JP2019132684A - 電波時計 - Google Patents

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Akira Kato
加藤  明
秀治 仲
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健 北村
Takeshi Kitamura
健 北村
吉康 渡邉
Yoshiyasu Watanabe
吉康 渡邉
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Abstract

【課題】外観上の制約が少なく、受信感度を維持できる電波時計100を提供する。【解決手段】導電性を有する中空の外装ケース1と、外装ケース1の内側に配置される文字板2と、文字板2の下側に配置される回路基板10と、共振巻線31と、平面視において共振巻線31の内側に設けられ、回路基板10に電気的に接続される給電巻線32と、を有するループアンテナ30と、を備え、ループアンテナ30は、平面視において文字板2の中心と外装ケース1との間の領域に、共振巻線31及び給電巻線32の軸線が文字板2を貫く方向を向くように配置される、電波時計100。【選択図】図3

Description

本発明は、電波時計に関する。
従来より、衛星電波を受信して時刻修正を行う電波時計が知られている。衛星電波は一般にUHF(Ultra High Frequency)帯の高周波であり、電波時計にはこのような周波数帯の電波の受信に適した形態のアンテナが内蔵される。例えば、特許文献1には、電波時計の外装ケースに沿った円環状のリングアンテナが開示されている。
特開2003−315475号公報
特許文献1に開示されるようなリングアンテナを内蔵する電波時計においては、電波時計が外観上の制約を受ける。さらに、外装ケースが金属製である場合、アンテナの側面全周が金属に隣接することとなるため、受信感度が低下するおそれがある。
本発明はかかる観点に立ちなされたものであり、その目的は、外観上の制約が少なく、受信感度を維持できる電波時計を提供することにある。
上記課題を解決すべく本出願において開示される発明は種々の側面を有しており、それら側面の代表的なものの概要は以下のとおりである。
(1)導電性を有する中空の外装ケースと、前記外装ケースの内側に配置される文字板と、前記文字板の下側に配置される回路基板と、共振巻線と、平面視において少なくとも一部が前記共振巻線の内側に設けられ、前記回路基板に電気的に接続される給電巻線と、を有するループアンテナと、を備え、前記ループアンテナは、平面視において前記文字板の中心と前記外装ケースとの間の領域に、前記共振巻線及び前記給電巻線の軸線が前記文字板を貫く方向を向くように配置される、電波時計。
(2)(1)において、電池をさらに備え、前記ループアンテナは、平面視において前記共振巻線の受信面の少なくとも一部が前記電池と重ならないように配置される、電波時計。
(3)(2)において、前記電池に電力を供給する太陽電池をさらに備え、前記太陽電池は、半導体層と、前記半導体層上に設けられる電極層を有し、少なくとも前記電極層の一部に切り欠きが形成されており、平面視において前記共振巻線の受信面の少なくとも一部が前記切り欠きと重なるように配置される、電波時計。
(4)(3)において、前記太陽電池は、前記切り欠きの内側に設けられる絶縁層を有し、前記共振巻線は、前記絶縁層を介して前記給電巻線が設けられる側の反対側に配置される、電波時計。
(5)(3)又は(4)において、平面視における前記共振巻線と前記切り欠きの内面との距離は、前記給電巻線の半径よりも大きい、電波時計。
(6)(1)又は(2)において、可撓性基板を備え、前記共振巻線と前記給電巻線のうち一方は、前記可撓性基板の一の面に設けられ、前記共振巻線と前記給電巻線のうち他方は、前記可撓性基板の他の面に設けられる、電波時計。
(7)(6)において、前記可撓性基板は、前記共振巻線及び前記給電巻線が設けられる第1領域と、前記給電巻線と前記回路基板を電気的に接続する導線が設けられる第2領域とを含み、前記第1領域と前記第2領域との境界において屈曲することにより、前記第1領域が前記文字板に沿うように配置されると共に、前記第2領域が前記外装ケースに沿うように配置される、電波時計。
(8)(7)において、前記導線は、前記第2領域のうち前記外装ケースから遠い側の面に設けられる、電波時計。
(9)(6)〜(8)において、前記共振巻線は、前記可撓性基板の下面に設けられ、前記給電巻線は、前記可撓性基板の上面に設けられると共に、前記可撓性基板に形成される貫通孔を介して前記ループアンテナの下側に配置される前記回路基板に電気的に接続される、電波時計。
(10)(1)〜(9)のいずれかにおいて、前記外装ケースの裏側を塞ぐ導電性の裏蓋を備え、前記裏蓋は、平面視において前記共振巻線の受信面と重なる部分の少なくとも一部に貫通孔を有する、電波時計。
(11)(10)において、前記貫通孔の内側に非導電性部材が設けられる、電波時計。
(12)(1)〜(11)のいずれかにおいて前記共振巻線の軸線から見て前記給電巻線が設けられる側の反対側に、前記共振巻線に電気的に接続される周波数調整用の電子部品が設けられる、電波時計。
(13)(1)〜(12)のいずれかにおいて、前記回路基板は、平面視において前記共振巻線の受信面の少なくとも一部と重なる切り欠きを有する、電波時計。
