JP2007078504A - 時計モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の表示部の配置状態を変更する度に、ハウジングを製作する必要がなく、簡単に且つ容易に複数の表示部の配置状態を変更できるようにする。
【解決手段】 第1、第2表示部17、18が配置されて腕時計ケース内に配置されるハウジング10をほぼ円形状に形成し、このハウジング10を面方向に45°回転させて腕時計ケース内に配置することにより、第1、第2表示部17、18の配置状態を変更する。従って、第1、第2表示部17、18の配置状態に応じて、その都度、ハウジング10を製作する必要がなく、面方向に回転させるだけで、簡単に且つ容易に第1、第2表示部17、18の配置状態を変更することができる。これにより、時計モジュール8の共通化を図り、低価格化をも図ることができる。
【選択図】 図2
【解決手段】 第1、第2表示部17、18が配置されて腕時計ケース内に配置されるハウジング10をほぼ円形状に形成し、このハウジング10を面方向に45°回転させて腕時計ケース内に配置することにより、第1、第2表示部17、18の配置状態を変更する。従って、第1、第2表示部17、18の配置状態に応じて、その都度、ハウジング10を製作する必要がなく、面方向に回転させるだけで、簡単に且つ容易に第1、第2表示部17、18の配置状態を変更することができる。これにより、時計モジュール8の共通化を図り、低価格化をも図ることができる。
【選択図】 図2
Description
この発明は、電子腕時計などの電子時計に組み込まれる時計モジュールに関する。
一般に、電子腕時計に組み込まれる時計モジュールにおいては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケース内に配置されるハウジングに2つの表示部を設け、このハウジングを腕時計ケース内の所定位置に配置して、2つの表示部が腕時計ケースに対して常に一定の配置状態になるように構成されている。
特開平6−180376号
しかしながら、このような従来の時計モジュールでは、ハウジングが腕時計ケース内の所定位置に組み込まれて、腕時計ケースに対する2つの表示部が常に一定の配置状態になるように構成されているため、腕時計ケースに対する2つの表示部の配置状態を変更する場合には、その変更の度に、腕時計ケースに対する2つの表示部の配置状態に応じてハウジングを製作し直さなければならないという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、時計ケースに対する複数の表示部の配置状態を変更する度に、ハウジングを製作する必要がなく、簡単に且つ容易に複数の表示部の配置状態を変更することができる時計モジュールを提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
なお、各構成要素には、後述する実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
請求項1に記載の発明は、図1〜図6に示すように、時計ケース(腕時計ケース1)内に配置されるハウジング(10)と、このハウジングに設けられた複数の表示部(第1、第2表示部17、18)とを備えた時計モジュールにおいて、
前記ハウジングをほぼ円形状に形成し、このハウジングをその面方向に所定角度(例えば45°)回転させて、前記時計ケース対する前記ハウジングの取付角度を変えることにより、前記時計ケースに対する前記複数の表示部の配置状態を変更することを特徴とする時計モジュールである。
前記ハウジングをほぼ円形状に形成し、このハウジングをその面方向に所定角度(例えば45°)回転させて、前記時計ケース対する前記ハウジングの取付角度を変えることにより、前記時計ケースに対する前記複数の表示部の配置状態を変更することを特徴とする時計モジュールである。
請求項2に記載の発明は、図1〜図6に示すように、前記ハウジング(10)の外周部に、前記時計ケース(腕時計ケース1)に対して位置決めされる位置決め部(第1〜第4切欠け部23〜26)が、前記ハウジングの前記取付角度(45°)に対応する間隔で複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の時計モジュールである。
請求項3に記載の発明は、図1〜図6に示すように、前記ハウジング(10)に、前記時計ケース(腕時計ケース1)の側面に前記ハウジングの前記取付角度(45°)に対応する間隔で設けられた少なくとも2つの押釦(第1、第2押釦4、5または第3、第4押釦6、7)にそれぞれ対応する接点部材(第1〜第3接点部材30〜32または第4〜第6接点部材33〜35)が、前記ハウジングの前記取付角度に対応する間隔で少なくとも3つ設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の時計モジュールである。
