JP2023044805A - 電子機器及び時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電量を確保しつつ、デザインの自由度を高めて、意匠性に優れた高級感のある電子機器及び時計を提供する。【解決手段】時計100が、文字部64と文字部64以外の領域とを含み、文字部64以外の領域を貫通した貫通孔としての肉抜き部分を有する日車6と、日車6の下側に配置される太陽電池としてのソーラーパネル8と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器及び時計に関するものである。
従来、光を受けて発電するソーラーパネルを備える時計等の電子機器が広く知られている。このような時計等は、ソーラーパネルにより発電して二次電池に充電させることにより、電池交換を行うことなく使用することが可能である。
光を確実に受光するために、ソーラーパネルはできるだけ他の部材によって光が遮られないように、時計の視認側に配置されることが好ましい。また、より多くの発電量を得るために、時計の視認側全面にソーラーパネルを設けることも行われる。
しかし、ソーラーパネルは例えば文字板のように表面に意匠を凝らすことができない。このためソーラーパネルが最上面に配置され、直接外部から視認されると外観デザインが損なわれてしまう。
また、時計好きのユーザとしては、時計の内部構造を見たいとの要望がある。特に指針によって時刻表示を行うアナログ方式の時計では、時計内部に指針を回転動作させるための歯車等で構成される輪列機構を備えており、このような輪列機構を時計の外観として見せることができれば、意匠性に優れたものとなる。しかし、輪列機構等は、時計の中央部やその周辺に各種歯車等の主な構成要素が配置されており、これを外部から見えるようにするためには、時計の中央部に、視認側が覆われないスペースを確保する必要がある。
この点、例えば特許文献1には、ソーラーパネルを時計の外周付近に、リング状に配置し、文字板や日車等、ソーラーパネルの視認側に配置される構成部を透明なアクリル板等、光透過性のよい部材で形成することが提案されている。
特開2002-350567号公報
しかしながら、透明なアクリル板等であっても多少なりとも光を吸収する。このため、こうした部材でソーラーパネルの上を覆ってしまうと、その分受光効率が低下して十分な発電を行うことができない可能性がある。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、ソーラーパネルによる発電量を確保しつつ、デザインの自由度を高めて、意匠性に優れた高級感のある電子機器及び時計を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明に係る電子機器は、
文字部と前記文字部以外の領域とを含み、前記文字部以外の領域を貫通した貫通孔を有する日車と、
前記日車の下側に配置される太陽電池と、
を備えることを特徴としている。
本発明によれば、発電量を確保しつつ、デザインの自由度を高めて、意匠性に優れた高級感のある時計等の電子機器を実現することができる。
本実施形態における時計の正面図である。 本実施形態における時計の主要な構成部を示す分解斜視図である。 本実施形態における時計の主要な構成部を示す分解斜視図である。 本実施形態の日車の一部を拡大した平面図である。 本実施形態の日車の一変形例の一部を拡大した平面図である。 本実施形態におけるソーラーパネルの平面図である。 本実施形態のモジュール及びソーラーパネルを視認側から見た平面図である。 図7に示すモジュール及びソーラーパネルの上方に日車押えを配置した状態を示す平面図である。 (a)は、本実施形態における時計の内部構成の一部を示す断面斜視図であり、(b)は、(a)の一部を拡大した断面図である。 ソーラーパネルの一変形例を示す平面図である。 図10においてXI枠で囲った部分を拡大した平面図である。 日車の変形例の一部を拡大した平面図である。 図10に示すソーラーパネルに、図12に示す日車が重なった状態を示す平面図である。 ソーラーパネルの一変形例を示す平面図である。 図14に示すソーラーパネルに、図12に示す日車が重なった状態を示す平面図である。 日車の一変形例を示す平面図である。 日車の一変形例を示す平面図である。
以下、図1から図9を参照して、本発明に係る電子機器である時計の一実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、本実施形態における時計を示す正面図であり、図2は、図1に示す時計の主要部分の分解斜視図である。なお、図1等では時針、分針等の指針の図示を省略している。
なお、以下の実施形態において、時計における9時-3時方向をX方向とし、12時-6時方向をY方向とし、視認側から非視認側に向かう視認方向をZ方向とする。なお、以下において、視認側を「上側」、非視認側を「下側」ともいう。X方向、Y方向、及び視認方向Zは、図1に示した方向をいうものとする。
図1に示すように、本実施形態における時計100は、ケース(以下、実施形態において「時計ケース1」とする。)を備えている。時計ケース1は、例えばステンレスやチタン等の金属やセラミック、各種の合成樹脂等で形成されている。なお、時計ケース1を形成する材料はここに例示したものに限定されない。
本実施形態の時計ケース1は、中空の短柱形状に形成されており、時計100の表面側(時計における視認側、なお図1及び図2において時計を視認方向Zから見た側。)の開口部11には、透明なガラス等で形成された風防部材2が取り付けられている。また時計100の裏面側は、図示しない裏蓋によって閉塞されている。
