JP2018146240A - 電波時計 - Google Patents

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誠人 金澤
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Abstract

【課題】アンテナ感度を向上させると共に、部品レイアウトの自由度が高い電波時計を提供する。【解決手段】ケース11と、ケース11内に収容され計時を行う制御回路と、制御回路で計時される時刻を表示する時刻表示部と、電波信号を受信する平面アンテナ20と、を備える電波時計1であって、平面視において、平面アンテナ20に発生する電界ベクトルが一方の辺から他方の辺に向かう所定方向になるように、所定方向及び所定方向に直交する方向を略二分する方向における平面アンテナ20の端部(角部)から所定距離の範囲に、金属部材(ソーラーパネル30、ケース11等)が配置されない非配置領域22a〜22dを有する構成とする。【選択図】図2

Description

本発明は、時刻情報を有する電波を受信して時刻を修正する電波時計に関し、特にGPS衛星等からの高周波電波を受信する電波時計に関するものである。
太陽光などの光を受光して発電するソーラーパネルを備えたソーラー時計が実用化されており、広く使用されている。また近年、GPS衛星からの時刻情報を有する高周波電波を受信する平面アンテナを備えた電波時計が実用化されている。また更に、ソーラーパネルと平面アンテナの両方を備えたソーラー電波時計も提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1は、時計内にソーラーパネルと平面アンテナ(パッチアンテナ)が配置され、ソーラーパネルは切り欠き部を有し、平面アンテナはソーラーパネルの切り欠き部に配置されている。また、ソーラーパネルの電極層と平面アンテナとが平面的に重ならない構成である。これにより、アンテナの受信性能を損なうことなく、ソーラーパネルによる充分な起電力が得られることが示されている。
特開2014−59321号公報(第5頁、図1)
しかしながら、特許文献1は、平面アンテナにソーラーパネルが近接しており、また、信号処理ICなどの金属部品も近くに配置されているので、平面アンテナの受信感度が低下する懸念がある。
以下、図面により、従来のソーラー電波時計の内部配置から、本発明が解決しようとする課題を説明する。図13は、特許文献1などで示されている従来のソーラー電波時計のソーラーパネルと平面アンテナの配置の一例である。なお、文字板と指針は外した状態である。図13に示すように、従来のソーラー電波時計100は、金属製のケース101の内部に、ソーラーパネル102が配置され、ソーラーパネル102の切り取り部103に、平面アンテナ110が配置されている。
図14は、平面アンテナ110に発生する電流Iと電界Eの方向を示した平面アンテナ110とその周辺の拡大図である。図14に示すように、平面アンテナ110がGPS衛星などから電波を受信すると、平面アンテナ110の電極上に矢印で示す電流Iが発生する。なお、電流Iの矢印は、電流方向を示しており、図14においては、Y方向に流れるものとする。
そして、電流Iに起因して平面アンテナ110の周辺に電界Eが発生する。
ここで、平面アンテナ110の端部が、ソーラーパネル102や金属ケース101に近接しているため、電流Iと同方向(Y方向)の電界Eの他に、X方向の成分を含んだ電界ベクトルE1、E2、E3、E4が発生する。
電界ベクトルE1とE2、またE3とE4のX方向は、互いに逆方向であり合成すると打ち消し合う損失成分であり、アンテナ感度が低下する原因となる。
このように、平面アンテナ110の近傍に金属部材が配置されていると、発生した電界Eは、近傍の金属部材にも飛んでしまい、電界Eの方向は分散してしまう。
また、ソーラーパネル102やケース101だけでなく、時計内部に配置される電池や輪列等の金属部材によっても電界Eは影響を受けてしまう。
本発明の目的は上記課題を解決し、アンテナ感度を向上させると共に、部品レイアウトの自由度が高い電波時計を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の電波時計は下記記載の構成を採用する。
本発明の電波時計は、ケースと、ケース内に収容され計時を行う制御回路と、制御回路で計時される時刻情報を表示する時刻表示部と、誘電体上にアンテナ電極を有し電波信号を受信する平面アンテナと、を備える電波時計であって、平面視において、電波信号の受信に起因して平面アンテナの周辺に発生する電界ベクトルの方向が所定方向になるように、アンテナ電極の中心を通り、所定方向及び所定方向に直交する方向を略二分する方向におけるアンテナ電極の端部から所定距離の範囲に、金属部材が配置されない非配置領域を有することを特徴とする。
また、所定方向におけるアンテナ電極の端部から金属部材までの距離は、所定距離よりも小さくしてもよい。
また、所定距離は、所定方向におけるアンテナ電極の端部から金属部材までの距離の平方根倍以上であるとよい。
