JP6901945B2 - 携帯型電波時計 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯型電波時計に関する。
腕時計、懐中時計などの携帯型時計に関し、特に、腕時計において、GPS(Global Positioning System)等の衛星電波を受信して時刻修正を行う電波時計がある。衛星電波は一般にUHF帯の高周波であり、携帯型電波時計にはかかる周波数帯の電波の受信に適した形態のアンテナが内蔵される。なお、ここで携帯型電波時計とは、形態に適したサイズの時計であって且つ、外部電波を受信して時刻修正をする機能を有するいわゆる電波時計でもあるものを指す。
かかる携帯型電波時計に用いられるアンテナとして、パッチアンテナが実用されるが、パッチアンテナは時計のムーブメント内で占める体積が大きく、時計の小型化やデザイン上のレイアウトに制限をきたす場合があった。
これに対し、時計のムーブメント内でなく、その表面や外周に配置されるリング状のアンテナの提案がなされている。例えば、特許文献1には、円周方向に延在するスロットが形成されたアンテナ電極を有するアンテナ体を備えたアンテナ内蔵式電子時計が記載されている。
同文献記載のアンテナ内蔵式電子時計では、外装ケースがアンテナ体の側面部として、また裏蓋が底面部として機能しており、アンテナ体に駆動機構が収容される。さらに、C型のスロットは、ほぼ全周にわたっており、文字板の周囲である時計の空きスペースに配置される。
特開2012−118045号公報
本発明は、デザイン上の設計自由度が高く、かつ、電波の受信感度のよいムーブメントを備えた携帯型電波時計を提供することをその目的とする。
本発明は種々の側面を有しており、それらは以下の通り例示される。
(1)外装ケースと、前記外装ケース内に配置されるムーブメントと、平板状導体に前記ムーブメントの外周に沿った円弧形状のスロットが形成されたスロットアンテナと、を有し、平面視において、前記ムーブメントの中心を中心とし、前記ムーブメントの外周のうち前記スロットが形成されていない領域を弧とする第1の扇形領域に、少なくとも、外周操作部材及び表示用開口の少なくともいずれかが配置される携帯型電波時計。
(2)(1)において、前記スロットアンテナ上に配置されるソーラーパネルを有し、前記ソーラーパネルは、前記第1の扇形領域において、前記ムーブメントの外周に延在し、前記ムーブメントの中心を中心とし、前記ムーブメントの外周のうち前記スロットが形成されている領域を弧とする第2の扇形領域において、前記スロットを露出する形状である、携帯型電波時計。
(3)(2)において、前記ソーラーパネルは、前記スロットの両端において前記スロットと重畳する形状である携帯型電波時計。
(4)(1)において、前記スロットアンテナ上に配置され、基材上に導電膜が形成される遮蔽領域と、前記基材上に導電膜が形成されない非遮蔽領域とを有するソーラーパネルを有し、前記遮蔽領域は、前記第1の扇形領域において、前記ムーブメントの外周に延在し、前記非遮蔽領域は、前記ムーブメントの中心を中心とし、前記ムーブメントの外周のうち前記スロットが形成されている領域を弧とする第2の扇形領域において、前記スロットと重畳する形状である、携帯型電波時計。
(5)(4)において、前記遮蔽領域は、前記スロットの両端において前記スロットと重畳する形状である、携帯型電波時計。
(6)(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記携帯型電波時計は、前記外周操作部材である竜頭が取り付けられる巻真と、ボタン型電池を有し、前記ボタン型電池は、前記ムーブメントの中心から、前記第1の扇形領域に偏った位置であって、かつ、前記ムーブメントの中心から前記巻真に向く方向からずれた位置に配置される、携帯型電波時計。
(7)(1)〜(6)のいずれかにおいて、平面視において、前記スロットに内接する円内の領域に、モーター及び輪列を構成する金属部材が配置される、携帯型電波時計。
(8)(1)〜(7)のいずれかにおいて、前記スロットアンテナの平板状導体は、すくなくとも、前記スロットの周囲であって、前記スロットアンテナにより受信しようとする電波の波長の0.3%以上の範囲に延在する、携帯型電波時計。
(9)(1)〜(8)のいずれかにおいて、前記スロットアンテナの裏面側に、平板状導体に前記スロットを包含する形状の開口が形成された遮蔽電極を有する、携帯型電波時計。
(10)(9)において、前記遮蔽電極の開口は、すくなくとも、前記スロットの周囲であって、前記スロットアンテナにより受信しようとする電波の波長の0.3%以上の範囲に延在する、携帯型電波時計。
(11)(1)〜(10)のいずれかにおいて、前記スロットアンテナは、不平衡給電される、携帯型電波時計。