(14)(1)〜(13)のいずれかにおいて、前記電波時計の状態を示す状態表示が設けられる、非導電性の円盤針を備え、前記円盤針は、平面視において前記共振巻線の受信面の少なくとも一部と重なるように設けられる、電波時計。
第1実施形態に係る電波時計の上面図である。 第1実施形態に係る電波時計の内部構造を示す上面図である。 図2のIII−III切断線で切断した断面を示す図である。 第1実施形態における可撓性基板及びループアンテナを示す上面図である。 第1実施形態における可撓性基板及びループアンテナを示す側面図である。 ループアンテナにおいて発生する磁束について説明する斜視図である。 第1実施形態における太陽電池とループアンテナの配置関係を説明する上面図である。 変形例における可撓性基板及びその周辺の部材を示す断面図である。 ムーブメントに実装される部品の一部を示す上面図である。 円盤針について説明する図である。 第2実施形態の太陽電池を説明するための上面図である。 図11のX−X線で切断した太陽電池の断面を示す断面図である。 第3実施形態におけるループアンテナ及びその周辺部材を示す断面図である。 第3実施形態の変形例におけるループアンテナ及びその周辺部材を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る電波時計を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電波時計の上面図である。電波時計100は、ここでは腕時計として示しているが、その他の形式、例えば、懐中時計であってもよい。電波時計100は、図示の通り、アナログ式の電子時計であるが、一部に液晶表示器などを用いたデジタル表示を備えるものであってもよい。なお、図1では、電波時計100を腕に装着するためのバンドは図示を省略している。
図1で見て、電波時計100の文字板2のほぼ中心を軸として、時針3a、分針3b及び秒針3c等の指針3が設けられている。文字板2の外周縁には、見返しリング4が設けられ、見返しリング4上には、「RX」、「OK」、「NG」の状態表示5が刻印又は印刷されている。また、文字板2の外周に沿って、時刻を示す目印、いわゆる時字6が1時間を示す30度毎に取り付けられている(図中では、煩雑となるため12時位置の時字6にのみ符号を付した)。
図2は、第1実施形態に係る電波時計の内部構造を示す上面図であって、図1に示した文字板2、指針3等、紙面手前側に配置される部材の図示を省略し、電波時計100の内部の構造が分かるように図示したものである。図3は、図2のIII−III切断線で切断した断面を示す図である。第1実施形態においては、文字板2の中心を通る軸線を中心線Oとして示す。なお、図2、図3においては、図面が煩雑になることを避けるため、第1実施形態に係る電波時計100の説明をする上で必要のない部品等についての図示は省略する。また、図3においては、図面が煩雑になるのを避けるためループアンテナ30及び可撓性基板40を簡略化して図示している。
電波時計100は、中空の外装ケース1の内側に、時計の機構部材である所謂ムーブメント7を収容する。図3に示すように、外装ケース1は、中空の胴1a及びベゼル1bで構成されており、本例ではいずれもステンレスやチタン合金等の金属製となっており、耐久性に富み、外観上の高級感がある仕上げとなっている。ベゼル1bに対しては風防12が嵌め込まれて取り付けられおり、また、胴1aに対しては裏蓋11が嵌め込まれて取り付けられている。本明細書では、電波時計100に関して、風防12が取り付けられている側を上側、裏蓋11が取り付けられている側を下側と呼ぶこととする。また、上側の面を上面、下側の面を下面と呼ぶこととする。
また、図3に示すように、ムーブメント7の上側には、太陽電池8、文字板2が重ねて配置されている。ムーブメント7は、合成樹脂製のベースである地板50を含み、地板50には、各種電子部品を実装する回路基板10、二次電池80、モータ18、輪列17その他駆動機構、及び後述の可撓性基板40などの多数の部品が組み付けられている。
太陽電池8は、外光により発電し、ムーブメント7に取り付けられた二次電池80を充電するためのものである。太陽電池8は、シリコン等からなる半導体層と、その半導体層の上面及び下面に配置される電極層とを含み、外光が入射されることにより半導体層で発生した電荷を、電極層で回収し、電極層から二次電池80へ電力を供給する。図3に示すように、太陽電池8は、文字板2の下側に配置される。
文字板2は、半透過性の合成樹脂等の不導体製であり、文字板2に入射した外光の一部を太陽電池8へと透過して、太陽電池8による発電がなされるようになっている。文字板2の外周縁には、適宜の位置に時字6が取り付けられる。
文字板2の外周縁には、見返しリング4が載置される。見返しリング4は、電波時計100の主として外観を整える装飾部品としての役割を果たすものである。見返しリング4は、中空の環状部材であり、合成樹脂やセラミックスなどの非導電性部材である。見返しリング4の表面は、必要に応じて塗装がなされ、また、その内側側面は斜面となっている。ムーブメント7、太陽電池8、文字板2及び見返しリング4は、ベゼル1bと裏蓋1cに挟まれるように配置されており、外装ケース1内での位置が固定される。