また、金属部材は、ケース、ケース内に配置されるソーラーパネル、電池、ステップモータ、地板、輪列、輪列受け、リューズ、受信回路、制御回路のうち少なくともいずれか1つを含むとよい。
また、金属部材はソーラーパネルであって、平面視において非配置領域に対する部分は切り欠き又は絶縁体で構成されるとよい。
また、金属部材はケースであって、平面視において非配置領域に対する部分は、切り欠かれているとよい。
また、非配置領域には、誘電体が配置されていてもよい。
また、平面アンテナのアンテナ電極は矩形であり、電界ベクトルは、アンテナ電極の対向する一方の辺から他方の辺に向かう方向であり、非配置領域は、アンテナ電極の角部から所定距離の範囲であるとよい。
また、平面アンテナのアンテナ電極は矩形であり、電界ベクトルの方向はアンテナ電極の所定の角部から対角に向かう方向であり、非配置領域は、アンテナ電極の辺から所定距離の範囲であるとよい。
本発明の電波時計によれば、平面アンテナの周辺に発生する電界が金属部材の影響を受けにくくすることができ、電界の損失が減少し、電界ベクトルが所定方向に揃い、アンテ
ナ感度を向上させることができる。また、非配置領域以外には、金属部材を自由に配置できるので、時計内部の部品レイアウトの自由度が向上する。
本発明の第1実施形態に係わる電波時計の外観図である。 本発明の第1実施形態に係わる電波時計の平面アンテナとソーラーパネルの配置図である。 本発明の第1実施形態に係わる電波時計の非配置領域を説明する平面アンテナとその周辺の拡大図である。 本発明の第1実施形態に係わる電波時計の平面アンテナと金属部材の配置図である。 本発明の第2実施形態に係わる電波時計の平面アンテナとその周辺の拡大図である。 本発明の第3実施形態に係わる電波時計の平面アンテナとその周辺の拡大図である。 本発明の第4実施形態に係わる電波時計の平面アンテナとその周辺の拡大図である。 本発明の第5実施形態に係わる電波時計の平面アンテナとその周辺の拡大図である。 本発明の第5実施形態の変形例1に係わる電波時計の平面アンテナとその周辺の拡大図である。 本発明の第5実施形態の変形例2に係わる電波時計の平面アンテナとその周辺の拡大図である。 本発明の第6実施形態に係わる電波時計の平面アンテナとその周辺の拡大図である。 本発明の第6実施形態の変形例に係わる電波時計の平面アンテナとその周辺の拡大図である。 従来の電波時計の平面アンテナとソーラーパネルの配置図である。 従来の電波時計の平面アンテナに発生する電界を説明する平面アンテナとその周辺の拡大図である。
本発明は、平面アンテナの端部(角部)から所定距離の範囲に金属部材が配置されない非配置領域を有する構成とすることによって、平面アンテナの周辺に発生する電界ベクトルの損失成分を減らしてアンテナ感度を向上させることを特徴とする。以下、図面を用いて詳細に説明する。
図面の縮尺等は説明のため適宜変更し、また、構造が理解しやすいように一部を模式的に示している。
[第1実施形態]
第1実施形態について図1〜図4を用いて説明する。図1は、第1実施形態の電波時計の外観を示す平面図である。図2は、電波時計1の平面アンテナと金属部材の一つであるソーラーパネルの配置について説明をするための平面図である。図3は、平面アンテナ近傍の金属部材を配置しない非配置領域について説明をするための図2の部分拡大図である。図4は、平面アンテナとソーラーパネル以外の代表的な金属部材との配置について説明をするための平面図である。
[第1実施形態の電波時計の外観説明:図1]
第1実施形態の電波時計の外観について図1を用いて説明する。図1に示すように、電波時計1は、ケース11内部に、時刻表示をおこなう文字板12と指針の時針13a、分
針13b、秒針13cが配置されている。この文字板12と指針によって時刻表示部が構成される。
ケース11は、たとえば金属などの導電性部材やセラミックスや樹脂などの非導電性部材で形成され、略円筒状をしており、文字板12の時刻表示部側を風防で覆われている。また、時刻表示部側とは反対側は裏蓋で覆われている。
ケース11の側面には、時刻修正やその他の機能を操作するためのリューズ14、操作ボタン15a、15bなどが配置されている。また、ケース11には、バンド14が繋がっている。
ケース11の内部であって、文字板12の時刻表示部とは反対側には、時刻を計時する制御回路、時刻情報を有する電波を受信する平面アンテナ、ソーラーパネル、受信回路、輪列、電池などが配置される。
電波時計1は、平面アンテナによって受信した電波信号を受信回路によって時刻情報データに復号し、制御回路によって計時している自機の時刻を更新し、時刻表示部である時針13a、分針13b、秒針13cが時刻を表示する。
平面アンテナは、GPS衛星やBluetooth(登録商標)等から送信される高周波電波を受信するアンテナであり、パッチアンテナやマイクロストリップアンテナと称されることもある。
[電波時計1の平面アンテナとソーラーパネルの配置説明:図2]
電波時計1の平面アンテナとソーラーパネルの配置について図2を用いて説明する。図2は図1の文字板12と指針を外した状態に相当する。図2に示すように、ケース11の内部に平面アンテナ20と金属部材であるソーラーパネル30が平面視において重ならないように配置されている。