時計ケース1の図1における上下両端部(Y方向の両端部)、つまりアナログ方式の時計における12時方向側の端部及び6時方向側の端部には、図示しない時計バンドが取り付けられるバンド取付け部12が設けられている。
また、時計100には図示しない操作部(竜頭や押しボタン等)が設けられており、時計ケース1の側部等、操作部の取り付け位置に対応する部分には、切り欠き13が形成されている。
また、風防部材2の下側(非視認側、裏面側)には、時計ケース1の開口部11に沿うリング状の見切り部材3が設けられている。見切り部材3の内周側には、時字4が一定間隔で配置されている。時字4は、図示しない指針(時針、分針等)によって指し示されて時刻の目安となるものであり、例えばステンレスやチタン等の金属で形成されている。なお、時字4を形成する材料や設けられる位置等はここに例示したものに限定されない。
時計ケース1内には、モジュール5等が収容されている。モジュール5は、地板51と、地板51の表裏(時計にける非視認側と視認側、なお図2において、視認側から非視認側に向かう視認方向Zを太矢印で示す。)に適宜分散して配置、搭載されたモータ、アンテナ(いずれも図示せず)や輪列機構52、基板57(図9(a)参照)等を含んでいる。基板57には図示しない各種の回路や端子等が実装されている。
本実施形態の時計100では、時字4、時字4を指し示す指針(時針、分針等、図示省略)及び指針を動作させるモータや輪列機構52等を含むモジュール5等を含んで時刻表示部が構成されている。時計100における時刻表示部は、輪列機構52を介して動作する指針によって適宜時字4を指し示すことで時刻を表示させるアナログ方式となっている。
モジュール5の上方(時計における視認側)には、輪列機構52を介して回転動作する日車6が配置されている。日車6の上方には、日車押え7が設けられている。
また、本実施形態では、日車6に対して非視認側(すなわち、日車6の下側)であって、モジュール5と日車6との間には太陽電池が配置されている。本実施形態において太陽電池は、リング状のソーラーパネル8である。
なお、本実施形態の時計100は、例えば文字板を備えない構成となっている。文字板を備えないとすることで、その分重畳される板状の部材数が少なくなり、部品点数が抑えられるとともに、時計100を薄型化することが可能となる。また、文字板の材料自体により光が吸収されることによる発電ロスをなくすことができるため、その分小さい面積(後述する有効発電領域の面積)で十分な発電量を得ることが可能となる。
図3は、モジュール5、日車6、日車押え7、ソーラーパネル8の詳細を示す分解斜視図である。
図3に示すように、日車6は、輪列機構52を構成する歯車(後述する図1等の歯車521)と噛み合う歯部62を周方向に沿って有するフレーム部61と、このフレーム部61にブリッジ部63を介して設けられた文字部64と、を備えている。
日車6は、例えばステンレスやチタン等の金属で形成されており、文字部64以外の領域を貫通した貫通孔を有している。具体的には、文字部64以外の領域は、日車6としての形状を維持するとともに、文字部64を支持するのに必要な部分(フレーム部61やブリッジ部63)を残して、日車6の表裏に貫通するように、肉抜きされている。
このように、金属材料を肉抜きして日車6を形成することで、例えば透明な部材に印刷等によって文字部を設けた日車と比べて、重厚感、立体感のある日車6とすることができ、時計の外観に高級感を持たせることができる。
なお金属材料からフレーム部61、ブリッジ部63、文字部64以外の部分を抜いて(すなわち貫通孔を形成して)日車6を形成する手法は、特に限定されない。
肉抜き部分の加工手法としては、例えばMEMS(Micro Electro echanical Systems)において適用される微細加工技術や、エッチング、レーザ加工等、様々な手法によることができる。また、例えば金属板を打ち抜く打ち抜き加工や、鋳造等の手法等を用いて日車6を形成してもよい。
本実施形態の日車6は、フレーム部61として第1のフレーム部61aとこの第1のフレーム部61aの内側に配置される第2のフレーム部61bとを含んでいる。
本実施形態において、歯部62は第2のフレーム部61bの内側周面に沿って設けられており、第2のフレーム部61bよりも内側(回転中心寄り)で輪列機構52の歯車と噛み合う。
文字部64は、1か月分の日付けを示す「1」から「31」の数字であり、各文字部64の間には、各日付を区切るように、第1のフレーム部61aと第2のフレーム部61bと間にかけ渡されたブリッジ部63(第1のブリッジ部63a)が設けられている。
図4は、本実施形態の日車6の一部(「16」を示す文字部64及びその周辺)を拡大した拡大図である。
図4等に示すように、本実施形態において文字部64は、このブリッジ部63(第1のブリッジ部63a)と交差しフレーム部61の周方向に沿って設けられたブリッジ部63(第2のブリッジ部63b)に接続されており、第1のブリッジ部63aと第2のブリッジ部63bとを介してフレーム部61(第1のフレーム部61aと第2のフレーム部61bとの間)に保持されている。
なお、日車6の構成は、図4等に示したものに限定されない。
例えば、図5に示すように、文字部64が、第1のフレーム部61a又は第2のフレーム部61bにブリッジ部63を介して片持ち梁的に支持されてもよい。この場合には、フレーム部61は、文字部64よりも外側又は内側のいずれかに1つ備えていればよく、例えば図5に示す場合には、フレーム部61が、文字部64よりも内側に設けられた第2のフレーム部61bのみで構成され、文字部64よりも外側に第1のフレーム部61aを備えていなくてもよい。
