッチアンテナで構成されている。
平面アンテナ40は、図9に示すように、誘電体基材41にアンテナ電極部42と、GND電極43と、給電部44とを積層した面実装型のパッチアンテナである。給電部44は、平面アンテナ40の底面に配置された給電電極441を備えている。なお、給電部44は、給電電極441と、平面アンテナ40の側面に給電電極441から連続して設けられた側面電極とを備えた帯状のストリップ電極でもよい。
パッチアンテナが方形の場合は、アンテナ電極部42の一辺が半波長で共振し、円形の場合は直径が約0.58波長で共振する。しかし、平面アンテナ40は誘電体基材41を備えているので、誘電体の波長短縮効果により平面アンテナ40を小形化できる。
誘電体基材41は、セラミック等の誘電体によって直方体状に形成されている。ここで、誘電体基材41の地板21、文字板2側の面を表面411とし、第2回路基板724側の面を裏面412とする。また、誘電体基材41の4つの側面をそれぞれ第1側面413A、第2側面413B、第3側面413C、第4側面413Dとする。第1側面413Aおよび第2側面413Bが対向配置され、第3側面413Cおよび第4側面413Dが対向配置されている。
誘電体基材41の表面411には、アンテナ電極部(放射電極部)42が形成されている。
アンテナ電極部42は、平面視で矩形状に形成され、一対の対角部分には、円偏波を受信するために縮退分離素子部45が形成されている。縮退分離素子部45は、アンテナ電極部42で発生する直交する2つの偏波のバランスをずらすものであり、切り欠きや突出部等であれば良い。本実施形態では、アンテナ電極部42の角部を切り欠くことで縮退分離素子部45を構成している。
給電部44の給電電極441は、第1側面413Aの中央部においてアンテナ電極部42と容量結合する。アンテナ電極部42で受信された衛星電波は、容量結合を介して給電電極441に伝達し、給電電極441から取り出すことができる。
GND電極43は、誘電体基材41の裏面412において、給電電極441と絶縁され、かつ、給電電極441以外を覆うベタ電極である。
本実施形態では、給電部44の配置位置を次のように設定している。
図4に示すように、平面アンテナ40の中心Oに対して第1角度範囲および第2角度範囲を仮想的に設定する。
第1角度範囲は、平面アンテナ40の中心Oに対する方向を、文字板2(ムーブメント20)の中心に対する目盛の方向に対応させた場合に、1.5時方向から4.5時方向までの角度範囲である。1.5時方向とは、文字板2の中心を通る第一直線101、第二直線102に対して45度の角度方向であるため、図4において平面アンテナ40の中心Oから第2側面413Bおよび第3側面413Cが交差する角部に向かう仮想線471の方向である。同様に、4.5時方向とは、平面アンテナ40の中心Oから第2側面413Bおよび第4側面413Dが交差する角部に向かう仮想線472の方向である。
第2角度範囲は、平面アンテナ40の中心Oに対する方向を、文字板2(ムーブメント20)の中心に対する目盛の方向に対応させた場合に、7.5時方向から10.5時方向までの角度範囲である。7.5時方向とは、図4において平面アンテナ40の中心Oから第1側面413Aおよび第4側面413Dが交差する角部に向かう仮想線473の方向である。10.5時方向とは、平面アンテナ40の中心Oから第1側面413Aおよび第3側面413Cが交差する角部に向かう仮想線474の方向である。
したがって、第1、2角度範囲は中心角が90度の角度範囲である。そして、本実施形態では、給電部44は、第2角度範囲内に配置されている。より具体的には、給電部44は、平面アンテナ40の中心Oに対して9時方向に配置されている。
なお、第1角度範囲および第2角度範囲は、以下のように説明することもできる。文字板2に平行であって、平面アンテナ40の上面(表面)411を含む平面Aを考える。当該平面Aにおいて、平面アンテナ40の平面中心Oを原点とし、外装ケース10に接続される第1バンド15、第2バンド16の長手方向に平行であり、前記原点から第1バンド15に向かう直線を基準線470とする。基準線470は、中心Oを原点とし、第一直線101に重なる直線である。第1角度範囲は、原点を回転中心として基準線470から時計回りに45度から135度までの範囲である。第2角度範囲は、原点を回転中心として基準線470から反時計回りに45度から135度までの範囲である。本実施形態では、給電部44は、基準線470に対して反時計回りに90度の位置に配置されている。
この平面アンテナ40は、次のようにして製造できる。まず、比誘電率が60~120程度のチタン酸バリウムを主原料にプレス機で目的の形に成形し、焼成を経てアンテナの誘電体基材41となるセラミックスを完成する。誘電体基材41の裏面412には、主に銀(Ag)等のペースト材をスクリーン印刷すること等で、アンテナのグランド電極となるGND電極43を構成する。
