JP2005164273A - 電波時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電波の受信を確保しつつ外観を最大限に良好にすることを可能にする電波時計を提供すること。
【解決手段】 電波時計1は、非磁性非導電材からなるダイヤルリング40の背面にアンテナ60を円弧状に配置してなる。典型的には、アンテナ60がダイヤルリング40の外周よりも内側に配置される。また、典型的には、ダイヤルリング40がその外周にアンテナ60の外周を取囲む環状壁部を有し、環状壁部が胴20の内周に係合される突起を備える。更に、典型的には、ダイヤルリング40がその背面に円弧状凹部55を有し、該凹部55内にアンテナ60が配設される。なお、文字板16は典型的には金属製である。
【選択図】 図1

Description

本発明は電波時計に関する。
時刻情報を含む標準電波を受信して、該標準電波の時刻情報に基づいて、時刻を修正するようにした電波時計は、知られている。腕時計の如く携帯式で比較的小型の電波時計では、アンテナがムーブメントなどを収容する胴ないしケースに対して無視し難い大きさを有することから、典型的には、ケースの一側にアンテナ収容部分を別に設けていた(例えば、特許文献1のうち従来技術の説明の欄参照)。
このような時計は、デザインや外観等の面で必ずしも満足できるものでないことから、アンテナを時計のケース内に収容することも提案されている(特許文献1)。
しかしながら、この特許文献1に提案の電波時計では、典型的には、標準電波のうち文字板に対して垂直な向きの磁場成分の変動を検出すべく、環状鉄心を備えた環状のコイルのアンテナを文字板の背面側においてケース内に収容すると共に、該磁場変動により金属枠(ケースないし胴)や裏ブタに沿って円形の誘導電流(円電流)が生じるのを避けるべく、金属ケースや裏ブタの周方向の少なくとも一箇所に円電流の流路を断つ絶縁体領域を半径方向に設けている。この特許文献1では、ケースや裏ブタでの円電流の生起を考慮するだけで文字板における円電流の生起を考慮していないことから、明記はないものの、文字板として非導電体を用いることが、前提になっている。
なお、特許文献1の図12には、ケース(枠)の本体部とムーブメントとの間に、円弧状のアンテナを配置することも提案されているけれども、半径方向に延びた絶縁体領域を含むケースや裏ブタの構造や文字板に対する配置関係については図1〜図11とは区別されていない。従って、この特許文献1の技術では、ケースや裏ブタが絶縁体領域で半径方向に分断されること不可欠であり、外観の向上が十分に図られ難く、また、スリットの如き絶縁領域を設けることから構造が複雑化する。更に、文字板として、金属以外の非導電性材を用いなければならないから、外観上の見栄えや高級感の向上にも限度がある。
特開2003−35787号公報(図1〜図11、図12及びこれらの説明部分、並びに図13〜図14)
本発明は前記諸点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、電波の受信を確保しつつ外観を最大限に良好にすることを可能にする電波時計を提供することにある。
本発明の電波時計は、前記目的を達成すべく、非磁性非導電材からなるダイヤルリングの背面にアンテナを円弧状に配置してなる。
本発明の電波時計では、ダイヤルリングの背面にアンテナが配置されるので、ケース内において、アンテナがムーブメントその他の時計部品の配設スペースを低減させる虞れが最低限に抑えられ得る。また、本発明の電波時計では、ダイヤルリングが非磁性非導電材からなりその背面にアンテナが配設されるので、アンテナは非導電材製のダイヤルリングのところを通ってくる標準電波を受信し得るから、アンテナの受信性能が確保され得る。その結果、デザインその他の観点の要請に応じて、所望ならば、ケースや裏ブタだけでなく文字板を金属製にすることも可能になり、所望に応じて、外観を最大限に良好にすることが可能になる。この明細書において、金属は、合金を含む。