また逆に、文字部64が、文字部64よりも外側に配置される第1のフレーム部61aに片持ち支持されている場合には、第2のフレーム部61bを備えなくてもよい。この場合には、歯部62は、第1のフレーム部61aの外側周面に沿って設けられ、日車6の外側で輪列機構52の歯車(図1、図3、図7及び図8に示す歯車521)と噛み合う。
さらに、各文字部64を区切る第1のブリッジ部63aを設けることは必須ではない。例えば、図5に示すように、文字部64が日車6の径方向に延びるブリッジ部63(第2のブリッジ部63b)によってフレーム部61と直接接続されている場合には、第1のブリッジ部63aを設けなくてもよい。
後述のように、本実施形態では、日車6の下側(日車6に対して非視認側、視認方向Zの下側)にはソーラーパネル8が配置される。日車6は、金属材料で形成されているため、光を通さず、フレーム部61、ブリッジ部63、文字部64がソーラーパネル8に重ねると、発電効率が低下する。このため、日車6は強度(耐衝撃性)を確保することができる範囲でできるだけ肉抜き部分を多くし、フレーム部61及びブリッジ部63として残す部分はできるだけ少なく(細く)することが好ましい。なお、文字部64については視認性を犠牲にしない程度に肉抜きを行う。
図6は、本実施形態におけるソーラーパネルの構成例を示す平面図である。
ソーラーパネル8は、光を受光することで発電する太陽電池であり、ソーラーパネル8による光発電によって得られた発電電力は図示しない二次電池に蓄えられる。
図6に示すように、ソーラーパネル8は、リング状のパネル(本体部)が、複数のセル81に分割されて構成されている。ソーラーパネル8をいくつのセル81に分割するかは特に限定されない。本実施形態におけるソーラーパネル8は、セル81aからセル81eの5つのセル81に分割されている。
ソーラーパネル8によって発電された電圧は、図示しない二次電池に充電されて、時計100各部の動力源となるが、単一のセル(ソーラーセル)の起電圧は低い。このため、本実施形態では二次電池への安定した充電等を行うために、ソーラーパネル8を複数のセル81に分割し、このセル81を複数直列接続して、より高い電圧を得ることのできるソーラーパネルを構成している。
なお、直列接続されるセル81の数が多いほどソーラーパネル8全体としての電圧が高くなる。このため、ソーラーパネル8を構成するセル81の数は、ソーラーパネル8によって発電された発電電力を蓄える二次電池の電圧等、必要とされる電圧レベルに応じて適宜設定されることが好ましい。
ソーラーパネル8は、セル81(81a~81e)間を分割する分割線82を有している。本実施形態では、各セル81がほぼ扇型となるように、リング状のソーラーパネル8の径方向に沿うように分割線82が配置される。
分割線82の部分は、発電に使用されない領域である。このため、ソーラーパネル8の視認側を覆う部材は、できるだけ分割線82と重なることが好ましい。このようにすることで、発電に使用される有効領域(以下、これを「有効発電領域」とする。)のうち、視認側を覆われる面積を少なく抑えて、発電ロスを減らすことができる。
本実施形態では、日車6が静止状態にあるときに、日車6のブリッジ部63(日車6の径方向に沿う第1のブリッジ部63a)の少なくとも一つとソーラーパネル8の分割線82の少なくとも一つとが重なるように構成されている。より好適には、日車6が静止状態にあるときに、ソーラーパネル8の各分割線82が日車6のブリッジ部63の何れかと必ず重なるように構成されている。
また、分割線82は、ブリッジ部63(例えば第1のブリッジ部63a)の形状に合致する形状に形成されている。これにより、分割線82とブリッジ部63とが対応する位置に配置されたときに、分割線がブリッジ部63によって隠れ、外観に優れるとともに、発電に使用される有効領域までブリッジ部63によって覆わないようにすることで、発電ロスを抑えることができる。
また、ソーラーパネル8は、セル81同士を接続するセル接続部83を有している。セル接続部83は、隣り合うセル81に跨るように配置される。前述のように、
本実施形態では、複数のセル81に分割するとともに、セル接続部83においてセル81同士を直列接続することでソーラーパネル8を構成する。
なお、複数のセル81を直列接続して1つのソーラーパネル8を構成する場合、各セル81間の出力電流値に差が生じると、ソーラーパネル8の出力電流値はセル81のうち最も出力電流値の小さいセル81に合せて小さくなってしまう。
このため、発電効率を上げるためには、各セル81の有効発電領域の面積ができるだけ等しくなるように構成することが好ましい。
このため、本実施形態では、分割線の幅を揃え、5つのセル81(81a~81e)の面積がほぼ等しくなるように分割している。
なお、発電に影響を与えるような金属製の部材(例えば比較的大きな金属製の時字4や図示しないロゴ等の金属製の装飾部材等)がソーラーパネル8の表面に重なるように配置されている場合等には、セル81の有効発電領域の一部の光透過性が低くなる。この場合、当該セル81の発電量が低下してソーラーパネル8全体の発電効率が悪くなる。
そこで、このような場合には、有効発電領域の一部の光透過性が低くなるセル81の面積を他のセル81よりも大きくする等、実質的な有効発電領域の面積が各セル81でほぼ等しくなるように調整することが好ましい。
また、セル接続部83の部分も、分割線82の部分と同様に、発電に使用されない領域である。このため、ソーラーパネル8の視認側を覆う部材は、できるだけセル接続部83と重なることが好ましい。
具体的には、例えばセル接続部83は、日車6が静止状態にあるときに、日車6の文字部64と重なるように構成する。なお、セル接続部83が時字4の下に配置されるようにしてもよい。より好適には、日車6が静止状態にあるときに、ソーラーパネル8の各セル接続部83が日車6の文字部64の何れかと必ず重なるように構成されている。