請求項4に記載の発明は、図1〜図6に示すように、前記複数の表示部(第1、第2表示部17、18)に対応する2つの表示用開口部(11a、11b)が横長の長方形状で互いに平行に形成された第1文字板(11)と、前記複数の表示部に対応する4つの円形状の表示用開口部(12a〜12d)が四角形状に配列されて形成された第2文字板(12)とを備え、前記第1、第2文字板のいずれか一方が選択されて前記ハウジング(10)の上面に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の時計モジュール。
請求項1に記載の発明によれば、複数の表示部が配置されて時計ケース内に配置されるハウジングをほぼ円形状に形成し、このハウジングをその面方向に所定角度回転させて、時計ケースに対するハウジングの取付角度を変えることにより、時計ケースに対する複数の表示部の配置状態を変更するので、複数の表示部の配置状態を変更する度に、ハウジングを製作する必要がなく、複数の表示部が配置された同じハウジングをその面方向に所定角度回転させるだけで、簡単に且つ容易に時計ケースに対する複数の表示部の配置状態を変更することができ、これにより時計モジュールの共通化を図ることができると共に、低価格化をも図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、ハウジングの外周部に、時計ケースに対して位置決めされる位置決め部が、ハウジングの取付角度に対応する間隔で複数設けられていることにより、ハウジングをその面方向に所定角度回転させて、時計ケースに対するハウジングの取付角度を変えるときに、ハウジングの外周部に設けられた複数の位置決め部のうち、いずれかの位置決め部によってハウジングの面方向における取付角度を規制することができ、これによりハウジングを回転させて時計ケース内に配置しても、ハウジングを時計ケース内に正確に位置決めすることができ、時計ケースに対する複数の表示部の配置状態を正確に且つ良好に変更することができる。
請求項3に記載の発明によれば、ハウジングには、時計ケースの側面にハウジングの取付角度に対応する間隔で設けられた少なくとも2つの押釦にそれぞれ対応する接点部材が、ハウジングの取付角度に対応する間隔で少なくとも3つ設けられていることにより、ハウジングをその面方向に所定角度回転させて時計ケースに対する複数の表示部の配置状態を変更しても、時計ケースの側面に設けられた2つの押釦をハウジングに設けられた3つの接点部材のうちのいずれか2つの接点部材に対応させることができる。このため、接点部材は時計ケースに設けられた押釦の2倍の数を必要とせず、接点部材の数を最小限に抑えることができ、これによっても低価格化を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、複数の表示部に対応する2つの表示用開口部が横長の長方形状で互いに平行に形成された第1文字板と、複数の表示部に対応する4つの円形状の表示用開口部が四角形状に配列されて形成された第2文字板とを備えているので、複数の表示部が配置されたハウジング上に第1文字板を選択して配置し、この第1文字板の2つの表示用開口部を複数の表示部に対応させることにより、複数の表示部の各表示領域を横長の長方形状が互いに平行する配置状態にすることができ、またハウジングを面方向に所定角度回転させて時計ケースに対するハウジングの取付角度を変え、この状態でハウジング上に第2文字板を選択して配置し、この第2文字板の4つの円形状の表示用開口部を複数の表示部に対応させることにより、複数の表示部の各表示領域を4つの円形状に分割して四角形状に配列した配置状態にすることができる。
以下、図1〜図6を参照して、この発明を電子腕時計に適用した一実施形態について説明する。
図1はこの発明を適用した電子腕時計の拡大正面図、図2はその内部に組み込まれる時計モジュールを示した拡大正面図、図3は図2の時計モジュールの裏面図、図4は図1の電子腕時計において表示部の配置状態を変更した場合の拡大正面図、図5は図4の時計モジュールを示した拡大正面図、図6は図5の時計モジュールの裏面図である。
図1はこの発明を適用した電子腕時計の拡大正面図、図2はその内部に組み込まれる時計モジュールを示した拡大正面図、図3は図2の時計モジュールの裏面図、図4は図1の電子腕時計において表示部の配置状態を変更した場合の拡大正面図、図5は図4の時計モジュールを示した拡大正面図、図6は図5の時計モジュールの裏面図である。
