JP7022654B2 - 電波時計 - Google Patents

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Description

本発明は、電波時計に関する。
従来の電波時計として、例えば、アンテナを介して衛星電波等の時刻情報を含む電波を受信して自機の内部時刻を補正する機能を有する電波時計が知られている。また、従来の電波時計として、例えば、薄型化のためアンテナと日車とが重ならないように配置された電波時計も知られている(特許文献1、2、3参照)。
特開2012-198150号公報 特許第3925558号公報 特開2016-181816号公報
ところで、上述のような電波時計は、例えば、大型化を抑制しつつ適正なアンテナ感度の確保の点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、適正なアンテナ感度を確保することができる電波時計を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電波時計は、外装ケースと、前記外装ケースの内部に時計中心軸線と平行でかつ当該時計中心軸線からずれて位置する表示車回転軸線を回転中心として回転可能に設けられる表示車と、前記外装ケースの内部でかつ前記表示車の外側に設けられ当該外装ケースの外部からの電波を受信するアンテナとを備え、前記アンテナは、前記外装ケースの内部において前記時計中心軸線を含む境界面で二分割される領域の一方の領域に配置され、前記表示車の前記表示車回転軸線は、前記外装ケースの内部において前記時計中心軸線を含む境界面で二分割される領域の他方の領域に配置され、前記表示車は、前記時計中心軸線に沿った軸線方向に沿う断面視において、当該軸線方向に対して少なくとも一部が前記アンテナの範囲内に位置し当該アンテナと同層で配置されることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る電波時計は、外装ケースと、前記外装ケースの内部に時計中心軸線と平行でかつ当該時計中心軸線からずれて位置する表示車回転軸線を回転中心として回転可能に設けられる表示車と、前記外装ケースの内部でかつ前記表示車の外側に設けられ当該外装ケースの外部からの電波を受信するアンテナとを備え、前記アンテナは、前記外装ケースの内部において前記時計中心軸線を含む境界面で二分割される領域の一方の領域に配置され、前記表示車の前記表示車回転軸線は、前記外装ケースの内部において前記時計中心軸線を含む境界面で二分割される領域の他方の領域に配置され、前記一方の領域は、前記時計中心軸線を含みかつ前記境界面と直交する直交面によって、第1分割領域と、第2分割領域とに二分割され、前記他方の領域は、前記直交面によって、前記時計中心軸線を中心として前記第1分割領域と対称に位置する第3分割領域と、前記時計中心軸線を中心として前記第2分割領域と対称に位置する第4分割領域とに二分割され、前記アンテナの給電部は、前記一方の領域において、前記第1分割領域、又は、前記第2分割領域に配置され、前記表示車の前記表示車回転軸線は、前記他方の領域において、前記アンテナの給電部が前記第1分割領域に配置された場合には前記第3分割領域に配置され、前記アンテナの給電部が前記第2分割領域に配置された場合には前記第4分割領域に配置されることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る電波時計は、外装ケースと、前記外装ケースの内部に時計中心軸線と平行でかつ当該時計中心軸線からずれて位置する表示車回転軸線を回転中心として回転可能に設けられる表示車と、前記外装ケースの内部でかつ前記表示車の外側に設けられ当該外装ケースの外部からの電波を受信するアンテナとを備え、前記アンテナは、前記外装ケースの内部において前記時計中心軸線を含む境界面で二分割される領域の一方の領域に配置され、前記表示車の前記表示車回転軸線は、前記外装ケースの内部において前記時計中心軸線を含む境界面で二分割される領域の他方の領域に配置され、さらに、前記外装ケースに主針回転軸線を回転中心として回転可能に設けられる主指針と、前記外装ケースに主針回転軸線とは異なる副針回転軸線を回転中心として回転可能に設けられる副指針とを備え、前記主針回転軸線は、前記時計中心軸線と一致し、前記副針回転軸線は、前記時計中心軸線と平行でかつ当該時計中心軸線からずれて位置し、前記表示車の内側を通る位置に配置されることを特徴とする。
また、上記電波時計では、前記表示車は、前記時計中心軸線に沿った軸線方向に対して少なくとも一部が前記アンテナの範囲内に位置するものとすることができる。
また、上記電波時計では、外部操作を受け付ける操作部を備え、前記操作部は、前記外装ケースの前記他方の領域側の外部に設けられるものとすることができる。
また、上記電波時計では、時刻を表すインデックスが設けられた文字板を備え、前記境界面は、前記文字板における12時位置、及び、前記時計中心軸線と直交する径方向に対して当該12時位置と対向して位置する6時位置を通り、前記一方の領域は、前記文字板における9時位置側に位置し、前記他方の領域は、前記文字板における3時位置側に位置するものとすることができる。
また、上記電波時計では、前記一方の領域は、前記時計中心軸線を含みかつ前記境界面と直交する直交面によって、第1分割領域と、第2分割領域とに二分割され、前記他方の領域は、前記直交面によって、前記時計中心軸線を中心として前記第1分割領域と対称に位置する第3分割領域と、前記時計中心軸線を中心として前記第2分割領域と対称に位置する第4分割領域とに二分割され、前記アンテナの給電部は、前記一方の領域において、前記第1分割領域、又は、前記第2分割領域に配置され、前記表示車の前記表示車回転軸線は、前記他方の領域において、前記アンテナの給電部が前記第1分割領域に配置された場合には前記第3分割領域に配置され、前記アンテナの給電部が前記第2分割領域に配置された場合には前記第4分割領域に配置される。
また、上記電波時計では、前記外装ケースの内部に設けられ電力を蓄電可能である電池を備え、前記電池の電池中心軸線は、前記時計中心軸線と平行でかつ当該時計中心軸線からずれて位置し、前記他方の領域に配置されるものとすることができる。
また、上記電波時計では、前記アンテナは、平面モノポールアンテナであるものとすることができる。
また、上記電波時計では、前記外装ケースに主針回転軸線を回転中心として回転可能に設けられる主指針と、前記外装ケースに主針回転軸線とは異なる副針回転軸線を回転中心として回転可能に設けられる副指針とを備え、前記主針回転軸線は、前記時計中心軸線と一致し、前記副針回転軸線は、前記時計中心軸線と平行でかつ当該時計中心軸線からずれて位置し、前記表示車の内側を通る位置に配置されるものとすることができる。
また、上記電波時計では、前記副指針は、前記副針回転軸線を回転中心として扇形状の回転軌跡で回転するものとすることができる。