(12)(11)において、前記スロットアンテナと接続される給電線はFPC基板上に形成された導体薄膜により形成され、少なくとも1本の第1電線と、前記第1電線の横断方向両側に形成された少なくとも2本の第2電線を有する、携帯型電波時計。
(13)(9)又は(10)において、前記スロットアンテナは、不平衡給電され、前記スロットアンテナと接続される給電線はFPC基板上に形成された導体薄膜により形成され、少なくとも1本の第1電線と、前記第1電線の横断方向両側に形成された少なくとも2本の第2電線を有し、前記スロットアンテナの平板状導体は前記FPCの表面側に形成され、前記遮蔽電極の平板状導体及び前記給電線は前記FPCの裏面側に形成され、前記第1電線は前記スロットの外周側で前記スロットアンテナの平板状導体に接続され、前記第2電線は、前記遮蔽電極と接続され、前記遮蔽電極は前記スロットの内周側で前記スロットアンテナの平板状導体に接続される、携帯型電波時計。
(14)(10)、(11)又は(13)において、前記スロットアンテナ及び前記遮蔽電極は、その外周において、前記外装ケースから絶縁される、携帯型電波時計。
本発明の(1)の側面によれば、デザイン上の設計自由度が高く、かつ、電波の受信感度のよいムーブメントを備えた携帯型電波時計が提供される。
本発明の(2)〜(5)の側面によれば、ソーラーパネルによるスロットアンテナの受信感度への影響を抑制できる。
本発明の(6)の側面によれば、ボタン型電池によるスロットアンテナの受信感度への影響を抑制しつつ、巻真脇に巻真着脱機構を設けるスペースを確保できる。
本発明の(7)の側面によれば、モーター及び輪列を構成する金属部材によるスロットアンテナの受信感度への影響を抑制できる。
本発明の(8)の側面によれば、スロットアンテナのスロットの周囲の電流分布が安定し、所望の受信性能が発揮される。
本発明の(9)又は(10)の側面によれば、ムーブメント内部の部材によるスロットアンテナの受信感度への影響を遮蔽しつつ、遮蔽電極によるスロットアンテナの受信感度への影響を抑制できる。
本発明の(11)〜(13)の側面によれば、給電線に対するノイズの影響を排除しつつ、給電点周辺の配線構造がシンプルとなり、スロットアンテナの受信感度への影響が少なくなる。
本発明の(14)の側面によれば、そのため、外装ケースの外部からの影響が直接スロットアンテナに及びにくく、受信感度が安定する。
本発明の一実施形態に係る携帯型電波時計の平面図である。 外装ケースの内部に収容されるムーブメントを示す平面図である。 スロットアンテナの平面図である。 ソーラーパネルの平面図である。 ソーラーパネルの変形例を示す平面図である。 ソーラーパネルのさらなる変形例を示す平面図である。 ムーブメントの平面視において、ボタン型電池の好適な配置を示す図である。 ムーブメントにおける、モーターと輪列の配置の例を示す図である。 スロットアンテナの裏面平面図である。 図9のX−X線による断面図である。 図9の舌部の根元の拡大図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯型電波時計1の平面図である。携帯型電波時計1は、ここでは腕時計として示しているが、その他の形式、例えば、懐中時計であってもよい。携帯型電波時計1は、図示の通り、アナログ式の電子時計であるが、一部に液晶表示器などを用いたデジタル表示を備えるものであってもよい。なお、図1では、携帯型電波時計1を腕に装着するためのバンドは図示を省略している。
携帯型電波時計1は、外装ケース2の内部に、時計の機構部材であるいわゆるムーブメントを収容したものである。図1の例では、携帯型電波時計1の文字板3のほぼ中央を軸として、時針、分針及び秒針からなる指針4が設けられている。また、文字板3の外周縁には、装飾部材として見返しリング5が設けられているが、これは必ずしも必須の部材ではない。文字板3の外周に沿って、時刻を示す目印、いわゆる時字6が1時間を示す30度毎に取り付けられている(図中では、煩雑となるため12時位置の時字6にのみ符号を付した)。
また、外装ケース2の3時側の外周側面には、竜頭7が、また竜頭7をはさむようにプッシュボタン8がそれぞれ設けられ、携帯型電波時計1に対するユーザの操作を受け付けるようになっている。この竜頭7や、プッシュボタン8のように、外装ケース2の外周側面からユーザの操作を受け付けるための入力機構を、本明細書では外周操作部材と称する。外周操作部材には、竜頭7と接続される巻真や、プッシュボタン8が取り付けられるスイッチ機構が含まれる。
さらに、本例では、文字板3の3時の時字に当たる位置に、日窓9が設けられており、日表示がされている。この日窓9は、日板の所定位置をユーザが視認可能とする開口であり、日窓9を通して日板の所定の位置、図示の例では「20」と印刷された位置が視認されることで、現在の日付が把握されるようになっている。この日窓9のように、その裏側に配置された日板などの表示部材を視認可能とする開口を、本明細書では表示用開口と称する。表示用開口により表示されるものは、この例で示した日表示に限定されず、曜やタイムゾーンの表示や、液晶表示器による各種の情報が含まれる。