この電子腕時計は、図1および図4に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、全体がほぼ円形状に形成されており、この腕時計ケース1の上面部には、時計ガラス2が取り付けられている。また、この腕時計ケース1の12時側と6時側とに位置する箇所の側壁部には、それぞれバンド取付部3、3が設けられている。また、この腕時計ケース1の3時側に位置する箇所の側壁部には、第1、第2押釦4、5が設けられており、9時側に位置する箇所の側壁部には、第3、第4押釦6、7が設けられている。これら第1〜第4押釦4〜7は、モード切替スイッチ、時刻修正スイッチなどの各種スイッチの釦部である。
また、この腕時計ケース1は、その内部がほぼ円形状の空間に形成されており、この内部には、図2および図3に示す時計モジュール8が収納されている。この時計モジュール8は、アナログ機能とデジタル機能との両方を搭載したハウジング10を備えている。このハウジング10は、全体がほぼ円形状に形成されており、その上面には、図1に示す第1文字板11と、図4に示す第2文字板12とのいずれかが選択されて配置されている。この場合、第1文字板11には、図1に示すように、横長の長方形状をなす2つの表示用開口部11a、11bが互いに平行に形成されている。第2文字板12には、図4に示すように、円形状の4つの表示用開口部12a〜12dが四角形状に配列された状態で形成されている。
また、このハウジング10の内部には、図3に示すように、アナログムーブメント13と、2つのコイン型の電池14、15とが配置されている。アナログムーブメント13は、図2に示すように、その指針軸13aがハウジング10の中心部に設けられた貫通孔10aを通して、図1に示すように、ハウジング10上に配置された第1文字板11(図4では第2文字板12)の上方に突出し、この突出した指針軸13aの先端部に時針、分針などの指針16がそれぞれ取り付けられ、この指針16がハウジング10上の第1文字板11(図4では第2文字板12)の上方を運針するように構成されている。なお、コイン型の電池14、15は、図3に示すように、電池押え板27によってハウジング10内に取り付けられている。
また、ハウジング10の上面における12時側と6時側とに対応する箇所には、図2に示すように、第1、第2表示部17、18が設けられている。これら第1、第2表示部17、18は、それぞれ液晶表示素子やEL(エレクトロルミネッセンス)表示素子などの平面型の表示素子からなり、図2に示すように、第1文字板11の表示用開口部11a、11bよりも少し大きい横長のほぼ長方形状に形成され、ハウジング10に設けられた表示収納部19、20内に配置されてハウジング10の上面側に露出し、この状態で時刻などの情報を電気光学的に表示するように構成されている。
一方、ハウジング10の下面には、図3に示すように、時計機能に必要な各種の電子部品(図示せず)を搭載した回路基板21が配置されており、この回路基板21の下面には、図3に示すように、ステンレスなどの金属板からなる地板22が取り付けられている。この地板22は、図3に示すように、その周縁部に設けられた複数のフック部が、回路基板21の側面を経てハウジング10の側面に位置し、このハウジング10の側面に設けられた複数の係止突起10bにそれぞれ係止されることにより、回路基板21をハウジング10の下面に挟み付けた状態で取り付けるように構成されている。
ところで、この時計モジュール8は、図2および図5に示すように、ハウジング10をその面方向に所定角度、例えば45°の角度だけ回転させて腕時計ケース1に対する取付角度を変えた状態で、腕時計ケース1内に配置することにより、腕時計ケース1に対する第1、第2表示部17、18の配置状態を変更するように構成されている。このため、ハウジング10の周縁部には、図2に示すように、腕時計ケース1に対して位置決めするための第1〜第4切欠け部23〜26が、腕時計ケース1に対するハウジング10の取付角度に対応する間隔、例えば45°の間隔で設けられている。
すなわち、第1〜第4切欠け部23〜26のうち、第1、第2切欠け部23、24は、図2に示すように、ハウジング10の12時と6時とに位置する箇所に設けられ、腕時計ケース1の内面における12時と6時との位置に設けられた位置決め突起28が係合するように構成されている。これにより、ハウジング10は、図2に示すように、第1、第2切欠け部23、24に腕時計ケース1の位置決め突起28が係合することにより、腕時計ケース1に対し位置決めされる。この状態では、図2に示すように、第1、第2表示部16、17が腕時計ケース1の3時と9時とを結ぶ直線Aに対し平行な配置状態で、ハウジング10が腕時計ケース1内に位置決めされる。