本発明に係る電波時計は、外装ケースの内部に表示車回転軸線を回転中心として回転可能に設けられた表示車によって種々の表示を行うことができる。また、電波時計は、外装ケースの内部に設けられたアンテナによって外部からの電波を受信することができる。この構成にあって、電波時計は、外装ケースの内部において時計中心軸線を含む境界面で二分割される領域の一方の領域にアンテナが配置され、他方の領域に表示車の表示車回転軸線が配置される。この構成により、電波時計は、表示車回転軸線が時計中心軸線に対して境界面の他方の領域側にずれて位置するように日車が配置されることで境界面を挟んで一方の領域側に生じるスペースにアンテナを配置することができる。これにより、電波時計は、表示車とアンテナとを重ねることなく構成することができるため、薄型化を図ることができる上に、表示車の周回内のアンテナ配置を避けているために、ケース径の寸法も小型にすることができる。この結果、電波時計は、薄型化、小型化を実現しつつも適正なアンテナ感度を確保することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る電波時計の概略構成を表す正面図である。 図2は、実施形態1に係る電波時計の概略構成を表す断面図(図1に示すA-A断面図)である。 図3は、実施形態1に係る電波時計のアンテナの概略構成を表す模式的な斜視図である。 図4は、実施形態1に係る電波時計の収容空間部内の概略構成を表す模式的な平面図である。 図5は、実施形態1に係る電波時計の収容空間部内の概略構成を表す模式的な平面図である。 図6は、実施形態1に係る電波時計の第1領域、第2領域のより詳細な領域分けを表す模式図である。 図7は、実施形態2に係る電波時計の概略構成を表す正面図である。 図8は、変形例に係る電波時計の収容空間部内の概略構成を表す模式的な平面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。なお、以下で説明する図4、図5、図8は、収容空間部内の詳細な構成、形状等を省略、簡略化し、主に電池、日車、アンテナ等の位置関係を図示している。
[実施形態1]
図1、図2に示す本実施形態の電波時計1は、衛星電波等の時刻情報を含む電波を受信し、取得された時刻情報に基づいて自機の時計内部時刻を補正する機能を有する電子時計である。本実施形態の電波時計1は、典型的には、GPS(GLOBAL POSITIONING SYSTEM)衛星から出力されるGPS電波を受信する。なお、GPS電波は、GPS時刻情報を含む電波であり、例えば、1.5GHz帯(1575.42MHz)と、1.2GHz帯(1227.60MHz)との2種類が使用される。ここでは、電波時計1は、物理的な指針6によって時刻を表示するアナログ式電子時計である。以下、各図を参照して電波時計1の各構成について詳細に説明する。
なお、以下の説明では、電波時計1の時計中心軸線X1に沿った方向を「軸線方向X」といい、時計中心軸線X1と直交する方向を「径方向Y」といい、時計中心軸線X1を中心とする円周方向を「周り方向Z」という。軸線方向Xは、電波時計1の上下方向に相当し、一方側を「前面側」といい、他方側を「背面側」という。径方向Yは、時計中心軸線X1に近い側を「内側」といい、時計中心軸線X1から遠い側を「外側」という。ここでは、上記時計中心軸線X1とは、電波時計1に対して予め設定される基準となる軸線であり、電波時計1の主たる構成の中心軸線に相当する。時計中心軸線X1は、典型的には、ムーブメントMMや外装ケース2の中心軸線に相当する。時計中心軸線X1は、ムーブメントMM、外装ケース2の形状の幾何学的な重心位置を通る軸線に相当し、例えば、ムーブメントMMの外形形状、外装ケース2の内形形状が円筒形状である場合には当該円筒形状の中心軸線に相当する。また、上記時計中心軸線X1は、典型的には、主たる指針(図1においては、後述の秒針61、分針62、時針63)の回転軸線と一致する。
具体的には、電波時計1は、外装ケース2と、風防3と、文字板4と、見返しリング5と、指針6と、操作部7と、ムーブメントMMとを備える。電波時計1は、外装ケース2の内部に形成された収容空間部24にムーブメントMMが収容されると共に文字板4、見返しリング5、指針6が組み付けられ、風防3によってこれら文字板4、見返しリング5、指針6等が保護される。
外装ケース2は、電波時計1の最外郭を構成するものである。外装ケース2は、例えば、チタンやチタン合金等の導電性材料によって形成される。また、外装ケース2は、セラミックスやガラス、樹脂などの非導電性材料によって形成されてもよい。外装ケース2は、本体部21、裏蓋22、及び、かん23を含んで構成される。本実施形態では、本体部21は、ベゼル部と胴部の組合せのように2部材による分割構造とされており、当該2部材が組み合わさることで時計中心軸線X1を中心とした略円筒形状に構成される。本体部21は、軸線方向Xの両端部が開口している。裏蓋22は、本体部21の軸線方向Xの背面側の開口を閉塞する部材である。裏蓋22は、本体部21とは別体で構成され、時計中心軸線X1を中心とした略円板形状に形成される。かん23は、本体部21の外周面から突出して形成される。かん23は、本体部21と一体で形成される。かん23は、複数設けられる。かん23は、ベルト25が連結される。ベルト25は、腕等に巻き回されて装着される部材である。
風防3は、本体部21に組み付けられ、本体部21の軸線方向Xの前面側の開口を閉塞する部材である。風防3は、光を透過する光透過性部材料、より詳細には、ガラス等の透明な材料によって形成される。風防3は、時計中心軸線X1を中心とした略円板形状に形成される。これにより、風防3は、本体部21(外装ケース2)の内部を視認させることができると共に、内部に配置される部品を保護することができる。
ここで、収容空間部24は、上述の外装ケース2(本体部21及び裏蓋22)と当該外装ケース2に組み付けられた風防3によって、外装ケース2の内部に形成される閉空間である。本実施形態においては、収容空間部24は、本体部21の内部に時計中心軸線X1を中心とした略円柱形状の空間部として形成される。収容空間部24は、軸線方向Xに沿って背面側(裏蓋22側)から前面側(風防3側)に向かって、各構成要素がムーブメントMM、文字板4、見返しリング5、指針6の順で配置される。
文字板4は、軸線方向Xに対してムーブメントMMの前面側で、かつ、風防3越しに視認できるように風防3と対向する位置に配置される。文字板4の形状は、本体部21の内周形状と同形状または相似形状であり、本実施形態においては、時計中心軸線X1を中心とした略円板形状に形成される。文字板4は、所定の透過率で光を透過する光透過性部材料によって形成される。また、文字板4は、合成樹脂等の絶縁性材料によって形成される。文字板4は、インデックス41、及び、日窓42を含んで構成される。インデックス41は、時刻を表し、指針6によって指し示される目盛りである。インデックス41は、文字板4の軸線方向Xの前面側の面に周り方向Zに沿って等間隔で複数配置される。各インデックス41は、突状部材でもよいし、文字板4に印刷されてもよい。日窓42は、後述する日車12上の文字の一部を視認可能にするための開口部である。日窓42は、文字板4を軸線方向Xに沿って貫通して形成される。
見返しリング5は、文字板4の周縁部を押え、当該文字板4を所定の位置で保持する部材である。見返しリング5は、時計中心軸線X1を中心とした略円環形状に形成される。見返しリング5は、文字板4の軸線方向Xの前面側に設けられ、ムーブメントMMとの間に文字板4を保持する。