ムーブメント7から延びる指針軸23には、時針3a、分針3b及び秒針3c等の指針3が取り付けられる。第1実施形態においては、電波時計100はいわゆる3針式のアナログ時計であるが、これ以外に適宜の副針やレトログラード、液晶表示器などの平面ディスプレイを備えるようにしてもよく、また、指針軸23の位置は必ずしも電波時計100の中心と一致せずともよい。さらに、電波時計100の外形は、円形のものとして示したが、これ以外の形状、例えば角型としてもよい。その場合、文字板2、太陽電池8等の外形も、電波時計100の外形に対応させて円形以外の形状としてもよい。
また、ムーブメント7の地板50上には、電波を受信するためのループアンテナ30が設けられる。第1実施形態においては、ループアンテナ30がFPC(Flexible Printed Circuits)等の可撓性基板40に設けられ、その可撓性基板40が地板50上に配置される構成となっている。
図4は、第1実施形態における展開された状態の可撓性基板及びループアンテナを示す上面図である。図5は、図4のV−V切断線で切断した可撓性基板及びループアンテナを示す断面図である。第1実施形態においては、ループアンテナ30の共振巻線31の中心を通る軸線を軸線O1、給電巻線32の中心を通る軸線を軸線O2として図中に示す。
ループアンテナ30は、共振巻線31と、平面視において共振巻線31の内側に設けられ、回路基板10に電気的に接続される給電巻線32とを有する。第1実施形態においては、図5に示すように、共振巻線31が可撓性基板40の下面に設けられ、給電巻線32が可撓性基板40の上面に設けられる。また、共振巻線31と給電巻線32とは、互いに電気的に浮遊している。ただし、これに限られるものではなく、可撓性基板40に貫通孔を形成し、その貫通孔を通じて、共振巻線31と給電巻線32とを直流接続しても構わない。
ループアンテナ30は、図3等に示すように、平面視において文字板2の中心Oと外装ケース1との間の領域に、共振巻線31及び給電巻線32の軸線O1、O2が文字板2を貫く方向を向くように配置される。
図4に示すように、共振巻線31の内側の領域を受信面310とし、給電巻線32の内側の領域を受信面320とすると、第1実施形態においては、受信面320の全面が受信面310と重なるように、共振巻線31に対して給電巻線32を隣接して配置した。このように、給電巻線32の受信面320の全面が共振巻線31の受信面310に重なるように配置することにより、共振巻線31での共振により生じた磁束を効率良く給電巻線32で検出することができる。また、このような配置にすることにより、ループアンテナ30の外径をほぼ共振巻線31の外径に対応させることができ、ループアンテナ30の平面視における大きさを最小限にし、電波時計100内におけるレイアウト自由度を確保することが可能となる。ただし、図4等に示す配置に限られるものではなく、給電巻線32の受信面320の一部のみが共振巻線31の受信面310と重なるように、共振巻線31に対して給電巻線32を配置しても構わない。
可撓性基板40は、絶縁性の誘電体からなるとよい。FPCである可撓性基板40の誘電率は2〜5程度であるとよい。
また、図4、図5等に示すように、共振巻線31の閉ループの一部を構成するように、周波数調整用のコンデンサ33が設けられるとよい。コンデンサ33は、高インピーダンスであり、回路基板10に接地される給電巻線32から離れた位置に配置されることが好ましい。第1実施形態においては、共振巻線31のうち、軸線O1から見て給電巻線32が配置される側の反対側にコンデンサ33を配置した。なお、製造ばらつきを考慮して、コンデンサ33を複数並列に配置しても良いし、容量を可変できるコンデンサ33を用いてもよい。
なお、ループアンテナ30の薄型化を考慮すると、コンデンサ33が設けられる共振巻線31を可撓性基板40の下面側に配置することが好ましい。コンデンサ33を可撓性基板40の上面側に配置すると、コンデンサ33がループアンテナ30の厚み方向に突出することとなり、その分厚さが増してしまうためである。ただし、これに限られるものではなく、可撓性基板40の上面側に共振巻線31を設け、下面側に給電巻線32を設けても構わない。また、共振巻線31の形状は真円である必要はなく、例えば、中心からの距離が他の部分より短い領域を、周方向の一部に有する形状であってもよい。その場合、中心からの距離が短い領域にコンデンサ33を配置するとよい。それにより、共振巻線31の径方向にコンデンサ33が突出して配置されることを抑制し、ループアンテナ30の外径をほぼ共振巻線31の外径に対応させることができ、ループアンテナ30の平面視における大きさを最小限にすることができる。
図4に示すように、可撓性基板40は、ループアンテナ30が配置される第1領域であるアンテナ配置部41と、各種電子部品が搭載される第2領域である部品搭載部42とを有する。そして、可撓性基板40は、アンテナ配置部41と部品搭載部42との境界において屈曲可能な構成となっており、アンテナ配置部41は文字板2に沿うように配置され、部品搭載部42は外装ケース1に沿うように配置される。可撓性基板40をこのような構成にすることにより、アンテナ配置部41に設けられる共振巻線31及び給電巻線32の軸線O1、O2が文字板2を貫く方向を向くように、ループアンテナ30を配置することができる。なお、各種電子部品は、少なくとも一部が部品搭載部42に搭載されていればよく、可撓性基板40の形状や大きさ等によっては他の領域にも搭載されていてもよい。