誘電体基材41の表面411には、アンテナの周波数、受信する信号の偏波を決めるアンテナ電極部42をGND電極43と同様な方法で構成する。アンテナ電極部42は、誘電体基材41の表面よりも一回り小さく形成され、誘電体基材41の表面においてアンテナ電極部42の周囲には、アンテナ電極部42が積層されておらず誘電体基材41が露出する露出面が設けられる。
誘電体基材41の裏面412には、給電部44の給電電極441を、GND電極43と同様な方法で構成する。
誘電体基材41は、例えば、表面形状は略正方形状であり、一辺の寸法は約11mmであり、厚さ寸法は3mmである。アンテナ電極部42は、例えば、表面形状は略正方形状であり、一辺の寸法は約8~9mmである。
平面アンテナ40は、第2回路基板724の表面に実装され、第2回路基板724に実装された受信部50であるアンテナGPSモジュールに、給電ライン46を介して電気的に接続される。給電ライン46は、第2回路基板724上に形成される配線であり、本実施形態では、図4に示すように、給電部44と受信部50とを直線で結ぶように配線されている。このため、給電ライン46は、給電部44の給電電極441から約8時方向に向かって斜めに引き出している。なお、給電ライン46は、給電部44と受信部50とを直線で結ぶ配線に限定されない。しかし、高周波信号を送信するためには、できるだけ直線に近い配線が好ましい。このため、配線を曲げる必要がある場合は、直角に曲げずに、例えば45度の角度で曲げるなどすればよい。直角に曲げると、直角部分のパターン幅と直線部分のパターン幅の変化が大きくなり、特性インピーダンスの変化も大きくなってノイズの影響を受けやすいからである。
さらに、平面アンテナ40のGND電極43は、第2回路基板724のグランドパターンを介して受信部50のグランド部に導通しており、第2回路基板724はグランド板(グランドプレーン)として機能する。さらに、受信部50のグランド部は、第2回路基板724のグランドパターンを介して金属製の胴111や裏蓋12に導通しており、胴111や裏蓋12もグランドプレーンとして利用できる。
この平面アンテナ40は、図3に示すように、第2回路基板724を地板21に固定することで、アンテナ収容部21Cに配置される。平面アンテナ40の誘電体基材41は、セラミックで硬く欠けやすいため、地板21との間にはスポンジなどの緩衝材47が介在されている。このため、誘電体基材41が地板21に衝突して破損することを防止できる。なお、緩衝材47は必須では無く、必要に応じて設ければよい。
[アンテナ電極部と金属製部品との距離]
パッチアンテナの動作原理は、パッチ(アンテナ電極部42)の縁に沿った強い電界が、縁から空間へ向かって放射されるため(送信アンテナとして用いた場合)、アンテナ近傍の電気力線は強くなり、近傍の金属や誘電体の影響を受けやすい。特に、アンテナ電極部42より上方(カバーガラス31側)に位置する金属部品の影響は大きい。
このため、平面アンテナ40の上面(アンテナ電極部42)よりも上側(カバーガラス31側)に配置される金属部品と、アンテナ電極部42との位置関係は以下のように設定している。
本実施形態において、平面アンテナ40の上面より上側に配置される金属部品は、外装ケース10のケース本体11(胴111)、第1耐磁板91、太陽電池パネル25の電極部である。
図3に示すように、アンテナ電極部42とケース本体11との最短距離をD1、アンテナ電極部42と文字板2の裏面に配置される第1耐磁板91との最短距離をD2、アンテナ電極部42と太陽電池パネル25の電極部との最短距離をD3とする。また、平面アンテナ40の厚さ寸法をtとする。
上記D1~D3は、アンテナ電極部42と金属部品との距離による受信特性への影響を確認した実験例に基づいて設定した。本実施形態では、最短距離D1~D3は、少なくとも平面アンテナ40の厚さ寸法(t=3mm)の80%である2.4mm以上に設定した。
[実施形態の作用効果]
電子時計1の平面視において、ステップモーター221~225と、二次電池24と、平面アンテナ40とを互いに重ならないように配置したので、電子時計1を薄型化できる。
また、文字板2の平面領域を、第二直線102で2つの領域に分けた際に、一方の領域(第一領域105および第二領域106)に平面アンテナ40を配置し、他方の領域(第三領域107および第四領域108)に、導通バネ281、282を配置したので、平面アンテナ40に対して、導通バネ281、282を離して配置できる。特に、平面アンテナ40と、各導通バネ281、282との間の寸法は、平面アンテナ40と外装ケース10との寸法D1に比べて、数倍の大きさにすることができる。このため、導通バネ281、282による平面アンテナ40への影響を少なくでき、受信性能の低下を防止できる。