図2は、図1の携帯型電波時計1から、外装ケース2と文字板3、指針4、竜頭7及びプッシュボタン8を取り去り、外装ケース2の内部に収容されるムーブメント10を示す平面図である。
ムーブメント10は、概略円板形状であり、そのほぼ中心に指針軸11が存在している。またムーブメント10を構成する枠12(地板ともいう)の外周側面には、竜頭7を取り付けるための巻真13、プッシュボタン8を取り付けるためのスイッチ機構14の一部が突き出している。また、枠12の上面には、表側から、ソーラーパネル15、スロットアンテナ16が積層されている。本例では、ソーラーパネル15の全面に電極は形成されておらず、その背面のスロットアンテナ16の一部と、スロットアンテナ16に形成されたスロット17が見えている。
ソーラーパネル15及びスロットアンテナ16にはともに、日窓9及び、指針軸11を通過させるための軸開口18が設けられている。
図3は、スロットアンテナ16の平面図である。スロットアンテナ16は、平板状導体19に、円弧形状のスロット17が形成された形状である。本例では、スロットアンテナ16は、絶縁性の基板上に形成された金属薄膜のパターンによってスロット17が形成されており、平板状導体19は、金属薄膜である。したがって、スロット17からは絶縁性の基板が露出していることとなるが、日窓9及び軸開口18と同様、スロット17を絶縁性の基板を切り欠くことにより作成してもよい。
スロット17の長さは、スロットアンテナ16により受信しようとする電波の波長に応じて設定してよいが、円偏波を得るため、ムーブメント10の中心に対して、図3においてθで示した角度範囲で180度以上、より好ましくは270度以上とする。図示の例では、スロット17はムーブメント10の中心に対して300度の範囲に設けられている。
また、スロットアンテナ16の外形(すなわち、絶縁性の基板の外形)は、おおむね円形であるが、若干の凹凸が設けられている。この凹凸は、図2で示した枠12の上面に設けられた、ソーラーパネル15及びスロットアンテナ16を受け入れるための凹部の内周の形状と相補的になっており(図2参照)、スロットアンテナ16を枠12上に配置した際に、スロットアンテナ16が回転することなく位置決めされる。
また、本例では、スロットアンテナ16の絶縁性の基板は、FPC(フレキシブルプリント基板)であり、スロット17のいずれかの端部近傍から、外周側に向かって突き出す舌部20が設けられている。舌部20は、その裏面に配線パターンが形成され、スロットアンテナ16とムーブメント10に設けられた回路基板とを接続する給電線として機能する。舌部20は、スロットアンテナ16が枠12上に配置された際に、下方に向かって柔軟に曲げられる。
また、スロット17のいずれかの端部近傍には、給電点21が設けられている。給電点21は、舌部20の裏面に設けられた配線パターンと平板状導体19とを接続するビアホールである。舌部20の裏面に設けられた配線パターン及び、平板状導体19との接続部の詳細については後述する。
本実施形態では、スロット17は円弧形状であり、ムーブメント10の中心に対してスロット17が形成されない領域Aが確保される。そして、この領域Aには、平面視において、スロット17と重畳することにより不都合が生じうると考えられる構造を配置する。
そのような構造の第1の候補は、スロットアンテナ16の受信性能に影響を与える可能性のある、ある程度以上の大きさを持つ導電性の(通常は金属製の)部材であって、スロット17と同程度に、ムーブメント10の外周に配置することが必要な部材である。そのような部材の代表的なものは、前述の外周操作部材である。図2より明らかなように、本例では、巻真13及び、スイッチ機構14は、ムーブメント10の中心に対してスロット17が形成されない領域A内に配置されている。もちろん、巻真13とスイッチ機構14の両方を有さない携帯式電波時計1の場合には、そのいずれか片方を領域A内に配置するものとしてよく、外周操作部材の配置によって、どうしてもそれらの全てを領域A内に配置することができない場合には、その一部を領域A内に配置するものとしてもよい。その際には、できうる限り、金属部材の大きさが小さく、スロットアンテナ16の受信感度への影響が小さい部材を領域A外に配置することが望ましく、また、後述する理由により、領域A外に外周操作部材を配置する場合であっても、スロット17の両端部近傍の位置に配置することが望ましい。