平面アンテナ20は、誘電体基板の両面に電極が形成され、下面側(裏蓋側)の電極はGNDに接続されるグラウンド電極であり、上面側(文字板12側)の電極がアンテナ電極21である。アンテナ電極21は略矩形であり、平面アンテナ20の大部分を覆っている。図2において、平面アンテナ20の四つの端部(角部)には、金属部材が配置されない破線で示す円形の非配置領域22a〜22dが設けられている。
ソーラーパネル30は、太陽光などの外部光によって光発電をおこなうデバイスであり、発電した電力を用いて、制御回路などに電力を供給したり、二次電池などに蓄電したりするために接続される。ソーラーパネル30は基板上に太陽電池層と太陽電池層の両面に形成される電極層を有する一つまたは複数のソーラーセルで構成される。複数のソーラーセルで構成される場合は、互いの太陽電池層間は絶縁され、電極層で直列または並列的に接続され使用される。本実施形態のソーラーパネル30は、ケース11の内側に略円形に配置され、平面アンテナ20と平面視において重ならないように、略扇状の切り取り部31を有している。また、指針(図1参照)の回転軸である指針軸16の位置は、ソーラーパネル30が切り抜かれている。
ソーラーパネル30の平面視において平面アンテナ20の非配置領域22a、22bに対する部分は、略半円状に切り欠いた切り欠き部32a、32bを有している。切り取り部31と切り欠き部32a、32bの領域は、絶縁体で構成してもよく、非導電性の基板にソーラーセルを形成する際に、この切り取り部31や切欠き部32a、32bに対する部分に太陽電池層や電極層を形成しない領域を設けるような構成とすることで実現できる。このように、平面アンテナ20とソーラーパネル30は、平面視で重ならずに配置されるので、平面アンテナ20は、ソーラーパネル30に妨げられることなく、高周波電波を受信できる。また、ソーラーパネル30は、切り取り部31と切り欠き部32a、32b
以外の領域で効率よく光を受光して発電できる。
[電波時計1の平面アンテナ20の非配置領域の説明:図3]
平面アンテナ20の非配置領域22a〜22dと発生する電界との関係について図3を用いて説明する。図3に示すように、平面アンテナ20の周辺には、外部からの電波信号に基づいて電界ベクトルE発生する。
本実施形態において、電波時計1が所望する電界ベクトルEの方向(所定方向)は、アンテナ電極21の対向する一方の辺21eから他方の辺21fに向かう方向であり、図3の矢印で示すY方向である。
この電界ベクトルEのY方向に直交するX方向を略二分する方向(すなわち、電界ベクトルEの方向に対して±45度)における平面アンテナ20の端部(角部)から所定距離r1の範囲が非配置領域22a〜22dである。この非配置領域22a〜22dが金属部材を配置しない領域である。つまり、アンテナ電極21の面積を電界ベクトルEの方向に略二等分する線分と、この等分されたアンテナ電極21のそれぞれの面積をさらに略二等分する電界ベクトルEと直交する線分に対し、さらにその等分(4等分)された面積をそれぞれ略二等分する線分を引き、この線分とアンテナ電極21の外周との交点を端部として、この端部から所定距離r1を非配置領域としている。
図3においては、アンテナ電極21が平面視において略正方形であるとして説明を行ったが、これに限定されずアンテナ電極21は長方形や台形、平行四辺形その他の矩形形状であってもよい。この場合、対辺方向に電界ベクトルEを発生させる場合は、それぞれの角(端部)から所定の範囲を非配置領域としてもよい。
また、平面視におけるアンテナ電極21の形状が多角形であり、電界ベクトルEの方向でアンテナ電極21の面積を略二等分する線分を仮定したときの、二等分線に近い角部を端部としてもよい。
このように、平面アンテナ20に非配置領域22a〜22dを設けて、ソーラーパネル30が平面視において、非配置領域22a、22bと重ならないように切り欠き部32a、32bを形成する。また、非配置領域22c、22dと金属部材のケース11が平面視で重ならないように、平面アンテナ20はケース11から離れた位置に配置される。
この金属部材を配置しない非配置領域22a〜22dを設けることにより、非配置領域を設けない場合と比較して、電界の金属部材による影響、すなわち金属部材の方向に(または金属部材の方向から)電界が飛ぶことを抑制することができ、電界ベクトルEをY方向に揃えることができる。これにより、アンテナ感度を向上させることができる。
[電波時計1の平面アンテナ20と金属部材の配置説明:図4]
次に、電波時計1の平面アンテナ20と複数の金属部材の配置について図4を用いて説明する。図4は、図2で示す電波時計1のソーラーパネル30と指針を取り外した状態に相当する平面アンテナ20と複数の金属部材の配置図である。図4に示すように、ケース11の内部には平面アンテナ20と複数の金属部材が配置されている。