ここで、ダイヤルリングの背面とは、ダイヤルリングのうち時刻の目盛が表示された側の表面とは反対の表面側であり、ダイヤルリングと実際上重なる範囲内の領域であってダイヤルリングよりも裏蓋に近いケース内の領域を指す。但し、アンテナは、時計の厚さ方向に見て、典型的には、ダイヤルリングから離れたところではなくて、ダイヤルリングに近接した領域に配置される。すなわち、典型的には、アンテナはダイヤルリングの背面においてダイヤルリングに直接的又は間接的に取付けられる。但し、所望ならば、アンテナがダイヤルリングから間隔を置いて配置されていてもよい。
非導電性ダイヤルリングの背面に配置された円弧状アンテナは、非磁性で非導電性のダイヤルリングのところを介して胴ないしケース内に入る標準電波を受信し得る。円弧状アンテナは、例えば、標準電波のうち該アンテナの長手方向とほぼ平行な方向の磁場成分の変動を検出する。すなわち、裏ブタや文字板に垂直な方向ではなくて裏ブタや文字板の延在方向にほぼ沿った方向の磁場変動を検出する。従って、ケースや裏ブタや文字板が金属製で導電性でこれらの部分に円電流が誘導されても、該円電流による受信性能の劣化の虞れが最低限に抑えられ得る。
本発明の電波時計では、典型的には、アンテナがダイヤルリングの外周よりも内側に配置されている。これにより、アンテナとケースないし胴の円筒状本体部との間の間隙が確保され、ケースが金属製の如き導電性であってもケースによるアンテナの受信感度の低下が最低限に抑えられ得る。
本発明の電波時計では、典型的には、ダイヤルリングがその外周部にアンテナの外周部を取囲む環状壁部を有する。この場合、アンテナの外周と胴の円筒状本体部の内周との間隙が確実に確保され得るだけでなく、時計の半径方向に関して、アンテナがダイヤルリングによって安定に支持され易い。また、この場合、環状壁部が胴の内周に係合される突起を備えていてもよい。その場合、ダイヤルリングがケースの胴によって安定に支持され得、ダイヤルリングが実質的に中枠として機能し得る。換言すれば、この場合、中枠の一部をダイヤルリングとすることになる。但し、アンテナがダイヤルリングに対して固定されている場合、アンテナがその受信信号取出端子及び回路ブロックを介してムーブメントに対して取付けられるから、ダイヤルリングの外周の突起はなくてもよい。
本発明の電波時計では、典型的には、ダイヤルリングがその背面に円弧状凹部を有し、該凹部内にアンテナが配設されている。この場合、ダイヤルリングによるアンテナの支持が確実に行われ易い。
以上において、アンテナは、その受信信号取出端子が回路ブロックに接続されることにより回路ブロックにより多少なりとも支持され得るから、ダイヤルリングによって大まかな位置決めがされるだけでもよいけれども、ダイヤルリングが単なる位置決めだけでなくアンテナの支持をするようにアンテナがダイヤルリングに取付け又は固定されていてもよい。また、以上において、ダイヤルリングはアンテナだけでなく文字板を支え得る。
本発明の電波時計では、典型的には、文字板が金属製である。上述のように、本発明の電波時計ではダイヤルリングのところを介して電波の受信が確保されるので、文字板を金属製にすることが可能になり、デザイン的な美観の確保が容易になり、高級感のある電波時計が形成され易い。
本発明の電波時計において、典型的には、胴及び裏ブタも金属製である。その結果、本発明の電波時計では、ダイヤルリングのところを除いて、外側から視認可能な部分の全体が、金属で形成され得るから、電波時計であるにもかかわらず、その外観上の見栄えが最大限に高められ得、高級感のある時計が形成され得る。
本発明の電波時計は、ケースや裏ブタや文字板が金属製を使用しても、金属が有する導電性でこれらの部分に円電流が誘導されても、該円電流による受信性能の劣化の虞れが最低限に抑えられ得る。また、胴、裏ブタ及び文字板を金属製にすることが可能になり、デザイン的な美観の確保が容易になり、高級感のある電波時計が形成され易い。
次に、本発明の好ましい一実施の形態を添付図面に示した好ましい一実施例に基づいて説明する。