さらに、第一導通バネ281と、第二導通バネ282とは、第三領域107および第四領域108にそれぞれ配置されている。すなわち、第一導通バネ281および第二導通バネ282を、間隔をあけて配置しているので、第一導通バネ281および第二導通バネ282が隣接して配置される場合に比べて、平面アンテナ40の指向性特性への影響を分散できるため、全方向から受信をし易くできる。
その上、第一導通バネ281と、第二導通バネ282とを間隔をあけて配置しているので、導通バネ281、282によって太陽電池パネル25に加わる負荷を分散できる。すなわち、2つの導通バネ281、282が隣接配置されている場合は、太陽電池パネル25の一箇所に2つのバネが当接するため、太陽電池パネル25に大きな力が加わる。このため、太陽電池パネル押さえ29が導通バネ281、282の力を支持できるように、太陽電池パネル押さえ29を厚くしたり、係合フック291の数を増やす必要がある。これに対し、本実施形態のように、導通バネ281、282を間隔を空けて配置すれば、太陽電池パネル25に加わる負荷を分散でき、太陽電池パネル押さえ29を薄型化でき、係合フック291の数も最小限にすることができる。
特に、前記実施形態では、各導通バネ281、282を、係合フック291の近傍に配置したので、導通バネ281、282の力を効果的に支持することができる。
また、太陽電池パネル25の電極端子271、272を、平面視で見切り部材であるダイヤルリング32と重なる位置、すなわち太陽電池パネル25の外周縁に配置したので、導通バネ281、282を文字板2や地板21の外周部に配置できる。このため、ムーブメント20の設計の自由度を向上できる。すなわち、導通バネ281、282は、太陽電池パネル25から第2回路基板724まで配置され、時計部品の中では、時計の厚さ方向の寸法が大きな部品である。このため、太陽電池パネル25の外周縁よりも内側の領域に配置すると、日車5や輪列などと干渉する可能性があり、日車や輪列などの配置が制約される。これに対し、本実施形態の構成によれば、導通バネ281、282が地板21の外周部に配置されるため、日車5や輪列は導通バネ281、282の内側であれば自由に配置できるため、ムーブメント20の設計自由度を向上できる。
太陽電池パネル25の電極端子271、272を、ダイヤルリング32で隠すことができる。このため、電極端子271、272が導通バネ281、282が裏側に配置されることなどで、太陽電池パネル25の他の箇所に比べて黒く目立ってしまう場合であっても、ダイヤルリング32で隠すことで外観上露出しないので、高品位の電子時計1を容易に実現できる。
第二直線102で分けた2つの領域の一方に平面アンテナ40を配置し、他方に二次電池24を配置したので、平面アンテナ40と二次電池24とを離して配置できる。このため、二次電池24による影響を抑制でき、平面アンテナ40の受信感度を向上できる。
平面アンテナ40の給電部44と、受信部50とを、第一領域105に配置したので、給電部44と受信部50とを接続する給電ライン46を短くでき、ノイズの影響を減少できる。
また、受信部50が配置される第一領域105には、第2耐磁板92、ステップモーター221~225、水晶振動子63を配置していないので、給電ライン46に対する金属部品の影響も軽減でき、平面アンテナ40の感度劣化を抑制できる。
さらに、給電部44から給電ライン46を斜め方向に引き出して、受信部50まで給電ライン46を直線状に配線したので、特性インピーダンスの変化を抑制でき、給電ライン46に対するノイズの影響を最小限にできる。
平面アンテナ40を文字板2の中心から12時方向に配置し、給電部44を平面アンテナ40の中心から9時方向に配置したので、給電部44を外装ケース10から離して配置することができる。
このため、金属製のケース本体11による平面アンテナ40への影響を軽減でき、平面アンテナ40の受信感度を向上できる。
平面アンテナ40をパッチアンテナで構成したので、第2回路基板724をグランド板として機能させることができ、外部から入射する無線電波を第2回路基板724上で反射させて平面アンテナ40に導くことができ、平面アンテナ40の受信性能をより向上できる。
また、胴111および裏蓋12は、受信部50のグランド部に接続されるため、グランドプレーンとして機能する。これにより、グランドプレーンの面積を大きくとることができ、アンテナ利得が向上してアンテナ特性を向上できる。