指針6は、文字板4のインデックス41を指し示すことで時刻等の情報を表示する表示部材であり、時計動作部を構成する。指針6は、針状に形成され、文字板4の軸線方向Xの前面側に複数設けられる。複数の指針6は、秒針61、分針62、時針63、及び、小針64を含んで構成される。秒針61、分針62、時針63は、外装ケース2に主針回転軸線X2を回転中心として回転可能に設けられる主指針を構成する。主針回転軸線X2は、時計中心軸線X1と一致する。秒針61、分針62、時針63は、同軸上に配置されている。秒針61、分針62、時針63は、主針回転軸線X2を回転中心として円形状の回転軌跡で回転する。一方、小針64は、外装ケース2に副針回転軸線X3を回転中心として回転可能に設けられる副指針を構成する。副針回転軸線X3は、主針回転軸線X2とは異なる軸線であり、時計中心軸線X1と平行でかつ当該時計中心軸線X1からずれて位置する。ここでは、小針64は、複数設けられており、2つが共通の副針回転軸線X3を回転中心として回転可能に設けられ、残りがそれぞれ異なる副針回転軸線X3を回転中心として回転可能に設けられる。またここでは、各小針64は、各副針回転軸線X3を回転中心として円形状の回転軌跡で回転する。なお、図1に示す例では、文字板4における9時位置側に設けられ副針回転軸線X3が主針回転軸線X2に近接する小針64は、他の小針64と比較して相対的に短く、相対的に小径の回転半径となるように形成されており、例えば、24h針等として利用される。
操作部7は、外部操作を受け付ける部分である。操作部7は、外装ケース2の本体部21から外側に露出するようにして設けられる。本実施形態の操作部7は、リューズ71、プッシュボタン72、73等を含んで構成される。操作部7は、リューズ71に対する引き出し・回転操作やプッシュボタン72、73に対する押下操作に応じてムーブメントMM内の機構と連動して種々の操作を受け付ける。
ムーブメントMMは、収容空間部24に収容され、電波時計1を駆動させる動力機構である。ムーブメントMMは、電池8、ソーラーセル9、モータ10、輪列11、表示車としての日車12、基板13、アンテナ14、前面側耐磁板15、及び、背面側耐磁板16を含んで構成され、これらが種々の部材を介して相互に組み付けられることで1つの構造的なモジュールを構成する。ムーブメントMMは、収容空間部24において、軸線方向Xに沿って背面側(裏蓋22側)から前面側(文字板4側)に向かって、背面側耐磁板16、基板13、前面側耐磁板15、日車12、ソーラーセル9の順で配置される。そして、ムーブメントMMは、裏蓋22の軸線方向Xの前面側に隣接して電池8が配置される。また、ムーブメントMMは、基板13の軸線方向Xの前面側の実装面にモータ10、アンテナ14が実装される。さらに、ムーブメントMMは、モータ10と指針6との間に輪列11が介在し、当該輪列11を介してこれらが連結される。
電池8は、電波時計1の電力源であり、収容空間部24に設けられる。電池8は、例えば、リチウムイオン電池等の二次電池であり、後述するソーラーセル9が発電した電力によって充電される。本実施例においては、電池8は、電池中心軸線X4(図4等も参照)を中心とした略円板形状(ボタン形状)に形成され、裏蓋22の軸線方向Xの前面側の面に隣接する位置関係となるように配置される。ここでは、電池8は、電池中心軸線X4が時計中心軸線X1と平行でかつ当該時計中心軸線X1からずれて位置するように配置される。電池8は、ソーラーセル9が発電した電力によって基板13(または図示しない他の基板)を介して充電される。電池8は、モータ10を含む電波時計1の各部に蓄電した電力を供給する。
ソーラーセル9は、電波時計1の発電源であり、光エネルギを電気エネルギに変換する。ソーラーセル9は、収容空間部24において軸線方向Xに対して文字板4の背面側、ここでは、文字板4とアンテナ14との間に設けられる。より詳細には、ソーラーセル9は、ムーブメントMMにおいて軸線方向Xの最前面側に位置し、軸線方向Xに対して文字板4と日車12との間に設けられる。ソーラーセル9は、時計中心軸線X1を中心とした略円板形状に形成された発電本体部91を有し、当該発電本体部91が光エネルギを電気エネルギに変換する。ソーラーセル9によって発電した電力は、電波時計1の各部に直接供給してもよいし、電池8に供給し当該電池8を充電してもよい。なお、ソーラーセル9は、発電本体部91において、軸線方向Xに沿って文字板4の日窓42と対向する位置に、発電本体部91を軸線方向Xに沿って貫通する日窓が設けられている。後述する日車12は、当該ソーラーセル9の日窓、及び、文字板4の日窓42を介して文字板4の前面側に一部が露出する。
モータ10は、電波時計1の動力発生源であり、各部を動作させるための動力を発生させる。モータ10は、収容空間部24において軸線方向Xに対して文字板4の背面側に設けられる。ここでは、モータ10は、基板13の軸線方向Xの前面側に配置される。モータ10は、例えば、ステッピングモータを用いることができ、電池8やソーラーセル9から供給された電力に応じてコイル部が発生させた磁界によって、ステータに対してロータを回転させることで回転動力を発生させ、指針6、日車12等を回転駆動する。モータ10は、複数の指針6、日車12に対して個別に設けられてもよいし、いくつかの指針6、日車12で兼用されてもよい。
輪列11は、モータ10が発生させた回転動力を回転駆動対象物に伝達する機構である。輪列11による回転駆動対象物は、典型的には、指針6であるが日車12を含んでいてもよい。輪列11は、収容空間部24において軸線方向Xに対して文字板4の背面側に設けられる。輪列11は、モータ10と指針6との間に介在しこれらを連結するようにして設けられる。輪列11は、ギヤ、回転軸等の動力伝達部材を含んで構成され、最終的な出力回転軸11aが軸線方向Xに沿って文字板4を貫通し指針6が設けられる。輪列11は、モータ10が発生させた回転動力を減速して指針6に伝達し回転させることで、当該指針6を運針する。輪列11は、複数の指針6に対して個別に設けられてもよいし、いくつかの指針6で兼用されてもよい。
日車12は、各種の情報を表示する表示車を構成するものであり、ここでは、各種の情報として日付を表し、時計動作部を構成する。日車12は、収容空間部24に時計中心軸線X1と平行な日車回転軸線(表示車回転軸線)X5を回転中心として回転可能に設けられる。日車12は、収容空間部24において軸線方向Xに対して文字板4の背面側に設けられる。より詳細には、日車12は、収容空間部24において軸線方向Xに対してソーラーセル9と前面側耐磁板15との間に設けられる。ここでは、日車12は、軸線方向Xに対して少なくとも一部がアンテナ14の範囲内に位置し、少なくとも一部が当該アンテナ14と略同層で配置される。日車12は、略円環板形状に形成される。日車12は、合成樹脂等の絶縁性材料によって形成される。日車12は、各種の情報として、暦を識別する一連の文字群の複数の文字が周方向に等間隔でそれぞれ印字されている。日車12は、モータ10によって日車回転軸線X5を回転中心として回転駆動され日窓42から露出する位置が遷移することで日付を表示する。ここでは、日車12は、日車回転軸線X5が時計中心軸線X1と平行でかつ当該時計中心軸線X1からずれて位置するように配置される。