また、領域A内に配置される構造の第2の候補は、表示用開口であり、本例では、日窓9が該当する。通常、機構上あるいはデザインレイアウト上の都合により、表示用開口は時計の盤面の外周付近に配置されるが、表示用開口はムーブメント10に組み込まれた表示機構をユーザに視認させるため、表示用開口に当たる位置のスロットアンテナ16を切り欠くか、透明な部材としなければならず、表示用開口をまたぐようにスロット17を形成することができない。そのため、表示用開口は領域A内に配置される。このような構成とすることで、表示用開口をスロット17の内周側に配置する必要がなく、時計の盤面を広くとることができ、デザインレイアウトの自由度が高まる。
なお、必ずしもすべての携帯型電波時計1について、表示用開口が存在するとは限らない。したがって、本実施形態において例示した携帯型電波時計1は、外周操作部材の全てと表示用開口が領域Aに配置されるものであるが、領域Aには、少なくとも、外周操作部材及び表示用開口の少なくともいずれかが配置されるものとすればよい。
また、スロットアンテナ16の領域Aの周縁部には、穴35が設けられている。これは、後述する、ソーラーパネル15とムーブメント10の回路基板とを接続する導電体が通過するためのものである。
図4は、ソーラーパネル15の平面図である。ソーラーパネル15は、絶縁性の基板上に導電膜と、半導体膜を積層して太陽電池が形成されている。そして、本例のソーラーパネル15では、太陽電池は絶縁性の基板の全面に形成されておらず、導電膜が形成され、太陽電池として機能する遮蔽領域22と、導電膜が形成されない非遮蔽領域23が存在している。
遮蔽領域22では、導電膜の働きにより、外部からの電波が遮蔽されるため、この遮蔽領域22がスロットアンテナ16のスロット17を覆うと、受信感度の低下を招く。そのため、非遮蔽領域23は、ムーブメント10の中心に対してスロット17が形成される領域Bにおいて、スロット17と重畳する形状となっている。具体的には、C字形状のスロット17を覆うように、ソーラーパネル15の外周縁にて非遮蔽領域23もC字形状に設けられる。図4には、あわせてスロット17の位置を破線で示した。
一方、ムーブメント10の中心に対して前記スロットが形成されない領域Aにおいて、遮蔽領域22はムーブメント10の外周に延在する。これは、太陽電池として有効な面積をできる限り大きく確保するためである。
また、ソーラーパネル15の領域Aの周縁部の裏面には、ソーラーパネル接続電極36が設けられる。ソーラーパネル15がムーブメント10に取り付けられる際に、枠12のソーラーパネル接続電極36に対応する位置に、導電体が配置され、かかる導電体を介してソーラーパネル15とムーブメント10の回路基板とが電気的に接続される。導電体は、ソーラーパネル接続電極36との電気的接続を確実にするものが望ましく、弾性的にソーラーパネル接続電極36に接触する構造であるとよい。例えば、金属製のばねをかかる導電体として使用することができる。ソーラーパネル接続電極36と図3に示した穴35は互いに対応する位置に設けられており、ソーラーパネル接続電極36の直下に配置された導電体が穴35を通過するようになっている。
ソーラーパネル接続電極36は、導電体に弾性体を使用する場合、ムーブメント10の枠12でソーラーパネル15が浮き上がらないよう押さえるため、ソーラーパネル15の周縁部に設ける必要がある。一方で、ソーラーパネル15の非遮蔽領域23には導電膜が形成されないため、ソーラーパネル接続電極36は、遮蔽領域22内に設けなければならず、そのため、領域A内に配置される。同時に、領域A内にソーラーパネル接続電極36を配置することで、ムーブメント10とソーラーパネル15とを接続する導電体がスロットアンテナ16に与える影響を小さなものとしている。
図5は、ソーラーパネル15の変形例を示す平面図である。この変形例では、非遮蔽領域23は、ムーブメント10の中心に対してスロット17が形成される領域Bにおいて、スロット17と重畳する形状となっているものの、スロット17の両端において、遮蔽領域22はスロット17と部分的に重畳する形状となっている。スロットアンテナ16において、スロット17の長手方向(円周方向)の中央付近は電波を受信する上での寄与が大きいのに対し、その両端付近は電波を受信する上での寄与が小さいため、実用上支障のない範囲で、太陽電池の面積を広げ、発電量を確保する趣旨である。
この変形例の場合にも、ソーラーパネル接続電極36は、ソーラーパネル15の領域Aの周縁部の裏面に設けられる。この配置をとる理由については、図4で説明したとおりである。
図6は、ソーラーパネル15のさらなる変形例を示す平面図である。この変形例では、ソーラーパネル15のほぼ全面に太陽電池が形成されている一方、ソーラーパネル15の外形は、ムーブメント10の外形あるいは枠12のソーラーパネル15及びスロットアンテナ16を受け入れるための凹部の内周の形状とは一致しない。すなわち、ムーブメント10の中心に対してスロット17が形成される領域Bにおいて、スロット17が露出するように切り欠かれた形状となっている。なお、本図においてもスロット17の位置を破線で示した。これにより、ソーラーパネル15によるスロットアンテナ17の受信感度の低下を抑制している。