また、第3、第4切欠け部25、26は、腕時計ケース1に対するハウジング10の取付角度、つまり45°の間隔で、第1、第2切欠け部23、24からハウジング10の時計回り方向に離れた箇所に設けられている。例えば、第3切欠け部25は、図2において12時に位置する箇所の第1切欠け部23から45°の角度だけ離れた1時と2時との中間に位置する箇所に設けられており、第4切欠け部26は、図2において6時に位置する箇所の第2切欠け部24から45°の角度だけ離れた7時と8時との中間に位置する箇所に設けられている。
これにより、第3、第4切欠け部25、26は、図2においてハウジング10をその面方向に45°の角度だけ反時計回りに回転させて腕時計ケース1内に配置するときに、図5に示すように、腕時計ケース1の内面における12時と6時との位置に設けられた位置決め突起28が係合するように構成されている。従って、ハウジング10は、図5に示すように、反時計回りに45°回転すると、第3、第4切欠け部25、26に腕時計ケース1の位置決め突起28が係合することにより、腕時計ケース1内に位置決めされる。この状態では、図5に示すように、第1、第2表示部16、17が腕時計ケース1の3時と9時とを結ぶ直線Aに対して45°傾いた配置状態で、ハウジング10が腕時計ケース1内に位置決めされる。
一方、ハウジング10の下面に設けられた地板22には、図3および図6に示すように、第1〜第6接点部材30〜35が、第1〜第4押釦4〜7に選択的に対応するように設けられている。すなわち、これら第1〜第6接点部材30〜35は、地板22の外周縁にそれぞれ設けられた板ばね部であり、腕時計ケース1に対するハウジング10の取付角度に対応する間隔、例えば45°の間隔で設けられ、第1〜第4押釦4〜7のいずれかによって押圧されると、回路基板21の外周面に設けられた各接点部21a〜21fのいずれに接離可能に接触してスイッチ信号を出力するように構成されている。
また、これら第1〜第6接点部材30〜35のうち、第1〜第3接点部材30〜32は、図3および図6に示すように、3時側(図3では3時が左側に位置する)に位置する第1、第2押釦4、5が選択的に対応するように設けられている。また、第4〜第6接点部材33〜35は、9時側(図3では9時が右側に位置する)に位置する第3、第4押釦6、7が選択的に対応するように設けられている。
この場合、第1〜第3接点部材30〜32のうち、第1、第2接点部材30、31は、図3に示すように、3時の位置(図3では左側に位置する3時の位置)を中心に45°の間隔、つまりハウジング10の中心部(指針軸13aに相当する部分)と3時の位置(図3では左側に位置する3時の位置)とを結ぶ直線Aに対してそれぞれ上下に22.5°の間隔で設けられている。これにより、第1接点部材30は、図2の2時付近(図3では左上側に位置する2時付近)に位置し、図2において3時側に位置する第1押釦4に対応し、第2接点部材31は、図2の4時付近(図3では左下側に位置する4時付近)に位置し、図2において3時側に位置する第2押釦5に対応するように構成されている。
また、第3接点部材32は、図3に示すように、第2接点部材31に対して45°の間隔で、図2の5時と6時との中間(図3では左下側に位置する5時と6時との中間)に位置して設けられている。これにより、第3接点部材32は、図3においてハウジング10を45°の角度だけ時計回りに回転させて腕時計ケース1内に配置したときに、図6に示すように、第2接点部材31が第1押釦4に対応して第3接点部材32が第2押釦5に対応するように構成されている。
同様に、第4〜第6接点部材33〜35のうち、第4、第5接点部材33、34は、図3に示すように、図2の9時の位置(図3では右側に位置する9時の位置)を中心に45°の間隔、つまりハウジング10の中心部(指針軸13aに相当する部分)と図2の9時の位置(図3では右側に位置する9時の位置)とを結ぶ直線Aに対してそれぞれ上下に22.5°の間隔で設けられている。これにより、第4接点部材33は、図2の8時付近(図3では右下側に位置する8時付近)に位置し、図2において9時側に位置する第3押釦6に対応し、第5接点部材34は、図2の10時付近(図3では右上側に位置する10時付近)に位置し、図2において9時側に位置する第4押釦7に対応するように構成されている。
また、第6接点部材35は、図3に示すように、第5接点部材34に対して45°の間隔で、図2の11時と12時との中間(図3では右上側に位置する11時と12時との中間)に位置して設けられている。これにより、第6接点部材35は、図3においてハウジング10を45°の角度だけ時計回りに回転させて腕時計ケース1内に配置したときに、図6に示すように、第5接点部材34が第3押釦6に対応して第6接点部材35が第4押釦7に対応するように構成されている。