図1及び図2には、本発明による好ましい一実施例の電波時計1が示されている。電波時計1は、外観がいわゆる腕時計の形態であり、金属製でほぼ環状のケースないし胴20を有する。胴20は、ほぼ環状の胴本体部21と該胴本体部21の前面側から半径方向内向きに突出したフランジ状部ないし内向き鍔部22とを有する。胴20の内向き鍔部22の前面側には、環状凹部23が形成され、胴20の背面側端面24には環状凹部25が形成されている。胴20の前面側の環状凹部23には、パッキン11を介して外装ガラス12が嵌着され、胴20の背面側の開口部26には、金属製の裏ブタ13が螺着される。 裏ブタ13は、典型的には、金属製で、胴20の背面側端面24の環状凹部25のパッキン14により、胴20と裏ブタ13との間がシールされている。従って、時計1では、金属製の胴20と外装ガラス12と金属製の裏ブタ13とによって、外側の筐体15が形成される。従って、筐体15の外観上の見栄えが所望に応じて高められ得、高級感のある時計が形成され得る。但し、以下に説明するダイヤルリング40及びアンテナ60の配設及び保持が可能である限り、筐体15を個性する胴20や裏ブタ13や外装ガラス12の形状や結合及びシール構造等は他のどのようなものでもよい。
筐体15によって形成された室Rは、典型的には、該室Rの前後方向のほぼ中央部に位置する金属製の文字板16によって、表面側の指針収容領域R1と背面側の本体収容領域R2とに分けられる。すなわち、この電波時計1では、胴20や裏ブタ13だけでなく文字板16も金属製であるから、外観上の見栄えが所望に応じて最大限に高められ得、高級感のある時計が形成され得る。
本体収容領域R2には、ムーブメント30や回路ブロック70や駆動源となる電池(図示せず)等が配設され、ムーブメント30の前面側表面31上に文字板16が装着されている。ムーブメント30は、胴20及び裏ブタ13によって本体収容領域R2内でガタツクことなく保持され得る。指針収容領域R1では、ムーブメント30から文字板16を貫通して同心状に延びた夫々の軸(図示せず)に時針17,分針18,秒針19が取付けられている。なお、ムーブメント30は、外周縁部32の背面側に環状の回路ブロック装着凹部33を有する。
時計1は、胴20と文字板16との間に、非磁性で非導電性の材料、典型的には、樹脂からなるダイヤルリング40を有する。ダイヤルリング40は全体として環状で、ダイヤルリング40の前面側表面41は、半径方向に延びた幅の狭い外側環状表面42と、該外側表面42の半径方向内側端から半径方向内側程背面側に近づくように傾斜して半径方向内向きに延びた内側環状表面43とを有する。内側環状表面43には、時刻表示目盛が付されている。なお、前面側表面41には、周方向の複数箇所(図示の例では四箇所)に凹部44が形成され、該凹部44には、植え字ないし略字となる突起45が形成されている。植え字45はダイヤルリング40と一体成形されていても別体で形成されてダイヤルリング40の本体に固定されていてもよい。
この植え字45は、例えば、内側環状表面43よりも傾斜が小さく且つ内側環状表面43よりも半径方向内側まで延びた前面側表面46を有する。図示の例では、植え字45は、12時の位置と、3時の位置と、6時の位置と、9時の位置とに形成されている。ダイヤルリング40が植え字45を備えていなくてもよいけれども、次に説明するように、ダイヤルリング40と文字板16との安定な相互配置のためには、植え字45がダイヤルリングに形成されていることが好ましい。但し、ダイヤルリング40が、後述のように、背面側において、アンテナ60の配設領域を確保すると共に該アンテナ60を位置決めし得且つ文字板16を安定に受容し得、更に、全面側において、時刻表示目盛を表し得る限り、その前面側の形状や構造は、異なっていてもよい。
ダイヤルリング40の外周面47は、例えば、図1〜図3に示したような円筒状面になっており、該円筒状外周面47が実質的に胴20の本体部21の円筒状内周面27に小さな間隙を介して丁度嵌り込む。
但し、例えば、図2の(a)や(b)において想像線で示したように、半径方向外向きに突出した曲率半径の小さい部分円筒状の位置決め・係止突起48が周方向の三箇所又はそれより多い箇所に例えば実質的に等間隔に形成されていてもよい。その場合、突起48が胴20の本体部21の円筒状内周面27内に嵌着されることによって、ダイヤルリング40が室R内で位置決め・固定され得る。すなわち、その場合、ダイヤルリング40が他の部材を強固に支える中枠として働き得る。なお、ダイヤルリング40の胴部20への着脱が容易に行われ得るように突起48の軸線方向端面48a,48bが斜めに面取りされていてもよい。突起48は、ダイヤルリング40の周面47のうちダイヤルリング40の厚さ方向の全体ではなくてその一部に形成されていてもよい。