複数の金属部材は、電池41、ステップモータ42、輪列43、リューズ14の巻真44、高周波電波を受信する受信回路45、時刻を計時する制御回路46などである。なお、輪列43を受ける輪列受け47も金属部材である。これらの部材が配置され位置決めするための基板である地板48も金属部材とみなすこともできる。
電池41は、たとえばリチウムイオン電池などの二次電池をもちいることができ、ソーラーパネル30で発電した電気を蓄電し、制御回路46や受信回路45、ステップモータ
42などの駆動に使用される。図4においては、地板48の内部に配置されているため破線で外形が示されている。電池41は、ケース11の内面積に対して占める割合が高く、アンテナ感度に与える影響が大きいため、平面アンテナ20から最も離間した位置に配置することが好ましい。
ステップモータ42は、制御回路46から出力される駆動パルスに応じた正転(右回り)または逆転(左回り)の回転動作をおこなう。ステップモータ42は輪列43に連結される。ステップモータ42のケース11の無い面積に対して占める割合は比較的高く、平面アンテナ20の近傍に配置されると、ステップモータ42のコイルによる影響を受けるため、離間して配置することが好ましい。
輪列43は、複数の歯車で構成され、ステップモータ42の回転動作にともない回転運動を行う。歯車には指針が取付けられており、回転運動によって指針を回転させることにより指針の運針を実現することができる。輪列43は、加工精度や耐久性などの観点から金属部材で形成してもよく、その場合、平面アンテナ20の近傍に配置されることによってアンテナ感度に寄与するため、非配置領域を除く領域に配置される。
巻真44は一端がリューズ14に、他端が輪列43の一部に接続され、指針の調整や電波時計1に搭載される機能の選択動作などを行う。図4においては、地板48の内部に配置されているため破線で外形が示されている。
受信回路45は、平面アンテナ20と接続されており、平面アンテナ20が受信した電波信号を復号し、たとえば時刻情報を含むデータを出力する。出力した信号は制御回路46に送られる。
これらの金属部材においても、平面アンテナ20の非配置領域22a〜22dと平面視において重ならないように配置される。
地板48については、ケース内周に収まる円板形状で金属単体または樹脂との組合せで構成されることが多いが、そのうち少なくとも金属で構成される領域が平面視で非配置領域22a〜22dと重ならなければよい。
この構成により、平面アンテナ20の非配置領域22a〜22dには、金属部材が配置されないので、平面アンテナ20の周辺に発生した電界は、金属部材による影響、すなわち金属部材の方向に(または金属部材の方向から)電界が飛ぶことを抑制することができ、電界ベクトルEを所望の方向(所定方向)に揃えることができる。
以上のように、本実施形態による電波時計1によれば、平面アンテナ20の端部に非配置領域22a〜22dを設けて金属部材を配置しないことで、平面アンテナ20に発生する電界ベクトルEを所定方向(Y方向)に揃えることができる。これにより、電界の損失が減少し、アンテナ感度に優れた電波時計を提供できる。
また、非配置領域22a〜22d以外の領域には、ソーラーパネル30、ケース11、電池41、ステップモータ42、輪列43等の金属部材を自由に配置できるので、金属部材のレイアウト設計の自由度が増し、スペース効率に優れた小型で高性能の電波時計を実現できる。
ソーラーパネル30は、平面アンテナ20のアンテナ電極21の近傍またはソーラーパネル30の方が文字板12側に配置され、アンテナ感度に影響を与える可能性が大きい。次に、ソーラーパネル30の第1実施形態とは別の構成例について、第2実施形態〜第6実施形態の説明をおこなう。
[第2実施形態]
第2実施形態は、所望する電界ベクトルの方向(所定方向)の平面アンテナの端部から金属部材までの距離が非配置領域の距離よりも小さい構成である。なお、図面の説明において、上述した実施形態と同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[第2実施形態の電波時計の説明:図5]
第2実施形態の電波時計2の平面アンテナとソーラーパネルについて図5を用いて説明する。図5は、図2で示した電波時計1と同様に、電波時計2の文字板と指針を外した状態に相当し、平面アンテナ20とその周辺を示した部分拡大図である。
図5に示すように、ソーラーパネル30は、ケース11の内部に平面アンテナ20とソーラーパネル30が平面視において重ならないように配置され、かつ、略扇状の切り取り部31と略半円状の切り欠き部32a、32bとを有している。
また、所定方向である電界ベクトルEの方向のソーラーパネル30の端部は、アンテナ電極21の辺21eの中央に近接するように略円弧状の凸部33を有している。すなわち、電界ベクトルEの方向であるアンテナ電極21の端部の辺21eの中央からソーラーパネル30までの距離r2が、非配置領域22a〜22dの所定距離r1よりも小さくなるように構成される。