ところで、ハウジング10の上面に配置される第1、第2文字板11、12のうち、第1文字板11は、図1に示すように、第1、第2表示部17、18が12時側と6時側とに横長で配置された状態のときに、横長の長方形状に形成された2つの表示用開口部11a、11bが第1、第2表示部17、18に対応し、これにより各表示領域が2つの横長の長方形状を平行に配列させた配置状態になるように構成されている。
また、第2文字板12は、図4に示すように、第1、第2表示部17、18が3時と9時とを結ぶ直線Aに対してそれぞれ45°の角度傾いて配置された状態のときに、円形状の4つの表示用開口部12a〜12dが第1、第2表示部17、18の各両側部に対応し、これにより各表示領域が4つの円形状に分割されて菱形の四角形状に配列された配置状態になるように構成されている。
このような時計モジュール8では、腕時計ケース1内にハウジング10を組み込むときに、ハウジング10の周縁部に設けられた位置決め用の第1〜第4切欠け部23〜26のうち、図2において12時と6時とに位置する第1、第2切欠け部23、24を腕時計ケース1の内面における12時と6時との位置に設けられた位置決め突起28に係合させて位置決めすると、図3に示すように、ハウジング10の下面の地板22に設けられた第1〜第6接点部材30〜35のうち、第1、第2接点部材30、31が腕時計ケース1の3時側に設けられた第1、第2押釦4、5に対応し、第4、第5接点部材33、34が腕時計ケース1の9時側に設けられた第3、第4押釦6、7に対応する。
このときには、図2に示すように、ハウジング10に配置された第1、第2表示部17、18が腕時計ケース1の3時と9時とを結ぶ直線Aに対して平行な状態で配置されるので、図1に示すように、ハウジング10の上面に第1文字板11を配置すると、この第1文字板11の表示用開口部11a、11bがそれぞれ第1、第2表示部17、18に対応する。これにより、時計モジュール8は、図1に示すように、第1、第2表示部17、18の各表示領域がそれぞれ横長の長方形状をなして12時側と6時側とに互いに平行に配列された状態になる。
また、この時計モジュール8では、ハウジング10を面方向に45°の角度だけ回転させて腕時計ケース1内に組み込むときに、ハウジング10の周縁部に設けられた位置決め用の第1〜第4切欠け部23〜26のうち、図5において12時と6時とに位置する第3、第4切欠け部25、26を腕時計ケース1の内面における12時と6時との位置に設けられた位置決め突起28に係合させて位置決めすると、図6に示すように、ハウジング10の下面の地板22に設けられた第1〜第6接点部材30〜35のうち、第2、第3接点部材31、32が腕時計ケース1の3時側に設けられた第1、第2押釦4、5に対応し、第5、第6接点部材34、35が腕時計ケース1の9時側に設けられた第3、第4押釦6、7に対応する。
このときには、図5に示すように、ハウジング10に配置された第1、第2表示部17、18がそれぞれ腕時計ケース1の3時と9時とを結ぶ直線Aに対して45°の角度で傾いて配置されるので、図4に示すように、ハウジング10の上面に第2文字板12を配置すると、この第2文字板12の4つの円形状の表示用開口部12a〜12dがそれぞれ第1、第2表示部17、18の両側部に対応する。これにより、時計モジュール8は、図4に示すように、第1、第2表示部17、18の各表示領域がそれぞれ円形状をなして12時、3時、6時、および9時に対応する菱形の四角形状に配列された状態になる。
このように、この時計モジュール8によれば、第1、第2表示部17、18が配置されて腕時計ケース1内に組み込まれるハウジング10をほぼ円形状に形成し、このハウジング10をその面方向に45°回転させて腕時計ケース1内に配置することにより、第1、第2表示部17、18を腕時計ケース1の3時と9時とを結ぶ直線Aに対し平行な配置状態と、その直線Aに対し45°傾いた配置状態とに変更することができる。
このため、この時計モジュール8では、第1、第2表示部17、18の配置状態に応じて、その都度、時計モジュール8のハウジング10や第1、第2表示部17、18などの各種部品を製作し直す必要がなく、第1、第2表示部17、18が配置された同じハウジング10をその面方向に45°回転させるだけで、簡単に且つ容易に第1、第2表示部17、18の配置状態を変更することができ、これにより時計モジュール8の共通化を図ることができると共に、低価格化をも図ることができる。
この場合、ハウジング10の外周部には、図2および図5に示すように、腕時計ケース1の12時と6時とに位置する箇所に設けられた位置決め突起28に係合して位置決めされる第1〜第4切欠け部23〜26が、腕時計ケース1に対するハウジング10の取付角度つまり45°の間隔で設けられているので、腕時計ケース1内に配置するときに、ハウジング10の第1〜第4位置決め部23〜26によってハウジング10の面方向における取付位置を規制することができる。