また、給電巻線32は、部品搭載部42に沿うように設けられる導線32aを介して、回路基板10に接続される。また、部品搭載部42には、図4、図5に示すように、増幅器であるLNA(Low Noise Amplifier)42aや、マッチング用のコンデンサ42b等が搭載されるとよい。また、図5に示すように、部品搭載部42の基端部には、回路基板10との接続用のコネクタ42cが設けられるとよい。ただし、ここで示した各種電子部品は一例であって、適宜追加又は削除しても構わない。このように、第1実施形態においては、可撓性基板40を用いることで簡易な構成かつ安価に、ループアンテナ30及び各種電子部品を電波時計1内に実装することができる。
さらに、図6を参照して、ループアンテナにおいては発生する磁束について説明する。図6は、ループアンテナにおいて発生する磁束について説明する斜視図である。
共振巻線31は、電気的に浮遊しており、外部から入射した電波と共振して励起され、軸線O1方向に磁束を生じる。図6において示される矢印が、共振巻線31により発生した磁束を表している。すなわち、磁束は図6中の矢印M方向に生じる。一方、給電巻線32は、回路基板10に接続されて、回路基板10へ給電する。ループアンテナ30は、共振巻線31の電磁的共振により生じた磁束を、給電巻線32により検出することにより、アンテナとし機能する。
ここで、ループアンテナ30において発生する磁束の通過する領域に金属等の導電性の部材が配置されると、ループアンテナ30の受信感度(共振巻線31の電気的特性)に影響がでるおそれがある。そこで、第1実施形態においては、平面視において共振巻線31の受信面310に重なる位置に導電性の部材を配置することを避けることとした。
具体的には、共振巻線31の受信面310が平面視において二次電池80と重ならないようループアンテナ30を配置した。
また、第1実施形態においては、図7に示すように、ループアンテナ30を太陽電池8の下側に配置すると共に、太陽電池8に切り欠き83を設け、平面視において共振巻線31の受信面310が切り欠き83と重なるようにループアンテナ30を配置した。図7においては、太陽電池8の切り欠き83を介して、可撓性基板40に設けられるループアンテナ30が見えている様子を示している。なお、切り欠き83の形状は図7に示すものに限られるわけではなく、矩形等であってもよい。少なくとも、共振巻線31の受信面310の一部が平面視において切り欠き83と重なるように配置されるとよい。
なお、図7に示す例においては、太陽電池8の半導体層及び電極層に切り欠きが形成された構成について示すが、これに限られるものではなく、少なくとも電極層に切り欠きが形成されていればよい。なお、太陽電池8において、切り欠き83を設ける代わりに、平面視において共振巻線31の受信面310と重なる領域を絶縁性の部材で構成してもよい。
ここで、太陽電池8に切り欠き83を設けた場合、その分太陽電池8の発電能力が低下するおそれがある。そのため、環状の太陽電池を見返しリング4の下側にもさらに配置するとよい。この場合、見返しリング4が光透過性を有する部材からなるとよい。
また、第1実施形態においては、図3に示すように、裏蓋11は、共振巻線31の軸線O1と平面視において重なる位置に貫通孔11aを有する。このように、共振巻線31により発生する磁束の通り道に金属製の裏蓋11が配置されることを避けることにより、ループアンテナ30の受信感度を維持することができる。なお、第1実施形態においては、共振巻線31の受信面310の全面が平面視において貫通孔11aと重なるような構成としたが、少なくとも受信面310の一部が平面視において貫通孔11aと重なるような構成であるとよい。また、貫通孔11aの内部は空洞であるものに限らず、非導電性の樹脂やガラス等が貫通孔11a内に設けられてもよい。
貫通孔11aの平面視における形状は、共振巻線31の受信面310の形状と同じであることが好ましい。すなわち、共振巻線31が円形の場合、貫通孔11aの平面視における形状は円形であることが好ましい。また、貫通孔11aの直径は、共振巻線31の外径と同等、又は共振巻線31よりも大きい方が好ましい。貫通孔11aの直径が、共振巻線31の直径よりも大きい場合、共振巻線31において発生した磁束の大半は貫通孔11aを通過することとなり、裏蓋11の存在による受信感度への影響が少なくなるためである。
また、第1実施形態においては、図5に示すように、アンテナ配置部41と部品搭載部42との境界で屈曲可能な可撓性基板40にループアンテナ30を設ける構成にしたことにより、部品搭載部42の長さ分、ループアンテナ30を金属製の裏蓋11から遠ざけることができ、裏蓋11の存在による受信感度への影響が低減される。
また、第1実施形態においては、図3等に示すように、ループアンテナ30を文字板2の中心Oと外装ケース1との間の領域に配置した。すなわち、ループアンテナ30を文字板2の中心Oに配置される指針軸23と重ならない領域に配置した。指針軸23の軸受(不図示)は、強度の観点から金属製の部材からなることが好ましいところ、図3に示すレイアウトにおいては、指針軸23の軸受けの存在によるループアンテナ30の受信感度への影響が低減される。