一方、ソーラーパネル15は、ムーブメント10の中心に対してスロット17が形成されない領域Aにおいて、ムーブメント10の外周に延在し、本例では、枠12のソーラーパネル15及びスロットアンテナ16を受け入れるための凹部の内周の形状と相補的な外形となっている。また、スロット17の両端において、ソーラーパネル15はスロット17と部分的に重畳する形状となっている。
これは、先の変形例と同様に、太陽電池として有効な面積をできる限り大きく確保するためとともに、ソーラーパネル15がムーブメント10の外周に延在する周方向の長さをできるだけ長くとることにより、ソーラーパネル15を枠12に配置した際の位置のずれを防止する趣旨である。またこの際、ソーラーパネル15がムーブメント10の外周に延在する領域の両端付近に、枠12の凹部の内周の形状と相補的な凹凸24を設けることで、ソーラーパネル15の回転方向及び水平方向の位置ずれが防止される。
なお、本変形例では、スロット17の両端において、ソーラーパネル15がスロット17と部分的に重畳する形状であるが、ソーラーパネル15がスロット17と重畳しない形状としてもよい。
また、この変形例の場合にも、ソーラーパネル接続電極36は、ソーラーパネル15の領域Aの周縁部の裏面に設けられる。この配置をとる理由についても、図4で説明したとおりである。
以上では、スロットアンテナ16のスロット17とソーラーパネル15、外周操作部材及び表示用窓との好適な位置関係について論じた。以下更に、スロットアンテナ16を使用する上で、考慮すべき主要な部材の好適な配置について述べる。
基本的には、スロットアンテナ16を使用する上で考慮すべき部材は、その受信感度に影響を及ぼし得る大型の導体製(通常、金属製)の部材であり、携帯型電波時計1が備えるものとして、ボタン型電池25がある。
図7は、ムーブメント10の平面視において、ボタン型電池25の好適な配置を示す図である。同図は、煩雑さを避けるため、ソーラーパネル15及びスロットアンテナ16の図示をスロット17を除き省略し、ボタン型電池25及び巻真着脱機構26の位置を破線で示したものである。
ボタン型電池25の配置の基本的な考え方は、電波を受信する上での寄与が大きいスロット17の長手方向の中央付近から遠い位置に配置するというものであり、そのため、ムーブメント10の中心から、ムーブメント10の中心に対してスロット17が形成されない領域Aに偏った位置にボタン型電池25を配置する。より詳細に説明すると、ムーブメント10の中心位置、本例では指針軸11の位置から見て、領域Aが存在する方向にボタン型電池25の中心Oが位置するようにボタン型電池25を配置する。さらに、ボタン型電池25の中心が領域A内に位置するようにボタン型電池25を配置することがより好ましい。
このような配置とすることで、図7に示すように、ボタン型電池25がスロット17の長手方向の中央からムーブメント10の中心をはさんだ反対側に位置し、平面視においてボタン型電池25とスロット17とが重畳する領域が小さなものとなるとともに、ボタン型電池25とスロット17とが重畳するとしても、その領域はスロット17のいずれかの端近傍となるから、ボタン型電池25によるスロットアンテナ16への受信感度の影響は小さなものに留まる。
さらに、ボタン型電池25は、ムーブメント10の中心から巻真13に向く方向からずれた位置に配置される。具体的には、本例では巻真13が設けられた3時の方向から、ボタン型電池25の中心Oは、6時方向に向けて角度φだけずれた位置に配置されている。
これは、ボタン型電池25と、巻真13の脇に設けられる巻真着脱機構26との干渉を防止するためである。巻真着脱機構26は、図7ではその外形のみを示しているが、巻真13がムーブメントから抜け落ちることがないように、例えば、巻真13の外周に設けられた溝と係合する部材であり、ムーブメント10の外周からの操作、例えばピンのような細い部材で押圧したり、ねじを回したりするなどにより、巻真13との係合を任意に解除できる。
巻真着脱機構26は、その性質上、巻真13の脇に設けられなければならないが、ボタン型電池25がムーブメント10の中心に対し、巻真13に向く方向に設けられると、巻芯着脱機構26を配置するだけの余裕が取れない恐れがある。そのため、ボタン型電池25をムーブメント10の中心から巻真13に向く方向からずれた位置に配置し、巻真13の近傍に巻真着脱機構26を配置できるだけのスペースを確保する。巻芯着脱機構26は、図7に示されているように、平面視において、巻真13の軸に対し、ボタン型電池25の中心Oと反対側に設けられることが望ましい。