基板13は、表面または内部に導電性部材による配線パターンを含み、電波時計1の各部を統括的に制御する電子回路、発振回路、モータ10、アンテナ14、受信回路(図3で後述する受信回路RX)等の各部品が配置される。ここでは、基板13は、時計中心軸線X1を中心とした略円板形状に形成され、電池8が配置される領域に対応した切欠き部を有する。基板13は、収容空間部24において軸線方向Xに対して文字板4の背面側に設けられる。より詳細には、基板13は、収容空間部24において軸線方向Xに対して前面側耐磁板15と背面側耐磁板16との間に設けられる。ここで、電子回路や受信回路は、基板13の前面又は背面のどちらに実装されてもよいが、モータ10及びアンテナ14は、前面側に配置されることが好ましい。電子回路は、時刻(時計内部時刻)を計時し、計時した時刻に基づいてモータ10を制御し、指針6、日車12を回転させ運針するための種々の回路を含んで構成され、計時された時刻を、現在時刻として指針6、日車12に表示させる。
アンテナ14は、外装ケース2の外部からの電波を受信するものである。アンテナ14は、空間の電磁波(電波)を受信する通信アンテナを構成する。アンテナ14は、収容空間部24において軸線方向Xに対して文字板4の背面側で基板13の前面側の実装面に実装される。ここでは、アンテナ14は、径方向Yに対して日車12の外側に配置される。本実施形態のアンテナ14は、一例として、平面モノポールアンテナであるものとして説明する。
具体的には、本実施形態のアンテナ14は、図3に例示するように、一例として、誘電体14a、放射電極14b、短絡部14c、及び、給電部14dを含んで構成される。本実施形態のアンテナ14は、平面モノポールアンテナを構成する。
誘電体14aは、アンテナ14の基部を構成する部分である。誘電体14aは、立体形状、ここでは、略直方体形状に形成される。誘電体14aは、導電性より誘電性が優位な物質、例えば、非導電性のセラミック等によって形成される。誘電体14aは、ジルコニアや酸化チタンなどの誘電率が高い材料を含んで構成されており、波長短縮効果を奏する。誘電体14aは、放射電極14bが受信する電波の実質的な波長λ’をGPS電波の周波数に応じた波長λよりも小さくすることができる。また、誘電体14aは、基板13と放射電極14bとの電気的な距離を離間させる効果がある。
放射電極14bは、電波を受信する部分である。放射電極14bは、誘電体14aの前面側の面(前面)である電極配置面14eに設けられる。放射電極14bは、金属等の導電性材料によって形成された略矩形平板形状の構成部である。放射電極14bは、電極配置面14eの大部分の領域を覆い、かつ、電極配置面14eの縁部をコの字形状に露出させるように当該電極配置面14eに配置される。より具体的には、放射電極14bは、電極配置面14eにおける径方向Yの一端側の領域、及び、幅方向Wの両端の領域を露出させるような位置関係で電極配置面14eに設けられる。ここで、アンテナ14における幅方向Wとは、軸線方向X、及び、径方向Yと直交する方向である。本実施形態の誘電体14aは、径方向Yが短辺に沿った方向、幅方向Wが長辺に沿った方向となるような略直方体形状に形成されている。放射電極14bの各辺は、電極配置面14eの各辺と平行である。なお、放射電極14bは、電極配置面14eが露出しないように、すなわち、電極配置面14eの全体を覆うように設けられてもよい。放射電極14bの各辺は、電極配置面14eの各辺と平行ではなく、所定の傾きをもっていてもよい。放射電極14bの各辺は、直線ではなく、メアンダ形状でもよい。
放射電極14bは、一対の第1の放射辺14f、及び、第2の放射辺14gを有する。放射辺14fは、アンテナ14の放射電極14bにおいて電流密度が集中するエッジ部分である。一対の放射辺14fは、それぞれ放射電極14bにおける径方向Yに沿った辺である。一対の放射辺14fは、相互に平行、又は、実質的に平行である。放射辺14gは、放射電極14bにおける放射辺14fと実質的に直交する辺、言い換えると幅方向Wに沿った辺である。放射電極14bの実質的なアンテナ長は、短絡部14cとの接続部14hから放射辺14gまでの辺の長さ、言い換えれば、放射辺14fの長さに相当する。放射電極14bは、例えば、アンテナ長が短縮後の実質的な波長λ’の1/4の長さとなるように形成されている。
短絡部14cは、放射電極14bの端部と基板13の前面側に設けられたグランド層GNDとを電気的に接続する部分である。ここで、グランド層GNDは、外装ケース2と直接的に接触もしくは容量結合により電気的に接続されている。グランド層GNDは、軸線方向Xに沿って放射電極14bと対向する位置に形成される。短絡部14cは、誘電体14aにおける径方向Yの一方側の側面14iに設けられる。当該側面14iは、アンテナ14が基板13に実装された状態で、誘電体14aにおいて径方向Yの内側を向く面である。短絡部14cは、金属等の導電性材料によって形成された略矩形平板形状の構成部である。本実施形態の短絡部14cは、側面14iにおいて幅方向Wの両端部を露出させるように一対で設けられる。一対の短絡部14cは、側面14iにおいて幅方向Wに沿って間隔をあけて設けられる。各短絡部14cは、軸線方向Xに沿って側面14iの上端(前面側の端)から下端(背面側の端)まで延在している。各短絡部14cは、上端が接続部14hを介して放射電極14bにつながっており、放射電極14bと電気的に接続されている。各短絡部14cは、下端がグランド層GNDに電気的に接続されている。
給電部14dは、放射電極14bに給電する部分であり、放射電極14bの端部と受信回路RXとを電気的に接続する部分である。本実施形態の給電部14dは、直接給電によって放射電極14bに給電する直接給電部を構成する。給電部14dは、誘電体14aにおいて各短絡部14cが設けられた面と同じ面、すなわち、側面14iに設けられる。給電部14dは、金属等の導電性材料によって形成された略矩形平板形状の構成部である。本実施形態の給電部14dは、幅方向Wに対して一対の短絡部14cの間に設けられる。つまり、上述の一対の短絡部14cは、側面14iにおいて幅方向Wに対して給電部14dを挟んで当該給電部14dの両側に並んで配置されている。給電部14dは、各短絡部14cと同様に、軸線方向Xに沿って側面14iの上端(前面側の端)から下端(背面側の端)まで延在している。一対の短絡部14c、及び、給電部14dは、仮想の平面S1に沿って延在している。仮想の平面S1は、外装ケース2の時計中心軸線X1と平行な平面である。給電部14dは、各短絡部14cと同様に、上端が接続部14hを介して放射電極14bにつながっており、放射電極14bと電気的に接続されている。ここでは、一対の短絡部14c、及び、給電部14dは、放射電極14b側の端部、すなわち、接続部14h側の端部において互いに接続されている。そして、給電部14dは、下端が受信回路RXに電気的に接続されている。給電部14dは、給電部14dと一対の短絡部14cによってそれぞれ形成されるスリットSLの深さ(図3の軸線方向Xに沿った長さ)と幅(図3の幅方向Wに沿った長さ)等が調整されることでインピーダンスのマッチングが図られている。また、アンテナ14と受信回路RXとの間には、マッチング回路を設けてもよい。特に給電部14dと受信回路RXとの接続に関しては、マイクロストリップラインで構成することが望ましい。