なお、第1実施形態においては、ループアンテナ30が設けられる可撓性基板40を、ムーブメント7の地板50上に配置する構成としたが、これに限られるものではなく、ループアンテナ30が平面視において文字板2の中心と外装ケース1との間の領域に配置されるものであれば他の位置に配置されても構わない。
以上説明したように、第1実施形態においては、共振巻線31の受信面310と平面視において重なる位置に導電性の部材が配置されることを避ける構成とした。これにより、ループアンテナ30の受信感度の低下を抑制することができる。
また、第1実施形態においては、ループアンテナ30は、平面視において、文字板2の中心Oと、外装ケース1との間の領域に配置されるため、ループアンテナ30を金属製の外装ケース1から離して配置することができることから、ループアンテナ30の受信感度を維持することができる。また、第1実施形態において、ループアンテナ30は、平面視において、文字板2の中心Oと、外装ケース1との間の領域に配置され得る程度の大きさであるため、電波時計1が大型化することを抑制することができる。さらに、ループアンテナ30は、共振巻線31及び給電巻線32の軸線O1、O2が文字板2を貫く方向を向くように配置されることより、それら軸線O1、O2が外装ケース1を貫く方向を向くように配置される構成と比較して、電波時計1の厚み方向でループアンテナ30が幅をとることがなく、電波時計1の薄型化が可能となる。
次に、図8を参照して、可撓性基板の変形例について説明する。図8は、変形例における可撓性基板及びその周辺の部材を示す断面図である。なお、図5で示した部材と同じ部材について同じ符号を用いて、その説明の詳細については省略する。
図5で示した構成と同様に、本変形例においては、可撓性基板40の上面に給電巻線32を設け、下面に共振巻線31を設ける。上述したように、共振巻線31に周波数調整用のコンデンサ33を設ける必要があるところ、コンデンサ33を可撓性基板40の上側の面に設けることは、薄型化の観点から好ましくないためである。
一方、ループアンテナ30のレイアウト上、可撓性基板40の部品搭載部42は外装ケース1に近接して設けられることとなる。また、図5で示した構成においては、給電巻線32を可撓性基板40の上面に設けたことにより、給電巻線32と回路基板10を電気的に接続する導線31a、及び各種電子部品は、部品搭載部42の面のうち外装ケース1に近い側の面に設けられることとなる。そのため、図5で示した構成においては、部品搭載部42に搭載されるLNA42a等の各種電子部品が外装ケース1に接触して、接触不良を起こしたり、また金属製の外装ケース1の影響によりノイズが生じたりするおそれがある。各種電子部品と外装ケース1間にプラスチックやセラミックなどの絶縁部材で覆うことによりノイズの影響を回避することは可能であるが、ムーブメント7の外径が大きくなるため、好ましくない。
そこで、本変形例においては、図8に示すように、部品搭載部42うち外装ケース1から遠い側の面に各種電子部品を、搭載することとした。また、これに伴い、給電巻線32と回路基板10とを電気的に接続する導線32aも、部品搭載部42のうち外装ケース1から遠い側の面に設けた。そして、可撓性基板40に貫通孔41aを形成し、貫通孔41aに導線32aを形成することにより、給電巻線32と回路基板10とを電気的に接続することとした。さらに、可撓性基板40のうち外装ケース1に近い側の面に、外装ケース1に沿うようにGND電極層(不図示)を配置してもよい。このように、GND電極層を配置することにより外装ケース1からのノイズ影響をより低減することができる。
さらに、図9を参照して、回路基板の変形例について説明する。図9は、ムーブメントに実装される部品の一部を示す上面図である。図9に示す例においては、回路基板10のうち、平面視において共振巻線31の受信面310と重なる領域に切り欠き110を設けた。これにより、接地電極が設けられる回路基板10の存在によるループアンテナ30の受信感度への影響を低減することができる。なお、給電巻線32は、平面視において切り欠き110よりも外側まで延びる導線32aを介して、回路基板10に電気的に接続されるとよい。なお、回路基板10に切り欠きを設ける構成に限られるものではなく、平面視において共振巻線31の受信面310と重なる領域に少なくとも接地電極が設けられない構成とするとよい。
また、図9に示すように、ムーブメント7内には複数の金属製のモータコイル18が配置されるところ、それらモータコイル18は平面視において共振巻線31の受信面310と重ならないように配置されることが好ましい。なお、モータコイル18の数は任意であり、副針や日板等の表示部材の有無により、適宜の数設けられるものである。
さらに、図10を参照して、サブダイヤルを備える電波時計100について説明する。図10は、円盤針について説明する図である。図10に示すように、電波時計100にサブダイヤルを設ける場合、円盤針70を平面視において共振巻線31の受信面310と重なるように設けるとよい。なお、図10においてはループアンテナ30の図示は省略し、受信面310の位置のみ示している。一般的に円盤針70は樹脂等の非導電性の部材からなり、ループアンテナ30と平面視において重なるように設けられても、受信感度に影響がないためである。これに対して、サブダイヤルに指針を用いた場合、強度の観点から指針の軸や軸受けを金属製にすることが好ましいため、それら軸や軸受けによる受信感度への影響を考慮するとループアンテナ30のレイアウトの自由度が低下することとなってしまう。一方、サブダイヤルに円盤針70を用いることで、共振巻線310の受信面310とサブダイヤルが平面視において重なる場合であっても受信感度への影響が少ないため、レイアウトの自由度が向上する。なお、円盤針70を回転駆動させるための輪列も樹脂等の非導電性の部材で構成するとより好ましい。なお、円盤針70には、例えば、電池電圧の残量等の状態を示す状態表示が刻印又は印刷されている。図10に示す円盤針70は、軸O3を中心軸として回転することにより、文字板2上に設けられる矢印71に指し示されるよう状態表示を移動させ、電波時計100の状態をユーザに知らせるものである。