図3の(b)や図2の(b)からわかるように、ダイヤルリング40は、背面側の半径方向内縁部に環状凹部49を有する。従って、ダイヤルリング40の背面51は、その半径方向のほぼ全体にわたって半径方向に延びた半径方向外側面52と、該外側面52の内縁において環状凹部49の外周面を規定する円筒状面53と、該円筒状面53の延在端から半径方向内向きに延びた半径方向内側面54とを有する。この半径方向内側面54は、植え字47のうち半径方向内向きに突出した部分45aの背面45bと面一になっている。
従って、開口端26が上向きに向くように胴20が載置された状態で該胴20の開口部にダイヤルリング40が嵌込まれる際に、ダイヤルリング40は、外周面47が胴20の本体部21の円筒状内周面21aにほぼ接する状態で嵌り込み、その外側環状面42で胴20の鍔部22の内面22aに当接する。一方、ダイヤルリング40の背面側では、文字板16がダイヤルリング40の環状凹部49に丁度嵌込まれる。
すなわち、文字板16は、その目盛や文字などが表された前面側表面16aの外周縁部16bがダイヤルリング40の背面54,45aに当接し、該外周縁部の外周面が凹部49の周面53にほぼ接する状態で嵌り込む。なお、ダイヤルリング40の背面54又は45aには、例えば、図3の(b)に示したような小凸部又は小凹部Pが形成され、該小凸部又は小凹部Pが、文字板16の表面16aの所定位置に形成された相補的形状の凹部又は凸部(図示せず)に係合して、ダイヤルリング40と文字板16とが所定の位置関係で位置決めされる。なお、実際の組立てに際しては、典型的には、ダイヤルリング40や文字板16は、ムーブメント30や回路ブロック70と一体的に固定された後、その全体が胴20に対して所定位置に装着される。
ダイヤルリング40は、その背面51の外側面52のうち9時の位置と3時の位置との間であって12時の位置含む半円状領域に亙って延びアンテナ保持溝として働くアンテナ受容凹部55を有する。凹部55には、その延在端55a,55bの近傍に、アンテナ案内部として働くU字状の係止凸部56,57が形成されている。端部55a,55bが、夫々、係止凸部56,57に一致していてもよい。なお、アンテナ受容凹部55の延在領域は、アンテナの長さに応じて形成されるもので、図示の例のような約180度より狭い角度範囲でもよい。また、アンテナ受容凹部55は、典型的には、電波の受信に際して12時の位置を電波送信源の方に向けたときに受信感度が最大になるように12時の位置を中心にその両側に実質的に等しい角度範囲にわたって延在するけれども、所望ならば、3時や9時など別の角度位置を中心にその両側に延在していてもよい。
アンテナ受容凹部55には、受信アンテナ60が載置されている。アンテナ受容凹部55の外周側壁部58は、アンテナ60を該壁部58の厚さ分だけ確実に胴20の本体部21から離れた状態に保つ役割を果たす。アンテナ60は、例えば、フェライトのような軟磁性磁心61と、該磁心61に巻回された巻線ないしコイル62とを有する。図2の(b)及び図4では、多層に巻回されたコイル62が筒状体として模式的に示されている。コイル62の全体にコーティングなどが施されていてもよい。図2の(b)では、フェライト等のコアに巻線を巻くことを想定していることから、アンテナ60が、部分円弧毎の弦をなす折れ線の形態で示されているけれども、所望ならば、滑らかに湾曲した円弧状等であってもよい。
アンテナ60の端部64には、巻線62の両端につながったリード線として働くプリント配線パターン65,66を備えたリード基板67が取付・固定され、該リード基板65は、ムーブメント30の外周縁部32に形成された環状凹部33において、ムーブメント30に遊嵌された回路ブロック70と共に案内ピン71で位置決めされ更に止めねじ72で固定されている。従って、アンテナ60で受信された標準電波信号は、リード基板67を介して回路ブロック70に送られ、該回路ブロック70で標準電波信号から時刻情報が取り出される。但し、回路ブロック70は、更に、取り出された時刻情報に基づいて、ムーブメント30を駆動制御して、指針17,18,19を時刻情報で規定される時刻に一致させる。勿論、針合せを目的としたムーブメント30の駆動制御は、別の領域R2内に配設された別の回路ブロックで又は該別の回路ブロックと協働して行われてもよい。