ここで、非配置領域22a〜22dの所定距離r1は、アンテナ電極21の辺21eからソーラーパネル30の凸部33までの距離r2の平方根倍以上あるとよい。この理由は、平面アンテナ20に発生する電界の強さは、金属部材までの距離の2乗に相関し、ソーラーパネル30の切り欠き部32a、32bに対して発生する電界に対して、Y方向であるソーラーパネル30の凸部33に対して発生する電界を2倍以上とすることにより、金属部材の影響がほぼ無視できる程度に小さくできるためである。
この構成により、平面アンテナ20に発生する電界ベクトルは、近接しているソーラーパネル30の凸部33が支配的になり、Y方向の電界ベクトルEの強さをソーラーパネル30の切り欠き部32a、32bに対して発生する電界よりも2倍以上強くできる。この結果、電界ベクトルEをソーラーパネル30の凸部33の方向、すなわち、所定方向であるY方向に揃えることができる。
また、ソーラーパネル30の面積を凸部33の分だけ広げることができるため、発電量をより大きくすることができる。
また、アンテナ電極21の辺21eの中央付近は、ソーラーパネル30以外の金属部材(電池や輪列等)も近接させられるので、金属部材の配置面積が増えてレイアウト設計の自由度を増やすことができる。
なお、アンテナ電極21の辺21eに対向する他方の辺21fからケース11までの距離が、非配置領域22a〜22dの所定距離r1よりも小さくなるようにケース11の内側に凸部を設けてもよい。また、このケースの凸部に代えて、同領域に金属部材を配置してもよい。これにより、電界ベクトルEをY方向に更に揃えることが可能となる。
以上のように、本実施形態の電波時計2によれば、ソーラーパネル30の端部は、アンテナ電極21の辺21eに近接する凸部33を有している。これにより、平面アンテナ20の周辺に発生する電界ベクトルEをY方向に更に揃えることができ、電界の損失成分の発生を抑制することができ、アンテナ感度に優れた電波時計を提供できる。
[第3実施形態]
第3実施形態は、金属部材がケースであって、非配置領域はケースが切り欠かれている構成である。なお、図面の説明において、上述した実施形態と同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[第3実施形態の電波時計の説明:図6]
第3実施形態の電波時計3の平面アンテナ、ソーラーパネル、及びケースの構成について図6を用いて説明する。図6は、図2で示した電波時計1と同様に、電波時計3の文字板と指針を外した状態に相当し、平面アンテナ20、ソーラーパネル30、及びケース11の周辺を示した部分拡大図である。この実施形態において、ケース11は金属などの導電性部材で構成されている。
図6に示すように、ケース11の平面視において平面アンテナ20の非配置領域22c、22dに対する部分は、円弧状に切り欠いたケース切り欠き部11a、11bを有している。これにより、ケース11が、平面視において平面アンテナ20の非配置領域22c、22dと重なることがない。
この構成により、平面アンテナ20の非配置領域22a〜22dには、平面視においてソーラーパネル30やケース11が重ならないので、平面アンテナ20の周辺に発生した電界は、ケース11による影響を抑制することができ、電界ベクトルEを所定方向(図3におけるY方向)に揃えることができる。
以上のように、本実施形態の電波時計3によれば、平面アンテナ20に発生する電界ベクトルEを所定方向に揃えることができるので、電界の損失成分の発生を抑制することができアンテナ感度に優れた電波時計を提供できる。また、ケース11にケース切り欠き部11a、11bを形成することで、平面アンテナ20をケース11近傍の外周部に配置できるので、その分、ソーラーパネル30、及び、他の金属部材の領域を増やすことができる。
[第4実施形態]
第4実施形態は、第2及び第3実施形態の特徴を有する構成である。なお、図面の説明において、上述した実施形態と同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[第4実施形態の電波時計の説明:図7]
第4実施形態の電波時計4の平面アンテナ、ソーラーパネル、及びケースの構成について図7を用いて説明する。図7は、図2で示した電波時計1と同様に、電波時計4の文字板と指針を外した状態に相当し、平面アンテナ20、ソーラーパネル30、及びケース11の周辺を示した部分拡大図である。この実施形態において、ケース11は金属などの導電性部材で構成されている。
図7に示すように、電波時計4は、前述した第2実施形態の電波時計2と第3実施形態の電波時計3の特徴を併せ持った構成である。すなわち、ソーラーパネル30は、切り取り部31と非配置領域22a、22bに対応する切り欠き部32a、32bとを有して、、アンテナ電極21の辺21eの中央に近接するように凸部33を有している。
これにより、電界ベクトルEの方向であるアンテナ電極21の辺21eの中央からソーラーパネル30までの距離r2が、非配置領域22a〜22dの所定距離r1よりも小さくなる。
また、ケース11は、平面アンテナ20の非配置領域22c、22dと平面視で重なる領域に、円弧状のケース切り欠き部11a、11bを有している。