サブダイヤルを指針で構成する場合、サブダイヤルの指針回転軸と同心円状に装飾を行う場合がある。装飾はプラスチック樹脂などの非導電性部材であることが好ましいが、金属等の導電性部材を用いる場合は、サブダイヤルの金属装飾は連続した円形の形状とするのではなく、少なくとも2以上の独立した金属装飾の組み合わせとする構成にするとよい。例えば、円形のサブダイヤルの外形に沿うように断続的に金属装飾が配置されるとよい。このように1のループを構成しないように金属装飾を形成し、かつ金属装飾の占める面積の割合を小さくすることにより、ループアンテナ30をサブダイヤルと平面視において重なるように設けた場合であっても、受信感度に対する影響を抑制することができる。
次に、図11、図12を参照して、第2実施形態について説明する。図11は、第2実施形態の太陽電池を説明するための上面図である。図12は、図11のX−X線で切断した太陽電池の断面を示す断面図である。第1実施形態においては、可撓性基板40に設けられるループアンテナ30について説明したが、第2実施形態においては、太陽電池108に一体的にモジュール化されたループアンテナ30について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を用いてその説明については省略する。
図12に示すように、太陽電池108は基材184を有する。基材184上には下側電極層185が設けられ、下側電極層185上にはn型、i型、p型のアモルファスシリコン層(以下、単にシリコン層という)186が設けられる。さらに、シリコン層186上には上側電極層181が設けられる。下側電極層185はアルミニウム等からなるとよい。上側電極層181は酸化インジウムスズ(ITO:Indium Tin Oxide)や酸化スズ(SnO)等からなる透明電極であるとよい。第2実施形態においては、図12に示すように、所謂pin接合型の太陽電池について示したが、これに限られるものではなく、pn接合型であってもよい。
また、第2実施形態においては、太陽電池108の一部に切り欠き183が形成されており、その切り欠き183の内側を埋めるように絶縁層187が設けられている。そして、ループアンテナ30が絶縁層187に一体に設けられる。すなわち、共振巻線31の受信面310は、平面視において太陽電池108のうち、上側電極層181、シリコン層186、下側電極層185と重ならないように配置され、かつ絶縁層187と重なるように配置される。
また、図12に示すように、共振巻線31と給電巻線32とを絶縁層187を介して反対側に配置する構成とした。具体的には、給電巻線32を下側電極層185と同層に設け、共振巻線31を上側電極層181と同層に設けた。また、周波数調整用のコンデンサ33を下側電極層185の下面に配置し、基材184及び絶縁層187に形成される貫通孔内に設けられる導線62を介して、共振巻線31とコンデンサ33とを導通する構成とした。また、給電巻線32は、基材184に形成される貫通孔内に設けられる導線61を介して、太陽電池108の下面側に配置される回路基板(図12においては不図示)と電気的に接続される構成とした。なお、図12に示すように、貫通孔の開口部にはパッド63、64を配置してもよい。なお、図12に示す構成に限られるものではなく、共振巻線31を下側電極層185と同層に設け、給電巻線32を上側電極層181と同層に設ける構成としてもよい。
以上説明したように、第2実施形態においては、共振巻線31の受信面310は平面視において太陽電池108の下側電極層185、上側電極層181、及びシリコン層186のいずれとも重ならないように配置される。そのため、ループアンテナ30が太陽電池108から受ける受信感度への影響を最小限にすることができる。ただし、これに限られるものではなく、共振巻線31の受信面310は、下側電極185、上側電極181の少なくともいずれかと重ならないように配置される構成であってもよい。共振巻線31の受信面310と平面視において重なる導電性の部材を少なくすることにより、太陽電池108による受信感度への影響を低減できる。
なお、平面視における共振巻線31から太陽電池108の切り欠き183の内面までの距離l(図11参照)は長い方が好ましい。具体的には、距離lが給電膜線32の半径rよりも長い方が好ましい。共振巻線31を、太陽電池8の上側電極層181等から離して配置することにより、受信感度を維持することができる。また、距離lは、共振巻線31の全周で同じであることが好ましい。第2実施形態においては、図11に示すように、切り欠き183の平面形状と、共振巻線31の形状を同心相似形としたため、距離lは共振巻線31の全周で同じとなっている。このように、共振巻線31を、導電性の上側電極層181等から等距離離して配置することにより、共振巻線31における電気的特性が安定し、受信感度を維持することができる。