すなわち、図2において12時と6時とに位置する第1、第2切欠け部23、24を腕時計ケース1の位置決め突起28に係合させて位置決めすることができ、またハウジング10を面方向に45°回転させると、図5において12時と6時とに位置する第3、第4切欠け部25、26を腕時計ケース1の位置決め突起28に係合させて位置決めすることができる。これにより、ハウジング10を面方向に45°回転させても、腕時計ケース1内にハウジング10を正確に位置決めすることができ、腕時計ケース1に対する第1、第2表示部17、18の配置状態を正確に且つ良好に変更することができる。
また、この時計モジュール8では、ハウジング10の下側に設けられた地板22に、腕時計ケース1の第1〜第4押釦4〜7が選択的に対応する第1〜第6接点部材30〜35を、腕時計ケース1に対するハウジング10の取付角度つまり45°の間隔で設けているので、ハウジング10を面方向に45°回転させて腕時計ケース1に対する第1、第2表示部17、18の配置状態を変更させても、腕時計ケース1の第〜第4押釦4〜7をハウジング10側の第1〜第6接点部材30〜35に選択的に対応させることができる。
このため、この時計モジュール8では、ハウジング10を面方向に45°回転させて腕時計ケース1に対する第1、第2表示部17、18の配置状態を変更させても、接点部材を第1〜第4押釦4〜7の2倍の数、つまり8個設ける必要がなく、第1〜第6接点部材30〜35の6個ですむので、接点部材の数を最小限に抑えることができ、これによっても低価格化を図ることができる。
更に、この時計モジュール8では、第1、第2表示部17、18に対応する2つの表示用開口部11a、11bが横長の長方形状で互いに平行に形成された第1文字板11と、第1、第2表示部17、18に対応する4つの円形状の表示用開口部12a〜12dが四角形状に配列されて形成された第2文字板12とを備えているので、ハウジング10上に第1文字板11を配置すると、図1に示すように、この第1文字板11の2つの表示用開口部11a、11bが第1、第2表示部17、18に対応するので、第1、第2表示部17、18の各表示領域を横長の長方形状が互いに平行する配置状態にすることができる。
また、ハウジング10を面方向に45°回転させて、腕時計ケース1に対するハウジング10の取付角度を変え、この状態でハウジング10上に第2文字板12を配置すると、図4に示すように、この第2文字板12の4つの円形状の表示用開口部12a〜12dが第1、第2表示部17、18の両側部に対するので、第1、第2表示部17、18の表示領域を4つの円形状に分割して四角形状に配列した配置状態にすることができる。
なお、上記実施形態では、第1、第2文字板11、12を備え、腕時計ケース1に対するハウジング10の取付角度に応じて第1、第2文字板11、12のいずれかを選択してハウジング上に配置するように構成した場合について述べたが、これに限らず、例えば第2文字板12のみを用い、腕時計ケース1に対するハウジング10の取付角度に関係なく、常に第2文字板12のみをハウジング10上に配置することにより、文字板の共通化を図るようにしても良い。
また、上記実施形態では、腕時計ケース1内にハウジング10を配置する際、そのハウジング10を面方向に45°回転させた場合について述べたが、ハウジング10の取付角度は必ずしも45°である必要はなく、自由に角度を設定することができる。
また、上記実施形態では、ハウジング10に第1、第2表示部17、18の2つを設けた場合について述べたが、必ずしも表示部は2つである必要はなく、3つ以上であっても良く、またこれら第1、第2表示部17、18の形状は必ずしも横長の長方形状である必要もなく、自由な形状に形成しても良い。
また、上記実施形態では、ハウジング10に第1、第2表示部17、18の2つを設けた場合について述べたが、必ずしも表示部は2つである必要はなく、3つ以上であっても良く、またこれら第1、第2表示部17、18の形状は必ずしも横長の長方形状である必要もなく、自由な形状に形成しても良い。
更に、上記実施形態では、電子腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも電子腕時計である必要はなく、例えばとラベルウォッチや、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の電子時計にも適用することができる。
1 腕時計ケース
4〜7 第1〜第4押釦
8 時計モジュール
10 ハウジング
11 第1文字板
11a、11b 表示用開口部