上記のように構成されるアンテナ14は、短絡部14c、給電部14dが径方向Yの内側を向き、かつ、誘電体14aの放射電極14b側とは反対側の面が基板13のグランド層GNDに接触するような位置関係で基板13に実装される。このとき、アンテナ14は、各短絡部14cとグランド層GNDとが導通する一方、給電部14dとグランド層GNDとが導通せず受信回路RXと接続されるように設けられる。この状態で、放射電極14bは、一対の短絡部14c、及び、給電部14dから径方向Yの外側に向けて延在している。言い換えると、放射電極14bは、一対の短絡部14c、及び、給電部14dから外装ケース2の内壁面に向けて径方向Yに沿って延在している。本実施形態の給電部14dと放射電極14bとは、上述の通り物理的に接続されている。つまり、本実施形態のアンテナ14は、放射電極14bに対して給電部14dを介して直接給電により給電がなされる。ここでは、放射辺14gの幅方向Wの中央部は、放射辺14fと近接する幅方向Wの端部と比較して電位の変動が小さい箇所であるため、当該幅方向Wの端部と比較して放射電極14bの受信感度に与える影響が相対的に小さい傾向にある。そしてここでは、アンテナ14は、放射電極14bの受信感度に与える影響が相対的に大きい傾向にある各放射辺14fが径方向Yに沿い、外装ケース2の内壁面に対して垂直に近い角度で交差するような位置関係で収容空間部24内に配置される(図4も参照)。この構成により、アンテナ14は、外装ケース2との容量結合を抑制することができ、受信感度の低下を抑制することができる。なお、グランド層GNDは、アンテナ14よりも径方向Yの内側まで延在している。言い換えれば、グランド層GNDは、径方向Yに対して短絡部14cを挟んで放射電極14b側とは反対側まで延在している。電波時計1は、上記のように構成されることでアンテナ14よりも径方向の内側がいわゆるイメージアンテナの領域となる。イメージアンテナは、仮想のアンテナであり、平面モノポールアンテナであるアンテナ14と対をなす。イメージアンテナは、各短絡部14cを挟んで放射電極14b側とは反対側に生成されると考えられている。イメージアンテナは、各短絡部14cに関してアンテナ14と対称な位置に対称な形状で生成される。電波時計1は、当該イメージアンテナによってアンテナ14の受信感度を向上させることができる。
上述の説明において、グランド層GNDは、基板13の前面側において放射電極14bと対向する位置に配置するとしたが、放射電極14bと対向する位置にグランド層GNDを設けなくてもよい。放射電極14bとグランド層GNDとを離間させることでアンテナ14の受信感度を向上させることができる。ただし、短絡部14cとグランド層GNDとの電気的接続のため、もしくは、アンテナ14を基板13に実装する上での実装強度を向上させるために、基板13において、放射電極14bに対向する位置であって短絡部14cが配置される近傍にはグランド層GNDを設けても良い。また、それ以外の箇所においてアンテナ14の実装エリアとしてグランド層GNDを設けてもよい。
図2に戻って、前面側耐磁板15、及び、背面側耐磁板16は、外装ケースの外部からの外部磁場を遮蔽しモータ10のコイル部等が磁束の影響を受けることを防止するための遮蔽板(シールド)である。前面側耐磁板15、背面側耐磁板16は、金属等の導電性材料によって板形状に形成される。前面側耐磁板15は、収容空間部24において軸線方向Xに対して日車12の背面側で、かつ、モータ10の前面側に設けられた第1の耐磁板を構成する。前面側耐磁板15は、軸線方向Xに対してアンテナ14の電極配置面14eより背面側に位置する。前面側耐磁板15は、軸線方向Xに沿って視て(以下、「軸線方向視」という場合があり、言い換えれば、「平面視」に相当する。)、アンテナ14と重ならない部分に設けられている。ここでは、前面側耐磁板15は、軸線方向Xに対して全体がアンテナ14の範囲内に位置し、当該アンテナ14と略同層で配置される。一方、背面側耐磁板16は、収容空間部24において軸線方向Xに対して裏蓋22の前面側に当該裏蓋22と隣接して設けられた第2の耐磁板を構成する。背面側耐磁板16は、軸線方向Xに対してアンテナ14の背面側に位置する。背面側耐磁板16は、軸線方向視にて、電池8と重ならない部分に設けられている。背面側耐磁板16は、軸線方向Xに対して全体が電池8の範囲内に位置し、当該電池8と略同層で配置される。前面側耐磁板15と背面側耐磁板16とは、軸線方向Xに対して、モータ10、基板13を挟んで対向して位置する。これらの構成により、電波時計1は、モータ10のコイル部等に対する外部磁場の影響を適正に抑制しつつ、薄型化が図られている。なお、前面側耐磁板15、及び、背面側耐磁板16は、上記の配置に限られない。例えば、背面側耐磁板16は、軸線方向視にて、電池8と重なる部分にも設けられ、電池8の軸線方向Xの背面側の全体を覆うように配置されてもよい。
上記のように構成される電波時計1は、発振回路及び電子回路よって時刻(時計内部時刻)が計時され、これに基づいてモータ10が制御されることで指針6、日車12の回転が制御される。この結果、電波時計1は、文字板4に対する指針6、日車12の相対的な位置関係に応じて時刻、日付等を表示することができる。また、電波時計1は、アンテナ14を介して衛星電波等の時刻情報を含む電波を受信し、受信回路及び電子回路よって当該受信した電波に基づいて時計内部時刻を補正することができる。
そして、本実施形態の電波時計1は、図4に示すように、外装ケース2の内部の収容空間部24において境界面BPを境界として二分割される領域に、日車12の日車回転軸線X5とアンテナ14とが振り分けられて配置される。この構成により、電波時計1は、大型化を抑制しつつ適正なアンテナ感度の確保を図っている。
具体的には、境界面BPは、時計中心軸線X1を含む仮想の平面であり、外装ケース2の内部の収容空間部24を二分割に領域分けする平面である。言い換えれば、境界面BPは、軸線方向視にて、時計中心軸線X1を通る平面である。本実施形態の境界面BPは、軸線方向視にて、時計中心軸線X1、文字板4における12時位置、及び、6時位置を通る位置に設定される。なお、文字板4は、軸線方向視にて、12時位置を基準として周り方向Zに沿って右回りに1時位置、2時位置、3時位置、4時位置、5時位置の順で位置し、6時位置が径方向Yに対して12時位置と対向して位置する。そして、文字板4は、軸線方向視にて、6時位置を基準として周り方向Zに沿って右回りに7時位置、8時位置、9時位置、10時位置、11時位置の順で位置する。
本実施形態の電波時計1は、外装ケース2の内部の収容空間部24において上記境界面BPで二分割される領域の一方の領域を「第1領域T1」という。また、電波時計1は、外装ケース2の内部の収容空間部24において上記境界面BPで二分割される領域の他方の領域を「第2領域T2」という。本実施形態の第1領域T1は、境界面BPを境界として文字板4の9時位置側に位置する領域である。一方、本実施形態の第2領域T2は、境界面BPを境界として文字板4の3時位置側に位置する領域である。例えば、上述したリューズ71、プッシュボタン72、73を含む操作部7は、外装ケース2の本体部21の当該第2領域T2側の外部に設けられている。