図13を参照して、第3実施形態について説明する。図13は、第3実施形態におけるループアンテナ及びその周辺部材を示す断面図である。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を用いて、その説明の詳細は省略する。
第3実施形態に係る電波時計においては、文字板2にサブダイヤルが設けられる。そして、図13に示すように、サブダイヤルにおける機能針として、円盤針170を用いる。円盤針170は、円盤状であって、軸171を中心に回転可能に設けられる。また、円盤針170の文字板2側の面には、「RX」、「OK」、「NG」等の状態表示25が刻印又は印刷されているとよい。また、文字板2には、平面視における状態表示25の回転軌跡に重なるように開口21が形成されている。電波時計のユーザは、開口21を介して、円盤針170の状態表示25を視認することにより、電波時計の状態を確認することができる。例えば、開口21を介して「RX」が視認できる場合は電波を受信中であること、「OK」が視認できる場合は電波の受信に成功したこと、「NG」が視認できる場合は電波の受信に失敗したことを確認することができる。
第3実施形態においては、円盤針170の下面に、円盤針170の軸171と同軸上に軸線O1が配置されると共に、円盤針170の外縁に沿うように、共振巻線31が固定して設けられる。すなわち、円盤針170が回転することにより、共振巻線31も軸線O1を中心に回転する。また、第1実施形態と同様に、共振巻線31上には周波数調整用のコンデンサ33が設けられる。コンデンサ33は、円盤針170の回転に伴い回転移動する。また、給電巻線32が、円盤針170の上側に、円盤針170から離間して設けられる。給電巻線32は、導線32eを通じて回路基板10に電気的に接続される。
なお、上記各実施形態においては、周波数を調整するためにコンデンサ33を用いたが、これに限られるものではない。例えば、共振巻線31の巻数を1より大きくし、共振巻線31同士が並行に配置される領域において線間容量を形成することにより、周波数の調整を行う構成としてもよい。ここで、第3実施形態のように、円盤針170に共振巻線31を固定して、共振巻線31を回転させる構成において、コンデンサ33を共振巻線31に実装した場合、円盤針170の重心がコンデンサ33の重みによって偏ってしまい、円盤針170を回転駆動させるモータの性能を維持することが困難になるおそれがある。そのため、特に第3実施形態のような構成においては、コンデンサ33を用いず、共振巻線31の巻数を調整することにより周波数を調整する構成を採用する利点があるといえる。
第1実施形態でも説明したように、高インピーダンスのコンデンサ33は、給電巻線32と離れて配置されることが好ましい。上述のように、コンデンサ33は円盤針170の回転と共に回転するものであるが、コンデンサ33が、軸線O1から見て給電巻線32の反対側に配置される状態において、電波の受信動作が行われるのが好ましい。そこで、第3実施形態においては、受信中であることを表示する「RX」が開口21を介して視認できる位置に円盤針170がある状態において、コンデンサ33が、軸線O1から見て給電巻線32の反対側に配置されるような構成とするとよい。なお、図13は、コンデンサ33が軸線O1から見て給電巻線32の反対側にある状態を示している。
なお、図13においては、給電巻線32が円盤針170の上側に配置される例について説明したが、これに限られるものではなく、図14に示すように、給電巻線32を円盤針170の下側に配置してもよい。この場合、給電巻線32をムーブメント7の地板50に直接接するように設けることができるため、円盤針170と文字板2との間に給電巻線32を設けた図13の構成と比較して、ループアンテナ30の組み付けが容易となる。
なお、上記各実施形態においては、共振巻線31及び給電巻線32の形状は円として示しているが、必ずしも円でなくともよく、楕円あるいは多角形であってもよい。巻線が非円形の場合の外径は、例えばその最大幅により示してよい。すなわち、巻線の平面視における形状が正方形である場合は、その正方形の対角線を、巻線の外径とするとよい。また、巻線が正方形の場合、その中心を軸線O1、O2とするとよい。なお、共振巻線31及び給電巻線32の巻数は、上記各実施形態においては1としたが、1より多くしても構わない。
なお、上記各実施形態においては、共振巻線31及び給電巻線32を、導電性の線材、例えば、銅線を成形したものとして示したが、これに限らず、導電パターンにより可撓性基板40や、太陽電池8上に形成したものとしてもよい。
なお、上記各実施形態で説明したループアンテナの構成は、高周波帯域の電波の受信、例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からの衛星電波を受信するためのアンテナに適用することが好ましい。ただし、これに限られるものではなく、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)などの近距離通信を行うためのアンテナに適用してもよい。