また、スロットアンテナ16を使用する上で考慮すべき部材として、モーター27及び輪列28を構成する金属部材がある。これらの部材は、指針軸11あるいは日板の駆動機構であるから、ムーブメント10の中心に対してスロット17が形成されない領域Aにすべてを配置することは難しい。
そこで、本実施形態では、平面視において、スロット17に内接する円内の領域Cに、モーター27及び輪列28を構成する金属部材を配置するようにした。図8は、ムーブメント10における、モーター27と輪列28の配置の例を示す図である。同図においても、煩雑さを避けるため、ソーラーパネル15及びスロットアンテナ16の図示をスロット17を除き省略し、モーター27と輪列28の位置は実線で示した。さらに、スロット17に内接する円内の領域Cをハッチングで示した。
図示の例では、指針4を2つのモーター27で、日板を1つのモーター27で駆動する3モーター式のムーブメント10が示されている。モーターは、コイルと、着磁されたロータを取り囲むステータを有しており、このいずれもが金属部材であるが、これら部材は領域C内に配置され、スロット17とは重畳しないから、スロットアンテナ16の受信性能に与える影響は小さい。
また、輪列28は、指針軸11を駆動するものと、日板を駆動するものの2つが示されているが、本例では、この輪列28を構成するすべての車が領域C内に配置され、スロット17とは重畳しない。したがって、輪列28を構成するいずれかまたは全ての車が金属製であっても、スロットアンテナ16の受信性能に与える影響は小さいものとなる。なお、輪列28を構成する車の一部または全部が非金属性の絶縁体である場合には、かかる車はスロットアンテナ16の受信性能にほとんど影響を与えないため、領域C外に配置され、スロット17と重畳していても差し支えない。
続いて、スロットアンテナ16の好ましい設計について説明する。
図9は、スロットアンテナ16の裏面平面図である。スロットアンテナ16の裏面側には、平板状導体により、遮蔽電極29が形成されている。そして、遮蔽電極29には、スロット17を包含する形状の開口30が形成されている。同図には、遮蔽電極29とスロット17との関係を示すため、スロット17の位置および形状を破線で示した。
遮蔽電極29は、好ましくは、スロットアンテナ16の絶縁性の基板の裏面に形成された金属薄膜であり、広範囲を覆ういわゆるベタ電極となっている。この遮蔽電極29は、スロットアンテナ16の裏面側に配置された金属部材や、モーター27、高周波回路その他の電気・電子回路からスロットアンテナ16へのノイズや影響を遮蔽する目的で設けられたものである。その際、平面視において、スロット17と遮蔽電極29が重畳すると、スロットアンテナ16の受信感度が低下するため、開口30が設けられている。
図10は、図9のX−X線による断面図である。スロットアンテナ16は、絶縁性の基板31の表側の面に平板状導体19と、スロット17が設けられている。一方、絶縁性の基板31の裏側の面には、遮蔽電極29と、開口30が設けられている。この時、スロット17の幅より、開口30の幅の方が大きく、平面視において(図10の上下方向において)、スロット17は開口30に包含される。
また、この時、スロット17の周囲から、所定の距離d1の範囲には、平板状導体19が延在しており、他の切り欠きなどは存在しないことが望ましい。これにより、スロットアンテナ16に給電した際のスロット17の周囲の電流分布が安定し、所望の受信性能を発揮することができる。また、スロット17の周囲から、所定の距離d2の範囲には、開口30が延在しており、遮蔽電極29は設けられないことが望ましい。これにより、遮蔽電極29によりスロットアンテナ16の受信感度への影響を低減することができる。
d1及びd2の値は、実験的に、ともにスロットアンテナ16により受信しようとする電波の波長の0.3%以上であれば良好な受信特性が得られることがわかっている。
図11は、図9の舌部20の根元の拡大図である。舌部20には、長手方向に沿って、第1電線32と、第2電線33からなる給電線34が形成されている。給電線34は、FPC基板である絶縁性の基板上の導体薄膜パターンにより作成されており、いわゆるマイクロストリップラインである。第1電線32と第2電線33との間には間隙が設けられ、互いに短絡しないようになっている。
そして、第1電線32は、本例では舌部20の中心線上に形成されており、第2電線33は、第1電線32の両側にそれぞれ設けられている。なお、第1電線32は本例では1本であるが、これを並行に配置された複数の線としてもよい。また、第2電線33の本数も特に限定はされないが、第1電線32の両側、すなわち、第1電線32の横断方向の両側に形成されるため、少なくとも2本となる。なお、第1電線32と第2電線33は、全部20の長手方向中心線に対し、対称となる形状であることが望ましい。