そして、本実施形態のアンテナ14は、収容空間部24において境界面BPで二分割される領域のうちの第1領域T1に配置される。つまり、アンテナ14は、境界面BPを境界として文字板4の9時位置側に位置する領域に配置される。さらに言えば、アンテナ14は、境界面BPを境界として操作部7が設けられる側とは反対側に位置する領域に配置される。アンテナ14は、軸線方向視にて、第1領域T1において日車12と重ならないように設けられる。
一方、本実施形態の日車12の日車回転軸線X5は、収容空間部24において境界面BPで二分割される領域のうちの第2領域T2に配置される。また、本実施形態の電波時計1は、電池8の電池中心軸線X4も日車12の日車回転軸線X5と同様に収容空間部24において境界面BPで二分割される領域のうちの第2領域T2に配置される。つまり、電池中心軸線X4、日車回転軸線X5は、ともに境界面BPを境界として文字板4の3時位置側に位置する領域に配置される。さらに言えば、電池中心軸線X4、日車回転軸線X5は、ともに境界面BPを境界として操作部7が設けられる側に位置する領域に配置される。なお、電池8、日車12は、その全体が第2領域T2に位置する必要はなく、一部が第1領域T1側に位置することが許容される。また、本実施形態の複数の小針64の各副針回転軸線X3は、いずれも上記のように配置された日車12の内側を通る位置に配置されている。
以上で説明した電波時計1は、外装ケース2の内部に日車回転軸線X5を回転中心として回転可能に設けられた日車12によって日付を表示することができる。また、電波時計1は、外装ケース2の内部に設けられたアンテナ14によって外部からの電波を受信することができる。この構成にあって、電波時計1は、外装ケース2の内部において時計中心軸線X1を含む境界面BPで二分割される領域の一方の領域である第1領域T1にアンテナ14が配置され、他方の領域である第2領域T2に日車12の日車回転軸線X5が配置される。この構成により、電波時計1は、日車回転軸線X5が時計中心軸線X1に対して境界面BPの第2領域T2側にずれて位置するように日車12が配置されることで境界面BPを挟んで第1領域T1側に生じる日車12の外側のスペースにアンテナ14を配置することができる。これにより、電波時計1は、日車12とアンテナ14を重ねることなく構成することができるため、薄型化を図ることができる上に、日車12の周回内のアンテナ14の配置を避けているために、ケース径も小さくすることができる。この結果、薄型化、小型化を実現しつつ、適正なアンテナ感度を確保することができる。
より詳細には、以上で説明した電波時計1は、軸線方向Xに対して日車12の少なくとも一部、ここでは、全体がアンテナ14の範囲内に位置し、日車12とアンテナ14とが略同層で配置されることで薄型化することができる。その上で、電波時計1は、上述したように、日車12の日車回転軸線X5とアンテナ14とが境界面BPを境界として分割された第1領域T1と第2領域T2とに振り分けられて配置されることで、適正なアンテナ感度を確保することができる。
また、以上で説明した電波時計1は、外装ケース2において、日車回転軸線X5が設けられる第2領域T2側の外側に操作部7が設けられ、言い換えれば、アンテナ14が設けられる第1領域T1側とは反対側に操作部7が設けられる。この構成により、電波時計1は、図5に示すように、リューズ71と連動する巻き芯71a、オシドリ71b、カンヌキ71c等の金属製の連動部材をアンテナ14から遠ざけることができる。言い換えれば、アンテナは、巻き芯71a、オシドリ71b、カンヌキ71c等の金属製の連動部材が設けられる第2領域T2側とは反対側の第1領域T1側に設けられる。この構成により、電波時計1は、アンテナ14と金属製の連動部材との間に十分な距離を確保することができるため、アンテナ14の受信感度の低下を抑制することができる。この結果、電波時計1は、より適正なアンテナ感度を確保することができる。
ここでは、以上で説明した電波時計1は、文字板4における12時位置、及び、6時位置を通る境界面BPを境界として、アンテナ14が設けられる第1領域T1が文字板4における9時位置側に位置し、日車回転軸線X5や巻き芯71a、オシドリ71b、カンヌキ71c等が設けられる第2領域T2が文字板4における3時位置側に位置する。このような構成にあって、電波時計1は、上記のように適正なアンテナ感度を確保することができる。
より詳細には、図6に示すように、以上で説明した第1領域T1は、直交面OPによって、さらに、第1分割領域TAと、第2分割領域TBとに二分割され、第2領域T2は、直交面OPによって、さらに、第3分割領域TCと、第4分割領域TDとに二分割される(図4、図5も参照)。ここで、直交面OPは、時計中心軸線X1を含みかつ境界面BPと直交する面であり、軸線方向視にて、時計中心軸線X1、文字板4における3時位置、及び、9時位置を通る位置に設定される。そして、第1分割領域TAは、境界面BP及び直交面OPを境界として文字板4の9時位置~12時位置の範囲に位置する。第2分割領域TBは、境界面BP及び直交面OPを境界として文字板4の6時位置~9時位置の範囲に位置する。第3分割領域TCは、境界面BP及び直交面OPを境界として文字板4の3時位置~6時位置の範囲に位置し、時計中心軸線X1を中心として第1分割領域TAと対称に位置する。第4分割領域TDは、境界面BP及び直交面OPを境界として文字板4の12時位置~3時位置の範囲に位置し、時計中心軸線X1を中心として第2分割領域TBと対称に位置する。そして、少なくともアンテナ14の給電部14dは、第1領域T1において、第1分割領域TA、又は、第2分割領域TBに配置され、日車12の日車回転軸線X5は、第2領域T2において、給電部14dが第1分割領域TAに配置された場合には第3分割領域TCに配置され、給電部14dが第2分割領域TBに配置された場合には第4分割領域TDに配置される。ここでは、アンテナ14は、全体が第1領域T1の第1分割領域TAに配置され、日車12の日車回転軸線X5は、第3分割領域TCに配置される。つまり、電波時計1は、第1分割領域TAと第2分割領域TBと第3分割領域TCと第4分割領域TDとの関係において、アンテナ14の給電部14dと日車回転軸線X5とが時計中心軸線X1を中心として互いに対称に位置する領域にそれぞれ配置される。この結果、電波時計1は、アンテナ14と日車回転軸線X5とをより確実に離間させて配置することができるので、上記の通りより確実に適正なアンテナ感度を確保することができる。
また、以上で説明した電波時計1は、日車回転軸線X5が配置される第2領域T2に電池8の電池中心軸線X4も配置される。この構成により、電波時計1は、アンテナ14と電池8との間にも十分な距離を確保することができるため、アンテナ14の受信感度の低下を抑制することができる。この結果、電波時計1は、より適正なアンテナ感度を確保することができる。またここでは、電波時計1は、電池8の電池中心軸線X4も日車回転軸線X5と同様に第3分割領域TCに配置されるので、アンテナ14と電池8とをより確実に離間させて配置することができ、この点でもより確実に適正なアンテナ感度を確保することができる。