以上説明した実施形態に示した具体的な構成は例示として示したものであり、本明細書にて開示される発明をこれら具体例の構成そのものに限定するものではない。当業者はこれら開示された実施形態に種々の変形、例えば、各部材あるいはその部分の形状や数、配置等を適宜変更したり、例示された実施形態を互いに組み合わせたりしてもよい。本明細書にて開示される発明の技術的範囲は、そのようになされた変形をも含むものと理解すべきである。
1 外装ケース、1a 胴、1b ベゼル、2 文字板、3 指針、3a 時針、3b 分針、3c 秒針、4 見返しリング、5,25 状態表示、6 時字、7 ムーブメント、8,108 太陽電池、83 切り欠き、181 上側電極層、184 基材、185 下側電極層、186 シリコン層、187 絶縁層、10 回路基板、110 切り欠き、11 裏蓋、11a 貫通孔、12 風防、17 モータコイル、23 指針軸、30 ループアンテナ、31 共振巻線、310 受信面、32 給電巻線、320 受信面、32a 導線、33 コンデンサ、40 可撓性基板、41 アンテナ配置部、41a 貫通孔、42 部品搭載部、42a LNA、42b コンデンサ、42c コネクタ、50 地板、70,170 円盤針、171 軸、80 二次電池、100 電波時計。

Claims (14)

  1. 導電性を有する中空の外装ケースと、
    前記外装ケースの内側に配置される文字板と、
    前記文字板の下側に配置される回路基板と、
    共振巻線と、平面視において少なくとも一部が前記共振巻線の内側に設けられ、前記回路基板に電気的に接続される給電巻線と、を有するループアンテナと、
    を備え、
    前記ループアンテナは、平面視において前記文字板の中心と前記外装ケースとの間の領域に、前記共振巻線及び前記給電巻線の軸線が前記文字板を貫く方向を向くように配置される、
    電波時計。
  2. 電池をさらに備え、
    前記ループアンテナは、平面視において前記共振巻線の受信面の少なくとも一部が前記電池と重ならないように配置される、
    請求項1に記載の電波時計。
  3. 前記電池に電力を供給する太陽電池をさらに備え、
    前記太陽電池は、半導体層と、前記半導体層上に設けられる電極層を有し、少なくとも前記電極層の一部に切り欠きが形成されており、
    平面視において前記共振巻線の受信面の少なくとも一部が前記切り欠きと重なるように配置される、
    請求項2に記載の電波時計。
  4. 前記太陽電池は、前記切り欠きの内側に設けられる絶縁層を有し、
    前記共振巻線は、前記絶縁層を介して前記給電巻線が設けられる側の反対側に配置される、
    請求項3に記載の電波時計。
  5. 平面視における前記共振巻線と前記切り欠きの内面との距離は、前記給電巻線の半径よりも大きい、
    請求項3又は4に記載の電波時計。
  6. 可撓性基板を備え、
    前記共振巻線と前記給電巻線のうち一方は、前記可撓性基板の一の面に設けられ、
    前記共振巻線と前記給電巻線のうち他方は、前記可撓性基板の他の面に設けられる、
    請求項1又は2に記載の電波時計。
  7. 前記可撓性基板は、
    前記共振巻線及び前記給電巻線が設けられる第1領域と、前記給電巻線と前記回路基板を電気的に接続する導線が設けられる第2領域とを含み、
    前記第1領域と前記第2領域との境界において屈曲することにより、前記第1領域が前記文字板に沿うように配置されると共に、前記第2領域が前記外装ケースに沿うように配置される、
    請求項6に記載の電波時計。
  8. 前記導線は、前記第2領域のうち前記外装ケースから遠い側の面に設けられる、
    請求項7に記載の電波時計。
  9. 前記共振巻線は、前記可撓性基板の下面に設けられ、
    前記給電巻線は、前記可撓性基板の上面に設けられると共に、前記可撓性基板に形成される貫通孔を介して前記ループアンテナの下側に配置される前記回路基板に電気的に接続される、
    請求項6〜8のいずれか1項に記載の電波時計。
  10. 前記外装ケースの裏側を塞ぐ導電性の裏蓋を備え、
    前記裏蓋は、平面視において前記共振巻線の受信面と重なる部分の少なくとも一部に貫通孔を有する、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の電波時計。
  11. 前記貫通孔の内側に非導電性部材が設けられる、
    請求項10に記載の電波時計。
  12. 前記共振巻線の軸線から見て前記給電巻線が設けられる側の反対側に、前記共振巻線に電気的に接続される周波数調整用の電子部品が設けられる、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の電波時計。
  13. 前記回路基板は、平面視において前記共振巻線の受信面の少なくとも一部と重なる切り欠きを有する、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の電波時計。
  14. 前記電波時計の状態を示す状態表示が設けられる、非導電性の円盤針を備え、
    前記円盤針は、平面視において前記共振巻線の受信面の少なくとも一部と重なるように設けられる、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の電波時計。
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