また、セル接続部83は、重なり合う部分(文字部64や時字4)の形状にできるだけ近い形状とすることが好ましい。
このようにすることで、有効発電領域のうち、視認側を覆われる面積を少なく抑えて、発電ロスを最小限に抑えることができる。
さらに、リング状のソーラーパネル8のリング外周の内側と外側の縁の部分は、発電に使用されない領域(非受光領域)である。図1等に示すように、本実施形態では、視認側から見た場合に、日車6のフレーム部6(第1のフレーム部61a、第2のフレーム部61b)が、この非受光領域と重なり合う。
このため、日車6において金属材料が肉抜きされた領域を全面的にソーラーパネル8の受光領域とすることができる。また、外観的にも日車6の領域が均一となり、見栄えがよくなる。さらに、ソーラーパネル8のセル81のエッジが日車6の肉抜き部分のエッジと干渉しないため、日車6をスムーズに動作させることができる。また、日車6のブリッジ部63にソーラーパネル8のセル81のエッジがぶつかることも回避でき、ブリッジ部63の破損を防ぐことも期待できる。
また、ソーラーパネル8は、日車6による日付表示位置に対応する部分に、日車6に対して識別性の高い色の日付背景領域86を有している。
例えば図1及び図3等では、ソーラーパネル8のうち、日付けに対応する部分(図1等では「1」を示す文字部が配置される部分)が、網掛けで示す全体とは異なる色(図示例では白抜きで表現)の日付背景領域86となっている。
日付背景領域86は、例えばソーラーパネル8の表面に直接色付けすることで設けられる。色付けする手法は、印刷や各種蒸着等いずれの手法によってもよい。
またソーラーパネル8のうち対応する箇所を切り抜き、ソーラーパネル8の色とは異なる色の板部材やフィルム等を嵌め込んだり、裏面側から貼着することで設けてもよいし、その他の方法を用いて日付背景領域86を日車6に対して識別性の高い色にしてもよい。
なお日付背景領域86は、例えば時計の3時位置等に配置され、図6等では、セル81aの有効発電領域内に設けられる。
例えば日付背景領域86を、板部材やフィルム等を嵌め込むことで形成した場合には、この領域での発電を行うことができなくなる。このため、日付背景領域86の面積を考慮して、セル81aの面積をその他のセル81の面積よりも多少大きく形成してもよい。
また、日付背景領域86が発電に使用されない領域である場合には、この日付背景領域86が設けられている位置にセル接続部83等を設けてもよい。発電に使用されない領域をなるべく同じ位置に集めることで、有効発電領域を可能な限り広く確保することができる。
また、ソーラーパネル8は、基板57(図9(a)参照)と電気的に接続されるコンタクト部84を有している。コンタクト部84に対応する部分は有効発電領域とできない場合がある。このためコンタクト部84は、ソーラーパネル8の有効発電領域の面積に影響しないように、リング状の本体部の内側又は外側に配置されることが好ましい。
本実施形態では、リング状の本体部の内側に3か所のコンタクト部84が設けられており、図3に示すように、そのうちの1か所のコンタクト部84が、コンタクトスプリング87を介してモジュール5の非視認側に配置されている基板57とコンタクトとする。
なお、コンタクト部84は、リング状の本体部の外側に設けられていてもよい。この場合、コンタクト部84は、見切り部材3の下方に配置されるため、外部から視認されず好ましい。ただ組み込み状態においてコンタクトスプリング87は、ソーラーパネル8を上方向に付勢する。これによりソーラーパネル8、ひいてはその上に配置された日車6が押し上げられるのを防止するため、コンタクト部84の上方位置(すなわち、裏面側からコンタクトスプリング87が接触する接点近傍に)、押し上げを防ぐ押え部材等を配置する必要がある。押え部材は例えば見切り部材3等に設けることができる。
これに対して、本実施形態のように、リング状の本体部の内側にコンタクト部84を設ける場合には、供述するように日車6が上方から日車押えによって押さえられることから、別途部材を設けることなく、コンタクトスプリング87による押し上げを防ぐことができる。
また、本実施形態においてコンタクト部84は、ソーラーパネル8の周方向への回転を防ぐ回転防止部を兼ねている。
ソーラーパネル8が、周面に何の凹凸もないリング状の本体部のみで形成されている場合、日車6の回転や、時計100に加わる振動その他の影響で周方向に回転してしまうことがある。回転を防ぐには、有効発電領域の一部を犠牲にして穴をあけ、ねじ止めする等の手法をとらざるを得ない。
この点、本実施形態のように、リング状の本体部の内側又は外側に配置されるコンタクト部84を有する場合、この部分を利用してソーラーパネル8の周方向への回転を防ぐことができる。
具体的には、図3、図7に示すように、モジュール5(例えば地板51の視認側表面)における、コンタクト部84に対応する位置にコンタクト部84に対応する形状の凹部55を形成し、組み付け状態においてコンタクト部84が凹部55に嵌るように構成する。これによりソーラーパネル8の周方向への回転が規制され、周方向の位置決めをすることができる。
なお、より確実に回転を規制するとともに、コンタクトスプリング87による押し上げを防止してソーラーパネル8を固定するために、ソーラーパネル8はコンタクトスプリング87の近傍でねじ止めされることが好ましい。
本実施形態では、コンタクトスプリング87が当接しているコンタクト部84を含めて3か所すべてのコンタクト部84にねじ穴85が形成されており、このねじ穴85に日車押え7の上からねじ72(図3、図7参照)を挿通させて日車6とソーラーパネル8をモジュール5に対してとも締めするようになっている(なお、図3においてねじ72が挿通される位置を破線で示している)。