12 第2文字板
12a〜12d 表示用開口部
17 第1表示部
18 第2表示部
23〜26 第1〜第4切欠け部
28 位置決め突起
30〜35 第1〜第6接点部材
4〜7 第1〜第4押釦
8 時計モジュール
10 ハウジング
11 第1文字板
11a、11b 表示用開口部
12 第2文字板
12a〜12d 表示用開口部
17 第1表示部
18 第2表示部
23〜26 第1〜第4切欠け部
28 位置決め突起
30〜35 第1〜第6接点部材
Claims (4)
- 時計ケース内に配置されるハウジングと、このハウジングに設けられた複数の表示部とを備えた時計モジュールにおいて、
前記ハウジングをほぼ円形状に形成し、このハウジングをその面方向に所定角度回転させて、前記時計ケースに対する前記ハウジングの取付角度を変えることにより、前記時計ケースに対する前記複数の表示部の配置状態を変更することを特徴とする時計モジュール。 - 前記ハウジングの外周部には、前記時計ケースに対して位置決めされる位置決め部が、前記ハウジングの前記取付角度に対応する間隔で複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の時計モジュール。
- 前記ハウジングには、前記時計ケースの側面に前記ハウジングの前記取付角度に対応する間隔で設けられた少なくとも2つの押釦にそれぞれ対応する接点部材が、前記ハウジングの前記取付角度に対応する間隔で少なくとも3つ設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の時計モジュール。
- 前記複数の表示部に対応する2つの表示用開口部が横長の長方形状で互いに平行に形成された第1文字板と、前記複数の表示部に対応する4つの円形状の表示用開口部が四角形状に配列されて形成された第2文字板とを備え、前記第1、第2文字板のいずれか一方が選択されて前記ハウジングの上面に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の時計モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005266504A JP2007078504A (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | 時計モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005266504A JP2007078504A (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | 時計モジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007078504A true JP2007078504A (ja) | 2007-03-29 |
Family
ID=37938987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005266504A Pending JP2007078504A (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | 時計モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007078504A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011137702A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Casio Computer Co Ltd | 端子板および腕時計 |
JP2013113825A (ja) * | 2011-12-01 | 2013-06-10 | Casio Comput Co Ltd | 電子機器 |
-
2005
- 2005-09-14 JP JP2005266504A patent/JP2007078504A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011137702A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Casio Computer Co Ltd | 端子板および腕時計 |
JP2013113825A (ja) * | 2011-12-01 | 2013-06-10 | Casio Comput Co Ltd | 電子機器 |
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