平面アンテナ40は、平面視において太陽電池パネル25や耐磁板91、92と重ならないため、時計の表面側から伝播されてくる衛星信号は、太陽電池パネル25や耐磁板91で遮られることなく平面アンテナ40に入射する。このため、受信性能を低下させることなく、太陽電池パネル25および耐磁板91、92を電子時計1に設けることができる。
平面アンテナ40を文字板2の中心から12時方向に配置したので、第1小窓770、第2小窓780、第3小窓790の各指針771、781、791の指針軸4B、4C、4Dと干渉することがない。このため、電子時計1の文字板2のデザインの制約を少なくできる。
太陽電池パネル25は、8個のソーラーセル261~268を直列に接続しているので、約4.8V以上の起電圧が得られ、起電圧が大きなリチウムイオンの二次電池24を充電できる。このため、GPS受信装置(GPSモジュール)などの消費電流の大きなデバイスを内蔵した電子時計1を構成できる。
平面アンテナ40は、給電部44を給電電極441で構成したので、給電ピンを用いた給電部に比べて平面アンテナ40を薄型化でき、面実装で容易に製造できる。また、平面アンテナ40の端(アンテナの中心に対して偏った位置)付近に給電ピンを設けると、セラミックで形成された誘電体基材41が割れてしまう場合があるが、ピンを使わないことで誘電体基材41の割れを防ぐこともできる。
アンテナ電極部42から金属製のケース本体11までの最短距離D1と、アンテナ電極部42から第1耐磁板91までの最短距離D2と、アンテナ電極部42から太陽電池パネル25の電極部までの最短距離D3とを、それぞれ平面アンテナ40の厚さ寸法tの80%以上に設定したので、周波数シフトを無くすことができ、平面アンテナ40の受信感度への影響を低減できる。
平面アンテナ40は、ステップモーター221~225や二次電池24と平面的に重ならずに配置できるので、誘電体基材41を積層して構成できる。このため、腕時計サイズの電子時計1に組み込むために、平面サイズが小さな平面アンテナ40を用いても受信性能を確保できる。平面アンテナ40は、文字板2と平面的に重なるが、文字板2は非導電性部材からなるため、平面アンテナ40での受信性能を確保できる。また、指針3を導電性部材で構成した場合でも、針状で平面積が小さいため、受信性能への影響を最小限に抑えることができる。
したがって、受信性能を確保でき、かつ、薄型化できて腕時計に適した電子時計1を提供できる。
平面視で文字板2の3時位置には、巻真706やおしどり等の切換機構が配置されるため、時計部品の中で比較的大きな部品である平面アンテナ40や二次電池24を3時位置に配置すると電子時計1の平面サイズを大型化しなければならない。これに対し、本実施形態では、平面アンテナ40および二次電池24を、3時位置を避けて配置しているので、3時位置に配置される切換機構とレイアウト的に干渉せず、そのため電子時計1の平面サイズを小さくできる。
第2回路基板724の切欠部731に二次電池24を配置したので、第2回路基板724の裏面側に電池を配置する場合に比べて電子時計1の厚さ寸法を小さくでき、電子時計1を薄型化できる。
外装ケース10の一部、例えば、胴111やベゼル112、裏蓋12を金属製にできるので、電子時計1の質感を向上できる。さらに、文字板2の外周に沿って配置されるダイヤルリング32等のリング部材を非導電性部材で構成しているので、平面アンテナ40は、時計のカバーガラス31側から、文字板2やダイヤルリング32、地板21を通して衛星信号を受信でき、胴111、ベゼル112や裏蓋12が金属製であっても受信性能を確保できる。
日車5を非導電性部材で形成したので、平面視において日車5を平面アンテナ40と重ねて配置しても、衛星信号は日車5を透過してアンテナに入射するため、受信性能が低下することを防止できる。
また、日車5は、平面視において平面アンテナ40と重なるため、日車5および平面アンテナ40を避けて配置する指針3、771、781、791の指針軸3A、4B、4C、4Dの配置位置の自由度が高まり、電子時計1のデザイン自由度を向上できる。
[他の実施形態]
なお、本発明は前記各実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
図10に示すように、平面アンテナ40が実装されるアンテナ基板400と、メイン基板720とを別体としてもよい。アンテナ基板400は、平面アンテナ40のみが実装される。メイン基板720は、両面実装の回路基板であり、両面に各種IC等が実装されている。