また、以上で説明した電波時計1は、秒針61、分針62、時針63の主針回転軸線X2が時計中心軸線X1と一致し、各小針64の各副針回転軸線X3が時計中心軸線X1と平行でかつ当該時計中心軸線X1からずれて位置し、日車12の内側を通る位置に配置される。この構成により、電波時計1は、各小針64の副針回転軸線X3を日車12の内側に集約しコンパクト化した上で、上記のように適正なアンテナ感度を確保することができる。
ここでは、以上で説明した電波時計1は、平面モノポールアンテナを構成するアンテナ14において上記のように適正なアンテナ感度を確保することができる。
[実施形態2]
実施形態2に係る電波時計は、一部の指針の回転軌跡が実施形態1とは異なる。以下では、上述した実施形態と同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略する。
図7に示す本実施形態に係る電波時計201は、一部の指針の回転軌跡が上述の電波時計1と異なる。電波時計201のその他の構成は、当該電波時計1と略同様の構成である。
具体的には、電波時計201は、複数の指針6のうち文字板4における9時位置に位置する小針64(以下、便宜的に「小針64A」と記載する場合がある。)の回転軌跡RLが上述の電波時計1と異なる。小針64Aを含む複数の小針64の各副針回転軸線X3は、電波時計1と同様に、いずれも日車12の内側を通る位置に配置されている。その上で、複数の小針64のうちの小針64Aは、副針回転軸線X3を回転中心として扇形状の回転軌跡RLで回転する。この小針64Aは、いわゆるレトログラードを構成する。小針64Aは、軸線方向視にて、時計中心軸線X1に対する日車回転軸線X5のずれ方向(偏芯方向)とは反対側、すなわち、第1領域T1(図4等参照)側に位置する。小針64Aは、軸線方向視にて、副針回転軸線X3が日車12の内側を通り、かつ、回転軌跡RLが時計中心軸線X1とは反対側、すなわち、径方向Yの外側を向くように配置される。なお、小針64A以外の他の小針64は、上記と同様に、副針回転軸線X3を回転中心として円形状の回転軌跡で回転する。
以上で説明した電波時計201は、電波時計1と同様に、日車12の日車回転軸線X5とアンテナ14とが境界面BPを境界として分割された第1領域T1と第2領域T2とに振り分けられて配置されることで、適正なアンテナ感度を確保することができる。
そして、以上で説明した電波時計201は、小針64Aが副針回転軸線X3を回転中心として扇形状の回転軌跡RLで回転するように構成される。この構成により、電波時計201は、小針64Aの副針回転軸線X3を時計中心軸線X1側に近付けて配置しても、小針64Aが秒針61、分針62、時針63の出力回転軸11a等と干渉しないようにすることができる。この結果、電波時計201は、更なるコンパクト化を図ることができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る電波時計は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。本実施形態に係る電波時計は、以上で説明した実施形態、変形例の構成要素を適宜組み合わせることで構成してもよい。
以上で説明した小針64Aは、軸線方向視にて、副針回転軸線X3が日車12の外側を通り、かつ、回転軌跡RLが時計中心軸線X1側、すなわち、径方向Yの内側を向くように配置されてもよい。この場合であっても、電波時計201は、更なるコンパクト化を図ることができる場合がある。
以上の説明では、電波時計1は、指針6が複数の小針64を含んで構成されるものとして説明したがこれに限らない。例えば、図8に示す変形例に係る電波時計1Aは、指針6が小針64を備えない構成である。この場合であっても、電波時計1Aは、日車12の日車回転軸線X5とアンテナ14とが境界面BPを境界として分割された第1領域T1と第2領域T2とに振り分けられて配置されることで、薄型化、小型化を実現しつつも適正なアンテナ感度を確保することができる。またここでは、電波時計1Aは、アンテナ14が第2分割領域TBに配置され、日車回転軸線X5が時計中心軸線を中心として第2分割領域TBと対称に位置する第4分割領域TDに配置されるので、上記と同様に確実に適正なアンテナ感度を確保することができる。
以上の説明では、アンテナ14は、直接給電型の平面モノポールアンテナを構成するものとして説明したがこれに限らない。アンテナ14は、平面モノポールアンテナの形状として例示した以外の様々な形状が採用可能である。以上の説明では、給電部14dは、直接給電によって放射電極14bに給電する直接給電部を構成するものとして説明したがこれに限らない。例えば、アンテナ14は、いわゆる電磁結合型の平面モノポールアンテナを構成するものであってもよい。この場合、給電部14dは、電磁結合によって放射電極14bに給電する電磁給電部を構成する。つまり、アンテナ14は、給電部14dと放射電極14bとが物理的に接触しておらず、離間しており、給電部14dと放射電極14bとが電磁結合することで、放射電極14bに非接触方式の給電がなされる。
また、以上の説明では、給電部14dは、誘電体14aにおいて各短絡部14cが設けられた側面14iに設けられるものとして説明したがこれに限らない。給電部14dは、各短絡部14cが設けられた側面14iとは異なる面に設けられていてもよく、例えば、誘電体14aの側面14iと対向する面、すなわち、径方向Yの外側の側面に設けられていてもよい。また、短絡部14cと給電部14dとは、配置関係がこの逆でもよい。また、以上の説明では、誘電体14aは、略直方体形状に形成されるものとして説明したがこれに限らない。また、以上で説明した放射電極14bは、誘電体14aにおける電極配置面14e以外の面まで延在していてもよい。また、アンテナ14は、いわゆるパッチアンテナ(平面アンテナ)や逆F型アンテナ、コイルアンテナであってもよい。
また、以上の説明では、アンテナ14の受信対象は、GPS電波であるものとして説明したがこれに限らない。アンテナ14の受信対象は、GPS衛星以外の衛星から出力される電波であってもよいし、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)やNFCを利用した電波であってもよい。また、アンテナ14の受信対象は、地上の基地局等から出力される電波であってもよい。
以上の説明では、電波時計1、1A、201に適用される表示車は、日車12であるものとして説明したがこれに限らず、各種の情報として曜日を表す曜日車、各種の情報として種々の機能を表す機能車等であってもよい。
以上の説明では、外装ケース2の本体部21は、時計中心軸線X1を中心とした略円筒形状に形成されるものとして説明したがこれに限らない。本体部21は、例えば、略矩形筒形状、略樽型筒形状等であってもよい。この場合、時計中心軸線X1は、上述したように軸線方向視にてムーブメントMM、外装ケース2の形状の幾何学的な重心位置を通る軸線として設定される。同様に、電池8は、略円板形状に限らず、略矩形板形状、略樽型板形状等であってもよい。この場合も、電池中心軸線X4は、軸線方向視にて電池8の形状の幾何学的な重心位置を通る軸線として設定されればよい。