日車6の上方には、日車押え7が配置される。
日車押え7には、輪列機構52等、モジュール5上に組み付けられ、外部から視認できるようにしたい歯車等に対応する部分に切り欠き部71(図3、図8参照)が形成されている。なお、切り欠き部71の形状等は図示例に限定されない。外部に露出された部材の位置に対応して適宜切り欠く位置や範囲が設定される。
前述のように、日車押え7は、ねじ72によって、日車6及びソーラーパネル8とともに、モジュール5に対してとも締めされる。
図9(a)は、日車押えと、日車及びソーラーパネルとの重なり合いを示す要部断面斜視図であり、図9(b)は、日車押えと、日車及びソーラーパネルとの重なり合い部分を拡大した断面図である。
図9(a)及び図9(b)に示すように、日車押え7の周面には、段部73が形成されている。段部73の高さは日車6のフレーム部81(本実施形態では、第2のフレーム部81b)の高さとほぼ等しく、段部73の下にフレーム部81の周縁部が配置されることで、フレーム部81を含む日車6の上下方向が位置決めされ、浮き上がりが防止される。
また、段部73の立ち上がり部74は、フレーム部81の内周側面に沿って配置され、フレーム部81を含む日車6の面方向(径方向)の移動を規制する突き当て部、径方向の位置決め部として機能する。このように、日車6を径方向の内側で上から押さえることにより日車6の歯先端がコンタクトスプリング87による押し上げ等により浮いてしまうのを防止することができる。このため、日車6の歯部62と輪列機構52の歯車との噛み合いを高精度に維持することができる。
日車押え7の段部73に日車6が入り込むことで、図9(b)に示すように、日車押え7及び日車6の非視認側の面がほぼ面一となり、当該非視認側の面がソーラーパネル8の視認側に配置されることで、ソーラーパネル8の浮き上がりが規制される。
さらに、日車押え7が配置されることで、モジュール5上の各部も押さえられ、動きが規制される。これにより、例えば筒車等、モジュール5に組み付けられた各構成部も位置決めされる。
次に、本実施形態における作用について説明する。
本実施形態では、モジュール5の地板51の表裏に輪列機構51等を組み付け、その上(時計における視認側)にリング状のソーラーパネル8を配置する。
その際、ソーラーパネル8のコンタクト部84とモジュールとの間にコンタクトスプリング87を配置し、コンタクトスプリング87を介して、ソーラーパネル8がモジュール5の基板57と電気的に接続された状態とする。
そして、ソーラーパネル8のコンタクト部84を、地板51に形成された凹部55に嵌るように配置することで、ソーラーパネル8の周方向の回転が規制され、位置決めされる。
さらに、ソーラーパネル8の上に重なるように日車6を配置し、日車押え7によって日車6を上から押さえ、ねじ72によって日車押え7、日車6及びソーラーパネル8を、モジュール5に対してとも締めする。
日車押え7、日車6及びソーラーパネル8が一体化されたモジュール5を、指針等、その他の時計の構成部とともに時計ケース1に収容し、裏蓋を取り付けることで時計が完成する。
これにより、時計100の中央部がソーラーパネル8等によって覆われないため、輪列機構52等の機械的な構成を露出させることができる。
また、ソーラーパネル8の上に日付等以外が肉抜きされた日車6が配置されるため、光が遮られる面積が少なくて済み、時計の表面全体を覆うようなソーラーパネルを設けなくても十分な発電量を確保することができる。
また、日車6は金属材料に肉抜き加工を施した立体的なものであるため、印刷等によって日付けを表した平面的なものと比べて存在感がある。このため、ソーラーパネル8の地色や表面の凹凸、分割線82、セル接続部83等が日車を配置することで目立たなくなり、外観に優れた時計とすることができる。
以上のように、本実施形態によれば、時計100が、回転駆動する歯車と噛み合う歯部62を有するフレーム部61と、このフレーム部61にブリッジ部63を介して設けられた文字部64と、を備える日車6と、日車6に対して非視認側に配置される太陽電池としてのリング状のソーラーパネル8と、を備えている。
このようにソーラーパネルをリング状としているため、時計100の中央部がソーラーパネル8等によって覆われない構成とすることができ、輪列機構52等の機械的な構成を露出させることができる。
また、日車6を、フレーム部61、ブリッジ部63及び文字部64を有する立体的な構成としている。このため、日車6をソーラーパネル8の上に重ねた際、ソーラーパネル8の地色や表面の凹凸、分割線82、セル接続部83等が日車を配置することで目立ちにくい。
これにより、存在感、重厚感のある外観に優れた時計を実現することができる。
また、日車6はフレーム部61、ブリッジ部63及び文字部64といった最小限度の部分で構成されているため、ソーラーパネル8の上に配置しても光が遮られる面積が少なくて済み、時計の表面全体を覆うようなソーラーパネルを設けなくても十分な発電量を確保することができる。
また、本実施形態において、フレーム部61の歯部62と噛み合う歯車は、輪列機構52を構成する歯車521(図1等参照)である。
これにより、輪列機構52を構成する歯車521が駆動することで日車6が回転動作する。
また、本実施形態によれば、ソーラーパネル8は、複数のセル81に分割されてなり、セル81間を分割する分割線82は、日車6が静止状態にあるときに、日車6のブリッジ部63と重なるように構成されている。
日車6は日付けが更新されるとき以外は回転しないため、通常ユーザが時計100を使用するときには、日車6は静止状態となっている。
このため、静止状態で分割線82が日車6のブリッジ部63と重なるようにすることで、ブリッジ部63が分割線82を隠して目立たなくすることができ、外観に優れた時計を実現できる。