この給電線34は、平面上で、第1電線32と第2電線33とで疑似的に同軸線を形成したものであり、外部からのノイズなどの影響を受けにくい利点がある。
そして、第1電線32は、スロット17の外周側である給電点21aにおいて、ビアホールによりスロットアンテナ16の平板状電極19に接続される。また、第2電線33は、2本ともに遮蔽電極29に連続しており、電気的に互いに接続されている。そして、遮蔽電極29は、スロット17の内周側となる給電点21bにおいて、ビアホールによりスロットアンテナ16の平板状電極19に接続される。かかる構造により、スロット17をはさんだ幅方向について、外周側は第1電線32と接続され、内周側は遮蔽電極29と接続されることになる。
スロットアンテナ16により電波を受信する際には、給電線34を通じて給電点21に給電する。このとき、一般的にスロットアンテナは平衡アンテナであるから、給電点21に平衡給電をするのが通常である。しかしながら、本例の場合、内周側の給電点21bは、遮蔽電極29に接続され、遮蔽電極29はノイズやその他部材の影響を排除するため接地電位に保たれるから、不平衡給電がなされることになる。
スロットアンテナ16への給電のみを考える場合、第1電線32と第2電線33にどのように給電するかは任意であり、平衡給電とすることも、いずれか任意の方を接地電位とする不平衡給電をすることも可能である。しかしながら、次の理由により、第1電線32にアクティブな給電を行い外周側の給電点21aを給電電極とし、第2電線33を接地して内周側の給電点21bを接地電極とすることが望ましい。
まず、遮蔽電極29は、適切な遮蔽効果を得るため、接地電位とすることが望ましく、遮蔽電極29はその構造上、当然にスロット17の内周側にも延在している。
一方、給電電極となる給電点21をスロット17の内周側に配置しようとする、すなわち、給電点21bを給電電極にしようとすると、第1電線32を、スロット17を横切って給電点21bに接続しなければならない。そのため、給電点21aを第1電線32と接続し、給電電極とすることで、給電点21周辺の配線がシンプルとなり、スロットアンテナ16の受信感度への影響を及ぼしにくい。
また、給電線34は、スロットアンテナ16の絶縁性の基板の裏面側に形成されるから、図2に示されるように舌部20を曲げて、給電線34をムーブメント10の基板と接続する際に、給電線34がムーブメント10の側面側を通ることになり、ムーブメント10の外側に露出しないから、外装ケース2と短絡するなどの不具合が防止される。
また、本例では、図2に示すように、スロットアンテナ16は、ムーブメント10の枠12の上面に設けられた凹部に収容され、その外周において、外装ケース2と接触することはなく、絶縁されている。このようにすることで、ユーザあるいは何らかの物体が外装ケースに触れたり、ユーザが外周操作部材に触れあるいは操作するなどによる影響がスロットアンテナ16におよび、受信感度に影響することを防止できる。そして、ムーブメント10は一般に、その側面あるいは裏面にて外装ケース2の胴あるいは裏蓋と弾性電極により電気的に接続され、接地電位を得ているが、本例のスロットアンテナ16では、舌部20に形成された第2電線33によりムーブメント10の回路基板上の接地電極と接続されることにより接地電位を得ており、ムーブメント10の回路基板がさらに外装ケース2の胴あるいは裏蓋と接続される構造となっている。そのため、外装ケース2の外部からの影響が直接スロットアンテナ16に及びにくく、受信感度が安定する効果がある。
なお、以上の説明は、本発明の一実施形態についてしたものであり、その具体的な形状や構造、数などは当業者が必要に応じて適宜変更して差し支えない。また、ここで説明したすべての構造が必ずしも備えられている必要はなく、実用上必要な範囲で適宜その採否を決定してよい。
例えば、説明した実施形態では、スロットアンテナ16の遮蔽電極29は、平板状導体19の背面側にのみ設けたが、これをさらに、上面側にも設けるようにしてもよい。また、竜頭7やプッシュボタン8、日窓9の配置はデザイン上の要請に従い任意であり、指針4以外の副針や液晶表示器等の平板ディスプレイ等を設けてもよい。また、外装ケース2の形状は、必ずしも円形でなくともよく、角形その他の形状であってもよい。本実施形態では、外装ケース2の材質は導体である金属を想定して説明したが、その他の材質、例えば、プラスチックやセラミックスであってもよい。
1 携帯型電波時計、2 外装ケース、3 文字板、4 指針、5 見返しリング、6 時字、7 竜頭、8 プッシュボタン、9 日窓、10 ムーブメント、11 指針軸、12 枠、13 巻真、14 スイッチ機構、15 ソーラーパネル、16 スロットアンテナ、17 スロット、18 軸開口、19 平板状導体、20 舌部、21,21a,21b 給電点、22 遮蔽領域、23 非遮蔽領域、24 凹凸、25 ボタン型電池、26 巻真着脱機構、27 モーター、28 輪列、29 遮蔽電極、30 開口、31 絶縁性の基板、32 第1電線、33 第2電線、34 給電線、35 穴、36 ソーラーパネル接続電極。