この構成により、平面アンテナ20の周辺に発生する電界は、損失となる成分の発生を抑制することができ、所望の所定方向である電界ベクトルEを支配的にして、アンテナ感度を向上させることができるとともに、ソーラーパネル30の発電面積をより大きくすることができる。さらにケース11の近傍までアンテナ20を配置することができるため、電波時計の小型化やレイアウトの自由度が向上する。
以上のように、本実施形態の電波時計4によれば、ソーラーパネル30の凸部33とケース11のケース切り欠き部11a、11bの二つの構成によって、平面アンテナ20の周辺に発生する電界ベクトルEをY方向に揃えることができるので、電界の損失成分を抑制することができ、アンテナ感度に優れた電波時計を提供できる。
[第5実施形態]
第5実施形態は、ソーラーパネルが非配置領域を除いて平面アンテナの上面側に配置される構成である。なお、図面の説明において、上述した実施形態と同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[第5実施形態の電波時計の説明:図8]
第5実施形態の電波時計5の平面アンテナとソーラーパネルの構成について図8を用いて説明する。図8は、図2で示した電波時計1と同様に、電波時計5の文字板と指針を外した状態に相当する平面アンテナ20とその周辺を示した部分拡大図である。
図8に示すように、ソーラーパネル30は、平面アンテナ20の非配置領域22a〜22dに対して平面視で重ならないように円形の切り抜き部34a〜34dが設けられている。切り抜き部34a〜34dは、非導電性の基板上に導電部材を形成しない構成としてもよい。
また、ケース11や、図示しないが他の金属部材も、非配置領域22a〜22dに平面視で重ならない位置となるように配置される。上述の第4実施形態と同様に、非配置領域とケース11とが重なる場合は、ケース切り欠き部をさらに設ける構成とすることができる。
この構成により、平面アンテナ20の周辺に発生する電界は、損失となる成分の発生を抑制することができ、所望の所定方向である電界ベクトルEを支配的にして、アンテナ感度を向上させることができる。また、ソーラーパネル30は、非配置領域22a〜22d以外の領域のすべてに配置できるので、発電面積をより大きくすることができる。さらにケース11の近傍までアンテナ20を配置することができるため、電波時計の小型化やレイアウトの自由度が向上する。
次に、上述したソーラーパネル30の非配置領域に対応する部分に金属部材を配置しないとともに、ソーラーパネル30が平面アンテナ20の少なくとも一部を覆う構成に関する変形例を説明する。
[第5実施形態の変形例1の電波時計の説明:図9]
第5実施形態の変形例1の電波時計6の平面アンテナとソーラーパネルの構成について図9を用いて説明する。図9は、図2で示した電波時計1と同様に、電波時計6の文字板と指針を外した状態に相当する平面アンテナとその周辺を示した部分拡大図である。
図9に示すように、電波時計6は、ソーラーパネル30は、非配置領域22a〜22dに対して平面視で重ならないように切り抜き部35a、35bが設けられているとともに、非配置領域22aと22bとの間も切り抜かれて、横方向の長穴状に構成されている。
また、非配置領域22cと22dとについても同様に、非配置領域22cと22dとの間が横方向に切り抜かれている。
図9において、切り抜き部35bは、ケース11の近傍であるため、非配置領域22c、22dとケース11の隙間には、ソーラーパネル30は配置されない。ただし、平面アンテナ20を電波時計6の中心に近い側に配置する場合は、非配置領域22c、22dとケース11との隙間領域にもソーラーパネル30を配置して、切り抜き部35aと同様に長穴状としてもよい。
ソーラーパネル30の切り抜き部35a、35b以外の部分には太陽電池層が形成されており、平面アンテナ20に対して平面視で横方向に覆うように配置される。この横断される部分は、1つのソーラーセルとしてもよいし、複数のソーラーセルがそれぞれ覆うような構成としてもよい。
この構成により、所望の電界ベクトルEの方向に対応する平面アンテナ20の切り抜き部35a及び35bに対応する位置には、金属部材が配置されないため、平面アンテナ20のアンテナ感度をより向上することができるとともに、平面アンテナ20の周辺に発生した電界は、損失となる成分の発生を抑制することができ、所望の所定方向である電界ベクトルEを支配的にすることができる。
また、ソーラーパネル30の一部を、平面アンテナ20上にも配置することができるため、発電面積をより大きくすることができる。
また、ソーラーパネル30は、切り抜き部35aと35bの二つだけの切り抜き部を形成すれば良いので、ソーラーパネル30の製造工程を簡略化できる。
[第5実施形態の変形例2の電波時計の説明:図10]
第5実施形態の変形例2の電波時計7の平面アンテナとソーラーパネルの構成について図10を用いて説明する。図10は、図2で示した電波時計1と同様に、電波時計7の文字板と指針を外した状態に相当する平面アンテナとその周辺を示した部分拡大図である。
図10に示すように、ソーラーパネル30は、非配置領域22a〜22dに対して平面視で重ならないように切り抜き部36a、36bが設けられている。