また、本実施形態によれば、分割線82は、ブリッジ部63の形状に合致する形状に形成されている。
これにより、より確実に分割線82が日車6のブリッジ部63によって隠され、目立ちにくくすることができる。
また、本実施形態によれば、ソーラーパネル8は、リング状の本体部の内側又は外側に、基板57と電気的に接続されるコンタクト部84を有している。
これにより、リング状の本体部の有効発電領域を犠牲にすることなく、基板57とコンタクトすることができる。
また、本実施形態によれば、コンタクト部84は、ソーラーパネル8の周方向への回転を防ぐ回転防止部を兼ねている。
本実施形態のように、リング状の本体部の内側又は外側に張り出した部分をコンタクト部84とした場合、この部分をモジュール5の凹部55等に嵌め込む等により、簡易に周方向への回転を規制し、位置決めすることができる。
また、本実施形態によれば、ソーラーパネル8は、日車6による日付表示位置に対応する部分に、日車6に対して識別性の高い色の日付背景領域86を有している。
これにより、日付背景領域86を設けることで、現在どの日付けが選択されているかを、ユーザに分かりやすく表示させることができる。
また、本実施形態によれば、日車6は、フレーム部61として第1のフレーム部61aとこの第1のフレーム部61aの内側に配置される第2のフレーム部61bとを含み、文字部64は、第1のフレーム部61aと第2のフレーム部61bとの間にブリッジ部63を介して保持されている。
これにより、耐衝撃性に優れた日車6を実現することができる。
また、本実施形態によれば、日車6は、フレーム部61、ブリッジ部63、文字部64以外の部分を肉抜きすることで形成されている。
これにより、ソーラーパネル8の上に日車6を配置しても光が遮られる面積が少なくて済み、時計の表面全体を覆うようなソーラーパネルを設けなくても十分な発電量を確保することができる。
また、肉抜き加工により、立体感のある日車6とすることができるため、例えば板状の部材に印刷によって文字部を形成する場合と比較して、存在感、重厚感のある、意匠性に優れた日車6とすることができる。
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、ソーラーパネル8が、セル81同士を接続するセル接続部83を有し、セル接続部83がソーラーパネル8の外周部に、分割線82に沿うように配置されている場合を例示したが、セル接続部83の配置、形状はこれに限定されない。
例えば、図10及び図11に示すように、ソーラーパネル8aのセル接続部83が分割線82の中ほどに配置されていてもよい。
この場合には、例えば図12に示すように、第1のフレーム部61aと第2のフレーム部61bとの間にかけ渡されたブリッジ部63の中ほどに文字部64を配置する。
このようにすることで、図13に示すように、日車6bが静止状態にあるときに、日車6の文字部64がセル接続部83と重なるように構成することができ、セル接続部83を文字部64によって隠して、目立たなくすることができる。
またこの場合には、日車6bが静止状態にあるときに、文字部64を支持するブリッジ部63がソーラーパネル8aの分割線82と重なるようにする。これにより、分割線82も目立たなくなり、美しい外観とすることができる。
なお、図13に示すように、日付背景領域86の範囲内に分割線82やセル接続部83を配置して、日付背景領域86の色(例えば白色等)で分割線82やセル接続部83ともども日付背景領域86を塗ることで、分割線82やセル接続部83の位置が日車6bのブリッジ部63や文字部64の位置が多少ずれる場合でも、分割線82やセル接続部83を目立たなくすることができる。
さらに、図14に示すように、ソーラーパネル8bのセル接続部83は、ソーラーパネル8bの外周に沿って配置し、その径方向の幅を小さく形成してもよい。
この場合には、例えば図15に示すように、日車6cの外側に設けられている第1のフレーム部61aによって、セル接続部83のほとんどの部分が覆い隠されるため、目立ちにくくすることができる。
さらに、セル接続部83を覆う位置まで見切り部材3が張り出すように構成すれば、より確実にセル接続部83を隠すことができる。
また、図15に示すように、分割線82やセル接続部83を日付背景領域86の範囲内に設けて、日付背景領域86の色(例えば白色等)で分割線82やセル接続部83ともども日付背景領域86を塗ることで、分割線82やセル接続部83を目立たなくしてもよい。
また日車6における文字部64の具体的な配置は、実施形態で示した例に限定されない。例えば、図16に示す日車6cのように、「1」から「31」の日付けを示す文字部64が反時計回りに配置されていてもよい。
また、図17に示す日車6dのように、「1」から「31」の日付けを示す文字部64が1日置きに配置されていてもよい。
さらに、図示はしないが、1桁の日付け(すなわち、「1」から「9」)を適宜2桁の日付け(すなわち、「11」から「31)に混ぜて配置してもよい。この場合に、文字部64の占める面積の小さいもの(例えば「1」や「7」)と大きいもの(例えば「28」や「29」)とを組み合わせるように適宜組み替えて配置してもよい。
文字部64の占める面積の小さいものと大きいものとでは、ソーラーパネル8と重なり合ったときの光を有効に受けることのできる面積(これを「有効受光面積」という。)が異なる。そこで、例えば本実施形態の日車や図16に示す例のように、「1」の隣に「31」が配置されているような場合には、有効受光面積のばらつきが大きくなる。これに対して、例えば「1」から「31」の日付けを示す文字部64を1日置きに配置する等、有効受光面積の大きな文字部と小さな文字部とが混ざり合うよう配置するように工夫した場合には、有効受光面積のばらつきが小さくなる。