Claims (14)

  1. 外装ケースと、
    前記外装ケース内に配置されるムーブメントと、
    平板状導体に前記ムーブメントの外周に沿った円弧形状のスロットが形成されたスロットアンテナと、を有し、
    平面視において、前記ムーブメントの中心を中心とし、前記ムーブメントの外周のうち前記スロットが形成されていない領域を弧とする第1の扇形領域に、少なくとも、外周操作部材及び表示用開口の少なくともいずれかが配置される携帯型電波時計。
  2. 前記スロットアンテナ上に配置されるソーラーパネルを有し、
    前記ソーラーパネルは、前記第1の扇形領域において、前記ムーブメントの外周に延在し、前記ムーブメントの中心を中心とし、前記ムーブメントの外周のうち前記スロットが形成されている領域を弧とする第2の扇形領域において、前記スロットを露出する形状である、請求項1に記載の携帯型電波時計。
  3. 前記ソーラーパネルは、前記スロットの両端において前記スロットと重畳する形状である請求項2に記載の携帯型電波時計。
  4. 前記スロットアンテナ上に配置され、基材上に導電膜が形成される遮蔽領域と、前記基材上に導電膜が形成されない非遮蔽領域とを有するソーラーパネルを有し、
    前記遮蔽領域は、前記第1の扇形領域において、前記ムーブメントの外周に延在し、前記非遮蔽領域は、前記ムーブメントの中心を中心とし、前記ムーブメントの外周のうち前記スロットが形成されている領域を弧とする第2の扇形領域において、前記スロットと重畳する形状である、請求項1に記載の携帯型電波時計。
  5. 前記遮蔽領域は、前記スロットの両端において前記スロットと重畳する形状である、請求項4に記載の携帯型電波時計。
  6. 前記携帯型電波時計は、前記外周操作部材である竜頭が取り付けられる巻真と、ボタン型電池を有し、
    前記ボタン型電池は、前記ムーブメントの中心から、前記第1の扇形領域に偏った位置であって、かつ、前記ムーブメントの中心から前記巻真に向く方向からずれた位置に配置される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の携帯型電波時計。
  7. 平面視において、前記スロットに内接する円内の領域に、モーター及び輪列を構成する金属部材が配置される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の携帯型電波時計。
  8. 前記スロットアンテナの平板状導体は、すくなくとも、前記スロットの周囲であって、前記スロットアンテナにより受信しようとする電波の波長の0.3%以上の範囲に延在する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の携帯型電波時計。
  9. 前記スロットアンテナの裏面側に、平板状導体に前記スロットを包含する形状の開口が形成された遮蔽電極を有する請求項1〜8のいずれか1項に記載の携帯型電波時計。
  10. 前記遮蔽電極の開口は、すくなくとも、前記スロットの周囲であって、前記スロットアンテナにより受信しようとする電波の波長の0.3%以上の範囲に延在する、請求項9に記載の携帯型電波時計。
  11. 前記スロットアンテナは、不平衡給電される請求項1〜10のいずれか1項に記載の携帯型電波時計。
  12. 前記スロットアンテナと接続される給電線はFPC基板上に形成された導体薄膜により形成され、少なくとも1本の第1電線と、前記第1電線の横断方向両側に形成された少なくとも2本の第2電線を有する、請求項11に記載の携帯型電波時計。
  13. 前記スロットアンテナは、不平衡給電され、
    前記スロットアンテナと接続される給電線はFPC基板上に形成された導体薄膜により形成され、少なくとも1本の第1電線と、前記第1電線の横断方向両側に形成された少なくとも2本の第2電線を有し、
    前記スロットアンテナの平板状導体は前記FPCの表面側に形成され、
    前記遮蔽電極の平板状導体及び前記給電線は前記FPCの裏面側に形成され、
    前記第1電線は前記スロットの外周側で前記スロットアンテナの平板状導体に接続され、
    前記第2電線は、前記遮蔽電極と接続され、前記遮蔽電極は前記スロットの内周側で前記スロットアンテナの平板状導体に接続される、請求項9又は10に記載の携帯型電波時計。
  14. 前記スロットアンテナ及び前記遮蔽電極は、その外周において、前記外装ケースから絶縁される請求項10、11又は13に記載の携帯型電波時計。
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