アンテナ基板400とメイン基板720とを別体にすれば、平面アンテナ40とメイン基板720とを並列に並べることができる。すなわち、アンテナ基板400は、平面アンテナ40のみを実装するため、基板の層の数も少なくでき、薄型化できる。一方、メイン基板720は、例えば6層の基板などで構成され、かつ、両面にIC等が実装されるため、アンテナ基板400に比べて厚さ寸法が大きくなる。したがって、メイン基板720とアンテナ基板400とを別体とすれば、メイン基板720は、時計厚さ方向において平面アンテナ40の高さ寸法内に配置できる。このため、平面アンテナ40の厚さ寸法を確保しながら、電子時計1を薄型化できる。
外装ケース10内における平面アンテナ40の配置位置は、文字板2の中心に対して12時方向側に限定されず、6時方向側つまり平面アンテナ40の中心位置が外装ケース10の平面中心に対して5時方向から7時方向までの角度範囲内でもよい。さらに、平面アンテナ40の配置位置は、文字板2の中心に対して3時方向側(平面アンテナ40の中心位置が2時方向から4時方向の角度範囲内)や、9時方向側(平面アンテナ40の中心位置が8時方向から10時方向の角度範囲内)でもよい。すなわち、平面アンテナ40の位置は、ムーブメント20の構造に応じて適宜設定すれば良い。
なお、導通バネ281、282は、平面視で文字板2を2つの領域に区分した際に、平面アンテナ40が配置される領域とは異なる領域に配置すればよい。
また、平面アンテナ40の給電部は、給電ピンを用いてもよい。
前記実施形態では、ベゼル112は導電性部材で形成されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、ベゼル112は、非導電性部材であるジルコニア(ZrO2)などのセラミックにて形成されていてもよい。ジルコニアは、抵抗率が高く電波受信に悪影響を与えないだけではなく、硬く耐傷性にも優れるため、時計の外装部材として優れている。また、ベゼル112をセラミック製とすると、ベゼル112をアンテナ電極部42と平面視で重ねることができる。このため、ベゼル112がアンテナ電極部42と平面的に重ならないように胴111の直径を大きくする必要が無いため、胴111の直径を小さくすることができ、電子時計1の平面サイズを小型化できる。
前記実施形態では、電子時計1は、日車5、太陽電池パネル25、ダイヤルリング32を備えているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、電子時計1は、日車5、太陽電池パネル25、ダイヤルリング32を備えていなくてもよい。この場合、見切り部材は、ケースのベゼルで構成してもよい。さらに、太陽電池パネル25の電極端子271、272部分を被覆する見切り部材は、必ずしも設けなくてもよい。
前記実施形態では、太陽電池パネル25は、平面アンテナ40と平面視で重なる部分に切欠部251が形成されているが、太陽電池パネル25は、切欠部251が形成されたものに限定されない。太陽電池パネル25は、平面アンテナ40での電波受信に影響しないように構成されていればよく、平面アンテナ40と平面視で重なる部分に太陽電池パネルが配置されない形状であればよい。たとえば、太陽電池パネル25に、平面アンテナ40と平面視で重なる部分のみくり抜いた開口を形成してもよいし、太陽電池パネル25を半円状に形成し、平面アンテナ40と平面視で重なる部分に太陽電池パネルを配置しないようにしてもよい。
前記実施形態では、第1耐磁板91および第2耐磁板92を切り欠いて切欠部912、922を形成するようにしたが、第1耐磁板、第2耐磁板としては、切欠部が形成されたものに限定されない。すなわち、受信への影響を考慮して、平面アンテナ40との距離が適切になるように、第1耐磁板91および第2耐磁板92の形状を設定すればよい。
位置情報衛星の例として、GPS衛星Sについて説明したが、これに限られない。例えば、位置情報衛星としては、ガリレオ(EU)、GLONASS(ロシア)、Beidou(中国)などの他の全地球的公航法衛星システム(GNSS)で利用される衛星が適用できる。また、静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS)などの静止衛星や、準天頂衛星等の特定の地域のみで検索できる地域的衛星測位システム(RNSS)などの衛星も適用できる。
平面アンテナ40としては、前述のパッチアンテナに限定されず、チップアンテナや逆Fアンテナなどの他の種類の平面アンテナでもよく、受信する信号に種類に応じて適切な平面アンテナを用いればよい。