切り抜き部36aは、非配置領域22aと22cを含み、非配置領域22aと22cとの間も切り抜かれた縦方向の長穴状である。また切り抜き部36bも同様に、非配置領域22bと22dを含み、非配置領域22bと22dとの間も切り抜かれた縦方向の長穴状である。
図10において、平面アンテナ20はケース11の近傍に配置されているため、非配置領域22c、22dとケース11の隙間には、ソーラーパネル30は配置されない。ただし、平面アンテナ20を電波時計7の中心側に配置され、非配置領域22c、22dとケース11との隙間領域が充分に確保される場合は、非配置領域22c、22dとケース11の隙間にソーラーパネル30を配置してもよい。
ソーラーパネル30の切り抜き部36a、36b以外の部分には太陽電池層が形成されており、平面アンテナ20に対して平面視で縦方向に覆うように配置される。この横断される部分は、1つのソーラーセルとしてもよいし、複数のソーラーセルがそれぞれ覆うような構成としてもよい。
この構成により、平面アンテナ20の切り抜き部36a及び36bに対応する位置には
、金属部材が配置されないため、平面アンテナ20のアンテナ感度をより向上することができるとともに、平面アンテナ20の周辺に発生した電界は、損失となる成分の発生を抑制することができ、所望の所定方向である電界ベクトルEを支配的にすることができる。
また、ソーラーパネル30の一部を、平面アンテナ20上にも配置することができるため、発電面積をより大きくすることができる。
また、ソーラーパネル30は、切り抜き部36aと36bの二つだけの切り抜き部を形成すれば良いので、ソーラーパネル30の製造工程を簡略化できる。
[第6実施形態]
第6実施形態は、略矩形の平面アンテナ20のアンテナ電極の角部から対角に向かう方向に電流が発生し、所望の電界ベクトルEの方向も角部から対角に向かう方向とされ、非配置領域はアンテナ電極の辺から所定距離の範囲に設定される構成である。
なお、図面の説明において、上述した実施形態と同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[第6実施形態の電波時計の説明:図11]
第6実施形態の電波時計8の平面アンテナとソーラーパネルの配置について図11を用いて説明する。図11は、図2で示した電波時計1と同様に、電波時計8の文字板と指針を外した状態に相当する平面アンテナ20とその周辺を示した部分拡大図である。
図11に示すように、電波時計8の平面アンテナ20は、前述した第1〜第5実施形態の平面アンテナ20と同様に矩形であるが、平面アンテナ20の方向は第1〜第5実施形態に対して45度傾いて配置されている。平面アンテナ20の周辺に発生する所定方向である所望の電界ベクトルEの方向(Y方向)は、アンテナ電極21の所定の角部21aから対角の角部21dに向かう方向である。
平面アンテナ20が図11に示されるように配置される構成において、平面アンテナ20の非配置領域22a〜22dは、アンテナ電極21の四つの辺21e〜21hの中央から所定距離r1を半径とする破線で示す円形の範囲である。図11においては、非配置領域22aは、アンテナ電極21の辺21gの角部21aと21cの中点からの範囲である。また同様に非配置領域22bは、アンテナ電極21の辺21eの中央からの範囲であり、非配置領域22cは、アンテナ電極21の辺21fの中央からの範囲であり、非配置領域22dは、アンテナ電極21の辺21hの中央からの範囲である。
ソーラーパネル30は、平面視において平面アンテナ20の非配置領域22a、22bに対する部分は、略半円状に切り欠いた切り欠き部38a、38bを有している。なお、切り取り部37と切り欠き部38a、38bの領域は、絶縁体で構成してもよい。
また、非配置領域22c、22dとケース11が平面視で重ならないように、平面アンテナ20は金属部材であるケース11から離れた位置に配置される。非配置領域22c、22dがケース11と重なる場合は、第3実施形態と同様にケースに切欠き部を設けることができる。
また、辺21f、21hとケース11の間であって、非配置領域22c、22dを除く領域にソーラーパネル30を配置するだけの領域が充分に確保できるのであれば、ソーラーパネル30をよい。
また、アンテナ電極21の対角線が電界ベクトルEと平行になるように配置されているので、平面アンテナ20の共振周波数のファクターとなるアンテナ電極21の長さLは等価的に2辺分となり、アンテナの共振周波数を下げることができる。また、共振周波数が同じであれば、アンテナ電極21の面積を小さくできる。
この構成により、平面アンテナ20の周辺に発生した電界は、損失となる成分の発生を抑制することができ、所望の所定方向である電界ベクトルEを支配的にすることができる。
以上のように、平面アンテナ20の配置する向きや形状によらず、所定方向である所望の電界ベクトルEに対して、所定方向と所定方向に垂直な方向とを二分する方向に対応するアンテナ電極の端部から非配置領域を設ける構成にすることにより、平面アンテナ20の周辺に発生する電界ベクトルEの損失成分を抑制し、所定方向を支配的になるように揃えることができ、アンテナ感度に優れた電波時計を提供することができる。