なお、アンテナ60は、アンテナ受容凹部55内に安定に保持され得るように、図2の(b)において想像線68で示したような任意の保持手段でダイヤルリング40に固定されていてもよい。アンテナ60は、ダイヤルリング40に対して直接固定される代わりに該ダイヤルリング40に固定された回路ブロック70等他の部材に対して強固に固定されるようになっていてもよい。保持手段68は、電波の受信を妨げない限り、ダイヤルリング40の背面側において、アンテナ60の全体を覆うものであってもよい。
以上の如く構成された電波時計1では、ダイヤルリング40の背面にアンテナ60が配置されるので、ケースないし胴20内において、アンテナ60がムーブメント30その他の時計部品の配設スペースを低減させる虞れが最低限に抑えられ得る。また、この電波時計1では、ダイヤルリング40が非磁性非導電材からなりその背面にアンテナ60が配設されるので、アンテナ60は非導電材製のダイヤルリング40のところを通ってくる標準電波を受信し得るから、アンテナ60の受信性能が確保され得る。その結果、デザインその他の観点の要請に応じて、所望ならば、ケース(胴)20や裏ブタ13だけでなく文字板16を金属製にすることも可能になり、所望に応じて、外観上の見栄えを最大限に高めた高級感のある時計を形成することが可能になる。
また、この電波時計1では、アンテナ60がダイヤルリング40の外周よりも内側に配置されているので、アンテナ60と胴20の円筒状本体部21との間の間隙が確保され、胴20が金属製の如き導電性であっても胴20によるアンテナの受信感度の低下が最低限に抑えられ得る。
更に、この電波時計1では、ダイヤルリング40がその外周部にアンテナ60の外周部を取囲む環状壁部58を有するので、アンテナ60の外周と胴20の円筒状本体部21の内周との間隙が確実に確保され得るだけでなく、時計1の半径方向に関して、アンテナ60がダイヤルリング40によって安定に支持され易い。また、この電波時計1では、ダイヤルリング40がその背面51に円弧状凹部55を有し、該凹部55内にアンテナ60が配設されているので、ダイヤルリング40によるアンテナ60の位置決め・支持が確実に行われ易い。
本発明による好ましい一実施例の電波時計を示したもので、(a)は正面説明図、(b)は(a)のIB−IB線断面説明図。 図1の電波時計の一部を示したもので、(a)ダイヤルリング及び指針を示した斜視説明図、(b)はアンテナをダイヤルリングの背面の凹部に装着し回路ブロックに接続した状態を背面側から示した斜視説明図(但しムーブメントは省いて示されている)。 図1及び図2の電波時計のダイヤルリングを示したもので、(a)は時計ガラス側から見た斜視説明図、(b)は背面側から見た斜視説明図。 図1及び図2の電波時計で用いられるアンテナの斜視説明図。
符号の説明
1 電波時計
12 外装ガラス
13 裏ブタ
15 筐体
16 文字板
17,18,19 指針
20 胴
21 胴本体部
22 鍔部
23 環状凹部
24 背面側端面
25 環状凹部
30 ムーブメント
33 環状凹部
40 ダイヤルリング
41 前面側表面
42 外側表面
43 内側傾斜面
44 凹部
45 植え字
47 外周面
48 突起部
49 環状凹部
51 背面側表面
53 円筒状面
54 内側表面
55 円弧状凹部
56,57 受容突起部
60 アンテナ
61 磁心
62 コイル
65,66 リード配線パターン
67 リード基板
70 回路ブロック
72 止めねじ

Claims (7)

  1. 非磁性非導電材からなるダイヤルリングの背面にアンテナを円弧状に配置してなる電波時計。
  2. 前記アンテナが前記ダイヤルリングの外周よりも内側に配置されている請求項1に記載の電波時計。
  3. 前記ダイヤルリングがその外周部に前記アンテナの外周部を取囲む環状壁部を有する請求項2に記載の電波時計。
  4. 前記環状壁部がその外周面に胴の内周面に対して係合される突起を備える請求項3に記載の電波時計。
  5. 前記ダイヤルリングがその背面に円弧状凹部を有し、該凹部内に前記アンテナが配設されている請求項1から4までのいずれか一つの項に記載の電波時計。
  6. 文字板が金属製である請求項1から5までのいずれか一つの項に記載の電波時計。
  7. 胴及び裏ブタが金属製である請求項1から6までのいずれか一つの項に記載の電波時計。
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