以上の説明では、境界面BPは、軸線方向視にて、時計中心軸線X1、文字板4における12時位置、及び、6時位置を通る位置に設定されるものとして説明したがこれに限らない。境界面BPは、軸線方向視にて、時計中心軸線X1を通る位置であれば他の位置に設定されてもよい。また、以上の説明では、第1領域T1は、境界面BPを境界として文字板4の9時位置側に位置する領域であり、第2領域T2は、境界面BPを境界として文字板4の3時位置側に位置する領域であるものとして説明したがこれに限らない。また、操作部7は、外装ケース2の本体部21の第2領域T2側の外部に設けられているものとして説明したがこれに限らない。また、以上の説明では、電池8の電池中心軸線X4も日車12の日車回転軸線X5と同様に第2領域T2に配置されるものとして説明したがこれに限らず、第1領域T1に配置されてもよい。
以上の説明では、電波時計1、1A、201は、物理的な指針6によって時刻を表示するアナログ式電子時計であるものと説明したがこれに限らない。電波時計1、1A、201は、例えば、液晶表示部等によって時刻を表示するデジタル式電子時計であってもよい。また、電波時計1、1A、201は、ベルト25を介して腕に装着される腕時計であるものとして説明したがこれに限らない。電波時計1、1A、201は、例えば、置き時計、掛け時計、懐中時計等であってもよい。また、電波時計1、1A、201は、例えば、各種カメラ、ゲーム機器、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パーソナルコンピュータ等の携帯可能な情報端末装置、家庭電化製品や自動車を含む電子機器に適用されるものであってもよい。
1、1A、201 電波時計
2 外装ケース
4 文字板
6 指針
7 操作部
8 電池
12 日車(表示車)
14 アンテナ
41 インデックス
61 秒針(主指針)
62 分針(主指針)
63 時針(主指針)
64、64A 小針(副指針)
BP 境界面
OP 直交面
RL 回転軌跡
T1 第1領域(一方の領域)
T2 第2領域(他方の領域)
TA 第1分割領域
TB 第2分割領域
TC 第3分割領域
TD 第4分割領域
W 幅方向
X 軸線方向
Y 径方向
Z 方向
X1 時計中心軸線
X2 主針回転軸線
X3 副針回転軸線
X4 電池中心軸線
X5 日車回転軸線(表示車回転軸線)

Claims (8)

  1. 外装ケースと、
    前記外装ケースの内部に時計中心軸線と平行でかつ当該時計中心軸線からずれて位置する表示車回転軸線を回転中心として回転可能に設けられる表示車と、
    前記外装ケースの内部でかつ前記表示車の外側に設けられ当該外装ケースの外部からの電波を受信するアンテナとを備え、
    前記アンテナは、前記外装ケースの内部において前記時計中心軸線を含む境界面で二分割される領域の一方の領域に配置され、
    前記表示車の前記表示車回転軸線は、前記外装ケースの内部において前記時計中心軸線を含む境界面で二分割される領域の他方の領域に配置され
    前記表示車は、前記時計中心軸線に沿った軸線方向に沿う断面視において、当該軸線方向に対して少なくとも一部が前記アンテナの範囲内に位置し当該アンテナと同層で配置されることを特徴とする、
    電波時計。
  2. 外装ケースと、
    前記外装ケースの内部に時計中心軸線と平行でかつ当該時計中心軸線からずれて位置する表示車回転軸線を回転中心として回転可能に設けられる表示車と、
    前記外装ケースの内部でかつ前記表示車の外側に設けられ当該外装ケースの外部からの電波を受信するアンテナとを備え、
    前記アンテナは、前記外装ケースの内部において前記時計中心軸線を含む境界面で二分割される領域の一方の領域に配置され、
    前記表示車の前記表示車回転軸線は、前記外装ケースの内部において前記時計中心軸線を含む境界面で二分割される領域の他方の領域に配置され、
    前記一方の領域は、前記時計中心軸線を含みかつ前記境界面と直交する直交面によって、第1分割領域と、第2分割領域とに二分割され、
    前記他方の領域は、前記直交面によって、前記時計中心軸線を中心として前記第1分割領域と対称に位置する第3分割領域と、前記時計中心軸線を中心として前記第2分割領域と対称に位置する第4分割領域とに二分割され、
    前記アンテナの給電部は、前記一方の領域において、前記第1分割領域、又は、前記第2分割領域に配置され、
    前記表示車の前記表示車回転軸線は、前記他方の領域において、前記アンテナの給電部が前記第1分割領域に配置された場合には前記第3分割領域に配置され、前記アンテナの給電部が前記第2分割領域に配置された場合には前記第4分割領域に配置されることを特徴とする、
    波時計。
  3. 外装ケースと、
    前記外装ケースの内部に時計中心軸線と平行でかつ当該時計中心軸線からずれて位置する表示車回転軸線を回転中心として回転可能に設けられる表示車と、
    前記外装ケースの内部でかつ前記表示車の外側に設けられ当該外装ケースの外部からの電波を受信するアンテナとを備え、
    前記アンテナは、前記外装ケースの内部において前記時計中心軸線を含む境界面で二分割される領域の一方の領域に配置され、
    前記表示車の前記表示車回転軸線は、前記外装ケースの内部において前記時計中心軸線を含む境界面で二分割される領域の他方の領域に配置され、
    さらに、
    前記外装ケースに主針回転軸線を回転中心として回転可能に設けられる主指針と、
    前記外装ケースに主針回転軸線とは異なる副針回転軸線を回転中心として回転可能に設けられる副指針とを備え、
    前記主針回転軸線は、前記時計中心軸線と一致し、
    前記副針回転軸線は、前記時計中心軸線と平行でかつ当該時計中心軸線からずれて位置し、前記表示車の内側を通る位置に配置されることを特徴とする、
    波時計。
  4. 前記副指針は、前記副針回転軸線を回転中心として扇形状の回転軌跡で回転する、
    請求項に記載の電波時計。
  5. 外部操作を受け付ける操作部を備え、
    前記操作部は、前記外装ケースの前記他方の領域側の外部に設けられる、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電波時計。
  6. 時刻を表すインデックスが設けられた文字板を備え、
    前記境界面は、前記文字板における12時位置、及び、前記時計中心軸線と直交する径方向に対して当該12時位置と対向して位置する6時位置を通り、
    前記一方の領域は、前記文字板における9時位置側に位置し、
    前記他方の領域は、前記文字板における3時位置側に位置する、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電波時計。
  7. 前記外装ケースの内部に設けられ電力を蓄電可能である電池を備え、
    前記電池の電池中心軸線は、前記時計中心軸線と平行でかつ当該時計中心軸線からずれて位置し、前記他方の領域に配置される、
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の電波時計。
  8. 前記アンテナは、平面モノポールアンテナである、
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の電波時計。
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