このため、各セル81の有効発電領域の面積が一定となり、発電効率が向上する。
なお、有効受光面積のばらつきを抑える工夫としては、日付の並び順の組み換えの他、有効受光面積の大きな文字については文字を形成する金属線を太くし、有効受光面積の大きな文字については文字を形成する金属線を細くする等、デザイン的に調整してもよい。
また、有効受光面積の大きな文字については文字を形成する金属の厚みを厚くし、有効受光面積の大きな文字については文字を形成する金属の厚みを薄くする等、肉抜きの程度等によって調整してもよい。
さらに、ソーラーパネル8及びこれを構成する各セル81の形状は、上記実施形態に示したほぼリング状のものに限定されない。
例えば、時計100が矩形状の場合、ソーラーパネル8も矩形の枠状等としてもよい。
また、本実施形態では、ソーラーパネル8が5つのセル81a~81eで構成されている例を示しているが、ソーラーパネル8を構成するセル81の数は特に限定されない。例えば6つ等実施形態よりも多い数のセルで構成してもよいし、3分割等、実施形態よりも少ない数のセルで構成してもよい。
また分割の仕方も限定されない。例えば本実施形態ではリング状のソーラーパネル8の径方向に沿う放射状の分割線82によってセル81が分割される場合を例示したが、ソーラーパネル8を複数のセル81に分割する分割線はこれに限定されない。
例えば同心円状の分割線を設けて複数のリング状のセルに分割してもよい。
例えば時計100が図1に示すような腕時計である場合、ユーザが時計100を装着した際に、時計100の一部がユーザの衣服の袖等で覆われる可能性がある。この場合に、径方向に沿う放射状の分割線82によってセル81を分割すると、複数のセル81のうちの一部のセルが完全に袖等の影に隠れてしまうおそれもある。
この点、同心円状の分割線によって分割することで、袖等で完全に隠れるセルが生じるのを回避することができ、ソーラーパネルによる発電量がゼロとなる事態(すなわち、完全に発電機能を失う事態)を防ぐことができる。
また本実施形態では、ソーラーパネル8に日付背景領域86が設けられている場合を例示したが、ソーラーパネル8に日付背景領域86を設けることは必須ではない。
日車6による日付表示位置(現在が何日であるかを示す位置)がユーザにとって分かりやすく表示されればよく、例えば風防部材2や見切り部材3等に日付表示位置を示す枠を設けてもよい。
また本実施形態では、文字板を備えない構成を例示したが、例えばソーラーパネル8と日車6との間に、リング状の文字板を設けてもよい。
この場合は、ソーラーパネル8による発電効率をできる限り低下させないように、例えばガラス等の透明部材に印刷を施した文字板等、光透過率のよい構成の文字板とする。
文字板を設けた場合には、より確実にソーラーパネル8の分割線82やセル接続部83を隠して目立たなくすることができる。また、日車6とソーラーパネル8とが直接接触することを防止でき、日車6をより円滑に回転させることができる。
なお、文字板を備える場合には、文字板に日付表示位置を示す枠を設けてもよい。
また本実施形態では、太陽電池であるソーラーパネル8がリング状に形成されている場合を例示したが、太陽電池の形状はこれに限定されず、リング以外の形状であってもよい。
また本実施形態では、日車6のフレーム部61がリング状となっている場合を例示したが、フレーム部61やこれを備える日車6の形状はリング状に限定されず、他の形状であってもよい。また、フレーム部61は時計100といった電子機器の平面視における全周に配置されているのみならず、その周囲の一部にだけ配置されているものであってもよい。
なお本実施形態では、電子機器が時計100である場合を例示したが、電子機器は時計に限定されない。
電子機器は、文字部と文字部以外の領域とを含み、文字部以外の領域を貫通した貫通孔を有する日車6と、日車6の下側に配置される太陽電池(ソーラーパネル8)と、を備えるものであればよく、時刻表示を行わない、例えば日付や曜日等を表示させるカレンダー装置等であってもよい。
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
文字部と前記文字部以外の領域とを含み、前記文字部以外の領域を貫通した貫通孔を有する日車と、
前記日車の下側に配置される太陽電池と、
を備えることを特徴とする電子機器。
<請求項2>
前記日車はフレーム部を有し、前記フレーム部にブリッジ部を介して前記文字部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
<請求項3>
前記フレーム部はリング状であることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
<請求項4>
前記フレーム部は回転駆動する歯車と噛み合う歯部を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電子機器。
<請求項5>
前記歯車は輪列機構を構成する歯車であることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
<請求項6>
前記太陽電池は、複数のセルに分割されてなり、
前記セル間を分割する分割線は、前記日車が静止状態にあるときに、前記日車の前記ブリッジ部と重なるように構成されていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項7>
前記分割線は、前記ブリッジ部の形状に合致する形状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
<請求項8>