1…電子時計、10…外装ケース、101…第一直線、102…第二直線、105…第一領域、106…第二領域、107…第三領域、108…第四領域、11…ケース本体、12…裏蓋、2…文字板、20…ムーブメント、21…地板、22…駆動体、221…第1ステップモーター、222…第2ステップモーター、223…第3ステップモーター、224…第4ステップモーター、225…第5ステップモーター、24…二次電池、25…太陽電池パネル、261~268…ソーラーセル、271、272…電極端子、275…接続部、281…第一導通バネ、282…第二導通バネ、29…太陽電池パネル押さえ、291…係合フック、3…指針、31…カバーガラス、32…ダイヤルリング、3A…指針軸、3B…秒針、3C…分針、3D…時針、40…平面アンテナ、400…アンテナ基板、41…誘電体基材、42…アンテナ電極部、43…GND電極、44…給電部、441…給電電極、45…縮退分離素子部、46…給電ライン、5…日車、50…受信部、6…リューズ、63…水晶振動子、706…巻真、720…メイン基板、723…第1回路基板、724…第2回路基板、725…回路押え板、7A…ボタン、7B…ボタン、7C…ボタン、7D…ボタン、91…第1耐磁板、92…第2耐磁板。

Claims (7)

  1. 複数の指針と、
    文字板と、
    前記文字板の裏面側に配置される太陽電池と、
    前記太陽電池の裏面側に配置される回路基板と、
    前記太陽電池と前記回路基板とを接続する第一の導電部材および第二の導電部材と、
    前記文字板の裏面側に配置される平面アンテナと、
    前記複数の指針を駆動する複数のモーターと、
    前記太陽電池によって充電される二次電池と、を有し、
    前記文字板に垂直な方向から見た平面視において、前記複数のモーター、前記二次電池、前記平面アンテナは、重ならないように配置され、かつ前記文字板に平行な方向から見た断面視において、前記モーター、前記二次電池、前記平面アンテナは、略同一平面上に配置され、
    前記平面視において、前記文字板の平面中心位置を通り、互いに直交する第一仮想直線および第二仮想直線で、前記文字板の平面領域を第一領域から第四領域までの4つの領域に分けた際に、前記平面アンテナは、隣接する第一領域および第二領域に跨がって配置され、前記第一の導電部材は第三領域に配置され、前記第二の導電部材は第四領域に配置され、
    前記平面アンテナは、前記平面視において、前記第一領域に配置された給電部を備え、
    前記平面アンテナ用の受信ICは、前記平面視において、前記第一領域であり、かつ、前記平面アンテナと重ならない位置に配置され、
    前記モーターは、前記平面視において、前記第一領域以外に配置され、
    前記第一の導電部材および前記第二の導電部材は、間隔を有して配置される
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 請求項1に記載の電子時計において、
    前記第一の導電部材および前記第二の導電部材は、前記平面視において、前記平面中心位置に対する前記第一の導電部材と前記第二の導電部材との間の角度が40度以上80度以下であるように配置される
    ことを特徴とする電子時計。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子時計において、
    前記第一領域は前記文字板の9時から12時の範囲に配置され、前記第二領域は前記文字板の前記12時から3時の範囲に配置され、前記第三領域は前記文字板の前記3時から6時の範囲に配置され、前記第四領域は前記文字板の前記6時から前記9時の範囲に配置される
    ことを特徴とする電子時計。
  4. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の電子時計において、
    前記平面視において、前記二次電池は、前記平面アンテナが配置される領域とは異なる領域に配置される
    ことを特徴とする電子時計。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の電子時計において、
    前記平面アンテナは、パッチアンテナである
    ことを特徴とする電子時計。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の電子時計において、
    前記太陽電池は、直列に接続された8つ以上のセルを備える
    ことを特徴とする電子時計。
  7. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の電子時計において、
    前記平面視において、前記文字板の外周および前記太陽電池の外周を覆う見切り部材を備え、
    前記平面視において、前記第一の導電部材および前記第二の導電部材は、前記見切り部材と重なる位置に配置される
    ことを特徴とする電子時計。
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