[第6実施形態の変形例の電波時計の説明:図12]
第6実施形態の変形例の電波時計9の平面アンテナとソーラーパネルの配置について図12を用いて説明する。図12は、図2で示した電波時計1と同様に、電波時計9の文字板と指針を外した状態に相当する平面アンテナ20とその周辺を示した部分拡大図である。
図12に示すように、平面アンテナ20の外形は略矩形であり、前述した第1〜第5の実施形態の平面アンテナ20と同様の向きで配置されている。アンテナ電極23は矩形であるが、図11と同様に対角線(アンテナ電極23の角部23eと対角の角部23fとを結ぶ線)が所定方向である所望の電界ベクトルEに平行になるように、平面アンテナ20上に形成されている。
非配置領域22a〜22dは、所定方向と、所定方向に垂直な方向とを略二分する方向に対応するアンテナ電極23の端部から所定距離r1を半径とする円形の範囲である。すなわち、非配置領域22a〜22dは、四つの辺23a〜23dの中央から所定距離r1を半径とする円形の範囲である。
ソーラーパネル30は、非配置領域22a〜22dに、平面視において重ならないように、略矩形の切り取り部39を有している。アンテナ電極23の端部からのr1を半径とする範囲であるため、図12に示すように、アンテナ電極23が形成されるアンテナ20の基板とソーラーパネル30とは重なっている構成とすることができる。
この構成においても、平面アンテナ20のアンテナ電極の周辺に発生した電界は、損失となる成分の発生を抑制することができ、所望の所定方向である電界ベクトルEを支配的にすることができるため、アンテナ感度に優れた電波時計を提供できる。
なお、本発明の実施形態で示した構成図等は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を満たすものであれば、任意に変更してよい。また、第6実施形態や第6実施形態の変形例のようなアンテナ20を採用した電波時計に対しても、非配置領域にはソーラーパネル以外の金属部材を配置しない構成とすることができる。
本発明の電波時計は、GPS衛星等からの高周波電波を受信する平面アンテナを備えた電波時計に幅広く利用することが出来る。
1〜9 電波時計
11 ケース
11a、11b ケース切り欠き部
20 平面アンテナ
21、23 アンテナ電極
22a〜22d 非配置領域
30 ソーラーパネル
31、37、39 切り取り部
32a、32b、38a、38b 切り欠き部
33 凸部
34a〜34d、35a、35b、36a、36b 切り抜き部
41 電池
42 ステップモータ
43 輪列
44 巻真
45 受信回路
46 制御回路

Claims (9)

  1. ケースと、前記ケース内に収容され計時を行う制御回路と、前記制御回路で計時される時刻情報を表示する時刻表示部と、誘電体上にアンテナ電極を有し電波信号を受信する平面アンテナと、を備える電波時計であって、
    平面視において、前記電波信号の受信に起因して前記平面アンテナの周辺に発生する電界ベクトルの方向が所定方向になるように、前記アンテナ電極の中心を通り、前記所定方向及び前記所定方向に直交する方向を略二分する方向における前記アンテナ電極の端部から所定距離の範囲に、金属部材が配置されない非配置領域を有する電波時計。
  2. 前記所定方向における前記アンテナ電極の端部から前記金属部材までの距離は、前記所定距離よりも小さい請求項1に記載の電波時計。
  3. 前記所定距離は、前記所定方向における前記アンテナ電極の端部から前記金属部材までの距離の平方根倍以上である請求項2に記載の電波時計。
  4. 前記金属部材は、前記ケース、前記ケース内に配置されるソーラーパネル、電池、ステップモータ、地板、輪列、輪列受け、リューズ、受信回路、制御回路のうち少なくともいずれか1つを含む請求項1〜3のいずれか一つに記載の電波時計。
  5. 前記金属部材はソーラーパネルであって、平面視において前記非配置領域に対する部分は、切り欠き又は絶縁体で構成される請求項1〜4のいずれか一つに記載の電波時計。
  6. 前記金属部材は前記ケースであって、平面視において前記非配置領域に対する部分は、
    切り欠かれている請求項1〜5のいずれか一つに記載の電波時計。
  7. 前記非配置領域には、誘電体が配置される請求項1〜6のいずれか一つに記載の電波時計。
  8. 前記平面アンテナの前記アンテナ電極は矩形であり、
    前記電界ベクトルは、前記アンテナ電極の対向する一方の辺から他方の辺に向かう方向であり、
    前記非配置領域は、前記アンテナ電極の角部から所定距離の範囲である
    請求項1〜7のいずれか一つに記載の電波時計。
  9. 前記平面アンテナの前記アンテナ電極は矩形であり、
    前記電界ベクトルの方向は前記アンテナ電極の所定の角部から対角に向かう方向であり、
    前記非配置領域は、前記アンテナ電極の辺から所定距離の範囲である
    請求項1〜7のいずれか一つに記載の電波時計。
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