前記日車は、前記フレーム部として第1のフレーム部とこの第1のフレーム部の内側に配置される第2のフレーム部とを含み、前記文字部は、前記第1のフレーム部と前記第2のフレーム部との間に前記ブリッジ部を介して保持されていることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項9>
前記日車は、前記フレーム部、前記ブリッジ部、前記文字部以外の部分を肉抜きすることで形成されていることを特徴とする請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項10>
前記太陽電池は、リング状の本体部を有し、
前記リング状の本体部の内側又は外側に、基板と電気的に接続されるコンタクト部を有していることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項11>
前記コンタクト部は、前記太陽電池の周方向への回転を防ぐ回転防止部を兼ねていることを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
<請求項12>
前記太陽電池は、前記セル同士を接続するセル接続部を有し、
前記セル接続部は、前記日車が静止状態にあるときに、前記日車の前記文字部と重なるように構成されていることを特徴とする請求項6から請求項11のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項13>
前記太陽電池は、前記日車による日付表示位置に対応する部分に、前記日車に対して識別性の高い色の日付背景領域を有していることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項14>
文字部と前記文字部以外の領域とを含み、前記文字部以外の領域を貫通した貫通孔を有する日車と、
前記日車の下側に配置される太陽電池と、
時刻表示部と、
を備えることを特徴とする時計。
3 見切り部材
4 時字
5 モジュール
52 輪列機構
57 基板
6 日車
61 フレーム部
62 歯部
63 ブリッジ部
64 文字部
7 日車押え
8 ソーラーパネル
81 セル
82 分割線
83 セル接続部
100 時計

Claims (14)

  1. 文字部と前記文字部以外の領域とを含み、前記文字部以外の領域を貫通した貫通孔を有する日車と、
    前記日車の下側に配置される太陽電池と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記日車はフレーム部を有し、前記フレーム部にブリッジ部を介して前記文字部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記フレーム部はリング状であることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記フレーム部は回転駆動する歯車と噛み合う歯部を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記歯車は輪列機構を構成する歯車であることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記太陽電池は、複数のセルに分割されてなり、
    前記セル間を分割する分割線は、前記日車が静止状態にあるときに、前記日車の前記ブリッジ部と重なるように構成されていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記分割線は、前記ブリッジ部の形状に合致する形状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記日車は、前記フレーム部として第1のフレーム部とこの第1のフレーム部の内側に配置される第2のフレーム部とを含み、前記文字部は、前記第1のフレーム部と前記第2のフレーム部との間に前記ブリッジ部を介して保持されていることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 前記日車は、前記フレーム部、前記ブリッジ部、前記文字部以外の部分を肉抜きすることで形成されていることを特徴とする請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の電子機器。
  10. 前記太陽電池は、リング状の本体部を有し、
    前記リング状の本体部の内側又は外側に、基板と電気的に接続されるコンタクト部を有していることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の電子機器。
  11. 前記コンタクト部は、前記太陽電池の周方向への回転を防ぐ回転防止部を兼ねていることを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. 前記太陽電池は、前記セル同士を接続するセル接続部を有し、
    前記セル接続部は、前記日車が静止状態にあるときに、前記日車の前記文字部と重なるように構成されていることを特徴とする請求項6から請求項11のいずれか一項に記載の電子機器。
  13. 前記太陽電池は、前記日車による日付表示位置に対応する部分に、前記日車に対して識別性の高い色の日付背景領域を有していることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の電子機器。
  14. 文字部と前記文字部以外の領域とを含み、前記文字部以外の領域を貫通した貫通孔を有する日車と、
    前記日車の下側に配置される太陽電池と、
    時刻表示部と、
    を備えることを特徴とする時計。
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